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その日
そのひ【その日】
(on) that day.〜に限って on that particular day.〜暮しである live from hand to mouth.
その旨
そのむね【その旨】
to that[this]effect.⇒旨.
その時
そのとき【その時】
at that time;on that occasion;then.→英和
〜の of those days;the then <president> (当時).
その為
そのため【その為】
therefore;→英和
so;→英和
for that reason;consequently;→英和
accordingly.→英和
その物
そのもの【その物】
the very thing; <bravery> itself.→英和
芸術〜を愛する love art for its own sake.健康〜だ be the picture of health.
その積りで
そのつもり【その積りで】
for that purpose;with that intention.
その筋
そのすじ【その筋(の命により)】
(by order of) the authorities (concerned).
その節
そのせつ【その節】
on that occasion;at that time;then.→英和
その辺
そのへん【その辺】
about there.どこか〜 somewhere (about there).→英和
その通り
そのとおり【その通り】
[相手の言を肯定して]Just so./That's[You're]right./Exactly.
その道
そのみち【その道】
the line <of business> ;→英和
the profession[trade];→英和
the art (芸道);→英和
the field (方面).→英和
〜の人 a specialist;→英和
an expert.→英和
その頃
そのころ【その頃】
about[at]that time;in those days.〜の of those days.
そは
そは [1] 【粗葉】
粗末なタバコ。また,相手にタバコを勧めるとき,へりくだっていう語。「こんな―でよろしければどうぞ御呑み下さいまし/吾輩は猫である(漱石)」
そはい
そはい [0][1] 【鼠輩】
つまらない人間。つまらないやつら。「数にも足らぬ―の小賊/近世紀聞(延房)」
そはん
そはん [0] 【粗飯・麁飯】
粗末な飯。他人にすすめる食事をへりくだっていう語。粗餐(ソサン)。
そはんのう
そはんのう [2] 【素反応】
化学反応を構成する個々の基本的な反応。水素とヨウ素からヨウ化水素が生成する反応はただ一つの素反応から成る。大部分の化学反応は,いくつかの素反応が段階的に起こることにより進行する。
そば
そば 【稜】
(1)物のかど。とがった所。[名義抄]
(2)袴(ハカマ)のももだち。「袴の―取りて高く挟みて/今昔 29」
そば
そば [1] 【側・傍】
(1)わき。かたわら。近く。「ポストは交番の―にある」
(2)(「…するそばから」の形で)時間的な隔たりのないことを表す。…するとすぐ。「かせぐ―から使ってしまう」
そば
そば [1] 【蕎麦】
〔「そば(稜)」の意という〕
(1)タデ科の一年生作物。中央アジア原産で,日本へは古く渡来。茎は赤みを帯び,高さ約60センチメートルで,三角心形の葉を互生する。花は白色小形で,初秋,葉腋(ヨウエキ)・茎頂に多数総状につく。実は三角卵形で黒熟し,種子をひいて蕎麦粉とする。古名ソバムギ。[季]秋。
(2)蕎麦粉を水でこねて薄くのばし,細長く切った食品。ゆでてつけ汁につけたり,または汁をかけたりして食べる。そば切り。
蕎麦(1)[図]
そば
そば [1] 【岨】
〔近世以前は「そわ」〕
山の崖(ガケ)が切りたってけわしいところ。絶壁。
そば
そば【蕎麦】
buckwheat (穀物);→英和
buckwheat noodles (加工品).‖蕎麦粉 buckwheat flour.蕎麦屋 a noodle[soba]shop.
そば
そば【側】
the[one's]side (身近);→英和
the[one's]neighborhood (付近).〜の near;→英和
close by;→英和
neighboring.→英和
〜に by;beside;→英和
near <by> .〜に寄る draw[come]near <to> .
そばう
そば・う ソバフ 【戯ふ】 (動ハ下二)
⇒そばえる
そばうり
そばうり 【胡瓜】
キュウリの古名。[和名抄]
そばえ
そばえ ソバヘ 【日照雨】
「そばえ(戯へ){(2)}」に同じ。
そばえ
そばえ ソバヘ 【戯へ】
〔動詞「そばふ」の連用形から〕
(1)たわむれること。あまえること。
(2)〔「日照雨」とも書く〕
ある所だけに降っている雨。かたしぐれ。「嵐吹く時雨の雨の―にはせきの雄波の立つ空もなし/万代集」
そばえる
そば・える ソバヘル [3] 【戯える】 (動ア下一)[文]ハ下二 そば・ふ
(1)そよ風がやさしく吹く。「冷い頸元に―・える軽い風に吹かれていると/あらくれ(秋声)」
(2)馴れてたわむれる。あまえる。「―・へたる小舎人童などにひきはられて泣くもをかし/枕草子 39」
(3)動物がじゃれる。「目貫はくりから不動に猫の―・へる所を物ずき/浮世草子・御前義経記」
そばおしき
そばおしき 【傍折敷】
(1)膳の名。平折敷に脚をつけたもの。
(2)家紋の一。正方形を二つ組み入れた形のもの。
そばかす
そばかす【雀斑】
freckles.〜のある freckled <face> .
そばかす
そばかす [3] 【蕎麦滓】
(1)「蕎麦殻(ソバガラ)」に同じ。
(2)〔多く「雀斑」と書く〕
主として顔にできる褐色の小斑点。女子に多い。思春期に目立ちはじめ,日光にあたると増える。夏日斑(カジツハン)。雀卵斑(ジヤクランハン)。
そばがお
そばがお 【側顔】
横向きの顔。横顔。「人の頸のまはり,―を打ちなぐり/曾我 6」
そばがき
そばがき [2] 【蕎麦掻き】
蕎麦粉を熱湯で練ったもの。醤油やつゆをつけて食べる。そばねり。[季]冬。
そばがら
そばがら [0] 【蕎麦殻】
そばの実のから。枕などに詰めて用いる。そばかす。
そばき
そばき [0] 【側木】
木を二枚の竹で挟んで作った弓で,その挟まれている木。
そばきり
そばきり [2] 【蕎麦切(り)】
「蕎麦{(2)}」に同じ。
そばぐり
そばぐり [2] 【稜栗】
ブナの異名。果実に稜(ソバ)があることによる。
そばぐろのゆみ
そばぐろのゆみ 【側黒の弓】
側木(ソバキ)だけ黒く塗った弓。
そばこ
そばこ [3][2] 【蕎麦粉】
そばの実をひいて作った粉。練って,蕎麦掻き・蕎麦切りなどにして食べる。
そばこうけ
そばこうけ [3] 【側高家】
江戸幕府の職名。常に将軍に近侍した高家。また,その人。
そばざま
そばざま 【側方】
わきの方。かたわらの方。側面。「―に向きて鼻をひるほどに/宇治拾遺 2」
そばしゅう
そばしゅう [2] 【側衆】
江戸幕府の職名。将軍の側近にあって,小姓・小納戸・医師などを支配し,この中より側用取次(ソバヨウトリツギ)が選ばれた。老中の下に属し,交代で宿直して,老中退出後はその職務を代行。御側衆。
そばじ
そばじ 【岨路】
「岨路(ソバミチ)」に同じ。
そばじらきのゆみ
そばじらきのゆみ 【側白木の弓】
側木(ソバキ)が白木のままの弓。
そばずし
そばずし [2] 【蕎麦寿司】
飯のかわりに蕎麦を用いて,巻き寿司や握り寿司のように仕立てた料理。
そばぜん
そばぜん [2] 【側膳】
「横膳(ヨコゼン)」に同じ。
そばそば
そばそば 【端端】
はしばし。すみずみ。「御簾際の柱もと,―などよりわざとならず出でたる袖口/栄花(初花)」
そばそばし
そばそば・し 【稜稜し】 (形シク)
(1)かどばっている。「優婆塞が行ふ山の椎が本あな―・し床(トコ)にしあらねば/宇津保(菊の宴)」
(2)態度がよそよそしい。親しみがない。「弘徽殿女御,又この宮とも御なか―・しき故/源氏(桐壺)」
そばだつ
そばだ・つ [3] 【峙つ・聳つ】
■一■ (動タ五[四])
〔古くは「そばたつ」と清音。稜(ソバ)立つ,の意〕
岩・山などが,ほかよりひときわ高くそびえる。「山ガ―・ツ/ヘボン」「緑蔭水畔を彩り危巌四岸に―・ち/日本風景論(重昂)」
〔「そばだてる」に対する自動詞〕
■二■ (動タ下二)
⇒そばだてる(攲)
そばだつ
そばだつ【峙つ】
⇒聳(そび)える.
そばだてる
そばだてる【欹てる】
prick[cock]up <one's ears> (犬などが);listen closely[with all one's ears].
そばだてる
そばだ・てる [4] 【攲てる】 (動タ下一)[文]タ下二 そばだ・つ
〔古くは「そばたつ」と清音〕
(1)注意して見たり聞いたりする。「他人の話に耳を―・てる」「目を―・てる」
(2)一端をあげて傾ける。「傘ヲ―・テテ雨ヲ防グ/ヘボン」
(3)高くそびえ立たせる。「深き所には大船どもを―・てて/平家 9」
〔「そばだつ」に対する他動詞〕
[慣用] 枕を―
そばちょく
そばちょく [0] 【蕎麦猪口】
盛りそばのつけ汁を入れる容器。高台(コウダイ)はなく,畳付(タタミツキ)から口へ向けて直線的に広がる。染付・赤絵などが知られる。そばちょこ。
そばつ
そばつ [0] 【疎伐】
「間伐(カンバツ)」に同じ。
そばつき
そばつき 【側付き】
そばから見たようす。外観。「―ざればみたるも/源氏(帚木)」
そばつぎ
そばつぎ [0] 【側次・傍続】
(1)袖も袵(オクミ)もない,一種の肩衣。上着の上から羽織って着た。武士の常服。能装束に残る。
(2)摂関・大臣家の小直衣(コノウシ)。
そばつづき
そばつづき 【傍続】
「側次(ソバツギ)」に同じ。
そばづえ
そばづえ【側杖をくう】
suffer a by-blow <in another's quarrel> .
そばづえ
そばづえ [0][3] 【側杖・傍杖】
〔けんかのそばにいて,振りまわす杖で打たれることから〕
自分とは無関係のことで思わぬ災難を受けること。とばっちり。まきぞえ。
そばづえ=を食う
――を食・う
自分とは関係のないことで,思わぬ災難を受ける。とばっちりを受ける。
そばづかえ
そばづかえ [3] 【側仕え】
貴人・主君のそば近く仕えること。また,その人。そばづとめ。
そばづくえ
そばづくえ [3] 【傍机】
「脇机(ワキヅクエ)」に同じ。
そばづけ
そばづけ [0] 【傍付】
「脇付(ワキヅケ)」に同じ。
そばづたい
そばづたい [3] 【岨伝い】
〔近世以前は「そわづたい」〕
けわしい山道にそって行くこと。
そばづとめ
そばづとめ [3] 【側勤め】
「そばづかえ(側仕え)」に同じ。
そばどころ
そばどころ [3] 【蕎麦処】
(1)そばの名産地。
(2)そば屋。看板や暖簾(ノレン)に書く言葉。
そばな
そばな [2] 【蕎麦菜】
キキョウ科の多年草。山地に自生。高さ約80センチメートル。葉は互生し卵形ないし狭卵形で軟らかい。秋,茎頂に淡紫色の鐘状花をまばらにつける。
蕎麦菜[図]
そばにょうぼう
そばにょうぼう 【側女房】
めかけ。[日葡]
そばねり
そばねり [2] 【蕎麦練り】
「蕎麦掻(ガ)き」に同じ。
そばのき
そばのき 【蕎麦の木・稜の木】
(1)植物カナメモチの古名。
(2)植物ブナの古名。
そばのき
そばのき [0] 【傍軒】
(1)切妻屋根で,壁から外に向かって破風までの間の軒。外軒(ソトノキ)。
(2)「登り軒(ノキ)」に同じ。
そばはら
そばはら 【側腹】
(1)横腹。わきばら。「宮の左の御―に矢一すぢ立ちければ/平家 4」
(2)〔「そばばら」とも〕
めかけばら。妾腹(シヨウフク)。[日葡]
そばひら
そばひら 【側ひら】
かたわら。横の方。そば。「その山の―を巡れば,世の中になき花の木ども立てり/竹取」
そばまんじゅう
そばまんじゅう [3] 【蕎麦饅頭】
蕎麦粉に上新粉・ヤマノイモなどを加えてこね,餡(アン)を包んで蒸した饅頭。
そばみち
そばみち 【側道】
主街道のわきを通る間道。[日葡]
そばみち
そばみち [2] 【岨道・岨路】
〔近世以前は「そわみち」〕
けわしい山道。そばじ。
そばむ
そば・む 【側む】
〔名詞「傍(ソバ)」の動詞化〕
■一■ (動マ四)
(1)わきへ寄る。かたわらに寄る。「まことに怖しき物から,…さしのきて―・みて居ぬ/今昔 14」
(2)横を向く。「わりなく恥かしければ,―・みておはする様体など/源氏(玉鬘)」
(3)かたよる。正道から外れる。「はや申楽に―・みたる輪説とし/風姿花伝」
(4)ひがむ。うらむ。すねる。「大方なにやかやとも―・み聞え給はで/源氏(蛍)」
■二■ (動マ下二)
⇒そばめる
そばむぎ
そばむぎ 【蕎麦】
植物ソバの古名。[本草和名]
そばむく
そばむ・く 【側向く】
■一■ (動カ四)
そっぽを向く。わきを向く。「さりげなくて,うち―・きてゐたり/堤中納言(はいずみ)」
■二■ (動カ下二)
顔や体をわきへ向ける。[日葡]
そばめ
そばめ [3] 【側目】
(1)かたわらから見ること。また,第三者の目。はため。
(2)横顔。「御額髪の,やうやう濡れゆく御―,あてになまめかし/源氏(若菜上)」
そばめ
そばめ [0][3] 【側女・側妻】
(1)本妻以外の妻。めかけ。てかけ。
(2)そば近くに仕える女。
そばめ=にかく
――にか・く
(1)横目に見る。「月をすこし―・けつつ/平家 4」
(2)よそよそしくする。冷たい目で見る。「御気色も悪しく,朋輩も―・けければ/曾我 1」
そばめる
そば・める [3] 【側める】 (動マ下一)[文]マ下二 そば・む
(1)横へ向ける。特に,目をそむける。横目で見る。「貫一は目を―・めて彼を訝(イブカ)りつ/金色夜叉(紅葉)」
(2)かたわらへ寄せる。「幕を捨て旗を―・めて/太平記 14」
そばや
そばや [2] 【蕎麦屋】
蕎麦などのめん類を食べさせる店。
そばやく
そばやく [0] 【側役】
主君のそば近く仕える役目。また,その人。昵近衆(ジツキンシユウ)。
そばゆ
そばゆ [2] 【蕎麦湯】
(1)熱湯で蕎麦粉を溶いた飲み物。[季]冬。《古を好む男の―かな/村上鬼城》
(2)蕎麦をゆでたあとの湯。蕎麦つゆに入れて薄めて飲む。
そばゆ
そば・ゆ 【戯ゆ】 (動ヤ下二)
〔ハ行下二段動詞「そばふ」の転。中世後期以降の語〕
「そばえる」に同じ。「狗子(エノコロ)の―・ゆるやうに,すれまとひ/仮名草子・東海道名所記」
そばようとりつぎ
そばようとりつぎ [5] 【側用取次】
江戸幕府の職名。側衆の中から選ばれた,将軍と老中との間の取次役。定員三名。御側御用取次。御用取次。
そばようにん
そばようにん [3] 【側用人】
江戸幕府の職名。将軍の側近く仕え,その命令を老中に伝達し,また老中よりの上申などを将軍に取り次ぎ,さらに将軍に意見を具申する重職。定員一名で,待遇は老中に準ずるが,権勢は老中をしのいだ。柳沢吉保・田沼意次などが有名。御側御用人。
そばん
そばん [0] 【礎盤】
柱と礎石の間に置かれた石または木の台。唐様建築や古代ギリシャ・ローマ建築などで用いられた。双盤(ソウバン)。
そばボーロ
そばボーロ [3] 【蕎麦―】
焼き菓子の一。蕎麦粉を用い,梅の花形に焼いたボーロ。京都の銘菓。
そひ
そひ [1] 【祖妣】
〔「妣」は亡母の意〕
(1)先祖と死んだ母。
(2)死んだ祖母。
⇔祖考
そひつ
そひつ [0] 【楚筆・粗筆】
(1)作りの悪い筆。
(2)粗末な筆跡。また,自分の筆跡をへりくだっていう語。拙筆。
そひょう
そひょう [0] 【粗氷】
霧氷の一種。空気中の過冷却した微細な水滴が地物や樹木に凍りつき,無数の氷粒の層となったもの。樹氷に比べ,氷は透明に近く,また粒子の形もはっきりしない。
そひん
そひん [0][1] 【粗品・麁品】
(1)粗悪な物。粗物。「御覧に足らぬ―なりとも御収納下され/近世紀聞(採菊)」
(2)「そしな(粗品)」に同じ。
そび
そび 【鴗】
カワセミの異名。[和名抄]
そび
そび [1] 【鼠尾】
筆の異名。
そび
そび
〔動詞「そびく(誘)」の語幹か〕
(「そびをかう」の形で)誘いをかけていどむこと。挑発すること。「鬼殿―をかはるるな/浄瑠璃・日本振袖始」
そびえる
そび・える [3] 【聳える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 そび・ゆ
(1)山・建物などがひときわ高く立つ。そそりたつ。「眼前に―・えるアルプスの山々」「大木が―・える」
(2)背丈が高くすらりとしている。「宣旨の君は,ささやけ人の,いとほそやかに―・えて/紫式部日記」
そびえる
そびえる【聳える】
tower;→英和
rise;→英和
soar.→英和
雲に〜 tower above the clouds.
そびかう
そびか・う ソビカフ 【誘かふ】 (動ハ四)
引き合う。競い合う。「此有難い塩梅を腰元共が―・うて配分さしてはなるまいと/浄瑠璃・蘆屋道満」
そびきだす
そびきだ・す 【誘き出す】 (動サ四)
誘い出す。おびきだす。「幸明日は廿五日北野まいりと―・し/浮世草子・好色産毛」
そびきもの
そびきもの [0] 【聳き物】
連歌・俳諧で,天象のうち雲・霞(カスミ)・煙など,そびえたなびくものの称。三句隔つべきものとする。
そびく
そび・く 【聳く】 (動カ四)
(1)そびえる。「丹波太良が―・く昼時(之道)/江鮭子」
(2)雲・霞(カスミ)・煙などがたなびく。「黒雲空に―・きて甘露の雨降ること/今昔 7」
そびく
そび・く [2] 【誘く】 (動カ五[四])
(1)さそう。さそいをかける。「重々しく―・きかけると/婦系図(鏡花)」
(2)無理に連れて行く。しょっぴく。「山主公のお館へ―・いて行くがおいらが役目/歌舞伎・名歌徳」
そびやか
そびやか 【聳やか】 (形動ナリ)
ほっそりしているさま。すらりとして背が高いさま。「御さま,たけ―にけだかきものから/宇津保(蔵開上)」
そびやかす
そびやか・す [4] 【聳やかす】 (動サ五[四])
高くする。肩などをいからせる。「肩を―・す」
そびやかす
そびやかす【聳やかす】
draw[perk]up <the shoulders> .
そびやぐ
そびや・ぐ 【聳やぐ】 (動ガ四)
すらりとしている。「いたう―・き給へりしが/源氏(松風)」
そびゆ
そび・ゆ 【聳ゆ】 (動ヤ下二)
⇒そびえる
そびょう
そびょう [1][0] 【祖廟】
祖先の霊をまつるみたまや。
そびょう
そびょう【素描】
a rough sketch.
そびょう
そびょう [0] 【素描】 (名)スル
〔(フランス) dessin〕
(1)単色の線などで物の形を表した絵。本来は創作の予備的な下絵として描かれた。また,彩画と対比されることもある。デッサン。
(2)物事の全容を把握するために要点を簡単に書き記すこと。また,その文。
そびょう
そびょう [0] 【粗描】 (名)スル
あらく描写すること。おおざっぱな描写。
そびら
そびら 【背】
〔「背(ソ)平」の意〕
背。背中。「―には千入(チノリ)の靫(ユギ)を負ひ/古事記(上)」
そびる
そび・る (動ラ下二)
⇒そびれる
そびれる
そび・れる [3] (動ラ下一)[文]ラ下二 そび・る
他の動詞の連用形に付いて,機会を失ってできなかった,の意を表す。「言い―・れる」「ゆふべは寝―・れて/滑稽本・浮世風呂(初)」
そびれる
そびれる
fail to <say> ;miss a chance <to do> .→英和
そふ
そふ [1] 【祖父】
〔古くは「そぶ」〕
父母の父親。じじ。おじいさん。
⇔祖母
そふ
そふ [1] 【粗布】
(1)粗末な布。
(2)織り目のあらい綿布。太めの単糸を用いた平織物。カーテン・シーツなどに用いる。
そふ
そふ【祖父】
a grandfather.→英和
そふき
そふき 【歴草】
牛馬などの胸前の,草を押し分けて進む部分。また,牛馬のわきの骨。そほき。[和名抄]
そふく
そふく [0] 【粗服】
粗末な衣服。
そふく
そふく [0][1] 【素服】
(1)染めてない素地(キジ)のままで作った衣服。
(2)喪服。
そふぼ
そふぼ【祖父母】
grandparents.
そふぼ
そふぼ [2] 【祖父母】
祖父と祖母。
そぶ
そぶ 【蘇武】
(?-前60) 中国,前漢の名臣。字(アザナ)は子卿。匈奴(キヨウド)に使いして捕らえられ帰順をすすめられたが,節を曲げず,19年間北海のほとりの無人の地で牧者として暮らす。のち,漢と匈奴との和議が調って帰国した。
→雁(カリ)の使い
そぶえ
そぶえ 【祖父江】
愛知県北西部,中島郡の町。木曾川下流東岸に位置し,繊維業・園芸が盛ん。
そぶり
そぶり [1][0] 【素振り】
口には出さないが,表情や身振りに表れたようす。けはい。「つれない―」「―も見せない」
そぶり
そぶり【素振り】
[顔色]an air;→英和
a look;→英和
[態度]behavior;→英和
manner.→英和
〜をする behave oneself <like a stranger> .〜の怪しい男 a man of suspicious behavior.
そぶん
そぶん 【処分】
遺産を分配すること。また,その遺産。そうぶん。「尾張の熱田の社などをぞ御―ありける/増鏡(あすか川)」
そぶん
そぶん [0] 【素文・麁文】
(1)漢文で,注釈に対して,本文の称。
(2)返り点・訓点などを付していない漢文。白文。
そべる
そべ・る [2] (動ラ五[四])
長々と横になる。寝そべる。「もうお―・りなさいませ/滑稽本・膝栗毛 2」
〔現代語では,「寝そべる」のように,複合動詞として用いる〕
そほ
そほ 【赭】
⇒そお(赭)
そほう
そほう [0] 【素封】
〔「史記(貨殖伝)」から。「素」は空しい,「封」は封土の意〕
領地はもたないが富んでいて,王侯にも比すべき人。財産家。金持ち。
そほう
そほう 【蘇峰】
⇒徳富(トクトミ)蘇峰
そほう
そほう【粗放な】
careless;→英和
reckless.→英和
粗放農業 extensive agriculture.
そほう
そほう [0] 【粗放・疎放】 (名・形動)[文]ナリ
大ざっぱなこと。綿密でないこと。また,そのさま。「去年病気に罹つてからは,生変(ウマレカワ)つた様な―な性質(ココロ)になつて/はやり唄(天外)」
[派生] ――さ(名)
そほうか
そほうか [0] 【素封家】
金持ち。財産家。
そほうか
そほうか【素封家】
a wealthy person[family].
そほうのうぎょう
そほうのうぎょう [4] 【粗放農業】
単位面積あたりの土地に資本や労力を多く投下せず,自然の力にまかせて営む農業。
⇔集約農業
そほうひ
そほうひ ソハウヒ 【蘇芳菲】
雅楽の曲名。乞食調(コツジキチヨウ)。そはひ。
そほに
そほに 【赭土】
⇒そおに(赭土)
そほぶね
そほぶね 【赭船】
⇒そおぶね(赭船)
そほん
そほん [0] 【素本・麁本】
漢文の本で,訓点や注釈のない白文だけのもの。白本。すほん。
そほん
そほん [0] 【祖本】
流布本のもとになっている本。また,写本の系統の最初のもの。
そほん
そほん [0] 【粗笨】 (名・形動)[文]ナリ
粗っぽくてぞんざいな・こと(さま)。「―な計画」「翁の言は…論理極めて―,屡々矛楯撞着して/復活(魯庵)」
[派生] ――さ(名)
そぼ
そぼ【祖母】
a grandmother.→英和
そぼ
そぼ [1] 【祖母】
父母の母親。ばば。おばあさん。
⇔祖父
そぼう
そぼう [0] 【粗紡】
紡績で,粗糸を作る工程。
→精紡
そぼう
そぼう [0] 【素望】
かねてからの希望。素志。宿望。
そぼう
そぼう【粗暴な】
wild;→英和
rough;→英和
rude.→英和
そぼう
そぼう [0] 【粗暴】 (名・形動)[文]ナリ
荒々しく乱暴な・こと(さま)。「―な振る舞い」
[派生] ――さ(名)
そぼかたむきこくていこうえん
そぼかたむきこくていこうえん 【祖母傾国定公園】
大分・宮崎県境にある祖母山(1756メートル)・傾山(1602メートル)を中心とする国定公園。山岳・峡谷美にすぐれる。
そぼく
そぼく【素朴】
simplicity.→英和
〜な simple;→英和
artless;→英和
unsophisticated.→英和
そぼく
そぼく [0] 【素朴・素樸】 (名・形動)[文]ナリ
(1)飾り気がなく,ありのままな・こと(さま)。「―な人柄」「白木造りの―な神社建築」
(2)考え方などが単純で,綿密な検討を経ていない・こと(さま)。「―な疑問」「其文も亦た―にして,更に味ひなし/日本開化小史(卯吉)」
[派生] ――さ(名)
そぼく
そぼく [0][1] 【素木】
着色などしない木。しらき。
そぼく
そぼく [0] 【粗朴・粗樸】 (名・形動)[文]ナリ
粗末で飾り気のないこと。また,そのさま。
そぼくじつざいろん
そぼくじつざいろん [6] 【素朴実在論】
〔naive realism〕
〔哲〕 事物はただ端的に実在しており,主観の意識や表象はそれを模写するものにすぎないとする考え。
→模写説
そぼさん
そぼさん 【祖母山】
大分県と宮崎県の境にある山。九州山地の一峰。海抜1756メートル。神武天皇の祖母(豊玉姫)をまつることからこの名がある。
そぼそぼ
そぼそぼ [1] (副)
雨のそぼ降るさま。しょぼしょぼ。「見る間に雨―と降り出でたり/千山万水(乙羽)」
そぼつ
そぼ・つ 【濡つ】
〔古くは「そほつ」「そほづ」〕
■一■ (動タ四)
(1)ぐっしょりぬれる。うるおう。「稲葉の露に―・ちつつ分け行くほど/徒然 44」
(2)雨がしとしとと降る。そぼふる。「初時雨くもりもあへずふり―・ち/蜻蛉(上)」
〔現代では「ぬれそぼつ」など,複合語形で用いられる〕
■二■ (動タ上二)
{■一■(1)}に同じ。「あさごほりとくるまもなき君によりなどて―・つる袂なるらむ/拾遺(恋二)」
そぼぬれる
そぼぬ・れる [0][4] 【そぼ濡れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 そぼぬ・る
びっしょりとぬれる。ぬれそぼつ。しょぼぬれる。「雨に―・れて来た辛さも全く忘れて/田舎教師(花袋)」
そぼふる
そぼふ・る [3] 【そぼ降る】 (動ラ五[四])
〔中世末頃まで「そほふる」〕
雨が静かに降る。しとしとと降る。「雨が―・る」
そぼふる
そぼふる【そぼ降る(雨)】
(a) drizzle.→英和
そぼる
そぼ・る 【戯る】 (動ラ下二)
(1)たわむれる。ふざける。「年のうちの祝ひごとどもして―・れあへるに/源氏(初音)」
(2)しゃれる。「書きざま今めかしう―・れたり/源氏(胡蝶)」
そぼろ
そぼろ [0]
■一■ (名)
白身の魚やエビをゆでてほぐしたもの・ひき肉・卵などを調味して煎(イ)った食品。田麩(デンブ)より粗めのものをいうことが多い。
■二■ (名・形動)[文]ナリ
(1)みすぼらしい衣服。また,みすぼらしいさま。「身には―をまとへども/歌舞伎・青砥稿」「形(ナリ)も―なその上に,顔のかまへもただならぬ/歌舞伎・四谷怪談」
(2)細かい・こと(さま)。「葱を細くそいで鞍下の極(ゴク)といふとこを―に刻んで/安愚楽鍋(魯文)」
そぼ濡れる
そぼぬ・れる [0][4] 【そぼ濡れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 そぼぬ・る
びっしょりとぬれる。ぬれそぼつ。しょぼぬれる。「雨に―・れて来た辛さも全く忘れて/田舎教師(花袋)」
そぼ降る
そぼふる【そぼ降る(雨)】
(a) drizzle.→英和
そぼ降る
そぼふ・る [3] 【そぼ降る】 (動ラ五[四])
〔中世末頃まで「そほふる」〕
雨が静かに降る。しとしとと降る。「雨が―・る」
そま
そま [0][1] 【杣】
(1)木を植え育てて木材をとる山。杣山(ソマヤマ)。
(2)山から木材を切り出す人。きこり。杣人(ソマビト)。杣夫(ソマフ)。
(3)杣山から切り出した木。杣木(ソマギ)。
そま
そま【杣】
a timber forest (山);timber (木);→英和
a woodcutter (人).→英和
そまい
そまい [0] 【租米】
租税として納入する米。年貢米。
そまいた
そまいた [0] 【杣板】
杣木から作り出す板。
そまいり
そまいり [0] 【杣入り】
木を切るために杣山に入ること。
そまいれ
そまいれ [0] 【杣入れ】
杣山の杣木を切り取ること。
そまかく
そまかく [0] 【杣角】
主に広葉樹大径材で,玉切り後に現地で斧(オノ)や手斧(チヨウナ)などを用いて四方を削(ハツ)った角材。野角。
そまかた
そまかた 【杣方・杣形】
山林の木の,茂った所。「―に道やまどへるさを鹿の/千載(秋下)」
そまがわ
そまがわ [0] 【杣川】
杣木を流し運ぶ川。杣下しをする川。「―におろす筏のいかにとも/浜松中納言 3」
そまぎ
そまぎ [0] 【杣木】
(1)杣山に生えている樹木。
(2)杣山から切り出した木。
そまくさ
そまくさ 【蘇莫者】
⇒そまくしゃ(蘇莫者)
そまくしゃ
そまくしゃ 【蘇莫者】
雅楽の一。左方の古楽で盤渉(バンシキ)調の中曲。一人舞の走り舞。装束は胡裲襠(コウチカケ)・走り物袍(ホウ)に黄色の蓑(ミノ),金色の猿面をつけ,桴(バチ)を持つ。笛役が一人侍立して笛を吹く。そまくさ。
蘇莫者[図]
そまくだし
そまくだし [3] 【杣下し】
杣木を筏(イカダ)に組んで川を流し下すこと。
そまごや
そまごや [0] 【杣小屋】
杣人のいる小屋。きこり小屋。
そまだざいく
そまだざいく [4] 【杣田細工】
青貝に金銀の切り金を交えた螺鈿(ラデン)の一種。江戸中期,富山藩の細工師杣田清輔が創始。
そまだし
そまだし [0] 【杣出し】
杣木を山から切り出すこと。
そまつ
そまつ【粗末な】
coarse <food> ;→英和
humble;→英和
crude;→英和
poor <clothes> ;→英和
plain <features> .→英和
〜にする[人を]treat unkindly;neglect;→英和
[品物を]handle carelessly;waste.→英和
〜ななりをした plainly clothed.身体を〜にする neglect one's health.
そまつ
そまつ [1] 【粗末】 (名・形動)[文]ナリ
(1)作りが雑なこと。品質が劣っていること。また,そのさま。「―な着物」「―な食事」
(2)扱い方がおろそかなこと。大切に扱わないこと。また,そのさま。「親を―にする」「金を―にする」
(3)軽はずみなさま。「―第一ノ人デゴザル/日葡」
→おそまつ
[派生] ――さ(名)
そまつくり
そまつくり [3] 【杣作り】
杣木を養い育てること。
そまどり
そまどり [0][4] 【杣取り】
杣山から木材を切り出すこと。また,その木材を斧(オノ)で削って角材などに作ること。
そまなけ
そまなけ [3] 【蘇摩那華】
〔梵 Sumanā〕
仏典にあらわれるインドの花の名。花は黄白色で四方に垂れて天蓋(テンガイ)に似,香気があるという。
そまはん
そまはん [0] 【杣判】
山野で伐採した木に刻む,自家の木印(キジルシ)。木判。判立て。切り判。
そまびと
そまびと [0][2] 【杣人】
杣木を切ることを職業とする人。きこり。杣夫(ソマフ)。そまうど。
そまみち
そまみち [2] 【杣道】
杣人の通る道。細くけわしい山道。
そまむぎ
そまむぎ 【蕎麦】
「そばむぎ(蕎麦)」に同じ。「―をうゑて侍りけるを/著聞 12」
そまやま
そまやま [0] 【杣山】
木材とするための樹木を植えてある山。そま。
そまる
そま・る [0] 【染まる】 (動ラ五[四])
(1)色がつく。その色になる。「布が赤く―・る」「夕日に赤く―・る」「山が錦(ニシキ)に―・る」
(2)(よくないものの)影響を受けて,その傾向をもつ。感化される。「悪に―・る」
そまる
そまる【染まる】
be dyed (色);be smeared <with blood> ;be imbued <with> (感染);be tainted <with vice> (汚染).
そまん
そまん [0] 【疎慢・粗慢】 (名・形動)[文]ナリ
おおざっぱでしまりがないこと。いいかげんでおろそかなこと。また,そのさま。「翁は,元来―にして,不学なるゆゑ/蘭学事始」
そまんじゅ
そまんじゅ 【蘇曼殊】
(1884-1918) 中国,清末・民国初期の詩人・小説家。名は玄瑛(ゲンエイ)。曼殊は僧号。日本人を母として横浜で生まれた。革命的文学結社「南社」に参加したが,のち日本や東南アジア諸国を放浪。詩は感傷的傾向が濃い。自伝的小説「断鴻零雁記」。スー=マンシュー。
そみかくだ
そみかくだ 【曾美加久堂・蘇民書札】
修験者・山伏などの異名。山伏。「幾かへり行き来の嶺の―/金槐(雑)」
そみつ
そみつ [0] 【疎密・粗密】
密度のあらいことと細かいこと。「人口の―」
そみつ
そみつ 【酥蜜・蘇蜜】
牛の乳を精製したもの(酥)と,蜂蜜。飲料・薬用・供物などに用いた。「―を作て麨(ムギコ)に和合して/今昔 3」
そみつは
そみつは [3] 【疎密波】
物質の密度の変化が伝わる波。縦波の一種。空気中を伝わる音波など。
そみんしょうらい
そみんしょうらい [4][1] 【蘇民将来】
(1)疫病よけの神の名。貧者だったが,神に宿を貸したお礼に茅(チ)の輪を作って疫病から免れる方法を教えられたという(備後風土記)。
(2)災厄を除いて福徳を祈る護符の一。六角または八角の棒や木札・紙札などの形状がある。「大福長者蘇民将来子孫人也」などの語を記す。毎年正月,寺社で発行する。
蘇民将来(2)[図]
そむ
そ・む [0] 【染む】
■一■ (動マ五[四])
(1)染まる。「あけに―・みて半死半生/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(2)影響を受ける。心に深く感じる。「卑屈と申す習慣(ナラワシ)に―・みて/民権自由論(枝盛)」「病ニ―・ミタ/ヘボン」「此の所を見るに,心深く―・みて更にほかの念ひなし/今昔 11」
(3)打ち消しの語を伴って,自分の気持ちになじまない,気にいらない意を表す。「意に―・まぬ結婚」「お前と私が間を心に―・まぬ雲霧に隔てさせてはならぬ/谷間の姫百合(謙澄)」
〔「染める」に対する自動詞〕
■二■ (動マ下二)
⇒そめる
そむ
そ・む 【初む】 (動マ下二)
⇒そめる
そむき
そむき 【背き】
〔動詞「背く」の連用形から〕
(1)出家すること。「多うは思ひなり給ひにし,御世の―なれば/源氏(鈴虫)」
(2)うしろ。背面。「なきすみのふなせを過ぎて今みれば―に霞むあはの島山/夫木 23」
そむきざま
そむきざま 【背き様】 (形動ナリ)
反対になるさま。「ゆだけの片の身を縫ひつるが,―なるを見つけで,とぢめもしあへず/枕草子 95」
そむきそむき
そむきそむき 【背き背き】 (形動ナリ)
互いにそむきあっているさま。べつべつ。「あやしく―にさすがなる御諸恋なり/源氏(藤裏葉)」
そむく
そむ・く [2] 【背く・叛く】
■一■ (動カ五[四])
〔「背(ソ)向く」の意で(6) が原義〕
(1)人の意志にしたがわない。命令や意向に反する。「師の教えに―・く」「国王の仰ごとを―・かば,はや殺し給ひてよかし/竹取」
(2)裏切る。反逆する。「主君に―・く」
(3)(世間・人などから)はなれる。すてる。「世を―・く(=出家スル)」
(4)決まりなどに違反する。反する。「約束に―・く」「法に―・く」「掟ヲ―・ク/ヘボン」
(5)予想される結果と反対になる。「期待に―・く」「横綱の名に―・かぬ取り口」
(6)うしろを向く。背中を向ける。「伯爵夫人は寝返りして,横に―・かむとしたりしが/外科室(鏡花)」「明カリニ―・イテ立ツ/ヘボン」
〔「背ける」に対する自動詞〕
[可能] そむける
■二■ (動カ下二)
⇒そむける
そむく
そむく【背く】
(1)[反する]disobey;→英和
go against;break <a promise> ;→英和
violate <the law> .→英和
(2)[反逆する]rise[revolt] <against> ;→英和
betray <one's country> .→英和
親の意に背いて against one's parents' wishes.期待に〜 be contrary to a person's expectations.
そむける
そむ・ける [3] 【背ける】 (動カ下一)[文]カ下二 そむ・く
〔「背(ソ)向ける」の意〕
(1)背を向ける。そらす。「顔を―・ける」「あまりの惨状に思わず目を―・ける」
(2)(明かりなどを)反対のほう,うしろのほうに向ける。「火ほのかに壁に―・け/源氏(帚木)」
(3)心を離す。離反する。「督は,日にそへて人にも―・けられゆくに/増鏡(新島守)」「主人ニ心ヲ―・ケテイル/日葡」
〔「背く」に対する他動詞〕
そむける
そむける【背ける】
avert <one's eyes from> ;→英和
turn <one's face> away.
そむない
そむな・い (連語)
〔「そもない」の転〕
…そうもない。「若死し―・い聟の所を聞き立てしに/浮世草子・娘容気」
そめ
そめ [0] 【染(め)】
(1)染めること。また,染めたもの。「―に出す」「友禅―」
(2)染めた色。また,染めた色の具合。「―のいい布地」「―が悪い」
そめ
そめ【染め】
coloring;→英和
dyeing.→英和
〜が良(悪)い be well (badly) dyed.〜模様 a printed pattern.
そめあがり
そめあがり [0] 【染め上(が)り】
染め上がること。また,染めの出来栄え。「―がよい」
そめあがる
そめあが・る [4] 【染め上(が)る】 (動ラ五[四])
(衣服などが)染めて仕上がる。「美しく―・る」
そめあげ
そめあげ [0] 【染(め)上げ】
染め上げること。また,その出来栄え。
そめあげる
そめあ・げる [4][0] 【染(め)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 そめあ・ぐ
染めてその色に仕上げる。また,染める作業を終える。染めてしまう。「生地を―・げる」
そめい
そめい ソメヰ 【染井】
東京都豊島区巣鴨・駒込あたりの旧地名。江戸時代は植木屋が多かった。都営の染井霊園がある。
そめい
そめい [0] 【疎明・疏明】
(1)いいわけ。釈明。
(2)訴訟法上,当事者が確からしいという推測を裁判官に生じさせること。または,これに基づいて裁判官が一応の推測を得た状態。
そめいい
そめいい 【染め飯】
クチナシで黄色に染めた強飯(コワメシ)。駿河国瀬戸(現在の静岡県藤枝市内)の名物。「爰はたて場にて―の名物なれば/滑稽本・膝栗毛 3」
そめいと
そめいと [0] 【染(め)糸】
染めた糸。色糸。
そめいよしの
そめいよしの ソメヰ― [4] 【染井吉野】
サクラの一種。オオシマザクラとエドヒガンとの雑種。木の生長が早く,各地で栽植される。寿命は短い。春,葉に先立って開花し,花は淡紅色五弁。萼(ガク)・花柄・葉などに軟毛が多い。幕末の頃,江戸染井の植木屋から売り出されたのでこの名がある。吉野桜。
そめいれ
そめいれ 【染(め)入れ】
種々の色を交えて染め出すこと。また,染め出したもの。
そめいろ
そめいろ 【蘇迷盧】
〔梵 Sumeru〕
須弥山(シユミセン)のこと。
そめいろ
そめいろ【染め色】
(dyed) color.→英和
そめいろ
そめいろ [0] 【染(め)色】
染料で染め出した色・色目。織り色・塗り色に対していう。
そめおろし
そめおろし [3] 【染(め)卸し】
水気をしぼり,醤油をかけた大根おろし。
そめかえ
そめかえ [0] 【染(め)変え・染(め)替え】
染め物を脱色し,同色または別の色柄に染め直すこと。染め直し。
そめかえす
そめかえす【染め返す】
dye again;redye.
そめかえす
そめかえ・す [3] 【染(め)返す】 (動サ五[四])
色があせてきたものを,もとの色または別の色に染め直す。そめかえる。「派手になった着物を―・す」
[可能] そめかえせる
そめかえる
そめか・える [4][0] 【染(め)変える】 (動ア下一)[文]ハ下二 そめか・ふ
「染め返す」に同じ。「別の柄に―・える」
そめかく
そめか・く 【染め掛く】 (動カ下二)
布を染めて,かわかすためにかける。「浅緑―・けたりと見るまでに春の柳は萌えにけるかも/万葉 1847」
そめかわ
そめかわ [0] 【染(め)革】
染めて色や模様をつけたなめし革。
そめかわ
そめかわ 【染川】
福岡県,太宰府天満宮と観世音寺との間を流れる川。思川。逢初川。((歌枕))「―を渡らむ人のいかでかは色になるてふことのなからむ/拾遺(雑恋)」
そめかわおどし
そめかわおどし [5] 【染(め)革縅】
鎧(ヨロイ)を染め革でおどしたもの。
そめがすり
そめがすり [3] 【染め絣】
織り上げてから捺染(ナツセン)法または抜き染め法で染め出したかすり。
そめがみ
そめがみ [0] 【染(め)紙】
(1)いろいろな色に染めた紙。
(2)〔染め紙に書いたところから〕
斎宮の忌み詞で,仏教の経典のこと。「経・仏など忌みて,なかご・―などいふなるもをかし/徒然 24」
そめがら
そめがら [0] 【染(め)柄】
染めによって表した模様。染め模様。
そめき
そめき 【染(め)木】
(1)染料をとるための木や草。染め草。「―が汁に染(シ)め衣をまつぶさに取り装ひ/古事記(上)」
(2)「錦木(ニシキギ){(2)}」に同じ。
そめぎぬ
そめぎぬ [0] 【染(め)絹】
色や模様を染め出した絹。
そめぎぬ
そめぎぬ [0][3] 【染め衣】
染めた着物。
そめくさ
そめくさ [0] 【染(め)草】
「染め木」に同じ。「絹・綿・様々の―など,持て続き参らせたれば/栄花(玉の台)」
そめこ
そめこ [0] 【染(め)粉】
染料の粉。粉末の染料。
そめこ
そめこ 【染(め)戸】
律令制で,大蔵省織部司(オリベノツカサ)に属した品部(シナベ)。染色・織物の仕事に携わった。
そめこ
そめこ【染め粉】
a dye;→英和
dyestuff.→英和
そめこそで
そめこそで [3] 【染(め)小袖】
色染めの小袖。主に藍(アイ)色のもの。
そめこむ
そめこ・む [3] 【染(め)込む】 (動マ五[四])
模様・紋・文字などを染めつける。「幟(ノボリ)に絵を―・む」
そめし
そめし [2] 【染(め)師】
(1)染め物師。紺屋(コウヤ)。
(2)律令制で,宮内省の内染司(ナイセンシ)の職員。染め物の仕事に携わった。
そめしょうぞく
そめしょうぞく [3] 【染(め)装束】
恒例以外の色で染めた下襲(シタガサネ)・上の袴(ハカマ)からなる装束。中古・中世,祭事などに一日晴(イチニチバレ)として用いた。
そめしる
そめしる [0] 【染(め)汁】
染色に用いる,染料の液。
そめじ
そめじ [0] 【染(め)地】
染めるための生地。
そめそめ
そめそめ 【染め染め】 (副)
(多く「と」を伴って)
(1)墨跡の鮮やかなさま。墨くろぐろと。「五大力ぼさつと―と筆を動かせける/浮世草子・永代蔵 1」
(2)しみじみと情をこめて。「嘲りし事のくやしく,―と返事をして/浮世草子・五人女 3」
そめだす
そめだ・す [3] 【染(め)出す】 (動サ五[四])
染めて,色や模様を表し出す。「鮮やかな緋色を―・す」「花柄を―・す」
そめつけ
そめつけ【染付け】
printing;→英和
dyeing.→英和
そめつけ
そめつけ [0] 【染(め)付け】
(1)染めつけること。また,その色や模様。
(2)藍(アイ)色の模様を染め出した布。藍染め付け。
(3)磁器の素地(キジ)に呉須(ゴス)で下絵付けを施し,その上に透明な釉(ウワグスリ)をかけて焼いたもの。青または紫色がかった青に発色する。中国の元代に始まり,明の宣徳年間(1426-1435)のものに逸品が多い。祥瑞(シヨンズイ)・古染付(コソメツケ)・呉須に大別される。藍染め付け。
そめつける
そめつ・ける [4] 【染(め)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 そめつ・く
染めて色や模様をつける。「花模様を―・けた絵皿」
そめてぬぐい
そめてぬぐい [3] 【染(め)手拭い】
無地染め・文様染めの手拭い。
そめでら
そめでら 【染寺】
奈良県当麻町染野にある浄土宗の寺。正式名は石光(シヤツコウ)寺。天智天皇時代の創建と伝える。境内に染殿の井がある。
そめどの
そめどの [0] 【染殿】
(1)古代,宮中や貴族の邸内で布地・絹布を染める建物。
(2)摂政藤原良房の邸宅。京都の正親町の南,京極の西,土御門の北,富小路の東にあったといわれるが,異説もある。
そめどののい
そめどののい 【染殿の井】
奈良県当麻町の染寺境内にある井戸。中将姫が当麻曼荼羅(タイママンダラ)を織るとき,ここで糸を染めたという伝説がある。
そめどののおとど
そめどののおとど 【染殿の大臣】
藤原良房(ヨシフサ)の通称。
そめどののきさき
そめどののきさき 【染殿の后】
藤原明子(アキラケイコ)の通称。
そめなおし
そめなおし [0] 【染(め)直し】 (名)スル
「染め変え」に同じ。
そめなおす
そめなお・す [4] 【染(め)直す】 (動サ五[四])
すでに染めてあるものを,同色または異なる色に再び染める。染め変える。「地味な柄に―・す」
[可能] そめなおせる
そめぬき
そめぬき [0] 【染(め)抜き】
染め抜くこと。また,染め抜いた模様。
そめぬきもん
そめぬきもん [4] 【染(め)抜き紋】
紋の表し方の一。紋付・幔幕(マンマク)などで,生地を染めるときに紋を白く残して表したもの。最も格の高い紋。染め紋。
→書き紋
→縫い紋
そめぬく
そめぬく【染め抜く】
dye <a pattern> .→英和
そめぬく
そめぬ・く [3] 【染(め)抜く】 (動カ五[四])
模様の部分を残し,あとの部分を染める。「紋を―・く」
そめねんぐ
そめねんぐ 【染(め)年貢】
江戸時代の雑税の一。染め木に対して課せられたもの。
そめは
そめは 【染(め)羽】
〔「そめば」とも〕
染めてある矢羽。多くはワシの白羽を染めたものをいう。
そめは
そめは 【染(め)葉】
霜などのために色づいた木の葉。「雨露の―のかんばしく/浄瑠璃・聖徳太子」
そめぶろ
そめぶろ [0][3] 【染(め)風呂】
染め液を入れ,布を浸して煮染めするのに用いる,据え風呂に似た方形の桶。
そめむら
そめむら [0] 【染め斑】
染色の際,均一に染まらず不規則な濃淡ができること。また,その濃淡。
そめもの
そめもの [0] 【染(め)物】
(1)布を染めること。また,染めたもの。
(2)近世,女性が,結婚して,歯に鉄漿(カネ)をつけること。
そめもの
そめもの【染物】
dyed goods.染物屋 a dyer.→英和
そめものや
そめものや [0] 【染(め)物屋】
染め物を職業とする家。また,その人。染め屋。紺屋(コウヤ)。
そめもよう
そめもよう [3] 【染(め)模様】
染めによって表した模様。
そめもよういもせのかどまつ
そめもよういもせのかどまつ ソメモヤウ― 【染模様妹背門松】
人形浄瑠璃。世話物。菅専助作。1767年初演。紀海音の「袂の白しぼり」の改作。お染久松の心中を脚色。「質屋」の段は「革足袋(カワタビ)」と呼ばれて名高い。
そめもん
そめもん [0] 【染(め)紋】
「染め抜き紋」に同じ。
そめや
そめや [0] 【染(め)屋】
「染め物屋」に同じ。
そめゆう
そめゆう 【染め木綿】
染めた木綿織物。しめゆう。
そめゆかた
そめゆかた [3] 【染(め)浴衣】
色模様を染め出した浴衣。[季]夏。
そめる
そめる【染める】
dye;→英和
color.→英和
赤く〜 dye <a thing> red.顔を〜 turn red;blush.→英和
そめる
そ・める [0] 【染める】 (動マ下一)[文]マ下二 そ・む
(1)布などを染料に浸すなどして色や模様をつける。染色する。また,塗って色をつける。「布を藍(アイ)で―・める」「髪を茶色に―・める」「爪を―・める」
(2)光などが当たって,別の色に見せる。「夕焼けが山肌を真っ赤に―・めた」
(3)顔を赤らめる。「恥ずかしさに頬(ホオ)を―・める」「顔に紅葉を―・めながら亮三をぢろりと見上げ/谷間の姫百合(謙澄)」
(4)(「手をそめる」などの形で)その事に着手する。「悪事に手を―・める」
(5)(「筆をそめる」の形で)書き始める。執筆にとりかかる。
(6)心に深く思い込む。「とにかくに(大君ニ)心を―・めけむだにくやしく/源氏(総角)」
〔「染む」に対する他動詞〕
そめる
そ・める [2] 【初める】 (動マ下一)[文]マ下二 そ・む
〔「染める」と同源〕
動詞の連用形の下に付いて,…しはじめる,はじめて…するの意を表す。「明け―・める」「散り―・める」「見―・める」「恋い―・める」
そめわけ
そめわけ [0] 【染(め)分け】 (名)スル
種々の色に染め分けること。また,そのもの。
そめわけがみ
そめわけがみ [4] 【染(め)分け紙】
種々の色に染め分けた紙。
そめわける
そめわける【染め分ける】
dye in different colors.
そめわける
そめわ・ける [4] 【染(め)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 そめわ・く
違った色に分けて染める。「青・白・赤に―・けた旗」
そめん
そめん [0][1] 【粗面】
ざらざらした,あらい面。
そめん
そめん [0] 【梳綿】
綿糸紡績の工程で,繊維をほぐして不純物を除去し,繊維を平行にそろえて篠綿(シノワタ)に作ること。
そめん
そめん [1] 【素面】
すがお。すめん。
そめんがん
そめんがん [2] 【粗面岩】
アルカリ岩に属する火山岩の一。灰白・淡緑あるいは淡紅色を呈し,ざらざらした感触がある。アルカリ長石の細長い小さな結晶が流れるように配列する石基中に,アルカリ長石・斜長石・黒雲母・角閃(カクセン)石・輝石などのいずれかが斑晶として含まれる。
そも
そも [1] 【抑】 (接続)
〔代名詞「そ(其)」に係助詞「も」の付いたもの〕
前に述べたことを受けて次のことを説き起こすとき用いる語。そもそも。一体全体。「坊さんが何か云てたよ。―何とかいつたつけ/怪談牡丹灯籠(円朝)」
そも
そも [1] 【作麼・什麼】 (副)
「そもさん(作麼生)」に同じ。「黄金丸,苦しきか。―何として此状態(アリサマ)ぞ/こがね丸(小波)」
そもう
そもう [0] 【梳毛】
羊毛などの繊維をすいて長い繊維を残し,平行に並べて引き伸ばし,撚(ヨ)りをかけて糸にすること。また,その糸。
→紡毛
そもうおりもの
そもうおりもの [4][5] 【梳毛織物】
主として梳毛糸を用いた織物。ギャバジン・サージなど。
そもうし
そもうし [2] 【梳毛糸】
梳毛の工程でできた糸。
→紡毛糸
そもさん
そもさん [1] 【作麼生・什麼生】 (副)
〔中国,唐末以降の口語。日本では禅宗で,問答の際に用いられる〕
どんなか。どうする。いかに。どうなのか。「―何の所為ぞ,と一喝して/読本・雨月(青頭巾)」
そもじ
そもじ 【其文字】 (代)
〔「そなた」の文字詞。中世以降女性が用いた〕
二人称。あなた。「此御殿の姫君何やら―に御用有/浄瑠璃・嫗山姥」
そもそも
そもそも
well;→英和
now;→英和
to begin with;in the first place.
そもそも
そもそも [1] 【抑・抑抑】
〔「そも」を重ねた語。古くは漢文訓読に多く用いられた〕
■一■ (名)
(物事の)最初。起こり。どだい。副詞的にも用いる。「―は僕が始めたものだ」「―の始まり」
■二■ (接続)
改めて説き起こすとき,文頭に用いる語。いったい。だいたい。「―,事前調査の不備がこのような事態を招いた」「―私の今日あるは彼のおかげだ」
〔■一■は■二■の転〕
そもや
そもや [1] (副)
〔接続詞「そも」に感動を表す助詞「や」が付いたもの〕
いったい全体。「萌え出る草の若葉に見替しとは,―乱心しての言葉か/色懺悔(紅葉)」
そもやそも
そもやそも (副)
そもそも。いったい全体。「―,これがとつてかへらるる物か/浮世草子・一代女 4」
そもん
そもん 【素問】
中国最古の医書。「霊枢(レイスウ)」とともに「黄帝内経(コウテイナイキヨウ)」を構成する。「霊枢」よりも成立は古いとされ,自然哲学的な医学論が中心。現行のものは,唐代に大幅に改変されたといわれる。
→黄帝内経
そや
そや【粗野な】
rough;→英和
rustic;→英和
coarse;→英和
unrefined.
そや
そや 【初夜】
「しょや(初夜){(2)(3)(4)}」に同じ。「―行ふとて法師そそけば/蜻蛉(中)」
そや
そや [1] 【粗野】 (名・形動)[文]ナリ
荒々しく洗練されていない・こと(さま)。「―な言動」
そや
そや [1] 【征矢・征箭】
雁股(カリマタ)・鏑矢(カブラヤ)などに対し,鋭い鏃(ヤジリ)をつけた,戦闘に用いる矢。尖(トガ)り矢。
そやす
そや・す [2] (動サ五[四])
おだてる。はやしたてる。また,おだててそそのかす。「ほめ―・す」「さあよいお子ぢや,お輿に召せと,おどしても―・しても/浄瑠璃・丹波与作(上)」
そやつ
そやつ [0][1] 【其奴】 (代)
三人称。相手をののしっていう語。そいつ。しゃつ。「―のせいだ」
そゆ
そゆ [1] 【酥油・蘇油】
(1)牛乳から製した油。食用・薬用のほか,密教で護摩(ゴマ)を修するのに用いる。
(2)「蘇合香(ソゴウコウ){(2)}」に同じ。
そゆ
そ・ゆ 【添ゆ】 (動ヤ下二)
〔ハ行下二段動詞「そふ(添)」の転。中世後期以降の語〕
「添える」に同じ。「坐興を―・ゆべき者と雖ども/花柳春話(純一郎)」「心ヲ―・ユル/日葡」
そよ
そよ (感)
〔代名詞「そ」に助詞「よ」の付いた語〕
事に触れて思い出したり,あいづちを打ったりするときに発する語。それよ。「―。など,かうは/源氏(夕顔)」
そよ
そよ [1] (副)
静かに風などの吹くさま。また,ゆれて物の触れ合うかすかな物音を表す語。「風が―とも吹かない」「負ひ征箭(ソヤ)の―と鳴るまで/万葉 4398」
そよ=との風
――との風
ほんの少しの風。「―も吹かない」
そよう
そよう【素養】
attainments;knowledge;→英和
a grounding <in> (基礎).→英和
〜のある(ない) (un)educated.→英和
…の〜がある have some knowledge of….
そよう
そよう [0] 【蘇葉】
生薬の一。シソ,特にチリメンジソの葉を陰干ししたもので,解熱・健胃薬に用いる。
そよう
そよう [0] 【楚腰】
〔楚の霊王が細腰の美人を愛したので,宮女たちは食事をとらなくなり,飢え死にする者があった,という「荀子(君道)」などに見える故事から〕
美人の細い腰。柳腰(ヤナギゴシ)。
そよう
そよう [0] 【素養】
ふだんから心がけて身につけた知識・教養。たしなみ。「音楽の―がある」
そようちょう
そようちょう [2] 【租庸調】
(1)中国,隋唐時代,均田法による土地給付に応じ国家に納めさせた税目の総称。唐代では丁男に対し年ごとに,粟二石(租),中央政府の力役二〇日またはその代納(庸),絹二丈と綿三両(調)を課した。のち均田制崩壊に伴い両税法に移行。
(2)日本で,唐制にならい班田収授法を背景に施行された租税体系。
→租
→庸
→調
そよかぜ
そよかぜ【微風】
a gentle breeze;a light wind.
そよかぜ
そよかぜ [2] 【微風】
そよそよと吹く風。びふう。「春の―」
そよがす
そよが・す [3] 【戦がす】 (動サ五[四])
風がそよそよと軽い物をゆるがす。「風が木の葉を―・す」
そよぎ
そよぎ [3] 【戦ぎ】
そよぐこと。「木の葉の―」
そよぐ
そよ・ぐ [2] 【戦ぐ】 (動ガ五[四])
草木などが風に吹かれ,静かな音を立てながらゆれ動く。「あしの葉が―・ぐ」
そよぐ
そよぐ【戦ぐ】
rustle (in the wind) (さらさらと);→英和
[ゆらぐ]wave;→英和
quiver.→英和
そよご
そよご [0] 【冬青】
モチノキ科の常緑低木。暖地の山中に生える。葉は互生し,卵形で質が厚い。雌雄異株。初夏,葉腋に白色の四弁花をつける。核果は球形で赤熟する。材は堅く算盤(ソロバン)玉などとする。フクラシバ。
そよそよ
そよそよ
〜と softly;→英和
gently.
そよそよ
そよそよ (感)
〔「そよ」を重ねた語。和歌で,葉のそよぐ音に言い掛ける〕
それだそれだ。「五月まつ沼に生ひたる若ごもの―われもいかでとぞ思ふ/古今六帖 6」
そよそよ
そよそよ [1] (副)
(1)風が静かにやわらかく吹くさま。「春風が―(と)吹く」
(2)物の動くけはいや衣ずれの音,物の触れ合う音などを表す語。「―とあまたおり来て/枕草子 120」
そよふく
そよふ・く [3][1] 【そよ吹く】 (動カ五[四])
風がそよそよと吹く。「―・く春風」
そよみ
そよみ
わずかな障り。「―無く君をばみれど七夕のけふ待ちえたる心ちこそすれ/円融院扇合」
そよみ
そよみ 【素読み】
「そどく(素読)」に同じ。「四書の―/浮世草子・永代蔵 5」
そよめき
そよめき [4][0]
そよめくこと。「荻の葉のとはず語りの―に/堀河百首」
そよめく
そよめ・く [3] (動カ五[四])
(1)そよそよと音がする。風にそよぐ。「竹が―・く」
(2)衣ずれの音や人のざわめくけはいがかすかにする。「人の―・きて参る気色のありければ/今昔 27」
そよや
そよや (感)
(1)ふと何かに気づいた際などに発する語。そうだ。そうそう。ほんとに。「もろこしの山の山彦聞きつけて―といふまでひびき伝へん/宇津保(楼上・下)」
(2)歌謡のはやしことば。「―,小柳によな,下がり藤の花やな/梁塵秘抄」
そより
そより [2][3] (副)
静かに風などの吹く音や,物が軽く触れ合う音を表す語。「一叢の修竹(シユウチク)が,―と夕風を受けて,余の肩から頭を撫でたので/草枕(漱石)」
そよろ
そよろ (副)
「そより」に同じ。「長烏帽子して…物につきさはりて―といはせたる/枕草子 28」
そよ吹く
そよふ・く [3][1] 【そよ吹く】 (動カ五[四])
風がそよそよと吹く。「―・く春風」
そら
そら【空】
the sky;→英和
the air.→英和
〜が晴れる The sky clears up.〜高く high up in the air.→英和
〜を渡る sail across the sky.心も〜に lightheartedly;absent-mindedly.‖空で[暗記して] <sing,speak,quote a matter> from memory.空で覚える learn by heart.空飛ぶ円盤 a flying saucer[disc].
そら
そら [1] (感)
注意を喚起したり,指示したりするときに用いる語。それ。「―,打つぞ」「―,行け」「―,見ろ」
そら
そら
There!/Look! 〜見ろ I told you so!
そら
そら [1] 【空】
■一■ (名)
(1)地上をとりまく,広がりある空間。
(ア)地上はるか上方の弧状の広がり。天。「―に輝く星」「青い―と白い雲」
(イ)空中。宙。「―高く舞い上がる」「―飛ぶ鳥」
(2)天候。空模様。「変わりやすい秋の―」
(3)根拠地・立脚点を離れた不安定な状態をいう。
(ア)場所。境遇。「遠い異国の―」「旅の―」
(イ)心境。気持ち。「生きた―がない」
(4)(「そらで」の形で)記憶していて,書いたものを見ないこと。「―でいう」「―で覚えている」
(5)うそ。いつわり。
→空を使う
(6)物の上部。てっぺん。「あの高い木の―から飛んだれば/狂言・柿山伏(鷺流)」
■二■ (形動ナリ)
(1)心がぼんやりして,しっかりした意識がもてないさま。魂が抜けたようなさま。「此頃は心も―に泣暮し/金色夜叉(紅葉)」「たもとほり行箕(ユキミ)の里に妹を置きて心―なり土は踏めども/万葉 2541」
(2)明確な理由・根拠のないこと。多く,助詞「に」を伴って副詞的に用いる。
(ア)はっきりした原因のないこと。偶然。「二人の人,同じ夜―に相ひ会へり/今昔 9」
(イ)はっきりした動機・目的のないこと。あてどないこと。「―に出でていづくともなく尋ぬれば雲とは花の見ゆるなりけり/山家(春)」
(ウ)はっきりした根拠のないこと。それとなく感知すること。「富士の山を見れば,都にて―に聞きししるしに,半天にかかりて群山に越えたり/海道記」
■三■ (接頭)
名詞・動詞・形容詞などに付いて,根拠がない,実体のないことであるなどの意を表す。
(1)外見上だけの。見せかけだけの。「―うそぶく」「―とぼける」「―寝」「―涙」「―泣き」「他人の―似」
(2)実体がない。事実でない。「―耳」「絵―事」
(3)当てにならない。信頼できない。「―頼み」「―覚え」
(4)はっきりした理由がない。わけがわからない。「―恐ろしい」「―恥ずかしい」「―解け」
〔古く,「そら」は天と地との間の虚空をさし,神々の住む天上界を「あめ(天)」といった〕
そら
そら (副助)
〔中古末から中世前期へかけて,主として漢文訓読系統の文に「すら」に代わって用いられた〕
体言またはそれに格助詞の付いたものや体言に準ずる語に付いて,極端な事柄を例として提示し,他の一般を推し量らせる。さえ。すら。「草木―別離を惜しむなりけり。いかにいはんや人をや/今昔 10」「此島にて只の都人の行逢たらん―うれしさは限なかるべし/平家(二本・延慶本)」
そら
そら 【曾良】
⇒河合(カワイ)曾良
そら=がない
――がな・い
気持ちが落ち着かない。その気になれない。「仲々以て観菊(キクミ)などといふ空はない/浮雲(四迷)」
そら=に三つ廊下
――に三つ廊下
〔「照ろうか・降ろうか・曇ろうか」の三つの「ろうか」を廊下に掛けた洒落〕
天候の定まらないことをいう語。
そら=に巣掻(スガ)く
――に巣掻(スガ)・く
空に巣を作る。はかないことのたとえ。「ささがに(=クモ)の―・ける糸よりも心ぼそしや絶えぬと思へば/後撰(雑四)」
そら=に標(シメ)結(ユ)う
――に標(シメ)結(ユ)・う
不可能なこと,思っても甲斐(カイ)のないことのたとえ。「夢にだにまだ見ぬ人の恋しきは―・ふ心地こそすれ/新勅撰(恋一)」
そら=に知られぬ雪
――に知られぬ雪
〔空の知らない雪の意〕
舞い散る桜などの花びら。「桜ちる木のした風はさむからで―ぞふりける/貫之集」
そら=を使う
――を使・う
知らないふりをする。そらとぼける。また,うそをつく。「手前も剣道を心得てをりますから,と―・つて/真景累ヶ淵(円朝)」
そら=を歩む
――を歩・む
心が落ち着かず,足が地につかないさまにいう。「―・む心地して/源氏(御法)」
そら=吹く風と聞き流す
――吹く風と聞き流・す
いいかげんに聞き流す。そしらぬ顔をする。
そら=知らず
――知らず
そしらぬふりをすること。そらとぼけること。「少々は知りたれども―して/平家 1」
そら=知らぬ雨
――知らぬ雨
〔空の知らない雨の意〕
涙。「―にもぬるるわが身哉/後撰(恋三)」
そら=聞かず
――聞かず
聞こえないふりをすること。「―して鎧につけたるあかじるしかなぐりすて/平家 9」
そら=飛ぶ鳥も落とす
――飛ぶ鳥も落と・す
「飛ぶ鳥も落とす勢い」に同じ。
そらあい
そらあい [0] 【空合(い)】
(1)天気の具合。空模様。
(2)事のなりゆき。「凄じき東亜西欧の―/露団々(露伴)」
そらあかり
そらあかり [3] 【空明(か)り】
空に広がっていく日の光。
そらい
そらい [1] 【徂徠】 (名)スル
行き来すること。去来。往来。「雲の―すること頻りなり/不二の高根(麗水)」
そらい
そらい 【徂徠】
⇒荻生(オギユウ)徂徠
そらいびき
そらいびき [3] 【空鼾】
寝たふりをしてかく,いびき。
そらいろ
そらいろ【空色の】
sky-blue;azure.→英和
そらいろ
そらいろ [0] 【空色】
(1)晴れた空のような明るい色。
(2)空のようす。空模様。「怪しげな―」
そらいろあさがお
そらいろあさがお [6] 【空色朝顔】
ヒルガオ科の一年草。熱帯アメリカ原産。花は径約7センチメートルで,青藍色・白色など。葉腋から出た花柄に十数花ずつつき,晩夏から晩秋まで咲き続ける。西洋朝顔。
そらうそ
そらうそ [0] 【空嘘】
まったくの嘘。
そらうそ
そらうそ 【空嘯】
何気なく,ただうそぶくこと。「―ヲフク/日葡」
そらうそぶく
そらうそぶ・く [5] 【空嘯く】 (動カ五[四])
〔「そらうそふく」とも〕
(1)相手を小馬鹿にしたような態度をとる。「―・きて貫一は笑へり/金色夜叉(紅葉)」
(2)何気ないふうをする。そらとぼける。「胸中自ら成算あるものの如く装うて,悠然と―・いた/あくび(潤一郎)」
〔「そらうそをふく」と「うそぶく」の混交した語か〕
そらうで
そらうで 【空腕】
狂言の一。使いに出された太郎冠者は松の木を追い剥(ハ)ぎかと思い主人の太刀を差し出して助けを請い,帰宅してでたらめな武勇談を語る。しかし,あとをつけていた主人に化けの皮をはがされる。
そらえい
そらえい 【空酔ひ】
酔ったふりをすること。そらみだれ。「おとど,程なく―をしたまひて/源氏(藤裏葉)」
そらおがみ
そらおがみ 【空拝み】
うわべだけ尊敬の意を表すこと。「これは―にて,詞づかひもあそばせづくしなり/滑稽本・浮世風呂 3」
そらおそろしい
そらおそろし・い [6] 【空恐ろしい】 (形)[文]シク そらおそろ・し
これから先のことを考えると,なんとなく不安で恐ろしい。「ゆく末が―・い」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
そらおそろしい
そらおそろしい【空恐ろしい】
〔形〕horrible;→英和
dreadful;→英和
〔動〕have a vague fear <of> .
そらおぼえ
そらおぼえ [3] 【空覚え】
(1)文句などを暗記すること。「ジッカイヲ―ニスル/ヘボン(三版)」
(2)たしかでない記憶。うろおぼえ。
そらおぼめき
そらおぼめき 【空おぼめき】
そしらぬふりをすること。そらとぼけること。「うちしめりたる―の程,あまりに色深く悲しう覚えけるに/十訓 1」
そらおぼれ
そらおぼれ 【空おぼれ】
とぼけたさまをよそおうこと。そらとぼけ。そらおぼめき。「五月雨は―するほととぎす時に鳴く音は人もとがめず/新古今(恋一)」
そらかぞう
そらかぞう 【空数ふ】 (枕詞)
「大津」「大坂」など「大(オオ)」を語頭にもつ地名にかかる。そらでおおよそに数える意か。「―大津の児(コ)が逢ひし日に/万葉 219」
〔万葉集の例は「あまかぞう」ともよまれる〕
そらがくれ
そらがくれ 【空隠れ】
偽って,いないふりをすること。不在をよそおうこと。「世の中の人の心の浮雲に―する有明の月/詞花(雑下)」
そらぎき
そらぎき 【空聞き】
聞こえないふりをして聞くこと。[日葡]
そらぎしょう
そらぎしょう 【空起請】
「空誓文(ソラセイモン)」に同じ。「榻(シジ)のはしがき―,昨日の誓紙,今朝の夢/浄瑠璃・賀古教信」
そらく
そらく [0] 【殂落】
天子の死去すること。崩御。
そらけいはく
そらけいはく 【空軽薄】
偽ってお世辞をいうこと。心にもないお世辞。「行当りの大構へいざ御通り候へと,馬鹿慇懃(インギン)の―/浄瑠璃・会稽山」
そらごころ
そらごころ 【空心】
偽りの心。うわの空の心。「なでふ,―にてかは/宇津保(蔵開中)」
そらごと
そらごと [0] 【空言・虚言】
事実でない言葉。うそ。いつわり。「舟人此言を聞て―とこそ思ひければ/八十日間世界一周(忠之助)」
そらごと
そらごと [0][2] 【空事・虚事】
事実でない事柄。つくりごと。「絵―」
そらさわぎ
そらさわぎ 【空騒ぎ】
わざとらしく騒ぐこと。からさわぎ。「殿の人々―すれば/宇津保(藤原君)」
そらざま
そらざま [0] 【空方・空様】
空の方。上の方。うえざま。「手をしなやかに―にして二三度鬣(タテガミ)を撫でたが/高野聖(鏡花)」
そらざや
そらざや 【空鞘】
(1)刀を長く見せるため,刀身よりもずっと長く作った鞘。「こがねづくりの太刀の―/犬筑波集」
(2)すきま。ゆとり。[日葡]
(3)外見と中身がちがうこと。「仲人の―もなき無疵もの/柳多留拾遺(初)」
そらし
そらし 【藁本】
植物アギの異名。[本草和名]
そらしょうもん
そらしょうもん [3] 【空証文】
いつわりの証文。
そらじ
そらじ [0] 【空路】
(1)空。天空。
(2)心もとない旅路。「夢(イメ)のごと道の―に別れする君/万葉 3694」
〔空へゆく道,または道の中路とする説もある〕
そらじぎ
そらじぎ [0] 【空辞宜】
口先だけの遠慮。心にもない遠慮。
そらじに
そらじに [0][4] 【空死に】
死んだふりをすること。「―をして路の辺に臥せりければ/今昔 29」
そらじょう
そらじょう 【空錠】
役に立たない錠。「久かたの―なれや天の戸を/徳和歌後万載集」
そらじょうご
そらじょうご [3] 【空上戸】
酒をたくさん飲んでも酔いが顔に出ないこと。また,その人。ぬすびと上戸。
そらす
そら・す [2] 【逸らす】 (動サ五[四])
(1)ねらいをはずす。また,ねらいとは別の方向へ行かせる。「的を―・す」
(2)わざと違った方向にもっていく。
(ア)視線などを対象から別の方向に向かわせる。「目を―・す」「顔を―・す」
(イ)話などを,本筋からはずれるようにする。はぐらかす。「話を―・す」「話題を―・す」「注意を―・す」
(3)人の機嫌をそこなう。打ち消しの形で用いることが多い。「人を―・さない話し上手」
(4)逃がす。のがす。「手に据ゑたる鷹を―・したるなどいふやうに思ふべし/栄花(ゆふしで)」
そらす
そらす【逸らす】
[避ける]elude;→英和
evade;→英和
dodge;→英和
parry <a question> ;→英和
[ほかへ向ける]divert <a person's attention> ;→英和
turn away.人を逸らさない obliging;affable;→英和
tactful.→英和
話を脇に〜 change the subject.→英和
目を〜 turn one's eyes away <from> .
そらす
そらす【反らす】
bend <oneself backward> ;→英和
curve.→英和
そらす
そら・す [2] 【反らす】 (動サ五[四])
反るようにする。「体を後ろに―・す」「昂然と項(ウナジ)を―・して/阿部一族(鴎外)」「鬚を―・してゐたり/宇治拾遺 15」
そらすずめだい
そらすずめだい [5] 【空雀鯛】
スズキ目の海魚。全長約7センチメートル。体は長卵形。成魚は鮮やかな青色で,幼魚は腹部から尾にかけて黄色。観賞魚。本州中部以南の岩礁域に分布。
そらせいた
そらせいた [4] 【逸せ板】
流体の流れを必要な方向に導くために設ける板。特にペルトン水車で,ノズルからの噴流の向きを変えるための板。ディフレクター。バッフル-プレート。
そらせいもん
そらせいもん 【空誓文】
偽りの誓い。空起請(ソラギシヨウ)。そらぜいもん。「利徳をとらぬと―をたつれば/浮世草子・永代蔵 6」
そらせじ
そらせじ [0] 【空世辞】
口先ばかりのお世辞。からせじ。「―を言う」
そらぞらしい
そらぞらし・い [5] 【空空しい】 (形)[文]シク そらぞら・し
いかにも真実みがない。うそであることが見えすいている。「―・いお世辞を言う」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
そらぞらしい
そらぞらしい【空々しい】
false;→英和
feigned;[見え透いた]palpable;→英和
obvious;→英和
thin.→英和
〜嘘をつく tell a thin lie.〜お世辞をいう pay hollow compliments.
そらだき
そらだき [0] 【空薫・空炷】
どこからとも知れずかおってくるように香をたくこと。室内や衣服・頭髪などに香をたきしめること。空香。「―くゆらかして,旅のやどりともおぼえず心にくし/飛鳥井雅有日記」
そらだきもの
そらだきもの 【空薫き物】
そらだきの香。「―にしみたる几帳/枕草子 45」
そらだのみ
そらだのみ【空頼み】
a vain hope.〜にする hope against hope.
そらだのみ
そらだのみ [3] 【空頼み】 (名)スル
当てにならないことを当てにすること。むなしい期待。「結局―に終わる」
そらだのめ
そらだのめ 【空頼め】 (名)スル
当てにならぬことを頼みにさせること。「さだめなく消えかへりつる露よりも,―する我はなになり/蜻蛉(上)」
そらだまり
そらだまり 【空騙り】
下心を隠し,うわべだけもっともらしく見せかけること。「いかに猫,―なしそ/仮名草子・伊曾保物語」
そらち
そらち 【空知】
北海道中部の支庁。支庁所在地,岩見沢市。
そらちがわ
そらちがわ 【空知川】
北海道,石狩川の支流。日高山系西斜面に発し,夕張山地に谷を刻んで横断し,滝川付近で石狩川に合流する。
そらっとぼける
そらっとぼ・ける [6] 【空っ惚ける】 (動カ下一)
「そらとぼける」に同じ。「―・けて言う」
そらつひこ
そらつひこ 【空つ彦】
皇太子の位にある御子。「何にぞ―の泣き患ひたまふ所由は/古事記(上)」
そらつぶて
そらつぶて 【空礫】
目標もなく投げるつぶて。「手にも取られぬ闇の夜の―/浄瑠璃・聖徳太子」
そらつんぼ
そらつんぼ [3] 【空聾】
聞こえていながら聞こえないふりをすること。また,その人。
そらで
そらで 【空手・虚手】
わけもなく手が痛むこと。神経痛などのため,手・腕が痛むこと。「此二三日は―が発りました/浮世草子・一代女 6」
そらとぶえんばん
そらとぶえんばん [1] 【空飛ぶ円盤】
円盤状の未確認飛行物体。UFO 。
そらとぼけ
そらとぼけ [0][3] 【空惚け】
そらとぼけること。「―の大欠(オオアクビ)/浄瑠璃・浦島年代記」
そらとぼける
そらとぼ・ける [5] 【空惚ける】 (動カ下一)
知っているのにわざと知らないふりをする。そらっとぼける。「―・けてその場を切り抜ける」「内々(ナイナイ)心当りがあるくせに―・けてゐるね/社会百面相(魯庵)」
そらとぼける
そらとぼける【空惚ける】
feign ignorance;pretend to be ignorant <of> .
そらとる
そらと・る 【空捕る】 (動ラ四)
鷹などが空で鳥を捕らえる。「―・らぬ鷹もあらじなみかり野に/永久百首」
そらどけ
そらどけ [0] 【空解け】
結んだ帯・ひもなどが自然にほどけること。「―のしさうな帯を締直そうともしないで/社会百面相(魯庵)」
そらな
そらな 【空名】
事実でないうわさ話。あだな。「少将にて―たつころ/朝忠集」
そらなき
そらなき [0][4] 【空泣き】 (名)スル
泣くふりをすること。うそ泣き。「同情をひこうと―する」
そらなき
そらなき 【空鳴き】 (名)スル
むなしく鳴くこと。「あまのとをあけぬあけぬといひなして―しつる鳥のこゑかな/後撰(恋二)」
そらなげき
そらなげき 【空嘆き】
嘆くふりをすること。「なほ心化粧は進みて,―をうちしつつ/源氏(真木柱)」
そらなさけ
そらなさけ 【空情け】
いつわりのなさけ。「二道かけてなかなか恨みしは,恋路の―/謡曲・絵馬」
そらなみだ
そらなみだ [3] 【空涙】
わざと悲しそうなふりをして流す涙。いつわりの涙。「―を浮かべる」
そらなみだ
そらなみだ【空涙(を流す)】
(shed) crocodile[false]tears.
そらなわ
そらなわ 【空縄】
縛ってあるように見せかけること。また,そのような捕り縄。「はつと―はずし/浄瑠璃・夏祭」
そらに
そらに【空似】
an accidental resemblance.
そらに
そらに [0][3] 【空似】
血縁関係のない他人どうしの顔かたちがよく似ていること。「他人の―」
そらにみつ
そらにみつ (枕詞)
地名「やまと」にかかる。古い枕詞「そらみつ」を改作したもの。「―大和を置きて/万葉 29」
そらね
そらね 【空値】
実際より高くつけた値段。いつわりの値段。かけね。[日葡]
そらね
そらね [0][2] 【空寝】 (名)スル
寝たふりをすること。空眠り。
そらね
そらね [0][2] 【空音】
(1)実際には鳴らないのに耳に聞こえるような気がする音。「―の鈴」
(2)うそ。いつわり。「―を吐く」
(3)鳴きまね。偽ってまねをする嗚き声。「夜をこめて鳥の―ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ/後拾遺(雑二)」
そらねいり
そらねいり [3] 【空寝入り】 (名)スル
偽って寝入ったふりをすること。たぬき寝入り。
そらねむり
そらねむり [3] 【空眠り】 (名)スル
「空寝(ソラネ)」に同じ。
そらねんじゅ
そらねんじゅ 【空念誦】
「空念仏(ソラネンブツ)」に同じ。「しばらく正面に―して居たりけるが/盛衰記 16」
そらねんぶつ
そらねんぶつ [3] 【空念仏】
信仰心がないのに,念仏のまねごとをすること。また,その念仏。空念誦(ソラネンジユ)。
そらのうみ
そらのうみ 【空の海】
青空を海にたとえた語。「―に雲の波立月の舟星のはやしにこぎかくる見ゆ/拾遺(雑上)」
そらのかがみ
そらのかがみ 【空の鏡】
澄んだ月。特に,秋の名月。
そらのけぶり
そらのけぶり 【空の煙】
空に立ちのぼる火葬の煙。「行くへなき―となりぬとも思ふあたりを立ちは離れじ/源氏(柏木)」
そらのごい
そらのごい 【空拭ひ】
涙などをぬぐうまねをすること。「―をして/源氏(末摘花)」
そらのみこみ
そらのみこみ [3] 【空呑み込み】
はやがてん。早のみこみ。
そらはずかしい
そらはずかし・い [6] 【空恥ずかしい】 (形)[文]シク そらはづか・し
なんとなく恥ずかしい。きまりがわるい。
そらばし
そらばし [0] 【空箸】
食事の時,箸をつけながら取り上げずに箸を引いてしまう箸づかい。無作法とされる。
そらばら
そらばら 【空腹】
(1)腹痛のふりをすること。「あら腹痛や����と―病(ヤ)めど/浄瑠璃・丹波与作(下)」
(2)切腹するように見せかけること。「―切つて櫓より後の谷にぞ転び落つ/謡曲・忠信」
(3)腹を立てたふりをすること。「北の方そこにてちと―を立ててのたまふやう/御伽草子・秋道」
そらばり
そらばり [0] 【空針】
縫い針が裏まで通らないために布が縫い合わされないこと。
そらひじり
そらひじり 【空聖】
偽りの聖。形ばかりの聖。「仁俊は女心あるものの,―たつるなど申けるを/著聞 5」
そらびき
そらびき [0] 【空引(き)】
「空引き機(バタ)」の略。
そらびきばた
そらびきばた [4] 【空引(き)機】
ジャカード機導入まで用いられた紋織物用の織機。高機(タカバタ)の上に鳥居形の天神を設け,紋に応じてたて糸を操作して織るもの。地の織り手と天神の操作手の二人共同作業で行う。
そらふく
そらふ・く 【空嘯く】 (動カ四)
何気ないふうをする。そらうそぶく。「天津風身にしむばかり思ふとも―・く人をいかが頼まむ/新撰六帖 1」
そらへんじ
そらへんじ [3] 【空返事】 (名)スル
相手の言うことを身を入れて聞かずに,いいかげんに返事だけすること。生(ナマ)返事。からへんじ。
そらほでり
そらほでり [3] 【空火照り】
夕焼け。「其夕暮の―して/浮世草子・一代男 5」
そらほど
そらほど [1] 【そら程】 (副)
「それほど」の転。「―精算をしてかかる訳でもあるまいけれど/二人女房(紅葉)」
そらぼめ
そらぼめ [0] 【空誉め】
口先だけでほめること。「妙な穿(ウガチ)と―に/人情本・辰巳園(後)」
そらまけ
そらまけ [0] 【空負け】
負けたふりをすること。いつわりの負け。
そらまめ
そらまめ【空豆】
《植》a broad[horse]bean.
そらまめ
そらまめ [2] 【空豆・蚕豆】
マメ科の一年草または越年草。原産地は西アジア,アフリカといわれ,古くから世界各地で栽培される。高さ約60センチメートル。葉は羽状複葉。春,葉腋(ヨウエキ)に淡紫色で黒斑のある蝶形花をつける。豆果は長さ約10センチメートルの狭長楕円形で,種子を二〜四個含む。種子は塩ゆでにして食用とするほか,甘納豆・煮豆・餡(アン)などとする。豆果が空に向かってつくのでこの名があるという。ノラマメ。[季]夏。
空豆[図]
そらまめぞう
そらまめぞう [4] 【空豆象】
マメゾウムシ科の甲虫。体長約5ミリメートル。体は楕円形で黒い。幼虫はソラマメの内部を食害する。
そらみ
そらみ 【空見】
ぼんやりと心を留めないで見ること。「―シテイル/日葡」
そらみだれ
そらみだれ 【空乱れ】
乱れたふりをすること。そらえい。「今朝も,いといたう―して/源氏(胡蝶)」
そらみつ
そらみつ (枕詞)
地名「やまと」にかかる。「日本書紀(神武)」に饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が大空から大和(ヤマト)の国を見たという伝承があるが,語義・かかり方未詳。「―倭(ヤマト)の国に雁こむと聞くや/古事記(下)」
そらみみ
そらみみ【空耳】
mishearing.君の〜だ You only fancied you heard it.〜をつかう pretend not to hear.
そらみみ
そらみみ [0] 【空耳】
(1)声や物音がしないのに聞いたように思うこと。「声がしたようだが,―だったか」
(2)聞こえても聞こえないふりをすること。「―を使う」
そらみみ=を潰(ツブ)す
――を潰(ツブ)・す
わざと聞こえぬふりをする。
そらめ
そらめ [2] 【空目】
(1)見えないのに見たように思うこと。
(2)見て見ないふりをすること。「―を使う」
(3)ひとみを上に向けること。うわめ。「羽織を畳みながら一寸余の顔を―で見る/大内旅宿(虚子)」
そらめく
そらめ・く 【空めく】 (動カ四)
しっかりしていない。うわついている。「宮仕へせず―・きたりとて懲らさむとて/平中 1」
そらめづかい
そらめづかい [4] 【空目遣い】 (名)スル
(1)うわめをつかうこと。
(2)見て見ないふりをすること。
(3)どこを見るともなくうつろな目をすること。「卒(ニワカ)に―して物思はしげに/金色夜叉(紅葉)」
そらものがたり
そらものがたり 【空物語】
でまかせの物語。とりとめもない物語。「―する翁かなとおぼすもあらむ/大鏡(道長)」
そらものぐるい
そらものぐるい 【空物狂ひ】
狂人であるように見せること。また,その人。「―になりて,その世は無為に過し給ひしかば/読本・弓張月(後)」
そらもよう
そらもよう [3] 【空模様】
(1)空のようす。天気の具合。「嵐の来そうな―だ」
(2)事のなりゆき。雲行き。
そらもよう
そらもよう【空模様】
the weather;→英和
<from> the look of the sky.→英和
〜が怪しい The weather looks threatening.
そらやくそく
そらやくそく [3] 【空約束】
⇒からやくそく(空約束)
そらやまぶし
そらやまぶし 【空山伏】
にせ山伏。「判官奥州へ落ち下り給ひし時,十二人の―の其の一也/盛衰記 36」
そらゆめ
そらゆめ [0][2] 【空夢】
見もしないのに,見たようにつくり上げた夢。うその夢。「子共あらば―見てや語らまし/散木奇歌集」
そらよみ
そらよみ [0] 【空読み】 (名)スル
文句を暗記していて,そらで読むこと。暗誦。
そらよろこび
そらよろこび [3] 【空喜び・空悦び】 (名)スル
(1)喜びがいのないことがあとでわかるような喜び。ぬかよろこび。
(2)何となくうれしいこと。「高綱馬に打ち乗り,この馬こそ早わが物よと思ひつつ―して/盛衰記 19」
そらわらい
そらわらい [3] 【空笑い】 (名)スル
おかしくもないのに,笑うこと。つくり笑い。「豊崎は詮方なささうに―しつつ頭を掻いてゐた/社会百面相(魯庵)」
そらんじる
そらんじる【諳んじる】
⇒暗記,暗唱.
そらんじる
そらん・じる [4] 【諳んじる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「諳(ソラ)んずる」の上一段化〕
「諳んずる」に同じ。「全文を―・じる」
そらんずる
そらん・ずる [4] 【諳んずる】 (動サ変)[文]サ変 そらん・ず
〔「そらにする」の転〕
書物などを見ないでもそのとおりに言えるように覚えこむ。そらんじる。「詩文を―・ずる」
そら程
そらほど [1] 【そら程】 (副)
「それほど」の転。「―精算をしてかかる訳でもあるまいけれど/二人女房(紅葉)」
そり
そり【反り】
a warp (板の);→英和
a curve;→英和
a bend;→英和
an arch.→英和
〜が合わない cannot get along <with> .
そり
そり [1] 【疎籬】
まばらにゆってある垣根。
そり
そり [2] 【剃り】
(1)そること。また,そった具合。「―を入れる」
(2)かみそり。「三日に一度は是非―を当てなくつちや/草枕(漱石)」
そり
そり [2] 【反り】
(1)そっていること。曲がっていること。「板の―」
(2)太刀・刀などの刀身の湾曲。また,切っ先と棟区(ムネマチ)を結ぶ線と棟とがなす最大距離。
→太刀
(3)相撲で,相手の脇(ワキ)の下に首を入れたりして自分の体をそらせ,相手を自分の後ろに倒す技。いぞり・たすきぞり・掛けぞりなど。
(4)弦を張らない弓の湾曲。「つるなれぬあらきの弓の―高み/新撰六帖 5」
そり
そり [1] 【橇】
人や荷物を乗せて雪や氷の上を滑らせるように作った乗り物。多く馬・犬・トナカイなどに引かせる。[季]冬。《ひつぱりて動かぬ―をひつぱりぬ/高野素十》
そり
そり【橇】
a sled;→英和
a sledge;→英和
a sleigh.→英和
〜に乗る ride on a sled;→英和
sled;sledge.
そり=が合わ∘ない
――が合わ∘ない
〔刀の反りが鞘(サヤ)に合わない意から〕
気心が合わない。「彼とはどうも―∘ない」
そり=を合わせる
――を合わ・せる
相手の調子に合わせる。
そり=を打つ
――を打・つ
(1)「反り打ち返す」に同じ。「せぬにおいては一寸もにじらせぬが,と刀に―・てば/浮世草子・武道伝来記 8」
(2)反りをつける。そりかえらせる。「口べにの時くちびるに―・ち/柳多留拾遺 2」
そり=を返す
――を返・す
「反り打ち返す」に同じ。「後とはいはじと―・して怒れば/浮世草子・一代男 4」
そり=打ち返す
――打ち返・す
腰の刀の反りの向きを変え,すぐ抜けるように構える。そりを打つ。そりを返す。「是非奥へふん込むと―・して/浄瑠璃・千本桜」
そりあげる
そりあ・げる [0][4] 【剃り上げる】 (動ガ下一)
(1)上の方へ剃る。「ひげを―・げる」
(2)剃ることが終わる。
そりあじ
そりあじ [2] 【剃り味】
毛を剃るときに肌に触れる,かみそりの感じ。
そりあと
そりあと [0] 【剃り跡】
かみそりで毛を剃った跡。
そりおとす
そりおと・す [0][4] 【剃り落(と)す】 (動サ五[四])
毛をそって取り去る。「ひげを―・す」
[可能] そりおとせる
そりおろす
そりおろ・す [0][4] 【剃り下ろす】 (動サ五[四])
下の方へ剃る。「髪を―・す」
そりかえり
そりかえり [0] 【反(り)返り】
(1)そりかえること。
(2)能で,身をそらせながら,左足を軸に一回転する型。
そりかえる
そりかえる【反り返る】
throw back one's head (身体が);warp[bend backward](板が).→英和
そりかえる
そりかえ・る [3] 【反(り)返る】 (動ラ五[四])
(1)物がそって,ひどく曲がる。「はめ板が―・る」
(2)いばって,体をうしろへそらす。そっくりかえる。ふんぞりかえる。「ソファーに―・って話を聞く」
そりがたな
そりがたな [3] 【反(り)刀】
刀身のそっている刀。
そりくりかえる
そりくりかえ・る [5] 【反りくり返る】 (動ラ五[四])
「そっくりかえる(反返)」に同じ。
そりこ
そりこ 【蘇利古】
雅楽の一。右方の新楽で,壱越(イチコツ)調の小曲。四人舞の文の舞。襲装束(カサネシヨウゾク)に老懸(オイカケ)のついた巻纓(ケンエイ)の冠をつけ,蔵面(ゾウメン)を用い,手に楚(ズワエ)を持って舞う。竈祭舞(カマドマツリノマイ)。
蘇利古[図]
そりこぼす
そりこぼ・す [4] 【剃り毀す】 (動サ五[四])
「そりこぼつ」に同じ。「ごそと―・して尼になりたるこそ/色懺悔(紅葉)」
そりこぼつ
そりこぼ・つ 【剃り毀つ】 (動タ四)
毛を剃り落とす。「罪障(ツミ)消滅(ホロボ)しの為に頭を―・つて/真景累ヶ淵(円朝)」
そりこみ
そりこみ [0] 【剃り込み】
生え際などを深く剃り込むこと。また,そのようにして剃った生え際の線。
そりこむ
そりこ・む [0][3] 【剃り込む】 (動マ五[四])
生え際などを深く剃る。「額を―・む」
そりさげ
そりさげ 【剃り下げ】
月代(サカヤキ)を広く剃り下げて,鬢(ビン)を狭く残した髪の結い方。近世,中間(チユウゲン)・奴(ヤツコ)などがしていた髪形。「十ばかりの―の,ちつぽけな馬方が/浄瑠璃・丹波与作(上)」
そりさげやっこ
そりさげやっこ 【剃り下げ奴】
髪を剃り下げにした奴。また,その髪形。「頭巾を取れば,髷(ワゲ)はぼんのくぼにある―なり/滑稽本・膝栗毛 7」
そりさげる
そりさ・げる [0][4] 【剃り下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 そりさ・ぐ
頭頂から下のほうへ剃る。頭髪を剃り下げにする。「地体から―・げたる頭(ツムリ)つき,いつともなしにすつきりと禿げて/浮世草子・好色万金丹」
そりじたおん
そりじたおん [4] 【反(り)舌音】
〔retroflex〕
舌尖およびその裏側を,前部硬口蓋よりも後ろの部位に対してそり返らせるようにして調音する言語音。ヒンディー語などインドの諸言語に認められる。反転音。捲舌音(ケンゼツオン)。
そりたて
そりたて [0] 【剃り立て】
剃ったばかりであること。
そりたて
そりたて【剃りたての】
clean-shaven.
そりだか
そりだか 【反り高】 (形動ナリ)
弦を張らない弓のそりの高いさま。「世の常の弓に立ちならべたりければ,今二尺あまりほこ長にて―なるを/太平記 17」
そりだち
そりだち [3] 【反(り)太刀】
刀身にそりのある太刀。
そりとび
そりとび [0] 【反(り)跳び】
陸上競技の走り幅跳びで,踏み切り後,空中で全身を反らせ,着地直前に前屈姿勢をとる跳躍。
そりはし
そりはし [2] 【反(り)橋】
中央が上方にふくらんでいる橋。
そりはししぎ
そりはししぎ [5] 【反嘴鴫】
チドリ目シギ科の鳥。全長約20センチメートル。背面は灰色,腹面は白い。くちばしは長く,上へ反り返っている。ユーラシア北部で繁殖し,冬は南に渡る。日本には旅鳥として,各地の海岸に渡来。
そりはふ
そりはふ [3] 【反(り)破風】
凹形の曲線をなす破風。照り破風。
⇔起(ムク)り破風
そりば
そりば [2] 【剃り刃】
安全かみそりの刃。
そりまゆみ
そりまゆみ 【反り檀弓】
檀(マユミ)で作ったそりの高い強弓。「徒にまた手もふれぬ―/新撰六帖 5」
そりみ
そりみ【反り身になる】
stick out one's chest.
そりみ
そりみ [0][3] 【反(り)身】
体をうしろの方へそらし,胸を張ること。また,その姿勢。得意気な様子,いばった様子にもいう。「―になってこらえる」「音羽屋を気取り,ぐつと―にて考ふれば/当世書生気質(逍遥)」
そりゃ
そりゃ
■一■ (連語)
〔「それは」の転〕
それでは。そりゃあ。「―弱る」「―そうだ」
■二■ [1] (感)
注意を喚起したり,指示したりするときに用いる語。そら。「―,投げるぞ」
そりゃあ
そりゃあ (連語)
〔「それは」の転〕
「そりゃ」に同じ。「―弱ったな」「―そうかもしれない」
そりゃく
そりゃく【粗略な(に)】
rough(ly);→英和
negligent(ly).→英和
〜に扱う slight <a person> (人);→英和
handle roughly (物).
そりゃく
そりゃく [0] 【粗略・疎略】 (名・形動)[文]ナリ
物事の扱い方がいいかげんな・こと(さま)。ぞんざい。「客を―に扱う」
そりゅう
そりゅう [0] 【粗粒】
粒(ツブ)があらいこと。また,あらい粒。「―玄武岩」
そりゅうし
そりゅうし【素粒子】
《理》an elementary particle.
そりゅうし
そりゅうし [2] 【素粒子】
物質または場を構成する基本的な粒子。陽子・中性子・電子・中間子など,比較的安定な素粒子だけでも数十種類ある。素粒子固有の性質として,電荷・質量・スピン・寿命などがあり,また,それぞれに反粒子が存在する。半整数スピンのフェルミ粒子はバリオンとレプトンに,整数スピンのボース粒子は中間子と光子およびウィークボソンに大別される。このうち,強い相互作用をするバリオンと中間子はハドロンと総称され,さらに基本的な粒子クォークから構成されている。
そりゅうしのそうごさよう
そりゅうしのそうごさよう 【素粒子の相互作用】
素粒子間にはたらく基本的な力。強い順に,強い相互作用,電磁相互作用,弱い相互作用,重力相互作用の四種がある。
そりゅうしぶつりがく
そりゅうしぶつりがく [7] 【素粒子物理学】
⇒高(コウ)エネルギー物理学(ブツリガク)
そりゅうしろん
そりゅうしろん [4] 【素粒子論】
素粒子の性質やそれらの相互作用・内部構造を理論的に研究する物理学の一分野。
→量子電磁力学
→場の理論
→ゲージ理論
→統一場理論
そりょう
そりょう [0] 【素量】
ある物理量について,それの整数倍の値だけしか現れることがないような最小単位量。よく知られている素量に電気素量がある。
そりわたどの
そりわたどの 【反り渡殿】
中ほどを高くそらせた屋根付きの渡り廊下。
そりん
そりん [0] 【疎林】
木がまばらに生えている林。
そる
そ・る [1] 【剃る】 (動ラ五[四])
かみそりでひげや髪の毛などを根元から切る。する。古くは剃髪(テイハツ)する意で用いた。「ひげを―・る」「かしらを―・る人も,師に就きて僧となるこそ/宇津保(俊蔭)」
[可能] それる
そる
そる【反る】
bend;→英和
be curved;be arched;warp (板が);→英和
bend backward (身体が).
そる
そ・る [1] 【反る】 (動ラ五[四])
(1)平らなものやまっすぐなものが弓のように曲がる。そりかえる。「本の表紙が―・る」
(2)体がうしろの方に曲がる。「弓なりに―・って土俵際でこらえる」
[可能] それる
そる
そる【剃る】
shave <one's beard,chin,face> ;→英和
shave oneself (顔を);have[get]a shave (剃らせる).
そる
そ・る 【逸る】
■一■ (動ラ四)
それる。「―・り果てぬるか矢形尾の鷹/詞花(恋下)」
■二■ (動ラ下二)
⇒それる
それ
それ
it;→英和
that;→英和
the thing (in question);→英和
[呼びかけ]There!/Now!
それ
それ [0] 【其れ】 (代)
□一□中称の指示代名詞。
(1)話し手からは少し離れていて,聞き手の方に近いと考えられる物事を指し示す。「あれじゃない,―だ」「君のわきにある,そう,―だ」
(2)話し手が聞き手と共通の話題としてとり上げたり,今述べられたりした物事を指し示す。「―とこれとは話が別だ」「―は―として」
(3)話し手が,聞き手と共通の話題にしている時を指し示す。「―以来つきあっていない」「―までは旧式の機械を使っていた」
(4)直前に出た言葉を,すぐ次に繰り返す代わりに用いる語。「ヘーゲルの弁証法とマルクスの―とは全く似て非なるものだ」
(5)直前に話題にした人。その人。「その時の女御,多賀幾子と申すみまそがりけり。―うせたまひて/伊勢 77」
□二□人代名詞。二人称。あなた。おまえ。「―はさこそ思すらめども,おのれは都に久しく住みて/徒然 141」
□三□不定の指示代名詞。事物の名を伏せていうときなどに用いる。「―の年の師走の二十一日の戌の時に/土左」
それ
それ [1] 【夫れ】 (接続)
文の初めに用いて,新たに説き起こすときに用いる語。そもそも。いったい。「―おもんみれば真如広大なり/平家 5」
〔漢文の訓読で用いる〕
それ
それ [1] (感)
〔代名詞「それ」から〕
相手の注意を喚起したり指示したりするときに用いる語。そら。「―急げ」
それ=かあらぬか
――かあらぬか
(1)それか,そうでないか。「物よりのぞきなどして,―と見定むとなむ/源氏(浮舟)」
(2)そのせいかどうか。「深く毒薬の真理を究(キワ)めたりなど云へる風評(ウワサ)も有り。―梅真女の家は庭木までも伊太利其他の遠国より取寄せて/鉄仮面(涙香)」
それ=でいて
――でいて
そうでありながら。それでいながら。そのくせ。「自分は何もしないくせに,―口だけは一人前だ」
それ=でこそ
――でこそ
そうであって始めて。「よくぞ言った。―私の息子だ」
それ=でなくても
――でなくても
そのことがなくても,きわめて程度がはなはだしいさまを表す語。そうでなくても。ただでさえ。「―忙しいのに,つまらない話を持ち込まないでくれ」
それ=と
――と(は)なしに
それとはっきりいわずに。それとなく。遠回しに。「―内情を聞き出す」
それ=というのも
――というのも
前の事柄を受けて,その理由や説明などを述べるときに用いる語。なぜなら。「貸してやりたいができないんだ。―僕も金がないから」
それ=となく
――となく
それと明示せずに。はっきり言わずに。遠回しに。「―におわせる」
それ=にしては
――にしては
そうであるわりには。「台風が近づいているというが,―静かだ」
それ=にしても
――にしても
(1)そうであるとしても。「会合があると言っていたが,―帰りが遅い」
(2)話題を転換するときに用いる語。「―寒いね」
それ=につけても
――につけても
そのことに関連しても。「―大変お世話になりました」
それ=にとりて
――にとりて
その場合に。それに関して。「碁を打つ人,…人に先だちて小を捨て大につくが如し。―,三つの石を捨てて十の石につくことは易し/徒然 188」
それ=にひきかえ
――にひきかえ
それとくらべて。
→ひきかえ■二■
それ=にもかかわらず
――にもかかわらず
それなのに。
→にもかかわらず■二■
それ=のみ
――のみ
それだけでなく。それのみか。「―雨の日のさびしさ,風の夜はなほ待つ人も見えず/浮世草子・一代男 1」
それ=は
――は
(副詞的に用いて)言葉に表現できないほど。たいへん。非常に。それはそれは。「―美しい景色でした」
それ=はさておき
――はさておき
話題を転じるときに用いる語。ところで。閑話休題。「―,主人公はどうなったかというと」
それ=はそうと
――はそうと(して)
話題を転換する場合に用いる語。それはさておいて。それはともかく。それはそれとして。「―,奥さんの具合はどうですか」
それ=はそれとして
――はそれとして
「それはそうとして」に同じ。
それ=はそれは
――はそれは
(1)(感動詞的に用いて)驚いたとき,感嘆したときに発する語。おやまあ。なんともはや。「『先月引っ越しまして』『―』」
(2)(副詞的に用いて)非常に。とても。「―美しい景色でした」
それ=はともあれ
――はともあれ
それはさておき。それはともかく。
それ=も
――も
同じ程度の事柄を付け加えるときに用いる語。「日曜日で,―好天気とあって,球場は満員であった」
それ=御覧(ゴラン)
――御覧(ゴラン)
自分が以前に言っていたとおりになったとき,相手に言う語。どうだ。私の言ったとおりになっただろう。「―,やっぱり降ってきたじゃないか」
それ=来た
――来た
待ちかまえていたものが来た場合や,相手から物を受け取ったりする場合に発する語。「『重いぞ』『―,しっかりほうれ』」
それ=見たことか
――見たことか
相手が自分の忠告などを無視して失敗したときなどに,相手に言う語。それ見たか。それ見ろ。「―,僕の忠告を無視するからだ」
それ=見ろ
――見ろ
「それ見たことか」に同じ。
それい
それい [1] 【祖霊】
先祖の霊。日本では,33年忌ないしは50年忌の弔(トムラ)い上げのすんだ死者の霊は,個性を失って祖霊一般の仲間入りをすると考えられている。
それい
それい [0] 【粗糲】
精白しないあらづきの米。また,粗末な食事。粗飯。「―にして食ふに堪えず/不二の高根(麗水)」
それいき
それいき [2] 【素励起】
〔物〕 多粒子系の振動・波動現象を,量子力学的に量子化することによって生じる仮想的な粒子。系の状態は素励起の集まりによって記述される。格子振動のフォノン,プラズマ振動のプラズモンなどがその例。準粒子。
それいしゃ
それいしゃ [2] 【祖霊社】
屋敷内の一隅または先祖に由緒のある地点に設けられた祖霊をまつってある小祠(シヨウシ)。社家などには古いものもあるが,多くは江戸末期の神仏分離運動で,持仏堂を廃して代わりに建立したものという。また,明治初期に氏神の境内に設けられた社で,氏子の祖霊を合祭したもの。
それいらい
それいらい【それ以来】
since (then);→英和
ever since (ずっと).
それから
それから [0] (接続)
(1)ある物事に続いて,他の物事が起こる意を表す。そして。そのあと。「顔を洗って,―ご飯を食べる」
(2)ある物事に追加する意を表す。その上。「学校がある。―銀行もある」「―薬も買って来てね」
それから
それから
小説。夏目漱石作。1909年(明治42)発表。高等遊民代助は,人妻三千代との再会を機に,現実との対決を余儀なくされる。生活と道義をめぐって近代知識人の問題を探った作品。
それから
それから
and;→英和
(and) then (その次に);→英和
after that;since then (それ以来);[話を促すとき]Well then?/Yes? 〜それへと one after another.
それからして
それからして [0] (接続)
それを初めとして。そのこと自体。「なぜ黙っていた。―許せない」
それからそれと
それからそれと [0] (副)
物事が次々と起こるさま。それからそれへと。「―話が移ってゆく」
それかれ
それかれ 【其彼】 (代)
不定称。その名をいわずに二人以上の人をさしていう語。だれそれ。だれとだれ。「院の殿上には誰誰かありつると人の問へば,―など四五人ばかりいふに/枕草子 108」
それがし
それがし [2][3] 【某】 (代)
(1)不定称。名前がわからない,または名前を隠して人や物事をさす語。なにがし。某(ボウ)。「鈴木―の著した本」「―の年」
(2)一人称。武家の自称に用いる。「―多くの丈六を作り奉れり/宇治拾遺 4」
それがしかれがし
それがしかれがし 【某彼某】 (代)
不定称。二人以上の人に対し,名を知らなかったり,名を省略していうときに用いる語。だれだれ。だれとだれ。それがしかがし。「やや,庁にはまた何者か候ふ,といへば,―といふ/宇治拾遺 14」
それきり
それきり [4] 【其れ切り】
(1)それで最後。それかぎり。それっきり。「―になってしまった」「―挨拶にも来ない」「―消息を絶った」
(2)それで全部。それだけ。それっきり。「手持ちはたった―か」
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕
それくらい
それくらい [0] 【其れ位】
〔「それぐらい」とも〕
前述の事柄と比較して,それと同じ程度・量であることを表す語。副詞的にも用いる。それほど。そのくらい。「―のことは子供にもわかる」「―がまんしなさい」「一日分としては―が適当だ」
それこそ
それこそ
〜お誂(あつら)え向きだ That's the very thing I want.彼の悪口でも言おうものなら〜大変だ If I speak ill of him,then there will indeed be trouble.
それこそ
それこそ [3] 【其れこそ】
(1)特にそれは。「―ぼくの言いたいことだ」
(2)まさしく。それはもう。「先生に見つかったら,―大変よ」
(3)それはあたかも。それはまるで。「―つかみかからんばかりのけんまくで詰め寄る」
それさま
それさま 【其れ様】 (代)
二人称。そなたさま。あなたさま。多くは女性が用いた。「―へ御状ひとつ,と機嫌のよき折ふしを見合はせ/浮世草子・一代女 2」
それしき
それしき [0][2] 【其れ式】
わずかそれぐらい。そんな程度。「―のことでくよくよするな」
それしき
それしき
〜のこと such a trifle.→英和
それしゃ
それしゃ [2] 【其れ者】
(1)芸者。女郎。「―の出身(アガリ)らしい四十恰好の粋な妻君/社会百面相(魯庵)」
(2)その道に通じた人。くろうと。「世の中の巾着切りも,腹のうちからの―にもあらず/浮世草子・諸艶大鑑 3」
それしゃあがり
それしゃあがり [4] 【其れ者上(が)り】
前に芸者や遊女であった女。「友達の女房は,小意気で婀娜(アダ)で,―か鯨舎あがりで/滑稽本・浮世床(初)」
それじしん
それじしん [3] 【其れ自身】
ほかでもない,そのこと自体。それ自体。「内容―は悪くないが,面白味に欠ける」
それじたい
それじたい [3] 【其れ自体】
「それ自身」に同じ。「発想―に問題がある」
それじゃ
それじゃ [0]
■一■ (接続)
「それでは」の転。それじゃあ。「―話にならない」
■二■ (感)
別れの挨拶(アイサツ)に言う語。それじゃあ。じゃあ。「―,また」
それそうおう
それそうおう [0] 【其れ相応】 (名・形動)[文]ナリ
それにつりあうこと。それにふさわしいこと。また,そのさま。それ相当。「悪事を働いた者は,―の報いを受けねばならない」
それそうとう
それそうとう [0] 【其れ相当】 (名・形動)[文]ナリ
「それ相応」に同じ。「―の理由がある」
それそれ
それそれ [1] 【其れ其れ】
■一■ (代)
不定称。名をいうことを省略して,二人以上の人をいうときに用いる。だれかれ。あの人とあの人と。「誰々か,と問へば,―といふ/枕草子 106」
■二■ (感)
(1)人に注意を促すときに発する語。「―,そこに穴があるから気をつけて」
(2)相手に同意を示すときに発する語。そうそう。「和尚も聞き給ひて―とのたまふ/仮名草子・浮世物語」
それぞれ
それぞれ
severally;→英和
respectively.→英和
〜の each;→英和
respective.→英和
それぞれ
それぞれ [2][3] 【其れ其れ・夫れ夫れ】
〔代名詞「それ」を重ねた語〕
二つ以上の人や物事の一つ一つ。めいめい。おのおの。「―が十分注意すること」「―の持ち物」「どの品にも―特色がある」
それだから
それだから
(and) so;→英和
so that;accordingly.→英和
それだから
それだから [3] (接続)
そうであるから。だから。「彼は親切だ。―人に好かれるのだ」
それだけ
それだけ
that much;as much (as that);no more than that;that alone (そのことだけ).今日は〜 So much for today.
それだけ
それだけ [4][0] 【其れ丈】
(1)ほかのことはともかく,特にそれは。「―はごめんだ」
(2)それで全部。それかぎり。それきり。「言いたいことは―か」
(3)それくらい。その程度。「―あれば十分だ」
(4)その程度にふさわしいこと。それ相応。「年をとると,―疲れやすくなる」
それだけに
それだけに [4] 【其れ丈に】 (接続)
その事情に相応して。そうであるからいっそう。「作るのに三年もかかった。―愛着がある」
それだのに
それだのに [3] (接続)
「それなのに」の古い言い方。
それだま
それだま【逸れ弾】
a stray bullet.
それだま
それだま [0] 【逸れ弾・逸れ玉】
ねらいが外れて,見当違いの方に飛んで行く弾丸。流れだま。流弾。「―に当たる」
それっ
それっ (感)
(1)大勢で何かをするとき,調子を合わせたり気合を入れたりするための掛け声。
(2)人をそそのかしたり,励ましたり,自分自身に気合を掛けたりする時に発する語。そらっ。「―,行けっ」「―,とばかりに駆けつけた」
それっきり
それっきり
since then;ever since;no more than that (それだけ).〜になる be suspended[stopped];remain unsettled (未解決のまま).
それっきり
それっきり [5] 【其れっ切り】
「それきり」の転。「―何の音さたもない」「別れたまま―になってしまった」
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕
それてい
それてい 【其れ体】
その程度のこと。そのくらい。「児共は―におめぬがよきぞと言ふ/沙石 3」
それで
それで
[そこで]and;→英和
so;→英和
thereupon.→英和
⇒それだから.
それで
それで [0] (接続)
(1)前述の事柄を理由として次の帰結へ続ける場合に用いる語。それだから。そのために。「天候が不順になった。―登頂を断念した」
(2)話題を新しく発展させる場合や相手の話を先へ促す場合に用いる語。そして。「―これからどうするつもりだ」「―どうした」「ふんふん,―」
それでこそ
それでこそ
〜男だ That is worthy of a man.→英和
それでは
それでは [3]
■一■ (接続)
(1)前述の事柄を受けて,そこから導かれる結果へ続ける語。それなら。それじゃ。「―私にどうしろというんです」
(2)前述の事柄をしめくくって,話題の転換を示す語。では。それじゃ。「よくわかりました。―こうしましょう」「―テキストの八ページを開いてください」
■二■ (感)
別れの挨拶(アイサツ)の言葉。それじゃ。では。「―,お元気で」「―,また」
■三■ (連語)
そういうことでは。それじゃ。「―彼の顔が立つまい」「―話が違う」
それでは
それでは
[そうなら]then;→英和
in that case;if so;[別れる時など]well;→英和
now.→英和
それでも
それでも [3] (接続)
そうであっても。そうだけれども。「風はやんだ。―外はまだ寒い」「みんなよく頑張ったが,―勝てなかった」
それでも
それでも
but;→英和
still;→英和
and yet;nevertheless.→英和
それとなく
それとなく
indirectly;→英和
in a casual manner.〜言う (drop a) hint;→英和
insinuate.→英和
それとも
それとも
or.→英和
それとも
それとも [3] (接続)
そうではなくて。あるいは。もしくは。「このまま進むか,―ひくか」
それどころ
それどころ [3] 【其れ処】
下に否定の語や反語を伴い,とてもその程度ではない,の意を強めていう語。「とても―ではなかった」
それどころか
それどころか
on the contrary;→英和
far from it.
それどころか
それどころか [3] 【其れ処か】 (接続)
そんなことですむどころか。「お礼も言わない。―悪口を言う始末だ」
それながら
それながら 【其れながら】 (連語)
そのまま。そっくり。「花の色も宿も昔の―変れるものは露にぞありける/拾遺(哀傷)」
それなのに
それなのに
(and) yet;→英和
nevertheless;→英和
for all that.
それなのに
それなのに [3] (接続)
そうであるのに。それだのに。なのに。「一所懸命働いている。―生活は楽にならない」
それなら
それなら [3] (接続)
そういうわけなら。そんなら。それでは。「よくわかった。―君のいうとおりにしよう」
それなら
それなら
if so;in that case;then.→英和
それなり
それなり [0] 【其れなり】
(1)その状態のまま。そのまま。それきり。副詞的にも用いる。「予算の関係で中止したまま,―になっている」「―向こうに居着いてしまった」「―にお寝(ヨ)つたら,お泊め申さう/歌行灯(鏡花)」
(2)限界や欠点はあるが,それはそうとして。それ相応に。「―にうまくやっている」「―の効果はある」
それなり
それなり
〜に in its own way (相応に); <be left> as it is (そのままに).
それなりけり
それなりけり [5]
そのままになってしまうこと。それきり。「北海道に渡つたといふ,音信(オトズレ)があつて,―/湯島詣(鏡花)」
それに
それに
besides;→英和
moreover;→英和
what is more.〜しても but then;(but) still;→英和
though.→英和
それに
それに [0] (接続)
(1)その上に。それに加えて。さらに。「天気はいいし,―休日だし,絶好の行楽日だ」
(2)しかるに。それなのに。「此の聖人達は公召すだに速かに山を下らぬ人どもなり。―修行の次(ツイデ)にここにおはしたるは希有(ケウ)の事なり/今昔 19」
(3)それによって。その結果。「その時は源氏のみぞ様々大臣・公卿にておはせし。―このおとどなむ南円堂を建てて/大鏡(藤氏物語)」
それは
それは
〜さておき meanwhile.→英和
〜それは ⇒非常(な).〜そうと by the way;→英和
well;→英和
now.→英和
そればかり
そればかり [3] 【其れ許り】
(1)そのことだけ。それだけ。「―気にする」
(2)その程度。「―のことで泣くな」
そればかりか
そればかりか [3] 【其れ許りか】
■一■ (副)
それだけではなく,その上さらに。「ぼくもこまるが,―,家族みんなに迷惑をかける」
■二■ (接続)
そのことだけでなく,さらにそれに加えて。「遅刻した。―宿題も忘れた」
それほど
それほど [0] 【其れ程】
(1)物事の程度がはなはだしいことを表す。それくらい。そんなに。副詞的にも用いる。「―欲しいなら上げよう」「―までに思いつめていたのか」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)物事の状態が思ったほどでないことを表す。「評判は高いが―でもない」
それほど
それほど【それ程】
so much[far];so;→英和
to that extent;not so <much> as (否定).
それまで
それまで
till then;so long[far].
それまで
それまで [3] 【其れ迄】
(1)その状態が限度である意を表す。それで終わり。「ここで落ちたら命は―だ」「やってみてだめなら―のことさ」
(2)そんなにまで。それほどまで。副詞的にも用いる。「―言うのなら,やってみよう」
それも
それも
〜そうだが That's all very well[quite true],but….
それや
それや [2] 【逸れ矢】
ねらいがそれてほかの方へ飛んでゆく矢。流れ矢。
それや
それや 【其れ屋】
水商売の店。遊女屋。それやど。「さすが―の女房とて,世間話に気をゆるませ/浄瑠璃・重井筒(中)」
それやど
それやど 【其れ宿】
「其れ屋」に同じ。「うち撥の音,いかに―なればとて/浮世草子・好色盛衰記 4」
それゆえ
それゆえ【それ故】
⇒それだから.
それゆえ
それゆえ [0][3] 【其れ故】 (接続)
だから。そのため。「最近事故が多発している。―自動車での通勤は禁止する」
それら
それら [2] 【其れ等】 (代)
中称。「それ」の複数。
それる
そ・れる [2] 【逸れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 そ・る
(1)予想とは別の方向へ進む。「矢が―・れる」「話がよこみちに―・れる」「コースを―・れる」
(2)気持ちが他へ移る。「ことなる物の栄えなくて―・れにけり/栄花(初花)」
(3)調子がはずれる。調子があわなくなる。「管絃の調子も―・れにけり/義経記 7」
それる
それる【逸れる】
turn away;wander[digress] <from the subject> (話が);→英和
miss the mark (弾丸が).→英和
それん
それん [0] 【素練】
白い練絹(ネリギヌ)。
それん
それん [0] 【疎簾】
目のあらいすだれ。
それ以来
それいらい【それ以来】
since (then);→英和
ever since (ずっと).
それ故
それゆえ【それ故】
⇒それだから.
それ程
それほど【それ程】
so much[far];so;→英和
to that extent;not so <much> as (否定).
そろ
そろ 【候】 (動ハ特活)
〔「そうろう(候)」の転〕
多く補助動詞として用いられ,話し手の表現に丁寧の意を添える。です。ます。「さしあたる父母の御わかれ,いかでかをしからで〈そろ〉べき/曾我 1」「世上がゆかしくは御成り〈そろは〉んずらん/中華若木詩抄」
〔活用は「そろは(そろ)・そろ・そろ・そろ・そろへ・そろへ」〕
そろ
そろ [1] 【粗鹵・疎鹵・麁鹵】 (名・形動)[文]ナリ
〔「鹵」は荒れ地。また「魯」に通じて,おろかの意〕
そまつで役に立たない・こと(さま)。「其議論の―にして誤謬の多きは/文明論之概略(諭吉)」
そろ
そろ [1] 【粗魯】 (名・形動)[文]ナリ
あらあらしく愚かである・こと(さま)。愚鈍。「―賤劣鄙猥(ヒワイ)なるものとを巧にまじへて/小説神髄(逍遥)」
そろ=べく候(ソロ)
――べく候(ソロ)
(1)「そうろう(候)」に同じ。女性の手紙文に用いられる。「もしもの折は必々さもしい者の手にかからず,清い御最期―/浄瑠璃・寿の門松」
(2)〔手紙にいいかげんに書きなぐっても,読む人が適当に判断するところから〕
物事をなりゆきに任せて,いいかげんにすること。おざなり。「どうなりとも―にやらしやんせ/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」
そろい
そろい ソロヒ 【揃い】
■一■ [0][3] (名)
(1)そろっていること。すべて集まっていること。「皆さんお―で,どちらへお出かけですか」「全巻―で一〇万円」
(2)衣服などの型・色・模様が同じであること。「―のゆかた」
■二■ (接尾)
(1)助数詞。一組になっているものを数えるのに用いる。そろえ。「花嫁衣装一―」
(2)〔連濁して「ぞろい」とも〕
名詞に付いて,全体がそればかりであることを表す。「美人―」「傑作―」
そろい
そろい【揃い】
a set <of tea-things> ;→英和
a suite <of furniture> .→英和
〜の uniform;→英和
of the same pattern.〜の服をきる wear a dress of uniform pattern.
そろいぶみ
そろいぶみ ソロヒ― [0] 【揃い踏み】
(1)相撲で,大関以下幕内力士全員が土俵に並び,しこを踏むこと。高貴の人が見物する場合など,特別な場合に限る。正しくは「御前(ゴゼン)がかり」という。
(2)「三役揃い踏み」に同じ。
そろう
そろう [0] 【粗陋】 (名・形動)[文]ナリ
粗野でいやしい・こと(さま)。「有名なる工人,最も―平凡なる器具を用て,工事を試験せり/西国立志編(正直)」
そろう
そろ・う ソロフ [2] 【揃う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)二つ以上のものの形・程度などが同じになる。等しい状態になる。「背丈が―・う」「つぶが―・う」「―・ったユニフォームを着る」
(2)二つ以上のものが一致する。「調子が―・う」「足並みが―・う」
(3)必要なものが全部ととのう。「材料がまだ―・わない」「顔ぶれが―・う」「全員―・った」
(4)一つにまとまる。「心ガ―・ワヌ/日葡」
〔「揃える」に対する自動詞〕
■二■ (動ハ下二)
⇒そろえる
そろう
そろう【揃う】
(1)[一様になる]be even[uniform,equal].(2)[整う]be(come) complete;→英和
[集まる]gather;→英和
assemble;→英和
meet.→英和
揃った(揃わない) (in)complete;(un)equal;→英和
uniform (irregular).→英和
揃って出かける go together.揃いも揃って one and all;without a single exception.
そろう
そろう [0] 【疎漏・粗漏】 (名・形動)[文]ナリ
物事の扱い方がいいかげんで,手落ちのある・こと(さま)。「―のないように気をつける」「言文一致の章を読んで曰くいかにも―なる議論也/筆まかせ(子規)」
[派生] ――さ(名)
そろう
そろう【疎漏な】
heedless;→英和
careless;→英和
negligent.→英和
そろうせん
そろうせん 【蘇老泉】
⇒蘇洵(ソジユン)
そろえ
そろえ ソロヘ 【揃え】
■一■ [2][3] (名)
そろえること。「亭主が袴,中居が―の紅(クレナイ)も/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
■二■ (接尾)
(1)助数詞。一組になっているものを数えるのに用いる。そろい。「家具一―」「茶器二―」
(2)〔連濁して「ぞろえ」とも〕
名詞に付いて,全体がそればかりでそろっていることを表す。「供―」「勢―」
そろえばし
そろえばし ソロヘ― [4] 【揃え箸】
食事のとき,二本の箸を食卓の上で立ててトントンと揃えること。無作法とされる。
そろえる
そろ・える ソロヘル [3] 【揃える】 (動ア下一)[文]ハ下二 そろ・ふ
そろうようにする。
(1)二つ以上のものの形・程度などを同じにする。等しい状態にする。「角度を―・える」「高さを―・える」
(2)二つ以上のものを一致させる。「声を―・える」「足並みを―・える」「口を―・えて言う」
(3)(必要なものを)全部ととのえる。残らず集める。「人員を―・える」「資料を―・える」「全集を―・える」
(4)集めて,整然とした状態にする。「生徒を―・えて並ばせる」「脱いだ靴を―・える」
(5)同類の物を集めて並べる。「矢先を―・へて/平家 4」
〔「揃ふ」に対する他動詞〕
そろえる
そろえる【揃える】
(1)[一様にする]make uniform[even].(2)[まとめる]complete;→英和
collect (集める).→英和
(3)[整える]put in order;arrange.→英和
数を〜 make up the number.→英和
声を揃えて in chorus.
そろく
そろく 【疎勒】
⇒カシュガル
そろそろ
そろそろ
slowly;gently;softly;→英和
[次第に]gradually;little by little;by and by (やがて).〜おいとまの時間だ It's about time I were going.
そろそろ
そろそろ [1] (副)
(1)動作を静かにゆっくり行うさま。そっと。しずしず。「―(と)戸を開ける」「―(と)歩く」
(2)ある状態や時刻になりかかったさま。間もなく。ぼつぼつ。「―暗くなる」「―出かけよう」「もう―九時だ」
そろばん
そろばん [0] 【算盤・十露盤】
(1)日本・中国などで使用される簡単な計算器。横長で底の浅い長方形の枠に珠(タマ)を数個貫いた軸を縦に何本も並べたもの。軸のそれぞれが桁(ケタ)を表し,珠の上下の位置でそれぞれの桁の数値を表し,珠を指で上下させることにより四則演算が行える。日本には室町末期に中国より伝来したといわれる。
(2)損得についての計算。「この仕事は―抜きでやっています」
〔唐音「そわんぱあん」の転という〕
そろばん
そろばん【算盤】
an abacus.→英和
〜がとれる(とれない) (do not) pay.→英和
〜をはじく work an abacus;have a mercenary spirit (打算的).
そろばん=が合う
――が合・う
計算が合う。採算が合う。
そろばん=が持て∘ない
――が持て∘ない
損益計算をして,利益がない。そろばんが合わない。
そろばん=の玉はずれ
――の玉はずれ
そろばんで計算した分以外の金。帳簿に記入されない余分な金。
そろばん=を弾(ハジ)く
――を弾(ハジ)・く
(1)そろばんの玉を弾いて計算する。
(2)損得の計算をする。
そろばん=を枕(マクラ)にする
――を枕(マクラ)にする
商人が,寝る間もそろばんを身辺から離さないで商売にうちこむさまの形容。
そろばん=を置く
――を置・く
そろばんで計算する。損得の計算をする。
そろばんうらない
そろばんうらない [5] 【算盤占い】
そろばんを使って吉凶を判断すること。算易。
そろばんかんじょう
そろばんかんじょう [5] 【算盤勘定】
そろばんで利得を計算すること。損得についての勘定。
そろばんぎ
そろばんぎ [3] 【算盤木】
〔建〕 基礎杭上に架け渡した横木。
そろばんさで
そろばんさで [3] 【算盤桟手】
木材運搬装置の一。小丸太を横に並べ,その両側に側木として二本の丸太をおいたもの。運搬する木材は小丸太の上をすべらせる。
そろばんしぼり
そろばんしぼり [5] 【算盤絞り】
そろばんの珠をならべたような模様の絞り染め。手拭いに多く使用された。
そろばんずく
そろばんずく [0] 【算盤尽く】
何でも損得を計算して,損にならないようにすること。勘定高いこと。勘定ずく。損得ずく。「―ではできない仕事だ」
そろばんぜめ
そろばんぜめ [0] 【算盤責め】
「石抱(イシダ)き」に同じ。
そろばんだかい
そろばんだか・い [6] 【算盤高い】 (形)
金銭の計算に細かい。打算的だ。勘定高い。「―・い人」
[派生] ――さ(名)
そろばんだま
そろばんだま [0] 【算盤玉】
(1)そろばんの軸に貫いてある珠。
(2)損得の計算。勘定。「么麼(ドウ)いふ―でせうな,日鉄だけでも大分のものだが/社会百面相(魯庵)」
そろびく
そろび・く 【そろ引く】 (動カ四)
〔「ぞろひく」とも〕
着物の裾(スソ)や帯などをひきずる。「狐ガ尾ヲ―・ク/日葡」
そろま
そろま 【曾呂間】
(1)「曾呂間人形」の略。
(2)愚鈍な人。のろま。「上方にてあはう―といふ/洒落本・通人の寝言」
そろまにんぎょう
そろまにんぎょう [4] 【曾呂間人形】
人形浄瑠璃の間(アイ)狂言として出た野呂松(ノロマ)人形の一。天和・貞享(1681-1688)頃に出た曾呂間七郎兵衛が遣い手として有名。道化人形を京坂では「そろま」,関東では「のろま」といった。
そろり
そろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って用いる)
(1)動作がゆっくりとしたさま。しずしず。そろそろ。「―と立ち上がる」
(2)なめらかなさま。するり。「―と抜け出る」「―と襖(フスマ)をあける」
そろりしんざえもん
そろりしんざえもん 【曾呂利新左衛門】
豊臣秀吉の寵臣。堺の人。和歌・狂歌・茶の湯に通じ,頓知に富んだ。本業は鞘(サヤ)師。鞘に刀が「そろり」と合ったのでこの異名があるという。本姓,杉本または坂内。実在の人物か否は不明。
そろりそろり
そろりそろり [4] (副)
(多く「と」を伴って)動作がゆっくり静かにおこなわれるさま。「―と動かす」
そろ引く
そろび・く 【そろ引く】 (動カ四)
〔「ぞろひく」とも〕
着物の裾(スソ)や帯などをひきずる。「狐ガ尾ヲ―・ク/日葡」
そわ
そわ ソハ 【岨】
「そば(岨)」に同じ。「山の―よりよせける児玉党/平家 9」
そわか
そわか ソハカ [1] 【蘇婆訶・薩婆訶】
〔梵 svāhā〕
〔仏〕 密教で呪文の最後につける語。密教ではさまざまに解釈するが,元来は仏への感嘆・呼びかけの語。「唵(オン)阿毘羅吽欠(アビラウンケン)―」
そわじ
そわじ ソハヂ 【岨路】
「そばじ(岨路)」に同じ。
そわす
そわ・す ソハス [2] 【添わす】
■一■ (動サ五)
〔下一段動詞「添わせる」の五段化〕
「添わせる」に同じ。「あんな男を私の娘と―・すわけにはいかない」
■二■ (動サ下二)
⇒そわせる
そわせる
そわ・せる ソハセル [3][0] 【添わせる】 (動サ下一)[文]サ下二 そは・す
〔「添う」に使役の助動詞「せる」が付いたものから〕
(1)添うようにさせる。「乳母を―・せる」
(2)夫婦にさせる。「二人を―・せる」
そわそわ
そわそわ ソハソハ [1] (副)スル
態度や心が落ち着かないさま。「―(と)落ち着かない」「なぜか―している」
そわそわ
そわそわ
〜する be nervous[restless];be fidgety.〜して restlessly;→英和
uneasily.
そわそわしい
そわそわし・い ソハソハ― [5] (形)
そわそわして落ち着かない。「木村の様子の方が却て―・く眺めやられた/或る女(武郎)」
そわつく
そわつ・く ソハ― (動カ五[四])
そわそわする。落ち着きがなくなる。「お亀は丹治と心得,―・きながら密(ソツ)と雨戸を明け/塩原多助一代記(円朝)」
そわづたい
そわづたい ソハヅタヒ 【岨伝ひ】
「そばづたい(岨伝)」に同じ。
そわみち
そわみち ソハ― 【岨道】
「そばみち(岨道)」に同じ。
そわり
そわり ソハリ 【楚割】
〔「すわやり」の転〕
魚肉を細くさいて干したもの。[節用集(易林本)]
そわる
そわ・る ソハル [2] 【添わる】 (動ラ五[四])
加わる。増す。ふえる。「自ら可悩(ナヤマシ)き風情の―・りたるに/金色夜叉(紅葉)」「物思ひ―・りて,明けくれ口惜しき身を思ひ歎く/源氏(澪標)」
そん
そん [1] 【巽】
易の八卦の一。算木で☴の形で示す。従順・卑下の徳を表し,南東(たつみ)の方角に配する。
そん
そん 【孫】
(1)子孫。後裔(コウエイ)。「其れより僧迦羅が―,今に其の国に有り/今昔 5」
(2)血統。血筋。「狐の子は,子狐より,父が―をつぎて/曾我 8」
そん
そん [1] 【損】 (名・形動)[文]ナリ
利益を失うこと。益のないこと。不利であること。また,そのさま。
⇔得
⇔益
「千円の―をする」「口べたで―をしている」「―な役回り」
→ぞん(損)
そん
そん【損】
(a) loss;→英和
disadvantage (不利);→英和
damage (損害).→英和
〜な disadvantageous;unfavorable;→英和
losing;unprofitable.〜する lose;→英和
suffer a loss.〜な買物 a bad bargain.〜になる do not pay.〜をかける inflict a loss <upon> .
そん
そん 【樽】
たる。「一石入る―十に酒入れ/宇津保(あて宮)」
そん
そん 【尊】
■一■ [1] (名)
中国,古代の盛酒器。器形については諸説あるが,口部がらっぱ状をしているものとするのが一般的。殷(イン)周時代の青銅製の祭器がよく知られている。
■二■ (接尾)
助数詞。仏を数えるのに用いる。「釈迦三―」
尊■一■[図]
そん=がいく
――がい・く
損をする。「自分の望通りにならなくたって元々で損はいかないのだから/吾輩は猫である(漱石)」
そんい
そんい [1] 【巽位】
東南の方角。たつみ。
そんい
そんい [1] 【遜位】
天子が位をゆずること。譲位。
そんい
そんい [1] 【尊意】
他人の意志・意向を敬っていう語。おぼしめし。尊旨。尊慮。
そんい
そんい [1] 【尊威】
たっとぶべき威光。
そんい
そんい [1] 【尊位】
(1)とうとい位。
(2)天子の位。
そんいっせん
そんいっせん 【孫逸仙】
⇒孫文(ソンブン)
そんえい
そんえい [0] 【尊影】
他人の写真・肖像を敬っていう語。
そんえい
そんえい [0] 【尊詠】
他人の作った詩歌を敬っていう語。
そんえい
そんえい [0] 【尊栄】
位がたっとく,栄えること。「其真理は決して人民を殷富―に導くものにあらず/民約論(徳)」
そんえい
そんえい [0] 【村営】
村が経営すること。「―国民宿舎」
そんえいじ
そんえいじ 【尊永寺】
静岡県袋井市にある寺。高野山真言宗の別格本山。山号,法多(ハツタ)山。行基(ギヨウキ)の草創と伝える。
そんえき
そんえき [1] 【損益】
(1)損害と利益。費用と収益。
(2)利を失うことと,得ること。「文学の上より見れば其早世のために―する所無きが如し/病牀譫語(子規)」
そんえき
そんえき【損益】
profit and loss.損益計算書 a statement of profit and loss.
そんえきかんじょう
そんえきかんじょう [5] 【損益勘定】
一営業期間の損益をみるために,決算期末に元帳に設けられる集合勘定。
そんえきけいさんしょ
そんえきけいさんしょ [1][0][0][9] 【損益計算書】
財務諸表の一。決算に際し,一営業期間における企業の経営成績を明らかにするために費用と収益とを対照して一表に表示した計算書。
→損益計算書[表]
そんえきぶんきてん
そんえきぶんきてん [7] 【損益分岐点】
売上高と総費用が等しくなる点。すべての費用を回収するために必要な売上高もしくは生産量をさす。売上高がこの点を超えると利益が生まれる。
そんえんほうしんのう
そんえんほうしんのう ソンヱンホフシンワウ 【尊円法親王】
(1298-1356) 伏見天皇第六皇子。名は守彦。親王宣下後仏門に入り青蓮院(シヨウレンイン)門跡を継いだ。1331年以後四度天台座主。書道にすぐれ,青蓮院流の祖。
そんえんりゅう
そんえんりゅう ソンヱンリウ 【尊円流】
⇒御家流(オイエリユウ)
そんおう
そんおう [3][0] 【村翁】
村の老人。いなかのじいさん。
そんおう
そんおう [3][0] 【村媼】
村の老女。いなかのばあさん。
そんおう
そんおう [3] 【孫王】
⇒そんのう(孫王)
そんおう
そんおう [3] 【尊翁】
老人を敬っていう語。
そんか
そんか [1] 【尊下】
■一■ (名)
書簡文の脇付(ワキヅケ)の一。尊丈。
■二■ (代)
二人称。主に男性が同輩の者を敬っていう語。あなた。
そんか
そんか [1] 【村家】
村里にある家。
そんか
そんか [1] 【尊家】
相手を敬ってその家・家族をいう語。尊宅。尊堂。貴家。「御(ゴ)―の御繁栄をお祈り申し上げます」
そんかい
そんかい【村会(議員)】
(a member of) a village council.
そんかい
そんかい [0] 【村会】
(1)「村議会」の略。「―議員」
(2)旧制で,村の議決機関。
そんかい
そんかい【損壊する】
be damaged and destroyed.
そんかい
そんかい [0] 【損壊】 (名)スル
こわれること。こわすこと。「地震のため家屋が―する」
そんかく
そんかく [0] 【尊閣】
(1)他人を敬ってその家をいう語。転じて,他人を敬っていう語。
(2)自分の父に対する敬称。
そんかてい
そんかてい 【孫過庭】
(648頃-703頃) 中国唐代の書家。王羲之・王献之の書を学び,草書をよくし,「書譜」を著した。
そんかん
そんかん [0] 【尊翰】
他人を敬ってその手紙をいう語。尊書。尊簡。
そんがい
そんがい [0] 【損害】 (名)スル
(1)事故や災害により受ける金銭・物質上の不利益。広義では人間の死傷をも含む。「―をこうむる」
(2)物をそこなうこと。「大雷風雨引続き…麻野菜物等を―せる由/新聞雑誌 44」
そんがい
そんがい [0] 【尊骸】
貴人の死骸を敬っていう語。
そんがい
そんがい【損害】
damage;→英和
(an) injury;→英和
(a) loss;→英和
casualties (死傷).〜を与える cause damage[do harm] <to> ;inflict a loss <upon> .〜を被る suffer damage[a loss].‖損害額 the amount of damage.損害賠償 compensation for damages.損害賠償を要求する claim damages <against a person> .損害保険 non-life insurance.
そんがいたんぽけいやく
そんがいたんぽけいやく [8] 【損害担保契約】
ある者が一定の事項からこうむるかもしれない損害に対して他の者が填補(テンポ)することを約する契約。
そんがいばいしょう
そんがいばいしょう [5] 【損害賠償】 (名)スル
他人に損害を与えた者がそれを填補すること。
そんがいほけん
そんがいほけん [5] 【損害保険】
偶然の事故により生ずる損害を填補(テンポ)するための保険。火災保険・海上保険・運送保険などの類。損保。
そんがっきゅう
そんがっきゅう [3] 【村学究】
田舎に住んでいる,見識の狭い学者。また,見識の狭い学者を軽蔑していう語。村夫子。村儒。
そんがん
そんがん [0] 【尊顔】
他人を敬ってその顔をいう語。「御―を拝する」
そんき
そんき [1] 【損気】
損失をまねく気性。「短気は損気」の形で用いる。「昔より短気は―といふは,爰ぞかし/咄本・露が咄」
そんき
そんき [1] 【尊貴】 (名・形動)[文]ナリ
とうといこと。とうといさま。また,その人。「爵位よりも―なるものを得べし/西国立志編(正直)」
そんきほう
そんきほう 【孫奇逢】
(1584-1675) 中国,明(ミン)末・清(シン)初の儒学者。字(アザナ)は啓泰(ケイタイ)。河北省の人で,民間で講学,夏峯(カホウ)先生と呼ばれた。著「四書近旨」「理学宗伝」など。
そんきょ
そんきょ [1] 【村居】
村里に居住すること。いなかずまい。
そんきょ
そんきょ [1] 【蹲踞・蹲居】 (名)スル
(1)うずくまること。そんこ。「会民は堂外にまで溢れて其の近傍なる公園中に―する者も少からず/経国美談(竜渓)」
(2)相撲や剣道で,つま先立ちで深く腰をおろし,膝(ヒザ)を十分に開いて上体を正し重心を安定させる基本姿勢。
(3)貴人の通行するとき,両膝を折ってうずくまり頭を垂れて行なった礼。また後世,貴人の面前を通るとき,膝と手とを座につけて会釈すること。
そんきょう
そんきょう 【尊敬】 (名)スル
〔「きょう」は呉音〕
「そんけい(尊敬)」に同じ。「心に君を―すること猶ほ神に於るが如し/花柳春話(純一郎)」
そんきょう
そんきょう [0] 【遜恭】
へりくだってうやうやしいこと。
そんきん
そんきん [0][1] 【損金】
(1)損をして失った金銭。
(2)税法上,法人資産を減少させた経費・費用・損失のこと。
⇔益金
そんきん
そんきん【損金】
a (pecuniary) loss.
そんきんぶくろ
そんきんぶくろ [5] 【損金袋】
宴席などで祝儀を入れて与える紙袋。散財袋。祝儀袋。
そんぎ
そんぎ [1] 【村議】
「村議会議員」の略。
そんぎ
そんぎ [1] 【尊儀】
仏・菩薩の姿または貴人の肖像・位牌などを敬っていう語。
そんぎ
そんぎ [1] 【存疑】
〔「ぞんぎ」とも〕
十分に解明できず,疑問が残っていること。
そんぎかい
そんぎかい [3] 【村議会】
地方公共団体たる村の議決機関。村民から公選された村議会議員によって構成。村会。
そんぎかいぎいん
そんぎかいぎいん [6] 【村議会議員】
村議会を構成する議員。村会議員。村議。
そんぎり
そんぎり [0] 【損切り】
相場で損を覚悟で見切り売りすること。
→難平(ナンピン)
そんぎん
そんぎん [0] 【損銀】
損をして失った金銭。損金。
そんくん
そんくん [1] 【尊君】
■一■ (名)
他人の父を敬っていう語。
■二■ (代)
二人称。対等の男子間で用いる敬称。尊公。
そんけい
そんけい [0] 【尊敬】 (名)スル
(1)人格・識見・学問・経験などのすぐれた人を,とうとびうやまうこと。そんきょう。「―する人物」「―の念」「―を払う」
(2)文法で,話し手が聞き手または話題の中の動作主を敬う言い方。
→尊敬語
そんけい
そんけい 【孫卿】
荀子(ジユンシ)の尊称。
そんけい
そんけい【尊敬】
respect;→英和
reverence;→英和
a high regard;esteem.→英和
〜する (hold <a person> in high) esteem;respect;→英和
look up <to> ;have <great> respect <for> .〜すべき respectable;→英和
honorable;→英和
worthy of respect.
そんけい
そんけい [1] 【尊兄】
■一■ (名)
他人の兄を敬っていう語。
■二■ (代)
二人称。対等の男子間で用いる敬称。貴兄。大兄。
そんけいかくぶんこ
そんけいかくぶんこ 【尊経閣文庫】
旧加賀藩,前田家の蔵書を収蔵した文庫。東京都目黒区駒場にある。主に五代綱紀(ツナノリ)が収集した和漢書数万部を収める。
そんけいご
そんけいご [0] 【尊敬語】
敬語の一。話し手が聞き手または話題の中の動作主,また,その動作・状態・事物などを高めて言い表すもの。特別の語を用いる場合(「おっしゃる・いらっしゃる」),接辞を付加する場合(「お手紙・御主人・奥様」),助動詞や補助動詞を添える場合(「れる・くれる・給う・お…になる」)などがある。
そんけん
そんけん 【損軒】
貝原益軒の別号。
そんけん
そんけん 【孫権】
(182-252) 中国,三国時代,呉の初代皇帝(在位 222-252)。孫堅の次子。蜀(シヨク)の劉備と結んで曹操の南下を赤壁に阻止し,江南に勢力を確立。
そんけん
そんけん 【孫堅】
(156-192) 中国,後漢末の群雄の一人。孫権の父。黄巾の乱の平定に功があったが,劉表との戦いで戦死した。孫権によって武烈皇帝と追尊された。
そんけん
そんけん [0] 【尊見】
他人を敬ってその意見・見解をいう語。高見。
そんげん
そんげん【尊厳】
dignity;→英和
prestige.→英和
そんげん
そんげん [0] 【損減】 (名)スル
へること。へらすこと。減損。「功用は,これが為に―せられざりき/西国立志編(正直)」
そんげん
そんげん [0][3] 【尊厳】 (名・形動)[文]ナリ
尊くおごそかで侵しがたい・こと(さま)。「生命の―」「夫帝王極めて―なり/明六雑誌 5」
[派生] ――さ(名)
そんげんし
そんげんし [3] 【尊厳死】
助かる見込みの全くないままに長期間にわたって植物状態が続いたり,激しい苦痛に悩まされ続けている患者に対し,生命維持装置などによる人為的な延命を中止し,人間としての尊厳を維持して死に至らしめること。
→安楽死
そんこ
そんこ 【損戸】
律令制で,災害をうけた田の耕作者。その損害の程度に応じて租庸調を減免された。
→損田
そんこ
そんこ 【蹲踞】 (名)スル
〔「こ」は呉音〕
「そんきょ(蹲踞){(1)}」に同じ。「机辺(ツクエノホトリ)に―してから/浮雲(四迷)」
そんこう
そんこう [0] 【村郊】
いなか。村里。
そんこう
そんこう [1] 【尊公】 (代)
二人称。対等の男子間で用いる敬称。貴公。
そんこう
そんこう [0] 【尊高】
身分が高く尊いこと。「忽ちに君臣の礼を忘れ,万乗―の君を恐れず/盛衰記 13」
そんこう
そんこう [0] 【村巷】
むらのちまた。村里。
そんこう
そんこう [0] 【損耗】 (名)スル
⇒そんもう(損耗)
そんこう
そんこう 【孫康】
中国,晋(シン)代の政治家。家が貧しくて灯油を買うことができず,雪明かりで勉強した話で有名。生没年未詳。
→蛍雪の功
そんご
そんご [1] 【孫呉】
孫子と呉子。ともに中国の春秋戦国時代の兵法家。「―の兵法」
そんごう
そんごう [3] 【尊号】
尊敬して呼ぶ称号。特に,天皇・太上天皇・皇后・皇太后などの称号。
そんごうじけん
そんごうじけん 【尊号事件】
1789年光格天皇が実父典仁親王に太上天皇の尊号を贈ろうとして,江戸幕府老中松平定信に拒絶され,幕府批判の公卿が処罰を受けた事件。尊号一件。
そんごくう
そんごくう 【孫悟空】
中国,明代の長編小説「西遊記」の主人公の猿。觔斗雲(キントウン)に乗って十万八千里を飛ぶ大神通力を持ち,天上界に押しかけて大暴れするが,釈迦如来の法力で五行山の下敷きにされる。のち三蔵法師に助け出されてその供をし,多くの困難を克服してインドから経典をもたらす。
そんさつ
そんさつ [0] 【尊札】
他人を敬ってその手紙をいう語。尊書。尊翰(ソンカン)。貴札。
そんざ
そんざ 【尊者】
「そんじゃ(尊者)」に同じ。「あんなん―はあはれなり慈悲の室(ムロ)を住みかにて/梁塵秘抄」
そんざい
そんざい [0] 【存在】 (名)スル
(1)人や事物があること,いること。また,その人や事物。「少数だが反対者も―する」「人類の―をおびやかすもの」「神の―を信ずる」「貴重な―」「気になる―」
(2)〔哲〕
〔英 being; (ドイツ) Sein〕
何かがあること,またあるもの。有。
(ア)実体・基体・本質・本性など,他のものに依存することなくそれ自体としてあり,非本来的・偶有的でなく,絶対的・必然的にあるもの。
(イ)現に事実として今ここにある事や物および人間の実存。現実存在。
(ウ)感覚や経験に現れるもの。現象。
(エ)判断において,主語と述語を結びつける繋辞(ケイジ)。「 S は P である」の「ある」。
そんざい
そんざい【存在】
existence;→英和
being.→英和
〜する be;→英和
exist;→英和
be existent.〜を認められる be recognized;win recognition.‖存在理由 the reason for being;the raison d'être.存在論《哲》ontology.
そんざいかん
そんざいかん [3] 【存在感】
(1)その独特の持ち味によって,その人が紛れもなくそこにいると思わせる感じ。「―のある俳優」
(2)そこに確かに存在しているという実感。
そんざいこんきょ
そんざいこんきょ [5] 【存在根拠】
「実在(ジツザイ)根拠」に同じ。
そんざいし
そんざいし [3] 【存在詞】
文法で,用言の一類。「あり」「をり」「侍(ハベ)り」など,存在に関して陳述する語をいう。山田孝雄の用語。
そんざいしゃ
そんざいしゃ [3] 【存在者】
〔(ドイツ) Seiendes〕
存在するもの。人・物など個々の存在物を,存在そのものと区別していう語。
そんざいしょうめい
そんざいしょうめい [4] 【存在証明】
何かが存在することを導出する議論。例えば,神についての存在証明が古来さまざまに提出された。
そんざいとじかん
そんざいとじかん 【存在と時間】
〔原題 (ドイツ) Sein und Zeit〕
哲学書。ハイデッガー著。1927年刊。「現存在」としての人間存在を「世界内存在」として分析しつつ,その本来的な在り方を時間性に基づくものとして解明する。実存哲学の代表的著作。
そんざいとむ
そんざいとむ 【存在と無】
〔原題 (フランス) L'être et le néant〕
サルトルの哲学的主著。1943年刊。即自存在に対置される対自存在としての意識・人間存在を「無」ととらえ,人間の即自‐対自への投企を存在と無の弁証法として解明する。
そんざいはんだん
そんざいはんだん [5] 【存在判断】
存在命題を内容とする判断。
そんざいめいだい
そんざいめいだい [5] 【存在命題】
「…がある」「…が存在する」と,何かの存在を主張する形の命題。何かについて,何かを述べる形の命題と区別される。
そんざいりゆう
そんざいりゆう [5] 【存在理由】
⇒実在根拠(ジツザイコンキヨ)
そんざいろん
そんざいろん [3] 【存在論】
〔(ドイツ) Ontologie〕
単に個々の事物(存在者)の特殊な性質ではなく,それらを存在させる存在そのものの意味や根本規定を研究する学問。アリストテレスの第一哲学以来,形而上学の基礎論であり,本体と現象との二元論に基づいて本体論ともいう。カントはウォルフ学派の存在論(本体論)を独断論として批判したが,現代では人間存在の分析を通じた新たな存在論の試み(ハイデッガー・サルトルなど)が再び起こっている。存在学。オントロギー。
そんざいろんてきしょうめい
そんざいろんてきしょうめい [0] 【存在論的証明】
神の概念に基づいて神の存在を推論するもの。アンセルムスが最初に試みた。
→神の存在証明
そんし
そんし 【孫子】
(1)孫武(ソンブ)の尊称。
(2)中国の兵法書。1972年,山東省銀雀山の漢墓から,従来の「孫子」と孫臏(ソンビン)の「孫臏兵法」の竹簡が出土。二種あることが確認された。
(ア)孫武著。一三編。従来から「孫子」とされてきた書で,「彼を知り己を知れば百戦殆(アヤウ)からず」などの名文・名句で知られる。呉孫子。
(イ)孫臏著。三〇編。斉孫子。孫臏兵法。
そんし
そんし [1] 【村史】
村の歴史。また,それを書物にまとめたもの。
そんし
そんし [1] 【尊師】
師を敬っていう語。先生。
そんし
そんし [1] 【損紙】
破(ヤ)れ紙。やれ。
そんしつ
そんしつ【損失を与える(被る)】
inflict (suffer) a loss.→英和
⇒損.
そんしつ
そんしつ [0] 【損失】
(1)そこない失うこと。特に,財産や利益を失うこと。
⇔利益
「―をこうむる」「頭脳流出は国家的―である」「帳簿上の―」
(2)装置やシステム内で,有効な仕事を行わずに消費されるエネルギー。損。ロス。「熱―」
そんしつほしょう
そんしつほしょう [5] 【損失補償】
土地収用など国や公共団体が適法な公権力の行使により,特定の者に特別の犠牲を強いた場合,その損失を補償すること。
そんしつほてん
そんしつほてん [5] 【損失補填】
株式・債券など有価証券の売買で生じた投資家の損失を,証券会社が事後に補填すること。1992年(平成4)証券取引法の改正により,その禁止が明文化された。
そんしゃ
そんしゃ [1] 【村社】
神社の旧社格の一。郷社の下,無格社の上に位する。祈年祭・新嘗(シンジヨウ)祭・例祭には村から奉幣した。
→社格
そんしゃ
そんしゃ [1] 【村舎】
いなかの家。
そんしゃ
そんしゃ [1] 【損者】
交際して自分の損になる人。損友。
⇔益者
そんしゃく
そんしゃく [0] 【尊爵】
高貴な位。栄爵。
そんしゃさんゆう
そんしゃさんゆう [1] 【損者三友】
〔論語(季氏)〕
友となって損をする三種の人,すなわち便辟(ベンペキ)(体裁だけ)・善柔(へつらう)・便佞(ベンネイ)(口先だけ)である人。
⇔益者三友
そんしゅ
そんしゅ [1] 【樽酒】
「たるざけ(樽酒)」に同じ。
そんしゅ
そんしゅ [1] 【尊主】
とうとい君主。主上。聖上。
そんしゅ
そんしゅ [1] 【村酒】
いなか作りの酒。地酒。「―ながら美味く飲まれ/帰去来(独歩)」
そんしゅく
そんしゅく [1] 【尊宿】
老年で徳の高い僧侶。「両人何れも徳行薫修の―なりしかば/太平記 12」
そんしょ
そんしょ [1] 【村墅】
村里にある別荘。村荘。
そんしょ
そんしょ [1] 【尊書】
他人を敬ってその手紙をいう語。尊札。尊翰(ソンカン)。
そんしょ
そんしょ [3] 【損所】
破損・欠損した箇所。
そんしょう
そんしょう【尊称】
a title of honor; <give> an honorific title.
そんしょう
そんしょう [0] 【尊勝】
(1)とうとく,すぐれていること。
(2)「尊勝法」の略。
そんしょう
そんしょう [0] 【尊尚】 (名)スル
とうとぶこと。「一人の自由は最も―す可きなり/民約論(徳)」
そんしょう
そんしょう【損傷】
damage;→英和
injury.→英和
〜を与える(被る) (be) injure(d);→英和
(be) damage(d);inflict (suffer) a loss.→英和
そんしょう
そんしょう [0] 【損傷】 (名)スル
そこない傷つけること。「機体に―を受ける」「二十余人死し数十人―したり/新聞雑誌 9」
そんしょう
そんしょう [0] 【尊称】
(1)尊敬の気持ちをこめて呼ぶ呼称。「―を奉る」
(2)特定個人の徳をたたえる特別な呼び方。徳川家康を権現様という類。
そんしょうだらに
そんしょうだらに [5] 【尊勝陀羅尼】
〔仏〕 仏頂尊勝の功徳を説いた陀羅尼。八七句から成り,これを唱えまたは書写すれば,悪を清め長寿快楽を得,自他を極楽往生させるなどの功徳があるという。
そんしょうほう
そんしょうほう [0] 【尊勝法】
〔仏〕 密教の修法の一。仏頂尊勝を本尊とし,尊勝陀羅尼を音読して,息災・除病のために行う祈祷法。
そんしょく
そんしょく【遜色がない】
be equal <to> ;bear comparison <with> ;be by no means inferior <to> .
そんしょく
そんしょく [0][1] 【遜色】
劣っていること。見劣り。ひけめ。「世界の一流品と比べても―(が)ない」
そんしん
そんしん [0] 【尊神】 (名)スル
神をとうとぶこと。また,とうとい神。
そんしん
そんしん [0][1] 【尊親】
(1)親をとうとぶこと。
(2)とうとぶことと,したしむこと。「―ともに是をかねたるは父一人なり/曾我 11」
そんしん
そんしん [0] 【尊信】 (名)スル
尊んで,信頼・信仰すること。「余が最も―するメソヂスト派の教師を/基督信徒の慰(鑑三)」
そんじ
そんじ [1] 【遜辞】
へりくだった言葉。謙辞。
そんじき
そんじき 【損色】
⇒そしき(損色)
そんじゃ
そんじゃ [1] 【尊者】
〔「そんざ」とも〕
(1)〔仏〕 知識・徳行の備わった,尊敬すべき人。とうとい僧。釈迦の弟子や祖師・高僧の尊称に用いる。「迦葉(カシヨウ)―」「日蓮―」
(2)昔,大臣などの大饗(タイキヨウ)に,第一の客として上座に座る人。親王または品位(ホンイ)の高い人を選んだ。「右大臣殿,大饗行なひ給へば,―に内大臣参り給ふ/増鏡(秋のみ山)」
(3)〔(2)になぞらえていう〕
裳着(モギ)の時の腰結いの役をする人。「人々の禄,―の大臣の御引出物など/源氏(若菜上)」
(4)目上の人。「賢しくはきこえしかども,―の前にては,さらずともと覚えしなり/徒然 232」
そんじゅ
そんじゅ [1] 【村儒】
「村学究(ソンガツキユウ)」に同じ。
そんじゅく
そんじゅく [0] 【村塾】
村里の子弟を教育する塾。
そんじゅつ
そんじゅつ [0] 【存恤】 (名)スル
あわれんでねぎらうこと。「金銭を貯へ,及び他人を―する為めに倹省(ケンヤク)を務むるは/西国立志編(正直)」
そんじょ
そんじょ [1] 【村女】
いなかの女。村婦。
そんじょ
そんじょ [0]
「そんじょう」の転。
→そんじょう
そんじょう
そんじょう
〔「その定(ジヨウ)」の転〕
「それ」「その」「そこ」などの語の上に付いて,具体的な名をあげずに,不特定の人・場所・事柄などを表すのに用いる。そんじょ。そじょう。「この山はどの国いづくの山ぞと申しければ,―その国の山と申せども/義経記 4」
そんじょう
そんじょう [0] 【遜譲】
へりくだり,人にゆずること。
そんじょう
そんじょう [0] 【村醸】
いなか作りの酒。村酒。
そんじょう
そんじょう [0] 【尊上】
目上の人。長上。尊者。
そんじょう
そんじょう [0] 【尊丈】
手紙の脇付の一。尊下。
そんじょう
そんじょう [0] 【尊攘】
「尊王攘夷」の略。「―思想」「―派」
そんじょうどう
そんじょうどう 【尊攘堂】
幕末の尊王攘夷運動で斃(タオ)れた志士をまつり,その肖像・遺墨などを保存する堂。1887年(明治20)品川弥二郎が吉田松陰の遺志を継いで建造したもので,現在は京都大学構内にある。
そんじょそこら
そんじょそこら [5] (代)
「そこら(其処)」を強めていう語。そこら辺。そこらあたり。「―に売っている物とは品が違う」「―にざらにある話」
そんじる
そん・じる [3][0] 【損じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「損ずる」の上一段化〕
「損ずる」に同じ。「御機嫌を―・じる」
そんじる
そんじる【損じる】
[いためる]damage;→英和
injure;→英和
hurt;→英和
spoil;→英和
[いたむ]be damaged;be injured;wear (out);→英和
become worn out;get out of order (狂う).
そんすう
そんすう [0] 【尊崇】 (名)スル
とうとびあがめること。そんそう。「神仏を―する」
そんする
そん・する [3] 【存する】 (動サ変)[文]サ変 そん・す
〔「そんずる」とも〕
□一□(自動詞)
(1)ある。存在する。「厳然たる事実の―・する限り言い逃れはできない」「其微意は唯この辺に在(アリ)て―・するのみ/福翁百話(諭吉)」
(2)生きながらえる。「当時のものは今―・じてゐない/渋江抽斎(鴎外)」
(3)残る。残りとどまる。「驕れる者は失し倹なる者は―・す/太平記 11」
□二□(他動詞)
(1)保つ。持っている。「多少にても同類の為にするの心を―・するは/福翁百話(諭吉)」
(2)残す。とどめる。「古風を―・じたる打扮(イデタチ)したれば/即興詩人(鴎外)」
そんする
そんする【存する】
[存在する]exist;→英和
remain;→英和
keep;→英和
retain;→英和
consist[lie] <in> (にある).→英和
そんする
そん・する [1] 【損する】 (動サ変)[文]サ変 そん・す
取引・仕事などをした結果,得るものよりも失うものの方が多くなる。
⇔得する
「相場で―・した」「遠回りして―・した」
そんずる
そん・ずる [3] 【損ずる】 (動サ変)[文]サ変 そん・ず
(1)こわす。いためる。また,こわれる。いたむ。「器具を―・ずる」「イヲ(魚)ガ―・ジタ/日葡」
(2)減らす。少なくする。なくする。「利益を―・ずる」
(3)悪くする。そこなう。「機嫌を―・ずる」「僕が是くらゐの事で気色(キシヨク)を―・ずると思ひ給ふか/鉄仮面(涙香)」
(4)けがす。きずつける。「名声を―・ずる行為」
(5)動詞の連用形に付いて,…することを失敗する,…しそこなうの意を表す。「書き―・ずる」
そんせい
そんせい [0] 【村勢】
村の,人口・産業・経済などの動勢。
そんせい
そんせい [0] 【村政】
村の行政。村の政治。
そんぜい
そんぜい [0][1] 【村税】
村が賦課・徴収する地方税。
→市町村税
そんぜん
そんぜん [0] 【尊前】
神仏や貴人の前。おんまえ。
そんそ
そんそ [1] 【樽俎】
〔酒樽(サカダル)といけにえをのせる台の意〕
宴会の席。
そんそう
そんそう [0] 【村荘】
村里にある別荘。村墅(ソンシヨ)。
そんそう
そんそう [0] 【尊崇】 (名)スル
「そんすう(尊崇)」に同じ。「老子を―せむがために/渋江抽斎(鴎外)」
そんそう
そんそう [0] 【村叟】
村の年老いた男。村翁。
そんそせっしょう
そんそせっしょう [4] 【樽俎折衝】
〔晏子春秋〕
(1)外交談判。
(2)酒席で談笑のうちに行う交渉。転じて,かけひき。
そんぞう
そんぞう [0] 【尊像】
神仏や高貴の人の像。また,他人の像を敬っていう語。
そんぞく
そんぞく [0] 【存続】 (名)スル
引き続き存在すること。「古い因習がいまだに―する」
そんぞく
そんぞく【存続する】
continue (to exist);→英和
last;→英和
keep up;maintain.→英和
そんぞく
そんぞく【尊属】
a lineal ascendant.尊属殺人 parricide;→英和
patricide (父殺し);→英和
matricide (母殺し).→英和
そんぞく
そんぞく [1] 【尊属】
親等の上で,基準となる人より先の世代の血族。父母・祖父母などの直系尊属,おじ・おばなどの傍系尊属に分けられる。
⇔卑属
そんぞくさつじん
そんぞくさつじん [5] 【尊属殺人】
自己または配偶者の直系尊属を殺すこと。刑法上,一般の殺人罪とは別に,尊属殺人罪として規定されていたが,同規定は1973年(昭和48)最高裁判所により違憲とされ,95年(平成7)刑法改正により削除。
そんぞくしん
そんぞくしん [4][3] 【尊属親】
親等の上で,その人より先の世代にある親族。
⇔卑属親
そんたい
そんたい [1][0] 【尊体】
(1)肖像などを敬っていう語。
(2)身体を敬っていう語。おからだ。
そんたいじん
そんたいじん [3] 【尊大人】
他人の父を敬っていう語。尊父。
そんたく
そんたく [1][0] 【忖度】 (名)スル
〔「忖」も「度」もはかる意〕
他人の気持ちをおしはかること。推察。「相手の心中を―する」
そんたく
そんたく【忖度する】
guess;→英和
conjecture;→英和
judge <of> (判断する).→英和
そんたく
そんたく [0] 【尊宅】
他人を敬ってその家をいう語。尊堂。
そんだい
そんだい【尊大な】
arrogant;→英和
haughty;→英和
self-important;overbearing.〜に構える put on[give oneself]airs;assume an air of importance.
そんだい
そんだい [0] 【尊大】 (名・形動)[文]ナリ
威張って,いかにも偉そうな態度をとる・こと(さま)。「―に構える」「あれはあなたの知人ですか。思ひ切つて―な人間ですね/或る女(武郎)」
[派生] ――さ(名)
そんだい
そんだい [1][0] 【尊台】 (代)
二人称。相手を敬っていう語。手紙文に用いる。あなたさま。貴台。高台。
そんだいご
そんだいご [0] 【尊大語】
待遇表現の一。話し手が自分を聞き手より高い位置において表現するもの。「おれさま」「ほめてつかわす」「近う参れ」「くれてやる」の類。
そんち
そんち [1] 【存置】 (名)スル
そのまま残しておくこと。「古代遺跡を―する」
そんちょう
そんちょう [0][1] 【尊長】
目上の人。尊上。長上。
そんちょう
そんちょう [0] 【尊重】 (名)スル
尊いものとして重んずること。「他人の意見を―する」「人命―の精神」
そんちょう
そんちょう【村長】
a village chief.
そんちょう
そんちょう【尊重する】
(hold in) respect;→英和
esteem;→英和
value;→英和
prize;→英和
think highly of.〜すべき respectable;→英和
estimable;→英和
worthy of esteem.
そんちょう
そんちょう [1] 【村長】
(1)地方公共団体としての村の長。
→市町村長
(2)むらおさ。[日葡]
そんちょうほうしんのう
そんちょうほうしんのう 【尊澄法親王】
宗良(ムネナガ)親王の法号。
そんちょうりゅう
そんちょうりゅう ソンテウリウ 【尊朝流】
書道の御家(オイエ)流の一派。室町末期の尊朝法親王(1552-1597)を祖とする。
そんちんりゅう
そんちんりゅう 【尊鎮流】
書道の御家(オイエ)流の一派。室町時代,後柏原天皇の皇子尊鎮法親王(1504-1550)を祖とする。
そんてい
そんてい [0] 【尊邸】
相手を敬ってその邸宅をいう語。
そんでん
そんでん 【損田】
律令制で,天災・虫害などのため収穫の減った田。不熟田。
→損戸
そんでんし
そんでんし 【損田使】
損田調査のために遣わされた使者。
そんとく
そんとく【損得】
⇒損益.〜ずくで for mere gain.〜を離れて apart from interest.
そんとく
そんとく [1] 【損得】
損失と利益。損ともうけ。「―抜きの奉仕」
そんとくずく
そんとくずく 【損得尽く】
損得を十分計算した上で行動すること。
そんどう
そんどう [0] 【村童】
村の子供。
そんどう
そんどう [0] 【村道】
(1)村が管理する道路。
(2)村の中を走る道。村の道。
そんどう
そんどう [1] 【尊堂】
■一■ (名)
他人を敬ってその家をいう語。尊宅。
■二■ (代)
二人称。相手を敬って呼ぶ語。
そんな
そんな [0] (形動)
そのような。そういう。それほどの。「―人は知らない」「―ことはない」
〔(1)連体形に「そんな」「そんなな」の二形がある。連体形として一般には「そんな」が用いられるが,接続助詞「のに」「ので」が続くときには「そんなな」の形が用いられる。「事情がそんななのに,よく行けたものだ」(2)この語を連体詞とする説もあるが,右の「そんなな」の例のように,述語としても用いられる点が一般の連体詞とは異なっている〕
→あんな
→こんな
そんな
そんな
such.→英和
〜ばかな Nonsense!
そんない
そんない [1] 【村内】
村のうち。
そんなこんな
そんなこんな [6]
そんなことやこんなこと。いろいろなこと。「―で,遅くなりました」
そんなに
そんなに [0] (副)
(1)程度が激しいさま。それほどに。「―夜遅くまで勉強したのか」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)程度が思ったほどでないさま。「このみかんは―甘くない」「遠距離通勤も,慣れてしまえば―きつくないよ」
そんなに
そんなに
〜…でない not very….今日は〜寒くない It is not very cold today.
そんなら
そんなら [3] (接続)
「それなら」の転。「―こちらにも考えがある」「―帰ろう」
そんな事は真っ平だ
まっぴら【そんな事は真っ平(御免)だ】
I'll have no part[hand]in it./I wouldn't do such a thing.→英和
そんのう
そんのう [0] 【尊王・尊皇】
〔「そんおう」の連声〕
王室や皇室をとうとび,天皇を国政の中心と考えること。勤皇。「―派」
そんのう
そんのう【尊王】
royalism.尊王家 a royalist.→英和
そんのう
そんのう [3] 【孫王】
〔「そんおう」の連声〕
天子の孫。
そんのうじょうい
そんのうじょうい [5] 【尊王攘夷】
天皇を尊崇し夷狄(イテキ)を排斥しようとする思想。もともと別個の思想であったが,幕末期,幕藩体制の矛盾と諸外国の圧迫による危機感の中で両者は結びつき,次第に討幕運動へと展開,王政復古に至る幕末政治運動の指導的役割をになった。勤王攘夷。尊攘。
そんのうろん
そんのうろん [3] 【尊王論】
天皇を国家最高の権威として尊崇する思想。近世,儒教思想や復古神道思想に基づいて展開された。本来,幕府を否定するものではなかったが,開港以後攘夷論と結びついて反幕運動を支える政治思想へと転化した。
そんぱい
そんぱい [0] 【存廃】
そのまま残しておくか,やめるかということ。存続と廃止。
そんぱい
そんぱい【存廃】
existence;→英和
maintenance (or abolition).→英和
そんぱい
そんぱい [0] 【尊牌】
他人を敬ってその位牌をいう語。
そんぴ
そんぴ [1] 【存否】
(1)存在しているかいないかということ。「詩人の生家の―を問い合わせる」
(2)健在であるかないかということ。安否。「両親の―を問う」
そんぴ
そんぴ [1] 【尊卑】
身分のとうといことと,いやしいこと。また,とうとい者といやしい者。「貴賤―」
そんぴ
そんぴ [1] 【村費】
村から支出する費用。
そんぴつ
そんぴつ [0] 【尊筆】
他人を敬ってその筆跡・手紙をいう語。尊墨。
そんぴぶんみゃく
そんぴぶんみゃく 【尊卑分脈】
源・平・藤・橘・菅原などの諸氏の系図。洞院公定著。その後も補訂・転写が行われ,三〇巻本・一四巻本など種々の写本がある。諸系図中,最も信頼されるもの。諸家大系図。
そんぴん
そんぴん 【孫臏】
中国,戦国時代の斉の兵法家。孫武の子孫と伝えられる。同門の龐涓(ホウケン)にその才能をねたまれ両足を断たれたが,のち斉の威王の軍師として龐涓の率いる魏(ギ)軍一〇万を敗走させて名を知られた。生没年未詳。
→孫子
そんぶ
そんぶ 【孫武】
中国,春秋時代の兵法家。斉の人。呉王闔閭(コウリヨ)に仕え,楚(ソ)を破り,斉・晋(シン)を脅かして,呉王を覇者とするのに功があった。生没年未詳。
→孫子
そんぶん
そんぶん 【孫文】
(1866-1925) 中国革命の指導者。字(アザナ)は逸仙(イツセン)。号は中山。広東省出身。清朝打倒のため,1894年興中会を組織。1905年,東京で中国革命同盟会を結成して,三民主義を主唱した。辛亥(シンガイ)革命の際,臨時大総統に就任したが,まもなく袁世凱(エンセイガイ)に譲った。のち中国国民党を創設し革命の完成をめざしたが,その中途にて病死した。スン=ウェン。
そんぶんしゅぎ
そんぶんしゅぎ [5] 【孫文主義】
⇒三民主義(サンミンシユギ)
そんぷ
そんぷ [1] 【村夫】
村のおとこ。いなかのおとこ。田夫。
そんぷ
そんぷ [1] 【村婦】
いなかの女。村女。
そんぷ
そんぷ [1] 【尊父】
他人の父を敬っていう語。
そんぷうし
そんぷうし [3] 【村夫子】
村の物知り。田舎の学者。「―然とした人」
〔軽い嘲笑をこめて使うこともある〕
そんぼ
そんぼ [1] 【尊母】
他人の母を敬っていう語。北堂。母堂。
そんぼ
そんぼ [1] 【尊慕】
とうとびしたうこと。仰慕。
そんぼう
そんぼう【存亡】
life or death;existence.→英和
危急存亡の秋(とき) a crisis.→英和
そんぼう
そんぼう [0] 【存亡】
存続するか,ほろびてしまうかということ。そんもう。「危急―の秋(トキ)」「民族の―をかけた一戦」
そんぼう
そんぼう [0] 【損亡】 (名)スル
「そんもう(損亡)」に同じ。「足下の辞職は国家の為に―なるべし/新聞雑誌 10」
そんぼうのき
そんぼうのき 【存亡の機】
存亡の分かれ目となる重大な時機。
そんぼく
そんぼく 【尊墨】
他人の筆跡・手紙を敬っていう語。尊筆。[日葡]
そんぼつ
そんぼつ [0] 【存没】
生存と死没。生死。
そんぽ
そんぽ [1] 【損保】
「損害保険」の略。
そんぽう
そんぽう [0] 【尊奉】 (名)スル
尊いものとしてあがめたてまつること。「豊臣氏に至りて愈よ之を―し/日本開化小史(卯吉)」
そんぽう
そんぽう 【尊報】
相手を敬ってその人からの返事の書簡をいう語。[日葡]
そんみん
そんみん【村民】
a villager.
そんみん
そんみん [0] 【村民】
村に住む人々。村人。
そんみんぜい
そんみんぜい [3] 【村民税】
⇒市町村民税(シチヨウソンミンゼイ)
そんめい
そんめい [0][1] 【尊命】
他人を敬ってその命令をいう語。仰せ。
そんめい
そんめい [0] 【尊名】
他人を敬ってその名前をいう語。芳名。お名前。「御―はかねがね承っております」
そんめつ
そんめつ [0] 【存滅】
存在することと滅亡すること。
そんめん
そんめん [0] 【尊面】
他人を敬ってその顔をいう語。尊顔。
そんもう
そんもう [0] 【損亡】 (名)スル
損害をこうむること。損害を与えること。損失。被害。そんぼう。「まだ下(サガ)るとふんだから―承知で売つてしまふ了簡だから/安愚楽鍋(魯文)」「小生をして莫大の金銀を―せしめ/露団々(露伴)」
〔「損毛」とも書く〕
そんもう
そんもう [0] 【存亡】
「そんぼう(存亡)」に同じ。
そんもう
そんもう [0] 【損耗】 (名)スル
〔「そんこう(損耗)」の慣用読み〕
物がそこなわれて減ること。へらすこと。「両人が―の半きんをつくのひくれしゆえ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
そんもく
そんもく [0] 【存目】
目録だけあって原物のないこと。「四庫全書―提要」
そんもん
そんもん [0] 【存問】 (名)スル
〔「ぞんもん」とも〕
安否を問うこと。慰問すること。存候。「その親族を―するものなきは/西国立志編(正直)」
そんゆう
そんゆう [0] 【村邑】
村里。村。
そんゆう
そんゆう [0] 【損友】
〔論語(季氏)〕
交際して損になる友人。損者。
⇔益友
そんゆう
そんゆう [0] 【村有】
村の財産として所有すること。
そんゆうほうしんのう
そんゆうほうしんのう 【尊融法親王】
朝彦(アサヒコ)親王の法号。
そんよう
そんよう [0] 【存養】 (名)スル
〔孟子(尽心上)〕
本来の性質を失わぬようにして,その善性を養うこと。「王たらん者をして自由に懿徳(イトク)を―せしめ/民約論(徳)」
そんよう
そんよう [0] 【尊容】
仏像や貴人のとうとい顔かたち。また,他人を敬ってその顔かたちをいう語。
そんらい
そんらい [0] 【尊来】
他人を敬ってその来訪をいう語。光来。
そんらく
そんらく【村落】
a village;→英和
a hamlet.→英和
そんらく
そんらく [0][1] 【村落】
村の人家の集まっているところ。村の集落。村里。村。
そんらくきょうどうたい
そんらくきょうどうたい [0][1] 【村落共同体】
前近代社会において,土地の共有や共同利用,農業生産および日常生活を成員の地縁的相互扶助によって自給的に行うことなどをもって営まれる共同体。
そんらん
そんらん [0] 【尊覧】
他人を敬ってその人が見ることをいう語。高覧。ご覧。
そんり
そんり [1] 【村吏】
村の行政に従事する役人。
そんり
そんり [1] 【村里】
むらざと。村落。村邑(ソンユウ)。
そんりつ
そんりつ [0] 【存立】 (名)スル
存在して成り立つこと。「―の基盤がゆらぐ」「君主は民約の完美全良なるに因て能く―するものなれば/民約論(徳)」
そんりつ
そんりつ【村立の】
village <school> ;→英和
established by a village.
そんりつ
そんりつ【存立】
existence.→英和
〜する exist.→英和
そんりつ
そんりつ [0] 【村立】
村の費用で設立し維持していくこと。「―公民館」
そんりゅう
そんりゅう [0] 【存留】 (名)スル
とどめておくこと。残りとどまること。「即ち金銭を―する人と金銭を費やし用ふる人なり/西国立志編(正直)」
そんりょ
そんりょ [1] 【尊慮】
他人を敬ってその考えをいう語。お考え。高慮。尊意。
そんりょう
そんりょう [0] 【尊霊】
霊魂,または亡魂を敬っていう語。そんれい。
そんりょう
そんりょう【損料(で借りる)】
hire.→英和
〜で貸す hire out.
そんりょう
そんりょう [1][3] 【損料】
衣服・道具などを借りたとき,使用料として支払う金銭。
そんりょうがし
そんりょうがし [0] 【損料貸し】 (名)スル
損料をとって衣服・夜具・器具などを貸すこと。賃貸し。
そんりょうもの
そんりょうもの [0] 【損料物】
料金を支払って借りる衣服や器物などの品物。「―の中には無けれど/二人女房(紅葉)」
そんりょうや
そんりょうや [0] 【損料屋】
料金をとって衣服・夜具・器具などを貸す商売。また,その商売の人。
そんれい
そんれい [0] 【尊霊】
⇒そんりょう(尊霊)
そんろう
そんろう [0] 【尊老】
(1)老人を敬うこと。
(2)老人を敬っていう語。
そんろう
そんろう [0] 【村老】
(1)村の老人。田舎の年寄り。
(2)村役の乙名(オトナ)。
そんわ
そんわ [0][1] 【尊話】
相手を敬ってその話をいう語。
そ知らぬ
そしらぬ [0][3] 【そ知らぬ】 (連体)
知っていても知らないふりをするさま。何も知らないような。「―ふり」「―顔」
ぞ
ぞ
「そ」の濁音。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕
ぞ
ぞ
〔係助詞「ぞ」から〕
■一■ (終助)
文末にあって,活用語の終止形に付く。
(1)自分の判断を強く言い切ったり,主張したりするのに用いる。「ぼくの方が正しい―」「これならきっとうまくいく―」「そら,やる―」
(2)疑問詞と呼応して,反語や疑問を強めるのに用いる。やや文章語的な言い方。「一体だれがこの難問に答えられよう―」
■二■ (副助)
文中の疑問詞を受けて,不定の意を表す。「だれ―に聞いてくれ」「なん―食べ物はないか」
〔■一■の終助詞は近世以降の用法,■二■の副助詞は中世以降の用法〕
→ぞ(係助)
ぞ
ぞ (係助)
〔古くは「そ」。上代から中古にかけ次第に濁音化し,「ぞ」が一般的になる〕
体言・活用語の連体形・種々の助詞などに付き,取り立てて強く指示する意を表す。
□一□文中にある場合。文末の活用語は連体形で結ぶ。
(1)一つの物事を特に取り出して強調する。「峰高く,深き岩の中に―聖(ヒジリ)入りゐたりける/源氏(若紫)」「野中に岡だちたる所に,ただ木―三つたてる/更級」
(2)文の調子を整えるのに用いる。この場合,動詞の連用形に付き,サ変動詞「する」で受ける。「折りてみば落ち―しぬべき秋萩の枝もたわわに置ける白露/古今(秋上)」
□二□文末にある場合。その文を強く言い切るのに用いられる。「我をいかにせよとて捨てては昇り給ふ―/竹取」「この西なる家には何人の住む―/源氏(夕顔)」
→ぞ(終助・副助)
ぞい
ぞい ゾヒ 【沿い・添い】
名詞の下に付いて,それに沿っていることを表す。「線路―」「海岸―」
ぞい
ぞい (連語)
〔近世語。終助詞「ぞ」に終助詞「い」が付いたもの〕
文末の活用語の終止形に付き,念を押すのに用いられる。その下にさらに終助詞「な」「なあ」「の」などが付くこともある(これらの場合,やや親愛の情が含まれる)。「其くせ情が深い―/浄瑠璃・用明天皇」「さりながら,いうて苦にさせ何せう―の/浄瑠璃・曾根崎心中」
ぞう
ぞう [1] 【増】
(1)ふえること。ふやすこと。
⇔減
「昨年に比べ五万円の―」
(2)〔増阿弥の製作にかかることから〕
能面の一。「羽衣」「葛城」のシテなど,神性を帯びた女性に用いる。増女(ゾウノオンナ)。
増(2)[図]
ぞう
ぞう ザウ [1] 【像】
(1)かたち。姿。ありさま。「理想とする女性の―を思い描く」
(2)神仏・人・鳥獣などの形を模して描き,また造ったもの。
(3)〔物〕 物体の各点から出た光線束が光学系によりそれぞれ対応する一点に集束するか,また一点から発散する形の光線束となる場合の,それらの点の集合。前者の場合を実像,後者を虚像という。
ぞう
ぞう【蔵】
property <of> .→英和
…蔵(の) in the possession of….
ぞう
ぞう 【贈】 (接頭)
名詞に付く。官位を表す語に付いて,死後に朝廷からおくられたものである意を表す。「―正三位」
ぞう
ぞう ザウ [1] 【蔵】
所有していること。「さる旧家の―にかかる名品」
ぞう
ぞう ザウ 【候】
〔「に候(ソウ)」の変化した語〕
…です。…でございます。「大黒とはあの馬の事―よ/幸若・屋島軍」
ぞう
ぞう【像】
an image;→英和
a figure[statue];→英和
a portrait[picture](画像).→英和
〜をたてる(作る) raise a statue (make an image).→英和
ぞう
ぞう【象】
an elephant.→英和
〜使い an elephant trainer[driver].
ぞう
ぞう [1] 【憎】
にくむこと。にくしみ。「愛を以て―に報ひ給ふエホバ神の故に/堕落の教義(鑑三)」
ぞう
ぞう ザウ [1] 【臓】
体内の器官。はらわた。「心(シン)の―」「―をもんでせられし異見は/浮世草子・子息気質」
ぞう
ぞう ザウ [1] 【象】
長鼻目ゾウ科の哺乳類の総称。中新世頃から栄え,化石で発見される種は多いが,現生種は大形のアフリカゾウ・アジアゾウの二種のみ。長い鼻は,鼻と上唇が伸びたもので,内部には骨格がない。上顎(ジヨウガク)門歯は長く伸びて牙(キバ)となる。現生の陸生動物中では最大。仏教では白象を神聖視する。古名,きさ。
ぞう
ぞう ザフ [1] 【雑】
和歌・俳諧の題材による分類の一。和歌では四季・賀・離別・羇旅(キリヨ)・物名・恋・哀傷などのどれにも属さないもの。または,四季・恋以外のもの。連歌・俳諧では,無季の発句および付句。雑歌。雑の歌。雑の句。
ぞうあい
ぞうあい [0] 【憎愛】
憎むことと愛すること。愛憎。
ぞうあく
ぞうあく ザウ― 【造悪】
悪事を行うこと。「一生―の娑婆世界/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(下)」
ぞうあく
ぞうあく [0] 【増悪】 (名)スル
病状が悪化すること。「病勢が―する」
ぞうあざらし
ぞうあざらし ザウ― [4] 【象海豹】
アザラシ科の哺乳類。アザラシ類中最大で,雄は全長5メートル,体重2.5トンに及ぶ。キタゾウアザラシはカリフォルニア沖に,ミナミゾウアザラシは南極周辺に分布。
ぞうあみ
ぞうあみ 【増阿弥】
室町時代の田楽師。世阿弥に芸を高く評価された名手。生没年未詳。
ぞうい
ぞうい [1] 【贈遺】 (名)スル
品物を贈ること。また,その品物。「―一切の費は莫大であつたので/渋江抽斎(鴎外)」
ぞうい
ぞうい [1] 【贈位】 (名)スル
生前の功績によって死後,位を贈ること。また,その位。
ぞうい
ぞうい【贈位する】
confer posthumous honors[a posthumous rank] <on> .
ぞうい
ぞうい ザウ― 【造意】
計画すること。特に,悪事をたくらむこと。「―の嫌疑ありけるによつて/保元(中)」
ぞういん
ぞういん【増員する】
increase the staff[personnel].→英和
ぞういん
ぞういん [0] 【増員】 (名)スル
人数をふやすこと。定員をふやすこと。
⇔減員
「係員を―する」
ぞうえ
ぞうえ ザフヱ [1] 【雑穢】
さまざまなけがれ。いろいろなよごれ。雑多の触穢(シヨクエ)。
ぞうえい
ぞうえい ザウ― [0] 【造営】 (名)スル
社寺・宮殿などを建てること。「皇居を―する」
ぞうえい
ぞうえい【造営する】
build;→英和
construct;→英和
erect.→英和
⇒建築.
ぞうえいざい
ぞうえいざい ザウエイ― [3][0] 【造影剤】
X 線写真に現れない器官や,現れにくい病変などについて,目的の部位と周辺とのコントラストをつけ,X 線診断をしやすくするために用いる薬品。硫酸バリウムなど。
ぞうえいざい
ぞうえいざい【造影剤】
《医》a contrast medium.
ぞうえいぶぎょう
ぞうえいぶぎょう ザウ―ギヤウ [5] 【造営奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。社寺の造営をつかさどる。臨時の官。
ぞうえいりょうこく
ぞうえいりょうこく ザウ―レウ― 【造営料国】
⇒造国(ゾウコク)
ぞうえき
ぞうえき [0] 【増益】 (名)スル
(1)利益が増加すること。
⇔減益
(2)増し加えること。また,増し加わること。「智識を―するに/新聞雑誌 20」
ぞうえん
ぞうえん ザウヱン [0] 【造園】
庭園・公園などを造ること。広く都市の道路や広場などを含み,自然との調和を図りながら,快適な生活環境・景観を創造するための計画をいう。ランドスケープ-アーキテクチャー。
ぞうえん
ぞうえん [0] 【増援】 (名)スル
人員をふやしてたすけること。「―部隊」「一個師団を―する」
ぞうえん
ぞうえん ザフ― [0] 【雑縁】
〔仏〕 仏道の修行を妨げるような種種の縁。煩悩(ボンノウ)や邪見など。
ぞうえん
ぞうえん【造園】
landscape gardening.造園家 a landscape gardener.
ぞうえん
ぞうえん【増援】
reinforcement.→英和
〜する reinforce.→英和
‖増援隊 reinforcements.
ぞうえんせこうかんりぎし
ぞうえんせこうかんりぎし ザウヱン―クワンリ― [11][0][4] 【造園施工管理技士】
建築業法に基づき,造園工事の施工計画作成や工程管理などを行う者。
ぞうお
ぞうお [1] 【憎悪】 (名)スル
憎むこと。憎み嫌うこと。「―の念」「深く―する」
ぞうお
ぞうお【憎悪】
⇒憎しみ,憎む.
ぞうおんてい
ぞうおんてい [3] 【増音程】
完全音程や長音程を半音だけ広く変化させた音程。
→減音程
ぞうか
ぞうか【造化】
creation;nature.→英和
‖造化の神 the Creator.造化の妙 the wonder(s) of nature.
ぞうか
ぞうか ザウクワ [0][1] 【造化】
(1)天地とその間に存在する万物をつくり出し,育てること。また,その道理・それを行う神。「―の妙」
(2)神のつくった天地。自然。
ぞうか
ぞうか ザウクワ [0] 【造花】
紙・布・ビニールその他の材料でこしらえた花。つくりばな。
ぞうか
ぞうか [0] 【増加】 (名)スル
数量がふえること。ふやすこと。
⇔減少
「人口が―する」
ぞうか
ぞうか [0] 【増価】 (名)スル
〔経〕 財産の評価額が時価の値上がりに伴って上がること。
ぞうか
ぞうか ザフ― [1] 【雑歌】
⇒雑(ゾウ)
ぞうか
ぞうか【増加】
increase;→英和
addition;→英和
augmentation.〜する increase <in number,quantity> ;augment;→英和
multiply;→英和
grow.→英和
‖増加額 the amount increased.増加率 the rate of increase.
ぞうか
ぞうか【贈花】
a floral gift[tribute (弔慰の)].
ぞうか
ぞうか【造花】
an artificial flower.
ぞうかかんすう
ぞうかかんすう [4] 【増加関数】
ある関数の定義域内で,変数が増加するのに伴って関数の値が増加するような関数。
⇔減少関数
ぞうかのかみ
ぞうかのかみ ザウクワ― [5] 【造化の神】
「造物主(ゾウブツシユ)」に同じ。
ぞうかのさんじん
ぞうかのさんじん ザウクワ― 【造化の三神】
古事記神話で,国土・人間・万物を創造したという三柱の神。天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)・高皇産霊神(タカミムスヒノカミ)・神皇産霊神(カミムスヒノカミ)の三神。
ぞうかん
ぞうかん【(夏季)増刊】
a special[an extra](summer) number.
ぞうかん
ぞうかん [0] 【贈官】 (名)スル
生前の勲功によって死後官位を贈ること。
ぞうかん
ぞうかん [0] 【増刊】 (名)スル
雑誌などの定期的な刊行物で,定期以外に刊行すること。また,そのもの。「特集号を―する」「新春―号」
ぞうかん
ぞうかん ザウ― [0] 【造艦】 (名)スル
軍艦を造ること。建艦。
ぞうかん
ぞうかん [0] 【増感】
(1)〔化〕 一般に,光化学反応で,反応物質とは別の物質の存在によって,光化学反応が促進される現象。
(2)弱い照明でも撮影できるように,フィルムに事前に微弱な光を与えて感度を上昇させる処理。また,露出不足のフィルムの現像の際,薬品によって画像の濃度を上げる処理。
⇔減感
ぞうかん
ぞうかん【造艦(計画)】
(a) naval construction (program).
ぞうかんざい
ぞうかんざい [3] 【増感剤】
(1)光化学反応で,光エネルギーを吸収し,反応物質に伝達することによって,光化学反応を促進する物質。光合成におけるクロロフィルなど。
(2)フィルムの感度を高めたり,色調をよくするために用いる薬品。また,現像の際に,増感のために加える薬品。
ぞうが
ぞうが 【増賀】
(917-1003)
〔「僧賀」とも書く〕
平安中期の天台宗の僧。橘恒平の子。比叡山で慈慧に師事した。名声を嫌い狂気を装って963年多武峰にはいり,約40年間住した。後世,遁世者の理想像として慕われた。
ぞうがく
ぞうがく【増額】
(an) increase <of,in> .→英和
〜する increase[raise] <a person's salary to> .〜を要求する ask an additional sum <for> .
ぞうがく
ぞうがく [0] 【増額】 (名)スル
金額をふやすこと。
⇔減額
「手当を―する」
ぞうがめ
ぞうがめ ザウ― [0] 【象亀】
陸産のカメ。陸ガメの中では最大で,甲長1メートルを超す。草食性。ガラパゴス諸島とインド洋のアルダブラ諸島にすむ。食用として乱獲されたため激減し,現在は捕獲禁止。
象亀[図]
ぞうがん
ぞうがん ザウ― [0] 【象眼・象嵌】 (名)スル
(1)工芸品の加飾法の一。地の素材を彫って,その部分に他の材料をはめこんで模様を表す技法。主に彫金で用いるが,木・陶磁・蒔絵(マキエ)などでも用いる。彫金では糸象眼・平象眼・布の目象眼・高肉象眼などがある。「純金に類ひ稀なる金剛石を三つ―したる/谷間の姫百合(謙澄)」
(2)印刷で,鉛版などの修正箇所をくりぬき,別な活字や版をはめこんで訂正すること。
(3)泥絵(デイエ)のこととも,色糸または金泥で細く縁取りをすることともいう。ぞうが。「地摺りの唐の薄物に―重ねたる御裳など/枕草子 278」
ぞうがん
ぞうがん【象眼】
inlaid work (細工).〜する inlay <a thing with gold> .→英和
〜した inlaid.→英和
ぞうがんこうぶつ
ぞうがんこうぶつ ザウガンクワウブツ [5] 【造岩鉱物】
岩石を構成する鉱物。石英・長石・雲母・輝石・角閃(カクセン)石・橄欖(カンラン)石など。
ぞうがんぬり
ぞうがんぬり ザウ― [0] 【象眼塗(り)】
漆塗りの表面に細い金・銀・銅線などで文様を象眼し,これに色漆を塗り込んで研ぎ出したもの。
ぞうき
ぞうき【雑木】
miscellaneous trees.雑木林 a coppice.→英和
ぞうき
ぞうき ザウ― [1] 【臓器】
体内のいろいろの器官。
ぞうき
ぞうき 【増基】
平安中期の僧・歌人。中古三十六歌仙の一人。号,庵主(イオヌシ)。天暦(947-957)頃の比叡山の僧という。紀行文芸風の家集「増基法師集(庵主)」がある。生没年未詳。
ぞうき
ぞうき ザフ― [1] 【雑器】
⇒ざっき(雑器)
ぞうき
ぞうき ザフ― [0] 【雑木】
用材にはならない木。また,種々雑多な木。ざつぼく。ぞうぼく。
ぞうき
ぞうき ザウ― [1] 【造機】
機械や機関の設計・製造に関すること。「―部門」
ぞうき
ぞうき【臓器】
(the) internal organs.‖臓器移植 an organ transplant.
ぞうきいしょく
ぞうきいしょく ザウ― [4] 【臓器移植】
病気や外傷によって損なわれた臓器や組織の機能を代換させるため,手術によって他から同じ臓器や組織を移植すること。
ぞうきかんかく
ぞうきかんかく ザウ― [4] 【臓器感覚】
⇒内臓感覚(ナイゾウカンカク)
ぞうきせいざい
ぞうきせいざい ザウ― [4] 【臓器製剤】
動物の臓器から有効成分を抽出して作った薬剤。主としてホルモン剤。
ぞうきにわ
ぞうきにわ ザフ―ニハ [3] 【雑木庭】
松や槙(マキ)などを主木とせず,雑木を主体につくった庭。昭和末年ごろから全国的に行われ始めた。
ぞうきばやし
ぞうきばやし ザフ― [4] 【雑木林】
いろいろな木が混じって生えている林。
→薪炭(シンタン)林
ぞうきゅう
ぞうきゅう [0] 【増給】 (名)スル
給料の額がふえること。
ぞうきょう
ぞうきょう [0] 【増強】 (名)スル
人員や設備をふやして,力を強くすること。「兵力を―する」
ぞうきょう
ぞうきょう ザウケウ [0][1] 【蔵教】
〔仏〕 天台教学で釈迦一代の教説を内容的に分類した化法(ケホウ)の四教の第一で,三蔵教の略称。仏教教義の初歩として説かれた小乗教。
→五時八教
ぞうきょう
ぞうきょう【増強】
reinforcement;→英和
a <military> buildup.〜する reinforce;→英和
strengthen.→英和
ぞうきょう
ぞうきょう ザウキヤウ [0] 【蔵経】
「大蔵経」の略。
ぞうきょうし
ぞうきょうし ザウキヤウ― [3] 【蔵経紙】
中国で,宋代に大蔵経の印刷に用いた紙。麻紙という。また,のちに乾隆帝の時代にこれを模して作った写経用の紙。
ぞうきりょうほう
ぞうきりょうほう ザウ―レウハフ [4] 【臓器療法】
動物の臓器からの抽出物を用いて当該臓器の機能障害あるいは疾病を治療する方法。
ぞうきん
ぞうきん【雑巾】
a dustcloth;a floorcloth;→英和
a mop.→英和
〜をかける wipe with a cloth;→英和
scrub[mop] <the floor> .→英和
ぞうきん
ぞうきん ザフ― [0] 【雑巾】
掃除用具の一。よごれたところをふいたり,こぼれた液体などをぬぐいとる布。
ぞうきんがけ
ぞうきんがけ ザフ― [0] 【雑巾掛(け)】 (名)スル
雑巾で板の間などをふくこと。
ぞうきんずり
ぞうきんずり ザフ― [0] 【雑巾摺り】
床板が壁に接する部分に打ち付けた細い横木。雑巾留め。
ぞうきバンク
ぞうきバンク ザウ― [4] 【臓器―】
臓器移植について臓器提供の意思を表示した者を登録する機関。腎バンク・アイ-バンクなど。
ぞうぎょう
ぞうぎょう ザフギヤウ 【雑行】
〔「ぞう」「ぎょう」ともに呉音〕
〔仏〕 浄土教で,正しい修行以外の様々な修行。
⇔正行(シヨウギヨウ)
ぞうぎょくわかしゅう
ぞうぎょくわかしゅう ザウギヨクワカシフ 【蔵玉和歌集】
室町時代の歌集。一巻。草木鳥月の異名などを詠み込んだ和歌を類聚(ルイジユ)し,簡単な注を施す。蔵玉集。
ぞうくらげ
ぞうくらげ ザウ― [3] 【象水母】
腹足綱ゾウクラゲ科の軟体動物の総称。海産の巻貝だが,殻が小さく体が透明な寒天質で泳ぐので,この名がある。体は細長く全長2〜50センチメートル。うちわ状の遊足で泳ぐ。暖・熱帯水域に分布。
ぞうぐ
ぞうぐ ザフ― 【雑具】
こまごました雑多な道具。「資財―舟につみ/平家 5」
ぞうぐう
ぞうぐう ザウ― [0] 【造宮】
宮殿・神宮を造営すること。
ぞうぐうし
ぞうぐうし ザウ― [3] 【造宮司】
⇒造宮職(ゾウグウシキ)
ぞうぐうしき
ぞうぐうしき ザウ― [3] 【造宮職】
古代,皇居の造営をつかさどる臨時の役所。藤原京造営のために初めて置かれ,805年木工寮に合併。造宮司。
ぞうぐら
ぞうぐら ザフ― 【雑鞍】
「くさぐら(草鞍)」に同じ。
ぞうぐるま
ぞうぐるま ザフ― 【雑車】
雑用に使う車。下賤の者の乗る車。
ぞうけい
ぞうけい ザウ― [0] 【造形・造型】 (名)スル
形のあるものを作り上げること。「都市空間を―する」
ぞうけい
ぞうけい ザウ― [0] 【造詣】
学問・芸術・技術などについての深い知識やすぐれた技量。「文楽に―が深い」
ぞうけい
ぞうけい【造詣】
attainments.〜が深い have a profound knowledge <of> ;be of great erudition <in> .
ぞうけいげいじゅつ
ぞうけいげいじゅつ ザウ― [5] 【造形芸術】
物質的材料を用いて,空間に形体を構成する芸術の総称。絵画・彫刻・建築・工芸など。空間芸術。視覚芸術。造形美術。
ぞうけいびじゅつ
ぞうけいびじゅつ【造形美術】
the plastic[formative]arts.
ぞうけいびじゅつ
ぞうけいびじゅつ ザウ― [5] 【造形美術】
「造形芸術」に同じ。
ぞうけつ
ぞうけつ [0] 【増結】 (名)スル
列車に,途中から,あるいは臨時に車両を増して連結すること。「当駅で二両―する」
ぞうけつ
ぞうけつ [0] 【増血】 (名)スル
血液中の赤血球を増加させること。また,増加すること。
ぞうけつ
ぞうけつ【増結する】
add cars[carriages] <to a train> .‖増結車 an extra carriage.
ぞうけつ
ぞうけつ【増血】
blood making.増血剤 a blood-making medicine.
ぞうけつ
ぞうけつ ザウ― [0] 【造血】 (名)スル
体内で血液をつくりだすこと。
ぞうけつかんさいぼう
ぞうけつかんさいぼう ザウ―サイバウ [7] 【造血幹細胞】
赤血球・白血球・リンパ球などの血液細胞の供給源となる細胞。造血器官に存在し,未分化で成熟を伴わない分裂を行う。
ぞうけつきかん
ぞうけつきかん ザウ―クワン [6][5] 【造血器官】
血球をつくる器官。ヒトでは胎児期の肝臓・脾臓・骨髄,成人の骨髄など。
ぞうけつざい
ぞうけつざい [4][3] 【増血剤】
「造血薬」に同じ。
ぞうけつやく
ぞうけつやく ザウ― [4][3] 【造血薬】
血液中の特に赤血球を増加させる薬剤。貧血治療に用いられる。鉄剤・肝臓製剤・葉酸・ビタミン B�� など。造血剤。増血剤。
ぞうげ
ぞうげ ザウ― [0][3] 【象牙】
〔「げ」は呉音〕
象の上顎の,牙(キバ)のように伸びた一対の門歯。きめ細かく淡黄白色で美しい。細工物の材料に珍重されるため,乱獲や密猟をもたらした。ワシントン条約により商取引は全面的に禁止されている。アイボリー。「―細工」
ぞうげ
ぞうげ【象牙(の)】
ivory.→英和
‖象牙細工 ivory work.象牙質 dentine (歯の).象牙の塔 <live in> an ivory tower.
ぞうげい
ぞうげい ザフ― [0] 【雑芸】
(1)種々の芸能の総称。曲芸・奇術・人形遣いなどのほか,中国伝来の散楽など。雑伎。ざつげい。
(2)平安末期から鎌倉時代にかけて流行した種々の歌謡の総称。古典的貴族的なものに対して,今様・古柳(コヤナギ)・沙羅林(シヤラリン)・法文歌・神歌など雑体のもの。「梁塵秘抄」などに集録。ざつげい。
ぞうげいろ
ぞうげいろ ザウ― [0] 【象牙色】
明るい灰黄色。アイボリー。
ぞうげかいがん
ぞうげかいがん ザウ― 【象牙海岸】
⇒コート-ジボアール
ぞうげしつ
ぞうげしつ ザウ― [3] 【象牙質】
歯の主体をなす組織。内部に歯髄腔をもち,歯冠部はエナメル質,歯根部はセメント質におおわれている。性質は骨に類似しているが骨より硬い。歯質。
ぞうげのとう
ぞうげのとう ザウ―タフ [5] 【象牙の塔】
〔(フランス) la tour d'ivoire サント=ブーブが詩人ビニーを評した語〕
芸術を至上のものとして現実から逃避する孤高の立場・境地。また,現実を踏まえない学究生活や研究室。
ぞうげやし
ぞうげやし ザウ― [4] 【象牙椰子】
ヤシ科の常緑樹のうち種子の胚乳を工芸材料にする数種のヤシの総称。南太平洋諸島・ソロモン諸島・熱帯アメリカ・熱帯アフリカなどの産。胚乳は乳白色で硬く,植物象牙と呼ばれ,ボタンや傘の柄(エ)に加工する。
ぞうげん
ぞうげん ザフ― [0][3] 【雑言】 (名)スル
「ぞうごん(雑言)」に同じ。
ぞうげん
ぞうげん【増減する】
increase or decrease;vary;→英和
rise and fall.
ぞうげん
ぞうげん [0][3] 【増減】 (名)スル
数量がふえることとへること。また,ふやしたりへらしたりすること。「乗客は季節によって―する」「飛行機の発着数を―する」
ぞうげん
ぞうげん ザウ― [0] 【造言】
こしらえごと。うそ。「―蜚語(ヒゴ)」
ぞうげん
ぞうげん ザウ― 【讒言】
「ざんげん」の転。「いかなる―などのありけるにか/源氏(柏木)」
ぞうこ
ぞうこ ザフ― 【雑戸】
⇒ざっこ(雑戸)
ぞうこう
ぞうこう ザフ― 【雑口】
むだ話。また,悪口。雑言(ゾウゴン)。「韃靼(ダツタン)人の―にかけられんは必定/浄瑠璃・国性爺合戦」
ぞうこうたいごう
ぞうこうたいごう [5][7] 【贈皇太后】
天皇の生母に死後贈られる尊号。
ぞうこく
ぞうこく ザウ― [0] 【造石】
酒・醤油などの醸造された石高。
ぞうこく
ぞうこく ザウ― [0] 【造国】
平安中期から鎌倉時代にかけて,朝廷の行う皇居・神社・寺院などの建造・修理を請け負わされた国。造営料国。
ぞうこく
ぞうこく [0] 【増石】 (名)スル
酒・醤油などの醸造高をふやすこと。
⇔減石
ぞうこくし
ぞうこくし ザウ― [4] 【造国司】
造国に指定された国の国守。多くは成功(ジヨウゴウ)として,重任(チヨウニン)あるいは昇階の栄にあずかった。
ぞうこくぬり
ぞうこくぬり ザウコク― [0] 【象谷塗】
中塗りの上に花や草を細かく彫刻し,青・藍(アイ)・紅などの色漆をつめて研ぎ出し,仕上げ塗りをした塗り物。寛政年間(1789-1801)玉楮(タマカジ)象谷が中国や南方の漆器を模して始めたという。香川県高松市の名産。蒟醤(キンマ)塗。
ぞうこつき
ぞうこつき ザウコツ― [4][3] 【蔵骨器】
火葬した骨灰や副葬品を納める容器。骨蔵器。
ぞうこつさいぼう
ぞうこつさいぼう ザウコツサイバウ [5] 【造骨細胞】
骨の新生および再生に関与する細胞。骨の形成表面に並んで骨基質を分泌し,やがて一部は骨基質中に埋まって骨細胞となる。骨芽細胞。
ぞうご
ぞうご ザウ― [0] 【造語】 (名)スル
新しい言葉を作り出すこと。既成の語の転用・複合や擬音・擬態などにより,新語を作ること。「―力」
ぞうご
ぞうご【造語】
a coined word;a coinage;→英和
coinage (新語を作ること).
ぞうごう
ぞうごう [0] 【贈号】 (名)スル
死後に称号を贈ること。また,その称号。おくりな。諡号(シゴウ)。
ぞうごせいぶん
ぞうごせいぶん ザウ― [4] 【造語成分】
複合語を構成している,それぞれの成分。「夕焼け」における「夕」と「焼け」の類。造語成分。
ぞうごん
ぞうごん【雑言】
⇒悪口.
ぞうごん
ぞうごん ザフ― [0][3] 【雑言】
いろいろな悪口やでたらめな言い掛かり。ぞうげん。「悪口―」
ぞうさ
ぞうさ [0][1] ザウ― 【造作】 ・ ザフ― 【雑作】 (名)スル
(1)手間や費用のかかること。面倒なこと。「なんの―もない」
(2)もてなし。御馳走。「飛んだ御―を頂きます/高野聖(鏡花)」
(3)技巧。装飾。「まさしく―の一もなく,風体心をも求めず/遊楽習道風見」
(4)作り出すこと。「大悟を拈来し,迷を―するか/正法眼蔵」
ぞうさく
ぞうさく ザウ― [0][4] 【造作】 (名)スル
(1)家を建てたり,手を入れたりすること。「両親の隠居所を―する」
(2)建物の内部の仕上げ工事。天井・床板・建具・棚・階段などを取り付けること。また,そのもの。
(3)顔のつくり。目鼻立ち。「顔の―がまずい」
(4)つくること。また,つくられたもの。「かりそめにも此理に心を注がずして,其人物を―せば/小説神髄(逍遥)」
ぞうさく
ぞうさく【造作】
fixtures;furnishings;features (顔付).〜する furnish <a house> .→英和
‖造作付貸家 a furnished house to let.
ぞうさく
ぞうさく [0] 【増作】 (名)スル
作物の収穫が増えること。
⇔減作
ぞうさくつき
ぞうさくつき ザウ― [0] 【造作付き】
貸し家や売り家で,畳・建具がついていること。
ぞうさつ
ぞうさつ [0] 【増刷】 (名)スル
追加して印刷・発行すること。また,その印刷物。ましずり。「急遽五万部を―する」
ぞうさつ
ぞうさつ【増刷】
additional printing.〜する print <additional 2,000 copies> .→英和
ぞうさない
ぞうさない【造作ない】
<quite> easy;→英和
simple.→英和
造作なく without difficulty;easily.→英和
ぞうさない
ぞうさな・い ザウサ― [4] 【造作無い】 (形)[文]ク ざうさな・し
手間がかからない。簡単だ。やさしい。「子供でも―・く作れる」
ぞうさま
ぞうさま ザウ― 【造作魔】
戦争などのように,平穏を害し仏道修行の邪魔となるもの。「この時天狗共力を得て,―の心をぞ付けたりける/太平記 18」
ぞうさん
ぞうさん【増産】
a production increase;increased production.〜する increase production.
ぞうさん
ぞうさん [0] 【増産】 (名)スル
生産量をふやすこと。
⇔減産
「食糧を―する」
ぞうざい
ぞうざい ザウ― [0] 【贓罪】
⇒贓物罪(ゾウブツザイ)
ぞうざい
ぞうざい ザウ― [0] 【造材】
切り出した木の枝や皮を取り,用途に応じた長さに玉切りして,素材(丸太)にすること。
→玉切り
ぞうざんうんどう
ぞうざんうんどう ザウザン― [5] 【造山運動】
大山脈や弧状列島を形成する地殻変動。広域変成岩の形成や花崗岩の貫入などがみられる。大規模な褶曲(シユウキヨク)山脈がつくられる。
ぞうざんたい
ぞうざんたい ザウザン― [0] 【造山帯】
造山運動を受けた地帯。
ぞうし
ぞうし ザフ― 【雑紙】
日常の用に用いた薄い紙。「文覚紙を取り向けて見れば,如法―なり/盛衰記 18」
ぞうし
ぞうし【増資する】
increase the capital.→英和
増資株 additional stocks.
ぞうし
ぞうし [0] 【増資】 (名)スル
企業が資本金を増加すること。
⇔減資
「新工場設立時に三割―する」
ぞうし
ぞうし ザウシ 【蔵志】
日本最初の解剖書。山脇東洋著。1759年刊。54年に初めて官許を得て行なった解剖の所見を記述。古来の迷妄を正し,実際の解剖の必要性を認識させた。
ぞうし
ぞうし ザウ― [1] 【曹司】
(1)官署や宮中に設けられた,官吏や女官の詰めている部屋。「―におり給へれば/伊勢 65」
(2)宮中や貴族の邸内に部屋を与えられて仕えること。また,その人。部屋住み。「従者の下屋に―してありけるをぞ/宇津保(俊蔭)」
(3)貴族の子弟で,まだ独立していない者が親の邸内に与えられている部屋。
→おんぞうし(御曹司)
(4)平安時代の大学寮の寄宿舎。東曹と西曹があった。
ぞうし
ぞうし ザフ― 【雑仕】
(1)平安時代以降,宮中や貴族の家で,使い走りや雑役(ゾウヤク)をつとめた下級の役。行幸・行啓の供奉(グブ)などもつとめた。「台盤所の―ぞ御使には来たる/枕草子 277」
(2)「雑仕女(ゾウシメ)」に同じ。「建礼門院の―,横笛といふ女あり/平家 10」
ぞうし
ぞうし [0] 【贈諡】 (名)スル
死者に称号をおくること。また,その称号。おくりな。
ぞうしかん
ぞうしかん ザウシクワン 【造士館】
薩摩藩の藩校。1773年藩主島津重豪(シゲヒデ)の創設。和学とともに洋学をも重んじた。
ぞうしがや
ぞうしがや ザフシ― 【雑司ヶ谷】
東京都豊島区南東部の地名。法明(ホウミヨウ)寺の鬼子母神(キシモジン)や雑司ヶ谷霊園がある。
ぞうしき
ぞうしき ザフ― 【雑色】
(1)律令制で,良民の最下位の身分である品部(シナベ)・雑戸(ザツコ)の総称。課役を免除され,主に手工業に従事した。
(2)蔵人所(クロウドドコロ)の下級官人。公卿の子弟や諸大夫が任じられた。定員八名。
(3)平安時代以後,摂関家・院の御所・諸官司で雑事をつとめた無位の者。
(4)鎌倉・室町幕府の番衆の下級役人。
(5)戦国末期から江戸時代にかけて,京都所司代の下で京都の行政・裁判・警察を助けた町役人。
ぞうしきどころ
ぞうしきどころ ザフ― 【雑色所】
雑色{(3)}の勤務する所。政所(マンドコロ)の下にある。
ぞうしずみ
ぞうしずみ ザウ― 【曹司住み】
(1)貴族の邸に一部屋もらって住んでいること。また,その人。「此の五位は,殿の内に―にて有りければ/今昔 26」
(2)「曹司{(3)}」に同じ。「四郎の君といひて,―にてぞ有ける時に/今昔 28」
ぞうしまち
ぞうしまち ザウ― 【曹司町】
宮中や貴族の邸で,曹司の立ち並んだ区画。
ぞうしめ
ぞうしめ ザフ― 【雑仕女】
宮中や三位以上の家の侍所で,使い走りや雑役(ゾウヤク)をつとめた女性。「御厨子所の―,襷(ウチハヤ)着て/宇津保(吹上・上)」
ぞうしゃ
ぞうしゃ [0] 【増車】 (名)スル
タクシーなどの車両の運行台数をふやすこと。
⇔減車
ぞうしゃ
ぞうしゃ ザフ― [1] 【雑舎】
寝殿造りの主殿の後方に設けた建物。使用人の住居・炊事場・道具置き場などに使う。
ぞうしゅ
ぞうしゅ【造酒】
⇒酒造.
ぞうしゅ
ぞうしゅ ザフ― 【雑修】
⇒ざっしゅ(雑修)
ぞうしゅ
ぞうしゅ ザウ― [0] 【造酒】 (名)スル
酒を醸造すること。さかづくり。
ぞうしゅう
ぞうしゅう [0] 【増収】 (名)スル
収入や収穫がふえること。
⇔減収
「農作物の―をはかる」
ぞうしゅう
ぞうしゅう【増収】
an increased yield (収穫);an increase of income (収入).
ぞうしゅうわい
ぞうしゅうわい [3] 【贈収賄】
わいろを贈ることと受け取ること。贈賄と収賄。
ぞうしゅうわい
ぞうしゅうわい【贈収賄】
corruption.→英和
贈収賄事件 a bribery case.
ぞうしゅし
ぞうしゅし ザウ― [3] 【造酒司】
⇒みきのつかさ(造酒司)
ぞうしゅつ
ぞうしゅつ ザウ― [0] 【造出】 (名)スル
つくりだすこと。「需要を―する」「暴力始て奴隷を―し/民約論(徳)」
ぞうしょ
ぞうしょ ザウ― [0][1] 【蔵書】
書物を所蔵していること。また,その書物。蔵本。
ぞうしょ
ぞうしょ【蔵書】
a collection of books;one's library.2万の〜がある have a library of 20,000 books.‖蔵書印 the owner's signet.蔵書家 a book collector;a bibliophile.蔵書票 a bookplate;an ex libris.蔵書目録 a library catalog.
ぞうしょいん
ぞうしょいん ザウ― [3] 【蔵書印】
その所蔵者を明らかにするために書籍に押した印。
ぞうしょう
ぞうしょう [0] 【増床】
(1)病院で,患者用のベッド数を増やすこと。
(2)デパートなどの売り場面積を増やすこと。
ぞうしょう
ぞうしょう【蔵相】
the Minister of Finance.
ぞうしょう
ぞうしょう [0] 【贈賞】
賞を贈ること。「―式」
ぞうしょう
ぞうしょう ザウシヤウ [0] 【蔵相】
大蔵大臣のこと。
ぞうしょうさんご
ぞうしょうさんご ザウセウ― [5] 【造礁珊瑚】
イシサンゴ類のうち,群生して珊瑚礁をつくる種類。水深30メートル以浅,水温摂氏二〇度以上で強い太陽光線の当たる水のきれいな海に繁殖する。
ぞうしょか
ぞうしょか ザウ― [0] 【蔵書家】
書物をたくさん所有している人。
ぞうしょく
ぞうしょく【増殖】
multiplication.→英和
〜する multiply;→英和
increase.→英和
ぞうしょく
ぞうしょく [0] 【増殖】 (名)スル
(1)ふえて多くなること。「富資(トミ)が年々―して/火の柱(尚江)」
(2)生物の個体や細胞などが,数をます現象。個体の場合は,生殖ともいう。
(3)稚魚の放流や魚礁の設置などを人為的に行い,自然の中で,水産資源の増大を図ること。
→養殖
ぞうしょくろ
ぞうしょくろ [4] 【増殖炉】
核分裂によって消費される核燃料物質に比べ,新たに生じる核燃料物質の方が上回るように設計された原子炉。
→転換炉
ぞうしょひょう
ぞうしょひょう ザウ―ヘウ [0] 【蔵書票】
⇒エクス-リブリス
ぞうしん
ぞうしん ザウ― [0] 【造進】 (名)スル
造って,さしあげること。「鳥居を―する」
ぞうしん
ぞうしん [0] 【増進】 (名)スル
力や勢いをますこと。
⇔減退
「少量の晩酌は食欲を―させる」「体力―剤」
ぞうしん
ぞうしん [0] 【贈進】 (名)スル
人に物を贈ること。贈呈。進上。
ぞうしん
ぞうしん【増進】
increase;→英和
promotion;advance.→英和
〜する increase <efficiency> ;promote <health> ;→英和
build up <one's strength> .
ぞうしプレミアム
ぞうしプレミアム [5] 【増資―】
(1)新株発行を額面額以上の金額で行なったときに,企業に生ずる株式発行金額のうち,資本に組み入れない金額のこと。
(2)新株の払い込み金額と時価との(株主に生ずる)差額。
ぞうじ
ぞうじ ザフ― 【雑事】
(1)雑多な事柄。雑用。ざつじ。「御葬送の―ども仕うまつり侍る/源氏(手習)」
(2)平安時代以後,田租・年貢などのほかに課せられた雑税。雑公事(ゾウクジ)。
(3)「雑事銭」に同じ。「便書をもて―など乞ふに/十訓 1」
(4)野菜。青物。[日葡]
ぞうじ
ぞうじ ザウ― [1] 【造寺】
寺を建てること。
ぞうじ
ぞうじ ザウ― [1] 【造次】
〔古くは「そうし」「そうじ」とも〕
事がにわかで,急ぎあわてる場合。ほんのわずかの時間。「―にも忠戦を計らずと言ふ事なし/太平記 21」「―の間八田巡査は,木像の如く突立ちぬ/夜行巡査(鏡花)」
ぞうじし
ぞうじし ザウ― [3] 【造寺司】
律令制で,官寺造営・造仏などの際,臨時に設けた役所。
ぞうじせん
ぞうじせん ザフ― 【雑事銭】
(1)小遣い銭。雑費。雑事。
(2)「雑事{(2)}」に代えて納める金銭。
ぞうじてんぱい
ぞうじてんぱい ザウ― [4] 【造次顛沛】
〔論語(里仁)「君子無�終�食之間違�仁,造次必於�是,顛沛必於�是」から〕
とっさの場合や危難の迫った場合。わずかの間。「―にもかれらの取締法を研究して置かんとナ/復活(魯庵)」
ぞうじょう
ぞうじょう [0] 【増上】
〔仏〕 宗教上の能力などが,外部からの影響によって強化されること。
ぞうじょうえん
ぞうじょうえん [3] 【増上縁】
〔仏〕
(1)他の物事が生ずることを助ける働きをする縁。
(2)浄土教で三縁の一。弥陀(ミダ)の名号を唱えれば,臨終のときに聖衆の来迎を受けて必ず往生できること。
ぞうじょうじ
ぞうじょうじ ゾウジヤウ― 【増上寺】
東京都港区芝公園内にある浄土宗鎮西流の大本山。山号,三縁山。徳川将軍家の菩提所。空海の弟子宗叡の開創した真言宗光明寺を,1385年浄土宗増上寺と改める。江戸時代に関東の浄土宗を統括する寺院となり,上野の寛永寺と権勢を競った。
ぞうじょうてん
ぞうじょうてん ゾウヂヤウ― 【増長天】
〔梵 Virūḍhaka〕
四天王の一。帝釈(タイシヤク)天に仕え,須弥山(シユミセン)の中腹にあって南方を守護する神。像は赤色で怒りの相を表し,矛(ホコ)などを持って甲冑(カツチユウ)をつける。
増長天[図]
ぞうじょうまん
ぞうじょうまん [3] 【増上慢】
(1)〔仏〕 七慢の一。まだ完全に悟りを開いていないのに,悟りを開いたと思って,おごりたかぶること。
(2)実力もないのに自己を過信して思い上がること。
ぞうじんぐうしちょう
ぞうじんぐうしちょう ザウジングウシチヤウ 【造神宮使庁】
もと,伊勢神宮の造営および神宝・装束の調進をつかさどった官庁。
ぞうす
ぞうす ザウ― [1] 【蔵司】
(1)蔵主(ゾウス)の居室。
(2)「蔵主」に同じ。
ぞうす
ぞうす ザウ― [1] 【蔵主】
禅寺で,経蔵をつかさどる僧の役職名。蔵司。
ぞうすい
ぞうすい ザフ― [0] 【雑炊】
野菜・魚介類などの具と飯を入れて,醤油や味噌で味をつけて煮た食べ物。おじや。[季]冬。
〔古くは「増水」と書くことが多かった〕
ぞうすい
ぞうすい【雑炊】
a porridge of rice and vegetables.
ぞうすい
ぞうすい [0] 【増水】 (名)スル
水量が増加すること。
⇔減水
「大雨で川が―する」
ぞうすい
ぞうすい【増水する】
<Rivers> rise[swell] <by 5 inches> .→英和
増水標 a floodmark.
ぞうする
ぞう・する ザウ― [3] 【蔵する】 (動サ変)[文]サ変 ざう・す
(1)所蔵する。「多くの古書を―・する」
(2)中に含みもっている。「複雑な問題を―・している」
ぞうず
ぞうず ザフヅ 【雑水】
「ぞうみず(雑水)」に同じ。[日葡]
ぞうずさん
ぞうずさん ザウヅ― 【象頭山】
香川県西部の琴平(コトヒラ)山の別称。海抜616メートル。中腹に金刀比羅宮がある。
ぞうずせん
ぞうずせん ザウヅ― 【象頭山】
インド中部の伽耶(ガヤ)山の別称。形が象の頭に似ているという。釈迦が修行した所。
ぞうずめく
ぞうずめ・く ザウズ― 【上衆めく】 (動カ四)
〔「じやうずめく」の直音表記〕
貴人らしくする。貴人らしく見える。「あまりひき入り―・きてのみ侍るめる/紫式部日記」
ぞうせい
ぞうせい ザウ― [0] 【造成】 (名)スル
土地などを使えるようにつくりあげること。「宅地を―する」
ぞうせい
ぞうせい【造成する】
develop <land for housing> .→英和
ぞうせい
ぞうせい [0] 【増勢】
増加する勢い。「―がいちじるしい」
ぞうせいき
ぞうせいき ザウセイ― [3] 【造精器・蔵精器】
車軸藻類・コケ植物・シダ植物の雄性生殖器官。精子をつくる。
→造卵器
ぞうせつ
ぞうせつ [0] 【増設】 (名)スル
設備をさらに追加してつくること。「水道管を―する」
ぞうせつ
ぞうせつ【増設】
an increase <of buildings> ;→英和
extension.→英和
〜する establish more <schools> ;install more <telephones> .
ぞうせつ
ぞうせつ ザウ― [0] 【造説】
根拠のないうわさ。造言。
ぞうせつ
ぞうせつ ザウ― [0] 【造設】 (名)スル
施設などをつくりもうけること。「新道を―する」
ぞうせつ
ぞうせつ ザフ― [0] 【雑説】
種々のうわさ。とりとめもないうわさ。ざっせつ。
ぞうせん
ぞうせん ザウ― [0] 【造船】 (名)スル
船を設計し造ること。
ぞうせん
ぞうせん【造船】
shipbuilding.→英和
‖造船技師 a marine engineer.造船所 a shipyard.造船台 a shipway;a slip.
ぞうせんがく
ぞうせんがく ザウ― [3] 【造船学】
船舶の設計・建造・修繕・改造などの技術・理論を研究する学問。船舶工学。
ぞうせんぎごく
ぞうせんぎごく ザウ― 【造船疑獄】
1953年(昭和28)から翌年にかけて起こった,海運・造船会社と政府・与党との間の贈収賄をめぐる疑獄事件。多数の自由党政治家が取り調べを受けたが,犬養健法相の指揮権発動により幹事長佐藤栄作に対する逮捕要求が阻まれ,事件は核心に触れずに終わった。これにより第五次吉田内閣は崩壊した。
ぞうせんじょ
ぞうせんじょ ザウ― [0][5] 【造船所】
船舶の建造・艤装(ギソウ)・改造・修理をする工場。造船場。
ぞうせんだい
ぞうせんだい ザウ― [0] 【造船台】
「船台(センダイ)」に同じ。
ぞうぜい
ぞうぜい [0] 【増税】 (名)スル
課税の額を増すこと。既存の税率を引き上げたり,新税を創設することをいう。
⇔減税
ぞうぜい
ぞうぜい【増税】
a tax increase.〜する increase taxes <on a thing,on a person> .‖増税案 a tax increase bill.
ぞうぞう
ぞうぞう (副)
体が震えるさま。寒けがするさま。ぞくぞく。「惣身が―として/滑稽本・諺臍の宿替」
ぞうぞう
ぞうぞう ザウザウ [0] 【造像】 (名)スル
像,特に仏像をつくること。「―起塔」
ぞうたい
ぞうたい ザウ― [0] 【造替】
(神社・仏閣を)つくりかえること。
ぞうたん
ぞうたん [0] 【増炭】 (名)スル
石炭の産出量をふやすこと。
⇔減炭
ぞうたん
ぞうたん [0] 【増反】 (名)スル
作付け面積をふやすこと。
⇔減反
ぞうだい
ぞうだい【増大する】
enlarge;→英和
increase.→英和
増大号 an enlarged number.
ぞうだい
ぞうだい [0] 【増大】 (名)スル
数量・程度などがふえたり大きくなったりすること。「危険が―する」
ぞうだじょうてんのう
ぞうだじょうてんのう [8] 【贈太上天皇】
天皇の父にあたる親王に追贈する尊号。
ぞうだん
ぞうだん ザフ― [0] 【雑談】 (名)スル
〔古くは「ぞうたん」とも〕
とりとめのない話。むだ話。ざつだん。「要なき―せずもあれ/慨世士伝(逍遥)」
ぞうだんしゅう
ぞうだんしゅう ザフダンシフ 【雑談集】
説話集。一〇巻。無住著。1305年成立。仏教説話を中心に滑稽譚・動物譬喩譚など幅広い題材の説話を収録。
ぞうち
ぞうち ザウ― [1] 【蔵置】 (名)スル
倉庫などに物をしまっておくこと。
ぞうち
ぞうち [1][0] 【増置】 (名)スル
これまでよりふやして設置すること。増設。「営業所を―する」
ぞうちく
ぞうちく [0] 【増築】 (名)スル
現在の建物に新しい建物をつけ加えること。建て増し。「子供部屋を―する」
ぞうちく
ぞうちく【増築】
extension[enlargement]of a building;an annex.→英和
〜する extend[enlarge]a building.‖増築工事 extension work.
ぞうちょう
ぞうちょう [0] 【増長】 (名)スル
〔古くは「ぞうじょう」〕
(1)次第に大きくなること。はなはだしくなること。現在はよくないことについて用いる。増大。「怠惰を―させる」「才能は煩悩の―せるなり/徒然 38」
(2)思い上がること。つけあがること。「おだてればすぐ―する」
ぞうちょう
ぞうちょう ザウテウ [0][1] 【象鳥】
〔elephant bird〕
エピオルニスの別名。
ぞうちょう
ぞうちょう【増長する】
grow presumptuous;be puffed up.
ぞうちょう
ぞうちょう [0] 【増徴】 (名)スル
税を今までよりも多く取り立てること。
ぞうちょうてん
ぞうちょうてん 【増長天】
⇒ぞうじょうてん(増長天)
ぞうてい
ぞうてい [0] 【増訂】 (名)スル
本や文章の不足をつけ加え誤りを正すこと。補訂。「―版」「―して新版を出す」
ぞうてい
ぞうてい【贈呈】
presentation.→英和
〜する present <a person with a thing> ;→英和
make a present <of a thing to a person> ;[書物に署名して]With the compliments of <the author,N.Kawamura> .‖贈呈式 a ceremony of the presentation <of> .贈呈品 a present;a gift.贈呈本 a presentation copy.
ぞうてい
ぞうてい [0] 【贈呈】 (名)スル
人に物を贈ること。進呈。「近著を―する」
ぞうとう
ぞうとう [0] 【贈答】 (名)スル
品物・詩歌などを贈ったり,お返しをしたりすること。「和歌を―する」「―品」
ぞうとう
ぞうとう【贈答】
an exchange of presents.贈答品 a gift;→英和
a present.→英和
ぞうとうか
ぞうとうか [3] 【贈答歌】
二人,まれに数人の間でやりとりする歌。
ぞうとく
ぞうとく ザウ― [0] 【蔵匿】 (名)スル
(1)人に見つからないように隠しておくこと。「これを樹籬の中に―せんが為めならず/西国立志編(正直)」
(2)〔法〕 罰金以上の刑にあたる罪を犯した者,または拘禁中逃走した者などをかくまう行為。
→犯人蔵匿罪
ぞうながもち
ぞうながもち ザフ― [3] 【雑長持】
雑具を入れる長持。
ぞうに
ぞうに ザフ― [0] 【雑煮】
主として正月の祝い膳に供する,餅を入れた汁。取り合わせる具,汁の調味,餅の形,調理法などは地方によってさまざまである。[季]新年。
ぞうに
ぞうに【雑煮】
rice cakes boiled with vegetables.
ぞうにばし
ぞうにばし ザフ― [4] 【雑煮箸】
正月に用いる白木の箸。普通,柳材を用い中央部がやや太い。羹箸(カンバシ)。太箸。
ぞうにん
ぞうにん ザフ― 【雑人】
(1)身分の低い者。下賤の者。また,一般庶民。
(2)中世,主家に隷属して,家事・農事など雑役に従事し,戦時には軍事にも使われた者。土地などと同じに財産として売買・質入れ・譲渡の対象となった。
(3)特に鎌倉時代,侍身分の者に対して名主・百姓以下一般の庶民の称。
(4)中世,具足をつけずに戦に参加する雑兵(ゾウヒヨウ)。
ぞうにん
ぞうにん ザフ― 【雑任】
律令制で,諸官司の主典(サカン)以下の下級の官人。舎人(トネリ)・兵衛(ヒヨウエ)・資人(シジン)など。
ぞうにんばら
ぞうにんばら ザフ― 【雑人輩・雑人原】
身分の低い者ども。また,雑兵たち。「矢表の―そこのき候へとて/平家 11」
ぞうにんぶぎょう
ぞうにんぶぎょう ザフ―ギヤウ [5] 【雑人奉行】
⇒国奉行(クニブギヨウ)
ぞうのうた
ぞうのうた ザフ― 【雑の歌】
⇒雑(ゾウ)
ぞうは
ぞうは [0] 【増派】 (名)スル
軍隊や救援隊などをさらにふやして派遣すること。「警官隊を―する」
ぞうはい
ぞうはい【増配】
an increased dividend (配当);an increased ration (配給).〜する increase the rations <of> .
ぞうはい
ぞうはい [0] 【増配】 (名)スル
株式などの配当や配給量をふやすこと。
⇔減配
「利益の大幅増により―する」
ぞうはい
ぞうはい ザフ― 【雑俳】
⇒ざっぱい(雑俳)
ぞうはつ
ぞうはつ【増発】
an increased issue <of notes> ;→英和
operation of an extra train.〜する issue <additional notes> ;run a special train.
ぞうはつ
ぞうはつ [0] 【増発】 (名)スル
(1)乗り物の運行回数をふやすこと。「スキー列車を―する」
(2)紙幣・公債などの発行をふやすこと。
ぞうはていこう
ぞうはていこう ザウハテイカウ [4] 【造波抵抗】
液体中を運動する物体が,波を起こすことによって生じる抵抗。
ぞうはん
ぞうはん ザウ― [0] 【蔵版】
版木や紙型を所蔵していること。また,所蔵の版木や紙型。「大蔵省―」
ぞうはん
ぞうはん [0] 【増版】 (名)スル
「増刷(ゾウサツ)」に同じ。
ぞうはん
ぞうはん【造反】
making rebellion;anti-Establishment.〜する make rebellion;rebel <against the Establishment> .→英和
‖造反者 a rebel.
ぞうはん
ぞうはん ザウ― [0] 【造反】 (名)スル
組織や体制の中からそのあり方に対して批判・抵抗を行うこと。「下部組織が―した」
〔中国で反逆・謀反(ムホン)の意。文化大革命以降,日本でも用いられるようになった〕
ぞうはんゆうり
ぞうはんゆうり ザウ―イウ― [5] 【造反有理】
反逆には道理があるということ。1939年毛沢東が演説に用い,文化大革命の際,紅衛兵がスローガンの一つとして用いた。
ぞうひ
ぞうひ ザフ― [0] 【雑肥】
いろいろな雑物を含んでいる肥料。堆肥(タイヒ)・焼土の類。
ぞうひ
ぞうひ ザウ― [1] 【象皮】
象の皮。
ぞうひき
ぞうひき ザウヒキ 【象引】
歌舞伎十八番の一。1701年江戸中村座の「傾城王昭君(ケイセイオウシヨウクン)」の中で初世市川団十郎が初演。蘇我入鹿と山上源内左衛門が象を引き合い力くらべをするという荒事。
ぞうひつ
ぞうひつ ザウ― 【造畢】 (名)スル
(建物を)つくりおえること。「一両年の中に―して遷幸なし奉る/平治(上・古活字本)」
ぞうひつ
ぞうひつ ザフ― 【雑筆】
いろいろ書き記したもの。主に書簡類。「詩作り―など好みて/愚管 2」
ぞうひびょう
ぞうひびょう ザウ―ビヤウ [0] 【象皮病】
皮膚および皮下組織にリンパ液が鬱滞(ウツタイ)して結合組織の増殖を来す病気。糸状虫や数種の細菌の感染によって起こり,患部は腫脹・硬化して象の皮膚のようになる。下肢・陰嚢(インノウ)・女子外陰部に多く起こる。熱帯・亜熱帯地方に多い。
ぞうひびょう
ぞうひびょう【象皮病】
《医》elephantiasis.→英和
ぞうひょう
ぞうひょう ザフヒヤウ [0] 【雑兵】
(1)身分の低い兵士。ざっぴょう。
(2)権限のない下級の者。下っ端。
ぞうひょう
ぞうひょう【雑兵】
common soldiers;the rank and file.
ぞうひょうものがたり
ぞうひょうものがたり ザフヒヤウ― 【雑兵物語】
兵法書。二巻。作者未詳。1683年以前の成立,1846年刊。雑兵三〇人が東国方言で体験談を語る体裁で,その心得を平易に説く。江戸初期の口語資料として重要。
ぞうひん
ぞうひん ザウ― [0] 【贓品】
⇒贓物(ゾウブツ)
ぞうひん
ぞうひん【贓品】
⇒贓物.
ぞうび
ぞうび [1] 【増備】 (名)スル
設備をふやすこと。
ぞうびむし
ぞうびむし ザウビ― [3] 【象鼻虫】
⇒象虫(ゾウムシ)
ぞうびん
ぞうびん【増便】
an increase in the number <of> .→英和
ぞうびん
ぞうびん [0] 【増便】 (名)スル
航空機・自動車・船などの,定期便の回数をふやすこと。「行楽シーズンには―する」
ぞうふ
ぞうふ ザウ― [1][0] 【臓腑】
五臓六腑。内臓。はらわた。
ぞうふ
ぞうふ [1] 【贈賻】
香典をおくること。
ぞうふ
ぞうふ【臓腑】
entrails;→英和
intestines.〜を抜く disembowel.→英和
ぞうふく
ぞうふく【増幅】
《電》amplification.〜する amplify.→英和
‖増幅器 an amplifier.
ぞうふく
ぞうふく ザウ― [0] 【蔵幅】
所蔵する掛物。
ぞうふく
ぞうふく [0] 【増幅】 (名)スル
(1)波動・振動の振幅を大きくすること。特に,入力電気信号の電流・電圧の小さな振幅変化を増大させて出力すること。
(2)(比喩的に)話の内容や物事の状態が拡大すること。「話が―されて伝わっているらしい」
ぞうふくき
ぞうふくき [4][3] 【増幅器】
増幅作用を行わせるための装置。真空管増幅器・トランジスタ増幅器・ IC 増幅器などがある。アンプリファイアー。アンプ。
ぞうぶつ
ぞうぶつ ザウ― [0] 【造物】
造物主によってつくられた物。天地間の万物。自然。
ぞうぶつ
ぞうぶつ ザウ― [0] 【造仏】 (名)スル
仏像をつくること。造像。
ぞうぶつ
ぞうぶつ ザウ― [0] 【贓物】
盗品その他犯罪行為によって不法に手に入れた財物。贓品。ぞうもつ。
ぞうぶつ
ぞうぶつ【贓物】
stolen goods[articles].
ぞうぶつくよう
ぞうぶつくよう ザウ―ヤウ [5] 【造仏供養】 (名)スル
仏像をつくって仏事を営むこと。
ぞうぶつざい
ぞうぶつざい ザウ― [4] 【贓物罪】
盗品など(贓物)の無償での譲り受け(収受)・運搬・保管(寄蔵)・有償での譲り受け(故買)・有償の処分についての斡旋(牙保)をすることにより成立する罪。盗品等に関する罪。
ぞうぶつしゃ
ぞうぶつしゃ ザウ― [4][3] 【造物者】
「造物主」に同じ。
ぞうぶつしゅ
ぞうぶつしゅ ザウ― [4][3] 【造物主】
万物を創造したとされる者。造化の神。造物者。
ぞうぶつしゅ
ぞうぶつしゅ【造物主】
the Creator[Maker].
ぞうぶつしょ
ぞうぶつしょ ザウ― [0][5] 【造仏所】
造寺司に属し,仏師が所属して仏像制作を行なった組織。
→仏所
ぞうぶん
ぞうぶん [0] 【増分】
(1)ふえた分。
(2)関数 �=�(�)で変数 � の二つの値 ��,�� に対する関数の値を �(��), �(��)とするとき,��−��, �(��)−�(��)をそれぞれ �,� の増分といい,それぞれ Δ�,Δ� で表す。
ぞうへい
ぞうへい [0] 【増兵】 (名)スル
兵士の数をふやすこと。
ぞうへい
ぞうへい【造幣】
mintage.造幣局 a mint;→英和
the Mint Bureau (大蔵省の).
ぞうへい
ぞうへい ザウ― [0] 【造兵】
(1)兵器をつくること。
(2)「造兵廠(シヨウ)」の略。
ぞうへい
ぞうへい ザウ― [0] 【造幣】
貨幣を製造すること。
ぞうへい
ぞうへい【増兵する】
reinforce the troops.
ぞうへいきょく
ぞうへいきょく ザウ― [3] 【造幣局】
大蔵省の付属機関の一。貨幣の鋳造,勲章・記章などの製造,貴金属の品位証明などを行う。本局は大阪にある。1869年(明治2)に設立。
ぞうへいしょう
ぞうへいしょう【造兵廠】
an arsenal.→英和
ぞうへいしょう
ぞうへいしょう ザウ―シヤウ [3] 【造兵廠】
旧陸海軍で,兵器・火薬その他の軍需品の研究・製造・修理などを担当する役所および工場。
ぞうへいへいか
ぞうへいへいか ザウ― [5] 【造幣平価】
二国間の貨幣の換算率。法制上,含有されるべき純金量(純銀量)をもとにして換算する。
ぞうほ
ぞうほ【増補】
an enlargement;→英和
a supplement.→英和
〜する enlarge;→英和
supplement.‖(改訂)増補版 an (a revised and) enlarged edition <of> .
ぞうほ
ぞうほ [1] 【増補】 (名)スル
不足しているところを補いふやすこと。「旧版を―する」「改訂―」
ぞうほう
ぞうほう ザフハウ 【雑袍】
⇒ざっぽう(雑袍)
ぞうほう
ぞうほう ザウ― [0] 【蔵鋒】
書道で,筆法の一。起筆に筆の穂先を筆画の外に表さないように書くもの。篆(テン)書・隷(レイ)書に用いる。
⇔露鋒
ぞうほう
ぞうほう [0] 【増俸】 (名)スル
給料を増額すること。
⇔減俸
ぞうほうたい
ぞうほうたい ザウハウ― [0] 【造胞体】
⇒胞子体(ホウシタイ)
ぞうほぶんけんびこう
ぞうほぶんけんびこう 【増補文献備考】
朝鮮の文物・制度などを分類して述べた書。二五〇巻。朴容大・趙昇九らの編。李太王の命令で編纂され,1908年成立。
ぞうほん
ぞうほん【造本】
bookmaking.〜が良い be well bound.
ぞうほん
ぞうほん【蔵本】
one's books[library].
ぞうほん
ぞうほん ザウ― [0] 【蔵本】
所蔵する書物。蔵書。
ぞうほん
ぞうほん ザウ― [0] 【造本】
印刷・製本・装丁・用紙・材料など,書物の製作に関する設計や作業。本の造り。「堅牢な―」
ぞうぼ
ぞうぼ [1][0] 【増募】 (名)スル
定員や金額の枠を広げて,募集の規模を大きくすること。「新卒を―する」
ぞうぼう
ぞうぼう ザウボフ [0] 【像法】
〔仏〕 三時の一。正法に似た仏法が行われる時代。正法時代ののち,五百年または千年間の称。教法と修行者は存在するが,正しい修行が行われないため悟りを開く者が出ない時期。像法時。
→正法
→末法
ぞうぼく
ぞうぼく ザフ― [0] 【雑木】
「ぞうき(雑木)」に同じ。[日葡]
ぞうみず
ぞうみず ザフミヅ [0] 【雑水】
米をといだり,食器を洗ったりした水。よごれみず。ぞうず。「其の煙は消えないので,―を撒きかけて/婦系図(鏡花)」
ぞうむ
ぞうむ ザフ― [1] 【雑務】
(1)種々雑多な事務。ざつむ。
(2)訴訟・裁判に関する事務。「さべき―のことなどには,出でつかへけり/増鏡(久米のさら山)」
ぞうむさた
ぞうむさた ザフ― 【雑務沙汰】
「雑務沙汰(ザツムサタ)」に同じ。
ぞうむし
ぞうむし【象虫】
a weevil.→英和
ぞうむし
ぞうむし ザウ― [1] 【象虫】
ゾウムシ科の甲虫の総称。体長1〜40ミリメートル。頭部は前方に長く伸びて吻(フン)になり,象の鼻に似た外観となる。体は多くは黒色だが,黄褐色や灰色のものもある。各種の植物の害虫で,日本ではハナゾウムシ・ヤサイゾウムシなど六〇〇種以上が知られる。全世界に分布。象鼻虫。
ぞうめん
ぞうめん ザウ― [0] 【蔵面・造面】
舞楽面の一。長方形の厚紙に白絹を張り,墨で抽象化した眉・目・鼻・口を描く。蘇利古(ソリコ)・安摩(アマ)の二種がある。雑面。
蔵面[図]
ぞうもう
ぞうもう [0] 【増毛】
自毛に人工毛髪を結びつけたり,人工毛髪を結着させた細い糸を自毛の中に紛れ込ませたりする義髪法。
ぞうもつ
ぞうもつ ザフ― [0] 【雑物】
(1)こまごましたもの。日常用いる雑多なもの。「―蔵」「資財―東西に運び隠し/盛衰記 26」
(2)中世,年貢以外に賦課された野菜・紙などの種々の雑税。
ぞうもつ
ぞうもつ【臓物】
entrails;→英和
giblets (鳥の);pluck (牛や羊の).→英和
ぞうもつ
ぞうもつ ザウ― [0] 【臓物】
はらわた。内臓。もつ。
ぞうもつ
ぞうもつ ザウ― [0] 【蔵物】
所蔵している物品。ぞうぶつ。
ぞうもつ
ぞうもつ ザウ― [0] 【贓物】
「ぞうぶつ(贓物)」に同じ。
ぞうもつりょうり
ぞうもつりょうり ザウ―レウ― [5] 【臓物料理】
牛・豚・鳥などの内臓料理。もつりょうり。
ぞうもの
ぞうもの ザフ― [0] 【雑物】
能楽の正式番組で四番目に演じられる曲の総称。狂乱物・直面(ヒタメン)物(現在物)・遊舞物・幽霊物など種々の曲を含み,劇的要素に富む曲が多い。四番目物。
ぞうももひき
ぞうももひき ザウ― [3] 【象股引】
脚部がゆったりした股引。象が渡来した頃(1729年)のもの。
ぞうやく
ぞうやく ザフ― 【雑役】
(1)雑多な労働。また,そのことに使われる者。ざつえき。「心ざし侍りしものを―などにも使ひ給へ/宇津保(国譲上)」
(2)雑多な夫役。「―にさへ出やせんものを/滑稽本・膝栗毛 5」
ぞうやくうま
ぞうやくうま ザフ― 【雑役馬】
乗用にならず,雑用に使われる馬。駄馬(ダバ)。ぞうやく。
ぞうやくぐるま
ぞうやくぐるま ザフ― 【雑役車】
雑用に使う車。雑車(ゾウグルマ)。「しりに―に,この僧は紙の衣,袈裟など着て,のりたり/宇治拾遺 11」
ぞうよ
ぞうよ [1] 【贈与】 (名)スル
(1)他人に物品を贈り与えること。「愛蔵の書を―する」
(2)〔法〕 当事者の一方が無償で自己の財産を相手方に与える意思を表示し,相手方がこれを受諾することによって成立する契約。
ぞうよ
ぞうよ 【増誉】
(1032-1116) 平安末期の天台宗の僧。藤原経輔の子。京都聖護院の開山。天台宗修験の発展に貢献。白河・堀河両天皇に重用され,その護持僧となる。熊野三山検校(ケンギヨウ)。天台座主(ザス)。
ぞうよ
ぞうよ【贈与】
donation.〜する give;→英和
make a donation <of> .‖贈与税 a gift tax <英> a capital transfer tax.
ぞうよう
ぞうよう ザフ― 【雑用】
(1)いろいろのこまごました用事。ざつよう。
(2)種々のこまごました費用。雑費。「嫁入りの―の心あてに銀子三貫目除けておけば/浮世草子・好色万金丹」
(3)旅興行の際の宿泊・食事に関すること。また,その費用。「―何かを思ひ廻せば御損の上の御損なり/浮世草子・新色五巻書」
ぞうよう
ぞうよう ザフエウ [0] 【雑徭】
律令制で,公民に課せられた労役。正丁(セイテイ)は年六〇日,次丁は三〇日,少丁は一五日を限度とし,国司の指揮で土木工事などの公役に従事するもの。のち軽減された。ざつよう。
ぞうよぜい
ぞうよぜい [3] 【贈与税】
贈与により財産を取得した個人に課せられる国税。
ぞうらんき
ぞうらんき ザウラン― [3] 【造卵器・蔵卵器】
車軸藻類・コケ植物・シダ植物の雌性生殖器官。膨らんだ腹部と細い頸部とからなり,腹部に一個の卵細胞を生じる。
→造精器
ぞうり
ぞうり【草履】
<wear> (straw) sandals.
ぞうり
ぞうり ザウ― [0] 【草履】
鼻緒のついた平底の履物。藁(ワラ)・藺(イ)・竹皮などを編んだもの,ビニール・ゴム製などのものがある。
ぞうり
ぞうり ザウ― [1] 【贓吏】
わいろを取る官吏。「市役所は―の巣窟ならずや/日乗(荷風)」
ぞうりうち
ぞうりうち ザウ― [0] 【草履打ち】
浄瑠璃・歌舞伎で,憎悪・遺恨などから草履で打つ場面の総称。特に,浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(カガミヤマコキヨウノニシキエ)」の六段目が有名。
ぞうりえび
ぞうりえび ザウ― [3] 【草履海老】
海産のエビ。体長20センチメートル内外。体は平たく,黒褐色。はさみはなく,尾扇を常に腹面側に折り曲げている。浅海の岩礁にすむ。食用。本州中部以南の暖海に広く分布。
ぞうりくい
ぞうりくい ザウ―クヒ [3] 【草履食い】
草履の緒ですれて足を痛めること。
ぞうりくうんどう
ぞうりくうんどう ザウリク― [5] 【造陸運動】
元の構造を残しながら,広範囲にわたってゆっくり隆起または沈降する地殻変動。
ぞうりげた
ぞうりげた ザウ― [3] 【草履下駄】
表に畳表をつけ,木綿真田(サナダ)などの鼻緒をつけた下駄。形は駒下駄(コマゲタ)に似てやや低い。
ぞうりとり
ぞうりとり ザウ― [3] 【草履取り】
武家の下僕の一。主人の外出のとき草履をそろえ,替えの草履を持って供をした。草履持ち。
ぞうりむし
ぞうりむし ザウ― [3] 【草履虫】
原生動物繊毛虫綱の一属の総称。楕円形の単細胞動物で,表面は繊毛でおおわれる。体長0.2〜0.3ミリメートル。卵形の大核一個と,一または二個の小核がある。すべて淡水産で,各地の池・溝・沼・田などに広く分布。遺伝学の材料として利用される。
草履虫[図]
ぞうりゅう
ぞうりゅう ザウリフ [0] 【造粒】
粉末を固めて粒状に形成すること。食品・薬品・化学肥料・製鉄など諸分野で行われる。
ぞうりゅう
ぞうりゅう ザウリフ [0] 【造立】 (名)スル
建物をたてること。特に,寺院・仏塔・仏像などを建立すること。ぞうりつ。「堂舎・塔婆を―したまふ/曾我 2」
ぞうりょう
ぞうりょう [0] 【増量】 (名)スル
分量をふやすこと。
⇔減量
「薬剤を―する」
ぞうりん
ぞうりん【造林】
afforestation.〜する afforest <a mountain> ;→英和
plant trees.
ぞうりん
ぞうりん ザウ― [0] 【造林】 (名)スル
樹木を植え育てて森林とすること。「―学」「―業」
ぞうろ
ぞうろ ザウロ 【候】 (連語)
⇒ぞうろう(候)
ぞうろう
ぞうろう ザウラフ 【候ふ】 (連語)
〔「にそうろう(に候)」または「にてそうろう(にて候)」の転〕
…であります。…です。「アアラ,オビタタシノ御奉加ドモ―ヤ/ロドリゲス」「ソレワ理リ―/ロドリゲス」
〔短縮して「ぞうろ」ともいう〕
ぞうろく
ぞうろく ザウロク 【蔵六】
(1822-1877) 江戸末期・明治初期の陶工。姓は真清水。京都の人。五条坂に開窯して主に青磁を焼き,古染付(コソメツケ)・高麗(コウライ)などの写しをよくした。
ぞうろく
ぞうろく ザウ― [0] 【蔵六】
〔頭・尾・四足の六つを隠すことから〕
亀の異名。
ぞうわい
ぞうわい [0] 【贈賄】 (名)スル
賄賂(ワイロ)を贈ること。
⇔収賄
ぞうわい
ぞうわい【贈賄】
bribery;corruption.→英和
〜する (give a) bribe;→英和
corrupt.→英和
〜を受ける take a bribe.‖贈賄事件 a bribery case.贈賄者 a briber.
ぞうわいざい
ぞうわいざい [3] 【贈賄罪】
公務員に賄賂を提供し,またはその申し込みもしくは約束をすることにより成立する罪。
ぞうわく
ぞうわく [0] 【増枠】 (名)スル
割り当ての枠をふやすこと。
ぞえ
ぞえ (連語)
〔終助詞「ぞ」に終助詞「え」が付いたもの。近世語〕
文末の活用語の終止形に付き,念を押すのに用いる。「こりやわたしが心のたけぢや―/滑稽本・膝栗毛 7」
ぞかし
ぞかし (連語)
〔文末に用いられた係助詞「ぞ」に終助詞「かし」が付いたもの〕
強く念を押して断定する意を表す。「我はこのごろ悪(ワロ)き―/更級」「かげろふのゆふべを待ち,夏の蝉の春秋をしらぬも有る―/徒然 7」
ぞく
ぞく [1] 【族】
(1)同じ血統に属する人々。一門。ぞう。「母の―なる播磨国の人/興津弥五右衛門の遺書(鴎外)」
(2)生物の分類上,科と属の間の階級。植物学では属との同音を避けて連(レン)という。
(3)〔化〕 周期表中で,縦に配列している一群の元素。1 族〜 18 族に分けられる。また,一般に,その原子構造や分子構造の類似性により物理的・化学的性質を共有する一群の元素や化合物。例えば,ハロゲン族元素・鉄族元素・芳香族化合物。
ぞく
ぞく【属】
a genus (動植物の).→英和
ぞく
ぞく【俗】
the way of the world;→英和
[世俗的]worldliness;vulgarity;→英和
the laity (僧の対).→英和
〜な worldly;→英和
common;→英和
vulgar;→英和
lay.→英和
〜に commonly;→英和
vulgarly.→英和
〜に言う what is commonly called.〜に言えば to use a common phrase.
ぞく
ぞく【族】
(1)[家族]a family;→英和
relatives (親族).
(2)[種族]a race[tribe](人間).→英和
ぞく
ぞく【賊】
a thief;→英和
a burglar;→英和
[反徒]a rebel;→英和
a traitor.→英和
ぞく
ぞく [0] 【賊】
(1)人に危害を加えたり,物を奪い取ったりする者。「―が侵入する」
(2)反乱を起こした者。国を乱す者。謀反人。
ぞく
ぞく [1] 【続】
(1)つづくこと。つづき。「正―二巻よりなる小説」
(2)(接頭語的に)書名などの上に付いて,その続編であることを表す。「―膝栗毛」
ぞく
ぞく [1] 【粟】
(1)あわ。
(2)穀物。食糧。また,俸禄。「―をはむ」
ぞく
ぞく [0] 【俗】
■一■ (名)
(1)一般の世間。世の中。また,一般の人。官に対する民間,学界に対する一般の世間,仙人・聖人に対する人間など。
(2){(1)}のうち特に仏門に対する一般の世間。また,出家していない人。「―にかえる」
(3)世間のならわし。土地の風習。時代の風俗。「人民これに由て,蛮荒野鄙の―を免るることなり/西国立志編(正直)」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)ありふれているさま。「―なところがかえって受ける」
(2)いやしいさま。下品なさま。
⇔雅
「―な人間」「―なことばかり言う」
→俗に
ぞく
ぞく [1] 【属】
(1)仲間。同類。「浮屠の―にたぐへて/野ざらし紀行」
(2)明治の官制で,各官庁の下級の補助文官。判任官。
(3)律令制で,坊・職・寮の主典(サカン)。
(4)生物の分類上の一段階。科の下,種(シユ)の上。
ぞく
ぞく 【贖】
⇒しょく(贖)
ぞくあく
ぞくあく [0] 【俗悪】 (名・形動)[文]ナリ
まともに見たり,聞いたりできないほど下品である・こと(さま)。「―な趣味」「―を極める」
[派生] ――さ(名)
ぞくあく
ぞくあく【俗悪な】
vulgar;→英和
coarse;→英和
gross.→英和
ぞくあけがらす
ぞくあけがらす 【続明烏】
俳諧撰集。二冊。高井几董(キトウ)編。1776年刊。几董の父几圭の一七回忌追善の集だが,蕪村一門および当代俳壇の大成的撰集でもある。蕪村七部集の一。
ぞくうけ
ぞくうけ [0] 【俗受け】 (名)スル
(専門家でない)世間一般の人の気に入ること。「―する作品」
ぞくうけ
ぞくうけ【俗受け】
<aim at> popularity.→英和
〜がする appeal to the popular taste;be popular.
ぞくえい
ぞくえい【続映する】
continue to show;run <for two weeks> .→英和
〜中 <The Old Man and the Sea> is still on.
ぞくえい
ぞくえい [0] 【続映】 (名)スル
映画が好評で,予定期間終了後も引き続いて上映すること。「次週も―する」
ぞくえん
ぞくえん [0] 【続演】 (名)スル
演劇の興行が好評で,予定期間終了後も引き続いて上演すること。「翌月も―する」
ぞくえん
ぞくえん【続演する】
continue to present <a play> ;run <for three weeks> .→英和
ぞくえん
ぞくえん [0] 【俗縁】
血縁など世俗における縁故。また,特に僧の親類・縁者。
ぞくおん
ぞくおん [0] 【属音】
長・短音階で,主音の五度上の音。主音の五度下の下属音と区別する場合,特に上属音ともいう。ドミナント。
ぞくか
ぞくか [0] 【俗化】 (名)スル
⇒ぞっか(俗化)
ぞくかい
ぞくかい [0] 【俗解】
⇒ぞっかい(俗解)
ぞくかい
ぞくかい [0] 【俗界】
⇒ぞっかい(俗界)
ぞくかん
ぞくかん [0] 【俗間】
⇒ぞっかん(俗間)
ぞくかん
ぞくかん [0] 【属官】
⇒ぞっかん(属官)
ぞくが
ぞくが [0] 【俗画】
通俗的な絵。通俗画。
ぞくがい
ぞくがい [2] 【賊害】 (名)スル
(1)人を傷つけること。殺害すること。
(2)賊から受ける損害。
ぞくがく
ぞくがく [0] 【俗学】
通俗的な学問。世俗的な学問。
ぞくがく
ぞくがく [0] 【俗楽】
民間の世俗音楽。通常,雅楽・声明・能楽を除外し,近世邦楽・俗謡の類を指す。
⇔雅楽
ぞくがら
ぞくがら [0] 【続柄】
「つづきがら(続柄)」に同じ。
ぞくがん
ぞくがん [0] 【俗眼】
(1)世間の普通の人の見方。俗人の見方。
(2)低級な見識。
ぞくぎいん
ぞくぎいん [3] 【族議員】
〔分野ごとに「建設族」「運輸族」などと呼ばれることから〕
関係業界の利益保護のために,関係省庁に強い影響力を行使する国会議員をいう。
ぞくぎょう
ぞくぎょう [0] 【俗形】
(僧形に対して)出家していない,普通人の姿。在俗の人の姿。
ぞくぐん
ぞくぐん【賊軍】
a rebel army.
ぞくぐん
ぞくぐん [0] 【賊軍】
賊の軍勢。反逆者の軍勢。
ぞくぐんしょるいじゅう
ぞくぐんしょるいじゅう 【続群書類従】
叢書。一〇〇〇巻。塙保己一(ハナワホキノイチ)編,塙忠宝校訂。「群書類従」の続編。
ぞくけ
ぞくけ【俗気】
worldliness;vulgarity.→英和
⇒俗臭.
ぞくけ
ぞくけ [0] 【俗気】
世間一般の人のもつような,金銭・名誉などを求めたい気持ち。俗っぽい気持ち・考え方。ぞっき。ぞっけ。ぞくっけ。「―が出る」「―が抜けない」
ぞくげん
ぞくげん [0] 【俗諺】
俗世間のことわざ。俚諺(リゲン)。
ぞくげん
ぞくげん [0] 【俗言】
(1)日常の会話などに用いるくだけた言葉。俗語。
⇔雅言
(2)世間のうわさ。「―を信ずる」
ぞくげん
ぞくげん [0] 【続弦】
〔切れた琴の弦をつなぐことから〕
二度目の妻を迎えること。再婚。再縁。
ぞくこじだん
ぞくこじだん 【続古事談】
説話集。六巻。巻三を欠く。編者未詳。1219年成立。「古事談」を模して作られ,王道后宮・臣節・神社仏寺・諸道・漢朝の各編に分かれるが,貴族社会の説話が大半をしめる。
ぞくこっかたいかん
ぞくこっかたいかん ゾクコクカタイクワン 【続国歌大観】
和歌索引。1925(大正14)〜26年刊。松下大三郎編。歌集部は,六家集・三十六歌仙家集・諸家集(六四集)・古今六帖・歌合(六集)で,歌数四万一〇七六首。索引部は,各歌の初句および第四句をとり,五十音順に配列。
ぞくご
ぞくご【俗語】
colloquial language (総称);[個別]a colloquial expression;slang.→英和
ぞくご
ぞくご [0] 【俗語】
(1)(詩文に用いる雅語に対して)日常会話に用いる言葉。俗言。口語。俗話。主に明治期に用いられた用語。
(2)(標準的な口語に対して)あらたまった場では用いにくい,くだけた言葉。スラング。さとびごと。俚言(リゲン)。
ぞくさい
ぞくさい [0] 【続載】 (名)スル
新聞・雑誌などに,続けて掲載すること。
ぞくさい
ぞくさい [0] 【俗才】
日常の雑事をうまく処理する能力。世渡りの才。
ぞくさるみの
ぞくさるみの 【続猿蓑】
俳諧撰集。二冊。服部沾圃(センポ)ら編。1698年刊。上巻連句編,下巻発句編。芭蕉晩年のかるみの俳風を,「炭俵」とともに代表する撰集。俳諧七部集の一。後猿蓑。猿蓑後集。
ぞくさん
ぞくさん [0] 【粟散】
〔古くは「そくさん」〕
粟(アワ)粒のように小さなものが散らばること。また,点在する小国のたとえ。
ぞくさんおう
ぞくさんおう [3] 【粟散王】
粟散国の王。
ぞくさんこく
ぞくさんこく 【粟散国】
(1)小さな国。「十六の大国,五百の中国,無量の―までの代々の帝/義経記 5」
(2)(インドや中国などの大国に対して)日本のこと。「―の主として此の大内を造られたる事/太平記 12」
ぞくさんへんじ
ぞくさんへんじ [5] 【粟散辺地】
辺鄙(ヘンピ)なところにある小さな国。また,日本。ぞくさんへんち。「さすが我朝は―の境,濁世末代といひながら/平家 2」
ぞくさんへんど
ぞくさんへんど [5] 【粟散辺土】
「粟散辺地」に同じ。
ぞくし
ぞくし [0] 【続紙】
「継(ツ)ぎ紙(ガミ)」に同じ。
ぞくし
ぞくし [1] 【賊子】
(1)親を害する不孝な子。
(2)謀反人(ムホンニン)。反逆者。不忠者。「乱臣―」
ぞくし
ぞくし [1] 【俗士】
見識の低いつまらない人。また,普通の人。俗人。
ぞくしゃ
ぞくしゃ 【属車】
⇒しょくしゃ(属車)
ぞくしゅ
ぞくしゅ [1] 【賊首】
(1)賊のかしら。
(2)賊の首。
ぞくしゅ
ぞくしゅ [0] 【俗手】
(囲碁・将棋で)初心者の打つような平凡な手。ぞくて。
ぞくしゅ
ぞくしゅ [1] 【俗趣】
俗っぽいようす。低俗な趣味。
ぞくしゅう
ぞくしゅう [0] 【俗臭】
卑しく,下品な感じ。世間的な利益に執着する気風。俗気。「―芬々(フンブン)」
ぞくしゅう
ぞくしゅう【俗臭】
low taste;vulgarity;→英和
worldly-mindedness.〜紛々たる extremely vulgar.
ぞくしゅう
ぞくしゅう【俗習】
(a) convention;→英和
a (popular) custom;a vulgar practice.
ぞくしゅう
ぞくしゅう [0] 【俗習】
世間一般のならわし。
ぞくしゅう
ぞくしゅう [0] 【俗衆】
〔「ぞくしゅ」とも〕
(僧侶に対して)在俗の人々。俗人たち。
ぞくしゅう
ぞくしゅう [0] 【賊衆】
悪者の仲間。賊徒。賊党。
ぞくしゅつ
ぞくしゅつ [0] 【続出】 (名)スル
同じようなことがつづけざまに次々と起こること。「被害者が―する」
ぞくしゅつ
ぞくしゅつ【続出】
⇒続発.
ぞくしゅつ
ぞくしゅつ [0] 【簇出】
「そうしゅつ(簇出)」の慣用読み。
ぞくしょ
ぞくしょ [0][1] 【俗書】
(1)通俗的な書物。低俗な本。
(2)風格や品のない書風。
(3)仏典以外の書物。俗典。外典(ゲテン)。
ぞくしょう
ぞくしょう [0] 【俗姓】
(1)僧が俗人であったときの姓。ぞくせい。「悲田院の尭蓮上人は,―は三浦の某とかや/徒然 141」
(2)氏(ウジ)素性。家柄。「此の田代冠者と申すは,…―もよきうへ弓矢とてもよかりけり/平家 9」
ぞくしょう
ぞくしょう [0] 【俗称】 (名)スル
(1)正式の名前ではないが,世間一般に通用している名称。通称。
(2)僧が,俗人であったときの名前。俗名(ゾクミヨウ)。
ぞくしょう
ぞくしょう [0] 【族称】
明治政府が設けた身分の名称。華族・士族・平民の三つがあった。
ぞくしょう
ぞくしょう【俗称】
⇒俗名.
ぞくしょう
ぞくしょう [0] 【属星】
「年(トシ)の星(ホシ)」に同じ。
ぞくしょう
ぞくしょう [0] 【賊将】
賊軍の大将。
ぞくしん
ぞくしん [0] 【俗信】
日常生活を左右するものとして,世間で広く信じられてきた言い伝え。禁忌・予兆・占卜(センボク)・呪術・諺(コトワザ)・憑(ツ)き物・妖怪など。「病気についての―」
ぞくしん
ぞくしん【賊臣】
a rebel;→英和
a traitor.→英和
ぞくしん
ぞくしん [0] 【族親】
一族。親族。親類・縁者。
ぞくしん
ぞくしん [0] 【賊臣】
主君にそむいた臣下。反逆の臣。
ぞくしん
ぞくしん [0][3] 【賊心】
(1)人に害を加えようとする心。害心。
(2)そむこうとする心。
ぞくしん
ぞくしん [0] 【続伸】 (名)スル
取引市場で,相場が引き続いて上がること。続騰。
⇔続落(ゾクラク)
「円が―する」
ぞくしん
ぞくしん [0] 【俗心】
俗世間のことにひかれる気持ち。名誉・利益を求める心。
ぞくしん
ぞくしん [0] 【続審】
下級審の審理を基礎としながら,新たな訴訟資料の提出も認めて審理すること。また,その審級。民事訴訟の控訴審はこれで行われる。
→事後審
→覆審
ぞくしんとう
ぞくしんとう [3] 【俗神道】
復古神道の立場から,仏教や儒教の要素が混入した両部神道・垂加神道などを批判していう語。
ぞくじ
ぞくじ [1][0] 【俗耳】
世間一般の人々の耳。世人の理解。
ぞくじ
ぞくじ【俗事】
everyday business;worldly[mundane]affairs.〜に追われる be busy with routine work.〜を超越する be above the common cares of the world.→英和
ぞくじ
ぞくじ [1] 【俗事】
日常のわずらわしくつまらない用事。世俗的な事柄。「―に追われる」「―にかまける」
ぞくじ
ぞくじ [0] 【俗字】
世間で通用しているが正格ではない字形。「耻(恥)」「忰(悴)」「觧(解)」の類。
→正字
ぞくじ=に入り易(ヤス)い
――に入り易(ヤス)い
一般の人に理解しやすい。
ぞくじゅ
ぞくじゅ [1] 【俗儒】
見識の低い学者。
⇔真儒
ぞくじゅう
ぞくじゅう [0] 【属従】 (名)スル
つき従うこと。また,つき従う者。従属。「大国に―する」
ぞくじょう
ぞくじょう [0] 【俗情】
(1)世間の事情や人情。「―に疎い」
(2)名利・愛欲などに引かれる卑しい心。また,世俗的な心情。「―を離れる」
ぞくじょうもんどき
ぞくじょうもんどき [7] 【続縄文土器】
主に北海道において,本州の弥生・古墳時代にあたる時期に,在来の縄文土器に弥生土器の影響が加わって作られた土器。
ぞくじょうもんぶんか
ぞくじょうもんぶんか [7] 【続縄文文化】
主に北海道において,縄文文化に後続する,本州の弥生・古墳時代の時期に並行する文化。続縄文土器・石器を使う狩猟・漁労の文化。
ぞくじん
ぞくじん【俗人】
a layman (僧の対);→英和
the laity (総称).→英和
⇒俗物.
ぞくじん
ぞくじん [0] 【属人】
〔法〕 人を基本にして考えること。
⇔属地
ぞくじん
ぞくじん【俗塵を遠ざかる】
be far from the din and bustle of the world.→英和
ぞくじん
ぞくじん [0] 【俗人】
〔世間一般の人の意〕
(1)風流を解さない人。高尚な趣味のない人。「文学とは無縁の―だ」
(2)名誉や利益のことしか頭にないつまらない人。
(3)(僧侶に対して)世間一般の人。
ぞくじん
ぞくじん [0] 【俗塵】
日常のわずらわしくつまらないこと。「―を避ける」
ぞくじん
ぞくじん [0] 【族人】
一族の人。一門の人。
ぞくじんきゅう
ぞくじんきゅう [3] 【属人給】
職務内容とはかかわりなく,その人の年齢・性・学歴・勤続年数などによって定められている給与。年功賃金体系はその代表的なもの。
ぞくじんしゅぎ
ぞくじんしゅぎ [5] 【属人主義】
人がどこにいても,その人の本国法を適用しようとする立場。
⇔属地主義
ぞくじんほう
ぞくじんほう [0][3] 【属人法】
居場所にかかわらず,人を基準にして適用される法律。
ぞくじんほうしゅぎ
ぞくじんほうしゅぎ [7] 【属人法主義】
国際私法上,原則的に本国法を適用すべきだとする主義。属人主義。
⇔属地法主義
ぞくす
ぞくす【属す(る)】
belong <to> ;→英和
come[fall] <under> ;→英和
be subject <to> (国が).
ぞくす
ぞく・す [2] 【属す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「属する」の五段化〕
「属する」に同じ。「どの派閥にも―・さない」
■二■ (動サ変)
⇒ぞくする(属)
ぞくする
ぞく・する [3] 【属する】 (動サ変)[文]サ変 ぞく・す
□一□(自動詞)
(1)ある集団に加わっている。「野球部に―・している」
(2)ある種類・範囲・分類の中にある。「哺乳類に―・する動物」
(3)(事柄が)ある分類に入るものと考えられる。「個人批判に―・する問題は取り上げない」「旧聞に―・する」
□二□(他動詞)
(1)文章を書く。「稿を―・するは,大抵夜間/即興詩人(鴎外)」
(2)依頼する。たのむ。嘱(シヨク)する。「閻王此偈を誦じをはて,すなはち彼文を尊恵に―・す/平家 6」
(3)従わせる。「羽柴筑前守秀吉は…備前美作の守護,宇喜田を手に―・し/幸若・本能寺」
ぞくする
ぞく・する [3] 【賊する】 (動サ変)[文]サ変 ぞく・す
そこなう。害を与える。「国を―・する」「人相(アイ)―・して遂に達する能はず/虞美人草(漱石)」
ぞくする
ぞく・する [3] 【嘱する】 (動サ変)[文]サ変 ぞく・す
依頼する。望みをかける。しょくする。「故郷(クニ)の者一同足下(ソコ)に希望を―・しおつたが/社会百面相(魯庵)」
ぞくせ
ぞくせ [0] 【俗世】
「ぞくせい(俗世)」に同じ。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【簇生・族生】 (名)スル
〔「そうせい(簇生)」の慣用読み〕
(1)植物が群がって生えること。叢生(ソウセイ)。「シダが―する」「大木稀(マレ)にして,多くは切株より―せる若木なり/自然と人生(蘆花)」
〔「族生」は同音字による書き替え〕
(2)「叢生(ソウセイ){(2)}」に同じ。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【俗世】
この世の中。俗世間。ぞくせ。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【賊勢】
賊軍の勢力。賊のいきおい。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【属性】
(1)そのものに備わっている固有の性質・特徴。
(2)〔哲〕
〔attribute〕
それを否定すれば事物の存在そのものも否定されてしまうような性質。偶然的性質とは区別される。特に,デカルト・スピノザでは,実体のもつ本質的な性質(例えばデカルトでは,物体と精神という二実体の属性をそれぞれ広がりと意識とする)をいう。
⇔実体
ぞくせい
ぞくせい [0] 【族制】
家族・同族・親族などのように,血縁関係に基づく集団の制度。民俗学において,民俗語彙の分類部門の一つとなる。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【俗姓】
出家者の,在俗の時の姓。ぞくしょう。
ぞくせい
ぞくせい [0] 【属星】
⇒ぞくしょう(属星)
ぞくせい
ぞくせい [0] 【続生】 (名)スル
続いて生まれること。続いて次々に起こること。
ぞくせい
ぞくせい【族生】
《植》gregarious growth.〜する grow in clusters.
ぞくせい
ぞくせい【属性】
an attribute.→英和
ぞくせいがいねん
ぞくせいがいねん [5] 【属性概念】
命題の主語となる実体をさす概念を対象概念と呼ぶのに対し,述語となる属性を指示する概念をいう。「あの人は美しい」の「美しい」など。
ぞくせいさよう
ぞくせいさよう [5] 【続成作用】
堆積物が沈積してから固化して堆積岩になるまでの一連の変化の過程。圧密・膠結(コウケツ)・再結晶などの現象がある。
ぞくせいしゅぎ
ぞくせいしゅぎ [5] 【属性主義】
人を性・年齢・身分といった生得的とされる属性で評価する考え方。
→業績主義
ぞくせかい
ぞくせかい【俗世界】
⇒俗界.
ぞくせかい
ぞくせかい [3] 【俗世界】
俗人の住んでいるこの世。俗世間。娑婆(シヤバ)。
ぞくせき
ぞくせき [0] 【族籍】
旧制度で,戸籍に記す族称。
ぞくせき
ぞくせき [0] 【族戚】
親族。親戚。親類。
ぞくせき
ぞくせき [0] 【属籍】
その人の属している戸籍や国籍。
ぞくせけん
ぞくせけん [3] 【俗世間】
俗人の住むこの世。出家していない人の世界。また,一般の人が現実的・日常的な生活を送っているこの世の中。俗世。「―の些事」
ぞくせけん
ぞくせけん【俗世間】
⇒俗界.
ぞくせつ
ぞくせつ【俗説】
a common saying;a popular view.
ぞくせつ
ぞくせつ [0] 【俗説】
世間に言い伝えられている根拠のはっきりしない話。
ぞくそう
ぞくそう [0] 【俗僧】
俗人の欲望を捨て切れないでいる僧侶。なまぐさ坊主。
ぞくそう
ぞくそう [0] 【俗箏】
近世に興り,広く普及した箏曲。生田流・山田流など。通常は単に「箏曲」と呼ばれる。また,それらで用いる箏(楽器)。楽箏(ガクソウ)・筑紫箏(ツクシゴト)の対語。
ぞくそう
ぞくそう [0] 【賊巣】
盗賊のすみか。
ぞくぞく
ぞくぞく【続々と】
in (rapid) succession;successively;→英和
one after another.〜と来(出)る pour[flow]in (out).
ぞくぞく
ぞくぞく [0][1] 【続続】 (副)
(「と」を伴っても用いる)多くのものが途切れることなく続くさま。あとからあとから。「―(と)ゴールインする」「―(と)集まる」
ぞくぞく
ぞくぞく [1] (副)スル
(1)発熱のために寒けを感じるさま。「熱があるらしくからだが―する」
(2)喜び・期待・恐怖などのために緊張・興奮して震えそうになるさま。「背筋が―するような興奮を味わう」
ぞくぞく
ぞくぞく [0] 【簇簇】 (ト|タル)[文]形動タリ
「そうそう(簇簇)」に同じ。「春は―として萌えつつあり/自然と人生(蘆花)」
ぞくぞく
ぞくぞく
〜する[寒さで]feel a chill;→英和
shiver <with cold> ;→英和
[感情で](feel a) thrill;→英和
be thrilled <with joy> .
ぞくたい
ぞくたい [0] 【俗体】
(1)僧でない,普通の人の姿。
⇔僧体
(2)卑俗な様子。通俗的な様式・型。「地の文をあまりに―にかたよらしめなば/小説神髄(逍遥)」
(3)漢字の,俗字の字体。
ぞくたい
ぞくたい [0] 【俗諦】
〔仏〕 世間の人々の考えるこの世の真理。現世的真理。世間的知恵。世諦。世俗諦。
⇔真諦
ぞくたいじょうじゅう
ぞくたいじょうじゅう [0] 【俗諦常住】
〔仏〕 世間的な真理がそのまま常住の真理であると肯定すること。日本の中古天台宗で特に重視された。
ぞくだん
ぞくだん [0] 【俗談】
俗事に関する話。世間話。
⇔雅談
ぞくだんへいわ
ぞくだんへいわ [5] 【俗談平話】
卑近な俗語と日常の話し言葉。特に俳諧で,芭蕉が「芭蕉翁二十五箇条」で「(俳諧ノ本質ハ)俗談平話をたださむがためなり」と説いたとされてから,詩的言語にまで洗練された日常語をいう。
ぞくち
ぞくち [1] 【属地】
(1)付属している土地。属土。
(2)〔法〕 土地を基準として考えること。
⇔属人
ぞくち
ぞくち [1] 【俗智・俗知】
俗事に関する知恵。俗人の知恵。
⇔真智
ぞくち
ぞくち【属地】
a possession.→英和
ぞくち
ぞくち [1] 【賊地】
賊が横行する土地。賊が出没する土地。
ぞくちしゅぎ
ぞくちしゅぎ [4] 【属地主義】
だれが行なったかにかかわらず,その行為がなされた場所の法を適用しようとする立場。
⇔属人主義
ぞくちほう
ぞくちほう [0] 【属地法】
人を特定せず,場所を基準にして適用される法。
ぞくちほうしゅぎ
ぞくちほうしゅぎ [6] 【属地法主義】
国際私法上,原則的に属地法を適用すべきだとする主義。属地主義。
⇔属人法主義
ぞくちゅう
ぞくちゅう [0] 【簇柱】
外見は数本の細い柱が集まっているように見える一本の柱。ゴシック建築に見られる。
ぞくちゅう
ぞくちゅう [0] 【簇虫】
原生動物胞子虫綱の一群の総称。単細胞で卵形や紡錘形。多くはゴキブリ・ミミズなど節足動物や環形動物の消化管壁に寄生する。グレガリナ。
ぞくちょう
ぞくちょう【族長】
a patriarch;→英和
the chief of a tribe.→英和
ぞくちょう
ぞくちょう [0] 【族長】
(1)一族の長。一家の頭。
(2)モーセ以前のイスラエルの部族の統率者。アブラハム・イサク・ヤコブなど。
ぞくちょう
ぞくちょう [0] 【続貂】
〔趙王倫の一族が皆高位について,飾りの貂(テン)の尾が足りないので犬の尾で代用したという「晋書(趙王倫伝)」の故事から〕
(1)つまらない者がすぐれた者に続くこと。
(2)他人の仕事を引き継ぐことをへりくだっていう語。
ぞくちょう
ぞくちょう [0] 【俗調】
世間に行われる卑俗な調子。平凡な調子。
ぞくっと
ぞくっと [2] (副)スル
期待や恐怖,悪寒などのために,体が震えるさま。「背筋が―する」
ぞくっぽい
ぞくっぽ・い [4] 【俗っぽい】 (形)
通俗的である。俗気がある。上品でない。「―・い言い方」
[派生] ――さ(名)
ぞくっぽい
ぞくっぽい【俗っぽい】
common;→英和
vulgar.→英和
ぞくでん
ぞくでん [0] 【俗伝】
世間で言い伝えられていること。俗間の言い伝え。
ぞくと
ぞくと [1] 【賊徒】
(1)盗賊・泥棒の仲間。「―を撃つ」
(2)反逆者の仲間。
ぞくとう
ぞくとう [0] 【続投】 (名)スル
野球で,投手が交代せずに引き続いて投球すること。
ぞくとう
ぞくとう [0] 【賊党】
賊の仲間。賊徒。
ぞくとう
ぞくとう [0] 【族党】
みうちの者と家人たち。一族郎党。
ぞくとう
ぞくとう [0] 【続騰】 (名)スル
相場や物価が引き続いて上がること。続伸。
⇔続落
「株が―する」
ぞくとう
ぞくとう [0] 【属島】
大陸または本島に付属する島。
ぞくとく
ぞくとく 【粟特】
ソグディアナの中国名。
ぞくどう
ぞくどう 【贖銅】
⇒しょくどう(贖銅)
ぞくなん
ぞくなん [0] 【賊難】
賊による災難にあうこと。賊に物を盗まれること。
ぞくに
ぞくに [0] 【俗に】 (副)
世間一般に。「これが―いう鬼火だ」「麦粒腫(バクリユウシユ),―ものもらいという」
→ぞく(俗)
ぞくねん
ぞくねん [0] 【俗念】
世間的な名誉・利益・快楽などにひかれる心。卑しい心。「―を去る」
ぞくねん
ぞくねん【俗念】
worldly ambitions.〜を去る free oneself from earthly desires.
ぞくはい
ぞくはい [0] 【俗輩】
学問・教養のないつまらない人々。
ぞくはつ
ぞくはつ【続発】
successive occurrence.〜する happen in succession;crop up one after another.
ぞくはつ
ぞくはつ [0] 【続発】 (名)スル
(1)(同種の物事が)あとからあとから続いて起こること。「事故が―する」
(2)(他の物事が)ある物事に引き続いて起こること。「肝炎に―する症状」
ぞくはつしょう
ぞくはつしょう [0] 【続発症】
ある疾病が引き金となって起こる別の症状や疾病。
ぞくばなれ
ぞくばなれ【俗離れした】
unworldly;→英和
<be> above the world.→英和
ぞくばなれ
ぞくばなれ [3] 【俗離れ】 (名)スル
行動や考え方が普通の人とかけ離れていること。浮世離れ。
ぞくひ
ぞくひ [1] 【賊匪】
徒党を組んで出没する盗賊。匪賊。
ぞくひじり
ぞくひじり 【俗聖】
出家しないで俗人の姿のまま戒を保ち,仏道修行に励む人。有髪(ウハツ)の僧。「―とか,この若き人々の,つけたなる/源氏(橋姫)」
ぞくひつ
ぞくひつ [0] 【俗筆】
風雅でない筆跡。品のない字。
ぞくひょう
ぞくひょう [0] 【俗評】
世間一般の人たちが下している評価。世評。
ぞくふ
ぞくふ [1] 【族譜】
一族の系図。家譜。
ぞくふ
ぞくふ [1] 【族父】
(1)父方の曾祖父の兄弟の孫。おおおおじおじ。[和名抄]
(2)氏族・部族の長。
ぞくふけん
ぞくふけん [3] 【族父権】
氏族・部族の長が持っている支配権。
ぞくぶつ
ぞくぶつ【俗物】
a vulgar[worldly]person;a snob.→英和
俗物根性 snobbery;Philistinism.→英和
ぞくぶつ
ぞくぶつ [0] 【俗物】
世間的な名誉や利益ばかりを追う人。俗人。「―根性」
ぞくぶつ
ぞくぶつ 【贖物】
⇒しょくぶつ(贖物)
ぞくぶん
ぞくぶん [0] 【俗文】
(1)日常の言葉を用いて書いた文。
(2)内容が通俗的な文。
ぞくへい
ぞくへい [0] 【賊兵】
賊軍の兵。
ぞくへん
ぞくへん【続編】
a sequel <of,to> ;→英和
a second volume.
ぞくへん
ぞくへん [0] 【続編・続篇】
物語・映画などで,本編・正編に続く編。前の編の続き。
ぞくべっとう
ぞくべっとう 【俗別当】
俗人で,官命によって寺務を管理する人。
ぞくほう
ぞくほう [0] 【続報】 (名)スル
事態の推移などを,先の報告に続けて知らせること。また,その報告・報道。「墜落事故の状況を―する」
ぞくほう
ぞくほう [0] 【属邦】
他国の支配下にある国。属国。
ぞくほん
ぞくほん [0] 【俗本】
通俗的な本。俗書。
ぞくほんちょうもんずい
ぞくほんちょうもんずい ゾクホンテウモンズイ 【続本朝文粋】
「本朝続文粋」の別名。
ぞくぼう
ぞくぼう [0] 【族望】
家柄がよくて声望があること。また,その一族の名誉。
ぞくみょう
ぞくみょう [0] 【俗名】
(1)世間で普通に通用している名称。俗称。
(2)僧の,出家する前の名。
⇔法名
(3)死者の,生前の名。
⇔戒名
⇔法名
(4)遊女などの本名。
→源氏名
ぞくみょう
ぞくみょう【俗名】
[僧の]one's name as a layman;→英和
a secular name.
ぞくむ
ぞくむ【俗務】
⇒俗事.
ぞくむ
ぞくむ [1] 【俗務】
生活してゆく上で必要な煩わしい事柄。俗事。「―にわずらわされる」
ぞくむき
ぞくむき【俗向きの】
popular.→英和
ぞくめい
ぞくめい [0] 【俗名】
(1)「ぞくみょう(俗名)」に同じ。
(2)つまらない名声。
ぞくめい
ぞくめい【俗名】
a common[popular]name.
ぞくめい
ぞくめい [0] 【賊名】
反逆者または盗賊であるという評判。
ぞくめい
ぞくめい [0] 【属名】
動植物の,属を示す名称。
ぞくめい
ぞくめい【属名】
《生》a generic name.
ぞくめつ
ぞくめつ [0] 【族滅】 (名)スル
一族を皆殺しにすること。「禍獣の為に―せられんかとあやぶみて/読本・弓張月(続)」
ぞくよう
ぞくよう [0] 【続用】 (名)スル
続けて用いること。「鎮痛剤を―する」
ぞくよう
ぞくよう [0] 【俗謡】
民間で歌われるはやりうたや民謡。
ぞくよう
ぞくよう [0] 【俗用】
俗世間のさまざまな用事。俗事。
ぞくよく
ぞくよく [0] 【俗欲】
世俗的な欲望。「―がない」
ぞくらく
ぞくらく [0] 【続落】 (名)スル
取引市場で,相場が引き続いて下がること。ぞくおち。
⇔続伸
⇔続騰
「ドルが―する」
ぞくり
ぞくり [1] 【俗吏】
つまらない仕事をしている役人。また,役人を卑しめていう語。
ぞくり
ぞくり [1] 【属吏】
地位の低い役人。属官。
ぞくりつ
ぞくりつ [0] 【簇立】 (名)スル
群がり集まって立つこと。「剣の如き小石の―せる岬を剣岩と云ひ/十和田湖(桂月)」
ぞくりゅう
ぞくりゅう [0] 【粟粒】
あわつぶ。また,非常に小さな粒。
ぞくりゅう
ぞくりゅう [0] 【俗流】
俗物の仲間。俗人連中。
ぞくりゅう
ぞくりゅう【俗流】
the common run of men.
ぞくりゅうけっかく
ぞくりゅうけっかく [5] 【粟粒結核】
結核病巣から大量の結核菌が血行を介して全身の組織・臓器に播種され,全身に粟粒状の結核結節を生じた状態。
ぞくりょう
ぞくりょう [0] 【属領】
ある国に付属している領地。本国の支配下にある領土。
ぞくりょう
ぞくりょう [0] 【俗了】 (名)スル
高雅なものが,俗化してしまうこと。「精細なる句の―し易きは/俳人蕪村(子規)」
ぞくりょう
ぞくりょう【属領】
a possession;→英和
a dominion (土地).→英和
ぞくりょう
ぞくりょう [0] 【属僚】
下役の仲間。
ぞくるい
ぞくるい [2][0] 【族類】
一族。同族。また,同類。
ぞくるい
ぞくるい [0] 【俗累】
日常のこと。世間の煩わしいこと。
ぞくれい
ぞくれい [0] 【属隷】 (名)スル
他に支配されていること。また,その人。隷属。
ぞくろう
ぞくろう [0] 【俗陋】 (名・形動)[文]ナリ
俗っぽく,卑しい・こと(さま)。俗悪。
ぞくろう
ぞくろう 【続労】
⇒しょくろう(続労)
ぞくろう
ぞくろう 【贖労】
⇒しょくろう(贖労)
ぞくろん
ぞくろん [0] 【俗論】
世間一般の人々の議論。一般的な意見。
ぞくろん
ぞくろん【俗論】
conventional views; <bow to> a popular opinion.
ぞくろんとう
ぞくろんとう 【俗論党】
1864年,長州征伐に際して,幕府に謝罪して従うことを主張した長州藩の一派。
ぞくわ
ぞくわ [0] 【俗話】
(1)世間話。俗談。
(2)日常使う言葉。はなしことば。俗語。「―にては雞巴(キイハ)といひ/痿陰隠逸伝」
ぞくわおん
ぞくわおん [3] 【属和音】
属音上に作られる三和音。属和声。
→属音
ぞける
ぞ・ける (動カ下一)
素行が乱れる。ぐれる。「忰めが一頃と違うて―・けだしたゆゑの勘当/浄瑠璃・艶容女舞衣」
ぞぞがみ
ぞぞがみ 【ぞぞ髪】
恐ろしくて身の毛がよだつこと。「磔(ハリツケ)と聞くも―,嫌や��/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
→ぞぞがみたつ
ぞぞがみたつ
ぞぞがみた・つ 【ぞぞ髪立つ】
■一■ (動タ四)
恐ろしさのために身の毛がよだつ。「いつとなく―・ちて/仮名草子・東海道名所記」
■二■ (動タ下二)
ぞっとして身の毛をそそけだたせる。「唐人組と聞くと―・てて相手にならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
ぞぞめく
ぞぞめ・く (動カ四)
(1)ざわざわする。[日葡]
(2)むずむずする。「ひげのまはりが―・いて,もとのしらがはぬけたりけり/狂言・薬水」
ぞぞ髪
ぞぞがみ 【ぞぞ髪】
恐ろしくて身の毛がよだつこと。「磔(ハリツケ)と聞くも―,嫌や��/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
→ぞぞがみたつ
ぞぞ髪立つ
ぞぞがみた・つ 【ぞぞ髪立つ】
■一■ (動タ四)
恐ろしさのために身の毛がよだつ。「いつとなく―・ちて/仮名草子・東海道名所記」
■二■ (動タ下二)
ぞっとして身の毛をそそけだたせる。「唐人組と聞くと―・てて相手にならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
ぞっか
ぞっか ゾククワ [0] 【俗化】 (名)スル
神聖なものや高雅なものが,世間一般の下らないものになること。俗っぽくなること。ぞくか。「軽井沢も近ごろはすっかり―してしまった」
ぞっか
ぞっか【俗化】
vulgarization.〜する vulgarize;→英和
be vulgarized.
ぞっか
ぞっか ゾク― [0] 【俗家】
〔「ぞっけ」とも〕
(1)僧でない普通の人が住む家。
(2)世俗の人。俗人。
ぞっか
ぞっか ゾク― [0] 【俗歌】
世間に流行する歌。俗謡。はやり歌。
ぞっかい
ぞっかい ゾク― [0] 【俗戒】
〔仏〕 五戒・八戒など,在家の人の守らなければならない戒め。
ぞっかい
ぞっかい ゾククワイ [0] 【賊魁】
賊徒のかしら。
ぞっかい
ぞっかい ゾク― [0] 【俗解】 (名)スル
学問的ではないが,世間一般の人にわかりやすい解釈。通俗的な解釈。「語源―」
ぞっかい
ぞっかい ゾク― [0] 【俗界】
天上界・仙界・仏の浄土などに対し,俗人の住む,卑しく迷い多い世界。わずらわしいことの多い,この世。俗世。俗世間。
ぞっかい
ぞっかい【俗界】
<stand aloof from> the (workaday) world;earthly life.〜の worldly.→英和
ぞっかい
ぞっかい ゾク― [0] 【続開】 (名)スル
一度閉会した会議を,引き続いて開くこと。「休憩の後,委員会を―する」
ぞっかく
ぞっかく ゾク― [0] 【俗客】
(1)風流を理解しない人。俗人。
(2)僧に対して,在家の人。また,俗人の客。
ぞっかく
ぞっかく【属格】
《文》the genitive (case).→英和
ぞっかく
ぞっかく ゾク― [0] 【属格】
〔genitive case〕
インド-ヨーロッパ語の格の一つで,所属・発生の関係を表す格。日本語では格助詞「…の」で示される。英語では所有格という。
ぞっかん
ぞっかん ゾク― [0] 【俗漢】
「俗人(ゾクジン)」に同じ。
ぞっかん
ぞっかん ゾク― [0] 【続刊】
書物を,すでに発行しているものに継続し発行すること。また,その発行物。「―が出た」
ぞっかん
ぞっかん【続刊する】
continue (its) publication.
ぞっかん
ぞっかん ゾク― [0] 【俗間】
俗人の住む世間。世俗の間。民間。
ぞっかん
ぞっかん ゾククワン [0] 【属官】
(1)下役の官吏。属吏。
(2)旧憲法下の官制で,各省の判任官の文官。
ぞっかん
ぞっかん ゾク― [0] 【賊姦】
悪者。姦賊。
ぞっき
ぞっき
〜(本) a remaindered book;a dumped book.〜に出す remainder <the books> .→英和
ぞっき
ぞっき [0]
(1)ひとまとめ。ひとくくり。ひっくるめて。「何でもいいから突つ込んで,―で値をよく買ひなせえ/歌舞伎・霜夜鐘十字辻筮」
(2)すべて同じものでまとまっていること。それだけであること。「羽おりも着ものも,もめん―ではあるが/路傍の石(有三)」
ぞっき
ぞっき ゾク― [0] 【俗気】
「ぞくけ(俗気)」に同じ。
ぞっきぼん
ぞっきぼん [0] 【ぞっき本】
見切り品として,定価を度外視して安価で取引される本や雑誌。
ぞっきや
ぞっきや [0] 【ぞっき屋】
ぞっき本などの見切り品を売る店。
ぞっきょう
ぞっきょう ゾクキヤウ [0] 【俗境】
(1)俗っぽい土地。下品な場所。
(2)俗人の世界。俗界。
ぞっきょく
ぞっきょく ゾク― [0] 【俗曲】
三味線伴奏の小歌曲のうち,うた沢・小唄など様式化したものを除く,雑多で大衆的なものの総称。都々逸(ドドイツ)・さのさ・大津絵など。
ぞっき屋
ぞっきや [0] 【ぞっき屋】
ぞっき本などの見切り品を売る店。
ぞっき本
ぞっきぼん [0] 【ぞっき本】
見切り品として,定価を度外視して安価で取引される本や雑誌。
ぞっく
ぞっく ゾク― [0] 【俗句】
卑俗な句。
ぞっくり
ぞっくり [3] (副)
全部。残らず。そっくり。「自分の畑が―と荒されて居るのを発見して/土(節)」
ぞっけ
ぞっけ ゾク― [0][3] 【俗気】
「ぞくけ(俗気)」に同じ。
ぞっけ
ぞっけ【俗気のある】
vulgar;→英和
worldly.→英和
ぞっけん
ぞっけん ゾク― [0] 【俗見】
俗人の見解。通俗的な意見。
ぞっこう
ぞっこう ゾクカウ [0] 【続航】 (名)スル
航海を続けること。
ぞっこう
ぞっこう ゾクカウ [0] 【続稿】
すでに書いたものの続きや補訂などの原稿を書くこと。また,その原稿。
ぞっこう
ぞっこう【続行】
continuation.→英和
〜する continue;→英和
proceed <with> ;→英和
keep on <doing> .
ぞっこう
ぞっこう ゾクカウ [0] 【続行】 (名)スル
途中で中止しないで,続けて行うこと。「雨が降り出したが試合は―された」
ぞっこう
ぞっこう ゾクカウ [0] 【俗講】
唐代の中国で,在家信者を対象に行われた仏教経典の講義。絵や歌を取り入れて平易に教説を説いたもので,その台本を変文という。次第に寺院を離れ,内容も通俗化した。
ぞっこく
ぞっこく ゾク― [0] 【属国】
他国の支配下にある国。従属国。
ぞっこく
ぞっこく【属国】
a dependency;a subject state.〜となる come under the sway <of> ;→英和
become a tributary <to> .→英和
ぞっこつ
ぞっこつ ゾク― [0] 【俗骨】
卑しい人柄。卑しい生まれつき。
ぞっこん
ぞっこん
〜惚(ほ)れこむ be deeply in love <with> ;lose one's heart <to> .
ぞっこん
ぞっこん [0][3]
〔古くは「そっこん」〕
■一■ (副)
(1)心の底から。本気で。「―惚れた女」
(2)すっかり。まったく。「今宵の雨は身にかかり,―通つて/浄瑠璃・会稽山」
■二■ (名)
心の底。本心。「―ヨリモウス/日葡」
ぞっと
ぞっと [0] (副)スル
(1)寒さや恐ろしさのために,全身の毛が逆立つように感じるさま。「外へ出たとたん―した」「思い出しても―する体験」
(2)強い感動が身体の中を通り抜けるさまを表す語。「―するほどの美人」「小春が貴郎(アナタ)能くと末半分は消て行く片靨(カタクボ)俊雄は―可愛気立ちて/かくれんぼ(緑雨)」
ぞっと
ぞっと
〜する (1)〔動〕shudder;→英和
shiver;→英和
(feel a) thrill;→英和
be horrified.(2)〔形〕thrilling;→英和
gruesome;→英和
bloodcurdling.→英和
〜させる make a person's blood run cold;make a person shudder;curdle a person's blood.
ぞっと=しない
――しない
感心しない。うれしくない。「あまり―話だ」「大概は―女房ばかりなので,がつかりしたやうに歩調(アユミ)を早めて/すみだ川(荷風)」
ぞべいと
ぞべいと [0] 【ぞべ糸】
絹物のしつけ,刺繍(シシユウ)などに用いる,片撚(カタヨ)りの細い絹糸。
ぞべぞべ
ぞべぞべ [1] (副)スル
(1)長い着物を着流して,動作のにぶいさま。ぞべらぞべら。「旦那も毎日やらこい着物を着て―と出歩いて許り/大内旅宿(虚子)」
(2)しまりのないさま。だらしのないさま。ぞべらぞべら。「東京風の女中の様子も,そんなに―しては居なかつた/黴(秋声)」
ぞべらぞべら
ぞべらぞべら (副)
「ぞべぞべ」に同じ。「当世やうの長羽織―としらるるは/浄瑠璃・忠臣蔵」
ぞべ糸
ぞべいと [0] 【ぞべ糸】
絹物のしつけ,刺繍(シシユウ)などに用いる,片撚(カタヨ)りの細い絹糸。
ぞめ
ぞめ 【初(め)】
〔動詞「初める」の連用形から〕
動詞の連用形に付いて,その動作をはじめてすることをいう。
(1)その人が生まれてはじめてすること。「食い―」
(2)ある物ができてからはじめて使ったりしたりすること。「渡り―」
(3)新年になってはじめてすること。「書き―」「うたい―」「出―」
ぞめき
ぞめき [3] 【騒き】
〔動詞「騒(ゾメ)く」の連用形から〕
(1)浮かれ騒ぐこと。にぎわい。さわぎ。「何千何万と云ふ人の―の中に乱れて/思出の記(蘆花)」
(2)遊郭をひやかしながら歩くこと。また,その人。「今夜も―に出たが,道からしゆこうが付いた/洒落本・聖遊廓」
ぞめきうた
ぞめきうた [3] 【騒き唄】
道を歩きながら騒ぎ浮かれて唄う唄。また,ひやかし客の唄う唄。「声高く,下向の衆(シユ)の―/浄瑠璃・宵庚申(下)」
ぞめきしゅう
ぞめきしゅう [3] 【騒き衆】
遊郭をひやかして歩く者。
ぞめく
ぞめ・く [2] 【騒く】 (動カ四)
〔古くは「そめく」と清音〕
(1)うかれさわぐ。「人は佳節とて―・けども/三体詩絶句鈔 5」
(2)遊郭や夜店をひやかしながら歩く。「どれ,―・いて来うか/歌舞伎・韓人漢文」
ぞも
ぞも (連語)
〔係助詞の「ぞ」と「も」とが重なったもの。古くは「そも」〕
(1)文中にあって感動と強めの意を表す。結びの活用語は連体形をとる。「人よりは妹―悪しき/万葉 3737」
(2)文末にあって,感動をこめて強く指示する意を表す。「我がやどの葛葉日に異(ケ)に色付きぬ来まさぬ君は何心―/万葉 2295」
ぞもと
ぞもと
事のおこり。事の原因。「それが―に嘉平次が,うろたへ始め命沙汰に及んだ/浄瑠璃・生玉心中(中)」
ぞや
ぞや (連語)
〔係助詞の「ぞ」に間投助詞「や」が重なったもの。古くは「そや」〕
(1)文末にあって,感動をこめて強く言い切る意を表す。…なのだぞ。「あなたふとや,宿執開発の人かな,阿字阿字と唱ふる―/徒然 144」
(2)文中にあって,詠嘆的強調を表す。「今日わりご持たせて来たる人,その名など―今思ひ出でむ/土左」
〔(2)の文中用法は,現代語では副詞「いつぞや」などの中に残存している〕
ぞよ
ぞよ (連語)
□一□〔文末に用いられた係助詞「ぞ」に間投助詞「よ」が付いたもの〕
体言や活用語の連体形に付いて,それと指定する形で強調し,さらに念を押す気持ちを添える。「人に咎めらるべくもあらぬ心の程―/源氏(胡蝶)」
□二□〔□一□の転。終助詞「ぞ」に間投助詞「よ」が付いたもの。中世後期から近世へかけての語〕
文末の活用語の終止形に付き,強く指示して断定し,また念を押す気持ちを添える。「聞えた��,与次兵衛がまはし物,彦介を踏んだ―/浄瑠璃・寿の門松」
ぞよぞよ
ぞよぞよ [1] (副)
虫などが多く集まり動くさま。うようよ。ぞろぞろ。「塗渡(トワタ)る蟻,散る蜘蛛の子とうよ��―沸出でて来るのは/浮雲(四迷)」
ぞりぞり
ぞりぞり [1] (副)
髪やひげを剃(ソ)る音を表す語。「―(と)ひげを剃る」
ぞろ
ぞろ
〔もと女房詞〕
素麺(ソウメン)。[大上臈御名之事]
ぞろぞろ
ぞろぞろ
in succession;in great numbers.〜通る pass in stream.〜ついて行く follow at a person's heels.
ぞろぞろ
ぞろぞろ [1] (副)
(1)多くの人々が引き続いて,あまり速くなく動くさま。「ビルから―(と)出てくるサラリーマン」
(2)小さな虫がはいまわるさま。「腐った根太からシロアリが―(と)はいだしてきた」
(3)長いものをだらしなく引きずるさま。「裾を―(と)引きずる」
ぞろっと
ぞろっと [2] (副)
〔「ぞろりと」の転〕
(1)たくさん並んでいるさま。つらなっているさま。「各界の名士が―居並ぶ」
(2)着物を着流しに着ているさま。「―としたなりで現れる」
ぞろっぺえ
ぞろっぺえ [4] (名・形動)
だらしがないこと。しまりのないこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「―とはお前(メエ)の事さ/洒落本・粋町甲閨」
ぞろめ
ぞろめ [0] 【ぞろ目】
(1)二個のさいころを振ったとき,同じ目が出ること。
(2)競馬などの連勝式投票法で,一,二着に同じ枠の馬がくること。
ぞろめく
ぞろめ・く (動カ四)
ぞろぞろと続く。「当代は人間が利根になり,…極楽へばかり,ぞろりぞろりと―・くによつて/狂言・朝比奈」
ぞろり
ぞろり [2][3] (副)
(1)多くのものがひとつながりまたは,ひとかたまりになっているさま。「つるをひっぱると,さつま芋が―と出てきた」
(2)着物を,長めにしどけなく,あるいは着流しに粋(イキ)な風に着ているさま。「粋な天神にお召の書生羽織を―と着て/社会百面相(魯庵)」
ぞろ目
ぞろめ [0] 【ぞろ目】
(1)二個のさいころを振ったとき,同じ目が出ること。
(2)競馬などの連勝式投票法で,一,二着に同じ枠の馬がくること。
ぞわぞわ
ぞわぞわ [1] (副)
さわがしく音をたてるさまを表す語。「大勢の人の―と往来してゐる/俳諧師(虚子)」
ぞん
ぞん 【損】
主に動詞の連用形の下に付いて,その動作をしても,結果として不利益になってしまった意を表す。「骨折り―」「食われ―になることはしれたこと/浮世草子・胸算用 3」
ぞんい
ぞんい [1] 【存意】
考え。意向。存念。「相手の―を確かめる」
ぞんがい
ぞんがい【存外(に)】
⇒案外.
ぞんがい
ぞんがい [0][1] 【存外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)思っていたのと程度や様子が違う・こと(さま)。思いのほか。案外。副詞的にも用いる。「―な謝礼」「―うまくいった」「自分が―幅の利(キ)かない様に見えた事であつた/三四郎(漱石)」
(2)非常識な言動をすること。無礼。「娘ばかりの内証に入りて―せし故なし/浮世草子・懐硯 1」
ぞんき
ぞんき (名・形動)
思いやりのない・こと(さま)。不親切。無愛想。「あんなにいけ―な者あ,鉄(カネ)の草鞋(ワラジ)で尋ねてもあるめえ/滑稽本・浮世風呂 2」
ぞんざい
ぞんざい [3][0] (形動)[文]ナリ
(1)物事の取り扱いがていねいでないさま。いいかげんなさま。粗略。「字を―に書く」「―な工事をする」
(2)乱暴であるさま。礼儀にかなっていないさま。「―な口をきく」「お客を―に扱う」
ぞんざい
ぞんざい
〜な[失礼な]impolite;→英和
rude;→英和
[不注意な]careless;→英和
negligent;→英和
[雑な]slovenly;→英和
rough;→英和
sloppy.→英和
〜に roughly;slovenly;carelessly.→英和
ぞんしん
ぞんしん [0] 【存心】
心中のおもい。考え。存意。「ちよつとおめえの三絃を願はうといふ―だ/滑稽本・八笑人」
ぞんじ
ぞんじ [0] 【存じ】
〔動詞「存ずる」の連用形から〕
知っていること。思っていること。承知。存知。「御―の人」
ぞんじ
ぞんじ 【存知】
⇒ぞんち(存知)
ぞんじあげる
ぞんじあ・げる [5][0] 【存じ上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ぞんじあ・ぐ
「知る」「思う」の謙譲語。「お名前はよく―・げております」「お元気のことと―・げます」
ぞんじいれ
ぞんじいれ 【存じ入れ】
思うところ。考え。「由良之助につこと笑ひ,御不審は御尤,さりながら―なきにあらず/忠義太平記大全」
ぞんじがけない
ぞんじがけな・い [6][5] 【存じ掛け無い】 (形)[文]ク ぞんじがけな・し
思いもよらない。思いがけない。「開国主義なんて大嘘の皮,何が開国論なものか,存じ掛けもない話だ/福翁自伝(諭吉)」
ぞんじたつ
ぞんじた・つ 【存じ立つ】 (動タ四)
「思い立つ」の謙譲語。「ふと―・ちて伊勢参宮致しまする/狂言・素襖落(虎寛本)」
ぞんじつき
ぞんじつき 【存じ付き】
思いつき。気づいたこと。「私の―を申して見ませうか/狂言・鬮罪人(虎寛本)」
ぞんじつく
ぞんじつ・く 【存じ付く】 (動カ四)
「気づく」「思いつく」の謙譲語。「逈(ハルカ)に愈(マシ)と―・き候へば/金色夜叉(紅葉)」
ぞんじのほか
ぞんじのほか [6][0] 【存じの外】
思いがけないこと。思いの外。
ぞんじょう
ぞんじょう [0] 【存生】 (名)スル
生きていること。生存。存命。「―せる間」「先生の―の時よりも派手な暮らしをしてをられる/青年(鴎外)」
ぞんじより
ぞんじより [0] 【存じ寄り】
(1)考え。意見。所存。「当人達の―も確(シカ)と聞糺して見ないと分りません/彼岸過迄(漱石)」
(2)知りあい。知己。
ぞんじよる
ぞんじよ・る [0] 【存じ寄る】 (動ラ五[四])
「思いつく」意の謙譲語。「名に聞えたるは此処の事か。いやそれとも―・らず候/ふところ日記(眉山)」
ぞんじる
ぞん・じる [3][0] 【存じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「存ずる」の上一段化〕
「存ずる」に同じ。「恐悦至極に―・じる次第でございます」
ぞんずる
ぞん・ずる [3][0] 【存ずる】 (動サ変)[文]サ変 ぞん・ず
(1)「思う」「考える」の謙譲語。「こちらの方がよいと―・じます」
(2)「知る」「承知する」意の謙譲語。「よく―・じております」「ちっとも―・じませんで失礼しました」
ぞんせい
ぞんせい [0] 【存星】
中国漆芸の技法の一。鎗金(ソウキン)(沈金(チンキン))の手法で文様を現し,その内に色漆を塗るか,文様を薄く彫って色漆をはめ込んでとぎ出したもの。中国にこの名称はなく,日本の茶人がつけたという。存星塗。
ぞんち
ぞんち [1] 【存知】 (名)スル
〔「ぞんぢ」とも〕
知っていること。心得ていること。承知。覚悟。「後日の訴訟を―して,木刀を帯しける用意のほどこそ神妙なれ/平家 1」
ぞんねん
ぞんねん [3] 【存念】
いつも心に思っていること。考え。所存。存じより。「御―を伺いたい」「死に就きて,元の土へと帰らん―/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
ぞんのう
ぞんのう ゾンオウ 【存応】
(1544-1620) 安土桃山・江戸初期の浄土宗の僧。諱(イミナ)は慈昌。勅号は普光観智国師。増上寺第一二世で,中興の祖。豊臣秀吉・徳川家康などの尊信を受ける。浄土宗規を定め,関東十八檀林を創設。貞蓮社源誉。
ぞんのうち
ぞんのうち 【存の内】
かねて知っていたこと。
→存の外(ホカ)
ぞんのほか
ぞんのほか 【存の外】
思いの外。予想外。意外。存じの外。「皆々寝耳に―な事を聞きて/浮世草子・御前義経記」
ぞんぶん
ぞんぶん【存分(に)】
without reserve;as much as one likes;to one's heart's content.〜に飲む(食う) drink (eat) one's fill.
ぞんぶん
ぞんぶん [0][3] 【存分】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
思いどおりにすること。思うままに行うこと。また,そのさま。十分なさま。「―に腕を振るう」「―な働きを見せる」「思う―休暇を楽しむ」
■二■ (名)
(1)思っていること。意見。「我々が―には,命を限りに,いざやただ近衛殿へ参りつつ/仮名草子・恨の介」
(2)恨み。遺恨。「先づ急いで罷り帰り,此の―を申さずには置くまい/狂言・縄綯(虎寛本)」
ぞんぶんだて
ぞんぶんだて 【存分立て】
自分の意見を押し通して固持すること。[日葡]
ぞんめい
ぞんめい [0] 【存命】 (名)スル
生きていること。「亡父―中の出来事」「せめては―せらるる有志者の/経国美談(竜渓)」
ぞんめい
ぞんめい【存命する】
be living[alive].〜中 (while) in life;in one's lifetime.
ぞんめいふじょう
ぞんめいふじょう [0] 【存命不定】
生きるか死ぬかわからないこと。「今日七日が間物をも喰はず,湯水をさへ飲み給はず,はや―にて候/御伽草子・小敦盛」
ぞんりょ
ぞんりょ [1] 【存慮】
考え。みこみ。存念。
た
た 【誰】 (代)
不定称の人代名詞。だれ。「こは―そ,と問へば/枕草子 161」
〔格助詞「が」を伴って,「たが」の形で用いることが多い。→たが(連語)〕
た
た【他の】
other;→英和
another;→英和
<someone,something> else.→英和
その他 and so on[forth];and the like.→英和
⇒他(ほか).
た
た【多とする】
appreciate;→英和
be grateful.
た
た【田】
<plow> a rice[paddy]field.
た
た 【咫】
「あた(咫)」に同じ。「八(ヤ)―の鏡」
た
た (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「は」の付いた「とは」の転。「たあ」と長音にもなる〕
とは。「そんな意地悪するなら,もうおまえ―遊ばないよ」「雨が降る―思わなかった」
→たあ(連語)
た
た
(1)五十音図タ行第一段の仮名。歯茎破裂音の無声子音と後舌の広母音から成る音節。
(2)平仮名「た」は「太」の草体。片仮名「タ」は「多」の末三画。
た
た 【手】
〔「て(手)」の交替形〕
て(手)。多く「手綱(タヅナ)」「手折る」「たなごころ(掌)」など複合した形でみられる。
た
た [1] 【田】
(1)稲を栽培する耕地。多くは灌漑(カンガイ)設備を有し水稲栽培する水田をさす。たんぼ。
(2)水で作物を栽培する土地。「わさび―」
た
た 【為】
〔上代語〕
ため。「竜の馬を我は求めむあをによし奈良の都に来む人の―に/万葉 808」
た
た (助動)(たろ・○・た・た・たら・○)
〔古語の完了の助動詞「たり」の連体形「たる」からの転。中世以降の語〕
動詞・形容詞・形容動詞および助動詞「れる・られる」「せる・させる」「ない」「たい」「らしい」「そうだ(様態)」「ようだ」「だ」「ます」「です」などの連用形に接続する。ただし,サ行以外の五段活用の動詞には,その音便の形に付く。また,ガ・ナ・バ・マの各行の五段活用の動詞に付く時は「だ」となる。
(1)動作・作用が過去の事柄であることを表す。「大昔,この辺一帯は海だっ〈た〉」「去年,北海道に移っ〈た〉弟が,先月帰ってき〈た〉」
(2)動作・作用が完了したことを表す。「やっと手紙を書き終えまし〈た〉」「飛行機は無事着陸し〈た〉」「日はすっかり沈ん〈だ〉」
(3)物事が実現することを表す。「何年ぶりかで当地方にも雪が降っ〈た〉」「一番になっ〈た〉人には賞品をあげる」「シャボン玉が屋根までとん〈だ〉」
(4)物事や事態の確認を表す。「見ると,それは若いスマートな青年であっ〈た〉」「国境の長いトンネルを抜けると雪国であっ〈た〉/雪国(康成)」
(5)(連体形を用いて)動作・作用がすんで,その結果が状態として存在していることを表す。てある。ている。「壁にかけ〈た〉絵」「弟の写し〈た〉写真」「とがっ〈た〉鉛筆」「整っ〈た〉身なり」
(6)(終止形を用いて)
(ア)強い決意・断言や軽い命令などを表す。「承知しまし〈た〉」「わかっ〈た〉,わかっ〈た〉」「邪魔になるから,そこをどい〈た〉」
(イ)疑問・質問などをもちかけることを表す。「今度の会合は何日でし〈た〉」「上りの列車は何時だっ〈た〉」
(7)仮定形「たら」は,接続助詞「ば」を伴わないで,それだけでも用いられる。
(ア)仮定条件を表す。仮にそうであるならば。もしそうなったらば。「雨が降っ〈たら〉,中止にする」「電話があっ〈たら〉メモしておいてくれ」「その本を読ん〈だら〉早く返してくれ」
(イ)未来の確定条件を表す。「春になっ〈たら〉暖かくなる」
(ウ)遠回しに命令する意を表す。主として女性が用いる。「早くお帰りになっ〈たら〉」「跡片付けだけはしとい〈たら〉」
た
た
入声音(ニツシヨウオン)[t]で終わる字音語を係助詞「は」が受けて連声を起こしたもの。能狂言などに多くみられるが,普通,表記面には表れない。「夫ならば,求めませうが,代物は(=だいもっタ)いかほどで御座るぞ/狂言・粟田口(虎寛本)」「今日は(=こんにっタ)天気も能う御座るに依つて/狂言・雁礫(虎寛本)」
た
た [1] 【他】
(1)それ以外の物事。別のこと。ほか。「―に例がない」「―の問題にとりかかる」
(2)自分以外の人。ほかの人。他人。「自―ともに認める」「―の人」
(3)ほかの所。別の所。よそ。「―に移る」
た
た (接頭)
動詞・形容詞などに付いて,語調を整える。「―ばかる」「―やすい」「―ゆら」
た
た [1] 【多】
おおいこと。
⇔少
→多とする
た=と∘する
――と∘する
労力や好意が普通以上である。ねぎらいや感謝の気持ちで使う。「労を―∘する」「好意を―∘する」
た=にも畦(アゼ)にも腥物(ナマグサモノ)つけて
――にも畦(アゼ)にも腥物(ナマグサモノ)つけて
溺愛して,むやみに物を与えること。田にもやろう畦にもやろう。
た=を打つ
――を打・つ
田を耕す。田を打ち返す。
た∘ける
た∘ける (連語)
〔完了の助動詞「たり」に過去の「ける」の付いた「たりける」の音便の形「たっける」の促音無表記。中世後期の語〕
過去や完了の意味を詠嘆的に言い表す。たのだなあ。「通鑑はあまり繁多なほどに節要してせうとばし思ひ―∘けるが/史記抄 2」
た∘めり
た∘めり (連語)
〔完了の助動詞「たり」の連体形に推量の助動詞「めり」の付いた「たるめり」の音便の形「たんめり」の撥音「ん」の無表記〕
…たようだ。…ているようだ。「この人々,みな心ゆかずおぼし―∘めり/宇津保(沖つ白波)」「これは,いとさま変はりたるかしづき種(グサ)なりと,おぼい―∘めり/源氏(若紫)」
たあ
たあ (連語)
〔係助詞「は」が,その直前の語の末尾音と融合して成ったもの。近世江戸語〕
(1)格助詞「と」や「事」など,「と」の音で終わる語に係助詞「は」が続く場合。とは。「そんなら今度つからおめえ―遊(アス)ばねえ/滑稽本・浮世風呂(前)」「構ふ事あ(=こたあ)ねえ。たたきのめしてやらう/滑稽本・浮世風呂 4」
(2)助動詞「た」や「そなた」など,「た」の音で終わる語に係助詞「は」が続く場合。たは。「これ,見な。こんなに痣(アザ)が出来―/滑稽本・浮世風呂 2」「そん―わしがたにやあ命の親だ/滑稽本・膝栗毛 3」
たあ
たあ 【他阿】
「他阿弥陀仏」の略。
たあい
たあい [0][1] 【他愛】
自分の利益・幸福よりも,まず他人の利益・幸福を願うこと。愛他。利他。
たあいしゅぎ
たあいしゅぎ [4] 【他愛主義】
他人の幸福・利益をはかるための奉仕・犠牲を道徳の第一義とする主義。愛他主義。利他主義。
たあいない
たあいな・い [4] 【他愛ない】 (形)
〔「たわいない」の転。「他愛」は当て字〕
「たわいない」に同じ。
たあそび
たあそび [2] 【田遊び】
稲の豊作を祈願する神事芸能。多く正月に,一年の稲作の過程を模擬的に演ずる。おんだ。
たあみだぶつ
たあみだぶつ 【他阿弥陀仏】
(1)時宗(ジシユウ)の僧,真教(シンキヨウ)の法号。
(2)時宗の本山である遊行寺(清浄光寺)の住職が代々用いる別号。
たある
たあ・る (連語)
〔「てある」の転。近世上方語〕
ている。「座敷などもおおいにゆすつ―・る/洒落本・北華通情」
たい
たい (助動)(たかろ・たかつ(たく)・たい・たい・たけれ・○)
〔古語の助動詞「たし」の転。中世以降の語〕
動詞および助動詞「れる・られる」「せる・させる」の連用形に接続する。
(1)話し手自身の希望を表す。「おもしろい本が読み〈たい〉」「ぜひ私が行き〈たかっ〉た」
(2)話し手以外の人の希望を表す。「帰り〈たけれ〉ば帰ってもよい」「大学へ行き〈たく〉ても行けない人もいるのだ」
(3)「ある」「である」などに付いて,他に対する願望を表す。…てほしい。…であってほしい。「常にこうあり〈たい〉ものだ」「交通事故のない町であり〈たい〉とみんな願っている」
〔(1)連用形「たく」が接続助詞「て」を伴って用いられる場合,「たくって」のように,促音「っ」が挿入されることがある。「母に早く会い〈たくっ〉てしようがない」(2)連用形には音便の形「とう」もあり,「ございます」「存じます」などに続く場合に用いられる。「絵がかき〈とう〉ございます」「お礼にうかがい〈とう〉存じます」(3)他動性の動詞に付く場合,希望の対象になる語は「が」または「を」で示される。「水〈が〉飲み〈たい〉」「水〈を〉飲み〈たい〉」〕
たい
たい [1] 【堆】
(1)うずたかく積もること。また,そのような形。「藁本が既に―を成してゐる/渋江抽斎(鴎外)」
(2)頂部が比較的平らな海底の高まり。礁(シヨウ)より深く,船の航行に支障がない。良好な漁場になる。バンク。「大和―」
たい
たい (終助)
文末にあって,強意を表したり,軽く言いはなす意を添える。九州地方で用いられる。「それはあたりまえ―」「どのみち同じこと―」
たい
たい【体】
the body;→英和
a style (様式).→英和
たい
たい【鯛】
a sea bream.
たい
たい【態】
(1)《文》the voice.→英和
(2) ⇒有様(ありさま).
たい
たい【帯】
⇒地帯.
たい
たい 【袋】 (接尾)
助数詞。茶・薬など,袋(フクロ)に入れたものを数えるのに用いる。「セメント一―」
たい
たい [1] 【他意】
(1)ほかの考え。別の意味。隠された意図。「―はない」
(2)裏切り心。二心。「―を抱く」
たい
たい [1] 【隊】
(1)戦うために組織された兵士の一まとまり。戦闘集団の一単位。「航空―」
(2)共に行動するため組織された集団。「―を組む」「登山―」
たい
たい [1] 【敦】
中国古代の黍稷(シヨシヨク)を盛るのに用いた器。蓋(フタ)をすると,球形に近い形をしている。春秋戦国時代の青銅製の礼器がよく知られる。
たい
たい【隊】
a party;→英和
a company;→英和
a corps;→英和
a band.→英和
〜を組む form a party;→英和
[整列]draw up (in line).
たい
たい【対】
(1)[互角]even;→英和
equal;→英和
[同点]a tie;→英和
a draw.→英和
(2)[…に対する]versus <v.,vs.> ;→英和
<a game> between <Keio and Waseda> ;→英和
<win by a score of 4> to <2> ;→英和
<pass by a majority of 57> against[to] <20> .→英和
‖空対地(地対空)ミサイル ⇒ミサイル.対戦車砲 an antitank gun.対米関係(政策) relations with (a policy toward) the United States.
たい
たい [1] 【対】
(1)二つの語の間に挟んで,双方が相手の関係にあることを表す。「東軍―西軍」
(2)二つ以上の数の間の比や得点を表す。「三角形の三辺の比が三―四―五になる」「三―〇で勝つ」
(3)一組みをなすもので,性質が反対のもの。つい。「陰は陽の―だ」
(4)二つのものが優劣・上下などで同じくらいであること。互角。「―の力量」「―に渡り合う」
(5)「対の屋」の略。「―に住み給はむには,いかでか,上には昇り侍るべき/宇津保(国譲上)」
(6)名詞の上に付いて,「…に対する」の意を表す。「―戦車砲」「―米政策」
たい
たい 【体】
■一■ [1] (名)
(1)からだ。身体。「―が浮く」「―を開いてはたく」
(2)一定の内容と形式をそなえて現れるかたち。
→体をなす
(3)事物の本質。実体。「名は―を表す」「論孟二書,総て仁の用を説て,一も―に及ぶ者なし/童子問」
(4)「体言」の略。
(5)〔数〕 四則算法の可能な集合。すなわち加法と乗法が定義されている集合について,加法について可換群であり,加法についての群の単位元以外の元は乗法に関して可換群であり,加法・乗法の間に分配法則が成り立つならば,その集合を体という。
■二■ (接尾)
助数詞。人の遺体や神仏などを数えるのに用いる。「身元不明の死体一―」「千―の仏像」
たい
たい 【田居】
田。たんぼ。「筑波嶺の裾廻(スソミ)の―に秋田刈る/万葉 1758」
たい
たい [1] 【田井】
田に引く水をためたところ。
たい
たい タヒ [1] 【鯛】
スズキ目タイ科の海魚の総称。全長30〜100センチメートル。マダイ・キダイ・チダイ・クロダイなどの一一種がいる。特にマダイをさすことが多い。体は楕円形で強く側扁し,体高が大きい。体色は赤いものが多い。姿が美しく,美味な点から日本では魚類の王とされる。また,語呂が合うことから「めでたい」魚とされ,祝い膳などに出される。多くは本州中部以南の沿岸に分布。
たい
たい【他意なし】
have no other intention;mean no harm (悪意).
たい
−たい【−度い】
wish[want,hope] <to do> ;→英和
should[would]like <to do> ;feel like <doing> ;be anxious[eager,dying] <to do> .
たい
た・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]ク た・し)〕
名詞,動詞の連用形など体言に準ずるものに付いて,形容詞を作る。
(1)そのことのはなはだしい意を表す。「めでたい」「うしろめたい」など。
(2)そのような状態であることを表す。「けぶたい」「つめたい」など。
たい
たい [1] 【胎】
母体の子の宿るところ。子宮。
たい
たい [1] 【態】
(1)すがた。かたち。ようす。てい。
(2)
(ア)
〔voice〕
文法で,動詞の表す動作の動作主体・動作対象などの別を,文中で主語・対象語(目的語)などのどの文の成分でとらえるかによって区別される文の種類(能動態・受動態・中間態など),およびそれを表現し分ける組織的な文法形式。ボイス。古い国文法では相と呼ばれることもある。
(イ)「相{(3)
(ア)}」に同じ。
たい=の尾より鰯(イワシ)の頭(アタマ)
――の尾より鰯(イワシ)の頭(アタマ)
大きい団体で低い地位に甘んじているよりも,小さい団体でもその長となる方がよい。鶏口(ケイコウ)となるも牛後(ギユウゴ)となるなかれ。
たい=もない
――もな・い
しっかりしたところがない。くだらない。また,らちもない。「―・いことばかり言っている」
たい=をなす
――をな・す
まとまった形になる。ていをなす。「論文の―・していない」「会議の―・さない」
たい=を引く
――を引・く
あとへさがる。ちょっとしりぞく。
たい=を結ぶ
――を結・ぶ
受胎する。みごもる。
たい=を躱(カワ)す
――を躱(カワ)・す
からだの向きを変えて避ける。「―・してやり過ごす」
たい−
たい−【滞米中に】
during one's stay in the United States.
たいあたり
たいあたり【体当りする】
dash <against> ;→英和
crash <into> ;→英和
tackle (仕事に).→英和
たいあたり
たいあたり [3] 【体当(た)り】 (名)スル
(1)相手を倒すため,相手に自分の体をぶつけること。「―をくらわす」
(2)全力で事に当たること。「―の覚悟で行け」
たいあつ
たいあつ [0] 【耐圧】
圧力に耐えること。「―力」
たいあみ
たいあみ タヒ― [0] 【鯛網】
鯛漁に用いる網の総称。普通は鯛のしばり網をいう。[季]春。
たいあん
たいあん【大安(日)】
a lucky day.
たいあん
たいあん [0] 【対案】
相手の案や,もとの案に対して出す別の案。「―を出す」
たいあん
たいあん [0] 【大安】
〔「だいあん」とも〕
六曜の一。旅立ち・移転・開店・結婚など,万事に吉とする日。大安日。大吉日。大安吉日。
たいあん
たいあん【対案】
a counterproposal;a countermeasure.→英和
たいあんきちじつ
たいあんきちじつ [0] 【大安吉日】
〔「たいあんきちにち」とも〕
「大安」に同じ。
たいい
たいい【大尉】
[陸軍] <米・英> a captain;→英和
[海軍] <米・英> a lieutenant;→英和
[空軍] <米> a captain; <英> a flight lieutenant.
たいい
たいい [1] 【胎衣】
⇒えな(胞衣)
たいい
たいい [1] 【大尉】
軍隊の階級で,尉官の最上級。少佐の下,中尉の上。
たいい
たいい [1] 【胎位】
子宮内における胎児の位置。
たいい
たいい [1] 【大意】
大体の意味。また,全体のあらましを要約したもの。「文章の―をまとめる」
たいい
たいい【体位】
<improve> one's physique;a posture.→英和
たいい
たいい【退位】
abdication.〜する abdicate.→英和
たいい
たいい [1] 【体位】
(1)身体の発育・発達の程度。また,体力・運動能力の程度。「―の向上」
(2)体の位置・姿勢。
たいい
たいい [1] 【大医】
(1)非常にすぐれた医師。名医。
(2)〔仏〕 仏の異称。
(3)典薬(テンヤク)の唐名。
たいい
たいい【大意】
the general idea;an outline;→英和
the gist.→英和
たいい
たいい [1] 【退位】 (名)スル
帝位・王位を退くこと。
たいいき
たいいき [0] 【帯域】
ある広がりをもった範囲。「周波数―」
たいいきはば
たいいきはば [4] 【帯域幅】
特定の信号に含まれる周波数の範囲。特に,増幅器の増幅度が一定とみなせる周波数の範囲。
たいいく
たいいく【体育】
physical education[training].体育館 a gym(nasium).→英和
体育大会 an athletic meet.体育の日 Health-Sports Day.
たいいく
たいいく [1] 【体育】
スポーツ・体操などの身体活動により,健康の保持・増進と体力の向上をはかるための教育・教科。知育・徳育と並び教育の重要な一側面をなす。
たいいくかん
たいいくかん [4] 【体育館】
屋内で運動競技をするための施設。屋内運動場。
たいいくのひ
たいいくのひ [1] 【体育の日】
国民の祝日の一。一〇月一〇日。スポーツに親しみ,健康な心身をつちかう,という趣旨で1966年(昭和41)制定。オリンピック東京大会の開会式の日にちなむ。[季]秋。
たいいつ
たいいつ [1] 【太一・泰一・太乙】
(1)中国の古代思想で,天地・万物の出現・成立の根元となる気。宇宙の本体。
(2)道教で,天を主宰する神の名。
(3)「太一星」の略。
たいいつせい
たいいつせい [0] 【太一星・太乙星】
陰陽道(オンヨウドウ)でいう星の名。北の天にいて八方に飛び歩き,兵乱・災害・生死をつかさどるという。
たいいつせん
たいいつせん [3] 【太一占・太乙占】
陰陽家が行う占いの一。太一星の運行によって吉凶を占うもの。
たいいのむすめ
たいいのむすめ タイヰ― 【大尉の娘】
〔原題 (ロシア) Kapitanskaya dochka〕
プーシキンの長編歴史小説。1836年作。プガチョフの乱を背景に,辺境の要塞に赴任した青年士官グリニョフと司令官の娘マーシャの恋愛,プガチョフとグリニョフの交流を簡潔な文体で描く。
たいいほう
たいいほう タイヰハフ [0] 【対位法】
(1)音楽で,独立性の強い複数の旋律を調和させて楽曲を構成する作曲技法。コントラプンクト。
(2)映画で,ある画面に対して他の画面を配置し,その組み合わせによって展開を試みる手法。
たいいほう
たいいほう【対位法】
《楽》(a) counterpoint.→英和
たいいん
たいいん [0] 【太陰】
(太陽に対して)月のこと。天文学・暦法・潮汐学で,一月・二月などの「月」との混同を避けるために用いる。
たいいん
たいいん [0] 【対飲】 (名)スル
向かい合って酒を飲むこと。
たいいん
たいいん [0] 【隊員】
ある隊に属する者。
たいいん
たいいん [0] 【退隠】 (名)スル
官職や公的な仕事から退いて,暇な身となること。隠退。「―して,詩歌俳諧を銷遣(シヨウケン)の具とし/渋江抽斎(鴎外)」
たいいん
たいいん [0] 【退院】 (名)スル
(1)入院していた患者が,治療を終えたりして病院から出ること。
⇔入院
「傷が治って―する」
(2)衆・参の議員がそれぞれの議院から退出すること。
(3)江戸時代に僧侶に科した刑罰の一。職を解き,寺から出すこと。
→追院
たいいん
たいいん [0] 【大隠】
超然として少しも俗事に心を乱されない真の隠者。
たいいん
たいいん【退院する】
leave (the) hospital.
たいいん=は市(イチ)に隠る
――は市(イチ)に隠る
〔「文選」王康琚「反招隠」の「大隠隠�朝市�」から〕
非凡な隠者は山野に隠れず,かえって市中の俗世間の中で超然と住んでいるものである。大隠朝市。
たいいんくん
たいいんくん タイヰンクン 【大院君】
(1820-1898) 朝鮮,李朝第二六代高宗の父。名は昰応(カオウ)。興宣大院君。王の幼時,摂政として中央集権体制の強化と欧米への攘夷政策を断行したが1873年下野。82年壬午軍乱で政権に復帰したが清に抑留。94年日本勢力に担ぎ出されたが実権はなかった。だいいんくん。テーウォングン。
たいいんげつ
たいいんげつ [3] 【太陰月】
朔望月(サクボウゲツ)の旧称。
たいいんじつ
たいいんじつ [3] 【太陰日】
月がある地点の子午線を通過してから,再びその子午線を通過するまでの時間。その長さは複雑に変化し,その平均値は約二四時間五〇分。
たいいんすうはい
たいいんすうはい [5] 【太陰崇拝】
自然崇拝・天体崇拝の一つで,月をあがめるもの。月の満ち欠けを吉凶・生死・豊穣と結びつける信仰。
たいいんたいようれき
たいいんたいようれき [7] 【太陰太陽暦】
太陰暦に,季節変化など,太陽暦の要素を取り入れて作った暦。普通,広い意味で太陰暦ともいわれている。日本の旧暦や,ギリシャ暦・ユダヤ暦・中国暦など。陰陽暦。陰暦。
たいいんちょう
たいいんちょう [3] 【太陰潮】
月の引力によって起こる潮汐。月の起潮力は太陽の起潮力に対して約二倍。
⇔太陽潮
たいいんねん
たいいんねん [3] 【太陰年】
純粋の太陰暦における一二か月のこと。朔望月(約二九・五三日)を一二回繰り返す時間で,約三五四日。
たいいんひょう
たいいんひょう [0] 【太陰表】
月の運動についての一定の理論に基づき,月の位置を計算するために必要な数値を記載した数表。天体観測などで利用。月行表。
たいいんれき
たいいんれき【太陰暦】
the lunar calendar.
たいいんれき
たいいんれき [3] 【太陰暦】
月の運行を基準として定めた暦法。純太陰暦は朔望月をもとにして日を数えるので,一年は約三五四日となり季節の推移に合わなくなる。イスラム暦がその例。また太陰太陽暦を含めていうこともある。陰暦。
→太陽暦
たいう
たいう 【大禹】
中国,上古の聖王禹の敬称。
→禹
たいう
たいう [1] 【大雨】
ひどく降る雨。豪雨。おおあめ。
⇔小雨(シヨウウ)
たいうん
たいうん [0] 【頽運】
衰頽の気運。衰運。
たいうん
たいうん [0] 【泰運】
泰平の気運。
たいえい
たいえい 【大永】
年号(1521.8.23-1528.8.20)。永正の後,享禄の前。後柏原・後奈良天皇の代。
たいえい
たいえい【退嬰的な】
conservative.→英和
たいえい
たいえい [0] 【退嬰】
〔しりごみする意〕
新しい物事を積極的に受け入れていくような意気込みがないこと。
たいえい
たいえい [0] 【対映】 (名)スル
対応するものとして存在すること。
たいえい
たいえい [0] 【大営】
大規模な仕事。大事業。「事―なれば,志のみ有て力なし/太平記 3」
たいえいてき
たいえいてき [0] 【退嬰的】 (形動)
新しい物事などを積極的に受け入れる意気込みがない,消極的なさま。「―な風潮」
たいえき
たいえき 【太液】
中国で,皇城にあった池の名。漢代は長安城外の未央宮(ビオウキユウ)内に,唐代は城内の大明宮内にあった。
たいえき
たいえき [1] 【体液】
(1)動物の体内にある液体成分の総称。脊椎動物では,血漿・リンパ液・組織液など。
(2)精液や唾液などの俗称。
たいえき
たいえき [0] 【退役】 (名)スル
兵役を退くこと。特に,士官・准士官が,軍籍を離れること。「―軍人」
たいえき
たいえき【退役する】
retire <from> ;→英和
leave <the army> .→英和
退役軍人 an ex-serviceman; <米> a veteran;→英和
a retired officer (将校).
たいえき
たいえき【体液】
(a) body fluid.
たいえきせいめんえき
たいえきせいめんえき [7] 【体液性免疫】
体液中にできる抗体(免疫グロブリン)が外来抗原を排除する反応。
→細胞性免疫
たいえきのふよう
たいえきのふよう 【太液の芙蓉】
〔白居易「長恨歌」〕
太液池に咲く蓮の花。美人の顔の美しさにたとえる。
たいえつ
たいえつ [0] 【大悦】
大変よろこばしいこと。「―に存じます」「―至極」
たいえん
たいえん [0] 【退園】 (名)スル
(1)動物園や公園などから外に出ること。
⇔入園
(2)幼稚園などから帰ること。
⇔登園
たいえん
たいえん [0] 【耐炎】
火がついても,炎を上げて燃えないこと。「―繊維」
たいえんれき
たいえんれき [3] 【大衍暦】
奈良・平安時代に使われた中国渡来の太陰太陽暦。唐の僧一行(イチギヨウ)が作ったもので,日本では764年から九十余年間使用された。
たいおう
たいおう [0] 【滞欧】 (名)スル
ヨーロッパに滞在すること。「―すること十余年」
たいおう
たいおう【対応する】
correspond <to> (相当する);→英和
cope <with> (対抗する).→英和
たいおう
たいおう [0] 【対応】 (名)スル
(1)互いに向かい合っていること。「―する二角」
(2)二つの物事が互いに一定の関係にあること。「意味の―する語」
(3)互いに釣り合うこと。「人気に―する実力がない」
(4)相手に応じて物事をすること。「事態に―して方針を変える」「―策」「容貌,進退―に至るまで/経国美談(竜渓)」
(5)〔数〕
〔correspondence〕
(ア)集合 � の任意の要素に対して,集合 � の要素を結びつける規則を � から � への対応という。
(イ)合同な図形で重なり合う部分。また,相似な図形で適当な拡大・縮小により重なり合う部分。
たいおうげんり
たいおうげんり [5] 【対応原理】
〔物〕 前期量子論を量子力学へ導く過程で,ボーアによって一つの指導原理として示されたもの。量子論的な量と古典論での量がどのような対応関係をもち,どのような手続きで対応関係がつけられるかを示す指針を与えた。
たいおうせつ
たいおうせつ [3] 【対応説】
〔哲〕 命題の真偽は,それが事物・実在のあり方と正しく合致するか否かで決定されるとする説。実在論の立場から主張される真理論。
⇔整合説
→真理
たいおく
たいおく [0] 【大屋】
大きな建物。
たいおく
たいおく [0] 【頽屋】
くずれた家屋。
たいおとし
たいおとし [3] 【体落(と)し】
柔道の技の名。自分の片足を相手と同じ側(右足なら相手の右足)の足の外側に踏み出して支点とし,両腕の力で引き倒す手技。
たいおん
たいおん【体温(を計る)】
(take) one's temperature.体温計 a (clinical) thermometer.
たいおん
たいおん [1] 【体温】
動物体のもっている温度。体内で生化学反応によって発生する熱と体外へ放出される熱との関係できまる。恒温動物と変温動物が生じる。ヒトは普通,摂氏三六〜三七度。
たいおんき
たいおんき 【戴恩記】
歌学書。二巻。松永貞徳著。1641〜45年頃の成立。晩年の著者が,九条稙通(タネミチ)・細川幽斎らの師についての追憶などを,歌学を中心に述べたもの。内容は連歌や国文学一般にも及ぶ。
たいおんけい
たいおんけい [0][3] 【体温計】
体温を測る温度計。検温器。
たいおんちょうせつ
たいおんちょうせつ [5] 【体温調節】
動物が体温を一定の範囲に保つ調節作用。恒温動物に特に発達。暑さに対して発汗や浅くて早い外呼吸によって体温を低下させ,寒さに対して皮膚の血管収縮や筋肉運動の活発化によって体温を保持する。
たいか
たいか [1] 【大家】
(1)学問・芸術・技芸などの面で特にすぐれ,名声の高い人。巨匠。「書道の―」
(2)大きな家。
(3)金持ちの家。家柄のよい家。たいけ。「―の出」
たいか
たいか [1][0] 【大火】
(1)大きな火災。大火事。「―に見舞われる」
(2)蠍(サソリ)座のアルファ星アンタレスの漢名。
たいか
たいか【耐火建築】
a fireproof building.耐火煉瓦(れんが) a firebrick.→英和
たいか
たいか [1][0] 【滞貨】 (名)スル
(1)商品が売れずにたまること。また,その商品。ストック。
(2)貨物や郵便物などが,輸送しきれずに,たまっていること。また,その荷物。
たいか
たいか [1] 【袋果】
乾果のうちの裂開果の一種。一枚の心皮子房が成熟した果実で,内縫(ナイホウ)線または外縫線に沿って裂ける。オウレン・シキミなどキンポウゲ科・モクレン科の植物に多い。
たいか
たいか [1] 【堆花】
黒・白などの有色土を器物の表面に高く盛り上げ,筆または篦(ヘラ)で絵や文様を表す技法。また,その器。土紋。
たいか
たいか [1][0] 【帯化】
植物の奇形の一種で,茎が扁平化すること。石化ともいう。
たいか
たいか [1][0] 【退化】 (名)スル
(1)進歩したものが,もとの状態に戻ること。退行。「脚力が―する」
(2)〔生〕 系統発生において,複雑に分化した形態や機能をもつ器官が,単純で縮小した器官に変化すること。また,個体発生の過程で細胞内の構造や組織・器官などが消失あるいは縮小することにもいう。
⇔進化
たいか
たいか [0] 【耐火】
火の熱に強いこと。燃えにくいこと。
たいか
たいか【退化】
degeneration.〜する degenerate.→英和
〜した degenerate(d).
たいか
たいか [1] 【大過】
(1)大きなあやまち。ひどい失敗。「―なく過ごす」
(2)非常に大きいこと。「陸奥と云ふは,…,―の国にて候/義経記 1」
たいか
たいか [1] 【大廈】
大きな家。豪壮な建物。
たいか
たいか [1][0] 【対価】
財物や行為などによって人に与えた利益に対して受け取る報酬。
たいか
たいか [1] 【大禍】
(1)大きなわざわい。「―にあう」
(2)「大禍日」の略。
たいか
たいか【大過なく】
without any serious mistake[grievous fault].
たいか
たいか [0][1] 【対華】
「対中華民国」の意。
たいか
たいか【大火】
a big[great]fire.
たいか
たいか【滞貨】
accumulation of cargoes[freights,goods];stockpiles (在庫品).
たいか
たいか タイクワ 【大化】
年号(645.6.19-650.2.15)。白雉(ハクチ)の前。孝徳天皇の代。公式年号の最初。
たいか
たいか 【大夏】
(1)漢代の中国で,バルフを中心とするアフガニスタン北部に対する呼称。バクトリア王国とする説,紀元前二世紀にこの国を滅ぼしたトハラ族の音訳とする説などがある。
(2)五胡十六国の一。夏。
→夏(2)
(3)西夏(セイカ)のこと。
たいか
たいか【大家】
a great[distinguished,an eminent]scholar[artist];a great master <of> ;an authority <on> ;→英和
an expert.→英和
たいか=の材は一丘(イツキユウ)の木にあらず
――の材は一丘(イツキユウ)の木にあらず
〔王襃「四子講徳論」〕
大建築物を造るには,一つの丘の材木だけでは足りない。大事業は必ず大勢の力によるもので,決して一人の力ではできないものである。
たいか=の顛(タオ)れんとするは一木の支うる所にあらず
――の顛(タオ)れんとするは一木の支うる所にあらず
〔文中子(事君)〕
大建築物が倒れかかっているとき,一本の木では支えきれない。大勢(タイセイ)が傾きかけているときは,一人の力ではとても支えきれないものである。
たいかい
たいかい [0] 【台槐】
〔周代に三本の槐(エンジユ)を朝廷に植え,三公がそれに面して台にすわったことから〕
三台と三槐,すなわち三公のこと。
たいかい
たいかい [0] 【退会】 (名)スル
その会の会員であることをやめること。
⇔入会
「クラブを―する」
たいかい
たいかい【大会】
a general meeting (総会);a mass meeting (市民などの);a rally;→英和
a convention (会議);→英和
a tournament (競技).→英和
たいかい
たいかい【大海】
the ocean;→英和
the sea.→英和
たいかい
たいかい [0] 【大塊】
(1)大きなかたまり。大きな土のかたまり。
(2)大地。地球。
(3)造物主。
たいかい
たいかい [0] 【台階】
三公の位。大臣のこと。「男子(ナンシ)或は―をかたじけなうし,或は羽林につらなる/平家 4」
たいかい
たいかい [0] 【大会】
(1)たくさんの人の集まる会。盛大な会。「演芸―」
(2)組織や団体が催す,行事としての大規模な会。「党―」「全国―」「―宣言」
たいかい
たいかい【退会】
⇒脱会,脱退.
たいかい
たいかい 【大魁】 (名・形動)[文]ナリ
(1)中国の科挙の最高段階の試験である殿試(デンシ)の最優秀合格者。
(2)心が広いこと。心がけやおこないが立派なこと。「―ナ人/日葡」
たいかい
たいかい [0] 【大海】
〔古くは「だいかい」とも〕
(1)大きな海。海。「―に乗り出す」「井の中の蛙(カワズ)―を知らず」
(2)茶入れの形の一。口が広く平丸形のもの。
大海(2)[図]
たいかい=の=一粟(イチゾク)
――の=一粟(イチゾク)(=一滴(イツテキ))
広大な所に非常に小さなものがあることのたとえ。滄海(ソウカイ)の一粟。
たいかい=は=芥(アクタ)
――は=芥(アクタ)(=塵(チリ))を択(エラ)ばず
度量が広く人を受け入れることのたとえ。
たいかい=を手で塞(セ)く
――を手で塞(セ)く
不可能なことをしようとするたとえ。
たいかきかん
たいかきかん [5][4] 【退化器官】
退化した状態にある器官。洞穴動物の目,寄生動物の運動器官・消化器官など。
たいかきんゆう
たいかきんゆう [4] 【滞貨金融】
企業の商品在庫が適正水準を超え,その在庫品のために発生した必要資金を貸し出すこと。滞貨融資。
→在庫金融
たいかく
たいかく【体格】
physique;→英和
build.→英和
〜のよい of splendid physique;→英和
well-built.‖体格検査 <take[undergo]> a physical examination.
たいかく
たいかく [0] 【台閣】
〔「だいかく」とも〕
(1)高くて立派な建物。
(2)政治を行う官庁。中央政府。内閣。「―に列する」
たいかく
たいかく [0] 【体格】
からだの組み立て。身長・体重・骨格などによって示される身体の外観的状態。からだつき。
たいかく
たいかく [1] 【対格】
〔accusative case〕
インド-ヨーロッパ語の格の一。動作の目標や対象を表す。日本語の「 A に B を与える」における「 B を」に相当する。一般に直接目的語をつくる。
たいかく
たいかく [1] 【対角】
四辺形で互いに向かい合う角。あるいは三角形の一辺に対して向かい合った角。
たいかく
たいかく【対角】
《数》the opposite angle.‖対角線 a diagonal (line).対角線上に diagonally.
たいかくせん
たいかくせん [0][4] 【対角線】
多角形で,隣り合わない二頂点を結ぶ線分。また,多面体で,同じ面上にない二つの頂点を結ぶ線分。
たいかけんちく
たいかけんちく [4] 【耐火建築】
主要構造部分を耐火構造とし,さらに延焼を防止するための防火設備を備えた建築。
たいかこうぞう
たいかこうぞう [4] 【耐火構造】
建物の主要部分をブロックや鉄筋コンクリートなどの耐火材料とし,火災による焼失・類焼を防止する構造。
たいかこうろう
たいかこうろう [1] 【大廈高楼】
大きな家や高い楼台。
たいかざいりょう
たいかざいりょう [4] 【耐火材料】
耐火性のある建築材料。コンクリート・石材・煉瓦(レンガ)・ブロックなど。耐火材。
たいかせい
たいかせい [0] 【耐火性】
火の熱に耐える性質。燃えにくい性質。
たいかせいのう
たいかせいのう [4] 【耐火性能】
室内火災に対する材料・部材,建物などの耐久性や安全性。等級区分により性能が表示される。
たいかぜんだい
たいかぜんだい タイクワ― [4] 【大化前代】
日本史における時代区分。大化の改新を下限として大和朝廷時代末期の六,七世紀をさす。皇室・豪族の連合からなる中央政権が,部民制・氏姓制による地方支配を続けていたが,律令体制につながる官司制の進展もみられる。
たいかつ
たいかつ【大喝する】
thunder[roar] <at> .→英和
たいかにじゅういっかじょうようきゅう
たいかにじゅういっかじょうようきゅう 【対華二十一箇条要求】
⇒二十一箇条要求
たいかにち
たいかにち [3] 【大禍日】
陰陽道(オンヨウドウ)で大悪日として,建築・旅行・葬送などを忌む日。
たいかねんど
たいかねんど [4] 【耐火粘土】
高熱でも溶解しにくい粘土。耐火煉瓦・坩堝(ルツボ)などに用いる。
たいかのかいしん
たいかのかいしん タイクワ― 【大化の改新】
645年(大化1),中大兄皇子(のちの天智天皇)・中臣(藤原)鎌足らが蘇我氏を打倒して始めた古代政治史上の一大改革。蘇我蝦夷(エミシ)・入鹿(イルカ)父子を滅ぼした中大兄皇子は孝徳天皇を即位させ,自らは皇太子として実権を握った。翌年,公地公民制,地方行政組織の確立,戸籍・計帳の作成と班田収授法の施行,租・庸・調の統一的税制の実施を中心とした改新の詔(ミコトノリ)を発布し,氏姓制度による皇族・豪族の支配を否定して,中央集権的支配の実現へと向かった。大化の新政。
たいかひかんしょううんどう
たいかひかんしょううんどう 【対華非干渉運動】
1927年(昭和2),中国国民党の北伐戦争に際し田中内閣が出兵したことに反対し,非干渉を要求した労働・農民団体の運動。
たいかひふく
たいかひふく [4] 【耐火被覆】
火災時の温度上昇を防ぐことを目的とした被覆。鉄骨の柱・梁などの構造材に施す。
たいかへき
たいかへき [3] 【耐火壁】
耐火材料で作った壁。
たいかれんが
たいかれんが [4] 【耐火煉瓦】
高温に耐える煉瓦。アルミナ・ケイ酸などを主成分とする耐火粘土で作る。主に工業窯炉用。白煉瓦。
たいかん
たいかん【退官する】
retire <from> ;→英和
leave.→英和
たいかん
たいかん [0] 【耐寒】
寒さに耐えること。
⇔耐暑
「―訓練」
たいかん
たいかん【大観(する)】
(make) a general survey <of> .
たいかん
たいかん [0] 【戴冠】 (名)スル
帝王が即位後初めて王冠を頭にいただくこと。
たいかん
たいかん [0] 【退艦】 (名)スル
軍艦からおりること。軍艦から退去すること。
たいかん
たいかん [0] 【退館】 (名)スル
図書館・博物館などから退去すること。
⇔入館
たいかん
たいかん [0] 【退官】 (名)スル
官職をやめること。「定年で―する」
たいかん
たいかん [0] 【対捍】
逆らい拒むこと。敵対すること。特に,中世において,国司や荘園領主の課役・年貢徴収に対し,地頭や名主などが反抗して従わないこと。
たいかん
たいかん [0] 【体感】 (名)スル
(1)体に受ける感じ。体で感じること。
(2)内臓諸器官が受ける刺激によって起こる,飢え・吐き気・性欲などの感覚。有機感覚。
たいかん
たいかん [0] 【体環】
ヒル類の体表上に見られる,多数の環状の溝で区切られた輪状の区画。単に体壁だけに見られる区分で,体節とは無関係。小環。
たいかん
たいかん [0] 【大汗】
蒙古民族の皇帝に用いる称号。チンギス-ハンがこの位についたのが最初。
たいかん
たいかん [0] 【体幹】
人間の胴。人体の主要部分。
たいかん
たいかん [0] 【大姦・大奸】
非常な悪だくみをする人。
たいかん
たいかん [0] 【台観】
物見の台。
たいかん
たいかん [0] 【大旱】
長い間雨が降らないこと。大ひでり。
たいかん
たいかん [0] 【大官】
地位の高い官職。また,官吏。高官。
たいかん
たいかん [0] 【台翰】
他人の手紙を敬っていう語。尊翰。
たいかん
たいかん [0] 【大観】 (名)スル
(1)広く全体にわたって見ること。「時局を―する」
(2)壮大な景色。偉大な眺め。「富士の―」「秋の―を知覚せんや/日本風景論(重昂)」
たいかん
たいかん タイクワン 【大観】
⇒横山(ヨコヤマ)大観
たいかん
たいかん [0] 【大患】
(1)重い病気。大病。「―をわずらう」
(2)非常な心配事。大きな不安。「国の―」
たいかん
たいかん [0] 【大艦】
大きな軍艦。「―巨砲主義」
たいかん
たいかん [0] 【大鑑】
ある部門について,全体のことがわかるようにすべてを一冊にまとめた書物。「家庭医学―」
たいかん
たいかん【耐寒の】
coldproof.‖耐寒訓練 training in the cold season.耐寒植物 a hardy plant.
たいかん=の雲霓(ウンゲイ)を望むがごとし
――の雲霓(ウンゲイ)を望むがごとし
〔「孟子(梁恵王下)」より。「霓」は虹(ニジ)の意〕
ひでりに雨の前兆である雲や虹を待ちこがれる。物事の到来を待ちこがれることのたとえ。
たいかん=は忠に似たり
――は忠に似たり
〔宋史(呂誨伝)〕
大姦は自分の本性を隠して現さず,君主に取り入るようにつとめるから,まるで忠臣のように見える。
たいかんおんど
たいかんおんど [5] 【体感温度】
人が感じる暑さ・寒さの温度感覚を数量的に表したもの。気温に風速・湿度・日射などの要素を組み合わせて算出する。
たいかんしき
たいかんしき【戴冠式】
a coronation.→英和
たいかんしき
たいかんしき [3] 【戴冠式】
新国王が,王家に伝わる宝冠を初めてかぶり,即位を内外に明らかにする儀式。
たいかんせい
たいかんせい [0] 【耐寒性】
作物などが寒さに耐える性質。
たいかんひょう
たいかんひょう タイクワンヘウ [0] 【対観表】
新約聖書で,共観福音書の並行記事を比較対照して読むことができるようにした一覧表。シノプシス。
たいかペイント
たいかペイント [4] 【耐火―】
⇒防火塗料(ボウカトリヨウ)
たいが
たいが [1] 【台駕】
高貴な人の乗り物を敬っていう語。
たいが
たいが [1] 【大河】
大きな川。
たいが
たいが [1] 【大我】
〔「だいが」とも〕
(1)〔仏〕 悟りによって得られる絶対に自由な在り方。真我。
(2)利己的な立場を克服し,より広く公共的な立場をとる主体性。
⇔小我
たいが
たいが [1] 【胎芽】
(1)ヒトでは受精後八週間未満の発育中の生体。胎児になる以前をいう。
→胎児
(2)
⇒零余子(ムカゴ)
たいが
たいが 【大雅】
〔「雅」は正の意〕
「詩経」の分類の一。「小雅」とともに「雅」を構成し,周王朝の儀式・祭祀(サイシ)・宴会で歌われた歌三一編を収める。
→六義(リクギ)
たいが
たいが【大河】
a big[large]river.大河小説 a roman-fleuve;a saga.→英和
たいが
たいが [1] 【大駕】
天子の乗り物の敬称。竜駕。鳳駕。
たいが
たいが [1] 【大賀】
大変めでたいこと。大慶。「―の至り」
たいがい
たいがい [0] 【大概】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)大略。概略。あらまし。「事の―が判明する」「文学―」
(2)ほとんど。大部分。大半。「デパートには―の物は置いてある」「―の人は理解している」
(3)一般的であること。ありふれていること。ふつう。「さのみとりはやしもせず―のあしらひに見える/洒落本・甲駅新話」
(4)ふつうでないこと。はなはだしいこと。「いやもう草臥(クタビレ)も―/浄瑠璃・夏祭」
■二■ (副)
(1)物事のだいたいのようすを表す語。たいてい。だいたい。「昼間は―出かけています」
(2)すっかり。いいかげん。「―いやになってしまった」
たいがい
たいがい【体外受精】
in vitro fertilization.体外受精児 a test-tube baby.
たいがい
たいがい【大概】
(1)[一般に]generally;→英和
in general;for the most part;[おもに]chiefly;mainly;→英和
[ほとんど]almost;→英和
nearly.→英和
(2)[多分]perhaps;→英和
probably.→英和
〜の most;→英和
nearly[almost]all.
たいがい
たいがい [0] 【対外】
外部または外国に対すること。
⇔対内
「―政策」「―的問題」
たいがい
たいがい [1] 【体外】
からだの外。
⇔体内
たいがい
たいがい【対外的】
foreign;→英和
international.→英和
‖対外援助 foreign aid.対外関係 foreign[international]relations.対外政策 a foreign policy.
たいがい
たいがい [0] 【大害】
大きな損害。大損害。だいがい。
たいがい=に∘する
――に∘する
ある程度のところでやめる。ほどほどにする。現代では,注意したり,叱ったりする時に用いる。「冗談も―∘しろ」「ふざけるのも―∘しろよ」
たいがいこう
たいがいこう [3] 【対外硬】
明治初期の条約改正問題で,列国に譲歩しながら条約改正を実現しようとする政府に反対して,強硬な外交の推進を要求する主張。
たいがいしゅけん
たいがいしゅけん [5] 【対外主権】
国家が他国に対して主張・行使しうる主権。
たいがいしょうげきはけっせきはかいじゅつ
たいがいしょうげきはけっせきはかいじゅつ [1][11] 【体外衝撃波結石破壊術】
結石や胆石に体外から衝撃波を当てて砕き,自然に排出させる治療法。
たいがいしんだんやく
たいがいしんだんやく [7] 【体外診断薬】
血液・尿・糞便などを材料として,体内の異常や変化を検査する試薬の総称。
たいがいじゅせい
たいがいじゅせい [5] 【体外受精】
母体外で受精が行われること。自然界では水生動物に多く,水中に産んだ卵に精子がかけられて受精する。ヒトでも卵管閉塞などによる不妊症に対して行われ,試験管内で卵子を受精させたあと子宮に入れて着床させる。
たいがいとうし
たいがいとうし [5] 【対外投資】
外国への資本の投資。外国での工場の新設や現地企業の買収などの直接投資と,経営参加を目的としない外国の有価証券の取得などの間接投資に分かれる。
たいがいぼうえき
たいがいぼうえき [5] 【対外貿易】
外国との貿易。海外貿易。
たいがく
たいがく [0] 【怠学】
勉強を怠けて,学校に行かないこと。
たいがく
たいがく [0] 【退学】 (名)スル
(1)生徒が学校を途中でやめること。また,途中でやめさせること。退校。「中途―」「―処分」
(2)規定の課程を修得したりして学校をやめること。
たいがく
たいがく [0] 【滞学】 (名)スル
(1)学校にとどまること。
(2)「留年(リユウネン)」に同じ。
たいがく
たいがく【退学する】
leave[give up]school[university](halfway).〜になる be dismissed[expelled]from school[university].‖退学届 a notice of withdrawal from school.
たいがく
たいがく 【台岳】
(1)中国浙江省,天台山の別名。
(2)比叡山の別称。
たいがしょうせつ
たいがしょうせつ [4] 【大河小説】
一群の人々の生涯や家族の歴史などを,社会的・時代的背景とともに広い視野から描く大長編小説。二〇世紀初期のフランスに始まる。ロマン=ロランの「ジャン=クリストフ」,マルタン=デュ=ガールの「チボー家の人々」,ジュール=ロマンの「善意の人々」など。
たいがため
たいがため [3] 【体固め】
レスリングで,相手を押さえ込みフォールまでもっていく一連の技の総称。
たいがん
たいがん [0] 【台顔】
他人を敬ってその顔をいう語。尊顔。
たいがん
たいがん [0] 【対岸】
向こう側の岸。
たいがん
たいがん【対岸】
<on> the opposite bank[shore].〜の火災視する look on <a thing> with indifference.
たいがん
たいがん【大願成就だ】
My earnest prayer has been answered.
たいがん
たいがん [0] 【対顔】
顔を合わせること。対面。
たいがん
たいがん [0][3] 【大願】
〔「だいがん」とも〕
(1)大きな願い。
(2)〔仏〕 仏が衆生を救おうとする願い。
たいがん=の火事
――の火事
他人にとっては重大なことでも,自分には何の痛痒(ツウヨウ)もなく関係のないこと。対岸の火災。
たいがんじょうじゅ
たいがんじょうじゅ [5] 【大願成就】 (名)スル
大願がかなえられること。
たいがドラマ
たいがドラマ [4] 【大河―】
長期間放送されるスケールの大きなテレビドラマ。
たいき
たいき [1] 【大器】
(1)大きな容器。大きな入れ物。
(2)大きな器量。優れた才能。また,それのある人。
⇔小器
「未完の―」
たいき
たいき [1] 【大逵】
〔「逵」は大道の意〕
大通り。大路。
たいき
たいき [1] 【大気】
■一■ (名)
地球をとりまく気体の層。窒素・酸素を主成分とし,アルゴン・二酸化炭素・水素・オゾンなどを少量含む。太陽からの有害な紫外線をさえぎる一方,地球から宇宙への熱の放散を防ぎ,また,対流圏においてはさまざまな気象現象をもたらす。
■二■ (形動)[文]ナリ
心の大きいさま。細かいことにくよくよしないさま。大度(タイド)。「―な人で…札を撒いて歩いたといふ話を聞いてゐる/黴(秋声)」「さても―な大じん/浮世草子・一代男 3」
たいき
たいき【大器】
a man of great talent.‖大器晩成 Great talents mature late.大器晩成型の人 a late bloomer.
たいき
たいき【大気】
the air;→英和
the atmosphere.→英和
‖大気汚染 air pollution.大気圏 the atmosphere.大気圏内核実験 an atmospheric nuclear test.
たいき
たいき [1] 【対機】
〔仏〕
(1)仏陀が衆生の素質や能力(=機根)に相応した手段をとること。
(2)仏・菩薩の教化の対象。衆生。
(3)禅家で,師が学ぶ者の問いに答えること。
たいき
たいき [1][0] 【待機】 (名)スル
準備をととのえ,時機のくるのを待つこと。「―中の部隊」「控え室で―する」
たいき
たいき [1] 【隊旗】
その隊を代表して示す旗。
たいき
たいき 【台記】
院政期の左大臣藤原頼長の日記。一二巻。漢文体。1136年から55年の間の記事が断続的に残存する。保元の乱の研究および宮中の儀式を知るうえで重要な史料。宇槐(ウカイ)記。槐記。宇治左府記。宇左記。
たいき
たいき【待機する】
watch and wait <for a chance> ;await orders.
たいきあつ
たいきあつ [3] 【大気圧】
大気の圧力。気圧。
たいきおせん
たいきおせん [4] 【大気汚染】
人間の生産活動・消費活動によって大気が汚染され,生態系や人間の生活に悪影響が生じること。特に,石炭・石油などの燃焼によって生じる煤塵・煤煙,二酸化炭素・二酸化硫黄,各種の窒素酸化物,鉛などの各種の金属や,光化学スモッグの原因となるオキシダント,核実験などによって生じる核反応生成物などが大気汚染物質として挙げられ,地球規模での影響が心配されている。
たいきおせんぼうしほう
たいきおせんぼうしほう 【大気汚染防止法】
工場などから発生する煤煙や自動車排出ガスの許容濃度を規制し,国民の健康保護と生活環境の保全を図り,また被害が生じた場合の事業者の損害賠償責任を定めた法律。1968年(昭和43)制定。
たいきおん
たいきおん [3] 【帯気音】
⇒有気音(ユウキオン)
たいききょうかいそう
たいききょうかいそう [6] 【大気境界層】
大気の最下層で,地表面の影響を直接受けている層。摩擦層。混合層。
たいきけん
たいきけん [3] 【大気圏】
地球をとりまく大気の存在する範囲。(下から順に)対流圏・成層圏・中間圏・熱圏の総称。気圏。
たいきこう
たいきこう [3] 【大気光】
地球の高層大気の原子・分子が太陽紫外線をエネルギー源として発光する現象。主として高緯度地方でみられる。一日中存在し,観測される時刻によって夜間大気光・昼間大気光・薄明大気光に分ける。
たいきさ
たいきさ [3] 【大気差】
天体から地球に届いた光が,大気による屈折のため,地上から見て実際よりも少し高く見える現象。最大で角度の三四分以上に達する。気差。濛気(モウキ)差。
たいきしょうよう
たいきしょうよう [1] 【大器小用】
才能のある人を低い地位に用いること。才能を生かしきれないこと。
たいきじょうかほう
たいきじょうかほう 【大気浄化法】
〔The Clean Air Act〕
大気汚染防止を目的とするアメリカ合衆国の法律。1956年制定。90年の改正により,自動車の排出ガスに対する規制の強化,酸性雨対策として発電所の二酸化硫黄排出量などに対する規制,オゾン層保護対策としてフロンなどの90年代中の全廃などを規定する。大気清浄法。
たいきせっぽう
たいきせっぽう [4] 【対機説法】
〔仏〕 相手の宗教的能力に応じてわかるように法を説くこと。
たいきそくど
たいきそくど [4] 【対気速度】
飛行機の,周りの空気流に対する速度。
⇔対地速度
たいきそせい
たいきそせい [4] 【大気組成】
大気を構成している気体や浮遊粒子の成分または成分比。水蒸気を除くと,酸素と窒素で約99パーセントを占める。
たいきだいじゅんかん
たいきだいじゅんかん [6] 【大気大循環】
全地球的規模での大気の運動。大気環流。
たいきでんき
たいきでんき [4] 【大気電気】
(1)大気中で起こる電気現象の総称。雷・極光・セント-エルモの火など。気象電気。空中電気。
(2)〔「大気電気学」の略〕
大気中のイオン・エーロゾル,大気の電気伝導度,大気電場,大気中を流れる電流,空電などについて研究する学問。気象電気学。
たいきとう
たいきとう 【戴季陶】
(1890-1949) 中国の政治家。号は天仇。日大卒。革命運動に従事。孫文の死後は,中国国民党右派の領袖となった。中華人民共和国成立後,自殺。著「日本論」など。戴天仇。タイ=チータオ。
たいきばんせい
たいきばんせい [1] 【大器晩成】
〔老子〕
大きな器(ウツワ)は早くは完成しない意。大人物となる人間は,普通より遅く大成するということ。「―型」
たいきゃく
たいきゃく【退却】
(a) retreat.→英和
〜する (make a) retreat <from,to> ;withdraw.→英和
たいきゃく
たいきゃく [0] 【退却】 (名)スル
争いに敗れて退くこと。「敗残兵をまとめて―する」「総―」
たいきゃく
たいきゃく [0] 【対客】
来客と対面すること。たいかく。
たいきゅう
たいきゅう タイキウ 【大邱】
韓国南東部にある都市。リンゴ・米などの集散地で,繊維工業も発達。テグ。
たいきゅう
たいきゅう [0] 【耐久】
長い間もちこたえること。「―性」
たいきゅう
たいきゅう [0] 【待球】
野球で,打ちやすいボールが投げられるまで待つこと。
たいきゅう
たいきゅう【耐久】
endurance.→英和
‖耐久消費財 consumer durables.耐久試験 an endurance test.耐久性 durability.耐久力 durability;stamina (気力).耐久力がある be durable;last long.
たいきゅうきょうぎ
たいきゅうきょうぎ [5] 【耐久競技】
スキーの競技で,30〜50キロメートルの長距離を走るもの。耐久競走。耐久レース。
たいきゅうしょうひざい
たいきゅうしょうひざい [7] 【耐久消費財】
長期の使用に耐える消費財。家具・家庭用電気製品・ミシンなど。耐久財。
たいきゅうりょく
たいきゅうりょく [3] 【耐久力】
長くもちこたえられる力。持久力。
たいきょ
たいきょ [1] 【太虚・大虚】
(1)おおぞら。虚空。
(2)宇宙万物の根源を示す概念。中国の戦国時代に発生し,後漢から六朝時代にかけて儒仏道三教の宇宙生成論的な概念となった。北宋の張載(チヨウサイ)は,太虚は気の原初態で,万物は気の運動の一時的・局部的現象とした。
たいきょ
たいきょ [1] 【大挙】 (名)スル
(1)大勢で一緒になって事にあたること。副詞的にも用いる。「―して押し寄せる」「―之(コレ)をば湮滅(インメツ)すべし/慨世士伝(逍遥)」
(2)壮大な計画。
たいきょ
たいきょ [1] 【退去】 (名)スル
ある場所から立ちのくこと。また,立ちのかせること。「デモ隊を―させる」
たいきょ
たいきょ【大挙して】
in a body;→英和
in large numbers;in great force.
たいきょ
たいきょ【退去する】
leave;→英和
withdraw;→英和
evacuate.→英和
〜を命じる order <a person> out of <a place> .
たいきょう
たいきょう [0] 【大饗】
(1)平安時代,宮中または大臣家で行われた恒例の饗宴。東宮・中宮の主催する二宮大饗と,大臣家が主催する大臣大饗とがある。また,大臣新任の際には臨時の大饗もあった。おおあえ。だいきょう。
(2)大きな宴会。
たいきょう
たいきょう [0] 【滞京】 (名)スル
みやこにとどまること。古くは京都,現在は東京にとどまることにいう。
たいきょう
たいきょう [0] 【胎教】
妊娠中に,妊婦が精神的安定と修養につとめ,胎児によい感化を与えようとすること。
たいきょう
たいきょう [0] 【退京】 (名)スル
みやこを立ちのくこと。古くは京都,現在は東京を立ちのくことにいう。
たいきょう
たいきょう 【体協】
「日本体育協会」の略称。
たいきょう
たいきょう【胎教】
prenatal care[training].
たいきょうしょうきょう
たいきょうしょうきょう タイケウセウケウ 【大喬小喬】
中国三国時代,美貌と才気で知られた呉の姉妹。姉が大喬,妹が小喬で共に兵書を好み,孫策・周瑜(シユウユ)の妻となった。二喬。
たいきょうせんぷ
たいきょうせんぷ タイケウ― [5] 【大教宣布】
明治初年の神道による国民教化政策。祭政一致の方針を立てた維新政府は1870年(明治3)1月大教宣布の詔書を発布。72年教部省を設置,教導職・大教院などを設け教化を図ったが成果を見ずに終わった。
たいきょく
たいきょく [0] 【対曲】
二つの弧状列島あるいは山脈のそれぞれの端が,鋭く折れ曲がったように接しているもの。
たいきょく
たいきょく [0] 【大曲】
(1)規模の大きな楽曲。
(2)雅楽曲形式の一。序・破・急の各楽章がそろい,編成規模の大きなもの。だいごく。
たいきょく
たいきょく [0] 【大局】
(1)囲碁で,盤面全体の情勢。「―を見る」
(2)物事全体の成り行き。全体の状況・動き。「世界経済の―を見通す」
たいきょく
たいきょく [0] 【太極】
〔易経(繋辞上)〕
易学に発し,宋学の宇宙生成論で重視された概念。気の原初の形で万物の源となる本体。それ自体は形も動きもなく,ここから陰陽の二元が生ずるとする。周敦頤(シユウトンイ)の「太極図説」や,太極を理として自然や万物の存在を根拠づける朱熹(シユキ)の理気二元論などで説かれる。
たいきょく
たいきょく [0] 【対極】
反対の極。「―に位置する」
たいきょく
たいきょく [0] 【対局】 (名)スル
将棋・碁などで,二人の棋士が対戦すること。「九段どうしが―する」
たいきょく
たいきょく【大局】
the general situation;the main issue.
たいきょく
たいきょく [0] 【退局】 (名)スル
放送局・医局など局のつく組織をやめること。また,局を出て帰ること。
たいきょく
たいきょく【対局する】
play (a game of) <go> .→英和
たいきょくかん
たいきょくかん [4][3] 【大局観】
物事の全体の動き・形勢についての見方・判断。「―にすぐれる」
たいきょくけん
たいきょくけん [4] 【太極拳】
中国,宋代に始まる拳法。ゆるやかに円弧を描くような四肢の動きを中心とするもので,武術としてよりも現代では心身鍛錬のための健康法として盛行している。気を重視する。
たいきょくずせつ
たいきょくずせつ 【太極図説】
中国,北宋の哲学書。一巻。周敦頤(シユウトンイ)著。陰陽五行説に基づいて万物の生成発展の過程を図示した「太極図」とそれに解説を加えた書。朱熹(シユキ)はこれを重視して「太極図説解」を著した。朱子学派の典籍の一。
たいきょくてき
たいきょくてき [0] 【大局的】 (形動)
物事の全体の局面や事情に関するさま。「―な視野に立つ」「―見地」
たいきん
たいきん [0] 【帯筋】
⇒おびきん(帯筋)
たいきん
たいきん [0] 【大金】
多額の金銭。「―をつかむ」
たいきん
たいきん [0] 【大斤】
古代の重量単位の一。小斤の三倍の重量をいい,粗大なものを量るのに用いた。
たいきん
たいきん [0] 【退勤】 (名)スル
勤務を終えて勤め先を出ること。
⇔出勤
「定時に―する」
たいきん
たいきん [0] 【大禁】
きびしい禁制。「―を犯す」
たいきん
たいきん【大金】
a lot[large sum]of money.
たいぎ
たいぎ【大義(名分)】
justice;→英和
<for> a (just) cause.〜がたつ can be justified.
たいぎ
たいぎ 【太祇】
⇒炭(タン)太祇
たいぎ
たいぎ【大儀な】
troublesome (めんどうな);→英和
tired (疲労).→英和
〜そうな(に) weary(-ily);→英和
listless(ly).→英和
たいぎ
たいぎ [1] 【大義】
(1)人間として踏み行うべき最も大切な道。特に,国家・君主に対して国民のとるべき道をいうことが多い。「悠久の―」「―にもとる」
(2)重要な意義。大切な意味。「―を忘れて小威儀に滞ると/十善法語」
たいぎ
たいぎ [1] 【大疑】
大きな疑問。根本にかかわる疑問。
たいぎ
たいぎ [1] 【体技】
「格技」に同じ。
たいぎ
たいぎ [1] 【大儀】
■一■ (名)
(1)朝廷の大規模な儀式。大典。「御即位の―」
→中儀
→小儀
(2)大がかりな,表立った催事。
(3)重大なことがら。大事なこと。「―の前の少事にて候へば/太平記 9」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
(1)手間のかかる面倒なこと。骨の折れること。また,そのさま。「―な仕事」
(2)くたびれてだるいこと。何をするのもおっくうなさま。「体がだるく起きるのが―だ」
(3)他人の苦労をねぎらう時の語。御苦労。「皆の者―ぢや,と渡す。銘々分けて取る/歌舞伎・韓人漢文」
(4)たくさんの費用がかかる・こと(さま)。「縁付の時分さのみ―になきやうに/浮世草子・胸算用 3」
たいぎ=は大悟(タイゴ)の基
――は大悟(タイゴ)の基
疑問をもたなければ悟りは得られないことのたとえ。
たいぎ=親(シン)を滅(メツ)す
――親(シン)を滅(メツ)す
〔左氏伝(隠公四年)〕
大義のためには親兄弟をもかえりみない。
たいぎご
たいぎご [0] 【対義語】
同一の言語のなかで,その持つ意味が反対の関係にある語。「出席⇔欠席」のように中間の段階が考えられないもの,「大きい⇔小さい」のように中間の段階のあるもの,「親⇔子」のように両者が相互関係にあるものなどがある。反義語。反意語。反対語。対語。アントニム。
⇔同義語
たいぎめいぶん
たいぎめいぶん [1] 【大義名分】
(1)人として,また臣民として守るべきことがら。「―にかなう」「―を通す」
(2)何か事をするにあたっての根拠。やましくない口実。「―が立つ」
たいぎめいぶんろん
たいぎめいぶんろん [1][3][1] 【大義名分論】
主従関係において,臣下の分を尽くすべきことを主張する思想。江戸時代,封建的主従関係の倫理とされ,幕末には尊王攘夷運動にも利用された。
たいぎゃく
たいぎゃく [0] 【大逆】
人の道にそむく最も悪いおこない。主君や親を殺すことなど。
たいぎゃくざい
たいぎゃくざい [4] 【大逆罪】
刑法旧規定で,天皇・皇嗣などに対して危害を加えまたは加えようとすることを内容とする罪。法定刑は死刑。1947年(昭和22)削除。
たいぎゃくじけん
たいぎゃくじけん 【大逆事件】
1910年(明治43)5月,幸徳秋水ら多数の社会主義者・無政府主義者が明治天皇暗殺を計画したとして,大逆罪のかどで検挙・処刑された事件。検挙者は全国で数百名にのぼり,翌年1月,二四名に死刑が宣告され一二名が処刑された。幸徳秋水事件。
たいぎゃくむどう
たいぎゃくむどう [5] 【大逆無道】
はなはだしく人倫にそむき,理道を無視した行為。
たいぎょ
たいぎょ [1] 【大魚】
大きな魚。
たいぎょ
たいぎょ【大魚】
a large fish; <fail to attain> the great objective.
たいぎょ
たいぎょ [1] 【大漁】
⇒たいりょう(大漁)
たいぎょ=を逸(イツ)する
――を逸(イツ)する
大きな手柄や利益をのがす。
たいぎょう
たいぎょう 【戴顒】
(378-441) 中国,南北朝時代,晋(シン)・宋の学者・隠士。字(アザナ)は仲若。琴の新曲を作り,呉下に移って士人と清遊し,「逍遥論」などを著した。
たいぎょう
たいぎょう [0] 【怠業】
⇒サボタージュ
たいぎょう
たいぎょう【大業】
⇒偉業.
たいぎょう
たいぎょう【怠業】
<go on> a slowdown (strike).→英和
たいぎょう
たいぎょう [0] 【大業】
(1)偉大な事業。重大な仕事。
(2)帝王の業。
(3)大学寮の試験に合格すること。また,合格した人。「―も遂げず,儒官にもならず/平治(上)」
たいぎょうてきこうい
たいぎょうてきこうい [7] 【怠業的行為】
公務員による政府または地方公共団体の機関の活動・能率を低下させるような行為。法律で禁止されている。
たいく
たいく [1] 【体躯】
からだつき。体格。「堂々たる―の男」
たいく
たいく【体躯】
⇒体格.
たいくう
たいくう【滞空時間】
duration of flight.滞空飛行(記録) an endurance flight (record).
たいくう
たいくう [0] 【大空】
おおぞら。天空。大虚。
たいくう
たいくう [0] 【対空】
(飛行機などによる)空からの攻撃に対すること。「―射撃」「―砲火」「―ミサイル」
たいくう
たいくう [0] 【滞空】
飛行機・グライダーなどが空中を飛び続けること。「―時間」「―記録」
たいくうしゃげき
たいくうしゃげき【対空射撃[砲火]】
anti-aircraft fire.
たいくつ
たいくつ [0] 【退屈】 (名・形動)スル [文]ナリ
□一□
(1)何もすることがなく暇をもてあます・こと(さま)。「―をまぎらす」「―な日々」
(2)飽きること。つまらないこと。いやになること。また,そのさま。「―な講義」「人生に―する」
□二□
(1)疲れていやになること。「寄手の兵多くは―してぞ見えたりける/太平記 7」
(2)困難におそれしりぞくこと。「海上の兵船,陸地の大勢… 聞きしにも猶過ぎたれば… ―してぞ覚えける/太平記 16」
(3)〔仏〕 修行の苦しさや困難さに,精進努力の心を失うこと。
〔□二□(3)が原義〕
[派生] ――さ(名)
たいくつ
たいくつ【退屈な】
boring;→英和
tedious;→英和
monotonous;→英和
dull.→英和
〜する be tired <of> ;be bored <by> .〜しのぎに to kill time;for a change.→英和
たいくつしのぎ
たいくつしのぎ [5] 【退屈凌ぎ】
退屈をまぎらすために何かをすること。退屈まぎれ。「―に雑誌を読む」
たいくん
たいくん [0] 【大勲】
大きな手柄。偉勲。
たいくん
たいくん [1] 【大君】
(1)君主の尊称。おおきみ。
(2)江戸時代,外国に対して用いた将軍の別号。
たいくん
たいくん [0] 【帯勲】
(1)勲位を有すること。「―有位」
(2)勲章を帯びること。
たいぐ
たいぐ [1] 【大愚】
(1)非常に愚かなこと。また,その人。
⇔大賢
(2)自分のことをへりくだっていう語。「―良寛」
たいぐう
たいぐう [0] 【対偶】 (名)スル
(1)対(ツイ)になっていること。対称をなすこと。「此雲の変幻出没と彼水の寂静不動と―す/日本風景論(重昂)」
(2)修辞上,対比的な語句を対称して配置すること。漢詩文などで多用される。対句。
(3)〔数・論〕
〔contraposition〕
一つの命題「 � ならば � である」に対して,その後件の否定を前件とし,前件の否定を後件とする命題「 � でなければ � でない」をいう。ある命題が真ならば,その対偶も必ず真である。
→裏
→逆
たいぐう
たいぐう [0] 【待遇】 (名)スル
(1)客などをもてなすこと。「温かく―する」「―の悪い旅館」
(2)雇い主が雇っている者を取り扱う方法。給与や労働条件など。「―改善」
(3)(役職などを表す語に付いて)それに準ずる取り扱いを受けている役職である意を表す語。「課長―」
たいぐう
たいぐう【待遇】
treatment;→英和
service (客扱い);→英和
pay (給料).→英和
〜が良い(悪い) give good (bad) service;(do not) treat[pay] <a person> well;be well (poorly) paid.労働者の待遇改善 the improvement of labor conditions.
たいぐうひょうげん
たいぐうひょうげん [5] 【待遇表現】
話し手が,聞き手あるいは話題の人物との人間関係によって,尊敬・親愛・侮蔑などの気持ちをこめて用いる言語表現,またはその形式。
たいぐるま
たいぐるま タヒ― [3] 【鯛車】
玩具の一。張り子または板製の鯛に車をつけ,引いて遊ぶもの。
鯛車[図]
たいぐん
たいぐん [0] 【大郡】
古代,郡制の等級の一。大化の制では四〇里,大宝の制では二〇里以下一六里以上の郡をいう。
たいぐん
たいぐん【大群】
a large crowd[herd,flock,school (魚の)] <of> .
たいぐん
たいぐん【大軍】
a large force[army].
たいぐん
たいぐん [0] 【大群】
動物などがたくさん集まった大きな群れ。「イナゴの―」
たいぐん
たいぐん [0] 【退軍】
軍隊を後退させること。軍勢を引き上げること。
たいぐん
たいぐん [0] 【大軍】
大勢の兵士からなる軍隊。「―が押し寄せる」
たいぐん=に関所無し
――に関所無し
大軍は,どんな関所でも防ぎようがない。
たいけ
たいけ【大家】
a wealthy family (金持).
たいけ
たいけ [1] 【台家】
天台宗の別称。
たいけ
たいけ [1] 【大家】
(1)金持ちの家。
(2)家柄のいい家。
たいけい
たいけい [0] 【苔径・苔逕】
こけの生えた小道。
たいけい
たいけい 【大慶】
中国,黒竜江省南西部の都市。大慶油田地帯の中心都市。石油化学工業が発達。ターチン。
たいけい
たいけい【体刑】
<sentence a person to> penal servitude (懲役); <inflict> corporal punishment <on a person> (体罰).
たいけい
たいけい [0] 【大計】
大きな計画。遠大なはかりごと。「国家百年の―」
たいけい
たいけい [0] 【大慶】
非常にめでたいこと。大きなよろこび。「―至極」「―に存じます」
たいけい
たいけい [0] 【大景】
雄大な景色。広々とした風景。
たいけい
たいけい [0] 【大兄】
■一■ (名)
兄を敬っていう語。
■二■ (代)
二人称。年上または同輩の男性に対して,男性が用いる。主に手紙文で用いる。「―の御高見を承りたく」
たいけい
たいけい [0] 【体刑】
身体に対する加害を内容とする刑。昔行われた笞刑(チケイ)など。自由刑の意味で用いられることもある。身体刑。
たいけい
たいけい【体系】
a system.→英和
〜的(に) systematic(ally).〜づける systematize.→英和
たいけい
たいけい [0] 【体形・体型】
(1)かた。かたち。
(2)からだつき。体格の型。肥満型・やせ型など。
たいけい
たいけい【大系】
an outline <of> .→英和
たいけい
たいけい [0] 【大経】
(1)大きなすじみち。不変の条理。大道。
(2)巻数の多い経書。礼記・春秋左氏伝をいう。
→中経
→小経
たいけい
たいけい【隊形を二列に作る】
form[draw up in]two lines.
たいけい
たいけい [0] 【隊形】
戦闘などに際して,目的に合うように並べた部隊の形。「戦闘―」「四列横隊の―」
たいけい
たいけい [0] 【体系】
(1)個々のものを秩序づけて統一した組織の全体。
(2)〔哲〕
〔system〕
一定の原理に基づいて構成され,内的整合性をもっている科学的あるいは哲学的命題の集合。システム。系。
たいけい
たいけい [0] 【大系】
ある方面の著作や論文を広く集めて体系的にまとめた一群の書物につける名称。「漢文―」
たいけい
たいけい【国家百年の大計】
a far-reaching[-sighted]national policy.
たいけい
たいけい【体型】
a figure.→英和
たいけいざい
たいけいざい [3] 【大径材】
丸太で最小径が30センチメートル以上のもの。
⇔小径材
たいけいてき
たいけいてき [0] 【体系的】 (形動)
体系が整っているさま。組織立っているさま。システマチック。「―な研究」
たいけいどうぶつ
たいけいどうぶつ [5] 【袋形動物】
動物分類上の一門。輪虫綱・線虫綱など七綱から成る。外形は芋虫状または糸状。左右相称で呼吸・循環器系がない。自由生活するものと動植物に寄生するものとがある。回虫・ワムシなどの類を含む。かつては線形動物と輪形動物に分けられていた。
たいけつ
たいけつ【対決する】
confront.→英和
〜させる confront <a person> with <another> .
たいけつ
たいけつ [0] 【対決】 (名)スル
(1)両者が相対して決着をつけること。「両雄が―する」
(2)「対審」に同じ。「やがて―をとげたりせば,のがるべかりしを/曾我 8」
たいけん
たいけん [0] 【大憲】
重要な憲章。国の基本法である憲法。
たいけん
たいけん【体験する】
(have an) experience;→英和
go through.‖体験談 a story of one's experiences.
たいけん
たいけん【帯剣する】
wear a sword.→英和
たいけん
たいけん [0] 【大圏】
(1)大きな輪。
(2)地球の大円。地球の中心を通る任意の平面と,地球表面との交線。
たいけん
たいけん【大圏コース】
[航路] <fly> a great-circle route.
たいけん
たいけん【大権】
supreme power;the sovereignty.→英和
たいけん
たいけん [0] 【大賢】
非常に賢いこと。また,その人。
⇔大愚
たいけん
たいけん [0] 【帯剣】 (名)スル
剣を腰につけること。また,その剣。佩剣。佩刀。
たいけん
たいけん [0] 【大権】
旧憲法に定める天皇の権能の中で,帝国議会の参与を経ずに行使されるもの。広く,天皇の国土・国民に対する統治権をもさす。
たいけん
たいけん [0] 【体験】 (名)スル
(1)実際に自分で経験すること。また,その経験。「―談」「苦い―」「―してみないとわからない」
(2)〔哲〕
〔(ドイツ) Erlebnis〕
個々人のうちで直接に感得される経験。知性的な一般化を経ていない点で経験よりも人格的・個性的な意味をもつ。
たいけん=は愚なるが如(ゴト)し
――は愚なるが如(ゴト)し
非常に賢い人は,知識をひけらかさないので,一見したところ愚人のように見える。大智は愚の如し。
たいけんこうろ
たいけんこうろ [5] 【大圏航路】
大圏{(2)}に沿った航路。地球上の二点間を結ぶ最短距離である。大圏コース。
たいけんじこう
たいけんじこう [5] 【大権事項】
旧憲法で,天皇の大権により行使されると定められた事項。帝国議会の召集・開会・解散,緊急勅令発布,戒厳の宣告,軍の統帥,宣戦・講和,条約の締結,栄典の授与など。
たいけんめいれい
たいけんめいれい [5] 【大権命令】
旧憲法下で大権事項を定める勅令。官制・軍令・戒厳令・栄典令・恩赦令など。
たいけんもん
たいけんもん 【待賢門】
平安京大内裏の外郭十二門の一。大内裏の東面の中央にある。郁芳門の北,陽明門の南。中御門(ナカミカド)。
→大内裏
たいけんもんいん
たいけんもんいん 【待賢門院】
(1101-1145) 鳥羽天皇の皇后。名は璋子(シヨウシ)。藤原公実の女(ムスメ)。崇徳天皇・後白河天皇の生母。1118年皇后。24年院号宣下。
たいけんもんいんのほりかわ
たいけんもんいんのほりかわ 【待賢門院堀河】
平安後期の歌人。源顕仲の女(ムスメ)。白河天皇皇女令子内親王(前斎院)に仕えて六条と呼ばれ,後に待賢門院に仕えて堀河と呼ばれた。父が主催した歌合などに出詠。「金葉集」以下の勅撰集に入集。家集「待賢門院堀河集」。生没年未詳。
たいけんもんのたたかい
たいけんもんのたたかい 【待賢門の戦い】
平治の乱の時,御所の待賢門付近で行われた戦い。守る源義平(悪源太)が攻める平重盛を敗走させた。
たいげ
たいげ [1] 【帯下】
女性生殖器からの,血液以外の分泌物。おりもの。こしけ。白(ハク)帯下。
たいげん
たいげん [0] 【体現】 (名)スル
思考や理念などを具体的な形として表すこと。身をもって実現すること。具現。「人類愛を身をもって―した人」
たいげん
たいげん 【太原】
中国,山西省の省都。鉄・石炭の産地をひかえ,製鉄・機械工業が発達。戦国時代は趙(チヨウ)の都。タイユアン。
たいげん
たいげん [1] 【体言】
〔文法〕 単語の一類。自立語の中で活用がなく,主語となりうるもの。名詞・代名詞の類。なお,形容動詞の語幹などを含める説もある。
⇔用言
たいげん
たいげん【体言】
《文》a substantive.→英和
たいげん
たいげん【体現する】
embody;→英和
personify.→英和
たいげん
たいげん [0] 【大言】 (名)スル
大きなことを言うこと。大げさなことを言うこと。また,その言葉。高言。「必ず勝つと―する」
たいげん
たいげん【大言壮語する】
talk big;boast.→英和
たいげんきょう
たいげんきょう 【太玄経】
中国の術数書。前漢の揚雄の撰。一〇巻。成立年代未詳。陰陽の二元の代わりに始・中・終の三元で宇宙万物の根源を論じる。
たいげんしょう
たいげんしょう 【体源鈔】
室町時代の雅楽書。豊原統秋(トヨハラムネアキ)著。一三巻。1512年成る。楽律・調子・楽器・曲目など多方面にわたって記述したもの。笙(シヨウ)に関する記述が特に詳しい。
たいげんすうふ
たいげんすうふ 【太原崇孚】
(?-1555) 戦国時代の臨済宗の僧・軍師。駿河の人。妙心寺三五世。駿河善徳寺開山。今川義元の政治顧問として駿甲相三国同盟などで活躍。
たいげんそうご
たいげんそうご [5] 【大言壮語】 (名)スル
できそうもないことや威勢のいいことを言うこと。また,その言葉。壮言大語。「―する癖がある」
たいげんどめ
たいげんどめ [0] 【体言止め】
和歌・俳諧などで,句の最後を体言で終えること。言い切った形にしないために,余情・余韻をもたせることができる。「新古今集」に多く使われ,その特徴の一つとなっている。名詞止め。
たいこ
たいこ [0] 【太鼓】
(1)打楽器の一。筒状の胴の両面または片面に革を張ったもの。桴(バチ)で打ち鳴らして奏する。また,その打ち鳴らす音。
(2)「太鼓持ち」の略。
(3)「太鼓結び」の略。「帯を―に結ぶ」
たいこ
たいこ [1] 【太古】
有史以前の昔。大昔。
たいこ
たいこ [1] 【大呼】 (名)スル
大きな声で呼ぶこと。「側(カタワラ)に―する者あれども,昏々(コンコン)として夢中に在り/雪中梅(鉄腸)」
たいこ
たいこ [1] 【大湖】
大きな湖。
たいこ
たいこ [1] 【大賈】
大商人。豪商。
たいこ
たいこ【太鼓】
<beat> a drum.→英和
大(小)太鼓 a bass (snare) drum.
たいこ
たいこ 【太湖】
中国,江蘇省南端部にある湖。湖内に多くの小島がある景勝地。中国有数の淡水漁場。特に銀魚(しらうお)は有名。別名,西湖。タイ-フー。
太湖(沿岸風景)[カラー図版]
たいこ
たいこ【太古】
ancient times.⇒大昔.
たいこ
たいこ [1] 【大戸】
(1)律令制で,四等戸(大戸・上戸・中戸・下戸)の第一。一戸に正丁(セイテイ)が八人以上いる戸。
(2)大酒飲み。上戸(ジヨウゴ)。
(3)金持ち。
たいこ=も桴(バチ)の当たりよう
――も桴(バチ)の当たりよう
〔太鼓は桴の当たり方によって音色が違うことから〕
やり方次第で相手の応じ方も違う,というたとえ。
たいこ=を叩(タタ)く
――を叩(タタ)・く
あいづちを打つ。甘言・世辞を用いて,人の気に入るようにする。太鼓を打つ。「女の歓心を買ふためには一生懸命お―・き/幇間(潤一郎)」
たいこ=を持つ
――を持・つ
「太鼓を叩(タタ)く」に同じ。
たいこ=判
――判((タイコバン))を捺(オ)・す
絶対に確実だと保証する。「品質については―・してもいい」
たいこいしゃ
たいこいしゃ [3] 【太鼓医者】
金持ちの患者の機嫌をとったりするのはうまいが,技術はへたな医者。幇間(ホウカン)医者。「わる井志庵といふ―なぞと心やすくして/黄表紙・艶気樺焼」
たいこう
たいこう [0] 【対向】 (名)スル
向き合うこと。「余,進んでこれと―し,少しも戦慄せず/西国立志編(正直)」
たいこう
たいこう [0] 【体腔】
動物の,体壁と内臓との間のすき間。高等動物によく発達し,原生・中生・海綿動物にはない。哺乳類では横隔膜により胸腔と腹腔に分かれる。
たいこう
たいこう【大綱】
general principles; <give> an outline <of> .→英和
たいこう
たいこう [1] 【太閤】
(1)摂政または太政大臣の敬称。のちには,関白を辞して内覧の宣旨をこうむった人。または関白をその子に譲った人の称。
(2)特に豊臣秀吉の称。
たいこう
たいこう [0] 【太后】
皇太后・太皇太后の称。
たいこう
たいこう [1] 【太公】
(1)祖父をいう語。
(2)他人の父,また高齢な人を敬っていう語。
(3)「太公望(タイコウボウ)」に同じ。
たいこう
たいこう [0] 【帯甲】
鎧(ヨロイ)を着た兵士。
たいこう
たいこう [0] 【大綱】
(1)根本的な事柄。おおもと。「規約の―を決める」
(2)だいたいの内容。大要。
たいこう
たいこう [0] 【大孝】
すぐれた孝行。至孝。
たいこう
たいこう [0] 【大行】
大きな仕事。大事業。
たいこう
たいこう [0] 【大江】
大きな川。特に,中国の揚子江。
たいこう
たいこう【対抗する】
oppose;→英和
cope with.‖対抗策 <take> a countermeasure.対抗試合 a match;a tournament.対抗者 a rival.対抗馬 a rival horse;[選挙]a rival candidate.東西対抗試合 a Kanto vs.Kansai game.
たいこう
たいこう [0] 【大功】
(1)大きな功績。非常な手柄。「―を立てる」
(2)大きな事業。
たいこう
たいこう [1][0] 【大公】
(1)ヨーロッパで,小国の君主の称号。
(2)君主の一門の男子の称。
たいこう
たいこう【対校試合】
an interschool[intercollegiate]match.
たいこう
たいこう【退校】
⇒退学.
たいこう
たいこう【太后】
an empress dowager.
たいこう
たいこう [0] 【大効】
大きな効力。
たいこう
たいこう [0] 【帯鉤】
中国の戦国時代から漢代にかけて,主として革帯を締めるために用いられた金具。青銅製・鉄製が多いが,骨・玉製のものもある。中国・朝鮮のほか,日本でも岡山県下榊山古墳から出土している。
たいこう
たいこう [0] 【対抗】 (名)スル
(1)互いに張り合うこと。負けまいとして競い合うこと。「―意識を燃やす」「連合して強敵に―する」「―試合」
(2)競馬や競輪で,本命に次ぐ実力があると予想されるもの。「〇」印で表す。
⇔本命
たいこう
たいこう [0] 【対校】 (名)スル
(1)学校どうしが互いに競争して一つの事をすること。「―試合」
(2)系統の異なる本を比較して字句の異同を調べること。また,それをした本。「五種類の本を―する」「―源氏物語」
たいこう
たいこう [0] 【大巧】
非常にたくみなこと。
たいこう
たいこう [0] 【退校】 (名)スル
(1)生徒が学校を途中でやめること。また,学校を途中でやめさせられること。退学。「―処分」
(2)「下校(ゲコウ)」に同じ。
たいこう
たいこう [0] 【退耕】
官職を去って,農耕に従事するなど自適の生活を送ること。
たいこう
たいこう【大功】
<render> distinguished services <to> .
たいこう
たいこう【大公(妃)】
a grand duke (duchess).大公国 a grand duchy.
たいこう
たいこう [0] 【体高】
動物が立ったときの足から頭頂までの高さ。
たいこう
たいこう [0] 【退行】 (名)スル
(1)あとにさがること。後退。
(2)〔心〕 困難な状況や情緒的混乱に立ち至ったときに,行動が発達上の初期の状態に戻ること。
(3)〔天〕 逆行運動のこと。
たいこう
たいこう [0] 【退紅・褪紅】
(1)「退紅色」に同じ。
(2)退紅色に染めた粗製の狩衣。
たいこう=は拙(セツ)なるが若(ゴト)し
――は拙(セツ)なるが若(ゴト)し
〔老子〕
本当に巧妙な人は小細工を用いないから,見かけはへたなように見える。
たいこう=は細謹(サイキン)を顧みず
――は細謹(サイキン)を顧みず
〔史記(項羽本紀)〕
大事業を成し遂げようとする者は,ささいなことにこだわらずに事を行う。
たいこうき
たいこうき 【太閤記】
豊臣秀吉の一代を扱った伝記の総称。数種あるが,史料的価値が比較的高いのに小瀬甫庵(オゼホアン)著「甫庵太閤記」二二巻,川角(カワズミ)三郎右衛門著「川角太閤記」五巻がある。通俗的に太閤記を集大成して最も流布し影響の大きかったものに「真書太閤記」「絵本太閤記」があり,これらに取材した浄瑠璃に,近松門左衛門作の「本朝三国志」,近松柳ら作の「絵本太功記」,歌舞伎に四世鶴屋南北作の「時桔梗出世請状(トキモキキヨウシユツセノウケジヨウ)」などがある。豊臣記。
たいこうぎょ
たいこうぎょ [3] 【大口魚】
〔口が大きいことから〕
タラの異名。
たいこうぎり
たいこうぎり [3] 【太閤桐】
桐紋の一。桐の葉と花とを図案化したもの。太閤秀吉が好んだという。
たいこうけんち
たいこうけんち 【太閤検地】
1582年(天正10)以降,豊臣秀吉が全国的に行なった統一的な検地。実際に土地の丈量調査を行い,従来貫高で示されていた田畑を石高(生産高)で示すように改めた。また,六尺三寸四方を一歩として三〇〇歩を一段とする段歩制を採用,耕地を上・中・下・下々の等級に分け,使用枡(マス)を京枡に統一,村ごとに検地帳を作って直接耕作農民の名を記し,耕作権を保証するとともに年貢負担者とするなど,従来の検地に比べて,規模・方法ともにまったく一新した画期的な事業となった。天正の石直し。
たいこうこく
たいこうこく [3] 【大公国】
主に中世ヨーロッパで,大公の称号を持つ君主が治めた小国。
たいこうさんみゃく
たいこうさんみゃく タイカウ― 【太行山脈】
中国,山西省と河北省との境を南北に走る古期褶曲山脈。華北平原と黄土高原との境界をなす。北部に五台山がある。長さ約400キロメートル。タイハン山脈。
たいこうし
たいこうし [3] 【大公使】
大使と公使。
たいこうしゃ
たいこうしゃ【対向車】
an oncoming car.
たいこうしゃ
たいこうしゃ [3] 【対向車】
自分の車と向かい合う方向から走ってくる車。
たいこうしゃせん
たいこうしゃせん [5] 【対向車線】
自分の車と反対方向に行く車が走る車線。対向車が走る車線。
たいこうしゅうきょうかいかく
たいこうしゅうきょうかいかく [9] 【対抗宗教改革】
⇒反(ハン)宗教改革
たいこうしょく
たいこうしょく [3] 【退紅色】
少量の紅花で染めた薄い紅色。また,後世,鈍い赤をもいう。荒染め。一入(ヒトシオ)染め。退紅。
たいこうせい
たいこうせい [0] 【耐候性】
建築材料などを屋外に放置したときの耐性。
たいこうせつ
たいこうせつ タイカウ― [3] 【待降節】
クリスマスの前約四週間にわたって,降誕祭に備える期間。アドベント。
たいこうたいごう
たいこうたいごう [5][7] 【太皇太后】
天皇の祖母。先々代の皇后の地位にあった人をいうが,実際には皇后にならなかった人にも用いられた。太皇太后宮。
たいこうち
たいこうち [0] 【太鼓打】
半翅目の水生昆虫。体長3.5センチメートル内外。体は扁平な長楕円形で,暗褐色。尾端に長い呼吸管がある。池や沼の泥中にひそんでいることが多い。鎌形の前脚を交互に動かすさまからこの名がある。
たいこうてきしんか
たいこうてきしんか [7] 【退行的進化】
〔生〕 系統発生における退化を進化の一形態と見なすこと。
たいこうてんのう
たいこうてんのう [7] 【大行天皇】
天皇の死後,まだ諡(オクリナ)がつけられていない間の尊称。さきのすめらみこと。
たいこうでん
たいこうでん [3] 【大功田】
律令制で,大功のある者に賜った田。世襲が許された。藤原鎌足に対して賜り,藤原氏に伝世したもののみ知られる。
→功田
たいこうどうぶつ
たいこうどうぶつ [5] 【体腔動物】
体腔を有する動物の総称。普通,扁形動物以上の高等動物がこれに当たる。
たいこうはん
たいこうはん [3] 【対向犯】
重婚罪・収賄罪・贈賄罪・賭博罪などのように,犯罪の成立に,二人以上の行為者の相互に対向する行為の存在が必要とされる犯罪。会合(カイゴウ)犯。
たいこうば
たいこうば [3] 【対抗馬】
(1)競馬で,本命馬と実力が匹敵していると予想される馬。
(2)優勢な人に匹敵する力をもつ人。
たいこうぶんか
たいこうぶんか [5] 【対抗文化】
ある社会に支配的にみられる文化に対し,その社会の一部の人々を担い手として,支配的な文化に敵対するような文化。敵対文化。カウンター-カルチャー。
→サブカルチャー
たいこうぼう
たいこうぼう 【太公望】
(1)〔周の文王が,渭水で釣りをしていた呂尚(リヨシヨウ)を見て,「吾が太公(祖父,古公亶父(ココウタンポ)),子(シ)を望むこと久し」と言ったという「史記(斉世家)」の故事から〕
呂尚の尊称。
(2) [3]
〔(1)の故事から〕
釣りをする人。また,釣り好きの人。
たいこうぼう
たいこうぼう【太公望】
an angler.〜をきめこむ indulge in fishing.
たいこうようけん
たいこうようけん [5] 【対抗要件】
〔法〕 すでに当事者間で成立した法律関係・権利関係(特に物権の変動)を第三者に対して主張するための法律要件。不動産物権の変動における登記がその例。
たいこうりょく
たいこうりょく [3] 【対抗力】
〔法〕 当事者間で効力を生じている権利関係を第三者に対して主張できる法的効力。
たいこおとし
たいこおとし [4] 【太鼓落(と)し】
杣角(ソマカク)の一種。丸太の対向する二面を削(ハツ)るか製材した木材。
たいこがた
たいこがた [0] 【太鼓方】
太鼓を打つことを専業とする能楽師。現在,観世・金春の二流がある。
たいこく
たいこく [0] 【大国】
(1)領土が広く,人口の多い国。国力の盛んな国。
⇔小国
(2)律令制で,国を面積や人口などで四等に分けたうちの,第一等の国。延喜式では,大和・常陸(ヒタチ)など十余国。
→上国
→中国
→下国
たいこく
たいこく【大国】
a large country;a great nation[power](強国).
たいこくしゅぎ
たいこくしゅぎ [5] 【大国主義】
国際関係において,大国が自国の強大な力を背景に,小国に対して強圧的・独善的な態度をとること。
たいこくしょく
たいこくしょく [4][3] 【帯黒色】
黒みがかった色。
たいこざ
たいこざ [0] 【太鼓座】
能舞台で,太鼓方の座る場所。舞台に向かって正面左端。
たいこじょろう
たいこじょろう [4] 【太鼓女郎】
江戸時代,京坂の遊郭で,座敷に興を添えた囲い女郎。
たいこずみ
たいこずみ [3] 【太鼓炭】
切り口の丸い大形の切り炭。胴炭。
たいこせき
たいこせき [3] 【太湖石】
中国太湖に産する石灰岩。浸食による奇形を珍重して,庭園や植木鉢などに置く。
たいこたたき
たいこたたき [4] 【太鼓叩き】
(1)太鼓を打ち鳴らすこと。また,その人。
(2)甘言・世辞を用いて,人の機嫌をとること。また,その人。
たいこだい
たいこだい [3] 【太古代】
「先(セン)カンブリア時代」に同じ。
たいこばし
たいこばし【太鼓橋】
an arched bridge.
たいこばし
たいこばし [0] 【太鼓橋】
太鼓の胴のように半円形に反った橋。
太鼓橋[図]
たいこばめ
たいこばめ [3] 【太鼓羽目】
両面に板を張った羽目。
たいこばら
たいこばら [0] 【太鼓腹】
太鼓の胴のように膨らんでいる腹。
たいこばら
たいこばら【太鼓腹】
a potbelly.→英和
〜の potbellied.
たいこばり
たいこばり [0] 【太鼓張(り)】
戸または間仕切りの両面を張って,太鼓のように間に空間を作ったもの。ふすまでは框(カマチ)のないものをいう。
たいこばん
たいこばん【太鼓判を押す】
<I> assure <you of his honesty> .→英和
たいこばん
たいこばん [0] 【太鼓判】
(1)太鼓のように大きい判。
(2)絶対に確実だという保証。
たいこびょう
たいこびょう [3] 【太鼓鋲】
頭が半球形で足の細長い鋲。装飾用。鐶甲(カンコウ)鋲。
たいこむし
たいこむし [3] 【太鼓虫】
トンボの幼虫ヤゴの別称。
たいこむすび
たいこむすび [4] 【太鼓結び】
「御太鼓(オタイコ)結び」に同じ。
たいこもち
たいこもち【幇間】
a professional jester;a flatterer;a sycophant.→英和
たいこもち
たいこもち [3] 【太鼓持(ち)】
(1)宴席などに出て,客の機嫌をとり,その席のとりもちをすることを職業とする男。幇間(ホウカン)。
(2)人にへつらい,機嫌をとるのに懸命な者。「社長の―」
たいこやき
たいこやき [0] 【太鼓焼(き)】
「今川焼き」に同じ。特に,皮に巴形の焼き印を押したものをいうことがある。どんどん焼き。
たいこん
たいこん [0] 【胎金】
⇒金胎(コンタイ)
たいこん
たいこん [0] 【大婚】
天皇の結婚。
たいこんきかん
たいこんきかん [6][5] 【待婚期間】
女性が婚姻の解消・取り消しの後,再婚が禁止される期間。民法は六か月とする。再婚禁止期間。
たいこんりょうぶ
たいこんりょうぶ [5] 【胎金両部】
⇒金胎両部(コンタイリヨウブ)
たいご
たいご [1] 【大語】 (名)スル
大げさなことを言うこと。また,その言葉。大言。だいご。「高談―」
たいご
たいご [0] 【対碁】
囲碁で,腕前が対等であること。
たいご
たいご [0] 【対語】
(1)漢語の熟語で,相対する概念の語を並べたもの。「夫婦」「開閉」「曲直」など。
(2)「対義語(タイギゴ)」に同じ。
(3)向かい合って話すこと。対談。
たいご
たいご [1] 【隊伍】
隊を組んで並んだ組。また,その隊列。「―を組んで行進する」「―堂々」
たいご
たいご [1] 【大悟】 (名)スル
〔「だいご」とも。「大」は完全の意。多く禅宗で用いる〕
完全円満な悟りを開くこと。「耶蘇(ヤソ)や釈迦などが直観的に―した刹那は/神秘的半獣主義(泡鳴)」
たいご
たいご【隊伍】
the ranks;a line;→英和
a procession (行列).→英和
〜を組んで <march> in parade[procession].〜を乱して <flee> in disorder[confusion].
たいご
たいご [0] 【対晤】
向き合って親しく会うこと。面晤。
たいごう
たいごう [0] 【対合】
⇒シナプシス
たいごく
たいごく [0] 【大獄】
大きな犯罪事件で多くの者が捕らえられること。「安政の―」
たいごてってい
たいごてってい [1] 【大悟徹底】
悟りきること。
たいさ
たいさ [1] 【大差】
大きな差。大きな違い。
⇔小差
「―で勝つ」「どっちでも―はない」
たいさ
たいさ [0] 【大佐】
軍隊の階級で,佐官の最上級。少将(准将)の下,中佐の上。
たいさ
たいさ【大差がない】
There is no great[marked]difference <between> ;be about[much]the same <as> .→英和
たいさ
たいさ【大佐】
[陸軍] <米・英> a colonel;→英和
[海軍] <米・英> a captain;→英和
[空軍] <米> a colonel; <英> a group captain.
たいさい
たいさい [0] 【大祭】
(1)大規模なまつり。おおまつり。
(2)もと神道祭祀令により定められた,伊勢神宮はじめその他の神社における重要なまつり。
(3)皇室祭祀の一。天皇がみずから執行するまつり。元始祭・紀元節祭・皇霊祭・神殿祭・神武天皇祭・神嘗祭・新嘗祭など。
たいさい
たいさい [0] 【体菜】
アブラナ科の一,二年草。中国原産。根葉は杓子形で葉柄が大きく多肉,高さ30〜40センチメートル。寒暑に強く,多く漬物にする。シャクシナ。
たいさい
たいさい【大祭】
a grand festival.
たいさい
たいさい [0] 【大斎】
カトリック教会で,キリストの苦難を思い起こすために,食を断ったり,節すること。聖週間中の金曜日と降誕祭の前日に守られる。
⇔小斎
たいさい
たいさい [0] 【太歳・大歳】
(1)木星の異名。おおどし。
(2)陰陽道(オンヨウドウ)の八将神の一。木星の精。その年の干支(エト)と同じ方位にあり,その方角を吉方とする。歳の君。
たいさい
たいさい [0] 【大才】
非常に優れた才能。また,その人。
たいさい
たいさい [0] 【大災】
大きな災害。
たいさいじつ
たいさいじつ [3] 【大祭日】
大祭の行われる日。
たいさいぼう
たいさいぼう [3] 【体細胞】
生物体を構成している細胞のうち,生殖細胞以外の細胞の総称。
たいさいぼうぶんれつ
たいさいぼうぶんれつ [7] 【体細胞分裂】
真核生物の体細胞が増える時の一般的な分裂様式。各染色体は縦裂し,紡錘体の働きにより嬢細胞に均等に分配される。分裂に先だって DNA が複製されるので嬢細胞の遺伝子構成は母細胞と等しくなる。
たいさく
たいさく【対策を講じる】
take (counter-)measures to meet[cope with] <the situation> .
たいさく
たいさく【大作】
a masterpiece (傑作);→英和
a work[picture,sculpture]of large size (大形の作品);a voluminous work (分量の多い作).
たいさく
たいさく [0] 【対策】
(1)相手の出方,事件の様子などに応じて立てる処理の手段。「―を講ずる」「―をたてる」
(2)〔策問に対(コタ)える意〕
律令制下の官吏登用試験。出題に漢文で答える試験,またその答案。
たいさく
たいさく [0] 【大作】
(1)大規模な作品。大きな作品。
(2)すぐれた作品。傑作。「―を物する」
たいさつ
たいさつ [0] 【大刹】
〔「たいせつ」とも〕
大きな寺。巨刹。
たいさつ
たいさつ [0] 【大冊】
ページ数の多い厚い書物。
⇔小冊
たいさつ
たいさつ【大冊】
a bulky volume.
たいさばき
たいさばき [3] 【体捌き】
柔道で,相手の姿勢をくずしたり,自分の姿勢をくずされないように,すみやかに動いて攻防に備えること。
たいさん
たいさん【退散する】
disperse;→英和
disappear;→英和
take to flight.〜させる disperse;→英和
expel.→英和
たいさん
たいさん [0] 【退散】 (名)スル
(1)集まっていたものが別れ散ること。また,単にその場から引き揚げること。「早々に―する」
(2)逃げ去ること。「敵の軍勢は―した」
たいさん
たいさん [0] 【大盞】
大きなさかずき。大杯。
たいさん
たいさん [0] 【耐酸】
酸におかされにくいこと。「―性」
たいさんじ
たいさんじ 【太山寺】
(1)松山市太山寺町にある真言宗智山派の寺。山号,滝雲山。用明天皇の時代に建立されたと伝える。四国八十八所の第五二番札所。
(2)神戸市西区伊川谷町にある天台宗の寺。716年藤原宇合(ウマカイ)を開基に,鎌足の子の定恵を開山として,元正天皇の勅願寺として創建されたという。本堂は国宝。
たいさんぼく
たいさんぼく【泰山木】
《植》a magnolia.→英和
たいさんぼく
たいさんぼく [3] 【泰山木・大山木】
モクレン科の常緑高木。北アメリカ原産。葉は長楕円形で大きく,革質で表面は濃緑色,裏面にはさび色の密毛がある。初夏,枝の端に香りの強い大きな白い花を開く。
〔「泰山木の花」は [季]夏〕
たいざ
たいざ [0] 【退座】 (名)スル
座席から去ること。退席。「講演会を中途で―する」
たいざ
たいざ【対座する】
sit opposite <to> ;sit face to face <with> .
たいざ
たいざ [0] 【対座・対坐】 (名)スル
二人の人が向かい合ってすわること。さしむかい。「―して碁を打つ」
たいざ
たいざ [0] 【胎座】
めしべの一部で,胚珠がついている所。
たいざい
たいざい [0] 【滞在】 (名)スル
家を離れてよそに長くとどまっていること。滞留。逗留(トウリユウ)。「二か月パリに―する」
たいざい
たいざい【滞在する】
stay <at[in]a place,with a person> .→英和
〜中(に) during one's stay.‖滞在客 a guest;a visitor.滞在日数[期間]the length of one's visit.滞在費 hotel expenses.
たいざん
たいざん【大山鳴動して鼠一匹】
Much cry and little wool.
たいざん
たいざん 【泰山・岱山・太山】
(1)中国,山東省の中央部,済南の南に位置する名山。五岳の一。秦代から皇帝が封禅の儀式を行なった所。道教信仰の中心。海抜1524メートル。タイ-シャン。
(2) [1]
高い山。大山。
たいざん
たいざん [1] 【大山・太山】
大きな山。
たいざん=の安きに置く
――の安きに置く
物事をどっしりと安定させる。
たいざん=は土壌(ドジヨウ)を譲らず
――は土壌(ドジヨウ)を譲らず
泰山は小さな土くれでも拒まずに包含して大きな山になったように,大事業をなす者は度量が大きく,人々の小さい意見もよく聞き入れる。
→河海は細流を択(エラ)ばず
たいざん=も蟻穴(ギケツ)より崩(クズ)る
――も蟻穴(ギケツ)より崩(クズ)る
大きな山でもアリの小さな穴から次第に崩れていく。小さなことでも油断しているとそれがもとで大きな危難を招くことのたとえ。
たいざん=を挟(ワキバサ)みて北海(ホツカイ)を超ゆ
――を挟(ワキバサ)みて北海(ホツカイ)を超ゆ
〔孟子(梁恵王上)〕
太山(泰山)をわきにかかえて北海をこえる。人力ではとてもできないことのたとえ。
たいざん=鳴動(メイドウ)して鼠(ネズミ)一匹
――鳴動(メイドウ)して鼠(ネズミ)一匹
前触れの騒ぎばかりが大きくて,実際の結果の小さいことのたとえ。
〔「大山」は「泰山」とも書く〕
たいざんふくん
たいざんふくん [6][5] 【泰山府君】
〔「たいざんぶくん」「たいさんふくん」とも〕
(1)中国の泰山の神。人の寿命・福禄をつかさどる神として道家でまつる。また,仏教と習合して十王の一人に数えられ,閻魔(エンマ)王の太子ともその書記ともいう。日本では素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一視されて陰陽家でまつられる。太山府君。泰山王。
(2)能の一。五番目物。世阿弥作。桜町中納言が,散りゆく桜を惜しんで泰山府君にその延命を祈ると,府君が出現し花の盛りを延ばす。
たいざんほくと
たいざんほくと [1][1] 【泰山北斗】
〔唐書(韓愈伝賛)〕
泰山と北斗星。転じて,その道で大家として仰ぎ尊ばれる人。第一人者。泰斗。
たいし
たいし【大使】
a <Japanese> ambassador <to Great Britain> ;→英和
an envoy (特使).→英和
‖大使館 an embassy.大使館員 (a member of) the embassy staff.移動大使 a roving ambassador.
たいし
たいし【大志】
⇒大望(たいもう).
たいし
たいし [1] 【太子】
(1)将来,帝位を継ぐ皇子や王子。「皇―」「立―」
(2)中国古代の天子や諸侯の世継ぎ。嫡男。
(3)聖徳太子のこと。
(4)蘭奢待(ランジヤタイ)と並称される名香木。木所(キドコロ)は赤栴檀(シヤクセンダン)。法隆寺に伝わり聖徳太子が仏像を作らせた残木といわれる。信長・明治天皇などが截香。法隆寺とも。
たいし
たいし [1] 【隊士】
部隊に属する兵士・武士。
たいし
たいし [1] 【胎屎】
⇒胎便(タイベン)
たいし
たいし [1] 【体脂】
動物の体の脂肪。体脂肪。
たいし
たいし [1] 【太師・大師】
(1)中国,周代の三公の一。天子の教育にあたった。
(2)太政大臣(ダイジヨウダイジン)の唐名。
たいし
たいし [1] 【太始】
おおもと。天地の開けたはじめ。太初。
たいし
たいし [1] 【太史・大史】
古く中国で,天文・暦法・記録などをつかさどった官。太史公。
たいし
たいし [1] 【大旨】
だいたいの趣旨。大意。大要。
たいし
たいし [1] 【大志】
大きなこころざし。大望。「―を抱く」
たいし
たいし [1] 【大使】
(1)国家を代表して他国へ派遣される最上位の外交使節。また,その外交官。特命全権大使。「駐日アメリカ―」
(2)朝廷・幕府などから公的任務を帯びて派遣される使者。
(3)遣唐使の長。
たいし
たいし [1] 【大祀】
律令制で,一か月間の潔斎を経て行う最も重要な祭り。践祚大嘗祭(センソダイジヨウサイ)が大祀とされた。
→中祀
→小祀
たいし
たいし [1] 【大疵】
大きなきず・欠点。
たいし
たいし【太子】
⇒皇太子.
たいし
たいし 【太子】
(1)大阪府南東部,南河内郡の町。聖徳太子の墓(磯長墓(シナガノハカ))がある。
(2)兵庫県南西部,揖保(イボ)郡の町。姫路市に接し,住宅地化が進む。聖徳太子ゆかりの地で,斑鳩寺がある。
たいしかん
たいしかん [3] 【大使館】
駐在国において,大使が事務を執る館舎。国際法では,本国の領地と同一にみなされ,不可侵権をもつ。
たいしき
たいしき [0] 【体式】
体裁と形式。
たいしきちょう
たいしきちょう [0] 【太食調・大食調】
雅楽の六調子(ロクチヨウシ)の一。平調(ヒヨウジヨウ)を主音とし,呂(リヨ)の旋法に属する。
たいしこう
たいしこう [0] 【太子講】
(1)聖徳太子を奉賛する宗教講。
(2)太子をまつって集まる職人(大工・左官・鍛冶(カジ)屋・桶(オケ)屋など)の講。
たいしこう
たいしこう [3][0] 【太史公】
(1)太史を敬っていう語。
(2)司馬遷の自称。
たいしそく
たいしそく [3] 【対趾足】
鳥の足指(趾)のうち,第二・三趾が前方に,第一・四趾が後方にむくもの。キツツキ・カッコウ・オウム類に見られる。第一・二趾が後方にむく場合を変対趾足という。
たいした
たいした【大した】
[偉大]great;→英和
quite <a scholar> ;→英和
important (重要);→英和
[由々しい]serious;→英和
grave;→英和
[数量]many;→英和
much;→英和
considerable.→英和
たいした
たいした [1] 【大した】 (連体)
(1)程度がはなはだしいさまをいう。非常な。たいへんな。ふつうはよい意味に用いられるが,時に悪い意味にも用いられることがある。「―男だ」「―人数だ」「―悪党だ」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)とりたてていうほどの。それほどの。「―問題ではない」
たいしつ
たいしつ [0] 【耐湿】
湿気に強いこと。「―性」
たいしつ
たいしつ [0] 【体質】
(1)生まれながらにもっている体の性質。また,性向。「虚弱な―」「何物にも妥協しない―」
(2)組織などにしみ込んでいるある種の性質。「保守的な―」「党の―」
たいしつ
たいしつ [0] 【対質】 (名)スル
〔法〕 証拠調べをするのに被告人・証人などを相対させて尋問すること。対質尋問。「証人相互を―させる」
たいしつ
たいしつ [0] 【退室】 (名)スル
(用事を済ませて)その部屋から出ること。
⇔入室
「面接を終えて―する」
たいしつ
たいしつ【体質】
a constitution.→英和
〜が弱い(強い) be of[have]a weak[delicate] (strong) constitution.〜的(に) constitutional(ly).→英和
‖体質改善 the improvement of a constitution.
たいしつかいぜん
たいしつかいぜん [0] 【体質改善】
(1)節制・服薬・運動などによって,体質を変えること。
(2)運営の方針や機構・人事などを改めることによって,組織の性質を時代・社会の変化に即応できるようにすること。「―を図る」
たいしつがんりょう
たいしつがんりょう [5] 【体質顔料】
他の顔料・塗料の増量剤,また,着色性・強度などを改善するための混合剤として用いる白色顔料。炭酸カルシウム・硫酸バリウム・水酸化アルミニウムなど。
たいしつてき
たいしつてき [0] 【体質的】 (形動)
原因などが,体質にかかわりのあるさま。「お酒は―に飲めない」
たいして
たいして [1] 【大して】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)特別。それほど。さほど。「―よくない」「―困らない」
(2)程度がはなはだしいさま。「様子は好し,其上世辞がありまするので,―客がござります/真景累ヶ淵(円朝)」
たいして
たいして【対して】
against (対抗);→英和
to;→英和
toward (向かって);→英和
for (報いとして);→英和
as compared with (比較);per;→英和
to (比例).
たいして
たいして【大して】
<not> very[much].→英和
たいしどう
たいしどう [0][3] 【太子堂】
聖徳太子の像をまつった堂。
たいしまげ
たいしまげ [3] 【太子髷】
聖徳太子像にみられるような結い方の髷。髪を中央で左右に分け,両耳のあたりでみずらに結った髪。
たいしゃ
たいしゃ【大赦】
<grant> (an) amnesty <to> .→英和
たいしゃ
たいしゃ【代赭(色)】
reddish brown.
たいしゃ
たいしゃ【代謝(作用)】
metabolism.→英和
基礎代謝 basal metabolism.→英和
たいしゃ
たいしゃ [0] 【退社】 (名)スル
(1)会社員がその会社をやめること。
⇔入社
「定年で―する」
(2)一日の仕事を終えて会社をひきあげること。
⇔出社
「―時刻」
(3)社団法人の社員{(2)}が社員としての資格を失うこと。
たいしゃ
たいしゃ [1] 【対者】
働きかけをする対象の人。相手。
たいしゃ
たいしゃ [1] 【代謝】 (名)スル
(1)生体内の物質とエネルギーとの変化。外界から取り入れた物質をもとにした合成と分解とからなる物質の交代と,その物質の変化に伴って起こるエネルギーの生産や消費からなるエネルギー交代とが密接に結びついている。
→物質交代
(2)「新陳代謝」の略。
たいしゃ
たいしゃ [0] 【代赭】
〔中国,山西省代州から良質のものが採れることから〕
(1)代赭石を粉末にした赤色系の顔料。
(2)「代赭色」の略。
(3)「代赭石」の略。
たいしゃ
たいしゃ [1] 【大赦】
(1)恩赦の一種。政令で定めた罪について,有罪の言い渡しの効力および公訴権を消滅させること。
(2)〔「だいじゃ」とも〕
古代の律における恩赦制度の一。八虐・故殺・謀殺などの重罪も免除するもの。
たいしゃ
たいしゃ [1] 【大社】
(1)名高い神社。
(2)古来,神社を大・小,または大・中・小に分けたうちの最高位。伊勢大神宮・八幡宮など。
(3)旧社格の一。官国幣社を大・中・小に分けたうちの最高位。官幣大社・国幣大社をいう。
(4)「出雲大社」の略。
たいしゃ
たいしゃ 【大社】
島根県北部,簸川(ヒカワ)郡の町。島根半島西端にある出雲大社の門前町。稲佐浜や日御碕(ヒノミサキ)がある。
たいしゃ
たいしゃ [1] 【大射】
⇒射礼(ジヤライ)
たいしゃ
たいしゃ【退社する】
leave[retire from]a company;→英和
leave the office (帰宅).→英和
たいしゃいじょう
たいしゃいじょう [4] 【代謝異常】
体内の物質代謝のバランスが崩れることにより引き起こされる病態。糖尿病のように臓器の障害によるものと,フェニルケトン尿症のように遺伝子の異常によるものがある。
たいしゃいろ
たいしゃいろ [0] 【代赭色】
(1)代赭石に似た,茶みのあるだいだい色。
(2)「ベンガラ色」に同じ。
たいしゃきっこうざい
たいしゃきっこうざい [6] 【代謝拮抗剤】
生物の代謝過程で代謝物と拮抗する薬剤。代謝物と似た化学構造をもつため,代謝過程に取り込まれて代謝を阻害する。抗癌剤などに利用される。
たいしゃきのう
たいしゃきのう [4] 【代謝機能】
生物細胞中の原形質が,老廃物を排出し,栄養物を摂取する働き。
たいしゃきょう
たいしゃきょう 【大社教】
⇒出雲大社教(イズモタイシヤキヨウ)
たいしゃく
たいしゃく [0] 【対酌】 (名)スル
向かい合って酒をくみかわすこと。対飲。「丸顔の男と相―して/社会百面相(魯庵)」
たいしゃく
たいしゃく [0] 【帝釈】
「帝釈天」の略。
たいしゃく
たいしゃく [1] 【貸借】 (名)スル
(1)貸すことと借りること。貸し借り。「―関係」「友人仲間で金を―する」
(2)簿記の貸し方と借り方。また,その仕訳。
たいしゃく
たいしゃく【貸借】
(a) loan.→英和
‖貸借関係 financial relations;accounts.貸借期限 the term of a loan.貸借対照表 a balance sheet.
たいしゃくきょう
たいしゃくきょう 【帝釈峡】
広島県北東部,帝釈川が石灰岩台地を浸食して形成した絶壁・奇岩・深淵からなる峡谷。延長20キロメートル。縄文時代の遺跡群がある。
たいしゃくたいしょうひょう
たいしゃくたいしょうひょう [1] 【貸借対照表】
財務諸表の一。一定の時点における企業の財務状態を明らかにするために作成される表で,一方に負債と資本を,他方に資産を記入して両者を対照させるもの。バランス-シート。
→貸借対照表[表]
たいしゃくてん
たいしゃくてん 【帝釈天】
〔梵 Śakra devānām indra〕
梵天とともに仏法の守護神。十二天の一で東方を守る。須弥山(シユミセン)頂の忉利天(トウリテン)の主で喜見城に住む。ベーダ神話のインドラ神が仏教に取り入れられたもの。天帝釈。
帝釈天[図]
たいしゃくとりひき
たいしゃくとりひき [5][6] 【貸借取引】
信用取引の委託を受けた証券会社が,証券金融会社から金銭または有価証券を借り入れる取引。
たいしゃくめいがら
たいしゃくめいがら [5] 【貸借銘柄】
証券会社と証券金融会社との間で貸借取引を行うことのできる株式の銘柄。
→信用銘柄
たいしゃしょうがい
たいしゃしょうがい [4] 【代謝障害】
(1)代謝{(1)}が妨げられること。
(2)体内に入った薬物が分解・無毒化されるのが妨げられること。
たいしゃせき
たいしゃせき [3] 【代赭石】
黄土の中に含まれる,赤色の軟らかい土状の赤鉄鉱。顔料とし,また,生薬として補血・鎮嘔薬に用いる。
たいしゃづくり
たいしゃづくり [4] 【大社造り】
神社本殿様式の一。正面二間,側面二間,高床,切妻造り,妻入り。中央に柱があるため入り口は正面に向かって一方に片寄る。屋根は檜皮葺(ヒワダブ)き,棟には千木・堅魚木(カツオギ)をのせる。出雲大社本殿が代表例。おおやしろづくり。
大社造り[図]
たいしゅ
たいしゅ [1] 【太守】
(1)上総(カズサ)・常陸(ヒタチ)・上野(コウズケ)三か国の守(カミ)の称。この三国は親王の任国とされていた。
(2)一国の領主。国主大名。「元弘の初めには,平―の威猛を一時に砕かれ/太平記 16」
(3)中国漢代における郡の長官。
たいしゅ
たいしゅ [1] 【対手】
(1)戦う相手。敵手。「―を害せし事は事実なるべし/心機妙変を論ず(透谷)」
(2)あいかた。また,相手をすること。「永田は―になつて/うづまき(敏)」
たいしゅ
たいしゅ【大酒家】
a heavy drinker.
たいしゅ
たいしゅ [0] 【大酒】 (名)スル
たくさん酒をのむこと。鯨飲(ゲイイン)。「あんた,豪(エラ)い―ですな/歌行灯(鏡花)」
たいしゅう
たいしゅう 【対州】
対馬(ツシマ)国の別名。
たいしゅう
たいしゅう [0] 【大衆】
(1)多数の人々。多衆。
(2)労働者・農民などの勤労者階級。一般庶民。民衆。
(3)社会学で,階級・階層などの社会集団への帰属意識をもたない多数の人々から成る非組織的な集合体。
たいしゅう
たいしゅう [0] 【体臭】
(1)体から出る分泌物によって発散されるにおい。
(2)作品などに表れた,その人特有の調子や特徴的な性質。「作者の―が感じとれる小説」
たいしゅう
たいしゅう【大衆】
the general public;the masses.〜向きの popular.→英和
‖大衆化 popularization.大衆課税 mass taxation.大衆作家(雑誌) a popular writer (magazine).大衆食堂 an eating house.大衆文学 popular literature.勤労大衆 the working classes.
たいしゅう
たいしゅう【体臭】
body odor.
たいしゅううんどう
たいしゅううんどう [5] 【大衆運動】
一定の政治的・経済的・社会的目的の実現のために,一般大衆を結集して行う運動。
たいしゅうか
たいしゅうか [0] 【大衆化】 (名)スル
ある事物が一般民衆の間に広まること。また,広めること。
たいしゅうかぜい
たいしゅうかぜい [5] 【大衆課税】
低所得層を含む一般大衆に租税を負担させること。消費税など。
たいしゅうぎょ
たいしゅうぎょ [3] 【大衆魚】
値段が安い,庶民向きの魚。イワシ・サンマ・サバなど。
たいしゅうさかば
たいしゅうさかば [5] 【大衆酒場】
値段・料理・雰囲気などが庶民的な,大衆向きの酒場。
たいしゅうさっか
たいしゅうさっか [5] 【大衆作家】
大衆小説を書く作家。
たいしゅうし
たいしゅうし [3] 【大衆誌】
一般大衆を読者層とする雑誌。
たいしゅうしゃかい
たいしゅうしゃかい [5] 【大衆社会】
〔mass society〕
産業の発達による大量生産,大量消費の普及,あるいはマスコミの発達や教育の普及などにより,一部のエリートではなく,大衆の行動が社会の動向を決定する反面,生活様式・生活意識の画一化,政治的無関心,孤独感と不安にとらわれた大衆の現実逃避の傾向が強まる社会。第一次大戦後の先進諸国に現れてくる状況。
たいしゅうしょうせつ
たいしゅうしょうせつ [5] 【大衆小説】
大衆の嗜好(シコウ)に合わせて書かれた小説。
→中間小説
たいしゅうしょうひしゃかい
たいしゅうしょうひしゃかい [8] 【大衆消費社会】
所得の上昇,マスメディアの発達などを背景に消費の物的・質的領域が拡大し,大衆による大量消費が特徴となった社会。企業による大衆広告に誘導される場合が多い。
たいしゅうしょくどう
たいしゅうしょくどう [5] 【大衆食堂】
値段が手ごろで庶民的な料理を提供する食堂。
たいしゅうせい
たいしゅうせい [0] 【大衆性】
大衆に受け入れられるような性質。「―のある企画」
たいしゅうそうさ
たいしゅうそうさ [5] 【大衆操作】
権力者が情報・宣伝機関を独占的に利用して,大衆の政治行動を意図的に操作すること。ナチスの反ユダヤ宣伝など。
たいしゅうそうば
たいしゅうそうば [5] 【大衆相場】
一般大衆が多数参加して盛り上がった相場。
→玄人相場
たいしゅうてき
たいしゅうてき [0] 【大衆的】 (形動)
大勢の一般の人に受け入れられるさま。広範囲の人を対象とするさま。ポピュラー。「―な酒場」「―な音楽」
たいしゅうとうそう
たいしゅうとうそう [5] 【大衆闘争】
労働運動などで,少数の幹部だけによる闘争に対して,大衆自身を主体とする闘争。
たいしゅうぶんか
たいしゅうぶんか [5] 【大衆文化】
大衆を担い手とする文化。生活水準の向上,教育の普及,マスコミの発達などを基盤にして形成され,大量生産・大量消費を前提とするため,文化の商品化・画一化・低俗化の傾向を伴うことが多い。マス-カルチャー。
たいしゅうぶんがく
たいしゅうぶんがく [5] 【大衆文学】
大衆の興味や理解力に重点を置いて書かれた文学。時代小説・推理小説・ SF ・風俗小説・家庭小説・ユーモア小説・少年少女小説などの類。大衆文芸。
→純文学
たいしゅうもの
たいしゅうもの [0] 【大衆物】
文芸・演劇・映画などで,一般大衆の興味をひくように作られたもの。
たいしゅうやく
たいしゅうやく [3] 【大衆薬】
処方箋なしで購入できる一般用医薬品。薬理作用が穏やかで,副作用も少ない。市販の風邪薬・胃腸薬など。OTC 。
たいしゅうよう
たいしゅうよう [3] 【対州窯】
江戸時代から明治にかけて対馬で作られた朝鮮風の陶器。薄作りの上手(ジヨウテ)の茶碗など茶器が主で,御本手(ゴホンテ)にみられる紅斑が美しく出たものが多い。
たいしゅうデモクラシー
たいしゅうデモクラシー [8] 【大衆―】
⇒マス-デモクラシー
たいしゅか
たいしゅか [0] 【大酒家】
大酒を飲む人。おおざけ飲み。
たいしゅく
たいしゅく [0] 【退縮】 (名)スル
(1)ちぢみあがって引き下がること。「危険を恐れ,常に逡巡―するは/真善美日本人(雪嶺)」
(2)いったん発育した組織や臓器が,一定の時期を過ぎて小さくなり,または機能を減退すること。松果体・胸腺の思春期後の退化や,老人性の萎縮など。
たいしゅつ
たいしゅつ [0] 【帯出】 (名)スル
備え付けの図書などを,その場所から外へ持ち出すこと。「禁―」
たいしゅつ
たいしゅつ [0] 【退出】 (名)スル
改まった場所から帰ること。「宮中を―する」
たいしゅつ
たいしゅつ【退出する】
leave;→英和
retire[withdraw] <from> .→英和
たいしゅつ
たいしゅつ【帯出する】
borrow;→英和
take out;check out.‖帯出禁止 <掲示> Not To Be Taken Out.
たいしょ
たいしょ [1] 【大書】 (名)スル
文字を大きく書くこと。また,大げさな表現を用いて書くこと。「特筆―する」
たいしょ
たいしょ [1] 【大所】
(1)大きな立場。広い見地。
(2)大きなやしろ。大社。
(3)晴れの場。「目利・―になくては,よく出で来る事あるべからず/風姿花伝」
たいしょ
たいしょ【大暑】
(the first day of) the hottest season.
たいしょ
たいしょ【大所高所から見て】
⇒大乗的.
たいしょ
たいしょ [1] 【太初】
天地の開けたはじめ。太始。
たいしょ
たいしょ [1] 【台書】
他人の手紙を敬っていう語。台翰(タイカン)。
たいしょ
たいしょ [1] 【対処】 (名)スル
ある事に対して適当な処置をとること。「困難な事態に―する」
たいしょ
たいしょ [1] 【対蹠】
〔「たいせき(対蹠)」の慣用読み。「足の裏を互いに合わせる」意から〕
全く反対であること。正反対。
たいしょ
たいしょ [0] 【退所】 (名)スル
研究所など「所」とつく組織などを出ること。また,やめること。
たいしょ
たいしょ [1] 【耐暑】
暑さに耐えること。
⇔耐寒
たいしょ
たいしょ【対処する】
cope[deal]with;meet.→英和
たいしょ
たいしょ [1] 【大暑】
(1)厳しい暑さ。酷暑。劇暑。「―お見舞い申し上げます」
(2)二十四節気の一。太陽の黄経が一二〇度に達した時をいい,現行の太陽暦で七月二三日頃に当たる。一年中で最も暑い時期。六月中気。[季]夏。
たいしょう
たいしょう【大賞】
⇒グランプリ.
たいしょう
たいしょう【対称】
symmetry.→英和
〜的 symmetrical.
たいしょう
たいしょう【対照】
contrast;→英和
comparison (比較);→英和
collation (校合).〜する contrast[compare,collate] <A with B> .〜せよ compare <cf.> .→英和
〜をなす be in contrast <to> .対照的な contrastive.→英和
対照的に in contrast <to> .
たいしょう
たいしょう【対症療法】
《医》allopathy;→英和
symptomatic treatment.
たいしょう
たいしょう【対象】
an object <of> .→英和
たいしょう
たいしょう [0] 【太衝】
陰暦九月の異名。
たいしょう
たいしょう [0] 【大匠】
〔「だいしょう」とも〕
技量のすぐれた職人。名匠。
たいしょう
たいしょう [0] 【対象】
(1)はたらきかけの目標や目的とするもの。めあて。「成人を―とした映画」
(2)〔哲〕
〔英 object; (ドイツ) Gegenstand〕
意識・感覚・行動などの作用が向かうもの。主体の作用に対してその目標や相関者となる実在。客体(客観)とほぼ同義。
たいしょう
たいしょう [0] 【大詔】
天皇の詔勅。みことのり。「宣戦の―」
たいしょう
たいしょう [0] 【大賞】
最も優秀なものに与える賞。グラン-プリ。「レコード―」
たいしょう
たいしょう [0] 【大檣】
メーン-マスト。
たいしょう
たいしょう [0] 【対症】
疾病の,種々の症状に対すること。
たいしょう
たいしょう [0] 【対称】
(1)互いに対応してつりあうこと。相称。
(2)〔文法〕「二人称」に同じ。
(3)〔数〕
〔symmetry〕
(ア)(点対称)二点 P,Q が点 O に関して対称とは,この二点を結ぶ線分 PQ が O によって二等分されること。すなわち,P,Q は O を通る一つの直線上にあって,O に関して反対側で,O から等距離にあること。点 O を対称の中心という。
(イ)(線対称)二点 P,Q が直線 � に関して対称とは,線分 PQ が � によって垂直に二等分されること。� を対称軸という。
(ウ)(面対称)空間の二点 P,Q が平面αに関して対称とは,線分 PQ がαによって垂直に二等分されること。αを対称面という。
(エ)(対称な図形)二点 P,Q が点 O に関して対称な時,Q を O に関する P の対称点といい,図形 F の点の,O に関する対称点全体のつくる図形を,O に関して F と対称な図形という。特に,図形 F の任意の点の,O に関する対称点がまた F の点である時,図形 F は点 O に関し対称であるという。線対称,面対称についても同様の言い方をする。平面図形の場合には,点 O に関して対称とは,O を中心として一八〇度回転すれば重なることであり,直線 � に関して対称とは,� を折り目として折り返した時,重なることである。
(4)結晶で,ある直線上の一点,または一つの平面を隔てて回転・反射・逆転・回転反射などの操作を施しても,前と同じ面・頂点,稜などに一致すること。
たいしょう
たいしょう [0] 【対照】 (名)スル
(1)比べ合わせること。照らし合わせること。「比較―する」「―表」
(2)〔contrast〕
二つのものの相違点が著しく際立っていること。コントラスト。「―の妙を示す」
たいしょう
たいしょう [0] 【胎生】
〔仏〕 四生(シシヨウ)の一。ほとんどの哺乳類のように母胎から生まれること。
たいしょう
たいしょう [0] 【隊商】
砂漠などを隊を組んで通行する商人の一隊。ラクダなどに物資を積んで行く。キャラバン。
たいしょう
たいしょう【大将】
(1)[陸軍] <米・英> a general;→英和
[海軍] <米・英> an admiral;→英和
[空軍] <米> a general; <英> an air chief marshal.(2)[頭領]a head;→英和
a leader;→英和
a boss.→英和
たいしょう
たいしょう【大勝】
<win> a great victory.
たいしょう
たいしょう [0] 【大笑】 (名)スル
おおわらいをすること。「呵呵(カカ)―」
たいしょう
たいしょう [1] 【大将】
〔古くは「だいしょう」とも〕
(1)軍隊の階級で,将官の最高位。中将の上。「海軍―」
(2)全軍または一軍を指揮する者。「敵の―を討ち取る」
(3)集団のかしら。「お山の―」「餓鬼―」
(4)他人を親しみ,また,からかったりして呼ぶ語。「―,一杯いこうよ」
(5)近衛府(コノエフ)の長官。左右一人ずつある。
(6)中心的人物。「悋気講を奥様の―にて/咄本・露が咄」
たいしょう
たいしょう [0] ―シヨウ 【大勝】 ・ ―セフ 【大捷】 (名)スル
非常な勝利を得ること。大勝利。
⇔大敗
「―を博する」「宿敵に―する」
たいしょう
たいしょう タイシヤウ 【大正】
年号(1912.7.30-1926.12.25)。明治の後,昭和の前。大正天皇の代。
たいしょう
たいしょう【隊商】
a caravan.→英和
たいしょういけ
たいしょういけ タイシヤウ― 【大正池】
飛騨山脈の上高地にある湖。1915年(大正4)の焼岳の噴火で梓川(アズサガワ)がせき止められてできた。湖中には枯れ木が林立し,穂高岳を背景に美しい景観を呈するが,現在,土砂の流入で消滅の危機にある。
たいしょうえび
たいしょうえび タイシヤウ― [3] 【大正海老】
(1)海産の大形のエビ。体表は半透明の淡灰色で,青灰色の小斑点がある。体長は雄が約20センチメートル,雌が約27センチメートル。食用。大正時代に市場に出るようになったための名という。中国の黄海と渤海湾付近の特産。コウライエビ。
(2)市場で,背から腹にかけての帯状紋のないクルマエビ類の総称。
たいしょうか
たいしょうか [0] 【対象化】 (名)スル
(1)あるものを認識するために,一定の意味を持った対象としてはっきり措定(ソテイ)すること。
(2)自己の主観内にあるものを客観的な対象へと具体化し,外にあるものとして取り扱うこと。反省。
たいしょうかんけいろん
たいしょうかんけいろん [7] 【対象関係論】
自我と対象との関係のあり方の特徴を重視して人間の精神現象を理解しようとする精神分析理論の一つ。
たいしょうきょく
たいしょうきょく タイセウ― 【待詔局】
明治政府の建白書受理機関。1869年(明治2)太政官に設置。同年7月待詔院に改称,同年8月集議院に合併。
たいしょうぐん
たいしょうぐん [3] 【大将軍】
〔「だいしょうぐん」とも〕
(1)律令制で,征討軍の三軍を統率する総大将。
(2)合戦の際に,軍兵を統率する主要な大将。
(3)徒党などの統率者。首領。頭領。
(4)鎌倉時代以後の征夷大将軍。
(5)陰陽道(オンヨウドウ)の八将神の一。金星の精。三年ごとに北・東・南・西の順に移動するので三年塞(サンネンフサガリ)といってこの神の住する方位を三年ずつ忌む。
たいしょうげんご
たいしょうげんご [5] 【対象言語】
〔論〕
〔object language〕
意味論において,言語について論じる場合,対象として語られる言語のことをいう。この対象言語について語る言語はメタ言語(高次言語)と言われる。例えば英語の文法について日本語で論じるとき,英語は対象言語,日本語はメタ言語である。
たいしょうげんごがく
たいしょうげんごがく [7] 【対照言語学】
〔contrastive linguistics〕
二つ以上の言語を,系統と無関係に比べてその異同点を明らかにする言語学の一分野。系統に縛られていた従来の比較言語学よりも対象が自由に広げられるため,特に二言語併用,機械翻訳,外国語教育などの応用言語学的側面においてめざましい成果をあげている。
たいしょうこく
たいしょうこく [3] 【大相国】
太政大臣の唐名。
たいしょうごと
たいしょうごと タイシヤウ― [5][3] 【大正琴】
大正初期,名古屋の森田伍郎発明の弦楽器。長さ60〜70センチメートル,幅約15センチメートルの中空の木の胴の上に金属弦二本を張り,上部に鍵盤を設けたもの。左手で鍵盤を操作し,右手に持った爪で弾く。
大正琴[図]
たいしょうしき
たいしょうしき [3] 【対称式】
式の中の任意の二つの文字を入れ替えても,その値が変わらない整式。例えば �²+�²+�², ��+��+�� など。
たいしょうしんしゅうだいぞうきょう
たいしょうしんしゅうだいぞうきょう タイシヤウシンシウダイザウキヤウ 【大正新脩大蔵経】
〔仏〕 大正13年(1924)から昭和九年にかけて刊行された日本最大の大蔵経。インド・中国選述の仏典を収めた正篇五五巻,日本選述の仏典を収めた続篇三〇巻,図像等を収めた別巻一五巻の計一〇〇巻。
たいしょうじっけん
たいしょうじっけん [5] 【対照実験】
一つの対象に対するある条件の影響を明らかにしようとする実験(本実験)を行う際,目的とする条件以外は本実験と同じ条件で行う実験。両実験結果を比較検討することにより,その条件の影響が明らかになる。
たいしょうずけい
たいしょうずけい [5] 【対称図形】
図形自身が点対称,あるいは線対称,あるいは面対称のもの。例えば平行四辺形(点対称),等脚台形(線対称),球(面対称)など。
たいしょうせい
たいしょうせい [0] 【対称性】
〔物〕 物理系に座標変換などの変換を行うとき,系を支配する基本法則の形が変わらなければ,系はその変換に対して,対称性あるいは不変性をもつという。対称性は物理量の保存則と強く結びついており,例えば,運動量,エネルギーの保存則は,それぞれ座標系の平行移動,時間のずらしに対する対称性に基づく。
たいしょうせいへん
たいしょうせいへん タイシヤウ― 【大正政変】
1913年(大正2)第一次護憲運動により第三次桂内閣が打倒された政変。軍部の圧力により西園寺内閣が倒され,長州閥の桂太郎が組閣すると,政党・実業家有志・ジャーナリスト・市民らの憲政擁護運動が高まり,桂内閣は総辞職した。
→憲政擁護運動
たいしょうだいがく
たいしょうだいがく タイシヤウ― 【大正大学】
私立大学の一。1926年(大正15)に天台宗大学・豊山(ブザン)大学・宗教大学を統合して創立,49年(昭和24)新制大学に移行。本部は東京都豊島区。
たいしょうだいめいし
たいしょうだいめいし [7] 【対称代名詞】
代名詞の一。話し手が聞き手を指し示すのに用いるもの。「あなた」「きみ」「なんじ」の類。二人称代名詞。
たいしょうてき
たいしょうてき [0] 【対症的】 (形動)
(1)表面にあらわれた症状を抑えるだけの治療をほどこすさま。「―な療法」
(2)根本的な問題や原因を放置して,表面的に処理しようとするさま。「―な解決法にすぎない」
たいしょうてき
たいしょうてき [0] 【対照的】 (形動)
二つのものの相違点が著しく際立ってみえるさま。「―な性格の兄弟」
たいしょうてき
たいしょうてき [0] 【対称的】 (形動)
物の形や配列に対称がとれているさま。
たいしょうてんのう
たいしょうてんのう タイシヤウ―ワウ 【大正天皇】
(1879-1926) 第一二三代天皇(在位 1912-1926)。名は嘉仁(ヨシヒト)。明治天皇の第三皇子。1921年(大正10)以後,裕仁(ヒロヒト)親王を摂政として政務を執らせた。
たいしょうどう
たいしょうどう タイシヤウ― 【大正洞】
山口県美祢郡美東町にある鍾乳洞。天然記念物。秋吉台国定公園に属する。
たいしょうほう
たいしょうほう [0] 【対照法】
修辞法の一。相反する事物あるいは相違のはなはだしい物どうしを並べ合わせることによって,印象を鮮明にしたり,文章を美しく飾ったりする方法。「月は東に日は西に」の類。
たいしょうほうたいび
たいしょうほうたいび 【大詔奉戴日】
太平洋戦争勃発後の1942年(昭和17)に従来の興亜奉公日にかわって設けられた日。毎月八日をこの日と定め,戦時体制への国民の動員強化をはかった。
たいしょうりつ
たいしょうりつ [3] 【対称律】
�=� ならば �=� という性質。� が � とある関係にあるならば,� も � とその関係にあるということ。
たいしょうりょうほう
たいしょうりょうほう [5] 【対症療法】
(病気の原因に対して行う療法でなく)表面にあらわれた種々の症状に対して適切な処置を行なって患者の苦痛を除くことを主眼とした治療法。
⇔原因療法
たいしょうデモクラシー
たいしょうデモクラシー タイシヤウ― [8] 【大正―】
大正期に起きた自由主義・民主主義的な風潮,およびその運動。世界的なデモクラシーの発展とロシア革命を背景に,護憲運動や普通選挙運動をはじめとして,労働運動・社会主義運動などが高揚した。思想的には吉野作造の民本主義,美濃部達吉の天皇機関説などの民主主義・自由主義的傾向のほか社会主義的思想もまじえ,多岐にわたっている。
たいしょかん
たいしょかん タイシヨクワン 【大職冠・大織冠】
藤原鎌足と蘇我入鹿(イルカ)を主人公に,海人(アマ)が海中の宝の玉をとったという玉取り伝説をからませた幸若舞・古浄瑠璃,また近松門左衛門作の浄瑠璃の題名。たいしょっかん。
たいしょく
たいしょく【褪色する】
fade;→英和
discolor.→英和
たいしょく
たいしょく【退職する】
retire from office[service];→英和
resign[leave]an office.‖退職金 a retiring allowance.退職者 a retired employee.退職年金 a retirement annuity.退職年限 age limit.
たいしょく
たいしょく [0] 【大食】 (名)スル
たくさん食べること。また,その人。おおぐい。
⇔小食
「無芸―」
たいしょく
たいしょく [0] 【耐食・耐蝕】
金属などが腐食しにくいこと。「―性」
たいしょく
たいしょく [0] 【退職】 (名)スル
勤めていた職場をやめること。職を退くこと。
⇔就職
「定年で―する」「依願―」
たいしょく
たいしょく [0] 【帯食】
太陽や月が地平線に出没するときに,食がおこっている現象。日帯食と月帯食がある。
たいしょく
たいしょく [0] 【黛色】
(1)まゆずみの色。
(2)山や樹木の青黒い色。黛青。
たいしょく
たいしょく [0] 【体色】
動物の体表面の色。
たいしょく
たいしょく [0] 【退色・褪色】 (名)スル
日光に当たったり,時間の経過などにより色あせること。「日に当たって―する」
たいしょく
たいしょく【大食する】
eat much[heavily].大食家[漢]a heavy eater;a glutton.→英和
たいしょく=は命の取り越し
――は命の取り越し
大食する人は早く死ぬということ。
たいしょく=上戸(ジヨウゴ)餅食(モチク)らい
――上戸(ジヨウゴ)餅食(モチク)らい
大食いしたうえ大酒を飲み,さらに餅までも食べること。
たいしょく=腹に満つれば学問腹に入(イ)らず
――腹に満つれば学問腹に入(イ)らず
満腹すると頭の働きが鈍くなり,知識が頭に入らないということ。
たいしょくいろうきん
たいしょくいろうきん [0] 【退職慰労金】
取締役・監査役であった者に対して,在職中の職務執行の報酬として会社から支払われる金銭。
たいしょくかん
たいしょくかん [4][3] 【大食漢】
大食する人。おおぐらい。健啖家(ケンタンカ)。
たいしょくきん
たいしょくきん [0] 【退職金】
退職に際して,その勤め先から退職者に支払われる金銭。
たいしょくさいぼう
たいしょくさいぼう [5] 【大食細胞】
⇒マクロファージ
たいしょくしゃいりょうせいど
たいしょくしゃいりょうせいど [9][3][4] 【退職者医療制度】
国民健康保険の財政負担を軽減するために,高齢退職者の医療費を被用者保険から賄う制度。1984年(昭和59)の国民健康保険法の改正により実施。
たいしょくしょとく
たいしょくしょとく [5] 【退職所得】
退職手当,一時恩給その他退職によって一時に受ける給与およびこれらの性質を有する給与。他の所得と分離して課税される。
たいしょくねんきん
たいしょくねんきん [5] 【退職年金】
各種の共済制度に基づいて,退職後支給される年金。
たいしょくひほけんしゃ
たいしょくひほけんしゃ [0][3] 【退職被保険者】
国民健康保険の被保険者のうち,厚生年金保険等の年金受給者。
たいしょくへんか
たいしょくへんか [5] 【体色変化】
動物の体色が変化する現象。特に能動的・規則的な現象である保護色・婚姻色などをいう。
たいしょこうしょ
たいしょこうしょ [1][1] 【大所高所】
小さなことにとらわれない観点。偏見や私情を捨てた,広い視野。「―からものを見る」
たいしょっかん
たいしょっかん [3] 【大織冠】
〔「だいしょっかん」とも〕
古代の冠位。647年制定の冠位十三階の最高位。これを与えられたのは藤原鎌足だけであったため,鎌足の異名ともなった。
→たいしょかん
たいしょてき
たいしょてき [0] 【対蹠的】 (形動)
全く正反対であるさま。対照的。「―な考え方」「―な立場」
たいしろ
たいしろ [0] 【対代・台代】
「たいのだい(対代)」に同じ。
たいしん
たいしん [0] 【大身】
身分の高い人。高位・高禄の人。
⇔小身
「―の旗本」
たいしん
たいしん 【大秦】
漢代の中国人が,ローマ帝国あるいはその東方領土を呼んだ名称。だいしん。
たいしん
たいしん 【戴震】
(1723-1777) 中国,清代の考証学者。字は東原。気の哲学の理論的完成者。経書の研究は小学(言語学)から始めるべきだと主張し,「孟子」などから用例を集め,帰納的に経書の原義を解明する方法論を確立。その学派は皖派(カンパ)と呼ばれ,段玉裁・王引之・王念孫らが輩出した。著「孟子字義疏証」「原善」「戴氏遺書」など。
たいしん
たいしん【耐震の】
earthquake-proof;aseismatic <structure> .
たいしん
たいしん [0] 【退身】 (名)スル
官職をやめること。退官。「議院より―すべしと/もしや草紙(桜痴)」
たいしん
たいしん [1][0] 【大臣】
主だった臣下。重要な家臣。
⇔小臣
たいしん
たいしん [0] 【対審】 (名)スル
訴訟において,対立する当事者が裁判官の前で主張を闘わせることによって進められる審理方法。民事訴訟では口頭弁論,刑事訴訟では公判期日の手続きがこれに当たり,いずれも公開を原則とする。
たいしん
たいしん [0] 【大震】
ひどい地震。激しい地震。大地震。
たいしん
たいしん [0] 【耐震】
地震に耐えられること。地震に強いこと。「―性」「―建築」
たいしん
たいしん [0] 【対震】
地震に対応すること。「―装置」
たいしんいん
たいしんいん [3] 【大審院】
〔「だいしんいん」とも〕
旧憲法下の最高の司法裁判所。1875年(明治8)設置,1947年(昭和22)廃止。現在の最高裁判所に相当するが,司法行政監督権は持たなかった。
たいしんおうあんとん
たいしんおうあんとん 【大秦王安敦】
「後漢書(西域伝)」にみえる王の名。ローマ皇帝マルクス=アウレリウス=アントニヌス(在位 161-180)にあたる。
たいしんこうぞう
たいしんこうぞう [5] 【耐震構造】
かなり大きな地震にも耐えられるように設計された建築物の構造。剛構造と柔構造とがある。
→免震構造
たいしんじ
たいしんじ [5][1] 【大秦寺】
中国の唐代に各地に建立された景教の寺院の呼称。
たいしんぞめ
たいしんぞめ [0] 【太申染(め)】
染め模様の一。江戸の材木屋,和泉屋甚助が号の「太申」を小紋に染めたもの。俳優中村伝九郎が着て流行した。伝九郎染め。
たいしんへき
たいしんへき [3] 【耐震壁】
地震の時,構造的に有効な壁。鉄筋コンクリート製・鋼板製などがある。
たいしんりっぽうこうし
たいしんりっぽうこうし [9] 【体心立方格子】
八個の頂点および中心に格子点があって,立方体のかたちをした単位格子からなる空間格子。クロム・ナトリウム・カリウムなどの結晶は体心立方格子をもつ。
たいじ
たいじ [0] 【対自】
〔哲〕
〔(ドイツ) für sich〕
存在者が自己自身を対象化する自覚的在り方。ヘーゲル弁証法の一契機。向自。フュール-ジッヒ。
→即自
たいじ
たいじ [1] 【胎児】
哺乳類の母胎内で発育中の幼体。ヒトの場合は受胎後八週間以降をいう。民法では,母の胎内にあってまだ出生していない子をいう。損害賠償・相続・遺贈に関しては,すでに生まれたものとみなされる。
たいじ
たいじ [1][0] 【対峙】 (名)スル
(1)山などが並んでそびえること。
(2)二つの勢力が向き合ったまま動かないでいること。「両軍が川を挟んで―する」
たいじ
たいじ [1][0] 【退治・対治】 (名)スル
(1)(悪いもの・害をなすものを)平らげること。うちほろぼすこと。「害虫を―する」「鬼―」
(2)〔仏〕 人々を仏道に専心させるため,煩悩(ボンノウ)の悪魔を降伏(ゴウブク)させること。
(3)病気をなおすこと。
たいじ
たいじ【対峙する】
face;→英和
confront;→英和
stand face to face <with> .
たいじ
たいじ [0] 【帯磁】
「磁化(ジカ){(1)}」に同じ。
たいじ
たいじ【退治】
conquest;→英和
extermination.〜する conquer;→英和
get rid of;root out;destroy.→英和
たいじ
たいじ【胎児】
an embryo (8週間まで);→英和
a fetus (8週以後).→英和
たいじつしょう
たいじつしょう [4] 【対日照】
暗夜,太陽と反対側の天球の部分がかすかに光って見える現象。太陽系内の宇宙塵の反射光による。たいにちしょう。
たいじゅ
たいじゅ [1] 【大儒】
すぐれた儒学者。大学者。
たいじゅ
たいじゅ [1] 【大樹】
(1)大きな木。大木。俗に,しっかりとしているものにたとえていう。「寄らば―のかげ」
(2)「大樹将軍」の略。
たいじゅう
たいじゅう【体重】
weight.→英和
〜が増す(減る) gain (lose) weight.→英和
〜が50キロある weigh 50 kilograms.〜を計る weigh oneself.‖体重計 the scales.
たいじゅう
たいじゅう タイジフ 【太十】
人形浄瑠璃「絵本太功記」十段目の通称。「尼ヶ崎の段」とよばれ,敗色濃い武智光秀を母皐月が死をもっていさめる場。
たいじゅう
たいじゅう [0] 【体重】
体の重さ。
たいじゅうけい
たいじゅうけい [0] 【体重計】
体重をはかる器械。
たいじゅしょうぐん
たいじゅしょうぐん [4] 【大樹将軍】
〔「後漢書(馮異伝)」より。後漢の将軍馮異(ヒヨウイ)は,諸将が手柄話をしているとき,大樹の下に一人しりぞいて功を誇らなかったという故事から〕
将軍・征夷大将軍の異名。大樹。
たいじゅつ
たいじゅつ [1] 【体術】
素手あるいは短い武器を持ってたたかう術。柔術・拳法など。
たいじゅんかん
たいじゅんかん [3] 【体循環】
両生類以上の脊椎動物で,左心室から動脈系を経て全身へ血液を運び,静脈系を経て右心房へかえる血液循環をいう。大循環。
→肺循環
たいじょう
たいじょう [0] 【退城】 (名)スル
城を退出すること。下城。
たいじょう
たいじょう【退場する】
leave <a place> ;→英和
go away <from> ;《劇》Exit <Hamlet> .
たいじょう
たいじょう [0] 【退譲】 (名)スル
へりくだり人に譲ること。
たいじょう
たいじょう [0] 【太上】
(1)最もすぐれた物や人。至上。最上。
(2)天子。至尊。
たいじょう
たいじょう [0] 【怠状】
(1)過怠を謝る手紙。謝罪状。おこたりぶみ。過状。「かくばかり名符に―を副へて奉れるに/今昔 25」
(2)あやまること。謝罪。「車より引き落て,さる事いはじやと―せさせて許してけり/十訓 4」
たいじょう
たいじょう [0] 【体状】
すがたかたち。形状。ありさま。
たいじょう
たいじょう [0] 【太常】
中国の官名。九卿の一。礼楽や祭事をつかさどった。秦では奉常。漢初,太常と改められ,北斉では太常寺と称し,卿・少卿それぞれ一人が置かれた。太常寺は唐から清まで存在し,清末,礼部に合併された。大常。
たいじょう
たいじょう [0] 【退場】 (名)スル
(1)その場所・会場・競技場などから去ること。
⇔入場
「全員が―する」「審判が―を命じた」
(2)演劇で,その場面・舞台から去ること。
⇔登場
「下手(シモテ)に―する」
たいじょう
たいじょう [0] 【帯仗】 (名)スル
武器を身に帯びること。
たいじょう
たいじょう [0] 【帯状】
帯のような細長い形。おびじょう。「―の土地」
たいじょうけい
たいじょうけい [0] 【太常卿】
(1)中国の太常寺の長。
(2)神祇伯・治部卿・式部卿の唐名。
たいじょうじ
たいじょうじ タイジヤウ― [3] 【大常寺】
神祇官(ジンギカン)の唐名。
たいじょうほうしん
たいじょうほうしん [5] 【帯状疱疹】
帯状疱疹ウイルスの感染により神経に沿って帯状に痛みを伴った発疹ができる病気。ヘルペス。
たいじょうろうくん
たいじょうろうくん 【太上老君】
道教で,神格化された老子の呼び名。
たいじりつ
たいじりつ [3] 【帯磁率】
「磁化率」に同じ。
たいじる
たい・じる タイヂル [3][0] 【退治る】 (動ザ上一)
〔名詞「退治」の動詞化〕
(1)退治する。ほろぼす。「三十分許でバツタは―・じた/坊っちゃん(漱石)」
(2)すっかり食べる。たいらげる。「刺身は綺麗に―・じてしまつてあつた/青年(鴎外)」
たいじん
たいじん【対陣する】
face each other.
たいじん
たいじん【対人(関係)】
personal (relations).→英和
対人恐怖症 anthropophobia.
たいじん
たいじん [0] 【滞陣】 (名)スル
一か所に長く陣をしくこと。「―百日に及ぶ」
たいじん
たいじん [0] 【大人】
(1)体の大きい人。巨人。
(2)おとな。だいにん。
(3)徳の高い人。度量のある人。人格者。大物。「―の風格がある」
(4)身分・地位の高い人。「政治界の―とならんか/福翁自伝(諭吉)」
(5)師匠・学者を敬っていう語。うし。
たいじん
たいじん [0] 【対陣】 (名)スル
相手と向かい合って陣をとること。「彼我―すること既に半歳/此一戦(広徳)」
たいじん
たいじん [0] 【対人】
他人に対すること。他人に対してのこと。「―保険」
たいじん
たいじん【退陣する】
retire;→英和
withdraw.→英和
たいじん
たいじん [0] 【退陣】 (名)スル
(1)戦闘に際して陣地を後方へ下げること。
(2)ある地位から退くこと。「内閣が―する」「首脳部の―を迫る」
たいじん=は大耳(オオミミ)
――は大耳(オオミミ)
度量のある人は細かなことをいろいろ聞きとがめない。大名は大耳。
たいじん=は赤子(セキシ)の心を失わず
――は赤子(セキシ)の心を失わず
〔孟子(離婁下)〕
(1)高徳の人は,純粋な心をいつまでも失わない。
(2)徳のある君主は,民のことを常に心にかけ,その気持ちを理解している。
たいじんかんけい
たいじんかんけい [5] 【対人関係】
他人との関係。
たいじんきょうふしょう
たいじんきょうふしょう [0] 【対人恐怖症】
神経症の一。人に会うことを恐れて避けようとしたり,人に会うと極度にどぎまぎしたりするもの。
たいじんくんし
たいじんくんし [5] 【大人君子】
度量が広く徳の高い人。
たいじんけん
たいじんけん [3] 【対人権】
⇒相対権(ソウタイケン)
たいじんこく
たいじんこく [3] 【大人国】
大きな体をした人間が住んでいるという想像上の国。巨人国。
たいじんしんよう
たいじんしんよう [5] 【対人信用】
相手の人物・地位などに対する信用。
⇔対物信用
たいじんたんぽ
たいじんたんぽ [5] 【対人担保】
⇒人的担保(ジンテキタンポ)
たいじんにんち
たいじんにんち [5] 【対人認知】
〔心〕 他者がどのような存在であるかを,言語的・非言語的情報から知覚すること。
たいじんろんしょう
たいじんろんしょう [5] 【対人論証】
〔論〕 論点相違の誤謬の一。ある提題を主張する人の主義・人柄・地位などを理由にして,その提題の真偽を判断しようとするもの。人に訴える論証。
たいす
たい・す [1] 【対す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「対する」の五段化〕
「対する」に同じ。
■二■ (動サ変)
⇒たいする
たいすい
たいすい [0] 【耐水】
水を通したり,水によって変質したりしないこと。
たいすい
たいすい [0] 【退水】 (名)スル
(1)大水がひくこと。
(2)水球競技で,ラフ-プレーした選手をプール外に出すこと。
たいすい
たいすい [0] 【滞水】
よどんで流れない水。
たいすい
たいすい【耐水の】
waterproof;→英和
watertight.→英和
たいすい
たいすい [0] 【大水】
(1)大きな川や湖。
(2)おおみず。洪水。
たいすい
たいすい [0] 【大酔】 (名)スル
酒にひどく酔うこと。「甞(カツ)て葉山が―して/多情多恨(紅葉)」
たいすいし
たいすいし [3] 【耐水紙】
紙にメラミン樹脂・尿素樹脂などで加工を施し,水にぬれてもすぐに強度が落ちないようにした紙。地図や包装紙に用いる。
たいすいせい
たいすいせい [0] 【耐水性】
水を吸ったり,水によって変質したりしない,水に対して強い性質。
たいすいそう
たいすいそう [3] 【帯水層】
地下水で飽和した透水層。また,利用するのに十分な水量を湧出する地層。
たいすう
たいすう【対数(表)】
《数》(a table of) logarithms.常用対数 common logarithm.
たいすう
たいすう [3] 【対数】
〔logarithm〕
冪法(ベキホウ)(累乗)の逆算法の一(他の一つは開方)。� を 1 以外の正数とするとき,�=�� の関係があるならば,� を � を底とする � の対数といい �=log�� と書く。日常計算には底として 10 をとるが,これを常用対数という。また,理論的な問題にはある特別な定数 �=2.71828… を底とした自然対数が用いられる。
たいすう
たいすう [3] 【大数】
(1)非常に大きい数。多数。
(2)おおよその数。概数。
(3)およそ。あらまし。「この扇と申すものが―骨の十本あるものでござる/狂言・萩大名(虎寛本)」
たいすうかんすう
たいすうかんすう [5] 【対数関数】
� を底とする対数 �=log�� において,� を変数と考えたとき,� を � を底とする対数関数と呼ぶ。指数関数の逆関数である。
対数関数[図]
たいすうじゃく
たいすうじゃく [3] 【対数尺】
数直線上で,その座標が log��� である点に � を目盛った尺のこと。
たいすうのほうそく
たいすうのほうそく 【大数の法則】
経験上の確率と数学的確率との関係を示す確率論の基本法則。観測回数に対するその事象の実現回数の割合(例えばさいころを � 回振って � 回一の目が出たなら � 分の � )は観測回数を多くすると計算上の確率(ここでは六分の一)に近づくという法則。
たいすうひょう
たいすうひょう [0] 【対数表】
常用対数を真数と対応させ,その仮数(小数部分)の近似値を表にしたもの。この逆に,対数から真数を求める表を逆対数表という。
たいすうほうがんし
たいすうほうがんし [7] 【対数方眼紙】
縦と横,あるいはその一方に常用対数を目盛った方眼紙。
たいすうらせん
たいすうらせん [5] 【対数螺線】
極座標で �=����(�, � は定数)と表される曲線。原点 O を通る直線とその曲線との交点における接線がなす角が常に一定である。
対数螺線[図]
たいする
たい・する [3] 【体する】 (動サ変)[文]サ変 たい・す
人の教えや意向を心にとどめて行動する。「社長の意を―・する」「真を―・せる人の講義なり/三四郎(漱石)」
たいする
たい・する [3] 【帯する】 (動サ変)[文]サ変 たい・す
(1)身につける。特に,武具を身につける。帯びる。「弓矢を―・する」
(2)持つ。携える。「十善帝王三種の神器を―・してわたらせ給へば/平家 8」
たいする
たい・する [3] 【対する】 (動サ変)[文]サ変 たい・す
(1)二つの物が向かい合う。あるものに向かう。「川を挟んで―・する山」「主に―・して太刀をぬく/平家 11」
(2)対象とする。かかわる。「議会に―・する要求」
(3)人と応対する。「お客に愛想よく―・する」
(4)比較する。対照される。「明に―・する暗」「京紫に―・して江戸紫という」
(5)敵として相手にする。「優勝候補と―・する」
たいする
たいする【対する】
[面する]face;→英和
confront;→英和
meet;→英和
oppose (反抗);→英和
[対して]against;→英和
to;→英和
toward;→英和
for;→英和
per (比例);→英和
as compared with (比較);[関して]concerning;→英和
in regard to.
たいする
たいする【体する】
obey;→英和
keep in mind.
たいせい
たいせい [0] 【退勢・頽勢】
物事の衰えていくありさま。衰勢。「―を挽回する」
たいせい
たいせい【体勢】
a posture.→英和
たいせい
たいせい【大政奉還】
the restoration of the Imperial rule[government].
たいせい
たいせい【体制】
an organization;→英和
a system;→英和
a structure;→英和
an <old> order;→英和
the Establishment (既成の社会体制).反〜の antiestablishment.‖体制派 an Establishmentarian.
たいせい
たいせい【態勢にある(を整える)】
be prepared (prepare) <for,to do> .受入れ態勢 ⇒受入れ.
たいせい
たいせい 【戴聖】
漢の儒学者。字(アザナ)は次君。戴徳(大戴)の甥で小戴とも称された。戴徳の「大戴礼」八五編の文章・字句を正して「小戴礼」四九編(「小戴記」とも。現在の「礼記」のこと)を伝えた。生没年未詳。
たいせい
たいせい【退勢を挽回(ばんかい)する】
restore one's declining fortunes;rally.→英和
たいせい
たいせい【大成する】
be crowned with success;attain greatness.
たいせい
たいせい [0] 【態勢】
物事に対処する身構え。事態に対応するための状態。「万全の―で臨む」「―を整える」
たいせい
たいせい【胎生】
《生》viviparity.胎生動物 a viviparous animal.
たいせい
たいせい [0] 【黛青】
まゆずみのような色。遠くの山や樹木の青黒い色。青黛。
たいせい
たいせい [0] 【大政】
天下の政治。まつりごと。
たいせい
たいせい [0] 【隊正】
律令制で,諸国の軍団の小隊長。兵士五〇人を指揮・統轄した。
たいせい
たいせい【対生の】
《植》opposite <leaves> .→英和
たいせい
たいせい [0] 【大青】
アブラナ科の越年草。中国原産。葉から藍(アイ)色の染料をとるために栽培された。高さ約70センチメートル。根葉は大きい。漢名,菘藍・大藍。
たいせい
たいせい [0] 【胎生】
子が母胎内で胎盤によって栄養や酸素の補給を受けながらある程度まで育ち,個体として生まれること。単孔類を除く哺乳類に主に見られる。
⇔卵生
→卵胎生
たいせい
たいせい [0] 【耐性】
(1)環境条件の変化に耐えうる生物の性質。耐熱性・耐寒性など。
(2)薬物の反復使用によって薬効が低下する現象。また,細菌などの病原体が化学療法剤や抗生物質の連用に対して得た抵抗性。
たいせい
たいせい [0] 【対生】 (名)スル
植物の葉が一つの節に一対生ずること。二輪生。
→互生(ゴセイ)
→輪生
→葉序
たいせい
たいせい [0] 【大勢】
(1)物事のなりゆき。また,世の中のなりゆき。「―が決する」「―に従う」
(2)大きな権勢。
たいせい
たいせい [0] 【大聖】
非常に人格のすぐれた聖人。徳が最も高い聖人。
→だいしょう(大聖)
たいせい
たいせい [0] 【体制】
(1)細胞・組織・器官などの分化の程度やそれらの配置の状態から見た,生物体の基本構造。
(2)ある基本原理・方針によって秩序づけられている,国家・社会・組織。「資本主義―」「戦時―」「救急医療―」
(3)政治支配の様式。特に,既存の社会的組織。
⇔反体制
「ベルサイユ―」「反―運動」
たいせい
たいせい [0] 【体勢】
体の構え。姿勢。「得意の―に持ち込む」「不利な―」
たいせい
たいせい【大勢】
the (general) trend;the <international> situation.→英和
〜に従って(逆らって) <swim> with (against) the current[tide].→英和
たいせい
たいせい [0] 【大成】 (名)スル
(1)完全に成しとげること。立派にしとげること。「研究を―する」
(2)関連あるものを集めて一つにまとめ上げること。また,そのもの。「源氏物語―」
(3)ある方面で優れた業績を上げること。立派な人物になること。「若くして―する」
たいせい
たいせい [0] 【泰西】
〔「泰」は極の意〕
西のはて。西洋諸国をいう。「―の名画」
たいせい
たいせい [0] 【大声】 (名)スル
(1)大きな声を出すこと。おおごえ。「―を発する」「男ながら―して泣くのです/野菊之墓(左千夫)」
(2)高雅な音律。上品な音楽。
(3)偉大な道理を含んだ語。
たいせい=里耳(リジ)に入らず
――里耳(リジ)に入らず
〔荘子(天地)〕
上品な音楽は俗人の耳には入り難い。高尚な道理は,俗人には理解されない。
たいせいかい
たいせいかい 【大成会】
1890年(明治23)第一回衆議院選挙に当選した議員により結成された衆議院の会派。
たいせいかんかく
たいせいかんかく [5] 【体性感覚】
目・耳・鼻・舌などの感覚器以外で感知する感覚。触覚・痛覚などの皮膚感覚,筋の収縮状態を感知する深部感覚,内臓の痛覚など。
たいせいがわ
たいせいがわ [0] 【体制側】
その社会で権力を握って支配している側。
たいせいきょう
たいせいきょう 【大成教】
⇒神道大成教(シントウタイセイキヨウ)
たいせいきん
たいせいきん [0] 【耐性菌】
(1)抗生物質や薬物に対して強い耐性を獲得した細菌。サルファ剤に対する赤痢菌の類。
(2)物理的影響・バクテリオファージなどに対して感受性の低い菌。
たいせいぎょ
たいせいぎょ [3] 【胎生魚】
胎生の魚類。ウミタナゴ・イタチウオ・カダヤシ・シュモクザメ・シロザメなど。
たいせいけん
たいせいけん [3] 【対世権】
⇒絶対権(ゼツタイケン)
たいせいこう
たいせいこう [0] 【対世効】
訴訟当事者だけではなく,第三者にも認められる判決の効力。たとえば,行政処分を違法として取り消す判決はこれを有する。
たいせいしっこ
たいせいしっこ [5] 【大声叱呼・大声疾呼】 (名)スル
大きな声で激しく呼ぶこと。
たいせいしゅし
たいせいしゅし [5] 【胎生種子】
母体上で発芽し,根や葉を伸ばしてから地上に落ちて独立する種子。マングローブの類。
たいせいでん
たいせいでん [3] 【大成殿】
孔子をまつる孔子廟(ビヨウ)正殿の名。日本では,東京の湯島聖堂にある。
たいせいどうぶつ
たいせいどうぶつ [5] 【胎生動物】
胎生である動物の総称。卵生である単孔類を除く,すべての哺乳動物をさす。
たいせいほうかん
たいせいほうかん 【大政奉還】
1867年11月9日(慶応三年10月14日),徳川一五代将軍慶喜が征夷大将軍の職を辞し,政権を朝廷に返上することを申し出,翌日朝廷がそれを許可したこと。公武合体派の前土佐藩主山内豊信の建白によるが,討幕の名義を失ったかに見えた討幕派は同日討幕の密勅を得て,以後王政復古のクーデターによって慶喜の辞官納地を決し,鳥羽・伏見の戦いを経て戊辰(ボシン)戦争へと発展させた。
たいせいよう
たいせいよう 【大西洋】
〔Atlantic Ocean〕
ヨーロッパ・アフリカ・南極・南アメリカ・北アメリカの五大陸に囲まれた世界第二の大洋。地球表面積の六分の一を占める。
たいせいよう
たいせいよう【大西洋】
the Atlantic (Ocean).→英和
‖大西洋横断の transatlantic.北大西洋条約機構 the North Atlantic Treaty Organization <NATO> .
たいせいようけんしょう
たいせいようけんしょう 【大西洋憲章】
1941年8月アメリカ大統領ルーズベルトとイギリス首相チャーチルが大西洋上で会見して発表した共同宣言。第二次大戦と戦後の基本方針を示し,領土不拡大・民族自決などの八か条の原則は国連憲章の基礎となった。
たいせいよくさんかい
たいせいよくさんかい 【大政翼賛会】
1940年(昭和15)10月,近衛文麿を中心とする新体制運動推進のために創立された組織。総裁には総理大臣が当たり,道府県支部長は知事が兼任するなど官製的な色彩が濃く,翼賛選挙に活動したのをはじめ,産業報国会・大日本婦人会・隣組などを傘下に収めて国民生活のすべてにわたって統制したが,45年国民義勇隊ができるに及んで解散した。
たいせき
たいせき [0] 【堆積】 (名)スル
(1)うず高く積み重なること。また,その積み重なったもの。「土砂が―する」
(2)流体中の物質が沈積して静止し,堆積物になるまでの過程。
たいせき
たいせき [0] 【対蹠】
⇒たいしょ(対蹠)
たいせき
たいせき [0] 【大石】
(1)大きな石。おおいし。
(2)囲碁で,長く連なった一連の石で,まだ生死が決まっていないもの。
たいせき
たいせき【堆積する】
accumulate;→英和
be heaped[piled]up.堆積物 a deposit;→英和
a sediment (沈澱物).→英和
たいせき
たいせき【退席する】
leave the room.→英和
たいせき
たいせき【体積】
volume;→英和
capacity (容積).→英和
たいせき
たいせき [1] 【体積】
立体が占める空間の大きさ。
たいせき
たいせき [0] 【滞積】 (名)スル
(1)貨物や郵便物の処理がとどこおってたまること。
(2)解決すべき問題がたまること。
たいせき
たいせき [0] 【対席】 (名)スル
(1)向かい合わせに着席すること。
(2)双方が同時に同じ場所に出席すること。
たいせき
たいせき [0] 【退席】 (名)スル
席を離れて帰ること。「途中で会合を―する」
たいせき
たいせき [0] 【堆石】
(1)うず高く積まれた石。
(2)氷河が運搬して堆積した岩塊や土砂からなる堤防状の地形。氷堆石。モレーン。終堆石。
たいせき
たいせき【堆石】
《地》moraine.→英和
たいせきがく
たいせきがく [4] 【堆積学】
堆積物が形成される機構を研究し,堆積物の分布や性質などを調べる学問。
たいせきがん
たいせきがん [4] 【堆積岩】
堆積作用によって形成された岩石。機械的堆積作用による砕屑岩(砂岩・礫岩など),化学的堆積作用による化学的沈殿岩(チャート・岩塩など),有機的または生化学的堆積作用による有機的堆積岩(石灰岩・石炭など)などに分かれる。水成岩。沈積岩。成層岩。
たいせきこうしょう
たいせきこうしょう [5] 【堆積鉱床】
堆積作用の過程で有用鉱物が濃集してできた鉱床。石炭・石油などはこの例。水成鉱床。
たいせきさよう
たいせきさよう [5] 【堆積作用】
物理的・化学的な作用によって物質が堆積する現象。
たいせきじ
たいせきじ 【大石寺】
静岡県富士宮市にある日蓮正宗の総本山。山号,多宝富士大日蓮華山。1290年日興の開創という。
たいせきだんせいりつ
たいせきだんせいりつ [7] 【体積弾性率】
物体に圧力を加えたとき,増加した圧力をそれに伴う体積減少の割合で割ったもの。
→圧縮率
たいせきち
たいせきち【対蹠地】
the antipodes.
たいせきへいや
たいせきへいや [5] 【堆積平野】
堆積作用によって形成された平野。河川のはたらきによる沖積平野,沿岸流や波浪の作用による海岸平野,砂丘やレスにおおわれた風成平野など。
⇔構造平野
たいせち
たいせち 【大切】 (名・形動ナリ)
「たいせつ(大切)」に同じ。「ことにおきて―なりければ/著聞 16」
たいせつ
たいせつ [0] 【頽雪】
なだれ。
たいせつ
たいせつ【大切な】
important;→英和
valuable;→英和
precious.→英和
〜に carefully;with care.〜にする[尊重]value;→英和
make much of;treasure;→英和
[注意]take good care of;[かわいがる]love;→英和
pet.→英和
たいせつ
たいせつ [0] 【大刹】
〔「たいさつ」とも〕
大きな寺院。巨刹。
たいせつ
たいせつ [0] 【大節】
(1)すぐれて高い節操。大義。
(2)重大な事柄。大事。「―に臨んで,動くことなく/福翁百話(諭吉)」
たいせつ
たいせつ [0] 【大切】 (形動)[文]ナリ
〔「大いに切(セマ)る」「切迫する」の意から〕
(1)重要であるさま。肝要。大事。「―な点」「―な役目」
(2)価値が高いさま。貴重。大事。「―な品」「―な命」「―な資源」
(3)丁寧に扱うさま。大事。「おからだを―になさって下さい」「―に使う」
(4)切迫するさま。緊急を要するさま。「―なる事有りて,夜を昼にて上れば/今昔 16」
[派生] ――さ(名)
たいせつ
たいせつ [0] 【耐雪】
降雪や積雪に対して強いこと。「―構造」「―設計」
たいせつ
たいせつ [0] 【大雪】
(1)激しく降る雪。多く降り積もった雪。おおゆき。
(2)二十四節気の一。太陽の黄経が二五五度に達した時をいい,太陽暦で一二月八日頃に当たる。陰暦では一一月節気。
→小雪
たいせつ
たいせつ [0] 【体節】
動物体の前後軸に沿って,一定の間隔で繰り返される構造上の単位。環形動物のように同じ形のものが繰り返される同規体節と,節足動物のように各体節が部分的に変形している異規体節に分けられる。環節。
たいせつき
たいせつき [4][3] 【体節器】
環形動物の腎管。各体節に一対ずつ存在するのでいう。環節器。
たいせつどうぶつ
たいせつどうぶつ [5] 【体節動物】
体が多数の体節よりなる動物。環形動物と節足動物をさす。環節動物。
たいせつない
たいせつな・い 【大切ない】 (形)[文]ク たいせつな・し
〔「ない」は接尾語。近世語〕
とても大切である。「いはば―・い御首…しつかりと検分せよ/浄瑠璃・菅原」
たいせん
たいせん [0] 【退船】 (名)スル
船からおりること。船から退去すること。
たいせん
たいせん【大戦】
a great war.〜前(後)の prewar (postwar).→英和
たいせん
たいせん【対戦する】
fight <with> .→英和
対戦成績 the win-loss records.
たいせん
たいせん [0] 【大戦】
(1)大規模な戦争。
(2)第一次・第二次の世界大戦。
たいせん
たいせん [0] 【苔癬】
小さな丘疹(キユウシン)が多数発生し,群集あるいは散在する状態が比較的長く続く皮膚の病変。
たいせん
たいせん [1][0] 【大川】
大きな川。大河。
たいせん
たいせん [0] 【大船】
大きな船。おおぶね。江戸時代では,商船で五〇〇石積み以上,軍船で六〇挺(チヨウ)立て以上をいう。
たいせん
たいせん [0] 【対戦】 (名)スル
敵味方が互いに戦うこと。「―成績」「チャンピオンと―する」
たいせん
たいせん [0] 【滞船】 (名)スル
天候や荷役の都合などによって,予定した期間よりも船を長く停泊させること。
たいせん
たいせん [0] 【対潜】
敵の潜水艦の動きに対応すること。「―哨戒機」
たいせんしゃほう
たいせんしゃほう [5] 【対戦車砲】
戦車を破壊することを目的とする火砲。
たいせんちゅうるい
たいせんちゅうるい [5] 【苔蘚虫類】
⇒苔虫類(コケムシルイ)
たいせんりょう
たいせんりょう [3] 【滞船料】
⇒停泊料(テイハクリヨウ)
たいぜい
たいぜい [3][0] 【大勢】
多くの人数。おおぜい。「―を従える」「―の声で,拍手を整(ソロ)へて/片恋(四迷)」
たいぜい
たいぜい [0] 【大税】
律令制下,国庫に貯蔵された田租。主に地方政治の財源にあてられた。正税。おおぢから。
たいぜん
たいぜん【泰然自若とした(して)】
calm(ly).→英和
たいぜん
たいぜん [0] 【泰然】 (ト|タル)[文]形動タリ
落ち着いていて物事に動じないさま。「―として驚かない」「山々が常に―として頭を擡(モタ)げて居る/自然と人生(蘆花)」
たいぜん
たいぜん [0] 【頽然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)物のくずれるさま。
(2)酔いつぶれるさま。
たいぜん
たいぜん [0] 【大漸】
〔書経(顧命)〕
病気がだんだん重くなること。主に帝王の病気についていう。
たいぜん
たいぜん [0] 【大全】
(1)十分に完備していること。十全。
(2)ある事柄について,もれなく記されている書物。「釣魚―」
(3)「四書大全」「五経大全」の略。「四書五経の新註,―等/徂徠先生答問書」
たいぜんじじゃく
たいぜんじじゃく [0] 【泰然自若】 (ト|タル)[文]形動タリ
少しも物事に動じないさま。「一人―としている」
たいそ
たいそ [1][0] 【太祖】
(1)中国・朝鮮・ベトナムなどで,王朝を興した初代の帝王の廟号(ビヨウゴウ)。後梁の朱全忠,宋の趙匡胤(チヨウキヨウイン),明の朱元璋,朝鮮李朝の李成桂などに贈られた。
(2)ある事業を興した人。元祖。
たいそう
たいそう [0] 【体相】
(1)からだつき。
(2)〔仏〕 本体と,外にあらわれた姿。
たいそう
たいそう [0] 【体操】 (名)スル
(1)健康の増進・精神の修養を図るためなどに行われる運動。また,運動不足解消,肥満予防などのために行う全身運動。「朝早く起きて―する」「ラジオ―」
(2)「体操競技」の略。
(3)学校教科の「体育」の旧称。
たいそう
たいそう [0] 【大葬】
天皇・太皇太后・皇太后・皇后の葬儀。
たいそう
たいそう [0] 【大喪】
旧制で,天皇が大行天皇・太皇太后・皇太后・皇后の喪に服すること。また,その喪儀。御大喪。たいも。
→大喪儀
たいそう
たいそう [0] 【大棗】
ナツメの漢名。また,ナツメの果実を乾燥したもの。漢方で緩和・強壮薬として用いる。
たいそう
たいそう [0] 【大簇・太簇】
(1)中国音楽の十二律の一。黄鐘から三番目の音。日本の平調(ヒヨウジヨウ)に当たる。たいぞく。
(2)陰暦一月の異名。
たいそう
たいそう [0] 【太宗】
中国などで,太祖に次いで功績があった帝王の廟号(ビヨウゴウ)。唐の李世民,元のオゴタイ汗,清の皇太極(ホンタイジ)などに贈られた。第二代皇帝の場合が多い。
たいそう
たいそう【大葬】
an Imperial funeral.
たいそう
たいそう [1] 【大層】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)程度がはなはだしいさま。「―な人出」「―に変わつたねえ/当世書生気質(逍遥)」
(2)(規模などが)大がかりであるさま。立派なさま。大げさなさま。「―な構えの邸」「―なことを言う」「―なる台場を築き用心堅固の備へあり/西洋道中膝栗毛(魯文)」
■二■ (副)
大変。非常に。とても。「―人が出た」「―驚いた」
〔■一■(2)が原義。■二■は■一■の転用〕
たいそう
たいそう【体操】
<practice> gymnastics;→英和
<have> physical[gymnastic]exercises.‖体操器具 gymnastic appliances.体操選手 a gymnast.器械体操 heavy gymnastics.
たいそう
たいそう [0] 【大宗】
(1)物事のおおもと。根本。
(2)ある方面における権威者。「日本画の―」「歌壇の―」
たいそう
たいそう【大層】
⇒非常(な),沢山.
たいそう=もない
――もな・い
とんでもない。とてつもない。「青年の時は兎角(トカク)―・い事を考へるが/社会百面相(魯庵)」
たいそうきょうぎ
たいそうきょうぎ [5] 【体操競技】
徒手または用具を用いて,回転・支持・跳躍などの技量を競う競技。男子は床運動・鞍馬(アンバ)・吊り輪・跳馬・平行棒・鉄棒の六種目,女子は床運動・跳馬・段違い平行棒・平均台の四種目。それぞれ規定演技と自由演技がある。
たいそうぎ
たいそうぎ [3] 【大喪儀】
天皇・皇后・太皇太后・皇太后の葬儀。一周年祭を終わり,大祓(オオハラエ)の儀が終了するまでの諸儀をいう。また,御斂葬(レンゾウ)の当日の称。
たいそうけい
たいそうけい [3] 【太早計】
〔荘子(斉物論)〕
急ぎすぎて誤ること。はやのみこみ。早合点。大早計。
たいそうのれい
たいそうのれい 【大喪の礼】
天皇の葬儀。皇室典範により国葬として内閣により執行される。
たいそうらしい
たいそうらし・い [6] 【大層らしい】 (形)[文]シク たいそうら・し
〔「らしい」は接尾語。近世以降の語〕
いかにもおおげさである。「何でもないことを―・く言う」
たいそく
たいそく [0] 【大則】
根本となる規則。
たいそく
たいそく [0] 【大息】 (名)スル
大きなため息をつくこと。大きく息をすること。「―して嘆く」
たいそく
たいそく [0] 【体側】
体の側面。体のわき。
たいそん
たいそん [0] 【太孫】
皇位を継承すべき皇孫。皇太孫。
たいぞう
たいぞう [0] 【退蔵】 (名)スル
金銭や物品を使用せずに保持すること。「―物資」
たいぞう
たいぞう [0] 【胎蔵】
「胎蔵界」の略。
たいぞう
たいぞう【退蔵物資】
hoarded goods.
たいぞういん
たいぞういん タイザウヰン 【退蔵院】
京都市右京区にある妙心寺の塔頭(タツチユウ)の一。開山は無因宗因。如拙(ジヨセツ)の「瓢鮎図(ヒヨウネンズ)」を蔵し,狩野元信作と伝える蓬莱枯山水庭園がある。
たいぞうかい
たいぞうかい [3] 【胎蔵界】
〔仏〕 密教で説く両部の一。大日如来を本来的な悟りである理性(リシヨウ)の面から見ていう語で,理性が胎児のように慈悲に包まれてはぐくまれていることから,こう名づける。
⇔金剛界
たいぞうかいまんだら
たいぞうかいまんだら [7] 【胎蔵界曼荼羅】
〔仏〕 胎蔵界を図示したもの。「大日経」の説に基づく。大悲胎蔵生曼荼羅。
⇔金剛界曼荼羅
たいぞうかへい
たいぞうかへい [5] 【退蔵貨幣】
たんす預金など,金融機関に預けず貯蔵された状態にある貨幣。蓄蔵貨幣。
たいたい
たいたい [0] 【待対】
互いに関係し合っていること。「飽くまで此―世界の精華を嚼(カ)んで/草枕(漱石)」
たいたい
たいたい 【対対】 (名・形動)
双方に優劣のない・こと(さま)。対等。五分五分。「今までは―ぢや程に,今度は相撲をとらせう/狂言・連尺」
たいたせん
たいたせん 【太多線】
JR 東海の鉄道線。岐阜県多治見・可児・美濃太田間,17.8キロメートル。中央本線と高山線を結ぶ。
たいたそんざい
たいたそんざい [4] 【対他存在】
〔(フランス) être-pour-autrui〕
〔哲〕 サルトルの著「存在と無」において,対自(=人間)がとるとされる存在論的次元。他者のまなざしによって,主体としての対自が他者にとっての客体として現れるような存在の仕方。
たいだ
たいだ [1] 【怠惰】 (名・形動)[文]ナリ
なまけること。なまけてだらしないこと。また,そのさま。「―な生活」
たいだ
たいだ【怠惰な】
idle;→英和
lazy;→英和
indolent.→英和
たいだい
たいだい [0] 【対代】
⇒たいのだい(対代)
たいだいし
たいだい・し (形シク)
不都合である。もってのほかだ。「―・しう誰かはさは思ひ奉らむ/宇津保(楼上・下)」
たいだん
たいだん [0] 【対談】 (名)スル
二人の人が向かい合って話し合うこと。「楽しく―する」
たいだん
たいだん [0] 【退団】 (名)スル
所属している団体を去ること。
⇔入団
「今シーズン限りで―する」
たいだん
たいだん【対談する】
talk <with> ;→英和
have a talk[an interview] <with> .
たいだん
たいだん【退団する】
withdraw <from> .→英和
たいち
たいち [1] 【大痴】
ひどく愚かなこと。おおばか。大愚。自分のことをへりくだっていうことが多い。
たいち
たいち [1][0] 【対置】 (名)スル
対照するように置くこと。相対して位置させること。「修正案を―する」
たいち
たいち [0][1] 【対地】
飛行機などが空中から地上に対すること。「―攻撃」
たいち
たいち [1] 【大知】
〔「だいち」とも〕
すぐれた知恵。また,それを備えた人。
たいち=は愚の如(ゴト)し
――は愚の如(ゴト)し
〔蘇軾「賀歌欧陽少師致仕啓」〕
真に賢い人は小ざかしい言動をしないから,ちょっと見ただけでは愚者のように見える。
たいちそくど
たいちそくど [4] 【対地速度】
飛行機の,地面に対する速度。
⇔対気速度
たいちゃづけ
たいちゃづけ タヒ― [3] 【鯛茶漬(け)】
鯛の刺身を熱い飯の上に並べ,薬味・醤油を添え,茶をかけたもの。鯛茶。
たいちゅう
たいちゅう 【台中】
台湾の中西部にある都市。米・サトウキビ・タバコなどの集散が盛ん。タイチョン。
たいちゅう
たいちゅう [0][1] 【胎中】
はらの中。胎内。
たいちゅうてんのう
たいちゅうてんのう 【胎中天皇】
応神天皇の異名。神功皇后が三韓征討の際,その胎中にあったという。
たいちょ
たいちょ【大著】
a great work[book](名著);a voluminous work.
たいちょ
たいちょ [1] 【大著】
(1)ページ数や冊数の多い書物。
(2)すぐれた著作物。
(3)他人の著書を敬っていう語。
たいちょう
たいちょう [0] 【大庁】
大政所(オオマンドコロ)の異名。
たいちょう
たいちょう [0] 【台聴】
貴人の耳に入ること。台聞。
たいちょう
たいちょう [0] 【隊長】
(1)軍隊で,隊の指揮をとる人。
(2)ある目的で集まった一団の長。リーダー。「登山隊の―」
たいちょう
たいちょう【退潮(時に)】
(at) ebb[low]tide.
たいちょう
たいちょう [0] 【退庁】 (名)スル
仕事を終えて,役所から帰ること。
⇔登庁
「定時に―する」
たいちょう
たいちょう [0] 【体調】
からだの調子。コンディション。「―を崩す」「―が悪い」
たいちょう
たいちょう [0] 【退朝】 (名)スル
朝廷から退出すること。
たいちょう
たいちょう [0] 【体長】
動物体の頭から尾までの長さ。全長。また,尾を除いた長さのこともいう。
たいちょう
たいちょう 【泰澄】
(681?-767?) 奈良時代の行者。越(コシ)の大徳とも称される。加賀国白山にこもり,妙理大菩薩を感得,白山を開創したと伝える。
たいちょう
たいちょう【退庁する】
leave the office.→英和
退庁時刻 the closing hour[time].
たいちょう
たいちょう【隊長】
a commander;→英和
a captain;→英和
a leader.→英和
たいちょう
たいちょう【体長】
a length.→英和
たいちょう
たいちょう [0] 【退潮】 (名)スル
(1)潮がひくこと。ひきしお。干潮。
(2)勢いが衰えること。退勢。「党勢が―する」
たいちょう
たいちょう【体調】
one's physical condition.〜を整える get in[into](good) shape <for> .
たいちょうかく
たいちょうかく【対頂角】
《数》vertical angles;vertically opposite angles.
たいちょうかく
たいちょうかく タイチヤウ― [3] 【対頂角】
二直線が交わってできる四つの角のうち,向かい合っている二組みの角。対頂角は互いに等しい。
対頂角[図]
たいちり
たいちり タヒ― [0] 【鯛ちり】
鯛の切り身を主にしたちり鍋。
たいづき
たいづき [0] 【隊付き】
ある部隊に付属していること。「―の将校」
たいてい
たいてい [0] 【太弟】
(皇位を継ぐべき)天皇の弟。皇太弟。
たいてい
たいてい [0] 【退廷】 (名)スル
(1)法廷から立ち去ること。「裁判官が―する」
(2)朝廷から退出すること。
たいてい
たいてい【大帝】
<Peter> the Great.
たいてい
たいてい【大抵】
⇒大概(たいがい).
たいてい
たいてい【退廷する】
leave the court.→英和
たいてい
たいてい [0] 【大帝】
偉大な帝王。すぐれた帝王。
たいてい
たいてい [0] 【台鼎】
〔鼎は三つ脚であることから〕
皇帝を支える三人の重臣。三公。
たいてい
たいてい [0] 【大抵】
■一■ (名)
(1)全体の中の大部分のもの。ほとんどのもの。大体(ダイタイ)。「―の人は理解できる」
(2)(下に打ち消しの語を伴う)ひととおり。ふつう。「―の努力ではない」「並み―の事ではない」
(3)事柄の本質。主要なところ。大体。「朝廷早く護国の―を議定し/新聞雑誌 5」
■二■ (形動)
普通であるさま。ほどほど。いい加減。「もう―なところでやめなさい」「琴や三味線は―でよいから,十分学問をさせる/雪中梅(鉄腸)」
■三■ (副)
(1)全部ではないがほとんど。おおよそ。大体。「問題は―できた」
(2)普通なら。大体。「八時には―帰っている」「―気がつきそうなものだが」
(3)非常に。相当に。「―心遣ひをしたわいなあ/歌舞伎・助六」
〔「大体」「大底」などとも書かれた〕
たいてい=に∘する
――に∘する
ほどほどにする。いい加減にする。「悪ふざけも―∘しろ」「やせ我慢なら―∘して置く方が宜からうぜ/浮雲(四迷)」
たいてい=や大方(オオカタ)
――や大方(オオカタ)
たいがい。だいたい。「善右衛門といふやつが―悪いやつぢやない/浄瑠璃・艶容女舞衣」
たいていごらん
たいていごらん 【大抵御覧】
〔「太平御覧」のもじり〕
洒落本。一冊。朱楽(アケラ)菅江作。1779年刊。俳諧宗匠漢張軒博望の見聞記の体裁で,今戸の三橋亭・三又(ミツマタ)の中洲(ナカス)・高田の新富士を狂文で紹介。
たいてき
たいてき【大敵】
a powerful enemy;a great rival.
たいてき
たいてき [0] 【対敵】 (名)スル
(1)敵と相対すること。敵対。「国を挙て『欧州』各国に―する/新聞雑誌 24」
(2)相手。敵。
たいてき
たいてき [0] 【大敵】
(1)打ち破りにくい相手。強敵。「油断―」
(2)多勢の敵軍。大軍。
⇔小敵
たいてん
たいてん [0] 【戴天】
天をいただくこと。この世に生きていること。「不倶―」
たいてん
たいてん [0] 【退転】 (名)スル
(1)〔仏〕 修行を怠り悪い方へ後戻りすること。
→不退
(2)志を曲げて屈すること。「学問のために努力して,毫も―しなかつた/伊沢蘭軒(鴎外)」
(3)だんだん悪い方へ移りかわること。「世の文運は未だ甞て―せず/明六雑誌 3」
(4)落ちぶれて立ち退くこと。「主人丈太夫家―/浄瑠璃・新版歌祭文」
(5)中断すること。中止。「長日護摩御―なく行はせおはしましけり/愚管 6」
たいてん
たいてん [0] 【退店】 (名)スル
買い物や勤務を終えて,店を出ること。
たいてん
たいてん [0] 【大典】
(1)重大な儀式。大礼。「皇位継承の―」
(2)重大な法律。大法。「千古不磨の―」
(3)律令制における大宰府の主典(サカン)の上位の者。
たいてんきゅう
たいてんきゅう 【戴天仇】
⇒戴季陶(タイキトウ)
たいでん
たいでん [0] 【帯電】 (名)スル
物体が電荷を帯びること。荷電。
たいでんあつ
たいでんあつ [3] 【耐電圧】
電気機器などの端子間や端子ケース間に電圧をかけるとき,絶縁破壊を起こさずに一定時間耐えられる電圧。
たいでんたい
たいでんたい [0] 【帯電体】
電荷を帯びた物体。
たいでんぼうしかこう
たいでんぼうしかこう [8] 【帯電防止加工】
合成繊維の表面に導電性の大きな物質を付着させるなどして静電気を逃がしやすくする加工。
たいでんぼうしざい
たいでんぼうしざい [7] 【帯電防止剤】
合成繊維やプラスチックが,静電気により帯電するのを防ぐ化合物。主に界面活性剤が用いられる。スプレーなどにより表面に付着させ,発生した静電気を逃がす。
たいと
たいと [1] 【大都】
■一■ (名)
〔「だいと」とも〕
大きな都。大都会。
■二■ (副)
おおかた。おおよそ。[色葉字類抄]
たいと
たいと【泰斗】
an authority <on> .→英和
たいと
たいと [1] 【泰斗】
〔「泰山(タイザン)北斗(ホクト)」の略〕
その道で最も権威のある人。大家。「華道界の―」「社会学の―」
たいとう
たいとう [0] 【駘蕩】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)大きくのびのびとしているさま。「―として流れる大河」
(2)おだやかなさま。のどかなさま。「春風―」「―たる春光に心を馳せて/良人の自白(尚江)」
たいとう
たいとう 【大唐】
「だいとう(大唐)」に同じ。
たいとう
たいとう [0] 【擡頭・台頭】 (名)スル
(1)頭を持ち上げること。あるものの勢力が伸び,進出すること。「新興勢力が―する」
(2)上奏文などの中で,高貴の人に関した語を書く時,敬意を示すため行を改め,ほかよりも高く書くこと。上げ書き。
→平出(ヘイシユツ)
→闕字(ケツジ)
たいとう
たいとう [0] 【頽唐】
(1)勢いが衰え,くずれ落ちること。
(2)健全な思想が衰え,不健全な傾向に進んでいくようす。頽廃。「―美」
たいとう
たいとう [0] 【対等】 (名・形動)[文]ナリ
二つの物事の間に上下・優劣のない・こと(さま)。同等。「―の立場にある」「―に戦う」「―な関係を保つ」
たいとう
たいとう [0] 【大統】
天皇の系統。皇統。
たいとう
たいとう【台頭する】
raise[show]one's head;gain power.
たいとう
たいとう【対等】
equality.→英和
〜の equal.→英和
〜に[の]on equal terms;on an equal footing.
たいとう
たいとう 【台東】
〔「上野の台地の東側」の意〕
東京都二三区の一。旧下谷区・浅草区の二区を合わせた下町の商業地域。問屋街と家内工業が発達する。
たいとう
たいとう [0] 【泰東】
〔「泰」は極の意〕
東のはて。東洋。
たいとう
たいとう [0] 【帯刀】 (名)スル
刀を腰につけること。腰につけた刀。佩刀(ハイトウ)。「名字―を許される」
たいとう
たいとう [0] 【対当】 (名)スル
(1)相対すること。
(2)釣り合うこと。相当。
(3)「対当関係」に同じ。
たいとう
たいとう [0] 【大纛】
(1)大型の纛。軍中で用いる大きな旗。天子の乗り物の左に立てる大きな旗。
(2)天子のいる陣営。大本営。
(3)「大頭(オオガシラ){(2)}」に同じ。
たいとうかんけい
たいとうかんけい [5] 【対当関係】
〔論〕
〔opposition〕
同じ主語と述語とから成り,量と質の一方あるいは両方が異なる四つの命題(全称肯定命題・全称否定命題・特称肯定命題・特称否定命題)のうちの二つの命題の真偽関係。矛盾対当・大小対当・反対対当・小反対対当の四種類に分かれる。対当。
たいとうごめん
たいとうごめん [0] 【帯刀御免】
江戸時代,功労を認めたしるしに,庶民に刀を持つことを許したこと。
たいとうざき
たいとうざき 【太東崎】
千葉県中東部,九十九里浜を南で限る岬。海食崖が発達する。太東岬。
たいとうつうじ
たいとうつうじ [5] 【大唐通事】
古代,大宰府で,中国語と日本語の通訳にあたった役職。
たいとうふ
たいとうふ [3] 【大統譜】
皇統譜の一。天皇および皇后の戸籍簿に相当するもの。
たいとうまい
たいとうまい [0] 【大唐米】
イネの品種。「赤米(アカゴメ)」に同じ。
たいとうもの
たいとうもの [0] 【大唐物】
中国から輸入された物。また,外国から渡来した物。唐物(トウブツ)。
たいとく
たいとく 【戴徳】
中国,漢代の学者。字(アザナ)は延君。甥(オイ)の戴聖を小戴というのに対し,大戴と呼ばれた。周・秦・漢代諸儒の伝える礼の記録を整理して「大戴礼(ダタイレイ)」を編した。生没年未詳。
たいとく
たいとく [0] 【体得】 (名)スル
十分理解して自分のものにすること。体験によって身につけること。「こつを―する」
たいとく
たいとく [0] 【大徳】
(1)大きな徳。また,大きな徳を備えた人。
(2)大きな恩恵。めぐみ。
→だいとく
たいとく
たいとく【体得する】
learn;→英和
master.→英和
たいとく=は小怨(シヨウエン)を滅ぼす
――は小怨(シヨウエン)を滅ぼす
〔左氏伝(定公五年)〕
受けた恩沢が大きければ,わずかな怨みは消え去ってしまう。
たいど
たいど [1] 【堆土】
うず高く積み重なった土。堆積土。
たいど
たいど [1] 【大度】 (名・形動)[文]ナリ
度量の大きいこと。心の広いこと。また,そのさま。「其性(ソノサガ)…頗(スコブ)る深沈―にして/慨世士伝(逍遥)」
たいど
たいど【態度】
an attitude;→英和
a manner;→英和
an air;→英和
bearing.→英和
〜が良い(悪い) have good (bad) manners.〜をとる assume[take]an <a firm> attitude <toward> .
たいど
たいど [1] 【態度】
(1)ある物事に対した時の,人のようす。動作・表情などの外面に表れたふるまい。「真剣な―に心うたれる」
(2)ある物事に対応する身構え。応対。出方。「学校側の―は弱腰すぎる」「強硬な―をとる」
(3)そぶり。挙動。「―がおかしい」
たいど
たいど [1] 【胎土】
陶磁器の素地(キジ)となる土。
たいど=が大きい
――が大き・い
分をわきまえない態度である。横柄な態度である。
たいどう
たいどう [0] 【帯同】 (名)スル
一緒に連れて行くこと。
たいどう
たいどう【胎動】
quickening (胎児の);a sign[an indication] <of> (兆し).→英和
たいどう
たいどう [0] 【胎動】 (名)スル
(1)母胎内で胎児が動くこと。また,その動き。
(2)内部で新しい物事が動き出すこと。内面の新しい動き。「新時代の―」「新しい気運が―する」
たいどく
たいどく [0] 【体読】
文字に表れている意味だけでなく,その裏にある真意まで読み取ること。
⇔色読(シキドク)
たいどく
たいどく【胎毒】
congenital syphilis.
たいどく
たいどく [1] 【胎毒】
小児の体にできる皮膚病の通称。母胎内で受けた毒が発したと考えていわれた。
たいどくくだし
たいどくくだし [5] 【胎毒下し】
新生児にマクリ(カイニンソウ)などの薬を飲ませること。
たいない
たいない [1] 【体内】
体の内部。
⇔体外
たいない
たいない [1] 【胎内】
母親の腹の中。
たいない
たいない【体内に】
in the body.→英和
たいない
たいない【胎内の[で]】
in the womb.→英和
たいない
たいない【対内的】
domestic;→英和
internal;→英和
home.→英和
たいない
たいない [0] 【対内】
内部または国内に対すること。
⇔対外
「―的な問題」
たいないくぐり
たいないくぐり [5] 【胎内潜り】
(1)人間がやっとくぐれるほどの山間の洞穴や石室。また,それをくぐること。
(2)精進潔斎のために大仏などの胎内に潜り入ること。
たいないじゅせい
たいないじゅせい [5] 【体内受精】
雌の体内で行われる受精。陸生の動物で多くみられ,通常交尾による。
→体外受精
たいないどけい
たいないどけい [5] 【体内時計】
外界の物理的条件とは無関係に生物体内に備わっていると考えられる時間測定機構。生物が示す日周期性の概日(ガイジツ)リズムはこれによると考えられる。生物時計。
たいないひばく
たいないひばく [5] 【体内被曝】
体内に取り込まれた放射性物質によって身体の内部から被曝すること。内部被曝。
たいないぶつ
たいないぶつ [3] 【胎内仏】
仏像の胎内に納められた小さな仏像。
たいなか
たいなか タヰ― 【田居中】
いなか。かたいなか。「かく人離れたる―なれば/今昔 27」
たいなん
たいなん 【台南】
台湾の南西部にある都市。製糖業が盛ん。台湾最古の都市で,旧跡に富む。タイナン。
たいに
たいに タヰニ [1] 【大為爾】
〔「大為爾」は四七字の初めの三文字の万葉仮名より〕
四七字の仮名を繰り返さずに,全部使って作られた,「たゐ(田居)にい(出)で,な(菜)つ(摘)むわれ(我)をぞ,きみ(君)め(召)すと,あさ(求食)りお(追)ひゆ(行)く,やましろ(山城)の,うちゑ(打酔)へるこ(子)ら,も(藻)はほ(干)せよ,えふね(舟)か(繋)けぬ」という五七調の歌詞。「あめつちの詞」に次ぐもので,平安中期頃の「いろは歌」に先行して作られたと考えられる。源為憲の「口遊(クチズサミ)」(970年成立)に見える。
たいにち
たいにち [0] 【対日】
外国が日本に対すること。「―政策」
たいにち
たいにち [0] 【滞日】 (名)スル
外国人が日本に滞在すること。「一年間―する予定」
たいにち
たいにち【対日援助】
aid to Japan.対日感情 the sentiment[feeling]toward Japan.対日平和条約 Treaty of Peace with Japan.対日貿易 trade with Japan.
たいにちかんじょう
たいにちかんじょう [5] 【対日感情】
外国人が日本に対して抱いている気持ち。
たいにちこうわじょうやく
たいにちこうわじょうやく 【対日講和条約】
第二次大戦を終結し国交を回復させるため,1951年(昭和26)9月サンフランシスコで日本とアメリカなど四八の連合国との間で締結された平和条約。翌年4月28日発効。この条約で日本は主権・平等・個別的集団的自衛権を認められたが,同時に日米安全保障条約も調印されたため,ソ連などは調印を拒否した。サンフランシスコ講和条約。対日平和条約。
たいにちへいわじょうやく
たいにちへいわじょうやく 【対日平和条約】
⇒対日講和条約
たいにちりじかい
たいにちりじかい 【対日理事会】
1945年(昭和20),日本の占領・管理の実施にあたるため東京に設置された,連合国最高司令官の諮問機関。米・英・ソ連・中国四か国代表によって構成された。52年4月解散。
たいにん
たいにん【大任】
⇒大役(たいやく).
たいにん
たいにん [0] 【退任】 (名)スル
今まで就いていた任務から退くこと。
⇔就任
「部長の職を―する」
たいにん
たいにん [0] 【体認】 (名)スル
体験して十分よくのみこむこと。「海内の人に―せしめんとする/新聞雑誌 60」
たいにん
たいにん [0] 【耐忍】 (名)スル
たえしのぶこと。我慢。忍耐。「いざ��―して読書沈思に入らん/欺かざるの記(独歩)」
たいにん
たいにん [0] 【大任】
重大な任務。大役。「―を果たす」
たいにん
たいにん【退任する】
retire[resign] <from one's office> .→英和
たいにんせつ
たいにんせつ [3] 【待忍説】
〔waiting theory〕
消費を抑制することへの報酬が利子であるとする説。シーニアーの制欲説(節欲説)に発する利子学説。
たいぬり
たいぬり [0] 【退塗(り)】
日本画の手法の一。墨の線描から少し下げて色を塗ること。
たいねつ
たいねつ【耐熱の】
heatproof.耐熱試験 a heat test.
たいねつ
たいねつ [0] 【耐熱】
熱に耐えること。また,その性質。「―性」
たいねつごうきん
たいねつごうきん [5] 【耐熱合金】
耐熱性が高く,酸化・硫化などの化学作用によく耐える合金の総称。ニッケル-クロム鋼や,それにモリブデン・タングステン・バナジウムなどの高融点金属を添加したものなど,種類が多い。
たいねつざいりょう
たいねつざいりょう [5] 【耐熱材料】
耐熱性をもつ固体材料の総称。有機または無機高分子,金属・合金,セラミックスなどがある。エンジン・ボイラーなどのほか,原子炉などに利用される。
たいねつガラス
たいねつガラス [5] 【耐熱―】
急熱・急冷に耐えるガラスの総称。アルカリ分を減らしてホウ酸を含ませたホウケイ酸ガラス,純粋な二酸化ケイ素でできた石英ガラスなどがある。
たいのう
たいのう【滞納する】
fail to pay;be <three months> in arrears (月謝などが).‖滞納金 arrears;arrearage (未払金).滞納者 a defaulter;a delinquent (税の).滞納処分 coercive collection.
たいのう
たいのう [0] 【滞納】 (名)スル
納めるべきものを,定められた期限を過ぎても納めないでいること。「税金を―する」
たいのう
たいのう [0] 【怠納】 (名)スル
納付を怠って定められた期限を過ごすこと。「授業料を―する」
たいのうしょぶん
たいのうしょぶん [5] 【滞納処分】
租税が滞納された場合,税務行政庁が滞納者の財産を差し押さえて公売に付し,その売却代金から徴収する処分。国税滞納処分。
たいのうら
たいのうら タヒ― 【鯛ノ浦】
千葉県南東部,天津小湊町の沖合の海。日蓮誕生の時大鯛が現れたという伝説から殺生禁断の海域とされ,天然の鯛が多数生息。妙(タエ)ノ浦。
たいのかた
たいのかた 【対方】
対屋(タイノヤ)に住むあるじ。多く,夫人をいう。「―の煩ひける頃は/源氏(若菜下)」
たいのだい
たいのだい [3] 【対代】
寝殿造りで,対屋(タイノヤ)を簡略に造って,代わりとしたもの。対代廊。たいしろ。たいだい。
たいのや
たいのや [3] 【対屋】
寝殿造りで,寝殿の左右または背面に,寝殿に相対して別棟で建てた建物。渡殿(ワタドノ)で寝殿と結ぶ。対。
→寝殿造り
たいは
たいは【大破する】
be seriously[badly]damaged.
たいは
たいは [1] 【大破】 (名)スル
修理できないほど大きく破損すること。「衝突して―する」
→中破
→小破
たいはい
たいはい [0] 【帯佩】
(1)太刀(タチ)などを身に帯びること。また,その容姿。「容儀―人に勝れ/平家 2」
(2)(能・舞楽・武術などの)型や作法。「―・身遣ひと申すも,是也/風姿花伝」
たいはい
たいはい [0] 【退敗】 (名)スル
負けて後退すること。敗退。
たいはい
たいはい【大杯】
a large cup.
たいはい
たいはい [0] 【大旆】
(1)日月と昇竜・降竜を描いた大きな旗。昔,中国で天子または将軍が用いた。
(2)堂々とした旗印。「―をかかげる」
たいはい
たいはい [0] 【退廃・頽廃】 (名)スル
(1)風俗・気風がくずれ不健全になること。「風紀が―する」
(2)くずれ衰えること。こわれ荒れること。「―した都」
たいはい
たいはい [0] 【大杯・大盃】
大きなさかずき。大白。
たいはい
たいはい【退廃した(する)】
(be) corrupted[degenerated,ruined].
たいはい
たいはい【大敗する】
suffer a crushing defeat.
たいはい
たいはい [0] 【大敗】 (名)スル
大差で負けること。おおまけ。「―を喫する」「初戦で―する」
たいはいてき
たいはいてき [0] 【退廃的】 (形動)
人心が荒れて,道徳や健全さが失われているさま。デカダン。「―なムード」
たいはいにち
たいはいにち [3] 【大敗日】
陰陽家(オンヨウケ)が大凶日として,合戦などするのを嫌う日。
たいはいは
たいはいは [0] 【退廃派】
⇒デカダンス
たいはく
たいはく [0] 【大白】
大きな杯。大盃。大杯。
たいはく
たいはく [0] 【太白】
(1)「太白星」の略。「―の光漣(サザナミ)に砕(クダ)け/源おぢ(独歩)」
(2)サツマイモの一品種。
(3)「太白飴」「太白砂糖」の略。
たいはくあめ
たいはくあめ [4] 【太白飴】
太白砂糖で練り固めた白い飴。
たいはくさんみゃく
たいはくさんみゃく 【太白山脈】
朝鮮半島の東岸を日本海沿岸に沿って南北に走る山脈。金剛山・五台山・太白山などがある。長さ約600キロメートル。テベク山脈。
たいはくざとう
たいはくざとう [5] 【太白砂糖】
精製した純白な砂糖。太白。
たいはくじん
たいはくじん [4] 【太白神】
陰陽道でまつる神。太白星の精で,大将の形をし,兵事や凶事をつかさどる。一日ごとに遊行先を変え,その方角に対しては一切の行事を慎むのがよいという。ひとひめぐり。ひとよめぐり。
たいはくせい
たいはくせい [4][3] 【太白星】
金星の別名。太白。
たいはせい
たいはせい [0] 【耐波性】
船舶が波浪の衝撃に耐える性能。凌波性(リヨウハセイ)。
たいはつ
たいはつ [0] 【苔髪】
こけが長くのびて髪のようになったもの。
たいはん
たいはん【大半】
the greater[most]part <of> ;the majority.→英和
〜は mostly;→英和
for the most part;nearly all.
たいはん
たいはん [0][3] 【大半】
全体の半分以上。過半。大部分。副詞的にも用いる。「―を失う」「仕事は―かたづいた」
たいはん
たいはん [0] 【大藩】
(領土・石高など)規模の大きな藩。
たいはん
たいはん [0] 【大範】
よりどころとなる大きな基準。
たいはん
たいはん [0] 【退帆】 (名)スル
船が帆をあげて帰ること。「回天のはや―に及びしかば/近世紀聞(延房)」
たいばつ
たいばつ【体罰】
⇒体刑.
たいばつ
たいばつ [0][1] 【体罰】
こらしめのために,身体的な苦痛を与えること。日本の学校教育では,法律によって禁止されている。「―を加える」
たいばん
たいばん [0] 【胎盤】
妊娠の際,子宮内にできる円盤状の組織塊。胎児がへその緒を介して物質交換を行う。また,胎盤ホルモンを分泌して妊娠の維持に重要な役割をする。
たいばん
たいばん【胎盤】
《解》the placenta.→英和
たいひ
たいひ【待避駅】
a shunting station.待避(側)線 a siding (鉄道の).→英和
非常待避所 <米> a turnout[ <英> a lay-by](高速道路の).→英和
たいひ
たいひ [0][1] 【貸費】
(1)費用を貸すこと。
(2)学費を貸すこと。「―生」
たいひ
たいひ [0][1] 【対比】 (名)スル
(1)くらべあわせてその違いや特徴をはっきりさせること。比較。「日米の文化を―する」
(2)〔心〕 二つの対立する感覚や感情などが,時間的・空間的に接近して現れる時,その差異が強調されて感じられること。同じ灰色の紙片でも,白色の紙の上ではより黒く,逆に黒色の紙の上ではより白く感じられる類。
(3)〔地〕 離れた土地にある地層が互いに同時代のものであるかどうかを決めること。
たいひ
たいひ [1][0] 【待避】 (名)スル
(1)難をさけて,危険の去るのを待つこと。「離れて―する」
(2)逆方向から来る列車またはその駅に止まらない列車の通過を,ほかの列車が別の線路に入って待つこと。「―線」
たいひ
たいひ【対比する】
contrast[compare] <two things,A with B> .→英和
たいひ
たいひ【退避する】
take shelter <in,under> .→英和
退避壕 a shelter;a dugout.→英和
たいひ
たいひ【堆肥】
(a) compost.→英和
たいひ
たいひ [1][0] 【退避】 (名)スル
その場所から離れて危険をさけること。避難。「安全な地点に―する」「―訓練」
たいひ
たいひ [0][1] 【堆肥】
落ち葉・わら・塵芥・野草などを積み重ね,腐らせてつくった有機肥料。つみごえ。
→厩肥(キユウヒ)
たいひごう
たいひごう [3] 【待避壕】
敵機・敵弾などをさけるために掘った穴。
たいひさん
たいひさん [3] 【玳玻盞・玳皮盞】
中国,南宋から元にかけて江西省の吉州窯で産した茶碗。黒色の地釉をかけた上に,藁灰釉を振りかけて製する。焼き上がったものは鼈甲(ベツコウ)(玳瑁(タイマイ)の皮)のような肌をもつ。
たいひじょ
たいひじょ [0] 【待避所】
鉄道・トンネル・橋上などに設けられた,通過列車や車などを避ける場所。
たいひつ
たいひつ [0] 【大筆】
(1)大きな筆。
(2)立派な筆跡や詩文。
たいひつとくしょ
たいひつとくしょ [5] 【大筆特書】 (名)スル
強調して書くこと。特筆大書。「大久保甲東が紀尾井坂に濃厚な血を濺(ソソ)いだ年として,―するのであるが/思出の記(蘆花)」
たいひてき
たいひてき [0] 【対比的】 (形動)
くらべあわせることによって,それぞれの特徴や性質の違いが一層明確になるさま。「―な性格」「―に展示する」
たいひょう
たいひょう [0] 【体表】
からだの表面。「―呼吸」
たいび
たいび [1] 【黛眉】
まゆずみで描いた眉。
たいび
たいび [1] 【大尾】
終わり。おしまい。了。
たいびょう
たいびょう [0][1] 【大病】 (名)スル
重い病気。重病。「―を患う」
たいびょう
たいびょう【大病】
a serious illness.〜である be seriously ill.‖大病人 a patient in a serious condition;a serious case.
たいびょう
たいびょう [0] 【大廟】
(1)帝王の祖先をまつるみたまや。宗廟。
(2)伊勢の大神宮。神廟。
たいびょう=に薬無し
――に薬無し
物事が非常に悪く,あるいは大きくなってしまった場合には,とるべき手段がない。
たいふ
たいふ [1] 【大府】
(1)中国の官名。周代では財政をつかさどった。太府。
(2)大蔵省の唐名。
(3)幕府・大名などを敬っていう語。
たいふ
たいふ [1] 【太傅】
(1)中国,周代の三公の一。天子を補佐した。
(2)左大臣の唐名。
(3)旧皇室典範で,天皇が成人に達しないとき,その養育にあたる職。
たいふ
たいふ [1] 【大夫】
(1)中国,周代の官職の一。卿(ケイ)の下,士の上に位する。
(2)律令制で,一位から五位までの人の総称。または五位の通称。
(3)律令制で,職・坊の長官。だいぶ。
(4)大名の家老の異名。
(5)〔秦の始皇帝が封禅のため泰山に登った際,雨やどりした松の木に大夫の爵位を与えたという故事から〕
松の異名。
(6)神主・禰宜(ネギ)など神職の呼称。
→たゆう
たいふ
たいふ [1][0] 【貸付】
貸し付けること。かしつけ。
たいふ
たいふ [1] 【大父】
祖父。おおじ。
たいふ
たいふ [1] 【大輔】
律令制で,八省の次官の上位。
たいふ
たいふ [1] 【大副】
律令制で,神祇官の次官の上位。
たいふう
たいふう [0] 【耐風】
強い風に耐えること。「―構造」
たいふう
たいふう【台風】
a typhoon.→英和
〜が襲った(上陸した) a typhoon hit (came to land in) <Kyushu> .‖台風圏(内) (within) the typhoon area.台風の目 the eye of a typhoon.
たいふう
たいふう [3] 【台風・颱風】
北太平洋の南西部に発生する熱帯低気圧のうち,最大風速が毎秒17.2メートル以上に発達したもの。直径数百から千キロメートルほどの渦巻で,風は中心に向かって反時計回りに吹き込む。風速は中心から数十キロメートル離れたところが最大で,中心では静穏になっていることが多い。また,進行方向に対して右側が強い。[季]秋。
→台風[表]
たいふう
たいふう [3] 【大風】
強く吹く風。おおかぜ。
たいふういっか
たいふういっか [1][1] 【台風一過】
台風が通り過ぎて,風雨がおさまり晴天になること。「―の青空」
たいふうのめ
たいふうのめ [6] 【台風の目】
(1)台風の中心部で,直径数十キロメートルほどの風の静穏域。台風眼。
(2)激動する物事の中心にいて,影響を与えている勢力や人物。
たいふく
たいふく [0] 【大幅】
大きな掛け軸。
たいふく
たいふく [0] 【体輻】
相称面で分けた生物体の各部分。相互に対応した構造をもつ。
たいふじん
たいふじん [3] 【大夫人】
天子の生母である夫人・女御を敬っていう語。皇太夫人。
たいふつだいどうめい
たいふつだいどうめい 【対仏大同盟】
フランス革命の波及とナポレオンの侵略に対してヨーロッパ諸国が結んだ同盟。イギリスを中心に,1792年から1815年までに七回(または五回)結成された。
たいぶ
たいぶ [1] 【大部】
(1)書物の巻数やページ数が多いこと。
⇔小部
「―の書」
(2)ほとんどの部分。大部分。
たいぶ
たいぶ【大部の】
voluminous;→英和
bulky.→英和
たいぶ
たいぶ [0] 【退部】 (名)スル
運動部・文化部などの部活動から抜けること。
⇔入部
「山岳部を―する」
たいぶつ
たいぶつ [0] 【対物】
物,または物件に対すること。「―保険」
たいぶつ
たいぶつ【対物レンズ】
an object lens.
たいぶつきょう
たいぶつきょう [0] 【対物鏡】
望遠鏡で対物レンズに代わって用いる反射鏡。
たいぶつしんよう
たいぶつしんよう [5] 【対物信用】
質権・抵当権など,担保に提供される物を基礎とする信用。
⇔対人信用
たいぶつたんぽ
たいぶつたんぽ [5] 【対物担保】
⇒物的担保(ブツテキタンポ)
たいぶつレンズ
たいぶつレンズ [5] 【対物―】
顕微鏡・望遠鏡などの光学器械で,物体から来た光が最初に結像するレンズ。
→接眼レンズ
たいぶてい
たいぶてい 【太武帝】
(408-452) 中国,北魏の第三代皇帝(在位 423-452)。華北を統一し,南朝宋との修好に努めたが,道教を厚く信仰し,仏教を弾圧した。
→三武一宗(サンブイツソウ)
たいぶん
たいぶん [0] 【台聞】
身分の高い者が聞くこと。お聞きになること。台聴。高聞。
たいぶんすう
たいぶんすう [3] 【帯分数】
整数と真分数との和から成り立つ数。2�(すなわち 2+�)など。
→真分数
たいぶんすう
たいぶんすう【帯分数】
《数》a mixed number.
たいへい
たいへい【泰平】
peace.→英和
〜の peaceful;→英和
quiet.→英和
‖天下泰平だ Peace reigns over the land.
たいへい
たいへい [0] 【頽弊】
くずれやぶれること。すたれること。
たいへい
たいへい [0] 【大弊】
大きな弊害。
たいへい
たいへい [0] 【大瓶】
大きな瓶(カメ)。おおがめ。
たいへい
たいへい [0] 【大柄】
大きな権柄。大きな権力。
たいへい
たいへい [0] 【太平・泰平】 (名・形動)[文]ナリ
(1)世の中がよく治まり平穏である・こと(さま)。平和。「天下―」「―な世の中」
(2)「太平楽」に同じ。「―をならべたが/洒落本・卯地臭意」
たいへい
たいへい [0] 【大兵】
大勢の兵隊。大軍。
たいへいかい
たいへいかい 【太平海】
「太平洋」に同じ。[ヘボン(二版)]
たいへいかんうき
たいへいかんうき 【太平寰宇記】
中国,宋代の地理書。楽史著。二〇〇巻。八巻分を欠く。宋の統一後の中国の地理や歴史を,南北朝以来の地理書を引用しつつ記述する。
たいへいき
たいへいき 【太平記】
軍記物語。四〇巻。小島法師の作との説がある。何度か補正を経て,1371年頃成立か。後醍醐天皇の討幕計画から,建武の中興・南北朝内乱に至る変革期の歴史過程を,南朝側の立場から流麗な和漢混交文で生き生きと描く。太平記読みなどで後世に与えた影響は大きい。
たいへいきこうしゃく
たいへいきこうしゃく [6] 【太平記講釈】
⇒太平記読(タイヘイキヨ)み
たいへいきしょう
たいへいきしょう 【太平記鈔】
注釈書。四〇巻。世雄房日性(円智)著か。1610年刊。難字句に注解を施し,仏典・漢籍などを引用。太平記注釈書の代表的なもの。
たいへいきちゅうしんこうしゃく
たいへいきちゅうしんこうしゃく 【太平記忠臣講釈】
人形浄瑠璃。時代物。近松半二・三好松洛ら合作。1766年大坂竹本座初演。「仮名手本忠臣蔵」と同様,赤穂浪士の事件を脚色したもので,四段目「石屋」と七段目「喜内家」の場が最近でも上演される。
たいへいきよみ
たいへいきよみ [0][7] 【太平記読み】
江戸初期,路傍や門口などで太平記を読んで銭をもらうこと。また,その芸能者。浪人が多かった。後世の講釈師の祖の一。太平記講釈。
たいへいぎょらん
たいへいぎょらん 【太平御覧】
中国の類書。一〇〇〇巻。宋の太宗の勅で李昉(リボウ)らが983年に完成。天・時序以下五五部門に分けられ,先行の類書など,一六九〇種を引く。その中には現存しないものも多数含まれる。御覧。
たいへいこうき
たいへいこうき 【太平広記】
中国の伝説・説話物語集。五〇〇巻。宋の太宗の勅命により李昉(リボウ)らが編集。978年成立。漢代から宋初までの四七五種の書物から伝説・奇談・異聞を収集し,内容別に分類したもの。
たいへいさく
たいへいさく 【大平策】
江戸中期の政治経済論。一巻。荻生徂徠が1716年,徳川八代将軍吉宗の諮問に答えたものとされるが,成立年代・著者とも異論がある。聖人の道が治国安民の道であることを強調する。
たいへいづか
たいへいづか [3] 【大瓶束】
建築で,形が瓶子(ヘイシ)に似た装飾的な束。普通,虹梁(コウリヨウ)の上に用いられ,下部に結綿(ユイワタ)という彫刻がある。
大瓶束[図]
たいへいてんごく
たいへいてんごく 【太平天国】
中国,清末,洪秀全の指導する上帝会を中心にした農村大衆の反清組織によって樹立された国。1851年広西省で挙兵し,湖南に進出,のち南京を占領して天京(テンケイ)と改名し首都とした。キリスト教の影響を受け,政治・経済上の平等主義を掲げたが,56年頃から内紛が激化し,曾国藩らの郷勇や英人ゴードンの常勝軍などの攻撃をうけて64年滅んだ。
たいへいどう
たいへいどう 【太平道】
中国,後漢末,張角が組織した宗教結社。霊力のあるとされる符水を飲ませ,呪文によって病気を治し,河北・山東の農民に多くの信徒を得た。五斗米道(ゴトベイドウ)とともに道教の源流。
→黄巾(コウキン)の乱
たいへいよう
たいへいよう【太平洋】
the Pacific (Ocean).〜の Pacific.‖太平洋(沿)岸 the Pacific coast.太平洋戦争 the Pacific War.太平洋横断飛行 a transpacific flight.
たいへいよう
たいへいよう 【太平洋】
〔Pacific Ocean〕
アジア・南アメリカ・北アメリカ・南極・オーストラリアの五大陸の間に広がる世界最大の海洋。地球表面積の三分の一を占める。1521年マゼランが最初に太平洋を横断した際に,無風平穏であったところから名づけられた。
たいへいようあんぜんほしょうじょうやく
たいへいようあんぜんほしょうじょうやく 【太平洋安全保障条約】
⇒アンザス(ANZUS)
たいへいようがかい
たいへいようがかい 【太平洋画会】
美術団体。明治美術会の系統を引き,その門下の満谷国四郎・石川寅治・大下藤次郎らが1901年(明治34)結成した。白馬会とともに明治後期の洋画壇の中心勢力をなした。57年(昭和32)太平洋美術会と改称。
たいへいようがわきこう
たいへいようがわきこう [9] 【太平洋側気候】
日本列島の太平洋側に特徴的な気候。冬の乾燥と晴天,夏は梅雨や台風による降雨と盛夏の晴天がみられる。太平洋岸式気候。太平洋岸型気候。
⇔日本海側気候
たいへいようせんそう
たいへいようせんそう 【太平洋戦争】
第二次大戦のうち,アジア太平洋地域が戦場となった日本と米・英・オランダ・中国など連合国との戦争。日中戦争の行き詰まり打開のため,1941年(昭和16)12月8日,日本は米・英に宣戦,一時は南方諸地域を制圧したが,ミッドウェー海戦を転機に42年後半から守勢一方となり,45年8月,アメリカの広島・長崎への原爆投下やソ連の参戦などによりポツダム宣言を受諾して,八月一五日無条件降伏した。当時は大東亜戦争と呼ばれていた。
たいへいようつなみけいほうセンター
たいへいようつなみけいほうセンター 【太平洋津波警報―】
〔Pacific Tsunami Warning Center〕
太平洋地域の津波警報実施機関。アメリカ,ハワイ州ホノルル所在。PTWC 。
たいへいようもんだいちょうさかい
たいへいようもんだいちょうさかい 【太平洋問題調査会】
〔Institute of Pacific Relations〕
太平洋地域の諸国家・諸民族の相互理解を目的として調査研究を行なった国際的協力機関。1925年発足。日本支部は自由主義者が中心となって26年設立,第二次大戦中は脱退状態にあったが50年復帰。61年まで存続。IPR 。
たいへいようプレート
たいへいようプレート [8] 【太平洋―】
太平洋の大部分を載せているプレート。東太平洋海膨・太平洋 - 南極海嶺で生じ,ほぼ北西方向へ移動し,アリューシャン・千島・日本・伊豆 - 小笠原・マリアナ・トンガ・ケルマデックの各海溝で沈み込む。
たいへいようベルトちたい
たいへいようベルトちたい [10][11] 【太平洋―地帯】
京浜・東海・中京・阪神・瀬戸内・北九州間に帯状に伸びた人口・工業の集中した地域。
たいへいらく
たいへいらく [3] 【太平楽】
(1)勝手なことを言いたい放題に言うこと。勝手な振る舞い,また,そのようなさま。「のんきに―を並べる」
(2)舞楽名(別項参照)。
たいへいらく
たいへいらく 【太平楽】
舞楽の一。左方に属する新楽で,太食(タイシキ)調の中曲。四人による武舞(ブノマイ)。曲は,朝小子(チヨウゴシ)・武昌楽(ブシヨウラク)・合歓塩(ガツカエン)の三曲から成る。甲冑(カツチユウ)に魚袋(ギヨタイ)・胡簶(ヤナグイ)などをつけ,太刀,次いで鉾(ホコ)を執(ト)って舞う。
太平楽[図]
たいへき
たいへき [0] 【大辟】
〔「辟」は刑の意〕
重い刑罰。死刑。
たいへん
たいへん【対辺】
《数》the opposite side.
たいへん
たいへん【大変な】
(1)[重大な]serious;→英和
grave;→英和
[やっかいな]troublesome;→英和
hard;→英和
difficult;→英和
[たいした]wonderful;→英和
splendid;→英和
[非常な]terrible;→英和
horrible.→英和
(2)[たくさんの]⇒沢山.
〜に very;→英和
awfully;→英和
very much.
たいへん
たいへん [0] 【大変】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)大きな異変。大事件。「国家の―」
(2)大きな危険や損害をもたらしそうで捨てておけないこと。事が重大であること。また,そのさま。「―な事件」
(3)苦労のはなはだしいこと。対処するのが容易でないこと。また,そのさま。おおごと。「準備が―だ」「重くて―な仕事」
[派生] ――さ(名)
■二■ (副)
程度のはなはだしいさま。たいそう。「―驚く」「―世話になった」
たいへん
たいへん [1] 【対辺】
四辺形では向かい合った辺。三角形では一つの角に相対する辺。
たいへん
たいへん [0] 【大編・大篇】
構想が大きく,編章の長い詩や文章。大作。雄編。
たいべい
たいべい【対米関係】
relations with America.対米貿易 <Japanese> trade with America.対米輸出 the exports to America.
たいべつ
たいべつ [0] 【大別】 (名)スル
大きく区分すること。大まかな区分。「東日本と西日本に―する」
たいべつ
たいべつ【大別する】
divide[classify]roughly <into> .
たいべつさんみゃく
たいべつさんみゃく 【大別山脈】
中国の中部を東西に走る山脈。淮河(ワイガ)と長江の分水嶺をなす。ターピエ山脈。
たいべん
たいべん [0] 【胎便】
胎児の便。粘稠性で色は青黒く,分娩後二〜四日ほどに排出される。かにばば。かにくそ。胎屎(タイシ)。
たいべん
たいべん [1] 【大弁・大辯】
すぐれた弁舌。雄弁。能弁。達弁。
たいべん=は訥(トツ)なるが如し
――は訥(トツ)なるが如し
〔老子〕
すぐれた雄弁家は無駄口をきかないので,かえって口べたのようにみえる。
たいほ
たいほ【逮捕】
(an) arrest;→英和
capture.→英和
〜する arrest;capture;catch.→英和
‖逮捕状 <issue> a warrant for the arrest <of> .
たいほ
たいほ【退歩】
retrogression;deterioration.〜的 backward.→英和
〜する retrograde;→英和
go[fall]backward;degenerate.→英和
たいほ
たいほ [1] 【太保・大保】
〔「たいほう」とも〕
(1)右大臣の唐名。
(2)古代中国で,三公の一。天子を補佐した。
たいほ
たいほ [1] 【退歩】 (名)スル
あともどりすること。物事の状態が以前より悪くなること。
⇔進歩
「考え方が―する」
たいほ
たいほ [1] 【逮捕】 (名)スル
(1)捜査機関または私人が,被疑者の身体の自由を拘束し,引き続き一定期間抑留すること。憲法上,現行犯以外は,裁判官の発する令状を必要とする。通常逮捕・現行犯逮捕・緊急逮捕の三種がある。「誘拐犯人は―された」
(2)他人の身体的行動の自由を奪うこと。
たいほう
たいほう [0] 【大鵬】
(1)〔荘子(逍遥遊)〕
中国における想像上の大鳥。おおとり。鵬(ホウ)。
(2)賢者のたとえ。
たいほう
たいほう [0] 【大方】
(1)見識の高い人。
(2)おおかた。あらまし。「―の花主(オトクイ)右の表題を暗記(ソランジ)給ひて/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)大道。仏の道。「久しく―に迷ふ/霊異記(上)」
たいほう
たいほう [0] 【大法】
大きなさだめ。重要な法規。「天下の―」
→だいほう(大法)
たいほう
たいほう [0] 【大砲】
(1)大きな弾丸を発射する火器の総称。砲。火砲。おおづつ。
(2)(野球・バレーボールなどで)強力な打者・打撃力のたとえ。
(3)真実らしいうそ。
たいほう
たいほう【大砲】
<fire> a gun;→英和
a cannon;→英和
artillery (総称).→英和
たいほう
たいほう [0] 【大邦】
大きな国。大国。
たいほう
たいほう [0] 【大宝】
この上なく尊く大切な宝。至宝。
たいほう
たいほう [0] 【大封】
大きな封土。広大な領地。
たいほう
たいほう 【大宝】
年号(701.3.21-704.5.10)。慶雲の前。文武(モンム)天皇の代。だいほう。
たいほうぐん
たいほうぐん タイハウ― 【帯方郡】
朝鮮半島中部西岸に,後漢末から313年まで約110年間置かれた中国の郡名。楽浪郡を併有していた遼東太守公孫度の子,公孫康が郡の南部を分割して設置。邪馬台国の女王卑弥呼との通交で知られる。
たいほうりつりょう
たいほうりつりょう 【大宝律令】
日本古代の基本法典。701年(大宝1)制定。律六巻,令一一巻。刑部(オサカベ)親王・藤原不比等らの撰。七世紀以来の諸制度の法的整備を示し,757年養老律令施行までの国家の基本法となった。現存しないが,養老令の注釈書「令集解(リヨウノシユウゲ)」などによりその一部が知られる。
たいほかんきんざい
たいほかんきんざい [6] 【逮捕監禁罪】
不法に人を逮捕{(2)}または監禁することにより成立する罪。
たいほきょだくせいきゅう
たいほきょだくせいきゅう [1][4] 【逮捕許諾請求】
国会議員を国会の会期中に逮捕する許諾を議院に求めること。
→不逮捕特権
たいほく
たいほく 【台北】
台湾北部にある都市。台湾の政治・文化・経済の中心地。金属・機械などの工業が発達。タイペイ。
台北(国立故宮博物院)[カラー図版]
台北(中正紀念堂)[カラー図版]
台北(忠烈祠)[カラー図版]
台北(中華路)[カラー図版]
たいほくていこくだいがく
たいほくていこくだいがく 【台北帝国大学】
植民地時代の台湾に設置された,旧帝国大学の一。1928年(昭和3)開設,45年日本の敗戦により閉鎖。
たいほじょう
たいほじょう [3][0] 【逮捕状】
裁判官が被疑者の逮捕を捜査機関に許可する旨を記載した令状。
たいほん
たいほん [0] 【大本】
物事の一番のもとになること。根本。おおもと。「政治の―」
たいぼ
たいぼ [1] 【大母・太母】
祖母。
たいぼう
たいぼう [0] 【大望】
「たいもう(大望)」に同じ。「君の―は壮なりといへども/未来の夢(逍遥)」
たいぼう
たいぼう【耐乏生活をする】
bear a hard life;rough it.
たいぼう
たいぼう【待望する】
expect;→英和
look forward to <doing,a thing> .〜の hoped-for;long-awaited[-expected].
たいぼう
たいぼう [0] 【待望】 (名)スル
待ち望むこと。待ちこがれること。「再会の日を―する」「明日から―の夏休みだ」
たいぼう
たいぼう [0] 【体貌】
姿と顔だち。容貌。
たいぼう
たいぼう [0] 【耐乏】
とぼしさにたえること。「―生活」
たいぼうちょう
たいぼうちょう [3] 【体膨張】
物体の体積が温度変化によって増減する現象。
たいぼうちょうりつ
たいぼうちょうりつ [5] 【体膨張率】
物体の熱膨張による体積の増加の割合を温度差で割った値。
たいぼく
たいぼく [0] 【太僕】
中国の官名。九卿の一。朝廷の車馬・牧畜をつかさどった。
たいぼく
たいぼく [0] 【大木】
大きな立ち木。大樹。巨木。「うどの―」
たいぼく
たいぼく [0] 【台墨】
他人の手紙を敬っていう語。台翰(タイカン)。
たいぼく=の下に小木育つ
――の下に小木育つ
大きな勢力をもつ人のもとに,多くの人々が庇護されている状態のたとえ。
たいぼく=は風に折られる
――は風に折られる
大きな木が風に折られやすいように,地位の高い者は他の人の批判を受けやすい。
たいぼん
たいぼん [0] 【大犯】
〔「だいぼん」とも〕
大きな罪。大犯罪。「此の重衡卿は―の悪人たるうへ/平家 11」
たいぼんさんかじょう
たいぼんさんかじょう 【大犯三箇条】
鎌倉時代,守護の権限のうち最も重要な三つの事項。大番催促,謀反人の検断,殺害人の検断のこと。
たいま
たいま【大麻】
《植》hemp;→英和
[麻薬]marijuana;→英和
<俗> pot[grass].→英和
たいま
たいま [1] 【大麻】
(1)アサの葉や花穂を乾燥したもの。また,その樹脂。喫煙すると開放感などの精神作用を生ずる。日本では大麻取締法により栽培や所持・譲渡が規制されている。マリファナ。ハッシッシ。ハシッシュ。
(2)アサ{(1)}の漢名。
(3)伊勢神宮で頒布される神符。
(4)幣(ヌサ)を敬っていう語。おおぬさ。
たいま
たいま [0] 【対馬】
(1)将棋で,平手(ヒラテ)のこと。
(2)将棋の力が同じ程度であること。
たいま
たいま 【当麻】
〔古くは「たぎま」〕
(1)奈良県北葛城郡の町。上代,難波と明日香(飛鳥)を結ぶ竹内街道沿いの要地。相撲の始祖当麻蹴速(ケハヤ)の塚や当麻寺がある。
(2)「たえま(当麻)」に同じ。
たいまい
たいまい [0][1] 【大枚】
多額の金。「―をはたく」
たいまい
たいまい [0] 【玳瑁・瑇瑁】
海産のカメ。甲長90センチメートルほど。主に熱帯・亜熱帯に分布するが,個体数が減少。背甲は黄色と黒色の鼈甲(ベツコウ)色で,高級細工物の材料とするが,ワシントン条約で商取引が禁止されている。
玳瑁[図]
たいまい
たいまい【大枚百万円】
as much as[no less than]a million yen.
たいまい
たいまい【玳瑁】
《動》a hawksbill (turtle).→英和
たいまく
たいまく [1] 【胎膜】
胎児を包んでいる膜の総称。胎児付属膜。胚膜。
たいまし
たいまし [3] 【大麻糸】
アサの繊維から作った糸。
たいまつ
たいまつ [1][0] 【松明】
〔「焚松(タキマツ)」の転〕
松や竹の割り木,または枯れ草などを束ね,これに火をつけ照明とするもの。ついまつ。
たいまつ
たいまつ【松明】
<kindle> a torch.→英和
松明行列 a torchlight procession.
たいまつまつり
たいまつまつり [5] 【松明祭(り)】
大きな松明をともす祭礼。京都市伏見区の三栖(ミス)神社の祭りなど。
たいまつる
たいまつ・る 【奉る】 (動ラ四)
〔「たてまつる」の転〕
(1)献上する。さしあげる。「ただ一つある鏡を―・る/土左」
(2)(補助動詞)
他の動詞の連用形に付いて,その動作の対象を敬う謙譲表現をつくる。…申しあげる。「おもてはげまして人の見―・るべくあらば/宇津保(藤原君)」
たいまでら
たいまでら 【当麻寺】
奈良県当麻町にある高野山真言宗・浄土宗の寺。正称,二上山禅林寺。寺伝によれば,612年,聖徳太子の弟麻呂子王(マロコノキミ)が河内に建てた万法蔵院に始まるという。681年頃現在地に移転し改称。東西両塔など国宝多数。
たいまのけはや
たいまのけはや 【当麻蹴速】
垂仁天皇の頃の人。相撲の祖とされる。大和国当麻に住む強力自慢であったが,勅命で出雲国の野見宿禰(ノミノスクネ)と対戦し,肋骨や腰骨を折られて死んだという。
たいままんだら
たいままんだら 【当麻曼荼羅】
当麻寺にある阿弥陀浄土変相図。縦横約4メートル。観無量寿経に基づき,天平年間(729-749)藤原豊成の娘の法如(中将姫)が蓮糸を用いて一晩で織ったという伝説があるが,絹糸が用いられている。破損がいちじるしい。鎌倉時代から多くの模写本が作られた。国宝。
たいままんだらえんぎ
たいままんだらえんぎ 【当麻曼荼羅縁起】
絵巻。二巻。当麻寺に伝わる当麻曼荼羅にまつわる伝説を描いたもので,鎌倉時代の作。鎌倉市光明寺蔵。国宝。
たいまゆ
たいまゆ [3] 【大麻油】
アサの種からとる油。麻油。
たいまん
たいまん [0] 【怠慢】 (名・形動)[文]ナリ
なまけおこたること。なまけてするべき事をしないこと。また,そのさま。「職務―」「―のそしりを免れない」
[派生] ――さ(名)
たいまん
たいまん【怠慢】
negligence;→英和
neglect.→英和
〜な negligent;→英和
neglectful.→英和
〜である neglect <one's duties> .
たいみそ
たいみそ タヒ― [0] 【鯛味噌】
鯛のすり身をまぜ込んだ味噌。
たいみつ
たいみつ [1][0] 【台密】
日本の天台宗の密教。真言宗の東密に対していう。最澄に始まり,円仁流の山門派(延暦寺)と円珍流の寺門派(園城寺)の二派となって発展した。
たいみつじゅうさんりゅう
たいみつじゅうさんりゅう 【台密十三流】
〔仏〕 台密の一三の流派。根本大師流・慈覚大師流・智証大師流を根本三流といい,慈覚大師流は川流と谷流に分かれ,谷流は院尊・三昧・仏頂・蓮華・味岡・智泉・穴太(アノウ)・法曼・功徳・梨本の一〇流に分かれた。根本大師流・智証大師流・川流と谷流系の一〇流を総じて十三流という。
たいみんずきん
たいみんずきん [5][6] 【大明頭巾】
紫縮緬(チリメン)の袖頭巾。宝暦年間(1751-1764)大坂から江戸へ来た女形役者の中村富十郎が用いたことから流行した。
たいみんちく
たいみんちく [3] 【大明竹】
イネ科タケササ類の一種。沖縄原産。暖地で栽培。稈(カン)は叢生(ソウセイ)し,高さ約3メートル。枝は数個ずつ節につき,葉は線形で厚く,軽くよじれる。
たいむ
たいむ [1] 【大夢】
大きな夢。大きな理想。
たいむ
たいむ [1] 【隊務】
軍隊内の事務。軍隊のつとめ。
たいめ
たいめ 【対面】
「たいめん」の撥音「ん」の無表記。「仲純の君おはしければ,―して御物語し給ふ/宇津保(俊蔭)」
たいめい
たいめい [0] 【台命】
将軍や三公など貴人の命令。「勅命に戻(モト)り―に背き/福翁自伝(諭吉)」
たいめい
たいめい [0] 【大名】
(1)大きな名誉。高い名声。高名。「不朽の―」
(2)「だいみょう(大名)」に同じ。[節用集(文明本)]
たいめい
たいめい [0] 【大命】
(1)上帝の命令。天の命令。
(2)君主の命令。
(3)旧憲法下で,天皇の命令。勅命。
たいめい
たいめい [0] 【待命】
(1)命令が下るのを待つこと。
(2)大使・公使が,その在外公館勤務を免ぜられたあと,新しく他の在外公館に勤務するまでの間待機していること。
たいめいがっき
たいめいがっき [5] 【体鳴楽器】
楽器の分類用語。板・棒・器などの固体を衝撃(打つ・こする)により振動させて音を発する楽器。木琴・カスタネット・マラカスなど。
たいめいきゅうしょく
たいめいきゅうしょく [5] 【待命休職】
退職を前提に一定期間を休職扱いとし,その間休職給を支払うもの。人員整理の一方法で,公務員の人員整理に用いられた。待命制度。
たいめいこうか
たいめいこうか [5] 【大命降下】
旧憲法下の慣例で,天皇が自ら選んだ候補者に,内閣総理大臣となるべきこと,並びに組閣の構想を答申すべきことを命ずること。
たいめし
たいめし タヒ― [0] 【鯛飯】
(1)ほぐした鯛の身を炊き込んだ味つけ飯。また,鯛のそぼろをかけた飯にもいう。
(2)賽(サイ)の目に切った鯛を,炊き上がる頃の飯の上にのせて蒸し,すまし汁をかけて食べるもの。
たいめん
たいめん【対面する】
see;→英和
meet;→英和
interview.→英和
対面交通 facing traffic.
たいめん
たいめん タヒ― [0] 【鯛麺】
ゆでたそうめんに,煮た鯛の汁と身を添えつけた料理。
たいめん
たいめん [0] 【対面】 (名)スル
(1)顔を合わせること。面会すること。「一〇年ぶりに―する」
(2)互いに向かい合うこと。
たいめん
たいめん [0] 【体面】
世間に対する体裁。面目。「―を保つ」「―にかかわる」「―をけがす」
たいめん
たいめん【体面】
dignity (威信);→英和
appearance (体裁);→英和
honor (名誉);→英和
reputation (評判).→英和
〜にかかわる affect one's honor.〜を重んじる have a sense of honor.〜を汚す impair one's dignity;bring disgrace <on> .〜を保つ keep up appearances;save one's face.
たいめんこうつう
たいめんこうつう [5] 【対面交通】
歩道と車道の区別がない道路で歩行者は右側を車両は左側を通るため,それぞれが道路の同じ側で向かい合うこと。また,その交通方法。
たいめんさんじゅう
たいめんさんじゅう [5] 【対面三重】
歌舞伎の下座(ゲザ)音楽の一。「曾我の対面」で,五郎・十郎の出に用いる三重。
たいめんてつどう
たいめんてつどう 【泰緬鉄道】
第二次大戦中,1943年,日本軍が建設したビルマ(現ミャンマー)とタイを結ぶ鉄道。タイ側はクワイ川に沿う。ビルマ側は戦後撤去。建設作業に従った連合軍捕虜と現地人に多くの死者を出した。
たいも
たいも [1] 【大喪】
「たいそう(大喪)」に同じ。
たいもう
たいもう [0] 【体毛】
からだに生えている毛。
たいもう
たいもう【大望をいだく】
have[cherish]an ambition.→英和
たいもう
たいもう [0] 【大望】
〔「もう」は呉音〕
大きな望み。遠大な志。たいぼう。「―を抱く」
たいもん
たいもん [0] 【体文】
悉曇(シツタン)字母の,子音を表す三五字。
→摩多
たいや
たいや [1] 【大野】
大きな野原。おおの。
たいや
たいや [1][0] 【逮夜】
葬儀の行われる前夜。また,忌日の前夜。
たいやき
たいやき タヒ― [0] 【鯛焼(き)】
鯛の形をした鉄製の型に小麦粉を溶いたものを流し込み,餡(アン)を入れて焼いた菓子。
たいやぎょう
たいやぎょう [0] 【逮夜経】
逮夜に行う読経。
たいやく
たいやく [0] 【大約】
おおよそ。大略。副詞的にも用いる。「―以上のようであった」
たいやく
たいやく【大役を仰せつかる(果たす)】
be charged with (perform) an important task[duty,mission];be cast for (play) an important part (劇の).
たいやく
たいやく [0] 【退役】 (名)スル
役職を退くこと。[日葡]
たいやく
たいやく [0] 【対訳】 (名)スル
原文に並べて,その訳文を示すこと。また,その書。「羅葡日(ラポニチ)―辞書」
たいやく
たいやく【対訳】
a translation (printed side by side) with the original.→英和
たいやく
たいやく【大厄】
a great calamity[misfortune];a grand climacteric (厄年).
たいやく
たいやく [0] 【大厄】
〔「だいやく」とも〕
(1)非常な災難。
(2)最大の厄年。数え年で,男四二歳,女三三歳とされる。
たいやく
たいやく [0] 【大役】
(1)重大な任務。重大な役目。大任。「―を果たす」
(2)芝居・映画などでの重要な役。
⇔端役
「―をこなす」
(3)花札で,大きな役。
たいやていりゅう
たいやていりゅう タヒヤテイリウ 【鯛屋貞柳】
(1654-1734) 江戸中期の狂歌師。永田氏。通称,善八。別号,油煙斎・由縁斎。紀海音の兄。大坂の人。最初の専門狂歌師で,享保期上方狂歌壇の中心的人物。著「家津登(イエヅト)」「油縁斎置土産」など。
たいゆう
たいゆう [0] 【体用】
(1)本体と,そのはたらき。たいよう。
(2)連歌・俳諧で,山類・水辺・居所などの詞のうち,主体・本体となる詞(体)と,その作用・属性を表す詞(用)のこと。例えば,「海・浦」が体,「浪・氷」が用となる類。付合(ツケアイ)において用体用・体用体を避けるなど重視された。
(3)能楽で,基本的な芸とそこから生まれる趣。
たいゆう
たいゆう [0] 【大憂】
(1)大きな心配事。
(2)親の喪。また,天子の崩御。
たいゆう
たいゆう [0] 【大勇】
真の勇気。大事にあたって出す勇気。
⇔小勇
たいゆう
たいゆう [0] 【大悠】 (名・形動)[文]ナリ
気持ち・態度がゆったりしている・こと(さま)。おおよう。「 H さんのやうな―な人から見たら/行人(漱石)」
たいゆう
たいゆう [0] 【大遊】 (名)スル
大いに遊ぶこと。
たいゆう=は怯(キヨウ)なるが如(ゴト)し
――は怯(キヨウ)なるが如(ゴト)し
〔蘇軾「賀歌欧陽少師致仕啓」〕
真に勇気のある人は軽率に人と争わないから,ちょっと見ただけでは臆病者のように見える。
たいよ
たいよ【貸与】
(a) loan.→英和
〜する lend;→英和
loan.
たいよ
たいよ [1] 【貸与】 (名)スル
貸すこと。貸し与えること。「育英資金を―する」
たいよう
たいよう [1] 【太陽】
(1)太陽系の中心にあって地球などの惑星を伴う,我々に最も近い恒星。巨大な高温のガス球で,球形に見える部分を光球という。その外側を彩層が薄く取り巻き,さらにその外側にコロナがある。光球の表面温度約五千八百度,コロナの温度約百万度。半径は69万6千キロメートルで,地球の一〇九倍。平均密度1.41グラム毎立方センチメートル。地球からの平均距離1億4960万キロメートル。
(2)あこがれの的。心を明るくしてくれるもの。「あなたは僕の―だ」
太陽(1)[図]
たいよう
たいよう【大要】
<give> an outline[a summary] <of> .→英和
たいよう
たいよう【太陽】
the sun.→英和
‖太陽系(暦) the solar system (calendar).太陽電池 a solar battery.太陽灯 a sun(ray) lamp.太陽熱 solar heat.
たいよう
たいよう【耐用年数】
durable years.
たいよう
たいよう [0] 【胎孕】
みごもること。妊娠。
たいよう
たいよう 【体用】
本体とその作用。たいゆう。「空と風とは―にて,つまる所は四大なり/滑稽本・放屁論後編」
たいよう
たいよう [0] 【対揚】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)君命にこたえて,その旨を民に称揚すること。「慈仁覆育の朝旨に―し/新聞雑誌 45」
(2)つり合っている・こと(さま)。匹敵。対等。「―ナ相手/日葡」「―すべきまでもなき大勢なりけれども/太平記 6」
(3)〔仏〕 法会のときなどに,仏前で偈(ゲ)を唱えること。また,その偈文。
たいよう
たいよう [0] 【体養】
身体を養うこと。「幼少の時から―に不足はない/福翁自伝(諭吉)」
たいよう
たいよう [0][1] 【大洋】
面積が広く,独立の海流系を有する大きな海。太平洋・インド洋・大西洋・北氷洋・南氷洋を五大洋という。おおうみ。大海。
たいよう
たいよう [0] 【体様・態様】
ありさま。ようす。状態。
たいよう
たいよう タイヤウ 【太陽】
月刊総合雑誌。1895年(明治28)博文館から刊行。政治・社会の論評を主とし,文芸方面でも高山樗牛・田山花袋・上田敏らが寄稿。日本主義・自然主義評論が展開された。1928年(昭和3)廃刊。
たいよう
たいよう【大洋】
the ocean.→英和
大洋航路(船) an ocean line (liner).
たいよう
たいよう [0] 【大用】
(1)大きな作用。
(2)大きな効用。「秘するによりて―あるが故なり/風姿花伝」
たいよう
たいよう [0] 【耐用】
使用に耐えること。役に立つこと。
たいよう
たいよう [0] 【大要】
(1)だいたいの要点。あらまし。概要。副詞的にも用いる。「計画の―を発表する」「―次のとおりである」
(2)特に肝要な点。
たいよううんどう
たいよううんどう [5] 【太陽運動】
太陽が太陽系全体を伴って恒星空間を移動している運動。その速度は一九・五 km/s,向点はヘルクレス座。
たいようく
たいようく [3] 【大洋区】
動物地理区の一。ニュージーランド・西南太平洋諸島・南極大陸を含む地域。キウイ・ムカシトカゲが現存し,アザラシ・ペンギンに固有種が多い。ウォーレスによる区分ではオーストラリア区の中に含めている。
たいようけい
たいようけい [0] 【太陽系】
太陽および太陽の引力の影響を主に受けて運行している天体の総称。水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の惑星とその衛星および小惑星・彗星・惑星間物質などが含まれる。
たいようこうはつでん
たいようこうはつでん [7] 【太陽光発電】
太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置。太陽電池など。
たいようこくてん
たいようこくてん [5] 【太陽黒点】
太陽の表面に見える黒い点。強い磁場を伴う比較的低温な部分と考えられる。発達したものは暗部とその周囲の半暗部から成る。約11年の周期で盛衰を繰り返す。黒点。
たいようこくてんせつ
たいようこくてんせつ [7] 【太陽黒点説】
太陽の黒点の周期的増減が気象の変化をもたらし,農作物の収穫に影響を与えることから,景気循環が生じるとの説。ジェボンズが唱えた。
たいようしさ
たいようしさ [5] 【太陽視差】
地球から見た太陽の地平視差。一般には赤道上から測った太陽赤道地平視差のことで,約八・七九四秒。太陽までの距離を求めるのに役立つ。
→地平視差
たいようしゅう
たいようしゅう【大洋州】
Oceania.→英和
たいようしゅう
たいようしゅう [3] 【大洋州】
⇒オセアニア
たいようしん
たいようしん [3] 【太陽神】
太陽を信仰の対象として神格化したもの。
たいようしんわ
たいようしんわ [5] 【太陽神話】
神話の型の一。太陽もしくは太陽神を主題としたもの。ギリシャ神話のアポロン説話や,日本神話の天照大神を主人公とするものなど。
たいようじ
たいようじ [3] 【太陽時】
太陽の南中を基準とする時刻。真太陽時・平均太陽時などの種類がある。
たいようじつ
たいようじつ [3] 【太陽日】
太陽の南中を基準とした日の単位。
たいようすうはい
たいようすうはい [5] 【太陽崇拝】
自然崇拝・天体崇拝の一つで,太陽を神としてあがめるもの。世界中に広く分布。日本では天照大神崇拝や日待ちなどにみられる。
たいようぞく
たいようぞく [3] 【太陽族】
〔石原慎太郎の小説「太陽の季節」から〕
既成の秩序にとらわれず,奔放な考え方と行動をする戦後派若者を評した語。
たいようちゅう
たいようちゅう [0][3] 【太陽虫】
原生動物肉質綱太陽虫類の単細胞動物の総称。直径10〜1000マイクロメートルの球形の体から針状の仮足を放射状に伸ばす。この仮足で微小な藻類などを捕食する。大半が淡水産で,池沼や水田などに見られる。
たいようちょう
たいようちょう [0] 【太陽鳥】
スズメ目タイヨウチョウ科に属する百十余種の鳥の総称。一般に小形で,体長9〜25センチメートル。雄の羽は金属光沢を帯びて美しい。一般に花の蜜を吸い,くちばしは細長く下に曲がる。アフリカ・アジア南部・オセアニアの熱帯に分布。サンバード。
たいようちょう
たいようちょう [3] 【太陽潮】
太陽の引力によって起こる潮汐。
⇔太陰潮
たいようていかくだいせつ
たいようていかくだいせつ [9] 【大洋底拡大説】
⇒海洋底拡大説(カイヨウテイカクダイセツ)
たいようていすう
たいようていすう [5] 【太陽定数】
地球が太陽からの平均距離にある時,大気上空で太陽光に垂直に単位面積単位時間当たり太陽から受けるエネルギー量。1367Wm�²(1.96cal・cm�²・min�¹)
たいようでんち
たいようでんち [5] 【太陽電池】
半導体(多くはシリコン)の pn 接合部に光を当てて生ずる起電力を利用して,光エネルギーを,直接電気エネルギーに変換する装置。シリコン光電池。
たいようでんぱ
たいようでんぱ [5] 【太陽電波】
太陽が放射している電波。地上に届くその波長は1ミリメートルから30メートル。電波を放射しているのは光球の周囲の高温な大気中のコロナ・彩層などのほか,フレア発生の場合などもある。
たいようとう
たいようとう [0] 【太陽灯】
太陽光線に近い波長成分の光を人工的に発生させる装置。普通,医療用の水銀石英灯をいう。
たいようとう
たいようとう [0] 【大洋島】
⇒洋島(ヨウトウ)
たいようねつはつでん
たいようねつはつでん [7] 【太陽熱発電】
太陽熱を動力源に利用した発電。多くの鏡を並べて大きな凹面鏡を作り,その焦点に太陽熱を集めて発電機を動かす装置などがある。
たいようねん
たいようねん [3] 【太陽年】
太陽が黄道上,春分点を出て再び春分点に戻るまでの時間。三六五・二四二二日。回帰年。
たいようねんすう
たいようねんすう [5][7] 【耐用年数】
機械設備など企業の固定資産が物理的・経済的に使用可能な年数。法令で定められ,減価償却期間算定の基準となる。耐久年数。
たいようのきせつ
たいようのきせつ タイヤウ― 【太陽の季節】
小説。石原慎太郎作。1955年(昭和30)「文学界」発表。戦後世代の反倫理的な生活や心情を描き,社会的事件として反響を呼び,「太陽族」の流行語を生む。
たいようのないまち
たいようのないまち タイヤウ― 【太陽のない街】
小説。徳永直作。1929年(昭和4)「戦旗」に連載。作者自身も参加した,26年の共同印刷争議を労働者の側から描く。日本プロレタリア文学の代表作の一。
たいようふう
たいようふう [3] 【太陽風】
太陽から太陽系空間に放出されているプラズマの流れ。主に電子と陽子から成り,速さは毎秒約350〜700キロメートル。彗星が太陽の反対側へ尾を引くのは太陽風で吹き飛ばされるためである。地磁気のために地球上には到達しないが,磁気嵐・極光・電離層の乱れなどは太陽風が要因となって起こる。たいようかぜ。
たいようほうしゃ
たいようほうしゃ [5] 【太陽放射】
太陽が可視光線を主として γ 線から電波までの全電磁波や荷電粒子を放出すること。
→太陽風
たいようめんつうか
たいようめんつうか [7] 【太陽面通過】
⇒日面経過(ニチメンケイカ)
たいようれき
たいようれき [3] 【太陽暦】
太陽の黄道上の運行,すなわち季節の交代する周期(一太陽年)をもとに作られた暦。現在,世界の共通暦であるグレゴリオ暦はこの一種で,一年をほぼ太陽年と等しくしたもの。陽暦。
→太陰暦
→グレゴリオ暦
→ユリウス暦
たいようろ
たいようろ [3] 【太陽炉】
太陽光を放物面鏡で集光し,容易に摂氏三〇〇〇〜四〇〇〇度の高温を得る装置。
たいようエネルギー
たいようエネルギー [6] 【太陽―】
太陽が放出するエネルギー。太陽内部で進行している熱核反応による。その全量は毎秒 3.8×10²�ジュール。大部分は電磁波として放出されている。
たいようコンパス
たいようコンパス [5] 【太陽―】
動物が,体内時計に基づいた時刻の感覚と太陽の位置から,一定の方位を知り,定位する場合,太陽をコンパスに見たてていう。鳥の渡り,伝書バトの帰巣,ミツバチのダンスはこれを用いている。
たいよく
たいよく [0] 【大欲・大慾】
〔「だいよく」とも〕
(1)大きな望み。大きな欲望。
⇔小欲
(2)非常に欲の深いこと。
たいよく
たいよく【大欲】
avarice;→英和
greed.→英和
たいよく=は無欲(ムヨク)に似たり
――は無欲(ムヨク)に似たり
(1)大きな野心をもっている者は小さな利益など問題にしないから,外見は無欲のようにみえる。
(2)欲の深い者は欲のために目がくらんで損をしがちで,結局は無欲の人と同じ結果となる。
たいよけん
たいよけん [3] 【貸与権】
著作者がその著作物を複製し公衆に貸与しうる権利。主としてレコード・楽譜・ビデオなどの複製物が対象となる。
たいら
たいら【平らな】
even;→英和
smooth;→英和
level;→英和
flat.→英和
〜に evenly;smoothly;→英和
level.〜にする level;→英和
flatten;→英和
smooth;→英和
make <a thing> even;→英和
make oneself at home.
たいら
たいら タヒラ 【平】
姓氏の一。臣籍に下った皇族に賜った姓。
(1)桓武平氏。諸流あるが,桓武天皇皇子の葛原(カツラハラ)親王を祖とする流れが最も盛ん。親王の子高棟王(平高棟)の子孫は廷臣として活躍,同親王の子高望(タカモチ)王(平高望)の子孫は武士として諸流に分かれて東国に発展した。後者のうち,伊勢に根拠を置く伊勢平氏は,院政期以降,中央政界に進出し,清盛は最初の武家政権を樹立したが,やがて源頼朝に滅ぼされた。
(2)仁明平氏。仁明天皇の皇子本康親王の後裔。
(3)文徳平氏。文徳天皇の皇子惟彦親王の後裔。
(4)光孝平氏。光孝天皇の皇子是忠親王の後裔。
たいら
たいら タヒラ 【平】
福島県いわき市内の地名。いわき市の中心地区で,商業・行政・文教機能が集中。旧,平市。江戸時代は鳥居氏・安藤氏などの城下町。
たいら
たいら タヒラ [0] 【平ら】
〔「た」は接頭語,「ひら」は平の意〕
■一■ (名)
(1)平らな場所。平地。「うきじまり―に立たして/日本書紀(神代下訓注)」
→だいら
(2)(「平」と書く)暦注の十二直の一。移転・相談事などに吉,池掘り・種蒔きなどに凶という日。
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)高低・凹凸のないさま。「―にならす」「―な土地」
(2)(「おたいらに」「たいらに」などの形で)正座せずに楽な姿勢ですわるさま。「どうぞお―に」
(3)性格などがおだやかなさま。「如何にも気の―な腹の太い罪のなささうな/疑惑(秋江)」
たいらいちめん
たいらいちめん タヒラ― 【平ら一面】
同じように広く行き渡っていること。世間一般。「―の押物だ/滑稽本・浮世風呂 4」
たいらか
たいらか タヒラ― [2][3] 【平らか】 (形動)[文]ナリ
(1)高低や凹凸のないさま。たいら。「―な土地」「前岸なる岩石の―なる上に立てり/日光山の奥(花袋)」
(2)おだやかで静かなさま。無事平穏であるさま。「―な湖面」「―な世」「それ位の事を咎めるやうでは,此家庭の水面が―でゐる時はない/半日(鴎外)」
(3)心が落ち着いておだやかなさま。「心中―でない」
たいらがい
たいらがい タヒラガヒ [3] 【平貝】
タイラギの別名。
たいらぎ
たいらぎ タヒラギ [0] 【平らぎ・成ぎ】
〔動詞「平らぐ」の連用形から〕
仲直り。和睦。「この―の覚束なかるべきを/即興詩人(鴎外)」
たいらぎ
たいらぎ タヒラギ [0] 【玉珧】
海産の二枚貝。貝殻の長さは約25センチメートル,形は少し開いた扇に似,薄くもろい。色は淡緑褐色。大きな貝柱は鮨種(スシダネ)とされる。浅海の砂泥に突きささるようにして立つ。関東から九州まで分布。タイラガイ。
たいらぐ
たいら・ぐ タヒラグ [3] 【平らぐ】
■一■ (動ガ五[四])
〔「平ら」の動詞化〕
(1)平らになる。平坦になる。「険しかりし路も―・ぎ/日光山の奥(花袋)」
(2)異常な状態が治まり,穏やかになる。また,病気がなおる。「世の過差―・ぎたりしか/大鏡(時平)」「御くすりの事猶―・ぎはて給はぬにより/源氏(若菜上)」
〔「平らげる」に対する自動詞〕
■二■ (動ガ下二)
⇒たいらげる
たいらけし
たいらけ・し タヒラケシ 【平らけし】 (形ク)
穏やかである。無事である。「―・く安くもあらむを/万葉 897」
たいらげる
たいらげる【平らげる】
[鎮圧]subdue;→英和
suppress;→英和
[食い尽す]eat up;finish.→英和
たいらげる
たいら・げる タヒラゲル [4] 【平らげる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 たひら・ぐ
(1)乱れた世をしずめる。平定する。「朝敵を―・げる」
(2)残さないで全部食べてしまう。「フルコースを―・げる」
(3)平らにする。平坦にする。「夕庭に踏み―・げず/万葉 3957」
〔「平らぐ」に対する他動詞〕
たいらのあつもり
たいらのあつもり タヒラ― 【平敦盛】
(1169-1184) 平安末期の武将。経盛の子。一ノ谷の戦いで熊谷直実に討たれた。笛の名手。能・幸若舞「敦盛」の素材となった。
たいらのかげきよ
たいらのかげきよ タヒラ― 【平景清】
(?-1196) 平安末期の武将。忠清の子。俗称,悪七兵衛。平維盛(コレモリ)らに従って源義仲・行家らと戦い,のち一門と西走,屋島の戦いにおける錏(シコロ)引きで勇名をはせた。平氏滅亡後,源頼朝に降り,八田知家に預けられ断食して死んだという。謡曲・歌舞伎に脚色される。
たいらのかねもり
たいらのかねもり タヒラ― 【平兼盛】
(?-990) 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。光孝天皇の玄孫。駿河守。後撰集時代有数の歌人。「天徳四年内裏歌合」の詠者。家集に「兼盛集」がある。
たいらのきょう
たいらのきょう タヒラノキヤウ 【平の京】
平安京。たいらのみやこ。
たいらのきよもり
たいらのきよもり タヒラ― 【平清盛】
(1118-1181) 平安末期の武将。忠盛の長男。通称,平相国。法号,浄海。白河法皇の落胤とも伝えられる。父の地位と遺産を受け継いで政界に進出。保元・平治の乱により対立勢力を一掃,従一位太政大臣となる。娘徳子を高倉天皇に入内させ,官職を一門で独占,知行三十余国に及ぶ平氏政権を樹立した。他方,地方武士に離反され,源頼朝ら反平氏勢力が挙兵,福原に遷都したが熱病のため没した。
たいらのくにか
たいらのくにか タヒラ― 【平国香】
(?-935) 平安中期の武将。高望王の子。常陸大掾鎮守府将軍に任ぜられ,東国に土着。甥(オイ)の将門(マサカド)と争い,これに殺された。
たいらのこれひら
たいらのこれひら タヒラ― 【平維衡】
平安中期の武将。貞盛の子。惟衡とも。伊勢平氏の祖。藤原保昌・平致頼(ムネヨリ)・源頼信と並んで四天王と称された。のち伊勢守。その流れを伊勢平氏という。生没年未詳。
たいらのこれもち
たいらのこれもち タヒラ― 【平維茂】
平安中期の武将。貞盛の一五男として養子になったので,世に余五将軍と称され,また鎮守府将軍と自称。東国の豪族藤原諸任と戦った。生没年未詳。
たいらのこれもり
たいらのこれもり タヒラ― 【平維盛】
(1158-1184?) 平安末期の武将。重盛の長子。小松中将・桜梅少将とも。源頼朝と富士川で対陣し,水鳥の羽音に驚いて敗走。また,義仲追討に赴いたが,倶利伽羅(クリカラ)峠で大敗した。のち滝口入道のもとで出家。那智で入水した。
たいらのさだふん
たいらのさだふん タヒラ― 【平貞文】
(?-923)
〔名はさだふみとも。「定文」とも書く〕
平安中期の歌人。平中(ヘイチユウ)と号す。和歌に長じ,古今集・後撰集などに入集。「平中物語」の主人公。色好みの美男と伝承され,在原業平(在中)と並称される。
たいらのさだもり
たいらのさだもり タヒラ― 【平貞盛】
平安中期の武将。国香の子。父が平将門に殺され,940年藤原秀郷(ヒデサト)の協力を得て,将門を討った。鎮守府将軍・陸奥守を歴任。平維衡の父で,清盛の遠祖。生没年未詳。
たいらのしげこ
たいらのしげこ タヒラ― 【平滋子】
⇒建春門院(ケンシユンモンイン)
たいらのしげひら
たいらのしげひら タヒラ― 【平重衡】
(1157-1185) 平安末期の武将。清盛の子。1180年源頼政らを宇治に倒し,南都の東大寺・興福寺を焼く。一ノ谷の戦いで敗れ,捕らえられて鎌倉に送られたが,南都の衆徒の要求で奈良に送還,木津川で斬首された。
たいらのしげもり
たいらのしげもり タヒラ― 【平重盛】
(1137-1179) 平安末期の武将。清盛の長子。通称,小松内府・小松殿・灯籠大臣。保元・平治の乱で功をあげ,従二位・内大臣にのぼった。性温厚で,道理を重んじ人望があったが,一門全盛期に病没した。
たいらのたかもち
たいらのたかもち タヒラ― 【平高望】
⇒高望王(タカモチオウ)
たいらのただつね
たいらのただつね タヒラ― 【平忠常】
(?-1031) 平安中期の武将。良文の孫。上総・下総に勢力をふるい,反乱を起こした。千葉氏・上総氏の遠祖。
たいらのただつねのらん
たいらのただつねのらん タヒラ― 【平忠常の乱】
平安中期,関東で起こった内乱。1028年,平忠常は上総・安房の国府を襲い,房総を占拠したが,31年,追捕使源頼信に戦わずして降伏した。これ以後,関東では平氏が衰退し,清和源氏が進出した。
たいらのただのり
たいらのただのり タヒラ― 【平忠度】
(1144-1184) 平安末期の武将。忠盛の子。清盛の弟。薩摩守。和歌をよくした。都落ちの際,詠歌百余首を師の藤原俊成に託し,一門とともに西走,一ノ谷で戦死した。家集「平忠度朝臣集」
たいらのただもり
たいらのただもり タヒラ― 【平忠盛】
(1096-1153) 平安末期の武将。正盛の子。清盛の父。白河・鳥羽院の寵を得て累進,山陽・西海の海賊を討って平氏の名を高め,刑部卿に進んで内昇殿を許された。日宋貿易によって一門繁栄の基礎を築く。
たいらのときこ
たいらのときこ タヒラ― 【平時子】
(?-1185) 平清盛の妻。平時忠の妹。二位尼(ニイノアマ)とも。宗盛・知盛・重衡・徳子の生母。壇ノ浦で安徳天皇を抱いて入水した。
たいらのときただ
たいらのときただ タヒラ― 【平時忠】
(1128?-1189?) 平安末期の公卿。時信の子。正二位権大納言。後白河天皇の女御(建春門院)滋子,清盛の妻時子はともにその妹。権勢をふるい平関白と称された。「平氏にあらざれば人にあらず」という言葉を残したことでも知られる。平家滅亡後,源義経に近づいて保身を図ったが,能登に流されて没した。
たいらのとくこ
たいらのとくこ タヒラ― 【平徳子】
⇒建礼門院(ケンレイモンイン)
たいらのとももり
たいらのとももり タヒラ― 【平知盛】
(1152-1185) 平安末期の武将。清盛の子。以仁王(モチヒトオウ)・源頼政の挙兵を宇治で鎮圧,源行家を尾張・美濃で破った。壇ノ浦で「見るべき程の事は見つ」と鎧二領をつけて入水。平家屈指の勇将とされ,謡曲や浄瑠璃に戯曲化される。
たいらののりつね
たいらののりつね タヒラ― 【平教経】
(1160-1185) 平安末期の武将。教盛の子。能登守。屋島の戦いで佐藤継信を射殺し,壇ノ浦の戦いでは義経を追いつめたが捕らえそこね,源氏の武士二人をかき抱いて入水した。
たいらののりもり
たいらののりもり タヒラ― 【平教盛】
(1128-1185) 平安末期の武将。忠盛の子。清盛の弟。通称,門脇宰相。正三位中納言。壇ノ浦の戦いで自刃。
たいらのまさかど
たいらのまさかど タヒラ― 【平将門】
(?-940) 平安中期の武将。通称,相馬小二郎。父は良持とも良将とも。935年,所領争いなどから叔父国香を殺し,一族との抗争を招く。また,土豪間の紛争に巻き込まれて,しばしば兵を動かす。常陸・上野・下野の国府を占領するに至って東国に独立国家を作る野望を抱き,下総猿島郡石井(イワイ)に王城を営んで百官を置き,新皇を称したが,平貞盛らに討たれた。
たいらのまさかどのらん
たいらのまさかどのらん タヒラ― 【平将門の乱】
平安中期,関東に起こった内乱。平将門は,939年常陸・下野・上野の国府を占領,一時関東を支配下において新皇を称したが,940年平貞盛・藤原秀郷らに討たれた。同時期の瀬戸内海における藤原純友の乱とともに承平・天慶の乱という。
たいらのまさもり
たいらのまさもり タヒラ― 【平正盛】
平安末期の武将。清盛の祖父。従四位上。白河法皇の寵を得て,源義親反乱事件の追討使となり,また地方武士の反乱を鎮圧,伊勢平氏の基礎を固めた。生没年未詳。
たいらのむねもり
たいらのむねもり タヒラ― 【平宗盛】
(1147-1185) 平安末期の武将。清盛の子。内大臣。従一位。清盛の死後,一門を統率して源氏に対抗,壇ノ浦で捕らえられ,近江篠原で義経に斬られた。
たいらのやすより
たいらのやすより タヒラ― 【平康頼】
平安末期の廷臣。法名,性照。後白河上皇の側近。鹿ヶ谷(シシガタニ)の謀議に加わり,俊寛らと鬼界ヶ島へ流罪。翌年許され帰洛後,「宝物集」を著したと思われる。今様の名手。生没年未詳。
たいらのよしかど
たいらのよしかど タヒラ― 【平良門】
平将門の遺子として近世の戯曲・小説などに登場する人物。近松門左衛門作の浄瑠璃「関八州繋馬」,山東京伝の読本「善知鳥安方(ウトウヤスカタ)忠義伝」などに見える。
たいらのよりもり
たいらのよりもり タヒラ― 【平頼盛】
(1132-1186) 平安末期の武将。忠盛の子。清盛の異母弟。池大納言・池殿とも。母の池禅尼(イケノゼンニ)が頼朝を助けたことから,平家滅亡後も所領を安堵された。
たいらのろくだい
たいらのろくだい タヒラ― 【平六代】
⇒六代(ロクダイ)
たいらん
たいらん【大乱】
a great rebellion.
たいらん
たいらん [0] 【頽瀾】
波頭のくずれおちようとする波。
たいらん
たいらん [0] 【台覧】
高貴な人,特に三后や皇族が御覧になること。「―の栄に浴する」
たいらん
たいらん [0] 【大乱】
戦乱などによって社会が非常に乱れること。大きな内乱。「応仁の―」
たいらんしっけ
たいらんしっけ [5] 【胎卵湿化】
〔仏〕 四生(シシヨウ)のこと。胎生・卵生・湿生・化生の総称。
たいり
たいり [1] 【大利】
〔「だいり」とも〕
大きな利益。巨利。
⇔小利
たいり
たいり [1] 【大吏】
地位の高い官吏。大官。
たいり=は利ならず
――は利ならず
大きな利益というものは,一見したところ利益とは見えないものだ。
たいりく
たいりく【大陸】
a continent.→英和
〜的 continental.→英和
‖大陸間弾道弾 an intercontinental ballistic missile <ICBM> .大陸横断の transcontinental.大陸性気候 a continental climate.大陸棚 a continental shelf.
たいりく
たいりく [0][1] 【大陸】
(1)地球上の広大な陸地。普通,ユーラシア(ヨーロッパ・アジア)・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸をいう。
(2)日本から見た中国。「―に渡る」「―文化」
(3)英国から見たヨーロッパ大陸。「―封鎖」
たいりくいどうせつ
たいりくいどうせつ [6] 【大陸移動説】
各大陸が地球の表層を移動し,相互にその位置を変えるという説。ウェーゲナーは,地質・古生物・古気候の資料に基づいて,各大陸が古い時代には一つの塊をなしており,後に分裂・漂流して現在の分布に至った,と1912年に主張(大陸漂移説)。1950年代以降,古地磁気や海洋底などの研究が進み,移動の証拠が積み重ねられている。
→プレート-テクトニクス
たいりくおうだんてつどう
たいりくおうだんてつどう [9] 【大陸横断鉄道】
大陸を横断して両海岸地方を結ぶ鉄道。特に北アメリカ大陸・オーストラリア大陸などのものが有名。
たいりくかいぎ
たいりくかいぎ 【大陸会議】
1774年一三州代表により創設されたアメリカ独立のための最高機関。独立革命を指導し,76年独立宣言を公布。
たいりくかんだんどうだん
たいりくかんだんどうだん [9] 【大陸間弾道弾】
⇒アイ-シー-ビー-エム( ICBM )
たいりくきだん
たいりくきだん [5] 【大陸気団】
大陸で発生する乾燥した気団。シベリア気団はこの一種。
⇔海洋気団
たいりくしゃめん
たいりくしゃめん [5] 【大陸斜面】
大陸棚と大洋底の間にある,やや傾斜の急な斜面。水深約200〜3000メートルに及ぶ地域。その傾斜は二〜五度程度。
たいりくせいきこう
たいりくせいきこう [7][0] 【大陸性気候】
海洋から遠く離れた大陸内部に特有の気候。海洋性気候に比べ,気温の年変化や日変化が大きい。雨量が少なく乾燥しており,気圧は冬に高く,夏に低い。大陸気候。
→海洋性気候
たいりくだつうさくせん
たいりくだつうさくせん 【大陸打通作戦】
1944年(昭和19)日本軍が中国大陸で行なった作戦。中国を南北に打通して空軍基地の撃滅,南洋方面との交通の確保などを目指した。
たいりくだな
たいりくだな [4][0] 【大陸棚】
大陸の周縁部にある水深200メートルまでの海底。陸から運ばれた土砂が堆積し,沿岸水の影響をうけるので,漁場となるほか地下資源も豊富。陸棚。
たいりくだなじょうやく
たいりくだなじょうやく 【大陸棚条約】
1958年,国連の第一次海洋法会議で採択された条約。大陸棚の範囲や,沿岸国の開発の権利など法制度を確立した。
たいりくてき
たいりくてき [0] 【大陸的】 (形動)
(1)大陸に特有なさま。「―な風土」
(2)細かなことにこだわらず,おおらかでゆったりしているさま。
たいりくとう
たいりくとう [0] 【大陸島】
⇒陸島(リクトウ)
たいりくばらたなご
たいりくばらたなご [7] 【大陸薔薇鱮】
バラタナゴの一亜種。腹びれに白線がある。第二次大戦中に日本に持ち込まれ,各地で繁殖。観賞用,食用。現在,国内ではニッポンバラタナゴと雑種化しており,外見だけで二亜種を区別することはできない。
たいりくひょうが
たいりくひょうが [5] 【大陸氷河】
大陸の広い面積をおおうきわめて厚い氷の集合体。現在は南極大陸やグリーンランドにしか見られないが,第四紀の更新世には北アメリカの東北部や,ヨーロッパの東北部にも見られた。氷床。
たいりくふうされい
たいりくふうされい 【大陸封鎖令】
1806年,ナポレオン一世がヨーロッパ大陸諸国に発した,イギリスとの通商を禁止する勅令。翌年の勅令(ミラノ勅令)でそれはさらに強化された。
たいりくほう
たいりくほう [0][4] 【大陸法】
ドイツ・フランスを中心とするヨーロッパ大陸諸国の法律。ローマ法系に属し,成文法主義を特色とする。
→英米法
たいりくろうにん
たいりくろうにん [5] 【大陸浪人】
主として明治後半期以降,中国大陸で活動した日本の民間人の称。その多くはかつての不平士族や国粋主義者で,政治家や財閥・軍部と連携して暗躍した。支那浪人。
たいりくプレート
たいりくプレート [6] 【大陸―】
地球表面をおおうプレートのうち,上部が大陸をなしているもの。北アメリカ・ユーラシア・アフリカの各大陸プレートがある。
たいりつ
たいりつ【対立】
opposition.→英和
〜する be opposed <to> ;be confronted <with> .〜した opposing[rival] <opinions> .
たいりつ
たいりつ [0] 【対立】 (名)スル
二つの反対の立場にあるものが並び立っていること。互いに相いれないものが向かい合っていること。対峙(タイジ)。「―候補」「意見が―する」
たいりついでんし
たいりついでんし [6] 【対立遺伝子】
同一の遺伝子座に属しながら DNA 塩基配列に差の生じた変異体。対立因子。
たいりついんし
たいりついんし [5] 【対立因子】
「対立遺伝子」に同じ。
たいりつけいしつ
たいりつけいしつ [5] 【対立形質】
対立遺伝子に支配される,対になった表現型。例えばエンドウの花の色の紫と白など。
たいりつせつ
たいりつせつ [4] 【対立節】
一文中で意味の上で独立しつつ,互いに対立の関係にある節。「花が咲き,鳥が歌う」における「花が咲き」と「鳥が歌う」の類。
たいりゃく
たいりゃく【大略(を述べる)】
(give) an outline[a summary] <of> .→英和
〜次のごとし It may be summarized as follows.
たいりゃく
たいりゃく [0] 【大略】
(1)おおよそ。あらまし。だいたい。副詞的にも用いる。「計画の―を話す」「疾走する事―半里程/日光山の奥(花袋)」
(2)大部分。大多数。あらかた。「九国のともがら―具すべき由申けるを/保元(上)」
(3)遠大なはかりごと。また,すぐれた知略。
たいりゅう
たいりゅう [0] 【対流】
流体の中に相反する方向の流れが起こっている現象。流体の一部分の温度が上がると膨張により密度が小さくなって上昇し,そこへ周囲の低温度の流体が流入する現象が繰り返されることによって起こる。この現象によって熱の伝達が起こることも対流という。
たいりゅう
たいりゅう【対流】
《理》convection.→英和
‖対流圏 the troposphere.対流式ストーブ[暖房器]a convector.
たいりゅう
たいりゅう [0] 【滞留】 (名)スル
(1)とどこおること。その場にとどこおって,移動・進展しないこと。停滞。「霧が山あいに―する」
(2)旅行先にしばらくとどまること。逗留。滞在。「伊香保に―する武男夫婦/不如帰(蘆花)」
たいりゅううん
たいりゅううん [3] 【対流雲】
下層の空気が暖められるなどして,鉛直方向に強い上昇気流が起きるときに発生する雲。積雲や積乱雲など。
たいりゅうけん
たいりゅうけん [3] 【対流圏】
地表から14,5キロメートル内外の大気の範囲。上層は成層圏に連なる。日射・放射冷却によって対流が起こり,雲の生成や降雨など通常の気象現象が見られる。
たいりゅうじ
たいりゅうじ 【太竜寺】
徳島県阿南市にある高野山真言宗の寺。桓武天皇の勅命で藤原文山が創建。開山は空海。
たいりょ
たいりょ [1] 【大呂】
(1)中国音楽の音名。十二律の二番目の音。日本の十二律の断金(タンギン)に相当。たいろ。
(2)陰暦一二月の異名。たいろ。[運歩色葉集]
たいりょ
たいりょ [1] 【台慮】
貴人の思慮。
たいりょう
たいりょう【大漁[猟]】
<have[make]> a big[large,good]catch <of> .
たいりょう
たいりょう [0] 【大量】 (名・形動)[文]ナリ
(1)量の多い・こと(さま)。多量。
⇔少量
「―に消費する」
(2)心が広く大きい・こと(さま)。「元来―の性質なれば/雪中梅(鉄腸)」
たいりょう
たいりょう [0] 【退寮】 (名)スル
寮に居住していた人が,部屋をひきはらって,寮から出ること。
⇔入寮
たいりょう
たいりょう [0] 【大漁】
漁猟で獲物がたくさんとれること。豊漁。
⇔不漁
たいりょう
たいりょう [0] 【大猟】
狩猟で獲物がたくさんとれること。
⇔不猟
たいりょう
たいりょう【大量に】
in large quantities.大量生産 mass production.
たいりょう
たいりょう [0] 【耐量】
中毒を起こすが死には至らない,薬物摂取の最大量。
たいりょう
たいりょう [0][3][1] 【体量】
からだの重さ。体重。「―は二十二貫/不如帰(蘆花)」
たいりょううたいこみ
たいりょううたいこみ 【大漁唄い込み】
宮城県の民謡。1925年(大正14)頃,後藤桃水が組唄としてまとめた大漁祝い唄。祝詞(ノリト)風の「どや節」,「斎太郎節」,酒盛り唄「遠島甚句(トオシマジンク)」の三曲から成る。
たいりょうおどり
たいりょうおどり [5] 【大漁踊り】
大漁を祝ったり祈願したり,あるいは魚を供養するなどのために,漁村の男女が集まって行う踊り。
たいりょうき
たいりょうき [3] 【体量器】
体重を測定する器械。体重計。体量秤(バカリ)。
たいりょうせいさん
たいりょうせいさん [5] 【大量生産】
機械力で同質同形の製品を同時に大量につくりだすこと。量産。マス-プロダクション。
たいりょうばかり
たいりょうばかり [5] 【体量秤】
「体量器」に同じ。
たいりょうばた
たいりょうばた [3][0] 【大漁旗】
大漁を祝い知らせる旗。たいりょうき。
たいりょうびんぼう
たいりょうびんぼう [5] 【大漁貧乏】
大漁のために漁獲物の価格が大幅に下がり,かえって漁師の収入が減ること。
たいりょうぶし
たいりょうぶし [0] 【大漁節】
民謡。漁村で,大漁を祝ったり祈願したりするときにうたう唄。千葉県の「銚子大漁節」「大漁唄い込み」など。大漁歌。
たいりょうほゆうほうこくしょ
たいりょうほゆうほうこくしょ [0] 【大量保有報告書】
上場企業,店頭公開企業の発行済み株式総数の5パーセント超を取得した投資家が大蔵省に提出を義務づけられている報告書。
たいりょく
たいりょく [1] 【耐力】
物体に働く外力が増加して永久ひずみを生じるときの応力。
→降伏点(コウフクテン)
たいりょく
たいりょく【体力を養う】
develop[build up]one's physical strength.〜が衰える One's strength declines.‖体力テスト[測定]a test of physical strength;a physical fitness test.
たいりょく
たいりょく [1] 【体力】
(1)継続的に物事を行うことができる,からだ全体の能力。特に,病気に対する抵抗力や疲労に対する回復力。「―を養う」「―的に無理だ」「―がない」
(2)からだの運動能力。「―測定」
たいりょくしょく
たいりょくしょく [4] 【帯緑色】
緑色を帯びた色。
たいりょくへき
たいりょくへき [4] 【耐力壁】
建築物の主体構造として,荷重や外力に対して有効にはたらく壁。間仕切り壁などの非耐力壁に対していう。たいりょくかべ。
たいりん
たいりん [0] 【大輪】
〔「だいりん」とも〕
普通より大きく開く花。「―の菊」
たいりん
たいりん【大輪の】
large-flowered.
たいりん
たいりん [0] 【大倫】
人として歩むべき人倫の大道。
たいりん
たいりん [0] 【台臨】
三后・皇族などがその場所に来ることを敬っていう語。
たいるい
たいるい [0] 【対塁】 (名)スル
(1)戦場で敵と向かい合って陣をしくこと。対陣。
(2)向かい合って座ること。「―して頻に杯の遣取をしてゐるものもある/懇親会(鴎外)」
たいるい
たいるい [1] 【苔類】
コケ植物のうち,概して茎を欠き,茎があっても多少軸状の形態をなすにとどまり,葉状扁平の体をなすもの。子嚢(シノウ)の中に胞子とともに弾糸が形成され,熟すと四裂して胞子を飛ばす。代表種はゼニゴケ・ジャゴケ・ウキゴケ・ウロコゴケなど。
たいれい
たいれい [0] 【大礼】
(1)朝廷の重大な儀式。即位・立后など。
(2)冠婚葬祭などの大切な儀式。
たいれい
たいれい [0] 【頽齢】
老い衰えた年齢。老齢。
たいれい
たいれい 【台嶺】
(1)中国の天台山。
(2)比叡山の異名。
たいれい
たいれい【大礼】
a state ceremony;a coronation (即位式).→英和
大礼服 a full[court]dress.
たいれいふく
たいれいふく [3] 【大礼服】
旧制で,宮中の重大な儀式の時に,着用する儀礼用の制服。官位・爵位によって区別があった。第二次大戦後廃止。
たいれつ
たいれつ【隊列】
⇒隊伍.
たいれつ
たいれつ [0] 【隊列】
隊を組んで作った列。「―を整える」
たいれん
たいれん [0] 【対聯】
⇒ついれん(対聯)
たいろ
たいろ [1] 【大路】
(1)幅の広い道路。おおじ。
(2)律令制で,街道を三等に分けたうちの,最も重要な道。京と大宰府を結ぶ山陽道がこれにあたる。
たいろ
たいろ [1] 【退路】
退却するみち。にげみち。
⇔進路
「―を断つ」
たいろ
たいろ [0][1] 【対露】
「対ロシア(露西亜)」の意。
たいろ
たいろ【退路(を断つ)】
(cut off) the retreat.→英和
たいろ
たいろ [1] 【大呂】
⇒たいりょ(大呂)
たいろう
たいろう [0] 【大老】
(1)尊敬されている老人。
(2)豊臣秀吉が設置した職名。
→五大老
(3)江戸幕府の職名。必要に応じて老中の上に置かれた最高職。定員は一名。
たいろう
たいろう [0][1] 【大牢・太牢】
(1)昔,中国で天子が社稷(シヤシヨク)をまつる際に供物とした牛・羊・豚のいけにえ。
(2)すばらしい御馳走。最高の料理。「―の具へを為し,山海の珍を尽し/太平記 28」
(3)江戸時代,小伝馬町の牢で戸籍を持つ庶民の犯罪者を入れた牢。
たいろく
たいろく [0] 【大禄】
多額の俸禄。高禄。
⇔小禄
たいろく
たいろく [0] 【大麓】
(1)大きな山麓。
(2)摂政(セツシヨウ)の唐名。
たいろどうしかい
たいろどうしかい 【対露同志会】
1903年(明治36)に結成され,対露開戦を主張した国家主義団体。
たいろひかんしょううんどう
たいろひかんしょううんどう 【対露非干渉運動】
1921(大正10)〜22年,ロシアに生まれた革命政権に対する日米英仏の干渉戦争に反対して行われた労働・農民団体の運動。
たいろん
たいろん [0] 【対論】 (名)スル
双方が相対して議論すること。また,その議論。「公の場で両者を―させる」
たいわ
たいわ【対話】
(a) dialogue;(a) conversation.→英和
対話体 <written in> dialogue.
たいわ
たいわ 【大和】
宮城県中部,黒川郡の町。奥羽街道の旧宿場町。
たいわ
たいわ [0] 【対話】 (名)スル
双方向かい合って話をすること。また,その話。「―しようと努める」「親子間の―」
たいわげき
たいわげき [3] 【対話劇】
せりふのやり取りの妙味を中心にした劇。近代劇の大部分はこの傾向をもつ。
たいわしゃ
たいわしゃ [3] 【対話者】
(1)対話をする人。
(2)〔法〕 直ちに意思表示を了知できる状態にある者。電話の相手なども含む。
⇔隔地者
たいわへん
たいわへん [3][0] 【対話編】
対話形式で書かれた作品。プラトンの主要な著作の三十余編をさしていうことが多い。
たいわん
たいわん 【台湾】
中国,福建省の東方に位置する大島。台湾本島とその属島からなる。米・サトウキビ・茶・バナナなどを産する。製糖・製紙・機械・セメント・造船などの工業が発達。先住民は高山族であるが,住民の大部分は漢民族。1683年から中国領土。日清戦争後日本の植民地になり,1945年中国に返還されたが,49年から国共内戦に敗れた中国国民党がここに移っている。首都,台北。面積3万6千平方キロメートル。人口二〇七五万(1992)。
たいわん
たいわん【台湾】
Taiwan.〜の(人) (a) Taiwanese.
たいわんかいきょう
たいわんかいきょう 【台湾海峡】
中国大陸と台湾との間にある海峡。東シナ海と南シナ海を結ぶ。幅約200キロメートル。
たいわんぎんこう
たいわんぎんこう 【台湾銀行】
日本統治下の台湾の中央発券銀行。1899年(明治32)開業。日本の台湾支配,中国・東南アジアへの資本輸出に重要な役割を果たした。戦後閉鎖。
たいわんざる
たいわんざる [5] 【台湾猿】
オナガザル科の哺乳類。体色は灰色がかった褐色。頭胴長50センチメートルほど。山地や海岸近くの岩地にすみ,果実・種子などや貝・カタツムリなどを食べる。台湾に分布。
たいわんしゅっぺい
たいわんしゅっぺい 【台湾出兵】
1874年(明治7),三年前の台湾原住民による琉球島民殺害を理由として,日本が台湾に派兵した事件。清国から償金を得て和約。征台の役。台湾征討。
たいわんしょご
たいわんしょご [5] 【台湾諸語】
台湾原住民の諸言語。かつては高砂語(タカサゴゴ)などといわれていたが,互いに通じないほど異なる諸言語が行われているため,現在はその名称をとらない。オーストロネシア語族のうちの一。アタヤル語・アミ語・ツォウ語などが含まれる。
たいわんじか
たいわんじか [3] 【台湾鹿】
ニホンジカの一亜種。肩高90センチメートルほど。体毛は夏は淡褐色,冬は橙褐色で,一年を通じて白斑をもつ。台湾の山地に分布。ハナジカ。
たいわんそうとく
たいわんそうとく [5] 【台湾総督】
台湾総督府の最高行政長官。
たいわんそうとくふ
たいわんそうとくふ [8][7] 【台湾総督府】
日本統治下の台湾の植民地行政官庁。1895年(明治28)台北に設置。初め民政・軍政の全権を有したが,のち文官を総督とし,別に台湾軍司令部を置いた。1945年(昭和20)廃止。
たいわんちゃ
たいわんちゃ [3] 【台湾茶】
台湾で産出される製茶。ウーロン茶が最も有名。
たいわんとら
たいわんとら [3] 【台湾虎】
⇒雲豹(ウンピヨウ)
たいわんどじょう
たいわんどじょう [5] 【台湾泥鰌】
スズキ目の淡水魚。全長60センチメートルに及ぶ。体は円筒形で,やや側扁する。カムルチーとともに雷魚とも呼ばれるが,体側の暗色斑紋が細かい。中国南部と台湾・フィリピンの原産であるが,日本には台湾から移入され,兵庫県の一部に分布している。ライヒー。
→カムルチー
たいわんひのき
たいわんひのき [5] 【台湾檜】
ヒノキ科の常緑高木。台湾原産。ヒノキに似て,ときに同種とも考えられる。高さ40メートル,径3メートルに達する。建材・器具材に用いる。紅檜(ベニヒ)。
たいわんひょう
たいわんひょう [5] 【台湾豹】
⇒雲豹(ウンピヨウ)
たいわんぼうず
たいわんぼうず [5] 【台湾坊主】
(1)円形脱毛症の俗名。
(2)冬,台湾北方の東シナ海に発生する低気圧の俗名。
たいわんみんしゅこく
たいわんみんしゅこく 【台湾民主国】
1895年(明治28)下関条約による台湾の日本割譲に反対した台湾官民が,清朝の高官唐景崧を擁して独立を宣言し建てた国家。日本軍により鎮圧された。
たいわんりす
たいわんりす [5] 【台湾栗鼠】
リス科の哺乳類。頭胴長25センチメートル,尾長20センチメートルほど。肢足が短く,耳が丸い。背面は暗赤褐色,腹面は灰褐色。台湾・マレー半島などに分布するが,日本にも持ち込まれ定着している。
たいん
たいん [0] 【多淫】 (名・形動)[文]ナリ
性的欲望が旺盛なこと。淫事が過多であること。また,そのさま。「―な質」
たいスペクトル
たいスペクトル [4] 【帯―】
多くの線スペクトルが密集していて帯状に見えるもの。気体などの分子スペクトルは帯スペクトルをなす。バンド-スペクトル。
たいソかんしょうせんそう
たいソかんしょうせんそう 【対―干渉戦争】
ロシア革命後の1918〜22年,ソビエト政権と,反革命勢力および革命に干渉するため出兵したイギリス・フランス・アメリカ・日本などとの間の戦争。
→シベリア出兵
たう
た・う タフ 【遮ふ】 (動ハ下二)
ふせぎとめる。さえぎる。「然して新羅人,道に―・へて奪ひつ/日本書紀(垂仁訓)」
たう
た・う タフ 【堪ふ・耐ふ】 (動ハ下二)
⇒たえる
たう
たう [1] 【多雨】
雨が多く降ること。雨量が多いこと。
たう
た・う タフ (動ハ四)
〔「たまふ」または「たぶ」からの転〕
補助動詞として用いられる。「たまう(給)」に同じ。「たまう」よりぞんざいな言い方。「抑わ殿を鼓判官といふは,万の人に打たれ―・うか張られ―・うか/平家 8」
〔鎌倉時代の武士詞〕
たうえ
たうえ [3] 【田植(え)】
稲の苗を苗代から水田に植えかえること。[季]夏。
たうえ
たうえ【田植をする】
(trans)plant rice.田植時 the rice-planting season.
たうえうた
たうえうた [3] 【田植え唄】
民謡。本来は,苗が立派に実るように田の神に祈願する祝い唄であったが,江戸後期から田植え作業を行いながら唄うものとなった。早苗唄。田唄。[季]夏。《風流のはじめや奥の―/芭蕉》
たうえおどり
たうえおどり [4] 【田植(え)踊り】
東北地方で,小正月の予祝行事として踊られる踊り。一年の田行事が舞踊で演じられる。田植えの際の余興の踊りもこの名で呼ぶ。
たうえがさ
たうえがさ [4] 【田植え笠】
早乙女などが田植えのときにかぶる菅笠(スゲガサ)。[季]夏。
たうえき
たうえき [3] 【田植(え)機】
稲の苗が植えてあるマットを台に装着し,アームをクランク運動させて一株四,五本ずつ苗を取り出して,田に植えていく機械。
たうえじょうぎ
たうえじょうぎ [4] 【田植(え)定規】
田植えの際に,縦・横を一定間隔にそろえる正条植えにする場合に用いる道具。2メートルほどの棒に約20センチメートル間隔に横木をつけたもの。
たうえまつり
たうえまつり [4] 【田植(え)祭り】
⇒御田植(オタウ)え祭(マツ)り
たうこぎ
たうこぎ [2] 【田五加木】
キク科の一年草。田や川岸などの湿地に自生。高さ約80センチメートル。葉は対生し,ウコギの葉に似る。秋,黄色の頭花をつける。
たうた
たうた [1] 【田歌・田唄】
(1)「田植え唄」に同じ。
(2)大嘗会(ダイジヨウエ)の儀式の田舞や各地の社寺の田植え神事でうたわれる歌。
たうち
たうち [3] 【田打ち】
初春,耕作のために田を打ち返すこと。[季]春。
たうちうた
たうちうた [3] 【田打ち唄】
民謡。田打ちをするときにうたう唄。
たうちざくら
たうちざくら [4] 【田打ち桜】
田打ちの頃に花の咲く木。秋田県ではこぶし,岩手県では糸桜など,地方によって異なる。
たうちしょうがつ
たうちしょうがつ [4] 【田打ち正月】
主として一月一一日に,その年の豊作を予祝して農耕の仕事始めを儀礼的に行う行事。田打ち初め。田打ち講。
たうなぎ
たうなぎ [2] 【田鰻】
タウナギ目の淡水魚。全長30センチメートル内外までは雌で,50センチメートル内外になると雄に性転換し,80センチメートルに達する。体形はウナギに似るが頭が大きく尾は細くとがる。鱗が全くなく,ひれは未発達。鰓(エラ)のほか,皮膚や食道の組織で空気呼吸をする。中国では食用。東南アジア・中国・朝鮮に分布。日本でも関東以南の水田や川に局所的にすむ。カワヘビ。
たうぶ
たう・ぶ 【賜ぶ・給ぶ・食ぶ】
■一■ (動バ四)
⇒とうぶ
■二■ (動バ下二)
⇒とうぶ
たえ
たえ【妙なる】
excellent;→英和
sweet (音楽の).→英和
たえ
たえ タヘ [1] 【栲】
(1)カジノキ・藤・麻などからとった繊維。また,それで織った布。「臣の子は―の袴を七重をし/日本書紀(雄略)」
(2)布類の総称。「御服(ミゾ)は明る―・照る―・にぎ―・荒―に/祝詞(祈年祭)」
たえ
たえ タヘ 【妙】 (形動ナリ)
(1)不思議なほどにすぐれているさま。霊妙なさま。「―におもしろくあやしきまでひびく/源氏(若菜上)」
(2)上手であるさま。巧みであるさま。「山の辺の赤人といふ人ありけり。歌にあやしく―なりけり/古今(仮名序)」
→妙なる(連体)
たえ∘ない
たえ∘ない タヘ― 【堪えない】 (連語)
〔動詞「たえる」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
(1)感情などを抑えることができない。「憂慮に―∘ない」
(2)負担などに対応できない。「聞くに―∘ない」「その任に―∘ない」
→たえる(堪)
たえいる
たえい・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四])
息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」
たえいる
たえいる【絶え入るばかりに】
as if one's heart would break.
たえかねる
たえか・ねる タヘ― [4][0] 【堪(え)兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たへか・ぬ
我慢しきれない。こらえられない。「寒さに―・ねる」
たえがたい
たえがた・い タヘ― [4] 【堪(え)難い】 (形)[文]ク たへがた・し
我慢ができない。こらえられない。「―・い腹痛」「―・い暴言」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たえがたい
たえがたい【堪え難い】
intolerable;→英和
unbearable;→英和
unpardonable (許し難い).
たえざる
たえざる【絶えざる】
constant;→英和
continual;→英和
ceaseless.→英和
たえざる
たえざる [3] 【絶えざる】 (連語)
休みない。間断のない。「―努力のたまもの」
たえしのぶ
たえしの・ぶ タヘ― [4][0] 【堪(え)忍ぶ・耐(え)忍ぶ】 (動バ五[四])
つらさ・苦しさ・悲しさ・怒りなどを,じっと我慢する。こらえる。「痛さを―・ぶ」
[可能] たえしのべる
たえしのぶ
たえしのぶ【堪え忍ぶ】
endure;→英和
bear;→英和
tolerate;→英和
put up with.
たえす
たえ・す 【絶えす】
■一■ (動サ変)
〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕
絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」
■二■ (動サ四)
〔「たやす(絶)」の転〕
絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」
たえず
たえず [1] 【絶えず】 (副)
動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」
たえず
たえず【絶えず】
all the time;→英和
always;→英和
continually;→英和
constantly.
たえだえ
たえだえ [0][3] 【絶え絶え】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」
(2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」
■二■ (副)
ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」
たえだえ
たえだえ【絶え絶えに】
faintly;feebly.
たえだえし
たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク)
今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」
たえて
たえて [1] 【絶えて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」
(2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」
(3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」
たえて
たえて【絶えて】
never;→英和
<not> at all.
たえなる
たえなる タヘ― [0] 【妙なる】 (連体)
〔文語形容動詞「妙(タエ)なり」の連体形から〕
言葉で表せないほどすばらしい。霊妙な。「―笛の音」
たえのうら
たえのうら タヘ― 【妙ノ浦】
鯛ノ浦(タイノウラ)の別名。
たえはてる
たえは・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ
(1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」
(2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」
たえはてる
たえはてる【絶え果てる】
become extinct;die out.
たえま
たえま [3] 【絶(え)間】
(1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」
→絶え間無い
(2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」
たえま
たえま 【当麻】
能の一。五番目物。世阿弥作。大和国の当麻(タイマ)寺で,中将姫が弥陀の来迎を祈って浄土曼荼羅を織った故事を筋とし,弥陀称名の教えの尊さを主題とする。
→当麻(タイマ)
たえま
たえま【絶え間】
an interval;→英和
a break;→英和
a rift.→英和
〜ない(なく) continual(ly);→英和
ceaseless(ly);→英和
incessant(ly).→英和
たえまない
たえまな・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し
とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」
たえもん
たえもん タヱモン 【太右衛門】
美人のこと。「喜多八見さつし,美しい―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
〔童歌(ワラベウタ)「いっちくたっちく」の中の一節「たゑもんどんの乙姫様」に基づくとも,寛政年間,江戸西ヶ原の別荘に美しい牡丹の花を咲かせて有名だった牡丹屋太右衛門の名に基づくともいう〕
たえる
たえる【絶える】
cease (to exist);→英和
die out;(come to an) end;→英和
be cut off (中断).
たえる
た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ
(1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」
(2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」
(3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」
(4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」
〔「絶つ」に対する自動詞〕
たえる
たえる【堪[耐]える】
bear;→英和
endure;→英和
stand;→英和
put up with;tolerate;→英和
be fit[good]for (使用に);be equal to (任務に).
たえる
た・える タヘル [2] 【堪える・耐える】 (動ア下一)[文]ハ下二 た・ふ
(1)苦しさ・悲しさなどに屈せず我慢する。こらえる。「苦痛に―・える」「孤独に―・える」
(2)他から加えられる力に負けずにもちこたえる。「風雪に―・える」「命さへ―・へ給はずなりにし後/源氏(夕顔)」
(3)負担や任務に対応できる。《堪》「屋外で使用に―・える」「その任に―・えない」
(4)それをするだけの値打ちがある。…に値する。《堪》「批評に―・える論文」
(5)(多く「勝ふ」と当てる)すぐれている。秀でている。「そのみちに―・へたらんはといふことあれば/宇治拾遺 2」
→堪えない
たお
たお タヲ 【撓】
(1)峠。「―ヲコユル/日葡」
(2)山の鞍部。
たおおい
たおおい [2] 【手覆い】
小具足の籠手(コテ)の,手の甲を覆う部分。
たおか
たおか タヲカ 【田岡】
姓氏の一。
たおかりょういち
たおかりょういち タヲカリヤウイチ 【田岡良一】
(1898-1985) 国際法学者。高知県生まれ。嶺雲の子。実証主義的方法で,国際社会の現実に基づいて国際法規が妥当する限界を究明した。著「空襲と国際法」など。
たおかれいうん
たおかれいうん タヲカ― 【田岡嶺雲】
(1870-1912) 評論家。高知県生まれ。本名,佐代治。「青年文」を主宰,下層貧民に対するヒューマニティーの立場から健筆を振るい,のち社会主義に接近。評論「嶺雲揺曳」「壺中観」「明治叛臣伝」,自伝「数奇伝」など。
たおさ
たおさ 【田長】
(1)田のぬし。農夫の長。「ほととぎすしでの―をあさなあさなよぶ/古今(雑体)」
(2)〔「たおさどり」の略〕
ホトトギスの異名。[日葡]
たおさどり
たおさどり [3] 【田長鳥】
ホトトギスの異名。
たおす
たおす【倒す】
(1)[転倒]throw[knock]down;blow down (風が);fell <a tree> ;→英和
pull down.(2)[殺す]kill.→英和
(3)[負かす]defeat;→英和
beat;→英和
overthrow <a government> .→英和
たおす
たお・す タフス [2] 【倒す】 (動サ五[四])
(1)立っているものに力を加えて横にする。「木を―・す」「花びんを―・す」
(2)正常では立った状態にあるものを横にする。「体を―・して球をよける」
(3)(「斃す」「殪す」とも書く)殺す。死なせる。「銃で―・す」
(4)相手を負かす。やっつける。「敵を―・す」「横綱を―・す」
(5)国家などを崩壊させる。「幕府を―・す」「当国新立の庄を―・すあひだ/平家 1」
(6)借りを返さないで損を与える。ふみたおす。「借金を―・す」「あいらを―・して道具諸色は売つてしまひ/歌舞伎・韓人漢文」
〔「倒れる」に対する他動詞〕
[可能] たおせる
たおたお
たおたお タヲタヲ [3] (副)
(多く「と」を伴って)しなやかなさま。たおやか。「髪は,白き夏衣の肩に―とかかりたり/うたかたの記(鴎外)」
たおます
たおま・す タヲマス 【撓ます】 (動サ四)
しなうようにする。また,気力をゆるめる。「中々心を一にして少しも機を―・さず/太平記 19」
たおむ
たお・む タヲム 【撓む】
■一■ (動マ四)
曲がる。たわむ。「花が咲いては―・うだ枝に実がなる/田植草紙」
■二■ (動マ下二)
曲げる。しなわせる。たわめる。「稲のはしらを押し―・めねばこがれぬ/田植草紙」
たおやか
たおやか タヲ― [2] 【嫋やか】 (形動)[文]ナリ
〔「たお」は「たわむ(撓)」の「たわ」と同源〕
姿・形・動作がしなやかでやさしいさま。たわやか。「―な乙女」「―な山の峰々」「―な舞の手振り」
[派生] ――さ(名)
たおやぐ
たおや・ぐ タヲ― 【嫋やぐ】 (動ガ四)
柔和に振る舞う。物柔らかになる。「いとおほどかに,美しう―・ぎ給へるものから/源氏(澪標)」
たおやめ
たおやめ タヲヤ― [0] 【手弱女】
(1)やさしい女。しとやかな女。
⇔ますらお
(2)浮かれ女。あそびめ。たわれめ。
たおやめぶり
たおやめぶり タヲヤ― [0] 【手弱女振り】
〔賀茂真淵の用語から〕
女性的で優雅な歌風。古今集以後の歌風を,多くは非難の意でいう語。万葉集の歌風を「ますらおぶり」といったのに対する。
たおり
たおり タヲリ 【撓り】
山の尾根などの,たわんで低くなった所。鞍部。たわ。「あしひきの山の―にこの見ゆる天の白雲/万葉 4122」
たおる
たお・る タフル 【倒る】 (動ラ下二)
⇒たおれる
たおる
たお・る [2] 【手折る】 (動ラ五[四])
〔「た」は「て」の母音交替形〕
(1)花や枝などを,手で折り取る。「紅葉を―・る」「草―・り柴取り敷きて/万葉 886」
(2)(比喩的に)若い女を自分のものにする。
たおれ
たおれ タフレ 【倒れ】
(1)たおれること。また,屈すること。「恋の山には孔子(クジ)の―まねびつべき気色に/源氏(胡蝶)」
(2)貸した金などが取り戻せないこと。貸し倒れ。「子早いが親方大の―也/柳多留 7」
たおれかかる
たおれかか・る タフレ― [5] 【倒れ掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)たおれてもたれかかる。よりかかる。「椅子(イス)に―・る」
(2)今にもたおれそうな状態である。「―・った家」
たおれふす
たおれふ・す タフレ― [0][4] 【倒れ臥す】 (動サ五[四])
倒れて横になる。「路上に―・す」
たおれもの
たおれもの タフレ― 【倒れ者】
(1)行き倒れ。「―おととい剃た医者にかけ/柳多留 10」
(2)破産者。「―の礼銀や,払のしかけなどの無理/都鄙問答」
たおれる
たお・れる タフレル [3] 【倒れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二たふ・る
(1)立っている状態が保てなくなって横になる。また,転ぶ。「押されて―・れる」「柱が―・れる」
(2)病気になって臥す。わずらって床につく。「過労で―・れる」
(3)(「斃れる」「殪れる」とも書く)事故などで(急に)死ぬ。殺される。「凶弾(キヨウダン)に―・れる」
(4)国家・政府などが,存続できなくなる。くつがえる。「独裁政権が―・れる」
(5)商店・会社などが,破産する。倒産する。「不況で多くの会社が―・れた」
(6)気持ちがくじける。屈する。「―・るる方に許し給ひもしつべかめれど/源氏(蛍)」
〔「倒す」に対する自動詞〕
たおれる
たおれる【倒れる】
fall (down);→英和
tumble[come]down;collapse;→英和
break down <from overwork> ;die <of> ;→英和
[破産]be ruined;go[become]bankrupt.
たおんせつ
たおんせつ【多音節の】
《音声》polysyllabic.
たか
たか [2][1] 【高】
〔形容詞「高い」の語幹から。連濁して「だか」とも〕
(1)数量。かず。かさ。「生産―」「収穫―」
(2)金額。「売上―」「残―」
(3)高くなること。値段の上がること。
⇔安
「相場は十円―になった」「円―」
(4)数量の程度。また,その程度の限界。かぎり。「―がこれくらい」
→高が
(5)土地の生産力の表示単位。その土地の年貢額で示す貫高・永高などがあったが,太閤検地以後,収穫量で示す石高に統一された。
(6)最後の成り行き。結末。「―は死ぬると覚悟しや/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
(7)名詞や動詞の上に付いて複合語を作り,高いの意を表す。「―下駄」「―楊枝」「―鳴る」
たか
たか [0] 【鷹】
(1)タカ目タカ科に属する鳥のうち中・小形のものの総称。大形のものは一般にワシの名がつけられている。曲がった鋭い嘴(クチバシ)をもち,脚には強い爪があり,小形の動物を捕らえる。オオタカ・ハヤブサ・ハイタカ・ノスリ・トビなど。オオタカ・ハヤブサは古く鷹狩りに用いられた。[季]冬。《―一つ見つけてうれし伊良古崎/芭蕉》
(2)〔目が鷹の目に似るところから〕
能面の一。怪士(アヤカシ)の一種。「船弁慶」や「項羽」などの後ジテに使う。
(3)近世の下級の街娼。夜鷹。
鷹(1)[図]
たか
たか [1] 【多価】
イオン・酸・塩基・アルコールなどの価数が二以上であること。
たか
たか【高】
(a) quantity (量);→英和
(an) amount (額);→英和
a sum (総計).→英和
〜が知れた trifling.→英和
〜をくくる make light of.
たか
たか [1] 【多寡】
多いことと少ないこと。多いか少ないか。「金額の―を問わない」
たか
たか【多寡】
(a) quantity (量);→英和
(an) amount (額);→英和
(a) number (数).→英和
たか
たか【鷹】
a hawk;→英和
a falcon (はやぶさ).→英和
‖鷹狩 hawking;falconry.鷹匠 a hawker;a falconer.タカ派 the Hawks (総称);a Hawk.
たか=が知れている
――が知れている
〔「程度がわかっている」の意から〕
大したことはない。「この程度の問題なら―」
たか=は死すとも穂はつまず
――は死すとも穂はつまず
高潔な人は,どんなに困窮しても道理に合わない金品を得ようとはしない。鷹は飢えても穂をつまず。
たか=を括(クク)る
――を括(クク)・る
(1)その程度だろうと安易に予測する。
(2)大したことはないと見くびる。高が知れたことだとあなどる。
たかあがり
たかあがり [3] 【高上(が)り】
(1)上座にすわること。「お詞にあまへ,奥座敷へ参りましよか。―御免なりましよ/浄瑠璃・布引滝」
(2)高い所へあがること。「子や待たんあまり雲雀の―(杉風)/猿蓑」
(3)費用が高くつくこと。
(4)思い上がること。「昔,―をしてあるによりて,今かかる事にあふ程に/四河入海 19」
たかあぐら
たかあぐら [3] 【高胡坐】
ずうずうしくあぐらをかくこと。「―をかく」
たかあし
たかあし [0] 【高足】
(1)足を高く上げて歩くこと。「―を踏む(=用心シテ歩ク)」
(2)田楽・田植えの神事などに用いる道具。十字形の木で,横木に足をかけて乗り歩くもの。こうそく。
(3)竹馬。
(4)膳などの足が高いもの。
(5)歌舞伎の大道具の一。二重舞台の一種で,高さ二尺八寸(約85センチメートル)のもの。御殿風の建物や大茶屋場などに用いる。
→常足(ツネアシ)
→中足(チユウアシ)
高足(2)[図]
たかあしがに
たかあしがに [4] 【高足蟹】
海産の巨大なカニ。甲長約35センチメートル。長い脚を伸ばすと3メートル近くになる。世界最大の節足動物。全体に赤褐色で,脚に黄色の縞模様がある。食用。魔除けとして家の入り口などに飾る地方がある。日本,太平洋近海の特産。シマガニ。
たかあしだ
たかあしだ [3] 【高足駄】
足駄で,歯の高いもの。
たかあみ
たかあみ [0] 【高網】
(1)鳥網の一。カモなどを捕るために,水田・湿地などに,2メートルほどの竹を二列に立てて,黐(モチ)を塗った糸を張り渡したもの。
(2)魚網の一。巻き網の一種で,袋網の部分へ袖網を利用して魚を追い込み,ムロアジなどを捕るもの。
たかい
たかい【他界する】
die;→英和
pass away.
たかい
たかい【高い】
high;→英和
tall;→英和
elevated;→英和
lofty;→英和
loud (声);→英和
[値段]expensive;→英和
high;→英和
dear.→英和
高く high(ly);[声]loud(ly);aloud;→英和
<sell> at a high price (値段).高くなる[物価が] <Prices> go up; <Commodities> rise in price;grow tall(er) (背が).高くつく be expensive;cost <one> much.高くとまる ⇒高ぶる.
たかい
たか・い [2] 【高い】 (形)[文]ク たか・し
(1)空間的に基準面よりかなり上にある。
(ア)物の下端から上端までの差が大きい。上方に伸びている。「背の―・い人」「―・い山」「雪が―・く積もる」
(イ)離れて上の方に位置している。はるか上方にある。「―・い秋空」「ヒバリが―・く舞い上がる」「日はまだ―・い」
(ウ)前方に突き出ている。「―・い鼻」
(2)音や香りが顕著である。
(ア)高音である。音や声の振動数が多い。「―・い方のドの音」「―・い声で歌う」
(イ)音や声が大きい。「声が―・い。静かにしろ」
(ウ)
〔
(イ)から転じて〕
世間に広く知れわたっている。「評判が―・い」「世評が―・い」「悪名が―・い」
(エ)香りが強い。「梅の香りが―・い」
(3)序列・価値が上位にある。
(ア)地位・格式などが上位である。「身分が―・い」「―・い家柄」
(イ)教養・能力などがすぐれている。「識見が―・い」「目が―・い」「知能が―・い」
(ウ)品位・品格がすぐれている。「格調が―・い」「気品が―・い」「―・く評価する」
(4)志向が高尚である。低俗なものを嫌う。「理想が―・い」「志が―・い」「気位が―・い」
(5)数量的に多い。
(ア)金銭的に額が多い。
⇔安い
「物価が―・い」
(イ)程度を数値で表した時,その数値が大きい。「血圧が―・い」「気温が―・い」「年―・くなりて/宇治拾遺 24」
(6)時間的に遠い。「―・き昔の道慕へども/続後拾遺(雑下)」
(7)尊大である。「下から出りやあ恐ろしい―・え/人情本・辰巳園(初)」
⇔低い
→お高い
[派生] ――さ(名)――み(名)
[慣用] 敷居が―・頭が―・鼻が―・目が―/ただより高い物はない・枕を高くする。
たかい
たかい [0] 【他界】 (名)スル
(1)死後の世界。また,死ぬこと。「父は去年―した」
(2)死者の世界。天・山中・地下・海の彼方など文化により多様。「―観」
たかい
たかい タカヰ 【高井】
姓氏の一。
たかいきとう
たかいきとう タカヰ― 【高井几董】
(1741-1789) 江戸中期の俳人。別号,晋明・春夜楼など。京都の人。蕪村門の中心的人物として活躍,のち三世夜半亭を継ぐ。編著「あけ烏」「井華(セイカ)集」など。
たかいし
たかいし 【高石】
大阪府中南部,大阪湾に臨む市。海浜は古くから高師の浜と呼ばれた景勝地であった。近年は工業化が著しく,石油・金属などの工場が立地。
たかいち
たかいち 【高市】
奈良県中部の郡。高取町と明日香村から成り,大和・飛鳥時代の政治・文化の中心地であった。
たかいびき
たかいびき [3] 【高鼾】
いびきが高いこと。また,ぐっすりと寝込むこと。「―をかく」
たかいびき
たかいびき【高鼾をかく】
snore loudly.
たかいらんざん
たかいらんざん タカヰ― 【高井蘭山】
(1762-1838) 江戸中期の読本作者。名は伴寛。江戸の人。作品「星月夜顕晦録」「鎌倉年代記」など。
たかうきぼり
たかうきぼり [3] 【高浮(き)彫り】
⇒高肉彫(タカニクボ)り
たかうじ
たかうじ タカウヂ 【尊氏】
⇒足利(アシカガ)尊氏
たかうすべお
たかうすべお [3] 【高護田鳥尾・鷹護田鳥尾】
〔「たかうすびょう」とも〕
矢羽根の名。護田鳥尾(ウスベオ)の薄黒い斑(フ)が普通のものよりも羽根の先の方まであるもの。
たかお
たかお タカヲ 【高雄・高尾】
京都市北西端,右京区梅ヶ畑の地名。清滝川中流の峡谷に沿い,紅葉の名所として知られる。高雄山中腹に神護寺がある。
たかお
たかお タカヲ 【高雄】
台湾の南西岸にある港湾都市。アルミニウム・セメントなどの工業が発達。カオシオン。
高雄(竜虎塔)[カラー図版]
高雄(清澄湖得月楼)[カラー図版]
高雄(六合二路夜店街)[カラー図版]
たかお
たかお タカヲ 【高尾】
江戸新吉原の三浦屋に抱えられていた遊女の名。初代から一一人いたという。それぞれ逸話に富むが,諸説入り乱れて,だれのものと特定しがたい。逸話や落籍者にちなんで「仙台高尾」「子持高尾」「紺屋高尾」などの異名をもつ。
たかおうぎ
たかおうぎ 【高扇】
(得意そうに)扇を高くあげ,ゆっくりあおぐこと。「翁出て来たりて,上下を見上げ見下ろして,―を仕ひて/今昔 31」
たかおか
たかおか [0] 【高岡】
高いおか。
たかおか
たかおか タカヲカ 【高岡】
富山県北西部,砺波(トナミ)平野北部の市。古くから銅器・漆器などを特産する。金属・化学工業なども盛ん。前田利長築城の高岡城址がある。
たかおかえで
たかおかえで タカヲカヘデ [4] 【高雄楓】
イロハモミジの別名。
たかおかしんのう
たかおかしんのう タカヲカシンワウ 【高岳親王】
(799頃-865頃) 平城天皇の第三皇子。法名,真如。遍明とも。嵯峨天皇の皇太子。薬子(クスコ)の乱に連座,廃されて空海の弟子となった。唐を経て,インドへ渡航中羅越で客死したと伝えられる。真如親王。
たかおかほうかだいがく
たかおかほうかだいがく タカヲカハフクワ― 【高岡法科大学】
私立大学の一。1988年(昭和63)設立。本部は高岡市。
たかおかみ
たかおかみ [3] 【高龗】
山上の竜神。水をつかさどる神。日本書紀では,伊弉諾尊(イザナキノミコト)がその子軻遇突智(カグツチ)を斬った時に化成した神。京都の貴船(キブネ)神社の祭神。
→闇龗(クラオカミ)
たかおさん
たかおさん タカヲ― 【高尾山】
東京都八王子にある山。関東山地東縁の一峰。海抜599メートル。山頂に薬王院がある。
たかおさんげ
たかおさんげ タカヲ― 【高尾懺悔】
歌舞伎舞踊の一。長唄・富本・荻江・清元。傾城高尾の亡霊が姿を現し,去りし日の追懐,現在の地獄の呵責を物語る。
たかおまんだら
たかおまんだら タカヲ― 【高雄曼荼羅】
高雄神護寺に伝わる日本最古の両界曼荼羅図。天長年間(824-834)空海の請来した唐の原本に基づいて製作されたという。鳳凰文を散らした紫綾の地に金銀泥で諸尊が描かれ,唐の画風を伝える。国宝。
たかか
たかか タクワクワ [2] 【多花果】
⇒集合果(シユウゴウカ)
たかからげ
たかからげ [3] 【高紮げ】
着物の裾を高くからげること。
たかかんすう
たかかんすう [3] 【多価関数】
変数の一つの値に対して関数の値が二つ以上ある関数。多値関数。
⇔一価関数
たかが
たかが
only;→英和
merely;at best[most];no more than;nothing but.
たかが
たかが [1][2] 【高が】 (副)
せいぜい。わずか。たかだか。とるに足りないという意で用いる。「―百円ぐらいで…」
たかがい
たかがい [0] 【鷹飼い】
鷹を飼うこと。また,鷹を飼いならして,狩猟の際に従う役人。たかし。鷹匠(タカジヨウ)。
たかがかりもの
たかがかりもの [0] 【高掛(か)り物】
江戸時代,村高に応じて賦課されたさまざまな付加税の総称。
たかがり
たかがり [0] 【鷹狩(り)】
飼いならした鷹や隼(ハヤブサ)を放して鳥や小獣を捕らえる狩猟。放鷹(ホウヨウ)。鷹野(タカノ)。古代から貴族や武家の間で行われ,明治維新後は皇室に継承された。現在はごく一部の民間にその技法が残るにすぎない。[季]冬。
たかき
たかき [3] 【田掻き】
「代掻(シロカ)き」に同じ。[季]夏。
たかき
たかき [0] 【高木・高樹】
たけの高い木。喬木(キヨウボク)。こうぼく。
たかきび
たかきび [3][0] 【高黍】
モロコシの別名。[季]秋。
たかぎ
たかぎ 【高木】
姓氏の一。
たかぎいちのすけ
たかぎいちのすけ 【高木市之助】
(1888-1974) 国文学者。愛知県生まれ。古代の詩精神を論じた「吉野の鮎」は「英雄時代論争」の契機となった。著「古文芸の論」「貧窮問答歌の論」など。
たかぎかねひろ
たかぎかねひろ 【高木兼寛】
(1849-1920) 衛生学者。日向(ヒユウガ)の人。海軍軍医総監。脚気病対策に取り組み,海軍の食事改善により1885年(明治18)脚気追放に成功。
たかぎていじ
たかぎていじ 【高木貞治】
(1875-1960) 数学者。岐阜県生まれ。東大教授。整数論におけるヒルベルトらの類体の概念を拡張,一般化して,類体論において業績をあげる。著「解析概論」など。
たかぎとくこ
たかぎとくこ 【高木徳子】
(1891-1919) ショー-ダンサー。東京生まれ。旧姓,永井。アメリカで旅芸人として巡業。帰国後,一座を結成,浅草オペラの先駆的存在となる。
たかぎやさか
たかぎやさか 【高木八尺】
(1889-1984) 政治学者。東京生まれ。東大教授。米国憲法・歴史および外交講座を担当。アメリカ研究の先駆者。グルー大使と親交があり,日米開戦の回避に努め,また終戦工作にもあたった。著「米国政治史序説」「アメリカ」
たかく
たかく 【高久】
姓氏の一。
たかく
たかく【多角的】
many-sided;multiple;→英和
diversified.‖多角化農業 diversified farming.多角経営 multiple[diversified]management.
たかく
たかく [0] 【多角】
(1)角の多いこと。
(2)いろいろな方面にわたること。
たかくあいがい
たかくあいがい 【高久靄厓】
(1796-1843) 江戸後期の南画家。下野(シモツケ)の人。谷文晁・池大雅に私淑。蛮社の獄では渡辺崋山の救出に尽力。作「歳寒三反図」など。
たかくか
たかくか [0] 【多角化】 (名)スル
多くの方面,分野にわたるようにすること。「経営の―を図る」
たかくけい
たかくけい [2][3] 【多角形】
〔「たかっけい」とも〕
三つ以上の線分で囲まれた平面図形。線分の数によって,三角形・四角形などという。多辺形。
たかくけいえい
たかくけいえい [4] 【多角経営】
違う種類の事業を並行的に行うこと。
たかくけっさい
たかくけっさい [4] 【多角決済】
三国以上の間で行われる貿易の代金決済制度。二国間の双務決済とは違って,多数の相手国全体のなかで収支の均衡をはかる。
たかくさ
たかくさ [0] 【高草】
高く伸びた草。
たかくしょうじょう
たかくしょうじょう [4] 【他覚症状】
病気の症状が医師や観察者に明白にわかる状態。または,その症状。
⇔自覚症状
たかくす
たかくす 【高楠】
姓氏の一。
たかくすじゅんじろう
たかくすじゅんじろう 【高楠順次郎】
(1866-1945) 仏教学者。広島県生まれ。東大教授・東京外語校長・東洋大学学長を歴任。渡辺海旭とともに「大正新修大蔵経」を刊行。
たかくそくりょう
たかくそくりょう [4] 【多角測量】
⇒トラバース測量(ソクリヨウ)
たかくたい
たかくたい [0] 【多核体】
二個以上の核を有する細胞。細胞が融合してできたもの(動物の筋肉細胞など)と,核のみが分裂し,細胞質の分裂が伴わなかったもの(変形菌類や車軸藻類など)の二つに分類できる。多核細胞。
たかくてき
たかくてき [0] 【多角的】 (形動)
多くの方面にわたっているさま。「―に検討する」「―な経営」
たかくぼうえき
たかくぼうえき [4] 【多角貿易】
三国以上の間で協定を結んで行う貿易。双務貿易より貿易収支の均衡がとりやすいなどの利点がある。
たかくら
たかくら 【高座】
天皇の座席。たかみくら。
たかくら
たかくら [0] 【高倉】
湿気や鼠の害を防ぐため,床を高くした倉。現在,南西諸島などにみられる。
たかくらかいづか
たかくらかいづか 【高蔵貝塚】
名古屋市熱田区高蔵町にある弥生時代中・後期の貝塚。各種石器やウマの骨なども出て,弥生時代の文化様相を確認する端緒となった遺跡。熱田貝塚。
たかくらてんのう
たかくらてんのう 【高倉天皇】
(1161-1181) 第八〇代天皇(在位 1168-1180)。名は憲仁(ノリヒト)。後白河天皇第七皇子。在位中は平清盛の隆盛時にあたり,その娘徳子を中宮とした。安徳天皇に譲位。笛の名手。
たかくらの
たかくらの 【高座の】 (枕詞)
高座の蓋(カサ)の意。「三笠の山」にかかる。「―三笠の山に鳴く鳥の/万葉 373」
たかくらりゅう
たかくらりゅう 【高倉流】
衣紋(エモン)・装束調進の流派。室町時代頃から山科家とともに,朝廷・公家の装束のことに当たった。近世,武家方にも奉仕した。
たかくわ
たかくわ タカクハ 【高桑】
姓氏の一。
たかくわらんこう
たかくわらんこう タカクハランカウ 【高桑闌更】
(1726-1798) 江戸中期の俳人。名は忠保,また正保。別号,半化房・芭蕉堂など。金沢の生まれ。和田希因門。芭蕉に私淑,蕉門俳人の句文を集めて刊行し,天明の俳諧復興に寄与した。編著「花供養」「有の儘」など。
たかぐくり
たかぐくり 【高括り】 (名)スル
(1)大まかに見積もること。「人みな年中の―ばかりして/浮世草子・胸算用 1」
(2)たかをくくること。あなどること。「この暮れには慥(タシカ)に夜抜けと―して/浮世草子・禁短気」
たかぐもり
たかぐもり [0][3] 【高曇(り)】
雲が高くかかっている曇り空。雲量が九以上で,高積雲・高層雲が多い場合をいった。
たかげた
たかげた [0] 【高下駄】
歯の高い下駄。たかあしだ。
たかことば
たかことば [3] 【鷹詞】
鷹を使う人の用いる特殊な用語。基本的な用語は近世以前に成立しているが,近世において特に公家・武家の間に流行し,一般化していった。
たかごえ
たかごえ [0][3] 【高声】
高く大きな声。こわだか。「まきじたの―にて/安愚楽鍋(魯文)」
たかごし
たかごし [0][4] 【高腰】
腰を低くかがめないこと。傲慢な態度をいう。
たかごし=を掛く
――を掛・く
傲慢な態度で腰をかける。「某に一礼もせいで―・けて茶を呑うだ/狂言・禰宜山伏(虎寛本)」
たかさ
たかさ【高さ】
height;→英和
<five feet> high[in height];→英和
altitude (高度);→英和
loudness (声の);→英和
pitch (調子).→英和
たかさ
たかさ [1] 【高さ】
〔形容詞「高い」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの〕
(1)高いこと。また,その程度。「塔の―」
(2)三角形で,頂点から底辺に下ろした垂線の長さ。台形・平行四辺形では平行な辺間の距離。
(3)円錐・角錐で,頂点から底面に下ろした垂線の長さ。円錐台・角錐台・平行六面体では平行な面間の距離。
たかさき
たかさき 【高崎】
群馬県中南部の市。近世,城下町,中山道の宿場町から発展。鉄道交通の要地で,商工業が発達。電機・機械・化学工業などが立地。白衣大観音がある。だるまを特産。
たかさき
たかさき 【高崎・高碕】
姓氏の一。
たかさきけいざいだいがく
たかさきけいざいだいがく 【高崎経済大学】
公立大学の一。1952年(昭和27)創立の高崎市立短期大学を前身とし,57年設立。本部は高崎市。
たかさきせん
たかさきせん 【高崎線】
JR 東日本の鉄道線。大宮から高崎に至る,74.7キロメートル。
たかさきたつのすけ
たかさきたつのすけ 【高碕達之助】
(1885-1964) 政治家・実業家。大阪生まれ。満州重工業総裁,第二次大戦後は電源開発総裁・経済企画庁長官・通産相などを歴任。日中 LT 貿易,日ソ漁業交渉などで活躍。
たかさきたび
たかさきたび [5] 【高崎足袋】
高崎地方で作られた足袋。足首の部分が短い刺し縫いの木綿製の足袋。
たかさきまさかぜ
たかさきまさかぜ 【高崎正風】
(1836-1912) 歌人。薩摩の人。歌を八田知紀に学ぶ。温雅流麗な歌風で知られ,桂園派復興の中心歌人。御歌所所長,明治天皇の歌道の師。歌集「埋木廼花(ウモレキノハナ)」「たづがね集」
たかさきやま
たかさきやま 【高崎山】
大分市西部,別府湾に臨む山。海抜628メートル。野生猿の生息地。
たかさご
たかさご 【高砂】
(1)砂が盛り上がって,小高くなった所。砂丘。
(2)兵庫県南部,加古川河口にある市。重化学工業が発達。相生(アイオイ)の松で知られる高砂神社がある。((歌枕))
(3)能の一。脇能物。世阿弥作。古今集の序の俗解に基づく。阿蘇の神主友成が,播磨国高砂の浦で,老夫婦に会って高砂の松と住吉(スミノエ)の松が相生(アイオイ)である故事を聞き,二人に誘われて津の国住吉に至り,住吉明神の来現を仰ぐという筋。和歌の徳をたたえ,かつ常磐の松に象徴される国と民の繁栄を主題とする。その一部は婚礼などの祝儀で謡われる。
(4)台湾の異名。[書言字考節用集]
たかさご
たかさご [0] 【高砂】
スズキ目フエダイ科の海魚。体長30センチメートル程度。体は細長く,紡錘形。体側に二本の黄色の縦帯があり,うち一本は側線の下方を走る。尾びれの両端の先は黒い。食用で美味。南日本を含む西太平洋に分布。
たかさごご
たかさごご [0] 【高砂語】
⇒台湾諸語(タイワンシヨゴ)
たかさごそう
たかさごそう [0] 【高砂草】
キク科の多年草。日当たりのよい原野に自生。高さ約30センチメートル。葉は細長い。初夏,白色で背面が淡紫色の頭花をつける。
たかさごぞく
たかさごぞく 【高砂族】
台湾の原住の民族に対する日本統治時代の呼称。
→高山(コウザン)族
たかさごだい
たかさごだい [4] 【高砂台】
相生の松の樹陰に老夫婦を配して,洲浜(スハマ)形の台に飾ったもの。
たかさごのまつ
たかさごのまつ 【高砂の松】
兵庫県高砂市の高砂神社境内にある相生(アイオイ)の松。
たかさごびな
たかさごびな [5] 【高砂雛】
立ち姿の紙の雛人形で,衣に老夫婦の姿を描いたもの。
たかさごゆり
たかさごゆり [4] 【高砂百合】
ユリ科の多年草。台湾原産。高さ1メートル内外。夏,開花。花筒は細長く,白色で外面が紫色を帯びる。改良品種が栽培される。
たかさぶろう
たかさぶろう タカサブラウ [3]
キク科の一年草。湿地に生える。高さ約30センチメートル。葉は対生し,倒披針形。七〜九月,腋生の柄の先に径約1センチメートルの白色の頭花をつける。漢名,鱧腸(レイチヨウ)。
たかさぶろう[図]
たかさゲージ
たかさゲージ [4] 【高さ―】
機械部品などの縦寸法を測定する器具。また,罫書(ケガ)きにも用いる。ハイト-ゲージ。
たかし
たかし [2] 【鷹師】
「鷹飼い」に同じ。
たかし
たか・し 【高し】 (形ク)
⇒たかい
たかしお
たかしお [0] 【高潮】
台風や低気圧により海水面が異常に上昇する現象。南に面した湾では,湾の西側を台風が通過するときに起こりやすい。暴風津波。風津波。
たかしお
たかしお【高潮】
the flood[high]tide.
たかしく
たかし・く 【高敷く】 (動カ四)
〔「敷く」は治める意〕
立派に治める。たかしる。「やすみしし我が大君の―・かす大和の国は/万葉 1047」
たかしこ
たかしこ [2] 【竹矢籠】
竹の筒で壺胡簶(ツボヤナグイ)のように作った矢籠(ヤカゴ)。「小殿―かき負ひて/著聞 12」
たかしこぞう
たかしこぞう [5] 【高師小僧】
愛知県豊橋市の南部,高師原(タカシハラ)に見られた褐鉄鉱の団塊。地下水中の鉄分が葦などの根の周りに水酸化鉄として管状・紡錘状に沈殿したもの。
たかしな
たかしな 【高階】
姓氏の一。
たかしなえいし
たかしなえいし 【高階栄子】
(?-1216) 後白河法皇の寵妃(チヨウキ)。通称,丹後の局(ツボネ)。法印澄雲の娘。初め平業房の妻。のち後白河法皇に仕え宣陽門院覲子を生む。平氏没落後は親幕派九条兼実を退け,朝廷に隠然たる権力をふるった。
たかしなたかかね
たかしなたかかね 【高階隆兼】
鎌倉後期の画家。宮廷絵所預。「春日権現験記」「春日明神影向御車図」が現存。生没年未詳。
たかしのはま
たかしのはま 【高師の浜】
(1)大阪府高石市から堺市にかけての海岸。((歌枕))「音に聞く―のあだ波はかげじや袖のぬれもこそすれ/金葉(雑下)」
(2)愛知県豊橋市の渥美湾岸。
たかしのやま
たかしのやま 【高師の山・高志の山】
愛知県豊橋市高師町にある洪積台地。高師原。
たかしま
たかしま 【高島】
長崎県南部の旧炭鉱町。長崎半島沖合の小島,高島・端島(俗称,軍艦島)などから成り,海底炭田から良質の粘結炭を産出した高島炭田は1986年(昭和61)閉山。
たかしま
たかしま 【鷹島】
長崎県北部,伊万里湾口にある低平な台地状の島。元寇の史跡が多い。
たかしま
たかしま 【高島】
姓氏の一。
たかしまかえもん
たかしまかえもん 【高島嘉右衛門】
(1832-1914) 実業家・易断家。茨城県の人。実業に従事していたが,のち財界から退いて呑象(ドンシヨウ)と号し,易学を学び,「高島易断」を著した。
たかしましゅうはん
たかしましゅうはん 【高島秋帆】
(1798-1866) 幕末の兵学者・砲術家。名は舜臣(キミオミ),通称,四郎太夫。長崎生まれ。長崎町年寄・鉄砲方となり大砲の購入・鋳造に努め,幕府に洋式砲術採用を建議。武州徳丸原で砲術演習を行なって,江川太郎左衛門ら幕末西洋砲術家に多大の影響を与えた。
たかしまだ
たかしまだ [3] 【高島田】
女性の日本髪の結い方の一。島田髷の根を高くあげて結う。高髷。御殿女中などが結ったが明治以降若い女性の正装となった。
→文金高島田
高島田[図]
たかしまべいほう
たかしまべいほう 【高島米峰】
(1875-1949) 仏教運動家。新潟県生まれ。新仏教同志会を組織して禁酒・禁煙・廃娼運動を展開。東洋大学学長。
たかしまや
たかしまや 【高島屋】
歌舞伎俳優四世市川小団次,およびその系統の市川左団次・市川右団次・市川子団次などの屋号。
たかしまりゅう
たかしまりゅう 【高島流】
砲術の一派。初め西洋流と称した。祖は高島秋帆。
たかしる
たかし・る 【高知る】 (動ラ四)
(1)立派に造る。立派に建てる。「高天の原に氷椽(ヒギ)―・りて/古事記(上)」
(2)立派に治める。「我が大君の神ながら―・らせる印南野の/万葉 938」
たかしるや
たかしるや 【高知るや】 (枕詞)
「天(アメ)のみかげ」にかかる。「―天の御蔭天知るや日の御蔭の水こそば/万葉 52」
たかじゅせい
たかじゅせい [3] 【他家受精】
異個体間の受精。動物では一般的。植物では「他花受精」とも書き,異株間の受精をいう。
→自家受精
たかじゅふん
たかじゅふん [3] 【他家受粉】
ある花の花粉が他の個体の花の雌しべについて受精が行われること。「他花受粉」とも書く。異花受粉。
→自家受粉
たかじょう
たかじょう [0] 【鷹匠】
(1)鷹狩りのために鷹を飼いならす人。鷹使い。鷹飼い。鷹師。鷹居(タカスエ)。[季]冬。
(2)江戸幕府の職名。鷹狩りのため鷹を飼育した役。たかつかい。
(3)明治以降,宮内省の主猟寮に属した職員。
たかじょうずきん
たかじょうずきん [5][6] 【鷹匠頭巾】
江戸末期,鷹匠などが用いた頭巾。苧屑(オクソ)頭巾に似せて浅葱・紺などの木綿で作った。
たかじょく
たかじょく [0] 【高卓】
押板(床の間)の中央に置いて用いる脚の長い卓。上に返り花の薬器または香炉,下に抛入花(ナゲイレバナ)を飾る。
たかすえ
たかすえ [0] 【鷹居】
⇒鷹匠(タカジヨウ)
たかすえのむすめ
たかすえのむすめ タカスヱ― 【孝標女】
⇒菅原孝標女(スガワラノタカスエノムスメ)
たかすがき
たかすがき 【竹簀掻き】
竹で編んだすのこ。たけすがき。「山がつのあしやにかける―/堀河百首」
たかすぎ
たかすぎ 【高杉】
姓氏の一。
たかすぎしんさく
たかすぎしんさく 【高杉晋作】
(1839-1867) 幕末の志士。長州藩士。名は春風。字(アザナ)は暢夫(チヨウフ)。号は東行(トウギヨウ)。吉田松陰門下。下関砲撃に備えて奇兵隊を結成,また,1865年以降,藩の主導権を握って藩論を倒幕に転換,第二次長州征伐の幕府軍を圧した。
たかせ
たかせ 【高瀬】
香川県西部,三豊(ミトヨ)郡の町。高瀬川上流域を占め,古来,溜め池灌漑を行う。大水上神社は讃岐二の宮で,二ノ宮窯跡がある。
たかせ
たかせ 【高瀬】
(1)川底の浅い所。浅瀬。「鵜かひ舟―さしこす程なれや結ぼほれゆく篝火の影/新古今(夏)」
(2)「高瀬舟」の略。「―さす淀のわたりの深き夜に/新拾遺(秋下)」
たかせい
たかせい タクワ― [0] 【多化性】
昆虫などで,一年間に三世代以上世代を繰り返す性質。
→化性
たかせがい
たかせがい [3] 【高瀬貝】
サラサバテイラの別名。
たかせがわ
たかせがわ 【高瀬川】
(1)長野県北西部を流れる川。槍ヶ岳付近を水源とし,梓(アズサ)川と合して犀(サイ)川となる。
(2)京都市中南部にある運河。一七世紀初め角倉了以が鴨川ぞいに開いた鴨川の分水路。貨物運送の高瀬舟が上下したところから名づけられた。
たかせぶね
たかせぶね 【高瀬舟】
小説。森鴎外作。1916年(大正5)「中央公論」発表。夜,高瀬川を下る舟の中での,遠島の刑を受けた弟殺しの喜助と,護送する同心羽田の話を通して,安楽死と知足の観念の問題を扱った作品。
たかせぶね
たかせぶね [4] 【高瀬舟】
(1)河川で貨客を輸送した底の浅い船。櫂(カイ)か棹(サオ)を使って動かした。古代から近世まで使われた小舟であったが,江戸時代に利根川水系に就航したものだけは非常に大型化した。
(2)書名(別項参照)。
高瀬舟(1)[図]
たかせダム
たかせダム 【高瀬―】
長野県大町市,高瀬川にある発電用ダム。ロックフィル式で,堤高176メートル。1981年(昭和56)完成。下流に七倉ダム(堤高125メートル)がある。
たかぞうがん
たかぞうがん [3] 【高象眼】
はめ込んだ金属面が,地の面より高い象眼。高肉象眼。
→平(ヒラ)象眼
たかぞら
たかぞら [3] 【高空】
澄みきって高く見える空。
たかた
たかた 【高田】
福岡県南西部,三池郡の町。矢部川下流域で,有明海に面して干拓地が開ける。
たかた
たかた 【高田】
姓氏の一。
→たかだ(高田)
たかたか
たかたか 【高高】 (形動ナリ)
足をつま立てて待ち望むさま。「はしけやし妻も子どもも―に待つらむ/万葉 3692」
たかたかゆび
たかたかゆび [4] 【高高指】
中指。「手の―をひきなびけ/浮世草子・一代女 1」
〔現代では主に西日本や山形地方で用いられる〕
たかたさなえ
たかたさなえ 【高田早苗】
(1860-1938) 教育者・政治家。江戸の人。大隈重信らとともに東京専門学校(早稲田大学の前身)の創設に参加,同校で憲法を講じ,のち総長となる。その間衆議院議員当選六回,大隈内閣文相をも務めた。
たかたみのる
たかたみのる 【高田実】
(1871-1916) 俳優。東京生まれ。川上音二郎一座を経て大阪で関西新派の頭目となる。1904年(明治37)東京に帰り新派劇の演技を確立,本郷座時代と呼ぶ全盛期を築き上げた。「不如帰」「金色夜叉」「己が罪」などの諸役が当たり芸。
たかたやすま
たかたやすま 【高田保馬】
(1883-1972) 社会学者・経済学者。佐賀県生まれ。京大教授。勢力論を構築して,社会関係論を展開。また,一般均衡理論をいち早く吸収,利子論に貢献。著「社会学原理」「経済学新講」など。
たかだ
たかだ 【高田】
姓氏の一。
たかだ
たかだ 【高田】
新潟県上越市の地名。旧高田市。江戸時代榊原氏の城下町。戦前は軍都として栄えた。日本有数の豪雪地。また,日本のスキーの発祥地として知られる。
たかだい
たかだい [0] 【高台】
周囲の土地よりも高くて,頂上が平らになっている所。
たかだい
たかだい【高台】
a height;→英和
a hill.→英和
たかだか
たかだか 【高高】 (副)
(1) [3][2]
(「たかだかと」の形で)
(ア)目立って高いさま。「―と抱きあげる」
→鼻高々
(イ)声高(コワダカ)に言うさま。「声―と朗読する」
(2) [2][0]
どうみても。せいぜい。たかが。「―百人が関の山だ」
たかだか
たかだか【高々】
[せいぜい]at most[best].〜と high;→英和
in a loud voice (声);proudly (威張って).→英和
たかだじけん
たかだじけん 【高田事件】
1883年(明治16)3月新潟県高田で発生した自由党弾圧事件。新潟県頸城(クビキ)自由党の赤井景韶(カゲアキ)らが大臣暗殺・内乱の陰謀を企てたとするスパイの密告によって,一斉に検挙され,北陸地方の自由民権運動に打撃を与えた。
たかだすき
たかだすき [3] 【高襷】
たすきで,袖を高くからげること。
たかだち
たかだち 【高館】
(1)岩手県西磐井郡平泉町の衣川の南岸にあったとりで。藤原秀衡が源義経のために構えたという。1189年,藤原泰衡に攻められて,ここで義経が自刃したと伝える。判官館(ホウガンダテ)。衣川のたて。
(2)幸若舞の曲名。室町時代の成立。「吾妻鏡」を原拠として,源義経の最期を描いたもの。
(3)古浄瑠璃の一。幸若の文を五段に分け,終わりに義経と妻子の最期を加えたもの。残存正本中最古のもので,1625年正月の刊記がある。
たかだともきよ
たかだともきよ 【高田与清】
(1783-1847) 国学者。本姓,小山田氏。高田家の養子。号,松屋(マツノヤ)。武蔵の人。漢学を古屋昔陽,国学を村田春海(ハルミ)に学び,考証学に通暁。水戸の史館に出仕し,「八州文藻」「扶桑拾葉集注釈」を撰進。著「松屋筆記」,編「群書捜索目録」など。
たかだのばば
たかだのばば 【高田馬場】
東京都新宿区,交通機関が交差する高田馬場駅周辺の通称。早稲田大学に近い学生街で商業地区。江戸時代は豊島郡高田村として馬場があり,堀部安兵衛の仇討ちの巷説(コウセツ)で有名。
たかだのふじ
たかだのふじ 【高田の富士】
1780年,江戸高田の稲荷明神社の裏手に富士山を模して造った石積みの築山。毎年6月15日から一八日まで山を開いて,富士講信者が参詣登山をした。
たかだは
たかだは 【高田派】
真宗の一派。本山は三重県津市一身田町の専修寺(センジユジ)。親鸞の弟子真仏が栃木県高田に専修阿弥陀寺を建てたのに始まる。1465年,現在地へ移転。旧名,専修寺派(センジユジハ)。
たかだひろあつ
たかだひろあつ 【高田博厚】
(1900-1987) 彫刻家。石川県生まれ。高村光太郎に学び,渡仏後,ロダン・ブールデルに師事。多くの肖像を製作。文筆にすぐれ,著訳書も多い。
たかだへいや
たかだへいや 【高田平野】
新潟県南西部,日本海沿いに広がる沖積平野。東頸城(ヒガシクビキ)丘陵と西頸城丘陵に挟まれ,頸城平野ともいう。荒川(関川)沿いに高田・直江津などの市街地がある。
たかだま
たかだま 【竹玉】
竹を輪切りにし,緒に貫いたもの。古代の神事に用いた。「枕辺に斎瓮(イワイヘ)をすゑ―を間なく貫き垂れ/万葉 420」
たかだやかへえ
たかだやかへえ 【高田屋嘉兵衛】
(1769-1827) 江戸後期の海運業者。淡路の人。蝦夷(エゾ)交易を中心に活躍。1812年国後(クナシリ)島沖で,ゴローニン幽囚の報復としてロシア海軍に捕らえられる。翌年帰国後はゴローニンの釈放その他,幕府とロシアとの仲介に努力。幕府蝦夷御用船頭にも任じられた。
たかだんし
たかだんし [3] 【高檀紙】
⇒大高檀紙(オオタカダンシ)
たかちほ
たかちほ 【高千穂】
宮崎県北西部,五ヶ瀬川上流域にある町。天岩戸神社や高千穂峡がある。
たかちほしょうかだいがく
たかちほしょうかだいがく 【高千穂商科大学】
私立大学の一。1912年(明治45)創立の高千穂高等商業学校を母体に,50年(昭和25)現名の新制大学となる。本部は東京都杉並区。
たかちほのみね
たかちほのみね 【高千穂峰】
宮崎県と鹿児島県の境にある火山。霧島火山群の一峰。海抜1574メートル。天孫降臨の伝説のある山。
たかちほのみや
たかちほのみや 【高千穂の宮】
皇室の祖先神である彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)から神武天皇までの三代の伝説上の皇居。宮崎・鹿児島県境の霧島山近傍,宮崎県西臼杵郡高千穂町などが伝承地。
たかちょう
たかちょう [0] 【高帳】
江戸時代,天領の村高を記した帳簿。また,旗本の知行所・寺社領の石高を記した帳簿。
たかちょうし
たかちょうし [3] 【高調子】
(1)声や音楽などの,調子の高いこと。「話声が愈(イヨイ)よ―になつて/新世帯(秋声)」
(2)相場が上がる傾向にあること。
たかぢょうちん
たかぢょうちん [3] 【高提灯】
「高張り提灯」に同じ。
たかっけい
たかっけい【多角形】
a polygon.→英和
〜の polygonal.
たかっけい
たかっけい タカク― [2] 【多角形】
⇒たかくけい(多角形)
たかつか
たかつか [0] 【高塚】
〔「たかづか」とも〕
(1)盛り土の墳丘。
(2)民間信仰関係の盛り土の遺構。
たかつかい
たかつかい [3] 【鷹使い】
鷹狩りに鷹を使う人。鷹匠。
たかつかさ
たかつかさ 【鷹司】
五摂家の一。藤原北家。近衛家より分立。家実の子兼平を祖とし,その称は居処の京都鷹司室町にちなむ。
たかつき
たかつき 【高槻】
大阪府北部,大阪市と京都市の中間にある市。天正年間(1573-1592)は高山右近の,近世は永井氏の城下町。近年,商工業が立地し,住宅地化も進む。
たかつき
たかつき [0][2] 【高坏】
食物などを盛るのに用いた脚のついた器。現在は神饌などを盛るのに用いる。たかすき。
高坏[図]
たかつぎ
たかつぎ [0] 【高接(ぎ)】
生長した樹木の幹や主枝に,接ぎ木する方法。
たかつのみや
たかつのみや 【高津宮】
仁徳天皇の皇居。難波宮跡(大阪市東区法円坂町)にあったものと推定されている。
たかづの
たかづの [0] 【高角】
兜(カブト)の前立(マエダテ)の一種。鹿の角を高く立てたもの。「―の兜の緒を締め/平治(上)」
たかて
たかて [0][1] 【高手】
肘(ヒジ)から肩までの間の称。人を縛り上げる場合にいう語。たかうで。「―を許し羽交じめ/浄瑠璃・五十年忌(下)」
たかてこて
たかてこて [0] 【高手小手】
両手を後ろに回し,首から肘・手首に縄をかけて厳重に縛り上げること。「―に縛り上られ/鉄仮面(涙香)」
たかてらす
たかてらす 【高照らす】 (枕詞)
「高くお照らしになる」の意から,「日」にかかる。天武・持統両天皇とその皇子・皇孫の讃称として用いられた。「やすみしし我が大王―日の皇子(ミコ)/万葉 45」
たかで
たかで 【高で】 (副)
(1)せいぜい。たかが。「―弐匁ばかり/浮世草子・風流曲三味線」
(2)そもそも。つまるところ。「命惜しい程なら―身をうつこともない/浄瑠璃・生玉心中(下)」
たかとうだい
たかとうだい [3] 【高灯台】
(1)トウダイグサ科の多年草。山野に自生。高さ約60センチメートル。切ると白汁が出る。葉は披針形で互生し,茎頂には五個輪生する。六,七月,頂に緑黄色の小花をつける。有毒植物であるが根は利尿剤とする。
(2)丈の高い灯明台。
高灯台(1)[図]
たかとうだいか
たかとうだいか [0] 【高灯台科】
トウダイグサ科の旧名。
たかとお
たかとお タカトホ 【高遠】
長野県伊那盆地北部にある町。もと内藤氏の城下町。江島配流の地。中世に高遠氏が築いた高遠城址がある。
たかとき
たかとき 【高時】
新歌舞伎十八番の一。「北条九代名家功(ホウジヨウクダイメイカノイサオシ)」の上の巻の通称。活歴物。河竹黙阿弥作。1884年(明治17)東京猿若座初演。傲慢な北条高時を田楽法師に化けた烏天狗(カラステング)がさんざんになぶる。
たかとび
たかとび【高跳び】
the high jump.高飛びする run away;make off;skip.→英和
たかとび
たかとび 【高跳び・高飛び】 (名)スル
(1) [0][3]
高く飛ぶこと。
(2) [0][3]
陸上競技で,走り高跳び・棒高跳びのこと。
(3) [0][4]
警察などに追われている者が遠いところへ逃げ去ること。「犯人が国外へ―する」
たかとびこみ
たかとびこみ【高飛込み】
platform diving;a high dive[diving].
たかとびこみ
たかとびこみ [3] 【高飛(び)込み】
水泳の飛び込み競技の一。高さ5メートル,または10メートルの固定した台から,水中に飛び込むまでの,空中姿勢の美しさ,正確さなどを競う。
たかとみ
たかとみ 【高富】
岐阜県南西部,山県(ヤマガタ)郡の町。鳥羽川流域を占め,岐阜市に北接する。
たかとり
たかとり [4][0] 【高取】
高額の知行・給料をとっていること。また,その人。
たかとりやき
たかとりやき [0] 【高取焼】
福岡県から産出される陶器。慶長年間(1596-1615)黒田長政の命により朝鮮の陶工八山(高取八蔵)が筑前高取山麓に開窯したのに始まる。寛永年間(1624-1644)飯塚の白旗山麓に築窯,茶人小堀遠州の指導により薄手精巧な作となった。これを遠州高取と称し,遠州七窯の一。
たかどうろう
たかどうろう [3] 【高灯籠】
〔「たかとうろう」とも〕
(1)石灯籠の一。台石を幾層も重ねて高くしたもの。
(2)精霊(シヨウリヨウ)を迎えるための盆灯籠。竿などにつって高く掲げる。[季]秋。
高灯籠(2)[図]
たかどの
たかどの [0] 【高殿】
高く作った御殿。高い建物。
たかどま
たかどま [0][4] 【高土間】
歌舞伎劇場で,観客席が升席であった時代に,左右の桟敷の前の土間との間に,床を一段高くして手すりを設けた客席。
たかどまり
たかどまり [3] 【高止(ま)り】
金利や物価が,高い状態でとどまっていること。高値安定。
たかな
たかな [0][2] 【高菜】
カラシナの一変種。主に暖地で栽培し,辛みのある葉を食用とする。根葉は大きく広楕円形または倒卵形でしわがあり,暗紫色を帯びる。大葉芥(オオバガラシ)。大芥(オオガラシ)。
たかながしんのう
たかながしんのう 【尊良親王】
(1311-1337) 後醍醐天皇の皇子。元弘の乱で土佐に配流。足利尊氏が離反すると,追討のため新田義貞とともに東下したが敗れ,越前金崎城に拠り,落城の際,自害。
たかなし
たかなし 【高無し】
限度がないこと。度を超していること。「―にさわぎたる血気の客共/浮世草子・娘気質」
たかなべ
たかなべ 【高鍋】
宮崎県中部,児湯(コユ)郡の町。日向灘に臨む。高鍋藩秋月氏の城下町。持田古墳群がある。
たかなみ
たかなみ【高波】
a high sea;high waves.〜に呑まれる be swallowed up by mountainous waves.
たかなみ
たかなみ [0] 【高波・高浪】
高く立つ波。大波。
たかなり
たかなり [0][4] 【高鳴り】
(1)高く鳴りひびくこと。また,その音。
(2)喜び・期待などで,興奮して胸がどきどきすること。「胸の―」
たかなる
たかな・る [3] 【高鳴る】 (動ラ五[四])
(1)音が高く大きく響きわたる。
(2)希望や期待などのために,興奮して胸がどきどきする。「期待に胸が―・る」
たかなる
たかなる【高鳴る】
[胸が] <One's heart> beats fast;get excited.
たかなわ
たかなわ [0] 【高縄】
鳥を捕らえるために,水田・湿地に黐(モチ)をつけた縄を高くかけ渡したもの。
たかなわ
たかなわ タカナハ 【高輪】
東京都港区の地名。山の手の南部を占める高級住宅地。泉岳寺がある。
たかに
たかに [0] 【高荷】
(1)高く積み上げた荷。
(2)江戸時代,売る品物を一丈(約3メートル)ほどの高さに積み重ねて背負い,市中を行商した者。「―の蚊や売/滑稽本・志道軒伝」
たかにくぼり
たかにくぼり [3] 【高肉彫(り)】
(1)彫金の技法の一。文様の部分を高く盛り上がったようにする技法。
(2)浮き彫りで,模様の肉厚を普通より厚めにしたもの。高浮き彫り。厚肉彫り。
⇔薄肉彫り
たかにし
たかにし [0] 【高西】
(西日本で)北西もしくは西北西の風。
たかね
たかね【高嶺の花】
a prize beyond one's reach.
たかね
たかね [0] 【高嶺・高根】
高い峰。高い山のいただき。「富士の―」
たかね
たかね [2] 【高値】
(1)高い値段。
(2)取引で,相場が今までの値段に比べ高いこと。
⇔安値
たかね
たかね [2] 【高音】
(1)音楽や鳴き声などの高い音。
(2)清元・新内などで,三味線の高低の合奏のうち,高い方。
たかね
たかね【高値(を呼ぶ)】
(bring) a high price.‖新高値 an all-time high price.
たかね=の花
――の花
見えてはいるが手の届かないもの。とうてい自分のものにはできないもの。「所詮彼女は―」
たかねおろし
たかねおろし [4] 【高嶺颪】
高い峰から吹きおろしてくる寒風。
たかねきどいせき
たかねきどいせき 【高根木戸遺跡】
千葉県船橋市習志野台にある縄文中期・後期の集落・貝塚。竪穴住居・貯蔵穴・墓壙が発見され,環状集落の代表例。
たかねざくら
たかねざくら [4] 【高嶺桜】
ミネザクラの別名。
たかねざわ
たかねざわ タカネザハ 【高根沢】
栃木県中東部,塩谷郡の町。千葉県成田市三里塚から移転した宮内庁の御料牧場がある。
たかねなでしこ
たかねなでしこ [5] 【高嶺撫子】
ナデシコ科の多年草。カワラナデシコの変種で,高山に生える。高さ約20センチメートル。花は淡紅色の五弁花。
たかねびけ
たかねびけ [3][0] 【高値引け】
取引相場で,前場または後場の終わり値が,その日の出来値のうち最も高いこと。買い人気の強いことを示す。
⇔安値引け
たかねんぶつ
たかねんぶつ 【高念仏】
声高に念仏を唱えること。「阿弥陀仏,阿弥陀仏と,―申して/盛衰記 18」
たかの
たかの 【鷹野】
「鷹狩り」に同じ。「―ヲスル/日葡」
たかの
たかの 【高野】
姓氏の一。
たかのいわさぶろう
たかのいわさぶろう 【高野岩三郎】
(1871-1949) 社会統計学者。長崎県生まれ。房太郎の弟。1919年(大正8)ILO 代表問題で東大を辞職,大原社会問題研究所長となる。戦後,社会党顧問。著「社会統計学史研究」ほか。
たかのす
たかのす 【鷹巣】
秋田県北部,北秋田郡の町。製材・木製品工業が盛ん。
たかのす
たかのす [0] 【鷹の巣】
鷹が樹上や深山の絶壁などに作る巣。[季]春。
たかのぞみ
たかのぞみ [3][0] 【高望み】 (名)スル
自分の身分や能力以上の望みをもつこと。また,その望み。「―すると失敗する」
たかのたつゆき
たかのたつゆき 【高野辰之】
(1876-1947) 国文学者。長野県生まれ。東京音楽学校・大正大学教授。歌謡・邦楽研究の先駆者。著「日本歌謡史」「日本演劇史」,編「日本歌謡集成」など。
たかのちょうえい
たかのちょうえい 【高野長英】
(1804-1850) 蘭学者・蘭医。名は譲,のち長英。号は驚夢山人・幼夢山人など。陸奥(ムツ)国水沢の人。吉田長叔に西洋医学を学び,長崎に行きシーボルトの鳴滝塾に入り,のち江戸で開業。渡辺崋山らと尚歯会を組織。「夢物語」で幕政を批判し投獄されたが脱走。沢三伯と変名し兵書などの翻訳に携わった。のち隠れ家を襲われて自殺。
→蛮社の獄
たかのつめ
たかのつめ [0] 【鷹の爪】
(1)ウコギ科の落葉小高木。山地に自生。葉は互生し,三出複葉。五月頃,枝先に黄緑色の小花を多数つけ,秋,黒く熟す核果を結ぶ。冬芽(フユメ)は鳥の爪状で紫褐色。材が白く軟らかいので「芋の木」とも呼び,箸(ハシ)・下駄などに作る。
(2)トウガラシの栽培品種。果実は小形の円錐形で上向きにつき,赤く熟す。辛みが強く,香辛料にする。
(3)オノマンネングサの別名。
(4)ツメクサの別名。
(5)上等な茶の名。また,茶の異名。「立つ客をしばしおさえる―/柳多留 81」
たかのは
たかのは [3][0] 【鷹の羽】
(1)鷹の尾の羽。矢羽根に用いる。
(2)家紋の一。鷹の羽をかたどったもの。「違鷹の羽」「抱鷹の羽」「並鷹の羽」など。
(3)「鷹の羽鯛」の略。
鷹の羽(2)[図]
たかのはぐるま
たかのはぐるま [5] 【鷹の羽車】
家紋の一。鷹の羽を尻合わせに六枚または八枚放射状に並べ,中央を小さな丸でつないだもの。
たかのはだい
たかのはだい [4] 【鷹の羽鯛】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は台形に近くてよく側扁する。体色は暗灰褐色で,九本の赤褐色の斜走帯がある。尾びれは黄褐色で白い小円点が散在し,鷹の羽に似ている。食用となるがうまくない。本州中部以南に分布。タカノハ。ヒダリマキ。
たかのふさたろう
たかのふさたろう 【高野房太郎】
(1868-1904) 社会運動家・労働運動の先駆者。長崎県生まれ。岩三郎の兄。1886年(明治19)渡米し,労働問題を研究。帰国後,片山潜らと労働組合期成会を組織,99年消費組合共栄社を結成。中国青島で客死。
たかのみのる
たかのみのる 【高野実】
(1901-1974) 労働運動家。東京生まれ。戦前から労働運動で活躍。1951年(昭和26)総評事務局長となり,左派系労働運動拡大の基礎を築いた。
たかのらんてい
たかのらんてい 【高野蘭亭】
(1704-1757) 江戸中期の漢詩人。名は惟馨。字(アザナ)は子式。別号,東里。江戸の人。荻生徂徠の門人。一七歳で失明。その詩は服部南郭と並び称される。著「蘭亭詩集」
たかは
たかは [0] 【鷹派】
話し合いなどの穏やかな方法によらず力によって問題を解決しようとする強硬派。
⇔鳩派(ハトハ)
たかはぎ
たかはぎ 【高萩】
茨城県北東部,太平洋岸の市。明治中期より常磐炭田の炭鉱町として発展した。近年は畜産のほか,製紙・食品などの工業が立地。
たかはご
たかはご [0] 【高擌】
ヒワなど小鳥を捕らえる仕掛け。黐(モチ)を塗った小枝を樹上に取り付け,近くに囮(オトリ)を置いたもの。[季]秋。《―にせはしく鳴いてかゝりけり/渡辺軍平》
たかはし
たかはし 【高橋】
姓氏の一。古代の豪族高橋氏は,はじめ膳(カシワデ)臣を賜り供御に従事,後に高橋朝臣の姓を賜り,内膳司の長官を世襲する。
たかはし
たかはし 【高橋】
高くかけた橋。「―わたす/催馬楽」
たかはし
たかはし 【高梁】
岡山県中西部,高梁川中流域の市。板倉氏の旧城下町。明治初年まで松山と称した。山城の松山城がある。
→松山城(2)
たかはしうじぶみ
たかはしうじぶみ 【高橋氏文】
歴史書。789年成立。宮内省内膳司(ウチノカシワデノツカサ)の職にあった高橋氏が,同職の阿曇(アズミ)氏との席次争いに際し,自氏の正統性を弁ずるために奏上した文書。高橋氏の優位を認めた792年の太政官符をも含む。完本は伝わらず,逸文が諸書に引用されている。
たかはしおでん
たかはしおでん 【高橋お伝】
(1850?-1879) 上州の人。夫を毒殺し,悪事を重ねて処刑された。稀代の毒婦とされ,これを題材としたものに仮名垣魯文の「高橋阿伝夜叉譚(ヤシヤモノガタリ)」,河竹黙阿弥作の歌舞伎「綴合於伝仮名文(ツヅリアワスオデンノカナブミ)」がある。
たかはしかげやす
たかはしかげやす 【高橋景保】
(1785-1829) 江戸後期の天文学者。大坂の人。至時(ヨシトキ)の子。伊能忠敬の死後,その測量に基づいて「大日本沿海輿地全図」を完成。シーボルトにこの地図を与えた罪に問われ獄死。
たかはしかずみ
たかはしかずみ 【高橋和巳】
(1931-1971) 小説家・中国文学者。大阪生まれ。京大助教授。戦後文学の影響下に出発,戦争・宗教・政治などの問題を扱い,知識人の精神のあり方を追求した。著「悲の器」「憂鬱なる党派」「邪宗門」など。
たかはしかめきち
たかはしかめきち 【高橋亀吉】
(1891-1977) 経済評論家。山口県生まれ。東洋経済新報編集長。1930年(昭和5)の金解禁に反対の論陣を張る。市井のエコノミストとして著名。著「大正昭和財界変動史」「日本近代経済発達史」など。
たかはしがわ
たかはしがわ 【高梁川】
岡山県中西部を流れる川。鳥取県との境,明智峠付近に源を発し,ほぼ南流して水島灘に注ぐ。長さ111キロメートル。
たかはしくらこ
たかはしくらこ 【高橋くら子】
(1907-1938) 部落解放運動家。本名くらの。長野県生まれ。長野県水平社創立に際し参加。各地の大会や争議で精力的に活動。
たかはしけんじ
たかはしけんじ 【高橋健自】
(1871-1929) 考古学者。宮城県生まれ。東京高師卒。東京帝室博物館歴史課長。著「鏡と剣と玉」「日本服飾史論」など。
たかはしこれきよ
たかはしこれきよ 【高橋是清】
(1854-1936) 政治家・財政家。江戸生まれ。日銀総裁を経て,蔵相を歴任。1921年(大正10)首相。政友会総裁。護憲三派運動に参加し,農商務相。岡田内閣の蔵相の時,二・二六事件で暗殺された。
たかはしざんむ
たかはしざんむ 【高橋残夢】
(1775-1851) 江戸後期の歌人・国学者。京都の人。本姓は平松。通称,元右衛門。歌を香川景樹に学び,語源研究にも力を入れた。言霊(コトダマ)派の大成者。主著「霊の宿」「言霊右言考」「和歌六体考」
たかはししんきち
たかはししんきち 【高橋新吉】
(1901-1987) 詩人。愛媛県生まれ。一切の権威を否定する「ダダイスト新吉の詩」によって前衛的な詩壇の旗手となる。著,詩集「胴体」「鯛」,小説「狂人」など。
たかはしでいしゅう
たかはしでいしゅう 【高橋泥舟】
(1835-1903) 幕末の幕臣。名は政晃。槍術に優れる。講武所教授。鳥羽伏見の戦い後は恭順謹慎を唱え,徳川慶喜の身辺警固にあたった。勝海舟・山岡鉄舟とともに幕末三舟といわれる。
たかはしどうはち
たかはしどうはち 【高橋道八】
〔京都清水焼陶工の代々の名。二代が最も名高い〕
(二代)(1783-1855) 初代重光の子。本名,光時。琳派の画風を取り入れた独特の華麗な意匠で茶碗・菓子鉢・置き物などを作る。粟田口の窯を伏見桃山に移したので,その焼き物は桃山焼ともいわれる。仁和寺伏見宮から「仁」の字を賜り,仁阿弥道八とも称した。
たかはしのむしまろ
たかはしのむしまろ 【高橋虫麻呂】
奈良前期の官人・歌人。藤原宇合(ウマカイ)の下僚と思われる。「高橋虫麻呂歌集」があり,伝説に取材した歌が多く万葉集に収められている。一説に「常陸風土記」の撰に関与したといわれる。生没年未詳。
たかはしみずこ
たかはしみずこ 【高橋瑞子】
(1852-1927) 医師。三河の人。助産婦開業後,女医公許に際し上京。医学校への女子入学の道を開いた。医師免許取得後,東京で開業。
たかはしゆいち
たかはしゆいち 【高橋由一】
(1828-1894) 明治初期の洋画家。江戸生まれ。初め日本画を学ぶが,洋画に転向,川上冬崖・ワーグマンに師事。私塾天絵(テンカイ)楼を開き洋画の普及と後進の育成にあたる。写実的手法で静物・肖像・風景などを描く。代表作「鮭」など。
たかはしよしとき
たかはしよしとき 【高橋至時】
(1764-1804) 江戸後期の天文学者・暦学者。大坂の人。麻田剛立に天文・暦学を学び,中国の暦象考成,麻田流消長法を取り入れて寛政暦を完成。
たかはた
たかはた 【高畠】
山形県南東部,東置賜(オキタマ)郡の町。米沢盆地東部の果樹栽培地。
たかはたふどうそん
たかはたふどうそん 【高幡不動尊】
東京都日野市高幡にある真言宗智山派の寺。正称,金剛寺。高幡山明王院と号する。行基が大日如来を,空海が不動明王を安置して草創したと伝える。
たかはま
たかはま 【高浜】
(1)愛知県中南部,境川東岸の市。三州瓦などの陶器製造のほか,養鶏や人形生産でも知られる。
(2)福井県西部,大飯郡の町。若狭湾に臨み,水産物の集散地。若狭湾国定公園に属する。原子力発電所が立地。
たかはま
たかはま 【高浜】
姓氏の一。
たかはまきょし
たかはまきょし 【高浜虚子】
(1874-1959) 俳人・小説家。松山生まれ。本名,清。正岡子規に師事。「ホトトギス」を主宰,客観写生・花鳥諷詠を主張し,俳句の普及と後輩の育成に努めた。写生文・小説もよくし,「鶏頭」「俳諧師」「柿二つ」などの創作がある。句集「五百句」など。
たかはり
たかはり [0][4] 【高張(り)】
「高張り提灯」の略。
たかはりぢょうちん
たかはりぢょうちん [5] 【高張り提灯】
長い竿につけて高く掲げるようにした提灯。たかはり。たかぢょうちん。
高張り提灯[図]
たかば
たかば [0] 【鷹場】
鷹狩りを行う場所。
たかば
たかば [0] 【高場】
(1)歌舞伎劇場で,土間の後部や正面桟敷の一部に設けられた一段高い所。興行主側の世話人がいて,席の割り当てや場内の監視などをした。
(2)取引所で,市場係が売買取引を記帳する一段高い所。高台。
たかば
たかば [0][3] 【高歯】
歯の高い下駄。あしだ。
たかばた
たかばた [0][2] 【高機】
手織り機の一。腰板に腰掛け,足で踏み木を踏んで綜絖(ソウコウ)を上下させて織るもの。躄(イザリ)機から改良され,構造全体が高い。棚機。大和機(ヤマトバタ)。
高機[図]
たかばたけ
たかばたけ 【高畠】
姓氏の一。
たかばたけかしょう
たかばたけかしょう 【高畠華宵】
(1888-1966) 挿絵画家。愛媛県生まれ。本名,幸吉。大衆雑誌・少年少女雑誌の挿絵を描き,昭和初期まで第一人者であった。
たかばたけたつしろう
たかばたけたつしろう 【高畠達四郎】
(1895-1976) 洋画家。東京生まれ。渡仏してパリ画壇の影響を受け,帰国後,独立美術協会の創立に参加。風景画をよくする。代表作「暮色」など。
たかばたけもとゆき
たかばたけもとゆき 【高畠素之】
(1886-1928) 社会思想家。群馬県生まれ。同志社大中退。売文社に入り,社会主義の紹介に当たる。のち,国家社会主義に転向。1924年(大正13)日本で初めて「資本論」を完訳。著「マルキシズムと国家主義」など。
たかばなし
たかばなし [3] 【高話】
声高に話をすること。また,その話。「ほんの内々だけの―/色懺悔(紅葉)」
たかばる
たかば・る 【高張る】 (動ラ四)
値段を高くふっかける。また,高くつく。「思ひの外に―・り金三枚と申出すを/浮世草子・武道伝来記 8」
たかひ
たかひ 【高日】
天に照る日。また,天上。
たかひ=知ら∘す
――知ら∘す
〔天上を治める意〕
高貴な人が死去する。「我が大君は―∘しぬ/万葉 202」
たかひかる
たかひかる 【高光る】 (枕詞)
「天高く光る」の意から,「日」にかかる。「―日の宮人事の語り言も是(コ)をば/古事記(下)」
たかひく
たかひく [1][2] 【高低】
〔「たかびく」とも〕
高いことと低いこと。また,高い所と低い所。でこぼこ。「背の―」「小さな岡が―して居る平地で/戸隠山紀行(美妙)」
たかひとしんのう
たかひとしんのう 【幟仁親王】
(1812-1886) 有栖川宮第八代。韶仁(ツナヒト)親王第一皇子。議定官,神祇官事務局総督などを歴任。和歌・書道に優れ明治天皇の師範となった。
たかひも
たかひも [0] 【高紐】
(1)鎧(ヨロイ)の胴の綿上(ワタガミ)と胸板とをつなぐ紐。一連ではなく着脱に便利なように,一方を責鞐(セメコハゼ)という紐の輪とし,他方から出した金属・角などで作った笠鞐(カサコハゼ)というボタンをこれにかけて,つなぐようになっている。
→大鎧
(2)当世具足の引き合わせの緒の称。
たかひら
たかひら 【高平】
姓氏の一。
たかひら
たかひら 【高平】
平安中期の古備前派の刀工と伝え,包平・助平とともに三平とよばれるが,現在作品を見ない。生没年未詳。
たかひらこごろう
たかひらこごろう 【高平小五郎】
(1854-1926) 外務官僚。岩手県出身。各国公使・次官を歴任。ポーツマス講和会議で小村寿太郎とともに全権委員として活躍。
たかひらルートきょうてい
たかひらルートきょうてい 【高平―協定】
1908年(明治41)高平小五郎駐米大使とアメリカ国務長官ルート(E. Root)との間で交わされた協定で,太平洋方面に対する両国の権益維持を相互に確認したもの。
たかびしゃ
たかびしゃ【高飛車に出る】
act[speak]high-handedly.
たかびしゃ
たかびしゃ [0] 【高飛車】 (名・形動)[文]ナリ
(1)将棋で,飛車を定位置から二間または三間前に進めて攻勢をとる形。
(2)頭ごなしに相手をおさえつける・こと(さま)。高圧的。「―な態度」「―な口調」「―に出る」
たかふだ
たかふだ 【高札】
⇒こうさつ(高札)
たかぶ
たかぶ [0] 【高歩】
高い利息。高利。
たかぶり
たかぶり [0] 【高ぶり・昂り】
(1)気分が高まること。興奮すること。「気持ちの―を抑える」
(2)尊大な態度をとること。「気しやう高しといへども―をおもてにあらはさず/洒落本・傾城觿」
たかぶる
たかぶる【高ぶる】
be proud[arrogant](高慢);be nervous[excited](興奮).高ぶらない be modest.
たかぶる
たかぶ・る [3] 【高ぶる・昂る】 (動ラ五[四])
(1)えらそうに振る舞う。尊大な態度をとる。「あの夫人は何と云ふ―・つた風をして居るのだらう/麒麟(潤一郎)」「おごり―・る」「身ヲ―・ブル/日葡」
(2)興奮する。「神経が―・る」
たかへづくり
たかへづくり [4] 【高塀造り】
⇒大和棟(ヤマトムネ)
たかべ
たかべ [0] 【鰖】
スズキ目の海魚。全長約20センチメートル。体は長楕円形でやや側扁する。背側は青緑色の地に幅広い黄色の縦帯が走り,腹側は淡い灰色。旬は夏。食用。本州中部以南の太平洋沿岸に分布。シャカ。ホタ。
たかべ
たかべ 【沈鳧・鸍】
コガモの古名。「人漕がずあらくも著し潜(カヅ)きする鴛鴦(オシ)と―と舟の上に住む/万葉 258」
たかべい
たかべい [2] 【高塀】
高く作られた塀。
たかぼうし
たかぼうし [3] 【高帽子】
頂の高い帽子。山高帽子。
たかぼくり
たかぼくり [3] 【高木履】
高下駄。高足駄。
たかぼり
たかぼり [0] 【高彫(り)】
彫金・木彫などで,模様を高く浮き上がらせるように彫ること。
たかまがはら
たかまがはら [4] 【高天原】
⇒たかまのはら(高天原)(1)
たかまき
たかまき [0] 【高巻(き)】
沢登りで,登高困難な場所を避けて山腹に道をとり,その場所の上に遠回りして出ること。
たかまきえ
たかまきえ [3][4] 【高蒔絵】
蒔絵の一。地盛りをした上に蒔絵を施したもの。漆だけで盛り上げる方法や,漆の上に炭粉を蒔きつけてさらに高く盛り上げる方法などがある。
⇔平蒔絵
たかまくら
たかまくら [3] 【高枕】
(1)高く作った枕。日本髪を崩さないためなどに使う。
(2)枕を高くして眠ること。安心して眠ること。「―して齁(イビキ)かきてぞ臥たりける/太平記 22」
たかまげ
たかまげ [0] 【高髷】
「高島田」に同じ。
たかまつ
たかまつ 【高松】
(1)岡山市北西部の地名。高松城{(1)}址がある。
(2)香川県北部の市。県庁所在地。商業が発達する。近世,松平氏の城下町。栗林(リツリン)公園・屋島・高松城{(2)}址がある。
たかまつじょう
たかまつじょう 【高松城】
(1)高松{(1)}にあった城。清水宗治の居城で,1582年羽柴秀吉の水攻めで開城した。
(2)高松{(2)}にあった城。1588年生駒親正が築造,寛永年間(1624-1644)松平頼重の入城以来親藩松平氏の居城。玉藻城。
たかまつづかこふん
たかまつづかこふん 【高松塚古墳】
奈良県明日香村にある円墳。七世紀末から八世紀初めのものといわれる。1972年(昭和47)石槨内部の天井および四周に星宿・日月・四神・侍奉の男女官人像の彩色壁画が発見され,また海獣葡萄鏡・乾漆棺・人骨などが出土し,当時の衣服の制や喪葬儀礼,ひいては朝鮮・中国との文化交流を考える上で,古代史の貴重な資料となっている。
たかまつのみや
たかまつのみや 【高松宮】
宮家。1913年(大正2)大正天皇の第三皇子光宮宣仁親王が有栖川宮の前称高松宮の称号を賜って興し,有栖川宮の祭祀(サイシ)を継承した。
たかまと
たかまと 【高円】
「たかまとやま(高円山)」の略。
→たかまどやま
たかまとのおのえのみや
たかまとのおのえのみや 【高円の尾上の宮】
高円山にあった聖武天皇の離宮。
たかまど
たかまど [0] 【高窓】
普通より高い位置に,採光や煙出しなどのために作られた窓。
たかまどのみや
たかまどのみや 【高円宮】
宮家。1984年(昭和59)三笠宮崇仁親王の第三皇子憲仁親王が創立した。
たかまどやま
たかまどやま 【高円山】
〔古くは「たかまとやま」〕
奈良市の春日山の南に連なる山。海抜432メートル。((歌枕))「敷嶋や―の雲まより光さしそふゆみはりの月/新古今(秋上)」
たかまのはら
たかまのはら [4] 【高天原】
(1)日本神話の天上界。古事記神話で,八百万(ヤオヨロズ)の神々がいるという天上界。天照大神が支配し,「根の堅州(カタス)国」「葦原の中つ国」に対する。たかまがはら。
(2)天上。大空。「曇なく―に出でし月/風雅(賀)」
たかまやま
たかまやま 【高間山・高天山】
奈良県の金剛山の別名。たかまのやま。((歌枕))「高間の山の嶺の白雲/新古今(恋一)」
たかまゆ
たかまゆ [3] 【高眉】
平安時代,公卿の子弟が元服の際に眉を剃り落として,その上に墨で二つの丸を眉としてかいたもの。殿上(テンジヨウ)眉。
たかまる
たかまる【高まる】
rise;→英和
win a reputation (名声);→英和
get excited (感情が).
たかまる
たかま・る [3] 【高まる】 (動ラ五[四])
物事の程度・度合が高くなる。一段とすすむ。強くなる。
⇔低まる
「関心が―・る」「機運が―・る」「年々評価が―・る」「地位が―・る」
たかみ
たかみ 【鷹見】
姓氏の一。
たかみ
たかみ【高みの見物をする】
look on idly[with folded arms];stand by.
たかみ
たかみ 【高見】
姓氏の一。
たかみ
たかみ [0][1] 【高み】
高い所。
⇔低み
「―から見下ろす」
たかみ=の見物(ケンブツ)
――の見物(ケンブツ)
第三者として局外にいて,事のなりゆきを傍観すること。「―をきめこむ」
たかみくら
たかみくら [3] 【高御座】
(1)即位・朝賀など朝廷の儀式の際,大極殿または紫宸殿の中央に設けた天皇の座。黒塗りの三層の壇の上に,八角形の屋形を据えて帳(トバリ)をめぐらし,内部に畳や茵(シトネ)を重ねて天皇の座とする。
(2)天皇の位。天位。「―天の日嗣と/万葉 4089」
高御座(1)[図]
たかみくらい
たかみくらい 【高御位】
天皇の地位。「初めて―に承けて/日本書紀(崇神訓)」
たかみじゅん
たかみじゅん 【高見順】
(1907-1965) 小説家。福井県生まれ。本名,高間芳雄。東大卒。転向左翼の苦悩と退廃を描く「故旧忘れ得べき」でデビュー,戦時下の良心的知識人のあり方を追求した。小説「如何なる星の下に」「いやな感じ」,評論「昭和文学盛衰史」,詩集「死の淵より」など。
たかみず
たかみず [2] 【高水】
川の水かさが増すこと。増水。
たかみせんせき
たかみせんせき 【鷹見泉石】
(1785-1858) 江戸後期の武士・蘭学者。名は忠常。下総(シモウサ)古河藩の家老として,藩主が大坂城代の時,大塩平八郎の乱を平定。蘭学・露語を学び,「和蘭国全図」を著すなど地理研究でも知られる。渡辺崋山の師。
たかみね
たかみね 【高峰・高嶺】
姓氏の一。
たかみねこうげん
たかみねこうげん 【高峰高原】
長野県東部,浅間山西方の高峰山(2091メートル)の西方にひろがる高原。車坂峠を中心とする。
たかみねじょうきち
たかみねじょうきち 【高峰譲吉】
(1854-1922) 応用化学者。富山県高岡生まれ。工部大学校第一回卒業生。イギリスに留学後,農商務省で和紙・酒造研究に従事。のち渡米し,アドレナリンの分離,タカ-ジアスターゼの抽出その他の発見・発明をした。理化学研究所の設立に貢献。晩年はアメリカに帰化。
たかみねひでお
たかみねひでお 【高嶺秀夫】
(1854-1910) 教育者。会津出身。アメリカ,オスウェーゴー師範学校卒。東京師範学校,東京女子高等師範学校校長として明治期の教師養成教育を確立。
たかみむすひのみこと
たかみむすひのみこと 【高皇産霊尊】
日本神話の神。特に古事記では,天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ)・神産巣日神(カミムスヒノカミ)とともに造化三神として冒頭に登場し,天照大神(アマテラスオオミカミ)とともに天上界を主導する。天照大神の形象される以前の皇室の祖先神ともいわれる。高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)。高木神。
たかむ
たか・む 【高む】 (動マ下二)
⇒たかめる
たかむこ
たかむこ 【高向】
姓氏の一。
たかむこのくろまろ
たかむこのくろまろ 【高向玄理】
(?-654) 大化改新期の国博士。黒麻呂とも。608年小野妹子に従って隋に留学。640年帰朝。大化改新で僧旻(ミン)とともに国博士に任ぜられ,新政権の政策の立案にあたった。のち遣唐押使として入唐,当地で没。
たかむしろ
たかむしろ [3] 【竹席・簟】
細く割った竹をむしろのように編んだ夏季用の敷物。[季]夏。
たかむな
たかむな 【筍】
タケノコの古名。たかんな。
たかむなさか
たかむなさか 【高胸坂】
〔上を向いて寝たときの胸を坂にたとえていう〕
胸。胸の上。「天若日子が朝床に寝(イネ)し―に中(アタ)りて死にき/古事記(上訓)」
たかむら
たかむら 【竹叢・篁】
竹の林。竹やぶ。[和名抄]
たかむら
たかむら 【高村】
姓氏の一。
たかむら
たかむら 【篁】
⇒小野(オノノ)篁
たかむらこううん
たかむらこううん 【高村光雲】
(1852-1934) 彫刻家。江戸生まれ。幼名中島光蔵。仏師高村東雲の養子となり,伝統的な木彫の復興と近代化に努力。代表作「老猿」「西郷隆盛像」など。
たかむらこうたろう
たかむらこうたろう 【高村光太郎】
(1883-1956) 詩人・彫刻家。東京生まれ。光雲の子。彫刻を学びロダンの影響を受ける。また,早くから詩を発表。詩集「道程」「典型」「智恵子抄」,美術評論「美について」,訳書「ロダンの言葉」,彫刻に「手」など。なお,妻智恵子も画家として知られる。
たかむらとよちか
たかむらとよちか 【高村豊周】
(1890-1972) 鋳金家。東京生まれ。工芸団体无型(ムケイ)を組織,実在工芸美術会結成に参加。東京美術学校教授。作「鋳銅花器鼎」など。
たかむらものがたり
たかむらものがたり 【篁物語】
物語。作者・成立年ともに未詳。平安後期に成立か。前半は小野篁と異母妹との悲恋物語,後半は右大臣の三の君との結婚至福譚。小野篁集。篁日記。
たかむれ
たかむれ 【高群】
姓氏の一。
たかむれいつえ
たかむれいつえ 【高群逸枝】
(1894-1964) 女性史研究家。熊本県生まれ。平塚らいてうらの女性解放運動に加わる。のち著述に専念。古代日本における母系制の存在を主張。著「母系制の研究」「招婿婚の研究」など。
たかめ
たかめ【高めを突く】
《野》throw high.
たかめ
たかめ [0][3] 【高め】 (名・形動)
(1)位置がいくぶん高いこと。また,高いと思われるさま。
⇔低め
「目の高さより―にある」「―の球」
(2)値段が少し高いこと。また,高いと思われるさま。
⇔安め
「―の要求額」「―に見積もる」
たかめる
たか・める [3] 【高める】 (動マ下一)[文]マ下二 たか・む
物事の程度や度合を高くする。強くする。
⇔低める
「公徳心を―・める」「女性の地位を―・める」「製品の質を―・める」
たかめる
たかめる【高める】
raise;→英和
enhance <the value> ;→英和
promote;→英和
improve.→英和
たかもがり
たかもがり 【竹虎落】
竹で作ったもがり。竹矢来。「あんのむかひに見えたる―の内こそ/幸若・烏帽子折」
たかもく
たかもく [0] 【高目】
囲碁で,碁盤の隅の星から一路盤の内側の箇所。また,そこに布石すること。
⇔小目(コモク)
たかもちおう
たかもちおう 【高望王】
桓武平氏の祖。桓武天皇の曾孫。高見王の子。889年平姓を与えられて上総介に任じられ,関東に土着。生没年未詳。平高望。
たかもちびゃくしょう
たかもちびゃくしょう [5] 【高持百姓】
江戸時代,石高を所持している百姓のこと。
たかもも
たかもも [0] 【高股】
股の上部。大腿の上部。
たかももだち
たかももだち [3] 【高股立ち】
身軽に動けるように,はかまの股立ちを高く取って着ること。「―の歩侍(カチサブライ)息をはかりに駈け来り/浄瑠璃・持統天皇」
たかもり
たかもり [0] 【高盛(り)】
椀などに食べ物を高く盛り上げること。また,その食べ物。「―飯(メシ)」
たかもりいせき
たかもりいせき 【高森遺跡】
宮城県栗原郡築館町にある旧石器時代の遺跡。約五〇万年前の火山灰層から尖頭器・剥片石器が発掘された。原人段階の日本最古の遺跡。
たかや
たかや 【高屋】
高い建物。たかどの。「衣手を―の上にたなびくまでに/万葉 1706」
たかやか
たかやか 【高やか】 (形動ナリ)
(1)物の高さなどがいかにも高いさま。たからか。
⇔低やか
「御簾をいと―に押しやりて/大鏡(道隆)」
(2)声などがいかにも大きいさま。たからか。「―に物語し/源氏(宿木)」
たかやく
たかやく 【高役】
江戸時代,村や個人の石高に応じて賦課した臨時の夫役。普通,治水その他の土木工事のための労役だが,貨幣による代納も行われた。
たかやぐら
たかやぐら [3] 【高櫓】
高く築いた櫓。
たかやす
たかやす 【高安】
大阪府八尾(ヤオ)市の地名。
たかやす
たかやす 【高安】
姓氏の一。
たかやすげっこう
たかやすげっこう 【高安月郊】
(1869-1944) 詩人・劇作家。大阪生まれ。本名,三郎。抒情詩人として出発。新歌舞伎の脚本に佳作がある。イプセンの紹介者。戯曲「江戸城明渡」「桜時雨」など。
たかやすじょう
たかやすじょう 【高安城】
八尾市と奈良県生駒郡平群(ヘグリ)町の境にある高安山(488メートル)にあった古代の城塞。付設の高安の烽(ホウ)は712年廃止。1978年(昭和53)発掘。
たかやすびょう
たかやすびょう [0] 【高安病】
〔眼科医,高安右人(ミギト)(1860-1938)が報告したことから〕
「脈無(ミヤクナ)し病」に同じ。
たかやすりゅう
たかやすりゅう 【高安流】
(1)能のワキ方の流派の一。流祖は高安長助,事実上の芸祖は三世寿閑と伝える。江戸時代は金剛座の座付き。現在,名古屋・京都などを地盤とする。
(2)能の大鼓(オオツヅミ)方の流派の一。流祖高安与右衛門(道善)は美男子の名人で「高安エビス」と称された。江戸時代は金剛座の座付き。
たかやなぎ
たかやなぎ 【高柳】
姓氏の一。
たかやなぎけんじろう
たかやなぎけんじろう 【高柳健次郎】
(1899-1990) 電気工学者。静岡県生まれ。東京高工(現東工大)付属教員養成所卒。1926年,ブラウン管を用いて「イ」の字の映像受信に成功。アメリカのツウォーリキンに半年遅れでアイコノスコープを製作するなど,テレビジョンの開発・研究に尽力。
たかやぶ
たかやぶ [0] 【竹藪】
竹の林。たけやぶ。
たかやま
たかやま 【高山】
岐阜県北部の市。宮川に沿う飛騨地方の中心地。中世は金森氏の城下町,江戸時代は幕府直轄地。町割りや山川が京都に似て,「小京都」の名がある。春慶塗や木工芸品などを特産。飛騨高山。
たかやま
たかやま 【高山】
姓氏の一。
たかやま
たかやま [0] 【高山】
高い山。こうざん。
たかやまうこん
たかやまうこん 【高山右近】
(1552-1615) 安土桃山時代のキリシタン大名。茶人。名は長房。号は南坊(ミナミノボウ)等伯。洗礼名ジュスト。摂津の人。高槻城主・明石城主。荒木村重・織田信長・豊臣秀吉・前田利家に次々に従ったが,1614年江戸幕府の禁教令で追放され,マニラで没。
たかやまそうぜい
たかやまそうぜい 【高山宗砌】
⇒宗砌(ソウゼイ)
たかやまちょぎゅう
たかやまちょぎゅう 【高山樗牛】
(1871-1902) 評論家。山形県生まれ。本名,林次郎。「太陽」を中心に明治中期の論壇で活躍。「美的生活を論ず」で本能満足主義を主張,浪漫主義宣言として反響を呼んだ。代表作「滝口入道」「時代管見」「文芸評論」
たかやまひこくろう
たかやまひこくろう 【高山彦九郎】
(1747-1793) 江戸中期の勤皇家。上野(コウズケ)新田郡の郷士。名は正之。諸国を歩いて勤皇を唱えた。幕府に行動を監視され,九州久留米で悲憤して自刃。奇行が多く,寛政三奇人の一人。京都三条大橋の,皇居を跪拝する像は有名。
たかやまほんせん
たかやまほんせん 【高山本線】
岐阜から高山を経て富山に至る鉄道線。岐阜・猪谷(189.2キロメートル)は JR 東海,猪谷・富山(36.3キロメートル)の JR 西日本。
たかやままつり
たかやままつり 【高山祭】
高山市で行われる,山王祭(四月一四,一五日)と八幡祭(一〇月九,一〇日)のこと。「動く陽明門」といわれる豪華な屋台が市中を練る。
たかゆか
たかゆか [0] 【高床】
地面に立てた柱の上に高く張った床。また,その建築物。
たかゆかけんちく
たかゆかけんちく [5] 【高床建築】
高床の構造をもつ建築。熱帯地方の住居や,日本の神社建築,古代の倉庫などに見られる。弥生時代に現れ,貴人の住居や倉として建てられた。神社建築の祖型となり,また寝殿造りの形式に重要な役割を果たした。
高床建築[図]
たかゆくや
たかゆくや 【高行くや】 (枕詞)
ハヤブサが空高く飛ぶことから,「隼(ハヤブサ)」にかかる。「―速総別(ハヤブサワケ)さざき取らさね/古事記(下)」
たかようじ
たかようじ [3] 【高楊枝】
(1)食後にゆったりと楊枝を使うこと。満腹したさまにいう。「武士は食わねど―」
(2)何もしないでぶらぶら遊んでいること。「那麼(ソンナ)思想は全く自分には無いからと―でゐる/多情多恨(紅葉)」
たかようじ
たかようじ【武士は食わねど高楊子】
The samurai glories in honorable poverty.
たから
たから【宝】
a treasure;→英和
an heirloom (家代々の).→英和
‖宝くじ a public lottery;a lottery ticket (券).宝捜し treasure hunting.宝船(島) a treasure ship (island).
たから
たから [3] 【宝・財】
(1)世にまれで,貴重なもの。金・銀・珠玉・綾・錦・名刀などの類。宝物。財宝。「家の―」
(2)かけがえのない大切な人や物。「子―」「国の―ともいうべき人物」
(3)金銭。「お ―」
たから=さかって入る時はさかって出る
――さかって入る時はさかって出る
〔大学「貨悖而入者,亦悖而出」〕
不正をして手に入れた財貨は,身につくことなく,すぐなくなってしまう。悪銭身につかず。
たから=の山に入(イ)りながら手を空(ムナ)しくして帰る
――の山に入(イ)りながら手を空(ムナ)しくして帰る
〔正法念経〕
よい機会に出会いながら,その機会を生かせず,全く利益を得ない。宝の山に入りて空しく帰る。
たから=の持ち腐(グサ)れ
――の持ち腐(グサ)れ
(1)役に立つ物を持ちながら利用しないこと。
(2)優れた才能がありながら発揮することがないことのたとえ。
たから=は身の差し合わせ
――は身の差し合わせ
宝は持っていれば,いざという時に身を救うのに役立つ。
たからい
たからい タカラヰ 【宝井】
姓氏の一。
たからいきかく
たからいきかく タカラヰ― 【宝井其角】
⇒榎本其角(エノモトキカク)
たからいばきん
たからいばきん タカラヰ― 【宝井馬琴】
(五代)(1903-1985) 講釈師。本名,大岩喜三郎。愛知県に生まれ,先代に入門。「寛永三馬術」などを得意とし,明快な読み口で人気を得た。講談協会会長を務めた。
たからか
たからか【高らかに】
aloud;→英和
loud(ly);→英和
in a loud voice.
たからか
たからか [2] 【高らか】 (形動)[文]ナリ
(1)声・音を高く心地よく発するさま。「声―に歌を歌う」「―にらっぱが鳴り渡る」
(2)いかにも高いさま。「衣(キヌ)―に引きあげて/落窪 1」
たからがい
たからがい [3] 【宝貝】
タカラガイ科に属する巻貝の総称。幼貝は普通の巻貝の形をしているが,成熟すると殻口が狭く細長くなり,透明な外套膜に覆われ光沢をもつようになる。貝殻の模様・色彩が美しいので,古代の中国などで貨幣として使われた。暖海に分布。キイロダカラ・ハチジョウダカラ・ホシダカラなど。子安貝(コヤスガイ)といわれるものは主にハチジョウダカラをさす。
宝貝[図]
たからがいけ
たからがいけ 【宝ヶ池】
京都市左京区にある地区。競輪場の跡地と溜め池を中心に公園・国際会議場などがある。
たからくじ
たからくじ [3] 【宝籤】
前身は江戸時代の富くじだが,現在のものは公共事業資金を得るために,都道府県・指定都市などの地方自治体が売り出す賞金つきの籤引き券。1948年(昭和23)に始まる。中央政府発行のものは54年廃止された。当籤金(トウセンキン)付き証票。
たからさがし
たからさがし [4] 【宝探し】
(1)砂場・砂浜などで,品物を埋め隠し,それを探し当てる遊び。
(2)財宝を探し求めること。
たからじま
たからじま 【宝島】
〔原題 Treasure Island〕
冒険小説。R = L =スチーブンソン作。1883年刊。ジム少年が海賊フリントの隠した宝島の地図を手に入れ,大冒険の末に宝を持ち帰るまでを描く。
たからじま
たからじま 【宝島】
鹿児島県南部,吐噶喇(トカラ)列島南部の火山島。沿岸は珊瑚礁が発達,鍾乳洞がある。
たからづか
たからづか 【宝塚】
兵庫県南東部の市。宝塚歌劇の行われる宝塚大劇場や,温泉・遊園地のある行楽地。また,住宅地。
たからづかかげきだん
たからづかかげきだん 【宝塚歌劇団】
宝塚市に本拠を置く女性だけの歌劇団。小林一三が創始。宝塚温泉のアトラクションから発展,宝塚少女歌劇を経て,1940年(昭和15)宝塚歌劇団となり,レビュー・歌劇などを上演。養成施設として宝塚音楽学校がある。
たからづかせん
たからづかせん 【宝塚線】
(1)阪急電鉄の鉄道線。大阪市梅田・兵庫県宝塚間,24.6キロメートル。主として神崎川・武庫川流域を走る。
(2)JR 西日本の東海道本線・福知山線を通って大阪・宝塚・篠山口間に直通する近郊列車線の称。
たからづかぞうけいげいじゅつだいがく
たからづかぞうけいげいじゅつだいがく 【宝塚造形芸術大学】
私立大学の一。1986年(昭和61)設立。本部は宝塚市。
たからづくし
たからづくし [4] 【宝尽(く)し】
(1)いろいろな宝物を数え上げたもの。
(2)如意宝珠・宝鑰(ホウヤク)・打ち出の小槌・金嚢(キンノウ)・丁子・隠れ蓑・隠れ笠・花輪違い・金函などの宝物を配して,絵や模様にしたもの。
宝尽くし(2)[図]
たからでら
たからでら 【宝寺】
⇒宝積寺(ホウシヤクジ)
たからのいち
たからのいち 【宝の市】
一〇月一七日に大阪の住吉神社で行われる神事。農家で使う枡(マス)などを売る市が立つ。枡の市。
たからのつち
たからのつち 【宝の槌】
狂言の一。主人の命で都へ宝物を求めに行った太郎冠者は,古い太鼓のばちを宝の槌だと偽って売りつけられる。帰っていろいろ打ち出そうとするが一向に出ず,主人にあれこれと言いわけする。
たからのやま
たからのやま [6] 【宝の山】
宝がたくさんある山。大きな利益が得られるもののたとえ。「―を掘り当てる」
たからぶね
たからぶね [4][3] 【宝船】
縁起物の一。七福神が乗り込み,種々の宝物を積み込んだ帆掛け舟。また,その様子を描いた絵。「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」という回文歌などが書いてあり,正月二日,その絵を枕の下に入れて寝るとよい夢を見,よいことが起こるという。[季]新年。
宝船[図]
たからべ
たからべ 【財部】
姓氏の一。
たからべたけし
たからべたけし 【財部彪】
(1867-1947) 軍人。海軍大将。宮崎県生まれ。海軍次官,のち海相に六度就任。1930年(昭和5)ロンドン軍縮会議の全権の一人となり,補助艦制限の条約に調印。
たからもの
たからもの [0][5][4] 【宝物】
宝とするもの。その人にとってかけがえのない大切なもの。ほうもつ。「この貝がらは娘の―だ」
たかり
たかり [0] 【集り】
〔動詞「集(タカ)る」の連用形から〕
人を脅かしたりして,金品を取り上げること。また,その人。「ゆすりや―を常習とする」
たかり
たかり
blackmail;→英和
<米話> a shakedown;→英和
a blackmailer (人).→英和
たかる
たか・る [0] 【集る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)大勢の人が,好奇心などから,一か所に集まる。「新型の車に客が―・っている」
(2)虫などが群がる。「アリが飴に―・っている」「ハエの―・った菓子」「ほこりが―・る」
(3)人を脅して,金品を取り上げる。「チンピラに―・られた」
(4)知人にねだって,金品や食事を提供してもらう。おごらせる。「先輩に―・る」
[可能] たかれる
■二■ (動ラ下二)
{■一■(1)}に同じ。「蛆(ウジ)―・れ許呂呂(コロロ)きて/古事記(上)」
[慣用] 寄ってたかって
たかる
たかる
[群がる]swarm;→英和
crowd;→英和
gather;→英和
flock (together);→英和
blackmail (ゆすり);→英和
<米話> bum <a cigarette> (せびる).→英和
たかわらい
たかわらい [3] 【高笑い】 (名)スル
大声で笑うこと。また,その笑い声。哄笑。
たかわらい
たかわらい【高笑いする】
laugh loudly;roar with laughter.
たかわり
たかわり [0] 【高割(り)】
江戸時代,石高に応じて諸役や村入用を割り当てること。
たかん
たかん【多感な】
sensitive;→英和
emotional;→英和
sentimental.→英和
たかん
たかん [0] 【多感】 (名・形動)[文]ナリ
感じやすいこと。感受性に富んでいること。また,そのさま。「―な青春時代」
たかんしきかごうぶつ
たかんしきかごうぶつ タクワンシキクワガフブツ [7] 【多環式化合物】
一分子中に二個以上の環状構造を含む環式化合物。特に,二個(以上)の原子を共有した二個または二個以上の環(縮合環)をもつ化合物。ナフタレン・アントラセンなど。
たかんしょう
たかんしょう [2][0] 【多汗症】
発汗の量が異常に多い状態。局所性と全身性とがある。
たかんな
たかんな 【筍】
タケノコの古名。[季]夏。《―の影は竹より濃かりけり/中村草田男》
たかアルコール
たかアルコール [3] 【多価―】
一分子中に,水酸基を二個以上もつアルコール。例えば,エチレン-グリコールは二個,グリセリンは三個の水酸基をもつ。
たかワクチン
たかワクチン [3] 【多価―】
抗原性の異なる同種の病原体からつくられたワクチンを混合したもの。急性灰白髄炎,インフルエンザのように,同種病原体が異なる抗原で発病させるような感染症の予防に用いられる。
たが
たが [2] 【箍】
桶の周囲にはめ,その胴が分解しないように押さえつけてある,金や竹で作った輪。「風呂桶の―」
たが
たが【箍】
a hoop.→英和
〜をかける hoop.
たが
たが 【誰が】 (連語)
〔代名詞「た」に格助詞「が」の付いたもの〕
(1)(連体修飾語になる)だれの。「―ために鐘は鳴る」
(2)(主語になる)だれが。「秋の野に―脱ぎかけしふぢばかまぞも/古今(秋上)」
たが
たが [1] 【他我】
自我に対する他者の我。他人の意識。他我をいかにして認識するかは,哲学上の難問とされる。
たが
たが 【多賀】
滋賀県中東部,犬上郡の町。鈴鹿山脈の西麓にある。多賀大社の鳥居前町として発展。
たが=が緩(ユル)む
――が緩(ユル)・む
緊張がゆるんだり,年をとったりして,気力・能力が鈍くなる。また,組織などの規律がゆるむ。
たが=を外(ハズ)す
――を外(ハズ)・す
規律や束縛から逃れて,しまりをなくす。羽目を外す。
たが=を締(シ)める
――を締(シ)・める
気持ちや規律を引きしめ直す。
たがい
たがい【互いに】
mutually;→英和
<help> each other[one another].〜の mutual;→英和
each other's;one another's.
たがい
たがい タガヒ [0] 【互い】
〔動詞「違(タガ)う」の連用形「たがい」から〕
(「おたがい」の形でも用いる)関係する二者以上の人間や事物について,その双方,または一つ一つ。「二人は―の弱点を知り尽くしている」「会員はもっとお―を知る必要がある」「―の利益」
→おたがい
たがい
たがい タガヒ [0] 【違い】
ちがい。相違。「本物に―ない」
たがい=に素(ソ)
――に素(ソ)
〔数〕
(1)二つの整数が一またはマイナス一以外の公約数をもたないこと。
(2)二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。
(3)二つの集合が共通の要素をもたないこと。
たがいずく
たがいずく タガヒヅク [0] 【互い尽く】
お互いが納得しあっての上のこと。たがいどく。あいたいずく。「この里の遊興は―/浄瑠璃・島原蛙合戦」
たがいせん
たがいせん タガヒ― [0] 【互い先】
囲碁の手合割りの一。互角の者どうしが一局ごとに交互に先番で打つこと。相先(アイセン)。
たがいちがい
たがいちがい【互い違いに】
alternately;by turns.
たがいちがい
たがいちがい タガヒチガヒ [4][2] 【互い違い】
異なる二つのものが順番に入れかわること。また,入りまじること。交互。「―に糸を編む」
たがいに
たがいに タガヒ― [0] 【互いに】 (副)
〔「おたがいに」の形でも用いる〕
(1)関係する二者以上の人間や事物について,どちらも同じように相手に働きかけるさま。「あの二人は―尊敬し合っている」「二本の柱が―支え合う」「―顔を見合わせる」
(2)関係する二者以上の人間について,それぞれが同じような状態にあるさま。「あのころはお―貧乏だった」「お―健康には気をつけよう」
〔漢文訓読に用いられた語で,和文では「かたみに」が用いられた〕
たがいめ
たがいめ タガヒ― 【違い目】
ちがっているところ。くいちがう点。「かかる―のあるをいかにおぼすらむ/源氏(絵合)」
たがう
たがう【違う】
⇒違える.
たがう
たが・う タガフ [2] 【違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)相違する。一致しない。くいちがう。「事志と―・う」「案に―・わず」「なき人の御ほい―・はむがあはれなること/源氏(蓬生)」
(2)背反する。そむく。「人の道に―・う行為」「汝(イマシ)を頼み母に―・ひぬ/万葉 3359」
(3)変わる。通常の状態でなくなる。「いかでかは御色も―・ひてきららかにおはする人とも覚えず/大鏡(道兼)」
〔「たがえる」に対する自動詞〕
■二■ (動ハ下二)
⇒たがえる
たがえ
たがえ タガヘ 【違え】
(1)たがえること。「邪神善神の御―,色にあらはれ内にこもりてみゆるなり/愚管 7」
(2)「方違(カタタガ)え」の略。「―こそはせましか/蜻蛉(下)」
たがえす
たがえ・す 【耕す】 (動サ四)
〔「田反(カエ)す」の意。「たがやす」の古形〕
田畑を耕作する。たがやす。「此の頃のしづが―・すからすきの/土御門院御集」
たがえる
たが・える タガヘル [3] 【違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たが・ふ
(1)一致しないようにする。くいちがわせる。「彼とは道を―・えることになった」
(2)背くようにする。「約束を―・える」「かの遺言を―・へじ/源氏(桐壺)」
(3)方違(カタタガ)えをする。「二条院にも同じすぢにていづくにか―・へむ/源氏(帚木)」
(4)まちがえる。「所―・へてけり/蜻蛉(中)」
〔「たがう」に対する他動詞〕
たがえる
たがえる【違える】
break <one's promise> .→英和
違えない keep <one's promise> ;→英和
be punctual (時間を).
たがく
たがく【多額の】
large;→英和
a large sum[amount]of;considerable.→英和
多額納税者 an upper bracket taxpayer.
たがく
たがく [0] 【多額】
金額などの多いこと。高額。
⇔小額
たがくのうぜいしゃぎいん
たがくのうぜいしゃぎいん [9] 【多額納税者議員】
旧憲法下の貴族院における勅任議員の一。各都道府県ごとに,直接国税の多額納入者のうち満三〇歳以上の男子の中から互選された者が勅任された。任期七年。
たがじゃくし
たがじゃくし [3] 【多賀杓子】
滋賀県の多賀大社で,お守りとして授ける柄の曲がった木製の杓子。御(オ)多賀杓子。
たがじょう
たがじょう 【多賀城】
(1)奈良時代,東北地方に対する律令制支配の拠点として現在の宮城県多賀城市市川に築かれた城柵。陸奥国府,陸奥・出羽を管轄する按察使,軍政をつかさどる鎮守府,の三種の機能を有した。城跡に日本三古碑の一である天平宝字六年の日付のある多賀城碑がある。
(2)宮城県中部の市。仙台市の北東に接する。多賀城址があり,史跡公園になっている。海軍工廠跡に電機・金属工場が立地し,近郊農業も盛ん。
たがそで
たがそで [1][0] 【誰が袖】
〔「古今(春上)」にある歌「色よりも香こそあはれとおもほゆれ誰が袖ふれし宿の梅ぞも」から〕
(1)匂い袋の名。衣服の袖の形に作った細長い袋を紐で二つ結びつけ,両方の袂(タモト)に入れて持ったもの。
(2)匂い袋の形をした細長い楊枝(ヨウジ)さし。
たがたいしゃ
たがたいしゃ 【多賀大社】
滋賀県多賀町にある神社。祭神は伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美の二柱。延寿の神として尊崇され,多賀講の歴史も古い。多賀神社。
→多賀祭
たがぬ
たが・ぬ 【綰ぬ】 (動ナ下二)
⇒たがねる
たがね
たがね【鏨】
a graver;a burin;→英和
a chisel.→英和
たがね
たがね [0] 【鏨】
金属を切断したり,彫ったり,削ったりするのに用いる工具。石を割るのにも用いる。
鏨[図]
たがねる
たが・ねる [3] 【綰ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たが・ぬ
集めて一つにまとめる。つかねる。[ヘボン(三版)]
たがまつり
たがまつり 【多賀祭】
滋賀県多賀町の多賀大社で四月二二日に行われる例大祭。鎌倉時代以来の遺風を伝え,飾り馬・神輿などの豪華な行列が出る。馬頭人(バトウニン)祭。
たがまわし
たがまわし [3] 【箍回し】
樽(タル)の箍を木の枝などで転がして走る子供の遊び。輪回し。
たがめ
たがめ [0] 【田鼈・水爬虫】
半翅目の大形水生昆虫。体長6センチメートル内外。全体に淡褐色で扁平。前肢は強大な捕獲肢になり,先端に鋭い爪がある。尾端に伸縮できる呼吸管がある。池沼にすみ,魚・カエル・昆虫などを捕食する。成虫は灯火にも集まる。養魚上の害虫。本州以南,東アジア・東南アジアに分布。コウヤヒジリ。ミズガッパ。カッパムシ。ドンガメムシ。[季]夏。
たがやさん
たがやさん [3]
マメ科の常緑高木。唐木の一。インド・マレー原産。花は鮮黄色の五弁花で芳香がある。心材は堅牢で黒色,板目の紋様が美しいので,建築・家具・楽器などの用材とされる。
〔名の由来は未詳。「鉄刀木」とも書く〕
たがやさんみなし
たがやさんみなし [6] 【たがやさん身無】
海産の巻貝。殻は長さ110ミリメートル,径55ミリメートルほどの紡錘形。歯舌に矢形の毒腺があり,魚類などを刺して捕らえる。人間が刺されて死ぬこともある。暖海の沿岸に広く分布。タガヤサンミナシガイ。
たがやさん身無
たがやさんみなし [6] 【たがやさん身無】
海産の巻貝。殻は長さ110ミリメートル,径55ミリメートルほどの紡錘形。歯舌に矢形の毒腺があり,魚類などを刺して捕らえる。人間が刺されて死ぬこともある。暖海の沿岸に広く分布。タガヤサンミナシガイ。
たがやし
たがやし [4][0] 【耕(し)】
種をまいたり苗を植えたりするために,田や畑の土をすき返すこと。[季]春。
たがやす
たがや・す [3] 【耕す】 (動サ五[四])
〔「たかへす」の転〕
犂(スキ)や鍬(クワ)を入れて田畑を掘り返し,土を軟らかくする。耕作する。「田を―・す」
[可能] たがやせる
たがやす
たがやす【耕す】
till;→英和
plow;→英和
cultivate.→英和
たがらし
たがらし [2] 【田芥】
(1)キンポウゲ科の越年草。田や湿地に見られる。高さ約40センチメートル。根出葉は叢生,茎葉は互生し,掌状に分裂する。春,茎先に光沢のある黄色の五弁花をつけ,花後,長楕円形の集合果を結ぶ。有毒の辛み成分を含む。タタラビ。
(2)タネツケバナの別名。
たがる
たがる (助動)(たがら(たがろ)・たがり(たがつ)・たがる・たがる・たがれ・○)
〔希望の助動詞「たい(たし)」の「た」に接尾語「がる」の付いたもの。中世以降の語〕
動詞および助動詞「れる・られる」「せる・させる」の連用形に接続する。
(1)話し手以外の人が希望・願望する意を表す。「熱があるのに,外に出〈たがっ〉てしようがない」「親はとかく子供に勉強ばかりさせ〈たがる〉」
(2)(条件を表す言い方の中で)話し手の希望を表す。「私がいくら食べ〈たがっ〉ても,何も食べさせてもらえなかった」
たがわ
たがわ タガハ 【田河】
姓氏の一。
たがわ
たがわ [1] 【田川】
田の間を流れる川。
たがわ
たがわ タガハ 【田川】
福岡県中北部,遠賀川河畔の市。かつて筑豊第一の炭田地帯。石灰石の産出が多く,セメント工業が立地。
たがわすいほう
たがわすいほう タガハスイハウ 【田河水泡】
(1899-1989) 漫画家。東京生まれ。「少年倶楽部」に漫画「のらくろ」を連載して人気漫画家となる。
たき
たき [0] 【滝】
(1)高いがけの上から流れ落ちる水の流れ。瀑布。[季]夏。《―の上に水現れて落ちにけり/後藤夜半》
(2)川の流れの急な所。急流。「石(イワ)走る―もとどろに鳴く蝉の/万葉 3617」
たき
たき [1] 【多岐】 (名・形動)[文]ナリ
〔道が多方面に分かれている意から〕
物事が多方面にかかわりをもつ・こと(さま)。「問題が―にわたる」「複雑―」
たき
たき【滝】
a waterfall;→英和
falls.
たき
たき【多岐にわたる】
manifold.→英和
たき
たき 【丈・長】
身長。たけ(丈)。「身長ミノタキ/名義抄」
たき
たき 【滝】
姓氏の一。
たきあがる
たきあが・る [4] 【炊き上(が)る】 (動ラ五[四])
炊いて出来上がる。「ごはんがふっくらと―・る」
たきあげ
たきあげ [0] 【焚き上げ】
神社で,神楽などの際に庭火をたくこと。
たきあわせ
たきあわせ [0] 【炷き合(わ)せ・焚き合(わ)せ】
香道で,一枚の銀葉の上に二つ以上の香木をのせて聞くこと。
たきあわせ
たきあわせ [0] 【炊き合(わ)せ】
肉・野菜などの材料を別々に煮て,一つの器に盛り合わせたもの。
たきい
たきい タキヰ 【滝井】
姓氏の一。
たきいこうさく
たきいこうさく タキヰカウサク 【滝井孝作】
(1894-1984) 小説家・俳人。岐阜県生まれ。俳号,折柴。河東碧梧桐(カワヒガシヘキゴトウ)を師と仰いで新傾向俳句を作る一方,芥川竜之介・志賀直哉を知り小説を執筆。著「無限抱擁」「折柴句集」「俳人仲間」など。
たきいし
たきいし [0] 【滝石】
役石の一。日本庭園の滝水の落下地点周辺に配置する石。
たきいれあみ
たきいれあみ [4] 【焚き入れ網】
火をたいて魚をおびき寄せ,それを捕まえる仕掛けの網。
たきおとし
たきおとし [0] 【焚き落(と)し】
薪をたいたあとに残った火。おき。おき火。
たきかくだい
たきかくだい 【滝鶴台】
(1709-1773) 江戸中期の儒家・医師。長門(ナガト)国の人。名は長愷,通称,弥八。本姓は引頭。服部南郭らに儒学を学ぶ。国史・仏教・筆法にも精通。著「三乃逕」「鶴台遺稿」など。
たきかけ
たきかけ 【薫き掛け】
衣類に香をたきこめること。また,その香り。「―残りてお七心にとまり/浮世草子・五人女 4」
たきかわ
たきかわ タキカハ 【滝川】
北海道中部,石狩平野北部の市。かつて石狩川舟運,近年は鉄道交通の要地。農産物の集散地で,商業が発達。
たきがら
たきがら [0] 【焚き殻】
(1)燃したあとに残る,灰または炭。もえがら。
(2)香道で,たき終わった香木。
たきがわ
たきがわ タキガハ 【滝川】
姓氏の一。
たきがわ
たきがわ [0] 【滝川】
山間を激しく流れる川。急流。激流。「瀬を早み岩にせかるる―の/詞花(恋上)」
たきがわかずます
たきがわかずます タキガハ― 【滝川一益】
(1525-1586) 安土桃山時代の武将。近江の人。織田信長の臣。一向一揆平定の功により伊勢長島城主。信長死後豊臣秀吉と対立,敗れて臣に下った。小牧・長久手の戦いで家康に敗れ,剃髪。
たきがわじけん
たきがわじけん タキガハ― 【滝川事件】
1933年(昭和8),京大法学部教授滝川幸辰を,その著書が共産主義的であるとして,文相鳩山一郎が強制罷免した事件。学問の自由と大学の自治を守るため,同校教授団・学生を中心に反対運動が展開されたが,弾圧された。京大事件。
たきがわゆきとき
たきがわゆきとき タキガハ― 【滝川幸辰】
(1891-1962) 刑法学者。岡山県出身。京大教授。刑法は個人の人権を守るためにあるという自由主義的な刑法学説を主張。滝川事件で大学を追われた。第二次大戦後復職。京大総長。著「刑法読本」「刑法講話」「犯罪論序説」
たきぎ
たきぎ [0] 【薪・焚き木】
かまど・炉などで燃料にする細い枝や木。たきもの。まき。「―拾い」「―小屋」
たきぎ
たきぎ【薪】
<add> fuel <to> ;→英和
firewood.→英和
たきぎ=に油を添える
――に油を添・える
さらに勢いを添える。火に油を注ぐ。
たきぎ=に花
――に花
粗野な中にも,ゆかしい風情のあるさま。
たきぎ=を抱(イダ)きて火を救う
――を抱(イダ)きて火を救う
〔戦国策(魏策)〕
害を除こうとして,かえってそれを助長してしまうことのたとえ。
たきぎ=尽く
――尽・く
〔法華経(序品)「仏此夜滅度,如�薪尽火滅�」〕
(1)釈迦が入滅する。「なほ―・きける世の惑ひは深かりけるを/源氏(若菜上)」
(2)人が死ぬ。「惜しからぬこの身ながらも限りとて―・きなむことの悲しさ/源氏(御法)」
たきぎのう
たきぎのう [3] 【薪能】
神事能の一。陰暦二月六日から一週間,奈良興福寺の修二会(シユニエ)の際に四座の大夫によって演じられたもの。幕末に廃れたが復興され,五月一一,一二日に行われる。また,諸社寺などで夜間にかがり火をたいて行う野外能をもいう。[季]夏。
たきぎのぎょうどう
たきぎのぎょうどう 【薪の行道】
法華八講の法会の三日目に,行基の作と伝えられる「法華経を我が得しことは薪こり菜つみ水くみ仕へてぞ得し」の歌を唱えながら,薪を背負い水桶をかついだ者が,大勢の僧の後について歩く儀式。「―などありて舞楽をも奏せらるべきなれど/延徳御八講記」
たきぐち
たきぐち [0] 【焚き口】
かまどなどの,燃料を入れたり点火したりするための口。
たきぐち
たきぐち [0] 【滝口】
(1)滝の流れ落ちる所。
(2)清涼殿の北東にある御溝水(ミカワミズ)の落ち口。
(3)〔(2)に詰めていたことから〕
平安・鎌倉時代,蔵人所(クロウドドコロ)に属し,宮中の警護にあたった武士。滝口の武士。
たきぐち
たきぐち 【滝口】
姓氏の一。
たきぐちしゅうぞう
たきぐちしゅうぞう 【滝口修造】
(1903-1979) 詩人・美術評論家。富山県生まれ。慶大在学中から詩作。シュールレアリスムの紹介・評論にもつとめた。
たきぐちどころ
たきぐちどころ [5] 【滝口所】
滝口{(3)}の詰め所。滝口の陣。
→内裏
たきぐちにゅうどう
たきぐちにゅうどう 【滝口入道】
(1)平安末期の僧。本名,斎藤時頼。はじめ滝口の武士で平重盛の臣。建礼門院の雑仕横笛に恋慕,父に反対されて出家。のち高野山で行いすまし,平維盛入水の導師となった(平家物語)。
(2)小説。高山樗牛(チヨギユウ)作。1894年(明治27)発表。平家物語の{(1)}の話を潤色。
たきぐちのじん
たきぐちのじん 【滝口の陣】
「滝口所」に同じ。
たきぐも
たきぐも [0] 【滝雲】
山の稜線をこえて風下側に流れた雲が,山にそって滝のように落下しながら消えていくもの。
たきこみごはん
たきこみごはん [5] 【炊(き)込み御飯】
魚肉・野菜などを入れ,味をつけて炊いた御飯。
たきこむ
たきこ・む [3] 【炊(き)込む】 (動マ五[四])
米に魚肉・野菜などを混ぜて一緒に炊く。「山菜を―・んだ御飯」
たきこめる
たきこ・める [4] 【薫き込める】 (動マ下一)[文]マ下二 たきこ・む
香をたいて,衣服などに香りをしみこませる。たきしめる。
たきざわ
たきざわ タキザハ 【滝沢】
姓氏の一。
たきざわ
たきざわ タキザハ 【滝沢】
岩手県西部,岩手郡の村。岩手山南東麓を占め,南部駒の産地。駒形神社のチャグチャグ馬っこは有名。
たきざわばきん
たきざわばきん タキザハ― 【滝沢馬琴】
⇒曲亭馬琴(キヨクテイバキン)
たきしぼり
たきしぼり [3] 【滝絞り】
⇒柳絞(ヤナギシボ)り
たきしめる
たきし・める [4] 【薫き染める】 (動マ下一)[文]マ下二 たきし・む
香をたいて,物にその香りをしみこませる。「よく―・めたる薫物の/枕草子 231」
たきじま
たきじま [0] 【滝縞】
縞柄の一。縞が太い筋を中心に,左右あるいは片側に次第に細くなっていくもの。
たきせいいち
たきせいいち 【滝精一】
(1873-1945) 美術史家。東京生まれ。号,拙庵。日本画家滝和亭(カテイ)の長男。東大教授。東洋美術の啓蒙と研究に貢献した美術雑誌「国華」の編集などを通し,日本美術史学の育成と発展に寄与。
たきせん
たきせん [0] 【滝線】
「瀑布線(バクフセン)」に同じ。
たきせんとし
たきせんとし [5] 【滝線都市】
アメリカ合衆国,アパラチア山脈の東麓の滝線上にある都市群。早くに水車を利用して製粉・織物などの工業が発達。ボルチモア・リッチモンドなど。瀑布線都市。
たきた
たきた 【滝田】
姓氏の一。
たきたちょいん
たきたちょいん 【滝田樗陰】
(1882-1925) ジャーナリスト。秋田市生まれ。本名,哲太郎。東大中退。1912年(大正1)雑誌「中央公論」主幹となり,同誌の基礎を築いた。
たきたて
たきたて [0] 【炊(き)立て】
(米などが)炊き上がってすぐの状態。「―のご飯」
たきだし
たきだし【炊出しをする】
give boiled rice.
たきだし
たきだし [0] 【炊(き)出し】
災害などの際に,飯を炊いて大勢の被災者に配ること。
たきつぎこう
たきつぎこう [4] 【炷継香】
香道で,連衆が持参した香を,その銘に従い連歌のように次々に炷(タ)いていく遊び。最後に香銘を連ねて文を作ったり,和歌を詠んだりする。
たきつくす
たきつくす【焚き尽す】
burn up.
たきつけ
たきつけ【焚付】
a kindling;→英和
a fire lighter.
たきつけ
たきつけ [0] 【焚き付け】
薪や石炭などを燃やす時,それに火がつくように最初に燃やす,燃えやすいもの。
たきつける
たきつける【焚き付ける】
(1) light;→英和
kindle;→英和
make[start] <a fire> .→英和
(2)[扇動]stir up;agitate;→英和
incite.→英和
たきつける
たきつ・ける [4] 【焚き付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たきつ・く
(1)火をつけて,燃やし始める。「風呂を―・ける」
(2)おだてたり,けしかけたりして,その気になるようにしむける。そそのかす。「周りから―・けられて立候補する」
たきつせ
たきつせ 【滝つ瀬】
〔「つ」は「の」の意の格助詞〕
滝のように急な流れ。滝。「夕立の―うくる元の谷川/拾遺愚草」
たきつせの
たきつせの 【滝つ瀬の】 (枕詞)
滝つ瀬の流れが速いことから,「はやし」にかかる。「―はやき心をなにしかも/古今(恋三)」
たきつぼ
たきつぼ [0] 【滝壺】
滝が落ち込んで深い淵(フチ)となった所。
たきつぼ
たきつぼ【滝壷】
the basin of a waterfall.→英和
たきどの
たきどの [0] 【滝殿】
納涼のために,滝のほとりに建てた簡単な建物。[季]夏。
たきのいと
たきのいと 【滝の糸】
滝の水が落ちるのを白糸がたれ下がるさまに見立てていう語。滝の白糸。「流れくるもみぢ葉見ればから錦―もて織れるなりけり/拾遺(冬)」
たきのうえおんせん
たきのうえおんせん タキノウヘヲンセン 【滝ノ上温泉】
岩手県岩手郡雫石(シズクイシ)町,雫石川支流の葛根田(カツコンダ)川上流にある温泉。下流に鳥越滝。1978年(昭和53)運転の葛根田地熱発電所がある。
たきのしらいと
たきのしらいと 【滝の白糸】
戯曲。泉鏡花の小説「義血侠血」を花房柳外が脚色。愛する村越欣也の学資のために殺人を犯した女水芸師白糸は,検事代理となった欣也に裁かれ死刑を宣せられる。欣也もまた,白糸の罪は自分ゆえと自殺する。新派の代表的当たり狂言。
たきのしらいと
たきのしらいと 【滝の白糸】
「滝の糸」に同じ。「春くれば―いかなれや/拾遺(雑春)」
たきのぼり
たきのぼり [0][3] 【滝登り】
滝を,落下する水に逆らって登ること。「鯉の―」
たきのみ
たきのみ 【滝飲み】
酒などを一息に飲みほすこと。「―がしたひと思ふが,のませてくれまひか/狂言・河原太郎」
たきび
たきび【焚火をする】
make a fire[bonfire].→英和
たきび
たきび [0] 【焚き火】 (名)スル
(1)屋外で,落ち葉などを集めて燃やすこと。また,その火。[季]冬。「―を囲む」
(2)かまどや炉などで火を焚くこと。また,その火。「客殿に出て―などせさせ/太平記 5」
たきぶえ
たきぶえ [0] 【炊(き)殖え】 (名)スル
米などが,炊いたために量が増すこと。
たきぼうよう
たきぼうよう [1] 【多岐亡羊】
〔「列子(説符)」より。枝道が多いため逃げた羊を見失う,の意〕
学問の道が多方面になりすぎて,容易に真理を得がたいこと。また,道がたくさんあってどれを選んだらよいのか思案にあまること。岐路亡羊。
たきまつりのかみ
たきまつりのかみ 【滝祭りの神】
水をつかさどるという神。伊勢神宮内宮の五十鈴川畔の神域に,古来から神殿を設けず鎮祭された。また竜田神社の祭神と同体とされる。
たきみかんのん
たきみかんのん 【滝見観音】
三十三観音の一。断崖に座って滝を見る姿の観音。
たきもと
たきもと 【滝本】
滝つぼ。「滝に…うたれてみんとて,―へぞまいりける/平家 5」
たきもとりゅう
たきもとりゅう 【滝本流】
⇒松花堂流(シヨウカドウリユウ)
たきもの
たきもの【焚物】
firewood.→英和
たきもの
たきもの [0] 【焚き物】
燃料としてたくもの。たきぎ。まき。
たきもの
たきもの [0] 【薫物】
(1)各種の香木や香料を粉末にして甘葛(アマヅラ)・蜜・炭の粉などと練り固めた丸薬状の香。加熱して香りを立たせる。合香(アワセコウ)。練香(ネリコウ)。
(2)香をたくこと。また,その香り。「よくたきしめたる―の/枕草子 231」
たきものあわせ
たきものあわせ [5] 【薫物合】
各自が持ち寄った薫物をたき,判者が香りと銘とを総合して優劣を判定する遊び。香合わせ。
たきもののこ
たきもののこ 【薫物の籠】
「伏籠(フセゴ){(1)}」に同じ。
たきものひめ
たきものひめ [4] 【薫物姫】
〔乞巧奠(キツコウデン)の際に終夜机上で薫物をしたところからいうか〕
織女星。
たきやしゃひめ
たきやしゃひめ 【滝夜叉姫】
平将門(マサカド)の娘と伝えられる女性。父の死後,妖術を使って天下をくつがえそうとする。これを脚色したものに山東京伝作の読本「善知鳥安方(ウトウヤスカタ)忠義伝」があり,常磐津の舞踊「忍夜恋曲者」(将門)は有名。
たきょう
たきょう [0][1] 【他郷】
故郷以外の土地。他国。
たきょく
たきょく【多極化】
multipolarization.多極化時代 the multipolar age.
たきょく
たきょく [0] 【多極】
(政治・軍事・経済などの)対立する中心的勢力が数多くある状態。「―外交」
たきょくか
たきょくか [0] 【多極化】 (名)スル
(1)まとまっていたものが分解・分散し,それぞれ独立する勢力として存在するようになること。「―時代」
(2)国際政治における第二次大戦後の米ソ二極支配体制を崩そうとする動きのこと。1960年代以降,新興独立国の増大,米ソの世界支配に対するフランス・中国の反発,日本・ EC の経済成長などにより促進された。
たきょくかん
たきょくかん [0] 【多極管】
二つ以上のグリッドをもつ電子管。
たきょくぶんさん
たきょくぶんさん [4] 【多極分散】
一極に集中し過ぎたものを複数の極に分散させ全体の調和を図ること。第四次全国総合開発計画(1987年)により打ち出された国土政策の基本理念。
→一極集中
たきりびめのみこと
たきりびめのみこと 【田霧姫命・多紀理毗売命】
記紀神話の神。宗像(ムナカタ)三女神の一柱。天照大神(アマテラスオオミカミ)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)との誓約(ウケイ)の際生まれた。田心姫命(タゴリヒメノミコト)。
たきれんたろう
たきれんたろう 【滝廉太郎】
(1879-1903) 作曲家。東京生まれ。東京音楽学校卒。ライプチヒ王立音楽院に留学したが病気で帰国。静養中の大分で夭折した。二重唱「花」を含む歌曲集「四季」のほか,「荒城の月」「箱根山」「雀」「鳩ぽっぽ」などの作品がある。
たぎ
たぎ [1] 【多技】
多くの技芸に通じていること。多芸。
たぎ
たぎ [1] 【弾碁】
「たんぎ(弾碁)」の撥音「ん」の無表記。
たぎ
たぎ【多義】
polysemy.→英和
〜の polysemous;equivocal (あいまいな).→英和
たぎ
たぎ [1] 【多義】
一語が多くの意味をもつこと。「―語」
たぎご
たぎご [0] 【多義語】
いくつもの意味をもっている言葉。
たぎずけい
たぎずけい [3] 【多義図形】
⇒反転図形(ハンテンズケイ)
たぎつ
たぎ・つ 【滾つ・激つ】 (動タ四)
〔古くは「たきつ」とも。「たぎる」と同源〕
(1)水が激しくわき立つ。水が激しく流れる。「み吉野の―・つ河内の大宮所/万葉 921」
(2)心が激しく動く。「―・つ心をせきぞかねつる/古今(恋一)」
たぎつせ
たぎつせ 【激つ瀬】
水がわきかえるように激しく流れる瀬。「能登瀬川音のさやけさ―ごとに/万葉 314」
→滝つ瀬
たぎつひめのみこと
たぎつひめのみこと 【湍津姫命・多岐都比売命】
記紀神話の神。宗像(ムナカタ)三女神の一柱。天照大神(アマテラスオオミカミ)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)との誓約(ウケイ)の際生まれた。大国主神の妻。
たぎてき
たぎてき [0] 【多義的】 (形動)
一語が多くの意味をもっているさま。いろいろな意味に解釈できるさま。
⇔一義的
たぎのごびゅう
たぎのごびゅう 【多義の誤謬】
〔論〕
〔fallacy of equivocation〕
アリストテレスのいう言語上の誤謬の一。推理において同一の名辞が相異なる二つ以上の意味をもつ場合に生じる。語意曖昧(アイマイ)の誤謬。多義の虚偽。
たぎゅうらく
たぎゅうらく タギウラク 【打毬楽】
舞楽の一。左方に属する新楽で,太食(タイシキ)調の中曲。毬杖(ギツチヨウ)を持ち,毬(マリ)を打つさまを四人で舞う。
打毬楽[図]
たぎょう
たぎょう [1] 【た行・タ行】
五十音図の第四行。タ・チ・ツ・テ・ト。
たぎょう
たぎょう [0] 【他 行】 (名)スル
よそへ行くこと。外出すること。たこう。「御―なく,お引籠ある時は/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
たぎょうしょう
たぎょうしょう タギヤウ― [2] 【多行松】
アカマツの一変種。幹は根もと付近から分かれて箒(ホウキ)状に立つ。あまり大きくならない。庭木などにする。
たぎらす
たぎら・す [3] 【滾らす】 (動サ五[四])
(1)沸騰させる。煮え立たせる。
(2)心に強くわき起こさせる。「青春の血を―・す」
たぎる
たぎる【滾る】
boil;→英和
seethe.→英和
たぎる
たぎ・る [2] 【滾る・激る】 (動ラ五[四])
〔「たぎつ」と同源〕
(1)水が逆巻いて激しい勢いで流れる。「谷川が―・り流れる」
(2)湯が煮え立つ。沸騰する。「やかんの湯が―・っている」「さればこの水熱湯(アツユ)に―・りぬれば/大和 149」
(3)感情が心に強くわき起こる。「血が―・る」
(4)他よりぬきんでる。ひいでる。「容色(キリヨウ)が好いとか,芸が―・つたとか/歌行灯(鏡花)」
たく
た・く [0] 【炷く・薫く】 (動カ五[四])
〔「焚(タ)く」と同源〕
香(コウ)をくゆらす。「香を―・く」
[可能] たける
たく
たく 【栲】
コウゾまたはカジノキの古名。「此の郷の中に―の樹多(サワ)に生ひたり/豊後風土記」
たく
た・く [0] 【焚く】 (動カ五[四])
(1)火を燃やす。「かがり火を―・く」「火を―・く」
(2)(ある物を)燃料として火を燃やす。「蒸気機関車は石炭を―・いて走る」「葦火―・く屋の煤(ス)してあれど/万葉 2651」
(3)火を燃やすことによってある事を実現させる。「風呂を―・く」「護摩を―・く」
[可能] たける
たく
たく [1] 【磔】
永字八法(エイジハツポウ)の第八筆の右払い。
→永字八法
たく
たく [1] 【鐸】
(1)中国古代の鈴の一種。銅または青銅製の扁平な釣り鐘形で,中に舌があり,上方の細長い柄を持って振り鳴らす。舌が木製のものを木鐸(ボクタク),金属製のものを金鐸という。ぬて。ぬりて。さなき。鐸鈴。
(2)風鈴。
たく
たく【焚[炊]く】
make[build] <a fire> ;→英和
cook;→英和
boil;→英和
burn <incense> .→英和
たく
た・く 【綰く】 (動カ四)
〔手を使って動作する意か〕
(1)髪をかき上げる。すいて束ねる。「―・けばぬれ―・かねば長き妹が髪/万葉 123」
(2)力いっぱい舟をこぐ。「大船を荒海(アルミ)に漕ぎ出で八船―・け/万葉 1266」
(3)〔「だく」とも〕
馬の手綱を操る。「石瀬野(イワセノ)に馬―・き行きて/万葉 4154」
(4)たぐり上げる。「あまのなは―・きいさりせむとは/古今(雑下)」
たく
たく [1] 【柝】
拍子木(ヒヨウシギ)。「―を鳴らす」
たく
たく [1] 【啄】
永字八法(エイジハツポウ)の第七筆。
→永字八法
たく
た・く 【長く・闌く】 (動カ下二)
⇒たける
たく
た・く [0] 【炊く】 (動カ五[四])
〔「焚(タ)く」と同源〕
(1)米などを水と共に煮て,食べられるようにする。かしぐ。「御飯を―・く」
(2)(西日本で)煮る。「大根を―・く」
[可能] たける
たく
たく [0][1] 【卓】
机。テーブル。「―を挟んで対座する」
たく
たく [1] 【沢】
めぐみ。恩恵。恩沢。「人民泰平の―を楽みたりしかども/日本開化小史(卯吉)」
たく
たく 【多久】
佐賀県中央部の市。古来より開け,明治以降は炭鉱町として発展。ミカン・ビワを生産し,聖廟や旧石器時代の遺跡でも知られる。
たく
たく [0] 【宅】
(1)住居。住み家。「立派なお―ですね」
(2)自分の家。自宅。「―のほうに届けてください」
(3)妻が他人に対して自分の夫をいう語。「―に申し伝えます」
→おたく(御宅)
たく
たく【宅】
a house[home];→英和
my husband (夫).
たく
たく【卓】
a table;→英和
a desk.→英和
たくあん
たくあん【沢庵】
pickled radish.
たくあん
たくあん 【沢庵】
(1)(1573-1645) 江戸初期の臨済宗の僧。但馬国の人。名は宗彭(ソウホウ),沢庵は道号。南宗寺の一凍紹滴(イツトウシヨウテキ)の法を嗣ぎ,大徳寺の住持となる。紫衣(シエ)事件で幕府を批判して出羽上山に流されたが,のち,召されて品川に東海寺を開く。詩歌・俳諧・茶道に通じ,特に書は茶人に愛好された。著「明暗双々集」など。
(2) [2]
「沢庵漬け」の略。
たくあん=のおもしに茶袋(チヤブクロ)
――のおもしに茶袋(チヤブクロ)
効果のないことのたとえ。
たくあんづけ
たくあんづけ [0] 【沢庵漬(け)】
なま干しの大根に糠(ヌカ)と塩を加え,石でおして作った漬物。沢庵。
〔沢庵和尚が始めたとも,また「貯え漬け」の転ともいう〕
たくい
たくい [1] 【卓偉】
他にぬきんでて,すぐれていること。
たくいつ
たくいつ [0] 【択一】
二つ以上のものの中からどれか一つをえらぶこと。「二者―」「―的」
たくいつ
たくいつ [0] 【卓逸】 (名・形動)[文]ナリ
ぬきんでていること。卓越。「格調高雅,意趣―/山月記(敦)」
たくえつ
たくえつ [0] 【卓越】 (名・形動)スル[文]ナリ
他よりもはるかに優れている・こと(さま)。「―した能力を示す」「甘(ウマ)い長い―な演説/もしや草紙(桜痴)」
たくえつ
たくえつ【卓越する】
excel <in> .→英和
〜した excellent;→英和
eminent;distinguished;→英和
outstanding.→英和
たくえつふう
たくえつふう [0] 【卓越風】
ある地域・地方で,ある期間に最も頻繁に現れる風向きの風。大規模なものでは偏西風・貿易風など。
たくがん
たくがん [0] 【卓眼】
すぐれた物の見方。卓越した眼力。「―の士」
たくけい
たくけい [0] 【磔刑】
はりつけの刑。はりつけ。たっけい。
たくげん
たくげん [0] 【託言】
(1)ほかのことにかこつけて言う言葉。口実。いいぐさ。
(2)伝言。ことづて。
たくさい
たくさい [0] 【卓才】
すぐれた才能。また,その持ち主。
たくさつ
たくさつ [0] 【磔殺】 (名)スル
はりつけにして殺すこと。
たくさり
たくさり 【田鎖】
姓氏の一。
たくさりこうき
たくさりこうき 【田鎖綱紀】
(1854-1938) 日本語速記術の創始者。陸奥(ムツ)の生まれ。欧米の速記術を研究,1882年(明治15)「日本傍聴筆記法」として発表。以後終生,速記の普及に尽くした。
たくさん
たくさん [3] 【沢山】 (名・形動)[文]ナリ
(1)数量の多い・こと(さま)。「賞品を―もらう」「―の人でごったがえす」
(2)十分なこと。もうそれ以上不要なこと。また,そのさま。「お酒はもう―です」「争いはもう―だ」
(3)(名詞の下に付いて,「だくさん」の形で)それが十分であったり十分すぎたりするさまを表す。「子―」「盛り―」
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕
たくさん
たくさん【沢山の】
[数](a great) many;→英和
a (large) number of;[量]much;→英和
a great deal of;[数・量]lots[a lot]of;plenty of.〜ある be abundant[rich] <in things> ;abound in[with];be full of;have lots[plenty]of.〜です No,thank you (もう結構)./ <One thousand yen> will do (間に合う).
たくさんそう
たくさんそう 【沢山さう】 (形動)
〔近世語。多くあるかのようにの意から〕
粗末に扱うさま。ぞんざいなさま。「自由になると―になつて/人情本・辰巳園 3」
たくし
たくし [1] 【托子】
茶托(チヤタク)。たくす。
たくし
たくし [1] 【卓子】
つくえ。テーブル。卓。
たくし
たくし [1] 【拓士】
昭和の初め,満州開拓のため大陸に渡った人たちの称。
たくし
たくし [1] 【度支】
(1)中国の官名。国家の会計・収支をつかさどった。魏晋では度支尚書が,唐では初め度支曹,中期に度支使が置かれた。
(2)主計寮(カズエリヨウ)の唐名。
たくしあげる
たくしあ・げる [5] (動ガ下一)[文]ガ下二 たくしあ・ぐ
手でまくりあげる。「シャツの袖を―・げる」
たくしあげる
たくしあげる【たくし上げる】
tuck[roll]up <one's sleeves> .
たくしおろす
たくしおろす【たくし下ろす】
turn[roll]down.
たくしかける
たくしか・ける (動カ下一)[文]カ下二 たくしか・く
〔近世語〕
まくし立てる。「口口に言ひたい事を―・け/浄瑠璃・太功記」
たくしき
たくしき [0] 【卓識】
すぐれた意見・考え。卓見。
たくしこむ
たくしこ・む [4][0] (動マ五[四])
(1)たぐって手元に入れる。「綱を―・む」
(2)着物のすそなどをからげて帯の間に挟む。また,はみだした下着などを手で押し込む。「着物のすそを―・む」「ワイシャツをズボンの中へ―・む」
たくしゃ
たくしゃ [1] 【沢瀉】
サジオモダカの漢名。また,その塊茎から作る漢方薬。利尿・止渇薬として用いられる。
たくしゅつ
たくしゅつ [0] 【卓出】 (名)スル
他にぬきん出てすぐれていること。傑出。「意気万人に―する/鬼啾々(夢柳)」
たくしょ
たくしょ [1] 【謫所】
罪を受けて流されている所。配所。
たくしょう
たくしょう [0] 【托生・託生】
生を寄せること。ほかのものに身を寄せ,頼って生きること。「一蓮―」
たくしょく
たくしょく【拓殖】
colonization;development (開発).→英和
〜する colonize;→英和
develop.→英和
‖拓殖銀行 a colonial bank.
たくしょく
たくしょく [0] 【拓殖・拓植】 (名)スル
未開の土地を開拓し,そこに移り住むこと。
たくしょくだいがく
たくしょくだいがく 【拓殖大学】
私立大学の一。1900年(明治33)創立の台湾協会学校を起源とし,数回の名称変更を経て,49年(昭和24)紅陵大学として設立。52年現名に改称。本部は東京都文京区。
たくしん
たくしん [0] 【託身】
(1)封建制下の中世ヨーロッパで,家臣が主君に対して行う服従の儀礼。コメンダティオ。
(2)「受肉(ジユニク)」に同じ。
たくしん
たくしん [0] 【宅診】 (名)スル
医者が,自宅で患者を診察すること。内診。
→往診
たくしん
たくしん【宅診】
office consultation.
たくし上げる
たくしあげる【たくし上げる】
tuck[roll]up <one's sleeves> .
たくし下ろす
たくしおろす【たくし下ろす】
turn[roll]down.
たくじ
たくじ [0] 【託児】
乳幼児を預けて世話をたのむこと。「―施設」
たくじ
たくじ [1] 【卓爾】 (形動タリ)
ひときわすぐれているさま。
たくじしょ
たくじしょ【託児所】
a day nursery;a day-care center.
たくじしょ
たくじしょ [0][4] 【託児所】
乳幼児を預かり,その保育・指導を行う施設。
→保育所
たくじょう
たくじょう [0] 【卓状】
上面が平らであること。頂部が平坦であること。「―火山」「―氷山」
たくじょう
たくじょう【卓上(の)】
desktop.→英和
卓上電話 a desk telephone.
たくじょう
たくじょう [0] 【卓上】
テーブルの上。机の上。「―日記」
たくじょうえんぜつ
たくじょうえんぜつ [5] 【卓上演説】
テーブル-スピーチ。「食後には―も何もなかつた/三四郎(漱石)」
たくじょうせんばん
たくじょうせんばん [5] 【卓上旋盤】
卓上に据え付けて使用する小型の旋盤。
たくじょうち
たくじょうち [3] 【卓状地】
(1)平坦な広い台地。普通,急崖で囲まれ,テーブル状をなす。
(2)楯状地の周縁で,先カンブリア時代の基盤岩の上に古生代以降の地層が比較的薄く,ほぼ水平に分布する広大な高原状の地域。ロシア卓状地・アフリカ卓状地など。
たくじょうでんわ
たくじょうでんわ [5] 【卓上電話】
(柱・壁などに取り付けるものでなく)机・テーブルの上などに置いて使う電話。
たくじょうひょうざん
たくじょうひょうざん [5] 【卓状氷山】
上面が平坦で,きわめて巨大な氷塊。棚氷の先端が分離して海中に浮かんだもの。南極海に特徴的に見られる。
→氷島
たくじり
たくじり 【手抉り】
上代,土を丸め,中を手でくじって作った土器。[紀(神武訓注)]
たくす
たく・す [2] 【託す・托す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「託する」の五段化〕
「託する」に同じ。「使者に手紙を―・す」「望みを―・さない」
[可能] たくせる
■二■ (動サ変)
⇒たくする
たくす
たく・す 【謫す】 (動サ変)
流罪にする。「道真は筑紫に―・せられ/文明論之概略(諭吉)」
たくす
たくす [1] 【托子】
〔「す」は唐音〕
⇒たくし(托子)
たくする
たくする【託する】
(1)[委託](en)trust <a person with a thing,a thing to a person> ;→英和
leave <a thing with[to]a person> .→英和
(2)[かこつける]make an excuse of;pretend.→英和
…に託して on[under]the pretext[excuse,pretense]of.
たくする
たく・する [3] 【託する・托する】 (動サ変)[文]サ変 たく・す
(1)物事の処置・運用を人に頼んでまかせる。「後事を親友に―・する」
(2)用件・品物などを人にことづける。「本を友人に―・する」
(3)かこつける。ことよせる。「戯言に―・して人の意(ココロ)を測つてみたり/浮雲(四迷)」
(4)神仏がこの世に現れるとき,人などの身体を借りて宿る。「何なる神の―・せさせ給ひたるぞ/太平記 25」
たくせい
たくせい [0] 【柝声】
拍子木の音。
たくせつ
たくせつ【卓説】
an excellent view.
たくせつ
たくせつ [0] 【卓説】
すぐれた説。すばらしい説。
たくせん
たくせん [0] 【謫仙】
仙界から人間界に追われた仙人。非凡な才の持ち主や偉大な詩人のたとえにいう。
たくせん
たくせん [0] 【託宣】 (名)スル
(1)神がお告げをすること。
→神託
(2)意見や忠告。
→御託宣
たくせん
たくせん【託宣】
an oracle.→英和
たくぜつ
たくぜつ [0] 【卓絶】 (名)スル
他に比較するもののないほどにすぐれていること。「―した技能の持ち主」
たくぜん
たくぜん [0] 【卓然】 (ト|タル)[文]形動タリ
高くぬきんでているさま。「古今を圧して独り―たるを覚ゆ/獺祭書屋俳話(子規)」
たくそう
たくそう【宅送する】
deliver <a thing> at a person's house.宅送便 express delivery
たくそう
たくそう [0] 【託送】 (名)スル
品物を人に頼んで送ること。「書籍を―する」
たくそう
たくそう [0] 【宅送】 (名)スル
商品を家まで届けること。
たくそう
たくそう【託送する】
send <a thing> by <a person> .
たくそうてにもつ
たくそうてにもつ [6] 【託送手荷物】
⇒手荷物(2)
たくぞう
たくぞう [0] 【宅造】
「宅地造成」の略。
たくたく
たくたく [0] 【沢沢】 (ト|タル)[文]形動タリ
つやつやと輝いているさま。「襟には光―たる絹扇をさし/露団々(露伴)」
たくだ
たくだ [0] 【橐駝】
(1)〔「橐」は袋の意〕
「駱駝(ラクダ)」の異名。[日葡]
(2)〔柳宗元の「種樹郭橐駝伝」に,郭というせむしの植木屋が自分を橐駝と称したということから〕
植木屋。庭師。橐駝師。
たくち
たくち【宅地】
a housing lot[site].〜造成する turn <the land> into housing lots.
たくち
たくち [0] 【宅地】
(1)建物の敷地。建物を建てるための土地。
(2)地目の一。建物の敷地として登記された土地。
たくち
たくち [0] 【拓地】
未開の土地をきりひらくこと。開墾。
たくちさいけん
たくちさいけん [4] 【宅地債券】
住宅・都市整備公団や住宅金融公庫などが資金を調達するため発行する債券。宅地購入希望者が債券を買い増し積み立て,一定額に達すると宅地が優先的に割り当てられる。
たくちぞうせい
たくちぞうせい [4][0] 【宅地造成】
農地や山林などを宅地として使えるようにするため,土地の形状変更を行うこと。宅造。
たくちたてものとりひきぎょう
たくちたてものとりひきぎょう [11] 【宅地建物取引業】
宅地や建物の取引を行う営業。建設大臣または都道府県知事の免許を必要とする。
たくちたてものとりひきしゅにんしゃ
たくちたてものとりひきしゅにんしゃ [5][6] 【宅地建物取引主任者】
宅地建物取引業法に基づき,宅地や建物の売買,貸借,交換の代理,仲介を業務とする者。これらの業務の遂行に当たり,取引物件や契約上の重要事項についての説明を行わねばならない。
たくちなみかぜい
たくちなみかぜい [6] 【宅地並み課税】
都市計画法による市街化区域内にある農地・林地の固定資産税などを,近隣の宅地に準じて課税する制度。
たくづの
たくづの 【栲綱】
楮(コウゾ)などの繊維で作った綱。たくづな。
たくづのの
たくづのの 【栲綱の】 (枕詞)
栲綱の白いことから,「白」「新羅(シラギ)」にかかる。「―白き腕(タダムキ)沫雪の若やる胸を/古事記(上)」「―新羅の国ゆ/万葉 460」
たくないそうち
たくないそうち [5] 【宅内装置】
通信ネットワークのユーザーが自宅内・自社内に置いて用いる,電話機・ファクシミリ・コンピューター端末など。
たくなむ
たくな・む 【巧なむ】 (動マ四)
〔「たくらむ」の転〕
たくらむ。もくろむ。「この趣向をすぐに一切浄瑠璃芝居へ嫁入りさせんと―・み/浮世草子・芝居気質」
たくなわ
たくなわ 【栲縄】
楮(コウゾ)などの繊維で作った縄。「千尋(チヒロ)の―を以て/日本書紀(神代下訓)」
たくなわの
たくなわの 【栲縄の】 (枕詞)
栲縄の長いことから,「長き」「千尋(チヒロ)」にかかる。「―長き命を/万葉 217」「―千尋にもがと願ひ暮しつ/万葉 902」
たくぬの
たくぬの 【栲布】
「たふ(太布)」に同じ。「いかなればこひにむさるる―の/夫木 33」
たくはい
たくはい [0] 【宅配】 (名)スル
新聞・牛乳・荷物などを戸別に配達すること。「お中元を―する」
たくはい
たくはい【宅配する】
⇒宅送.
たくはいびん
たくはいびん [0] 【宅配便】
一般の消費者を対象とした小口貨物のトラック輸送の一種。貨物自動車運送事業法に規定される。
たくはつ
たくはつ【托鉢】
religious mendicancy.〜する go about asking for alms.‖托鉢僧 a mendicant (priest).
たくはつ
たくはつ [0] 【托鉢】 (名)スル
〔梵 piṇḍapātika 鉢の中に物を受ける意〕
(1)修行僧が,鉢を持って市中を歩き,他人の家の前に立って施しの米や金銭を受けて回ること。乞食(コツジキ)。「―僧」「市中を―する」
(2)禅寺で食事の際,僧が鉢を持って僧堂に行くこと。
たくはつしゅうどうかい
たくはつしゅうどうかい [7] 【托鉢修道会】
一三世紀初頭,西ヨーロッパで創設された修道会の総称。定住・観想を旨とした従来の修道会とは異なり,信徒の喜捨によって生活し,清貧・宣教を重んじた。フランチェスコ会・ドミニコ会など。
たくばつ
たくばつ [0] 【択抜】 (名)スル
選び抜き出すこと。選抜。
たくばつ
たくばつ [0] 【択伐】 (名)スル
林業で,林内の伐期に達した木を適量ずつ数年から数十年おきに抜き切りして,林内での更新をはかること。
→皆伐
たくばつ
たくばつ【卓抜】
⇒卓越.
たくばつ
たくばつ [0] 【卓抜】 (名・形動)スル[文]ナリ
他よりもはるかにすぐれている・こと(さま)。卓出。「―した技能の持ち主」「―な発想」
[派生] ――さ(名)
たくばつぎ
たくばつぎ 【拓跋魏】
⇒魏(ギ)(3)
たくばつけい
たくばつけい 【拓跋珪】
(371-409) 中国,北魏の初代皇帝(在位 386-409)。廟号(ビヨウゴウ)は太祖。諡(オクリナ)は道武帝。拓跋部を統一し,平城(大同)に都し,中国的王朝を創始した。
たくばん
たくばん [0] 【宅番】
(1)家の番人。
(2)江戸時代,蟄居(チツキヨ)を命じた臣下の家を看守させたこと。また,その番士。
たくひつ
たくひつ [0] 【卓筆】
すぐれた筆跡。また,文章。
たくひれ
たくひれ 【栲領巾】
栲布(タクヌノ)で作った領巾。「天つ少女の天つ―/謡曲・梅」
たくひれの
たくひれの 【栲領巾の】 (枕詞)
(1)栲領巾をかけることから,「かけ」にかかる。「―かけまく欲しき妹の名を/万葉 285」
(2)栲領巾の白いことから,「白」または地名「鷺坂(サギサカ)山」にかかる。「―白浜波の寄りもあへず/万葉 2822」「―鷺坂山の白つつじ/万葉 1694」
たくび
たくび 【掉尾】
「ちょうび(掉尾)」の誤読。
たくふ
たくふ [1] 【卓布】
食卓にかける布。テーブル-クロス。
たくふら
たくふら 【手腓・臂】
「たこむら(手腓)」に同じ。「―に虻掻きつきつ,その虻をあきつはや食ひ/日本書紀(雄略)」
たくぶすま
たくぶすま 【栲衾】
■一■ (名)
楮(コウゾ)などの繊維で作った夜具。「―さやぐが下に/古事記(上)」
■二■ (枕詞)
栲衾の白いことから,「白」「新羅(シラギ)」にかかる。「―白山風の寝なへども/万葉 3509」「―新羅へいます君が目を/万葉 3587」
たくぶんくん
たくぶんくん 【卓文君】
前漢の蜀(シヨク)の富豪の娘。文人の司馬相如(シヨウジヨ)と知り合い,成都に駆け落ちして辛苦をともにした。のち相如が心変わりした際,「白頭吟」を作って決別の意を示した。後世,戯曲などの題材とされる。
たくほん
たくほん [0] 【拓本】
石碑や金属器などに刻まれた文字や模様を,紙を当てて写し取ったもの。石摺(イシズ)り。
→乾拓(カンタク)
→湿拓(シツタク)
たくぼく
たくぼく [0] 【啄木】
(1)キツツキの異名。
(2)琵琶の曲名。承和年間(834-848),藤原貞敏が唐の廉承武(レンシヨウブ)から「流泉」「楊真藻」とともに伝えたという三秘曲の一。
(3)「啄木組み」の略。
たくぼく
たくぼく [0] 【拓墨】
拓本をとること。
たくぼく
たくぼく 【啄木】
⇒石川(イシカワ)啄木
たくぼくき
たくぼくき 【啄木忌】
石川啄木の忌日。四月一三日。
たくぼくぐみ
たくぼくぐみ [0] 【啄木組(み)】
紐(ヒモ)の組み方の一。白・萌黄(モエギ)・紫などの糸を交えて,まだらに組んだもの。キツツキのついばんだ跡の木肌に似る。掛軸の紐,刀の下げ緒,鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)などに用いる。たくぼく。
たくぼくちょう
たくぼくちょう [0][4] 【啄木鳥】
キツツキの異名。
たくま
たくま 【詫間】
香川県西部,三豊(ミトヨ)郡の町。瀬戸内海に突出する三崎半島と粟島・志々島からなる。浦島太郎伝説の地。
たくま
たくま [1] 【琢磨】 (名)スル
〔詩経(衛風,淇澳)〕
(1)玉などをとぎみがくこと。
(2)修行して,学問・技芸・精神などを向上させること。「切磋(セツサ)―」「武を―する/慨世士伝(逍遥)」
たくま
たくま 【田熊】
姓氏の一。
たくまざる
たくまざる 【巧まざる】 (連語)
自然にそうなる。特に意識しないで表れる。「―ユーモア」
たくましい
たくまし・い [4] 【逞しい】 (形)[文]シク たくま・し
(1)体つきががっしりしていて強そうである。「筋骨―・い力士」「馬の,極めて太う―・しいが/平家 9」
(2)意志が強くて,くじけない。「―・い精神力」
(3)力強く頼もしい。活力にみちあふれている。「―・く発展する国々」
(4)目を見はるほど盛んである。「―・い食欲」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たくましい
たくましい【逞しい】
strong;→英和
stout;→英和
sturdy;→英和
robust;→英和
muscular.→英和
想像を逞しくする stretch one's imagination.
たくましきボイラー
たくましきボイラー [6] 【タクマ式―】
多数の細い水管に水を通し,それを加熱する水管ボイラーの一種。水管の傾斜を四五度とし,水管の構造を工夫して,ボイラー水の循環・蒸発を早め効率を大きくした。
たくましくする
たくましく・する [4] 【逞しくする】 (動サ変)[文]サ変 たくましく・す
ほかから制約を受けることなく,思いどおりにする。ほしいままにする。また,勢いを盛んにする。たくましゅうする。「想像を―・する」
たくましゅうする
たくましゅう・する タクマシウ― [4] 【逞しゅうする】 (動サ変)[文]サ変 たくましう・す
「たくましくする」のウ音便。「欲心を―・する」「脱徒等虚威を―・せんと/近世紀聞(延房)」
たくまずして
たくまずして 【巧まずして】 (連語)
特にそうなることを意図したり計画したわけではないが。「―人生の真実が語られている何げない一言」
たくまつねきち
たくまつねきち 【田熊常吉】
(1872-1953) 鳥取県生まれ。1912年(大正1)タクマ式ボイラーを発明。
たくまは
たくまは 【宅磨派・宅間派・託磨派】
日本画の一派。平安末期に宅磨為遠が出,その子勝賀(シヨウガ)は京都を中心に,また弟の為久は鎌倉に下ってそれぞれ活躍。宋画の要素を取り入れた新様式の仏画を描いたが,室町時代に入って衰滅した。代表作に「十二天屏風」(勝賀筆),「明恵上人像」(恵日房成忍(エニチボウジヨウニン)筆)などがある。
たくみ
たくみ [0] 【内匠】
〔「たくみ(匠)」から〕
宮廷の工匠。
たくみ
たくみ [0][1] 【匠・工・巧み】
〔動詞「たくむ」の連用形から〕
■一■ (名)
(1)手先の技術や道具を用いて,工作物や建物を作り出すことを業とする人。工匠。大工(ダイク)や細工師をいう。《匠・工》「飛騨の―」
(2)工作物・建物などに施す技巧。意匠。趣向。《巧》「名匠が―をこらした建造物」「人間の―を加へざる処なれば/即興詩人(鴎外)」
(3)美しいものを作り出すわざ。「自然の―」「造化の―」
(4)考えをめぐらして見つけた方法。工夫。「ただ―によりて,よき能にはなるもの也/風姿花伝」
(5)はかりごと。たくらみ。計略。「腹の中はそれほど―のある奴では無いと/真景累ヶ淵(円朝)」
■二■ (形動)[文]ナリ
手際よくすぐれているさま。上手なさま。巧妙。器用。《巧》「―な手つき」「言葉―に人をだます」「―に逃げ回る」
たくみ
たくみ【巧みな(に)】
skilful(ly);clever(ly);→英和
ingenious(ly).→英和
〜に人をだます play a clever[neat]trick on a person.→英和
たくみづかさ
たくみづかさ 【内匠寮】
⇒たくみりょう(内匠寮)(1)
たくみどり
たくみどり 【巧み鳥】
(1)〔巣を造ることがたくみなのでいう〕
ミソサザイの異名。「鳥は…斑鳩の雄鳥。―/枕草子 41」
(2)キツツキの異名。
たくみのかみ
たくみのかみ [4] 【内匠頭】
内匠寮の長官。うちのたくみのかみ。
たくみりょう
たくみりょう [3] 【内匠寮】
(1)728年設置の令外官。中務省に属し,調度の作製・装飾をつかさどった役所。たくみづかさ。うちのたくみのつかさ。
(2)旧制で,宮内省の部局名。宮殿などの建築・土木・造園などを管掌した。
たくむ
たく・む [2] 【巧む・工む】 (動マ五[四])
(1)工夫する。技巧をこらす。「―・まざる美しさ」
(2)計略をめぐらす。たくらむ。「贋物を売り込まうと―・んだのか/門(漱石)」「夜は謀叛を―・み/保元(上)」
(3)工作する。とりつける。「此川にて鮭の網代(アジロ)といふものを―・みて/鹿島紀行」
たくむしょう
たくむしょう 【拓務省】
戦前の内閣の一省。朝鮮総督府・台湾総督府など植民地の事務や海外拓殖事業に関する事務をつかさどった。1929年(昭和4)に創設,42年大東亜省に編入。
たくよう
たくよう [0] 【擢用】
⇒てきよう(擢用)
たくよう
たくよう [0] 【托葉】
葉柄の基部付近に生じる葉状・突起状・とげ状などの小片。双子葉植物に多く,裸子植物には見られない。そえば。
→葉
たくらく
たくらく [0] 【謫落】
罪によって,官職を追われること。
たくらく
たくらく [0] 【拓落】
落ちぶれること。
たくらく
たくらく [0] 【卓犖】 (形動タリ)
他よりぬきんでて,すぐれているさま。卓越。「―たる人民の曾て其自由を恢復して/民約論(徳)」
たくらくしつろ
たくらくしつろ [5] 【拓落失路】
落ちぶれて失意の底に沈むこと。「文三は―の人/浮雲(四迷)」
たくらくふき
たくらくふき [5] 【卓犖不羈】
他よりすぐれていて,何ものにも束縛されないこと。「幼より―,好で兵を談じ/佳人之奇遇(散士)」
たくらだ
たくらだ 【田蔵田】
〔麝香鹿(ジヤコウジカ)に似ていて,人が麝香鹿を狩る時,飛び出してきて殺されるという獣〕
ばか。愚人。おろかもの。「さてもさてもこれほどの―はなしと思ひて/御伽草子・物臭太郎」
たくらぶ
たくら・ぶ 【た比ぶ】 (動バ下二)
〔「た」は接頭語〕
くらべる。比較する。「祖師の恩愛は親子にも―・べざれ/正法眼蔵」
たくらみ
たくらみ [0][4] 【企み】
たくらむこと。計略。陰謀。
たくらみ
たくらみ【企み】
a plan;→英和
a scheme;→英和
a design;→英和
a plot;→英和
a conspiracy.→英和
たくらむ
たくらむ【企む】
plan;→英和
design;→英和
plot.→英和
たくらむ
たくら・む [3] 【企む】 (動マ五[四])
(悪事を)くわだてる。もくろむ。計画する。「陰謀を―・む」
たくらん
たくらん [0] 【托卵】
鳥が,他の鳥の巣に卵を産み,抱卵・育雛(イクスウ)を托す習性。日本では,ホトトギスやカッコウなどにこの習性が知られている。
たくりつ
たくりつ [0] 【卓立】 (名)スル
(1)他にぬきんでて高く立つこと。ひときわ優れていること。「学界に―している業績」
(2)プロミネンス{(2)}に同じ。
たくりょう
たくりょう [2] 【宅料】
(1)借家料。家賃。
(2)住宅手当。
たくる
たく・る
■一■ (動ラ五[四])
(1)(着物のすそなどを)はしの方から裏返すようにして引きあげる。皮をむく。「ズボンのすそを―・る」「ひげをむしられ,皮を―・られ/狂言・野老(天正本)」
(2)むりやり奪い取る。ひったくる。「御堪忍とすがり付き,箒を―・れば/浄瑠璃・堀川波鼓(中)」
(3)動詞の連用形の下に付いて,荒々しく…する,盛んに…するの意を表す。「塗り―・る」
[可能] たくれる
■二■ (動ラ下二)
⇒たくれる
たくれい
たくれい [0] 【鐸鈴】
⇒鐸(タク)(1)
たくれいふうはつ
たくれいふうはつ [0] 【踔厲風発】
〔韓愈の柳子厚墓誌銘の句〕
議論が鋭くて,風のように勢いよく口から出ること。雄弁である形容。
たくれる
たく・れる [0][3] (動ラ下一)[文]ラ下二 たく・る
(着物などのすそが)まくれる。「毛布が―・れて足が出ている」
たくろん
たくろん [0] 【卓論】
すぐれた議論。卓説。
たくわう
たくわ・う タクハフ 【貯ふ・蓄ふ】
■一■ (動ハ四)
「たくわえる」に同じ。「神の命(ミコト)のみくしげに―・ひ置きて/万葉 4220」
■二■ (動ハ下二)
⇒たくわえる
たくわえ
たくわえ【貯え】
(a) store;→英和
(a) reserve;→英和
(a) stock;→英和
supplies;savings (貯金).
たくわえ
たくわえ タクハヘ [3][4] 【貯え・蓄え】
たくわえること。たくわえた金や物。貯蓄。「―が尽きる」
たくわえる
たくわえる【貯える】
store (up);→英和
keep;→英和
[ひげを]wear;→英和
grow;→英和
[貯金]save.→英和
たくわえる
たくわ・える タクハヘル [4][3] 【貯える・蓄える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たくは・ふ
(1)品物・金銭・力などを,あとで役立たせるために集めておく。「金を―・える」「気力を―・える」
(2)知識・力などを将来のために身につける。「知識を―・える」「実力を―・える」
(3)ひげや髪を切らずに伸ばす。「ひげを―・える」
(4)やしなう。「営農(ナリワイ)をし妻子を―・へ養ふ/霊異記(下訓注)」
たくわん
たくわん [2] 【沢庵】
「たくあん(沢庵){(2)}」の転。
たぐ
た・ぐ 【食ぐ】 (動ガ下二)
口にする。食う。飲む。「新栄(アラサカ)の神の御酒を―・げと言ひけば/常陸風土記」
たぐい
たぐい タグヒ [0][3] 【類い・比い】
〔動詞「類(タグ)う」の連用形から〕
(1)性質の似たもの。同じ種類のもの。仲間。るい。「この―のものはたくさんある」「リンゴやミカンの―の果物」
(2)同じ程度のもの。匹敵するもの。「―まれな逸品」
→類いする
→類いない
(3)一緒にいるもの。
(ア)夫婦連れ立っているもの。「山川に鴛鴦(オシ)二つ居て―よくたぐへる妹を/日本書紀(孝徳)」
(イ)兄弟・姉妹。「―おはせぬだにさうざうしく思しつるに/源氏(葵)」
(4)人々。連中。「この事を知りて,もらし伝ふる―やあらむ/源氏(薄雲)」
たぐい
たぐい【類】
a kind;→英和
a sort.→英和
〜まれな[ない]matchless;→英和
unique;→英和
rare.→英和
たぐいする
たぐい・する タグヒ― [2][0] 【類いする】 (動サ変)
相当する。匹敵する。「この方面の知識には―・するものがない」
たぐいない
たぐいな・い タグヒ― [4] 【類い無い】 (形)[文]ク たぐひな・し
他に比較するものがない。比類ない。「―・い美しさ」
たぐう
たぐ・う タグフ 【類ふ・比ふ】
■一■ (動ハ四)
(1)それと同等のものとして並ぶ。匹敵する。相当する。「君達のかみなき御選びには,ましていかばかりの人かは―・ひ給はむ/源氏(帚木)」
(2)一緒にいる。また,一緒に行く。連れ立っている。伴う。「沖になづさふ鴨すらも妻と―・ひて/万葉 3625」
■二■ (動ハ下二)
⇒たぐえる
たぐえる
たぐ・える タグヘル [3] 【類える・比える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たぐ・ふ
(1)比較する。くらべる。「心の尊さは金にも銀にも―・へ難きを/五重塔(露伴)」
(2)なぞらえる。「鶴亀に―・へての祝尽しも/おらが春」
(3)あるものと並ばせる。また,一緒に行かせる。伴わせる。「花の香を風の便りに―・へてぞうぐひすさそふしるべには遣る/古今(春上)」
たぐさ
たぐさ 【手草】
歌舞などの時,手にとるもの。笹など。「天の香山の小竹葉を―に結ひて/古事記(上訓)」
たぐさ
たぐさ [1] 【田草】
田に生える雑草。田の草。
たぐさとり
たぐさとり [3] 【田草取り】
田草を取り除くこと。田の草取り。[季]夏。
たぐち
たぐち [1][0] 【田口】
田の水の取り入れ口。
たぐち
たぐち 【田口】
姓氏の一。
たぐちうきち
たぐちうきち 【田口卯吉】
(1855-1905) 経済学者・文明史家。号は鼎軒(テイケン)。江戸生まれ。1879年(明治12)「東京経済雑誌」を創刊し自由主義経済を唱えて政府の経済政策を批判・論評。94年から衆議院議員。主著「日本開化小史」のほか,「群書類従」「国史大系」の編纂にも携わった。
たぐちかずよし
たぐちかずよし 【田口和美】
(1839-1904) 解剖学者。武蔵国の人。林洞海に蘭医学を学ぶ。東大教授。日本解剖学会・日本連合医学会を創設。著「人体解剖攬要」ほか。
たぐまる
たぐま・る [3] (動ラ五)
着ている衣服がどこかにひっかかってしわが寄る。
たぐり
たぐり [3] 【手繰り】
たぐること。
たぐりあげる
たぐりあ・げる [5][0] 【手繰(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 たぐりあ・ぐ
たぐって上に引き上げる。「網を―・げる」
たぐりぐるま
たぐりぐるま [4] 【手繰(り)車】
車井戸などで,綱をたぐるために仕掛けた滑車。
たぐりこむ
たぐりこ・む [4] 【手繰(り)込む】 (動マ五[四])
たぐって手元に入れる。また,手もとへ寄せる。「引き綱を―・む」
たぐりだす
たぐりだ・す [4][0] 【手繰(り)出す】 (動サ五[四])
たぐって少しずつ引き出す。比喩的にも用いる。「彼等の口から,その身の上話を少しづつ―・さうと試みた/飇風(潤一郎)」
たぐりづり
たぐりづり [0] 【手繰(り)釣り】
釣り竿を使わず,釣り糸を手でたぐりあげて魚を釣る方法。
たぐりよせる
たぐりよ・せる [5] 【手繰(り)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 たぐりよ・す
たぐって手元へ引き寄せる。「網を―・せる」
たぐる
たぐ・る 【吐る】 (動ラ四)
(1)吐く。嘔吐する。「口より―・れる物を以て/日本書紀(神代上訓)」
(2)せきをする。せきあげる。また,こみあげる。「胸の―・る折しも/浄瑠璃・嫗山姥」
たぐる
たぐる【手繰る】
haul[pull]in <a rope> (hand over hand);trace (たどる).→英和
たぐる
たぐ・る [2] 【手繰る】 (動ラ五[四])
(1)糸・綱などを,両手を交互に使って,手元へ引き寄せる。たくる。「釣り糸を―・る」
(2)話の筋や記憶を順々に求めたり,引き出したりする。「記憶を―・る」「歴史を―・る」
[可能] たぐれる
たぐろ
たぐろ [1] 【田畔】
田のくろ。あぜ。
たけ
たけ [0] 【竹】
(1)イネ科タケ亜科の常緑木質植物のうち大形のものの総称。一般に小形のものはササと呼んでいる。熱帯やアジアの温帯に多い。地下茎を広げて繁殖し疎林を作るものと,稈(カン)が密生して株立ちになるものとがある。稈の節の部分から枝を出し,披針形の葉をつける。花は小穂につき,開花すると全体は枯死するが,開花の周期は非常に長い。また出始めのものは筍(タケノコ)と呼んで食用にする。稈は竿にしたり,建築・器具・楽器・工芸品の用材などとして広く利用される。モウソウチク・ハチク・マダケなど。
(2)笙(シヨウ)や笛・尺八など,竹を材料とした管楽器。「―を鳴らして聞かせ給へ/御伽草子・御曹子島渡」
(3)〔女房詞〕
筍(タケノコ)。
たけ
たけ【茸】
⇒茸(きのこ).
たけ
たけ【竹】
a bamboo.→英和
〜の皮 a bamboo sheath.〜を割ったような frank.→英和
木に〜を継いだような incongruous.→英和
‖竹垣(やぶ) a bamboo fence (grove).竹細工 bamboo work.
たけ
たけ [1] 【他家】
よその家。他人の家。
たけ
たけ [1] 【他化】
他人を教え導くこと。化他。
たけ
たけ [2] 【岳】
〔「だけ」とも〕
(1)高く大きな山。高山。
(2)山の頂上。山頂。「ある山の―にあがり/仮名草子・伊曾保物語」
たけ
たけ [2] 【丈・長】
□一□
(1)人や物などの高さ。「身の―」「―の高い草」
(2)物の長さ。特に,着物の肩から裾までの長さや,スカート・ズボン・袖などの長さをいう。「―の短くなった着物」「―を詰める」
(3)ある限り。すべて。全部。「心の―を打ち明ける」「思いの―を述べる」
□二□
(1)勢い。また,軍勢。「軍の―劣りたるに依りて支へ難し/今昔 10」
(2)馬の前足の先から肩までの高さ。四尺(約1.2メートル)以上四尺九寸(約1.5メートル)未満のものを標準とする。また,背の高い馬。「―なる馬に打ち乗つて/謡曲・羅生門」
(3)芸の品位・品格。和歌や俳句の備える風格。また,スケールの大きさ。「生得の位とは,―也/風姿花伝」「いざ―ある歌詠まむ/後鳥羽院御口伝」
たけ
たけ [0] 【茸】
〔関西で〕
きのこ。
たけ
たけ【丈】
height (高さ);→英和
stature (身長);→英和
length (長さ);→英和
measure (寸法).→英和
〜が高い(低い) be tall (short) (of stature).
たけ=なす
――なす
背丈ぐらいの高さがある。身の丈と同じくらいの長さになっている。「―雑草」「―黒髪」
たけ=に油を塗る
――に油を塗る
〔よくすべることから〕
弁舌の達者なことのたとえ。
たけ=に虎(トラ)
――に虎(トラ)
取り合わせのよいもののたとえ。
たけ=に雀(スズメ)
――に雀(スズメ)
(1)取り合わせのよいもののたとえ。
(2)家紋の一。竹に雀をあしらったもの。竹を輪にして,中に雀を入れたものが多い。伊達家・勧修寺(カジユウジ)家などの紋。
たけ=を割ったよう
――を割ったよう
〔竹がまっすぐに割れることから〕
気性がまっすぐなこと。素直で,悪いことのできない性格のたとえ。からたけを割ったよう。
たけ=八月(ハチガツ)に木六月
――八月(ハチガツ)に木六月
⇒木(キ)六竹八塀(ヘイ)十郎(「木」の句項目)
たけ=植うる日
――植うる日
竹を植えるのに最もよいとされる日。陰暦五月一三日。竹酔日(チクスイジツ)。竹植え日。「降らずとも―は蓑と笠/笈日記」
たけい
たけい [0] 【他形】
結晶面の成長が周りの他の鉱物に妨害されて,その鉱物特有の結晶形態をとりえない形。
→自形
たけい
たけい [0] 【多型】
同一種の生物集団に,形態や形質についての何か異なるところのある二種類以上の個体が共存すること。
たけい
たけい [0] 【多形】
同一化学組成の物質が,圧力や温度などの変化によって異なる結晶構造をもつこと。例えば,方解石と霰石(アラレイシ),黒鉛とダイヤモンド。同質異像。多像。
たけい
たけい タケヰ 【武井】
姓氏の一。
たけいさおじんじゃ
たけいさおじんじゃ タケイサヲ― 【建勲神社】
⇒けんくんじんじゃ(建勲神社)
たけいせい
たけいせい [0] 【多型性】
生物の種に固有な形態・形質が,個体群の中で著しい差を生じてくる現象。雌雄による大きさ・形・色などの違いや,ミツバチやアリの階級による差異など。多型性変異。
たけいたけお
たけいたけお タケヰタケヲ 【武井武雄】
(1894-1983) 童画家・版画家。長野県生まれ。東京美術学校卒。デフォルメの強い清新な画風で知られ,造本芸術にもすぐれた。著「お噺(ハナシ)の卵」など。
たけうち
たけうち 【竹内】
姓氏の一。
たけうちせいほう
たけうちせいほう 【竹内栖鳳】
(1864-1942) 日本画家。京都生まれ。本名,恒吉。初め棲鳳と号す。四条派の画法を基礎に,西欧画家の影響を受けた独自の洗練された画風を確立。代表作「鯖(サバ)」「斑猫」
たけうちよしみ
たけうちよしみ 【竹内好】
(1910-1977) 中国文学者・評論家。長野県生まれ。東大卒。魯迅の研究・翻訳のほか,アジア的視座から近代日本文化を批判。著「魯迅」「現代中国論」「日本イデオロギー」
たけうま
たけうま [0] 【竹馬】
(1)二本の竹竿の適当な高さの所にそれぞれ足掛かりをつけ,それに乗って歩くようにしたもの。子供の遊具。[季]冬。
(2)竹竿の先に馬の頭の形をしたものをつけ,股(マタ)に挟んで馬に乗ったようにして遊ぶ道具。
(3)葉のついた竹にまたがり,もとの方に掛けたひもを手で持って馬に乗ったような形で遊ぶ道具。
(4)竹かごの周囲に竹を四本組み合わせたものを,棒の両端に天秤(テンビン)のように下げるようにし,中に品物を入れて運んだもの。江戸時代に,行商人などが用いた。
(5)「竹馬古着屋」の略。
竹馬(3)[図]
たけうま
たけうま【竹馬】
<walk on> stilts.
たけうまふるぎや
たけうまふるぎや [5] 【竹馬古着屋】
江戸時代,竹馬{(4)}を天秤(テンビン)棒で担い,小切れや古着を売り歩いた商人。竹馬。
たけえん
たけえん [0][2] 【竹縁】
竹製の縁台。ちくえん。
たけお
たけお タケヲ 【武雄】
佐賀県西部の市。蓬莱(ホウライ)山麓の武雄温泉は,古くから知られる。
たけお
たけお タケヲ 【竹尾】
姓氏の一。
たけおちば
たけおちば [3] 【竹落(ち)葉】
夏に新葉が生えるとともにそれまでのものが枯れ落ちた竹の落ち葉。[季]夏。
たけおまさたね
たけおまさたね タケヲ― 【竹尾正胤】
(1833-1874) 幕末・明治の国学者。三河の神官。通称は東一郎,号は厳之真屋。平田篤胤没後の門人。「大帝国論」を書き,洋学の知識を取り入れて,天皇中心の世界観を提示した。
たけか
たけか [0] 【竹科】
タケとササをイネ科から区別して独立の科として扱うときの称。
たけかご
たけかご [0] 【竹籠・竹籃】
細い竹や薄く裂いた竹を編んで作ったかご。
たけかわ
たけかわ タケカハ 【竹河】
(1)催馬楽の曲名。
(2)源氏物語の巻名。第四四帖。
たけかんむり
たけかんむり [3] 【竹冠】
漢字の冠の一。「竿」「笛」などの「竹」の部分。
たけがき
たけがき [0][2] 【竹垣】
竹で編んだ垣。たかがき。
たけがさ
たけがさ [0][3] 【竹笠】
竹を網代(アジロ)に編んで作った笠。
たけがたな
たけがたな [3] 【竹刀】
(1)刀身を竹で作った刀。たけみつ。
(2)竹製の,馬の毛をすく櫛。はだけがたな。[日葡]
たけがらす
たけがらす [3] 【岳鴉・岳烏】
ホシガラスの別名。
たけがり
たけがり [0] 【茸狩(り)】
きのことり。きのこがり。[季]秋。
たけきり
たけきり [0][4] 【竹切り】
(1)切れ味を試すために,立ててある太い竹を刀で切ること。
(2)「鞍馬竹伐会式(クラマタケキリエシキ)」の略。[季]夏。《―や錦につつむ山刀/鈴鹿野風呂》
たけきりのえしき
たけきりのえしき 【竹伐の会式】
「鞍馬(クラマ)竹伐会式」に同じ。
たけぎれ
たけぎれ [0] 【竹切れ】
竹のきれはし。竹片。
たけくぎ
たけくぎ [0][2] 【竹釘】
竹をけずって作った釘。
たけくまのまつ
たけくまのまつ 【武隈の松】
宮城県岩沼市の竹駒寺付近にあった松。((歌枕))「―はこのたび跡もなし千歳をへてや我はきつらむ/後拾遺(雑四)」
たけくらべ
たけくらべ
小説。樋口一葉作。1895(明治28)〜96年「文学界」に発表。東京下谷大音寺前を舞台に,思春期の少女美登利の微妙な心理の動きを細やかに描いた。
たけくらべ
たけくらべ [3] 【丈比べ】 (名)スル
(1)物の高さをくらべること。
(2)背の高さをくらべること。せいくらべ。
(3)連歌で,付句の優劣をくらべること。
→丈
たけぐし
たけぐし [0] 【竹串】
竹をけずって作った串。
たけぐそく
たけぐそく [3] 【竹具足】
竹で鎧(ヨロイ)の胴の形に作ったもの。剣道・槍などの稽古に用いる。
たけげた
たけげた [0] 【竹下駄】
竹を縦二つに割り緒をすげた下駄。
たけこし
たけこし 【竹越】
姓氏の一。
たけこしよさぶろう
たけこしよさぶろう 【竹越与三郎】
(1865-1950) 政治家・歴史家。埼玉県生まれ。慶応義塾卒。号は三叉。雑誌「世界之日本」主筆。衆議院議員。のち勅選貴族院議員を経て,枢密顧問官。著「二千五百年史」ほか。
たけごうし
たけごうし [3] 【竹格子】
竹で作った格子。
たけごし
たけごし [0] 【竹輿】
竹を編んで作った輿。
たけざいく
たけざいく [3] 【竹細工】
竹を使って細工をすること。また,その細工物。
たけざお
たけざお [0] 【竹竿】
竹の幹で作った竿。
たけざき
たけざき 【竹崎】
姓氏の一。
たけざきすえなが
たけざきすえなが 【竹崎季長】
(1246-?) 鎌倉中期の武士。通称,五郎兵衛尉。肥後の御家人。文永・弘安の役に出陣。「蒙古襲来絵詞」は,その戦功の証として作成されたものという。
たけざわせんせいというひと
たけざわせんせいというひと タケザハ―トイフヒト 【竹沢先生と云ふ人】
長編小説。長与善郎作。1925年(大正14)刊。弟子の視点から竹沢先生との関係を回想,思索的な生活を通して理想的人間像を提示する。
たけし
たけ・し 【猛し】 (形ク)
(1)勇猛である。勇ましい。「鶏が鳴く東男は出で向かひ顧みせずて勇みたる―・き軍士(イクサ)と/万葉 4331」
(2)勢いが盛んである。激しい。「―・き者も遂にはほろびぬ/平家 1」「―・き河のみなぎり流るるが如し/徒然 155」
(3)心強い。気丈夫だ。「誰も―・う心安くおぼされたり/栄花(楚王の夢)」
(4)すぐれている。立派だ。「逃げかくれ給ふとも,何の―・きことかあらむ/源氏(玉鬘)」
(5)(「たけき事」の形で)精一杯である。できる事のすべてである。関の山だ。「いとど音をのみ―・き事にて物し給ふ/源氏(蓬生)」
たけしうちのすくね
たけしうちのすくね 【武内宿禰】
記紀所伝の人物。大和朝廷の初期,景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五朝に二百数十年仕えたという。蘇我・葛城・巨勢・平郡氏の祖とされる。たけのうちのすくね。
たけしぼ
たけしぼ [0] 【竹皺】
竹を並べたような,縦のしわの入った織物。
たけしま
たけしま 【武島】
姓氏の一。
たけしま
たけしま 【竹島】
(1)島根県,隠岐諸島の北西方の日本海にある小さな無人島。男・女二つの岩島と岩礁からなる。1905年(明治38),日本が領有を宣言。
(2)江戸時代,鬱陵(ウツリヨウ)島の日本での呼称。
たけしまじけん
たけしまじけん 【竹島事件】
石見浜田の廻船問屋会津屋八右衛門が竹島(鬱陵島)に密航した事件。幕府に探知され,1836年死刑となった。
たけしまはごろも
たけしまはごろも 【武島羽衣】
(1872-1967) 歌人・国文学者。東京生まれ。本名,又次郎。東大卒。古典的な美文をもって知られ,滝廉太郎作曲「花」の詩は有名。著「霓裳(ゲイシヨウ)微吟」「国歌評釈」など。
たけしまゆり
たけしまゆり [4] 【竹島百合】
ユリ科の多年草。鬱陵島原産。観賞用。茎は高さ1メートル内外で,披針形の葉を輪生。初夏,茎頂にやや小形の花を数個下向きに開く。花被片は質が厚く橙黄色で,赤褐色の斑点がある。
たけしまらん
たけしまらん [4] 【竹島蘭】
ユリ科の多年草。本州中部以北の針葉樹林内に生える。高さ20〜60センチメートル。葉は互生し,広披針形。初夏,葉腋に一個ずつ淡赤褐色の小花を下向きに開く。果実は球形で赤く熟す。
たけしょうぎ
たけしょうぎ [3] 【竹床几】
竹で作った簡単な腰掛け。納涼用。[季]夏。
たけじざい
たけじざい [3] 【竹自在】
茶道で,釣り釜をつるすのに用いる竹製の自在鉤(カギ)。自在竹。
たけじざいてん
たけじざいてん [4] 【他化自在天】
〔仏〕
(1)六欲天の中で最上の天。この天に生まれた者は他の天の者が作ったものを自在に自己の楽として受けとる。魔天。他化天。第六天。
(2)胎蔵界曼荼羅外金剛部院にある一尊。
たけす
たけす [0] 【竹簀】
竹で作ったすのこ。たけすのこ。
たけすがき
たけすがき [3] 【竹簀掻き】
竹で作ったすがき。
たけすがた
たけすがた 【丈姿・長姿】
身長と風采。「―ととのひ,美しげにて/源氏(澪標)」
たけすだれ
たけすだれ [3] 【竹簾】
竹を編んで作ったすだれ。
たけすのこ
たけすのこ [3] 【竹簀の子】
(1)細い竹で作ったすのこ。たけす。
(2)竹で作った縁。竹縁。
たけぞえ
たけぞえ タケゾヘ 【竹添】
姓氏の一。
たけぞえしんいちろう
たけぞえしんいちろう タケゾヘシンイチラウ 【竹添進一郎】
(1841-1917) 外交官・漢学者。熊本藩士。号,井井(セイセイ)。1882年(明治15),朝鮮弁理公使となり,甲申の変では日本軍を指揮。のち東大で「左氏伝」などを講じた。著「桟雲峡雨日記」「左氏会箋」
たけた
たけた 【竹田】
大分県南西部の市。近世,中川氏の城下町。竹田盆地の農産物の集散地。カボス・サフランを特産。滝廉太郎が「荒城の月」の曲想を得たという岡城跡がある。
たけたかゆび
たけたかゆび [4] 【丈高指】
中指。たかたかゆび。
たけたば
たけたば [0][3] 【竹束】
(1)竹を束ねたもの。
(2)近世の軍陣用の楯の一。矢玉などを避けるため,竹を束ねて一抱えほどにしたもの。
竹束(2)[図]
たけたばうし
たけたばうし [4] 【竹束牛】
軍陣用の楯の一。竹束{(2)}を立て並べて家の棟木状に組んだもの。牛竹束。
たけだ
たけだ 【武田】
姓氏の一。清和流甲斐源氏。新羅(シンラ)三郎義光の子義清を祖とし,甲斐国武田村に拠る。
たけだ
たけだ 【竹田】
姓氏の一。
たけだいずも
たけだいずも 【竹田出雲】
浄瑠璃作者・竹本座座元。三世まである。
(1)(初世)(?-1747) 別号,千前軒。からくりの応用など演出にも才能を発揮。代表作「大内裏大友真鳥(ダイダイリオオトモノマトリ)」「蘆屋道満大内鑑(アシヤドウマンオオウチカガミ)」。
(2)(二世)(1691-1756) 名は清定。初め小出雲,のち外記と称す。初世の子で,劇場経営・演出に才腕をふるい,特に人形本位の演出を重んじ,人形浄瑠璃の最盛期をつくった。代表作「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」。
たけだかつより
たけだかつより 【武田勝頼】
(1546-1582) 安土桃山時代の武将。信玄の子。信玄没後家督を継ぎ,美濃・遠江・三河に進出したが,長篠の戦いに大敗。以後衰運をたどり,織田・徳川軍に追い詰められ,天目山麓で自刃,武田氏は滅亡した。
たけだけしい
たけだけし・い [5] 【猛猛しい】 (形)[文]シク たけだけ・し
(1)いかにも勇ましく強そうである。ものすごい。「―・い顔つき」
(2)ずうずうしい。「盗人(ヌスツト)―・いとはお前のことだ」
→ぬすっと
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たけだけしい
たけだけしい【猛々しい】
fierce (獰猛(どうもう));→英和
[ずうずうしい]impudent;→英和
cheeky.→英和
たけだこううんさい
たけだこううんさい 【武田耕雲斎】
(1803-1865) 幕末の勤皇家。水戸藩士。名は正生。水戸藩改革派の中心人物として家老職につく。1864年筑波山に挙兵した天狗党を率いて上洛の途中,金沢藩に降伏,翌年藤田小四郎らとともに斬られた。
→天狗党
たけだごいち
たけだごいち 【武田五一】
(1872-1936) 建築家。広島県生まれ。京都帝大教授。欧州留学の経験を生かした評論と古建築の保存研究などを行なった。代表作に東方文化学院京都研究所など。
たけだしばい
たけだしばい [4] 【竹田芝居】
江戸時代,大坂で興行されたからくり芝居。1662年,竹田近江(?-1704)が創始。初期はからくりのみ見せたが,のちには子供芝居を加えた。人形浄瑠璃芝居とは異なる。
たけだしんげん
たけだしんげん 【武田信玄】
(1521-1573) 戦国時代の武将。名は晴信。信玄は法号。父,信虎を追放して家督を継ぎ,信濃に進出。越後の上杉謙信と川中島で激戦を展開した。1572年,西上の途次,三方ヶ原(ミカタガハラ)で徳川家康を破ったが,翌年三河の陣中で病没。軍略家としてすぐれ,「信玄家法」を制定,鉱山開発・治水にも業績をあげた。
たけだたいじゅん
たけだたいじゅん 【武田泰淳】
(1912-1976) 小説家。東京生まれ。東大中退。戦前の転向体験や中国での戦争体験から思索を深め,極限的状況下での人間性の問題を追求した。評伝「司馬遷」,小説「風媒花」「ひかりごけ」「富士」など。
たけだち
たけだち 【丈立ち】
立ったときの身のたけ。せい。「―いとよきほどなる人の/大和 173」
たけだのみや
たけだのみや 【竹田宮】
旧宮家。1906年(明治39)北白川宮第二代能久親王の第一王子恒久王が創立。
たけだひさよし
たけだひさよし 【武田久吉】
(1883-1972) 植物学者・登山家。アーネスト=サトーの子。東京生まれ。日本自然保護協会・日本山岳会・日本山岳協会などの会長を歴任。尾瀬を愛し,その保護につとめた。著「尾瀬と鬼怒沼」「尾瀬」「民俗と植物」など。
たけだびし
たけだびし [3] 【武田菱】
紋所の名。菱形四個を菱形に組み合わせたもの。武田氏の紋。四割菱。割菱。
→菱
たけだりゅう
たけだりゅう 【武田流】
⇒甲州流(コウシユウリユウ)
たけだりんたろう
たけだりんたろう 【武田麟太郎】
(1904-1946) 小説家。大阪生まれ。新感覚派的な短編風俗小説から出発,のち市井の庶民の生活感情をとらえた「日本三文オペラ」「銀座八丁」などを書いた。日本浪漫派に対抗,散文精神を主張して「人民文庫」を主宰した。
たけだるき
たけだるき [3] 【竹垂木】
竹を用いた屋根の垂木。
たけち
たけち 【高市】
〔「たか(高)いち(市)」の転〕
高い所にある市。「やまとのこの―に,小高る市の高処(ツカサ)/古事記(下)」
たけち
たけち 【武市】
姓氏の一。
たけちずいざん
たけちずいざん 【武市瑞山】
(1829-1865) 幕末の志士。土佐藩郷士。名は小楯。通称,半平太。1861年土佐勤王党を組織,吉田東洋を斃して,藩論を尊攘に転換。文久三年8月18日の政変後,藩論は公武合体に傾き,切腹を命じられた。
たけちつ
たけちつ [0] 【竹帙】
細い竹を色糸で編み,錦などの縁をつけた帙(チツ)。巻物などを包む。
たけちのくろひと
たけちのくろひと 【高市黒人】
持統・文武天皇期の宮廷歌人。旅に取材した歌一八首が万葉集に残る。平明で印象的な叙景歌は,自然歌人山部赤人の先駆をなすものといわれる。生没年未詳。
たけちのみこ
たけちのみこ 【高市皇子】
(654-696) 天武天皇の第一皇子。壬申の乱で活躍。皇太子草壁皇子の死後,持統天皇の太政大臣となった。柿本人麻呂にその死を悼む挽歌がある。
たけっしょう
たけっしょう [2] 【多結晶】
結晶軸の方向がさまざまな小さい結晶が多く集まったもの。通常の金属材料などはこの例。
⇔単結晶
たけつ
たけつ [0] 【多血】
(1)体内に血の多いこと。
(2)血の気が多く激しやすいこと。「―,兼神経質の人間といふべし/当世書生気質(逍遥)」
たけつかん
たけつかん [3][2] 【多血漢】
血の気が多く感じやすい性質の男。
たけつぎ
たけつぎ [0] 【丈継ぎ】
高い所にあるものを取るときに使う台。踏み台や脚立の類。
たけつしつ
たけつしつ [3] 【多血質】
ヒポクラテスの体液説にもとづく気質の四類型の一。楽天的で快活であるが,激しやすい気質。
たけつしょう
たけつしょう [0][3] 【多血症】
血液中の赤血球が正常な範囲を超えて増加した状態。骨髄の腫瘍性病変による場合と反応性の場合がある。増加が著しいと血液が粘稠となり,循環障害をきたす。
たけづっぽう
たけづっぽう [5][0] 【竹筒ぽう】
「竹筒(タケヅツ)」に同じ。
たけづつ
たけづつ [0] 【竹筒】
竹を横に切って作った筒。水や酒を入れるのに用いる。たけづっぽう。
たけづな
たけづな [0] 【竹綱】
細い割り竹を綯(ナ)って綱にしたもの。
たけでっぽう
たけでっぽう [3] 【竹鉄砲】
おもちゃの一種。竹筒で作った鉄砲。
→杉鉄砲
→紙鉄砲
→山吹鉄砲
たけとみじま
たけとみじま 【竹富島】
沖縄県八重山諸島の一島。面積5.5平方キロメートルの低平な小島。景観・遺跡に富む観光地。
たけとよ
たけとよ 【武豊】
愛知県南西部,知多郡の町。知多半島中部東岸に位置し,衣浦(キヌウラ)港を中心に臨海工業地域を形成する。
たけとよせん
たけとよせん 【武豊線】
JR 東海の鉄道線。愛知県大府・半田・武豊間,19.3キロメートル。名古屋の近郊通勤線。
たけとりのおきな
たけとりのおきな 【竹取翁】
竹取物語の作中人物。かぐや姫の養い親。名は,さかきの造(ミヤツコ)。
たけとりのおきなのものがたり
たけとりのおきなのものがたり 【竹取翁の物語】
⇒竹取物語(タケトリモノガタリ)
たけとりのおきなのものがたりかい
たけとりのおきなのものがたりかい 【竹取翁物語解】
竹取物語の注釈書。六巻。田中大秀著。1826年成立,31年刊。物語を九段に分けて注釈。本居宣長らの説を取り入れた,類書中もっとも詳細かつ正確な注釈書。
たけとりものがたり
たけとりものがたり 【竹取物語】
物語。一巻。作者成立年ともに未詳。竹取の翁が竹の中から得たかぐや姫の成長と,五人の貴公子や帝の求婚,姫の月世界への昇天を描く。仮名で書かれた最初の物語で,物語の祖とされる。竹取翁(タケトリノオキナ)の物語。かぐや姫の物語。
たけとりものがたりしょう
たけとりものがたりしょう 【竹取物語抄】
竹取物語の最初の注釈書。二巻。1783年成立,翌年刊。小山儀(タダシ)の遺稿に入江昌喜(マサヨシ)が考証を加え,頭注を施したもの。
たけとんぼ
たけとんぼ [3] 【竹蜻蛉】
竹を薄く削って,プロペラのように作り,中央に細い柄をつけたもの。両手で柄を回転させて飛ばす。羽根だけ飛ばすものもある。
竹蜻蛉[図]
たけど
たけど [0] 【竹戸】
竹を編んで作った戸。
たけなか
たけなか 【竹中】
姓氏の一。
たけなかはんべえ
たけなかはんべえ 【竹中半兵衛】
(1544?-1579) 戦国時代の武将。美濃の人。名は重治。半兵衛は通称。豊臣秀吉の軍師。智略人にすぐれたが,播磨三木城攻略中,病没。
たけなが
たけなが [0] 【丈長】 (名・形動)[文]ナリ
(1)丈が長いこと。また,和服を,丈を長めに着付けること。また,そのさま。「―の封筒」「―に着る」
(2)檀紙・奉書紙で,普通より大形のもの。
(3)丈長奉書を細長く切って元結の上に結んだもの。「―のひら鬠(モトユイ)を広畳みに掛けて/浮世草子・一代女 6」
たけながしきん
たけながしきん [5][0] 【竹流し金】
主として戦国時代に鋳造された金貨の一種。半円筒状の鋳型に流し込んだもの。その形状をたて割りにした竹に金を流しこんだものと見立てての呼称。竹流し。
たけながほうしょ
たけながほうしょ [5] 【丈長奉書】
大形の奉書紙。
たけなわ
たけなわ タケナハ [0] 【酣・闌】
(1)いちばん盛んな時。最盛時。「秋―の一〇月」「戦いは今まさに―」
(2)盛りを過ぎてやや衰えかけた時。「齢(ヨワイ)既に―」
たけなわ
たけなわ【酣である】
be at its height;be in full swing.
たけなわ
たけなわ [0] 【竹縄】
竹を細く割ったものを,縄に綯(ナ)ったもの。火縄などに用いた。
たけにぐさ
たけにぐさ [3] 【竹似草・竹煮草】
ケシ科の多年草。荒れ地に生える。茎は中空で高さ2メートル内外。葉は形がキクに似て大きい。夏,白色の小花を円錐状につける。切ると黄褐色で有毒の汁液を出す。殺虫剤・塗布剤に利用される。占城(チヤンパ)菊。[季]夏。
竹似草[図]
たけの
たけの 【武野】
姓氏の一。
たけのあき
たけのあき 【竹の秋】
陰暦三月の異名。このころ竹の葉が黄ばむ。[季]春。《こゝにある離宮裏門―/虚子》
⇔竹の春
たけのうち
たけのうち 【竹内】
姓氏の一。
たけのうちかいどう
たけのうちかいどう 【竹内街道】
大阪府堺市から奈良県橿原市に至る古代からの道。県境付近二上山南側で海抜389メートルの竹内峠を越える。
たけのうちしきぶ
たけのうちしきぶ 【竹内式部】
(1712-1767) 江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持,号は正庵。式部は通称。上洛して垂加神道・儒学を学び,公卿らに神書・儒書を講じた。宝暦事件で重追放,明和事件で流罪。
→宝暦事件
→明和事件
たけのうちのすくね
たけのうちのすくね 【武内宿禰】
⇒たけしうちのすくね(武内宿禰)
たけのうちりゅう
たけのうちりゅう 【竹内流】
柔術・小具足・拳法など諸武術の派。祖は美作(ミマサカ)の人,竹内中務大夫久盛(?-1595)。この派の柔術は最古のものといわれる。
たけのうてな
たけのうてな 【竹の台】
清涼殿の東庭にある,籬(マガキ)の方形の囲い。川竹と呉竹(クレタケ)と二種の竹を植えてある。
たけのかわ
たけのかわ [5] 【竹の皮】
筍(タケノコ)の外側を鱗片状に包んでいる皮。葉鞘の発達したもので,生長すると自然に落ちる。食べ物などを包み,笠・草履などを作るのに用いた。
たけのこ
たけのこ [0] 【竹の子・筍・笋】
(1)竹の地下茎から生じた若芽。モウソウチク・マダケ・ハチクのものが多く食用とされる。たかんな。[季]夏。
(2)「筍医者」の略。
たけのこ
たけのこ 【竹の子】
狂言の一。たけのこの所有をめぐって畑の持ち主と藪の持ち主とが言い争い,仲裁人を間に立てて,相撲で勝負をつける。竹の子争い。
たけのこ
たけのこ【筍】
a bamboo shoot.‖雨後の筍のように出る mushroom.
たけのこ=の親まさり
――の親まさり
〔たけのこは生長が早いことから〕
子が親よりもすぐれていることのたとえ。
たけのこいしゃ
たけのこいしゃ [4] 【筍医者】
〔藪医者にも至らぬ医者の意〕
へたくそな医者。
たけのこがい
たけのこがい [4] 【竹の子貝】
海産の巻貝。細長い円錐形でたけのこに似る。殻高約15センチメートル。貝殻の表面は滑らかで光沢に富み,淡黄色の地に四角形の褐色斑紋が並ぶ。貝細工に使う。紀伊半島以南の浅海の砂底にすむ。
たけのこがさ
たけのこがさ [5] 【筍笠】
竹の皮を編んで作った笠。
たけのこぎり
たけのこぎり [3] 【竹鋸】
竹製の鋸。武家時代,大罪人の首を斬る鋸挽(ビ)きの刑に使用した。
たけのこせいかつ
たけのこせいかつ [5] 【筍生活】
たけのこの皮を一枚一枚はいでいくように,衣類や家財を売りながら生活費にあてるような暮らし。
たけのこぞり
たけのこぞり [0] 【筍反り】
短刀の内反(ウチゾ)りの形の一種。太刀の反りと反対に,切っ先がわずかに刃の方に向いているもの。鎌倉時代に多い。
たけのこづゆ
たけのこづゆ [5] 【筍梅雨】
(伊豆地方で)タケノコの生える初夏から梅雨の前後に吹く湿った南風。
たけのこはつじょう
たけのこはつじょう [5] 【竹の子発条】
帯状の鋼板を円錐状に巻いてつくったばね。圧縮に対する反発力にすぐれる。
たけのこむし
たけのこむし [4] 【笋虫】
ウマバエの幼虫。
たけのこめし
たけのこめし [4][0] 【筍飯】
細かく刻んで煮たたけのこを混ぜた飯。[季]夏。
たけのこめばる
たけのこめばる [5] 【竹の子眼張】
〔たけのこの出る季節によくとれることから〕
カサゴ目の海魚。全長約35センチメートル。体は長楕円形で側扁しカサゴに似る。暗黄褐色の地に,数条の黒褐色の横帯がある。食用にして美味。北海道南部以南から朝鮮半島の近海岩礁域に分布。スイ。ガシラ。ハチメ。
たけのこめん
たけのこめん [4] 【筍面】
丸い床柱の下部前面を,床框(トコガマチ)の面にそろえて平らに削ったときにできる三角状の面。たけのこづら。
たけのさとうた
たけのさとうた 【竹の里歌】
歌集。正岡子規の遺稿集。子規没後,伊藤左千夫らが編集。1904年(明治37)刊。万葉調の写生歌を基調にした,子規の到達した歌境を示す。
たけのしたのたたかい
たけのしたのたたかい 【竹下の戦い】
1335年,竹下(現在の静岡県小山町)における足利尊氏と新田義貞の戦い。建武中興政府に反旗を翻した尊氏は,この勝利に乗じて西上を開始した。
たけのじょうおう
たけのじょうおう 【武野紹鴎】
(1502-1555) 室町末期の茶匠・富商。堺の人。村田珠光系の茶道を学び,侘(ワ)びの境地を茶道の理想として小座敷の数寄屋を考案,千利休らに深い影響を与えた。
たけのその
たけのその 【竹の園】
(1)竹の生えている園。竹林。竹園。
(2)〔「西京雑記」に,漢代,文帝の子の梁(リヨウ)の孝王の御苑を竹園と呼んだとあることから〕
皇族の異称。たけのそのう。「―まがきの菊の匂ふ袖/壬二集」
たけのは
たけのは 【竹の葉】
〔「竹葉(チクヨウ)」の訓読み〕
酒の異名。「―の露ばかりだに受けじとは/謡曲・紅葉狩」
たけのはる
たけのはる 【竹の春】
陰暦八月の異名。このころ竹の葉が青々と茂る。[季]秋。
⇔竹の秋
たけのふしらんま
たけのふしらんま [6] 【竹の節欄間】
欄間(ランマ)の一形式。竹の節のような切れ込みをつけた小柱の上下に横木を渡し,中をたすきがけの桟で埋めたもの。
たけのぶ
たけのぶ 【武信】
姓氏の一。
たけのぶよしたろう
たけのぶよしたろう 【武信由太郎】
(1863-1930) 英語学者。鳥取県生まれ。札幌農学校卒。1897年(明治30),“Japan Times” を創刊。著「武信和英大辞典」
たけのまる
たけのまる [0] 【竹の丸】
紋所の名。葉のついた竹の幹を円形に描いたもの。ささのまる。
たけのみ
たけのみ [0] 【竹の実】
まれに結実する竹・笹類の実。往時,飢饉の際の非常食とした。ささみどり。自然秔(ジネンゴ)。[季]秋。
たけのみや
たけのみや 【多気宮】
伊勢国多気郡にあった斎宮の宮殿および斎宮寮の別称。竹宮。竹都(タケノミヤコ)。
たけのれん
たけのれん [3] 【竹暖簾】
細い竹や細く割った竹を糸で編みつないで作った暖簾。たけのうれん。
たけはら
たけはら 【竹原】
広島県南部,瀬戸内海に臨む市。近世に塩田・酒造・海運により発展。ブドウ・赤煉瓦を特産。古い町並みが保存されている。
たけはらこふん
たけはらこふん 【竹原古墳】
福岡県鞍手郡若宮町にある装飾古墳。全長30メートルの前方後円墳ないし円墳。横穴式石室にさしば・馬・人・舟の彩画がある。
たけばし
たけばし [3][0] 【竹箸】
竹を削って作ったはし。
たけばし
たけばし 【竹橋】
東京都千代田区,皇居に隣接する北の丸公園の東南方の地名。また,皇居の内堀にかかる橋の名。
たけばしご
たけばしご [3] 【竹梯子】
太い二本の竹に,木材を横の段として渡したはしご。
たけばしじけん
たけばしじけん 【竹橋事件】
1878年(明治11),東京竹橋の近衛砲兵隊二百六十余名が給料減額や西南戦争での恩賞の不満などを理由に決起し,死刑五三名に及ぶ厳刑が科された事件。直後に,軍人訓誡を発し上官への絶対服従を説き,軍律強化の契機となった。
たけばやし
たけばやし [3] 【竹林】
竹やぶ。ちくりん。
たけひご
たけひご [0] 【竹籤】
竹のひご(籤)。ひご。
たけひさ
たけひさ 【竹久】
姓氏の一。
たけひさゆめじ
たけひさゆめじ 【竹久夢二】
(1884-1934) 画家・詩人。岡山県生まれ。本名,茂次郎。挿絵画家として,独特の可憐な美人画を描いた。代表作「女十題」,詩画集「春の巻」など。
たけびきのこ
たけびきのこ [5] 【竹挽き鋸】
竹を挽き切るためののこぎり。刃が撓(シナ)うのを防ぐために弓形の背金をつける。竹挽きのこぎり。
たけふ
たけふ 【武生】
福井県中部の市。古く越前国府の所在地。刃物・和紙などの伝統産業があり,電機・繊維工業も立地。
たけふ
たけふ [0] 【竹節】
〔竹の節に似ることから〕
囲碁で,連続した二子が一間(イツケン)隔てて平行に並んでいる形をいう。確実な連絡の形として用いられる。「―に継(ツ)ぐ」
たけぶ
たけ・ぶ 【猛ぶ・建ぶ・誥ぶ】 (動バ上二)
荒々しく振る舞う。「地(ツチ)を踏みきがみ―・びて/万葉 1809」
たけぶえ
たけぶえ [0][3][2] 【竹笛】
篠竹(シノダケ)で作った横笛。しのぶえ。
たけぶんがに
たけぶんがに [3] 【武文蟹】
平家蟹の異名。
〔元弘の変に兵庫湊で戦死した秦武文(ハタノタケブン)の生まれ変わりという〕
たけべ
たけべ 【建部】
姓氏の一。
たけべあやたり
たけべあやたり 【建部綾足】
(1719-1774) 江戸中期の国学者・読本作者・俳人・文人画家。俳号は涼袋・都因,画号は寒葉斎など。弘前の人。賀茂真淵に師事し,片歌(カタウタ)を唱導する。読本の先駆的作品「本朝水滸伝」「西山物語」を著す。俳諧は伊勢派の平明調を重んじた。
たけべかたひろ
たけべかたひろ 【建部賢弘】
(1664-1739) 江戸中期の数学者。江戸の生まれ。関孝和の弟子として,その解説書を多数著す。円理・累約術に優れた業績を残し,一一桁の三角関数表を作成。
たけべじんじゃ
たけべじんじゃ 【建部神社】
滋賀県大津市瀬田にある神社。祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。建部大社。建部明神。
たけべとんご
たけべとんご 【建部遯吾】
(1871-1945) 社会学者。新潟県生まれ。コントの影響のもとに独自の社会学体系を樹立。東大社会学初代教授。退職後貴族院議員。
たけべら
たけべら [0] 【竹篦】
竹を削って作った篦。
たけほがき
たけほがき [3] 【竹穂垣】
竹の穂を集めて縦や横に扱って作った垣根。桂垣もこの一種。
たけぼうき
たけぼうき [3] 【竹箒】
竹の小枝を束ね,丸竹の柄をつけて作った箒。庭などを掃くのに用いる。たかぼうき。
たけみかづちのかみ
たけみかづちのかみ 【武甕槌神・建御雷神】
記紀・祝詞(ノリト)などに見える神。天照大神(アマテラスオオミカミ)の命により出雲国に降り,大国主神に国譲りをさせた神。神武東征の協力神でもある。雷神・剣神・武神の神格をもつ。鹿島の神。
たけみじか
たけみじか [3] 【丈短】 (形動)[文]ナリ
丈が普通より短いさま。「―なスカート」
たけみつ
たけみつ [0][2] 【竹光】
〔刀工の名めかした造語〕
(1)竹を削って刀身とし,刀のように見せたもの。
(2)鈍刀をあざけっていう語。なまくら。
たけみつ
たけみつ【竹光】
a bamboo sword.
たけみなかたのかみ
たけみなかたのかみ 【建御名方神】
古事記神話に見える神。大国主神の子。天孫降臨に先立ち高天原から遣わされた武甕槌神(タケミカヅチノカミ)との抗争に敗れて諏訪に退き,国譲りを承諾した。諏訪神社上社にまつられる。
たけむきがき
たけむきがき 【竹むきが記】
日記。二巻。日野資名の女(ムスメ)名子(竹向)著。1349年成立。南北朝時代の宮廷生活・貴族生活を擬古的な文章で綴(ツヅ)った女房日記。
たけむら
たけむら 【竹村】
江戸時代,新吉原の遊郭内にあった菓子屋。巻煎餅(マキセンベイ)・最中(モナカ)の月が有名。竹村伊勢大掾の経営。「最中の月は―に仕出す/滑稽本・根無草後編」
たけむら
たけむら [0] 【竹群・竹叢】
竹やぶ。竹林。
たけもと
たけもと 【竹本】
(1)姓氏の一。
(2)義太夫節の太夫の家名。また,義太夫節の異名。
たけもと
たけもと 【武元】
姓氏の一。
たけもとぎだゆう
たけもとぎだゆう 【竹本義太夫】
(1651-1714) 江戸中期の浄瑠璃太夫。摂津国の人。本名,五郎兵衛。義太夫節の始祖。初め清水(キヨミズ)理兵衛や宇治嘉太夫(加賀掾)に学び,清水理太夫と名乗る。のちに1684年大坂道頓堀に人形浄瑠璃の竹本座を開設。名を竹本義太夫と改め,98年頃受領して竹本筑後少掾藤原博教と称する。近松門左衛門の作を語って人形浄瑠璃隆盛の礎を築き,その芸風は豪放な語り口の中に細やかな情愛を表す。なお,二世義太夫は竹本政太夫が継ぎ,小音ながら写実的な情愛を語るのを得意とした。
たけもとこしじだゆう
たけもとこしじだゆう 【竹本越路太夫】
義太夫節の太夫。四世を数える。
(1)(二世)竹本摂津大掾(セツツダイジヨウ)の前名。
(2)(三世)(1865-1924) 大阪府堺の生まれ。二世の門弟。大正期の名人。
たけもとざ
たけもとざ 【竹本座】
人形浄瑠璃の劇場。初世竹本義太夫が1684年,大坂道頓堀戎橋(エビスバシ)南詰めに創設。作者に近松門左衛門を迎え,「西の芝居」と称されて隆盛を極め,東の豊竹座とともに人形浄瑠璃の拠点となった。1767年廃座。
たけもとせっつだいじょう
たけもとせっつだいじょう 【竹本摂津大掾】
(1836-1917) 義太夫節の太夫。大阪生まれ。五世竹本春太夫の門弟。初め南部太夫,のち二世越路(コシジ)太夫,六世春太夫を継いだ。1903年(明治36)受領して摂津大掾藤原愛純(ナルスミ)と名乗った。美声で艶物(ツヤモノ)を得意とした。明治期の代表的名人。
たけもとちくごのじょう
たけもとちくごのじょう 【竹本筑後掾】
⇒竹本義太夫(タケモトギダユウ)
たけもととうとうあん
たけもととうとうあん 【武元登登庵】
(1767-1818) 江戸後期の漢詩人。名は元質,字(アザナ)は景文,号は行庵・泛庵。備前の人。閑谷(シズタニ)黌に学んで詩をよくした。菅茶山や田能村竹田らと交遊。著「古詩韻範」「行庵詩草」
たけもとまさたゆう
たけもとまさたゆう 【竹本政太夫】
(初世)(1691-1744) 義太夫節の太夫。竹本義太夫の弟子。1715年和歌竹から竹本と改名。小音ながら情をよく語り浄瑠璃中興の祖といわれた。
たけもとりゅう
たけもとりゅう 【竹本流】
竹本義太夫の語り出した浄瑠璃の一派で,義太夫節のこと。狭義には豊竹座の艶麗な東風に対する,竹本座の豪快・写実の西風の浄瑠璃をいう。
たけや
たけや [0] 【竹屋】
(1)竹・竹製品を売る店。また,その人。
(2)竹で作った粗末な家。
たけや=の火事
――の火事
ぽんぽんとよく怒るさまにいう。
たけやしぼり
たけやしぼり [4] 【竹屋絞り】
擬革紙の一。和紙のねばり強さをいかして革を模した紙。江戸日本橋四日市の竹屋が羊羹紙を基本に作りだしたもの。煙草入れや袋物に多く利用された。
たけやぶ
たけやぶ [0] 【竹藪】
竹の多く生えている所。たかやぶ。
たけやぶ=に矢を射るよう
――に矢を射るよう
無益でむだなことのたとえ。
たけやま
たけやま [0] 【茸山】
きのこの生える山。
たけやま
たけやま 【竹山】
姓氏の一。
たけやまち
たけやまち [3] 【竹屋町】
紗(シヤ)の地に平金糸を織り込んで文様を表した布。表装に用いる。江戸初期,中国人から技術を学び,京都竹屋町で織られたのでいう。竹屋町裂。
たけやまみちお
たけやまみちお 【竹山道雄】
(1903-1984) 評論家・独文学者。大阪生まれ。東大卒。一高教授。小説「ビルマの竪琴」,評論「昭和の精神史」など。
たけやらい
たけやらい [3] 【竹矢来】
竹を縦・横に粗く組み合わせて作った囲い。竹の組み方で,角(カク)矢来・菱(ヒシ)矢来などがある。
たけやり
たけやり [0] 【竹槍】
竹の幹の先端を斜めに切ってとがらせ,槍のようにして用いる武器。
たけようじ
たけようじ [3] 【竹楊枝】
柄の部分が竹でできている歯ブラシ。たかようじ。
たけり
たけり [0]
〔「猛(タケ)り」の意〕
鯨や牛の陰茎。強精剤など,薬用とするときの称。
たけり
たけり 【哮り】
声高くほえること。大きなうなり声。「ししはいよいよ―をかき/浄瑠璃・富士の巻狩」
たけりくるう
たけりくる・う [5] 【猛り狂う】 (動ワ五[ハ四])
興奮して暴れ回る。荒れ狂う。「―・う荒波」
たけりたつ
たけりた・つ [4][2] 【猛り立つ】 (動タ五[四])
ひどく興奮する。「さあ,お打ちなさいと―・つて純之助に武者振り付かうとした/くれの廿八日(魯庵)」
たけりたつ
たけりた・つ [4] 【哮り立つ】 (動タ五[四])
(けものなどが)荒々しくほえさけぶ。盛んにほえる。
たける
た・ける (動カ下一)[文]カ下二 た・く
〔近世語〕
(垢(アカ)などを)身につける。「諸の垢を―・けな/滑稽本・浮世風呂(大意)」
たける
たけ・る [2] 【猛る】 (動ラ五[四])
(1)荒々しく行動する。激しい勢いで動く。「―・る犬を必死にとどめる」
(2)感情が高ぶる。興奮する。「―・る心をしずめる」
(3)色情をもよおして興奮する。「浦島の子―・りて婦(メ)にす/日本書紀(雄略訓)」
たける
たける【長ける】
excel <in> .→英和
たける
たける 【梟帥・建】
上代,勇猛な異種族の長の称。「出雲―が佩(ハ)ける太刀/古事記(中)」
たける
たける【猛る】
rage;→英和
rave;→英和
storm.→英和
たける
た・ける [2] 【長ける・闌ける】 (動カ下一)[文]カ下二 た・く
〔形容詞「高し」と同源〕
(1)日が高くのぼる。「朝日が既に―・けて/田舎教師(花袋)」
(2)盛りをすぎる。末になる。季節が深まる。「春―・けて」「年―・けて又越ゆべしと思ひきや/新古今(羇旅)」
(3)十分に備わっている。すぐれている。「才―・ける」「臈(ロウ)―・ける」「世故(セコ)に―・ける」
たける
たけ・る [2] 【哮る】 (動ラ五[四])
(動物が)太い声でほえる。「虎が―・る」「大地吼え,大海―・り/自然と人生(蘆花)」
たける
た・ける [0] 【炊ける】 (動カ下一)
〔「たく」の自動詞形〕
炊きあがる。「御飯がうまく―・けた」
たけるべ
たけるべ 【建部】
大和朝廷時代の部民の一。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の名を伝えるために設けられたという。
たけん
たけん [0] 【他見】
他人に見せること。他人が見ること。「―をはばかる」「―を禁ずる」
たけん
たけん [1] 【他券】
自行以外の支店や他行払いの手形・小切手。他店券。
たけん
たけん [0] 【多見】
多く見ること。たくさん見えること。
たけん
たけん【他見をはばかる】
keep <a thing> secret;be confidential.
たけジュバン
たけジュバン [3] 【竹―】
篠竹(シノダケ)や葦(アシ)の類を細く削って糸を通し,編んで作った下着。汗取りに用いた。「汗に朽ば風すすぐべし―(嵐雪)/虚栗」
たげ
たげ (接尾)
〔希望の助動詞「たい」の「た」に接尾語「げ」の付いたもの〕
動詞の連用形に付いて,形容動詞の語幹を作る。…たそうなようすだ,の意を表す。「ねむ―な顔をしている」「何か話し―に近寄ってくる」
たげい
たげい [0] 【多芸】 (名・形動)[文]ナリ
多くの技芸を身につけている・こと(さま)。「―多才」「―な人」
たげい
たげい【多芸な】
accomplished;→英和
<a person> of varied attainments; <a person> who has a wide range of interests[hobbies].
たげい=は無芸
――は無芸
多芸であることは,精通した芸をもちにくく,結局無芸に通ずる。
たげた
たげた [1] 【田下駄】
深田や泥田で農作業をするときに,体が沈むのを防ぐために履く下駄状の履物。水下駄。
たげり
たげり [1] 【田計里・田鳧】
チドリ目チドリ科の鳥。全長30センチメートル余り。後頭部に長い冠羽をもつ。背面と翼は黒,下面は白色で胸に黒色帯がある。ユーラシア北部で繁殖し,冬は南へ渡る。日本には冬鳥として渡来し,水田・湿地などで生活する。
田計里[図]
たげる
た・げる (連語)
「てあげる」の転。動詞の連用形に付いて,その動作を他にしてやることを表す。俗語的な言い方。「わたしが書い―・げる」「ぼくが持っ―・げる」
たげん
たげん [0] 【他言】 (名)スル
「たごん(他言)」に同じ。
たげん
たげん【多元化】
multipolarization.多元的 plural.→英和
多元放送 a broadcast from multiple sources.
たげん
たげん [0] 【多言】 (名)スル
口数の多いこと。多くものを言うこと。たごん。
⇔寡言
「―を要しない」「喋々―すること勿れ/世路日記(香水)」
たげん
たげん [0] 【多元】
根元が多くあること。多くの要素があること。
⇔一元
たげんてき
たげんてき [0] 【多元的】 (形動)
考えや事物のもととなる立場・要素が多くあるさま。
⇔一元的
「―な世界」「―に検討する」
たげんてきこっかろん
たげんてきこっかろん [8] 【多元的国家論】
国家を他の様々な社会団体と並列的な集団とみてその絶対的主権を否定し,国家は単にその調整的機能により相対的な優越性をもつにすぎないとする理論。イギリスのラスキが代表者。
たげんびょうしゃ
たげんびょうしゃ [4] 【多元描写】
(小説などで)いくつかの視点から,事件や人物の心理を描写すること。
⇔一元描写
たげんほうそう
たげんほうそう [4] 【多元放送】
同時に複数の放送局からの送信を交えながら,一つの番組を構成する放送。
たげんほうていしき
たげんほうていしき [6] 【多元方程式】
二つ以上の未知数を含む方程式。
たげんろん
たげんろん [2] 【多元論】
〔哲〕
〔pluralism〕
(1)世界が唯一の原理から成り立つと考える一元論に対して,相互に独立な二つ以上の根本的な原理や要素によって世界をとらえる立場。
(2)ある対象領域を説明する複数の異なる理論が共存することを認める考え方。
→一元論
→二元論
たげんろん
たげんろん【多元論】
《哲》pluralism.→英和
たこ
たこ【凧】
<fly> a kite.→英和
たこ
たこ [1] 【凧・紙鳶】
竹などで作った骨組みに紙を張り,糸をつけ,風を利用して空高く揚げるもの。春の行事とするところが多かった。いかのぼり。いか。はた。[季]春。「絵―」「奴(ヤツコ)―」「―合戦」
〔「凧」は国字〕
→凧揚げ
たこ
たこ【胼胝】
<have,get> a callosity[corn (足の)].→英和
耳に〜ができる be sick of hearing <something> .
たこ
たこ [1] 【胼胝・胝】
絶えず機械的刺激を受けたために,皮膚の表面が角質化して厚く固くなったもの。胼胝(ベンチ)。「ペン―」「座り―」
→耳に胼胝ができる
たこ
たこ 【多古】
千葉県北東部,香取郡の町。下総(シモウサ)台地東にあり,農業用水路の両総用水が通ずる。
たこ
たこ【蛸(壷)】
an octopus (trap).→英和
たこ
たこ [1] 【蛸・章魚・鮹】
(1)頭足綱八腕目の軟体動物の総称。丸い頭状の胴に吸盤のある八本の腕が付き,その付け根に口がある。頭状の部分は実際は胴体で,内臓や鰓(エラ)がはいっており,本当の頭にあたる部分は腕の付け根,口の上部に位置し,脳や目がある。体色は周囲の環境によって変化する。イカと同様,外敵に襲われたりすると口状の漏斗から墨を吐き出す。すべて海産。日本や南欧の一部では食用にするが,西欧では悪魔の魚といって食用にしない。マダコ・ミズダコ・イイダコなどが含まれる。
(2)「蛸突(タコツ)き」に同じ。
(3)〔頭の様子から〕
坊主をさげすんでいう語。「水船で―ののたくる御難病/柳多留 68」
たこ=の共食い
――の共食い
同類のものが互いに食い合うこと。
たこ=の糞(クソ)で頭に上がる
――の糞(クソ)で頭に上がる
〔蛸の糞が頭部にあるという想像から〕
自分では偉そうに振る舞うが,他人からは軽蔑されることをたとえていう。
たこあげ
たこあげ [2][3] 【凧揚げ】 (名)スル
凧を空に揚げること。多く,正月の子供の遊び。地方により,節句その他にも揚げる。はたあげ。
たこあし
たこあし [0][2] 【蛸足】
(1)タコの足に似た形に作った器物の足。「―のろうそく立て」
(2)一か所からたくさん分かれ出ていること。
たこあしはいせん
たこあしはいせん [5] 【蛸足配線】
多数の電気器具を接続するため,一つのコンセントから多くのコードを引くこと。
たこいか
たこいか [2] 【蛸烏賊】
イカの一種。胴長25センチメートル内外で菱形のひれをもつ。二本の触腕が退化し,腕が八本しかない。食用。北海道東岸に分布。
たこいと
たこいと [0] 【凧糸】
凧につけてあげる糸。
たこう
たこう【多幸を祈る】
(I wish you) good luck.
たこう
たこう [1] 【他行】
よその銀行。
⇔自行
たこう
たこう [0] 【他行】 (名)スル
「たぎょう(他行)」に同じ。「職務上―したりとかにて/不如帰(蘆花)」
たこう
たこう [1] 【他校】
よその学校。ほかの学校。
たこう
たこう [0] 【多幸】 (名・形動)[文]ナリ
(1)非常に幸福なこと。よいことが多くあること。また,そのさま。多福。「御―を祈る」「―に過ごす」
(2)〔医〕 本人や周囲の客観的状況にそぐわず,内容のない爽快な気分の状態。老人性痴呆や薬物中毒・神経疾患などにみられる。
たこうしき
たこうしき タカウ― [2] 【多項式】
単項式の代数和となっている式。
⇔単項式
たこうしき
たこうしき【多項式】
《数》a polynomial expression.
たこうせいぶっしつ
たこうせいぶっしつ [6] 【多孔性物質】
多数の微細な孔(アナ)をもつ物質。吸着剤や触媒などに利用される。数ナノメートル程度の細孔をもつ多孔質ガラスや多孔性セラミックスは触媒の担体に,また液体の濾過などに用いる。
たこうそふくごうたい
たこうそふくごうたい タカウソフクガフタイ [2][0] 【多酵素複合体】
生体内で一連の反応に関与している酵素が,特定の配置で一定数集まり,機能している集合体。多酵素系。
たこうていり
たこうていり タカウ― [4] 【多項定理】
三項以上の式の累乗を展開した式を与える定理。
たこうな
たこうな タカウナ 【筍】
「たかむな(筍)」の転。[季]夏。「沈の―まもなく植ゑさせ給ひて/宇津保(国譲上)」
たこうながたな
たこうながたな タカウナ― [5] 【筍刀・笋刀】
〔形が筍に似ることから〕
元服の際,髪の先や元結などを切った小刀。たかんなかたな。じゅんとう。
たこえ
たこえ [2] 【凧絵】
凧にかく絵。
たこかぎ
たこかぎ [2] 【蛸鉤】
タコを捕まえるのに用いる鉤。長い竿の先に鉤をつけたもの。
たこがっせん
たこがっせん [3] 【凧合戦】
揚げた凧の高さを競ったり,糸の切り合いをしたりすること。
たこく
たこく [0][1] 【他国】 (名)スル
(1)よその土地。他郷。
(2)外国。
(3)よその国へ行くこと。「其の家たたむ時は―して二たびかせぎだし/浮世草子・織留 2」
たこく
たこく【他国】
another[a foreign]country.〜人(者) a foreigner (stranger).→英和
たこくかんとうしほしょうきかん
たこくかんとうしほしょうきかん 【多国間投資保証機関】
〔Multilateral Investment Guarantee Agency〕
発展途上国に対する民間の直接投資を促進するため,商業以外でのリスクを補うことを主目的とする国際金融機関。1988年発足。本部ワシントン。ミガ(MIGA)。
たこくせき
たこくせき [2] 【多国籍】
多くの国に籍を持つこと。
たこくせき
たこくせき【多国籍企業】
a multinational company[corporation].
たこくせききぎょう
たこくせききぎょう [6] 【多国籍企業】
巨大な資本力をもち,複数の国で生産・販売活動を行う,大規模な企業。世界企業。国際企業。
たこくせきぐん
たこくせきぐん [5] 【多国籍軍】
1991年の湾岸戦争の際アメリカ軍五四万人を中心に二八か国によって組織された連合軍。
たこくもの
たこくもの [0] 【他国者】
(1)その土地の生まれでない者。よそもの。
(2)外国人。
たこくらげ
たこくらげ [3] 【蛸水母】
海産のクラゲの一種。傘の部分は半球形で,大きなものは直径20センチメートルになる。傘の下に触手と八本の口腕がある。暖流域に分布。
たこずきん
たこずきん [3][4] 【蛸頭巾】
頭頂部を丸く作った頭巾。
たこずれ
たこずれ 【胼胝擦れ】
皮膚にたこができること。また,そのたこ。
たこつき
たこつき [4][0] 【蛸突き】
土を突き固めるのに使う胴突き。太い丸太に二ないし四本の柄がついたもの。蛸胴突き。胴突き。蛸。
蛸突き[図]
たこつぼ
たこつぼ [2][0] 【蛸壺】
(1)タコを捕まえるのに使う素焼きの壺。多数を幹縄につけて海中に沈め,タコの入った頃を見はからって引き上げる。
(2)戦場に掘った一人用の壕(ゴウ)。
たこつり
たこつり [2] 【蛸釣(り)】
(1)タコを捕まえること。
(2)戸や窓のすき間などからかぎのついた竿や糸を差し入れて,品物を釣り上げて盗み出すこと。
たこどうつき
たこどうつき [3] 【蛸胴突き】
「蛸突(タコツ)き」に同じ。
たこにゅうどう
たこにゅうどう [3] 【蛸入道】
(1)〔タコの外見を入道,すなわち僧の頭に見立てた語〕
タコの異名。たこぼうず。
(2)坊主頭の者をあざけっていう語。たこぼうず。
たこのあし
たこのあし [1] 【蛸の足】
ベンケイソウ科の多年草。湿地に自生。高さ約80センチメートル。葉は狭披針形。夏,茎頂に反曲する数本の穂状花序をつけ,黄白色の小花を密生する。和名は花序の姿をタコの足に見立てたもの。サワシオン。
蛸の足[図]
たこのうら
たこのうら 【多祜の浦】
富山県氷見市にあった布勢の湖(ウミ)の湖岸。藤の名所として知られた。((歌枕))「―の底さへにほふ藤波を/万葉 4200」
たこのき
たこのき [1] 【蛸の木】
タコノキ科の常緑高木。小笠原など暖地に自生。高さ10メートル内外。幹の下方から太い気根をタコの足状に多数出す。葉は長い剣形で枝先に集まってつく。雌雄異株。果実はパイナップル状。気根の繊維で縄を,葉で帽子やかごなどを作る。
たこのまくら
たこのまくら [1][1] 【蛸の枕・海燕】
ウニ綱の棘皮動物。体はやや平たい饅頭(マンジユウ)形で,長径10センチメートル内外。上面に五つの花弁状の紋がある。褐色で,一面に短い棘(トゲ)が生える。本州中部以南の浅海の砂底にすむ。饅頭貝。
蛸の枕[図]
たこはい
たこはい [0] 【蛸配】
「蛸配当」の略。
たこはいとう
たこはいとう [3] 【蛸配当】
〔俗に,タコは空腹になると自分の足を食うというが,それに似た自滅的行為であるところからいう〕
会社が,配当を可能にする利益がないのに株主に利益配当をすること。蛸配。
たこはいとう
たこはいとう【蛸配当】
a bogus dividend.
たこひき
たこひき [2] 【蛸引き】
和包丁の一種。細身で先が角型になったもの。主に関東地方で刺身を作るのに用いる。
→包丁
たこぶね
たこぶね [3][0] 【蛸船】
タコの一種。雌は体長約12センチメートルで,直径約9センチメートルの淡黄褐色の殻に収まる。雄は小さく,殻をもたない。世界中の暖海に分布し,浮遊生活を営む。フネダコ。
〔本来,タコブネは雌の殻をいい,軟体はフネダコと呼ぶ〕
たこべや
たこべや [0] 【蛸部屋】
〔蛸壺(タコツボ)(1)の中のタコのように抜け出られないことから〕
かつての炭鉱や工事現場などに見られた,労働条件のきわめて悪い作業員宿舎。
たこぼうず
たこぼうず [3] 【蛸坊主】
〔タコの外見を坊主頭に見立てた語〕
「蛸入道(タコニユウドウ)」に同じ。
たこむら
たこむら 【手腓】
腕の内側の肉のふくれた所。たくふら。「―に虻(アム)かきつき/古事記(下)」
たこやき
たこやき [0] 【蛸焼(き)】
溶いた小麦粉にゆでたタコを刻んで入れ,型に流して球形に焼いたもの。薬味に紅しょうが・青のりなどを加える。大阪が本場。
たこやくし
たこやくし [3] 【蛸薬師】
京都市中京区の妙心寺(永福寺旧蔵)や東京都目黒区の成就院などの薬師如来の俗称。婦人病・小児病・禿頭(トクトウ)などに霊験があるとされ,タコの絵馬を掲げて祈願する風がある。多く,薬師が海上をタコに乗って渡来したという口碑をもつ。
たこん
たこん [0] 【多恨】 (名・形動)[文]ナリ
恨みの感情が多い・こと(さま)。「多情―」「―な眼だ/或る女(武郎)」
たご
たご [2][1] 【担桶】
水や肥やしなどを入れて天秤棒でになう桶(オケ)。にない桶。たごおけ。
たご
たご 【田子】
田を耕す人。農夫。「苗代水の行方も知らず,苗引き植ふる―の/狭衣 3」
たご
たご [1] 【他語】
ほかの言葉。ほかの単語・語句。
たご
たご 【多胡】
上野(コウズケ)国南部の古郡名。
→多胡碑(タゴヒ)
たごう
たごう [0] 【他郷】
よその土地。他の村。
たごう
たごう [0] 【多劫】
〔「劫」は長い時間の意〕
きわめて長い年月。
たごおけ
たごおけ [3] 【担桶】
「たご(担桶)」に同じ。
たごがえる
たごがえる [3] 【たご蛙】
アカガエル科のカエル。体長4センチメートル内外。背面が淡赤褐色で黒色の小斑点があり,頭側部・前後肢・胸部などに暗色の模様がある。夏は森林で生活し,五,六月に山地の源流や水たまりに産卵する。本州中部以南の山地に分布。
たごくらダム
たごくらダム 【田子倉―】
福島県南西部,只見町にあるダム。只見川電源開発の一環として1959年(昭和34)完成。堤高145メートル。
たごさく
たごさく [0] 【田吾作・田五作】
農民や田舎者を軽蔑していう語。
たごし
たごし [1] 【手輿・腰輿】
輿の一。前後二人で,手で腰のあたりの高さまで持ち上げて運ぶもの。しゅよ。ようよ。てごし。
手輿[図]
たごとのつき
たごとのつき [1][6] 【田毎の月】
たくさん並んだ狭い田の一枚一枚に,月が映ること。特に,信濃(シナノ)国姨捨山(オバステヤマ)の棚田に映る月。
たごのうら
たごのうら 【田子の浦】
静岡県,駿河湾の富士川河口付近の海辺。古来,富士山を望む景勝地。((歌枕))「―に打出でてみれば白妙(シロタエ)の富士の高嶺に雪はふりつつ/新古今(冬)」
たごひ
たごひ 【多胡碑】
群馬県多野郡吉井町にある碑。711年の上野(コウズケ)国多胡郡の新設を記す。金井沢碑・山ノ上碑とともに上野三碑の一。また,日本三古碑の一。
たごりひめのみこと
たごりひめのみこと 【田心姫命】
⇒田霧姫命(タキリビメノミコト)
たごん
たごん [0] 【多言】
「たげん(多言)」に同じ。
たごん
たごん【他言する】
tell others <about> ;let out <a secret> .〜しない do not tell <it> to anybody;keep <it> a secret <from> .→英和
たごん
たごん [0] 【他言】 (名)スル
内緒ごとなどを他人に話すこと。たげん。「―無用」「この事は決して―するな」
たご蛙
たごがえる [3] 【たご蛙】
アカガエル科のカエル。体長4センチメートル内外。背面が淡赤褐色で黒色の小斑点があり,頭側部・前後肢・胸部などに暗色の模様がある。夏は森林で生活し,五,六月に山地の源流や水たまりに産卵する。本州中部以南の山地に分布。
たさ
たさ (接尾)
〔希望の助動詞「たい」の「た」に接尾語「さ」の付いたもの〕
動詞の連用形に付いて,その動作を行いたいこと,また,その度合を表す。「会い―」「帰り―」
たさい
たさい [0] 【多彩】 (名・形動)[文]ナリ
(1)色とりどりで美しい・こと(さま)。「―な色模様」
(2)種類が多く華やかな・こと(さま)。「―な催し」「―な顔触れ」
たさい
たさい【多才な】
many-sided;talented.→英和
たさい
たさい [0] 【多才】 (名・形動)[文]ナリ
種々な方面に才能・才知をもっている・こと(さま)。
⇔無才
「―な人」「多芸―」
たさい
たさい【多彩な】
colorful.
たさい
たさい [0] 【多妻】
一人の男が二人以上の妻をもつこと。「一夫―」
たさいぼうせいぶつ
たさいぼうせいぶつ タサイバウ― [6] 【多細胞生物】
多数の細胞が集まって一個体をなす生物。普通に見られる大部分の動植物はこれに属する。
⇔単細胞生物
たさか
たさか 【田坂】
姓氏の一。
たさかともたか
たさかともたか 【田坂具隆】
(1902-1974) 映画監督。広島県生まれ。作品,「真実一路」「土と兵隊」「五番町夕霧楼」など。広島で被爆。
たさく
たさく [0] 【多作】 (名)スル
(芸術家が)多くの作品を作ること。
⇔寡作
「精力的に―する流行作家」
たさく
たさく【多作家】
a prolific writer.
たさつ
たさつ [0] 【他殺】
他人に殺されること。
⇔自殺
「―死体」
たさつ
たさつ【他殺】
murder.→英和
たさん
たさん【多産の】
prolific;→英和
fecund.→英和
たさん
たさん [0] 【多産】 (名)スル
(1)子供を多くうむこと。「―種の豚」
(2)多く産出すること。「当地方に―する果物」
たざ
たざ [1] 【打坐】
〔「打」は行為をなす意〕
〔仏〕 すわること。座禅すること。「只管(シカン)―」
たざい
たざい [0] 【多罪】
(1)多くの罪があること。
(2)手紙などで,無礼または過失をわびるのに用いる語。多謝。「妄言―」「―の至り」
たざき
たざき 【田崎】
姓氏の一。
たざきそううん
たざきそううん 【田崎草雲】
(1815-1898) 南画家。名は�(ウン)。足利藩の武士。谷文晁らに師事。幕末には尊王運動に奔走。作「蓬莱宮図」など
たざわこ
たざわこ タザハ― 【田沢湖】
秋田県中東部,海抜249メートルの奥羽山脈中にあるカルデラ湖。水深は423.4メートルで日本一,透明度は摩周湖に次ぐ。
たざわこせん
たざわこせん タザハ― 【田沢湖線】
JR 東日本の鉄道線。岩手県盛岡と秋田県大曲間,75.6キロメートル。東北地方の横断線の一つ。
たざん
たざん [1][0] 【他山】
(1)他の山。
(2)他の寺。他寺。
たざん
たざん【他山の石とする】
profit <by> ;→英和
learn lessons <from> .
たざん=の石
――の石
自分の人格を磨くのに役立つ材料。参考にすべき,他人のよくない言行。「友人の失敗を―とする」
たざん=の石以(モツ)て玉(タマ)を攻(オサ)むべし
――の石以(モツ)て玉(タマ)を攻(オサ)むべし
〔詩経(小雅,鶴鳴)「他山之石,可�以攻�玉」〕
よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用できるの意から,他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなりうることのたとえ。
たし
たし [0] 【足し】
不足を補うもの。補い。「生活費の―にする」「腹の―にならない」
たし
たし [1] 【他志】
そむく心。ふたごころ。
たし
たし [1] 【他紙】
ほかの新聞。
たし
たし (助動)(たから・たく(たかり)・たし・たき・たけれ・○)
〔希望の助動詞「たい」の古語形。中古の「まほし」に代わって中世以降用いられるようになった〕
活用形式は形容詞のク活用型。動詞およびそれと同じ活用型の助動詞の連用形に接続する。
(1)話し手自身の希望を表す。「若き弟子の器量の仁ありけるに,秘法をも伝授し,印信を許し〈たく〉思ふに/沙石 2」「敵にあうてこそ死に〈たけれ〉,悪所におちては死に〈たから〉ず/平家 9」
(2)話し手以外の人の希望を表す。「(オ前ガ)八島へ帰り〈たく〉は,一門の中へ言ひ送つて,三種の神器を都へ返し入れ奉れ/平家 10」「(盛親僧都ハ)帰り〈たけれ〉ば,ひとりつい立ちて行きけり/徒然 60」
→たい(助動)
たし
た・し (接尾)
⇒たい(接尾)
たし
たし (連語)
〔完了の助動詞「たり」の連用形「たり」に過去の助動詞「き」の連体形「し」の付いた「たりし」の音便の形「たっし」の促音無表記から。中世後期の抄物に用いられた〕
過去または完了の意を表す。…た。…てしまった。「大義なつ―事ぞ/漢書抄 4」「昔の呉の先太伯が弟を虞仲と云ひ―か/史記抄 9」
→たっし■一■
たし
たし [1] 【他誌】
ほかの雑誌。
たし
たし【足しになる】
help;→英和
be of some use.〜にする supplement;→英和
make up.
たし
たし [1] 【多子】
生んだ子の多いこと。子だくさん。
たし
たし [1] 【多士】
多くの人材。
→多士済済(タシセイセイ)
たしか
たしか [1] 【確か・慥か】
■一■ (形動)
(1)(事柄が)明らかで,間違いのないさま。明白で疑う余地のないさま。「―に受け取りました」「―な証拠」「―な事実」
(2)事情やいきさつがはっきりしていて,信用のおけるさま。「身元の―な人」「―な筋からの情報」
(3)能力・判断力が優れていて安心できるさま。しっかりしていて信用できるさま。「―な技術」「―な鑑識眼」「気は―なのか」
■二■ (副)
断言はできないが,たぶん。まず間違いなく。「あれは―一昨年のことでした」
[派生] ――さ(名)
たしか
たしか【確か】
[たぶん]I think;if I remember right[correctly];probably.→英和
〜な[確実な]certain;→英和
sure;→英和
definite;→英和
reliable;→英和
[堅実な]sound;→英和
firm;→英和
[安全な]safe;→英和
secure;→英和
[腕の]able;→英和
competent.→英和
〜に certainly;→英和
for certain;surely;[疑いなく]undoubtedly;→英和
no doubt;without fail.
たしかむ
たしか・む 【確かむ】 (動マ下二)
⇒たしかめる
たしかめる
たしかめる【確かめる】
make sure <of> ;check (up);→英和
ascertain;→英和
confirm.→英和
たしかめる
たしか・める [4] 【確かめる・慥かめる】 (動マ下一)[文]マ下二 たしか・む
調べたり,念を押したりしてはっきりそうだと納得する。「真偽を―・める」「辞書で―・める」
たしからしさ
たしからしさ [4] 【確からしさ】
〔数〕「確率(カクリツ)」に同じ。
たしき
たしき [0] 【多識】
知識の豊富なこと。博識。「博覧で,―で/青春(風葉)」
たしぎ
たしぎ [0][1] 【田鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長27センチメートルほどで,長くまっすぐなくちばしを持つ。全体が黒褐色で,黄色の斑紋がある。日本には冬鳥あるいは旅鳥として水田・湿地などに渡来。暖地では越冬するものもある。
たしけし
たしけ・し 【確けし】 (形ク)
たしかである。十分である。「金(クガネ)かも―・くあらむと思ほして/万葉 4094」
たしさいさい
たしさいさい [1] 【多士済済】
⇒たしせいせい(多士済済)
たしさいさい
たしさいさい【多士済々】
a number of brilliant talents.
たしざん
たしざん [2] 【足し算】
二つ以上の数を加えてその合計を出す計算。加え算。寄せ算。加法。加算。
⇔引き算
たしざん
たしざん【足し算】
addition.→英和
たしせいせい
たしせいせい [1] 【多士済済】
〔詩経(大雅,文王)「済済多士,文王以寧」〕
優れた人がたくさんいること。たしさいさい。
たしせんたくほう
たしせんたくほう [0][1] 【多肢選択法】
あらかじめ与えられた数個の答えの中から正しい答えを選択させるテストの方法。マルティプル-チョイス。マルチョイ式。
たしだか
たしだか [0][3] 【足高】
江戸幕府の職俸制度の一。家禄の低い者が役高の高い役職に就いた場合,在職中に限りその差額を支給する制度。また,その支給される補足高。1723年,八代将軍吉宗のときに財政再建・人材登用の目的で定められた。
たしだしに
たしだしに (副)
〔「たしに」の畳語〕
十分に。確実に。「笹葉に打つや霰(アラレ)の―ゐ寝てむ後は/古事記(下)」
たしつ
たしつ [0] 【多湿】 (名・形動)[文]ナリ
湿気の多い・こと(さま)。「高温―」「―の地」
たしない
たしな・い [3] 【足し無い】 (形)[文]ク たしな・し
(1)数・量が少ない。乏しい。「―・い船の中の淡水では洗つても��/或る女(武郎)」
(2)物が乏しく苦しい。困窮している。「徳を布き恵心(ウツクシビ)を施して,困しく―・きを振(スク)ふ/日本書紀(仁徳訓)」
たしなみ
たしなみ [0][4] 【嗜み】
〔動詞「たしなむ(嗜)」の連用形から〕
(1)好み。趣味。「上品な―」
(2)平常の心がけ。用意。「女の―」
(3)つつしみ。節制。「―がない」
(4)物事に対する心得。特に,芸事・武道などの心得。「茶道の―がある」
たしなみ
たしなみ 【窘み】
〔動詞「たしなむ(窘)」の連用形から〕
苦しみ。困窮。「黎元(オオムタカラ)の―を救ふ/日本書紀(推古訓)」
たしなみ
たしなみ【嗜みが良い(悪い)】
(im)polite;→英和
(im)modest;→英和
well-(ill-)bred.〜がある have <literary> accomplishments;be interested <in> .
たしなむ
たしなむ【嗜む】
like;→英和
be fond <of> ;be interested <in> ;be modest (慎む).
たしなむ
たしな・む [3] 【嗜む】 (動マ五[四])
(1)芸事などを習って身につける。「お茶を―・む」
(2)好んで親しむ。好んで熱心にする。「酒は―・む程度」「この道を―・む人は…詠み捨つること侍るべからず/毎月抄」
(3)自分のおこないに気をつける。つつしむ。「我が身を―・む」「飾厲は―・ましめと云そ/蒙求抄」
(4)ふだんから心がけておく。用意しておく。「自然鬚を剃らうと思うて,某(ソレガシ)は剃刀を―・うだ/狂言記・六人僧」
(5)きちんとした身なりをする。「俄に―・む衣紋付/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
たしなむ
たしな・む 【窘む】
〔形容詞「たしなし」の動詞形〕
■一■ (動マ四)
苦しむ。困窮する。苦労する。「陸海(クヌガウミ)に―・み,風に櫛(カシラケズ)り雨に沐して/日本書紀(欽明訓)」
■二■ (動マ下二)
⇒たしなめる
たしなめる
たしな・める [4] 【窘める】 (動マ下一)[文]マ下二 たしな・む
(1)非礼・不作法などを軽く叱る。「乱暴な言葉づかいを―・める」
(2)苦しめる。悩ます。「いかにぞ我を陸に―・め,また我を海に―・めむや/日本書紀(神武訓)」
たしなめる
たしなめる【窘める】
reprove <a person for his carelessness> ;→英和
warn.→英和
たしに
たしに (副)
確かに。しっかりと。十分に。「い組竹い組みは寝ず,た繁竹(シミダケ)―はゐ寝ず/古事記(下)」
たしぶ
たし・ぶ 【嗜ぶ】 (動バ四)
「たしむ(嗜)」に同じ。「只糞穢を―・ぶ/今昔 2」
たしぶ
たしぶ [1] 【田渋】
田の水あか。
たしまえ
たしまえ [0] 【足し前】
不足を補う分。おぎない。
たしむ
たし・む [2] 【嗜む】 (動マ四)
「たしなむ(嗜)」に同じ。「某(ソレガシ)は兎角(トカク)遊戯を―・まず/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
たしゃ
たしゃ [1] 【他者】
(1)自分以外のほかの人。
(2)〔哲〕 あるものに対する他のもの。自己に対する何ものか。
⇔自己
→他我
→絶対他者
たしゃ
たしゃ [1] 【他社】
よその会社。ほかの会社。
たしゃ
たしゃ [1] 【多謝】 (名)スル
(1)深く感謝すること。「御厚情を―する」
(2)深くわびること。「妄評―」
たしゃく
たしゃく [0] 【他借】
他人から金品を借りること。
たしやか
たしやか 【確やか】 (形動ナリ)
確実であるさま。しっかりしているさま。「働をも―に,音曲をも文字にさはさはと当たり/風姿花伝」
たしゅ
たしゅ【多種多様の】
various;→英和
all kinds[sorts]of.
たしゅ
たしゅ [1] 【多種】
種類の多いこと。
たしゅ
たしゅ [1] 【多趣】
趣に富むこと。風情のあること。
たしゅう
たしゅう [1][0] 【他宗】
ほかの宗派。ほかの宗旨。
たしゅう
たしゅう [0] 【多衆】
多くの人々。大勢の人。
たしゅう
たしゅう [1] 【他州】
(1)よその州。
(2)よその土地。他国。
たしゅせんゆう
たしゅせんゆう [1] 【他主占有】
〔法〕 所有する意思をもたずに行う占有。賃借権・質権に基づく占有など。
⇔自主占有
たしゅたよう
たしゅたよう [1] 【多種多様】 (名・形動)[文]ナリ
種類などがいろいろさまざまである・こと(さま)。種々様々。「―なプラン」
たしゅつ
たしゅつ [0] 【多出】 (名)スル
多量に出ること。出る回数が多いこと。「用例が―している」
たしゅつ
たしゅつ [0] 【他出】 (名)スル
よそへ出かけること。外出。他行(タギヨウ)。「執筆中はほとんど―することはなかった」
たしゅみ
たしゅみ [2] 【多趣味】 (名・形動)
趣味の多い・こと(さま)。「―な人」
たしょ
たしょ [1] 【他書】
ほかの本。
たしょ
たしょ [1] 【他所】
(1)ほかの場所。よそ。「―者(モノ)(=ヨソ者)」
(2)ほかの場所へ移ること。「それさへ―せられなば/栄花(衣の珠)」
たしょう
たしょう [0] 【他生】
〔仏〕 今生(コンジヨウ)に対して,過去または未来の世における生存。
たしょう
たしょう [0] 【多祥】
幸いの多いこと。多幸。「御―をお祈りします」
たしょう
たしょう [0] 【他称】
⇒三人称(サンニンシヨウ)
たしょう
たしょう [0] 【多照】
日の照る時間の多いこと。「高温―」
たしょう
たしょう【多少】
(1) (a) number (数);→英和
(a) quantity (量);→英和
(an) amount (額).→英和
(2)[いくらか]more or less;somewhat;→英和
to some extent.〜にかかわらず <We are ready to supply your orders> large or small.
たしょう
たしょう [0] 【多少】
■一■ (名)
(1)数量の多いことと少ないこと。多いか少ないか。「金額の―を問わない」「損害の―にかかわらず」
(2)〔「少」は助字〕
多いこと。はなはだしいこと。「水村も山寺も花は―なれば/蘭亭先生詩集」「―に立腹するのみか,時としては讐(アダ)を報いんとする者もある可し/福翁百話(諭吉)」
■二■ (副)
いくらか。すこし。「―多めにする」「散士が―心血の濺(ソソ)ぎし所/佳人之奇遇(散士)」
たしょう
たしょう [0] 【多生】
〔仏〕
(1)何度も生まれ変わること。六道を輪廻(リンネ)して多くの生を経ること。
(2)多くのものを生かすこと。「一殺―の剣」
たしょう=とも
――とも
いくらかでも。ちょっとでも。
たしょう=の縁(エン)
――の縁(エン)
〔誤って「他生の縁」とも書く〕
多くの生を経る間に結ばれた因縁(インネン)。前世からの縁。「袖振り合うも―」
たしょう=の縁(エン)
――の縁(エン)
⇒多生(タシヨウ)の縁
たしょうこうごう
たしょうこうごう 【多生曠劫】
〔仏〕
〔「曠劫」は非常に長い年月〕
何度も生まれ変わり死に変わりする,流転きわまりない長い期間。多生劫。
たしょうごう
たしょうごう 【多生劫】
「多生曠劫(コウゴウ)」に同じ。
たしょうのえん
たしょうのえん【他生の縁】
karma;→英和
fate.→英和
たしょく
たしょく [0] 【他色】
鉱物本来の色でなく,不純物などによる他の色。仮色。
⇔自色
たしょく
たしょく [0] 【多食】 (名)スル
他に比べて多く食べること。「肉類を―する」
たしょく
たしょく【多色の】
multicolored.→英和
多色刷り multicolored printing.
たしょく
たしょく [0] 【多色】
色の種類の数多いこと。多くの色。
たしょくずり
たしょくずり [0] 【多色刷(り)】
一色刷り・二色刷りに対し,三色以上の色を重ねて刷る印刷方式。
たしょくせい
たしょくせい [0] 【多食性】
(単食性に対して)多種類の生物を食物とする食性。
たしょばらいてがた
たしょばらいてがた [6] 【他所払い手形】
⇒他地払(タチバラ)い手形
たしょゆき
たしょゆき [0] 【他所行き】
(1)よその土地へ行くこと。
(2)芸者などが,客に連れられて遠出すること。
たしらか
たしらか 【甕】
天皇の祭具の一。手を洗う水を入れるかめ。[延喜式]
たしろ
たしろ [1] 【田代】
田となっている土地。田地。
たしろ
たしろ 【田代】
姓氏の一。
たしろいも
たしろいも [3] 【田代薯】
タシロイモ科の多年草。熱帯アジア・太平洋諸島に分布。高さ約1メートル。地下の塊茎からデンプンを採る。
たしろえいすけ
たしろえいすけ 【田代栄助】
(1834-1885) 秩父(チチブ)事件の指導者。武蔵の人。1884年(明治17)秩父困民党の結成に加わり,総理となって蜂起(ホウキ)を指導。捕らえられて翌年,刑死。
たしろさんき
たしろさんき 【田代三喜】
(1465-1543) 室町時代の医者。武州生まれ。号,範翁・廻翁など。中国の明に渡り,金・元代の医学を学び帰国し,後世方(ゴセイホウ)の基礎となる学説を伝える。曲直瀬(マナセ)道三はその弟子。
たしろしょうい
たしろしょうい 【田代松意】
江戸前期の俳人。別号,談林軒など。俳諧談林の結社を開き,江戸俳壇に談林の新風を興した。その俳風は飛体(トビテイ)と呼ばれる。編著「虎渓の橋」「談林軒端(ノキバ)の独活(ウド)」「功用群鑑」など。生没年未詳。
たしん
たしん [0] 【他心】
(1)他人の心。
(2)他の人や他の物事に心を移すこと。ふたごころ。他意。「―を抱く」
たしんきょう
たしんきょう【多神教】
polytheism.→英和
たしんきょう
たしんきょう [0] 【多神教】
多数の神々を崇拝する宗教。未開社会・古代社会で広くみられる。
→一神教
たしんつう
たしんつう 【他心通】
〔仏〕 六神通(ロクジンズウ)の一。他人の心の中をすべて読み取る超人的能力。
たじ
たじ [1] 【多時】
多くの時間。また,しばらくの間。「佇立―の後/日光山の奥(花袋)」
たじ
たじ【他事ながら】
by the way.→英和
たじ
たじ [1] 【他事】
その人には関係のない事。よそごと。
たじ
たじ【多事(多端)の】
eventful;→英和
busy.→英和
たじ
たじ [1] 【多事】
(1)仕事が多いこと。忙しいこと。「―多端」
(2)事件が多く,世の中が騒がしいこと。「内外―」
たじ
たじ [1] 【他時】
(1)いつか別の時。
(2)前の時。往時。以前。
たじ=ながら
――ながら
あなたには関係ないことですが。手紙で,自分のことを述べるときに用いる。「―御安心ください」
たじたじ
たじたじ
〜となる stagger;→英和
[ひるむ]flinch;→英和
wince.→英和
たじたじ
たじたじ タヂタヂ [0][1] (副)
(1)相手の気勢や力に圧倒されて後ずさりするさま。ひるんでしりごみするさま。「大の男も―となる」「―の体(テイ)」
(2)足もとが定まらずよろよろとするさま。「突れて孝助―と石へ躓(ツマヅ)き尻もちをつく/怪談牡丹灯籠(円朝)」
たじたたん
たじたたん [1] 【多事多端】
(1)仕事が多く,多忙なこと。
(2)出来事が多く,安らかでないこと。
たじたなん
たじたなん [1] 【多事多難】
多くの事件や困難があること。
たじつ
たじつ【他日】
some other time[day](別の日);in (the) future (今後).
たじつ
たじつ [0] 【多日】
多くの日数。長い月日。「―の経営を空しうして片時(ヘンシ)の灰燼と成り果てぬ/平家 7」
たじつ
たじつ [1] 【他日】
(1)いつか別の日。後日。「―の再会を誓う」
(2)過ぎ去った日。「ふたたび武江の東,三またの秋を悲しび,黄菊―の涙をそそく/芭蕉を移す詞」
たじなし
たじな・し 【他事無し】 (形ク)
(1)他の事を顧みない。余念がない。「ただ囲碁を打つほかは―・し/宇治拾遺 12」
(2)警戒やたくらみなどがない。うちとけている。「其の駕籠是へと―・き風情/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
たじま
たじま タヂマ 【但馬】
旧国名の一。兵庫県北部に相当。但州(タンシユウ)。
たじまうし
たじまうし タヂマ― [3] 【但馬牛】
但馬国に産する代表的な和牛。毛色は黒。強健でよく使役に耐え,肉は美味。神戸牛。
たじまのひめみこ
たじまのひめみこ タヂマ― 【但馬皇女】
(?-708) 天武天皇の皇女。母は藤原鎌足の娘氷上媛。「万葉集」に一途な恋心を歌う相聞歌四首を残す。
たじまもり
たじまもり タヂマモリ 【田道間守】
記紀に見える伝説上の人物。垂仁天皇の命により不老の妙薬,非時香菓(トキジクノカクノコノミ)(タチバナの実)を常世国(トコヨノクニ)から持ち帰ったが,天皇の死後だったので,その陵墓に献じ,自害したという。
たじみ
たじみ タヂミ 【多治見】
姓氏の一。
たじみ
たじみ タヂミ 【多治見】
岐阜県南部,土岐(トキ)川沿いの市。蛙目(ガエロメ)・木節(キブシ)など良質の陶土を産し,窯業が盛ん。
たじみくになが
たじみくになが タヂミ― 【多治見国長】
(1289-1324) 鎌倉末期の武士。通称,四郎次郎。美濃多治見の人。土岐氏一族。正中の変に荷担し,京都で幕府軍に攻められて敗死。
たじみやき
たじみやき タヂミ― [0] 【多治見焼】
多治見市を中心として産する陶磁器。一般には瀬戸焼の中に包含される。桃山期には志野・織部・黄瀬戸などの茶器の名品が焼かれた。
たじゅう
たじゅう [0] 【多汁】
しるけの多いこと。水分含量の多いこと。「―質飼料」
たじゅう
たじゅう【多重放送】
multiplex broadcasting.
たじゅう
たじゅう [0] 【多重】
多く重なり合っていること。
たじゅうしょり
たじゅうしょり [4] 【多重処理】
一つのコンピューター-システムで,同時に複数のプログラムを実行すること。時分割方式で行う見かけ上のものと,複数の CPU を用いる並列方式とがある。
たじゅうじんかく
たじゅうじんかく [4] 【多重人格】
一人の人が,相互に独立で矛盾した複数の人格傾向を有すること。
たじゅうせい
たじゅうせい [0] 【多重星】
天球上,きわめて接近した位置に重なって見える二個以上の星。
たじゅうつうしん
たじゅうつうしん [4] 【多重通信】
一つの回線で,複数の信号を伝送する方式。搬送波の帯域を分割してそれぞれに別の信号を乗せる周波数分割方式と,複数の信号を重ねる時分割方式とがある。マルチチャンネル。
たじゅうとう
たじゅうとう [0] 【多重塔】
仏塔などで,三重・五重に屋根の重なっている塔。多層塔。
たじゅうほうそう
たじゅうほうそう [4] 【多重放送】
テレビ電波のすき間を利用して主音声と異なる音声を送ったり,走査線のすき間を利用して文字放送を行なったりすること。
たじょう
たじょう【多情な】
amorous;→英和
wanton.→英和
たじょう
たじょう [0] 【多情】 (名・形動)[文]ナリ
(1)異性に対する愛情が移りやすいこと。浮気なこと。また,そのさま。移り気。「―な性格」
(2)情がこもっていること。また,情が深く感じやすいこと。また,そのさま。「―な青年の心」「実に多思―なる詩に非ずや/欺かざるの記(独歩)」
たじょういっぺん
たじょういっぺん タジヤウ― 【打成一片】
(1)〔仏〕 禅宗で,座禅によって実現する,自他・内外・心身などの諸対立が消滅し,すべてが一体となった悟りの心境。座禅に没頭すること。
(2)一切を忘れて専心すること。「―ニ学文ヲスル/日葡」
たじょうたかん
たじょうたかん [0] 【多情多感】 (形動)[文]ナリ
感情が豊かで物事に感じやすい・こと(さま)。「―な年ごろ」
たじょうたこん
たじょうたこん [0][4] 【多情多恨】 (名・形動)[文]ナリ
(1)多情なだけに,悔やまれることや恨みに思うようなこともまた多い・こと(さま)。「芸術家は本来―だから/吾輩は猫である(漱石)」
(2)書名(別項参照)。
たじょうたこん
たじょうたこん タジヤウ― 【多情多恨】
小説。尾崎紅葉作。1896年(明治29)「読売新聞」連載。亡妻の面影を連綿と追い続ける主人公の心理の推移を言文一致体で描く。近代口語文小説を世間に認めさせた作品。
たじょうぶっしん
たじょうぶっしん タジヤウ― 【多情仏心】
小説。里見弴作。1922(大正11)〜23年発表。真心に根ざす生き方ならば自他ともに許すという信念をもった主人公藤代信之の女性遍歴を肯定的に描く。
たじょうぶっしん
たじょうぶっしん [0] 【多情仏心】
(1)多情で移り気だが,無慈悲なことができないこと。
(2)書名(別項参照)。
たじれる
たじ・れる [3] (動ラ下一)
いらいらして,理性をなくす。「逆上(ノボ)せて居るぜ,―・れて居るなあ/真景累ヶ淵(円朝)」
たじろぎ
たじろぎ タヂロギ [0]
〔古くは「たじろき」〕
たじろぐこと。「脅されても,―もしない」
たじろぐ
たじろぐ
shrink back;flinch;→英和
wince.→英和
たじろぐ
たじろ・ぐ タヂログ [3] (動ガ五[四])
〔室町時代まで「たぢろく」〕
(1)圧倒されて,ひるむ。しりごみする。「相手のけんまくに―・ぐ」
(2)劣る。「文の道は少し―・くとも/宇津保(俊蔭)」
(3)動揺する。傾く。「足ガ―・ク/日葡」
たす
たす【足す】
[加える]add <to> ;→英和
<One> and <two make[are]three> ;→英和
[補う]make up <for> ;supply.→英和
たす
た・す [0] 【足す】 (動サ五[四])
(1)すでにあるものの上にさらに加える。足りない分を補う。「少し砂糖を―・す」「一―・す二」
(2)必要なことをやる。用事を済ます。「用を―・す」
[可能] たせる
たすう
たすう [2] 【多数】
(1)人や物の数が多いこと。
⇔少数
「負傷者は―にのぼる」
(2)他方よりも人数が多いこと。「―意見」
たすう
たすう【多数の】
(a great) many;→英和
a large number of;lots[a lot]of;most[the majority]of (大多数).〜を占める hold[have]a majority.→英和
‖多数党 the majority party.絶対多数 a[an absolute]majority.
たすうけつ
たすうけつ【多数決(で決める)】
decision (decide) by majority.
たすうけつ
たすうけつ [2] 【多数決】
会議などで全体の意見がいくつかに分かれたとき,賛成者の数の多い考えを採用すること。
たすうだいひょうせい
たすうだいひょうせい [0] 【多数代表制】
多数の支持を得たものを当選者にするという選挙の原則。過半数を必要とする絶対多数代表制と比較多数代表制とがある。
たすうは
たすうは [0] 【多数派】
そのもとに結集したり,支持したりする者の多い党派・流派。
⇔少数派
たすかる
たすかる【助かる】
[命が]be saved[rescued];survive <a disaster> ;→英和
[省ける]save <a person much trouble> ;→英和
[助けとなる]⇒助け.
たすかる
たすか・る [3] 【助かる】 (動ラ五[四])
(1)危険・困難・死などを免れる。「あやうい所を―・る」「事故に遭ったが幸い命は―・った」「後生ヲ―・ル/日葡」
(2)労力・負担・苦痛・費用などが少しですむ。楽になる。「罰金を払わないですんで―・った」「君が手伝ってくれると―・るのだが」
たすき
たすき [0][3] 【襷】
(1)和服を着て働くときに,袂(タモト)をからげるのに用いるひも。肩からわきの下にかけて結び回し,背中で斜めに打ち違いにする。
(2)一方の肩から他方のわきの下に掛ける布やひも。「候補者が名前を入れた―を掛ける」「駅伝競走で―を受け渡しする」
(3)ひもや線または細長いものを斜めに打ち違えること。また,その模様。
(4)漢字の画の一。「戈」の第三画にみられるような「ノ」の部分。
(5)建築で,斜め十字に交差させて取りつける材。
たすき
たすき【襷がけで】
with one's sleeves tucked up.
たすきがけ
たすきがけ [0] 【襷掛(け)】
(1)襷を掛けていること。襷を掛けて立ち働くこと。
(2)ひもや縄などを物にからげるとき,斜め十文字に打ち違えること。また,物の模様などが斜め十文字になっていること。
たすきざん
たすきざん [3] 【襷桟】
斜め十文字に交差させて組む桟。
たすきぞり
たすきぞり [0] 【襷反り】
相撲の決まり手の一。一方の手で相手の差し手を殺し,他の手で攻め足を内側からとり,頭を相手のわきの下に出して後ろに反りながら投げる技。
たすきぼし
たすきぼし [3] 【襷星・翼宿】
二十八宿の翼宿の和名。コップ座あたりの星宿。
たすく
たす・く 【助く】 (動カ下二)
⇒たすける
たすけ
たすけ [3] 【助け】
(1)たすけること。また,その人。「―を呼ぶ」「なんの―にもならない」
(2)必要な品。足し。「生活の―にする」「行路の―卓散なり/太平記 22」
たすけ
たすけ【助け】
(a) help;→英和
aid;→英和
assistance;support;→英和
(a) rescue (救助);→英和
(a) relief (救済).→英和
〜を求める call[ask]for help.〜となる be helpful[a help] <to> ;be of help[service] <to> .
たすけあい
たすけあい [0] 【助け合い】
助け合うこと。「歳末―運動」
たすけあい
たすけあい【(歳末)助け合い運動】
a (year end) charity drive.
たすけあいぎむ
たすけあいぎむ [6] 【扶け合い義務】
直系血族の間及び同居の親族の間において,互いに扶け合う義務。民法に規定がある。互助義務。
たすけあう
たすけあ・う [4][0] 【助け合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに助けたり助けられたりする。「兄弟で―・う」
[可能] たすけあえる
たすけあう
たすけあう【助け合う】
help each other[one another].
たすけあげる
たすけあげる【助け上げる】
pick up;rescue.→英和
たすけだす
たすけだ・す [4][0] 【助け出す】 (動サ五[四])
危険な場所にいる人や動物を安全な場所に移す。すくい出す。救出する。「けが人を―・す」
[可能] たすけだせる
たすけだす
たすけだす【助け出す】
help <out of> ;→英和
rescue <from> .→英和
たすけぶね
たすけぶね [4][3] 【助け船】
(1)水上での遭難者・遭難船を救助する船。救助艇。すくいぶね。
(2)困っているときに助けてくれる人。また,助けとなる物事。「―を出す」
たすけぶね
たすけぶね【助け船】
a lifeboat.→英和
〜を出す go[come]to a person's rescue.
たすける
たす・ける [3] 【助ける・扶ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たす・く
〔「助(ス)く」に手の意の接頭語「た」が付いて一語化したもの〕
(1)力を添えて人や動物を,死の危険や苦痛・災難から逃れさせる。「池に落ちた子供を―・ける」「災害に遭った人々を―・けよう」
(2)(「援ける」「輔ける」「左ける」などとも書く)他人を補佐して,事がうまく運ぶようにする。助力する。手伝う。「主君を―・けてお家を再興する」「新聞配達をして家計を―・ける」
(3)ある作用を促進させる。悪いことにはいわない。「大根おろしは消化を―・けるそうだ」
(4)(神などが人間を)庇護(ヒゴ)する。「皇祖(スメロキ)の御霊(ミタマ)―・けて…我が御代に顕はしてあれば/万葉 4094」
(5)倒れそうになるのを支える。「左右の戸も皆よろぼひ倒れにければ,をのこども―・けて/源氏(蓬生)」
[慣用] 芸は身を―
たすける
たすける【助ける】
(1)[助力]help;→英和
aid;→英和
assist;→英和
[支持]support;→英和
back up.(2)[救助]save;→英和
rescue;→英和
relieve (救済);→英和
spare (助命).→英和
(3)[…に資する]contribute to;help (to) do.
たず
たず タヅ [1] 【田鶴】
鶴(ツル)をいう歌語。「葦辺をさして―鳴き渡る/万葉 919」
たずかなし
たずかな・し タヅカ― 【方便無し】 (形ク)
「たずきなし」に同じ。「―・き雲井にひとり音をぞなく/源氏(須磨)」
たずがね
たずがね タヅ― 【田鶴が音】
(1)鶴(ツル)の鳴く声。「天飛ぶ鳥も使ぞ―の聞えむ時は我が名問はさね/古事記(下)」
(2)鶴をいう雅語。「―の悲しく鳴けば/万葉 4398」
たずき
たずき 【方便・活計】
⇒たつき(方便)
たずきなし
たずきな・し タヅキ― 【方便無し】 (形ク)
たよりない。よるべがない。「この人の―・しと思ひたるを,もてなし助けつつ/源氏(夕顔)」
たずさう
たずさ・う タヅサフ 【携ふ】
■一■ (動ハ四)
(1)手を取り合う。連れ立って行く。「人も無き国もあらぬか我妹子(ワギモコ)と―・ひ行きてたぐひて居らむ/万葉 728」
(2)かかわる。関係する。たずさわる。「東国武士は夫までも弓箭に―・ひて候へば/愚管 5」
■二■ (動ハ下二)
⇒たずさえる
たずさえる
たずさ・える タヅサヘル [4][3] 【携える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たづさ・ふ
(1)手に持つ。身につけて持つ。「一瓢(イツピヨウ)を―・える」「信書を―・えて行く」
(2)手を取る。手を取って連れて行く。「妻子を―・えて赴任する」「やつかれが手を―・へて再会の期を契り/炭俵(序)」
(3)(「手をたずさえる」の形で)一緒に行動する。「手を―・えて出発する」
たずさえる
たずさえる【携える】
have;→英和
carry;→英和
take;→英和
bring[take] <a person with one> (同伴).→英和
たずさわる
たずさわ・る タヅサハル [4] 【携わる】 (動ラ五[四])
(1)ある事柄に関係する。従事する。かかわる。「教育に―・る」
(2)連れ立つ。「思ふどち馬うち群れて―・り/万葉 3993」
(3)手と手をとりあう。「よち子らと手―・りて遊びけむ/万葉 804」
たずさわる
たずさわる【携わる】
participate[take part]in;be concerned in[with].
たずたずし
たずたず・し タヅタヅシ (形シク)
おぼつかない。たどたどしい。「葦鶴(アシタズ)のあな―・し友なしにして/万葉 575」
たずぬ
たず・ぬ タヅヌ 【訪ぬ・尋ぬ・訊ぬ】 (動ナ下二)
⇒たずねる(訪)
⇒たずねる(尋・訊)
たずね
たずね タヅネ [3] 【尋ね】
(1)たずねること。「お―の件につき…」
(2)江戸時代,犯人や容疑者などを捜索させること。また,その犯人・容疑者など。
たずねあぐむ
たずねあぐ・む タヅネ― [5][0] 【尋ねあぐむ】 (動マ五[四])
目的の場所に行き着くことができない。「宿屋を―・んで,泣きさうに成つた/歌行灯(鏡花)」
たずねあてる
たずねあ・てる タヅネ― [5][0] 【尋ね当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たづねあ・つ
人や建物を,人に聞いたりさがしたりして,見付ける。また,目的の所に行き着く。「移転先を―・てる」
たずねあわせる
たずねあわ・せる タヅネアハセル [6][0] 【尋ね合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 たづねあは・す
問い合わせる。「正確な情報を―・せる」
たずねだす
たずねだ・す タヅネ― [4][0] 【尋ね出す】 (動サ五[四])
探していたものを見付ける。[日葡]
たずねびと
たずねびと タヅネ― [3] 【尋ね人】
行方をさがされている人。
たずねびと
たずねびと【尋ね人】
a missing person.尋ね人欄 <米> a personal;→英和
<英> a personal column.
たずねもの
たずねもの タヅネ― [5][0] 【尋ね者】
行方をさがされている人。
→おたずね者
たずねもの
たずねもの タヅネ― [0] 【尋ね物】
さがし物。
たずねもの
たずねもの【尋ね物】
a lost[missing]thing.⇒お尋ね者.
たずねる
たずねる【訪ねる】
⇒訪問.
たずねる
たず・ねる タヅネル [3] 【尋ねる・訊ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たづ・ぬ
(1)人や物のありかや行くえを探して行く。「母を―・ねて旅を続ける」
(2)真理・道理などをさぐり求める。「日本語の源流を―・ねる」「この乱の起りを―・ねるに/曾我 2」
(3)わからないことを人に聞く。問う。質問する。「道を―・ねる」「先生に―・ねる」
たずねる
たず・ねる タヅネル [3] 【訪ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たづ・ぬ
〔「たずねる(尋・訊)」と同源〕
会うためにある人の居所に行く。実際に見るためにある場所へ行く。おとずれる。訪問する。「知人を―・ねる」「古都を―・ねる」
たずねる
たずねる【尋ねる】
(1)[捜す]look[search,seek,hunt]for.(2)[問う]ask <a person about a thing> ;→英和
inquire <after a person> (容態を).→英和
たずのき
たずのき タヅ― [3][1]
(1)ネズミモチの異名。
(2)ニワトコの異名。
たせい
たせい [0][1] 【他姓】
他家の姓。
たせい=を冒(オカ)す
――を冒(オカ)・す
他人の姓を名のる。
たせいおんがく
たせいおんがく [4] 【多声音楽】
⇒ポリフォニー
たせいざっしゅ
たせいざっしゅ [4] 【多性雑種】
二組以上の対立遺伝子について異なる両親間の雑種。雑種第二代以降で各形質が分離し,いろいろな組み合わせのものが生じる。
たせきてき
たせきてき [0] 【他責的】 (形動)
〔extrapunitive〕
〔心〕 思いどおりに物事が運ばない時に,それを自分以外のもの,状況や他の人などのせいにしようとする傾向。外罰的。他罰的。
→自責的
→無責的
たせつこく
たせつこく [3] 【多節国】
国土が海洋や他国の領土などで二つ以上に分かれている国。例,日本・フィリピン・イギリス・アメリカ合衆国。複節国。
⇔単節国
→飛地国
たせん
たせん [0] 【多占】
独占的競争の状態にあって,各企業の行動が相互に密接な影響を与え合うことのない状況。
→独占的競争
→寡占
たせん
たせん [0] 【他薦】 (名)スル
他の者が推薦すること。
⇔自薦
「候補者として自薦または―することができる」
たせん
たせん [0] 【多選】
選挙で,同じ人が何回も選出されること。
たぜい
たぜい [0] 【多勢】
〔古くは「たせい」〕
人数の多いこと。
たぜい
たぜい【多勢を頼んで】
relying on numbers.〜に無勢 be outnumbered <by> .
たぜい=に無勢(ブゼイ)
――に無勢(ブゼイ)
大勢に対するに少人数であること。大軍に敵対しがたいときなどにいう。
たぜり
たぜり [1] 【田芹】
(1)セリのこと。田の畔(アゼ)で摘むことが多いのでいう。
(2)田芥(タガラシ)の異名。
たそ
たそ 【誰そ】 (連語)
〔代名詞「た」に助詞「そ」の付いたもの〕
(1)だれだ。だれですか。「―,その童は/宇治拾遺 2」
(2)だれか。「やいやい,―おらぬか/狂言・釣狐(虎寛本)」
たそう
たそう [0] 【多層】
いくつもの層になって重なること。「―構造」「―建築」
たそうとう
たそうとう [0] 【多層塔】
⇒多重塔(タジユウトウ)
たそがる
たそが・る 【黄昏る】 (動ラ下二)
⇒たそがれる
たそがれ
たそがれ [0] 【黄昏】
(1)〔夕方は人の姿が見分けにくく,「誰(タ)そ彼(カレ)」とたずねるところから〕
夕方の薄暗いとき。夕暮れ。「―の町」
→かわたれ
(2)人生の盛りをすぎた年代をたとえていう。
たそがれ
たそがれ【黄昏(時)】
⇒夕方.
たそがれぐさ
たそがれぐさ [4] 【黄昏草】
ユウガオの異名。
たそがれづき
たそがれづき [4] 【黄昏月】
たそがれどきに見える月。すなわち,陰暦三,四日頃の夕方の月。
たそがれどき
たそがれどき [0] 【黄昏時】
夕暮れどき。夕方。たそがれ。
→かわたれどき
たそがれどり
たそがれどり [4] 【黄昏鳥】
ホトトギスの異名。
たそがれる
たそが・れる [4] 【黄昏れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たそが・る
〔「たそがれ」の動詞化〕
(1)夕方になる。「空が―・れてきた」
(2)人生の盛りを過ぎる。
たそく
たそく [0] 【多足】
(1)足の数の多いこと。
(2)不足を補うもの。補い。たしまえ。たし。「是れからは給事なりともして,母親の―にはならずとも責めて我口だけは/浮雲(四迷)」
たそくるい
たそくるい [3] 【多足類】
ムカデやヤスデなど,多数の脚をもつ節足動物の総称。分類上はムカデ類は唇脚類,ヤスデ類は倍脚類に類別する。
たそくるい
たそくるい【多足類(の動物)】
《動》the myriapoda (a myriapod).
たそや
たそや 【誰そや】
「誰そや行灯」の略。「玉菊と―あかるく名が残り/柳多留 46」
たそやあんどん
たそやあんどん [4] 【誰そや行灯・誰哉行灯】
江戸新吉原の遊郭で,各妓楼の前に立てて道を照らした木製の灯籠(トウロウ)。たそやあんどう。
誰そや行灯[図]
たそん
たそん [0] 【他損】
他人に責任があって,自分の側が損害を受けたり,けがをしたりすること。
⇔自損
「―事故」
たぞえ
たぞえ タゾヘ 【田添】
姓氏の一。
たぞえてつじ
たぞえてつじ タゾヘ― 【田添鉄二】
(1875-1908) 社会主義者。熊本県生まれ。シカゴ大学に留学。帰国後,鎮西日報・平民新聞などで評論活動を行う。直接行動論に反対し,議会政策論を展開した。
たた
たた [0]
魚桶(オケ)を頭にのせて生魚を売り歩く女。おたた。
→たたじょう
たた
たた 【多多】
〔仏〕
〔梵 tāta〕
父のこと。
たた
たた [1] 【多多】 (副)
多く。たくさん。多く「多多ある」の形で用いる。「この種の例が―あります」
たた=ますます弁ず
――ますます弁ず
〔漢書(韓信伝)〕
事が多ければ多いほど巧みに処理する。また,多ければ多いほどよい。多多ますます善し。
〔韓信が漢の高祖と将帥の力量について語ったとき,「陛下(高祖)は十万人程度の将器だが,自分は兵士の数は多ければ多いほどうまく指揮できる」と言ったという故事に基づく〕
たたい
たたい [0] 【多胎】
二人以上の胎児を同時に宿すこと。
たたいにんしん
たたいにんしん [4] 【多胎妊娠】
二人以上の胎児を同時に妊娠すること。胎児の数により双胎・品胎・四胎妊娠などと呼ぶ。
たたいもんだい
たたいもんだい [4] 【多体問題】
〔物〕 相互作用し合う多数の粒子の系を研究する物理学の分野。二体問題は一体化して扱うことができるが,三体以上の系,例えば原子・分子内の多電子系,原子核における核子の系,結晶内の電子・原子の集合などでは,それぞれの系に適切な近似法を用い,特徴的な振る舞いを見出すことが課題である。また,素粒子は生成・消滅を絶えず行うので,それを扱うのも多体問題となる。
たたう
たた・う タタフ 【湛ふ】
■一■ (動ハ四)
水などがいっぱいに満ちている。「濁れる水の―・ふさかりに/山家(雑)」
■二■ (動ハ下二)
⇒たたえる
たたう
たた・う タタフ 【称ふ】 (動ハ下二)
⇒たたえる
たたえごと
たたえごと タタヘ― [4] 【称え辞】
ほめことば。称賛のことば。
たたえる
たたえる【称える】
⇒ほめる.
たたえる
たた・える タタヘル [0][3] 【湛える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たた・ふ
(1)液体をいっぱいにする。みたす。「満々と水を―・えた湖」「目に涙を―・える」「池を―・へしめ給へるを/栄花(駒競べの行幸)」
(2)表情を浮かべる。「悲しみを―・える」「笑みを―・える」
たたえる
たた・える タタヘル [0][3] 【称える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たた・ふ
(1)(「讃える」とも書く)すぐれているとほめる。「栄誉を―・える」
(2)(ほめて)名をいう。「今より後は倭建御子(ヤマトタケルノミコ)と―・ふべし/古事記(中訓)」
たたえる
たたえる【湛える】
fill[brim] <with> .→英和
笑(えみ)を湛えて with a smile.→英和
たたかい
たたかい【戦い】
a war (戦争);→英和
a battle (戦闘);→英和
[闘争]a fight;→英和
a struggle;→英和
a strife.→英和
〜に出る go to war[the front].〜に勝つ(負ける) win (lose) a battle.
たたかい
たたかい タタカヒ [0] 【戦い・闘い】
(1)たたかうこと。争い。戦争。戦闘。「―を宣する」「激烈な―の場」
(2)技芸などの優劣を争うこと。競技。試合。
(3)軍勢。軍隊。「胡国の―こはくして/平家 2」
たたかいがまえ
たたかいがまえ タタカヒガマヘ [5] 【闘構え】
⇒とうがまえ(闘構)
たたかいとる
たたかいと・る タタカヒ― [5] 【闘い取る】 (動ラ五[四])
闘ってかちとる。「―・った自由」
[可能] たたかいとれる
たたかいぬく
たたかいぬく【戦い抜く】
fight it out;fight to a[the]finish.→英和
たたかう
たたかう【戦う】
fight <with,against> ;→英和
fight a battle;→英和
make war <with> ;struggle <with,against> (困難などと);→英和
contend <with> (争う).→英和
たたかう
たたか・う タタカフ [0] 【戦う・闘う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「たたく」の未然形に接尾語「ふ」の付いた語〕
(1)武力をもって互いに攻め合う。争う。「隣国と―・う」
(2)技芸や力の優劣を競う。勝負する。「横綱と互角に―・う」
(3)利害を異にする者が,自分の利益を守ったり獲得したりするために争う。「労使が―・う」
(4)困難や苦しみに負けないよう努力する。「難病と―・う」「暑さと―・う」
(5)繰り返し叩く。叩き合う。「小(スコ)しきの事に依りて,此の童と―・ひ合ひて/今昔 12」
[可能] たたかえる
たたかわす
たたかわ・す タタカハス [0][4] 【戦わす】 (動サ五[四])
力・技などをきそう。激しくやりあう。「議論を―・す」
たたかわす
たたかわす【戦わす】
make <a person> fight with <another> ;pit <a dog> against <another> ;⇒議論(する).
たたき
たたき [3] 【叩き】
〔動詞「たたく(叩)」の連用形から〕
(1)
(ア)魚鳥の肉や獣肉などを包丁でたたくこと。また,そうして作った料理。「アジの―」
(イ)カツオの表面を火で焙(アブ)り刺身にし,ニンニク・ショウガなどの薬味と二杯酢をかけ,手や包丁でたたいたもの。高知県の名物料理。土佐作り。
(2)〔建〕 石材の表面をたたき,細かな痕(アト)を残す仕上げ方。
(3)門付(カドヅケ)芸の一。江戸時代,京都悲田院内に住む非人頭の与二(次)郎の配下が,正月・彼岸・祭礼の折などに扇子で拍子をとり口早に祝言を述べ立てて家々を回ったもの。
(4)義太夫・浄瑠璃などの曲節。{(3)}の拍子を移したものという。
(5)強盗,また恐喝をいう隠語。
たたき
たたき [3] 【三和土】
〔「叩(タタ)き」と同源〕
コンクリートで仕上げた土間。古くは,叩き土に石灰・水などを加えて塗り,たたき固めた。
たたき
たたき [3] 【敲き】
〔「叩(タタ)き」と同源〕
1720年,江戸幕府により制定された刑罰の一種。衣服を剥(ハ)ぎ取りひざまずかせた罪人の肩・背・腰を殴打する。その回数は一般には五〇回,重罪の場合一〇〇回が常であった。
たたき
たたき
a concrete floor (土間の三和土);minced meat[fish](料理の叩き).‖叩き大工 a jerry-builder.
たたきあい
たたきあい【叩き合い】
⇒殴(なぐ)り合い.
たたきあう
たたきあ・う [4] 【叩き合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いにたたく。
(2)互いに取るに足りないようなことを言い合う。「無駄口を―・う」
たたきあげ
たたきあげ [0] 【叩き上げ】
下積み時代の苦労を経て,腕を磨いて一人前になったこと。「―の職人」
たたきあげる
たたきあげる【叩き上げる】
work[struggle]one's way up <from an office boy> .
たたきあげる
たたきあ・げる [5][0] 【叩き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 たたきあ・ぐ
(1)たたいて仕上げる。「漆喰(シツクイ)で―・げた二坪程の土間に/吾輩は猫である(漱石)」
(2)苦労を重ねて,腕を磨き,一人前となる。「でっち奉公から―・げた苦労人」
(3)財産を使い果たす。「程なく一跡を―・げ/仮名草子・浮世物語」
たたきあみ
たたきあみ [3] 【叩き網】
刺し網を張りめぐらし,船べりや水面をたたいて魚群を送り込む漁法。
たたきいし
たたきいし [3] 【叩き石】
(1)ものをたたいたり,すりつぶすのに用いた,丸いまたは扁平な石器。
(2)藁(ワラ)をたたいて柔らかくするのに用いる台石。
たたきうり
たたきうり [3][0] 【叩き売り】
(1)大道商人が,売り台などをたたいて威勢よく,値引きしながら売ること。「バナナの―」
(2)値段には構わずに,安売りすること。投げ売り。「バッタ商品の―」
たたきうり
たたきうり【叩き売り】
<sell at> a sacrifice.→英和
たたきうる
たたきう・る [4][0] 【叩き売る】 (動ラ五[四])
(1)大道商人が台を叩いたりして,威勢よく売る。「バナナを―・る」
(2)安売りする。投げ売りする。「換金のために―・る」
(3)売りとばす。「家屋敷を―・る」
たたきおこす
たたきおこす【叩き起こす】
knock <a person> up (戸を叩いて);rouse <a person> out of bed (無理に).
たたきおこす
たたきおこ・す [5][0] 【叩き起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)戸などをたたいて,眠っている家の人を起こす。「配達の人に―・された」
(2)眠っている人をむりやりに起こす。「子供を―・して学校にやる」
たたきおとす
たたきおとす【叩き落とす】
beat[knock]down;knock off.
たたきおとす
たたきおと・す [5][2][0] 【叩き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)たたいて落とす。打ち落とす。「栗を枝から―・す」
(2)人を失脚させる。「競争相手を―・す」
[可能] たたきおとせる
たたきかえす
たたきかえ・す [4][2] 【叩き返す】 (動サ五[四])
(1)たたかれた仕返しに相手をたたく。
(2)たたきつけるようにして返す。「こんな金―・してこい」
たたきがね
たたきがね [3] 【叩き鉦】
仏具の一。念仏のとき,下に置いて撞木(シユモク)でたたき鳴らす鉦。鉦鼓に似た平たい椀状で,伏せて使う。伏せ鉦。
たたききる
たたきき・る [4][2] 【叩き切る】 (動ラ五[四])
勢いよく切る。たたっきる。「燃(タ)きつけにするために盤根(ネツコ)の上で出刃で―・つてゐた/疑惑(秋江)」
たたききる
たたききる【叩き切る】
hack;→英和
chop.→英和
たたきこむ
たたきこむ【叩き込む】
drive in <a nail> ;beat[hammer] <an idea> into a person's head (教え込む);throw <a person> into (a) prison (牢(ろう)へ).
たたきこむ
たたきこ・む [4] 【叩き込む】 (動マ五[四])
(1)乱暴に入れる。ぶちこむ。たたっこむ。「牢屋に―・む」
(2)強くたたいて中に入れる。「ホームランを―・む」
(3)身につくように厳しく教えこむ。「技を―・む」
(4)しっかり覚えるようにする。「頭によく―・んでおけ」
たたきころす
たたきころ・す [5][2][0] 【叩き殺す】 (動サ五[四])
たたいて殺す。また,「殺す」を強めていう語。「―・してやる」
たたきころす
たたきころす【叩き殺す】
beat <a person> to death;strike <a person> dead.
たたきこわす
たたきこわ・す [5] 【叩き毀す】 (動サ五[四])
たたいてこわす。乱暴に破壊する。「ドアを―・す」
たたきこわす
たたきこわす【叩き壊す】
knock <a thing> to pieces;smash[break]up.
たたきごぼう
たたきごぼう [4] 【叩き牛蒡】
牛蒡をゆでてたたき砕き,酢または醤油で味をつけて煮た食品。
たたきごま
たたきごま [3][4] 【叩き独楽】
こまの一種。木または竹の端に,木綿の細長いきれをつけ,これをむちとして打ちたたいて回すもの。
たたきだい
たたきだい [0] 【叩き台】
よりよい成案をめざして意見や批判によって練り上げてゆくための,もとになる案。試案。
たたきだい
たたきだい【叩き台】
<as> a basic plan for discussion.
たたきだいく
たたきだいく [4] 【叩き大工】
下手な大工。また,あまり技量を必要としない仕事をする大工。
たたきだす
たたきだす【叩き出す】
kick[turn]out (追い出す);[解雇]dismiss;→英和
<米話> fire.→英和
たたきだす
たたきだ・す [4] 【叩き出す】 (動サ五[四])
(1)乱暴に,外に出す。追い出す。「酔っぱらいを―・す」
(2)「打ち出す{(3)}」に同じ。
たたきつける
たたきつける【叩き付ける】
throw <a thing> at[against].
たたきつける
たたきつ・ける [5] 【叩き付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たたきつ・く
(1)激しく物にぶちあてる。強く投げつける。「グローブを地面に―・けてくやしがる」「雨が―・けるように降る」
(2)憤然として物を差し出す。「辞表を―・ける」
(3)自分の考えなどを押し付ける。「私合点いたさぬを老母をたらし―・け/浄瑠璃・曾根崎心中」
(4)幼児の背を軽くたたいて寝かしつける。「赤児を―・けてゐる/歌舞伎・四谷怪談」
たたきつち
たたきつち [3] 【叩き土】
花崗(カコウ)岩・安山岩などの風化した,可溶性ケイ酸に富む土。
→たたき(三和土)
たたきつぶす
たたきつぶす【叩き潰す】
smash up.
たたきつぶす
たたきつぶ・す [5][2][0] 【叩き潰す】 (動サ五[四])
(1)たたいてつぶす。「蚊を―・す」
(2)(議論・勝負などで)相手を完全に打ちのめす。「反対勢力を―・す」
たたきな
たたきな [3] 【叩き菜】
正月六日の夜に七草粥(ナナクサガユ)の菜をまな板の上に載せてたたくこと。また,その行事。
→七草(ナナクサ)を囃(ハヤ)す
たたきなおす
たたきなお・す [5][0] 【叩き直す】 (動サ五[四])
(1)たたいてまっすぐにする。
(2)邪悪でねじ曲がっている心などを直して正しくする。「まがった根性を―・す」
たたきなおす
たたきなおす【叩き直す】
correct <a bad habit> .→英和
たたきなっとう
たたきなっとう [4] 【叩き納豆】
納豆を包丁でたたいて細かくしたもの。納豆汁にして食べる。
たたきなます
たたきなます [4] 【叩き鱠】
アジなどを細かくたたいて作った料理。
たたきのめす
たたきのめ・す [5] 【叩きのめす】 (動サ五[四])
(1)激しく殴ったり蹴ったりして,起き上がれないようにする。「ちんぴらを―・す」
(2)きびしい言葉などで攻撃して立ち上がれないようにする。「最後の一言で―・された」
たたきばし
たたきばし [4] 【叩き箸】
茶碗(チヤワン)を箸でたたいてご飯などを催促すること。不作法とされる。
たたきばなし
たたきばなし [0] 【敲き放し・叩き放し】
(1)江戸時代の刑罰の一。たたきの刑を行なって,そのまま放免すること。たたきばらい。
(2)人を使っておいて,あとは捨て置くこと。「口さきで一ぱいくわせしまいは―にするなどとはあんまり情ないやつなり/洒落本・令子洞房」
たたきばらい
たたきばらい [0] 【敲き払い】
「敲き放し{(1)}」に同じ。
たたきふせる
たたきふせる【叩き伏せる】
knock down.
たたきふせる
たたきふ・せる [5][2][0] 【叩き伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 たたきふ・す
(1)たたいてねじふせる。「暴漢を―・せる」
(2)徹底的にやりこめて屈服させる。「理論闘争で相手を―・せる」
たたきわけ
たたきわけ [0] 【叩き分け】
ものを半分ずつ分けること。山わけ。「利徳(モウケ)は茶屋と―/安愚楽鍋(魯文)」
たたきわる
たたきわ・る [4][2][0] 【叩き割る】 (動ラ五[四])
たたいて割る。たたいてこわす。うち割る。「スイカを―・る」
たたく
たたく【叩く】
(1)[打つ]strike;→英和
beat <a drum> ;→英和
hit;→英和
slap (平手で);→英和
pat (軽く);→英和
clap (手を);→英和
knock <at,on> ;→英和
bang <at,on> (どんと).→英和
(2)[攻撃する]attack;→英和
criticize.→英和
(3)[値段を]beat down <the price> .
(4)[意見を]sound.→英和
たたく
たた・く [2] 【叩く・敲く】 (動カ五[四])
(1)手や手に持った固い物で,物や体に強い衝撃を与える。打つ。目的は,破壊,音を出す,攻撃,注意を喚起,確認,その他いろいろある。「クルミを金づちで―・いて割る」「太鼓を―・く」「ドアを―・く」「手を―・く」「相手の頭を―・く」「お母さんの肩を―・く」「スイカを軽く―・いてみる」「奥(オキ)には平家ふなばたを―・いて感じたり/平家 11」
(2)「たたき{(1)}」にする。「アジを―・く」
(3){(1)}のような動作をする。「パソコンのキーを―・く」「大つぶの雨が屋根を―・く音がする」
(4)人の意見を問う。たずね聞く。「専門家の意見を―・く」「僕が瀬川君の意中を―・いて見たのです/破戒(藤村)」
(5)門や戸を叩いて,来意を告げる。また,訪れて教えを請う。「師の門を―・く」「南の隅の間より,格子―・きののしりて入りぬ/源氏(空蝉)」
(6)攻撃する。悪口を言う。手ひどく批判する。「徹底的に―・く」「マスコミにさんざん―・かれた」
(7)値を安くさせる。値切る。「値を―・いて買う」
(8)(多く「…口をたたく」の形で)言う。しゃべる。「無駄口を―・く」「大口を―・く」「陰口を―・く」
(9)(鳴き声が戸を叩く音に似ることから)クイナが鳴く。「おしなべて―・く水鶏(クイナ)に驚かば上(ウワ)の空なる月もこそ入れ/源氏(澪標)」
[可能] たたける
[慣用] 肩を―・尻を―・底を―・太鼓を―
たたくる
たたく・る (動ラ四)
めちゃめちゃにする。しわくちゃにする。「打ち当て袴の裾,踏み―・つて睨み付け/浄瑠璃・反魂香」
たたけ
たたけ 【狸】
〔「たたげ」とも〕
(1)タヌキの異名。[名義抄]
(2)タヌキの毛。筆の穂に用いる。[日葡]
たたさ
たたさ 【縦さ】
〔「さ」は接尾語〕
たての方。たて。たたし。「―にもかにも横さも奴とそ我(アレ)はありける/万葉 4132」
たたさま
たたさま 【縦方】 (形動ナリ)
(1)立てたさま。たて。「琵琶の御琴を―に持たせ給へり/枕草子 94」
(2)遠く続いているさま。「ながながと―に行けば/枕草子 223」
たたし
たたし 【縦し】
たて。たたさ。「東西を日の―とし,南北を日の横(ヨコシ)とす/日本書紀(成務訓)」
たたじょう
たたじょう
〔「じょう」は「女(ジヨ)」の転か〕
魚売り女で,売色もしたもの。「此所の肴売,内裏・小嶋より出る―と申/浮世草子・一代男 3」
→たた
たたす
たたす【立たす】
make <a person> stand;help <a person> to his feet;[起こす]raise;→英和
rouse (奮起させる).→英和
たたずまい
たたずまい タタズマヒ [3][0] 【佇まい】
〔「ただずまい」とも〕
(1)立っているようす。また,そのものからかもし出されている雰囲気。「城下町の落ち着いた―」「庭の―」
(2)身をおく所。転じて,生業(ナリワイ)。「人間(ヒト)さまざまの―/人情本・梅児誉美 3」
たたずまい
たたずまい【佇まい】
look;→英和
appearance.→英和
たたずみ
たたずみ 【佇み】
(1)身の置き所。「主人に損亡かけ…身の―のない時は/歌舞伎・お染久松色読販」
(2)生活。生計。「親方の馬を取られては…―が叶はぬ/浄瑠璃・丹波与作(中)」
たたずむ
たたずむ【佇む】
stop;→英和
stand (still).→英和
たたずむ
たたず・む [3] 【佇む・彳む】 (動マ五[四])
(1)しばらくの間ある場所に立ったまま動かないでいる。「しょんぼりと―・む」
(2)行きつもどりつする。徘徊(ハイカイ)する。「まだ暁に門のわたりを―・めば/堤中納言(貝あはせ)」
たたなづく
たたなづく (枕詞)
(1)重なり付く意か。「青垣山」または「青垣」にかかる。「大和は国のまほろば―青垣山隠れる大和しうるはし/古事記(中)」
(2)「柔膚(ニキハダ)」にかかる。「なびかひし夫(ツマ)の命の―柔膚(ニキハダ)すらを/万葉 194」
たたなめて
たたなめて 【楯並めて】 (枕詞)
楯(タテ)を並べて射ることから,地名「伊那佐の山」「泉の川」にかかる。「―伊那佐の山の/古事記(中)」「―泉の川の水脈(ミオ)絶えず/万葉 3908」
たたなわる
たたなわ・る タタナハル 【畳なはる】
■一■ (動ラ四)
幾重にも重なる。「登り立ち国見をせせば―・る青垣山/万葉 38」
■二■ (動ラ下二)
{■一■}に同じ。「よれたる下うち―・れたる,いとめでたし/宇津保(蔵開上)」
たたふしのまい
たたふしのまい 【楯節舞】
⇒吉志舞(キシマイ)
たたまる
たたま・る [3] 【畳まる】 (動ラ五[四])
積もり重なる。「悲しき事恐ろしき事胸に―・つて/にごりえ(一葉)」
たたみ
たたみ [0] 【畳】
〔動詞「たたむ」の連用形から〕
(1)わらを縫い固めて作った畳床(タタミドコ)を藺草(イグサ)で編んだ畳表でおおったもの。普通,長さ一間,幅半間であるが地方により大きさは異なる。和室の床に敷く。古くは人の座る所だけに敷いた。
→京間
→田舎間
(2)草履・下駄などの表につける藺草・籐(トウ)・竹などで編んだもの。
(3)むしろ・こも・ござなど,敷物の総称。「その皮を―に刺し,八重畳平群の山に/万葉 3885」
たたみ
たたみ【畳】
a (tatami) mat;→英和
matting (総称).→英和
〜を敷く lay mats;mat <a room> .〜を換える renew the mats.‖畳表 tatami facing.畳屋 a tatami-maker.
たたみ=の上で死ぬ
――の上で死ぬ
事故などで不慮の死を遂げるのではなくて,家で穏やかに死ぬ。
たたみ=の上の水練(スイレン)
――の上の水練(スイレン)
⇒畳水練(タタミスイレン)
たたみ=の=塵(チリ)
――の=塵(チリ)(=縁(ヘリ))を毟(ムシ)る
恥ずかしくてうつむいているようす。また,手持ちぶさたで退屈しているさま。
たたみあげる
たたみあ・げる [5] 【畳み上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 たたみあ・ぐ
(1)積み上げる。積み重ねる。「煉瓦と白い石帯とで―・げられた柱の裾に/青春(風葉)」
(2)畳むようにして巻き上げる。「草摺を―・げ/曾我 1」
たたみいす
たたみいす [3] 【畳み椅子】
携帯に便利なように折り畳むことのできるいす。
たたみいと
たたみいと [4] 【畳糸】
青麻で製し,畳表や縁(ヘリ)などを縫うのに用いる糸。
たたみいわし
たたみいわし [4] 【畳鰯】
カタクチイワシの稚魚を竹の簀(ス)などで海苔(ノリ)のように漉(ス)き上げ,天日で干して板状にした食品。
たたみおび
たたみおび [4] 【畳(み)帯】
芯(シン)を入れないで一枚の布を折り畳んだ帯。
たたみおもて
たたみおもて [4] 【畳表】
藺草(イグサ)の茎を織り合わせて作ったござで,畳の表面に縫いつけるもの。
たたみかける
たたみかける【畳み掛ける】
press a person <to do,for an answer> .→英和
たたみかける
たたみか・ける [5] 【畳み掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たたみか・く
相手に余裕を与えないように,続けざまに働きかける。「―・けて攻撃する」「―・けて尋問する」
たたみがえ
たたみがえ [0] 【畳替え】
新春の用意のため,畳を新しいものに取り替えること。[季]冬。
たたみがみ
たたみがみ [3] 【畳紙】
⇒たとうがみ(畳紙)
たたみこむ
たたみこむ【畳み込む】
fold in[up];keep[bear]in mind (胸に).⇒畳み掛ける.
たたみこむ
たたみこ・む [4] 【畳み込む】 (動マ五[四])
(1)折り畳んで,中に入れる。「両袖(ソデ)を内側に―・む」
(2)心の奥に深く入れておく。理解して覚える。「師の教えを胸に―・む」
たたみこも
たたみこも 【畳薦】 (枕詞)
畳薦は幾重にも重ねて編むところから,「重(ヘ)」と同音の地名「平群(ヘグリ)」や「隔(ヘダ)つ」にかかる。「―平群の山の熊白檮(クマカシ)が葉を/古事記(中)」「―隔て編む数通(カヨ)はさば/万葉 2777」
たたみさし
たたみさし [3] 【畳刺(し)】
畳を刺して作ること。また,それを業とする人。畳職。
たたみざわり
たたみざわり [4] 【畳触り】
畳に触れること。また,その触れ方。挙措の荒々しいさまなどにいう。「―荒き足音/魔風恋風(天外)」
たたみざん
たたみざん [3] 【畳算】
婦女子の間や遊里で行われた占いの一種。簪(カンザシ)を畳の上に落として,その脚の向き方,または落ちた場所から畳のへりまでの畳の編み目の数によって,是非・吉凶を判じるもの。
たたみしょく
たたみしょく [3] 【畳職】
畳を作る職人。
たたみじき
たたみじき [0] 【畳敷(き)】
畳の敷いてあること。また,その部屋。
たたみじゃく
たたみじゃく [0] 【畳(み)尺】
折り畳みができる物差し。折り尺など。畳み物差し。
たたみじわ
たたみじわ [0] 【畳み皺】
紙や布などを畳んでおいたためにできたしわ。
たたみすいれん
たたみすいれん [4] 【畳水練】
畳の上で水泳の練習をするように,方法や理屈は知っているが,実地の練習をしないため,実際の役に立たないこと。畳の上の水練。畑水練。
たたみつき
たたみつき [3] 【畳付(き)】
(1)畳表で表面をおおってあるもの。下駄などにいう。
(2)茶入れ・水指(ミズサシ)などの底の,畳に当たる部分。盆付き。
→茶入れ
たたみどこ
たたみどこ [3] 【畳床】
(1)畳を敷いた床の間。
(2)畳表を張る畳の芯(シン)。藁(ワラ)などを重ねて縫い締めて作る。
たたみばしご
たたみばしご [4] 【畳み梯子】
折り畳むことのできる梯子。
たたみばり
たたみばり [4] 【畳針】
畳を作るときに用いる太くて長い針。
たたみぶね
たたみぶね 【畳(み)船】
近世,組み立て・解体が容易なように作った携帯用の軍用船。
たたみべり
たたみべり [0] 【畳縁】
畳のへり。また,そのへりにつける装飾の布。
たたみめ
たたみめ [0] 【畳(み)目】
(1)物を畳んだときにできる折り目。
(2)畳表の編み目。
たたみや
たたみや [0] 【畳屋】
畳を作るのを業とする人。また,畳を売る家。
たたむ
たたむ【畳む】
fold (up) <into two> ;→英和
shut[close](up) (店などを);→英和
finish (やっつける).→英和
たたむ
たた・む [0] 【畳む】 (動マ五[四])
(1)広げてあるものを折り重ねて小さくする。「着物を―・む」「布団を―・む」
(2)開いていたものを閉じる。「傘を―・む」
(3)それまでの商売・暮らしなどをやめて家を引き払う。「店を―・む」「家を―・む」
(4)心中に秘める。「その思を我胸一つに―・んで/雁(鴎外)」
(5)道に敷石などを敷く。「石を―・んで庫裡(クリ)に通ずる一筋道/草枕(漱石)」
(6)殴ったり蹴(ケ)ったりしてやっつける。殺す。「―・んでしまえ」
(7)幾重にも折り重なる。「用ガ―・ンデキタ/ヘボン(三版)」「氷の上に―・む白波/山家(秋)」
[可能] たためる
たたら
たたら [0] 【踏鞴】
(1)足で踏んで風を送る,大きなふいご。鋳物に用いる。
(2)「たたらぶき」に同じ。
踏鞴(1)[図]
たたら=を踏む
――を踏・む
(1)たたらを踏んで空気を送る。
(2)勢いあまって,踏みとどまろうとしつつも数歩あゆむ。
たたらづか
たたらづか [3] 【栭束】
高欄の束柱(ツカバシラ)。
たたらはま
たたらはま 【多多良浜】
福岡市北東部,博多湾に面する海岸。元寇(ゲンコウ)の古戦場。また,1336年足利尊氏が菊池武敏を破った地。
たたらぶき
たたらぶき [0] 【踏鞴吹(き)】
炉に砂鉄と木炭を入れ,たたらで送風して行う鉄の製錬法。古代から行われ,現在も日本刀に用いられる。
たたらぼし
たたらぼし [3] 【婁宿】
二十八宿の婁(ロウ)宿の和名。牡羊座の三星から成る。
たたらまつり
たたらまつり [4] 【踏鞴祭(り)】
⇒鞴祭(フイゴマツ)り
たたり
たたり [1] 【祟り】
〔動詞「たたる(祟)」の連用形から〕
(1)神仏や霊がその意に反する人間の行為に対してもたらすとがめ・災禍。
(2)ある行為のむくいとして受ける災難。「毎日の夜ふかしの―」
たたり
たたり 【絡垜】
四角形の台に柱を立て,これに綛糸(カセイト)を掛けて,手繰りをするための道具。「其の夜,夢に臥機(クツビキ)と―と儛ひ遊び出で来て/肥前風土記」
絡垜[図]
たたり
たたり【祟を受ける】
incur a curse;→英和
be cursed <with> .あとの〜が恐ろしい You will have to pay dearly for it.
たたりがた
たたりがた [0] 【絡垜形】
唐鋤(カラスキ)の部分名。とりくびと底(イサリ)との間にあって,両者を縦に貫く棒。耒箭(ライセン)。
たたりめ
たたりめ [0][4] 【祟り目】
たたりに遭うとき。災難に遭うとき。「弱り目に―」
たたる
たた・る [0][2] 【祟る】 (動ラ五[四])
(1)神仏・怨霊・物の怪(ケ)などが災いをする。「悪霊が―・る」「ふりにし恋の神さびて―・るに/古今(雑体)」
(2)ある行為が原因となって悪い結果をもたらす。「無理が―・って病む」
たたる
たたる【祟る】
bring evil[a curse] <upon> ;curse;→英和
haunt (怨霊(おんりよう)が).→英和
たたわし
たたわ・し タタハシ (形シク)
〔「湛(タタ)ふ」の形容詞形〕
(1)満ちたりている。欠けたところがない。完全だ。「春花の貴からむと望月の―・しけむと/万葉 167」
(2)いかめしく,立派だ。「をとこざかりにいたりて容貌(ミカタチ)魁(スグ)れて―・し/日本書紀(綏靖訓)」
たたん
たたん [0] 【多端】 (名・形動)[文]ナリ
〔「端」はいとぐち。多方面にかかずらう意〕
(1)仕事や用件が多くて忙しい・こと(さま)。「公務―」「多事―」
(2)複雑で多岐にわたっている・こと(さま)。「何れも異説―なり/太平記 25」
たたん
たたん [0] 【他端】
ほかのはし。もう一方のはし。
たたんがみ
たたんがみ 【畳ん紙】
〔「たたみがみ」の転〕
「たとうがみ」に同じ。「御―にかき給へり/源氏(若菜下)」
ただ
ただ [1] 【唯・只】
〔「ただ(直)」と同源〕
■一■ (副)
(1)ある物や事柄に限定され,ほかは問題にならないことを表す。もっぱら。ひたすら。「―君だけが頼りだ」「今は―無事を祈るしかない」「―勉強ばかりしている」
(2)数量の少ないことを強調する語。たった。わずか。「―の百円」「―一つ」「―一目会いたい」「泣き言は―の一度も言わない」
(3)(「ただ+動詞連用形+に+動詞」の形で)もっぱらその行為をするさま。ひたすら。「馬のうへにて―ねぶりにねぶりて/更科紀行」
■二■ (接続)
前に述べたことについて,留保・注釈・条件などを付け加える語。ただし。もっとも。「品質はいいと思う。―少し高すぎる」
ただ
ただ 【多田】
姓氏の一。
ただ
ただ 【直】
■一■ (形動ナリ)
(1)まっすぐなさま。「春霞井の上(ヘ)ゆ―に道はあれど/万葉 1256」
(2)間に介在するもののないさま。直接。じか。「をとめに―にあはむと我が裂ける利目(トメ)/古事記(中)」
(3)遠回しでないさま。そのまま。「死ぬとぞ―に言ふべかりける/古今(恋四)」
■二■ (副)
(1)まっすぐ。「磐城山―越え来ませ/万葉 3195」
(2)すぐ。じき。「―その几帳のうしろに/源氏(帚木)」
(3)二つの物事に変わりがないさま。また,よく似ているさまを強調する語。まさに。そのまま。さながら。「神な月しぐれに濡るるもみぢばは―わび人のたもとなりけり/古今(哀傷)」
ただ
ただ [1] 【只・徒】
〔「ただ(直)」と同源〕
■一■ (名)
(1)代金が不要なこと。無料。無償。ロハ。《只》「機械を―で使わせる」「この酒は―だ」
(2)特別に変わった点がないこと。普通。「―の人」「―のかすり傷」「―でさえ混雑するのに,休日だから身動きもできない」
(3)何事もないこと。無事。「―で済むとは思われない」
■二■ (形動ナリ)
(1)取り立てるほどのことのないさま。普通。「まだいと若うて,后の―におはしける時とや/伊勢 6」
(2)何もしないさま。むなしいさま。「―にて帰り参りて侍らむは,証候ふまじきにより/大鏡(道長)」
■三■ (副)
(1)ありきたりに。普通。「―有る蛇(クチナワ)なめりと人思ふ程に/今昔 13」
(2)何もせず。「御忌日なれば,猶―臥し給へれ/落窪 2」
→ただならぬ
ただ
ただ【唯[只]】
(1)[無料]〜で free;→英和
gratis.→英和
⇒無料.
(2)[普通]〜の common;→英和
ordinary.→英和
〜の人 a nobody.→英和
〜者ではない be no ordinary fellow.(3)[単に]simply;→英和
solely;only.→英和
〜…すればよい All one has to do is (to) do.‖唯一人で (all) alone;by oneself.
ただ=でさえ
――でさえ
⇒ただ(唯)でさえ(独立項目)
ただ=では=置かないぞ
――では=置かないぞ(=済まないぞ)
何か仕返しをするから覚悟しておけ,という意で捨てぜりふに言う語。
ただ=の鼠(ネズミ)で
――の鼠(ネズミ)で(は)ない
尋常の人物ではない。一癖ある者だ。油断のならないやつだ。
ただ=より高い物はない
――より高い物はない
ただで物をもらうと,その代わりにものを頼まれたり返礼に金がかかったりして,かえって高くつく。
ただあり
ただあり 【徒有り】 (形動ナリ)
(1)ふつうであるさま。平凡。「をかしきすぢなど立てたることはなう,―なるやうなるを/枕草子 49」
(2)つくろわないさま。ありのまま。「―にもてなして,心ざまなどもめやすく/紫式部日記」
ただい
ただい 【徒居】 (名)スル
なにもしないでいること。むだに暮らすこと。「暫時も―せずかせげ共/浮世草子・永代蔵 4」
ただい
ただい [0] 【多大】 (名・形動)[文]ナリ
数量や程度が非常に大きい・こと(さま)。「―の効果をあげる」「―な被害を及ぼす」「―な恩恵をこうむる」
ただい
ただい【多大の】
great;→英和
much;→英和
considerable;→英和
serious;→英和
heavy.→英和
ただい
ただい 【直居】
敷物を敷かず,じかに板敷に座ること。「―にゐるに/宇治拾遺 9」
ただいま
ただいま【只今】
[現在]now;→英和
at present;just now (たった今);[すぐに]soon;→英和
in a minute;→英和
I'm coming (今参ります).
ただいま
ただいま 【只今・唯今】
■一■ [2] (名)
〔「今」を強めた言い方で,「今」よりも丁寧な感じの語〕
(副詞的にも用いる)
(1)今。目下。現在。「―の時刻は正午です」「―問い合わせております」
(2)現在より少し前。ついさっき。「―お帰りになりました」
(3)現在より少しあと。今すぐ。ただちに。「―うかがいます」「―まいります」
■二■ [4][0] (感)
〔「ただ今帰りました」の略〕
外出から帰ったときの挨拶(アイサツ)の言葉。「『―』,『お帰りなさい』」
ただおか
ただおか タダヲカ 【忠岡】
大阪府南西部,泉北(センボク)郡の町。大阪湾に面し,紡織・木材工業が立地。
ただく
ただく 【只句】
連歌で,発句以外の普通の句。「―も発句のやうに心をわり/筑波問答」
ただぐい
ただぐい [0] 【只食い】 (名)スル
代金を払わないで食べること。
ただごと
ただごと [0] 【只事・徒事・唯事】
〔古くは「ただこと」とも〕
ありふれたこと。普通の現象。多く下に打ち消しの語を伴う。「彼の様子は―ではない」
ただごと
ただごと 【徒言・直言・只言】
〔「ただこと」とも〕
(1)(和歌的・歌語的でない)普通の言葉。平凡で技巧に乏しい表現。「きく人の思へるやう,『なぞ,―なる』とひそかにいふべし/土左」
(2)直接的に表現すること。「これは―に言ひて物にたとへなどもせぬものなり/古今(仮名序)」
ただごと
ただごと【只事でない】
It is no joke[no trivial matter].
ただごとうた
ただごとうた [4] 【直言歌・徒言歌】
古今和歌集序に見える和歌の六義(リクギ)の一。物にたとえず,率直に詠んだ歌。江戸時代,小沢蘆庵はこの風体を理想として唱えた。
ただし
ただし【但し】
but;→英和
however;→英和
only;→英和
provided that… (条件).
ただし
ただ・し 【正し】 (形シク)
⇒ただしい
ただし
ただし [1] 【但し】 (接続)
〔副詞「ただ」に助詞「し」の付いた語〕
□一□上に述べたことについて条件や例外を付け足すときに使う。しかし。だが。「明日,運動会を行う。―,雨天の場合は中止する」「全員集合せよ。―,病気の者は除く」
□二□
(1)「ただ」を強めた語。「男女十余人皆,其の難にあひて…更にたのむ所なし。―,三宝の加護に非ずは,誰か此の難を助けんと思ひ得て/今昔 12」
(2)前文に対する疑問・推量などの文を導くために使う。もしかしたら。「十月を神無月と云ひて,神事にはばかるべきよしは記したるものなし。…―,当月諸社の祭なき故に,この名あるか/徒然 202」
(3)ところで。さて。「―,この大臣(オトド)は…清和天皇のおほぢにて/大鏡(良房)」
(4)それとも。あるいは。ただしは。「酒が飲れぬか,せめてひとり成とも出ぬか,―かへれといふ事か/浮世草子・一代女 5」
ただしい
ただし・い [3] 【正しい】 (形)[文]シク ただ・し
物事のあるべき姿を考え,それに合致しているさまをいう。
(1)道徳・倫理・法律などにかなっている。よこしまでない。「―・いおこない」「心の―・い人」
(2)真理・事実に合致している。誤りがない。「―・い結論」「―・い報道」
(3)標準・規準・規範・儀礼などに合致している。「―・い時刻」「―・い書類」「―・い言葉遣い」「―・い作法」
(4)筋道が通っている。筋がはっきりたどれる。「由緒―・い家柄」「―・しき其孫なればさる事もやあるらむ/保元(中)」
(5)最も目的にかなったやり方である。一番効果のある方法である。「機械を―・く操作する」「―・い薬の飲み方」
(6)ゆがんだり乱れたりしていない。恰好がきちんと整っている。「―・い姿勢」「―・い円を描く」
〔漢字訓読に多く見え,平安時代の和文にはほとんど用いられていない〕
[派生] ――さ(名)
ただしい
ただしい【正しい(く)】
right(ly);→英和
proper(ly);→英和
just(ly);→英和
honest(ly) (正直);→英和
correct(ly) (正確).→英和
ただしがき
ただしがき【但し書き】
a proviso.→英和
ただしがき
ただしがき [0] 【但し書き】
「但し」という語を書き出しに使い,前文や本文に対して,条件・例外・説明などを付け加えた文。「契約書の終わりに―をつける」
ただしく
ただしく 【但しく】 (副)
「ただ」を強めた語。「物皆は新(アラタ)まる良し―も人は古りゆくよろしかるべし/万葉 1885」
ただしづきの
ただしづきの【但付の】
conditional.→英和
ただしは
ただしは 【但しは】 (接続)
それとも。あるいは。「親父にいふてこの善次を勘当させて腹いるか,―じねんに銀取るか勝手次第/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」
ただじ
ただじ 【直路・直道】
〔古くは「ただち」〕
(1)まっすぐな道。「月夜良み妹に逢はむと―から我は来つれど夜そふけにける/万葉 2618」
(2)正しい筋道。正道。
ただす
ただ・す [2] 【正す】 (動サ五[四])
〔形容詞「正し」と同源〕
(1)間違っているものを改める。「誤りを―・す」
(2)きちんと整える。「姿勢を―・す」「威儀を―・す」「襟を―・す」「喜びの涙ともすれば落ちつつ目をさへのごひ―・して/源氏(若菜下)」
(3)道理にかなっているかどうかをはっきりさせる。「是非を―・す」「理非曲直を―・す」
[可能] ただせる
ただす
ただ・す [2] 【質す】 (動サ五[四])
〔「正す」と同源〕
たずねて明らかにする。質問する。きく。「真意を―・す」「意向を―・す」
[可能] ただせる
ただす
ただす【正す】
correct <a mistake> ;→英和
[矯正]reform;→英和
amend;→英和
put[set]right;adjust (調整).→英和
ただす
ただす【質す】
[質問]ask;→英和
inquire;→英和
[確かめる]ascertain;→英和
make sure <of> .
ただす
ただ・す [2] 【糺す】 (動サ五[四])
〔「正す」と同源〕
罪や真偽・事実などを問い調べる。「罪を―・す」
[可能] ただせる
ただす
ただす【糺す】
examine;→英和
investigate.→英和
元を糺せば originally.→英和
ただす
ただす 【糺・只洲】
京都市左京区,高野川と賀茂川との合流点にあった地名。糺の神が鎮座。
ただすつかさ
ただすつかさ 【弾正台】
〔糺(タダ)す司(ツカサ)の意〕
⇒だんじょうだい(弾正台)
ただすのかみ
ただすのかみ 【糺の神】
京都の糺ノ森に鎮座する神。下鴨神社およびその摂社の河合神社などの祭神。偽りをただす神とされた。
ただすのすずみ
ただすのすずみ 【糺の涼み】
下鴨神社の御手洗会(ミタラシエ)に参詣した人が,糺ノ森の御手洗川で除災のため足を浸し,川辺で涼をとった行事。
ただすのもり
ただすのもり 【糺ノ森】
京都市左京区下鴨神社の森。賀茂川・高野川の合流点付近にあり,古来参拝客が涼をとる場所として有名。((歌枕))「偽りを―のゆふだすきかけつつちかへ我を思はば/新古今(恋三)」
ただただ
ただただ [1] 【只只・唯唯】 (副)
「ただ」を強めていう語。ひたすら。「ご親切―御礼申し上げるばかりです」
ただちに
ただちに [1] 【直ちに】 (副)
(1)時間を置かないで物事を行うさま。時を移さず。すぐ。「―出発せよ」「過ちを―改める」
(2)間に他の物をはさまないさま。直接に。じかに。「失敗は―死を意味する」「土器(カハラケ)より―うつすべし/徒然 213」
ただちに
ただちに【直ちに】
at once;immediately;→英和
instantly;→英和
right away.
ただつな
ただつな 【忠綱】
江戸中期の刀工。大坂の人。浅井氏。通称,万太夫。粟田口国綱の後裔(コウエイ)と称す。一竿子と号し,近江守を受領。初代近江守忠綱の子。刀身の彫り物に優れ,大坂新刀を代表する刀工の一人。生没年未詳。
ただでさえ
ただでさえ 【唯でさえ】 (連語)
普通の状態でも。それでなくても。「―狭い部屋に本がいっぱいで…」
ただどり
ただどり [4][0] 【只取り】 (名)スル
〔「ただとり」とも〕
ただで手に入れること。代償や労力を払わずに自分のものとすること。「研究の成果を―された」
ただどり=山
――山((タダトリヤマ))のほととぎす
只取りにする意をしゃれていう語。只取り山。「ただとる山の時鳥とて,昔からあることよ/咄本・醒睡笑」
ただなか
ただなか [2][0] 【直中・只中】
(1)まんなか。「群衆の―に割り込む」
(2)真っ最中。「争いの―に割って入る」
(3)最もすぐれていること。随一。代表。「当世女の―,広い京にも又有べからず/浮世草子・五人女 3」
ただなら∘ず
ただなら∘ず 【徒ならず・只ならず】 (連語)
(1)普通ではない。ひととおりではない。ただならぬ。
(2)並はずれてすぐれている。「ものふりたる森のけしきも―∘ぬに/徒然 24」
(3)妊娠した様子である。「かの女君,夢の事ありしに,―∘ずなりにけり/宇津保(俊蔭)」
ただならぬ
ただならぬ 【徒ならぬ】 (連語)
(1)普通ではない。ただごとではない。何かいわくありげである。「―気配」「―顔色」
(2)(「啻ならぬ」とも書く)程度がはなはだしい。それどころではない。
ただならぬ
ただならぬ【徒ならぬ】
unusual;→英和
uncommon;→英和
serious.→英和
ただなりに
ただなりに 【唯なりに】 (副)
事がある方向に急変するさま。ひたすら。「―花の都,田舎になるこそかなしけれ/平家 5」
ただなんれい
ただなんれい 【多田南嶺】
(1698-1750) 江戸中期の神道家・浮世草子作者。摂津の人。名は義俊。吉田・垂加・伊勢の諸神道を習い,壺井義知に有職故実を学ぶ。八文字屋自笑の浮世草子を代作したといわれる。著「旧事記偽撰考」「南嶺子」「伊呂波声母伝」など。
ただに
ただに [1] 【唯に】 (副)
単に。ただ。下に「だけ」「のみ」などを伴い,否定の表現と呼応して用いる。「―味方を損なうのみならず,敵を益するものである」
ただのいん
ただのいん 【多田院】
兵庫県川西市にあった寺。970年多田(源)満仲が創設し,源氏の菩提所となった。現在,多田神社という。
ただのまんじゅう
ただのまんじゅう 【多田満仲】
⇒源満仲(ミナモトノミツナカ)
ただのり
ただのり 【忠度】
能の一。二番目物。世阿弥作。「平家物語」や「源平盛衰記」に基づく。源平の合戦で討ち死にした平忠度の霊が,自分の詠歌が「千載集」に「読人知らず」として入集されたことに対する苦情を訴え,勇壮な最期を見せるという筋。
ただのり
ただのり【只乗りする】
steal a ride <on a train> .→英和
ただのり
ただのり [0] 【只乗り】 (名)スル
運賃を払わずに乗り物に乗ること。無賃乗車。
→薩摩守(サツマノカミ)
ただばたらき
ただばたらき【只働きする】
work for nothing.
ただばたらき
ただばたらき [3] 【只働き】 (名)スル
(1)もらうべき報酬をもらわないで働くこと。「これでは―同様だ」
(2)働いてもその効果のあらわれないこと。むだばたらき。
ただびと
ただびと [0] 【徒人・直人・只人】
(1)通常の人間。普通の人間。常人。「げに―にはあらざりけりとおぼして/竹取」
(2)(帝・后などに対して)臣下の人。「めでたうをかしきに,―のねぶたかりつる目もいと大きになりぬ/枕草子 313」
(3)官位の低い人。普通の身分の人。「―も,舎人など賜はるきはは,ゆゆしと見ゆ/徒然 1」
(4)(僧に対して)俗人。「九の僧を請(マ)せて,―の供養を以て養き/日本書紀(天武訓)」
ただぼうこう
ただぼうこう [3] 【只奉公】
「只働き」に同じ。
ただみがわ
ただみがわ 【只見川】
尾瀬ヶ原に発し,福島県南西部を流れて阿賀野川に合流する川。上流部は電源地帯で,奥只見・田子倉などの発電用大ダムがある。
ただみせん
ただみせん 【只見線】
JR 東日本の鉄道線。新潟県小出と福島県会津若松間,135.2キロメートル。六十里越トンネルで福島県に入り,只見川に沿って走る。
ただむかう
ただむか・う 【直向かふ】 (動ハ四)
まっすぐに向かう。真向かいになっている。「韓国(カラクニ)に渡り行かむと―・ふ敏馬(ミヌメ)をさして潮待ちて/万葉 3627」
ただむき
ただむき 【腕】
肘(ヒジ)から手首までの間。うで。「栲綱(タクヅノ)の白き―/古事記(上)」
→かいな(腕)
ただめ
ただめ 【直目】
そのものを直接に見ること。目前(モクゼン)。「―に見けむ古壮士(イニシエオトコ)/万葉 1803」
ただもどり
ただもどり [3] 【只戻り】 (名)スル
用事をすませずに,そのまま戻ってくること。すもどり。
ただもの
ただもの [0] 【徒者・只者】
普通の者。尋常な者。多く打ち消しの語を伴って,「特異」「すぐれた」の意で用いる。「あの身のこなしは―ではない」
ただもんめ
ただもんめ [5] 【只匁】
〔匁は昔の銭の単位〕
ただ。無料。
ただよう
ただよう【漂う】
drift;→英和
float;→英和
hang <in the air> .→英和
ただよう
ただよ・う タダヨフ [3] 【漂う】 (動ワ五[ハ四])
(1)空中や水中に浮いて,風や,運ばれるままに動く。「舟は波間を―・った」「黒雲が―・う」
(2)あてもなく歩き回る。「夜の町を―・い歩く」
(3)香り・雰囲気などが感じられる。「伽羅(キヤラ)の香が―・ってきた」「不穏な空気が―・っている」
(4)頼りない状態で暮らす。「はしたなうてこそ―・はめ/源氏(真木柱)」
(5)安定しないでふらふらする。「足ガ―・ウテ行ク/日葡」
(6)ひるむ。たじろぐ。「少しも―・はず戦ひける間/太平記 14」
ただよし
ただよし 【忠吉】
(1572-1632) 江戸初期の刀工。肥前の人。本名,橋本新左衛門。埋忠明寿に師事。「肥前国忠吉」と銘を切るところから五字忠吉と呼ぶ。晩年,武蔵大掾忠広と改める。堅実・重厚な作風。肥前新刀の祖。
ただよわし
ただよわ・し タダヨハシ 【漂はし】 (形シク)
不安定だ。しっかり定まらない。落ち着かない。「御うしろみなくて―・しくおはしまさむよりは/源氏(若菜下)」
ただよわす
ただよわ・す タダヨハス [4] 【漂わす】 (動サ五[四])
(1)ただようようにする。「レモンの香りを―・す」
(2)頼りない境遇にする。「残りの人々の物はかなからむ,―・し給ふな/源氏(鈴虫)」
ただらかす
ただらか・す 【爛らかす】 (動サ四)
ただれるようにする。ただらす。[日葡]
ただる
ただ・る 【爛る】 (動ラ下二)
⇒ただれる
ただれ
ただれ【爛れ】
a sore;→英和
an inflammation.→英和
ただれ
ただれ [0] 【爛れ】
ただれること。ただれた所。
ただれた
ただれた【爛れた】
sore;→英和
inflamed.
ただれめ
ただれめ【爛れ目】
blear[sore]eyes.
ただれめ
ただれめ [0] 【爛れ目】
まぶたの縁が赤くただれる病気。眼瞼縁炎(ガンケンエンエン)。
ただれる
ただ・れる [0] 【爛れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ただ・る
(1)炎症や傷などのため,皮膚や肉が破れ,くずれる。「薬品で―・れた皮膚」「腰もかがまり目も―・れにけり/竹取」
(2)生活が不健全でだらしなくなる。「―・れた生活」
ただれる
ただれる【爛れる】
be sore[inflamed].
ただん
ただん【多段式ロケット】
a multistage rocket.
たち
たち [2] 【建ち】
⇒建(タ)て入(イ)れ
たち
たち 【館】
(1)貴人や官吏などの宿舎。たて。「守(カミ)の―より,呼びにふみもて来たなり/土左」
(2)貴人の邸宅。やかた。「この浜の―にこころやすくおはします/源氏(明石)」
(3)貴人を敬っていう語。「大弐の御―の上の/源氏(玉鬘)」
(4)小規模の城。とりで。「楠が―へ行向つて/太平記 3」
たち
たち 【立ち】
■一■ [2] (名)
〔動詞「立つ」の連用形から〕
(1)出発すること。旅立つこと。「明日のお―は何時ですか」
(2)すぎゆくこと。経過。「月日の―が早い」「産後の肥―」
(3)尽きること。「―の早い蝋燭(ロウソク)」
(4)「立ち稽古(ゲイコ)」の略。「―に入る」
(5)「立役(タチヤク)」の略。
(6)「立ち合い」の略。
■二■ (接頭)
動詞に付いて,語勢を強めたり,ややあらたまった感じの意を添える。「―まじる」「―まさる」「―かえる」
→だち(立)
たち
たち 【館】
姓氏の一。
たち
たち [1] 【他地】
よその土地。「―へ向かう」
たち
たち [1] 【太刀・大刀】
〔「断ち」の意〕
(1)(短小の「かたな」に対して)長大な刀剣を総称していう。「八雲立つ出雲梟師(タケル)が佩ける―/日本書紀(崇神)」
(2)(刃を上に向けて腰帯に差した「かたな」に対して)刃を下に向けて腰につり下げる刀剣。
〔古墳時代から奈良時代までに見られる直刀を「大刀」と書き,平安以降の反り刀を「太刀」と書き分けることがある〕
太刀(2)[図]
たち
たち [1] 【質】
(1)人の生まれつきの性質・体質。「涙もろい―」「蕁麻疹(ジンマシン)の出やすい―」
(2)その事柄の性質。「―の悪いいたずら」
たち
たち【太刀】
a (long) sword.
たち
たち【質の良い(悪い)】
good-(ill-)natured (気質);of good (bad) character (事柄);benignant (malignant,bad) (病気の).→英和
…の〜である be <weak> by nature;be liable <to do> .
たち
たち 【達】 (接尾)
名詞・代名詞に付いて,それらが複数であることを表す。「きみ―のせいだ」「わたし―も頑張る」「森の小鳥―」
〔古くは敬意を含み,神や貴人にだけ付いた。現在では「ども」「ら」のような見下した感じはないが,「かた」ほどの敬意はなく,普通,尊敬すべき人にはつけない〕
たちあい
たちあい [0] 【立(ち)会い】
〔動詞「立ち会う」の連用形から〕
(1)のちの証拠にするため,また監督や検査などのために,その場所に居合わせ確認すること。また,その人。「第三者の―のもとで」
(2)取引所で取引員が集まり,売買の取引を行うこと。「午後の―」
たちあい
たちあい [0] 【立(ち)合い】
〔動詞「立ち合う」の連用形から〕
(1)相撲で,力士が仕切りのあとに立ち上がること。「―負け」
(2)能で競演すること。
(3)江戸幕府の評定所の定期会合日の一。三奉行・大目付・目付が列席する。
たちあい
たちあい【立会い】
presence (列席);→英和
a conference (会議);→英和
a session (取引所の).→英和
〜の上で in the presence of <a witness> .‖立会演説会 a joint meeting for campaign speeches.立会時間(取引所の) the market hours.立会人 a witness;a teller (開票の).
たちあいえんぜつ
たちあいえんぜつ [5] 【立会演説】
異なる意見をもつ人が,公開の場で多くの人を前に,各々の意見を述べあうこと。また,その演説。「選挙の―」
たちあいがき
たちあいがき [3] 【立(ち)会い垣】
丸竹を数本ずつ並べ,間をあけて造った垣。袖垣などに使用される。
たちあいじょう
たちあいじょう [0] 【立会場】
取引所で,売買取引を行う場所。場(バ)。
たちあいていし
たちあいていし [0] 【立会停止】
取引所で,相場に激しい動きがあって不穏当な売買の行われるおそれのあるとき,秩序維持のために立ち会いを一時停止すること。
たちあいにん
たちあいにん [0] 【立会人】
後日の証拠にするために,証人としてその場に立ち会う人。立会証人。
たちあう
たちあ・う [0][3] 【立(ち)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いに勝負を争う。互いに格闘する。「堂々と―・う」
(2)相方が互いに出会う。合流する。「山なみのよろしき国と川なみの―・ふ里と/万葉 1050」
[可能] たちあえる
たちあう
たちあう【立ち会う】
attend;→英和
be present <at> ;be (a) witness <to> .
たちあう
たちあ・う [0][3] 【立(ち)会う】 (動ワ五[ハ四])
(証人や参考人として)その場に居合わせる。「手術に―・う」「参考人として―・う」
[可能] たちあえる
たちあおい
たちあおい【立葵】
《植》a hollyhock.→英和
たちあおい
たちあおい [3] 【立葵】
(1)アオイ科の越年草。地中海沿岸原産。観賞用。高さ約2メートル。葉は心臓形で掌状に浅裂する。六月頃から茎が伸び葉腋ごとに大形の五弁花をつけ,長い花穂をつくる。花色は紅・桃・白・黄・紫など。唐(カラ)葵。花葵。梅雨葵。ホリホック。[季]夏。
(2)エンレイソウの別名。
(3)葵紋の一。茎のある葵の葉三つを杉形(スギナリ)に立てた形のもの。
→葵
たちあかし
たちあかし 【立ち明かし】
「たてあかし」に同じ。「―の光の心もとなければ/紫式部日記」
たちあかす
たちあか・す [0][4] 【立(ち)明かす】 (動サ五[四])
立ったまま夜を明かす。「一晩中門前で―・す」
たちあがり
たちあがり [0] 【立(ち)上がり】
(1)立ち上がること。
(2)動作や行動のしはじめ。「―が悪い」
(3)相撲で,仕切りから体を起こすこと。
(4)建築で,材が水平面から鉛直に立ち上がること。また,その寸法。
たちあがり
たちあがり [0] 【裁ち上(が)り】
衣服の生地を裁ち終えること。また,その出来ばえ。
たちあがる
たちあが・る [0][4] 【建ち上(が)る】 (動ラ五[四])
家が建てられ,できあがる。
たちあがる
たちあがる【立ち上がる】
stand[get]up;rise (to one's feet);→英和
rise (up) (奮起する).
たちあがる
たちあが・る [0][4] 【立(ち)上がる】 (動ラ五[四])
(1)座ったり腰かけたりしていた人が,立つ。「座席から―・る」
(2)相撲で,力士が仕切りを終えて,勝負を始める。
(3)まったく打ちひしがれていた者が,勢いを取り戻す。「破産の憂き目から―・る」「廃墟の中から―・る」
(4)思い切って行動を起こす。「暴力追放に市民が―・る」
(5)たちまさる。すぐれる。「内の文さんはグツと気位が―・つてお出でだから/浮雲(四迷)」
(6)機械が動き始める。「―・るまでに時間のかかるコンピューター」
(7)上の方に高くのびる。「炎空へ―・り/平家 6」
[可能] たちあがれる
たちあげる
たちあ・げる [0][4] 【立(ち)上げる】 (動ガ下一)
起動させるための必要な操作をして,機械が稼働できる状態にする。「パソコンを―・げる」
たちあらわれる
たちあらわ・れる [6][0] 【立(ち)現れる・立ち顕れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たちあらは・る
目前にあらわれる。姿を見せる。「ドアを開けてゆっくりと―・れる」
たちあるき
たちあるき [0] 【立(ち)歩き】
立つことと歩くこと。「―に不自由する」
たちい
たちい【立居振舞】
manners;bearing;→英和
behavior.→英和
たちい
たちい [2][1] 【立ち居・起ち居】
(1)立ったり,座ったりすること。日常の動作。「―が不自由になる」
(2)立っていること。「空晴れて,千里に雲の―もなく/読本・雨月(菊花の約)」
たちいず
たちい・ず 【立ち出づ】 (動ダ下二)
(1)その場を去る。出てゆく。「―・でて山の井に行きて/大和 155」
(2)その場に現れる。出てくる。「きこゆべき事ありてなむ,―・で給へ/落窪 1」
(3)おもて立ったところに出る。「世に―・でば人やとがめん/新撰六帖 5」
(4)形となって表にあらわれる。「もとよりの憎さも―・でて/源氏(桐壺)」
たちいた
たちいた [3][2] 【裁(ち)板】
布を裁断するときなどに台として用いる板。たちもの板。
たちいたる
たちいたる【立ち至る】
come <to> ;→英和
result <in> .→英和
たちいたる
たちいた・る [4] 【立(ち)至る】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
事件や情勢などが,重大深刻な状態になる。「両国の関係はのっぴきならぬ状態に―・った」
たちいふるまい
たちいふるまい [2][1] 【立ち居振(る)舞い・立(ち)居振舞・起ち居振(る)舞い】
立ったり座ったりする動作に伴う,体のこなし。体の動かし方。起居動作。
たちいり
たちいり【立入り禁止】
<掲示> No Admittance./No Trespassing./Keep Off <the Grass> ./Off Limits <to> .立入り検査 an on-the-spot inspection.
たちいり
たちいり [0] 【立(ち)入り】
(1)たちいること。「関係者以外の―を禁ずる」
(2)「立入検査」の略。「―があった」
(3)ある家に親しく出入りすること。また,その人。
たちいり
たちいり 【立入】
姓氏の一。
たちいりきんし
たちいりきんし [0] 【立(ち)入り禁止・立入禁止】
その場所へ立ち入ることを禁止すること。「―区域」
たちいりけんさ
たちいりけんさ [5] 【立入検査】
行政機関の命令を受けた者が行政法規の遵守を確認するために,事務所・営業所・工場などに立ち入って,帳簿・設備などの検査を行うこと。臨検。
たちいりむねつぐ
たちいりむねつぐ 【立入宗継】
⇒たてりそうけい(立入宗継)
たちいる
たちいる【立ち入る】
enter;→英和
go[come]into;meddle <with> (干渉);→英和
intrude (侵入).→英和
立ち入った(質問) (a) personal (question).→英和
たちいる
たちい・る [0][3] 【立(ち)入る】 (動ラ五[四])
(1)ある場所の内部へはいる。「無断で構内に―・ることを禁ず」「東塔の南谷のある坊に―・りて出家入道して/保元(中)」
(2)本来は関係のない事柄にかかわる。「部外者が―・る問題ではない」「―・ったことを伺いますが…」
(3)(核心などに)深くはいりこむ。「もう少し―・って言えば」
[可能] たちいれる
たちうお
たちうお [2] 【太刀魚】
スズキ目の海魚。全長1.5メートルに達する。体は銀白色で細長く側扁し,太刀状となる。背びれは全背縁に発達するが,尾びれと腹びれはない。体表からとれるグアニンは模造真珠の光沢をつけるために使う。暖海に広く分布。食用。タチ。タチノウオ。[季]秋。
太刀魚[図]
たちうお
たちうお【太刀魚】
a scabbard fish.
たちうす
たちうす [3] 【立ち臼】
餅(モチ)などをつく臼。
たちうす=に菰(コモ)
――に菰(コモ)
背が低く太った女が腰に帯をしめた姿のたとえ。「―を巻いたよう」
たちうす=も二階へ登る
――も二階へ登る
ありえないことが起こるたとえ。
たちうた
たちうた 【立(ち)歌】
雅楽の声楽曲(特に国風歌舞(クニブリノウタマイ))で,歌唱者・伴奏者全員が立ったまま演唱・演奏すること。節会(セチエ)の際の庭上での演奏など,屋外の演奏で行われる。
たちうち
たちうち [0] 【立ち射ち】
「立射(リツシヤ)」に同じ。
たちうち
たちうち【太刀打ちする】
[対抗する]compete <with> ;→英和
rival.→英和
〜が出来ない be no match <for> .
たちうち
たちうち [0] 【太刀打ち】 (名)スル
(1)太刀をもって互いに打ち合い戦うこと。「―の技(ワザ)(=剣術)」
(2)物事を張り合って,競争すること。「とても―できない」「道学先生と―して,議論に勝てよう道理が無い/婦系図(鏡花)」
(3)槍の,口金から血留まりまでの間の呼び名。
→槍
たちうばい
たちうばい タチウバヒ 【太刀奪】
⇒たちばい(太刀奪)
たちうり
たちうり [0] 【立(ち)売り】 (名)スル
店を構えず,道端などで物を売ること。また,その人。「ホームで駅弁を―する」
たちうり
たちうり [0] 【裁(ち)売り】 (名)スル
必要なだけ裁ち切って売ること。切り売り。
たちえり
たちえり【立襟】
a stand-up collar.
たちえり
たちえり [0][2] 【立(ち)襟】
折り返らず,首に沿って立ち上がっている洋服の襟。スタンド-カラー。
たちおうじょう
たちおうじょう [3] 【立(ち)往生】 (名)スル
(1)立ったまま死ぬこと。立ち死に。「弁慶の―」
(2)事故などで,電車や自動車が身動きのとれない状態になること。「雪のため電車が―する」
(3)物事が行き詰まりの状態になって処置に困ること。「演壇上で―する」
たちおうじょう
たちおうじょう【立往生する】
come[be brought]to a standstill;→英和
be stranded[held up];be at a loss (当惑).→英和
たちおくれ
たちおくれ [0] 【立(ち)後れ・立(ち)遅れ】
たちおくれること。「福祉の―」
たちおくれる
たちおくれる【立ち遅れる】
be <ten years> behind <other countries> ;be handicapped at the start.→英和
たちおくれる
たちおく・れる [5][0] 【立(ち)後れる・立(ち)遅れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たちおく・る
(1)立つのがおくれる。立ち上がるのがおそくなる。「横綱は一瞬―・れた」
(2)〔「たち」は接頭語〕
着手・進歩・発展などが,ほかよりもおくれている。また,劣る。「取材活動が他社に一歩―・れる」「社会資本の充実が―・れる」「心憎く奥まりたるけはひは―・れ/源氏(花宴)」
(3)〔「たち」は接頭語〕
死におくれる。「睦ましかるべき人にも―・れ侍りにければ/源氏(若紫)」
たちおと
たちおと [0][4] 【太刀音】
太刀で打ち合う音。
たちおとし
たちおとし [0] 【裁ち落(と)し】
裁縫・製本・料理などで,不必要な部分を切り落とすこと。また,その不要な部分。
たちおとす
たちおと・す [0][4] 【裁ち落(と)す】 (動サ五[四])
裁ち切って不必要な部分を取り除く。「布地を―・す」
たちおどり
たちおどり [3] 【太刀踊り】
太刀を手に踊る芸能。高知・鹿児島など南国に多く,二人一組で真剣を打ち合わせつつ悪霊退散を願って踊るもの。花取り踊り。
たちおもだか
たちおもだか [3] 【立沢瀉】
沢瀉紋の一。沢瀉の立った葉を中央にして,両側に花をあしらったもの。
たちおよぎ
たちおよぎ [3] 【立(ち)泳ぎ】 (名)スル
泳法の一。身体を水中に立てた姿勢で,手足を動かして泳ぐこと。
たちおよぎ
たちおよぎ【立泳ぎする】
tread water.
たちおりがみ
たちおりがみ 【太刀折(り)紙】
太刀や馬を贈呈する際に,品目・数量・金額などを記した折り紙。
たちおろし
たちおろし [0] 【裁(ち)下ろし】
仕立てたばかりの着物。仕立ておろし。
たちかえり
たちかえり 【立(ち)返り】
■一■ (名)
行ってすぐ帰って来ること。「―にもと思へども,おのづから日ごろ経る事も侍りなむ/浜松中納言 2」
■二■ (副)
(1)くりかえし。つくづくと。「―あはれとぞ思ふ/古今(恋一)」
(2)〔返書・返歌などに用いて〕
折りかえし。すぐに。「…と聞えたるを御覧じて,―なにせむに…とあり/和泉式部日記」
(3)今までとは逆に。「―,続けて勝つべき時の至れると知るべし/徒然 126」
たちかえる
たちかえる【立ち返る】
come to <one's senses> .
たちかえる
たちかえ・る [3][0] 【立(ち)返る】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
(1)出発点に戻る。引き返す。「基本に―・って練習する」「原点に―・る」「急ぎ家に―・る」
(2)繰り返す。「親のをりより―・りつつ見し東路/更級」
(3)年が改まる。新年になる。「あらたまの年 ―・るあしたより/拾遺(春)」
[可能] たちかえれる
たちかかる
たちかか・る [0][4] 【立ち掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)立とうとする。立ちかける。
(2)攻撃をしかける。たちむかう。「二三人ホド―・リ/天草本伊曾保」
(3)よりかかる。もたれかかる。「―・り屏風を倒す女子ども(凡兆)/猿蓑」
たちかけ
たちかけ [2] 【太刀懸け】
太刀を懸けること。また,そのための台。
たちかげ
たちかげ 【太刀影】
太刀のひらめく光。「五郎が―を見て,かいふして逃げにけり/曾我 9」
たちかぜ
たちかぜ [2][0] 【太刀風】
太刀を振るときに起こる風。激しくきりこんだときの太刀の勢い。「―鋭く斬りかかる」
たちかた
たちかた [4][3] 【立(ち)方】
(1)立ち上がる方法。
(2)歌舞伎・日本舞踊で,地方(ジカタ),すなわち伴奏者に対して,立って舞い踊る者。
⇔地方
(3)身の処し方。また,立場。「それぢやあおれが身が―ない/洒落本・契情買言告鳥」
たちかた
たちかた [3] 【裁(ち)方】
布・革・紙などを適当な寸法に裁ち切る方法。
たちかた
たちかた【裁ち方】
a <good> cut;→英和
cutting;→英和
how to cut (方法).
たちかわ
たちかわ タチカハ 【立川】
東京都西部の市。住宅地として開発され,近年は商業が発展。鉄道・バス交通の要地。1977年(昭和52)までアメリカ軍の基地が置かれた。
たちかわぶんこ
たちかわぶんこ タチカハ― 【立川文庫】
〔正しくは「たつかわぶんこ」〕
明治末年から大正中期にかけて,大阪の立川文明堂刊行の少年向けの講談文庫本。玉田玉秀斎や山田阿鉄(オテツ)らの集団執筆になり,「猿飛佐助」「霧隠才蔵」などが有名。
たちかわり
たちかわり [0] 【立ち替(わ)り・立ち代(わ)り】 (副)
交代して。入れ替わって。「入れ替わり―」
たちかわりゅう
たちかわりゅう タチカハリウ 【立川流】
〔仏〕 真言宗から派生した一派。平安末期に仁寛が始め,鎌倉末の文観によって興隆した。男女の交合を即身成仏と解し,信仰の中心に位置付けた。正統的真言宗から異端として弾圧され,近世に入って衰微した。
たちかわる
たちかわ・る 【立ち代はる・立ち替はる】 (動ラ四)
〔「たち」は接頭語〕
(1)代わる。交代する。「入れかわり―・り」「上はまかでさせ給ふ。―・りて参り給ふに/源氏(藤裏葉)」
(2)移り変わる。「―・り古き都となりぬれば/万葉 1048」
たちがく
たちがく 【立楽】
雅楽で,楽人全員が立ったまま演奏すること。節会(セチエ)の際の庭上の演奏など,屋外の演奏で行われる。りゅうがく。
⇔居楽(イガク)
→道楽(ミチガク)
たちがしら
たちがしら [3] 【立(ち)頭】
能・狂言で,立ち衆の長。
たちがたり
たちがたり [0] 【立ち語り】
語り間(アイ)の一。常座に立ったままで,曲の経緯を語るもの。
→居語り
たちがみ
たちがみ 【鬣】
「たてがみ」に同じ。[新撰字鏡]
たちがらみ
たちがらみ [3] 【太刀絡み】
鎧(ヨロイ)の付属品。革または藤蔓(フジヅル)などで作った環で,太刀をくくりつけるもの。
たちがれ
たちがれ【立枯れになる】
wither.→英和
たちがれ
たちがれ [0] 【立(ち)枯れ】 (名)スル
草木が立ったまま枯れること。「日照りのために―した樹木」
たちがれびょう
たちがれびょう [0] 【立(ち)枯れ病】
農作物の根や茎に糸状菌が寄生して茎や葉が急にしぼみ,立ったまま枯れてしまう病気。
たちがれる
たちが・れる [0][4] 【立(ち)枯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たちが・る
草木が立ったままで枯れる。「―・れた街路樹」
たちき
たちき [0][3] 【立(ち)木】
(1)地面に生えている木。
(2)「りゅうぼく(立木)」に同じ。
たちき
たちき【立木】
a (growing) tree.
たちきく
たちき・く 【立ち聞く】 (動カ四)
(1)立ったままで聞く。「軽の市に吾が―・けば/万葉 207」
(2)物陰に隠れて他人の話を聞く。盗み聞く。「来ざりけるをとこ―・きて/伊勢 27」
たちきず
たちきず [2] 【太刀傷】
太刀で切った傷。かたな傷。
たちきぶつ
たちきぶつ [3] 【立(ち)木仏】
樹木の自然な形態を生かして制作された仏像。造像上の発想は,立ち木の自然な姿を仏像に見立て崇めるところに求められる。その丸太状を仏身に生かした観音立像が多い。
たちきる
たちき・る [3][0] 【断(ち)切る】 (動ラ五[四])
(1)(「裁ち切る」「截ち切る」とも書く)紙・布などをいくつかに切り離す。「紙を二つに―・る」
(2)今まで続いていた関係をなくす。「未練を―・る」「きずなを―・る」
(3)続いているものの途中を切る。「退路を―・る」
[可能] たちきれる
たちきる
たちき・る 【立ち切る】 (動ラ四)
蝋燭(ロウソク)などが燃え尽きる。「長蝋燭の―・るまで悋気講あれかし/浮世草子・一代女 3」
たちきる
たちきる【断ち切る】
cut off.⇒絶(た)つ.
たちきれる
たちき・れる 【立ち切れる】 (動ラ下一)
〔近世江戸語〕
打ち消しの語を伴って「我慢できない」の意を表す。「酒でも飲まずば―・れまい/歌舞伎・四谷怪談」
たちきトラスト
たちきトラスト [5] 【立(ち)木―】
ゴルフ場やリゾート施設などの乱開発を阻止し,自然環境を守るために,開発予定地の立木などを買い取る運動。
→ナショナル-トラスト
たちぎえ
たちぎえ [0] 【立(ち)消え】
(1)火が燃え尽きないで,途中で消えてしまうこと。「線香が―になる」
(2)物事が計画などの段階でとりやめになること。「本社移転の話が―になる」
たちぎえ
たちぎえ【立消えになる】
be dropped[left off];come to nothing;dwindle away to nothing;end in smoke.
たちぎえる
たちぎ・える [0] 【立(ち)消える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 たちぎ・ゆ
(1)火が燃え尽きないで途中で消える。
(2)物事や計画がいつの間にかなくなる。「改築計画は―・えてしまった」
たちぎき
たちぎき [0] 【立(ち)聞き】 (名)スル
(1)物陰に隠れて他人の話を盗み聞きすること。「ふすまの外で―する」
(2)轡(クツワ)の頭の輪。また,そこにつけるふさ。
→轡
たちぎき
たちぎき【立聞きする】
overhear;→英和
[盗み聞き]eavesdrop.→英和
たちぎみ
たちぎみ 【立ち君】
路傍に立って通行人を相手に売色した下級の娼婦。古く,路地内に店をもつ「辻君」と区別された。「―,すは御覧ぜよ/七十一番職人歌合」
たちぎれ
たちぎれ [2] 【裁(ち)切れ・裁(ち)布】
衣服を仕立てるために裁った布。
たちぎわ
たちぎわ [0] 【立(ち)際】
ちょうど席を立つとき。
たちぎわ
たちぎわ [0] 【発ち際】
出発するまぎわ。
たちく
たち・く 【立ち来】 (動カ変)
(1)霧・煙・風などが起こってくる。「ふく風のたへぬかぎりし,―・くれば/土左」
(2)出発してくる。年月や季節がめぐってくる。「行く年も―・くる春も逢坂の関路の鳥のねをや待つらん/新拾遺(雑中)」
たちくいやき
たちくいやき タチクヒ― [0] 【立杭焼】
焼物の一。兵庫県今田町上立杭・下立杭で産する陶器。丹波焼の代表的焼物で,その別名ともなっている。慶長(1596-1615)頃の開窯。徳利・壺など雑器が主。
たちくず
たちくず [3] 【裁ち屑】
紙・布などを裁つときに出る屑。
たちくたびれる
たちくたび・れる [6] 【立ち草臥れる】 (動ラ下一)
長い時間立っていて疲れる。立ち疲れる。
たちくらみ
たちくらみ【立眩みする】
feel dizzy on standing up.
たちくらみ
たちくらみ [0] 【立(ち)暗み・立ち・眩み】 (名)スル
座った姿勢などから立ち上がったときにめまいがすること。眩暈(ゲンウン)。たちぐらみ。「貧血症なので時々―(が)する」
たちぐい
たちぐい [0] 【立(ち)食い】 (名)スル
(1)立ったまま食うこと。「握り飯を―する」
(2)屋台・スタンドなどで,立ったままで食べさせる方式。「―そば屋」
→りっしょく
たちぐい
たちぐい【立食いする】
eat standing <at a street stall> .
たちぐされ
たちぐされ [0] 【立(ち)腐れ】 (名)スル
木などが立ったまま腐ること。また,建物が荒れるにまかせてだめになってしまうこと。
たちげ
たちげ [2] 【立(ち)毛】
田畑で生育中の農作物。主として稲についていう。
たちげいこ
たちげいこ [3] 【立ち稽古】
演劇で,脚本の読み合わせを終えたあと,立って動きをつけながら行う稽古。
たちげいこ
たちげいこ【立稽古】
a rehearsal.→英和
たちげさしおさえ
たちげさしおさえ [6] 【立ち毛差し押(さ)え】
小作料の滞納または不納の場合に,地主が小作地のまだ生育中の稲を差し押さえること。青田差し押さえ。
たちこえる
たちこ・える [0] 【立(ち)越える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 たちこ・ゆ
〔「たち」は接頭語〕
(1)まさる。すぐれている。「外の姫たちに―・えて美しとおもふところもなく/文づかひ(鴎外)」
(2)出かけて行く。また,やって来る。「これより神官(ジンカン)の方(カタ)へ―・え/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」「きつと折檻致さうと存じてこれまで―・えたれども/狂言記・菊の花」
たちこむ
たちこ・む 【立ち込む・立ち籠む】
■一■ (動マ四)
〔「たち」は接頭語〕
人や馬車などが多く入り込んで混雑する。たてこむ。「御門のわたり,所なく―・みたりし馬・車/源氏(賢木)」
■二■ (動マ下二)
⇒たちこめる
たちこめる
たちこ・める [4][0] 【立(ち)込める・立ち籠める】 (動マ下一)[文]マ下二 たちこ・む
煙・霧・霞(カスミ)などが辺り一面をおおう。「春霞が―・める」「もやが―・める」
たちこめる
たちこめる【立ち込める】
hang over;envelop;→英和
screen.→英和
たちごし
たちごし [0] 【立(ち)腰】
相撲で,少し腰を浮かせて立った姿勢になること。
たちごしらえ
たちごしらえ [3] 【太刀拵え】
太刀の柄・鍔(ツバ)・鞘(サヤ)などの装飾的な部分。
たちさき
たちさき [0] 【太刀先】
(1)太刀の刃先。きっさき。
(2)太刀で斬りかかる勢い。「―がにぶる」
(3)議論などで相手を責める勢い。「―鋭く追及する」
たちさばき
たちさばき [3] 【太刀捌き】
太刀の扱い方。太刀の使いぶり。「見事な―」
たちさる
たちさる【立ち去る】
leave;→英和
go off[away].
たちさる
たちさ・る [0][3] 【立(ち)去る】 (動ラ五[四])
その場を去る。たちのく。「一礼して―・る」
[可能] たちされる
たちさわぐ
たちさわ・ぐ [4][0] 【立(ち)騒ぐ】 (動ガ五[四])
〔古くは「たちさわく」と清音〕
(1)風・波などが大きな音を立てる。「白波―・ぐ海」
(2)人が大騒ぎをする。「下衆のさまにて来たれば,人,多く―・ぎて/源氏(蜻蛉)」
たちさわる
たちさわ・る [0] 【立(ち)障る】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
(1)干渉する。立ち入る。「死様が不審だて成るたけ―・らねえ方が穏便/良人の自白(尚江)」
(2)じゃまになる。さまたげとなる。「お言葉にあまえて猶々この辺へ―・り甚御遊山のさまたげに相成故/滑稽本・八笑人」
たちざけ
たちざけ [2] 【立(ち)酒】
(1)立ったまま酒を飲むこと。また,その酒。
(2)旅立ち,葬送・婚礼など,人が出発するときに飲む酒。「今ぞ冥途の門出と,これを限りの―や/浄瑠璃・重井筒(中)」
→御立ち酒
たちしく
たちし・く 【立ち頻く】 (動カ四)
波などがしきりに立つ。「寄する白波いや増しに―・き寄せ来/万葉 4093」
たちしなう
たちしな・う 【立ち撓ふ】 (動ハ四)
しなやかに立つ。「―・ふ君が姿を忘れずは/万葉 4441」
たちしゅ
たちしゅ [2] 【立(ち)衆】
能・狂言などで,同じ役まわりで一団となって演技をする,数人から成る端役。「安宅(アタカ)」の山伏や「菌(クサビラ)」のきのこの精など。たちしゅう。
たちしょうべん
たちしょうべん [3] 【立(ち)小便】 (名)スル
屋外において,便所以外の所で立ったまま小便をすること。
たちしょうべん
たちしょうべん【立小便する】
<俗> piss in[on]the street.→英和
たちじゃこうそう
たちじゃこうそう [4] 【立麝香草】
タイムの和名。
たちすがた
たちすがた [3] 【立(ち)姿】
(1)立っている姿。「人待ち顔の―」
(2)舞の姿。舞姿。「久しうこなたのお―を拝見いたしませぬ/狂言・比丘貞(虎寛本)」
たちすくみ
たちすくみ [0] 【立ち竦み】
(1)立ったまま動けなくなること。たちすくむこと。
(2)〔斎宮の忌み詞〕
仏のこと。「仏をば―,経をば染紙,僧をば髪長…などいひて/沙石 1」
たちすくむ
たちすくむ【立ち竦む】
be unable to move;be petrified[paralyzed].
たちすくむ
たちすく・む [0][4] 【立ち竦む】 (動マ五[四])
(1)恐怖や驚きのために,立ったまま動けなくなる。「あまりの恐ろしさにその場に―・む」
(2)身動きしないで立ち続ける。「腰いたきまで―・み給へど/源氏(宿木)」
たちすじ
たちすじ [2][3] 【太刀筋】
(1)太刀の使い方。また,太刀の使い方の素質。「―がよい」
(2)太刀先。「―かはしてかいくぐるを/浄瑠璃・千本桜」
たちずみ
たちずみ [2] 【立炭】
茶の湯の炭手前(スミテマエ)の一。一通りの茶事が終わったあと,亭主が客をさらに引き止めようとする心遣いから炉に炭をつぐこと。これを合図に,客は退出する。三炭の一。止炭(トメズミ)。
たちせき
たちせき [0][2] 【立(ち)席】
劇場などで,立ったままで見る席。
たちそう
たちそ・う [3] 【立(ち)添う】 (動ワ五[ハ四])
〔「たち」は接頭語〕
(1)かたわらに寄りそう。つれそう。「雲も恋人の影も―・ふ/歌行灯(鏡花)」
(2)他の物がつけ加わる。「いとどしき御匂の―・ひたれば/源氏(蛍)」
(3)人のあとを追って死ぬ。「程もなくまた―・ひぬべきが/源氏(夕顔)」
たちそばの
たちそばの 【立ち柧棱の】 (枕詞)
ソバノキの実の小さいことから「実の無けく」にかかる。「―実の無けくを扱(コ)きしひゑね/古事記(中)」
たちだい
たちだい [0][2] 【裁(ち)台】
布地を裁断する台。たちいた。
たちちゃばん
たちちゃばん [3] 【立茶番】
茶番劇の一。立って鬘(カツラ)や衣装をつけ,化粧をし,所作・動作をもって演ずる茶番。大部屋俳優たちが,楽屋の慰みに始めたものが一般に広まったものという。江戸末期に流行。茶番狂言。
→口上茶番
たちぢしゃ
たちぢしゃ [2][0] 【立萵苣】
チシャの栽培品種。葉は長倒卵形で軟らかく,結球せず葉心部は直立する。サラダ用。
たちつかい
たちつかい [3] 【太刀遣い】
(1)太刀をつかうこと。太刀のつかいよう。
(2)太刀を巧みにつかう人。
たちつくす
たちつく・す [4][0] 【立ち尽(く)す】 (動サ五[四])
感動したり茫然(ボウゼン)としたりして,いつまでも立ったままでいる。「眺望のすばらしさに時を忘れて―・す」
たちつくり
たちつくり 【立ち作り・断ち作り】
大饗(タイキヨウ)の際などに,肴(サカナ)などを調進すること。また,その場所。
たちつくりどころ
たちつくりどころ 【立ち作り所】
立ち作りをする所。
たちつけ
たちつけ [0] 【裁(ち)着け】
「たっつけ」に同じ。「きんか頭に顔色も,繻珍の―りりしげに/浄瑠璃・丹波与作(上)」
たちつづく
たちつづ・く [0][4] 【立(ち)続く】
■一■ (動カ五[四])
(1)続いて立ち並ぶ。連なる。「―・く峯々/書記官(眉山)」
(2)〔「たち」は接頭語〕
続く。「袍装束の人は十人―・きつつ/宇津保(吹上・上)」
■二■ (動カ下二)
⇒たちつづける
たちつづける
たちつづ・ける [5][0] 【立(ち)続ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たちつづ・く
(1)立ったまま長い時間を過ごす。「一日中―・けて足が痛い」
(2)立ち連なる。「人家地をあらそひて竈の煙―・けたり/奥の細道」
たちつぼすみれ
たちつぼすみれ [5] 【立壺菫】
スミレ科の多年草。山野に多く,最も普通に見られる種。葉は円心形で先がややとがり,根出葉には長い柄がある。春,茎の下部から長い花柄を出して淡青紫色の花を横向きにつける。
たちづめ
たちづめ [0] 【立(ち)詰め】
立ち続けること。立ちどおし。「朝から―で働く」
たちづめ
たちづめ【立詰めである】
stand all the time[way].→英和
たちとおす
たちとお・す [0][3] 【立(ち)通す】 (動サ五[四])
事の終わるまで立っている。「終点まで満員電車で―・す」
たちとり
たちとり [4][3] 【太刀取り】
〔「たちどり」とも〕
(1)罪人の首を斬ったり,切腹の介錯(カイシヤク)をする人。
(2)「太刀持ち{(3)}」に同じ。
たちど
たちど 【立ち所・立ち処】
(1)立っている所。「ヲノレガ―ヲハナレテ,アソコ,ココヲ徘徊シタガ/天草本伊曾保」
(2)あるべき位置。たちば。「道行く馬はあしの―をまどはす/方丈記」
たちどおし
たちどおし [0] 【立(ち)通し】
立ち通すこと。立ちつづけ。立ちづめ。「一日中―で足が棒のようになる」
たちどおす
たちどおす【立ち通す】
stand all the time[way] <to> .→英和
たちどころ
たちどころ [0] 【立(ち)所】
立っている所。たちど。
たちどころ
たちどころ【立ち所に】
immediately;→英和
at once;on the spot (その場で).→英和
たちどころに
たちどころに [0] 【立(ち)所に】 (副)
すぐその場で。すぐに。即刻。「難事件が―に解決する」
たちどまる
たちどまる【立ち止まる】
stop;→英和
halt;→英和
pause.→英和
急に〜 stop short[suddenly].
たちどまる
たちどま・る [0][4] 【立ち止(ま)る・立ち留まる】 (動ラ五[四])
〔古くは「たちとまる」〕
(1)歩いて来た人が止まる。「―・って振り返る」
(2)〔「たち」は接頭語〕
その場にとどまる。また,宿泊する。「暫しも―・らまほしく思さるれど/源氏(浮舟)」
[可能] たちどまれる
たちなおり
たちなおり [0] 【立(ち)直り】
立ち直ること。「―が早い」
たちなおる
たちなおる【立ち直る】
recover (oneself);→英和
regain one's footing;[相場などが]improve;→英和
rally.→英和
たちなおる
たちなお・る [0][4] 【立(ち)直る】 (動ラ五[四])
(1)倒れかかったものが,もとの状態にかえる。「お蔦は―・つて腰障子へ手をかけたが/婦系図(鏡花)」
(2)悪い状態になった人や物事が,もとのよい状態になる。「息子を亡くしたショックから―・った」「景気が―・った」
[可能] たちなおれる
たちならぶ
たちなら・ぶ [0][4] 【立(ち)並ぶ】
■一■ (動バ五[四])
(1)並んで立っている。「歓迎の人が―・ぶ」
(2)〔「たち」は接頭語〕
同じくらいの能力をもっている。肩を並べる。「専門家に―・ぶほどの実力」
■二■ (動バ下二)
同等に扱う。「さりとも,明石の並には―・べ給はざらまし/源氏(玉鬘)」
たちならぶ
たちならぶ【立ち並ぶ】
⇒並ぶ.
たちぬい
たちぬい [2] 【裁(ち)縫い】 (名)スル
さいほう。針仕事。
たちぬう
たちぬ・う 【裁ち縫ふ】 (動ハ四)
布を裁って着物などに縫う。「―・はぬ霞の衣/新千載(雑下)」
たちのうお
たちのうお [3] 【太刀の魚】
タチウオの地方名。
たちのお
たちのお [1][1] 【太刀の緒】
太刀を腰に下げるためのひも。太刀の鞘(サヤ)についている金具に結びつける。
たちのき
たちのき [0] 【立(ち)退き】
たちのくこと。「道路拡幅で―をせまられる」
たちのき
たちのき【立退き】
removal (移転);→英和
(an) ejection (家主よりの);→英和
(an) evacuation (明け渡し).‖立退き先 a new address.立退き命令(通告) an order for ejection (an ejection notice).立退き料 compensation for removal.
たちのきじょ
たちのきじょ [0] 【立(ち)退き所】
立ち退いて一時身を寄せている所。
たちのきりょう
たちのきりょう [4] 【立(ち)退き料】
たちのいてほかへ移るための必要な経費。あるいは,たちのかされる人が補償としてもらう金銭。
たちのく
たちの・く [0][3] 【立(ち)退く】 (動カ五[四])
(1)住んでいる場所を引き払って,ほかの場所へ行く。「長年住みなれた家を―・かされる」
(2)今いる場所をはなれる。「火事見物の弥次馬(ヤジウマ)を―・かせる」
[可能] たちのける
たちのく
たちのく【立ち退く】
leave;→英和
move;→英和
evacuate.→英和
たちのしり
たちのしり 【太刀の後】 (枕詞)
「太刀の後」とは,刀の鞘(サヤ)の先をいうことから「鞘」に,また鞘は玉などで飾ることから「玉」にかかる。「―玉纏(タママク)田居に/万葉 2245」
たちのぼる
たちのぼ・る [0][4] 【立ち上る】 (動ラ五[四])
煙などが空気中に高く上がる。「かまどの煙が―・る」
たちのぼる
たちのぼる【立ち上る】
rise;→英和
go up;ascend.→英和
たちのみ
たちのみ【立飲みする】
drink standing.
たちのみ
たちのみ [0] 【立(ち)飲み】 (名)スル
立ったまま飲むこと。特に,屋台や酒屋の店先などで,立って酒を飲むこと。「屋台のおでん屋で―する」
たちは
たちは [0] 【立(ち)葉】
蓮(ハス)の葉,または木の葉などの,一本ずつ茎に支えられて立っているもの。
たちは
たちは [0] 【起ち端・立(ち)端】
〔「たちば」とも〕
座を立つべきしおどき。「是を―に卓一は暇(イトマ)を告げて/緑簑談(南翠)」
たちはき
たちはき [2] 【帯刀】
〔「たてはき」とも〕
(1)太刀を帯びること。また,その人。
(2)古代,春宮坊(トウグウボウ)に属し,帯刀して皇太子を護衛した武官。舎人(トネリ)の中から武芸に優れた者を選んだ。たてわき。たちはきのとねり。
たちはきせんじょう
たちはきせんじょう [5] 【帯刀先生】
帯刀{(2)}の長。
たちはきのじん
たちはきのじん 【帯刀の陣】
帯刀{(2)}の詰め所。
たちはきのとねり
たちはきのとねり 【帯刀の舎人】
「帯刀{(2)}」に同じ。
たちはきのやく
たちはきのやく 【帯刀の役】
武家の職名。将軍が参内する時,刀を帯びて供をした人。
たちはしる
たちはし・る 【立ち走る】 (動ラ四)
走りまわる。こまめに働く。「―・りて,酒・水いかけさせよともいはぬに,しありく/枕草子 300」
たちはたらく
たちはたらく【立ち働く】
(be at) work.→英和
たちはたらく
たちはたら・く [0][5] 【立(ち)働く】 (動カ五[四])
体をよく動かして,あれこれこまめに働く。「かいがいしく―・く」
たちはだかる
たちはだか・る [5][0] 【立ちはだかる】 (動ラ五[四])
(1)(人の進路をさえぎるように)手足を広げて立つ。「暴漢の前に―・る」
(2)障害となるものが前方に存在する。「前途に―・る難問」「行く手に―・る壁」
たちはだかる
たちはだかる【立ちはだかる】
⇒立ち塞(ふさ)がる.
たちはばとび
たちはばとび [3][4] 【立(ち)幅跳び】
踏み切り板の上に両足をそろえて立ち,前方へできるだけ遠く跳ぶ,かつての陸上競技種目。現在では体力測定などで行われる。
たちはばとび
たちはばとび【立幅飛び】
a standing long[ <米> broad]jump.
たちはら
たちはら 【立原】
姓氏の一。
たちはらきょうしょ
たちはらきょうしょ 【立原杏所】
(1785-1840) 江戸後期の画家。立原翠軒の長子。谷文晁門下で,渡辺崋山らと交わり元明画を研究,山水花鳥画をよくした。
たちはらすいけん
たちはらすいけん 【立原翠軒】
(1744-1823) 江戸後期の儒学者。名は万,字(アザナ)は伯時。水戸藩彰考館総裁として「大日本史」の編纂につとめ,藤田幽谷ら多くの門人を育成。著「西山遺聞」「海防集説」など。
たちはらまさあき
たちはらまさあき 【立原正秋】
(1926-1980) 小説家。韓国大邱生まれ。本姓,米本。早大中退。日韓混血児の苦悩を描く「剣ケ崎」や,中世美への愛着を主題とする「薪能」「きぬた」などがある。
たちはらみちぞう
たちはらみちぞう 【立原道造】
(1914-1939) 詩人。東京生まれ。東大建築科卒。堀辰雄に師事。「四季」同人。ソネット形式を用いた造形的な詩と清純かつ典雅な叙情を特徴とする。詩集「萱草(ワスレグサ)に寄す」「暁と夕の詩」「優しき歌」など。
たちば
たちば【立場】
[境遇]a situation;→英和
a position;→英和
[見地]a standpoint;→英和
a point of view.〜を変えて見る see <a matter> from a different point of view.
たちば
たちば [3][1] 【立場】
(1)立つ場所。立っている所。
(2)何かをするためのよりどころ。立つ瀬。「それでは私の―がなくなる」
(3)その人が置かれている,地位・境遇・条件など。「―で考えも異なる」「つらい―にある」「相手の―になって考える」
(4)物の見方・考え方。見地。立脚点。「実存主義の―に立つ」
たちば
たちば 【立羽】
姓氏の一。
たちばい
たちばい タチバヒ 【太刀奪】
狂言の一。主人の刀を借りて通行人の刀を奪おうとした太郎冠者が,逆に相手に脅されて主人の刀をとられ,逃げ帰る。くやしがる主人とともに取り返しに行くが,失敗する。たちうばい。
たちばさみ
たちばさみ [3] 【裁ち鋏】
布地を裁つための鋏。
たちばな
たちばな [2] 【橘】
(1)ミカン科の常緑小高木。日本原産唯一の柑橘類とされ,四国・九州・沖縄などに自生。初夏に芳香のある白色の五弁花を開く。果実は小さく,黄熟しても酸味が強く食用には向かない。紫宸殿の「右近の橘」は本種といわれる。ヤマトタチバナ。[季]秋。
〔「橘の花」は [季]夏〕
(2)古来,食用とされたミカン類の総称。非時香菓(トキジクノカクノコノミ)。
(3)家紋の一。橘の花・実・葉をかたどったもの。
橘(3)[図]
たちばな
たちばな 【橘】
姓氏の一。古代の名族。708年(和銅1)に美努(ミヌ)王の妻,県犬養(アガタイヌカイノ)三千代が賜った橘宿禰の姓を,子の葛城王(諸兄)らが臣籍に下って受け継いだのに始まる。諸兄らは以後の朝政に重きをなしたが,平安時代に承和の変で逸勢が失脚した頃から後は衰退した。
たちばな
たちばな【橘】
《植》a wild orange.
たちばな
たちばな 【立花】
姓氏の一。
たちばなあきこ
たちばなあきこ 【橘秋子】
(1907-1971) 舞踏家。栃木県生まれ。本名,福田サク。パブロワに師事。創作バレエの発表や,海外舞踏家の招聘を通して,人材の育成に尽力した。
たちばなあけみ
たちばなあけみ 【橘曙覧】
(1812-1868) 江戸末期の国学者・歌人。姓は井手とも。号,志濃夫廼舎(シノブノヤ)。福井の人。田中大秀に学ぶ。万葉調の個性的な歌を詠む。著「志濃夫廼舎歌集」など。
たちばなえなお
たちばなえなお 【橘枝直】
⇒加藤枝直(カトウエナオ)
たちばなこうざぶろう
たちばなこうざぶろう 【橘孝三郎】
(1893-1974) 国家主義・農本主義者。茨城県生まれ。1931年愛郷塾を創立。井上日召を知り,五・一五事件に参加,無期懲役となり40年仮出所。
たちばなし
たちばなし【立話する】
stand talking.
たちばなし
たちばなし [3] 【立(ち)話】 (名)スル
立ったままで話すこと。また,そのようにして話す軽い内容の話。「道で―する」
たちばなしゅうた
たちばなしゅうた 【橘周太】
(1865-1904) 陸軍軍人。中佐。長崎県生まれ。1904年(明治37)日露戦争に従軍,大隊長として遼陽城攻略戦を指揮,首山堡高地で戦死,軍神と称賛された。
たちばなしらき
たちばなしらき 【橘樸】
(1881-1945) ジャーナリスト・中国研究家。大分県生まれ。早大中退。中国社会研究の先駆者。著「支那思想研究」「支那社会研究」「中国革命史論」など。
たちばなしんとう
たちばなしんとう 【橘神道】
江戸中期,橘三喜(ミツヨシ)が唱道した橘氏相伝の古神道。儒教と習合したもの。のちに玉木正英が大成。橘家(キツケ)神道。
たちばなずいちょう
たちばなずいちょう 【橘瑞超】
(1890-1968) 探検家。浄土真宗本願寺派の僧侶。名古屋生まれ。大谷探検隊に加わり,中央アジア各地を踏査。多くの仏典・古写経などを将来。著「中亜探険」など。
たちばなちかげ
たちばなちかげ 【橘千蔭】
⇒加藤千蔭(カトウチカゲ)
たちばなづき
たちばなづき [4] 【橘月】
陰暦五月の異名。
たちばなでら
たちばなでら 【橘寺】
奈良県明日香村にある天台宗の寺。正式名は仏頭山上宮院菩提寺。聖徳太子生誕の地で,また太子が勝鬘経(シヨウマンギヨウ)を講じたところと伝えられる。現在の堂宇は1864年再興のもの。
たちばなどり
たちばなどり [4] 【橘鳥】
ホトトギスの異名。
たちばななんけい
たちばななんけい 【橘南谿】
(1753-1805) 江戸中期の医者・文人。本姓,宮川。名は春暉。伊勢の人。京都で漢方医学を学び開業するかたわら,各地を回り紀行文を著す。医書は創見に富む。著「西遊記」「東遊記」「傷寒論分注」など。
たちばなのかちこ
たちばなのかちこ 【橘嘉智子】
(786-850) 嵯峨天皇の皇后。内舎人橘清友の女(ムスメ)。京都嵯峨に檀林寺を建立したので檀林皇后と呼ばれる。私学学館院を開設。
たちばなのならまろ
たちばなのならまろ 【橘奈良麻呂】
(?-757) 奈良時代の廷臣。諸兄の長男。父の勢力のもとに累進して参議となる。藤原仲麻呂の擡頭(タイトウ)を排除しようとして,不平貴族を糾合して乱を企てたが,事前にもれて獄死。
たちばなのなりすえ
たちばなのなりすえ 【橘成季】
鎌倉前期の文学者。橘光季の養子か。伊賀守。琵琶(ビワ)を藤原孝時から伝授されたほか,漢詩文・和歌をよくした。著「古今著聞集」。生年未詳。1282年以前に没か。
たちばなのはやなり
たちばなのはやなり 【橘逸勢】
(?-842) 平安初期の官僚・書家。奈良麻呂の孫。804年最澄・空海らとともに入唐。承和の変に加わったとされ,伊豆に流される途中に遠江(トオトウミ)国で客死。隷書を得意とし三筆の一人に数えられるが,真跡と確証できるものは現存しない。
たちばなのみちよ
たちばなのみちよ 【橘三千代】
⇒県犬養(アガタイヌカイノ)三千代
たちばなのもろえ
たちばなのもろえ 【橘諸兄】
(684-757) 奈良時代の廷臣。美努(ミヌ)王の子。葛城王とも。母,橘三千代の姓を継いで臣籍に下った。右大臣を経て左大臣に進み,玄昉・吉備真備らと結んで勢力を築いたが,藤原仲麻呂の擡頭(タイトウ)で実権を失った。万葉集に短歌八首を収める。
たちばなひめ
たちばなひめ 【橘媛】
⇒弟橘媛(オトタチバナヒメ)
たちばなふじんずし
たちばなふじんずし 【橘夫人厨子】
橘三千代(光明皇后の母)の念持仏と伝える金銅阿弥陀三尊像を安置する木造の厨子。高さ約2.7メートル。法隆寺蔵。金堂天蓋に共通する箱形天蓋を付した長方形の龕部(ガンブ)と須弥座(シユミザ)から成る。国宝。
たちばなほくし
たちばなほくし 【立花北枝】
(?-1718) 江戸前・中期の俳人。通称,研屋源四郎。別号,鳥翠台など。加賀金沢で刀研ぎを業とする。「奥の細道」紀行途上の芭蕉を迎え,兄牧童と入門,北陸蕉門の中心となった。編著「山中問答」「卯辰(ウタツ)集」など。
たちばなむねしげ
たちばなむねしげ 【立花宗茂】
(1569-1642) 安土桃山・江戸初期の武将。高橋紹運の子。立花道雪の養子。豊臣秀吉の九州出兵の時に功をたて,柳川一三万石を領した。関ヶ原の戦いで西軍に属し改易されたが,のち旧領を回復して柳川藩祖。
たちばなもどき
たちばなもどき [5] 【橘擬】
バラ科の常緑低木。中国南西部原産。庭木・生け垣などにする。よく分枝し,とげが多い。葉は倒披針形。五,六月,白色の小花を散房花序につける。果実は小さな扁球形で,晩秋,橙黄色に熟す。ホソバノトキワサンザシ。ピラカンサ。
たちばなもりべ
たちばなもりべ 【橘守部】
(1781-1849) 江戸後期の国学者・歌人。本姓,飯田。号は池庵・椎本(シイガモト)など。伊勢の人。江戸に出て,独学ながら本居宣長と対立する学風を形成。著「稜威道別(イツノチワキ)」「稜威言別(イツノコトワキ)」「橘守部家集」など。
たちばなや
たちばなや 【橘屋】
歌舞伎俳優一二世市村羽左衛門より代々の,羽左衛門およびその系統の屋号。
たちばなやえんたろう
たちばなやえんたろう 【橘家円太郎】
(1845-1898)(四世)音曲師。江戸生まれ。本名,石井菊松。円朝門人。高座でラッパを吹く珍芸で人気を博し,俗に「ラッパの円太郎」と呼ばれ,円遊・万橘・談志らとともに四天王と称された。
→円太郎馬車
たちばなやき
たちばなやき [0] 【橘焼(き)】
魚の身をすりつぶしてビワの実ほどの大きさに丸め,クチナシで黄色く色をつけて,たれ味噌で煮たものをカラタチの枝に刺して出した料理。
たちばなやきつのすけ
たちばなやきつのすけ 【立花家橘之助】
(1868?-1935) 音曲師。江戸生まれ。本名,石田みよ。幼少の頃から音曲で寄席に出,八歳で真打ち。東京・京都・名古屋などで活躍。
たちばなを
たちばなを 【橘を】 (枕詞)
橘を守る守部(=番人)の意から,地名「守部」にかかる。「―守部の里の門田早稲/万葉 2251」
たちばふかく
たちばふかく 【立羽不角】
(1662-1753) 江戸前・中期の俳人。名は定之助。江戸の書肆。不卜門。前句付俳諧の点者として,平明な浮世調の作風で諸国に門葉を広げ,俳諧の大衆化に貢献。著「蘆分船」
たちばら
たちばら 【立ち腹】
(1)怒りやすいこと。「おのが心本性―に侍りて/落窪 3」
(2)立ったまま切腹すること。「武家に生まれた不祥には,大門口で―切り/浄瑠璃・反魂香」
たちばらいてがた
たちばらいてがた タチバラヒ― [6] 【他地払い手形】
支払地と支払人の住所地とが異なる為替手形。また,振出地と支払地とが異なる約束手形。他所払い手形。
⇔同地払い手形
たちばん
たちばん [0][2] 【立(ち)番】 (名)スル
立って見張りをすること。また,その人。「派出所で―する巡査」
たちばん
たちばん【立番をする】
keep watch;stand (on) guard.
たちび
たちび 【立ち日】
死んだ人の忌日。命日。「今日を―に七七日(ナナナヌカ)/歌舞伎・三人吉三」
たちびな
たちびな [3] 【立ち雛】
立ち姿の雛人形。
たちふさがる
たちふさが・る [0][5] 【立ち塞がる】 (動ラ五[四])
前に立って進路をさえぎる。たちはだかる。「両手を広げて―・る」
たちふさがる
たちふさがる【立ち塞がる】
block[stand in]one's way;confront <one> .→英和
たちふるまい
たちふるまい [3] 【立ち振(る)舞い】
(1)起居の動作。たちいふるまい。
(2)旅立ち・門出を祝って供されるごちそう。たちぶるまい。
たちぶくろ
たちぶくろ [3] 【太刀袋】
太刀を入れておく袋。
たちぼうちょう
たちぼうちょう [3] 【裁(ち)包丁】
「裁ち物包丁」に同じ。
たちぼとけ
たちぼとけ [3] 【立(ち)仏】
立った姿の仏像。
たちまえ
たちまえ [0] 【立(ち)前】
(1)出発する前。旅立つ前。
(2)労働に対する賃銭。かせぎ。日当。「いくらの―にならうとも/西洋道中膝栗毛(魯文)」
たちまさる
たちまさ・る [0][4] 【立(ち)勝る】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
まさる。すぐれる。「技術は,他社より―・っている」「秋の夜のあはれに多く―・れり/源氏(須磨)」
たちまじる
たちまじ・る [0][4] 【立(ち)交じる】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
群れに加わる。仲間に入る。「貴婦人と云(イ)はれる社会に―・つてる者が/社会百面相(魯庵)」
たちまち
たちまち [0] 【忽ち】 (副)
〔「立ち待ち」の意かという〕
(1)物事が短時間内に行われるさま。またたく間。「―売り切れる」「―(に)消える水の泡」「―のうちに問題を解決する」「一年なんて―だね」
(2)突然起こるさま。にわかに。急に。「―起こる突撃の声」
(3)(多く「に」を伴って)現に。ただ今。「我が身―に不浄にあらずといへども,思へば,また不浄なり/今昔 6」
たちまち
たちまち【忽ち】
at once;immediately;→英和
right away;suddenly (突然).
たちまち
たちまち [0] 【立(ち)待ち】
「立ち待ち月」の略。
たちまちづき
たちまちづき [4] 【立(ち)待ち月】
〔夕方,立って待つ間に出る月の意〕
陰暦一七日の月。特に,陰暦八月一七日の月。立ち待ちの月。たちまち。[季]秋。《―咄すほどなくさし亘り/阿波野青畝》
→十六夜(イザヨイ)の月
→居待ち月
たちまつ
たちま・つ 【立ち待つ】 (動タ四)
立ったまま待つ。「末(ウレ)摘み枯らし我―・たむ/万葉 3455」
たちまよう
たちまよ・う [0][4] 【立(ち)迷う】 (動ワ五[ハ四])
煙・霧などがあたりにたちこめる。「工場の烟であらう,緩く―・つてゐる/別れたる妻に送る手紙(秋江)」
たちまわり
たちまわり [0] 【立(ち)回り】
(1)立ち回ること。工作すること。
(2)ある場所へ立ち回ること。
(3)芝居で演ずる乱闘・斬り合いの場面。
(4)つかみあい。とっくみあい。けんか。「大―を演ずる」
(5)能の所作の一。子を探す母や,神がのりうつった者が歩きまわる体(テイ)で舞台を一巡する短い動き。囃子(ハヤシ)の演奏を伴う。「百万」「巻絹」などにある。広義には,カケリやイロエなどの類型の所作を含む場合もある。
(6)能の囃子の曲種の一。{(5)}の所作に伴う囃子。笛・小鼓・大鼓(曲目により太鼓も)で,徘徊(ハイカイ)するさまを表現する。
たちまわり
たちまわり【立回り】
fighting (格闘);a fighting scene (芝居の).
たちまわりさき
たちまわりさき [0] 【立(ち)回り先】
外出した人が立ち寄る所。また,逃走中の犯人・容疑者などが立ち寄る所。
たちまわる
たちまわ・る [0][4] 【立(ち)回る】 (動ラ五[四])
(1)あちこち歩き回る。
(2)人に働きかけて自分が有利になるようにする。工作する。「うまく―・る」
(3)立ち寄る。また,犯人・容疑者などが,逃走中ある場所に立ち寄る。「犯人の―・りそうな所」
(4)芝居で,乱闘の場を演じる。
たちまわる
たちまわる【立ち回る】
move about;act <smartly> ;→英和
go <to> (行く).→英和
如才なく〜 be smart <in all things> .
たちみ
たちみ [0][3] 【立(ち)見】
(1)立ったままで見ること。
(2)芝居で,一幕ごとの料金を払って立ったままで見物すること。また,その席。一幕見。幕見。「―席」
たちみ
たちみ [0] 【立(ち)身】
(1)立ち上がろうとする身構え。相手に打ちかかろうとする身構え。
(2)立っている姿勢。
たちみ
たちみ【立見する】
see <a play> in the gallery.→英和
‖立見客 the gallery (総称); <米> a standee.立見席 a gallery;standing room.
たちむかう
たちむか・う [0][4] 【立(ち)向かう】 (動ワ五[ハ四])
(1)敵に向かっていく。対抗する。「大軍に―・う」
(2)ある事柄に対し,正面から解決に取り組む。「難局に―・う」
(3)向き合って立つ。「―・ひ射る的形は見るにさやけし/万葉 61」
[可能] たちむかえる
たちむかう
たちむかう【立ち向かう】
fight[stand] <against> ;→英和
oppose;→英和
face;→英和
confront.→英和
たちめい
たちめい [2] 【太刀銘】
(1)刀剣を刃を下にして佩(ハ)いたとき,中子(ナカゴ)の差し表側になる方に入れた作者の銘。
⇔刀銘(カタナメイ)
(2)太刀に刻まれた銘文のこと。
たちもち
たちもち [3][0] 【太刀持】
(1)武家で,主君の太刀を捧げ持って傍らに控えている役。また,その武士。
(2)能楽で,主役の太刀を持つ供人の役。
(3)相撲で,横綱の土俵入りの際,太刀を持って後ろに従う力士。太刀取り。
→露払い(2)
たちもどる
たちもど・る [4][0] 【立(ち)戻る】 (動ラ五[四])
もどる。「所用を思い出して会社に―・る」「原点に―・って考える」
[可能] たちもどれる
たちもどる
たちもどる【立ち戻る】
come[go]back <to> ;return <to> .→英和
たちもの
たちもの [2] 【裁(ち)物】
布や紙などを裁断すること。
たちもの
たちもの [2] 【断(ち)物】
神仏に願をかけ,一定期間,ある飲食物を口に入れないこと。また,その飲食物。茶断ち・塩断ちなど。
たちものいた
たちものいた [4][5] 【裁(ち)物板】
裁ち板。
たちものぼうちょう
たちものぼうちょう [5] 【裁(ち)物包丁】
布や紙の裁断に用いる,刃の広くて丸い包丁。裁ち包丁。
→包丁
たちやく
たちやく [0] 【立役】
(1)古く,歌舞伎で,舞台に座って演奏する地方(ジカタ)に対して,立って演技をする者の総称。立方(タチカタ)。
(2)女歌舞伎の禁制後,男役の総称。
(3)歌舞伎の役柄が細分化してのち,老役(フケヤク)・敵役(カタキヤク)をのぞく,善人の男役の称。さらに時代が下ると,主演級の善人の男役を指すようになった。
たちやすらう
たちやすら・う [0][5] 【立(ち)休らう】 (動ワ五[ハ四])
(1)たたずむ。「―・はうといふ一本の樹立も無い/高野聖(鏡花)」
(2)ためらう。「せむすべなみに庭に出でて―・へば/古今(雑体)」
たちやま
たちやま 【立山】
飛騨山脈の高峰,立山(タテヤマ)の古名。
たちゅうさいもんきょう
たちゅうさいもんきょう タチウサイモンキヤウ [0] 【多鈕細文鏡】
中国の古代鏡の一。二〜三個の帯状の鈕が縁寄りにつけられ,背面に細い線で鋸歯(キヨシ)文様のある円鏡。日本では北九州の弥生時代の墳墓から出土。
たちゆかない
たちゆかない【立ち行かない】
cannot get along;do not pay (引き合わない).
たちゆく
たちゆ・く [0][3] 【立(ち)行く】 (動カ五[四])
(1)商売や暮らしが成り立ってゆく。「不景気で店が―・かなくなった」「生活が―・かない」
(2)時が過ぎてゆく。「―・く年」
(3)旅立つ。「―・かむ君に後れて現(ウツ)しけめやも/万葉 3210」
[可能] たちゆける
たちゆく
たちゆく【立ち行く】
can get along;can be kept up (店などが).
たちょうせい
たちょうせい タテウ― [0] 【多調性】
〔音〕 異なった調を同時に重ねて用いること。現代音楽に好んで用いられる。多調。
たちよどむ
たちよど・む [0][4] 【立ち淀む】 (動マ五[四])
ためらって立ったままでいる。躊躇(チユウチヨ)する。「―・んで,此方(コナタ)を覗めた書生が/婦系図(鏡花)」
たちよみ
たちよみ【立読みする】
read <books> in a bookstore.→英和
たちよみ
たちよみ [0] 【立(ち)読み】 (名)スル
立って読むこと。特に本屋の店先で,本や雑誌を買わずに立ったまま読むこと。
たちよる
たちよ・る [0][3] 【立(ち)寄る】 (動ラ五[四])
〔「たち」は接頭語〕
(1)そばに近寄る。そばに近づく。「窓に―・って外をのぞく」
(2)目的地へ行く途中,ついでにある所に寄る。「学校の帰りに友人の家に―・る」
(3)身を寄せて頼る。「わび人のわきて―・るこのもとは/古今(秋下)」
[可能] たちよれる
たちよる
たちよる【立ち寄る】
call[drop in] <on a person,at a house> ;→英和
stop <at> ;→英和
pay a visit <to> .→英和
たちりゅうわん
たちりゅうわん 【館柳湾】
(1762-1844) 江戸後期の漢詩人。越後の人。名は機,字(アザナ)は枢卿,柳湾は号。亀田鵬斎に師事し,幕府に仕えて飛騨高山に赴任した。退官後,江戸で詩文に専念。著「柳湾漁唱」
たちろんりがく
たちろんりがく [5] 【多値論理学】
真・偽の二値しかもたない標準的な記号論理学に対し,� 個ないし無限に多くの値をとる命題を対象とする論理学。1920年代ルカーシェビチの三値論理学(真・真偽不定・偽)に始まり,様相論理学へと発展した。
→様相論理学
→二値論理学
たちわかる
たちわか・る 【立ち別る】
〔「たち」は接頭語〕
■一■ (動ラ四)
別々になる。「女男の両宗―・つて各々座につかれて後/浮世草子・禁短気」
■二■ (動ラ下二)
別れてそれぞれ別の方向に行く。「いと心あはたたしくて―・る/源氏(玉鬘)」
たちわき
たちわき [0] 【立ち涌き】
有職(ユウソク)文様の一。向かい合った二本の線が中央でふくらみ,両端ですぼんだ形の連続したもの。雲の湧(ワ)き上がる状態を見立てたものという。ふくらんだ空間に雲・菊などを配し,雲立ち涌き・菊立ち涌きなどという。たてわく。たてわき。
たちわき
たちわき [2] 【帯刀】
⇒たちはき(帯刀)
たちわざ
たちわざ [0] 【立(ち)技】
柔道・レスリングで,立ったまま相手に仕掛ける技。
⇔寝技
たちわたる
たちわた・る 【立ち渡る】 (動ラ四)
(1)雲や霧が一面に立ちおおう。「狭井河よ雲―・り/古事記(中)」
(2)車などが立ちならぶ。「隙もなう(物見車ガ)―・りたるに/源氏(葵)」
(3)立って移動する。「雁が音の聞こゆる空ゆ月―・る/万葉 2224」
たちわる
たちわ・る [3][0] 【断(ち)割る】 (動ラ五[四])
切って割る。割る。「私の心臓を―・つて,温かく流れる血潮を啜らうとしたからです/こころ(漱石)」
[可能] たちわれる
たちんぼう
たちんぼう【立ちん坊】
[乞食]a beggar;→英和
a tramp.→英和
⇒立詰め.
たちんぼう
たちんぼう [0] 【立ちん坊】
〔「たちんぼ」とも〕
(1)立ち続けていること。また,その人。「電車の中ではずっと―だった」
(2)道端,特に坂の下などに立って待ち,通る荷車の後押しをして駄賃をもらう者。鮟鱇(アンコウ)。
〔明治以降の語。昭和初期までは東京にも見られた〕
(3)土木・建築工事などの日雇い仕事に雇われるべく,寄せ場で待っている人。
たぢから
たぢから 【手力】
腕の力。腕力。「春の花今は盛りに匂ふらむ折りてかざさむ―もがも/万葉 3965」
たぢから
たぢから 【田力・租】
〔古くは「たちから」〕
律令制の税の一。「でんそ(田租)」に同じ。
たぢからおのみこと
たぢからおのみこと タヂカラヲ― 【手力男命】
⇒天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)
たっかん
たっかん [0] 【達観】 (名)スル
(1)細かい事にこだわらず,物事の本質を見通すこと。また,物事に超然として,悟りの心境に達すること。「人生を―する」
(2)広い視野で物事を見ること。全体を見渡すこと。「若し―する時は世界は罪を持ちながらに美である/善の研究(幾多郎)」
たっかん
たっかん【達観する】
have an insight <into> ;→英和
view <the world> with a philosophic eye.
たっきゅう
たっきゅう タクキウ [0] 【卓球】
ネットを張ったテーブルをはさんで競技者が相対し,ラケットでセルロイド製のボールを打ち合い得点を競う球技。シングルス・ダブルス・混合ダブルスなどの種目がある。また,硬式と軟式とがある。ピンポン。
たっきゅう
たっきゅう【卓球】
table tennis;ping-pong.
たっきょ
たっきょ タク― 【謫居】 (名)スル
とがめを受けて引きこもっていること。また,罰せられ遠方に配流されること。「もし東国に―せば,津軽や夷のおくまでも/保元(中・古活字本)」
たっけ
たっけ (連語)
〔過去・完了の助動詞「た」に終助詞「け」が付いたもの。近世江戸語以降の語〕
(1)過ぎ去ったことを思い出して,軽い詠嘆の気持ちをこめて述べる。「昔は,この道をよく通っ―ね」「そういえば,あの日は雪が降ってい―」
(2)聞き手の関心や返答を誘うような気持ちをこめて質問する場所に用いる。「あの人は何と言っ―な」
→け(終助)
たっけい
たっけい タク― [0] 【磔刑】
⇒たくけい(磔刑)
たっけん
たっけん タク― [0] 【卓見】
非常に優れた意見・見識。
たっけん
たっけん [0] 【達見】
広い見通しをもった,優れた見解。
たっけん
たっけん【卓見】
<have> an insight <into> ;→英和
an excellent idea[view](名案).
たっこう
たっこう タクカウ [0] 【卓効】
優れたききめ。著効。
たっさい
たっさい [0] 【達才】
広く物事に通じている優れた才能。また,その人。達材。
たっし
たっし [0] 【達し】
(1)官庁から一般人民,または上級官庁から下級官庁へ通知が出されること。また,その文書。ふれ。「その筋からお―があった」
(2)(「達示」とも書く)上司から部下に出される通知。
(3)江戸幕府で,老中または諸役の上司から下司の者に発した命令。
たっし
たっし [1] 【達士】
ある物事によく通じている人。達人。
たっし
たっし【達し】
an official notice.
たっし
たっし (連語)
■一■〔完了の助動詞「たり」に過去の助動詞「き」の連体形の付いた「たりし」の転〕
過去または完了の意を表す。…た。…てしまった。「此水辺で別れ―物をと思出たらば/三体詩絶句鈔 4」
■二■〔断定の助動詞「たり」に過去の助動詞「き」の連体形の付いた「たりし」の転〕
…であった。「生田の森の合戦において名を天下に上げ,武将―誉れを/謡曲・通盛」
〔■一■には,促音無表記の「たし」の形も見られる。→たし〕
たっしがき
たっしがき [0] 【達し書き】
達しを書いた文書。ふれがき。達し文(ブミ)。
たっしき
たっしき [0] 【達識】
物事の全体を広く見通す,優れた見識。達見。
たっしゃ
たっしゃ [0] 【達者】
■一■ (名)
ある道をきわめた人。達人。「弓の―」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)ある事に熟達しているさま。上手であるさま。「英語が―だ」「口の―なやつ」「―な筆づかい」
(2)体の各部の働きが優れているさま。また,体が丈夫で健康であるさま。「年はとっても目は―だ」「祖母は―にしております」
(3)物事をするのにしたたかで抜け目のないさま。「その方面にかけては―な男」
〔■一■の意が原義〕
たっしゃ
たっしゃ【達者な】
healthy;→英和
well;→英和
fine;→英和
strong;→英和
good <at> (じょうず);→英和
skillful <at,in> ;expert[proficient] <in> .→英和
〜に <get> well (健康に);skillfully;→英和
well (じょうずに).
たっしゃもの
たっしゃもの [0] 【達者者】
(1)ある事柄に熟達している者。また,体の丈夫な者。
(2)経験豊かな,したたか者。
たっしる
たっ・しる 【達しる】 (動サ上一)
〔サ変動詞「達する」の上一段化〕
「達する」に同じ。「総て砲器の筒先を後ろへ向けると―・しらるれば/近世紀聞(延房)」
たっす
たっ・す [0] 【達す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「達する」の五段化〕
「達する」に同じ。
[可能] たっせる
■二■ (動サ変)
⇒たっする
たっす
たっす [0] 【塔主・塔司】
〔仏〕 塔頭(タツチユウ)の主管者である僧。
たっする
たっする【達する】
[目的を]⇒達成;[到達]reach;→英和
arrive <at,in> ;→英和
get to;amount to (額に).
たっする
たっ・する [0][3] 【達する】 (動サ変)[文]サ変 たつ・す
□一□(自動詞)
(1)ある場所に行き至る。到達する。「山頂に―・する」「目的地に―・する」
(2)情報がある人に伝わり届く。伝わってある人の知るところとなる。「社長の耳に―・する」「上聞ニ―・ス/ヘボン」
(3)程度が限度に及ぶ。最高のところまで至る。また,深く通じる。「名人の域に―・する」「孔子は此礼と云ふ者に深く博く―・した人と見える/百一新論(周)」「管絃の道に―・し/平家 3」
(4)一定の数値にまで届く。「人口が百万に―・する」「募金が目標額に―・する」
□二□(他動詞)
(1)物事を成しとげる。達成する。「目的を―・する」
(2)ある事柄を人に届け知らせる。広く告げ知らせる。「東京に於て某氏とのみ記せる書状を―・するは実に困難の極/新聞雑誌 46」
たっせい
たっせい [0] 【達成】 (名)スル
成し遂げること。「目標を―する」
たっせい
たっせい【達成する】
accomplish;→英和
achieve;→英和
attain.→英和
たっせいどうき
たっせいどうき [5] 【達成動機】
〔心〕 困難な物事を迅速かつ立派にやりとげるために努力しようとする動機。
たっそん
たっそん [0] 【達尊】
世間一般に尊ばれる物事。学徳・爵位・年齢など。
たった
たった [0] 【唯】 (副)
〔「ただ」の転〕
(1)(下に数量を表す語を伴って)わずか。ほんの。「―百円しかない」「―これっきり」「―一人」「―の一日も休ませない」
(2)ひたすら。いちずに。「―とかせませ/狂言記・宗論」
たった
たった
only;→英和
just;→英和
no more than.〜今 just now.〜一人で all alone;by oneself.
たったいま
たったいま [4] 【唯今】 (副)
〔「ただいま」の転〕
(1)ほんのいましがた。「今」といってもいいくらいの時に。「―お帰りになりました」
(2)いますぐ。「―ここから消え失せろ」
たっち
たっち [1] 【立っち】 (名)スル
〔幼児語〕
立つこと。「―してごらん」
たっちもん
たっちもん 【達智門】
平安京大内裏の外郭十二門の一。北面し,偉鑒(イカン)門の東にある。だっちもん。たちいもん。
→大内裏
たっちゅう
たっちゅう [0] 【塔頭・塔中】
〔仏〕
〔「ちゅう」は「頭」の唐音〕
(1)禅宗寺院で開山または住持の死後,弟子が遺徳を慕ってその塔の頭(ホトリ),あるいは同じ敷地内に建てた小院。
(2)大寺の山内にある末寺。わきでら。寺中(ジチユウ)。子院。
たっつけ
たっつけ [0] 【裁着】
〔「たちつけ」の転〕
「裁着袴」に同じ。
たっつけばかま
たっつけばかま [5] 【裁着袴】
男子袴の一。膝から下を細く仕立てたもの。活動に便利なため,江戸中期から武士が旅行・調練などに用い,また奉公人・行商人が用いた。現在は相撲の呼び出しなどが用いている。伊賀袴。
裁着袴[図]
たって
たって [1][0] 【達て・強って】 (副)
〔「達て」「強って」は当て字〕
要求・希望などをどうしても実現しようとするさま。無理に。しいて。どうしてでも。「―お望みとあれば致し方ない」「別に―飲みたくもないけれど/二人女房(紅葉)」
たって
たって
earnestly.→英和
〜の頼みで at a person's earnest request.
たって
たって (接助)
〔過去・完了の助動詞「た」に助詞「とて」の付いた「たとて」の転。近世江戸語以降の語。撥音便の語の後では「だって」となる。くだけた話し言葉に用いる〕
(1)動詞・形容詞の連用形に付き,「たとえ…ても」の意を表す。「今頃学校へ行っ―,だれもいないよ」「いまさら悔やん〈だって〉,はじまらない」「簡単にあきらめなく―,いいじゃないか」
(2)活用語の終止形に付き,「…といっても」「…としても」の意で,強い逆接を表す。この場合,「ったって」の形になるのが一般である。「ふだん元気だっ―,いつ病気になるかしれない」「逃げようっ―,逃がさないよ」
〔(2)は,体言を受ける場合もある。「旅行っ―,ちょっと伊豆の温泉へ行ってくるだけだ」〕
たっての
たっての 【達ての】 (連語)
大変切実な。大変激しい。現代では多く連体詞的に用いる。「―の願い」「―の所望」
たっとい
たっと・い [3] 【尊い・貴い】 (形)[文]ク たつと・し
〔「たふとし」の転〕
(1)地位・身分などがきわめて高い。とうとい。「―・い身分の人」
(2)非常に価値がある。とうとい。「人を救おうとするその気持ちが―・い」「芸術の士は…人の心を豊かにするが故に―・い/草枕(漱石)」
[派生] ――さ(名)
たっとい
たっとい【尊[貴]い】
[高貴な]noble;→英和
august;→英和
high;→英和
[貴重な]valuable;→英和
precious;→英和
honorable (尊敬すべき).→英和
たっとく
たっとく [0] 【達徳】
古今東西を通じて尊ばれる徳。
たっとし
たっと・し 【尊し・貴し】 (形ク)
⇒たっとい
たっとぶ
たっと・ぶ [3] 【尊ぶ・貴ぶ】 (動バ五[四])
〔「たふとぶ」の促音化。中世以降の語。「たっとむ」とも〕
(1)あがめうやまう。尊敬する。とうとぶ。「神仏を―・ぶ」
(2)大事なものとして重んずる。大事にする。「自立の精神を―・ぶべきだ」
[可能] たっとべる
たっとぶ
たっとぶ【尊ぶ】
[尊敬]respect;→英和
honor;→英和
[尊重]value;→英和
make much of;prize.→英和
たっとむ
たっと・む 【尊む・貴む】 (動マ四)
〔「たふとむ」の転〕
「たっとぶ」に同じ。「一銭を千両に―・み/浮世草子・新永代蔵」
たっぱ
たっぱ [0] 【立端】
建築で,高さのこと。「軒の―」
たっぱい
たっぱい [0] 【達拝】
能の拝礼の型。両手を高めに肘(ヒジ)をひろげて前方に出し,こぶしを顔の前で合わせるようにするもの。ワキが名乗りのあとで行う。
たっぱい
たっぱい 【答拝】
〔「とうはい(答拝)」の転〕
(1)大饗(タイキヨウ)の時などに,尊貴の人が来た際,主人が階を降りて迎え,互いに拝すること。答の拝。転じて,丁重な挨拶(アイサツ)。とうはい。「地に鼻つけて主が―/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
(2)手厚いもてなし。とうはい。「馳走―ヲ尽クス/日葡」
たっぴざき
たっぴざき 【竜飛崎】
青森県津軽半島の北端,津軽海峡に突出する岬。北海道の白神岬に対する。二つの岬を結ぶ青函トンネルが通る。
たっぴつ
たっぴつ [0] 【達筆】 (名・形動)[文]ナリ
(1)文字を上手に書く・こと(さま)。また,その文字。能筆。「―な字」
(2)勢いのある筆づかい。健筆。
たっぴつ
たっぴつ【達筆】
<write> a good hand.〜で <written> in a good hand.
たっぷり
たっぷり [3] (副)スル
(1)満ちあふれるほど十分なさま。たくさん。「鍋に―(と)水を注ぐ」「―(と)食べる」「時間は―ある」
(2)まだゆとりのあるさま。十分すぎるさま。ゆったり。「―(と)したドレス」
(3)名詞の下に付いて,そのものが満ち満ちている,十分であるなどの意を表す。「色気―」「いやみ―」
(4)数量を示す語の下に付いて,十分その数量がある意を表す。「二合―入る」「一二センチ―ある」
たっぷり
たっぷり
<take three> full <hours> ;→英和
<have> plenty of <time> .色気〜 be very amorous;be eager <to do> (乗り気).
たつ
たつ [1] 【建】
暦注の十二直の一。種蒔き・柱立てなどに吉,船乗りなどに凶という日。
たつ
た・つ [1] 【建つ】
■一■ (動タ五[四])
〔「立つ」と同源〕
建造物がつくられる。「ビルが―・つ」「銅像が―・つ」
■二■ (動タ下二)
⇒たてる
たつ
たつ [0] 【辰】
(1)十二支の第五番目。年・日・時刻・方位などに当てる。
(2)時刻の名。今の午前八時頃。また,今の午前七時から九時の間。または午前八時から一〇時まで。
(3)方角の名。東から南へ三〇度の方向。
たつ
たつ【断つ】
[切断]cut (off).→英和
たつ
たつ【竜】
a dragon.→英和
竜の落し子 a sea horse.
たつ
たつ [1] 【闥】
(1)門。宮中の小門。
(2)とびら。「密室の―を排(オシヒラ)いて/新浦島(露伴)」
たつ
たつ【立つ】
(1)[人が]stand (up);→英和
rise (to one's feet).→英和
(2)[物が]stand;be built[established,founded].(3)[出発]start;→英和
leave.→英和
(4)[立ちのぼる]rise;go up.(5)[感情]get angry (腹が);be excited (気が).
(6)[筋道が]hold good.
たつ
た・つ [1] 【立つ】
■一■ (動タ五[四])
□一□
(1)座ったり横になったりしていた人が足を伸ばして自分の体を垂直の姿勢にする。「この案に賛成の人は―・って下さい」「―・ってお辞儀をする」
(2)座についていた人が,ある用件のためにその場を去る。「食事中,何度も台所に―・つ」「途中で席を―・つ」「電話に―・つ」
(3)人が,ある所で直立した姿勢をとる。「展望台に―・ってあたりをながめる」「―・ったまま話をする」
(4)(「…に立つ」の形で場を示して)そこを典型的な活動場所として仕事などをする。「教壇に―・つ」「舞台に―・つ」「バッター-ボックスに―・つ」
(5)(「起つ」とも書く)(決心して)困難なことに向かって行動を起こす。立ち上がる。「祖国のために―・つ」
(6)候補者として選挙に出る。立候補する。「三人の候補者が―・っている」
(7)ある地位・立場・状況に身を置く。「人の上に―・つ」「優位に―・っている」「相手の立場に―・って考える」
(8)細長いものがある場所に直立する。「工場に高い煙突が―・ている」「門の脇に電柱が―・っている」
(9)横たわったり伏したりしていたものが,まっすぐに起き上がる。「耳の―・った犬」「体中の毛が―・つ」「柱が―・つ」
(10)細長いものがある面に突きささる。「的に矢が―・つ」「かたくて歯が―・たない」「とげが―・つ」
(11)(「閉つ」とも書く)雨戸・障子・襖(フスマ)などが閉まる。「雨戸が―・っている」
(12)体の一部分がまっすぐな状態になる。「腰が―・たなくなった」「あのプールは浅くて子供でも背が―・つ」
(13)市が開設される。「十日ごとに市が―・つ」「相場が―・つ」
(14)現象や状態が出現する。
(ア)霧状のものが下方から上方へ広がる。古くは霧・霞などについてもいった。「湯気が―・つ」「泡が―・つ」
(イ)波や風が起こる。「風が―・つ」
(ウ)生まれて,広く知れわたる。「評判が―・つ」「あらぬうわさが―・つ」
(エ)風呂が沸かされて入浴できるようになる。「朝早くから風呂が―・っている」
(15)物事が成り立つ。
(ア)目標・計画などが決まる。「めどが―・つ」「計画が―・たない」
(イ)数がある特定の値に決まる。「 7 を 3 で割ると 2 が―・って 1 余る」
(ウ)理屈や倫理がそこなわれず成り立つ。「言い訳が―・つ」「筋道が―・つ」「義理が―・たない」
(エ)両目が保たれる。「顔が―・つ」「面目が―・つ」
(オ)生計や経営などが成り立つ。たちゆく。「私の安月給だけでは暮らしが―・たない」「筆一本で―・っていく」
(16)ある物事に基礎を置く。そこに立脚する。「因(ヨ)って―・つ所以(ユエン)」「仮定に―・つ話」
(17)興奮した状態になる。「神経が―・つ」
(18)はっきりとわかるようになる。「人目に―・つ」
(19)動詞の連用形に付いて,その動作が勢いよく行われる意を表す。「わき―・つ」「いきり―・つ」
□二□
(1)天皇・皇后・皇太子・大臣などの位につく。「東宮に―・ち給ふこと永観二年八月二十八日なり/大鏡(一条)」
(2)車がそこに止まる。「後に来たる車の…池にひき寄せて―・ちたるを/枕草子 35」
(3)月や虹などが空にかかる。「朝月の日向の山に月―・てり見ゆ/万葉 1294」「雨晴るる峰のうき雲うき散りて虹―・ちわたる冬の山里/夫木 19」
(4)暦の上で新しい月になる。また,新しい季節になる。「正月(ムツキ)―・ち春の来らば/万葉 815」「春―・ちける日よめる/古今(春上詞)」
(5)音や声が大きくひびきわたる。「堀江漕ぐ伊豆手の船の梶つくめ音しば―・ちぬ水脈(ミオ)早みかも/万葉 4460」
(6)火が燃えつきる。「長蝋燭の―・つ事はやく/浮世草子・男色大鑑 8」
〔「立てる」に対する自動詞〕
[可能] たてる
■二■ (動タ下二)
⇒たてる
[慣用] 腕が―・角が―・気が―・白羽の矢が―・腹が―・筆が―・弁が―・役に―・用に―/いても立ってもいられない・火のない所に煙は立たぬ
たつ
たつ [1] 【立つ】
和船で,各種の柱の称。
たつ
た・つ [1] 【裁つ・截つ】 (動タ五[四])
〔「断つ」と同源〕
布・紙などを,所用の寸法や形に切る。裁断する。「布地を―・つ」「浴衣を―・つ」
[可能] たてる
たつ
たつ [0] 【竜】
「りゅう(竜)」に同じ。
たつ
たつ【裁つ】
cut (out).→英和
たつ
た・つ [1] 【発つ】 (動タ五[四])
〔「立つ」と同源〕
出発する。でかける。「明日アメリカに―・つ」
[可能] たてる
たつ
た・つ 【奉つ・献つ】 (動タ下二)
ささげる。たてまつる。「九重にけふ―・てそむる氷こそ/千五百番歌合」
たつ
た・つ [1] 【断つ・絶つ】 (動タ五[四])
(1)ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。《断》「鎖を―・つ」「はらわたを―・つ思い」「悪の根を―・つ」
(2)必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。《断》「補給路を―・つ」「退路を―・つ」
(3)生活費や原料の供給が行われないようにする。《絶》「石油の供給を―・つ」「親元からの送金を―・たれる」
(4)それまで続いていたことをそこでやめる。《絶》
(ア)関係を解消する。「国交を―・つ」「 B 社との関係を一切―・つ」「きずなが―・たれる」
(イ)「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で,連絡がとれなくなることをいう。「冬の北アルプスで消息を―・った」「先月,ロンドンから電話をかけてきた後,連絡を―・った」
(ウ)執着・欲望をなくする。「最後の望みを―・たれる」
(エ)ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで,など期間を限る場合にいうことが多い。《断》「酒を―・っている」「塩を―・つ」
(オ)本来もっと続くものを自分で終わらせる。「みずから命を―・った」「参詣の人が跡を―・たない」「人の子は祖(オヤ)の名―・たず/万葉 4094」
〔「絶える」に対する他動詞〕
[可能] たてる
たつ
た・つ [1] 【経つ】 (動タ五[四])
〔「立つ」と同源〕
時・時間が経過する。「時が―・つ」「時間が―・つ」「もう少し―・ってから…」
たつ
たつ【絶つ】
(1)[やめる]give up.(2)[絶交]break (off) with <a person> .
(3)[命を]kill;→英和
root[wipe]out (絶滅).
たつ
たつ【辰(年)】
(the year of) the Dragon.
たつ
たつ【経つ】
[時が]pass (by,away);→英和
go by;fly (速く);→英和
drag on (遅く).もう少し (2 日)経ってから a little (two days) later.10分経ったら in ten minutes.
たつ=の一点(イツテン)
――の一点(イツテン)
今の午前八時頃。「―ばかりに/宇津保(国譲下)」
→一点
たつい
たつい [1] 【達意】
言わんとする事柄を十分にわからせること。「―の文章」
たつえもん
たつえもん タツヱモン 【竜右衛門】
室町初期の能面作者。越前の人。若い男面を得意とした。生没年未詳。
たつか
たつか 【手束】
手に握り持つこと。「中央に―ばかりなる木一株(ヒトモト)あるのみ/出雲風土記」
たつかい
たつかい 【田令】
朝廷より派遣されて屯倉(ミヤケ)を管理し,貢税などに携わった職。
たつかづえ
たつかづえ 【手束杖】
手に握り持つ杖。「―腰にたがねてか行けば人にいとはえ/万葉 804」
たつかゆみ
たつかゆみ 【手束弓】
手に握り持つ弓。一説に握るところの太い弓。手束の弓。「―手に取り持ちて朝狩に/万葉 4257」
たつがしら
たつがしら [3][0] 【竜頭】
(1)竜の頭の形をした物。特に,竜の形をした兜の前立物。また,葬礼の旗竿の先などにつける竜の形の作り物。
(2)和船で,長く突き出た水押(ミヨシ)の称。
たつがん
たつがん [0] 【達眼】
物事の本質を見抜く鋭い眼力。「―の士」
たつき
たつき [3][1] 【方便・活計】
〔「手(タ)付(ツ)き」の意。古くは「たづき」。中世以降「たづき」「たつき」。現代では「たつき」が普通〕
(1)生活の手段。生計。「賃仕事など―として/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」「此地に―もとむとて/たけくらべ(一葉)」
(2)手がかり。手段。方法。よるべ。「君も人々に交りたまふ―あらむ/文づかひ(鴎外)」「説教などして世渡りの―ともせよ/徒然 188」
(3)(様子などを知る)手段。見当。「をちこちの―も知らぬ山中に/古今(春上)」
たつぎ
たつぎ 【鐇】
〔「たつき」とも〕
きこりが用いる刃の幅の広い斧(オノ)。「飛騨のたくみの―音のあなかしがまし/大和 43」
たつじん
たつじん【達人】
an expert <at,in> ;→英和
a master <of> .→英和
たつじん
たつじん [0] 【達人】
豊富な経験と長年の鍛練により,その道の真髄を体得した人。「―の境地に入る」「剣道の―」
たつじん=は大観す
――は大観す
〔「鶡冠子(世兵)」,賈誼「鵩鳥賦」〕
達人は一部分にとらわれず全体を見通すので判断を誤らない。
たつせ
たつせ【立つ瀬がない】
<That would> leave one helpless.
たつせ
たつせ [1] 【立つ瀬】
自分の立場・面目。多く「立つ瀬がない」の形で用いる。
たつせ=がない
――がな・い
面目を失う。立場を失い,苦境におちいる。「それでは間に入った私の―・い」
たつた
たつた 【竜田】
奈良県生駒郡斑鳩(イカルガ)町の地名。
たつた
たつた 【竜田】
能の一。三番目・四番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。「古今集」にある竜田川の歌を主題とする。旅僧が竜田の明神へ参詣して,竜田姫が神楽(カグラ)を舞い昇天する奇特を見るという筋。
たつたあげ
たつたあげ [0] 【竜田揚(げ)】
醤油・味醂(ミリン)で下味をつけた鳥肉・魚肉に片栗粉をまぶして油で揚げたもの。
たつたがわ
たつたがわ 【竜田川】
(1)奈良県北西部,生駒山地の東麓を南流し,斑鳩町の南で大和川に注ぐ川。上流を生駒川,中流を平群(ヘグリ)川という。紅葉(モミジ)の名所。((歌枕))「ちはやぶる神世もきかず―から紅に水くくるとは/古今(秋下)」
(2)模様の名。流水に紅葉の葉を散らしたもの。
たつたじんじゃ
たつたじんじゃ 【竜田神社】
奈良県生駒郡三郷町にある神社。祭神は天御柱命(アマノミハシラノミコト)・国御柱命(クニノミハシラノミコト)で,別名を竜田神・竜田風神ともいい,風をつかさどる神。五穀の豊穣を祈願する神としても有名。現在名,竜田大社。
たつたそう
たつたそう [0] 【竜田草】
メギ科の多年草。朝鮮北部・中国東北部に分布。観賞用に栽培。高さ約10センチメートル。葉は根茎から出,柄が長く心臓形で両端がへこみ,糸巻に似る。早春,花茎の先に淡紫色の八弁花を一個開く。和名は,日露戦争の際,軍艦竜田の乗組員がこの草を持ち帰ったため。糸巻草。
たつたひこ
たつたひこ 【竜田彦】
延喜式に見える,竜田比古竜田比女神社の祭神の一。風をつかさどる神。
たつたひめ
たつたひめ 【竜田姫・立田姫】
(1)延喜式に見える竜田比古竜田比女神社の祭神の一。
(2)秋をつかさどる女神。竜田山の神格化。竜田山は奈良の京の西に当たり,五行説で西は秋の方角にあてるところからいった。
たつたやま
たつたやま 【竜田山】
奈良県生駒郡三郷町の西方の山を漠然と呼ぶ語。((歌枕))「―よはにや君がひとりこゆらむ/古今(雑下)」
たつづみ
たつづみ [2] 【田鼓】
田楽(デンガク)に使う鼓。腰につけて打つ。
たつとり
たつとり 【立つ鳥】
飛び去る鳥。
たつとり=跡(アト)を濁さず
――跡(アト)を濁さず
立ち去る者は,あとが見苦しくないように始末をする。飛ぶ鳥跡を濁さず。
たつどう
たつどう [0] 【達道】
〔「たっとう」とも〕
いかなる場合にも行われるべき人間の道。
たつなみ
たつなみ [0] 【立つ波・立つ浪】
文様の一。激しく逆巻く波頭(ナミガシラ)を図案化したもの。近世,蒔絵・染織などの模様として流行した。たてなみ。
たつなみがい
たつなみがい [4] 【立浪貝】
腹足綱の軟体動物。体は後方の太い長卵形で,体長約20センチメートル。体表に多数の円錐状突起がある。巻貝の仲間で,体内に立浪形の大きな石灰質の殻をもつ。房総半島以南の西太平洋,インド洋に広く分布。
たつなみそう
たつなみそう [0] 【立浪草】
シソ科の多年草。山野に生える。茎は高さ約30センチメートルで円心形の葉を数対つける。初夏,穂状花序の片側に淡青紫色の唇形花を十数個つける。
立浪草[図]
たつなみの
たつなみの 【立つ波の】 (枕詞)
波のしきりに立つ意で,「しくしく」にかかる。「君は来ず我は故なく―しくしくわびし/万葉 3026」
たつの
たつの 【龍野】
兵庫県南西部,揖保(イボ)川中流域の市。伝統地場産業の醤油・素麺(ソウメン)製造が盛ん。江戸時代には城下町として栄え,その町並みが残る。
たつの
たつの 【辰野】
姓氏の一。
たつの
たつの 【辰野】
長野県中部,上伊那郡の町。伊那盆地北端を占め,旧三州街道の宿駅を母体に,鉄道分岐点として発達。
たつのいち
たつのいち 【辰の市】
古代,大和国添上郡(現在の奈良市)で,辰の日に立った市。((歌枕))「市は,―。さとの市。つば市/枕草子 14」「なき名のみ―とは騒げども/拾遺(恋二)」
たつのうま
たつのうま 【竜の馬】
〔「竜馬(リユウマ)」を訓読みした語〕
すぐれた馬。駿馬(シユンメ)。
たつのおとしご
たつのおとしご [0][6] 【竜の落(と)し子】
ヨウジウオ目の海魚。全長約8センチメートル。全身が骨質板に覆われ,馬に似た頭部は長い管状の吻(フン)を突き出す。尾部は細長く伸びて海草に巻きつくのに適する。体色は褐色のものが多い。遊泳時は体を垂直に立てる。雄は育児嚢を有し,この中へ雌が産卵すると孵化まで卵を保護する。古くから安産のお守りとする。北海道以南の沿岸に分布。日本近海にハナタツ・オオウミウマなど九種がいる。海馬(カイバ)。ウミウマ。リュウノコマ。
竜の落とし子[図]
たつのきんご
たつのきんご 【辰野金吾】
(1854-1919) 建築家。肥前の人。工部大学校卒。コンドルに学び,1884年(明治17)帝国大学工科大学教授。代表作に日本銀行本店・東京駅などがある。
たつのくち
たつのくち 【竜ノ口】
神奈川県藤沢市江ノ島対岸,片瀬川東岸の地名。鎌倉時代は刑場があり,1275年元使の首をはねた地。また,日蓮の法難の地として知られる。
たつのくち
たつのくち [0] 【竜の口】
(1)銅・鉄などで竜頭(タツガシラ)の形を作り,口の部分から水が出るようにしたもの。寺社などの手洗い場に見られる。
(2)樋(トイ)の口の水を出す所。
たつのひげ
たつのひげ [0] 【竜の鬚】
イネ科の多年草。各地の林下に生える。稈は細く高さ50センチメートル内外でやや叢生し,線形の葉を数個つける。夏から秋にかけ茎頂の円錐花序にまばらに緑色の小穂をつける。
たつのみや
たつのみや 【竜の宮】
竜宮(リユウグウ)。
たつのみやこ
たつのみやこ 【竜の都】
竜宮(リユウグウ)の異名。
たつのみやひめ
たつのみやひめ 【竜の宮姫】
(1)竜宮にいるという姫。
(2)記紀神話の豊玉姫のこと。
たつのゆたか
たつのゆたか 【辰野隆】
(1888-1964) 仏文学者・随筆家。東京生まれ。東大教授。辰野金吾の長男。フランス近代文学の研究,および演劇の翻訳・紹介につとめる。かたわら軽妙なエッセーを発表。著「さ・え・ら」「忘れ得ぬ人々」など。
たつはる
たつはる 【立つ春】
「りっしゅん(立春)」に同じ。「―の朝(アシタ)よみける/山家(春詞)」
たつび
たつび 【田中螺】
タニシの古名。[和名抄]
たつぶん
たつぶん [0] 【達文】
(1)上手な,優れた文章。
(2)意味のよくわかる文章。達意の文。
たつへん
たつへん [0] 【立偏】
漢字の偏の一。「竣」「靖」などの「立」。
たつべ
たつべ [0] 【竹瓮】
〔「たっぺ」とも〕
「筌(ウケ)」に同じ。[季]冬。《―揚ぐ水の濁りの静まらず/高浜年尾》
たつべん
たつべん [0] 【達弁】
達者な弁舌。能弁。「―を振るう」
たつまき
たつまき【竜巻】
a tornado;→英和
a waterspout (海の);→英和
a sand pillar (砂漠の).
たつまき
たつまき [0] 【竜巻】
大気の下層に起こる激しい渦巻。積乱雲などの雲底から垂れ下がり直径十数メートルから数百メートルの漏斗(ロウト)状・柱状。その中心付近では風速は時に毎秒100メートルを超し,進路にあたる地上の物をまき上げ,また破壊する。台風に先立ち,また寒冷前線に伴われて局地的に来襲することが多い。
たつまつ
たつまつ 【辰松】
姓氏の一。江戸中期,辰松八郎兵衛によって興った人形遣いの家の名。
たつまつはちろうべえ
たつまつはちろうべえ 【辰松八郎兵衛】
(?-1734) 江戸中期の人形遣い。女方人形の名手。竹本座に出勤して「曾根崎心中」のお初などで好評を博す。のち江戸に下り,堺町に辰松座を興した。
たつまつふう
たつまつふう [0] 【辰松風】
〔享保(1716-1736)の頃,辰松八郎兵衛が結い始めたことから〕
男の髪の結い方の一。髷(マゲ)の根を高く据え,元結を長く巻き上げ,毛先は極端に下向きにしたもの。
辰松風[図]
たつみ
たつみ [0] 【巽・辰巳】
(1)方角の名。辰と巳との間。南東。
(2)江戸の遊里,深川のこと。江戸城の東南にあったからいう。辰巳の里。
たつみ
たつみ【辰巳[巽]】
the southeast.→英和
たつみあがり
たつみあがり 【辰巳上がり】 (名・形動)
(1)かん高い声を出すこと。「―なる高咄し/浮世草子・永代蔵 3」
(2)言動の荒っぽい・こと(さま)。「―になり,金をおつつける/黄表紙・金生木」
(3)江戸,深川の芸者の出身であること。
たつみげいしゃ
たつみげいしゃ [4] 【辰巳芸者】
江戸,深川の芸者。意気ときっぷのよさを売り物とした。羽織芸者。深川芸者。
たつみことば
たつみことば [4] 【辰巳言葉】
江戸,深川の遊女や芸者の用いた言葉。「ござんす」など鉄火な口調であった。
たつみのその
たつみのその 【辰巳之園】
洒落本。一冊。夢中散人寝言先生(ムチユウサンジンネゴトセンセイ)作。1770年刊。遊里辰巳の里(深川)に取材した最初の洒落本。巻末に通言・流行語の解説を付す。
たつみようすい
たつみようすい 【辰巳用水】
石川県金沢市,犀川の上辰巳から小立野台地に引かれた用水。長さ約20キロメートル。1632年金沢城の防火用水として開設。御城水。殿様用水。御水道上水。
たつむら
たつむら 【竜村】
姓氏の一。
たつむらへいぞう
たつむらへいぞう 【竜村平蔵】
(1876-1962) 染色工芸家。大阪生まれ。美術織物の創作,古代裂の研究・復元に努めた。作「漢羅楽浪壁掛」など。
たつやまいし
たつやまいし [4] 【竜山石】
兵庫県高砂市伊保町竜山に産する石材名。淡緑色あるいは淡黄褐色の流紋岩質凝灰岩。耐火性に富み,風化しにくい。古墳時代の石棺に,また姫路城の石垣にも用いられた。今日では宅地造成用の土木用石材に利用。印南石(インナミイシ)。
たつり
たつり [1] 【達理】
道理に通じること。物事の奥義を身につけること。
たづ
た・づ (動ダ下二)
⇒たでる
たづくり
たづくり [2] 【田作り】
〔「たつくり」とも〕
(1)田を耕作すること。また,それをする人。
(2)ごまめの別名。[季]新年。
たづくり
たづくり 【手作り】
手織りの布。古代,調として納めたもの。調布。「槙の島さらしかけたる―に見えまがふまで鷺ぞむれゐる/夫木 23」
たづくる
たづく・る 【手作る】 (動ラ四)
着る。よそおう。「足結(アヨイ)―・り腰作らふも/日本書紀(皇極)」
たづな
たづな [0] 【手綱】
(1)馬具の一。轡(クツワ)の左右に結び付け,乗り手が握って馬を操る綱。「―を引く」
(2)(比喩的に)勝手な行動を他人がしないように,活動に枠をはめること。「―を取る」「―をゆるめる」
(3)細長い布。帯・鉢巻きなど,様々な用途に用いた。たんな。「烏帽子に―うたせて/盛衰記 34」
(4)ふんどし。下帯。[日葡]
たづな
たづな【手綱】
reins;a bridle.→英和
〜をとる lead <a horse> by the bridle.〜をゆるめる give <the horse> the reins.
たづな=を締める
――を締・める
(1)手綱を引きしぼって馬を御する。
(2)勝手な行動をしたり気を緩めたりしないように他人を制御する。手綱を引き締める。手綱をしぼる。
たづなさばき
たづなさばき [4] 【手綱捌き】
(1)馬を乗りこなす腕前・技術。
(2)人を統御し使いこなす腕前。
たづなぞめ
たづなぞめ [0] 【手綱染(め)】
〔馬の手綱に多く用いたからいう〕
だんだら染めの一。種々の色の筋を斜めに染めたもの。
たづら
たづら [0][1] 【田面】
田のおもて。また,田のほとり。
たて
たて【殺陣(師)】
(a) swordplay (coacher).→英和
たて
たて [2][1] 【殺陣】
演劇・映画で,斬り合いや捕り物の場面の立ち回りの演技。また,その演技を振り付けること。「―をつける」「―師」
たて
たて【縦】
length (長さ);→英和
height (高さ).→英和
〜の(に) vertical(ly);→英和
perpendicular(ly);→英和
lengthwise.→英和
〜2フィート横30フィート two feet by thirty.
たて
たて【楯】
a shield.→英和
…を〜に取って on the strength of <law> ;on the ground that….
たて
たて [1] 【盾・楯】
(1)戦闘の際,敵の矢・刀槍・銃による攻撃から体を隠し,身を守るための防御用の武具。手に持って使う持ち盾(手盾)と,地上に置いて用いる置き盾(掻盾(カイダテ))がある。
(2)自分の身を守るのに都合のいいような手段。「証文を―に居座る」
たて
たて [1] 【館】
「たち(館)」に同じ。多く関東・東北地方で用いた。
たて
たて (連語)
〔過去・完了の助動詞「た」に終助詞「て」の付いたもの〕
たよ。たわい。「さやうさやう,申しやし―/滑稽本・和合人」
たて
たて [2] 【建(て)】
株の信用取引や商品の先物取引で,売買の契約をしたこと。「売り―」「買い―」「―玉(ギヨク)」
たて
たて [1] 【縦・竪・経】
(1)(水平に対して)上下の方向。垂直の方向。また,その長さ。「―に線を引く」「―長」
(2)(左右に対して)前後への方向。また,その長さ。「―に並ぶ」
(3)(比喩的に)同僚との関係ではなく,上司と部下との関係。「―の人間関係」
(4)南北の方向。また,その距離。
(5)「経(タテ)糸」に同じ。「―もなく緯(ヌキ)も定めず娘子(オトメ)らが織るもみち葉に霜な降りそね/万葉 1512」
⇔横
たて
たて [1] 【立て】
■一■ (名)
〔動詞「立てる」の連用形から〕
(1)筋。趣旨。「なあにそりやあ軍書の講釈だ。あつちのは―が違はあ/滑稽本・浮世床(初)」
(2)きまり。おきて。たてまえ。「この廓(サト)の―だといつても/人情本・娘節用」
(3)宴会。酒宴。遊興。「是か,こりや―に行く大尽衣装ぢや/浄瑠璃・新版歌祭文」
(4)遊興費などを一人でひきうけること。おごり。「わたしが―でござります/歌舞伎・韓人漢文」
■二■ (接頭)
役目などを表す名詞に付いて,中心となるものの意を表す。第一の。筆頭の。「―行司」「―女形(オヤマ)」
■三■ (接尾)
(1)動詞の連用形に付いて,その動作が終わったばかりの意を表す。…したばかり。「焼き―のいも」「出来―のほやほや」
→だて
(2)助数詞。勝負に続けざまに負けた数を数えるのに用いる。連敗。「三―を食う」
たて=から見ても横から見ても
――から見ても横から見ても
どの方角から見ても。どう見ても。
たて=に取る
――に取・る
防御物とする。転じて,口実やいいがかりの手だてとする。「相手の弱味を―・って攻撃する」
たて=の両面を見よ
――の両面を見よ
一面的な見方をせずに,物事の表と裏との両側からよく見た上で判断せよ。
たて=の半面
――の半面
物事の一方の側。全体を見ずに,物事の一面だけから判断を下す態度にいう。
たて=の物を横にもしない
――の物を横にもしない
めんどうくさがって何もしないさま。横の物を縦にもしない。
たて=を突く
――を突・く
(1)戦いのために楯を地面に突き立てる。
(2)反抗する。さからう。たてつく。「親に―・く」
たてあかし
たてあかし 【立て明かし】
薪(マキ)などをたばねて立てておき火をともして照明としたもの。たいまつの類。たちあかし。「―の昼よりあかきに/狭衣 3」
たてあげ
たてあげ [0] 【立挙】
(1)鎧の部分。衡胴(カブキドウ)の上につき,胸・背中上部を守る。
(2)臑当(スネアテ)の上部で,膝頭を守る部分。
たてあな
たてあな [0] 【竪穴・縦穴】
たてに掘った穴。地面から下に向けて掘った穴。
⇔横穴
たてあな
たてあな【縦穴】
a pit;→英和
a shaft (縦坑).→英和
たてあなしきせきしつ
たてあなしきせきしつ [0] 【竪穴式石室】
古墳の頂上部に四壁に石を積み上げた竪穴を造り,上から棺を納め石材で天井を覆う形態の石室。古墳時代前期に多い。
たてあなじゅうきょ
たてあなじゅうきょ [5] 【竪穴住居】
縄文・弥生・古墳時代に広く行われた住居形式。地面を数十センチメートル掘りくぼめ,屋根をかけたもの。
たてあみ
たてあみ【立網】
a setnet.
たてあみ
たてあみ [0] 【建(て)網・立(て)網】
岸から沖に向けて張り出した垣網(袖網)で魚の通り道をさえぎり,袋網に魚を追い込んで捕らえる定置網。構造・使用法などにより,台網(ダイアミ)・落とし網・桝網(マスアミ)・張り網・出し網などという。定置漁業の大部分は建て網で行われる。
建て網[図]
たていし
たていし [2] 【立(て)石】
(1)庭などに立てて据えてある石。
⇔伏せ石
(2)道しるべや墓の標として立ててある石。
(3)メンヒルに同じ。
たていた
たていた [0][2] 【楯板】
楯にする板。
たていた
たていた [0] 【立(て)板】
(1)立てかけてある板。
(2)牛車の車箱の両側。
(3)木目が縦に通っている板。
たていた
たていた【立板に水を流すように】
very fluently;glibly.→英和
たていた=に水
――に水
すらすらとよく話すさま。弁舌の流暢(リユウチヨウ)なさま。
⇔横板に雨垂れ
「―を流すよう」
たていと
たていと [0] 【経糸・経】
織物の縦の方向に通っている糸。
⇔緯(ヨコ)糸
たていと
たていと【縦糸】
warp.→英和
たていり
たていり 【立入】
姓氏の一。
たていり
たていり [0] 【立て入り】
「立て入れ」に同じ。
たていりむねつぐ
たていりむねつぐ 【立入宗継】
⇒たてりそうけい(立入宗継)
たていれ
たていれ [0] 【建(て)入れ】
建物の軸部・型枠・建具などの垂直の程度。建ち。
たていれ
たていれ [0] 【立て入れ・達入れ】
(1)男としての義理や意気地を立て通すこと。意地の張り合い。たてひき。「そりや―ぢやない。とつとの横入ぢや/滑稽本・浮世床(初)」
(2)喧嘩。
たていわいせき
たていわいせき タテイハヰセキ 【立岩遺跡】
福岡県飯塚市立岩の丘陵上にある弥生前期末から中期にかけての遺跡群の総称。ここで石器が量産され,作られた石庖丁は北九州各地に分布している。
たてうた
たてうた [2] 【立唄】
長唄など二人以上の唄方が一緒に歌う場合の,首席の唄方。
たてうねおり
たてうねおり [0] 【経畝織(り)】
平織りの変化組織。たて糸を密にし,よこ糸を太くしたり,多数引きそろえて打ち込んだりして,よこ方向に畝を表したもの。
たてうり
たてうり [0] 【建(て)売り】
家屋を建設してから販売すること。また,その家屋。「―住宅」
たてうり
たてうり【建売(住宅)】
<sell> a ready-built house.
たてえいそう
たてえいそう [3] 【竪詠草】
和歌詠草の書式の一。懐紙を二つに折ったのを,さらに五つに内へ折り,初めの行に記名,次行に歌題,第三行に上の句,第四行に下の句を書く。
⇔横詠草
たてえぼし
たてえぼし [3] 【立烏帽子】
扁円状の本来の烏帽子。折烏帽子がでて以後,区別していった。主として上皇・公卿・殿上人らが着用した。
立烏帽子[図]
たてえり
たてえり【立襟】
a stiff[stand-up]collar.
たてえり
たてえり [0][2] 【立(て)襟・竪襟】
道行きコートや被布の前身頃に縫いつけた衽(オクミ)のような布。
たておやま
たておやま [3] 【立女形】
歌舞伎で,一座の女形(オンナガタ)の中での最高位の俳優。
たてかう
たてか・う 【立て飼ふ・櫪飼ふ】 (動ハ四)
〔「櫪」は厩(ウマヤ)の意〕
馬を厩で飼う。「千里行く馬―・ひ給ひけるに/宇津保(国譲下)」
たてかえ
たてかえ【建て替える】
rebuild.→英和
たてかえ
たてかえ【立て替える】
pay for <another> ;[前貸]advance.→英和
‖立替金 an advance.立替払い charges forward.
たてかえ
たてかえ [0] 【建(て)替え】 (名)スル
家などを建て替えること。また,その建造物。
たてかえ
たてかえ [0] 【立(て)替え】 (名)スル
代金を立て替えること。また,その金銭。「―払い」
たてかえきん
たてかえきん [0] 【立(て)替え金】
一時立て替えて支払う金銭。
たてかえる
たてか・える [0][4][3] 【建(て)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たてか・ふ
家などの建造物を造りなおす。「校舎を―・える」
たてかえる
たてか・える [0][4][3] 【立(て)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たてか・ふ
他人に代わって,一時,代金を払っておく。用立てる。「本代を―・える」
たてかけ
たてかけ [0] 【立(て)掛け・立(て)懸け】
男の髪の結い方の一。髻(タブサ)を大きくとって,髷(マゲ)を後頭部に立てかけるようにしたもの。浄瑠璃語りの江戸半太夫が結い始めたものという。
たてかける
たてかける【立て掛ける】
lean[rest,stand] <a thing against the wall> .→英和
たてかける
たてか・ける [0][4] 【立(て)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たてか・く
ほかのものによりかかるようにして立てる。もたせかける。「はしごを壁に―・ける」
たてかご
たてかご [2] 【立て駕籠】
「通し駕籠」に同じ。
たてかじ
たてかじ [2][3] 【立て舵】
和船で,航行中に舵を舵床に直角に向けて水中に入れている状態。また,その舵。
たてかた
たてかた【建て方】
the style of building;structure (構造).→英和
たてかた
たてかた [3] 【建(て)方】
(1)建築物などを建てる方法。
(2)現場において構成材を組み立てること。木造建築では土台・柱・梁・小屋組を組み上げる棟上げまで,鉄骨造建築では仮ボルト締め・歪み直しまでの作業をいう。
たてかぶ
たてかぶ [2] 【建(て)株】
証券取引所に上場されている株式。上場株。
たてかわ
たてかわ タテカハ 【建川】
姓氏の一。
たてかわ
たてかわ タテカハ 【立川】
姓氏の一。
たてかわえんば
たてかわえんば タテカハ― 【立川焉馬】
⇒烏亭(ウテイ)焉馬
たてかわよしつぐ
たてかわよしつぐ タテカハ― 【建川美次】
(1880-1945) 軍人。陸軍中将。新潟県生まれ。1931年(昭和6)の三月事件や満州事変に関与。のち駐ソ大使。大政翼賛会総務。山中峯太郎「敵中横断三百里」のモデルでもある。
たてかん
たてかん [0] 【立(て)看】
「立て看板」の略。
たてかんばん
たてかんばん【立看板】
a standing signboard.
たてかんばん
たてかんばん [3] 【立(て)看板】
壁・電柱などに立てかけてある看板。また,学生運動の政治的主張などを記した大学構内の大きな看板をもいう。たてかん。
たてがい
たてがい [0] 【立(て)会】
遊芸などのおさらいの会。浄瑠璃などでは,各人が分担して同一狂言を筋を通して演じた。
たてがき
たてがき【縦書】
vertical writing.〜にする write vertically[down the page].
たてがき
たてがき [0] 【縦書き】
文章などを書く時,文字を上から下へ縦に書くこと。
⇔横書き
たてがさ
たてがさ [3] 【立(て)傘】
(1)ビロードまたは羅紗(ラシヤ)などの袋に入れた長柄の傘。江戸時代大名などの行列の時,供の者に持たせた。
(2){(1)}の形をした指物(サシモノ)。
立て傘(1)[図]
たてがすり
たてがすり [3] 【経絣】
経糸のみに絣糸を用いた絣織物。最も古い技法の絣。矢絣など。
たてがたき
たてがたき [3] 【立敵】
歌舞伎の役柄の一。同一狂言中で最も重い敵役。
たてがね
たてがね 【立て銀・立て金】
(1)立て替える金。
(2)芸娼妓を,身請けする金を支払うこと。
(3)弁済する金。
たてがまち
たてがまち [3] 【竪框】
戸・襖(フスマ)・障子などの建具の両端にある竪の框。
たてがみ
たてがみ [0][2] 【鬣】
馬・ライオンなどの,首の背面に生えている長い毛。たちがみ。うながみ。
たてがみ
たてがみ【鬣】
a mane.→英和
たてがみ
たてがみ [2] 【立(て)紙・竪紙】
古文書における用紙の形状。折り紙・切り紙などに対して横長の全紙をそのまま用いた正式のもの。
たてがみ
たてがみ [2] 【立(て)髪】
月代(サカヤキ)を剃らないで,長く伸ばした髪。元禄(1688-1704)の頃,伊達風俗として浪人や任侠の徒に愛好された。
立て髪[図]
たてがみいぬ
たてがみいぬ [4] 【鬣犬】
ハイエナの別名。
たてがみおおかみ
たてがみおおかみ [5] 【鬣狼】
イヌ科の一種。体つきはほっそりとして四肢が長く,体高85センチメートルほど。体は黄褐色で,頭から肩にかけて黒色のたてがみがある。非常に速く走る。夜行性。南アメリカの草原にすむ。
たてがみかつら
たてがみかつら [5] 【立(て)髪鬘】
立て髪風にしたかつら。
たてがわら
たてがわら [3] 【竪瓦】
壁を張るのに用いる平たい瓦。はりがわら。
たてきりあみ
たてきりあみ [4] 【建(て)切り網】
出し網の一。湾内に来た魚を,帯状の大網で外海に出られぬように立ち切り,その内側で引き網・敷き網などを用いて漁獲する漁法。マグロ・イルカなどに用いる。
たてきる
たてき・る [0][3] 【立(て)切る・閉て切る】 (動ラ五[四])
(1)物でへだてる。しきりをする。「広い部屋を書棚で―・る」
(2)戸・障子などをすっかりしめてしまう。しめ切る。「戸を―・って外に出てこない」
(3)きっぱりとした態度や行動をとる。「大方お前が聞ちがへと―・りて…私は知らぬと済ましけり/大つごもり(一葉)」
たてぎね
たてぎね [0] 【竪杵】
中央部で握ることができるようなくびれをもつ杵。手で持って上下に搗(ツ)く。脱穀・米搗(ツ)きなどに用いる。
⇔横杵
たてぎょうじ
たてぎょうじ [3] 【立(て)行司】
相撲の行司の最高位に当たる者。木村庄之助と式守伊之助の二人があり,短刀を帯びて土俵に立つ。
たてぎょく
たてぎょく [0][2] 【建(て)玉】
株の信用取引や商品の先物取引において,株式・商品について売買契約をしたあと,買い戻しや転売によって決済していないもの。
たてく
たてく [2] 【立(て)句・竪句】
俳諧で,連句における発句(ホツク)。単独の発句(=俳句)と区別するための呼び方。
たてくび
たてくび 【項】
えりくび。「―をつかみ,逆様に取つて伏せ/義経記 7」
たてぐ
たてぐ【建具】
fittings.〜付の家 a furnished house.‖建具屋 a joiner.
たてぐ
たてぐ [2] 【建具】
部屋の仕切りや外部との仕切りに用いる,開け閉めすることのできる可動性の障子・襖・窓・戸などの総称。
たてぐかなもの
たてぐかなもの [4] 【建具金物】
建具の取り付けや開閉に必要な蝶番(チヨウツガイ)・錠・引き手などの金属部品。
たてぐし
たてぐし [3] 【建具師】
建具を作る職人。
たてぐみ
たてぐみ [0] 【縦組(み)】
文字組版で,各行が縦書きになるように活字を並べた組み方。
⇔横組み
たてぐや
たてぐや [0] 【建具屋】
建具を作り,また売る家。また,それを職業とする人。
たてけずりばん
たてけずりばん タテケヅリ― [0] 【立(て)削り盤】
工作機械の一種。バイトが上下方向に往復運動して切削する方式のもの。主に溝削り加工に用いる。スロッター。
たてこう
たてこう [0] 【竪坑・縦坑・立て坑】
地表から垂直または垂直に近い傾斜で掘り下げた坑道。通路や通風に使用。
たてこう
たてこう【縦坑】
a shaft.→英和
たてこむ
たてこ・む [0][3] 【建(て)込む】 (動マ五[四])
〔「立て込む」と同源〕
家などがぎっしりと立ち並ぶ。「家が―・んでいる」
たてこむ
たてこむ【立て込む】
be busy <with> (仕事が);[建て込む]be crowded[packed] <with houses> (家などが).
たてこむ
たてこ・む [0][3] 【立(て)込む】
■一■ (動マ五[四])
(1)一か所に多くの人が入り込んで,こみあう。「夕方でお客が―・む」
(2)用事が一時にたくさん重なる。「決算期を控えて,会計事務が―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒たてこめる
たてこめる
たてこ・める [4][0] 【立て籠める】 (動マ下一)[文]マ下二 たてこ・む
(1)戸などをしめてとじこめる。「―・めたるところの戸すなはちただ開きに開きぬ/竹取」
(2)「立ち込める」に同じ。「天井迄一面の湯気が―・める/吾輩は猫である(漱石)」
たてこめる
たてこ・める [4][0] 【立(て)込める・閉て込める】 (動マ下一)[文]マ下二 たてこ・む
戸・障子などの建具をしめきる。「襖を―・めて密談する」
たてこもる
たてこも・る [4][0] 【立て籠る・楯籠る】 (動ラ五[四])
(1)戸・障子などをしめきって家の中にいる。室内にとじこもる。
(2)城や陣地にとじこもって,敵に対する。籠城する。「城に―・って抵抗する」
[可能] たてこもれる
たてこもる
たてこもる【立て篭もる】
⇒閉じ篭もる.
たてご
たてご [0] 【竪子】
格子や障子の縦の組子(クミコ)。
たてごかし
たてごかし
おだてたりほめたりして,相手をその気にさせること。「かう云ふ女郎は―にして,こつちの釜にすると又よき事あり/洒落本・傾城買四十八手」
たてごと
たてごと【竪琴】
a harp.→英和
たてごと
たてごと [2][0] 【竪琴】
(1)ハープ・リラのように弦をたてにして指で掻き鳴らす楽器。楽器の分類としては,似たような構造の寝かせて奏するものも含む。
(2)ハープのこと。
たてさくしゃ
たてさくしゃ [3] 【立(て)作者】
座付き狂言作者のうち首席の者の称。
たてさる
たてさる [0] 【竪猿】
雨戸などに取り付けた戸締まりのための猿で,上下に動かして止めるもの。
→横猿
たてざ
たてざ [0] 【竪座】
囲炉裏端(イロリバタ)の敷物を,正面に向かって縦に敷く座。客座。流れ座。婿座。寄座(ヨリザ)。
⇔横座
たてざ
たてざ [0] 【楯座】
〔(ラテン) Scutum〕
八月頃の宵に南中する小星座。射手(イテ)座の北隣りの天の川の中にある。
たてざし
たてざし [0] 【立(て)刺し】
足袋底用の白木綿の厚地織物。
たてざま
たてざま [0] 【縦様】
〔古くは「たてさま」〕
たての方向。たて。「衝(ツ)と―に引立てる/歌行灯(鏡花)」
たてざん
たてざん [0] 【竪桟・縦桟】
建具の縦方向に組まれている桟。
たてし
たてし [2] 【殺陣師】
殺陣(タテ)を考案し,立ち回りの型を俳優に教える人。
たてしお
たてしお [0] 【立(て)塩】
〔「たてじお」とも〕
料理で,塩を水に溶かすこと。また塩を溶かした水。海水くらいの濃度とし,魚・貝の下洗いや魚を漬けるのに用いる。
たてしげ
たてしげ [0] 【縦繁・竪繁】
障子や格子の竪桟(タテザン)を通常より狭く組んだもの。
たてしなこうげん
たてしなこうげん 【蓼科高原】
蓼科山山腹にひらける高原。蓼科温泉・白樺湖・女神湖などがあり,観光・別荘地。
たてしなやま
たてしなやま 【蓼科山】
長野県中央部,八ヶ岳山群北部の火山。海抜2530メートル。諏訪(スワ)富士。
たてしほうがため
たてしほうがため タテシハウ― [6] 【縦四方固め】
柔道の抑え込み技の一。あお向けに倒した相手と同じ向きでその上になり,足を相手の足にからめて抑え込むもの。
たてしゃかい
たてしゃかい [3] 【縦社会】
身分の上下関係を重くみる社会。
⇔横社会
たてじ
たてじ [0] 【縦地】
織物で,たて糸の通った方向。布地の,耳に平行な側。
たてじく
たてじく【縦軸】
(座標の) the vertical axis;the y-axis.
たてじく
たてじく [0][2] 【縦軸】
〔数〕 平面上の直交座標で,縦方向にとった座標軸。� 軸。
→横軸
たてじとみ
たてじとみ [3] 【立て蔀・竪蔀】
寝殿造りで,庭先や出入り口に置き,目隠しとして用いる衝立型の蔀。普通の蔀が横長に用いられるのに対して縦長に立て並べて用いられる。
立て蔀[図]
たてじま
たてじま [0] 【縦縞・竪縞】
縦方向の縞模様。
⇔横縞
たてじま
たてじま【縦縞】
vertical stripes.〜の vertically-striped.
たてじゃみせん
たてじゃみせん [3] 【立三味線】
長唄・浄瑠璃などで二人以上の三味線方が演奏する場合の,首席の三味線方。
たてじょう
たてじょう [0] 【楯状】
西洋の楯を伏せたような形状。中央がやや高く,周辺に向かって徐々に低くなる。
たてじょうかざん
たてじょうかざん [5] 【楯状火山】
粘性のきわめて小さい玄武岩質溶岩流が累積してできる,きわめて緩傾斜の円錐状火山。ハワイ諸島の諸火山が典型。アスピーテ。
たてじょうち
たてじょうち [3] 【楯状地】
⇒安定大陸(アンテイタイリク)
たてじわ
たてじわ [0] 【縦皺】
縦方向にできるしわ。
たてずな
たてずな [2] 【立(て)砂】
昔,車寄せの前の左右両側に高く丸く盛った砂。車の軛(クビキ)や輿(コシ)の轅(ナガエ)などをもたせ掛けるためのもの。もりずな。
たてせんばん
たてせんばん [3] 【立(て)旋盤】
主軸を垂直にした旋盤。水平に回転するテーブルに工作物を取りつけ,切削する。径が大きく,長さの短い工作物に用いる。
たてぞめせんりょう
たてぞめせんりょう [5] 【建染(め)染料】
水に不溶性の染料で,ハイドロサルファイト(亜ジチオン酸ナトリウム)によって還元されて水溶性に変わり,この状態で繊維に付着したのち,空気酸化により元の染料を再生するもの。最も安定で,色調も美しい染料で,インダンスレン染料・藍染めのインジゴ染料などがこれに属する。バット染料。
たてだい
たてだい [0] 【縦題】
漢詩・和歌・連歌に共通して詠まれる正式な題。雪・月・花・鶯・柳など。たてのだい。
⇔横題
たてだし
たてだし [0] 【点出し】
茶の湯で,茶を客の前でたてずに,水屋でたてて運び出すこと。大寄せの茶会の場合などに,略式として行う。蔭点(カゲダテ)。
たてだてし
たてだて・し (形シク)
意地っ張りである。かどかどしい。「心はなほ昔にかはらず,―・しかりけるなり/著聞 15」
たてちゃ
たてちゃ [2] 【立茶・点茶】
茶碗に入れた抹茶に湯を注ぎ,茶筅(チヤセン)で攪拌して泡立てること。
たてつき
たてつき 【楯突き】
(1)戦場で楯を立てる役の雑兵。「―を一人たび候へ/盛衰記 20」
(2)たてつくこと。「かなはぬまでも,―などし給へかし/宇治拾遺 15」
たてつく
たてつく【楯突く】
oppose;→英和
defy.→英和
たてつく
たてつ・く [1][0] 【楯突く】 (動カ五[四])
力のある者や目上の者に反抗する。口答えをする。たてをつく。「親に―・く」
[可能] たてつける
たてつけ
たてつけ【立て付けが良い(悪い)】
(do not) shut well.〜の悪い ill-fitted.
たてつけ
たてつけ [0] 【立(て)付け】
続けざまにすること。立て続け。「三四杯―に飲んだ/初恋(お室)」
たてつけ
たてつけ [0] 【建(て)付け】
〔「立て付け」と同源〕
戸・障子など建具の納まり具合。また開閉の具合。「―が悪い」
たてつける
たてつ・ける [0][4] 【立(て)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たてつ・く
続けざまにする。立て続けに行う。「そう―・けてしやれられちやあおれの番へは廻らねへぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
たてつける
たてつ・ける [0][4] 【建(て)付ける・立(て)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たてつ・く
戸・障子など建具をはめ込む。また,ぴったりとしめる。「唐紙へ母の異見を―・ける/柳多留(初)」
たてつつ
たてつつ [2][0] 【立て銃】
軍隊で,兵士が直立不動の姿勢で身体の右脇に銃を立てて持つこと。また,その姿勢をとらせる際の号令。
たてつづく
たてつづ・く [0][4] 【立(て)続く】 (動カ五[四])
続けざまに物事が起こる。連続する。「不祥事が―・いて起こる」
たてつづく
たてつづ・く 【建て続く・立て続く】
■一■ (動カ四)
建ち並ぶ。「所繁昌なれば,人家―・きて/浮世草子・武家義理物語 1」
■二■ (動カ下二)
先にあるものに続けて立てる。「八省に―・けたる出だし車どもの/源氏(賢木)」
たてつづけ
たてつづけ【立て続け】
<five times> in succession; <for five hours> together[at a stretch].→英和
たてつづけ
たてつづけ [0] 【立(て)続け】
続けて行われること。続けざま。多く「に」を伴って副詞的に用いる。「―に五杯も飲む」「―に客が来る」
たてつぼ
たてつぼ【建坪】
a floor space.
たてつぼ
たてつぼ [2] 【立(て)坪】
土砂などの体積を表す単位。六尺立方。りゅうつぼ。
→平坪(ヒラツボ)
たてつぼ
たてつぼ [2] 【建坪】
建築面積を坪単位で表したもの。
→建築面積
→地坪
→延べ坪
たてづま
たてづま [0][2] 【立て褄・竪褄】
「襟下(エリシタ)」に同じ。
たてて
たてて 【立てて】 (副)
特に。一途に。「―好ませ給へばにや,二なく書かせ給ふ/源氏(絵合)」
たてとおし
たてとおし [0] 【立(て)通し】
最後まで考えや態度を変えずに押し通すこと。「―にしつつこく問ひ詰められ/腕くらべ(荷風)」
たてとおす
たてとお・す [0][3] 【立(て)通す】 (動サ五[四])
(1)最後まで立てておく。「旗を―・す」
(2)最後まで考えや態度を変えずに押し通す。「義理を―・す」「操(ミサオ)を―・す」
[可能] たてとおせる
たてど
たてど 【立て所・立て処】
(1)立てる場所。たてどころ。「刀の―もおぼえずして/平治(中)」
(2)特に筆の置きざま。筆づかい。「筆の―もよのつねならず/平家 9」
たてどい
たてどい [2] 【竪樋・縦樋】
(1)軒から地面までの,垂直の雨樋。
(2)溜め池の埋め樋に竪に仕込み,用水の調整に用いる尺八形の樋。三,四寸ほどの穴を数か所に開け,水の増減によって穴栓を上下に抜きさしする。
たてなおし
たてなおし [0] 【立(て)直し】
計画などをたてなおすこと。「方針の―」
たてなおし
たてなおし【建直し】
⇒建替え.
たてなおし
たてなおし [0] 【建(て)直し】 (名)スル
〔「立て直し」と同源〕
(1)建物をたてなおすこと。改築。
(2)よくない状態になったものを,元のよい状態に直すこと。再建。「経営の―」
たてなおす
たてなおす【立て直す】
recover;→英和
restore <one's fortune> ;→英和
rearrange;→英和
reorganize.→英和
たてなおす
たてなお・す [0][4] 【立(て)直す】 (動サ五[四])
(1)計画・方針などを,改めてもう一度たてる。「計画を―・す」
(2)たおれかかったものを,もう一度立てる。「陣形を―・す」「態勢を―・す」
[可能] たてなおせる
たてなおす
たてなお・す [4][0] 【建(て)直す】 (動サ五[四])
〔「立て直す」と同源〕
(1)今までの建築物をこわして新しく建てる。改築する。「古い家を―・す」
(2)つぶれそうになった会社などを,もとどおりにする。再建する。「会社を―・す」
[可能] たてなおせる
たてなが
たてなが [0] 【縦長】 (名・形動)[文]ナリ
縦に長い・こと(さま)。
⇔横長
「―の封筒」「紙を―に切る」
たてなみ
たてなみ [0] 【縦波】
媒質の振動の方向と波の進行方向とが同じである波。空気中の音波や地震の際の P 波などは縦波である。疎密度。
⇔横波
たてならべる
たてなら・べる [0][5] 【立(て)並べる】 (動バ下一)[文]バ下二 たてなら・ぶ
並べて立てる。「屏風を―・べる」
たてならべる
たてなら・べる [0][5] 【建(て)並べる】 (動バ下一)[文]バ下二 たてなら・ぶ
〔「立て並べる」と同源〕
家などを並べて建てる。「蔵を―・べる」
たてにしき
たてにしき [3] 【経錦】
たて糸に数種の色糸を用いた錦。中国では漢代から見られる技法。ほぼ三色で,織り方も複雑なため,緯(ヌキ)錦の発達によって衰えた。けいきん。
たてぬい
たてぬい 【楯縫ひ】
上代,牛皮や鉄の板を縫い合わせて楯を作ること。また,その人。「彦狭知(ヒコサチ)神を―とす/日本書紀(神代下訓)」
たてぬいべ
たてぬいべ [3] 【楯縫部】
大化前代の部民(ベミン)の一。楯を作って朝廷に仕えた集団。たてべ。
たてぬき
たてぬき [0][2] 【経緯】
(1)織機のたて糸とよこ糸。
(2)たてと横。
(3)くわしい事情・経緯。
たてね
たてね [2] 【建値・立(て)値】
〔「建値段」の略〕
(1)取引所で,売買約定後,受け渡しを簡便にするために作成する標準値段。
(2)為替相場で,銀行が公表する標準値段。
(3)メーカーが,事前に設定する販売価格。
たてね
たてね【建値】
official quotations (公定相場);market prices (市価);exchange rates (為替の).
たてねだん
たてねだん [3] 【建値段】
⇒建値(タテネ)
たての
たての [0] 【立(て)野】
農民の入会(イリアイ)利用を禁じた原野。
たてのやき
たてのやき [0] 【竪野焼】
薩摩焼の一。朝鮮の陶工金海(和名星山仲次)が鹿児島城下の宇都で創始。のち竪野に移った。白薩摩による錦手(ニシキデ),染付(ソメツケ),黒薩摩による三島写しなどの茶陶や日用雑器を焼く。1842年閉窯。
たてはき
たてはき 【帯刀】
⇒たちはき(帯刀)
たてはちょう
たてはちょう [3][0] 【立羽蝶・蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウの総称。中形で,複雑な模様と美しい色彩を持つはねを有する種が多い。飛翔は直線的で敏速。物に止まる時は,はねを閉じて直立させる。日本ではキタテハ・ルリタテハ・オオムラサキなど約五〇種が知られる。
たてはな
たてはな [2] 【立(て)花】
(1)神前・仏前に立てて供える花。
(2)生け花の形式の一。南北朝時代に盆栽をもとに,唐物花瓶を使い捨てにする「ばさら」として成立。室町時代に会所飾りが形式化するにしたがい,表現法が形式化した。桃山時代には構成理論を確立し,七つ枝(真(シン)・副(ソエ)・請(ウケ)・真隠(シンカクシ)(正真(シヨウシン))・見越(ミコシ)・流枝(ナガシ)・前置(マエオキ))によって自然界の景色を表現するものとなった。元禄年間なかばに衰退。
(3)「華」の字の称。「花」と区別していう。
たてはもどき
たてはもどき [4] 【立羽擬・擬蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張50ミリメートル内外。はねは褐橙色で,前後翅に大きな眼状紋がある。季節によりはねの形や斑紋が異なる。五月中旬より年数回発生する。九州南部以南,熱帯・亜熱帯に広く分布。
たてはら
たてはら 【立て腹】 (名・形動ナリ)
腹を立てること。おこりやすいこと。また,そのさま。おこりっぽい人をもいう。「―なる人の習ひ,心浅くして/盛衰記 11」
たてば
たてば [3][0] 【立(て)場・建場】
(1)江戸時代,街道筋で人足が駕籠や馬を止めて休息した所。明治以後は人力車などの集合所・発着所をいった。
(2)人の多く集まる所。たまり場。「小川かこの店がお定まりの―だが/人情本・梅美婦禰 5」
(3)休むこと。中継ぎする所。「―なしにしやべり通すが/洒落本・比翼紫」
(4)位置。立ち場。
(5)定置網の敷設場所。
たてばた
たてばた [0] 【竪機】
たて糸を垂直にかける形式の機。敷物や絨緞を織るのに使われる。
たてばぢゃや
たてばぢゃや [4][3] 【立(て)場茶屋】
立て場{(1)}にあった茶屋。
たてばやし
たてばやし 【館林】
群馬県南東部の市。近世,秋元氏の城下町。五代将軍綱吉も旧城主。紬(ツムギ)織りの産地とし知られた。文福茶釜で有名な茂林寺がある。
たてばんこ
たてばんこ [3] 【立(て)版古】
「起(オ)こし絵」に同じ。[季]夏。
たてひき
たてひき 【立て引き・達引き】 (名)スル
(1)意地を張り通すこと。義理を立てること。「私(ワチキ)がお前に―でこれまでにした親切を/人情本・梅児誉美(後)」
(2)意気地を見せて支払いを引き受けること。金品を用立てること。「二朱と三朱の―までして呼んで遣りやあいいかと思つて/洒落本・客衆肝照子」
(3)意地を張り合うこと。談判。喧嘩。「角の酒屋で何やら―しやがつたさうだ/洒落本・郭中奇譚」
たてひく
たてひ・く 【立て引く・達て引く】 (動カ四)
(1)義理立てをする。意地を張り合う。「兄弟分の友誼(ヨシミ)で此事はいはないと―・いて呉れるなら/真景累ヶ淵(円朝)」
(2)義理を立てて他人の金銭を立て替える。特に遊女が客の遊興費を負担する。「梅田屋の女がいつでも―・くよ/洒落本・角鶏卵」
たてひざ
たてひざ [2] 【立て膝】 (名)スル
片方の膝を立てて座ること。また,その姿勢。
たてひざ
たてひざ【立膝をする】
squat[sit]with one knee drawn up.
たてひょうぐ
たてひょうぐ [3] 【竪表具】
書画などを裂(キレ)や紙を貼り合わせた表具を使って縦長の軸物に表装すること。
たてひょうご
たてひょうご [3] 【立(て)兵庫】
女の髪の結い方の名。兵庫髷(ワゲ)の一。多く遊女などが結った。
立て兵庫[図]
たてびき
たてびき [0] 【縦挽き】
(1)鋸(ノコギリ)で木材をその繊維方向に平行に挽くこと。
(2)製材所などで,固定された帯鋸や丸鋸に向かい,木材をその繊維方向に平行に送って挽くこと。
(3)「縦挽き鋸」の略。
たてびきのこぎり
たてびきのこぎり [5] 【縦挽き鋸】
木材を縦挽きするための鋸。たてびきのこ。たてびき。
たてふしのまい
たてふしのまい 【楯節舞】
⇒たたふしのまい(楯節舞)
たてふだ
たてふだ [2] 【立(て)札】
一般の人に知らせる事項などを書いて,棒をつけて辻など所定の場所に立てる札。
たてふだ
たてふだ【立札】
<米> a bulletin[ <英> notice]board.
たてぶえ
たてぶえ [0][2] 【縦笛・竪笛】
(1)縦にして吹く笛。篳篥(ヒチリキ)・尺八・クラリネット・オーボエなど。
⇔横笛
(2)特に,リコーダーのこと。
たてぶみ
たてぶみ [2] 【立(て)文・竪文】
(1)折らずに全紙そのままを横長に用いて書いた書状。立て紙を用いて書いた書状。
(2)書状を礼紙で包んだ上を別の紙で細長く包み,上下の余った部分を筋交いに折ったのち,さらに裏側へ折ったもの。ひねりぶみ。
立て文(2)[図]
たてぶん
たてぶん 【立て分】
義理立て。「一通も封を切らぬがいづれも様への―/浄瑠璃・宵庚申(上)」
たてべ
たてべ 【楯部】
「楯縫(タテヌイ)部」に同じ。
たてぼう
たてぼう [0] 【縦棒】
(1)縦方向に取り付けた棒。縦向きの棒。
(2)漢字の,縦に引いた線。
⇔横棒
たてぼしあみ
たてぼしあみ [4] 【建(て)干し網】
出し網の一。遠浅の海で,網をたて回しておき,退潮により沖に出ようとする魚を捕らえる漁法。江干(エボ)し。江切(エギリ)。
たてぼり
たてぼり [0] 【竪堀】
山城で,自然地形の斜面に上下方向に設けた堀。多くは攻城軍が斜面を横に移動しにくくするために設ける。
⇔横堀
たてまい
たてまい [0] 【建米】
(1)江戸時代,帳合い米の取引で,当日中に転売や買い戻しをしないもの。
(2)旧制の米穀取引所の標準米。
たてまえ
たてまえ [3][2] 【建前・立前】
(1)基本となる方針・原則。表向きの方針。「―をくずす」「―と本音」
(2)大道商人などの売り口上。「こりや―所ぢやない/浄瑠璃・新版歌祭文」
たてまえ
たてまえ [0] 【建前】
家屋建築で,主要な柱や梁,棟木などを組み上げること。また,その時に行う祝い。上棟式。棟上(ムネアゲ)。
たてまえ
たてまえ [2] 【点前・立(て)前】
茶道で,手前のこと。
たてまえ
たてまえ【建前】
(1)[むね上げ](the ceremony of) the erection of the framework of a house.→英和
(2)[方針]〜(と本音) professed intention (and real intention).
たてまき
たてまき [0] 【経巻(き)】
経(タテ)糸を整えて織機の榺(チキリ)に巻きつけること。織物製造の準備工程として行う。
たてまし
たてまし【建増しする】
extend[enlarge] <a building> ;→英和
build a new room.
たてまし
たてまし [0] 【建(て)増し】 (名)スル
現在ある建物に新しく部屋などを建て加えること。増築。「勉強部屋を―する」
たてます
たてま・す [0][3] 【建(て)増す】 (動サ五[四])
現在ある建物につけ加えて建てる。増築する。「子供部屋を―・す」
たてまだす
たてまだ・す 【立て遣す・奉遣す】
■一■ (動サ四)
尊敬すべき人に使者などを送る。送り申し上げる。遣わし申し上げる。「願はくは君の婦(ミメ)をたまひて,而して後に―・したまへ/日本書紀(雄略訓)」
■二■ (動サ下二)
奉る。贈り奉る。「御使あしたにたうびてば,御まぼりもの―・せむ/宇津保(藤原君)」
たてまつ
たてまつ 【立松】
姓氏の一。
たてまつとうもう
たてまつとうもう 【立松東蒙】
(1726-1789) 江戸中期の狂歌師・戯作者・儒学者。江戸の人。号は平秩東作(ヘズツトウサク)。著「当世阿多福仮面」「莘野茗談」など。
たてまつりもの
たてまつりもの 【奉り物】
(1)奉る品物。献上のもの。みつぎもの。
(2)貴人が身に着けるもの。お召し物。「おほやけの―は,おろそかなるをもてよしとす/徒然 2」
たてまつる
たてまつ・る [4] 【奉る】
■一■ (動ラ五[四])
❶
(1)自分よりも上位の人や神仏に物を差し出すことを,その動作の受け手を敬っていう語。差し上げる。献上する。「上奏文を―・る」
(2)うわべだけ敬って高い地位の者として扱う。まつり上げる。「会長として―・っておけばいい」
❷
(1)貴人のもとへ,手紙や,紙に書いた歌などを差し出すことを,受け手を敬っていう。差し上げる。「文をこそは―・らめ/源氏(夕霧)」
(2)貴人のもとへ人を差し向けることを,受け手を敬っていう。つかわし申し上げる。「『いかにいかに』と人(=使者ヲ)―・り給へど/源氏(椎本)」
(3)貴人が飲食することを敬っていう。めしあがる。「もも長に寝(イ)をし寝(ナ)せ豊御酒(トヨミキ)―・らせ/古事記(上)」
(4)〔「乗せる」「着せる」など,貴人にその動作の及ぶ動詞に「奉る」が付いて,さらに上の動詞が略された言い方〕
お乗せする。お着せする。…し申し上げる。「夜の明け離れぬさきに御舟に―・れ/源氏(明石)」「阿闍梨三人さぶらひて法服など―・るほど/源氏(若菜上)」「とりどりに―・る(=演奏シ申シ上ゲル)中に,和琴はかのおとどの…御琴なり/源氏(若菜上)」
(5)〔(4)からさらに転じた用法か〕
「乗る」「着る」などの尊敬語。「女御殿,対の上は一つ(=車一台)に―・りたり/源氏(若菜下)」「宮は白き御衣どもに紅の唐綾をぞ上に―・りたる/枕草子 184」
❸(補助動詞)
(1)他の動詞またはそれに使役や受け身の助動詞の付いたものに付いて,その動作の対象を敬う謙譲表現を作る。…し申し上げる。…して差し上げる。「む月にをがみ―・らむとて小野に詣でたるに/伊勢 83」「せばき所にて雑人はいと多く払はれて,おしかけられ―・りぬれば/大鏡(道隆)」
(2)動詞「率(イ)る」に助詞「て」を介して付き,「お連れ申し上げる」の意を表す。「人知れず心づかひして,いみじく忍びてゐて―・る/源氏(総角)」
〔複合動詞では,その間に入れて用いられることがある。「今の世の御事どもに見―・りくらぶるに/枕草子 278」〕
[可能] たてまつれる
■二■ (動ラ下二)(補助動詞)
他の動詞に付いて,その動作の対象を敬う謙譲表現を作る。…し申し上げる。未然形・連用形の例しかない。「浅茅付けたりしより始めて返し―・れ給ふ/宇津保(忠こそ)」
たてまつる
たてまつる【奉る】
(1)[進呈]offer;→英和
present.→英和
(2)[あがめる]show respect <to,for> ;look up to a person <as> .→英和
たてまわす
たてまわ・す [0][4] 【立(て)回す・建(て)回す】 (動サ五[四])
ある範囲を囲むように立てる。立てめぐらす。「屏風―・したる床(トコ)の上に/色懺悔(紅葉)」
たてみつ
たてみつ [0] 【たて褌】
相撲で,力士の締めるまわしのうち,腹部から股間を通り,後ろ腰に結ぶ部分の称。たて褌はつかんではならないものとされている。
たてむすび
たてむすび [3] 【縦結び】
結んだ紐(ヒモ)の先が紐と平行にならず,十の字になる結び方。
たてめぐらす
たてめぐら・す [0][5] 【立(て)巡らす】 (動サ五[四])
「立て回す」に同じ。「葦簀(ヨシズ)を―・して/青年(鴎外)」
たてめんせき
たてめんせき [3] 【建て面積】
⇒建築面積(ケンチクメンセキ)
たてもの
たてもの 【立物】
(1)埴輪(ハニワ)の異名。「是の土物(ハニモノ)を号けて埴輪と謂ふ。亦の名は―なり/日本書紀(垂仁訓)」
(2)装飾・自己顕示・威嚇の目的で,兜(カブト)の鉢につけた飾り。位置により,前立・後立・脇立・頭立(ズダテ)などの名称がある。
たてもの
たてもの [2] 【立者】
(1)芝居の座中で,優れた役者。または有名な役者。立役者(タテヤクシヤ)。「若衆形の―は若女形より高給銀也/芸鑑」
→大立て者
(2)仲間の中のあたまかぶ。一団の中で最も尊敬されている人。「大―」「太夫仲間の―と,いはれし程の/浄瑠璃・嫗山姥」
(3)重要なもの。主要なもの。「先第一の―は米/浄瑠璃・先代萩」
たてもの
たてもの [0] 【竪物】
竪表具にした軸物。
たてもの
たてもの [2][3] 【建物】
人が住んだり物を収めたりするために造られたもの。建造物。建築物。
たてもの
たてもの【建物】
a building;a structure.→英和
たてもの=の区分所有(クブンシヨユウ)等に関する法律
――の区分所有(クブンシヨユウ)等に関する法律
分譲マンション等の区分所有建物の管理等に関する法律。通称,マンション法。1962年(昭和37)制定。
たてや
たてや [2] 【建家】
建ててある家屋。建物。
たてやく
たてやく [0] 【立役】
(1)「立役者(タテヤクシヤ){(1)}」に同じ。
(2)上方歌舞伎で,侠客に扮する俳優。[俚言集覧]
たてやくしゃ
たてやくしゃ [3] 【立役者】
(1)芝居で一座の中心になる役者。立役(タテヤク)。立者(タテモノ)。
(2)ある方面で中心となって活躍する者。中心人物。「優勝への―」
たてやくしゃ
たてやくしゃ【立役者】
a star;→英和
a leader;→英和
a central figure.
たてやのじ
たてやのじ [4] 【竪やの字】
少女の帯の結び方。肩から斜めに背にかけて「や」の字の形に結ぶもの。寛政年間(1789-1801),俳優二代目瀬川路考の創始という。
たてやま
たてやま [0] 【立て山】
「留山(トメヤマ)」に同じ。
たてやま
たてやま 【立山】
(1)富山県東部,飛騨山脈北西にある火山。大汝(オオナンジ)山(海抜3015メートル)を最高峰とし,別山・雄山の三山からなる。江戸時代には信仰登山が盛んであった。たちやま。
(2)富山県東部,中新川郡の町。東部は立山ほかの飛騨山脈が控え,山岳観光の拠点。立山黒部アルペンルートが通る。
たてやま
たてやま 【館山】
千葉県南部,館山湾に臨む市。古くは里見氏,江戸時代は稲葉氏の城下町。安房地方の中心地で商業が発達。花卉(カキ)栽培や観光地・海水浴場としても知られる。
たてやまきんばい
たてやまきんばい [5] 【立山金梅】
バラ科の常緑小低木。本州中部の高山の砂礫地に自生。また北半球の寒帯に広く分布。茎は地をはい,草丈5〜10センチメートル。葉は三出複葉。夏,枝先に黄色五弁の小花を散房状につける。
たてやまぶし
たてやまぶし 【立山節】
江戸末期から明治時代にかけて流行した端唄風のはやり唄。源流は富山県立山地方の民謡といわれるが,不明。立山。
たてゆれ
たてゆれ [0] 【縦揺れ】 (名)スル
(1)船や航空機などでたてにゆれること。ピッチング。「船が―する」
(2)地震で,垂直にゆれること。
⇔横揺れ
たてよこ
たてよこ [1] 【縦横・経緯】
(1)たてとよこ。じゅうおう。「―十文字」
(2)たて糸とよこ糸。たてぬき。
たてよこ
たてよこ【縦横】
length and breadth.〜十文字に crosswise.→英和
たてよこがすり
たてよこがすり [5] 【経緯絣】
経(タテ)糸・緯(ヨコ)糸ともにくくり糸を用いた絣。高度の技術を要する。十字絣・井げた絣など。
たてよこちりめん
たてよこちりめん [5] 【経緯縮緬】
経緯ともに強撚糸を用いた縮緬。ジョーゼット。
たてり
たてり 【立てり】
(1)立っている姿。姿勢。「わる身の―も能(ヨイ)と誉め/洒落本・遊客年々考」
(2)「たてりあきない」の略。
たてり
たてり 【立入】
姓氏の一。
たてりあきない
たてりあきない 【立てり商ひ】
〔現物を扱わずに,立ったままで売買することから〕
空米(クウマイ)相場のこと。「一刻の間に,五万貫目の―も有る事なり/浮世草子・永代蔵 1」
たてりそうけい
たてりそうけい 【立入宗継】
(1528-1622) 安土桃山時代の京都の商人。近江国野洲郡立入の出身。織田信長の命により皇室経済の復興にあたり,信長と石山本願寺との和睦を斡旋。たていりむねつぐ。
たてる
た・てる [2] 【立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 た・つ
(1)ある物を,別の物の表面に垂直に位置させる。直立させる。「旗を―・てる」「線香を―・てる」「立て札を―・てる」「柱を―・てる」
(2)先のとがったものをある面に突きさす。「猫が柱に爪を―・てる」「狼ノドニ大キナ骨ヲ―・テテ迷惑ココニキワマッテ/天草本伊曾保」
(3)伏していたもの,横になっていたものを起き上がらせる。「犬が耳を―・てる」「オーバーの襟を―・てる」
(4)(「閉てる」とも書く)雨戸・障子などをしめる。「雨戸を―・てる」
(5)現象や状態を出現させる。
(ア)霧状のものを下方から上方へ広がらせる。舞い上がらせる。「砂煙を―・てて走る自動車」「ほこりを―・てる」「やかんが湯気を―・て始めた」
(イ)波や風を起こす。「波を―・てて進むモーターボート」「平和な家庭に波風を―・てる(=モメゴトヲオコス)」
(ウ)音や声を出す。「声を―・てて笑う」「足音を―・てる」「静かな寝息を―・てている」「モーターがうなりを―・てる」
(エ)世間に知られるようにする。「うわさを―・てる」「変な評判を―・てられて困っている」
(オ)風呂の湯を沸かして入浴できる状態にする。「風呂を―・てる」(カ)(「点てる」と書く)抹茶に湯を注ぎ茶筅で練ったりかきまぜたりして飲めるようにする。(キ)はなばなしい成果を生み出す。樹立する。「手柄を―・てる」「新記録を―・てた」
(6)物事を成り立たせる。
(ア)計画・目標などをはっきりと定める。「予定を―・てる」「旅行の計画を―・てる」「目標を―・てる」
(イ)決意・願いなどを動かないものとして決め,表す。おこす。「誓いを―・てる」「願(ガン)を―・てる」「志を―・てる」
(ウ)数をある特定の値に定める。「割りきれるかどうか 3 を―・ててみよう」
(エ)他人の面目を保たせる。「上司の顔を―・てる」「先輩を―・てる」
(オ)人の行うべき道をそこなわないように保つ。「親方に義理を―・てる」「亡夫に操(ミサオ)を―・てとおす」(カ)あることを仕事として生活を成り立たせる。「…をして細々と生計を―・てる」「この村の人は…で暮らしを―・ててきた」(キ)新しい考え方や論理を構築する。「仮説を―・てる」「筋道を―・てて考える」
(7)必要性が満たされるようにする。「この金はいざという時の役に―・てて下さい」「用に―・てたら早く戻せ/狂言記・止動方角」
(8)ある人を候補者に決めて出す。立候補させる。「各選挙区に候補者を―・てる」
(9)ある人をある役や地位につかせる。「友人を証人に―・てる」「人を―・てて交渉する」
(10)(動詞の連用形に付いて)
(ア)その動作が続けざまに勢いよく行われるさまを表す。「わめき―・てる」「センセーショナルに書き―・てる」「やいのやいのと責め―・てる」
(イ)その動作がなしうる限界までなされるさまを表す。「飾り―・てる」「磨き―・てる」
(11)馬や乗り物をある場所にとめておく。「名児(ナゴ)の浜辺に馬―・てて玉拾ひしく/万葉 1153」
(12)時を過ごす。経過させる。「上方へのぼりて年浪の日数を―・て/浮世草子・五人女 1」
〔「立つ」に対する他動詞〕
[慣用] 異を―・名を―・身を―・目に角(カド)を―
たてる
た・てる [2] 【点てる】 (動タ下一)[文]タ下二 た・つ
⇒立てる(5)(カ)
たてる
た・てる [2] 【建てる】 (動タ下一)[文]タ下二 た・つ
〔「立てる」と同源〕
(1)ある場所に建物・建造物を造る。「郊外に家を―・てる」「公園に銅像を―・てる」
(2)新しい組織・国などを作り上げる。「国を―・てる」
たてる
たてる【立[建]てる】
(1)[起こす]stand;→英和
raise;→英和
put[set]up;turn up <one's collar> .
(2)[建造]build;→英和
construct;→英和
erect <a monument> .→英和
(3)[設立]establish;→英和
found;→英和
organize;→英和
set up.(4)[計画を]form[make] <a plan> .→英和
(5)[新説を]advance[set up] <a new theory> .→英和
(6)[手柄を]render <a service> ;→英和
perform.→英和
(7)[うわさを]circulate.→英和
(8)[身を]establish[set up]oneself.(9)[生計を]earn <one's living> .→英和
たてる
た・てる [2] 【閉てる】 (動タ下一)[文]タ下二 た・つ
⇒立てる(4)
たてろ
たてろ [2][0] 【立炉】
鉱石を焙焼・溶鉱したり,鉱物を焼成するための立型の炉。原料と燃料を混合するか,交互に積み重ねて加熱する。
→平炉(ヘイロ)
たてろ
たてろ [2][0] 【竪絽】
縦の方向に透き目が表れるように織った絽織り。夏物の羽織地などに用いる。
たてわき
たてわき [0] 【立て涌き】
⇒たちわき(立涌)
たてわき
たてわき [2] 【帯刀】
⇒たちはき(帯刀)
たてわく
たてわく [0] 【立涌】
⇒たちわき(立涌)
たてわけ
たてわけ 【立て分け】
事のわけ。すじみち。いわれ。理由。「若き衆其の―を知らねば/甲陽軍鑑(品四〇)」
たてわり
たてわり [0] 【縦割(り)】
(1)たてに割ること。
(2)ある組織の中の上下関係に基づいて組織編成すること。
⇔横割り
「―行政」
たてわりほいく
たてわりほいく [5] 【縦割(り)保育】
教育的効果をねらい,年齢の異なる子供で,クラスや活動のグループを構成して行う保育形態。
→混合保育
たてん
たてん [1][0] 【他店】
よその店。ほかの店。
たてんかんじょう
たてんかんじょう [4] 【他店勘定】
銀行が外国為替取引によって生ずる貸借関係を処理するため,相手国銀行に保有する勘定。コルレス勘定。
たてフライスばん
たてフライスばん [0] 【立て―盤】
工作機械の一。回転カッターが垂直に上下するフライス盤。
たて褌
たてみつ [0] 【たて褌】
相撲で,力士の締めるまわしのうち,腹部から股間を通り,後ろ腰に結ぶ部分の称。たて褌はつかんではならないものとされている。
たで
たで [0] 【蓼】
(1)タデ科タデ属に属する植物の総称。イヌタデ・ヤナギタデ・サクラタデ・オオケタデなど。
(2)ヤナギタデの一変種。辛みがあり,食用。刺身のつま,蓼酢にする。ベニタデ。アカタデ。[季]夏。
〔「蓼の花」は [季]秋〕
たで
たで【蓼】
a smartweed.→英和
蓼食う虫も好き好き There is no accounting for tastes.
たで=食う虫も好き好き
――食う虫も好き好き
辛い蓼を食う虫もあるように,人の好みはさまざまであるということ。
たであい
たであい [3] 【蓼藍】
アイの別名。
たでか
たでか [0] 【蓼科】
双子葉植物離弁花類の一科。温帯に多く,世界に約四〇属八〇〇種がある。草本まれに低木。葉は単葉で互生し,基部に筒状の托葉鞘がある。花は放射相称で小さく,花被片は四〜六。果実は堅果。ダイオウ・タデ・アイ・ソバなどが古くから栽培される。
たでくうむし
たでくうむし タデクフ― 【蓼喰ふ虫】
小説。谷崎潤一郎作。1928(昭和3)〜九年発表。異常な夫婦関係にある要と美佐子の離婚に至る心理的経緯を描く。日本的女性美や伝統文化へ傾倒し始めた作者の転機を示す。
たでず
たでず [0] 【蓼酢】
蓼の葉をすりつぶして混ぜ合わせた酢。鮎の塩焼きなどにかけたりして用いる。
たでる
た・でる [0][2] (動ダ下一)[文]ダ下二 た・づ
(1)患部に薬湯や湯気を当てて蒸す。「股の所を白い湯でしきりに―・でて居る/吾輩は猫である(漱石)」
(2)フナクイムシなどを殺したり,湿気を除いたりするために船底をいぶす。「フネヲ―・デル/ヘボン」
たと
たと [1] 【田堵・田刀】
平安時代,荘園の田地耕作を請け負い,領主に年貢・公事を納めた農民。たとう。でんと。
たと∘する
たと∘する 【多とする】
⇒「多」の句項目
たとい
たとい タトヒ 【譬ひ・喩ひ】
(1)「たとえ(譬){(1)}」に同じ。「―にいふも/枕草子 37」
(2)「たとえ(譬){(2)}」に同じ。「累代の―にもやならむとて/宇津保(吹上・上)」
たとい
たとい タトヒ 【仮令・縦・縦令】 (副)
(1)「とも」「ども」「せよ」などと呼応して,逆接仮定条件を表す。「たとえ(仮令)」に同じ。「―時うつり,ことさり,たのしびかなしびゆきかふとも,このうたのもじあるをや/古今(仮名序)」
(2)「ば」などと呼応して,順接仮定条件を表す。もし。かりに。「―梵王の請を受けて一乗を説かば,損有りて益無からむといふことをいふ/法華義疏(長保点)」
(3)かりに想像してみると。たとえば。「―壮士の臂項の屈申する如く/弥勒上生経賛(平安初期点)」
〔古くは漢文訓読に多く用いられた〕
たとう
たと・う タトフ 【譬ふ・喩ふ】
■一■ (動ハ四)
「たとえる」に同じ。「君子の徳に―・ひし風も/読本・弓張月(後)」
■二■ (動ハ下二)
⇒たとえる
たとう
たとう タタウ [2] 【畳】
「たとうがみ」の略。
たとう
たとう [0] 【多投】 (名)スル
野球で,同じ球種のたまを多く投げること。「カーブを―する」
たとう
たとう [0] 【多党】
多くの政党。「―化の時代」
たとう
たとう [0] 【多頭】
(1)家畜・家禽(カキン)などの数が多いこと。「―飼育」
(2)一つの体に頭が多くあること。
たとうかい
たとうかい タタウ― [2] 【多島海】
多くの島々が点在する海域。特にエーゲ海をいう。
たとうがみ
たとうがみ タタウ― [2] 【畳紙】
〔「たたみがみ」の転〕
(1)詩歌の詠草や鼻紙などに使うため,畳んで懐に入れる紙。ふところがみ。懐紙。たとう。
(2)厚手の和紙に,渋・漆などを塗り折り目をつけたもの。結髪の道具や衣類などを入れるのに用いる。たとう。
たとうせいじ
たとうせいじ [4] 【多頭政治】
複数の指導者により行われる政治。古代ローマの三頭政治など。
たとうせきふ
たとうせきふ [4] 【多頭石斧】
輪状の切り込みが入る三〜八個の石斧の突出部が連なる磨製石器。環状石斧から発達し,東日本の縄文晩期にみられる。
たとうるい
たとうるい タタウ― [2] 【多糖類】
加水分解によって一〇分子以上の単糖類を生じる糖類。デンプン・セルロースなど。広義には加水分解の際,単糖類の誘導体も同時に生じるアラビアゴムやキチンなども含める。エネルギーの貯蔵物質として,あるいは細胞壁・外皮などを形成する構造物質として生物界に広く分布する。
たとうるい
たとうるい【多糖類】
polysaccharide.
たとえ
たとえ タトヘ [3][2] 【例え・譬え・喩え】
(1)たとえること。また,たとえられた事柄や話。「―にもあるとおり,…」「―を引く」
(2)同じ種類の物事。例。ためし。「世の―に漏れず」
たとえ
たとえ【仮令】
even if[though];→英和
if;(al)though.→英和
〜どんな事があっても whatever may happen.
たとえ
たとえ タトヘ [0][2] 【仮令・縦】 (副)
〔「たとい」の転か〕
「ても」「とも」「せよ」などと呼応して,逆接仮定条件を表す。かりに。よしんば。たとい。「―わが身がどうなろうとも,助け出さなければ」「―行ったとしても,会えないだろう」
たとえ
たとえ【例え】
a simile;→英和
a metaphor;→英和
<give> an example (例);→英和
[寓話]a fable;→英和
a parable.→英和
たとえ=を取る
――を取・る
似た例をあげる。多く打ち消しの語を伴って用いる。「生残た妻子の愁傷は実に―・るに言葉もなくばかり/浮雲(四迷)」
たとえうた
たとえうた タトヘ― [3] 【譬え歌・喩え歌】
(1)「譬喩歌(ヒユカ)」に同じ。
(2)自然の事物に託して自分の心情を詠んだ歌。和歌の六義の一つで,漢詩の六義の「興」にあたるもの。
たとえごと
たとえごと タトヘ― [0][5] 【譬え事・譬え言】
たとえにする事柄。また話。
たとえづくし
たとえづくし タトヘ― 【譬喩尽】
ことわざ集。八巻。松葉軒東井編。1787年成立。ことわざのほか,和歌・俳句・流行語・方言なども収める。
たとえのごびゅう
たとえのごびゅう タトヘ―ゴビウ [5] 【譬えの誤謬】
〔論〕
〔fallacy of metaphor〕
論証にたとえを用いるために生ずる誤謬。譬えの虚偽。
たとえば
たとえば タトヘ― [2] 【例えば】 (副)
(1)前に述べたことに対して,具体的な事例を示す時に用いる語。例をあげれば。「このごろはみんな怠けている。―君だ」
(2)比喩をいう時に用いる語。たとえていえば。「命のはかなさは―蜻蛉(カゲロウ)のようなものだ」
(3)仮定を設ける時に用いる語。かりに。もしも。「―僕が君だったら,そうはしない」「―これを A とし,それを B としよう」
(4)「とも」などと呼応して逆接仮定条件を表す。たとえ。よしんば。「―独りながらへて,過ぎにしばかり過ぐすとも/千載(雑下)」
(5)仮定の事柄を例示するのに用いる。言ってみれば。「今一日も先に平家をせめおとし,―日本国ふたりの将軍といはればや/平家 6」
たとえば
たとえば【例えば】
for instance;for example;e.→英和
g.→英和
たとえばなし
たとえばなし タトヘ― [4] 【譬え話】
ある物事にたとえて述べる話。寓話。
たとえる
たとえる【例える】
compare[liken] <to> .→英和
例えようもない incomparable;→英和
indescribable (名状し難い).→英和
たとえる
たと・える タトヘル [3] 【例える・譬える・喩える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たと・ふ
物事・道理などをわかりやすく説明するために,似ていることや具体的なことに置き換えて話す。引き合いに出す。「動物に―・えた話」「花といはば桜に―・へてもなほものよりすぐれたるけはひ/源氏(若菜上)」
たとし
たと・し 【貴し】 (形ク)
「たっとし(貴)」に同じ。「上人あまりに忝けなく―・く覚えければ/沙石(一・古活字本)」
たとしえ
たとしえ タトシヘ 【譬へ】
たとえること。たとえ。「我が君が代の―に足らじな/謡曲・梅」
たとしえなし
たとしえな・し タトシヘ― 【譬へ無し】 (形ク)
比べようがない。たとえようがない。「―・く静かなる夕の空を眺め給ひて/源氏(夕顔)」
たどう
たどう [0] 【多動】
小児の行動異常の一。落ち着きがなく動き回る症状。多くは注意の持続困難や衝動性を伴い,学習障害をきたす。
たどう
たどう [0] 【他動】
(1)他に働きかけること。また,他から働きかけること。
(2)「他動詞」の略。
たどうし
たどうし【他動詞】
《文》a transitive verb.
たどうし
たどうし [2] 【他動詞】
その表す動作・作用が他に及ぶ意味をもつ動詞。その対象となる事物を,多く助詞「を」で表す。「戸を開ける」「本を読む」の「開ける」「読む」の類。
⇔自動詞
〔英語などでは目的語をとり,主語・目的語を転換して受け身表現にすることができるなど,他動詞とはっきり認定することができる。しかし,日本語では,目的語の表示が必ずしも明らかでなく,また,目的語をとらない「泣く」が「子供に泣かれる」のように受け身に使われたりして,自動詞と他動詞の区別を明確にしにくい面がある〕
たどうてき
たどうてき [0] 【他動的】 (形動)
他から働きかけられるさま。「―に動く」
たどき
たどき 【方便】
「たつき」に同じ。「せむすべの―を知らに/万葉 904」
たどく
たどく【多読】
extensive reading.〜する read much[widely].‖多読家 an extensive[a well-read]reader.
たどく
たどく [0] 【多読】 (名)スル
本をたくさん読むこと。
たどころ
たどころ [2] 【田荘・田所】
(1)田地。田のある所。
(2)大化前代,豪族の私有した農業経営地。
(3)古代・中世,国衙を構成する役所の一。田畑に関する事務を扱った。
たどじんじゃ
たどじんじゃ 【多度神社】
三重県桑名郡多度町にある神社。祭神は天津彦根命。雄略天皇の時の創建といわれる。祈雨の神として有名。北伊勢大神宮。お多度さん。
たどたど
たどたど [1] (副)
足もとのおぼつかないさま。とぼとぼ。「―トアユム/ヘボン(三版)」
たどたどしい
たどたどし・い [5] (形)[文]シク たどたど・し
〔「たづたづし」の転〕
(1)歩き方が一歩一歩たどりながら進むようで,危なっかしい。足つきがしっかりしていない。「老人の―・い足取り」
(2)言語や技芸が未熟で滑らかでない。もたついている。「―・い発音」「―・い筆跡」
(3)かすんでぼんやりしている。はっきり見えないようすである。「夕かけてみな帰り給ふほど,花はみな散り乱れ,霞―・しきに/源氏(藤裏葉)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たどたどしく
たどたどしく
falteringly;→英和
totteringly.
たどつ
たどつ 【多度津】
香川県北西部,瀬戸内海に面する港町。かつて金比羅(コンピラ)詣での上陸地として栄えた。
たどり
たどり 【辿り】
物事の筋道をたどって探り知ること。思慮を深くめぐらして考えること。「其の―深き人の,今の世にをさをさなければ/源氏(若菜下)」
たどりつく
たどりつ・く [4] 【辿り着く】 (動カ五[四])
(1)いろいろ苦労して目的地にやっと行き着く。「やっと人里に―・く」
(2)いろいろの曲折があった末に,ようやくそこに行きつく。「激論の末,結論に―・く」
[可能] たどりつける
たどりつく
たどりつく【辿り着く】
find one's way <to> .
たどりよみ
たどりよみ [0] 【辿り読み】 (名)スル
文字を一字ずつたどるように読むこと。
たどる
たどる【辿る】
follow;→英和
trace;→英和
trudge <one's way home> ;→英和
try to recall (記憶を).
たどる
たど・る [2][0] 【辿る】 (動ラ五[四])
〔「たどたどし」と同源か〕
(1)知らない道,歩きにくい道を一歩一歩たしかめるようにして進む。「細い道を―・ってゆくと小さなお宮の前に出た」「地図を―・りながら進む」
(2)人や動物の通ったあとなどを探しながら進む。「犯人の足取りを―・る」
(3)手がかりなどをたしかめながら進む。「文脈を―・りながら読み進む」「記憶を―・ってゆく」「縁故を―・って就職を頼む」
(4)道にそって進む。物事がある方向に進む。「お決まりのコースを―・る」「家路を―・る」「下降線を―・る」
(5)あれこれと考え迷う。「幼心地に深くしも―・らず/源氏(帚木)」
[可能] たどれる
たどるたどる
たどるたどる 【辿る辿る】 (副)
道を探りながら行くさま。迷い迷い進むさま。たどろたどろ。「墨染のくらまの山に入る人は―も帰りきななむ/後撰(恋四)」
たどろたどろ
たどろたどろ (副)
「たどるたどる」の転。「―と行程に,嵯峨の道をば知らずして北山に迷ひける/御伽草子・横笛」
たどん
たどん [0] 【炭団】
〔「たんとん」の転。「とん」は「団」の唐音〕
(1)木炭や石炭の粉を布海苔(フノリ)でボール状に固めた燃料。[季]冬。
(2)相撲の黒星の俗称。
たどん
たどん【炭団】
a charcoal ball.
たどん=に目鼻(メハナ)
――に目鼻(メハナ)
色が黒く醜い顔のたとえ。
たな
たな [0] 【店・棚】
〔「みせだな(店棚)」の略〕
(1)棚に商品を並べて販売する場所。見せ棚。みせ。
(2)商家。特に奉公人や出入りの職人などが,その商家をさしていう。おたな。
(3)借家。「―子」
たな
たな (接頭)
動詞に付いて,すっかり,ことごとく,十分になどの意を添える。「―知る」「―曇る」など。
たな
たな [0] 【棚】
(1)物をのせるために,水平に張り渡したり,吊ったりした板。「―を吊る」
(2)内部に物をのせるための,何枚かの水平な板をはった箱状のもの。「書―」「食器―」
(3)つる性の植物をはわせるために,竹などを粗く組んで,支柱などに取りつけて高く張り渡したもの。「藤―」「ぶどう―」
(4)「棚物」の略。
(5)船棚のこと。
(6)傾斜をなす地形で,階段状になっている部分。
(7)大陸棚のこと。
(8)登山用語。岩壁で,一人立てるくらいの平らな部分。テラス。
(9)魚の遊泳層。「―を探る」
(10)薪炭・パルプなどを積み上げた体積の単位。高さ六尺・幅六尺・奥行三尺,すなわち一〇八立方尺,または高さ五尺・幅一〇尺・奥行二尺,すなわち一〇〇立方尺を一棚という。
たな
たな 【田菜】
タンポポの古名。[本草和名]
たな
たな【棚】
a shelf;→英和
a rack (網棚);→英和
a trellis (藤棚など).→英和
〜にあげる put <a thing> on a shelf;→英和
forget <one's own shortcomings> (忘れる).→英和
〜からぼたもち(棚ぼた) a windfall;→英和
a godsend.→英和
たな=から牡丹餅(ボタモチ)
――から牡丹餅(ボタモチ)
労せずして思いがけない幸運に巡り合うことのたとえ。たなぼた。
たな=に上げる
――に上・げる
自分に不都合なことはわざと知らぬ顔をして打ちすてておく。たなへあげる。
たな=の物を取って来るよう
――の物を取って来るよう
容易に物が得られることのたとえ。
たなあきない
たなあきない [4][3] 【店商い・棚商い】
(行商に対して)店を構えて商売すること。
たなあげ
たなあげ [0] 【棚上げ】 (名)スル
(1)需給関係を調節する目的で,商品を一時的に蓄えておいて市場に出さないこと。
(2)問題の解決・処理を延期すること。「提案を―にする」
(3)表面的には敬意を払いつつ,遠ざけて関係の薄い立場に追いやること。「名誉職に―する」
たなあげ
たなあげ【棚上げする】
[法案を]shelve[ <米> table] <a bill> (議会が);→英和
pigeonhole <a bill> (委員会が);→英和
suspend (支払を).→英和
たないた
たないた [0] 【棚板】
(1)棚にする板。
(2)船棚にする板。
たなうけ
たなうけ [0] 【店請】
近世,借家人の身元保証に立つこと。また,その人。
たなうけじょう
たなうけじょう [0][4] 【店請状】
借家人の身元保証書。
たなうけにん
たなうけにん [0] 【店請人】
借家人の身元保証人。
たなうら
たなうら 【掌】
〔手の裏の意〕
てのひら。たなごころ。「手足の爪先・―にいたるまで/平家 5」
たなうり
たなうり [0] 【店売り・棚売り】
「たなあきない」に同じ。
たなおろし
たなおろし [0][3] 【棚卸(し)・店卸(し)】 (名)スル
(1)決算や毎月の損益計算などのため手持ちの商品・原材料・製品などの資産の種類・数量・価額などを調査し,評価すること。
(2)他人の欠点をいちいち数え上げること。「貴郎(アナタ)の様に夫人の―をなさるは/くれの廿八日(魯庵)」
たなおろし
たなおろし【棚[店]卸する】
take stock <of> ;make an inventory <of> ;→英和
[あら捜し]find fault <with a person> ;criticize.→英和
たなおろししさん
たなおろししさん [6] 【棚卸資産】
商品・原材料・製品・半製品・仕掛品など,会計上期末に棚卸しをしなければならない資産。流動資産の一種で,直接または加工されて,収益獲得のために用いられるもの。
たなおろしひょう
たなおろしひょう [0] 【棚卸表】
決算や毎月の損益計算のため,棚卸しの結果を一表にまとめたもの。
たなか
たなか [0] 【田中】
田のなか。田のあいだ。また,田舎。
たなか
たなか 【田中】
姓氏の一。
たなかあかまろ
たなかあかまろ 【田中阿歌麿】
(1869-1944) 日本の湖沼学・陸水学の創始者。東京生まれ。田中不二麻呂の長男。全国の湖沼の科学的調査を開始し,また湖沼学普及に努めた。1931年,日本陸水学会を創立。
たなかおうどう
たなかおうどう 【田中王堂】
(1867-1932) 明治・大正期の文明批評家・哲学思想家。埼玉県生まれ。本名,喜一。滞米留学中デューイに学び,帰国後プラグマティズムの紹介のかたわら,「書斎より街頭に」「哲人主義」などを発表。
たなかおおひで
たなかおおひで 【田中大秀】
(1777-1847) 江戸後期の国学者。号は荏野翁(エナオウ)など。飛騨高山の人。本居宣長に師事。橘曙覧は弟子。著「竹取翁物語解」「土佐日記解」など。
たなかかくえい
たなかかくえい 【田中角栄】
(1918-1993) 政治家。新潟県生まれ。1972年(昭和47)首相に就任。「日本列島改造論」が土地投機と物価上昇を招き,金脈問題が摘発されて74年退陣。76年ロッキード事件で逮捕起訴され,83年,一審で懲役四年,追徴金五億円の実刑判決をうけ,上告中死去。
たなかかんいち
たなかかんいち 【田中寛一】
(1882-1962) 教育心理学者。岡山県生まれ。日本における初期の教育測定学の確立に貢献。田中 B 式知能検査法を開発した。
たなかきぬよ
たなかきぬよ 【田中絹代】
(1909-1977) 映画女優・監督。下関生まれ。少女期から日本的純情美で人気を得,日本初のトーキー作品「マダムと女房」をはじめ「お琴と佐助」「愛染かつら」などに出演。第二次大戦後は「西鶴一代女」「雨月物語」などで親近感ある女性像を演じ昭和期を代表する女優として活躍した。
たなかぎいち
たなかぎいち 【田中義一】
(1864-1929) 軍人・政治家。山口県生まれ。原内閣の陸相としてシベリア出兵を断行。1925年(大正14)立憲政友会総裁,27年(昭和2)組閣し,山東出兵など大陸進出を強行,29年張作霖爆殺事件の責任を負って辞職した。
たなかけいじ
たなかけいじ 【田中啓爾】
(1885-1975) 地理学者。東京生まれ。東京高師卒。東京文理科大学教授・立正大学教授。日本と世界の地誌を体系づけ,多くの地理教科書,地図帳などを編集した。著「われらの国土」「新外国地理」
たなかこうたろう
たなかこうたろう 【田中耕太郎】
(1890-1974) 商法学者。鹿児島県生まれ。東大教授・文相・参院議員・最高裁長官・国際司法裁判所判事を歴任。カトリックの自然法思想の影響の下に人類社会に共通の法を探究し,主に商法を内容とする「世界法の理論」を展開。長官時代,戦後の司法政策に基本方針を与えた。
たなかしょうすけ
たなかしょうすけ 【田中勝助】
江戸初期の商人。京都の人。1610年イスパニアの前ルソン総督に従って,貿易の目的でメキシコに渡り,翌年帰国。最初に太平洋を横断した日本人。生没年未詳。
たなかしょうぞう
たなかしょうぞう 【田中正造】
(1841-1913) 政治家。栃木県生まれ。自由民権運動に参加。第一回総選挙で衆議院議員に当選。以降,国会で足尾銅山鉱毒問題に取り組み,1901年(明治34)には議員を辞職して明治天皇に直訴。生涯を鉱毒問題と治水事業に捧げた。
たなかしょうへい
たなかしょうへい 【田中正平】
(1862-1945) 物理学者・音響学者。兵庫県生まれ。東大卒。ドイツのヘルムホルツの下で純正調音階理論を研究し,純正調オルガンを製作。また,音楽振興にも尽力した。
たなかしんび
たなかしんび 【田中親美】
(1875-1975) 日本美術研究家。京都生まれ。多くの古筆・古画の複製や版行に尽力。古筆の鑑定・収集家としても著名。
たなかしんべえ
たなかしんべえ 【田中新兵衛】
(1841-1863) 幕末期の志士。薩摩の人。示現流の達人で,本間精一郎らの暗殺にかかわる。姉小路公知暗殺の嫌疑で捕らえられ自刃。
たなかだて
たなかだて 【田中館】
姓氏の一。
たなかだてあいきつ
たなかだてあいきつ 【田中館愛橘】
(1856-1952) 物理学者。岩手県生まれ。東大教授。日本全国の地磁気測定をはじめ,地震・航空学の研究に業績を挙げた。水沢の緯度観測所を設立。メートル法の採用,ローマ字普及にも貢献。
たなかとうこう
たなかとうこう 【田中桐江】
(1668-1742) 江戸中期の漢詩人。出羽の人。名は省,字(アザナ)は省吾,桐江は号。富春山人とも称した。柳沢吉保のもとで荻生徂徠と知り合い,故あって出奔した後も親交があった。奥州ついで摂津で文人としての後半生を送った。著「東海漫遊稿」「樵漁余適」
たなかとつげん
たなかとつげん 【田中訥言】
(1767-1823) 江戸後期の画家。名は敏。別号に痴翁・得中・過不及子。名古屋の人。最初土佐光貞に師事したが,のちに平安・鎌倉の大和絵を研究し,復古大和絵派の祖となった。代表作「四季草花図屏風」
たなかひさしげ
たなかひさしげ 【田中久重】
(1799-1881) 幕末・明治初期の発明家。久留米の人。からくり人形を作りからくり儀右衛門と呼ばれた。菜種油を使った無尽灯や四百日巻きの万年時計を発明。また,蒸汽罐や鉄砲の製造にも関与した。
たなかひでみつ
たなかひでみつ 【田中英光】
(1913-1949) 小説家。東京生まれ。早大卒。ボート選手としてオリンピックに参加した体験を描いた青春小説「オリンポスの果実」が代表作。太宰治に傾倒,その墓前で自殺。他に「地下室から」「酔いどれ船」など。
たなかふじまろ
たなかふじまろ 【田中不二麻呂】
(1845-1909) 明治期の文部行政官・政治家。名古屋生まれ。欧米の教育制度を調査研究し,学制および教育令の立案・実施に指導的役割を果たす。のち司法大臣などを歴任。
たなかみちたろう
たなかみちたろう 【田中美知太郎】
(1902-1985) 哲学者。新潟県生まれ。京大教授。プラトンをはじめとする古代ギリシャ哲学研究の一方で,政治評論を多数発表。著「ロゴスとイデア」「愛国心について」など。
たなかみつあき
たなかみつあき 【田中光顕】
(1843-1939) 政治家。高知県生まれ。元老院議官・警視総監・宮内次官等を経て宮内相を11年間務め,宮中に絶大な権力を築いた。
たなかみやま
たなかみやま 【田上山・太神山】
滋賀県南部,信楽(シガラキ)山地北西部の山群の総称。主峰は海抜600メートル。((歌枕))「木綿畳(ユウタタミ)―のさな葛(カズラ)/万葉 3070」
たなかよしお
たなかよしお 【田中芳男】
(1838-1916) 明治前期の博物学者。信州飯田の人。伊藤圭介の弟子。文部省博物局にあって博覧会・博物館の開催・開設など産業技術や理科教育に尽力。著「有用植物図説」など。
たなかよしまさ
たなかよしまさ 【田中吉政】
(1548-1609) 安土桃山・江戸前期の武将。近江の人。秀吉に仕え岡崎城主。関ヶ原の戦いでは東軍につき石田三成を捕らえ,柳川城主となる。
たなかメモランダム
たなかメモランダム 【田中―】
1927年(昭和2)東方会議の決定に基づく中国侵略政策を田中義一首相が天皇に上奏したとされる文書。29年中国の雑誌に発表され,その内容は以後の日本の侵略政策と一致するところが多いが,文書の信憑性は疑問視されている。
たながえ
たながえ 【店替え】
借屋を替えること。転居。「孟子のお袋さまは三たび―をさしつた/滑稽本・浮世風呂 4」
たながし
たながし 【店貸し】
他人に家屋を貸すこと。「爰は出見世の―/浄瑠璃・生玉心中(中)」
たながり
たながり [0] 【店借り】 (名)スル
家を借りて住むこと。借家ずまい。また,その人。
たながりにん
たながりにん [0] 【店借り人】
江戸時代,家や店舗を借りていた借家人の称。家持ちと比べ,その法的権利は著しく制限されていた。店子(タナコ)。
たなぎょう
たなぎょう [0] 【棚経】
盂蘭盆会(ウラボンエ)の時,精霊棚(シヨウリヨウダナ)の前で僧が読経(ドキヨウ)を行うこと。[季]秋。
たなぎら∘う
たなぎら∘う タナギラフ 【棚霧らふ】 (連語)
〔動詞「たなぎる」の未然形に継続の助動詞「ふ」が付いたもの〕
あたり一面に霧がかかる。「―∘ひ雪も降らぬか梅の花/万葉 1642」
たなぎる
たなぎ・る 【棚霧る】 (動ラ四)
〔「たな」は接頭語〕
霧や雲が一面にたちこめる。
→たなぎらう
たなぐも
たなぐも 【棚雲】
空を一面におおっている雲。「天の八重―を押し分けて/古事記(上)」
たなぐも
たなぐも [3] 【棚蜘蛛】
クモ目タナグモ科の総称。ほとんどの種類が棚状の網を張るのでこの名がある。イエタナグモ・クサグモなど。
たなぐもり
たなぐもり [0] 【棚曇(り)】
空が一面に曇ること。
たなぐもる
たなぐも・る 【棚曇る】 (動ラ四)
〔「たな」は接頭語〕
一面に曇る。「―・り雪は降り来/万葉 3310」
たなぐら
たなぐら 【棚倉】
福島県南部,東白川郡の町。旧城下町。市街地は久慈川の段丘上に発達。
たなこ
たなこ【店子】
a tenant.→英和
たなこ
たなこ [0] 【店子】
家を借りている人。借家人。
⇔大家(オオヤ)
「大家といえば親も同然,―といえば子も同然」
たなご
たなご [0] 【鱮】
(1)コイ目コイ科タナゴ類の淡水魚の総称。ヤリタナゴ・バラタナゴ・ミヤコタナゴなど。カラスガイなど二枚貝の中に産卵する。観賞魚。冬の釣魚。アジア大陸からヨーロッパ中部まで分布。
(2){(1)}の一種。全長約4〜8センチメートル。体形はフナに似て,一対の口ひげがある。背は暗褐色,腹は銀白色。体側に一本の青緑色の縦帯が走る。六月頃,産卵期の雄は追い星や婚姻色を生ずる。食用。関東・東北地方の浅い池沼や小川にすむ。ニガブナ。ボテ。
鱮(2)[図]
たなごい
たなごい 【手拭ひ】
てぬぐい。たのごい。[名義抄]
たなごおり
たなごおり [3] 【棚氷】
氷床の縁部が海上に張り出して浮いている氷原。氷厚200〜600メートル,時に1000メートルに達し,表面はほぼ平坦か,あるいは緩やかに起伏する。後背部は陸につながり,先端部では卓状氷山を分離して急崖をなす。南極大陸のロス棚氷・フィルヒナー棚氷など。氷棚(ヒヨウホウ)。
たなごころ
たなごころ【掌】
⇒手(のひら).
たなごころ
たなごころ [3][0] 【掌】
〔手の心の意〕
てのひら。
たなごころ=に∘する
――に∘する
思うままに支配する。「平相国といふものあつて四海を―∘し/謡曲・木曾」
たなごころ=の中(ウチ)
――の中(ウチ)
(1)自分の思いどおりになること。掌中(シヨウチユウ)。「世をば―におもひき/増鏡(新島守)」
(2)下にも置かずに大切に取り扱うことのたとえ。
たなごころ=の玉(タマ)
――の玉(タマ)
手の中の珠玉。大切なもの,また愛する子や妻にたとえていう語。たなそこの玉。掌中の玉。
たなごころ=を反(カエ)す
――を反(カエ)・す
〔漢書(枚乗伝)「易�於反�掌,安�於泰山�」〕
(1)物事がきわめてたやすくできるたとえ。
(2)急に態度が変わるたとえ。てのひらをかえす。
たなごころ=を合わす
――を合わ・す
両手を合わす。合掌する。
たなごころ=を指(サ)す
――を指(サ)・す
〔「論語(八佾)」より。てのひらにあるものをさす意〕
きわめて明白,または正確なことのたとえ。
たなさがし
たなさがし [3] 【棚探し】
(1)物を求めて棚の上などを探すこと。
(2)遊郭で揚屋に泊まった客が夜更けて起き出し,残った酒や肴を探し出し飲食に興じたこと。夜起き。
(3)他人の欠点や短所を探し出して,悪くいうこと。「おとがひの動くまま,様々と人の―するがな/浄瑠璃・先代萩」
たなさき
たなさき [0] 【店前】
みせの前。みせさき。店頭。
たなさき
たなさき [0] 【手先】
手のさき。指先。
たなざらえ
たなざらえ【棚浚え】
a clearance sale.
たなざらえ
たなざらえ [3] 【棚浚え】 (名)スル
商品整理のため,在庫品を全部出して安く売り出すこと。たなざらい。
たなざらし
たなざらし [0][3] 【店晒し】
(1)商品が売れずに長い間店頭に置かれたままになっていること。また,その商品。「―の品」
(2)解決を要する問題が,全然手をつけられずに放置されていること。「―になっている案件」
たなざらし
たなざらし【店晒しの】
<米> shopworn[ <英> shop-soiled] <goods> .→英和
たなし
たなし 【田無】
東京都中部,武蔵野台地にある市。もと青梅街道の宿場町。近年,工場地・住宅地として発展。
たなした
たなした [0] 【店下】
商家の軒先。店の前。みせさき。
たなしたて
たなしたて [3] 【棚仕立て】
果樹の整枝法の一。竹・木・針金などで網の目のように棚を作り,果樹の枝をその棚に沿わせるもの。
たなしり
たなしり [0] 【棚尻】
(女性の)高く突き出た尻。たなっちり。でっちり。
たなしる
たなし・る 【たな知る】 (動ラ四)
〔「たな」は接頭語〕
十分によく知る。「何すとか身を―・りて/万葉 1807」
たなすえ
たなすえ 【手末】
〔手の末の意〕
手の先。指の先。「千引の石を―にささげて来て/古事記(上訓)」
たなずし
たなずし [0] 【棚厨子】
古代の貴族住宅における調度の一。天板と二段の棚板からなる置き棚。
たなそこ
たなそこ [0] 【手底】
〔手の底の意。「たなぞこ」とも〕
てのひら。たなごころ。
たなそこ=の玉(タマ)
――の玉(タマ)
「たなごころの玉」に同じ。「―挿頭(カザシ)の花といつくしむ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
たなだ
たなだ [0] 【棚田】
山地などの傾斜地に,階段状に作った狭い水田。千枚田。
たなだて
たなだて [0] 【店立て】 (名)スル
家主が借家人を追い立てること。「―を食う」
たなちん
たなちん [2] 【店賃】
家の借り賃。家賃(ヤチン)。
たなつもの
たなつもの 【穀・穀物】
〔「たな」は「たね(種)」の転,「つ」は「の」の意の格助詞〕
(1)田からとれる穀物。稲の称。「稲を以ては―と為す/日本書紀(神代上訓)」
(2)五穀の総称。「五(イツクサ)の―を始めて/祝詞(竜田風神祭)」
たなてまえ
たなてまえ [3] 【棚点前】
茶道で,棚に飾った茶道具を用意しておき点茶する法式。棚物手前。棚飾り。
たななしおぶね
たななしおぶね 【棚無し小舟】
〔船棚(フナダナ)のない小舟の意〕
丸木舟。「安礼(アレ)の崎漕ぎたみ行きし―/万葉 58」
たなぬし
たなぬし [0][2] 【店主】
(1)貸し家の持ち主。大家。
(2)店の主人。てんしゅ。
たなはし
たなはし 【棚橋】
板を棚のように渡しただけの橋。「天の川―渡せ/万葉 2081」
たなばた
たなばた【七夕】
the seventh night of July;the Star Festival.
たなばた
たなばた [0] 【七夕・棚機】
(1)五節句の一。七月七日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。庭に竹を立て,五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り,裁縫や字の上達などを祈る。奈良時代に中国から乞巧奠(キツコウデン)の習俗が伝来し,古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。近世には民間にも普及。また,盆の習俗との関連も深い。七夕祭り。星祭。しちせき。[季]秋。
(2)機(ハタ)を織ること。また,その人。たなばたつめ。「天(アメ)なるや弟(オト)―の項(ウナ)がせる玉の御統(ミスマル)/古事記(上)」
(3)織女(シヨクジヨ)星。たなばたつめ。「―の渡る橋にはあらで/枕草子 99」
たなばたおくり
たなばたおくり [5] 【七夕送り】
七夕の飾り竹を海や川に流すこと。七夕流し。
たなばたおどり
たなばたおどり [5] 【七夕踊り】
⇒小町踊(コマチオド)り
たなばただけ
たなばただけ [4] 【七夕竹】
七夕の飾り竹。[季]秋。
たなばたつめ
たなばたつめ 【棚機つ女】
(1)機(ハタ)を織る女。たなばた。「―のそのやどに織る白たへは/万葉 2027」
(2)織女(シヨクジヨ)星の異名。「天の川梶の音聞こゆ彦星と―と今夜逢ふらしも/万葉 2029」
たなばたづき
たなばたづき [4] 【七夕月】
陰暦七月の異名。
たなばたまつり
たなばたまつり [5] 【七夕祭(り)】
「たなばた{(1)}」に同じ。[季]秋。
たなびく
たなび・く [3] 【棚引く】 (動カ五[四])
〔「たな」は接頭語〕
(1)雲や霞(カスミ)などが横に薄く長く引くような形で空にただよう。「山間に―・く霞」「白雲の―・く山を越えて来にけり/万葉 287」
(2)たなびくようにさせる。長く集め連ねる。「数千騎の軍兵を―・いて都へ入給ふ/平家 3」
たなびく
たなびく【棚引く】
trail;→英和
hang over.
たなべ
たなべ 【田辺】
姓氏の一。
たなべ
たなべ 【田辺】
(1)和歌山県南西部にある市。製材のほか,田辺湾に臨む漁港で水産加工が盛ん。古くは牟婁津(ムロノツ)と呼ばれ,海上交通および熊野街道の要地として栄えた。
(2)京都府南部,綴喜(ツヅキ)郡の町。木津川中・下流域の近郊野菜栽培・住宅地。関西文化学術研究都市の一角。
たなべ
たなべ 【田部】
姓氏の一。
たなべさくお
たなべさくお 【田辺朔郎】
(1861-1944) 土木技術者。東京生まれ。琵琶湖疎水計画を立案し,その工事を指導,日本最初の水力発電事業を興した。帝国大学工科大学学長。
たなべじゅうじ
たなべじゅうじ 【田部重治】
(1884-1972) 英文学者・登山家。富山県生まれ。東洋大学・法政大学教授を歴任。木暮理太郎らと登山に親しみ,「山と渓谷」「峠と高原」などの紀行文を残した。
たなべはじめ
たなべはじめ 【田辺元】
(1885-1962) 哲学者。東京生まれ。京大教授。マルクス・ヘーゲルの両弁証法を乗り越えようとして絶対弁証法を構想して「種の論理」を主張,これが戦争正当化の論理となったため,戦後は自己批判し,一転して親鸞を中心とする宗教哲学を研究。著「社会的存在の論理」「ヘーゲル哲学と弁証法」など。
たなべひさお
たなべひさお 【田辺尚雄】
(1883-1984) 音楽学者。日本・東洋音楽研究の先駆者。東京生まれ。東大物理学科卒。正倉院楽器調査,東洋諸地域の音楽の実地調査に従事。各地の伝統音楽の振興にも貢献。東洋音楽学会初代会長。著「東洋音楽史」「日本音楽概論」「日本の楽器」「音楽音響学」など。
たなぼた
たなぼた [0] 【棚牡丹】
「棚から牡丹餅(ボタモチ)」を略していう語。「―式のうまい話」
たなぼた
たなぼた【棚ぼた】
⇒棚.
たなまいり
たなまいり [3] 【棚参り】
盆に先祖の仏壇を拝みに行くこと。先祖参り。
たなもの
たなもの [0] 【店者】
商店に勤める者。番頭・手代・丁稚(デツチ)など。おたなもの。
たなもの
たなもの [0] 【棚物】
茶席の道具畳に据えて,水指・薄茶器・柄杓・蓋置(フタオキ)などを置く棚の総称。各流宗匠の好みにより,袋棚,四方棚,桑小卓など種々のものを用い,扱い方も多様。たな。
たならし
たならし [2] 【田均し】
(1)田植えの前に,田の面を平らにすること。
(2)農具の一。前後の両板に人がまたがり乗って牛に引かせ,羽根の付いた中軸を回転させて田土をならすもの。
たなり
たなり (連語)
〔完了の助動詞「たり」の連体形に伝聞・推定の助動詞「なり」の付いた「たるなり」の音便の形「たんなり」の撥音「ん」の無表記〕
たようだ。たそうだ。「守(カミ)の館(タチ)より,呼びに文(フミ)もて来―/土左」「女五の宮なども,よろしく思し―/源氏(朝顔)」
たなる
たな・る 【手馴る】 (動ラ下二)
手になれる。なれる。てなる。「君が手にはた―・るべらなり/躬恒集」
たなれ
たなれ 【手馴れ】
(1)手に慣れていること。使い慣れていること。「我が背子が―のみ琴地(ツチ)に置かめやも/万葉 812」
(2)飼いならすこと。よくなついていること。「―の駒の帰りくるかも/詞花(雑上)」
たなん
たなん【多難な】
full of difficulties.
たなん
たなん [0][1] 【多難】 (名・形動)[文]ナリ
困難や災難の多い・こと(さま)。「前途―」「―な一年だった」
たな知る
たなし・る 【たな知る】 (動ラ四)
〔「たな」は接頭語〕
十分によく知る。「何すとか身を―・りて/万葉 1807」
たに
たに [2] 【谷・渓・谿】
(1)山または丘にはさまれた細長い溝状の低地。一般には河川の浸食による河谷が多い。成因によって川や氷河による浸食谷と断層や褶曲(シユウキヨク)による構造谷とに分ける。また,山脈に沿う谷を縦谷(ジユウコク),山脈を横切るものを横谷(オウコク)という。
(2)高い所にはさまれた低い部分。「波の―」「気圧の―」
(3)二つの屋根の流れが交わる所。「―樋」
たに
たに 【谷】
姓氏の一。
たに
たに【谷】
a gully;→英和
a ravine;→英和
a gulch;→英和
a canyon;→英和
a valley;→英和
a trough (波・気圧の).→英和
たにあい
たにあい [0] 【谷間】
谷の中。たにま。
たにあし
たにあし [0] 【谷足】
スキーの斜滑降の時,谷側(低い方)にある足。
⇔山足
たにうつぎ
たにうつぎ [3] 【谷空木】
スイカズラ科の落葉低木。北海道・本州日本海側の山地に生え,また庭木ともされる。葉は長楕円形で裏面に白毛がある。五,六月,枝先や葉腋に紅色の筒状・漏斗形の花を散房花序につける。ベニウツギは変種で,花が密につく。
たにおり
たにおり [0] 【谷折(り)】
紙などを折るとき,折り目が内側になるように折ること。また,折り目の内側。
⇔山折り
たにかぜ
たにかぜ [2] 【谷風】
昼,平地の空気が熱せられ,平地から谷に向かい山腹を吹き上がる風。上昇気流の一種。
⇔山風
たにかぜかじのすけ
たにかぜかじのすけ 【谷風梶之助】
江戸時代の力士。特に二代目(1750-1795)の第四代横綱が有名。陸奥の人で,二百番以上の対戦中負けは一一番であったという。
たにかわ
たにかわ タニカハ 【谷川】
姓氏の一。
たにかわことすが
たにかわことすが タニカハ― 【谷川士清】
(1709-1776) 江戸中期の国学者。名は昇,号は淡斎。伊勢の人。山崎派垂加神道を玉木葦斎に学び,和漢の学を兼修。一世の碩学で,国史・国語研究にすぐれる。著「日本書紀通証」「和訓栞」など。
たにかわてつぞう
たにかわてつぞう タニカハテツザウ 【谷川徹三】
(1895-1989) 哲学者。愛知県生まれ。京大卒。西田幾多郎に師事。世界連邦樹立を提唱,平和運動を進めた。
たにかんじょう
たにかんじょう 【谷干城】
⇒たにたてき(谷干城)
たにがわ
たにがわ タニガハ 【谷川】
姓氏の一。
たにがわ
たにがわ【谷川】
a mountain stream.
たにがわ
たにがわ [0] 【谷川】
谷間を流れる川。渓流。
たにがわがん
たにがわがん タニガハ― 【谷川雁】
(1923-1995) 詩人・評論家。熊本県生まれ。本名,巌(イワオ)。東大卒。社会の底辺に革命や詩の起点を求め,独自な労働運動を展開。評論集「原点が存在する」「工作者宣言」
たにがわだけ
たにがわだけ タニガハ― 【谷川岳】
群馬県と新潟県の境にある山。海抜1977メートル。万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを連ねて谷川連峰をなし,上越国境にあって気候変わりやすく,急峻な岩場を多く擁する。
たにぎきょう
たにぎきょう [3] 【谷桔梗】
キキョウ科の多年草。山中の林下に自生。葉は互生し,卵形。高さ10〜20センチメートル。四〜六月,茎の上部に白色漏斗状の小花をつける。
たにぎる
たにぎ・る 【手握る】 (動ラ四)
(1)手を握りしめてこぶしを作る。「面忘れだにもえすやと―・りて打てども懲りず恋といふ奴(ヤツコ)/万葉 2574」
(2)手に握る。「剣太刀(ツルギタチ)腰に取り佩(ハ)きさつ弓を―・り持ちて/万葉 804」
たにく
たにく [0] 【多肉】
植物で,果肉や肉質の部分が多いこと。
たにくか
たにくか [3][2] 【多肉果】
⇒液果(エキカ)
たにくしょくぶつ
たにくしょくぶつ [5] 【多肉植物】
肥厚した茎や葉の組織の一部または全体に多量の水分を含む植物。多くは乾燥地や塩分の多い地域に生育する。サボテン・トウダイグサ・ベンケイソウなど。肉質植物。多漿植物。
たにくよう
たにくよう [3] 【多肉葉】
組織の一部または全体に多量の水を含み,肥厚した葉。
たにぐく
たにぐく 【谷蟆】
ヒキガエルの古名。「ここに―まをしつらく/古事記(上)」
たにぐち
たにぐち [0] 【谷口】
谷の入り口。谷の戸。
たにぐち
たにぐち 【谷口】
姓氏の一。
たにぐちしゅうらく
たにぐちしゅうらく 【谷口集落】
河川が山地から平地に出るところに立地する集落。交易地として発達。渓口(ケイコウ)集落。
たにぐちぶそん
たにぐちぶそん 【谷口蕪村】
⇒与謝(ヨサ)蕪村
たにぐちまさはる
たにぐちまさはる 【谷口雅春】
(1893-1985) 生長の家の教祖。兵庫県生まれ。早大中退。大本教の雑誌編集者だったが,1929年(昭和4),神示を受けて教義を確立。30年雑誌「生長の家」を発刊。上京し光明思想普及会を設立,新しいタイプの布教活動を行なった。
たにぐちよしろう
たにぐちよしろう 【谷口吉郎】
(1904-1979) 建築家。金沢市生まれ。東工大教授。日本の伝統を近代建築の造形に生かした端正な作風で知られる。藤村記念堂・東宮御所などを設計。明治村初代館長。
たにぐわ
たにぐわ [0] 【谷桑】
フサザクラの別名。
たにこう
たにこう [0] 【谷行】
修験者が峰入りの時,同行中の病人を掟によって谷間へ突き落として行ったこと。
たにこう
たにこう タニカウ 【谷行】
能の一。四番目・五番目物。伝金春禅竹(コンパルゼンチク)作。大和国葛城山へ峰入りした帥(ソツ)の阿闍梨(アジヤリ)は病を得た愛童松若を掟によって谷行に処すが,役(エン)の行者に祈ると,鬼神が蘇生した松若を伴って現れる。
たにざき
たにざき 【谷崎】
姓氏の一。
たにざきじゅんいちろう
たにざきじゅんいちろう 【谷崎潤一郎】
(1886-1965) 小説家。東京生まれ。東大中退。第二次「新思潮」同人。美や性に溺れる官能世界を描く唯美的な作家として文壇に登場。関西移住後,古典的日本的美意識を深め数々の名作を生んだ。代表作「刺青」「痴人の愛」「蓼喰ふ虫」「春琴抄」「細雪」「鍵」,現代語訳「源氏物語」など。
たにざきせいじ
たにざきせいじ 【谷崎精二】
(1890-1971) 小説家・英文学者。東京生まれ。潤一郎の弟。早大教授。広津和郎らと雑誌「奇蹟」を創刊。著「離合」「地に頬つけて」「小説形態の研究」など。
たにし
たにし [1] 【田螺】
タニシ科の淡水産巻貝の総称。貝殻は卵円錐形。雌雄異体。卵胎生で幼貝が直接親貝から生み出される。水田や池沼にすみ,食用。日本産はオオタニシ・マルタニシ・ナガタニシ・ヒメタニシの四種。[季]春。
田螺[図]
たにし
たにし【田螺】
《貝》a mud[pond,fresh-water]snail.
たにしきんぎょ
たにしきんぎょ 【田螺金魚】
江戸後期の洒落本作者。江戸神田の町医師鈴木位庵と伝える。1777年から80年までの間に,「契情買(ケイセイカイ)虎之巻」「妓者呼子鳥(ゲイシヤヨブコドリ)」などを著し,後の人情本に影響を与えた。生没年未詳。
たにじちゅう
たにじちゅう 【谷時中】
(1598-1649) 江戸初期の儒学者。土佐の人。名は素有。僧名,慈冲。僧籍に入ったが,南村梅軒に師事し,のちに還俗。儒学と医学を専門とし,土佐朱子学派(南学)の中心的人物となった。弟子に野中兼山・山崎闇斎らがある。著「素有文集」
たにじんざん
たにじんざん 【谷秦山】
(1663-1718) 江戸中期の神道家・儒学者。土佐の人。名は重遠。山崎闇斎の垂加神道を基本にしながら,渋川春海から天文・暦学を学んだ。著「秦山集」「保建大記打聞」など。
たにそこ
たにそこ [0] 【谷底】
谷の底。谷の最も深い所。
たにぞこ
たにぞこ【谷底】
the bottom of a ravine.→英和
たにたてき
たにたてき 【谷干城】
(1837-1911) 軍人・政治家。土佐藩士。維新後兵部大丞となり,西南戦争に熊本鎮台司令官として熊本城を死守。第一次伊藤内閣の農商務相の時,井上馨外相の欧化主義に抗議して辞職。
たにのと
たにのと 【谷の戸】
谷の入り口。谷口。
たにひょうが
たにひょうが [3] 【谷氷河】
谷間を流れ下る氷河。アルプス・ヒマラヤ・アラスカなどの山地に発達する。
たにぶところ
たにぶところ [3] 【谷懐】
〔「たにふところ」とも〕
周囲を山にかこまれた谷あい。
たにぶんちょう
たにぶんちょう 【谷文晁】
(1763-1840) 江戸後期の画家。江戸の人。名は正安。写山楼・画学斎と別号す。南蘋(ナンビン)派・狩野派などの諸派を学び,南画・西洋画・大和絵の手法を取り入れて独自の南画を完成。江戸文人画壇で重きをなした。代表作「集古十種」の挿絵など。
たにま
たにま【谷間】
a valley;→英和
a ravine;→英和
the bottom (景気の).→英和
たにま
たにま [3][0] 【谷間】
谷の中。たにあい。
たにまち
たにまち [0] 【谷町】
相撲界で,力士のひいき筋のこと。また,ひいき筋に散財させること。
たにまちせん
たにまちせん 【谷町線】
大阪市営の地下鉄道線。大阪府大日(ダイニチ)・東梅田・八尾南間,28.1キロメートル。大阪市南北縦断地下鉄の一。
たにまのひめゆり
たにまのひめゆり [6] 【谷間の姫百合】
スズランの異名。
たにまのゆり
たにまのゆり 【谷間の百合】
〔原題 (フランス) Le Lys dans la Vallée〕
バルザックの長編小説。1835年刊。青年貴族の熱烈な求愛に,情熱と倫理の相克に悩みながら精神的な愛でこたえる道を選んだ清楚で貞潔な伯爵夫人の内面の悲劇を描く。
たにみず
たにみず [2] 【谷水】
谷川の水。渓水。澗水(カンスイ)。
たにょう
たにょう [0] 【多尿】
尿の分泌・排泄が異常に多い状態(一日3リットル以上)。尿崩症や腎不全,糖尿病の際にみられ,水分摂取量に関係なく尿量が多く,口の渇きを伴う。
たにりゅう
たにりゅう 【谷流】
天台宗の密教の一派。台密の事相を大成した皇慶(コウケイ)を流祖とし,台密事相の中心をなす。皇慶が比叡山東塔南谷の井の房に住んでいたことによる名称。谷の流れ。
→台密
たにわたし
たにわたし [3] 【谷渡し】
(1)レンギョウの枝が長く垂れたもの。
(2)ナンテンハギの別名。
たにわたり
たにわたり [3] 【谷渡り】
(1)鶯(ウグイス)などが谷から谷へ渡って鳴くこと。また,その鳴き声。「鶯の―」
(2)植物オオタニワタリの別名。
たにん
たにん【他人】
others;a stranger (知らぬ人).→英和
赤の〜 an utter[a perfect]stranger.〜行儀にする be reserved.〜の空似 an accidental resemblance.
たにん
たにん [0] 【他人】
(1)自分以外の人。ほかの人。他者。
(2)家族・親族以外の人。血のつながりのない人。「赤の―」
(3)見ず知らずの人。親しくない人。
(4)その事と関係ない人。当事者でない人。「―が口を出すことではない」
たにん=の別れ棒(ボウ)の端(ハシ)
――の別れ棒(ボウ)の端(ハシ)
夫婦の離別後は全く他人となってしまって,互いに棒切れのように顧みないこと。
たにん=の疝気(センキ)を頭痛に病む
――の疝気(センキ)を頭痛に病む
直接自分に関係ないことによけいな気遣いをすることのたとえ。
たにん=の空似(ソラニ)
――の空似(ソラニ)
血縁のない人なのに,容貌などが偶然よく似ていること。他人の猿似。
たにん=の飯(メシ)は白い
――の飯(メシ)は白い
他人の物はなんでもよく見えるということのたとえ。隣の芝生は青い。隣の花は赤い。
たにん=の飯(メシ)を食う
――の飯(メシ)を食・う
他家に奉公するなどして,多くの人にもまれて実社会の経験を積む。
たにん=は食い寄り
――は食い寄り
⇒親(シン)は泣き寄り、他人は食い寄り(「親(シン)」の句項目)
たにんあつかい
たにんあつかい [4] 【他人扱い】 (名)スル
親密な人や親族の者を他人のようによそよそしく待遇すること。
たにんぎょうぎ
たにんぎょうぎ [4] 【他人行儀】 (名・形動)
親しい間柄であるのに疎遠な者どうしのようによそよそしく振る舞う・こと(さま)。「―な挨拶」
たにんごと
たにんごと [0] 【他人事】
⇒ひとごと
たにんしほん
たにんしほん [4] 【他人資本】
営業資本のうち,企業が返済する義務を負っている資本。借入金・支払手形・買掛金・社債など。
⇔自己資本
たにんずう
たにんずう [2] 【多人数】
人数が多いこと。多くの人。大勢。たにんず。
⇔少人数
たにんずう
たにんずう【多人数】
a large[great]number of people.
たにんどんぶり
たにんどんぶり [4] 【他人丼】
鶏肉以外の肉を用いて,親子丼のようにつくった丼物の称。豚肉・牛肉と卵では他人であるということから。
たにんやど
たにんやど 【他人宿】
奉公人の身元を引き受け就職の世話をする宿。口入れ屋。「―に雑用を払つて/滑稽本・浮世風呂 3」
たぬき
たぬき【狸】
a raccoon dog;[人]a cunning fellow;an old fox.捕らぬ〜の皮算用をする count the chickens before they are hatched.‖狸親爺 an old fox.
たぬき
たぬき [1] 【狸・貍】
(1)イヌ科の哺乳類。体長65センチメートル内外。長毛が密生しているので太ってみえる。雑食性で,平地から低山の岩穴などにすむ。日本全土・朝鮮・中国などに分布。キツネと並んで民間伝承や民話によく登場し,人間をだまそうとするがどこか間が抜けていて,キツネよりは概してユーモラスに取り扱われる。驚くと気を失い,しばらくすると起きて逃げ出すので「たぬき寝入り」などという言葉も生まれたという。毛皮は防寒用,毛は筆に用いる。[季]冬。
(2)(比喩的に)表面はとぼけているが,裏では策略をめぐらす悪賢い人のこと。「あいつは相当の―だ」
(3)「狸寝入り」の略。「―をきめこむ」
(4)「狸饂飩(ウドン)」の略。
(5)「狸汁」の略。
たぬき=の睾丸(キンタマ)八畳敷(ハチジヨウジキ)
――の睾丸(キンタマ)八畳敷(ハチジヨウジキ)
狸の陰嚢が大変広くひろがることをいう。
たぬき=の腹鼓(ハラツヅミ)
――の腹鼓(ハラツヅミ)
(1)月夜に狸が腹を鼓のように打って楽しむと言い伝えられること。
(2)狂言名(別項参照)。
たぬきうどん
たぬきうどん [4] 【狸饂飩】
揚げ玉と葱(ネギ)・鳴門(ナルト)巻きなどを上にのせたかけうどん。たぬき。
たぬきおやじ
たぬきおやじ [4] 【狸親父】
世故にたけた悪賢い男をののしっていう語。たぬきじじい。
たぬきがお
たぬきがお [0] 【狸顔】
そらとぼけたような顔つき。
たぬきこうじ
たぬきこうじ 【狸小路】
札幌市中央区にある地名。商店や飲食・娯楽施設などが建ち並び,札幌市の中心繁華街を形成。
たぬきじる
たぬきじる [4] 【狸汁】
(1)タヌキの肉を大根・牛蒡(ゴボウ)などとともに味噌で煮た汁。[季]冬。
(2)蒟蒻(コンニヤク)に大根・牛蒡などを加えて味噌で煮た汁。
たぬきそば
たぬきそば [4] 【狸蕎麦】
揚げ玉と葱(ネギ)・鳴門(ナルト)巻きなどを上にのせたかけそば。たぬき。
たぬきねいり
たぬきねいり【狸寝入りする】
pretend to be asleep; <話> play possum.
たぬきねいり
たぬきねいり [4] 【狸寝入り】 (名)スル
寝たふりをすること。そらね。
たぬきのしょくだい
たぬきのしょくだい [1] 【狸の燭台】
ヒナノシャクジョウ科の腐生植物。徳島県の山中にまれに生える。葉緑体を持たず,全体白色。夏,高さ1〜4センチメートルの茎の頂に一花をつける。花筒は壺形,三枝の外花被は頂部で合着する。
たぬきのはらつづみ
たぬきのはらつづみ 【狸腹鼓】
狂言の一。古塚にすむ雌狸が尼に化けて狸捕りの猟師に殺生の恐ろしさを説くが,犬にほえられて正体を現す。助命を請うて腹鼓を打つが,弓矢で追われる。
たぬきばやし
たぬきばやし [4] 【狸囃子】
夜,狸が祭礼の囃子をまねて打つという腹鼓。
たぬきぶえ
たぬきぶえ [3][4] 【狸笛】
玩具の一。風琴の上部を狸の形に作り,これを押して鳴らすもの。
たぬきぼり
たぬきぼり [0] 【狸掘り】
炭層や鉱床中の品位が高く採掘しやすい部分だけを選んで採掘すること。抜き掘り。
たぬきまめ
たぬきまめ [3] 【狸豆】
マメ科の一年草。山野に自生。茎は高さ約50センチメートル。葉は披針形。夏から秋にかけ,茎の先に青紫色の蝶形花を総状につける。豆果は長い褐色の毛が密生した萼(ガク)に包まれる。
たぬきも
たぬきも [3] 【狸藻】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。池や水田などに浮かぶ。茎は軟らかく長さ約30センチメートル。葉は多数互生し,羽状に数回細裂して,所々に捕虫袋をつける。夏,水上に花茎を出し黄色の花を開く。全体が狸の尾に似る。
たぬしまる
たぬしまる 【田主丸】
福岡県南部,浮羽(ウキハ)郡の町。植木・苗木の産地。
たぬま
たぬま 【田沼】
栃木県南西部,安蘇(アソ)郡の町。近世より粘土瓦,明治より縫製業などの地場産業が発達。
たぬま
たぬま 【田沼】
姓氏の一。
たぬまおきつぐ
たぬまおきつぐ 【田沼意次】
(1719-1788) 江戸中期の幕臣。小姓から身をおこし,将軍家重・家治に仕えて栄進を重ね,1767年側用人,遠江(トオトウミ)相良藩主となる。72年老中となり,積極的な経済政策を展開,田沼時代を現出した。一方,物価が騰貴し,賄賂政治が横行したため,士民の攻撃を受け86年老中を退任。
たぬまおきとも
たぬまおきとも 【田沼意知】
(1749-1784) 江戸中期の幕臣。意次の長男。父とともに幕閣に重きをなしたが,江戸城中で佐野善左衛門政言に斬られ死亡。
たぬまじだい
たぬまじだい [4] 【田沼時代】
1767年から86年までの20年間,田沼意次(オキツグ)が一〇代将軍家治の側用人・老中として幕政の実権を握っていた時代。財政の建て直しのため,下総(シモウサ)の印旛沼干拓・鉱山開発・株仲間の公認・貿易の振興など,商業資本と結んで積極的政策を展開したが,賄賂政治の盛行,天明飢饉などにより失敗に終わった。
たね
たね【種】
(1)[種子]a seed;→英和
a stone (梅などの);→英和
a pip (りんごなどの);→英和
a kernel (核・しん).→英和
(2)[牛・馬の]a breed;→英和
a stock.→英和
(3)[もと]the cause <of a quarrel> ;→英和
the source.→英和
(4)[客の] <have> good[bad]customers.(5)[話の]a topic.→英和
(6)[新聞の]news (matter).→英和
〜の多い(ない) seedy (seedless).→英和
〜をまく sow (seed).→英和
〜をあかす show the trick.→英和
〜も仕掛もない There is no trick (in it).
たね
たね【胤を宿す】
be with child <by a person> .
たね
たね 【多褹】
上代,種子島(タネガシマ)とその付近の島々を含めて一国とした称。
たね
たね [1] 【種】
(1)
(ア)(植物で)発芽のもととなるもの。種子(シユシ)。「―をまく」
→種子
(イ)動物の誕生のもととなるもの。「―つけ」「―うま」
(2)(「胤」とも書く)血統また,血統を受け継ぎ伝えていくもの。子。子孫。「落とし―」「一粒―」「―を絶やす」
(3)ある事の原因となる物事。「心配の―」「癪(シヤク)の―」「喧嘩の―をまく」
(4)手品・奇術などの仕掛け。「手品の―を明かす」
(5)材料となるもの。
(ア)料理に用いる材料。「おでん―」「すし―」
(イ)話・物語・記事などの材料。「新聞―」「うわさの―」
(ウ)もととなるもの。よりどころ。「飯の―とする」「生活の―」
(エ)元金。もとで。「―銭」
(6)性質。階級。「客―」
たね=が割れる
――が割・れる
からくりや真実が明らかになる。仕掛け・たくらみがわかる。
たね=を宿(ヤド)す
――を宿(ヤド)・す
子をはらむ。妊娠する。
たねあかし
たねあかし [3] 【種明かし】 (名)スル
手品などで,仕掛けを明らかにしてやり方を説明すること。「からくりを―する」
たねあぶら
たねあぶら【種油】
seed oil;rape oil (菜種の).
たねあぶら
たねあぶら [3] 【種油】
菜種からとった油。食用・灯火用。
たねい
たねい [0] 【種井】
種をまく前に種籾(タネモミ)を浸しておく池や川。たない。[季]春。
→種漬け
たねいた
たねいた [0] 【種板】
写真の原板。乾板。たねばん。
たねいち
たねいち 【種市】
岩手県北東部,九戸(クノヘ)郡の町。太平洋に臨み,南部もぐりの発祥地。
たねいも
たねいも [0] 【種芋】
種にするための芋。そのまま植えて繁殖させるものと,苗をとるためのものとがある。[季]春。
たねうし
たねうし [0][2] 【種牛】
種付け用の血統のよい雄牛。しゅぎゅう。
たねうし
たねうし【種牛】
a stud bull.
たねうま
たねうま【種馬】
a stud horse;a stallion.→英和
たねうま
たねうま [0][2] 【種馬】
種付け用の血統のよい雄馬。種牡馬(シユボバ)。しゅば。
たねおろし
たねおろし [3] 【種下ろし】 (名)スル
田畑に種をまくこと。たねまき。[季]春。
たねかかし
たねかかし [3] 【種案山子】
春,種をまいたあと鳥がついばむのを脅すために立てるかかし。[季]春。
たねかし
たねかし [2][0] 【種貸し】
江戸時代,凶作などで種籾(タネモミ)のない領内の農民に,領主が種籾を貸し付けたこと。収穫後年貢とともに返済した。
たねがしま
たねがしま 【種子島】
(1)鹿児島県,大隅半島の南方にある南北に細長い島。鉄砲伝来の地。中心都市は,西之表。
(2) [3]
火縄銃の異名。1543年種子島に漂着したポルトガル人から領主種子島時尭(トキタカ)が入手し,その使用法・製法を家臣に学ばせて以来,新兵器として国内に普及したことによる。戦国大名は競ってこれを求め,戦法・築城法などに大転換をもたらした。
→火縄銃
たねがしま
たねがしま 【種子島】
姓氏の一。
たねがしまうちゅうセンター
たねがしまうちゅうセンター 【種子島宇宙―】
気象・通信など各種の実用衛星を打ち上げる,我が国最大のロケット発射場。鹿児島県種子島の南東端,竹崎・大崎(南種子(ミナミタネ)町)にある。
たねがしまときたか
たねがしまときたか 【種子島時尭】
(1528-1579) 戦国時代の種子島領主。1543年漂着したポルトガル人より鉄砲二挺を入手,その製法を研究,八板清定に鉄砲を作らせ普及の発端をつくった。
たねがしまりゅう
たねがしまりゅう 【種子島流】
砲術の一派。祖は種子島時尭の臣,笹川小四郎。主命により鉄砲・火薬の製法を学び,一派を成した。
たねがみ
たねがみ [0][2] 【種紙】
「蚕卵紙(サンランシ)」に同じ。[季]春。
たねがわり
たねがわり [3] 【種変(わ)り・胤変(わ)り】
「種違(タネチガ)い」に同じ。
たねきん
たねきん [0] 【種菌】
シイタケ栽培で使用する培養菌糸や胞子の塊。
たねぎれ
たねぎれ【種切れになる】
[人が主語]run short of <topics> ;[事物が主語]be exhausted.
たねぎれ
たねぎれ [0] 【種切れ】 (名)スル
品物・材料・口実などがすっかりなくなること。「話が―になる」
たねこうじ
たねこうじ [3] 【種麹】
玄米などに麹黴(コウジカビ)を十分発育させたもの。また,その胞子のみを集めたもの。麹をつくる時,原料に混合して麹黴を発生させる元にする。
たねごえ
たねごえ [0] 【種肥】
発芽を早め,生育をよくするために種子に施す肥料。肌肥(ハダゴエ)。しゅひ。
たねず
たねず [2] 【種酢】
食酢の醸造で,酢酸菌を繁殖させる元にする酢酸発酵したもろみ。
たねずみ
たねずみ [2] 【田鼠】
(1)野鼠(ノネズミ)のこと。
(2)クマネズミの別名。また,クマネズミの近縁種。
たねせん
たねせん [0][2] 【種銭】
(1)銭貨鋳造の際,鋳型の模型となる銭。
(2)お金を殖やそうとする時,もととする金銭。
たねたまご
たねたまご [3][4] 【種卵】
繁殖用の卵。しゅらん。
たねだ
たねだ 【種田】
姓氏の一。
たねださんとうか
たねださんとうか 【種田山頭火】
(1882-1940) 俳人。山口県生まれ。本名,正一。早大中退。「層雲」に参加。荻原井泉水門下。出家し托鉢生活をしながら自由律による句作をした。句集「草木塔」,日記紀行文集「愚を守る」など。
たねだわら
たねだわら [3] 【種俵】
種籾(タネモミ)を入れた俵。まく前に俵のまま井戸や池に浸しておく。[季]春。
たねちがい
たねちがい [3] 【種違い・胤違い】
兄弟姉妹で,母は同じで父が異なること。たねがわり。異父。
→腹違い
たねつけ
たねつけ【種付け】
mating (家畜の).
たねつけ
たねつけ [0][4] 【種付け】 (名)スル
家畜などの繁殖や改良のために,優良種の雄を雌に交配させること。「―馬」
たねつけ
たねつけ [0][2] 【種漬(け)】
発芽を促すため,苗代にまく前に種籾(タネモミ)を水に浸すこと。種浸し。
たねつけばな
たねつけばな [4] 【種漬花・種付花】
アブラナ科の越年草。普通,田や道端に生える。高さ約25センチメートル。葉は互生し,羽状に全裂。春,枝頂に白色小花を総状につけ,長さ2センチメートル内外の細長い果実を結ぶ。若苗は食用になる。田芥(タガラシ)。
種漬花[図]
たねつち
たねつち [2] 【種土】
叩土(タタキツチ)の原料にする土。花崗岩が風化したもの。
たねつぼ
たねつぼ [2] 【種壺】
伊賀・信楽(シガラキ)・備前・常滑(トコナメ)などの古窯で焼かれた無釉(ムユウ)のまま焼き締められた陶器の壺。種子を貯蔵する壺と考えられたところからの名。古来茶人が花入れ・水指などに転用。
たねとり
たねとり【種取り】
breeding (動物の);→英和
seed raising (植物の);news gathering (新聞の).
たねとり
たねとり [2][3] 【種取り】
(1)種子を採取すること。[季]秋。
(2)新聞・雑誌などの記事の材料をとること。また,その人。明治期の用語。
(3)子を生ませるために養っておく動物。
たねなし
たねなし [0] 【種無し】
(1)果実に種子のないこと。また,その果実。
(2)「浮き草」の異名。
(3)原因・材料・実質などがないこと。
(4)子種がないこと。
たねなしすいか
たねなしすいか [5] 【種無し西瓜】
三倍体植物の不稔性を利用した種子のないスイカ。
→三倍体
たねはら
たねはら 【種腹・胤腹】
種と腹。実の両親。「知つての通り,―一つの兄もあり,妹もあれど/浄瑠璃・氷の朔日(中)」
たねばえ
たねばえ [2] 【種蠅】
ハナバエ科のハエ。体長約5ミリメートルで黒色。種々の農作物の害虫となる。世界各地に分布。
たねばん
たねばん [0] 【種板】
⇒たねいた(種板)
たねひこ
たねひこ 【種彦】
⇒柳亭(リユウテイ)種彦
たねひたし
たねひたし [3] 【種浸し】
「種漬(タネツ)け」に同じ。[季]春。
たねび
たねび [2][0] 【種火】
いつでも火がおこせるように,またガス器具などですぐ着火できるように,用意しておく小さな火。「囲炉裏に―を残す」「ガス風呂の―」
たねび
たねび【種火】
a pilot-light.
たねふくべ
たねふくべ [4][3] 【種瓢】
種子をとるために残しておくヒョウタン。[季]秋。《誰彼にくれる印や―/虚子》
たねほん
たねほん【種本】
a source book.
たねほん
たねほん [0] 【種本】
著述・論文・講義のよりどころとする本。
たねまき
たねまき [2] 【種蒔き】 (名)スル
(1)田畑に種をまくこと。特に,八十八夜の前後に,苗代に稲の種をまくこと。たねおろし。[季]春。「畑に―する」
(2)金もうけなどの材料・きっかけを作ること。「九郎助殿の留主を考へ何ぞ―にか/浄瑠璃・布引滝」
たねまき
たねまき【種蒔】
sowing;seeding.〜する sow (seed).→英和
たねまきさんば
たねまきさんば 【種蒔三番】
「舌出し三番」の別名。
たねまきざくら
たねまきざくら [5] 【種蒔き桜】
東北地方で,コブシの異名。
たねまきどり
たねまきどり [4] 【種蒔き鳥】
カッコウの別名。
たねまくひと
たねまくひと 【種蒔く人】
文芸雑誌。1921(大正10)〜23年発行。全二四冊。小牧近江・金子洋文らを同人として,反戦と被抑圧階級の解放を旗印に秋田県土崎で創刊,東京へ移り,プロレタリア文学運動の基礎を築いた。
たねもの
たねもの [2] 【種物】
(1)(冬の間保存しておいた)植物の種子。物種(モノダネ)。[季]春。「―屋」
(2)汁そば・汁うどん類に卵・肉・天ぷらなどの入っているもの。
(3)シロップや小豆餡(アズキアン)などを加えた氷水。
たねもみ
たねもみ [2] 【種籾】
種子としてまくために選んだ籾。[季]春。
たねや
たねや [2] 【種屋】
草木の種を商う家。また,その人。種物商。
たねわた
たねわた [2] 【種綿】
まだ綿繰(ワタグ)りにかけていない種子の混じったままの綿。
たねん
たねん [0] 【他念】
ほかのことを考える心。余念。
たねん
たねん【多年の】
many years' <hardship> ;long-cherished <desire> .〜の間 for (many) years.
たねん
たねん [0] 【多年】
長い年月の間。長年(ナガネン)。「―にわたる研究の成果」
たねん
たねん [0] 【他年】
将来の年。後年。「完成を―に期す」
たねんぎ
たねんぎ [2] 【多念義】
〔仏〕 浄土宗の語。法然の弟子長楽寺隆寛を祖とする一派の教義。極楽浄土に往生するため,臨終に至るまで念仏を唱え続けることを説く。
⇔一念義
たねんせい
たねんせい [0] 【多年生】
「多年生植物」の略。
たねんせい
たねんせい【多年生植物(草本)】
a perennial plant (herb).
たねんせいしょくぶつ
たねんせいしょくぶつ [7] 【多年生植物】
二年以上にわたって生存する植物。樹木はこれに属する。草本では毎年冬になると地上部は枯死するが,地下部は越冬し春に芽を出す。多年草。
たねんそう
たねんそう [0] 【多年草】
「多年生植物」に同じ。
たのう
たのう [0] 【多能】 (名・形動)[文]ナリ
(1)多くの方面にわたる才能をもっている・こと(さま)。「多芸―」
(2)多方面にわたる機能を備えている・こと(さま)。「―工作機械」
たのかみ
たのかみ [1] 【田の神】
稲作の豊穣をもたらす神。春に山から降りて来て,秋に山に帰ると考えられている。農神。作神。亥(イ)の神。
たのかみおくり
たのかみおくり [5] 【田の神送り】
田の神を山に送る行事。東海地方の九月三〇日,九州地方の一一月初めの丑の日など行事の日は地方によって異なる。
たのくさ
たのくさ [2] 【田の草】
田に生えた雑草。田草(タグサ)。「―取り」
たのごい
たのごい 【手拭ひ】
てぬぐい。たなごい。[和名抄]
たのしい
たのし・い [3] 【楽しい】 (形)[文]シク たの・し
(1)心が満ち足りて,うきうきするような明るく愉快な気分である。「家族そろっての―・い夕食」「―・く遊ぶ」「旅行は―・い」
(2)食物などが十分にあって快い。「忽に餓の苦び皆止みて―・しき心に成りぬ/今昔 2」
(3)富んでいる。豊かである。「堀川相国は美男の―・しき人にて/徒然 99」
〔主に自分の行動を通して持続的に感じる快さをいう語。その快さが物質的な裏付けを伴った場合(3)の意に転ずる〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)――み(名・形動)
たのしい
たのしい【楽しい(楽しく,楽しげに)】
happy(ily);→英和
cheerful(ly);→英和
merry(-ily);→英和
pleasant(ly).→英和
たのしげ
たのしげ【楽しげに】
⇒楽しい.
たのしび
たのしび 【楽しび】
「たのしみ」に同じ。「飢ゑず寒からず風雨に犯されずして閑に過ぐすを―とす/徒然 123」
たのしぶ
たのし・ぶ 【楽しぶ】 (動バ四)
「たのしむ」に同じ。「仏その―・ぶ音(コエ)を聞き給ひて/今昔 1」
たのしませる
たのしま・せる [5] 【楽しませる】 (動サ下一)
楽しい思いをさせる。愉快にさせる。楽します。「目を―・せる」
たのしませる
たのしませる【楽しませる】
please;→英和
delight;→英和
amuse;→英和
entertain.→英和
たのしみ
たのしみ [3][4] 【楽しみ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)たのしいと思うこと。また,たのしいと感ずる物事。趣味・娯楽など。「読書の―」「囲碁が―だ」「毎日の晩酌を―にする」
(2)たのしいであろうと心待ちにすること。また,そう感じさせるさま。「来月の旅行を―にする」「子供の成長を―にする」「将来が―な子」
たのしみ
たのしみ【楽しみ】
(a) pleasure;→英和
(a) delight;→英和
(a) joy;→英和
(an) amusement (娯楽);(a) comfort (慰め).→英和
〜にする take pleasure <in doing> ;do <a thing> for pleasure[as a hobby];look forward <to doing,a thing> (期待).
たのしみ=尽きて哀(カナ)しみ来(キタ)る
――尽きて哀(カナ)しみ来(キタ)る
〔陳鴻「長恨歌伝」〕
「歓楽(カンラク)極まりて哀情多し」に同じ。
たのしみ=極(キワ)まりて哀情多し
――極(キワ)まりて哀情多し
⇒歓楽(カンラク)極まりて哀情多し
たのしみなべ
たのしみなべ [5] 【楽しみ鍋】
いろいろな材料を入れ,煮ながら食べる鍋物。寄せ鍋の類。
たのしむ
たのし・む [3] 【楽しむ】 (動マ五[四])
〔形容詞「たのし」の動詞化〕
(1)楽しいと感ずる。心が満ち足りる。「青春を―・む」「余生を―・む」「清貧を―・む」
(2)自分の好きなことをして心を満足させる。娯楽にする。趣味にする。「釣りを―・む」「油絵を―・む」
(3)将来に期待をかける。「娘の成長を―・む」
(4)満ち足りた気持ちで,心が安らぐ。「深くよろこぶ事あれども大きに―・むに能はず/方丈記」
(5)豊かになる。裕福になる。「仏御前がゆかりの者どもぞ,はじめて―・み栄えける/平家 1」
[可能] たのしめる
たのしむ
たのしむ【楽しむ】
enjoy;→英和
take pleasure[delight]in;amuse[enjoy]oneself <by doing> .
たのみ
たのみ【頼み】
(1)[依頼](a) request;→英和
a favor.→英和
(2)[信頼]reliance;→英和
trust;→英和
confidence.→英和
〜がある May I ask you a favor?
〜にする rely[depend,count] <on> ;→英和
trust <in> .
〜になる(ならない) (un)reliable;→英和
(un)trustworthy.→英和
頼みの綱 one's only hope.
たのみ
たのみ [1] 【田の実】
(1)稲の実。和歌では,多く「頼み」の意にかけていう。たのむ。「秋風にあふ―こそかなしけれわが身むなしくなりぬとおもへば/古今(恋五)」
(2)(「憑」とも書く)「たのむ(田の実){(2)}」に同じ。
たのみ
たのみ 【頼み】
(1) [3][1]
たのむこと。依頼すること。また,その内容。「―を聞き入れる」
(2) [1][3]
たよりにすること。あてにすること。「―にならない人」
(3)結納(ユイノウ)。「御祝言の―がくる/浄瑠璃・薩摩歌」
たのみいる
たのみい・る 【頼み入る】 (動ラ四)
心から頼む。頼み込む。「御指南を―・り候しに/申楽談儀」
たのみがい
たのみがい [0] 【頼み甲斐】
頼んだ甲斐。依頼しただけの効果。「―のない人」
たのみきり
たのみきり [0] 【頼みきり】
ある物やある人を全く頼りにすること。
たのみこむ
たのみこ・む [4][0] 【頼み込む】 (動マ五[四])
ぜひ聞き入れてほしいと,熱心に頼む。「―・んで講演をしてもらう」
[可能] たのみこめる
たのみすくない
たのみすくな・い [6] 【頼み少ない】 (形)[文]ク たのみすくな・し
あまり頼りにならない。心細い。「お蔦の―・い風情は,お妙にも見て取られて/婦系図(鏡花)」「日に添へて―・うこそ見えさせ給へ/平家 6」
たのみだる
たのみだる [3] 【頼み樽】
近世,結納として贈る酒樽。角樽を用いた。
たのみて
たのみて [0] 【頼み手】
(1)頼む人。頼む側の人。
(2)頼む相手の人。「仲人の―がいない」
たのみでら
たのみでら 【頼み寺】
その家代々が帰依している菩提寺。「―へ願うて/浄瑠璃・新版歌祭文」
たのみどころ
たのみどころ 【頼み所】
頼みとする所。たよりとする人。「つひの―には思ひおくべかりける/源氏(帚木)」
たのみなし
たのみな・し 【頼み無し】 (形ク)
あてがない。たよりにならない。「―・くはかなくみゆる我ゆゑに/多武峰少将」
たのみのつな
たのみのつな [1][2] 【頼みの綱】
たよりすがるものを綱にたとえていう語。「彼の厚意を―とする」
たのむ
たのむ【頼む】
(1)[依頼]ask <a person to do,a person for help> ;→英和
beg;→英和
request.→英和
(2)[頼みにする]⇒頼み.
(3)[依託]⇒託する.
(4)[雇う]engage <a tutor> ;→英和
hire <a taxi> ;→英和
call in <a doctor> .
たのむ
たの・む [2] 【頼む】
■一■ (動マ五[四])
(1)相手に,…してくれ,または…しないでくれと願って,それを相手に伝える。依頼する。「知人に就職の斡旋(アツセン)を―・む」「友人に伝言を―・む」「人にいわないように―・んでおく」
(2)どう活動・処理すべきなのか知っている人に処理などを依頼する。「引っ越しをするので運送屋を―・んだ」「子供たちをよろしく―・みます」
(3)(「恃む」とも書く)依存しうるだけの能力がそれにあると信じる。あてにする。「一家の柱と―・む人」「数を―・んで押し切る」「万一を―・む(=メッタニナイ幸運ヲ願ウ)」「―・むに足らず」
(4)信じる。信用する。「諸弟(モロト)らが練りの言葉は我は―・まじ/万葉 774」
(5)主人・夫・主君としてよりかかる。「―・む人の喜びのほどを心もとなく待ち嘆かるるに/更級」
(6)よその家を訪れて案内を請う。多く「たのみましょう」「たのもう」の形で感動詞的に用いる。「『―・みませう』と表に子細らしき声つき/浮世草子・禁短気 4」
[可能] たのめる
■二■ (動マ下二)
期待させる。あてにさせる。「あひ見むと―・めしことぞ命なりける/古今(恋二)」
たのむ
たのむ [1] 【田の実】
(1)「たのみ(田の実){(1)}」に同じ。
(2)(「憑」とも書く)陰暦八月一日(朔日)に行われる儀礼や行事,およびそれに伴う贈答品。また,陰暦八月一日の異名。
→田の実(ム)の祝い
たのむそうぶぎょう
たのむそうぶぎょう [6] 【憑総奉行】
室町幕府の職名。八月朔日(ツイタチ)の進物贈答に関することをつかさどる職。たのもそうぶぎょう。
たのむのいわい
たのむのいわい [1] 【田の実の祝(い)】
(1)陰暦八月一日,初穂を田の神に供える穂掛け祭り。
(2)(「憑の祝い」とも書く)鎌倉中期以降,主に武家で,陰暦八月一日に家臣が主君へ太刀・馬などを献上し,主人よりの返礼を受けて君臣の誓いを新たにする儀式。江戸幕府では,徳川家康が江戸城入城に八朔(ハツサク)の日を選んだため,重い儀式となった。たのむのせっく。たのむのせつ。たのむのひ。たのもせっく。
たのむのせつ
たのむのせつ [1][1] 【田の実の節】
⇒田の実(ム)の祝い
たのむら
たのむら 【田能村】
姓氏の一。
たのむらちくでん
たのむらちくでん 【田能村竹田】
(1777-1835) 江戸後期の文人画家。号,九畳仙史・藍水など。豊後の人。谷文晁らに師事。清高な画風の南画を描(カ)き,詩もよくした。代表作「亦復一楽帖」「船窓小戯帖」など。画論「山中人饒舌」を著す。
たのめ
たのめ 【頼め】
〔下二段活用の動詞「たのむ」の連用形から〕
たのみに思わせること。あてにさせること。「此の御行く先の―はいでやと思ひながらも/源氏(宿木)」
たのめごと
たのめごと 【頼め言】
人がたのみにするような言葉。「ひとへになほざりの―など/浜松中納言 2」
たのも
たのも [1] 【田の面】
(1)田のおもて。田。「坂越えて阿倍の―に居る鶴(タズ)の/万葉 3523」
(2)(「憑」とも書く)「たのむ(田実){(2)}」に同じ。
たのもう
たのもう タノマ― [3] 【頼もう】 (感)
〔「頼まむ」の音便〕
よその家を訪れて案内を請うときの言葉。多く武士が用いた。たのみましょう。
たのもし
たのもし 【頼もし】
(形容詞「たのもしい」の語幹)
たのもし
たのもし [0] 【頼母子・憑子】
「頼母子講(コウ)」に同じ。
たのもしい
たのもし・い [4] 【頼もしい】 (形)[文]シク たのも・し
〔動詞「頼む」の形容詞化〕
(1)頼りにできそうで心強い。頼れる様子だ。「味方として―・い男」「彼も―・い青年に成長した」
(2)将来に期待がもてる。将来が楽しみだ。「御かたちもいと清らにねびまさらせ給へるを,うれしく―・しく見奉らせ給ふ/源氏(賢木)」
(3)経済的に心配がない。裕福だ。「我は若かりし折はまことに―・しくてありし身なり/宇治拾遺 10」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
たのもしい
たのもしい【頼もしい】
[信頼]reliable;→英和
trustworthy;→英和
[有望]promising;hopeful.→英和
たのもしこう
たのもしこう [0][4] 【頼母子講】
金銭の融通を目的とする相互扶助組織。組合員が一定の期日に一定額の掛け金をし,くじや入札によって所定の金額の融通を受け,それが組合員全員にいき渡るまで行うもの。鎌倉時代に信仰集団としての講から発生したもの。頼母子。無尽講。
→無尽(ムジン)(2)
たのもしずく
たのもしずく 【頼もし尽く】
(1)ひたすら頼もしく思わせること。誠意からだけですること。「今時の仲人―にはあらず。その敷き銀に応じて/浮世草子・永代蔵 1」
(2)互いに信じあって頼みにすること。「末々までの談合相手,これからほんの―/新内・蘭蝶」
たのもしだて
たのもしだて 【頼もし立て】
頼もしいと思わせること。「―が身のひしで/浄瑠璃・曾根崎心中」
たのもしびと
たのもしびと 【頼もし人】
頼みに思う人。頼りにする人。「かの―は,行く先短かかりなむ/源氏(帚木)」
たは
たは [1] 【他派】
ほかの流派・党派。
たはた
たはた【田畑】
fields;a farm.→英和
たはた
たはた [1] 【田畑】
田と畑。でんぱた。
たはたえいたいばいばいきんしれい
たはたえいたいばいばいきんしれい 【田畑永代売買禁止令】
⇒でんぱたえいたいばいばいきんしれい(田畑永代売買禁止令)
たはつ
たはつ [0] 【多発】 (名)スル
(1)数多く発生すること。「事故が―する」
(2)多くの発動機を備えていること。「―機」
たはつせいこうかしょう
たはつせいこうかしょう [0][8] 【多発性硬化症】
脱髄疾患の一。中枢神経系の白質に多発性の脱髄病変が起きる疾患。運動麻痺・知覚障害などの神経障害を伴う。原因は不明。特定疾患の一。
たはら
たはら 【田原】
愛知県南部,渥美郡の町。渥美半島に位置し,自動車・セメント・食品工場などが立地。花卉・野菜を栽培。田原城址がある。
たはん
たはん [0] 【打飯】
〔「だはん」とも〕
僧が食事をすること。また,その食事。
たば
たば【束】
a bundle;→英和
a bunch;→英和
a sheaf (稲・書類などの);→英和
a fagot (薪の).→英和
〜にして[なって]in a bundle[bunch,group].
たば
たば 【束・把】
■一■ [1] (名)
いくつかのものをひとまとめにしたもの。まとめてたばねたもの。細長いものや平たく薄いものをまとめる場合にいう。「稲の―」「札―」「薪(マキ)を―にする」
■二■ (接尾)
助数詞。たばねたものを数えるのに用いる。「薪三―」
たば=になって掛かる
――になって掛か・る
大勢がいっしょになって一つのものに向かう。
たばい
たばい [0] 【多売】 (名)スル
大量に売ること。「薄利―」
たばう
たば・う タバフ 【貯ふ・庇ふ】 (動ハ四)
(1)大切にしまっておく。たくわえる。「君がため―・へる米は/仮名草子・仁勢物語」
(2)他から守る。かばう。「身を―ひ,命を全くして心をとげたまふべし/曾我 5」
たばかぜ
たばかぜ [2] 【束風】
「たまかぜ」に同じ。
たばかり
たばかり 【謀り】
(1)思案。くふう。「鍵なければ,あくべき―をしつつ/宇津保(蔵開上)」
(2)相手をだます計画。謀略。計略。「ゆゆしき―なり/十訓 7」
たばかりごと
たばかりごと 【謀り事】
計略。はかりごと。「博打責められこうじて,かの―を申す/宇津保(忠こそ)」
たばかりじょう
たばかりじょう 【謀り状】
人をいつわりあざむくために記した書状。「―を認(シタタ)め/浄瑠璃・国性爺後日」
たばかる
たばか・る [3] 【謀る】 (動ラ五[四])
〔「た」は接頭語〕
(1)(あれこれ工夫して)だます。「爾(ナンジ)に―・られて…太(イタ)く打擲(チヨウチヤク)されし上に/こがね丸(小波)」
(2)方策を考える。工夫する。うまく対処する。「入りて侍従にあひてさるべき様に―・れ/源氏(浮舟)」
(3)相談する。「かかることなむあるをいかがすべきと―・りたまひけり/大和 171」
たばこ税
タバコぜい [3] 【たばこ税】
タバコの移出等に対して課される税。国税としてたばこ税,地方税として道府県たばこ税・市町村たばこ税がある。
たばさむ
たばさ・む [3] 【手挟む】 (動マ五[四])
手・指の間や脇にはさんで持つ。「大小ヲ腰ニ―・ム/ヘボン」「ますらをのさつ矢―・み立ち向かひ/万葉 61」
[可能] たばさめる
たばしる
たばし・る 【た走る】 (動ラ四)
〔「た」は接頭語〕
勢い激しくとびはねる。「霜の上にあられ―・り/万葉 4298」
たばす
たば・す 【賜ばす】 (動サ下二)
〔動詞「たぶ(賜)」の未然形に尊敬の助動詞「す」が付いたものから〕
(1)お与えになる。たまわす。「冷泉少将隆房これを賜りついで,件(クダン)の葵の前に―・せたれば/平家(六・流布本)」
(2)「たばせたまふ」の形で補助動詞的に用いて,してくださる,の意を表す。「ただ一所でいかにもなるやうに申して―・せ給ふべうや候ふらん/平家 2」
たばつてき
たばつてき [0] 【他罰的】 (形動)
⇒外罰的(ガイバツテキ)
たばぬ
たば・ぬ 【束ぬ】 (動ナ下二)
⇒たばねる
たばね
たばね [0][3] 【束ね】
(1)たばねること。また,たばねたもの。
(2)全体をまとめ,とりしまること,また,その役。「―役」「此心清町一町の―をする年寄/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
(3)江戸時代の男の髪形の一。油をつけないで,髱(タボ)をふっくらと出し,はけ先を散らし上向きにそらせて結ったもの。
たばねがみ
たばねがみ [0][3] 【束ね髪】
頭の後方で束ねた髪。
たばねのし
たばねのし [3] 【束ね熨斗】
熨斗を束ねたもの。また,それを図案化した紋所。
たばねばしら
たばねばしら [4] 【束ね柱】
何本もの小円柱を束ねたような太い柱。中世ゴシック建築に用いられた。
たばねる
たば・ねる [3] 【束ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たば・ぬ
(1)まとめてくくる。ひとつにまとめる。「稲を―・ねる」
(2)まとめて統率する。「若い人を―・ねていく役」
たばねる
たばねる【束ねる】
(tie up in a) bundle;→英和
do (up) one's hair (髪を).
たばる
たば・る 【賜ばる・給る】 (動ラ四)
〔物をもらう意の謙譲語〕
(1)いただく。頂戴する。「針袋これは―・りぬすり袋今は得てしか/万葉 4133」
(2)神から通行の許しを得る。「御坂―・らばまさやかに見む/万葉 4424」
→賜(タ)ぶ
たばるざか
たばるざか 【田原坂】
(1)熊本県鹿本郡植木町にある西南戦争の古戦場。1877年(明治10),政府軍は西郷軍をここに破り,熊本城との連絡をつける道を開いた。
(2)熊本県の新民謡で,熊本市の花柳界のお座敷唄。田原坂での西郷軍の戦死者追悼のため一九〇四,五年頃作られた。
たばん
たばん [1] 【田番】
収穫期に,実った田んぼの見張り番をすること。
たひつ
たひつ [0] 【他筆】
他人の筆跡。
たひばり
たひばり [2] 【田雲雀】
スズメ目セキレイ科の鳥。全長約16センチメートル。セキレイのように尾をふり,足を交互に出して歩く。冬鳥として全国に渡来し,湿地や水田に生息する。
たび
たび【足袋】
<a pair of> tabi[socks].〜はだしで in one's socks.
たび
たび 【度】
■一■ [2] (名)
(1)何度か繰り返された中の一回,一回。ある状態にあった,その時。折。「この―はお世話になりました」
(2)その時はいつも。たびごとに。「見る―に思い出す」「試験の―に後悔する」
(3)回数。度数。「―重なる」
■二■ (接尾)
助数詞。数を表す語に付いて,回数を表すのに用いる。「三―」「万(ヨロズ)―」
たび
たび [1] 【足袋・単皮】
足に履く布製の袋状の衣料。鼻緒をすげた履物をはけるように親指とほかの四本の指を入れる二つの部分に分かれており,かかとの上をこはぜで留める。古くは革製で組紐(クミヒモ)で結んだ。現代では和服の時に,防寒用・礼装用として用いる。[季]冬。《―つぐやノラともならず教師妻/杉田久女》
たび
たび [2] 【旅】
住んでいる所を離れてよその土地へ出かけること。名所旧跡を訪ねたり,未知の場所にあこがれて,また遠方への所用のため,居所を離れること。旅行。「―に出る」「かわいい子には―をさせよ」
たび
たび【旅】
⇒旅行.空(海)の〜 a travel by air (boat).人生の〜 the journey of life.
たび=の恥はかき捨て
――の恥はかき捨て
旅先では知る人もいないし,長く滞在するわけでもないから,恥をかいてもその場限りのものである。
たび=は情け、人は心
――は情け、人は心
旅にあっては,人の情けがうれしく感ぜられ,また人は心の持ち方が何より大切である。
たび=は憂(ウ)いもの辛(ツラ)いもの
――は憂(ウ)いもの辛(ツラ)いもの
旅はよるべき所も頼る知人もないから,とかく苦しくつらいことが多いものである。
たび=は道連れ、世は情け
――は道連れ、世は情け
旅は道連れのあるのが心頼もしく,世の中を渡るには互いに思いやりをもつのが大切である。
たびあきない
たびあきない [4][3] 【旅商い】 (名)スル
品物を携え,旅をしながら商売をすること。また,その人。行商。
たびあきんど
たびあきんど [4] 【旅商人】
品物を携え,旅をしながら商売をする人。たびあきうど。たびあきゅうど。
たびあるき
たびあるき [3] 【旅歩き】
旅をして歩くこと。
たびい
たびい 【旅居】
旅の住まい。自宅を離れた生活。「限れる事もなかりし御―なれど/源氏(関屋)」
たびおくり
たびおくり [3] 【旅送り】
旅に出る人を見送ること。
たびかさなる
たびかさなる【度重なる】
repeated <failures> .→英和
たびかさなる
たびかさな・る [0][5] 【度重なる】 (動ラ五[四])
同じ事が何度も続いて起こる。頻繁に起こる。「―・る飢饉(キキン)」
たびかせぎ
たびかせぎ [3] 【旅稼ぎ】 (名)スル
よその地に行って働くこと。出稼ぎ。「―とでかけ/安愚楽鍋(魯文)」
たびがえり
たびがえり [3] 【旅帰り】
旅から帰ること。「旅立ち―」
たびがたな
たびがたな [3] 【旅刀】
江戸時代,庶民が旅行の時に差した刀。旅差し。道中差し。
たびがらす
たびがらす【旅烏】
a bird of passage;[人]a stranger;→英和
a wanderer.→英和
たびがらす
たびがらす [3] 【旅烏】
(1)定まった住居もなく,旅をしつつ暮らしている人。「しがない―」
(2)ほかの土地から来た人を卑しめていう語。
たびぐつ
たびぐつ [2] 【足袋沓】
足袋の形をした革製の沓。近世,市中巡使の役人や駕籠かきなどが用いた。
たびげいにん
たびげいにん【旅芸人】
⇒旅役者.
たびげいにん
たびげいにん [3] 【旅芸人】
地方を回り歩いて芸を演ずる芸人。旅稼ぎの芸人。
たびこ
たびこ 【旅子】
旅回りの少年役者で男色をも売った者。「京からの―…七,八人取りよせて/浮世草子・置土産 5」
たびこうぎょう
たびこうぎょう [3] 【旅興行】
地方巡回の興行。
たびこうぎょう
たびこうぎょう【旅興行をする】
make a provincial tour; <米> be[tour]on the road.→英和
たびごころ
たびごころ [3] 【旅心】
(1)旅をしている時に感ずる気持ち。旅情。たびごこち。
(2)旅に出たいと思う気持ち。
たびごと
たびごと 【度毎】 (連語)
…するたびにいつも。その都度。たびごとに。「出張の―(に)お土産を忘れない」
たびごや
たびごや [0] 【他火小屋】
産婦が出産の忌みのあいだ過ごした小屋。産を不浄とし,別火で暮らすためのもの。
たびごろも
たびごろも [3] 【旅衣】
旅中に着る衣服。たびのころも。
たびさき
たびさき【旅先で】
while traveling;on one's journey;away from home.
たびさき
たびさき [0] 【旅先】
旅をしている土地。旅行をして行く先方。旅行先。「―から手紙を出す」
たびさし
たびさし [2][4] 【足袋刺(し)】
足袋を刺し縫うこと。また,その職人。
たびざし
たびざし [0] 【旅差(し)】
「旅刀(タビガタナ)」に同じ。
たびし
たびし [2] 【足袋師】
足袋を作る職人。
たびしかわら
たびしかわら 【礫瓦】
〔「たびし」は「たびいし」の転。小石や瓦のような物の意〕
身分の低い卑しい者。取るに足りない下賤の者。「―といふまで,いつかはそれを恥ぢ隠れたりし/枕草子 24」
たびしばい
たびしばい [3] 【旅芝居】
旅興行の芝居。
たびしょ
たびしょ [3] 【旅所】
⇒御旅所(オタビシヨ)
たびしょうぞく
たびしょうぞく [3] 【旅装束】
旅行する時の服装。旅支度。
たびしょうにん
たびしょうにん [3] 【旅商人】
各地を旅しながら商売をする人。たびあきんど。
たびじ
たびじ [0] 【旅路】
旅行の道筋。旅行の道。また,旅。「―の果て」「死出の―」
たびじ
たびじ【死出の旅路】
<go on> one's last journey.
たびじたく
たびじたく【旅仕度をする】
make preparations for a trip;→英和
pack (荷造して).→英和
たびじたく
たびじたく [3] 【旅支度】 (名)スル
(1)旅に出るしたくをすること。旅行の準備。
(2)旅行中の服装。旅装束(タビシヨウゾク)。
たびすがた
たびすがた [3] 【旅姿】
旅装束をつけた姿。
たびすごろく
たびすごろく [3] 【旅双六】
⇒道中双六(ドウチユウスゴロク)
たびすずり
たびすずり [3] 【旅硯】
旅行に携帯する小さい硯。
たびする
たび・する [3] 【旅する】 (動サ変)[文]サ変 たび・す
旅行する。「ひとり辺地を―・する生活」
たびずまい
たびずまい [3] 【旅住まい】 (名)スル
旅先のすまい。たびずみ。
たびせん
たびせん [0] 【旅銭】
旅をする費用。路銀。
たびそう
たびそう [0] 【旅僧】
諸国を旅して修行する僧。りょそう。
たびたび
たびたび [0] 【度度】 (副)
回数を重ねるさま。しばしば。何度も。「―注意される」「―の訪問」
たびたび
たびたび【度々】
often;→英和
frequently;→英和
repeatedly;→英和
many times.
たびたまう
たびたま・う 【賜び給ふ】 (動ハ四)
〔動詞「たぶ」に補助動詞「たまふ」が付いてできたもの。命令形が多く用いられる〕
(1)お与えくださる。「男子にてましませばわらはに―・へ/曾我 1」
(2)(補助動詞)
動詞または動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて,…してくださるの意を表す。「わが跡とひて―・へ/謡曲・松風」
たびだち
たびだち [0] 【旅立ち】 (名)スル
旅に出ること。出立。門出(カドデ)。「早朝に―する」
たびだつ
たびだ・つ [3] 【旅立つ】 (動タ五[四])
(1)旅に出発する。「アメリカに―・つ」
(2)(比喩的に)あの世に行く。死ぬ。「未明に―・った」
(3)自分の家を離れている。よそに泊まる。「―・ちたる所にて,下衆どもざれゐたる/枕草子 96」
(4)旅先らしい様子である。「なかにたてる人も,―・ちて狩衣なり/蜻蛉(上)」
[可能] たびだてる
たびだつ
たびだつ【旅立つ】
start[set out]on a[one's]journey.→英和
たびだんす
たびだんす [3] 【旅箪笥】
茶の湯の棚物の一。千利休が豊臣秀吉の小田原の陣に従った時に旅行用の茶箪笥として考案したといわれるもの。利休箪笥。
たびづかれ
たびづかれ [3] 【旅疲れ】
旅行による疲労。旅のつかれ。
たびで
たびで [3] 【旅出】
旅に出ること。旅だつこと。
たびでたち
たびでたち [0][3] 【旅出立ち】
旅の装い。たびいでたち。
たびと
たびと 【旅人】
⇒大伴(オオトモノ)旅人
たびと
たびと 【旅人】
「たびびと」の転。「草枕旅に臥(コヤ)せるこの―あはれ/万葉 415」
たびと
たびと 【田人】
〔古くは「たひと」とも〕
田を耕作する人。農夫。田子。たうど。「唯―の食(オシモノ)を送るにこそ/古事記(中訓)」
たびどころ
たびどころ 【旅所】
仮の旅住まい。旅のやど。「かかる―にあまた参らざりけるに/源氏(夕霧)」
たびどり
たびどり [2] 【旅鳥】
渡り鳥で,繁殖地と越冬地の間を往復する途中,ある地域に姿を見せて一時期生活するが,繁殖も越冬もしない鳥。日本ではシギ・チドリ類に多い。
たびなれる
たびな・れる [4] 【旅慣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たびな・る
旅が多くて,慣れている。「―・れた人」
たびにっき
たびにっき [3] 【旅日記】
旅行中に書く日記。
たびにん
たびにん [0] 【旅人】
博徒など,各地を渡り歩く人。
たびね
たびね [0] 【旅寝】 (名)スル
旅行先で寝ること。また,旅先での宿り。旅枕。
たびねずみ
たびねずみ [3] 【旅鼠】
レミングの別名。
たびのころも
たびのころも [0] 【旅の衣】
「たびごろも(旅衣)」に同じ。
たびのそら
たびのそら [4] 【旅の空】
(1)旅先でながめる空。
(2)旅をしている土地。旅先。たよりなく心細いさまにいう。
たびはだし
たびはだし [3] 【足袋跣】
下駄や草履をはかず,足袋をはいただけの足で外を歩くこと。「―で飛び出す」
たびびと
たびびと [0] 【旅人】
旅行をしている人。旅の者。
たびびと
たびびと【旅人】
a traveler;→英和
a tourist.→英和
たびびとざん
たびびとざん [4] 【旅人算】
算術における四則応用問題の一。異なる地点を出発した二人の旅人が出会うのに要する時間を求めたり,先発した者をあとから追いかけた者が追いつくための所要時間を求めたりするもの。
たびびとなかせ
たびびとなかせ [5] 【旅人泣かせ】
ツノゴマの異名。角(ツノ)状の蒴果(サクカ)が衣服に引っかかりやすいことからいう。
たびびとのき
たびびとのき [6] 【旅人の木】
バショウ科の常緑高木。マダガスカル島原産。熱帯地方で街路樹や庭木とする。幹は高さ10〜20メートル。葉は形はバショウに似,幹頂に多数左右二列につき扇形に広がる。葉腋に水がたまり,旅行者がそれを飲むといわれる。ラベナラ。扇芭蕉。旅人木(リヨジンボク)。
たびまくら
たびまくら [3] 【旅枕】
旅先で泊まること。旅寝。「ほととぎすそのかみ山の―/新古今(雑上)」
たびまねし
たびまね・し 【度遍し】 (形ク)
回数が多い。頻繁である。絶え間がない。「―・く申し給ひぬ/万葉 4254」
たびまわり
たびまわり【旅回りの】
itinerant;→英和
traveling;touring.
たびまわり
たびまわり [3] 【旅回り】
芸人・商人などが,旅をして方方をまわり歩くこと。「―の一座」
たびもの
たびもの [0] 【旅物】
遠くの地から送られてきた魚や野菜。
たびや
たびや [2] 【足袋屋】
足袋を作ったり売ったりする店。
たびや
たびや 【旅屋】
旅の者をとめる宿。旅宿。「父子都を出でて,近江国甲賀の―に着く/盛衰記 27」
たびやくしゃ
たびやくしゃ【旅役者】
a strolling player[actor,company (一座)].
たびやくしゃ
たびやくしゃ [3] 【旅役者】
旅をしながら興行して歩く役者。旅回りの役者。
たびやつれ
たびやつれ [3] 【旅窶れ】 (名)スル
旅の疲れでやせおとろえること。たびやせ。
たびやど
たびやど [3][0] 【旅宿】
旅先の宿。やどや。りょしゅく。
たびやどり
たびやどり 【旅宿り】
旅先で宿泊すること。また,その宿。「草枕―せす古(イニシエ)思ひて/万葉 45」
たびゆき
たびゆき 【旅行き】
旅に出ること。「―に行くと知らずて/万葉 4376」
たびゆく
たびゆ・く 【旅行く】 (動カ四)
旅をする。「草枕―・く舟の泊まり告げむに/万葉 3612」
たびょう
たびょう [0] 【多病】 (名・形動)[文]ナリ
たびたび病気する・こと(さま)。病気がち。「才子―」「―な性質(タチ)」
たびょう
たびょう【多病な】
sickly;→英和
weak;→英和
delicate.→英和
たびよそおい
たびよそおい [3] 【旅装い】
旅の服装。旅装束(タビシヨウゾク)。
たびらこ
たびらこ [0] 【田平子】
(1)キク科の二年草。田の畦(アゼ)などに生える。根出葉はロゼット状で地に平らにつく。春,高さ約15センチメートルの花茎を数本出し,黄色の頭花を数個つける。若い葉をつみとって食用にする。春の七草のホトケノザは本種をさす。コオニタビラコ。
(2)キュウリグサの別名。
田平子(1)[図]
たびらゆき
たびらゆき 【太平雪】
大きな雪片の春の淡雪。だんびら雪。「鶯の音に―降る(凡兆)/猿蓑」
たふ
たふ [1] 【太布】
楮(コウゾ)・科(シナ)の木などの皮の繊維をつむいで地機で織った粗い織物。労働着に用いられた。四国の山間では近年まで産出。栲布(タクヌノ)。ふと布。
たふ
たふ [1] 【多夫】
一人の女性が二人以上の夫をもつこと。「一妻―」
たふく
たふく [0] 【多福】
多くの幸福。幸福が多いこと。多幸。
たふさぎ
たふさぎ 【犢鼻褌・褌】
〔古くは「たふさき」〕
短い下袴。今のふんどし,またはさるまたのようなものという。とうさぎ。「わが背子が―にする円石(ツブレイシ)の/万葉 3839」
たふしのさき
たふしのさき 【手節崎】
三重県鳥羽市,答志(トウシ)島の東北隅の黒崎の古名。
たぶ
た・ぶ 【食ぶ】 (動バ下二)
⇒たべる
たぶ
た・ぶ 【賜ぶ・給ぶ】 (動バ四)
上位の者が下位の者に与えるの意の敬語。
(1)動作の主体に対する尊敬の意を表す。おさげ渡しになる。「娘を吾に―・べ,と伏し拝み/竹取」
(2)自分の動作に用いて,尊大な言い方を表す。くれてやる。「汝が詞のやさしさに,箭(ヤ)一つ―・ばん/保元(上・古活字本)」
(3)自分または自分側の者の動作に用いて,聞き手に対してかしこまりあらたまる気持ちを表す。くれてやります。「親のわづらひて物もくはねば―・ばむずるぞ/宇津保(俊蔭)」
(4)(補助動詞)
動詞またはそれに接続助詞「て」の付いたものに付く。
(ア)動作の主体に対する尊敬の意を表す。お…なさる。…してくださる。「たちのかせ―・ぶべきなめりと見え給ふに/寝覚 3」
(イ)自分の動作に付けて,やや尊大な言い方で,「…してくれる」「…してやる」の意を表す。「その取りたりし質のこぶ返し―・べ/宇治拾遺 1」
(ウ)自分または自分側の動作に付けて,ややかしこまった言い方として,「…してくれます」「…してやります」の意を表す。「人の告げ―・びしかば,いとあやしくおぼえ侍りしかど/宇津保(忠こそ)」
たぶ
たぶ 【髱】
「たぼ(髱){(1)}」に同じ。
たぶさ
たぶさ 【腕・手房】
手。手首。また,腕。「篠(ササ)の葉を―に取りて遊びけらしも/神楽歌」
たぶさ
たぶさ [1][3] 【髻】
髪を頭上に集め束ねた所。もとどり。
たぶせ
たぶせ 【田布施】
山口県南東部,熊毛(クマゲ)郡の町。柳井市と光市の間にあり,南は周防(スオウ)灘に臨む。
たぶせ
たぶせ 【田伏せ・田廬】
見張りなどをするために田の中に作った仮小屋。「かるうすは―の本に我が背子はにふぶに笑みて立ちませり見ゆ/万葉 3817」
たぶたぶ
たぶたぶ (副)
(1)液体が容器に一杯に満ちるさま。なみなみ。「巵(サカズキ)に酒を―と受て/太平記 28」
(2)物事に余裕のあるさま。たっぷりと。「篦巻(ノマキ)より上十四束に―と切りたるを/義経記 5」
たぶっけん
たぶっけん [2] 【他物権】
他人の所有物についての物権。地上権・地役権・入会権・留置権・抵当権など。
たぶつ
たぶつ [1] 【他物】
ほかの物。また,他人の所有物。
たぶて
たぶて 【礫】
つぶて。小石。「―にも投げ越しつべき天の川/万葉 1522」
たぶね
たぶね [0][1] 【田舟】
水田で,稲や肥料などを運ぶのに用いる底の浅い小舟。
たぶのき
たぶのき [1] 【椨】
クスノキ科の常緑高木。暖地の海岸地方に生える。高さ15メートルに達する。葉は長楕円形で質厚く光沢があり,枝先付近に多数互生する。晩春,枝端から円錐花序を出し,黄緑色の小花を多数つける。材は枕木・家具などに用い,樹皮や葉の粉末は線香の結合剤に,樹皮はタンニンを含み黄褐色の染料にもする。タブ。イヌグス。ダマ。ダモ。クスダモ。
たぶみ
たぶみ [1] 【田文】
中世,田地の面積や地籍を詳細に記した帳簿。大田文・図田帳・水帳など。
たぶもんぶんせき
たぶもんぶんせき [5] 【多部門分析】
⇒産業連関分析(サンギヨウレンカンブンセキ)
たぶやか
たぶやか (形動ナリ)
十分なさま。たっぷり。「秋毛の行縢(ムカバキ)―にはきくだし/曾我 8」
たぶらかす
たぶらか・す [4] 【誑かす】 (動サ五[四])
うそを言ったり,ごまかしたりして人をだます。あざむく。「人を―・す」
[可能] たぶらかせる
たぶらかす
たぶらかす【誑かす】
⇒だます.
たぶる
たぶ・る 【狂る】 (動ラ下二)
心が乱れる。気が狂う。「―・れたる醜(シコ)つ翁の言(コト)だにも/万葉 4011」
たぶろかす
たぶろか・す 【誑かす】 (動サ四)
「たぶらかす」に同じ。「人を―・して作りし仏なれば/発心 8」
たぶん
たぶん [0] 【他聞】
他人に聞かれること。
たぶん
たぶん【多分】
perhaps;→英和
probably;→英和
maybe.→英和
〜の much;→英和
a lot of;considerable.→英和
〜に highly;→英和
very much.
たぶん
たぶん [0] 【多聞】
(1)多くの物事を聞き知っていること。「―博識」
(2)多くの人にもれ聞こえること。「事―に及ばば/太平記 1」
たぶん
たぶん 【多分】
■一■ [0] (名・形動)[文]ナリ
(1)量の多い・こと(さま)。たくさん。「―の礼をいただく」「―な御寄付をいただき…」
(2)(多く「多分に」の形で)かなり多いさま。「―に疑わしい点がある」
→ご多分
(3)大部分。大多数。「奥州五十四郡の勢共,―はせ付て程なく十万余騎に成にけり/太平記 19」
■二■ [1] (副)
(1)(多く下に推量の語を伴って)おそらく。たいてい。「明日は―晴れるだろう」「―行けると思う」
(2)その可能性が強いさま。多くは。「―人ワカシコダテヲシテ,シソコナウモノヂャ/天草本伊曾保」
たぶん
たぶん【他聞をはばかる】
confidential.→英和
たぶん=を憚(ハバカ)る
――を憚(ハバカ)・る
他人に聞かれては困る。世間に知られると,さしさわりがある。外聞をはばかる。
たぶんかしゅぎ
たぶんかしゅぎ タブンクワ― [5] 【多文化主義】
一つの国家ないし社会の中に,複数の異なる人種・民族・集団のもつ文化の共存を認め,そのための方策を積極的にすすめる考え方。
たへん
たへん [0] 【田偏】
漢字の偏の一。「町」「略」などの「田」。
たへんけい
たへんけい【多辺形】
a polygon.→英和
〜の polygonal;multilateral.→英和
たへんけい
たへんけい [2][0] 【多辺形】
⇒多角形(タカクケイ)
たへんりょうかいせき
たへんりょうかいせき タヘンリヤウ― [6] 【多変量解析】
観測値が複数の値からなるデータ(多変量データ)を統計的に扱う手法。因子分析・クラスター分析・主成分分析などがある。
たべあきる
たべあきる【食べ飽きる】
be tired of eating;have enough <of> .
たべあるき
たべあるき [0] 【食べ歩き】
土地の名物料理やおいしい食べ物を,あちこち食べてまわること。
たべあわせ
たべあわせ [0] 【食べ合(わ)せ】
「食い合わせ{(2)}」に同じ。
たべかけ
たべかけ [0] 【食べ掛け】
食べている途中でやめること。また,その食べ物。くいかけ。
たべかけ
たべかけ【食べかけの】
half-eaten.
たべかける
たべか・ける [4][0] 【食べ掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たべか・く
(1)食べ始める。
(2)途中まで食べてやめる。「弁当を―・けて飛び出した」
たべかす
たべかす [3] 【食べ滓】
(1)食べ残した食べ物。
(2)ものを食べたあと,口の中に残っているもの。
たべかた
たべかた【食べ方】
how to eat (方法);table manners (作法);how to cook (料理法).
たべくらべ
たべくらべ【食べくらべ】
an eating contest.
たべごろ
たべごろ【食べ頃】
<be> good for eating; <be> in season.
たべごろ
たべごろ [0] 【食べ頃】
食べるのに丁度よい頃合い。また,その時節。
たべさせる
たべさせる【食べさせる】
feed <a child> ;→英和
support <one's family> (養う).→英和
たべざかり
たべざかり [3][0] 【食べ盛り】
盛んに食べる時期の年齢。また,その歳ごろの子供。「―の子供が三人もいる」
たべすぎ
たべすぎ [0] 【食べ過ぎ】
食べすぎること。くいすぎ。
たべすぎる
たべすぎる【食べ過ぎる】
eat too much;overeat (oneself).→英和
たべすぎる
たべす・ぎる [4][0] 【食べ過ぎる】 (動ガ上一)
過度に食べる。食いすぎる。「好物だとつい―・ぎる」
たべずぎらい
たべずぎらい【食べず嫌い】
⇒食わず嫌い.
たべずぎらい
たべずぎらい [4] 【食べず嫌い】
「食わず嫌い」に同じ。
たべだち
たべだち [0] 【食べ立ち】
食べ終わるとすぐ出かけること。
→いただきだち
たべちらす
たべちら・す [4] 【食べ散らす】 (動サ五[四])
食い散らす。食べ散らかす。「あちこち箸をつけて―・す」
たべつける
たべつ・ける [4][0] 【食べ付ける】 (動カ下一)
(1)食べなれている。「―・けない魚」
(2)馴れている。「―・けねえ言語(モノイイ)をしてもお里が知れらあ/滑稽本・浮世風呂 3」
たべで
たべで [3] 【食べ出】
確かに食べたという満足感が得られるほどの量。食べごたえ。食い出。「―のある料理」
たべのこし
たべのこし [0] 【食べ残し】
食べ残すこと。また,その物。食い残し。
たべのこし
たべのこし【食べ残し】
leavings;→英和
leftovers.〜の half-eaten;remaining.
たべのこす
たべのこ・す [4][0] 【食べ残す】 (動サ五[四])
食べきらずに残す。「量が多すぎて―・す」
たべのこす
たべのこす【食べ残す】
leave <food> half-eaten.
たべほうだい
たべほうだい【食べ放題だ】
You can eat as much as you want to.
たべもの
たべもの【食べ物】
⇒食物(くいもの).
たべもの
たべもの [3][2] 【食べ物】
(1)食べるもの。食用品。しょくもつ。食いもの。
(2)(飲み物に対して)かんで食べる物。
たべものや
たべものや [0][4] 【食べ物屋】
飲食店。
たべよう
たべよ・う [3][0] 【食べ酔う】 (動ワ五[ハ四])
酒を飲んで酔う。よっぱらう。「あれんばかしの酒に―・つて堪るものかい/夜行巡査(鏡花)」「酒をたべて―・うて/催馬楽」
たべよごす
たべよご・す [0] 【食べ汚す】 (動サ五[四])
乱暴に食べてあとをきたなくする。「だらしなく―・す」
たべる
た・べる [2] 【食べる】 (動バ下一)[文]バ下二 た・ぶ
〔本来は「賜(タ)ぶ」に対する謙譲語で,「いただく」の意。飲食物の場合に限って用いられる〕
(1)食物を口に入れ,かんで飲み込む。現在では「食う」よりは上品な言い方とされる。「果物を―・べる」「朝食を―・べる」
(2)生計を立てる。生活する。暮らす。「こう物価が上がっては―・べていけない」
(3)「飲む」「食う」の謙譲語,また丁寧語。「かの蒜(ヒル)くさき御肴こそいと―・べまほしけれ/宇津保(蔵開上)」「身共もけさ出立に―・べたれども,はやさめておりやる/狂言・船渡聟」
たべる
たべる【食べる】
eat;→英和
have;→英和
taste (味わう);→英和
try (食べてみる);→英和
live on <rice> (常食として).食べられる(ない) (not) good to eat;→英和
can(not) live <on one's salary> ;〔形〕(in)edible (適・不適).→英和
たべん
たべん【多弁な】
talkative;→英和
garrulous.→英和
たべん
たべん [0] 【多弁】 (名・形動)[文]ナリ
よくしゃべること。口数の多いこと。また,そのさま。饒舌(ジヨウゼツ)。おしゃべり。「―な人物」「―を要しない」「酔って―になる」
たほう
たほう [0] 【他邦】
ほかの国。よその国。他国。異邦。
たほう
たほう【他方では】
on the other hand;while….→英和
たほう
たほう [2] 【多方】
(1)多くの方面。諸方。「―にわたる識見」
(2)多くの国々。
たほう
たほう 【多宝】
「多宝如来」の略。
たほう
たほう [2] 【他方】
■一■ (名)
ほかの方面。ほかの面。(二つのうちの)もう一方。「―の言い分も聞く」
■二■ (副)
もう一方では,別の面から見ると。「乱暴者だが,―やさしいところもある」
たほうい
たほうい【多方位】
all-directional[omnidirectional] <diplomacy> .
たほうとう
たほうとう [0] 【多宝塔】
釈迦・多宝の二仏を祀(マツ)る塔。「法華経(見宝塔品)」の説によるもの。二重の構造をもつ宝塔で,初重は方形,二重の軸部は円筒形,屋根は方形。上下の連続部分は饅頭形(亀腹)となっている。日本では平安前期より造られたが,現存するものでは鎌倉時代の石山寺のものが最古。
多宝塔[図]
たほうにょらい
たほうにょらい 【多宝如来】
〔梵 Prabhūtaratna〕
五如来の一。「法華経(見宝塔品)」の中心的な仏で,東方の宝浄国の教主。法華経説法の際,そこに宝塔を出現させて,説法の真実を証明・讃歎(サンダン)し,塔中の半座を釈迦仏に譲ったという。多宝仏。多宝。
たほうめん
たほうめん [2] 【多方面】 (名・形動)[文]ナリ
多くの方面・分野。いろいろな方面にわたっていること。また,そのさま。「―な知識を有する」「―にわたる才能」
たほうめん
たほうめん【多方面の】
many-sided;various;→英和
varied;→英和
a wide range of.〜に in many[various]fields.
たぼ
たぼ [1] 【髱】
(1)日本髪で,後方に張り出た部分。たぼがみ。たぶ。つと。
(2)若い婦人。「いい―でもあつたら,此むすこをだしぬくめえよ/滑稽本・膝栗毛(初)」
(3)酌婦。「―が無いと酒が飲めねえよ/歌舞伎・桜姫東文章」
たぼう
たぼう【多忙な】
busy.→英和
〜である be busy <with work,(in) doing> .
たぼう
たぼう [0] 【多忙】 (名・形動)[文]ナリ
非常に忙しい・こと(さま)。「―をきわめる」「―な毎日」
[派生] ――さ(名)
たぼう
たぼう [0] 【多望】
将来性があり大いに有望なこと。「前途―の青年」
たぼがみ
たぼがみ [2] 【髱髪】
⇒たぼ(髱)(1)
たぼさし
たぼさし [4][0] 【髱差・髱刺】
髱の中に入れて張りを出し,形を整えるための道具。紺紙を重ね,鬢付け油で貼り合わせ,好みの髱の長さに形をつくり,差し込んで髱の形をつくる。つとさし。すみさし。たぶさし。
たぼしん
たぼしん [0] 【髱心】
髱の毛の不足を補うために芯(シン)に入れる髪。
たぼどめ
たぼどめ [4][0] 【髱留(め)】
髱の毛をはさみとめるための叉状(サジヨウ)の具。つとばさみ。
たま
たま [1] 【攩網】
「たもあみ(攩網)」に同じ。
たま
たま 【多摩】
東京都南部,多摩川中流域の市。近年,多摩丘陵が開発され,住宅地化が進み人口が急増。
たま
たま [0] 【偶・適】 (名・形動)[文]ナリ
めったにない・こと(さま)。まれ。「―の機会」「―に会う」「―には帰っておいで」
たま
たま [1] 【魂・霊・魄】
〔「たま(玉)」と同源か〕
たましい。霊魂。万物にやどり,また遊離しやすい存在と意識され,「木魂(コダマ)」「言魂(コトダマ)」「船魂(フナダマ)」「和魂(ニキタマ)」「荒御魂(アラミタマ)」など多く複合した形で用いられるとともに,「魂祭(タママツ)り」「魂送り」「鎮魂(タマシズメ)」「御魂振(ミタマフ)り」などの行事や呪術を表す語形をも生じた。「空蝉のからは木ごとにとどむれど―のゆくへをみぬぞかなしき/古今(物名)」
たま
たま
〜の occasional;→英和
rare.→英和
〜に occasionally;→英和
rarely;seldom;→英和
once in a while.→英和
たま
たま【玉[珠・球]】
(1)[球]a ball;→英和
a bowl (木製の);→英和
a bulb (電球など);→英和
a bead (じゅず玉).→英和
(2)[弾丸]a ball;a shell (砲弾);→英和
a bullet (小銃弾);→英和
a shot (実弾).→英和
(3)[宝石]a gem;→英和
a jewel.→英和
〜のような男の子 a gem of a baby boy.〜に瑕(きず) a flaw in a gem;the only drawback.〜をこめる load[charge]a gun.→英和
たま
たま [2] 【玉・珠・球・弾】
(1)球形のもの。
(ア)丸い形状のもの。また,丸い形状にしたもの。《玉》「目の―」「こんにゃく―」「毛糸の―」「うどん―」
(イ)特に,水滴・涙など球状のもの。《玉》「―の汗」「涙の―」「―の露」
(ウ)野球・ゴルフ・ビリヤードなどのボール。《球》「沈む―」「速い―を投げる」
(エ)(「弾丸」とも書く)鉄砲の弾丸。《弾》「―をこめる」
(オ)電球。《球》「―がきれる」(カ)眼鏡などのレンズ。《玉》「―がくもる」(キ)算盤(ソロバン)玉のこと。《玉・珠》「―を置く」(ク)睾丸(コウガン)。きんたま。《玉》「―を抜く」
(2)(「璧」とも書く)丸い形をした美しい宝石。《玉・珠》
(ア)みがいた鉱石や真珠など。「―をちりばめる」「竜の頸に五色にひかる―あり/竹取」
(イ)転じて,価値あるもの,すぐれたもの,いつくしむべきもの,などのたとえにいう語。「掌中の―」「―のような男の子」「艱難(カンナン)汝(ナンジ)を―にす」
(3)女性のこと。また,女性の美しさ。《玉》「美しき―を盗み親分に預け/洒落本・客者評判記」
(4)芸者や遊女など客商売の女性。《玉》「上―」
(5)人物。その人品や器量をうんぬんする時にいう語。あざけっていう場合にも用いる。《玉》「その役がつとまる―ではない」「あいつもいい―だぜ」
(6)計略・策略などの手段に用いる,人や金銭。「このにせ金を―に使うて/歌舞伎・韓人漢文」
(7)玉落ちに使う丸めた紙。
→玉落ち
(8)名詞の上に付けて接頭語的に用いる。《玉》
(ア)美しいもの,すぐれているものをほめていう。「―垣」「―くしげ」
(イ)球形のものである意を添える。「―砂利」「―ねぎ」
たま=となって砕(クダ)くとも瓦(カワラ)となって全(マツタ)からじ
――となって砕(クダ)くとも瓦(カワラ)となって全(マツタ)からじ
〔北斉書(元景安伝)〕
男子たるもの,義のため名誉を守って死ぬべきで,おめおめと生き延びて平凡で生き甲斐のない一生を送るまい。
たま=と砕(クダ)ける
――と砕(クダ)・ける
〔「玉砕(ギヨクサイ)」の訓読み。「玉となって砕ける」の意から〕
正義や名誉のため,いさぎよく死ぬ。「殉国の―・ける」
たま=なす
――なす
(1)(露が)玉のようになっている。
(2)汗・涙が玉のようになって出る。「―汗を拭(ヌグ)う」
たま=につかう
――につか・う
策略・計略などの手段・材料に使う。
たま=に瑕(キズ)
――に瑕(キズ)
非常に立派だが,ほんの少し欠点がある。
たま=を懐(イダ)いて罪(ツミ)あり
――を懐(イダ)いて罪(ツミ)あり
〔左氏伝(桓公十年)〕
身分不相応な宝を持つことは,とかく災いを招くもとになる。
たま=を転がすよう
――を転がすよう
美しい声のたとえ。
たま=合う
――合・う
魂がひとつに結ばれる。心が通じ合う。「―・へば相寝るものを/万葉 3000」
たま=琢(ミガ)かざれば器(ウツワ)を成さず
――琢(ミガ)かざれば器(ウツワ)を成さず
〔礼記(学記)〕
すぐれた人も,学問・修養をしなければ有用の人になることはできない。たまみがかざれば光なし。瑠璃の光も磨きから。
たま=磨かざれば光なし
――磨かざれば光なし
⇒玉琢(ミガ)かざれば器を成さず
たま=祭る
――祭・る
魂まつりをする。「亡き人のくる夜とて―・るわざは/徒然 19」
たまあし
たまあし [0] 【球足】
野球・ゴルフなどで,打球のとぶ速さ・距離。「―がはやい」
たまあじさい
たまあじさい [3] 【玉紫陽花】
ユキノシタ科の落葉低木。山地に自生。高さ1メートル内外。若い花序は大形の苞(ホウ)に包まれて球形。開花して中央に淡紫色の小花を多数と,周囲に大形の中性花を数個つける。花期は七〜九月。
たまあられ
たまあられ 【玉あられ】
語学書。本居宣長著。1792年刊。一〇〇余項の単語・言葉遣いについて,平安時代における意味と用法を説き,歌文の作法の規範を示す。
たまあられ
たまあられ [3] 【玉霰】
(1)あられの美称。その形が玉に似ていることからいう。[季]冬。《―幽かに御空奏でけり/川端茅舎》
(2)あられ形に作った菓子の名。
たまい
たまい [1] 【田舞・田儛】
豊作を祈る,古来の舞。古く,大嘗祭(ダイジヨウサイ)の巳(ミ)の日に宮中で行われたほか,伊勢神宮・春日大社の神事の際奏せられた。現在,各地で,田植え祭りの舞をいうことがある。でんぶ。
たまいし
たまいし [0][2] 【玉石】
(1)川や海岸などにある丸い石。石垣・庭などに使う。丸石。
(2)炭層の中にある,卵形の珪化した石炭。
たまいと
たまいと [0] 【玉糸】
玉繭からとった生糸。節が多く光沢に乏しいが厚地の織物に適する。節糸。
たまいとおり
たまいとおり [0] 【玉糸織(り)】
玉糸で織った織物の総称。節糸織り。
たまいれ
たまいれ [3][0] 【玉入れ】
小学校などの運動会で,紅白に分かれて,竿の先につけた籠の中にそれぞれの玉を投げ入れ,入った数をきそう競技。
たまう
たま・う タマフ 【嘔吐ふ】 (動ハ四)
胃の中のものを口から出す。へどをはく。「恐て―・ひつ/日本書紀(皇極訓)」
たまう
たま・う タマフ [2] 【給う】 (動ワ五[ハ四])
〔古語の動詞「たまふ(賜・給)」の現代での用法〕
動詞の連用形に付いて,補助動詞として用いられる。男性が同輩または同輩以下の人に対して,軽い敬意または親しみの気持ちをこめていう。命令形「たまえ」の形で命令の意を表すのに多く用いられるが,命令形以外の形もまれには用いられる。「まあ入り―・え」「これを見―・え」「おい,よし―・え」「あまり悲しみ―・うな」
→たまう(動ハ四)
たまう
たま・う タマフ 【賜ふ・給ふ】
■一■ (動ハ四)
(1)「与える」の意の尊敬語。おあげになる。「この歌は,ある人,あめのみかどの近江のうねめに―・ひけるとなむ申す/古今(恋四左注)」
(2)「くれる」の尊敬語。くださる。「草枕旅の翁と思ほして針そ―・へる縫はむ物もが/万葉 4128」
(3)「(人を)つかわす」「派遣する」の尊敬語。おつかわしになる。「このありつる人(=サッキノ人)―・へ/伊勢 62」
(4)〔「いざたまへ」の形で,上に来る動詞を省略して〕
その動作をするよううながす言葉。さあ…して下さい。「いざ―・へ,もろともに見むよ/源氏(葵)」
(5)(補助動詞)
動詞または尊敬・受け身などの助動詞の連用形に付いて,
(ア)動作の主体に対する尊敬の意を表す。(a)…てくださる。…てくれる。「旅行きもし知らぬ君を恵み―・はな/万葉 3930」(b)なさる。お…になる。「女御・更衣あまたさぶらひ―・ひけるなかに,すぐれて時めき―・ふありけり/源氏(桐壺)」(c)
〔助動詞「す」「さす」などとともに「せたまふ」「させたまふ」などの形で〕
帝(ミカド)や高貴の人の動作に用いて,より程度の高い尊敬の意を表す。「二月一日のほどに二条の宮へ出でさせ―・ふ/枕草子 278」
(イ)
〔上位の者の下位の者に対する動作を表す語に付けて〕
恩恵を与える意を表すのに用いる。…してやる。してつかわす。「朕(アレ)は汝(ミマシ)の志をば蹔らくの間も忘れうましじみなも悲しび―・ひしのひ―・ひ大御泣(オオミネ)哭かしつつおほまします/続紀(天応一宣命)」
(6)(多く命令形「たまへ」の形で)男性が同輩または同輩以下の人に対して,軽い敬意または親しみの気持ちをこめていう。近世江戸語以降の用法。「是々,屋敷は屋敷,爰はここぢや。平(タイラ)にし―・へ/洒落本・辰巳之園」「大愚先生もおかしな腰つ付きをして,そして何をきよろ��さがして居―・ふのだ/滑稽本・七偏人」
■二■ (動ハ下二)
(1)飲食物をもらう意の謙譲語。いただく。「鈴が音の駅(ハユマウマヤ)の堤井の水を―・へな妹が直手(タダテ)よ/万葉 3439」「黒き白きの御酒(ミキ)を赤丹のほに―・へゑらき/続紀(天平神護一宣命)」
(2)(補助動詞)
動詞(多く「聞く」「見る」「思ふ」など)の連用形に付いて,補助動詞として用いられる。
(ア)その動作を尊敬の対象とする者から受ける意を表す。…させていただく。「総哲(テチ)にして勤(ハゲ)み精進するひと,皆来りて同会に集れるを見―・へしかども/地蔵十輪経(元慶点)」
(イ)話し手または話し手側の動作を表す語に付けて,へりくだった丁寧な言い方にする。「かしこき御心ざしを思ひ―・へ侍る/源氏(桐壺)」「かの大納言の御むすめものしたまふと聞き―・へしは/源氏(若紫)」「見―・へぬほどのことなども,あれは知りてはべめり/大鏡(昔物語)」
〔下二段活用は四段活用から派生したもの〕
たまうき
たまうき [0] 【玉浮(き)】
釣り具で,球形の浮き。浮力が強い。
たまうさぎ
たまうさぎ 【玉兎】
歌舞伎舞踊の一。清元。本名題「玉兎月影勝(タマウサギツキノカゲカツ)」。二世桜田治助作詞。1820年江戸中村座初演。兎が影勝団子をつき狸退治の模様を踊る変化物。
たまえ
たまえ タマヘ 【給え】
〔「たまう(給)」の命令形〕
⇒たまう(動ワ五[ハ四])
たまえぐさ
たまえぐさ [3] 【玉江草】
植物アシの異名。
たまおくり
たまおくり [3] 【霊送り・魂送り】
盆の一六日の夜,送り火を焚(タ)いて,先祖の霊を送り帰すこと。精霊(シヨウリヨウ)送り。[季]秋。《門川をやがてぞ去りぬ―/高野素十》
→霊迎え
たまおしこがね
たまおしこがね [5] 【玉押金亀子】
コガネムシ科の一群の甲虫の総称。体長5〜40ミリメートル。多くは黒色で金属光沢をもつ。糞塊を丸め後ろ向きに後ろ足で転がし,地面に掘った穴に運び込んで卵を産みつける。幼虫は糞球の内部を食べて育つ。ファーブルの「昆虫記」に登場するヒジリタマオシコガネが代表種。ユーラシア・アフリカに分布。日本にはいない。フンコロガシ。
→スカラベ
たまおち
たまおち [0] 【玉落ち】
江戸浅草の蔵前で,旗本や御家人の中で蔵米取りの者に扶持米を払い渡す際の抽選法。氏名と受け取り高を記入した紙を丸めて箱に入れ,その中から落ちた順に交付する。年三回春・夏・冬に行われた。
たまおのほし
たまおのほし タマヲ― 【魂緒の星・鬼宿】
二十八宿の鬼(キ)宿の和名。南方の星座。蟹(カニ)座の中心部にある。たまほめぼし。
たまおり
たまおり [0] 【玉織(り)】
玉糸で織った織物。玉糸織り。
たまか
たまか (形動ナリ)
(1)実直なさま。誠実なさま。「―に商ひの道精に入りければ/浮世草子・諸国はなし 5」
(2)つつましく質素なさま。「成程―な女だ。一昨年遣はした手拭がちやんとしてあるな/怪談牡丹灯籠(円朝)」
たまかがみ
たまかがみ [3] 【玉鏡】
(1)玉でつくった鏡。美しい鏡。
(2)副詞的に用いて,みがきたてた鏡のように澄んでいるさま,よごれがないさまのたとえ。「―をかけて一念の疑滞なし/著聞 2」「檜皮かはらを―とみがき立て/発心 5」
たまかぎる
たまかぎる 【玉かぎる】 (枕詞)
玉が微光を放つ意から「夕」「日」「ほのか」「岩垣淵」などにかかる。「―昨日の夕見しものを/万葉 2391」「―日も重なりて/万葉 3250」
たまかげ
たまかげ 【玉蔭】
ヒカゲノカズラの美称。
→蘿(カゲ)
たまかじ
たまかじ タマカヂ 【玉楮】
姓氏の一。
たまかじぞうこく
たまかじぞうこく タマカヂザウコク 【玉楮象谷】
(1807-1869) 漆工。讃岐(サヌキ)高松の人。鞘(サヤ)塗師藤川理右衛門の子。中国漆器や蒟醤(キンマ)塗の技法をもとに独自の作風を創出,讃岐塗・象谷塗として知られる。
たまかずら
たまかずら 【玉鬘】
■一■ [3] (名)
(1)古代の装身具。多くの宝玉を緒で連ねて頭に飾る。
(2)〔「たま」は美称〕
(ア)かもじ・かつらの美称。
(イ)仏具の華鬘(ケマン)の美称。
■二■ (枕詞)
華鬘を「かげ」ともいったので,「かげ」「掛く」にかかる。「―影に見えつつ忘らえぬかも/万葉 149」「―かけぬ時なく恋ふれども/万葉 2994」
たまかずら
たまかずら タマカヅラ 【玉鬘・玉葛】
(1)源氏物語の巻名。第二二帖。また,その女主人公の名。頭中将と夕顔との間に生まれ,筑紫に育ってのち,光源氏に引き取られ,髭黒大将に嫁した。
(2)能の一。四番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。「源氏物語」の玉鬘の巻に基づく。玉鬘の霊が,旅僧に昔語りをし,狂乱の態となるが,僧の弔いによって成仏する。
たまかずら
たまかずら 【玉葛】
■一■ [3] (名)
つる性草本の美称。
→かずら
■二■ (枕詞)
(1)花だけ咲いて実がならないことから「実ならぬ樹」「花のみ咲き」にかかる。ただし,普通の語として解する説も有力。「―実成らぬ木にはちはやぶる神そつくといふ/万葉 101」「―花のみ咲きて成らざるは誰が恋ならめ/万葉 102」
(2)つる草が長くはえのびるところから「遠長し」「絶えず」「はふ」などにかかる。「―いや遠長く/万葉 443」「―はふ木あまたになりぬれば/古今(恋四)」
たまかぜ
たまかぜ [2] 【玉風】
冬,北日本の日本海側で吹く,北よりの風。豪雪をもたらし,海上は大しけとなる。束風(タバカゼ)。
たまかつま
たまかつま 【玉勝間】
■一■ (名)
〔「たま」は美称〕
目の細かい籠(カゴ)。
→かつま
■二■ (枕詞)
「勝間」の蓋と身とが合うところからとも,編み目が固く編み合わされてしまっていることからともいい,「逢ふ」「安倍島山」「島熊山」などにかかる。「―逢はむと言ふは誰なるか/万葉 2916」「―島熊山の夕暮れに/万葉 3193」
たまかつま
たまかつま 【玉勝間】
随筆集。本居宣長著。一四巻,目録一冊。1793年起稿し没年の1801年まで書き続けた。内容は学問・思想の全般にわたり,宣長の人生観・古道観・芸術論などを知ることができる。
たまかつら
たまかつら 【玉桂】
〔「たま」は美称〕
月の中にあるという桂の木。また,月の異名。「恋ひわびぬ影をだに見じ―/新撰万葉」
たまがい
たまがい [2] 【珠貝・玉貝】
(1)腹足綱タマガイ科の巻貝の総称。球形または卵形で,光沢があり,石灰質または革質のふたをもつ。砂中に潜り,二枚貝などをとらえ,殻に穴をあけて肉を食べる。卵嚢は砂を粘液で固めたもので「砂茶碗(スナヂヤワン)」と呼ばれる。多く熱帯域に分布。
(2)アコヤガイの異名。
たまがき
たまがき [2] 【玉垣】
神社などの周囲に設ける垣根。瑞垣(ミズガキ)。斎垣(イガキ)。
たまがきの
たまがきの 【玉垣の】 (枕詞)
玉垣を瑞垣(ミズガキ)ともいうところから「御津(ミツ)」にかかる。「―御津の船戸に/好忠集」
たまがきのうちつくに
たまがきのうちつくに 【玉垣の内つ国】
美しい垣のような山々に囲まれている国。「また大己貴大神(オオナムチノオオカミ)なづけて曰まはく,―とのたまふ/日本書紀(神武訓)」
たまがけ
たまがけ [0] 【玉掛け】
クレーンやデリックなどに荷を吊らせる際,ワイヤー-ロープまたはチェーンなどを荷に掛けたり,運搬の合図を行う作業。
たまがしら
たまがしら [3] 【玉頭】
スズキ目イトヨリダイ科の海魚。体長30センチメートル程度。体は卵形で側扁する。淡紅色の体側には四本の赤褐色の横帯がある。食用。本州中部以南から太平洋西部,インド洋東部まで分布。
たまがしわ
たまがしわ 【玉堅磐】
〔「かしわ」は「かたしわ(堅磐)」の転〕
堅い岩の美称。「難波江の藻に埋もるる―/千載(恋一)」
たまがわ
たまがわ タマガハ 【玉川】
姓氏の一。
たまがわ
たまがわ タマガハ 【玉川】
「六玉川(ムタマガワ)」を題材とする各種の邦楽曲の題名または略称。
→六玉川
たまがわ
たまがわ 【玉川】
川の名。六か所にあるので,六玉川(ムタマガワ)と総称される。((歌枕))
(1)宮城県多賀城市を流れていた川。野田の玉川。「陸奥(ミチノク)の野田の―千鳥鳴くなり/新古今(冬)」
(2)東京都を流れる多摩川。調布(タツクリ)の玉川。
→多摩川
「―にさらす手作りさらさらに/万葉 3373」
(3)滋賀県草津市老上町を流れる小川。野路の玉川。「明日もこむ野路の―萩こえて/千載(秋上)」
(4)京都府井手町を流れる川。井手の玉川。「山ぶきの花の露そふ井手の―/新古今(春下)」
(5)和歌山県高野山奥院大師廟畔の小川。高野の玉川。「高野の奥の―の水/風雅(雑中)」
(6)大阪府高槻市を流れる川。三島の玉川。「卯の花咲ける―の里/後拾遺(夏)」
たまがわ
たまがわ 【多摩川・玉川】
山梨県東部,秩父山地の笠取山付近に発し,東京都を貫流して東京湾に注ぐ川。下流部は神奈川県との境をなし,河口付近は六郷川という。都民の重要な上水源。上流は奥多摩の景勝地。長さ138キロメートル。
たまがわかつたろう
たまがわかつたろう タマガハカツタラウ 【玉川勝太郎】
(二世)(1896-1969) 浪曲師。東京生まれ。本名,石渡金久。二世広沢虎造の好敵手で,「天保水滸伝」を得意とした。
たまがわじょうすい
たまがわじょうすい 【玉川上水】
東京都羽村市で,多摩川の水を取水し,都内新宿区四谷大木戸まで約50キロメートルに達する用水路。江戸市中の上水道とするため,玉川庄右衛門・清右衛門兄弟が1653年着工し,翌年完成。1965年(昭和40)淀橋上水場廃止まで使用された。
たまがわだいがく
たまがわだいがく タマガハ― 【玉川大学】
私立大学の一。1929年(昭和4)創立の玉川学園を基に,47年小原国芳が創設。49年新制大学に移行。本部は東京都町田市。
たまがわダム
たまがわダム タマガハ― 【玉川―】
秋田県仙北郡田沢湖町,雄物川支流の玉川にある洪水調節・用水などの多目的ダム。ダム湖は宝仙湖。重力式で,堤高100メートル。総貯水量2億5400万立方メートル。1990年(平成2)完成。
たまき
たまき 【玉木】
姓氏の一。
たまき
たまき [1] 【手纏・環・鐶】
〔手に巻く物の意〕
(1)上代の装身具の一。玉や鈴に紐(ヒモ)を通して,肘(ヒジ)のあたりに巻いた。くしろ。
(2)弓を射るとき肘につける籠手(コテ)。弓籠手(ユゴテ)。[和名抄]
(3)輪の形をし,中に穴のある玉。昔,指などに付けて飾りとした。
たまき=の端(ハシ)無きが如(ゴト)し
――の端(ハシ)無きが如(ゴト)し
めぐりめぐって終わるところを知らないことのたとえ。際限がないこと。
たまきがい
たまきがい [3] 【環貝】
海産の二枚貝。貝殻はほぼ円形で殻高5センチメートル内外。厚く硬い。殻表は平滑で白地に褐色の雁木模様がある。かみ合わせの部分に「く」の字形の歯が並ぶ。房総半島以南の浅海の砂底にすむ。
たまきず
たまきず [2] 【弾傷】
銃砲の弾丸によってうけた傷。
たまきせいえい
たまきせいえい 【玉木正英】
(1670-1736) 江戸中期の神道家。京都の人。通称は幸助,号は葦斎。垂加神道に神道行事を加え,秘伝などの組織化を図った。谷川士清をはじめ多くの門人がいる。著「玉籤集」「神代巻藻塩草」など。
→橘家神道(キツケシントウ)
たまきはる
たまきはる
⇒たまきわる
たまきはる
たまきわる タマキハル 【たまきはる】
日記。一巻。1216〜19年頃成立か。藤原俊成女作。作者の宮仕え時代の回想記と,作者死後に弟の定家が編んだ遺稿部分とから成る。建春門院中納言日記。
たまきび
たまきび [3] 【玉黍】
(1)トウモロコシの異名。
(2)海産の巻貝。貝殻は球形で殻高1.5センチメートル内外。黒褐色で,時に黄色の帯ができる。潮間帯の岩礁上に群生し,乾燥に強い。
たまきぶんのしん
たまきぶんのしん 【玉木文之進】
(1810-1876) 幕末期の長州藩士。吉田松陰の父杉百合之助の弟。松下村塾を開き松陰らを教育。1869年(明治2)塾を再開したが萩の乱に門下生多数が参戦,責任をとって自刃。
たまきゅうりょう
たまきゅうりょう 【多摩丘陵】
東京都から神奈川県にかけて広がる丘陵。多摩ニュータウンなどの大規模な宅地開発が行われ,都市化が進む。史跡や公園なども多い。
たまきりゅう
たまきりゅう 【玉置流】
書道の流派。御家流から分かれたもので,玉置半助を祖とする。
たまきわる
たまきわる タマキハル 【たまきはる】
日記。一巻。1216〜19年頃成立か。藤原俊成女作。作者の宮仕え時代の回想記と,作者死後に弟の定家が編んだ遺稿部分とから成る。建春門院中納言日記。
たまきわる
たまきわる 【魂きはる】 (枕詞)
玉をきざむ意で地名「宇智」に,また魂のきわまる意で「いのち」「うち」「世」などにかかる。「―宇智の大野に馬並(ナ)めて/万葉 4」「―命も知らず/万葉 4408」
たまぎく
たまぎく 【玉菊】
(1702-1726) 江戸中期,新吉原の遊女。才色兼備で諸芸に通じていた。
たまぎくどうろう
たまぎくどうろう [5] 【玉菊灯籠】
新吉原の年中行事の一。盂蘭盆(ウラボン)に灯籠を軒先にともすもの。若くして死んだ玉菊という遊女の霊をとむらうため,新盆につけたといわれる。
たまぎっちょう
たまぎっちょう [3] 【玉毬杖】
⇒振(ブ)り振(ブ)り毬杖(ギツチヨウ)
たまぎぬ
たまぎぬ [3] 【玉衣】
〔「たま」は美称〕
美しい立派な衣服。たまごろも。
たまぎぬ
たまぎぬ [0] 【玉絹】
経(タテ)糸に生糸または玉糸,緯(ヨコ)糸に玉糸を用いた織物。
たまぎぬの
たまぎぬの 【玉衣の】 (枕詞)
美しい衣装の衣ずれの音から擬声語「さゐさゐ」にかかる。「―さゐさゐしづみ家の妹に物言はず来にて思ひかねつも/万葉 503」
たまぎり
たまぎり [0] 【玉切り】
立木の伐倒後,枝払いをし,木の特徴に合わせ規定の寸法に切断して素材丸太にすること。切断された丸太を玉という。
たまぎる
たまぎ・る 【魂消る】
■一■ (動ラ四)
肝をつぶす。たまげる。「主上よなよなおびえ―・らせ給ふ事ありけり/平家 4」
■二■ (動ラ下二)
びくびくさせる。「いとほしやさらに心の幼びて―・れらるる恋もするかな/山家(雑)」
たまくしげ
たまくしげ 【玉くしげ】
国学書。一冊。本居宣長著。1789年刊。国を治める心構えを,宣長の古道説によって論じたもの。政治意見書「秘本玉くしげ」に添えて,87年紀州侯徳川治貞に贈られた。
たまくしげ
たまくしげ 【玉櫛笥】
■一■ [4] (名)
櫛笥(クシゲ)の美称。
■二■ (枕詞)
(1)櫛笥の「ふた(蓋)」「み(身)」ということから,「二上山」「三室(ミムロ)の山」などにかかる。「―二上山に月傾きぬ/万葉 3955」
(2)櫛笥を開く意から,「あく」「ひらく」などにかかる。「―明けまく惜しきあたら夜を/万葉 1693」
(3)地名「蘆城(アシキ)の川」(かかり方未詳)「奥に思ふ」などにかかる。「―蘆城の川を今日見ては/万葉 1531」「あきづ羽の袖振る妹を―奥に思ふを見たまへ我(ア)が君/万葉 376」
たまくしろ
たまくしろ 【玉釧】
■一■ (名)
くしろの美称。
■二■ (枕詞)
くしろを手に取る,巻く意から,「手に取り持ちて」「まく」にかかる。「口止まず我(ア)が恋ふる児を―手に取り持ちて/万葉 1792」「―まき寝(ヌ)る妹もあらばこそ/万葉 2865」
たまくら
たまくら 【手枕】
腕を枕とすること。てまくら。「―まかずひとりかも寝む/万葉 1663」
たまぐき
たまぐき 【玉茎】
〔「たまくき」とも〕
陰茎。ぎょっけい。「―を娘に問れ母こまり/柳多留 54」
たまぐし
たまぐし【玉串】
<offer> a sprig of the sacred tree.
たまぐし
たまぐし [2] 【玉串】
(1)木綿(ユウ)または紙をつけて神前にささげる,榊(サカキ)の枝。「―をささげる」
(2)植物サカキの異名。「神風や―のはをとりかざし/新古今(神祇)」
玉串(1)[図]
たまぐしりょう
たまぐしりょう [4] 【玉串料】
神道の儀式で,神前にささげる供物。
たまぐす
たまぐす [2] 【玉樟】
タブノキの異名。
たまぐすく
たまぐすく 【玉城】
姓氏の一。
たまぐすくちょうくん
たまぐすくちょうくん 【玉城朝薫】
(1684-1734) 琉球の官人。薩摩や江戸で能・狂言・歌舞伎に接し,その形式を借りて琉球の伝説・史話を素材にした組踊りを創作。作「二童敵討(ニドウテキウチ)」「銘苅子(メカルシ)」「執心鐘入(シユウシンカネイリ)」など。
たまぐすり
たまぐすり [3] 【弾薬・玉薬】
銃砲弾の発射に用いる火薬。
たまげる
たまげる
⇒驚く.
たまげる
たま・げる [3] 【魂消る】 (動ガ下一)
非常に驚く。びっくりする。「あっと―・げる」
たまこ
たまこ 【多摩湖】
東京都東大和市北部にある人造湖。1927年(昭和2)完成。東京の上水道用水。村山貯水池。
たまころがし
たまころがし [3] 【玉転がし】
(1)玉をころがして遊ぶ遊戯。ビー玉の類。
(2)玉突きの別名。
(3)繭形の玉を,すべり台状の板の上をころがし落とすおもちゃ。俵ころがし。
たまご
たまご [2][0] 【卵・玉子】
(1)鳥・魚・虫などの雌性の生殖細胞で,大きくなってひなや幼生となるもの。
→らん(卵)
(2)鶏卵。「―料理」
(3)将来,ある地位や職業につくために,修業中の人。《卵》「医者の―」
(4)本格的になる前の未発達のもの。《卵》「台風の―」
たまご
たまご【卵】
an egg;→英和
[魚類の]spawn;→英和
roe.→英和
〜を産む lay an egg;→英和
spawn (魚が).〜を抱く sit on eggs;brood.→英和
〜をとく beat an egg.〜形の egg-shaped;oval.→英和
女優の〜 a prospective actress.‖卵酒 eggnog.卵とじ egg soup.
たまご=に目鼻
――に目鼻
卵に目と鼻がついているような,色白のかわいい顔。
たまご=の四角と女郎(ジヨロウ)の誠
――の四角と女郎(ジヨロウ)の誠
ありえない物事のたとえ。
たまご=を渡(ワタ)る
――を渡(ワタ)る
〔割れやすい卵の上を歩くところから〕
危険なことのたとえ。
たまご=を見て時夜(ジヤ)を求む
――を見て時夜(ジヤ)を求む
〔「荘子(斉物論)」による。「まだ孵化(フカ)もしない鶏卵を見て,時を告げるのを待ち望む」の意〕
物事の順序を考えず,早く結果を求めること。
たまごいろ
たまごいろ [0] 【卵色】
(1)鶏卵の黄身の色,または白身と黄身をかきまぜた色。淡黄色。クリーム色。
(2)卵の殻の色。白茶色。
たまごがた
たまごがた [0] 【卵形】
鶏卵に似ている形。楕円に似た形。たまごなり。「―の顔」
たまごがら
たまごがら [0] 【卵殻】
鶏卵の殻。らんかく。
たまござけ
たまござけ [3] 【卵酒・玉子酒】
日本酒に鶏卵と砂糖を加えかきまぜて煮立てて飲む飲み物。風邪に効くとされる。[季]冬。
たまごせんべい
たまごせんべい [4] 【卵煎餅・玉子煎餅】
小麦粉に卵・砂糖を混ぜて焼いた煎餅。
たまごちぢみ
たまごちぢみ [4] 【卵縮】
淡黄色に染めた縮。
たまごつなぎ
たまごつなぎ [4] 【卵繋ぎ・玉子繋ぎ】
つなぎに鶏卵を入れたそば切りなどの称。
たまごてんぐたけ
たまごてんぐたけ [6] 【卵天狗茸】
担子菌類ハラタケ目のキノコ。世界的に分布し,夏から秋にかけ林内の地上に発生。初め卵形,のち平らに開く。傘は径7〜10センチメートルで表面は灰緑色。茎は白色で,根元は袋状のものに包まれる。傘の白いシロタマゴテングタケ・ドクツルタケとともに,猛毒キノコとして名高い。
たまごとじ
たまごとじ [3] 【卵綴じ・玉子綴じ】
煮物や汁物で,煮立ったところに,溶いた鶏卵を流して,とじること。また,その料理。とじたまご。
たまごどうふ
たまごどうふ [4] 【卵豆腐・玉子豆腐】
料理の名。古くはまだ固まらない豆腐に鶏卵を入れて蒸したもの。現在は鶏卵をといて味をつけ,箱形の容器に入れて蒸したもの。
たまごどんぶり
たまごどんぶり [4] 【卵丼・玉子丼】
ミツバ・タマネギなどを煮たものに卵を流し込んでとじ,丼に盛った飯の上にかけたもの。たまどん。
たまごべに
たまごべに [4] 【卵紅】
芝居の小道具。卵の殻の中に紅水を入れておき,血を見せる場面で破って用いる。
たまごまき
たまごまき [0] 【卵巻(き)・玉子巻(き)】
卵を薄く焼いてほかの材料をつつんだ料理。
たまごめ
たまごめ [4][3] 【弾込め・弾籠め】 (名)スル
銃砲に弾丸をこめること。「猟銃に―する」
たまごやき
たまごやき [0] 【卵焼(き)・玉子焼(き)】
鶏卵をかきまぜて味をつけたものを焼いた料理。また,それをつくるための,底の平たく浅い四角いフライ-パン。
たまごゆ
たまごゆ [3] 【卵湯・玉子湯】
鶏卵をかきまぜて砂糖を加え,熱湯をそそぎかけた飲み物。
たまごりょう
たまごりょう 【多摩御陵】
大正天皇の陵墓。
→武蔵陵墓地
たまごろも
たまごろも [3] 【玉衣・珠衣】
(1)「たまぎぬ(玉衣)」に同じ。
(2)〔「法華経」中に「酔った友の衣のうらに珠を縫い込み与えたが衣の持ち主は知らずに,貧乏のまま過ごした」という話があり,仏性もその玉のようなものだと比喩されている〕
裏に珠を縫い込んだ衣。「―身を離れずと聞けどなほ光見ねばやありとしもなき/夫木 34」
たまさか
たまさか [0] 【偶さか・適さか】
〔「たま」は「たまたま」「たまに」の「たま」と同源〕
■一■ (副)
(「に」を伴うこともある)
(1)偶然。思いがけず。たまたま。「―(に)中学時代の友人に会った」
(2)まれに。たまに。「―(に)故郷を訪れることもある」
■二■ (形動ナリ)
めったにないさま。まれなさま。「はかなき一くだりの御返りの―なりしも,絶えはてにけり/源氏(若紫)」
たまさか
たまさか
⇒たま(に).
たまさかる
たまさか・る 【魂離る】 (動ラ四)
魂が抜けたように,ぼんやりしている。「これをなむ―・るとは言ひはじめける/竹取」
たまさきじんじゃ
たまさきじんじゃ 【玉前神社】
千葉県一宮(イチノミヤ)町にある神社。祭神は玉埼神(タマサキノカミ)(玉依姫命(タマヨリヒメノミコト))。上総国の一の宮。九月一三日の例祭に行われる裸祭りは有名。
たまさで
たまさで [0] 【玉叉手】
小魚を捕る小さい円形の手網。たもあみ。
たまさんご
たまさんご [3] 【球珊瑚】
ナス科の常緑小低木。観賞用に栽培。高さは鉢植えで約30センチメートル,露地で約1メートルになる。葉は披針形。夏,開花。冬,枝先にホオズキの実に似た朱紅色の丸い果実をつける。冬珊瑚。
たまざいく
たまざいく [3] 【玉細工】
宝玉類を素材とした細工。
たまざさ
たまざさ [2][0] 【玉笹】
ササの美称。
たまざし
たまざし [0] 【球指・球尺】
⇒球面計(キユウメンケイ)
たまざとう
たまざとう [3] 【玉砂糖】
下等の砂糖。赤砂糖をふるい分けた糖塊。また,粗糖工場の二番糖に水を加えて煮たのち結晶させたものの称。
たまざん
たまざん [2] 【玉算・珠算】
算盤(ソロバン)を用いて計算すること。しゅざん。
たましい
たましい タマシヒ [1] 【魂】
(1)人の肉体に宿り,生命を保ち,心の働きをつかさどると考えられているもの。肉体から離れても存在し,死後も不滅で祖霊を経て神霊になるとされる。霊魂。また,自然界の万物にやどり,霊的な働きをすると考えられているものを含めていう場合もある。
→たま(魂)
(2)気力。精神。心。「―を打ち込む」「―を込めた作品」
(3)他の名詞の下に付けて,そのものに特有の精神の在り方を表す。多く「だましい」と濁る。「大和(ヤマト)―」「船乗り―」
(4)霊の宿る大切な品物。「鏡は女の―だ」
(5)「精進髷(シヨウジンマゲ)」に同じ。
(6)天分。素質。「筆とる道と碁うつこととぞ,あやしう―のほど見ゆるを/源氏(絵合)」
(7)思慮。才略。「御舅たちの―深く/大鏡(師輔)」
たましい
たましい【魂】
a soul;→英和
a spirit.→英和
〜の抜けた spiritless;→英和
soulless.→英和
〜を入れかえる reform oneself.〜を打ち込んで with all one's heart (and soul).
たましい=が抜ける
――が抜・ける
気力がなくなる。
たましい=を入れ替える
――を入れ替・える
心を改める。性根を入れ替える。
たましい=を冷やす
――を冷や・す
非常に驚きおそれる。肝を冷やす。肝をつぶす。「人皆―・しけるに/太平記 2」
たましい=を天外(テンガイ)に飛ばす
――を天外(テンガイ)に飛ばす
非常にうれしくなって,うっとりとする。すっかり夢中になる。魂天外に飛ぶ。
たましい=を消す
――を消・す
(1)非常に驚きおそれる。たまげる。
(2)非常にさびしい思いをする。
たましき
たましき 【玉敷き】
玉を敷いたように美しいこと。「―の都のうちに棟を並べ/方丈記」
たましきのにわ
たましきのにわ 【玉敷きの庭】
玉を敷いたようにきれいな庭。特に,禁中の庭。「―の呉竹/続千載(賀)」
たましぎ
たましぎ [0] 【玉鴫】
チドリ目タマシギ科の鳥。ハトよりひとまわり小形。雌の方が雄より美しい羽色をもつ。水田・湿地などにすみ,一雌多雄で,雄が抱卵・育雛する。本州中部以南で留鳥として繁殖。
たましく
たまし・く 【玉敷く・珠敷く】 (連語)
美しい石を敷く。また,そのように美しいさまをいう。「―・きて待たましよりはたけそかに来たる今夜し楽しく思ほゆ/万葉 1015」
たましずめ
たましずめ [3] 【鎮魂】
(1)遊離した,また遊離しようとする魂を鎮め,肉体につなぎ止める祭儀。広義には「たまふり(魂振){(1)}」の意にもいう。みたましずめ。
→鎮魂(チンコン)
(2)「鎮魂祭(タマシズメノマツリ)」の略。
たましずめのうた
たましずめのうた 【鎮魂の歌】
鎮魂祭に歌われた歌。
たましずめのまつり
たましずめのまつり 【鎮魂祭】
(1)遊離した,また遊離しようとする魂を鎮め,肉体につなぎ止める祭儀。ちんこんさい。
(2)天皇や皇后などの魂に活力を与え再生する呪術を行い,寿命の長久を祈る儀式。陰暦一一月の中の寅の日に宮中で行われた。みたましずめ。みたまふり。おほむたまふり。ちんこんさい。
たましだ
たましだ [0] 【玉羊歯】
シノブ科の常緑生シダ植物。暖地の海岸の岩などに自生。岩をはう匍匐枝(ホフクシ)に球状の塊茎を生じる。葉は細長い羽状複葉で,羽片は鈍頭の長楕円形。観賞用に栽培される。ネフロレピス。
たましま
たましま 【玉島】
岡山県倉敷市の西南部を占める商工業地区。旧玉島市。瀬戸内海の要港として発達。
たましまがわ
たましまがわ 【玉島川】
現在の佐賀県東松浦郡を流れる川。荒川峠に源を発し,唐津湾に注ぐ。神功皇后の鮎釣りの伝説がある。((歌枕))「松浦なる―に鮎釣ると立たせる児(コ)らが家道(イエジ)知らずも/万葉 856」
たましろ
たましろ [2][0] 【霊代】
神や死者の霊の代わりとしてまつるもの。霊璽(レイジ)。れいだい。
たまじくうけ
たまじくうけ [3] 【球軸受(け)】
⇒ボール-ベアリング
たまじゃり
たまじゃり【玉砂利】
pebbles;gravel.→英和
たまじゃり
たまじゃり [0][2] 【玉砂利】
丸く粒のそろった大きめの砂利。「―をふみしめて歩く」
たまじわう
たまじわう 【霊幸ふ】 (枕詞)
〔「たま」は霊,「ちはふ」は神が加護する意〕
「神」にかかる讃称。「―神も我をば打棄(ウツ)てこそしゑや命の惜しけくもなし/万葉 2661」
たますじ
たますじ [0] 【球筋】
野球で,投球のコース。
たますだれ
たますだれ [3] 【球簾】
(1)玉で飾った簾。また,簾の美称。たまだれ。[季]夏。「―かかるあふひの影そへば/宇津保(楼上・下)」
(2)ヒガンバナ科の多年草。南アメリカ原産。高さ30センチメートル。地下の鱗茎から円柱状多肉の細長い葉を多く出す。夏,白色の花をつける。四季水仙。ゼフィランサス。
たますだれ
たますだれ【玉簾】
a bead screen.
たますり
たますり [4][0] 【玉磨り】
玉を磨き,細工する職人。たまつくり。「―の座右にひらくつばきかな/蕪村句集」
たまずさ
たまずさ [2] 【玉梓・玉章】
〔「たまあずさ」の転。古代,使者が手紙を梓(アズサ)の木に結びつけて持参したことから〕
(1)手紙・便りの美称。
(2)料理で,材料を結び文のように結んだもの。
(3)〔形が結び文に似るところから〕
カラスウリの種子。
(4)使い。使者。「何時しかと待つらむ妹に―の言だに告げず去にし君かも/万葉 445」
たまずさどうふ
たまずさどうふ [5] 【玉章豆腐】
豆腐を封書のように細く薄く切って,鉢の水に浮かべたもの。
たまずさの
たまずさの 【玉梓の】 (枕詞)
(1)「使い」にかかる。「―使ひの言へば/万葉 207」
(2)使いが恋文を運んだところから,「妹」にかかる。「―妹は玉かも/万葉 1415」
たまずさむすび
たまずさむすび [5] 【玉章結び】
⇒吉弥結(キチヤムス)び
たませせり
たませせり 【玉せせり】
⇒玉取祭(タマトリマツリ)
たまたま
たまたま
[偶然]by chance[accident];unexpectedly;→英和
happen <to do> ;→英和
It (so) happened that….
たまたま
たまたま [0] 【偶・偶偶・適】 (副)
(1)偶然。ちょうどその時。「―来合わせていた」「―目撃者となる」
(2)まれに。時おり。「―しか会えぬ」「―の逢瀬」
たまだいがく
たまだいがく 【多摩大学】
私立大学の一。1988年(昭和63)設立。本部は多摩市。
たまだすき
たまだすき 【玉襷】
■一■ [3] (名)
たすきの美称。
■二■ (枕詞)
たすきをかける,また,たすきをうなじにかけるところから,「かけ」「畝火(ウネビ)」にかかる。「―かけて偲はむ恐(カシコ)くありとも/万葉 199」「―畝傍の山の橿原の/万葉 29」
たまだてぎぬ
たまだてぎぬ [5] 【玉立て絹】
たて糸・よこ糸ともに玉糸を使って平織りにした絹織物。
たまだな
たまだな [0][2] 【霊棚・魂棚】
盂蘭盆(ウラボン)の魂祭りに先祖の霊を安置する棚。精霊(シヨウリヨウ)棚。[季]秋。《―をほどけばもとの座敷かな/蕪村》
たまだれ
たまだれ [0] 【玉垂れ】
玉飾りのあるすだれ。また,すだれの美称。玉すだれ。
たまだれの
たまだれの 【玉垂れの】 (枕詞)
「玉垂れの緒」ということから,地名「越智(オチ)」「小簾(オス)」などにかかる。「―越智野過ぎ行く/万葉 195」「―小簾(オス)の間通し一人居て/万葉 1073」
たまちる
たまち・る 【玉散る】 (連語)
(1)水・露などが玉のように散る。
(2)刀剣の刃がきらめくさまの形容。「抜けば―・る氷の刃」
たまぢしゃ
たまぢしゃ [2] 【球萵苣】
キク科チシャの一系統。葉は淡緑色で,幅広く短い茎を中心にキャベツ状にゆるく巻く。レタス。
たまったもんじゃない
たまったもんじゃな・い
「たまらない(連語)」を強めた言い方。文末で用いられる。たまったものではない。
たまつき
たまつき【玉突き】
<play> billiards.→英和
‖玉突き台 a billiard table.玉突き場 a billiard room[saloon].玉突き衝突 a chain-reaction traffic accident; <話> a pileup.玉突き棒 a cue.
たまつき
たまつき [2][4] 【玉突き】
(1)ビリヤード。撞球(ドウキユウ)。
(2)ビリヤードの玉のように,追突された車が次々と前の車にさらに追突すること。「―衝突」
たまつき
たまつき 【玉坏】
玉で作ったつき。また,立派なつき。
たまつくり
たまつくり 【玉造】
〔古代,玉造部の民が住みついたことに由来する地名〕
(1)宮城県西北部の郡名。
(2)茨城県南部,行方(ナメカタ)郡の町。南西は霞ヶ浦に面する。
(3)大阪市天王子区から中央区にまたがる地名。
(4)島根県八束郡玉湯町にある地名。玉造温泉がある。
たまつくり
たまつくり [3] 【玉作・玉造】
「玉作部(ベ)」の略。
たまつくりべ
たまつくりべ [5] 【玉作部】
大化前代,玉やガラスの装飾具の製造に従事して朝廷につかえた部民。たますりべ。
たまつしま
たまつしま 【玉津島】
和歌山市和歌浦の地名。かつては島で,和歌三神の一,玉津島神社がある。玉津島山。((歌枕))「わたの原よせくる浪のしばしばも見まくのほしき―かも/古今(雑上)」
たまつしまじんじゃ
たまつしまじんじゃ 【玉津島神社】
玉津島にある神社。祭神は稚日女尊・神功皇后・衣通姫。古来,和歌の神として尊崇された。玉津島明神。
たまつばき
たまつばき [3] 【玉椿】
(1)ツバキの美称。ツバキは,古来長寿の木とされ,末長くめでたい意をこめる。[季]春。
→大椿(ダイチン)
(2)白玉(シラタマ)椿の異名。
(3)ネズミモチの別名。
たまてばこ
たまてばこ [3] 【玉手箱】
(1)浦島太郎が,竜宮の乙姫から贈られた箱。開いてはならないという禁を破って開き,浦島は老人となった。
(2)〔軽々しく開いてはならない大切な箱,の意から〕
秘密にして人にあかさない大切なもの。
(3)何が出てくるかわからないもの。
たまてばこ
たまてばこ【玉手箱】
a (treasured) casket.
たまで
たまで 【玉手】
手の美称。玉のように美しい手。「―さし枕(マ)き/古事記(上)」
たまとり
たまとり [4][3] 【玉取り】
数個の玉を手玉に取って巧みにもてあそぶ曲芸。品玉(シナダマ)。弄丸(ロウガン)。
たまとりまつり
たまとりまつり 【玉取祭】
福岡県福岡市の筥崎(ハコザキ)神宮で一月三日に行われる祭り。石や木の玉を取り合って一年の吉凶を占い,福をあずかろうとする神事。たませせり。
たまどうぶつこうえん
たまどうぶつこうえん 【多摩動物公園】
東京都日野市にある丘陵地を利用した自然動物園。1958年(昭和33)に開園。東京都多摩動物公園。
たまどの
たまどの 【玉殿】
(1)美しい御殿。
(2)〔稲荷神社の狐の像が宝玉を持っていることから〕
狐の異名。「稲荷前をぶら付いて彼の―につままりやせぬかの/浄瑠璃・忠臣蔵」
たまどの
たまどの [0] 【霊殿・魂殿】
(1)死者の霊をまつった所。たまや。
(2)葬礼を行う前,しばらく死人の棺を納めておく所。「昔物語に―に置きたりけむ人のたとひ/源氏(夢浮橋)」
たまどめ
たまどめ [0] 【玉留(め)】
裁縫で,縫い終わりに結び玉を作ってとめること。
たまな
たまな 【玉名】
熊本県北西部,島原湾に面する市。近世,菊池川の河港として発達。ノリ・貝の養殖,ミカン・ブドウ栽培,印刷・食品業が産業の中心。
たまな
たまな [2][0] 【球菜】
キャベツの異名。
たまなし
たまなし [0] 【玉無し】
せっかくのよいものを,だめにしてしまうこと。ものごとをぶちこわしにすること。だいなしにすること。「両親は独息子を―にしたやうに歎いて/平凡(四迷)」「女を―にしちやあ,事が面倒だ/歌舞伎・与話情」
たまに
たまに 【偶に】 (連語)
まれに。思い出したように。たまには。「―やって来る」
→たま(偶・適)
たまねぎ
たまねぎ【玉葱】
an onion.→英和
〜の皮 onion skins.
たまねぎ
たまねぎ [3] 【玉葱】
ユリ科の多年草。西南アジア原産で,日本には明治初年に渡来。鱗茎は肥厚し,平球形または広卵形で,径10センチメートルに達する。葉は円筒形で中空。初夏,花茎を出し,上端に白色の小花を多数散状につける。主に鱗茎を食用とする。オニオン。[季]夏。
たまの
たまの 【玉野】
岡山県南部,児島半島南東部にある市。宇野港は宇高連絡船の発着地として発達した。金属・造船工業が立地。
たまのあせ
たまのあせ [4] 【玉の汗】
玉のような大粒の汗。[季]夏。
たまのい
たまのい タマノヰ 【玉の井】
東京都墨田区東向島にあった私娼街。永井荷風作「濹東綺譚」の舞台として知られる。
たまのい
たまのい タマノヰ 【玉井】
能の一。脇能物。観世小次郎信光作。海幸山幸の伝説に取材。彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)がなくした釣り針を求めて竜宮へ行き,玉の井のほとりで豊玉姫に会って結ばれ釣り針をとり戻して帰る。
たまのい
たまのい 【玉の井】
井戸の美称。
たまのうてな
たまのうてな 【玉の台】
(1)立派な御殿。玉楼。「―をも見む/竹取」
(2)天皇の位。帝位。
たまのうら
たまのうら 【玉の浦】
(1)和歌山県那智勝浦町の海浜。((歌枕))「我(ア)が恋ふる妹(イモ)は逢はさず―に衣片敷きひとりかも寝む/万葉 1692」
(2)万葉集に見える地名。岡山県倉敷市付近の海浜とも広島県尾道付近ともいう。
たまのお
たまのお [3] 【玉の緒】
(1)玉をつらぬいた糸。また,特に宝玉の首飾り。
(2)〔「魂の緒」の意〕
いのち。生命。「なかなかに恋に死なずは桑子にぞなるべかりける―ばかり/伊勢 14」
(3)植物ミセバヤの別名。[季]秋。
たまのおくりわけ
たまのおくりわけ タマノヲ― 【玉の緒繰分】
語学書。東条義門著。五巻。1841年刊。自著「てにをは友鏡」の解説書。本居宣長の「詞玉緒」の誤りを正し,用例を補っている。
たまのおぐし
たまのおぐし 【玉の小櫛】
「源氏物語玉の小櫛」の略称。
たまのおごと
たまのおごと 【玉の小琴】
「万葉集玉の小琴」の略称。
たまのおの
たまのおの 【玉の緒の】 (枕詞)
比喩的に「長し」「短し」「絶ゆ」「乱る」「間も置かず」「継ぐ」「惜し」などにかかる。また「うつし心」(かかり方未詳)の例もある。「―長き春日を思ひ暮らさく/万葉 936」「―絶えじい妹と結びてしことは果たさず/万葉 481」「―現し心や年月の行きかはるまで妹に逢はざらむ/万葉 2792」
たまのおび
たまのおび [4] 【玉の帯】
⇒石帯(セキタイ)
たまのおやじんじゃ
たまのおやじんじゃ 【玉祖神社】
山口県防府市右田大崎にある神社。周防国の一の宮。祭神の玉祖神は天孫降臨に供奉したと伝えられる。たまっさま。
たまのおやなぎ
たまのおやなぎ [5] 【玉の緒柳】
〔柳の露を玉の緒に見たてた語〕
柳の美称。「山賤(ヤマガツ)の片岡かけてしむる野の境に立てる―/新古今(雑中)」
たまのかんざし
たまのかんざし [0] 【玉の簪】
ユリ科の多年草。中国原産。ギボウシの類で,葉は長楕円形で大きく,太い柄がある。八〜九月,狭漏斗形で六弁の白い花を総状につける。花は夜咲きで香りがある。
たまのこし
たまのこし【玉の輿に乗る】
marry into the purple[a family of rank].→英和
たまのこし
たまのこし [0] 【玉の輿】
(1)貴人の乗る美しい立派な輿。
(2)女性が結婚によって得る富貴の身分。
たまのこし=に乗る
――に乗・る
女性が結婚などによって,富貴の身分になる。貧賤の女が富貴な男の妻になる。
たまのさかずき
たまのさかずき 【玉の杯・玉の巵】
宝玉で作ったさかずき。また,立派なさかずき。
たまのさかずき=底無きが如(ゴト)し
――底無きが如(ゴト)し
〔韓非子(外儲説)〕
どんな立派なものでも肝心な点が欠けていれば役に立たない。
たまのちり
たまのちり 【玉の塵】
雪を玉のくだけた塵にたとえた語。玉塵(ギヨクジン)。「―敷く庭の雪かな/夫木 18」
たまのはだ
たまのはだ [4] 【玉の肌・玉の膚】
玉のようにきれいな肌。主に若い女性の,美しい色つやのよい皮膚をほめていう。たまのはだえ。たまはだ。
たまのり
たまのり [3][4] 【球乗り・玉乗り】
曲芸の一。大きな球の上に乗り,それを転がしながら種々の芸を演じる。
たまのり
たまのり【玉乗り】
[人]a balancer[dancer]on a ball.→英和
たまのれん
たまのれん [3] 【珠暖簾】
球状や管状の玉を糸に通して下げた暖簾。
たまはがね
たまはがね [3] 【玉鋼】
和鋼(ワハガネ)の一種。砂鉄からたたら製鉄でつくる鋼で,日本刀を作るのに用いる。
たまはだ
たまはだ [0] 【玉肌】
〔「たま」は美称〕
「玉の肌」に同じ。
たまはやす
たまはやす 【玉囃す】 (枕詞)
地名「武庫(ムコ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「―武庫の渡りに天伝ふ/万葉 3895」
たまばえ
たまばえ [2] 【癭蠅】
タマバエ科の昆虫の総称。体長2ミリメートル内外の微小な種類が多い。比較的長い触角と肢を有する。幼虫が植物に寄生して虫癭(チユウエイ)を作る種が多い。スギタマバエなどの著名な害虫を含む。
たまばち
たまばち [2] 【癭蜂】
膜翅目タマバチ科のハチの総称。小形で毒針はなく,植物に寄生して虫癭(チユウエイ)を作る。植物の害虫とされるものが多いが,虫癭が染料やタンニンの採集に利用されるものもある。フシバチ。
たまばはき
たまばはき 【玉箒】
〔「たまははき」とも。「たまばわき」とも読む〕
(1)ほうきの美称。
(2)ほうきを作るのに用いたコウヤボウキやホウキグサの古名。
(3)古代,正月の初子(ハツネ)の日に蚕室を掃くのに用いた,玉を飾りつけたほうき。
(4)〔悩みや心配を掃き払うことから〕
酒の異名。「愁イヲハラウ―/日葡」
→たまぼうき
たまひま
たまひま 【適間】
(1)たまたま。偶然。
(2)朝のこと。「―におきつつ見れば/秘蔵抄」
たまひろい
たまひろい [3] 【球拾い】
野球やテニスで,選手の練習の球を拾い集めること。また,それしかやらせてもらえないような新人などをいう。
たまびじゅつだいがく
たまびじゅつだいがく 【多摩美術大学】
私立大学の一。1935年(昭和10)創立の多摩帝国美術学校を源とし,47年多摩造形芸術専門学校,50年短期大学を経て,53年大学となる。本部は東京都世田谷区。
たまふり
たまふり [0] 【魂振り】
(1)魂に活力を与え再生させる呪術。また,その呪術を行うこと。
(2)「鎮魂祭(タマシズメノマツリ){(2)}」に同じ。みたまふり。
たまぶき
たまぶき [2] 【玉蕗】
キク科の多年草。山地の林内に自生。茎は高さ50センチメートル内外で,裏面に綿毛のある広卵五角形の葉を互生。葉腋に零余子(ムカゴ)をつける。秋,白色の頭花を多数つける。
たまぶさ
たまぶさ [2] 【玉総・玉房】
先が玉のようになったふさ。
たまぶち
たまぶち [0][2] 【玉縁】
(1)美しく縁どりをしたもの。縁どりの飾り。
(2)服飾で,布の裁ち目や,ポケット・ボタン穴などを細くくるむこと。また,くるんだもの。
(3)〔建〕
(ア)竹の節欄間の上下にある横木。
(イ)袖垣や建仁寺垣の縁どりに用いる割竹など。
(ウ)刳形(クリカタ)の一。断面が弧状の突出した刳形。
たまぶちがさ
たまぶちがさ [5] 【玉縁笠】
万治年間(1658-1661)に流行した主に婦人用の編み笠。革で美しい縁どりをしたものとも,縁を美しく編んだものともいう。
たまぶりぶり
たまぶりぶり [3] 【玉振り振り】
「ぶりぶり{■一■(1)}」に同じ。
たまへん
たまへん [0] 【玉偏】
〔「�」は「玉」が偏になったときの形。「おうへん」は俗称〕
漢字の偏の一。「珠」「琢」「珍」などの「�」の部分。ぎょくへん。
たまほこ
たまほこ 【玉矛・玉鉾】
〔「たまぼこ」とも〕
(1)ほこの美称。
(2)〔枕詞としての用法から〕
道。「―に君し来よらば/平中 21」
たまほこの
たまほこの 【玉矛の】 (枕詞)
「道」「里」「手向けの神」などにかかる。「―道行き暮らし/万葉 79」「―里人皆に我(アレ)恋ひめやも/万葉 2598」「―の手向けの神も/古今六帖 4」
たまほめぼし
たまほめぼし [4] 【魂讃星】
⇒たまおのほし(魂緒の星)
たまぼうき
たまぼうき [3] 【玉箒】
(1)タムラソウの別名。
(2)「たまばはき」に同じ。
たまぼこひゃくしゅ
たまぼこひゃくしゅ 【玉鉾百首】
歌集。二巻。本居宣長作。1786年成立,翌年刊。日本の国つくり神話など,古道の大意を百首の古風な和歌に詠んだもの。
たままつ
たままつ 【玉松】
姓氏の一。
たままつみさお
たままつみさお 【玉松操】
(1810-1872) 幕末の国学者・勤皇家。本姓,山本。京都醍醐寺の僧。還俗して岩倉具視の知遇を得,王政復古の計画に参与。
たままつり
たままつり [3] 【魂祭(り)・霊祭(り)】
先祖の霊を祀(マツ)る行事。特に,盂蘭盆(ウラボン)の仏事。[季]秋。
たままゆ
たままゆ [2][0] 【玉繭】
(1)二匹以上の蚕が一緒になって作ったまゆ。同功繭。ふたつまゆ。ふたごもり。
(2)まゆの美称。[季]夏。
たまみず
たまみず タマミヅ 【玉水】
山城国井手にあった井手の玉川。
たまみず
たまみず [2] 【玉水】
(1)玉のように美しく清らかな水。「げにや―の,水上澄めるみ代ぞとて/謡曲・養老」
(2)雨だれ。雫。「軒のたるひの下の―/好忠集」
たまみずき
たまみずき [3] 【玉水木】
モチノキ科の落葉高木。静岡以西の山地に生える。長楕円形の薄い葉を互生。雌雄異株。初夏,腋生(エキセイ)の短い集散花序に白色小花を密につける。秋,赤熟する核果を結び美しい。
たまみそ
たまみそ [0] 【玉味噌】
ソラマメを用いた味噌。団子に丸め,藁苞(ワラヅト)に包んで煙の通るかまどのそばに置き,一〜二年熟成させる。長持ちするが,臭く品質は悪い。みそだま。
たまむかえ
たまむかえ [3] 【霊迎え・魂迎え】
盆の一三日に先祖の霊を幽界から迎えるという儀式。提灯をさげて墓地へ行ったり,迎え火を焚いたりする。精霊(シヨウリヨウ)迎え。[季]秋。
→霊送り
たまむかえどり
たまむかえどり [5] 【魂迎え鳥】
ホトトギスの異名。
たまむし
たまむし [2] 【玉虫】
(1)甲虫目の昆虫。体は紡錘形で体長3〜4センチメートル。全体に金属光沢があり,金緑色の地に銅紫色の二つの縦条が走る。幼虫はエノキ・サクラ・ケヤキなどの材部を食害する。美しい上ばねは各種の装飾・装身具に用いられ,玉虫厨子は,有名。本州以南に分布。ヤマトタマムシ。[季]夏。《―の光を引きて飛びにけり/虚子》
(2)鞘翅目タマムシ科の甲虫の総称。
(3)「玉虫色」の略。
たまむし
たまむし【玉虫色の】
iridescent;→英和
<比喩的> equivocal <answer> .→英和
たまむしいろ
たまむしいろ [0] 【玉虫色】
(1)玉虫の羽のように,光線の具合でいろいろな色に変わって見える染め色や色調。
(2)襲の色目の名。表は青黒,裏は二藍(フタアイ)または薄色。また,経(タテ)緑,緯(ヨコ)赤味のある紫の織り色。
(3)解釈のしようによって,どちらとも取れるあいまいな表現。「―の改革案」
たまむしおり
たまむしおり [0] 【玉虫織(り)】
たて糸・よこ糸に異なる糸を用いて織り,光の具合や見る角度で玉虫の羽に似た色合いになる布。傘,コート地などに用いられる。
たまむしかいき
たまむしかいき [5] 【玉虫海気】
たて糸とよこ糸に色違いの糸を用い,玉虫の羽に似た色合いを出した甲斐絹(カイキ)。裏地として用いる。
たまむしのずし
たまむしのずし 【玉虫厨子】
法隆寺所蔵の入母屋造り錣葺(シコロブ)きの宮殿形厨子。木造,黒漆塗り。高さ2.226メートル。各部に施された透かし彫り飾り金具の下に玉虫の羽を敷いたのでこの名がある。飛鳥時代の代表的工芸品。国宝。
たまむすび
たまむすび [3] 【玉結び】
(1)「細結(コマムス)び」に同じ。
(2)背に垂れた髪の末端を折り返して輪とした女性の結髪。元禄(1688-1704)頃流行。
玉結び(2)[図]
たまむすび
たまむすび 【魂結び】
魂が肉体から離れるのを結び留めるまじない。「思ひあまり出でにし魂のあるならむ夜ふかく見えば―せよ/伊勢 110」
たまむら
たまむら 【玉村】
群馬県南部,佐波(サワ)郡の町。近世,日光例幣使街道の宿場町。玉村八幡宮がある。
たまも
たまも 【玉裳】
裳の美称。「娘子(オトメ)らが―裾引くこの庭に/万葉 4452」
たまも
たまも 【玉藻】
藻の美称。「―沖つ藻/万葉 131」
たまもかる
たまもかる 【玉藻刈る】 (枕詞)
海辺の地名「敏馬(ミヌメ)」「辛荷(カラニ)の島」あるいは「処女(オトメ)」にかかる。「―敏馬を過ぎて夏草の/万葉 250」「―辛荷の島に島廻(シマミ)する/万葉 943」「―処女を過ぎて夏草の/万葉 3606」
たまもく
たまもく [0][2] 【玉杢・玉目】
渦巻を連ねたような美しい木目。ケヤキ・クスノキなどでは特に美しく,家具などに珍重される。
→杢
たまもなす
たまもなす 【玉藻なす】 (枕詞)
「藻」の形状から比喩的に「靡(ナビ)く」「寄る」「浮かぶ」にかかる。「―なびき寝し児を深海松(フカミル)の深めて思へど/万葉 135」「―か寄りかく寄りなびかひし夫の命の/万葉 194」「もののふの八十宇治川に―浮かべ流せれ/万葉 50」
たまもの
たまもの【賜物】
a gift;→英和
a blessing;the fruit <of one's efforts> .→英和
⇒お陰(かげ).
たまもの
たまもの [0] 【賜・賜物】
(1)天や神からたまわったもの。いただいたもの。「自然の―」
(2)他者から受けた恩恵。「私の今日あるは叔父の援助の―だ」
(3)よいことや試練などの結果与えられた成果。「努力の―」
たまものまえ
たまものまえ 【玉藻前】
中国から来た金毛九尾の狐が化けたという伝説上の美女。宮廷に入り鳥羽院の寵をうけるが,陰陽師(オンヨウジ)安倍泰親に見破られ,下野国那須野に飛び去って殺生石(セツシヨウセキ)となる。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色。
たまものまえあさひのたもと
たまものまえあさひのたもと 【玉藻前曦袂】
人形浄瑠璃。時代物。近松梅枝軒・佐川藤太作。1806年初演。浪岡橘平・浅田一鳥ら作の同名の浄瑠璃を改作したもの。天竺・唐土・日本を舞台に九尾の狐が美女にとりついて悪行をはたらくという筋。現在は三段目の切「藤原道春館の場」のみ上演される。
たまもよし
たまもよし 【玉藻よし】 (枕詞)
よい藻を産することから,「讃岐(サヌキ)」にかかる讃称。「―讃岐の国は/万葉 220」
たまや
たまや [2] 【霊屋・魂屋】
(1)死者の霊をまつってある建物。みたまや。おたまや。れいおく。
(2)葬送の前にしばらく遺骸を納めておく所。たまどの。
(3)墓の上におく屋形。
たまや
たまや [2] 【玉屋】
(1)宝玉を造り,また売る店。また,その職人。たますり。
(2)江戸の花火屋の屋号。「鍵屋」から分家。
(3)江戸時代,夏にシャボン玉を売り歩く人。
たまゆら
たまゆら 【玉響】
しばしの間。ほんの少しの間。暫時。副詞的にも用いる。「露しげき鳥羽田の面の秋風に―やどる宵の稲妻/風雅(秋中)」
〔万葉集 2391 の「玉響(タマカギル)昨日の夕見しものを…」の「玉響」を「たまゆらに」と訓(ヨ)んで,玉の触れ合うようにかすかにと解したところから生じた語〕
たまよけ
たまよけ [0][4] 【弾除け】
弾丸を防ぐもの。防弾具。
たまよばい
たまよばい [3] 【魂呼ばい】
死者の霊魂を呼び戻す儀式。屋根の上に登ったり,井戸の中に向かったりして大声で死者の名を呼んだりするもの。たまよび。招魂。
たまよび
たまよび [0] 【魂呼び】
⇒たまよばい(魂呼)
たまよりびめ
たまよりびめ 【玉依姫】
〔「たま」は「魂」の意。神霊を宿した巫女を一般的に称したものか〕
(1)記紀神話で,綿津見神の次女。姉の豊玉姫命の子鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)の妻として神武天皇などを生んだ。
(2)風土記に見える神。賀茂健角身命(カモタケツヌミノミコト)と伊古夜日売(イカコヤヒメ)との娘。丹塗矢(ニヌリヤ)となって通った火雷神(ホノイカズチノカミ)との間に,賀茂別雷命(カモワケイカズチノミコト)を生んだ。
たまら∘ない
たまら∘ない 【堪らない】 (連語)
〔動詞「堪る」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの。「たまらぬ」の形でも用いられる〕
(1)持ちこたえられない。だめになってしまう。「いくら丈夫な身体でも無理がつづいては―∘ない」
(2)ある感情・感覚をおさえきれない。がまんできない。「現在の生活が―∘なくいやになる」「寒くて―∘ない」「男性には―∘ない魅力を感じさせるらしい」
(3)…されることに耐えられない。とても困る。「毎朝五時に起こされたのでは―∘ない」
(4)程度がはなはだしい。じっとしていられないほどである。「―∘なくかわいい」「―∘なく好きだ」
たまら∘ん
たまら∘ん 【堪らん】 (連語)
〔「ん」は打ち消しの助動詞「ぬ」の転〕
「たまらない」に同じ。主に文末に用いる。「暑くて―∘ん」
たまらない
たまらない【堪らない】
[堪えられない](1)〔形〕unbearable;→英和
intolerable.→英和
(2)〔動〕cannot stand <this heat> ;hate <to do,doing> (嫌で);→英和
cannot help <doing> ;cannot but <do> ;[渇望]be anxious[dying,eager,longing] <for,to do> .
たまり
たまり [0] 【溜まり】
〔動詞「溜まる」の連用形から〕
(1)人が集まって控えている所。
(ア)江戸時代,奉行所にあった控え所。
(イ)相撲で,土俵際の審判員や行司・力士などが控えている所。土俵だまり。
(2)味噌からしたたった液汁。
(3)「たまり醤油」の略。
(4)こらえること。「年取つた人は,かうと言つたら―がないんですわ/桑の実(三重吉)」
→ひとたまり
(5)(水などの)たまった所。また,たまったもの。「中島に水の―に/宇津保(藤原君)」
たまり
たまり【溜り(場)】
a waiting room;a lounge (休憩室);→英和
a stand (タクシーの);→英和
a motor pool (軍・官庁用自動車の).
たまりかねて
たまりかねて【堪り兼ねて】
having lost patience <with a person> ;impatient <of> .→英和
たまりかねる
たまりか・ねる [5] 【堪り兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たまりか・ぬ
それ以上我慢ができなくなる。辛抱できなくなる。「あまりのうるささに―・ねて文句を言う」
たまりじょうゆ
たまりじょうゆ [4] 【溜まり醤油】
大豆麹に塩水を混ぜ熟成させて造った濃厚な醤油。愛知・岐阜を中心に生産され主に関西で使用される。たまり。
たまりのま
たまりのま 【溜の間】
江戸城中,黒書院に付属して設けられた控え室。
たまりのまづめ
たまりのまづめ [0] 【溜の間詰】
徳川幕府が親藩・譜代の大名に対してあたえた待遇・資格。また,それを許された大名。登城の際,本来将軍が老中を謁見する場である溜の間に詰める。松平・保科・井伊などの高い格式をもつ親藩・譜代大名とともに,老中経験者が選ばれた。
たまりば
たまりば [0] 【溜まり場】
ある仲間がいつも集まったり出入りしている場所・店。
たまりみず
たまりみず [3] 【溜まり水】
たまって流れない水。
たまりょくちゃ
たまりょくちゃ [4] 【玉緑茶】
茶葉が勾玉(マガタマ)状になるように仕上げた緑茶。ぐり茶。
たまる
たまる【溜まる】
[集まる]collect;→英和
gather;→英和
accumulate (積もる);→英和
be dusty (ほこりが);have a lot of work to do (仕事が);be saved (金が);[水が]stay;→英和
stand;→英和
[支払が]be in arrears;be overdue;be heavily in debt (借金が).‖溜り水 standing water.水溜り a pool.
たまる
たま・る [0] 【溜まる】 (動ラ五[四])
(1)水などが流れ去らないでそこにとどまる。「窪地に雨水が―・る」
(2)ものが集まってかなりの量になる。積もる。「ほこりが―・る」「借金が―・る」「仕事が―・る」「あわ雪の―・ればかてに砕けつつ/古今(恋一)」
(3)〔「貯まる」とも書く〕
金の蓄えが増える。「一年でこれだけ―・った」
〔「ためる」に対する自動詞〕
たまる
たま・る [0] 【堪る】 (動ラ五[四])
〔「溜まる」と同源〕
多く打ち消しの語や反語の言い方を伴って用いる。
(1)保ちつづける。持ちこたえる。「毎日歩きづめではどんな靴でも―・らない」
→たまらない(連語)
(2)こらえる。がまんできる。「この暑さは―・ったもんじゃない」
→たまらない(連語)
(3)雨や風がそこでさえぎられる。とまる。「すだれ絶え,閨(ネヤ)あらはれて,雨風―・るやうもなし/平家(灌頂)」
(4)ある状態で一旦停止する。「しばらく弓―・つて(=引キシボッテ)…伊藤六が真中に押当てて放ちたり/保元(中)」「投げ上げたれば一たまりも―・らずころころと転び落ち/義経記 3」
[慣用] 矢も盾もたまらない
たまる
たまる 【田丸】
姓氏の一。
たまるいなのえもん
たまるいなのえもん 【田丸稲之衛門】
(1805-1865) 幕末の志士。水戸藩士。藤田小四郎らと筑波山に挙兵。筑波天狗党の総帥。
たまるたくろう
たまるたくろう 【田丸卓郎】
(1872-1932) 物理学者・ローマ字論者。岩手県生まれ。東大教授。航空計測機器を研究。一方,ローマ字運動を展開。著「ローマ字国字論」「 RIKIGAKU 」など。
たまるものか
たまるものか
動詞の連用形に「て」の付いた形の下に付いて,そのようなことが起こるはずがない,そのような状態のままにしておくわけにはいかないなどの意を表す。たまるもんか。「おれの気持ちがお前にわかって―」
たまれいえん
たまれいえん 【多磨霊園】
東京都府中市・小金井市にまたがる都営墓地。1923年(大正12)開設。
たまわす
たまわ・す タマハス 【賜はす】 (動サ下二)
〔「たまふ」の未然形に,尊敬の助動詞「す」の付いたものから。「賜ふ」より敬意が高い〕
(1)おさずけになる。お与えになる。「後涼殿にもとよりさぶらひ給ふ更衣の曹司を他に移させ給ひて上局に―・す/源氏(桐壺)」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,その動作の主を尊敬する意を表す。「のぼり物し給ふなるを,告げ―・せで,といひたりければ/大和 58」
たまわた
たまわた [2][0] 【玉綿】
収穫したままの,種のついている綿。
たまわりもの
たまわりもの タマハリ― [0][6] 【賜り物】
いただき物。頂戴品(チヨウダイヒン)。
たまわる
たまわ・る タマハル [3] 【賜る(賜わる)・給わる】 (動ラ五[四])
(1)「もらう」の謙譲語。現代語では特にあらたまった時に用いる。いただく。頂戴する。「来賓の方々からお祝いの言葉を―・りたいと存じます」「この度は結構なお品を―・り,誠に有難うございます」「(蛇ヲ)―・つて捨ててんげり/平家 4」
(2)「下賜する」の尊敬語。くださる。たまう。「陛下が受章者にお言葉を―・る」
(3)(補助動詞)
動詞の連用形,またそれに助詞「て」の付いた形に付いて補助動詞として用いる。
(ア)(受け手に中心を置いた用法)「…ていただく」の意を表す。「今度の罪,己れに免し―・らん/今昔 20」
(イ)(動作者に中心を置いた用法)「…て下さる」の意を表す。中世以降の用法。「なうなう,我をも舟に乗せて―・り候へ/謡曲・隅田川」「必ず去つて―・るな/浄瑠璃・宵庚申(中)」
→賜う
たまわる
たまわる【賜わる】
be given[granted];be honored with.
たまサボテン
たまサボテン [3] 【玉―】
サボテン科エキノカクタス属の多肉植物。北米南部からメキシコの乾燥地に九種が生育する。茎は球状に肥大し,鋭い刺がある。近縁の別属で観賞用に栽培される小形・球状のものを含むこともある。エキノカクタス。金鯱。
たまラシャ
たまラシャ [0] 【玉―】
布面に波状の毛羽のある厚地の紡毛織物。柔軟で厚みのある毛織物。主に外套用。
たみ
たみ [1] 【民】
(1)国家・社会を形成する人々。人民。国民。「―の声」
(2)君主・帝王に統治されている人々。臣民。
たみ
たみ【民】
the people;→英和
subjects (臣民).民の声は神の声 Vox populi,vox Dei./The voice of the people is the voice of God.
たみ=の口を防ぐは水を防ぐよりも甚だし
――の口を防ぐは水を防ぐよりも甚だし
〔史記(周本紀)〕
人々の言論を封じることは,水を防ぐよりも困難で,無理に行うとそのうらみが爆発して大きな害をひきおこす。
たみ=は之(コレ)に由(ヨ)らしむべし、之を知らしむべからず
――は之(コレ)に由(ヨ)らしむべし、之を知らしむべからず
⇒由(ヨ)らしむべし知らしむべからず(「由る」の句項目)
たみくさ
たみくさ [2] 【民草】
民の増えるさまを草にたとえた語。あおひとぐさ。民の草葉。たみぐさ。
たみの
たみの [1] 【田蓑】
農夫が田で働くときに着る蓑。
たみのかまど
たみのかまど 【民の竈】
民が飯を炊く竈。「―は賑ひにけり/和漢朗詠(雑)」
たみのくさば
たみのくさば 【民の草葉】
「民草(タミクサ)」に同じ。
たみのけぶり
たみのけぶり 【民の煙】
民が炊事をするために出す煙。「けふ立つる―の絶えざらば/新勅撰(釈教)」
たみのつかさ
たみのつかさ 【民部省】
⇒みんぶしょう(民部省)
たみのつかさのかみ
たみのつかさのかみ 【民部卿】
⇒みんぶきょう(民部卿)
たみののしま
たみののしま 【田蓑島】
現在の大阪市西成区津守町にあったという禊(ミソギ)の場所。((歌枕))「雨により―を今日ゆけど名にはかくれぬ物にぞありける/古今(雑下)」
たみや
たみや 【田宮】
姓氏の一。
たみやとらひこ
たみやとらひこ 【田宮虎彦】
(1911-1988) 小説家。東京生まれ。東大卒。抒情味ある緊張した文体で,歴史小説・半自伝小説などを書いた。また,亡妻との書簡集「愛のかたみ」は大きな反響を得た。作「霧の中」「落城」「足摺岬」「銀心中」など。
たみんぞくこっか
たみんぞくこっか [6] 【多民族国家】
国民が二つ以上の民族によって構成されている国家。ロシア連邦・中国・アメリカ合衆国・スイス・インドなど。複族国。複合民族国家。
たむ
た・む 【回む・廻む】 (動マ上二)
めぐる。まわる。まがる。「沖つ鳥鴨といふ舟は也良の崎―・みて漕ぎ来と聞え来ぬかも/万葉 3867」
たむ
た・む 【溜む・矯む】 (動マ下二)
⇒ためる(溜)
⇒ためる(矯)
たむかい
たむかい 【手向かひ】
抵抗すること。てむかい。「人は言へども―もせず/日本書紀(神武)」
たむぎまた
たむぎまた 【田麦俣】
山形県東田川郡朝日村にある山間集落。朝日山地を越える六十里越街道の峠にある宿駅で,豪雪地。多層型民家で知られる。
たむけ
たむけ [3] 【手向け】
(1)神仏,あるいは死者の前に物を供えること。また,その物。特に,道祖神の場合についていうことが多い。「―の花」
(2)別れを惜しんで人に贈るしるし。餞別。はなむけ。「―の杯」「―の言葉」
(3)手向けの神のあるところ。特に,山道の登りつめた所である峠をいう。「佐保過ぎて奈良の―に置く幣は/万葉 300」
(4)「手向けの神」の略。「あふさか山にいたりて,―をいのり/古今(仮名序)」
(5)道中の安全を祈るために神仏に幣(ヌサ)をたてまつること。「舟を漕ぎ出して漕ぎ来る道に―する所あり/土左」
たむけうた
たむけうた [3] 【手向け歌】
神仏への手向けとして詠んだ歌。
たむけぐさ
たむけぐさ 【手向け草】
神仏への供物。「白波の浜松が枝の―/万葉 34」
たむけのかみ
たむけのかみ [5] 【手向けの神】
峠や坂の上にいて,通過に際して旅人が旅の安全を祈願する神。「礪波(トナミ)山,―に幣奉(マツ)り/万葉 4008」
たむけのやま
たむけのやま 【手向けの山】
「たむけやま」に同じ。
たむけばな
たむけばな [3] 【手向け花】
神仏や死者の霊などにささげる花。「―とて咲きおくれし桜を一本持たせけるに/浮世草子・五人女 4」
たむけみず
たむけみず [3] 【手向け水】
神仏あるいは死者にささげる水。「涙を子どもの―となし/浮世草子・武家義理物語 1」
たむけやま
たむけやま [0] 【手向け山】
手向けの神をまつってある山。一般的な呼び名から固有名詞になった所も多い。奈良山・逢坂山など。「このたびはぬさもとりあへず―紅葉の錦神のまにまに/古今(羇旅)」
たむけやまはちまんぐう
たむけやまはちまんぐう 【手向山八幡宮】
奈良市雑司町にある神社。祭神は応神天皇・比売命・仲哀天皇・神功皇后。749年,聖武天皇が東大寺の守護神として宇佐八幡を平城京の南の梨原宮に勧請してまつったのに始まるという。手向山神社。東大寺八幡宮。
たむける
たむ・ける [3] 【手向ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たむ・く
(1)神仏や死者の霊に供え物をささげる。古くは主に旅の平安を祈るものであった。「墓に線香を―・ける」
(2)旅立つ人に餞別を贈る。「ゆく年に涙の玉を―・けつるかな/新古今(雑上)」
(3)旅に出る人や別れて行く人に,はなむけをする。「友人の壮途に―・ける言葉」
たむける
たむける【手向ける】
offer <flowers> .→英和
たむし
たむし【田虫】
《医》a ringworm.→英和
たむし
たむし [0] 【田虫】
白癬の一種で,丘疹や小水疱が集まって円形をなす皮膚病の俗称。股・臀部に好発。かゆみがある。陰金田虫。頑癬。銭瘡(ゼニガサ)。銭虫。
たむしば
たむしば [0]
モクレン科の落葉小高木。日本海沿岸に多い。葉は広披針形で先がとがり,噛むと甘みがある。早春,葉に先立って枝頂にコブシに似た白花を開く。蕾を鎮痛・鎮静薬とする。サトウシバ。カムシバ。
たむだく
たむだ・く 【拱く】 (動カ四)
〔「た(手)むだく(抱)」の意。「たうだく」とも〕
腕を組む。手をこまねいている。「平らけく我は遊ばむ―・きて我はいまさむ/万葉 973」
たむなで
たむなで 【た空手】
〔「た」は接頭語〕
手に何も持たないこと。からて。むなで。「即ち剣(ツルギ)を解(ヌ)いて,宮簀媛(ミヤスヒメ)が家に置きて―に行(イ)でます/日本書紀(景行訓)」
たむら
たむら 【田村】
能の一。二番目物。世阿弥作か。旅の僧が清水寺で坂上田村麻呂の霊にあい,その東夷征伐の戦いのさまを見る。
たむら
たむら 【田村】
姓氏の一。
たむら
たむら 【屯・党】
「たむろ(屯){(1)}」に同じ。「同じく悪しくありし者,…,十―ばかりあり/日本書紀(神武訓)」
たむらあきこ
たむらあきこ 【田村秋子】
(1905-1983) 新劇女優。東京生まれ。夫友田恭助と築地座を結成。戦後文学座に出演。主演「ヘッダ=ガブラー」他。
たむらそう
たむらそう [0] 【田村草】
キク科の多年草。山中の草原に生える。茎は高さ1メートル内外となり,上方がまばらに分枝する。葉は互生し大形で,羽状に全裂しとげはない。夏から秋にかけ,アザミに似た紅紫色の頭花を上向きにつける。タマボウキ。
たむらたいじろう
たむらたいじろう 【田村泰次郎】
(1911-1983) 小説家。三重県生まれ。早大卒。観念より肉体の思考に真の人間性を見る「肉体の門」で脚光を浴びる。「春婦伝」ほか,戦争の人間性を問う「蝗」など。
たむらとしこ
たむらとしこ 【田村俊子】
(1884-1945) 小説家。東京,浅草生まれ。本名,とし。旧姓,佐藤。日本女子大中退。幸田露伴に師事。同門の小説家田村松魚と結婚。鋭敏な官能描写と艶麗婉美な作風で知られた。作「あきらめ」「女作者」「木乃伊の口紅」
たむららんすい
たむららんすい 【田村藍水】
(1718-1776) 江戸中期の医師・本草学者。江戸の人。名は登,字(アザナ)は玄台(元台),通称元雄。朝鮮人参栽培法の確立に尽力。1757年,弟子の平賀源内の提唱で江戸湯島に初の物産会を開く。
たむろ
たむろ【屯する】
be stationed;gather (集まる).→英和
たむろ
たむろ [0] 【屯】
(1)仲間の集まるところ。また,ある種の人人の集団。「五人七人十人一組の大―もあれば/たけくらべ(一葉)」
(2)明治時代,巡査の詰めている所。駐在所。「―へ訴へて出るがいい/未来の夢(逍遥)」
(3)兵の群れ。軍隊。陣営。「み―のいくさ(=三軍)に令(ノリゴト)して/日本書紀(神功訓)」
→たむろする
たむろじょ
たむろじょ [0][4] 【屯所】
たむろする所。兵隊や巡査などが駐在する所。とんしょ。
たむろする
たむろ・する [0][1] 【屯する】 (動サ変)[文]サ変 たむろ・す
兵士やある仲間がたくさん集まる。「学生が―・する場所」「冷却した水蒸気が,この森林に―・して/日本北アルプス縦断記(烏水)」
ため
ため [2] 【為】
(1)役に立つこと。利益になること。「―になる本」「君の―を思って言うのだ」「情けは人の―ならず」
(2)(形式名詞)
助詞「の」「が」を介在させて体言と,あるいは用言の連体形に接続して用いる。助詞「に」を伴うこともある。
(ア)その物事が理由・原因であることを表すのに用いる。ゆえ。「雨の―順延する」「事故があった―に遅刻する」「これが―に彼は大いに苦況に立たされた」
(イ)その物事を目的とすることを表すのに用いる。「会議の―上京する」「合格する―に大いに勉強する」
(3)ある物事に関することを表す。…にとって。…に関して。「君の―よくない」
ため
ため【為に】
(1)[利益]for;→英和
for the sake[benefit,good]of;for a person's good;on behalf of; <a party> in honor of.(2)[目的](in order) to do;so as to do;(so) that one may;for (the purpose[sake]of);with a view to doing;by way of;in[for]the cause of <justice> .
(3)[原因・理由]on account of[because of,owing to] <one's illness> ;due to <one's carelessness> ;through <one's fault> ;→英和
from <overwork> ;→英和
for[from]want[lack]of <experience> ;because;→英和
as;→英和
since;→英和
for.(4)[結果]in consequence of;as a result of.(5)[によって]by.→英和
〜になる be good for;do <a person> good;benefit;→英和
be beneficial[profitable,helpful,instructive] <to> .
〜にならない be no good;be bad for;be harmful[injurious]to.
ため
ため [0] 【溜】
〔動詞「溜める」の連用形から〕
(1)必要な力を集中させること。「腰の―がきかない」
(2)ためておく場所。とくに肥料用の糞尿をためておく所。肥えだめ。
(3)〔音〕 リズム全体,また特定の楽器のリズムを微妙に後ろにずらすことで生まれるリズムのニュアンス。
(4)「非人溜(ヒニンタメ)」に同じ。
ため=に∘する
――に∘する
ある別の目的をもって,また,自分の利益にしようとする下心があって,事を行う。「―∘するところあっての議論」
ため=になる
――にな・る
利益になる。得になる。「大変―・る話」
ためあずけ
ためあずけ [3] 【溜預け】
江戸時代,重病の囚人や一五歳未満の犯罪人を回復・成長まで一時的に非人溜に預けた措置。非人預け。
ためい
ためい [0] 【溜め井】
水をためておく井戸。
ためいき
ためいき【溜息をつく】
(heave a) sigh.→英和
(ほっと)〜をついて with a sigh (of relief).
ためいき
ためいき [3] 【溜め息】
心配・失望・感動などの時に思わずもらす大きな息。「―をもらす」「―をつく」「―が出るようなすばらしい演奏」
ためいけ
ためいけ [0] 【溜め池】
用水をためておく池。
ためいけ
ためいけ【溜池】
a reservoir.→英和
ためおけ
ためおけ [0] 【溜め桶】
(1)糞尿をためておく桶。また,それを入れて運ぶ桶。
(2)近世,防火用に雨水をためておく桶。天水桶。
ためかね
ためかね 【為兼】
⇒京極為兼(キヨウゴクタメカネ)
ためかねりゅう
ためかねりゅう 【為兼流】
「京極派(キヨウゴクハ)」に同じ。
ためかねわかしょう
ためかねわかしょう 【為兼和歌抄】
歌論書。一巻。藤原(京極)為兼著。1285〜87年頃成立。保守的・伝統的な二条家の歌学に対抗する著者が,「万葉集」を尊重し,対象の感動を重んずる自由な詠歌態度を説く。為兼卿和歌抄。
ためがき
ためがき [0] 【為書き】
書画の落款(ラツカン)に,依頼主の名など,その書画を書いた理由を書き添えること。
ためぎん
ためぎん [0] 【為銀】
⇒外国為替銀行(ガイコクカワセギンコウ)
ためこむ
ためこ・む [3] 【溜め込む】 (動マ五[四])
ためて,大量に所有している。「小金(コガネ)を―・む」
ためこむ
ためこむ【溜め込む】
save up.
ためし
ためし [3] 【例・様】
(1)それより以前に実際にあった事柄。れい。先例。前例。「そのような―はない」
(2)手本となること。また,故事。「老たる馬ぞ道はしる,と云―あり/平家 9」
ためし
ためし [3] 【試し・験し】
ためすこと。こころみること。「ものは―だ」「―刷り」
→ためしに
ためし
ためし【試しに】
by way of experiment;tentatively.〜にやってみる try;→英和
have a try <at> .
ためし
ためし【例がない】
have never done.〜のない unprecedented;→英和
unheard-of.
ためしいろ
ためしいろ [0] 【様色】
濃い紅梅色。今様色。
〔深紅は禁色であったため,許される色の見本を賜ったことからこの名があるという〕
ためしぎり
ためしぎり [0] 【試し斬り】
人や動物などを斬って,刀剣の切れ味をためすこと。
ためしざら
ためしざら [3] 【試し皿】
日本画で,墨や絵の具の濃淡を加減するのに用いる皿。
ためしざん
ためしざん [3] 【試し算】
計算の結果の正否を調べるための計算。検算。
ためしに
ためしに [3] 【試しに】 (副)
軽い気持ちで物事をやってみるさま。「―一度やってみよう」
ためしもの
ためしもの [0][5] 【試し物】
ためし斬りにするもの。「首をきられ手足をもがれ,―になるとても/浄瑠璃・大経師(中)」
ためす
ため・す [2] 【試す】 (動サ五[四])
(1)実際にやってみて,力の程度・真偽などを調べ確かめる。試みる。「実力のほどを―・す」「性能を―・す」
(2)実際に使ってみて,刀剣など武具の強さを調べる。「且は鎧の金をも―・し/保元(中)」
[可能] ためせる
ためす
ためす【試す】
try;→英和
test;→英和
(make an) experiment.→英和
ためすじ
ためすじ [2][3] 【為筋】
ためになる事柄。また,利益をもたらす客。おためすじ。「自分の方の―になる事は/二人女房(紅葉)」
ためずき
ためずき [0] 【溜め漉き】
和紙の手漉き法の一。パルプ状にした紙料を簀(ス)ですくい上げ,前後左右に揺り動かして一定の厚さの湿紙(シツシ)を作る。この湿紙に紗(シヤ)をかぶせ,さらに別の湿紙を積み重ねた上に重石(オモシ)をのせて水を切り,一枚ずつ湿紙をはがして干し板に張り天日で乾かす。
→流し漉き
ためずく
ためずく 【為尽く】
(1)もっぱらその人のためを思って尽くすこと。「何事も―,ながうほそうあそばしやれぬかと申せば/浮世草子・三島暦」
(2)その人のために尽くしているかのように見せかけること。おためずく。「肝煎の嚊が―いうて/浮世草子・禁短気」
ためだし
ためだし [0] 【撓め出し】
相撲の手の一。両方の手で相手の一方の手を押さえ,これをしならせるようにして押し出す技。ちょうなかけ。
ためつすがめつ
ためつすがめつ 【矯めつ眇めつ】 (連語)
〔動詞「たむ」「すがむ」の連用形に完了の助動詞「つ」が付いたもの〕
いろいろな方からよく見るさま。とみこうみ。「―して見る」
ためつすがめつ
ためつすがめつ【矯めつ眇めつ】
closely;with a scrutinizing eye.
ためつもの
ためつもの 【ためつ物】
(1)おいしい食べ物。「鼻口また尻より,種々の―を取り出して/古事記(上訓)」
(2)大嘗会(ダイジヨウエ)の時,臣下に賜る酒食。
ためつ物
ためつもの 【ためつ物】
(1)おいしい食べ物。「鼻口また尻より,種々の―を取り出して/古事記(上訓)」
(2)大嘗会(ダイジヨウエ)の時,臣下に賜る酒食。
ためなおす
ためなお・す 【矯め直す】 (動サ四)
曲がったものを,正しい状態に直す。矯正する。「クセヲ―・ス/日葡」
ためなが
ためなが 【為永】
姓氏の一。
ためながしゅんすい
ためながしゅんすい 【為永春水】
(1790-1843) 江戸後期の戯作者。通称,越前屋長次郎。号,狂訓亭・二世南仙笑楚満人など。書肆(シヨシ)青林堂を営む。1821年以後次々と作品を発表。特に「春色梅児誉美(ウメゴヨミ)」で人情本の第一人者となったが,天保の改革で風俗を乱したとして罰せられ,翌年病没。著「春色辰巳園」「春告鳥」など。
ためなみだ
ためなみだ [3] 【溜め涙】
泣くのをこらえてたまった涙。「こらへに堪へた―の関が一時に切れた/あひびき(四迷)」
ために
ために [2] 【為に】
■一■ (接続)
〔漢文訓読に由来する語法〕
それ故に。「事前の対策がなく,―かかる大災害となった」
■二■ (連語)
⇒ため(為)(2)
ためぬり
ためぬり [0] 【溜め塗(り)】
漆塗りの一種。朱漆・青漆などで下塗りをし,木炭で艶消しをした上に,透漆を塗ったもの。下塗りの色が透けて見える。
ためみず
ためみず [0][2] 【溜め水】
防火用・飲用などのためにためておく水。
ためらい
ためらい タメラヒ [0][3] 【躊躇い】
ためらうこと。躊躇(チユウチヨ)。
ためらいきず
ためらいきず タメラヒ― [3] 【躊躇い傷】
刃物などで自殺を図ったものの死にいたらず,からだに残った傷。
ためらう
ためらう【躊躇う】
⇒躊躇(ちゆうちよ).
ためらう
ためら・う タメラフ [3] 【躊躇う】 (動ワ五[ハ四])
(1)しようかしまいかと迷う。思い切りがつかなくて行動に移れない。躊躇(チユウチヨ)する。「会うのを―・う」「入ろうか入るまいか―・っている」
(2)感情を静める。病勢などの落ち着くのを待つ。「かなしう見たてまつり給ふ,―・ひて御前に参り給へれば/狭衣 1」
(3)様子をみる。待つ。「一の矢を射させて試みんとて,暫く―・ひける所に/保元(中)」
ためる
ためる【矯める】
[曲げる]bend;→英和
twist;→英和
straighten (まっすぐにする);→英和
correct (矯正).→英和
ためる
た・める [2] 【矯める・撓める】 (動マ下一)[文]マ下二 た・む
(1)木・竹・枝などを,曲げたりまっすぐにしたりして形を整える。「枝を―・める」「角(ツノ)を―・めて牛を殺す」
(2)悪い性質やくせなどを直す。矯正(キヨウセイ)する。「―・め難い不親切や残酷心はまさかにあるまい/行人(漱石)」「クセヲ―・メル/ヘボン(三版)」
(3)目をすえて見る。じっと見る。「―・めつすがめつ」「清葉の容子(ヨウス)を最(モ)う一度―・めて視て/日本橋(鏡花)」
(4)弓・鉄砲で,ねらいをつける。「千介鉄炮を―・めすゑ西郷を馬より打落し/常山紀談」
ためる
た・める [0] 【溜める】 (動マ下一)[文]マ下二 た・む
(1)水などを一か所に集めておく。「雨水を―・める」「クーポン券を―・める」
(2)(「貯める」とも書く)金品をたくわえる。「小金(コガネ)を―・める」
(3)処理すべきものをとどこおらせる。「家賃を大分―・めてしまった」「宿題を―・める」
(4)ある状態でとめる。とどめる。「我ヲ見テ一足モ―・メイデ逃ゲ行ク/日葡」「暫時も我が宿に尻も―・めず/浮世草子・風流曲三味線」
〔「たまる」に対する他動詞〕
ためる
ためる【溜める】
accumulate (蓄積);→英和
[貯える]save;→英和
store;→英和
put aside;collect (集める);→英和
[支払を]run up <bills> ;leave <one's work> undone (仕事を).
ためん
ためん【多面的】
many-sided.多面体 a polyhedron.→英和
ためん
ためん [0][1] 【他面】
物事の,注目されたり知られたりしている以外の面。ほかの面。ほかの方面。一方。副詞的にも用いる。「きびしい人だが,―ではやさしいところもある」「成功はしたが,―多大な負債が残った」
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕
ためん
ためん [0] 【打眠】
〔「だめん」とも〕
僧がねむること。
ためん
ためん [0] 【多面】
(1)多くの平面。
(2)多くの方面。「―にわたって活躍する」
ためん
ためん【他面】
on the other side;on the other hand (一方).
ためんかく
ためんかく [2] 【多面角】
同一平面上にないいくつかの角が頂点を共有し,隣の角と辺を共有してできている立体図形。
→立体角
ためんせい
ためんせい [0] 【多面性】
各方面にわたる性質。
ためんたい
ためんたい [0] 【多面体】
四つ以上の多角形より成る面で囲まれた立体。面の数により四面体・五面体…と呼ぶ。
ためんてき
ためんてき [0] 【多面的】 (形動)
多くの面にわたるさま。
⇔一面的
「―な活動」
たも
たも [1] 【攩網】
「たもあみ(攩網)」の略。
たも
たも 【賜も】
〔動詞「たもる」の命令形「たもれ」の転。近世語〕
(1)ください。おくれ。「水―や,とてふしにける/浄瑠璃・二枚絵草紙(下)」
(2)動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,補助動詞として用いる。…てください。…ておくれ。「あれ聞きや人が来る。出て―/浄瑠璃・丹波与作(上)」
たも
たも [1]
トネリコ・ヤチダモなどの異名。
たもあみ
たもあみ【たも綱】
a landing[scoop]net.
たもあみ
たもあみ [0][2] 【攩網】
竹や針金の口輪のついた袋状の網に長い柄をつけたもの。魚をすくい取るのに使う。たも。
たもう
たも・う タマフ 【賜ふ・給ふ】 (動ハ四・動ハ下二)
⇒たまう
たもう
たもう【多毛の】
hairy.→英和
多毛症 hirsutism.
たもう
たもう [0] 【多毛】
体に毛の多いこと。毛深いこと。
たもうさく
たもうさく [2] 【多毛作】
同じ耕地に年三回以上作物を植え付け,収穫すること。
→一毛作
→二毛作
たもうしょう
たもうしょう [0] 【多毛症】
うぶ毛が生えるところに多数の硬毛が生える状態。
たもうる
たもう・る タマウル 【賜うる】 (動ラ四)
〔「たまはる」の転。中世以降の語〕
くださる。くれる。「酒ての手しるしをはとても―・るまいものゆゑに/史記抄 6」
〔動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,補助動詞としても用いられる〕
たもうるい
たもうるい [2] 【多毛類】
多毛綱の環形動物の総称。体は多くの体節に分かれ,各体節にいぼ足があり剛毛が生える。体長は5ミリメートルから1メートル以上にもなる種があるが,多くは2〜20センチメートル。大部分が海産。ゴカイ・イソメ・イワムシなど。魚の釣り餌にする。
たもくてき
たもくてき【多目的の】
multipurpose <dam> .→英和
たもくてき
たもくてき [2] 【多目的】 (名・形動)
多くの目的をもつ・こと(さま)。「―ホール」
たもくてきダム
たもくてきダム [6] 【多目的―】
洪水の調節,水道・灌漑(カンガイ)・工業用水の取水,発電用水の貯水など複数の目的に供するダム。
たもつ
たもつ【保つ】
[長持ちする]keep;→英和
last;→英和
support (支える);→英和
[維持]preserve[maintain] <peace> ;→英和
keep up <appearances> (面目を).
たもつ
たも・つ [2] 【保つ】 (動タ五[四])
〔「手(タ)持つ」の意〕
(1)ある状態のまま変わらず続くようにする。「健康を―・つ」「首位の座を―・つ」「威厳を―・つ」「温度を一五度に―・つ」「一定の距離を―・つ」「身を―・つ(=道徳的ニ正シクアリ続ケル)」
(2)ある状態が変わらないでそのまま続く。もつ。「肉ガナガク―・タナイ/へボン」
(3)人の命や治世が続く。
(ア)人の命や在位期間が続く。「百歳の寿命を―・つ」「久しく世を―・たせ給つるも/栄花(月の宴)」
(イ)在位する。「百歳百余歳まで―・ち給へる帝もおはしましたれど/大鏡(道長)」
(4)教え・戒律などを守る。「戒律を―・つ」「母の教へ給ひし御言葉を耳の底に―・ち給ひて/曾我 4」
(5)大事に所有する。「―・つ所の財宝を/曾我 3」
[可能] たもてる
たもと
たもと【袂】
the sleeve;→英和
<at> the foot <of> (橋の).→英和
〜を分かつ part from[take leave of] <a person> .
たもと
たもと [3] 【袂】
〔手(タ)本(モト)の意〕
(1)和服の袖の,袖付けより下の垂れ下がった部分。「―に入れる」「―を翻(ヒルガエ)す」
(2)袖。「をのこどもの―より手いだしたる/宇治拾遺 1」
(3)上代,肘から肩までの部分。一説に,手首・袖口のあたり。「韓玉(カラタマ)を―に巻かし/万葉 804」
(4)かたわら。あたり。ほとり。「橋の―」
たもと=に縋(スガ)る
――に縋(スガ)・る
去ろうとする人の袂を捉(トラ)えて引き留める。重ねて懇願したり,哀れみを請うことにいう。
たもと=を分かつ
――を分か・つ
行動を別にする。絶交する。「今日かぎり彼と―・つ」
たもと=を絞(シボ)る
――を絞(シボ)・る
涙でぬれた袂をしぼる。泣く。
たもと=を連(ツラ)ねる
――を連(ツラ)・ねる
同じ行動をとる。「―・ねて脱会する」
たもとおとし
たもとおとし [4] 【袂落(と)し】
タバコ入れ・汗ふきなどをはさむ小さい袋。紐(ヒモ)の両端にその二個を結びつけ,懐中から左右のたもとに落としておく。
袂落とし[図]
たもとおり
たもとおり 【徘徊り】 (枕詞)
〔動詞「たもとおる」の連用形から〕
「ゆきめぐる」意から「ゆきみ(=地名)」にかかる。「―行箕(ユキミ)の里に妹を置きて/万葉 2541」
たもとおる
たもとお・る 【徘徊る】 (動ラ四)
〔「た」は接頭語〕
同じ場所を行ったり来たりする。行き廻る。もとおる。「若子(ミドリゴ)の這ひ―・り朝夕に/万葉 458」
たもとくそ
たもとくそ [3] 【袂糞】
和服の袖の底に自然とたまるごみ。
たもとどけい
たもとどけい [4] 【袂時計】
懐中時計。
たもとのつゆ
たもとのつゆ 【袂の露】
袖にかかる涙。「ほに出でぬ物思ふらし篠すすき招く―しげくして/源氏(宿木)」
たもり
たもり [1] 【田守】
稲田の番をすること。また,その番人。
たもる
たも・る 【賜る・給る】 (動ラ四)
〔「たまはる」の変化した「たもうる」の転。中世以降の語〕
(1)くださる。くれる。「それならば何なりともいとまを―・れ/狂言・乞聟」
(2)動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に付いて,補助動詞として用いる。…てくださる。…てくれる。「己がこれ程にいふのに心に従うて―・らん/歌舞伎・好色伝授」
たもれ
たもれ 【賜れ・給れ】
「たもる」の命令形。たまわれ。下さい。「うつつになりとも逢せて―/松の葉」
たもろこ
たもろこ [2] 【田諸子】
コイ目の淡水魚。全長10センチメートルほど。モロコの一種で,一対のひげを持ち,水のきれいな細流や池にすむ。佃煮(ツクダニ)にする。本州中部以西,近年は東北地方にも分布。スジモロコ。
たもん
たもん [1] 【多聞】
(1)〔仏〕
(ア)正しい教えを多く聞いて心にとどめること。
(イ)「多聞天」の略。
(2)城壁の上に塀のように作られた長屋風の建築物。松永久秀が大和の多聞城に初めて作ったのでこの名があるという。
(3)屋敷の周囲に建てた長屋。
たもん
たもん [1] 【他門】
(1)ほかの一門。ほかの一族。
(2)自分の属している以外の宗門。
たもんいんにっき
たもんいんにっき タモンヰン― 【多聞院日記】
奈良興福寺多聞院の日記。四六冊。1478年から1618年までの記事を収める。主要部は僧英俊の筆になり,戦国時代から江戸初期までの政治・社会・文化全般にわたる貴重な史料。
たもんてん
たもんてん 【多聞天】
〔仏〕
〔梵 Vaiśravana の意訳。常に仏を守護してその説法を多く聞くことからいう〕
毘沙門(ビシヤモン)天の別名。
多聞天[図]
たも綱
たもあみ【たも綱】
a landing[scoop]net.
たや
たや [1] 【田屋】
田の番や耕作のために田のそばに建てた小屋。
たや
たや 【田谷】
姓氏の一。
たや
たや [1] 【他家・他屋】
(1)婦人が月経や出産の時にこもる家。火小屋。仮屋。別屋。別火屋。
(2)転じて,月経のこと。
たやく
たやく 【田役】
中世以後,神社や寺院の修繕などのために田地に課した労役。
たやす
たやす 【田安】
江戸時代の御三卿の一。八代将軍徳川吉宗の第二子宗武が江戸城田安門内に邸を与えられ一家を創立。所領一〇万石で御三家に次ぐ家格。
たやす
たやす【絶やす】
root out (絶滅);put an end to;be[run]out of (切らす).
たやす
たや・す [2] 【絶やす】 (動サ五[四])
(1)絶えるようにする。絶つ。「子孫を―・す」「根ヲ―・ス/日葡」
(2)なくなったままにしておく。「火を―・さないようにする」
[可能] たやせる
たやす
たや・す (動サ四)
〔近世上方語〕
動詞の連用形に接続助詞「て」の付いたものに付き,補助動詞として用いる。動作をなし終える意を表す。…てしまう。「ひよんな所へ戻つて―・した/浄瑠璃・道中亀山噺」
たやすい
たやす・い [3][0] 【容易い】 (形)[文]ク たやす・し
〔「た」は接頭語〕
(1)わけなくできる。容易だ。やさしい。「―・い仕事」「この問題は―・くは解決しない」
(2)かるがるしい。軽率だ。「つかさくらゐ高き人をば―・きやうなれば入れず/古今(仮名序)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たやすい
たやすい
easy;→英和
simple.→英和
たやすく easily;→英和
readily;without difficulty.
たやすむねたけ
たやすむねたけ 【田安宗武】
(1715-1771) 江戸中期の国学者・歌人。徳川吉宗の子。家重の弟。田安家を興す。国学を荷田在満(アリマロ)・賀茂真淵に学び,万葉調の歌人として著名。有職故実にも通じた。著「天降言(アモリゴト)」「国歌八論余言」「服飾管見」など。
たやすもん
たやすもん 【田安門】
江戸城城門の一。北の丸にあり北に面する。門下に千鳥ヶ淵・牛ヶ淵があり九段坂に向かう。
たやま
たやま 【田山】
姓氏の一。
たやまかたい
たやまかたい 【田山花袋】
(1871-1930) 小説家。群馬県生まれ。本名,録弥。「文章世界」主筆として自然主義を標榜,平面描写論を唱え自然主義文学の重鎮となった。代表作「蒲団」「生」「田舎教師」「時は過ぎ行く」「一兵卒の銃殺」「東京の三十年」
たやりきぞう
たやりきぞう 【田谷力三】
(1899-1988) テノール歌手。日本のオペラ草創期から出演。浅草オペラの人気者となり,田力(デンリキ)の愛称で親しまれた。最晩年まで現役として活動。
たゆ
た・ゆ 【絶ゆ】 (動ヤ下二)
⇒たえる
たゆい
たゆい 【手結】
上代の装身具。玉や鈴や管に紐(ヒモ)を通して,袖を結び腕を飾ったもの。たまき。
たゆう
たゆう【太夫】
a lord steward;a performer (浄瑠璃の);→英和
a female-role actor (歌舞伎の);a courtesan (花魁(おいらん)).→英和
たゆう
たゆう タイフ [1] 【大夫・太夫】
〔五位の通称「たいふ」から転じた語〕
(1)能楽の観世・金春・宝生・金剛各流シテ方の家元の称号。
(2)浄瑠璃の語り手の称。三味線引きにもいう。義太夫・嘉太夫などと芸名に添えても用いる。
(3)歌舞伎で,女方の敬称。
(4)江戸吉原など官許の遊郭で,最高位の遊女の称。明和(1764-1772)以降消滅。
(5)万歳(マンザイ)の主となる方。
→才蔵
(6)神主・禰宜(ネギ)などの神職の称。
(7)神社の御師(オシ)の称。
たゆうおり
たゆうおり タイフ― [0] 【太夫下り】
太夫であった遊女が,次位にさげられること。また,その者。太夫おろし。太夫落ち。
たゆうかい
たゆうかい タイフカヒ 【太夫買ひ】
太夫職の遊女を買うこと。また,その人。「道通りが左近殿を―と云うたげな/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
たゆうかのこ
たゆうかのこ タイフ― [4] 【太夫鹿の子】
型染めで染め出した鹿の子模様。貞享年間(1684-1688)京都西洞院四条藤屋善右衛門が染め始めたという。
たゆうぐるい
たゆうぐるい タイフグルヒ 【太夫狂ひ】
遊女を買うことに夢中になること。遊女狂い。
たゆうこ
たゆうこ タイフ― 【太夫子】
将来,立女形(タテオヤマ)になるはずの美形の若手役者。「かたちも人にすぐれて,―にもなるべきものと思ひしに/浮世草子・胸算用 4」
たゆうしょく
たゆうしょく タイフ― [2] 【太夫職】
遊郭で,太夫の位にある女郎。最上位の女郎。御職(オシヨク)女郎。おしょく。
たゆうだな
たゆうだな タイフ― [2] 【太夫棚】
浄瑠璃の太夫がすわって浄瑠璃を語る床。
たゆうもと
たゆうもと タイフ― [0] 【太夫元】
演劇・演芸などの興行責任者。役者や裏方をやとって一座を組織して座主に売り込んで興行する人。興行名義人。江戸では座元(ザモト)が兼ねた。
たゆげ
たゆげ 【弛げ・懈げ】 (形動ナリ)
だるそうなさま。「いと苦しげに―なれば/源氏(桐壺)」
たゆし
たゆ・し 【弛し・懈し】 (形ク)
(1)疲れて力がない。だるい。「手も―・く扇の風のぬるければ関の清水に水馴てぞ行く/好忠集」
(2)気が進まない。気性がはきはきしない。心の働きが鈍い。「さいふとも日たけなむと,―・き心どもはたゆたひて/紫式部日記」
たゆた
たゆた (形動ナリ)
心が不安で揺れ動き,定まらないでいるさま。多く「ゆたにたゆたに」「ゆたのたゆたに」の形で用いられる。「我(ア)が心ゆたに―に浮蓴(ウキヌナワ)/万葉 1352」
たゆたい
たゆたい タユタヒ [3] 【揺蕩い】
たゆたうこと。「波の―」「心の―」「大船の泊つるとまりの―に/万葉 122」
たゆたう
たゆた・う タユタフ [3] 【揺蕩う】 (動ワ五[ハ四])
(1)物がゆらゆら動いて定まらない。ただよう。「波間に―・う小舟」
(2)心が動揺する。ためらう。「父はあまりの事に,しばし―・ひしが/うたかたの記(鴎外)」「今は逢はじと―・ひぬらし/万葉 542」
〔終止形・連体形は「たゆとう」とも発音される〕
たゆとう
たゆと・う タユタフ [3] 【揺蕩う】 (動ワ五[ハ四])
⇒たゆたう
たゆまず
たゆまず【弛まず】
steadily;untiringly;with perseverance.〜努力する work hard.
たゆみ
たゆみ [3] 【弛み】
たゆむこと。ゆるむこと。「忙しく眼をしばたたきながら―もなく算盤を弾いてゐた/浮雲(四迷)」
たゆみない
たゆみな・い [4] 【弛み無い】 (形)[文]ク たゆみな・し
気のゆるみがない。油断しない。とだえることがない。「―・い努力のたまものだ」「―・く前進を続ける」
たゆむ
たゆ・む [2] 【弛む】
■一■ (動マ五[四])
〔「弛し」の動詞形〕
(1)心の緊張がゆるむ。なまける。現代では多く打ち消しの語を伴って用いる。「倦(ウ)まず―・まず」「皆人も―・み給へるに,にはかに御気色ありて/源氏(葵)」
(2)勢いが弱まる。衰える。とまる。「時節風―・み…御舟更に進まず/太平記 7」
(3)怠る。しないですます。「供養法―・みて急ぎ参れり/源氏(明石)」
(4)張っていたものがゆるむ。たるむ。「糸ガ―・ム/日葡」
(5)だるくなる。「足―・み身疲れて/太平記 3」
■二■ (動マ下二)
油断させる。警戒をとかせる。「なにとも思ひたらぬさまにて―・め過ぐすも,またをかし/枕草子 276」
たゆむ
たゆむ【弛む】
slacken;→英和
relax.→英和
弛まぬ untiring;steady;→英和
persistent.→英和
たゆら
たゆら (形動ナリ)
動揺して定まらないさま。流れ動くさま。たよら。「筑波嶺の岩もとどろに落つる水世にも―に我が思はなくに/万葉 3392」
たよう
たよう【多様な】
various;→英和
diverse;→英和
manifold.→英和
多様性 diversity.→英和
たよう
たよう [0] 【多様】 (名・形動)[文]ナリ
いろいろなものがあること。変化に富んでいること。また,そのさま。さまざま。
⇔一様
「多種―」「―な生き方」
[派生] ――さ(名)
たよう
たよう [0] 【他用】
(1)ほかの用事。
(2)ほかの使用。ほかの使いみち。
たよう
たよう [0] 【多用】 (名)スル
(1)やるべき事が多く忙しいこと。多忙。「御―中のところあいすみません」
(2)多く用いること。「修辞を―した華麗な文体」
たようか
たようか [0] 【多様化】 (名)スル
多くの様式や種類に分かれること。「価値観が―する」
たようたい
たようたい [0] 【多様体】
局所的にユークリッド空間とみなせる集合。現代数学では,その中にさまざまな構造を定義して理論を組み立てていく。
たようとりようまい
たようとりようまい [0][2] 【他用途利用米】
主食用以外の加工原料米。減反政策のもとで,米でありながら転作作物とみなされてきた。
たよく
たよく [0] 【多欲】 (名・形動)[文]ナリ
欲の多いこと。欲が深いこと。また,そのさま。欲深。貪婪(ドンラン)。
たよせに
たよせに (副)
(1)はるかに離れているさま。「天照大神を―拝みたまふ/日本書紀(天武訓)」
(2)事のついでに。「忍びかね摘み知らするを女郎花―折ると思ひ疎むな/久安六年百首」
たよたよ
たよたよ (副)
(1)弱々しいさま。「心―トナル/日葡」
(2)なよなよ。「―としておもしろかつたれば/狂言・今参」
たよら
たよら (形動ナリ)
「たゆら」に同じ。「足柄(アシガリ)の刀比(トヒ)の河内に出づる湯のよにも―に/万葉 3368」
たより
たより [1] 【便り】 (名)スル
〔「頼り」と同源〕
(消息などを)知らせてくること。また,そのもの。音信。手紙。「お―本当にありがとうございます」「その後なんの―もない」「風の―」
たより
たより【便り】
news (消息);→英和
a letter (手紙);→英和
correspondence (通信).→英和
〜をする write (a letter) <to> .→英和
〜がある hear[get a letter] <from> .→英和
たより
たより [1] 【頼り】
〔動詞「頼る」の連用形から〕
(1)たのみとする物や人。「夫を―にする」「地図一枚だけを―に山を登る」
(2)てづる。つて。縁故。「―を求めて就職する」
(3)手がかり。きっかけ。契機。「真成(マコト)の小説稗史となるべき道をひらかん―となるべし/小説神髄(逍遥)」
(4)手段。方便。「あふべき―もなければ/浮世草子・五人女 4」
(5)便利。便宜。「―よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」
(6)都合のよい時。ついで。幸便。「をとこなま宮づかへしければ,それを―にて/伊勢 87」
(7)つながり。関連。「簀子・透垣の―をかしく/徒然 10」
たより
たより【頼り】
[依頼]reliance;→英和
dependence;→英和
[信頼]trust;→英和
confidence;→英和
[助力]help;→英和
support.→英和
…を〜に with the help of <a map> .〜になる reliable;→英和
staunch.→英和
〜にする ⇒頼る.
たよりがい
たよりがい [0] 【頼り甲斐】
頼りにするだけの価値。「―のない男」
たよりごと
たよりごと 【便り事】
消息。音信。「花・蝶につけたる―は/源氏(胡蝶)」
たよりない
たよりな・い [4] 【頼り無い】 (形)[文]ク たよりな・し
(1)たよりにならない。あてにならない。「―・い英語だ」「―・い返事」
(2)心細い。不安だ。心もとない。「一人では―・いから二人で行く」
(3)頼れる人・ものがない。「女,親なく―・くなるままに/伊勢 23」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
たよりない
たよりない【頼り無い】
unreliable;vague (返事など);→英和
helpless (不安な).→英和
たよりなし
たよりなし 【頼り無し】
貧乏人。「徳人・―の家のうちの作法など書かせ給へりしが/大鏡(伊尹)」
たよりや
たよりや [0] 【便り屋】
江戸時代,賃金をとって,手紙や荷物の配達にあたったもの。町飛脚。
たよる
たよ・る [2] 【頼る】 (動ラ五[四])
(1)力を貸してくれるものとして依存する。頼みにする。「ひとに―・ってばかりいないで自分でやりなさい」
(2)依存する。「勘に―・る」「石油は外国からの輸入に―・る」
(3)助けになるものとしてそこへ行く。「知人を―・って上京する」
(4)言い寄る。「人の嫁など―・るを/浮世草子・二十不幸 4」
[可能] たよれる
たよる
たよる【頼る】
rely[depend]on;look to <a person> for help;count on <a person's help> .
たよわし
たよわ・し 【手弱し】 (形ク)
〔「た」は接頭語〕
弱い。かよわい。「岩戸割る手力もがも―・き女にしあれば/万葉 419」
たら
たら (助動)
完了の助動詞「た」の仮定形。
→た(助動)
たら
たら (副助)
〔「とやら」の転。近世上方語〕
漠然と指示するのに用いる。とか。「それから江戸をたつて,鈴が森―いふとこへ来て/滑稽本・膝栗毛 5」
たら
たら
《植》an angelica tree.
たら
たら【鱈】
a cod(fish).→英和
鱈子 cod roe.
たら
たら [1] 【鱈・大口魚】
タラ目タラ科に属する魚の総称。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイの三種がいる。全長30〜120センチメートル。一般的に体形はやや延長し,前半部は太く,後半部に向かい細くなる。背びれは三つで尻びれは二つ。水産上の重要魚。北洋に広く分布。マダラ。[季]冬。
鱈[図]
たら
たら
〔「といったら」の転。「ったら」の形で用いられることが多い〕
■一■ (係助)
名詞,動詞・形容詞,一部の助動詞の終止形,形容動詞・助動詞「そうだ」の語幹に接続する。
(1)軽い非難・軽蔑,または親しみの気持ちをこめて,話題として提示する。「おとうさん―,なかなか起きないのよ」「あの店っ―,サービスが悪いんだから」
(2)異常な性状であることを述べる場合,それがどんな点についてであるかを驚きの気持ちをこめて提示する。「たらない」の形でも用いられる。「あの痛さっ―,何ともいいようがない」「この店のそばは,おいしいっ―,天下一品だ」「ほんとうにうるさいっ―ないね」
■二■ (終助)
(1)名詞および活用語の終止形に付く。
(ア)じれったい気持ちで呼びかける。「あなたっ―。返事ぐらいしてよ」「早く早く,お母さん―」
(イ)意味を強めて言い切る。「いやだっ―」「私がするっ―」
(2)活用語の言い切りの形(時には連用形や助詞「て」など)に付く。命令・要求などを表す文に多く用いられ,自分の意向がなかなか相手に通じないことをいらだたしく思う気持ちをこめていう。「早く起きなさいっ―」「もっと静かにっ―」「今日はゆっくりしてっ―」
たら
−たら【もし…たら】
⇒若(も)し.もうやめろったら Now,cut it out,I tell you!
たら
たら [1] 【楤】
⇒たらのき(楤木)
たら∘しめる
たら∘しめる (連語)
〔助動詞「たり」の未然形に助動詞「しめる」の付いたもの〕
…としてあるようにする。「政治家をして真の政治家―∘しめるもの」
たら∘す
たら∘す 【足らす】 (連語)
〔動詞「たる」に尊敬の助動詞「す」が付いたもの〕
満ち足りていらっしゃる。
→あまたらす
たらい
たらい【盥】
a (wash)tub;a basin.→英和
たらい
たらい タラヒ [0] 【盥】
〔「手(テ)洗い」の転〕
水や湯を入れて,顔・手足を洗うための丸くて平たい器。現在では多く金属製・プラスチック製で,洗濯に用い,洗面器などより大きいものをいう。「洗濯―」「金―」
たらいぶね
たらいぶね タラヒ― [4] 【盥船】
たらいを船の代用としたもの。
たらいまわし
たらいまわし タラヒマハシ [4] 【盥回し】 (名)スル
(1)足で盥を回す曲芸。
(2)ある一つの物事をなれ合いで他の者に送りまわすこと。「政権の―」
たらいまわし
たらいまわし【盥回し】
rotation (of political power) (政権の).
たらう
たら・う タラフ 【足らふ】 (動ハ四)
〔動詞「たる」に継続の助動詞「ふ」が付いたものから〕
(1)十分である。すべて備わっている。「―・はぬ事ありとも言ふべきにあらず/落窪 3」
(2)その資格がある。「さてまた,宮仕にも,いとよく―・ひたらむかし/源氏(藤袴)」
たらかす
たらか・す 【誑かす】 (動サ四)
たぶらかす。だます。たらす。「吉弥めに―・されくさつて/滑稽本・膝栗毛 6」
たらかんゆ
たらかんゆ [3] 【鱈肝油】
タラの肝臓から採取した油。ビタミン A ・ D を多量に含み,魚類の肝油中最も有用。
たらこ
たらこ [3][0] 【鱈子】
タラの腹子。主にスケトウダラの卵を塩漬けにしたもの。たらのこ。
たらこぶ
たらこぶ [3][0] 【鱈昆布】
塩鱈と刻み昆布とで仕立てた吸い物。こぶだら。たらこんぶ。
たらし
たらし [3] 【垂らし・滴し】
〔動詞「垂らす」の連用形から〕
(1)液体などをたらすこと。したたり。たれ。「洟(ハナ)―」「一(ヒト)―」
(2)航海中荒天にあった船が,風浪に流されるのを防ぎ,かつ安全を保つために船首または船尾から曳かせる碇(イカリ)ないし碇綱。《垂》
→シー-アンカー
たらし
たらし 【弓】
〔「執(ト)らし」の転。手にお持ちになるものの意〕
貴人の持つ弓。「御(オン)―」「御(ミ)―」
たらし
−たらし【−誑し】
女(男)〜 a Don Juan (a coquette).
たらし
たらし [3] 【誑し】
〔動詞「たらす(誑)」の連用形から〕
(1)異性を言葉たくみに誘惑すること。また,その人。「女―」
(2)(子供などを)なだめすかすもの。特に,おやつ。「煎餅(オセン)やおこしの―も利(キ)かで/十三夜(一葉)」
(3)だますこと。また,その人。「あの―が,やるまいぞ��/狂言・入間川」
たらしい
たらし・い (接尾)
〔形容詞型活用。「ったらしい」の形でも用いる〕
名詞や形容詞・形容動詞の語幹に付いて形容詞をつくる。いかにもそのように感ぜられる,そのような性質が強いなどの意を表す。好ましくない場合に用いる。「未練―・い」「貧乏っ―・い」「いやみっ―・い」「憎―・い」「長っ―・い」
たらしこみ
たらしこみ [0] 【溜込】
日本画の彩色技法の一。色を塗ってまだ乾かないうちに他の色をたらし,そのにじみによって独特の色彩効果を出すもの。自覚的に用いたのは宗達が初めで,以後,琳派がさかんに用いた。
たらしこむ
たらしこ・む [4][0] 【誑し込む】 (動マ五[四])
甘い言葉や色仕掛けでうまくだます。「うぶな娘を―・む」
たらじゅ
たらじゅ [2] 【多羅樹】
(1)ヤシ科の常緑高木。スリランカ原産。葉面を傷つけると痕(アト)が黒変するので,葉片はインド・中国で古来経文を書くのに用いられ,日本にも江戸時代に輸入された。バイタラジュ。
→貝多羅葉(バイタラヨウ)
(2)古代インドの長さの単位。七仞(ジン),すなわち約15メートル弱。
たらす
たら・す [2] 【誑す】 (動サ五[四])
(1)うまいことを言ってだます。たらしこむ。「女を―・そうとする」「人を―・すは遊女の商売/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)(子供などを)すかしなだめる。きげんをとる。「泣く子を―・し/浮世草子・一代男 4」
たらす
たらす【垂らす】
[つるす]hang down;[こぼす](let) drop;→英和
drip;→英和
spill <water> .→英和
たらす
たら・す [2] 【垂らす】 (動サ五[四])
(1)液体などを少しずつ上方から流す。したたらす。「よだれを―・す」
(2)垂れるようにする。ぶらさげる。「カーテンを―・す」「釣り糸を―・す」
→たれる
[可能] たらせる
たらず
−たらず【−足らず】
less than.
たらず
たらず 【足らず】 (接尾)
(1)数詞に付いて,その数値に満たないことを表す。「一〇人―しか集まらない」「五分―のスピーチ」
(2)名詞に付いて,十分でないことを表す。「舌―」「月―」
たらずまえ
たらずまえ 【不足前】
不足な分。たしまえ。「この―はまたこつちに算段があらあ/洒落本・辰巳婦言」
たらせんそう
たらせんそう 【鱈戦争】
1958年,71年,75年の三回にわたりアイスランドとイギリスの間で生じた漁業水域の管轄権をめぐる紛争。
たらたかんまん
たらたかんまん 【多羅吒干�】
〔梵 traṭ hāṁ māṁ の音訳〕
〔仏〕 不動明王の威力をたたえる真言(シンゴン)の一部。
たらたら
たらたら [1] (副)
(1)しずくなどのしたたるさま。「汗が―(と)流れ落ちる」
(2)このましくないことばかりを続けて言うさま,またはするさま。「文句―」「お世辞―」
たらたら
たらたら 【誑誑】
他人をだます者。「たそやあたりに音するは,いにしへの―よ/狂言・磁石」
たらたら
たらたら
〜流れる drip (血・汗が).→英和
不平〜 with a great deal of complaints.
たらちお
たらちお 【垂乳男】
〔「垂乳女(タラチメ)」に対して作られた語〕
父。「いかなる―,たらちねの心の闇といふとも/とはずがたり 3」
たらちし
たらちし 【垂乳し】 (枕詞)
〔「たらちね」の転か〕
「母」「吉備(キビ)」にかかる。「―母に懐(ムダ)かえ/万葉 3791」「―吉備の鉄(マガネ)の狭鍬(サグワ)持ち/播磨風土記」
たらちしの
たらちしの 【垂乳しの】 (枕詞)
「母」にかかる。「―母が目見ずておほほしく/万葉 887」
たらちしや
たらちしや 【垂乳しや】 (枕詞)
「母」にかかる。「うちひさす宮へ上ると―母が手離れ/万葉 886」
たらちね
たらちね [0] 【垂乳根】
〔枕詞「たらちねの」から〕
(1)母。母親。たらちめ。「その―を尋ぬなる,子安の塔を過ぎ行けば/謡曲・熊野」
(2)親。父をも母をもいう。「昔だに昔と思ひし―のなほ恋しきぞはかなかりける/新古今(雑下)」
(3)〔母の意の「垂乳女(タラチメ)」が生じたことから〕
父。父親。たらちお。「(実忠ノコトヲ)忘るなよ契りおきけむ―も笑みて見るらむ/宇津保(国譲中)」
たらちねの
たらちねの 【垂乳根の】 (枕詞)
(1)「母」にかかる。「―母の命は斎瓮(イワイヘ)を前にすゑ置きて/万葉 443」
(2)(中古以降の用法)「親」にかかる。「―親のまもりとあひ添ふる心ばかりはせきなとどめそ/古今(離別)」
〔語義未詳。乳を垂らす意とも,乳の満ち足りた意ともいう〕
たらちめ
たらちめ 【垂乳女】
〔「垂乳根(タラチネ)」から類推して作られた語〕
母。「五月五日は,―の跡とひに/とはずがたり 2」
たらちり
たらちり [0] 【鱈ちり】
鱈を使ったちりなべ。
たらつねの
たらつねの 【足常の】 (枕詞)
「たらちね(垂乳根)の」に同じ。「―母が養(カ)ふ蚕の繭(マヨ)隠り/万葉 2495」
たらでんぶ
たらでんぶ [3] 【鱈田麩】
塩鱈の肉で作ったでんぶ。
たらどうか
たらどうか (連語)
⇒どうか■二■
たらのき
たらのき [1] 【楤の木】
ウコギ科の落葉低木。山野に生える。全体に鋭いとげがある。葉は二回羽状複葉で枝先に集まって互生。夏,白色の小花を多数つけ,秋,球形の液果が黒熟。若芽・若葉は食用。材はマッチの軸木などとし,樹皮は薬用とする。たら。
楤の木[図]
たらのこ
たらのこ [1] 【鱈の子】
「鱈子(タラコ)」に同じ。
たらのめ
たらのめ [1] 【楤の芽】
タラノキの若芽。食用とする。[季]春。《岨の道くづれて―ふきけり/川端茅舎》
たらば
たらば (連語)
〔助動詞「た」の仮定形に接続助詞「ば」の付いたもの〕
もしそうなったら。たら。「雨が降っ―延期する」
→た(助動)
たらば
たらば [0] 【鱈場】
タラのとれる漁場。
たらばがに
たらばがに【たらば蟹】
a king crab.
たらばがに
たらばがに [3] 【鱈場蟹・多羅波蟹】
海産のヤドカリの一種。カニに似た体をしているが歩脚は三対でカニより一対少ない。甲は25センチメートル内外,脚を伸ばすと1メートル以上になる。雌は小さく,甲は10センチメートル内外。肉は美味。主に缶詰にする。北海道以北に分布。タラの漁場でとれるのでこの名がある。[季]冬。
鱈場蟹[図]
たらば蟹
たらばがに【たらば蟹】
a king crab.
たらふく
たらふく
〜食べる(飲む) eat (drink) one's fill;eat heartily (drink heavily).
たらふく
たらふく [0][2] 【鱈腹】 (副)
〔「鱈腹」は当て字〕
腹いっぱい。「ごちそうを―食う」「―つめこむ」
たらぼ
たらぼ [0] 【楤穂】
タラノキの若芽。食用。
たらぼさつ
たらぼさつ 【多羅菩薩】
〔仏〕
〔「多羅」は梵 Tārā の音訳。眼睛(ガンセイ)・救度の意〕
観音の眼から生じたとも,眼から放たれた光より生じたともいう。胎蔵界観音院の一尊で,女形。三十三観音の一。多羅観音。
たらみ
たらみ 【多良見】
長崎県中南部,西彼杵(ニシソノギ)郡の町。大村湾の南岸で,長崎・諫早二市に接する。ミカンの産地。
たらよう
たらよう [0] 【多羅葉】
(1)モチノキ科の常緑高木。暖地の山中に自生し,庭木にされる。葉は革質で長さ20センチメートルにもなる長楕円形。縁には鋭い鋸歯がある。葉面を傷つけると痕が変色するので経文を書く多羅樹になぞらえてこの名がある。雌雄異株。春,葉腋に緑黄色の小花を密生。果実は球形で晩秋赤く熟す。材は細工物とし,若葉は茶の代用ともなる。紋付柴(モンツキシバ)。鋸柴(ノコギリシバ)。
(2)「貝(バイ)多羅葉」に同じ。
たらようしょう
たらようしょう タラエウセウ 【多羅要鈔】
平安末期の辞書。心覚撰。梵語語彙をいろは順にならべて,その出典,ならびに訳語を注したもの。現存する本邦撰述の梵語辞書中最古のもの。多羅葉記,または梵名字彙ともいう。
たらり
たらり [2][3] (副)
(「と」を伴って)しずくがしたたり落ちるさまを表す語。「油が―としたたる」
たらわす
たらわ・す タラハス 【足らはす】 (動サ四)
満たす。十分にする。「韓国(カラクニ)に行き―・して帰り来む/万葉 4262」
たらん
たらん (連語)
〔助動詞「たり」の未然形に助動詞「む」の付いた「たらむ」の転〕
…でいよう。…であろう。「よき教師―として日夜奮闘する」
たり
たり (並立助)
〔完了の助動詞「たり」の終止形「たり」から。中世末期以降の語〕
活用語の連用形に接続する。ガ・ナ・バ・マ行五(四)段活用の動詞に付く場合には「だり」となる。
(1)並行する,あるいは継起する同類の動作や状態を並べあげるのに用いる。普通,「…たり…たり」のように,「たり」を二つ重ねて用いる(時に,末尾の「たり」のあとに「など」を添えていうこともある)。「人が出―入っ―している」「本を読ん―((ダリ))手紙を書い―するひまもない」「大きかっ―小さかっ―などして,なかなかからだに合うのがない」
(2)(副助詞的用法)一つの動作や状態を例としてあげ,他に同類の事柄がなおあることを暗示する。「あの子は,親にたてつい―して,ほんとうに困ったものだ」「わたしが人をだまし―などするものですか」
(3)(終助詞的用法)同じ動作を「…たり…たり」と繰り返してあげ,命令や勧誘の意を表す。「さあ,早く起き―起き―」「そこに居てはじゃまだ。どい―どい―」
たり
たり (助動)(たら・たり・たり・たる・たれ・たれ)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に動詞「あり」の付いた「てあり」の転〕
現代語の完了の助動詞「た」の古語形。動詞および動詞型活用の助動詞の連用形(ならびに音便の形)に接続する。
(1)動作・作用がすでに終わって,その結果が存続していることを表す。…た。…ている。「我はもや安見児得〈たり〉皆人の得かてにすといふ安見児得〈たり〉/万葉 95」「おもしろく咲き〈たる〉桜を,長く折りて,大きなる瓶にさし〈たる〉こそをかしけれ/枕草子 4」
(2)動作・作用が引き続いて行われている意を表す。…ている。…てある。「ひさかたの月は照り〈たり〉暇(イトマ)なく海人(アマ)のいざりは灯(トモシ)合へり見ゆ/万葉 3672」
(3)動作・作用が完了したことを表す。…た。…てしまう。「かかる程に,門をたたきて,くらもちの皇子おはし〈たり〉と告ぐ/竹取」「飼ひける犬の,暗けれど,主を知りて飛びつき〈たり〉けるとぞ/徒然 89」
たり
たり (助動)(たら・たり(と)・たり・たる・たれ・(たれ))
〔格助詞「と」に動詞「あり」の付いた「とあり」の転〕
古語の断定の助動詞。体言に接続する。物事の資格・存在・状態などを強く指定する意を表す。…である。…だ。…なのだ。「況んや智恵高貴にして三千の貫首〈たり〉。今は徳行おもうして一山の和尚〈たり〉/平家 2」「内裏の御代〈たら〉んには関白まづおはするをさしおき/保元(上)」「神明の御計らひ〈と〉して八道の謀叛の心も和らぎ/盛衰記 13」
〔(1)中古の和文にはまだほとんど見られないが,中世から盛んになり,主として漢文訓読文や和漢混交文に多く見られた。(2)命令形「たれ」は,古文ではほとんど用いられず,近代の文語文で時に用いられるにすぎない〕
たり
たり 【人】 (接尾)
助数詞。「二(フ)・三(ミ)・四(ヨ)…」など,和語の数詞に付いて,人を数えるのに用いる。「ふ―の世界」「よっ―帰る」
たりお
たりお 【垂尾】
長く垂れさがった尾。しだり尾。「鶏(カケ)の―の乱れ尾の長き心も思ほえぬかも/万葉 1413」
たりかつよう
たりかつよう [3] 【タリ活用】
文語形容動詞の活用形式の一。終止形の語尾が「たり」で終わるもの。「堂々と」など語尾に「と」をもつ副詞が動詞「あり」と結合してできたもので,語尾が「たら・たり(と)・たり・たる・たれ・たれ」と活用する。「堂々たり」「悠然たり」の類。語幹はほとんどが漢語である。
〔口語には,この種の活用をする形容動詞はないが,連用形「―と」,連体形「―たる」の形だけはなお用いられるものがある。口語では,普通,「―と」(「堂々と・悠然と」の類)は副詞,「―たる」(「堂々たる・悠然たる」の類)は連体詞とする。なお,本辞典では,これらの語は((トタル))として示す。→どうどう(堂々)・ゆうぜん(悠然)〕
→形容動詞
たりき
たりき【他力本願】
salvation by faith;reliance upon others (依頼心).
たりき
たりき [0] 【他力】
(1)他人の助力。
(2)〔仏〕 自己の力で悟るのではなく,仏や菩薩の力を借りること。仏・菩薩の加護のこと。多くは浄土教で,衆生(シユジヨウ)を極楽へ救済する阿弥陀仏の本願の力のこと。
⇔自力
たりききょう
たりききょう [0] 【他力教】
阿弥陀仏の本願の力によって,極楽往生を求める宗教。
⇔自力教
たりきしゅう
たりきしゅう [3][2] 【他力宗】
阿弥陀仏の本願の力によって極楽往生すべきことを説く宗門。浄土教系の諸宗派のこと。他力門。
⇔自力宗
たりきねんぶつ
たりきねんぶつ [4] 【他力念仏】
浄土に往生するのは,すべて阿弥陀仏の本願の力によると信じて唱える念仏。
⇔自力念仏
たりきほんがん
たりきほんがん [4] 【他力本願】
(1)〔仏〕 弥陀の本願の力に頼って成仏すること。
(2)他人の力に頼って事をなすこと。他人まかせにすること。「―では成功は望めない」
たりきもん
たりきもん [3] 【他力門】
⇒他力宗(タリキシユウ)
たりくび
たりくび [2] 【垂領】
左右の襟を低くたれさげ,引き合わせに着用すること。中世以降,水干(スイカン)などの盤領(マルエリ)を垂領に着る着用法が生じた。また,小袖などの左右を引き違えに,V 字形に合わせて着る襟。
⇔上頸(アゲクビ)
垂領[図]
たりつ
たりつ【他律(の)】
heteronomy (heteronomous).
たりつ
たりつ [0] 【他律】
自分の意志からでなく,他人の意志・命令などによって行動すること。
⇔自律
「―的態度」
たりとも
たりとも (連語)
〔断定の助動詞「たり」の終止形に接続助詞「とも」の付いたもの〕
体言に接続して,「(たとえ)…であっても」の意を表す。「一日―怠けることは許されぬ」
〔現代語では,やや文語的な言い方として用いられる〕
たりない
たりない【足りない】
be not enough;be insufficient;be short <of> ;be wanting;be missing;lack <sincerity> ;→英和
need;→英和
be unworthy <of> (価値が);be dull[stupid](知能が).
たりふし
たりふし (副)
〔「頭を垂れ伏して」の意〕
ねんごろに。せつに。「法皇の御事を―申されければ/平家 4」
たりほ
たりほ [0] 【垂り穂】
実って垂れている,稲・麦などの穂。
たりゅう
たりゅう [0] 【他流】
他の流儀。他の流派。
たりゅう
たりゅう【他流試合をする】
try one's skill with a follower of a different school.
たりゅうじあい
たりゅうじあい [4] 【他流試合】
武術などで他の流儀の人との試合。
たりょう
たりょう [0] 【他領】
他国の領土。他人の領分。
たりょう
たりょう [0] 【多量】 (名・形動)[文]ナリ
量が多い・こと(さま)。
⇔少量
「―の救援物資」「出血―」
たりょう
たりょう【多量の】
much;→英和
a lot of;plenty of;a large quantity of;a great deal of.〜に abundantly;→英和
in great quantities.
たりょく
たりょく [0] 【多力】 (名・形動)[文]ナリ
力や権力が強い・こと(さま)。「―なる国王に,父はいかでか敵し得べき/うたかたの記(鴎外)」
たりる
たりる【足りる】
⇒足(た)る.
たりる
た・りる [0] 【足りる】 (動ラ上一)
〔四段動詞「足る」の上一段化。近世江戸語以降の語〕
(1)必要なだけの数量が十分ある。十分である。「昼食には千円あれば―・りる」「プリントが三人分―・りない」
(2)それで間にあう。「電話で用が―・りるのに,わざわざ出かけていく」
(3)(「…するにたりる」の形で)…するだけの価値・資格がある。「一読するに―・りる本」「全くとるに―・りない些細(ササイ)なこと」「あんなものは論ずるに―・りない」
たる
たる (助動)
〔古語の断定の助動詞「たり」の連体形から〕
(1)資格を表す場合に用い,「…である」の意を表す。「師〈たる〉に値しない」「かりにも大学生〈たる〉者のなすべきことではない」「荀(イヤシク)も男児〈たる〉者が零落したのを恥づるとは何んだ/浮雲(四迷)」
(2)「…たるや」の形で,特筆に値すると思われる事柄などを話題にする時に用いる。「その風体〈たる〉やさながら弁慶の如く…」
→たり(助動)
たる
た・る [0] 【足る】 (動ラ五[四])
(1)不足や欠けたところがない状態になる。たりる。「お金が―・らない」「努力が―・らない」「望月の―・れる面わに/万葉 1807」
(2)それにふさわしい資格や価値がある。たりる。「将となすに―・る人物」「論ずるに―・らぬこと」「とるに―・らぬこと」「頼むに―・らぬ」
(3)満足する。「―・ることを知れ」
(4)「たらぬ」の形で,頭の働きが悪いの意を表す。「すこし―・らぬ人を賭にして/浮世草子・一代男 8」
(5)一定の数量に達する。「御年まだ六十にも―・らせ給はねば/大鏡(師輔)」
〔現代語では,慣用的用法のほかは,上一段活用の「足りる」が一般に用いられる〕
たる
たる [0] 【樽】
酒・醤油・味噌,あるいは漬物などを入れる木製の容器。「漬物―」「一斗―」
たる
たる 【垂】
〔「垂水(タルミ)」の略〕
滝のこと。
たる
た・る 【垂る】
■一■ (動ラ四)
(1)水滴がしたたり落ちる。たれる。「白ひげの上ゆ涙―・り/万葉 4408」
(2)ものの一端が下に垂れ下がる。「(鼻ハ)先の方少し―・りて色つきたる事/源氏(末摘花)」
■二■ (動ラ下二)
⇒たれる
たる
たる【足る】
[十分]be enough[sufficient];[まにあう]serve;→英和
answer;→英和
will do;[値する]be worthy <of> ;deserve;→英和
be content(ed) (満足).
たる
たる【樽】
a barrel;→英和
a cask;→英和
a keg (小樽).→英和
樽詰の barreled;casked.
たるい
たるい タルヰ 【樽井】
姓氏の一。
たるい
たるい タルヰ 【垂井】
岐阜県南西部,揖斐(イビ)川支流の相川扇状地上にある町。中山道の旧宿場町。
たるいとうきち
たるいとうきち タルヰ― 【樽井藤吉】
(1850-1922) 政治家。奈良県生まれ。自由民権運動に参加。1882年(明治15)東洋社会党を結成。のち,衆議院議員。「大東合邦論」を著し,大アジア主義を主張した。
たるいり
たるいり [0] 【樽入り】
樽にはいっていること。また,そのもの。
たるいれ
たるいれ [0] 【樽入れ】 (名)スル
(1)不漁の時,ほかの大漁のあった所へ樽酒を贈って一緒に酒宴し,大漁にあやかること。
(2)婚約が成立した時,かためとして婿の方から嫁の方へ,仲人が柳樽をいれること。きまりざけ。
たるかいせん
たるかいせん [3] 【樽廻船】
1730年,菱垣(ヒガキ)廻船から独立して関西の酒荷を専門に江戸へ輸送した廻船仲間の船。江戸後期では年間一〇〇万樽の酒を運び,また菱垣廻船の荷物の一部も輸送して,船も千五百石から二千石積みの大型船を使用した。たるぶね。
樽廻船[図]
たるかがみ
たるかがみ [3] 【樽鏡】
酒樽の蓋(フタ)。かがみ。
たるがき
たるがき [0][2] 【樽柿】
あいた酒樽に渋柿をつめ,樽に残るアルコール分によって渋をぬき,甘くしたもの。
たるき
たるき【垂木】
a rafter.→英和
たるき
たるき [0] 【垂木・棰・椽・架】
屋根板を支えるために棟木から軒桁に架け渡す長い材。はえき。たりき。
たるきがた
たるきがた [0] 【垂木形】
垂木に平行に取り付ける幅の狭い簡略な破風板。
たるきさきがわら
たるきさきがわら [6] 【垂木先瓦】
垂木の先端に装飾物として釘で打ちつける瓦。円形・方形のものが多く,平安末期以後は金具にかわる。垂木瓦。
たるきだけ
たるきだけ [3] 【垂木竹】
竹を垂木としたもの。また,その竹。さらし竹,すす竹などを用いる。
たるきばな
たるきばな [3] 【垂木鼻】
垂木の端。また,その装飾。こじり。
たるきわり
たるきわり [0] 【垂木割(り)】
垂木の配置法。垂木の間隔によって繁(シゲ)割り・まばら割り・吹き寄せ割りなどがあり,並べ方によって平行垂木と扇垂木がある。
たるざかな
たるざかな [3] 【樽魚】
進物用の酒樽と酒のさかな。
たるざけ
たるざけ [0][2] 【樽酒】
樽に入れた酒。そんしゅ。
たるだい
たるだい [0] 【樽代】
酒の代わりに贈る金。結納・転宅などの場合にいうことが多い。酒代。樽料。
たるづめ
たるづめ [0] 【樽詰(め)】
樽に詰めること。また,詰めた物。
たるにんぎょう
たるにんぎょう [3] 【樽人形】
江戸時代,寛文・延宝(1661-1681)頃,柄のついた酒樽に着物を着せ編み笠などをかぶせて人形に仕立て,宴席などで,手で差し持って踊らせたもの。
たるぬき
たるぬき [0] 【樽抜き】
渋柿を酒の空樽に入れておいて,アルコールによって渋みを抜くこと。また,その柿。
たるひ
たるひ 【垂氷】
雨・雪などの水が,軒・岩角などから,したたりながら凍って垂れ下がったもの。つらら。[季]冬。「滝の白糸―となり/平家 5」
たるひ
たるひ 【足る日】
物事の満ち足りるよい日。充実した日。「今日の生日(イクヒ)の―に/祝詞(出雲国造神賀詞)」
たるひとしんのう
たるひとしんのう 【熾仁親王】
⇒有栖川宮熾仁親王(アリスガワノミヤタルヒトシンノウ)
たるひろい
たるひろい [3] 【樽拾い】
酒屋の小僧が得意先から空樽や空徳利を集めて歩くこと。また,その小僧。
たるぶね
たるぶね [0][3] 【樽船】
⇒樽廻船(タルカイセン)
たるまえさん
たるまえさん タルマヘ― 【樽前山】
北海道南西部,支笏(シコツ)湖の東方にそびえる活火山。海抜103メートル。江戸初期から近年までに三〇回余噴火。
たるまる
たるまる [0] 【樽丸】
酒樽用の木材。杉でつくる。
たるみ
たるみ [0] 【弛み】
(1)たるむこと。気のゆるみ。「精神の―」「―事故」
(2)たるんでいる度合。「―の大きさ」
たるみ
たるみ【弛み】
a sag;→英和
slackening;relaxation (心の).→英和
たるみ
たるみ 【垂水】
兵庫県神戸市西端の区名。明石海峡に臨む景勝地。
たるみ
たるみ 【垂水】
垂れ落ちる水。滝。「石(イワ)走る―の上のさわらびの萌(モ)え出づる春になりにけるかも/万葉 1418」
たるみこし
たるみこし [3] 【樽御輿】
酒樽を御輿に仕立てたもの。お神酒(ミキ)を神に捧(ササ)げたもので,今は主に子供が担ぐ。[季]夏。
たるみず
たるみず タルミヅ 【垂水】
鹿児島県大隅半島西部,鹿児島湾に面する市。ポンカン・ビワ・エンドウなどの栽培,ハマチ養殖,観光が産業の中心。
たるむ
たる・む [0] 【弛む】
■一■ (動マ五[四])
(1)張っていたものがゆるくなる。ゆるむ。「皮膚が―・む」「電線が―・む」
(2)心・気持ちにしまりがなくなる。だらしがなくなる。「精神が―・んでいる」「心ガ―・ム/日葡」
■二■ (動マ下二)
⇒たるめる
たるむ
たるむ【弛む】
be loose;→英和
slacken;→英和
sag;→英和
relax (気が).→英和
弛んだ loose;slack;→英和
flabby <cheeks> ;→英和
dull (心の).→英和
たるめる
たる・める [0] 【弛める】 (動マ下一)[文]マ下二 たる・む
(1)強く張られていたものをゆるめる。たるませる。「ナワヲ―・メル/ヘボン」
(2)気をゆるめる。油断させる。
たるや
たるや (連語)
〔助動詞「たり」の連体形に助詞「や」の付いたもの〕
(特筆すべき事柄に関して)…と言えば。…に至っては。「その怒り―大変なものだった」
たるやおせん
たるやおせん 【樽屋おせん】
不義をして自害した天満の樽屋の女房。1685年の事件という。歌謡や井原西鶴の「好色五人女」に脚色されて広まり,のち浄瑠璃・歌舞伎でも上演。
たれ
たれ【誰】
⇒誰(だれ).誰彼の差別なく indiscriminately;→英和
anybody.→英和
たれ
たれ【垂れ】
(1)[汁]sauce;→英和
gravy (肉汁).→英和
(2) a flap (ポケットの).→英和
たれ
たれ 【垂れ】
■一■ [2] (名)
(1)たれること。「鼻―小僧」
(2)たれているもの。
(ア)剣道の防具で胴の下につけて太ももあたりを保護するもの。
(イ)垂れ駕籠のむしろ戸。
(ウ)平緒につけてたらすもの。
(エ)能の仮髪の一。鬢(ビン)から肩の前に垂らし,髪の乱れを表すもの。白・黒二色がある。
(3)食べ物に味をつける濃い汁。醤油・味醂・酒・砂糖などを煮つめたものなど。
(4)漢字の構成部分の名称。「府」の「广(まだれ)」,「原」の「厂(がんだれ)」,「癖」の「疒(やまいだれ)」など,字の上部から左に垂れた形のもの。
■二■ (接尾)
〔「ったれ」とも〕
体言に付いて,その性質や状態をはっきり表す人をののしっていうのに用いる。「しみっ―」「ばか―」
たれ
たれ [1] 【誰】 (代)
不定称の人代名詞。だれ。「―か故郷を思わざる」「大和の高佐士野を七行く媛女(オトメ)ども―をし枕(マ)かむ/古事記(中)」
たれ=かある
――かある
誰かいないか。貴人が目下の者を呼ぶ時の言葉。「―,外より錠を堅めよ/浄瑠璃・浦島年代記」
たれ=か烏(カラス)の雌雄(シユウ)を知らん
――か烏(カラス)の雌雄(シユウ)を知らん
〔詩経(小雅,正月)〕
カラスのおす・めすの区別を誰がつけられようか。人の心や善悪・優劣の判定というものはしにくいものだ。
たれあま
たれあま [3] 【垂れ尼】
髪を短くそいでたらしている尼。また,その髪形。そぎあま。
たれえい
たれえい 【垂れ纓】
⇒すいえい(垂纓)
たれかべ
たれかべ [2] 【垂れ壁】
天井から垂れ下がったような形の壁。鴨居の上の小壁などをいう。防煙区画として重要。
たれがし
たれがし [2][1] 【誰某】 (代)
不定称の人代名詞。その人と名をあげないで人をさしたり,名がわからないままその人をさし示したりする語。だれそれ。なにがし。たれぼう。「―が婿になりぬとも/徒然 190」
たれがみ
たれがみ [2] 【垂れ髪】
少女などの,結い上げないで垂れさげた髪。
たれぎぬ
たれぎぬ [3][0] 【垂れ絹】
垂れさげて室内の仕切りにする布。たれぬの。とばり。
たれこみ
たれこみ【垂れ込み】
<話> a tip-off.
たれこみ
たれこみ [0] 【垂れ込み】
垂れ込むこと。密告。
たれこむ
たれこむ【垂れ込む】
squeal <on a person> ;→英和
<話> tip off <the police> .
たれこむ
たれこ・む [0][3] 【垂れ込む】
■一■ (動マ五)
密告する。「警察に―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒たれこめる
たれこめる
たれこ・める [0][4] 【垂れ込める・垂れ籠める】 (動マ下一)[文]マ下二 たれこ・む
(1)雲などが低くおおう。「暗雲が低く―・める」
(2)簾(スダレ)や帳(トバリ)をたれて,部屋の中にとじこもる。「―・めて春の行方も知らぬまに/古今(春下)」
たれこめる
たれこめる【垂れこめる】
hang over (もやが).
たれさがる
たれさがる【垂れ下がる】
hang (down);→英和
dangle.→英和
たれさがる
たれさが・る [4][0] 【垂れ下(が)る】 (動ラ五[四])
下にさがっている。「風がないので,旗が―・っている」
たれどき
たれどき [0] 【誰時】
「彼(カ)わ誰時(タレドキ)」に同じ。
たれどきぼし
たれどきぼし [4] 【誰時星】
明け方に見える星。すなわち,金星。明けの明星。かわたれ星。
たれながし
たれながし [0] 【垂れ流し】 (名)スル
(1)大小便をたれ流すこと。
(2)未処理の廃棄物などをたれ流すこと。「―公害」
たれながす
たれなが・す [0][4] 【垂れ流す】 (動サ五[四])
(1)大小便を無意識のうちにしてしまう。
(2)(工場などが)必要な処置をしないで汚水などを川や海に流す。「廃液を―・す」
たれながす
たれながす【垂れ流す】
discharge (汚水などを).→英和
たれぬの
たれぬの 【垂れ布】
壁の代わりに掛けて,垂らした布。とばり。「―を引き開て/今昔 28」
たれのひと
たれのひと 【誰の人】 (連語)
いったい,だれ。どういう人。「さ雄鹿の萩に貫き置ける露の白玉あふさわに―かも手に巻かむちふ/万葉 1547」
たれびと
たれびと [0] 【誰人】 (代)
不定称の人代名詞。なんという人。なんぴと。「―にも見出し得ぬ訳だ/吾輩は猫である(漱石)」
たれぼう
たれぼう [2][1] 【誰某】 (代)
「たれがし(誰某)」に同じ。
たれまく
たれまく [0][2] 【垂れ幕】
仕切るために,たれさげた幕。
たれまく
たれまく【垂れ幕】
a (drop) curtain.
たれみそ
たれみそ [0] 【垂れ味噌】
味噌を水で溶いて煮つめ,布袋に入れてしたたらせて得た汁。煮物・汁物に用いた。
たれみみ
たれみみ [2] 【垂れ耳】
耳たぶがたれるほど大きな耳。
たれめ
たれめ [0][3] 【垂れ目】
目尻の下がった目。下がり目。
たれやしひと
たれやしひと 【誰やし人】 (連語)
いったいだれ。どういう人。「大君の御帯の倭文服(シツハタ)結びたれ―も相思はなくに/日本書紀(武烈)」
たれやなぎいせき
たれやなぎいせき 【垂柳遺跡】
青森県東津軽郡田舎館村にある弥生中期の水田遺跡。七〇〇枚の水田址・水路,籾痕のある田舎館式土器,炭化米が発見され,北辺の稲作を証明した。
たれやのひと
たれやのひと 【誰やの人】 (連語)
何という人。どんな人。たれやのもの。「死なぬ程の言ひがひなしは何の用にたたむとて,―か目をかけむ/幸若・夜討曾我」
たれやのもの
たれやのもの 【誰やの者】 (連語)
「たれやのひと」に同じ。「―か参り,御所にてかく申しつらん/幸若・堀川」
たれゆえそう
たれゆえそう タレユヱサウ [0] 【誰故草】
エヒメアヤメの別名。
たれり
たれり 【足れり】 (連語)
〔四段動詞「足る」の巳然形に助動詞「り」の付いたもの〕
足りている。十分だ。「それで―とする」
たれる
たれる【垂れる】
[下げる]hang (down);→英和
drop;→英和
droop;→英和
dangle (ぶらぶらと);→英和
trail (ひきずる);→英和
[したたる]drop;→英和
drip;→英和
trickle;→英和
bestow a favor <on> (恵みを).→英和
たれる
た・れる 【垂れる】
■一■ [2] (動ラ下一)[文]ラ下二 た・る
□一□(自動詞)
(1)水滴がしたたり落ちる。「水がぽたぽた―・れる」「鼻水が―・れそうになる」
(2)一端を止められた紐(ヒモ)・布・紙などの他端が下にさがる。「長い髪が後ろに―・れている」「耳の―・れた犬」
□二□(他動詞)
(1)小便・大便などを排泄(ハイセツ)することをやや卑しめていう語。「糞(クソ)を―・れる」「屁(ヘ)を―・れる」
(2)目下の者に教訓や模範を示す。「人々に範(ハン)を―・れる」「教訓を―・れる」
(3)神仏が恵みを人に与える。「仏が慈悲を―・れる」「神が恩寵(オンチヨウ)を―・れる」
(4)あとまで残す。あとにとどめる。「名声を後に―・れる」
(5)下にたらす。「釣り糸を―・れる」「スダレヲ―・ルル/日葡」「目より血の涙を―・れて/宇治拾遺 4」
(6)首や糸などを下にさげる。「深く首(コウベ)を―・れる」「川面に枝を―・れた柳」
(7)髪をそる。「カミヲ―・ルル/日葡」「額(ヒタイ)―・れうと思うて/浄瑠璃・重井筒(中)」
■二■ (接尾)
〔「ったれる」とも〕
体言に付いて,そのような性質・状態に対する嫌悪の気持ちを表す。「あまっ―・れる」
〔本来は四段活用の「垂る」に対する他動詞。四段活用の「垂る」が衰退し,平安末期頃他動詞の「垂らす」が生じて以降,下二段活用の「垂る」が自動詞としても用いられるようになった〕
たれんぼう
たれんぼう [0] 【垂れん棒】
(1)つららの異名。
(2)飴ん棒。
たろ∘う
たろ∘う (連語)
〔過去の助動詞「た」の未然形に推量の助動詞「う」の付いたもの〕
活用語の連用形に接続する。ガ・ナ・バ・マ行五(四)段活用の動詞に付く場合には「だろう」となる。
(1)過去の事柄やすでに完了し実現した事柄についての推量・想像などの意を表す。「その時は,さぞ困っ―∘うね」「あの人の口から出たんじゃなかったら,僕も頭から信用しなかっ―∘う」
(2)(多く上昇調のイントネーションを伴って)過去の事柄やすでに完了し実現した事柄について,相手に念を押したり同意を求めたりする気持ちを表す。「お父さんもまだ小さかっ―∘う。ちょっと怖かったよ」「この間話し―∘う,そんなことは考えない方がいいよ」
たろう
たろう タラウ 【田老】
岩手県中東部,下閉伊郡の町。海岸は陸中海岸国立公園に属し,景勝地が多い。たびたび津波の被害を受けたが,1958年(昭和33)に防潮堤が完成。
たろう
たろう [1] 【太郎】
(1)長男の称。「八幡―義家」「故大殿の―/源氏(竹河)」
(2)最もすぐれたもの,最も大なるものに敬称として添える語。「坂東―(=利根川)」「―太刀(=大キナ太刀)」
(3)物事の一番初め。「―月」
たろうかじゃ
たろうかじゃ [2][4] 【太郎冠者】
(1)〔一番目の冠者の意〕
狂言の役柄の一。大名など主人の召し使いとして登場する者のうち,第一の者。狂言の役柄中最も代表的な人物。
(2)中世,召しかかえる使用人のうち最も古参の者。
(3)〔(1)から〕
滑稽でまぬけな者をいう語。
たろうづき
たろうづき [2] 【太郎月】
〔一年の最初の月の意〕
正月の異名。
たろうのついたち
たろうのついたち 【太郎の朔日】
二月一日の異名。かつてはこの日が一年の最初の朔日とされたことからの称。次郎の朔日。
たろうぼう
たろうぼう 【太郎坊】
京都の愛宕山に住むという天狗。
たろしろ
たろしろ 【太郎四郎】
〔浄瑠璃社会の隠語〕
ばか。まぬけ。また,素人(シロウト)の意。たろうしろう。たろし。「隣の―さんを見なな/滑稽本・浮世風呂 3」
たろべえ
たろべえ 【太郎兵衛】
(1)ぐずぐずもたもたしていること。また,その人。「―を相手にせぬは八左衛門/柳多留 74」
(2)「太郎兵衛駕籠(タロベエカゴ)」の略。
たろべえかご
たろべえかご 【太郎兵衛駕籠】
〔寛政(1789-1801)から文化年間(1804-1818)にかけて流行した語〕
何をしても結局同じであること。太郎兵衛歩(アイ)びやれ。「みいら取り―に乗てくる/柳多留 65」
たわ
たわ 【撓】
■一■ (名)
(1)山の尾根の低くくぼんだ所。鞍部(アンブ)。「山の―より御船を引き越して逃げ上り/古事記(中)」
(2)髪が枕などでおされて癖のつくこと。「ただ大殿ごもりなば,御髪に―付きなむず/宇津保(蔵開中)」
■二■ (形動ナリ)
たわむさま。たわわ。「深山には嵐やいたく吹きぬらむ網代も―に紅葉つもれり/詞花(冬)」
たわい
たわい
〜ない[くだらない]silly;→英和
foolish;→英和
absurd;→英和
[無邪気な]innocent;→英和
childish;→英和
easy (容易な).→英和
〜なく easily (容易に);→英和
innocently (無心に).→英和
たわい
たわい [0][1]
(1)しっかりした態度や考え。多く「たわいがない」「たわいのない」「たわいもない」などの形で用いる。「―もないことを言う」「―のない話」
→たわいない
(2)(酔ったりして)正体がないこと。「御免下され,我等もう酔ひました,何申すやら― ―/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
たわいない
たわいな・い [4] 【たわい無い】 (形)[文]ク たわいな・し
〔近世以降の語。「たあいない」とも〕
(1)しっかりしたところがない。(幼くて)思慮分別がない。「―・く言いくるめられる」「―・い子供の言い分」
(2)手ごたえがない。張り合いがない。「―・く負けてしまった」
(3)取るにたりない。とりとめもない。「―・い話で時間をつぶす」
(4)酒に酔って正体がない。「酔いつぶれて―・く寝込む」
[派生] ――さ(名)
たわい無い
たわいな・い [4] 【たわい無い】 (形)[文]ク たわいな・し
〔近世以降の語。「たあいない」とも〕
(1)しっかりしたところがない。(幼くて)思慮分別がない。「―・く言いくるめられる」「―・い子供の言い分」
(2)手ごたえがない。張り合いがない。「―・く負けてしまった」
(3)取るにたりない。とりとめもない。「―・い話で時間をつぶす」
(4)酒に酔って正体がない。「酔いつぶれて―・く寝込む」
[派生] ――さ(名)
たわく
たわ・く タハク 【戯く】 (動カ下二)
⇒たわける
たわけ
たわけ【戯け】
[人]a fool;→英和
an idiot.→英和
たわけ
たわけ [0] 【田分け】
分家や遺産相続で,田を分けること。
たわけ
たわけ タハケ [3][0] 【戯け・白痴】
〔動詞「たわく」の連用形から〕
(1)ふざけること。ふざけた言動。「―もいい加減にしろ」
(2)馬鹿者。ふざけた者。「―め」「何時何処の―が言出したか/社会百面相(魯庵)」
(3)姦淫すること。また,禁忌にふれるような性行為。「上通下通(オヤコ)―・馬―・牛 ―・鶏―の罪/古事記(中訓)」
たわけ=を尽くす
――を尽く・す
ひどくばかげたことをしたり言ったりする。「ともに―・すのみ/滑稽本・膝栗毛(発端)」
たわけし
たわけ・し タハケシ 【戯けし】 (形ク)
(1)ふざけたさまである。ばかげている。「―・き獺(オソ)の恋は為さねど/露団々(露伴)」
(2)みだらだ。好色だ。「わらはを見てなめげに―・き心を発(オコ)したれば/読本・弓張月(前)」
たわけた
たわけた【戯けた】
foolish;→英和
silly;→英和
stupid.→英和
〜ことを言う(な) talk nonsense (Don't be silly).
たわけづら
たわけづら タハケ― [0] 【戯け面】
あほうづら。馬鹿づら。
たわけもの
たわけもの タハケ― [0] 【戯け者・白痴者】
たわけた者。ばか者。おろか者。痴(シ)れ者。「この―め」
たわける
たわ・ける タハケル [3] 【戯ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たは・く
(1)ばかげたことをする。ふざける。「―・けたことを言うな」
(2)みだらなことをする。「王の母と相―・けて,多(サワ)に無礼(イヤナキワザ)す/日本書紀(応神訓)」
たわごと
たわごと タハ― [0] 【戯言】
〔古くは「たはこと」と清音〕
ばかげた言葉。しれごと。たわむれごと。「そんな―を聞いている暇はない」
たわごと
たわごと【戯言】
<talk> nonsense.→英和
たわごと
たわごと タハ― [0] 【戯事】
〔古くは「たはこと」と清音〕
ばかげた行為。たわむれごと。
たわし
たわし タハシ [0] 【束子】
器物の汚れをこすって落とす用具。古くはわら・シュロの毛などを束ねて用いた。現在は合成樹脂製・金属製などさまざま。
たわし
たわ・し タハシ 【戯し】 (形シク)
好色である。ふしだらなさまである。「かの大臣はいみじう―・しうて/栄花(楚王の夢)」
たわし
たわし【束子】
a scrubbing brush.
たわする
たわす・る 【た忘る】 (動ラ下二)
〔「た」は接頭語〕
忘れる。「ぬばたまのその夜の梅を―・れて/万葉 392」
たわたわ
たわたわ 【撓撓】 (形動ナリ)
たわみしなうさま。「白橿(シラカシ)の枝もとををに雪の降れれば。或いは云はく枝も―/万葉 2315」[名義抄]
たわぶる
たわぶ・る タハブル 【戯る】 (動ラ下二)
⇒たわぶれる
たわぶれ
たわぶれ タハブレ 【戯れ】
「たわむれ」に同じ。「遊びをせむとや生まれけむ,―せむとや生まれけむ/梁塵秘抄」
たわぶれあそび
たわぶれあそび タハブレ― 【戯れ遊び】
ふざけ遊ぶこと。「―を好みて,心のままなる官爵にのぼりぬれば/源氏(乙女)」
たわぶれうた
たわぶれうた タハブレ― 【戯れ歌】
滑稽を主とした歌。狂歌。「―とて人々よみけるを/聞書集」
たわぶれびと
たわぶれびと タハブレ― 【戯れ人】
おどけた人。浮気な人。「あやしき―にてありける/宇津保(嵯峨院)」
たわぶれる
たわぶ・れる タハブレル [4] 【戯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たはぶ・る
「たわむれる」に同じ。「花に―・れる」「人に―・れ物に争ひ一度は恨み一度は喜ぶ/徒然 75」
たわます
たわま・す 【撓ます】 (動サ四)
(1)たわむようにする。「春は黄珠を―・す嫩柳(ドンリユウ)の風/和漢朗詠(春)」
(2)気持ちの張りをなくさせる。「北国の宮方,気を―・して頭を差出す者も無りけり/太平記 22」
たわみ
たわみ [3] 【撓み】
たわむこと。また,その程度。「枝の―」
たわみかん
たわみかん [0] 【撓み管】
屈曲自在の管。薄い金属板を螺旋(ラセン)状に組み合わせた管。ゴムや石綿のパッキングで気密を保たせてある。流体の輸送のほか,電線の保護にも用いる。可撓(カトウ)管。フレキシブル-チューブ。
たわみつぎて
たわみつぎて [4] 【撓み継(ぎ)手】
軸継ぎ手の一。弾性体を連結部に用いて,可撓性(カトウセイ)をもたせてあるもの。二軸が相互にずれている場合や,振動が伝わるのを防ぐために用いる。可撓継ぎ手。フレキシブル-カップリング。
たわむ
たわ・む [2] 【撓む】
■一■ (動マ五[四])
(1)固い棒状・板状のものが,加えられた強い力によってそり曲がった形になる。しなう。「雪の重みで枝が―・む」「棚が―・む」
(2)心が屈する。疲れる。たゆむ。「いもうとの心は―・む所なく,まめだちたれば/源氏(空蝉)」
■二■ (動マ下二)
⇒たわめる
たわむ
たわむ【撓む】
bend;→英和
be bent.
たわむる
たわむ・る タハムル 【戯る】 (動ラ下二)
⇒たわむれる
たわむれ
たわむれ タハムレ [0][4] 【戯れ】
〔動詞「たわむれる」の連用形から。近世以降の語。古くは「たわぶれ」〕
(1)遊び興ずること。遊び。
(2)ふざけること。いたずら。「―に詠んだ歌」
(3)遊びやからかいで言うこと。冗談。「―に言ったこと」
(4)男女のいちゃつき。本気でない男女の交わり。痴戯。
たわむれ
たわむれ【戯れ】
[遊戯]play;→英和
sport;→英和
a joke (冗談);→英和
(a) flirtation (男女の);a freak (気まぐれ).→英和
〜に for fun;in joke[play].
たわむれがき
たわむれがき タハムレ― [0] 【戯れ書き】
たわむれに書くこと。また,書いたもの。いたずらがき。
たわむれぐち
たわむれぐち タハムレ― [4][0] 【戯れ口】
たわむれて言う言葉。冗談。戯言(ザレゴト)。
たわむれごころ
たわむれごころ タハムレ― [5] 【戯れ心】
本気でない,ふざけた気分。たわぶれ心。
たわむれごと
たわむれごと タハムレ― [0][6] 【戯れ言】
たわむれて言う言葉。戯れ口。たわれごと。たわごと。
たわむれごと
たわむれごと タハムレ― [0][6] 【戯れ事】
たわむれにする事。ざれごと。
たわむれる
たわむ・れる タハムレル [4] 【戯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 たはむ・る
〔「たはぶる」の転〕
(1)遊び興ずる。無心に遊ぶ。「子供と―・れる」「百千の鳥どもが枝に―・れてさへづるぞ/中華若木詩抄」
(2)ふざけた気持ちで事をする。たわむれにする。「―・れて言う」
(3)(男女が)みだらな言動をする。いちゃつく。「公園で―・れる男女」
たわむれる
たわむれる【戯れる】
play (遊ぶ);→英和
joke (冗談);→英和
flirt <with> (男女が).→英和
たわめる
たわめる【撓める】
bend.→英和
たわめる
たわ・める [3] 【撓める】 (動マ下一)[文]マ下二 たわ・む
固い棒状・板状のものに強い力を加えて全体を曲げる。しならせる。たわませる。「竹を―・める」
たわやか
たわやか [2] (形動)[文]ナリ
やわらかで優美なさま。しなやかなさま。たおやか。「―な姿」「諒闇(リヨウアン)の直衣ことに内きよく―にして/盛衰記 5」
[派生] ――さ(名)
たわやがいな
たわやがいな 【手弱腕】
〔「手弱」はあて字。「たわ」は「撓(タワ)む」と同源。「や」は接尾語〕
しなやかな腕。「―を枕(マ)かむとは我はすれど/古事記(中)」
たわやすし
たわやす・し タハ― 【容易し】 (形ク)
(1)たやすい。簡単だ。「居る人だに―・く見るまじきものを/竹取」
(2)軽々しい。軽率である。「なみなみの―・き御振舞ならねば心苦しきを/源氏(末摘花)」
たわやめ
たわやめ [0][3] 【手弱女】
〔「手弱」はあて字。「たわ」は「撓(タワ)む」と同源。「や」は接尾語〕
たおやめ。「逢はむ日の形見にせよと―の思ひ乱れて縫へる衣そ/万葉 3753」
たわら
たわら【俵】
a straw bag;a bale.→英和
たわら
たわら タハラ [3][0] 【俵】
藁(ワラ)やカヤなどを編んで作った袋。穀物,炭などを入れる。普通,米俵をいう。「―に詰める」
たわら
たわら タハラ 【田原】
姓氏の一。
たわら
たわら タハラ 【俵】
姓氏の一。
たわら=を割る
――を割・る
相撲で,相手に攻められて土俵の外へ出される。
たわらがえり
たわらがえり タハラガヘリ [4] 【俵返り】
玩具の一種。紙で小さい俵のようなものを作り,中に玉を詰めたもの。盆などに載せて傾けると,ころんでは立ち,ころんでは立ちする。
たわらくにいち
たわらくにいち タハラ― 【俵国一】
(1872-1958) 冶金学者。島根県生まれ。東大教授。日本古来の製鉄法や日本刀の科学的研究を行なった。主著「日本刀の科学的研究」
たわらぐみ
たわらぐみ タハラ― [4] 【俵茱萸】
トウグミの別名。
たわらご
たわらご タハラ― [3] 【俵子】
ナマコの異名。「井戸へ釣られた大黒天も,好い客踏まへた―や/浄瑠璃・雪女」
たわらごし
たわらごし タハラ― [0] 【俵腰】
俵のように太い腰。
たわらすなお
たわらすなお タハラスナホ 【田原淳】
(1873-1952) 医学者。大分県生まれ。東大卒。福岡医科大学(現,九大医学部)教授。心臓刺激の伝導系に属する房室結節,いわゆる田原結節を発見。
たわらぜめ
たわらぜめ タハラ― [0] 【俵責め】
江戸時代の拷問の一。罪人を俵に入れて首だけ出させ,山積みにして鞭打ったもの。キリシタン信者を改宗させるため京都所司代板倉氏が採用したといわれる。
たわらとうた
たわらとうた タハラ― 【俵藤太】
〔「たわらとうだ」とも〕
藤原秀郷(フジワラノヒデサト)の異名。
たわらびょう
たわらびょう タハラビヤウ [3] 【俵鋲】
太刀の柄(ツカ)の鮫皮(サメガワ)の上に打つ鋲。鋲頭が俵形をしているのでいう。俵目貫(メヌキ)。
→飾り目貫
たわらぼうし
たわらぼうし タハラボフ― [4] 【俵法師】
桟俵(サンダワラ)を人名めかしていった語。さんだらぼっち。
たわらむかえ
たわらむかえ タハラムカヘ [4] 【俵迎え】
近世,奈良地方などで正月三が日に,吉野の村民が大黒天などの福神の絵を売りに来るもの。また,その絵。
たわらめぬき
たわらめぬき タハラ― [4] 【俵目貫】
⇒俵鋲(タワラビヨウ)
たわらもと
たわらもと タハラモト 【田原本】
奈良県北西部,磯城(シキ)郡の町。奈良盆地の中央に位置し,弥生時代の唐古・鍵遺跡がある。
たわらもの
たわらもの タハラ― [0] 【俵物】
(1)俵に入れたもの。
(2)近世,長崎貿易の輸出海産物のうち,海参(イリコ)・熨斗鮑(ノシアワビ)・鱶(フカ)の鰭(ヒレ)の三品をさす。ひょうもつ。ひょうもの。
たわらやそうたつ
たわらやそうたつ タハラヤ― 【俵屋宗達】
江戸初期の画家。法橋(ホツキヨウ)の地位に至るがその生涯はほとんど未詳。京都の人。姓は野々村と伝える。特異な構図と技法により近世装飾画の新様式を確立,尾形光琳の先駆となった。代表作「風神雷神図屏風」「蓮池水禽図」など。
たわらやまおんせん
たわらやまおんせん タハラヤマヲンセン 【俵山温泉】
山口県長門市南西部,木屋(コヤ)川上流の山間部にある温泉。
たわる
たわ・る タハル 【戯る・狂る】 (動ラ下二)
(1)遊び興ずる。たわむれる。「秋来れば野辺に―・るる女郎花(オミナエシ)/古今(雑体)」
(2)いたずら心でする。ふざける。「おほやけざまは少し―・れてあざれたる方なりし/源氏(藤裏葉)」
(3)みだらな振る舞いをする。不倫な関係を持つ。「うちしなひ寄りてそ妹は―・れてありける/万葉 1738」
(4)一途にそれにふける。おぼれる。狂う。「ひたすら―・れたる方にはあらで/徒然 3」
たわれ
たわれ タハレ 【戯れ】
〔動詞「たわる」の連用形から〕
(1)たわむれること。いたずら。遊び。「根無草―やせましよの若い時/古今六帖 6」
(2)異性と遊ぶこと。遊蕩(ユウトウ)。
たわれうた
たわれうた タハレ― 【戯れ歌】
(1)滑稽を主とした歌。たわぶれうた。
(2)特に,狂歌。
たわれお
たわれお タハレヲ 【戯れ男】
好色な男。浮気な男。放蕩男。「―が袂にかくるあやめ草/堀河百首」
たわれごころ
たわれごころ タハレ― 【戯れ心】
たわむれ心。あそび心。
たわれごと
たわれごと タハレ― 【戯れ言】
「たわむれごと(戯れ言)」に同じ。
たわれぞうし
たわれぞうし タハレザウ― 【戯草紙・戯双紙】
江戸後期の戯作(ゲサク)の草紙。
たわれな
たわれな タハレ― 【戯れ名】
(1)恋愛事に関係したうわさ。浮き名。
(2)(狂歌師などが)たわむれに付けた雅号。狂名。
たわれびと
たわれびと タハレ― 【戯れ人】
好色な人。浮気な人。
たわれめ
たわれめ タハレ― 【戯れ女・遊れ女】
(1)遊女。浮かれ女。
(2)浮気な女。
たわわ
たわわ [0][1] 【撓わ】 (形動)[文]ナリ
木の枝や稲の穂などに実がなったりしてしなやかに弧を描いて曲がっているさま。「枝も―に実がなる」「―に実る」
たわわに
たわわに【撓わに】
be heavy[heavily laden]with <fruit> .
たん
たん【端を発する】
originate in[from];start[arise]from.
たん
たん [1] 【端】
(1)物事のはじまり。きっかけ。いとぐち。
(2)「反(タン){(2)}」に同じ。
たん
たん [1] 【単】
(1)「単試合」の略。
(2)「単勝式」の略。
たん
たん【反(物)】
a roll <of cloth> .→英和
たん
たん [1] 【胆】
(1)きも。
(2)きもったま。度胸。「―が落ち着き/幇間(潤一郎)」
たん
たん [1] 【担】
(1)奈良・平安時代の荷物を数える語。一人でかつげる程度の荷を一担とする。
(2)奈良・平安時代の量の単位。一人でかつぐべき量をいう。
(3)ピクルに同じ。
たん
たん [1] 【嘆・歎】
(1)感心すること。感動のあまり,うめき声やため息を出すこと。「―を発する」
(2)なげくこと。なげき。「亡羊の―」「髀肉(ヒニク)の―」
たん
たん【短】
⇒短所.
たん
たん [1] 【短】
(1)欠点。短所。
⇔長(チヨウ)
「―を補う」
(2)花札の「赤短」「青短」の略。
たん
たん [1] 【丹】
(1)硫黄と水銀との化合した赤土。また,その色。辰砂。
(2)鉛に硫黄と硝石を加えて焼いて作ったもの。鉛の酸化物。黄色をおびた赤色で絵の具や薬用とする。鉛丹(エンタン)。
(3)薬のこと。特に不老不死の薬。「―を煉り,真を修し/読本・弓張月(続)」
(4)
(1)
(2)のような黄赤色。
たん
たん [1] 【澹】 (ト|タル)[文]形動タリ
風や波によってゆったりと動くさま。「桜花―として無からむとす/自然と人生(蘆花)」
たん
たん【痰】
phlegm;→英和
《医》sputum.→英和
〜を吐く cough[bring]up phlegm;→英和
spit.→英和
たん
たん 【炭】
姓氏の一。
たん
たん [0][1] 【痰】
(1)気管から出る粘液性の分泌物。
(2)漢方で,正常でない病的な体液。
たん
たん [1] 【反・段】
(1)地積の単位。古代・中世では三六〇歩,太閤検地以降は三〇〇歩(坪)。約9.9174アール。
(2)(「端」とも書く)布帛(フハク)の大きさの単位。長さ・幅は材質・時代によって異なる。養老令では長さ五丈二尺,幅二尺四寸。現在は,一着分の幅と丈のものを一反とする。絹の着尺地では鯨尺で幅九寸,長さ三丈から三丈二尺が一般的。
(3)距離の単位。六間(ケン)。
(4)和船の帆の大きさを示す単位。製帆用の布の幅をいう。
たん=が据(ス)わる
――が据(ス)わ・る
物事に恐れたり驚きあわてたりしなくなる。きもがすわる。
たん=は大ならんことを欲(ホツ)し心(シン)は小ならんことを欲す
――は大ならんことを欲(ホツ)し心(シン)は小ならんことを欲す
⇒胆大心小(タンダイシンシヨウ)
たん=を切る
――を切・る
(1)のどの痰をとる。
(2)すっきりするような威勢のいい言葉を言う。啖呵(タンカ)を切る。
たん=を奪う
――を奪・う
驚かして意気をそぐ。肝をつぶさせる。
たん=を捨(ス)て長(チヨウ)を取る
――を捨(ス)て長(チヨウ)を取る
〔漢書(芸文志)「舎�短取�長」〕
欠点・短所を捨てて,美点・長所を選び取る。
たん=を発(ハツ)する
――を発(ハツ)・する
物事がはじまる。起こる。「一発の銃声に―・した事変」
たん=を練る
――を練・る
物事に恐れ驚かないように修養する。
たん=を開く
――を開・く
新しく物事を始めるきっかけをつくる。
たん=斗(ト)の如(ゴト)し
――斗(ト)の如(ゴト)し
〔蜀書(姜維伝注)〕
きもの大きいこと。また,胆力の大きいことのたとえ。大胆。
たん∘なり
たん∘なり (連語)
〔完了の助動詞「たり」の連体形に伝聞・推定の助動詞「なり」の付いた「たるなり」の音便の形〕
「たなり」に同じ。「君は小督ゆゑにおぼしめししづませ給ひ―∘なり/平家 6」
たん∘めり
たん∘めり (連語)
〔完了の助動詞「たり」の連体形に推量の助動詞「めり」の付いた「たるめり」の音便の形〕
「ためり」に同じ。「おぼつかなきことをさへおぼしめし―∘めるに/狭衣 2」
たんあたり
たんあたり [3] 【反当(た)り】
田畑一反について。反当(タントウ)。「―の収量」
たんあつ
たんあつ [0] 【鍛圧】 (名)スル
金属を熱し,圧力を加えて鍛錬すること。
たんい
たんい【単位】
a unit;→英和
<get> a credit <for English> (授業の).→英和
たんい
たんい [1] 【短衣】
丈の短い衣服。
たんい
たんい [1] 【坦夷】 (名・形動)[文]ナリ
土地などが平らである・こと(さま)。平坦。「―なる大道を択ばば危険少ふして/経国美談(竜渓)」
たんい
たんい [1] 【単衣】
(1)ひとえの着物。ひとえもの。ひとえ。
(2)一枚の着物。
たんい
たんい [1] 【単位】
(1)長さ・質量・時間など,ある量を数値で表す時,比較の基準となるように大きさを定めた量。メートル・グラム・秒など。
(2)一つの集団・組織などを構成する基本的なひとまとまり。物を量ったり,数値で表したりする時に基準としたひとまとまりの量。「クラス―で行動する」「―面積当たり収量」
(3)高等学校・大学で,学習量を測る基準。普通,一週一時間,一年間続けて学習した時に一単位とする。
(4)〔仏〕 禅寺で,修行僧各自の座席。
たんいえん
たんいえん [3] 【単位円】
半径 1 の円。
たんいかぶせいど
たんいかぶせいど [6] 【単位株制度】
1981年(昭和56)の改正商法付則によって導入された株式単位引き上げのための措置。額面金額の合計が五万円に相当する株式をもって一単位とし,単位未満株主には議決権その他の共益権行使が認められないという制度。
たんいくみあい
たんいくみあい [4] 【単位組合】
労働組合の連合組織の単位となる組合。産別組合の支部・分会ではなく,独自の規約を持つ独立した組合。単組。
たんいけい
たんいけい [0] 【単位系】
少数の基本単位と,これを掛けたり割ったりした組み合わせとして表される組立単位,および必要により選ばれた補助単位とからなる一連の単位の集団のこと。MKS 単位系・ SI など。
たんいけつじつ
たんいけつじつ タンヰ― [4] 【単為結実】
被子植物で,受精が行われないのに子房だけが発達し種子のない果実を生ずる現象。自然状態ではミカン・パイナップルなどに見られ,人工的にはジベレリン処理(ブドウ)などによって起こすことができる。単為結果。
たんいこうし
たんいこうし [4] 【単位格子】
空間格子のくり返し単位となる平行六面体。一つの空間格子について,単位格子のとり方は無数にあるが,普通,三つの辺の長さがなるべく短く,三つの辺のあいだの角がなるべく直角に近くなるようにとる。単位胞。
たんいごかんせいど
たんいごかんせいど [7] 【単位互換制度】
協定の結ばれた他学校での履修を認め,単位認定する制度。1972年(昭和47)大学設置基準改正で制度化。
たんいしょう
たんいしょう 【歎異抄】
⇒たんにしょう(歎異抄)
たんいせい
たんいせい [0] 【単位制】
高等学校・大学の教育課程の履修の際とられている制度。最低必要単位以上を修得した場合に卒業・修了が認定される。
たんいせいこうこう
たんいせいこうこう [6] 【単位制高校】
進級に必要な単位を特に定めず,規定の単位以上を取得すれば卒業を認めるという高校。
たんいせいしょく
たんいせいしょく タンヰ― [4] 【単為生殖】
雌が雄と関係なしに,単独で新個体を生ずる生殖法。ミツバチ・ミジンコ・アリマキなどの動物,ドクダミ・シロバナタンポポなどの植物に見られる。単性生殖。処女生殖。
→人工単為生殖
たんいち
たんいち [0] 【単一】
〔単一型乾電池の略〕
円筒形の小型乾電池の中で最も大きいもの。
→単二
→単三
→単四
たんいつ
たんいつ [0] 【単一】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一つ,あるいは一人だけであること。「―神」
(2)一種類だけで他のものがまざっていない・こと(さま)。「―な物質からなる」「―民族国家」
たんいつ
たんいつ【単一の】
single;→英和
sole;→英和
simple.→英和
〜化する simplify;→英和
unify (統一).→英和
たんいつおうしゅうぎていしょ
たんいつおうしゅうぎていしょ 【単一欧州議定書】
〔Single European Act〕
EC の基本条約であるローマ条約を修正した文書。EC 統合をめざす諸策を取り決める。1987年発効。SEA 。
たんいつくみあい
たんいつくみあい [5] 【単一組合】
労働者個人の加盟の形式であるが,その下部に独立の規約・役員・会計をもつ単位組合に準じた支部・分会等を組織する組合。
たんいつこく
たんいつこく [4][3] 【単一国】
連邦制など,複数の国家が結合関係にあるのではなく,単一の主権で自立している国家。単一国家。
⇔複合国
たんいつしんきょう
たんいつしんきょう [5] 【単一神教】
〔henotheism〕
多神教において,特定の一神が一時的に主神の位置を占め,唯一至上の存在としてまつられる宗教現象。M =ミュラーが古代インドのベーダの宗教に対して与えた名称。交替神教。
たんいつぶつ
たんいつぶつ [4] 【単一物】
〔法〕 その物一つで一つのものを形成しているもの。その物一つで一つの名をもっているもの。
たんいつほんい
たんいつほんい [5] 【単一本位】
⇒単本位制度(タンホンイセイド)
たんいつクローンこうたい
たんいつクローンこうたい [9] 【単一―抗体】
⇒モノクローナル抗体(コウタイ)
たんいぶんすう
たんいぶんすう [4] 【単位分数】
分子が 1 の分数。1/2・1/3 など。
たんいまく
たんいまく [3] 【単位膜】
生体膜の見かけ上の基本構造。その断面の電子顕微鏡像に暗・明・暗の三層構造がみられる。
たんいみまんかぶ
たんいみまんかぶ [5] 【単位未満株】
単位株制度下で,一単位に満たない数の株式のこと。配当請求権などの自益権はあるが,議決権などの共益権はない。
たんいん
たんいん [0] 【貪淫・貪婬】
(1)ひどく色を好むこと。
(2)みだりに求めること。
たんいん
たんいん [0] 【探韻】
くじなどで探り当てた韻字で漢詩を作ること。平安時代,花宴などの折に行われた。
たんうん
たんうん [0] 【淡雲】
うすい雲。うすぐも。
たんえ
たんえ [1][0] 【丹絵】
初期の浮世絵。墨摺りに,丹色を主に黄土・草色などで筆彩色したもの。紅絵・漆絵などとともに浮世絵版画の起原をなす。
たんえい
たんえい [0] 【短詠】
短い詩歌。また,それを作ること。
たんえき
たんえき [1] 【胆液】
⇒胆汁(タンジユウ)
たんえきしつ
たんえきしつ [4] 【胆液質】
⇒胆汁質(タンジユウシツ)
たんえん
たんえん [0] 【淡煙・淡烟】
うすいけむり。うすもや。
たんお
たんお [1] 【貪汚】
〔「たん」は漢音〕
欲が深くて心がきたないこと。「―の吏」
たんおうらん
たんおうらん タンワウ― [3] 【端黄卵】
卵黄が卵の一方の端にかたよって分布している卵。鳥類・魚類の卵に多い。
たんおん
たんおん [1][0] 【短音】
単音のうち,その持続時間が相対的に短いもの。
⇔長音
たんおん
たんおん【短音】
《音声》a short sound.
たんおん
たんおん【単音】
a single sound.
たんおん
たんおん [1][0] 【単音】
音声学で扱う基本的な単位。連続的な音声を個々に区切られる諸部分に分解して得られる最小の単位。「汗(アセ)」は[a][s][e]の単音からなる。
たんおんかい
たんおんかい [3] 【短音階】
西洋音楽で常用される二種の七音音階の一。階名でラを主音とする。ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラと並ぶ自然的短音階を基本形とし,やや変形した旋律的短音階と和声的短音階が多く使われる。
⇔長音階
→短調
たんおんかい
たんおんかい【短音階】
《楽》a minor scale.
たんおんがく
たんおんがく [3] 【単音楽】
⇒モノフォニー
たんおんせつ
たんおんせつ【単音節(語)】
a monosyllable (a monosyllabic word).→英和
たんおんてい
たんおんてい [3] 【短音程】
全音階中の二,三,六,七度の音程には半音の大きさの差をもつ二種があり,そのうちの短い方をいう。
⇔長音程
短音程[図]
たんおんもじ
たんおんもじ [5] 【単音文字】
⇒音素文字(オンソモジ)
たんか
たんか【啖呵を切る】
swear;→英和
bluff.→英和
たんか
たんか [1] 【担架】
病人・負傷者などを乗せて運ぶ道具。普通,二本の長い棒の間に布を張ったもの。
たんか
たんか [1] 【単価】
商品一つの,あるいは売買上の単位あたりの値段。
たんか
たんか [1] 【単科】
ただ一つの学部・学科。
たんか
たんか [1] 【単舸】
小舟。はしけ。
たんか
たんか [1] 【短歌】
(1)和歌の一体で,最も普通の歌体。五七五七七の五句三一音を原則とする。起原はよくわからず,諸説あるが,万葉時代には既に確立し,長歌・旋頭歌(セドウカ)などのすたれた平安時代以降は,和歌といえば短歌をさすに至った。みじかうた。みそひともじ。
→長歌
(2)中世歌学で,長歌のこと。「古今和歌集」巻一九の最初に長歌を「短歌」としてあることによる。
たんか
たんか [1] 【丹霞】
日の光を受けて赤く映える靄(モヤ)や雲。夕焼け雲。
たんか
たんか【担架】
a stretcher;a wheeled stretcher (車付きの).
たんか
たんか 【痰火】
熱があって痰が激しく出る病気。また,その痰。「―は胸にせき上(ノボ)せば/浄瑠璃・新版歌祭文」
たんか
たんか [1] 【単果】
⇒単花果(タンカカ)
たんか
たんか [1][0] 【啖呵】
(1)喧嘩(ケンカ)・口論の時,相手に向かって言う威勢のいい,鋭い言葉。
(2)香具師(ヤシ)などが品物を売る時の口上。
〔「弾呵(ダンカ)」か。「痰火(タンカ)」の転とする説もある〕
たんか
たんか [1] 【譚歌】
⇒バラード
たんか
たんか【単価】
a unit price.〜100円で at 100 yen apiece;@100 yen.→英和
たんか
たんか [1] 【炭価】
石炭の値段。
たんか
たんか【炭化する】
carbonize.→英和
‖炭化水素 hydrocarbon.炭化物 a carbide.
たんか
たんか【短歌】
a tanka;a Japanese poem of thirty-one syllables.
たんか
たんか [1] 【丹花】
赤い花。しばしば美人の唇の形容に用いる。
たんか
たんか [0] 【炭化】 (名)スル
(1)有機物質が,酸素の少ない条件下で加熱されたり,硫酸などによる強力な脱水作用を受けたり,あるいは微生物の働きによって分解したりして,炭素分に富んだ物質になること。「遺跡から―した米が出土した」
(2)ほかの物質が炭素と化合すること。また,そうしてできた物質。
たんか=を切る
――を切・る
歯切れよく威勢のよい調子でまくし立てたり,相手をやりこめたりする。
たんかい
たんかい [0] 【探海】
海上,海中をさぐること。
たんかい
たんかい 【湛海】
(1629-1716) 江戸中期の修験僧・仏師。伊勢の人。諸国を行脚したのち,生駒山の宝山寺を中興。不動明王・歓喜天(カンギテン)を深く信仰,専門仏師と異なる力強い彫刻で「五大明王像」などの作を多く残す。
たんかい
たんかい [0] 【坦懐】
胸にわだかまりのないこと。心の平らかであること。「虚心―」
たんかいこう
たんかいこう 【淡海公】
藤原不比等(フヒト)の諡号(シゴウ)。
たんかいとう
たんかいとう [0] 【探海灯】
海上を照らす探照灯。
たんかいぶし
たんかいぶし 【淡海節】
喜劇役者の志賀廼家(シガノヤ)淡海(1884-1956)が作詞作曲したはやり唄。1916年(大正5)に芝居の中で唄い全国に広まった。
たんかうり
たんかうり [3] 【啖呵売り】
口上を述べ立てて物を売ること。また,香具師(ヤシ)。
たんかか
たんかか タンクワクワ [3] 【単花果】
一個の花の一個の子房からできた果実。ウメ・モモ・リンゴなど多くの果実はこれに属す。単果。
→集合果
たんかくしゅ
たんかくしゅ [4] 【短角種】
⇒日本短角種
たんかくそうしょ
たんかくそうしょ 【丹鶴叢書】
紀州新宮城(丹鶴城)藩主水野忠央編の叢書。七帙一五四冊。1847〜53年刊。歴史・文学・医学などの稀覯(キコウ)本を収め,校訂が厳密で版刻が美しいことで知られる。
たんかけいそ
たんかけいそ [4] 【炭化珪素】
ケイ砂とコークスとを電気炉で加熱して得られる板状結晶。普通,黒紫色,純粋なものは無色透明。化学式 SiC ダイヤモンドに近い硬さをもち,高温でも安定なので研磨剤や耐火材として用いられる。商標名カーボランダム。
たんかこう
たんかこう [3] 【短歌行】
連句の一体。表四句,裏八句,名残り表八句,名残り裏四句の計二四句で一巻とするもの。各務支考(カガミシコウ)の創始。
⇔長歌行
たんかし
たんかし [3] 【啖呵師】
口上を述べ立てて物を売る人。香具師(ヤシ)。
たんかすいそ
たんかすいそ [4] 【炭化水素】
炭素と水素だけから成る化合物の総称。炭素原子どうしの結合の様式によって,メタン系・エチレン系などの鎖式炭化水素と環式炭化水素に分け,後者はさらに脂環式炭化水素と芳香族炭化水素とに分ける。また,炭素原子間に多重結合を含む不飽和炭化水素と含まない飽和炭化水素に分ける。
→炭化水素[表]
たんかせっかい
たんかせっかい [4] 【炭化石灰】
炭化カルシウムのこと。
たんかだいがく
たんかだいがく【単科大学】
a college.→英和
たんかだいがく
たんかだいがく [4] 【単科大学】
単一学部で構成される大学。商科大学・工業大学・医科大学・商船大学など。
⇔総合大学
たんかっしょく
たんかっしょく【淡褐色(の)】
light-brown.
たんかっしょく
たんかっしょく [3] 【淡褐色】
うすい褐色。ベージュ色。
たんかつ
たんかつ [0] 【短褐】
麻や木綿でつくった丈の短い粗末な服。身分の賤(イヤ)しい者が着る衣服。
たんかのくちびる
たんかのくちびる [1] 【丹花の唇】
美人の唇を赤い花にたとえていう語。
たんかひか
たんかひか タンクワヒクワ [4] 【単花被花】
萼(ガク)または花冠の一方を欠く花。単被花。
たんかぶつ
たんかぶつ [3] 【炭化物】
炭素と炭素より陽性の元素(アルカリ金属・アルカリ土類金属など)との化合物の総称。炭化カルシウム・炭化ケイ素はその例。
たんかほう
たんかほう [0] 【炭化法】
毛織物製造工程の一。硫酸・塩酸などを用い,羊毛の中に混じった植物繊維などの不純物を除去すること。
たんからしばい
たんからしばい [5] 【たんから芝居】
田舎回りの芝居の俗称。たんから。
たんから芝居
たんからしばい [5] 【たんから芝居】
田舎回りの芝居の俗称。たんから。
たんかん
たんかん [0] 【短観】
⇒日銀短観(ニチギンタンカン)
たんかん
たんかん [0] 【丹款】
まごころ。赤心。
たんかん
たんかん [0] 【胆管】
肝細胞から分泌された胆汁を十二指腸に輸送する管。肝内胆管が肝門部で合一し総肝管となり,さらに胆嚢からくる胆嚢管が合流して総胆管となり十二指腸に開口する。輸胆管。
たんかん
たんかん [0] 【単簡・短簡】 (名・形動)[文]ナリ
単純でてみじかな・こと(さま)。簡単。「平岡から四遍程極めて―な質問を受けた/それから(漱石)」
〔明治期に用いられた語。のち「簡単」が一般化した〕
たんかカルシウム
たんかカルシウム [6] 【炭化―】
⇒カーバイド
たんが
たんが [1] 【端雅】 (名・形動)[文]ナリ
ただしくととのっていてみやびやかな・こと(さま)。「いと美しく―なる貴女の肖画あり/露団々(露伴)」
たんが
たんが [1] 【淡雅】
あっさりしていて品のあるさま。
たんが
たんが [1] 【旦過】
〔夕に来て早朝に去る意〕
(1)禅宗で,行脚僧(アンギヤソウ)が宿泊すること。また,その宿泊所。
(2)禅宗で,長期の修行に来た僧を,数日定められた部屋で坐禅させること。
たんがい
たんがい [0] 【痰咳】
たんとせき。また,たんの出るせき。
たんがづめ
たんがづめ [0] 【旦過詰(め)】
禅宗で,修行僧が狭い部屋で坐禅をくんで数日すごすこと。
たんがら
たんがら [0] 【炭殻】
「石炭殻(セキタンガラ)」に同じ。
たんがら
たんがら [0] 【丹殻】
(1)オヒルギの異名。
(2)染料の一。オヒルギの樹皮を煎(セン)じた汁。石灰水で媒染すると赤茶色に染まる。防腐効果をもつ。紅樹皮。
たんがん
たんがん [0] 【単眼】
昆虫類・クモ類・多足類にみられる小形で単純な構造のレンズ眼。皮膚に突出したレンズ状の角膜と,若干の視細胞の集合した小網膜とからなり,主に明暗に反応する。
たんがん
たんがん【単眼】
an ocellus.→英和
たんがん
たんがん [0] 【嘆願・歎願】 (名)スル
事情を説明して,ある事柄の実現を切に願うこと。「助命を―する」
たんがん
たんがん [0] 【赧顔】
恥ずかしさのあまり顔をあからめること。赤面。赧面。「―に堪えない」
たんがん
たんがん【嘆願する】
beg;→英和
entreat;→英和
appeal <to> ;→英和
implore;→英和
petition.→英和
嘆願書 a (written) petition.→英和
たんがん
たんがん [0] 【単願】
受験の際,一校にだけ願書を出すこと。専願。
→併願
たんがんしょ
たんがんしょ [0] 【嘆願書】
嘆願の内容を書きしるした文書。
たんき
たんき [1] 【丹祈】
真心をこめた祈り。「―冥慮(ミヨウリヨ)にかなひ/平家 7」
たんき
たんき [1] 【単記】 (名)スル
一枚の紙に一つのことあるいは一人の名だけを記すこと。
⇔連記
「候補者名を―する」
たんき
たんき [1] 【単機】
ただ一機の飛行機。単独飛行の機。
たんき
たんき [1] 【単騎】
(1)一人だけで馬に乗って行くこと。一騎。
(2)騎馬一騎。
(3)麻雀で,雀頭になる対子(トイツ)を作れば和了する牌の形。
たんき
たんき [1] 【胆気】
ものおじしない気力。事をおしきってする意気。「―をやしなう」
たんき
たんき【短期】
a short term.‖短期貸付(公債) a short-term loan (bond).短期講習 a short(-term) course.短期大学 a <two-year> college; <米> a junior college.
たんき
たんき [1] 【短気】 (名・形動)[文]ナリ
気が短いこと。辛抱ができずに,すぐに怒ったり飽きたりすること。また,そのさま。気みじか。「―を起こす」「―な人」「『其様(ソン)な事を私が知るもんかね』と―に云ふ/はやり唄(天外)」
たんき
たんき【短気】
a quick[hot]temper;impatience.→英和
〜な quick-[hot-]tempered;impatient.→英和
‖短気は損気 Out of temper,out of money.
たんき
たんき [1] 【短晷】
冬の日の昼の時間が短いこと。
たんき
たんき [1] 【短期】
短い期間。
⇔長期
「―決戦」
たんき
たんき【単記制】
a single-ballot system.単記投票 single voting.
たんき=は損気(ソンキ)
――は損気(ソンキ)
短気を起こすと結局は自分が損をする。短気は功を成さず。
たんき=は未練(ミレン)の=元(モト)
――は未練(ミレン)の=元(モト)(=初(ハジ)め)
短気を起こすと後悔することが多く,未練が生じて,のちのち苦しむことになる。
たんきかしつけ
たんきかしつけ [4] 【短期貸付】
返済期間の短い貸付。普通一年未満のものをさす。
たんきかん
たんきかん [3] 【短期間】
みじかい期間。短期。
⇔長期間
たんききおく
たんききおく [4] 【短期記憶】
数十秒から数十分保持される記憶で,頭の中で繰り返しリハーサルすることで長期記憶に移行する。
たんききんり
たんききんり [4] 【短期金利】
一般に,期間が一年未満の金融取引を行う際に適用される金利。
→長期金利
たんきこうさい
たんきこうさい [4] 【短期公債】
⇒政府短期証券(セイフタンキシヨウケン)
たんきこくさい
たんきこくさい [4] 【短期国債】
償還期間が一年以内の国債。短期の借換国債と大蔵省証券・食糧証券・外国為替資金証券などの政府短期証券がある。
たんきさい
たんきさい [3] 【短期債】
償還期限が一年以内の債権。
→中期債
→長期債
たんきしきん
たんきしきん [4][5] 【短期資金】
運転資金など普通一年以内に回収される資金。
たんきじこう
たんきじこう [4] 【短期時効】
一般の債権についての消滅時効の期間である10年より期間の短い消滅時効。
たんきせいさんとりひき
たんきせいさんとりひき [8][9] 【短期清算取引】
清算取引の一。決済期限が当日またはその翌日と定められているもの。繰り延べの範囲は一か月以内であるが,多くは一日取引。1943年(昭和18)廃止。
⇔長期清算取引
たんきだいがく
たんきだいがく [4] 【短期大学】
大学の一。専門の学芸を教授研究し,職業や実際生活に必要な能力の育成を主な目的とする。学部の代わりに学科が置かれ,修業年限は二年または三年。短大。
たんきちんたいしゃく
たんきちんたいしゃく [6] 【短期賃貸借】
樹木の栽植または伐採を目的とする山林では10年以下,その他の土地では五年以下,建物では三年以下,動産では六か月以下というように期間が短い賃貸借。
たんきてがた
たんきてがた [4] 【短期手形】
支払い期限の短い手形。日付後または一覧後二か月以内に満期日がくる。一覧払手形がその代表。
たんきとうひょう
たんきとうひょう [4] 【単記投票】
一回の選挙につき,一人の選挙人が候補者のうち一名だけに投票すること。
⇔連記投票
たんきゅう
たんきゅう【探究】
a study;→英和
(an) investigation;a research;→英和
(an) inquiry.→英和
〜する study;investigate;→英和
do research <on> ;inquire <into> ;→英和
pursue <truth> .→英和
たんきゅう
たんきゅう 【丹丘】
中国で,仙人がすむといわれた所。
たんきゅう
たんきゅう [0] 【単級】
全校の児童または生徒が一つの学級に編成されていること。
たんきゅう
たんきゅう [0] 【単球】
全白血球の約7パーセントを占める単核の遊走細胞。白血球中最も大きい。骨髄でつくられ,血管外ではマクロファージに転換し,生体防御反応に関与する。単核白血球。
たんきゅう
たんきゅう [0] 【探求】 (名)スル
探し求めること。探索。「生活の―」「自家の天職を―する/思出の記(蘆花)」
たんきゅう
たんきゅう [0] 【探究】 (名)スル
物事の真相・価値・在り方などを深く考えて,明らかにすること。「真理を―する」
たんきょく
たんきょく [0] 【丹棘】
〔棘(イバラ)の芯(シン)が赤いことから〕
まごころ。忠義。丹心。赤心。「―を中庭に抽きんづ/太平記 17」
たんきょく
たんきょく [0] 【単極】
電極とそれに接するイオン電導体との組み合わせ。電池の電極はそれぞれ単極である。半電池。
たんきょり
たんきょり [3] 【短距離】
(1)短い距離。
(2)「短距離競走」の略。
たんきょり
たんきょり【短距離】
a short distance;a short range (射撃の).‖短距離競走 a short-distance race;a dash;a sprint.短距離選手 a sprinter.
たんきょりかくせんりょく
たんきょりかくせんりょく [7] 【短距離核戦力】
射程500キロメートル以下の核戦力。一般に戦術核と呼ばれる。
たんきょりきょうそう
たんきょりきょうそう [5] 【短距離競走】
陸上競技の一。全力疾走の速力で走り得る距離の競走。普通50メートル.100メートル.200メートル.400メートルなどの競走をさす。
→中距離競走
→長距離競走
たんきょりりちゃくりくき
たんきょりりちゃくりくき [9] 【短距離離着陸機】
〔short takeoff and landing〕
上昇性能をよくし,500メートル以下の短い滑走路で離着陸できるようにした飛行機。ストール。エストール。STOL。
たんきよほう
たんきよほう [4] 【短期予報】
今日・明日・明後日ぐらいまでの天気予報。主として数値予報と,それを利用した統計予報などによる。
たんきり
たんきり [0][4] 【痰切り】
(1)痰をとめること。また,その薬。
(2)「痰切り飴(アメ)」の略。
たんきりあめ
たんきりあめ [4] 【痰切り飴】
大豆・胡麻・生姜などを混ぜてつくった固い飴。薄く平たく伸ばして2センチメートルほどに切ったもの。痰切りに効力があるという。たんきり。
たんきりまめ
たんきりまめ [4] 【痰切豆】
マメ科のつる性多年草。暖地の山野に自生。茎・葉に褐色の短粗毛がある。葉は互生で,柄の長い三出複葉。夏,葉腋に黄色の小蝶形花を総状につける。豆果は赤く熟し,黒色の種子を二個露出する。種子を煎じて袪痰薬とする。外郎(ウイロウ)豆。
痰切豆[図]
たんきん
たんきん [0] 【鍛金】
金属を打ち延ばして仏具・武具・花瓶などを立体的に形づくる技法。うちもの。
たんきプライムレート
たんきプライムレート [8] 【短期―】
金融機関の取引先に対する短期貸付(一年以内)の最優遇金利。短プラ。
→長期プライム-レート
たんぎ
たんぎ [1] 【弾碁】
〔「だんぎ」とも〕
昔の遊戯の一種。中高の盤に二人が向き合って座り,各六個または八個の黒白の石を指ではじき,相手の石に当てればそれを取り,失敗すれば取られると定め,石のなくなった方が負けとするもの。いしはじき。たぎ。
弾碁[図]
たんぎょく
たんぎょく [0] 【単玉】
カメラなどのレンズ系が一枚のレンズから成っていること。また,そのカメラ。
たんぎん
たんぎん [0] 【断金・断吟】
日本音楽の音名。十二律の二番目。中国の十二律の大呂(タイリヨ)に相当し,音高は洋楽の嬰ニ音にほぼ等しい。
たんく
たんく [1] 【短躯】
背丈の低い体。
⇔長躯
たんく
たんく【短躯】
<be> short (of stature).→英和
たんく
たんく [1] 【単句】
ただ一つの句。簡単な文句。
たんく
たんく [1] 【短句】
(1)みじかい句。字数の少ない句。
(2)連歌・連句において,五七五に対して,七七の句。しものく。
⇔長句
たんぐつ
たんぐつ【短靴】
(a pair of) shoes.
たんぐつ
たんぐつ [0] 【短靴】
足のくるぶしまでの短い靴。たんか。
たんけい
たんけい [0] 【短檠】
〔「檠」は,灯火を立てる台の意〕
灯火具の一。方形の台箱の後方に柱を立て,柱上に火皿を置くもの。また,それにともす灯火。長檠・高檠より丈が低いのでいう。現在も,茶の湯の夜会で用いる。
短檠[図]
たんけい
たんけい [0] 【短径】
「短軸(タンジク)」に同じ。
⇔長径
たんけい
たんけい [0] 【短景】
みじかい日。昼のみじかいこと。短日。
たんけい
たんけい 【湛慶】
(1173-1256) 鎌倉時代の仏師。運慶の子。洗練された温和な作風をもち,三十三間堂の千手観音,雪蹊寺の毘沙門天三尊などを造った。
たんけい
たんけい 【端渓】
中国,広東省西部にある肇慶(チヨウケイ)市南東の硯石の産地。端渓硯の産で有名。トアンシー。
たんけいせき
たんけいせき [3] 【端渓石】
端渓に産する硯材。輝緑凝灰岩でやや軟らかく,墨のおりがよい。色は紫紅色のものが多く,石紋も美しい。古来硯材として歙州(キユウジユウ)石とともに珍重された。
たんけっしょう
たんけっしょう [3] 【単結晶】
一つの結晶のどの部分をとっても結晶軸の方向がそろっているもの。半導体素子・圧電素子やダイヤモンドなどの宝石は単結晶である。
⇔多結晶
たんけつ
たんけつ [0] 【痰血】
痰(タン)。また,汚い物。
たんけつごう
たんけつごう [3] 【単結合】
一個の原子と他の原子との間で,一対の電子が共有されてできた共有結合。構造式中では一本の線で表される。
たんけん
たんけん【短剣】
a dirk;→英和
a dagger (懐剣).→英和
たんけん
たんけん [0] 【探見】 (名)スル
様子を探り見ること。
たんけん
たんけん [0] 【探検・探険】 (名)スル
未知の地域に入り踏査すること。「アマゾンを―する」「―隊」「―家(カ)」
たんけん
たんけん [0] 【短見】
先の見通しのない浅薄な考え。浅見。
たんけん
たんけん [0] 【短剣】
(1)短い剣。短い刀。
(2)時計の短針。
⇔長剣
たんけん
たんけん【探検】
an exploration;→英和
an expedition.→英和
〜する explore;→英和
go on an expedition.→英和
‖探検家 an explorer.探検隊 an exploration[expeditionary]party.
たんけんふ
たんけんふ [3] 【短剣符】
⇒ダガー
たんげ
たんげ 【丹下】
姓氏の一。
たんげい
たんげい [0] 【端倪】 (名)スル
〔「荘子(大宗師)」より。「端」はいとぐち,「倪」は田のはしの意〕
(1)事の始めと終わり。
(2)〔韓愈「送高閑上人序」〕
推測すること。おしはかること。「―すべからざる事態」
たんげさぜん
たんげさぜん 【丹下左膳】
隻眼隻手のニヒルな怪剣士。林不忘(フボウ)作の小説「新版大岡政談」に登場。そのユニークなキャラクターが絶大な人気を博し,続編では主人公となる。たびたび映画化され,特に大河内伝次郎の当たり役となった。
たんげつ
たんげつ [1] 【端月】
〔「史記(秦楚之際月表)」より。秦の始皇帝の名「政」と「正」が同音なので避けたことから〕
正月の異名。
たんげつ
たんげつ [1] 【澹月・淡月】
光のあわい月。おぼろ月。
たんげつ
たんげつ [1] 【潭月】
よどみに映っている月。
たんげん
たんげん【単元】
a unit (学科の).→英和
たんげん
たんげん [3][0] 【単元】
学習によって得られる教科内容または経験のひとまとまり。単に教材内容の一分節をいうこともある。
たんげん
たんげん [0] 【端厳】 (名・形動)[文]ナリ
きちんと整っていて,威厳のある・こと(さま)。たんごん。「座につきたる十郎の如何(イカ)に―なる姿ぞ/うらおもて(眉山)」
たんげんがくしゅう
たんげんがくしゅう [5] 【単元学習】
ある主題についてひとまとまりの学習をすること。学習者の生活経験と興味の発展を重視する経験単元の学習についていうことが多い。
たんげんしぶんし
たんげんしぶんし [6] 【単原子分子】
一個の原子がそのまま分子と見なされるもの。希ガスはその例。一原子分子。
たんこ
たんこ [1] 【蜑戸】
海人(アマ)の住む家。漁家。
たんこ
たんこ [1] 【単孤・単己・単居】
ひとりぼっちであること。身寄りのない独り身。孤独。
たんこ
たんこ [1] 【短袴】
たけの短いはかま。
たんこ
たんこ [1] 【短呼】
発音の便宜上,本来は長音節の語を短音節に発音すること。「にょうぼう(女房)」を「にょうぼ」と発音する類。
たんこ
たんこ [1] 【淡湖】
「淡水湖(タンスイコ)」に同じ。
たんこ
たんこ [1] 【炭庫】
石炭を入れておく倉庫。石炭庫。
たんこ
たんこ [1] 【澹乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
静かでゆるやかなさま。澹然。「彼は―として之を憂ひず/ヱマルソン(透谷)」
たんこう
たんこう [0] 【短甲】
古墳時代から奈良時代にかけて使われた鎧(ヨロイ)。鉄板を革紐や鋲(ビヨウ)で綴じて作ったもので,胴体をおおうだけの丈の短いもの。
短甲[図]
たんこう
たんこう [0] 【炭鉱・炭礦】
石炭を採掘する鉱山。炭坑。
たんこう
たんこう [0] 【淡紅】
うすいくれない。うすべに。「―色」
たんこう
たんこう [0] 【単鉤】
書道で,親指と人差し指で筆軸をとり,中指を軽くそえて書くこと。
→双鉤(ソウコウ)
たんこう
たんこう [0] 【鍛鋼】
鍛造用の素材あるいは鍛造されたはがね製品。
たんこう
たんこう【炭坑】
a coal mine.炭坑夫 a coal miner.
たんこう
たんこう [0] 【単行】 (名)スル
(1)一回だけ単独で行うこと。単独に行うこと。多く他の語と複合して用いる。「―本」「―犯」
(2)ひとりで行くこと。ひとりで行うこと。「吾輩悪(イヅク)んぞ君を―せしむべけんと/八十日間世界一周(忠之助)」
たんこう
たんこう [0] 【淡黄】
うすい黄色。「―色」
たんこう
たんこう [0] 【炭坑】
(1)石炭を掘り出すために掘ったあな。
(2)「炭鉱(タンコウ)」に同じ。
たんこう
たんこう [0] 【探鉱】
鉱床または鉱石を探すこと。地表調査のほかに試錐,磁力・重力・電気・弾性波などによる物理探査,資料の定量分析による地化学探査などを行う。
たんこう
たんこう [0] 【丹紅】
あか。べに。くれない。
たんこう
たんこう [0] 【鍛工】
金属をきたえること。また,その職工。鍛冶(カジ)。
たんこう
たんこう [0] 【淡交】
〔荘子(山木)「君子之交,淡如�水」〕
あっさりした交際。わだかまりのない君子の交わり。
たんこうぎょう
たんこうぎょう【炭鉱業】
the coal-mining industry.
たんこうしき
たんこうしき【単項式】
《数》a monomial (expression).
たんこうしき
たんこうしき タンカウ― [3] 【単項式】
数といくつかの文字との積だけの式。一つの項だけの式。2�²,3�� など。
⇔多項式
たんこうしょく
たんこうしょく【淡紅色(の)】
pink.→英和
たんこうしょく
たんこうしょく【淡黄色(の)】
light yellow.
たんこうのうりょく
たんこうのうりょく タンカウ― [5] 【堪航能力】
ある船舶が安全に航海しうる限界能力。
たんこうば
たんこうば [0] 【鍛工場】
金属の鍛造を行う作業場。
たんこうふ
たんこうふ [3] 【炭坑夫】
石炭を採掘する人。坑夫。
たんこうぶし
たんこうぶし 【炭坑節】
福岡県の民謡で,田川市伊田の炭坑の仕事唄。選炭作業の時に唄われた。源流は「ラッパ節」で,1932年(昭和7)「炭坑唄」の名でレコード化されたものが酒盛り唄や盆踊り唄として唄われた。
→常磐炭坑節
たんこうぼん
たんこうぼん【単行本】
a book.→英和
〜として出版する publish in book form.
たんこうぼん
たんこうぼん [0] 【単行本】
雑誌・全集・叢書などに対して,単独に一冊として刊行される本。
たんこうるい
たんこうるい [3] 【単孔類】
単孔目に属する原始的な哺乳類の総称。オーストラリア区の特産。ハリモグラ科とカモノハシ科がある。卵生。歯は全くないか,幼時に現れるのみ。後肢のかかとに距(キヨ)があり,毒腺が開口する。体温は不完全な恒温性。肛門・排尿口・生殖口が分かれていず,総排出口になっているのでこの名がある。
たんこうるい
たんこうるい【単孔類】
《動》Monotremata.
たんこくしょく
たんこくしょく【淡黒色】
gray.→英和
たんこぶ
たんこぶ [3][0][4] 【たん瘤】
こぶを俗にいう語。
たんこぶ
たんこぶ【たん瘤】
⇒瘤.
たんこん
たんこん [0] 【単婚】
婚姻形態の一。同一時期において一人の夫と一人の妻からなる婚姻。モノガミー。
→複婚
たんご
たんご 【丹後】
旧国名の一。京都府の北部に相当。
たんご
たんご [1] 【担桶】
担い桶(オケ)。たご。[節用集(文明本)]
たんご
たんご [0] 【単語】
言語単位の一。文構成の最小単位で,特定の意味,文法上の職能を有するもの。文を構成する直接の単位である,文節をさらに構成する。「花が咲いた」における「花」「が」「咲い」「た」の類。語。
たんご
たんご [1] 【端午】
〔「端」は初めの意,「午」は「五」に通じ,「五月初めの五日」の意〕
五節句の一。五月五日の節句。古くショウブ・ヨモギを軒に挿して邪気を払う風があったが,江戸時代以後,男子の節句とされ,武家で甲冑(カツチユウ)・幟(ノボリ)を飾ったのにならい町人も武者人形などを飾り,鯉幟(コイノボリ)を立てるようになった。粽(チマキ)・柏餅(カシワモチ)を食べ菖蒲湯(シヨウブユ)をたてたりする。現在は「こどもの日」として国民の祝日の一。端午の節句。端午の節(セチ)。あやめの節句。菖蒲(シヨウブ)の節句。重五(チヨウゴ)。端陽。[季]夏。《深草のゆかりの宿の―かな/飯田蛇笏》
たんご
たんご【単語】
a word;→英和
(a) vocabulary (語彙(い)).→英和
単語集 a wordbook.→英和
たんご
たんご【端午の節句】
the Boys' Festival.
たんごう
たんごう [0] 【短毫】
つたない筆跡。「―及びがたし(=思イヲ十分ニ書キ表シキレナイ)」
たんごじま
たんごじま [0] 【丹後縞】
平織りの絹織物。黒地または茶地に朽葉色・萌黄色の縦縞。着尺地または夜具地。
たんごちりめん
たんごちりめん [4] 【丹後縮緬】
京都府の丹後地方で織られる縮緬。主に白生地(キジ)で産出,友禅や小紋などの染下地に用いられる。享保年間(1716-1736)に絹屋佐平治によって興されたという。
たんごのせっく
たんごのせっく [1] 【端午の節句】
「端午(タンゴ)」に同じ。
たんごのつぼね
たんごのつぼね 【丹後局】
高階栄子(タカシナエイシ)の通称。
たんごはんとう
たんごはんとう 【丹後半島】
京都府北端,日本海に突出する半島。ほぼ全域が隆起準平原。奥丹後半島。与謝(ヨサ)半島。
たんごぶし
たんごぶし 【丹後節】
古浄瑠璃の一。江戸初期に杉山丹後掾が語り出したもの。滝野検校から正調の相伝を受けたとし本節を称す。
たんごん
たんごん [0] 【端厳】 (名・形動)[文]ナリ
「たんげん(端厳)」に同じ。
たんごカード
たんごカード [4] 【単語―】
(英語などの)単語を覚えるために,単語とその意味を書いたカード。
たんさ
たんさ [1] 【丹砂】
⇒辰砂(シンシヤ)(1)
たんさ
たんさ [1] 【嘆嗟・歎嗟】
なげくこと。嗟嘆。
たんさ
たんさ【探査】
(an) inquiry;→英和
(an) investigation.〜する inquire;→英和
investigate;→英和
probe.→英和
たんさ
たんさ [1] 【探査】 (名)スル
さぐり調べること。「宇宙―機」「資源を―する」
たんさい
たんさい【淡彩画】
a light-colored picture.
たんさい
たんさい [0] 【短才】
才能のたりないこと。才能の劣っていること。自分の才能をへりくだっていう時にも用いる。不才。非才。「―の身」
たんさい
たんさい [0] 【単彩】
一色でいろどること。「―画」
たんさい
たんさい [0] 【淡彩】
うすく色をつけること。また,そのいろどり。
⇔濃彩
たんさいが
たんさいが [0] 【淡彩画】
淡彩を施した絵。ペン画や水墨画にあっさりと彩色したものの類。
たんさいぼう
たんさいぼう [3] 【単細胞】
(1)ただ一つの細胞。また,ただ一つの細胞から成り立っていること。
(2)単純で一面的な考え方しかできない人間をいう。「―の男」
たんさいぼう
たんさいぼう【単細胞】
《生》a single cell; <俗に> a simpleminded person (人).単細胞動物 a unicellular animal.
たんさいぼうせいぶつ
たんさいぼうせいぶつ [7] 【単細胞生物】
全生活史を通して一個体が一個の細胞からできている生物。細菌類・藍藻(ランソウ)類のほか,植物では鞭毛藻(ベンモウソウ)類・ケイ藻類,下等な緑藻類など。動物では原生動物がこれにあたる。
⇔多細胞生物
たんさいぼうたんぱくしつ
たんさいぼうたんぱくしつ 【単細胞蛋白質】
⇒微生物蛋白質(ビセイブツタンパクシツ)
たんさく
たんさく【単作】
a single crop.
たんさく
たんさく [0] 【単作】
田畑で一年に一種類の作物だけを作ること。一毛作。
たんさく
たんさく [0] 【探索】 (名)スル
(1)さがしもとめること。「広く資料を―する」
(2)罪人の行方・罪状などをさがし調べること。「賊を―する」「―方(ガタ)」
たんさく
たんさく【探索する】
search[look] <for> ;→英和
investigate;→英和
inquire <into> .→英和
たんさつ
たんさつ [0] 【短札】
みじかい書状。また,自分の書状をへりくだっていう語。短紙。
たんさつ
たんさつ [0] 【探察】 (名)スル
探り調べること。探索。偵察。
たんさん
たんさん【炭酸】
carbonic acid.‖炭酸飲料 a carbonated drink; <米話> (soda) pop.炭酸ガス carbonic acid gas.炭酸水 soda water.炭酸ソーダ(カルシウム,カリ) sodium (calcium,potassium) carbonate.
たんさん
たんさん [0] 【炭酸】
(1)二酸化炭素が水に溶けてできる,ごく弱い酸。水溶液中でのみ存在する。化学式 H�CO�
(2)「炭酸水(スイ)」の略。
たんさん
たんさん [0] 【単産】
〔「産業別単一労働組合」の略〕
同一の産業に従事する労働者を,職種の区別なく単一組合に組織した労働組合。日本では企業別組合が連合し,その上部団体として結成する場合が多い。
→産業別組合
たんさん
たんさん [0] 【単三】
〔単三型乾電池の略〕
円筒形の小型乾電池のうち,単二に次ぐ大きさのもの。
たんさんあんこてい
たんさんあんこてい [7] 【炭酸暗固定】
光エネルギーや無機物の酸化エネルギーを必要とせずに行う炭酸同化作用。
たんさんいんりょう
たんさんいんりょう [5] 【炭酸飲料】
シロップ・ジュースなどに炭酸ガスを溶解して清涼感を出した飲み物。
たんさんえん
たんさんえん [3] 【炭酸塩】
炭酸の一つまたは二つの水素イオンを,金属などの陽イオンで置換したかたちの塩。アルカリ金属塩以外の正塩のほとんどは水に不溶。酸を加えるか熱すると分解して,二酸化炭素を発生する。
たんさんし
たんさんし [3] 【炭酸紙】
〔carbon paper の誤訳〕
「カーボン紙(シ)」に同じ。
たんさんすい
たんさんすい [3] 【炭酸水】
二酸化炭素(炭酸ガス)を飽和させた水。化学試験・薬用・清涼飲料などに用いる。ソーダ水。平野水(ヒラノスイ)。
たんさんすいそナトリウム
たんさんすいそナトリウム [10] 【炭酸水素―】
炭酸ナトリウムの飽和水溶液に二酸化炭素を通じて得る白色の微細な結晶。化学式 NaHCO� 水に溶けて,微アルカリ性を示し,加熱すると二酸化炭素と水を放出して炭酸ナトリウムとなる。工業的にはアンモニア-ソーダ法によって得る。消火剤・洗剤・研磨剤・医薬などに用いる。重炭酸ソーダ。重曹(ジユウソウ)。
たんさんせん
たんさんせん [3] 【炭酸泉】
遊離二酸化炭素に富む鉱泉。高血圧症・循環器系障害に効く。
たんさんてっこう
たんさんてっこう [5] 【炭酸鉄鉱】
⇒菱鉄鉱(リヨウテツコウ)
たんさんどうかさよう
たんさんどうかさよう [8] 【炭酸同化作用】
生体内で二酸化炭素が有機物に変化する反応。独立栄養生物の行う光合成・化学合成と,独立および従属栄養生物のいずれもが行う炭酸暗固定に大別される。炭酸同化。炭酸固定。炭素同化作用。
たんさんアンモニウム
たんさんアンモニウム [8] 【炭酸―】
無色で絹糸状光沢のある結晶。一水和物だけが知られている。化学式(NH�)�CO� 空気中でアンモニアを放出し分解する。分析用試薬などに用いる。市販の炭酸アンモニウム(炭安)は硫酸アンモニウムと炭酸カルシウムの混合物を加熱・昇華して得た白色の塊。
たんさんカリウム
たんさんカリウム [6] 【炭酸―】
カリウムの炭酸塩。化学式 K�CO� 木灰中に多く含まれ,それを水で抽出した液(灰汁(アク))は塩基性を示し,古くから洗浄用に使われた。カリガラス・軟石鹸・医薬の原料,染色・漂白などに利用。
たんさんカルシウム
たんさんカルシウム [7] 【炭酸―】
カルシウムの炭酸塩。化学式 CaCO� 石灰石・方解石・大理石などとして天然に広く産出する。加熱すると分解して二酸化炭素と酸化カルシウム(生石灰)とを生ずる。セメントの主原料,白色顔料・歯磨き粉・医薬品などになる。炭酸石灰。
たんさんガス
たんさんガス [5] 【炭酸―】
⇒二酸化炭素(ニサンカタンソ)
たんさんソーダ
たんさんソーダ [5] 【炭酸―】
⇒炭酸ナトリウム
たんさんナトリウム
たんさんナトリウム [7] 【炭酸―】
ナトリウムの炭酸塩。化学式 Na�CO� 白色吸湿性の粉末。一〇水塩は無色の結晶で洗濯ソーダともいう。工業的にはアンモニア-ソーダ法で大量につくり,ガラス・石鹸・水酸化ナトリウムなどの原料とするほか,製紙・染料工業にも重要。炭酸ソーダ。ソーダ。
たんさんマグネシウム
たんさんマグネシウム [8] 【炭酸―】
マグネシウムの炭酸塩。化学式 MgCO� 加熱により二酸化炭素と酸化マグネシウムとに分解する。医薬・歯磨き粉に用いる。天然には菱苦土(リヨウクド)石として産出し,耐火煉瓦の原料となる。
たんざ
たんざ【単座の】
single-seated <airplane> ;single-backed <rowboat> .
たんざ
たんざ [1] 【端座・端坐】 (名)スル
行儀正しくきちんとすわること。正座。「―して謡をならう」
たんざ
たんざ [0] 【単座・単坐】
(1)ただひとりすわっていること。孤坐。
(2)座席が一つだけあること。
⇔複座
「―戦闘機」
たんざい
たんざい [0] 【炭材】
木炭の原料となる材木。カシ・クヌギ・ナラなど。
たんざく
たんざく【短冊】
a (an oblong) strip of paper (for writing poems on).
たんざく
たんざく [0][4] 【短冊・短籍・短尺】
〔「たんじゃく」とも〕
(1)字を書いたり,物に貼ってしるしとしたりするための細長い紙。
(2)和歌・俳句などを書き記すための,縦長の料紙。
(3)洋裁で,袖口など途中までの明きの上前に付けた短冊形の細い布。
(4)
⇒スリップ
(5)「短冊形」の略。「大根を―に切る」
(6)くじ引きに用いる,短い紙の札に字を書いてひねったもの。
→捻文(ヒネリブミ)
たんざくいし
たんざくいし [4] 【短冊石】
短冊形の切り石。庭の敷石などに用いる。
たんざくかけ
たんざくかけ [4] 【短冊掛(け)】
鑑賞する短冊を挟んで床(トコ)などに掛ける具。掛軸のように表装したり,または板などで作る。たんざくばさみ。
たんざくがた
たんざくがた [0] 【短冊形】
短冊のような長方形のかたち。
たんざくぎり
たんざくぎり [0] 【短冊切り】
(1)短冊形に切ること。長方形に切ること。
(2)京都五山の僧が催した大詩会の称。短冊形に切った紙を一座の人にくばったのでいう。
たんざくだけ
たんざくだけ [4] 【短冊竹】
七夕(タナバタ)の短冊を吊るした竹。
たんざくばさみ
たんざくばさみ [5] 【短冊挟み】
(1)二枚の短冊形の板で,短冊を挟んでおくもの。
(2)「短冊掛(タンザクカ)け」に同じ。
たんざわ
たんざわ タンザハ 【丹沢】
「丹沢山地」の略。
たんざわおおやまこくていこうえん
たんざわおおやまこくていこうえん タンザハオホヤマコクテイコウヱン 【丹沢大山国定公園】
神奈川県北西部,丹沢山地の中心部を区域とする国定公園。尾根・沢ともに登山コースが開かれ,登山者が多い。
たんざわさんち
たんざわさんち タンザハ― 【丹沢山地】
神奈川県北西部を中心に,静岡・山梨の一部にまたがる壮年期の山地。蛭ヶ岳(ヒルガダケ)(1673メートル)を最高峰とし,大山(オオヤマ)・塔ヶ岳・丹沢山・檜洞丸(ヒノキボラマル)などが主峰群を形成する。丹沢山塊。
たんざわやま
たんざわやま タンザハ― 【丹沢山】
丹沢山地の中心部にある山。海抜1567メートル。
たんざん
たんざん [1][0] 【炭山】
石炭の出る山。
たんし
たんし [1] 【端子】
電気機器の電流の出入り口に付ける外部との連絡のための金具。ターミナル。
たんし
たんし [0] 【短視】
(1)近視眼。近眼。
(2)物事の全体または将来に対する見通しのできないこと。短見。
たんし
たんし【端子】
a terminal (電気の).→英和
たんし
たんし [1] 【箪食】
竹の器に入れた飯。弁当。
たんし
たんし [1] 【丹師】
絵師。
たんし
たんし [1] 【短紙】
みじかい手紙。また,自分の手紙をへりくだっていう語。短札。「連中確かなること承らず候間,―も遣はさず候/芭蕉書簡」
たんし
たんし [1] 【短枝】
節間が著しく短縮した枝。イチョウ・カラマツなどに見られる。
⇔長枝
たんし
たんし [1] 【短資】
通常一年以内の比較的短期間で回収される資金。
たんし
たんし [1] 【単子】
⇒モナド
たんし
たんし [1] 【単糸】
精紡機からつむぎ出したままの糸。これを数本撚(ヨ)り合わせたり,引きそろえたりしてさらに太い糸とする。羽糸。
たんし
たんし [0] 【譚詩】
⇒バラード
たんし
たんし [0] 【短詩】
みじかい形式の詩。
たんしあい
たんしあい [3] 【単試合】
⇒シングルス
たんしがいしゃ
たんしがいしゃ [4] 【短資会社】
短期金融市場における仲介業者で,主としてコール資金の貸借・仲介,手形の売買,CD の売買・仲介,為替の仲介などを業とする金融業者。コール業者。コール-ブローカー。
たんしき
たんしき [0] 【単式】
(1)単純な方式または形式。
(2)「単式簿記(ボキ)」の略。
(3)「単勝式」の略。
⇔複式
たんしき
たんしき [3] 【担子器】
担子菌類に担子胞子が生ずる際,その母体となる菌糸末端の細胞。
たんしきかざん
たんしきかざん [5] 【単式火山】
一つの火道から生成し,単純で整った形の火山。単成火山・複成火山を問わない。富士山など。
⇔複式火山
たんしきぼき
たんしきぼき [5] 【単式簿記】
簿記の一。一定の記録対象について,他の各勘定との関連なしに記述・計算していくもの。小遣い帳や家計簿など。
⇔複式簿記
たんしきょく
たんしきょく [3] 【譚詩曲】
⇒バラード(3)
たんしきんるい
たんしきんるい [4] 【担子菌類】
有性生殖の結果,担子基という細胞となり担子胞子を作る菌類。きのことして知られているものに多く,マツタケ・シイタケなどが代表的。成熟したきのこの傘の襞(ヒダ)には,この担子基が密生する。
たんしこしょう
たんしこしょう [1][0] 【箪食壺漿・箪食瓠漿】
〔孟子(梁恵王下)〕
竹器に入れた飯と,ひさごや壺に入れた飲み物。飲食物を携えて,軍隊を歓迎すること。「―して道塗に満つ/読本・弓張月(前)」
たんししょく
たんししょく [3] 【淡紫色】
うすい紫色。すみれ色。
たんしつ
たんしつ [0] 【丹漆】
あかうるし。
たんしつ
たんしつ [0] 【炭質】
(1)木炭や石炭の性質・品質。
(2)炭素に富む物質。また,物質中の炭素成分。
たんしどう
たんしどう 【譚嗣同】
(1865-1898) 中国,清末の思想家・政治家。康有為の変法自強運動に共鳴,戊戌(ボジユツ)の政変に参加したが,捕らえられて処刑された。著「仁学」
たんしひょういん
たんしひょういん [1][0] 【箪食瓢飲】
〔論語(雍也)〕
竹器に入れた食物とひさごに入れた飲料。簡単な飲食物。また,貧しい生活に安んじることをいう。
たんしほうし
たんしほうし [4] 【担子胞子】
担子菌類の担子器に形成される胞子。通常,一つの担子器から四個できる。
たんしゃ
たんしゃ [0] 【単車】
オートバイ・スクーターなど,原動機つきの二輪車。
たんしゃ
たんしゃ【単車】
a motorcycle.→英和
たんしゃ
たんしゃ [1][0] 【炭車】
炭鉱で石炭を運ぶ車。
たんしゃ
たんしゃ [1] 【丹砂】
⇒辰砂(シンシヤ)(1)
たんしゃ
たんしゃ [0] 【単射】
〔数〕 集合 � から集合 � への写像で,� の任意の相異なる二つの要素に対しその像が相異なるとき,この写像は単射であるという。
たんしゃきせき
たんしゃきせき [4] 【単斜輝石】
単斜晶系に属する輝石の総称。
→輝石
たんしゃしょうけい
たんしゃしょうけい [4] 【単斜晶系】
結晶系の一。三本の結晶軸のうち,前後軸と上下軸とは斜交し,左右軸はこれらに直交する。各軸の長さは異なる。滑石・正長石・石膏(セツコウ)など。
たんしゃりべつ
たんしゃりべつ [4] 【単舎利別】
「単シロップ」に同じ。単舎。
たんしゅ
たんしゅ [1] 【端首】
はじめ。いとぐち。端緒。
たんしゅ
たんしゅ [1] 【丹朱】
(1)あかい色。あか。朱。赤色の絵の具。
(2)「辰砂(シンシヤ){(1)}」に同じ。
たんしゅう
たんしゅう [0] 【端舟】
(1)小舟。ボート。端艇。
(2)〔法〕 航行推進力としてエンジンや帆を使用しない舟。
たんしゅう
たんしゅう [0] 【短袖】
短い袖。また,短い袖の衣服。
たんしゅう
たんしゅう 【丹州】
丹波(タンバ)国・丹後(タンゴ)国の別名。
たんしゅう
たんしゅう 【淡州】
淡路(アワジ)国の別名。
たんしゅう
たんしゅう 【騨州】
飛騨(ヒダ)国の別名。
たんしゅう
たんしゅう [0] 【反収・段収】
一反(約10アール)当たりの作物の収穫量。
たんしゅう
たんしゅう 【但州】
但馬(タジマ)国の別名。
たんしゅく
たんしゅく [0] 【短縮】 (名)スル
時間や距離などを短く縮めること。
⇔延長
「時間を―する」「操業 ―」
たんしゅく
たんしゅく【短縮する】
shorten;→英和
reduce;→英和
cut (down).→英和
操業短縮 reduction of operation.
たんしゅく
たんしゅく [0] 【端粛】
姿かたち・言動などが正しく整っていて,おごそかなこと。「希臘(ギリシヤ)の彫刻の理想は,―の二字に帰するさうである/草枕(漱石)」
たんしゅん
たんしゅん [0] 【探春】
春の趣をたずねて郊外に出掛けて遊ぶこと。
たんしょ
たんしょ【端緒】
⇒端緒(たんちよ).
たんしょ
たんしょ [1] 【探書】 (名)スル
書物をさがし求めること。
たんしょ
たんしょ【短所】
a weak point;a weakness;→英和
a defect;→英和
a shortcoming.→英和
長所と〜 merits and demerits.
たんしょ
たんしょ [1] 【短所】
劣っているところ。不足しているところ。欠点。
⇔長所
「飽きっぽいのが彼の―だ」
たんしょ
たんしょ [1] 【端緒】
物事の手掛かり。いとぐち。きっかけ。たんちょ。「紛争解決の―となる」「―が開(ヒラ)ける」
たんしょ
たんしょ [1] 【端書】
緒言。はしがき。
たんしょう
たんしょう [0] 【淡粧】
あっさりとした化粧。たんそう。
たんしょう
たんしょう [0] 【嘆賞・歎賞】 (名)スル
「嘆称(タンシヨウ)」に同じ。「口々に―する」
たんしょう
たんしょう [0] 【嘆称・歎称】 (名)スル
感心してほめたたえること。非常に感心すること。「―の声」「皆ややと計(バカ)り―して/慨世士伝(逍遥)」
たんしょう
たんしょう [0] 【短小】 (名・形動)[文]ナリ
長さがみじかく,形が小さい・こと(さま)。
⇔長大
「―な体躯」「軽薄―」
たんしょう
たんしょう [0] 【単勝】
「単勝式」の略。
たんしょう
たんしょう [0] 【探勝】 (名)スル
景色のいいところを見て歩くこと。「秋の渓谷美を―する」
たんしょう
たんしょう [0] 【短章】
(1)みじかい詩歌。または文章・手紙。
(2)律詩(リツシ)の異名。
たんしょう
たんしょう [0] 【単称】
(1)簡単な名称。複雑でない呼称。
(2)〔論〕 判断において,主語が特定の一つの対象のみを外延とすること。単独概念を主語とする命題。「東京は日本の首都である」の類。
→全称
→特称
たんしょう
たんしょう [0] 【探傷】
構造物に超音波などをあてて中の傷を探知すること。「超音波―器」
たんしょうしき
たんしょうしき [0] 【単勝式】
競馬・競輪などで,一着だけを当てる方式。単。単勝。単式。
→複勝式
→連勝式
たんしょうとう
たんしょうとう【探照灯】
a searchlight.→英和
たんしょうとう
たんしょうとう タンセウ― [0] 【探照灯】
アーク灯を光源とし,反射鏡で平行光線として遠方まで照射できるようにした灯。サーチライト。
たんしょうのうまつ
たんしょうのうまつ [0] 【淡粧濃抹】
〔蘇軾「飲湖上初晴後雨」〕
婦人の薄化粧と厚化粧。また,晴雨によって変化する自然の景観をもいう。「長柄(ナガラ)の花を髪にかざして,鏡山は月をよそふ。―の日々にかはれるがごとし/洒落堂記」
たんしょく
たんしょく【淡色】
a light color.
たんしょく
たんしょく【単色の】
monochromatic.単色画 a monochrome.→英和
たんしょく
たんしょく [0] 【淡色】
あっさりした色。
たんしょく
たんしょく [0] 【貪色】
女色をむさぼること。
たんしょく
たんしょく [0] 【貪食】
「どんしょく(貪食)」に同じ。
たんしょく
たんしょく [0] 【単色】
単一の色。また,いわゆる光の七原色。
たんしょくこう
たんしょくこう [4][3] 【単色光】
一定の波長の光。スペクトルに分解できないもの。
⇔複色光
たんしょくせい
たんしょくせい [0] 【単食性】
(多食性に対して)一種類の生物だけを食物とする食性。
たんしょくやさい
たんしょくやさい [5] 【淡色野菜】
(有色野菜に対して)カロテンなどの少ない,淡い色の野菜。大根・白菜・キャベツなど。
たんしよう
たんしよう【単子葉植物】
a monocotyledonous plant.
たんしようしょくぶつ
たんしようしょくぶつ タンシエフ― [7] 【単子葉植物】
被子植物の一綱。子葉が一枚の場合が多く,茎は髄をもち,不斉中心柱で,通常形成層を欠き,花の各部分は三の倍数からなる。葉は普通細長く平行脈をもつ。ユリ・ラン・イネ・カヤツリグサ・サトイモ・ヤシなど。単子葉類。
→双子葉植物
たんしろん
たんしろん [3] 【単子論】
⇒モナド論(ロン)
たんしん
たんしん [0] 【短針】
時計の短い方の,時(ジ)を示す針。時針。短剣。
⇔長針
たんしん
たんしん [0] 【単身】
ただ一人。単独。「―敵地に乗りこむ」
たんしん
たんしん [0] 【単親】
父母のうち片方の親しかいないこと。
たんしん
たんしん [0] 【短身】
背の低いこと。
⇔長身
たんしん
たんしん [0] 【短信】
(1)短い通信。短い手紙。
(2)新聞・雑誌などの短いニュース。「政界―」
たんしん
たんしん [0] 【誕辰】
〔「辰」は日の意〕
誕生日。「今日は,正(マサ)しく某(ソレガシ)の―にて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
たんしん
たんしん [0] 【潭心】
深い淵の底。みなそこ。
たんしん
たんしん [0] 【丹心】
まごころ。赤心。丹誠。「我―を説明なせば/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
たんしん
たんしん [0] 【貪心】
〔「たん」は漢音〕
貪欲な心。欲心。
たんしん
たんしん [0] 【丹唇】
あかいくちびる。朱唇。
たんしん
たんしん【単身で】
alone;→英和
by oneself.単身赴任 commuter marriage.単身赴任者 a business bachelor.
たんしん
たんしん【短針】
[時針の]the short[hour]hand.
たんしん
たんしん【短信】
a brief note[letter].
たんしんかてい
たんしんかてい [5] 【単親家庭】
母親あるいは父親のいずれかと子供とからなる家庭。
たんしんし
たんしんし [3] 【単振子】
(1)〔simple pendulum〕
単振り子。
(2)〔simple oscillator〕
単振動を行う振動体。
たんしんぞう
たんしんぞう [3] 【単身像】
一人だけの像。
たんしんどう
たんしんどう [3] 【単振動】
粒子,あるいは物体が行う一直線上の往復運動で,位置の変化が時間の正弦関数で表されるもの。たとえば,ばねにつけた錘(オモリ)の振動や,原子の平衡点のまわりの振動。平衡点からの距離に比例する復元力が働くときに起こり,最も基本的な振動である。
たんしんふにん
たんしんふにん [5][0] 【単身赴任】
遠方へ転勤する際,家族を残して,本人だけが任地へ赴くこと。
たんじ
たんじ [1] 【短時】
みじかい時間。短時間。
たんじ
たんじ [1] 【嘆辞・歎辞】
(1)感嘆の言葉。
(2)感動詞の古い言い方。「皆感を助くるの―にて/歌学提要」
たんじかん
たんじかん [3] 【短時間】
みじかい時間。
⇔長時間
たんじかんろうどう
たんじかんろうどう [6] 【短時間労働】
⇒パート-タイム
たんじく
たんじく [0][1] 【短軸】
楕円の二つの軸のうちみじかい方の軸。楕円の二つの焦点間の線分の垂直二等分線が楕円によって切り取られる線分。短径。
⇔長軸
たんじくけっしょう
たんじくけっしょう タンヂクケツシヤウ [5] 【単軸結晶】
⇒一軸結晶(イチジクケツシヨウ)
たんじじつ
たんじじつ [3] 【短時日】
みじかい日数。短い期間。
たんじつ
たんじつ [0] 【旦日】
あくる日。また,あくる朝。「我すなはち―項王の陣に行き/太平記 28」
たんじつ
たんじつ [0] 【短日】
冬の日のみじかいこと。日暮れが早い,という気分でいう。[季]冬。
たんじつげつ
たんじつげつ [3][4] 【短日月】
わずかの月日。みじかい期間。「―で完成する見込み」
たんじつげつ
たんじつげつ【短日月に】
in a short time.
たんじつしょくぶつ
たんじつしょくぶつ [6] 【短日植物】
日照時間が一定時間以下になると開花が促進される植物。タバコ・コスモス・ソバやイネの晩生種など秋咲きの植物に多い。
→長日植物
たんじつしょり
たんじつしょり [5] 【短日処理】
自然光を遮閉して日照制限し,一日の暗期を長くすることで開花を促すこと。短日植物に対して施す。
たんじゃく
たんじゃく [0] 【短冊・短尺】
⇒たんざく(短冊)
たんじゅう
たんじゅう [0] 【短銃】
ピストル。拳銃。
たんじゅう
たんじゅう【短銃】
⇒拳銃.
たんじゅう
たんじゅう [0] 【胆汁】
脊椎動物の肝臓でつくられる褐色の液。胆嚢(タンノウ)に一時蓄えられたのち,十二指腸へ分泌される。胆汁酸を含むほか,胆汁色素・コレステロール・肝代謝産物などが主な成分。胆液。
たんじゅう
たんじゅう【胆汁】
《医》bile;→英和
gall.→英和
胆汁質 choleric[bilious]temperament.
たんじゅう
たんじゅう [0] 【炭住】
〔炭鉱従業員住宅の略〕
炭鉱で働く人たちとその家族のために会社が建てた住宅。「―街」
たんじゅうさん
たんじゅうさん [0] 【胆汁酸】
胆汁中に含まれる主な有機成分の一。肝臓でコレステロールから生成され,脂肪を乳化して消化吸収に重要な役割を果たす。
たんじゅうしきそ
たんじゅうしきそ [6] 【胆汁色素】
動物の胆汁中に含まれる赤黄色のビリルビン,緑色のビリベルジンなどの有色物質。ヒトではほとんど前者のみ。ヘモグロビンの分解産物。胆汁色素が何らかの原因で血液中に多量に現れると黄疸(オウダン)となる。
たんじゅうしつ
たんじゅうしつ [3] 【胆汁質】
ヒポクラテスの体液説に基づく気質の四類型の一。激情的で怒りっぽい気質。胆液質。
たんじゅうじん
たんじゅうじん [3] 【単縦陣】
軍艦が縦に長く一列に並ぶ陣形。
たんじゅうせん
たんじゅうせん [3] 【単縦線】
楽譜で,小節間を区切る一本の縦線。
たんじゅん
たんじゅん【単純な】
simple;→英和
plain.→英和
〜化する simplify.→英和
たんじゅん
たんじゅん [0] 【単純】 (名・形動)[文]ナリ
(1)
(ア)こみいった点がなく簡単な・こと(さま)。
⇔複雑
「―な構造」「―なミス」
(イ)考え方などが一面的で行き届かない・こと(さま)。「―な発想」「―な頭の働き」
(2)他種のものがまざっていない・こと(さま)。純一。「―泉(セン)」「彼女の意味する通りの―さで津田の耳へは響かなかつた/明暗(漱石)」
(3)制限や条件のない・こと(さま)。「―承認」
[派生] ――さ(名)
たんじゅんおん
たんじゅんおん [3] 【単純音】
⇒純音(ジユンオン)
たんじゅんか
たんじゅんか [0] 【単純化】 (名)スル
単純にすること。「システムを―する」
たんじゅんご
たんじゅんご [0] 【単純語】
単語のうち,意味・語形の上からそれ以上に分けることができないと考えられるもの。「め(目)」「みみ(耳)」「やま(山)」「かわ(川)」の類。
→派生語
→複合語
たんじゅんさいせいさん
たんじゅんさいせいさん [7] 【単純再生産】
毎年同じ規模で繰り返される再生産。
→拡大再生産
→縮小再生産
たんじゅんししつ
たんじゅんししつ [5] 【単純脂質】
脂質のうち,脂肪酸と各種アルコールとのエステルの総称。炭素・水素・酸素のみで構成されるもので,中性脂肪がその代表。
⇔複合脂質
たんじゅんしゃかい
たんじゅんしゃかい [5] 【単純社会】
生産諸力が未発達で,いまだ社会的分業や社会的分化を生ぜしめるに至らぬ社会。イギリスのスペンサーらが提出した原初的な社会の概念。
たんじゅんしょうにん
たんじゅんしょうにん [5] 【単純承認】
財産も債務もすべて承継する,という無条件の相続の承認。相続人は,被相続人の債務についても無限責任を負うことになる。単純相続。
→限定承認
たんじゅんせん
たんじゅんせん [0][3] 【単純泉】
ガス成分を除く溶存物質量が水1キログラム中に1グラム未満の温泉。日本の代表的な温泉の三分の一はこれに属する。単純温泉。
たんじゅんそうぞく
たんじゅんそうぞく [5] 【単純相続】
⇒単純承認(シヨウニン)
たんじゅんたんぱくしつ
たんじゅんたんぱくしつ [8] 【単純蛋白質】
複合タンパク質に対して,α-アミノ酸だけから成るタンパク質。アルブミンやグロブリンはその例。
たんじゅんばり
たんじゅんばり [3][0] 【単純梁】
一端がピン接合で,他端がローラーからなる梁。
たんじゅんへいきん
たんじゅんへいきん [5] 【単純平均】
⇒相加平均(ソウカヘイキン)
たんじゅんへいきんかぶか
たんじゅんへいきんかぶか [10] 【単純平均株価】
採用銘柄の株価合計を銘柄数で割って求められた平均株価。権利落ちが修正されないため連続性に欠ける。
→ダウ式平均株価
たんじゅんりん
たんじゅんりん [3] 【単純林】
「純林」に同じ。
たんじゅんろうどう
たんじゅんろうどう [5] 【単純労働】
高度な知識や技術,一定年数の経験などを特に必要としない簡単な労働。
たんじょ
たんじょ [1] 【淡如・澹如】 (形動タリ)
あっさりとして拘泥しないさま。さっぱりとして執着のないさま。淡淡。淡然。「貧約―たり/山中人饒舌」
たんじょう
たんじょう【誕生】
birth.→英和
〜する be born.‖誕生祝い one's birthday celebration;a birthday present (贈物).誕生地 one's birthplace.誕生日 <celebrate> one's birthday.
たんじょう
たんじょう 【端正】 (名・形動ナリ)
「たんせい(端正)」に同じ。「太子を見奉るに形―なる事限りなし/今昔 1」
たんじょう
たんじょう [0] 【短畳・短帖】
正方形に近い形の,寸法の小さい畳。御座などに用いる。
たんじょう
たんじょう [0] 【誕生】 (名)スル
(1)人が生まれること。出生。「―日」「男児が―した」
(2)生後一年たって初めて迎える誕生日。
(3)新しくできること。「新横綱が―する」
たんじょういわい
たんじょういわい [5] 【誕生祝(い)】
誕生日のお祝い。誕生日を祝うこと。誕生賀。また,そのお祝いの贈り物をもいう。
たんじょうえ
たんじょうえ [3] 【誕生会】
釈迦の誕生日,四月八日に行われる法会(ホウエ)。灌仏(カンブツ)会。
たんじょうじ
たんじょうじ タンジヤウ― 【誕生寺】
(1)千葉県安房郡天津小湊町にある日蓮宗の寺。山号,小湊山。1276年日蓮の誕生の地を記念して法弟日家(ニツケ)が建立。
(2)岡山県久米郡久米南町にある浄土宗の寺。山号,栃社山。1193年法然の誕生の地に熊谷直実(蓮生坊)が創建。
たんじょうせき
たんじょうせき【誕生石】
a birthstone.→英和
たんじょうせき
たんじょうせき [3] 【誕生石】
一年の一二か月にそれぞれあて,その生まれ月の人が身につけると幸運を招くなどとされる宝石。現在行われているものは,1912年にアメリカの宝石商組合が定めたものなどによる。
→誕生石[表]
たんじょうび
たんじょうび [3] 【誕生日】
その人の生まれた当日。また,月日がその日と同じ日。誕生の記念日。誕日。誕辰。バースデー。
たんじょうぶつ
たんじょうぶつ [3] 【誕生仏】
釈迦が生まれた時の姿をかたどった像。右手で天を指し,左手で地を指して,「天上天下唯我独尊」と唱えた相を表す。灌仏会(カンブツエ)で祀(マツ)られ,甘茶をかける。
誕生仏[図]
たんじる
たん・じる [0][3] 【嘆じる・歎じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「嘆ずる」の上一段化〕
「嘆ずる」に同じ。「世相を―・じる」
たんじろう
たんじろう タンジラウ 【丹次郎】
〔為永春水作の人情本「春色梅児誉美(ウメゴヨミ)」およびその続編の主人公の名から〕
多くの女性に愛される柔弱な男性の称。
たんじん
たんじん [0] 【炭塵】
きわめて細かい石炭の粉末。炭坑内のガス突出に伴って大量に噴出し,火源があれば引火,爆発する。
たんじん
たんじん [0] 【丹参】
シソ科の多年草。中国原産。高さ40〜80センチメートル。葉は羽状複葉。根は細長い円柱形で外皮は朱紅色を呈する。乾燥させた根を漢方で月経不順・産後の腹痛や不眠・関節炎などの治療に用いる。
たんす
たんす【箪笥】
a chest of drawers; <米> a bureau.→英和
箪笥預金 hoarded money.洋服箪笥 a wardrobe.→英和
たんす
たんす [0] 【箪笥】
衣類・小道具などを整理・保管するための箱形の木製家具。引き出しや開き戸を設ける。
たんすい
たんすい 【淡水】
台湾北部,淡水江河口にある港湾都市。茶の輸出が盛ん。タンシュイ。
たんすい
たんすい [0] 【湛水】
水をたたえること。
たんすい
たんすい【淡水】
fresh water.淡水魚(湖) a fresh-water fish (lake).
たんすい
たんすい [0] 【潭水】
深くたたえられた水。淵の水。
たんすい
たんすい [0] 【淡水】
塩分濃度のきわめて低い水。普通の河川水・湖沼水・地下水など。
⇔鹹水(カンスイ)
たんすいかいめん
たんすいかいめん [5] 【淡水海綿】
尋常海綿綱タンスイカイメン科の海綿動物の総称。形は一定せず,層状・樹枝状・網目状・塊状などになる。骨格は両端のとがった棒状。湖や沼などに多い。ヌマカイメン・カワカイメンなど。
たんすいかぶつ
たんすいかぶつ【炭水化物】
《化》a carbohydrate.→英和
たんすいかぶつ
たんすいかぶつ タンスイクワ― [5] 【炭水化物】
糖類およびその誘導体の総称。糖類の多くが一般式 C�(H�O)� で表されるのでこの名がある。古くは含水炭素とも呼ばれたが,現在では糖質と呼ばれることが多い。最も多量に存在する有機化合物で,ブドウ糖・ショ糖・デンプンなどがある。生物にとって,エネルギー源として,また生物体の構成物質として重要。主に植物の光合成によってつくられ,動物は食物として摂取する。糖類の誘導体には糖アルコール・ウロン酸・アミノ糖やそれらの重合体がある。
→炭水化物[表]
たんすいぎょ
たんすいぎょ [3] 【淡水魚】
一生,あるいは一生の大半を淡水域にすむ魚。コイ・フナ・ドジョウ・タナゴなど。
⇔鹹水魚(カンスイギヨ)
たんすいくらげ
たんすいくらげ [5] 【淡水水母】
腔腸動物ヒドロ虫綱に属する淡水産のクラゲの総称。いずれも小形で,傘は半球形。マミズクラゲなど。
たんすいこ
たんすいこ [3] 【淡水湖】
湖水中の総塩分含有量が1リットル中に500ミリグラム以下の湖。乾燥地域・火山地域,海岸近くの湖を除く,最も普通の湖。淡湖。
⇔塩湖
たんすいしゃ
たんすいしゃ【炭水車】
a tender (機関車の).→英和
たんすいしゃ
たんすいしゃ [3] 【炭水車】
蒸気機関車の直後に連結される石炭と水を積んだ車両。
たんすいしんじゅ
たんすいしんじゅ [5] 【淡水真珠】
イケチョウガイなど,淡水産の貝を母貝としてつくられる養殖真珠。
たんすいそう
たんすいそう [3][0] 【淡水藻】
藻類のうち,淡水産のもの。車軸藻類や緑藻類・ケイ藻類の一部など。
⇔海藻
たんすいちょくはん
たんすいちょくはん [5] 【湛水直播】
種子を水を入れた田にじかまきすること。北海道など寒冷地で試みられる。
⇔乾田直播
たんすいろ
たんすいろ【短水路】
a 25-meter course.
たんすいろ
たんすいろ [3] 【短水路】
水路の長さが50メートル未満,25メートル以上のプール。記録は世界記録としては公認されない。
⇔長水路
たんすう
たんすう [3] 【単数】
(1)一人・一個などと数えられるものについて,数が一であること。
(2)英語・フランス語・ドイツ語などで,事物 ・ 人の単一の存在を表す名詞や代名詞。
⇔複数
たんすう
たんすう【単数】
《文》the singular (number).→英和
〜の singular.
たんすよきん
たんすよきん [4] 【箪笥預金】
たんすの底などにしまってある現金。たんす貯金。
たんずる
たん・ずる [0][3] 【嘆ずる・歎ずる】 (動サ変)[文]サ変 たん・ず
(1)なげく。なげかわしく思い憤る。たんじる。「身の不運を―・ずる」「政府の無策を―・ずる」
(2)ほめたたえる。感心する。「美技を―・ずる」
たんせい
たんせい [1] 【端正・端整】 (名・形動)[文]ナリ
(1)(多く「端整」と書く)容姿がきれいで整っている・こと(さま)。「―な顔立ち」
(2)動作・態度・行状などが,乱れたところがなく立派な・こと(さま)。「その行―なりしかば/西国立志編(正直)」
たんせい
たんせい【丹精する】
take great pains;make every effort;give one's whole mind <to> .〜して <bring up> with great care.〜をこめた(て) elaborate(ly).→英和
たんせい
たんせい【嘆声をもらす】
heave a (deep) sigh <of despair,of admiration> .
たんせい
たんせい [0][1] 【丹青】
(1)赤い色と青い色。また,その色の絵の具の材料となる土。丹砂と青雘(セイワク)。
(2)絵の具。色彩。「―の妙」
(3)〔「たんぜい」とも〕
絵画。また,絵を描くこと。
たんせい
たんせい [0] 【嘆声・歎声】
(1)なげきの声。ため息。「うち続く不運に―をもらす」
(2)非常に感心して出す声。感嘆の声。「見事な技に―が上がった」
たんせい
たんせい【端正な】
right;→英和
upright;→英和
decent;→英和
handsome <face> .→英和
たんせい
たんせい【単性花】
《植》a unisexual flower.単性生殖 《生》monogenesis.
たんせい
たんせい [1] 【丹精・丹誠】
〔古くは「たんぜい」〕
■一■ (名)スル
(1)心をこめて物事をすること。《丹精》「―して育てた盆栽」「―をこらす」
(2)まことの心。真心。丹心。赤心。《丹誠》「無二の―を照らして唯一の玄応を垂れ給へ/平家 7」
■二■ (形動)[文]ナリ
心をこめて丁寧に物事を行うさま。《丹精》「中々―な,遅(ノロ)い仕事でしたが/小公子(賤子)」
たんせい
たんせい [0] 【単声】
音楽で,男声か女声か一方であること。同声。
⇔混声
たんせい
たんせい [0] 【単性】
(1)両性に対し,一つの同じ性質。
(2)ある種の動物で,一方の性のみの子孫を生ずる現象。
たんせいか
たんせいか [3] 【単性花】
雄しべ・雌しべの一方だけを有する花。雌雄異花。
⇔両性花
たんせいかざん
たんせいかざん [5] 【単成火山】
一輪廻(リンネ)の噴火活動で生成した火山。小規模で山体は小さい。マール・火砕丘・溶岩円頂丘など。噴火活動の途中で噴火様式が変わってそれらが複合する場合もある。一輪廻火山。
⇔複成火山
たんせいがっしょう
たんせいがっしょう [5] 【単声合唱】
男声または女声のみの合唱。同声合唱。
⇔混声合唱
たんせいざっしゅ
たんせいざっしゅ [5] 【単性雑種】
特定の一対の対立遺伝子についてのみ異なる個体間の雑種。
たんせいせいしょく
たんせいせいしょく [5] 【単性生殖】
⇒単為生殖(タンイセイシヨク)
たんせいぶおんがく
たんせいぶおんがく [6] 【単声部音楽】
⇒モノフォニー
たんせいろん
たんせいろん [3] 【単性論】
キリストのうちに人性と神性の二つの性(ナトゥーラ)が独立して存するとするキリスト両性論に対し,受肉によって人性は神性に融合されて一つの性(神性)となったとする説。ギリシャ的神観の残滓として古代・中世にわたり長い論争を生んだ。
たんせき
たんせき [0] 【儋石】
〔儋は二石の意〕
(1)米穀のわずかな量。
(2)わずかなこと。
たんせき
たんせき【胆石】
a gallstone;→英和
a bilestone.→英和
胆石症 cholelithiasis.
たんせき
たんせき [0][1] 【旦夕】
(1)朝と晩。朝も晩も。始終。旦暮。「―の費え」
(2)今日の夜か明日の朝かというほどに事態が切迫していること。旦暮。
たんせき
たんせき [0] 【嘆惜・歎惜】 (名)スル
なげき惜しむこと。「国人深く―せり/匏菴十種(鋤雲)」
たんせき
たんせき [1][0] 【胆石】
胆嚢および胆道内で形成される結石。胆汁の成分が何らかの原因で結晶または沈殿したもの。胆石症を起こすことが多い。
たんせき
たんせき【痰咳】
a (moist) cough.
たんせき
たんせき [1][0] 【痰咳】
痰と咳。また,痰の出る咳。
たんせき
たんせき [0] 【袒裼・襢裼】
肌脱ぎになること。また,上着を脱いで,下に着ているものをあらわすこと。
たんせき=に迫(セマ)る
――に迫(セマ)・る
⇒命(メイ)旦夕に迫る(「命(メイ)」の句項目)
たんせきしょう
たんせきしょう [0] 【胆石症】
胆嚢および胆道系に結石が存在する状態。腹痛・発熱・嘔吐・黄疸(オウダン)などの症状を呈することがあるが,無症状に経過する場合が少なくない。
たんせつ
たんせつ [0] 【鍛接】
金属の二片を融点近くまで加熱し槌で打ったり,プレスしたりして,接合する方法。わかしつぎ。
たんせつ
たんせつ [0] 【短折】
若死に。短命。夭折(ヨウセツ)。
たんせつこく
たんせつこく [4] 【単節国】
国土が陸続きで一つにまとまっている国。
⇔多節国
たんせん
たんせん [0] 【単線】
(1)一本の線。
(2)鉄道で,軌道が上下線共用であること。また,その軌道。単線軌道。
⇔複線
たんせん
たんせん [0] 【段銭】
〔「だんせん」とも〕
中世の租税の一。即位・大嘗会(ダイジヨウエ)・内裏修造・将軍宣下(センゲ)などの費用として,朝廷・幕府・守護などが一定地域に公田の面積に応じて一律に課した臨時税。古くは米で徴収していたものが銭納化したもの。室町時代以降,付加税として恒常化。
たんせん
たんせん【単線】
a single track.単線運転 single-track operation.
たんせんがたきょういくせいど
たんせんがたきょういくせいど [11] 【単線型教育制度】
学校制度の一形式。すべての学習者が単一の教育段階を経て,あらゆる学校教育を受けることができる学校体系。現在の日本の六三制はその典型。
たんせんぶぎょう
たんせんぶぎょう [5] 【段銭奉行】
室町幕府の職名。段銭のことを総括する。
たんぜい
たんぜい [0] 【担税】
租税を負担すること。「―能力」
たんぜい
たんぜい [0] 【単税】
最良と思われる租税を一種類のみかける租税体系。消費単税論・土地単税論などが提唱されたが実現していない。
⇔複税
たんぜいしゃ
たんぜいしゃ [3] 【担税者】
税金を実際に負担するもの。間接税では,納税義務者とは一致しない。
たんぜいりょく
たんぜいりょく [3] 【担税力】
税金を負担する力。
たんぜいろん
たんぜいろん [3] 【単税論】
⇒土地単税論(トチタンゼイロン)
たんぜん
たんぜん [0] 【湛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
静かに水をたたえているさま。また,静かで動かないさま。「―として音なき秋の水に臨むが如く/薤露行(漱石)」
たんぜん
たんぜん【丹前】
a padded kimono.
たんぜん
たんぜん [0] 【淡然・澹然】 (ト|タル)[文]形動タリ
物事にこだわらないさま。さっぱりとしたさま。また,静かなさま。淡淡。「月已に―として東天に在り/愛弟通信(独歩)」
たんぜん
たんぜん [0] 【端然】 (ト|タル)[文]形動タリ
きちんと整っているさま。礼儀にかなっているさま。たんねん。「―と座す」「礼服を着し―たる給仕人/八十日間世界一周(忠之助)」
たんぜん
たんぜん [0] 【赧然】 (ト|タル)[文]形動タリ
恥じ入って赤面するさま。「満顔の羞色は―として恰(アタカ)も前庭の花より紅ひなり/世路日記(香水)」
たんぜん
たんぜん【端然たる(として)】
straight;→英和
proper(ly).→英和
たんぜん
たんぜん [3][1] 【丹前】
(1)防寒用の和服の一。広袖で全体に綿が入れてあり,くつろぐ時や湯上がりなどに衣服の上に重ねて着る。本来は男物。丹前風呂の遊客の風俗から起こったという。どてら。
(2)歌舞伎の演技様式の一。丹前風呂に通う遊客の風俗を様式化したもので,特殊な手の振り方・足の踏み方をする。現在は六方(ロツポウ)に吸収されて純粋な型は伝承されない。丹前振り。丹前六法。
(3){(2)}の振りに合わせて演奏される合方。
(4)江戸時代,丹前風呂へ通った町奴。また,その風俗や伊達姿。
丹前(2)[図]
たんぜんがさ
たんぜんがさ [5] 【丹前笠】
丹前風の人がかぶった粋な編み笠。
たんぜんじま
たんぜんじま [0] 【丹前縞】
丹前に用いる派手な縞柄。
たんぜんすがた
たんぜんすがた [5] 【丹前姿】
(1)丹前を着た,くつろいだ姿。
(2)「丹前風(フウ)」に同じ。「紋日物日の扮装は,…よしや男の―/常磐津・戻り駕」
たんぜんたてがみ
たんぜんたてがみ 【丹前立て髪】
丹前風の人の髪形。月代(サカヤキ)を剃らずにのばしているもの。立て髪。
たんぜんふう
たんぜんふう [0] 【丹前風】
近世,侠客や遊び人の間に流行した伊達風俗。丹前風呂に通う遊客の風俗に始まるとも,丹前風呂の湯女(ユナ)勝山の風に始まるともいう。丹前姿。
たんぜんぶし
たんぜんぶし 【丹前節】
江戸時代の小唄の一。寛文年間(1661-1673)に流行。丹前風呂の湯女(ユナ)吉野が,唄い始めたものという。
たんぜんぶり
たんぜんぶり [0] 【丹前振り】
「丹前{(2)}」に同じ。
たんぜんぶろ
たんぜんぶろ 【丹前風呂】
江戸,神田の堀丹後守の邸前にあった風呂屋。大勢の湯女を抱え,遊里の趣があった。寛永(1624-1644)の頃から栄えたが,明暦三年(1657)に禁止された。
たんぜんもの
たんぜんもの [0] 【丹前物】
丹前振りを主とした歌舞伎の舞踊・歌曲の一系統。元禄期(1688-1704)に成立。
たんそ
たんそ [1] 【単組】
「単位組合」の略。
たんそ
たんそ [1] 【炭疽】
「炭疽病(タンソビヨウ)」に同じ。
たんそ
たんそ [1] 【炭素】
〔carbon〕
炭素族元素の一。元素記号 C 原子番号六。原子量一二・〇一。質量数一二,一三,一四の同位体が存在し,炭素一二は原子量の基準とされる。ダイヤモンド・黒鉛・無定形炭素の三種の同素体が天然に産する。化学的に安定で通常の溶媒に溶けず,酸・アルカリにもおかされない。高温では燃焼して二酸化炭素となる。自然界では,岩石中に炭酸塩として,大気圏に二酸化炭素としてあり,また有機化合物の主要構成元素として生物体の重要な構成成分である。還元剤や金属の精錬に用いる。
たんそ
たんそ [1] 【嘆訴・歎訴】 (名)スル
なげき,うったえること。「植民地の人民其国典を破り民権を害ふを―すと雖(イエドモ)/明六雑誌 5」
たんそ
たんそ【炭素】
carbon.→英和
炭素棒 a carbon rod[point].
たんそう
たんそう タンサウ 【淡窓】
⇒広瀬(ヒロセ)淡窓
たんそう
たんそう [0] 【炭層】
石炭の層。石炭を含む地層。
たんそう
たんそう [0] 【淡粧】
⇒たんしょう(淡粧)
たんそう
たんそう [0] 【端荘】
美しく整って立派なこと。乱れたところがなく厳かなこと。「―厳粛」
たんそう
たんそう [0] 【単相】
(1)「単相交流」の略。
(2)減数分裂によって半減した染色体数を示す核相。n で表す。配偶子およびその世代のもの。
⇔複相
たんそう
たんそう [0] 【単層】
地層区分の最小単位。その上・下が層理面で限られた地層の部分。岩相がほぼ均一で,一般に厚さ1センチメートル以上のもの。
たんそう
たんそう【炭層】
a coal seam[bed].
たんそう
たんそう [0] 【担送】 (名)スル
病人を担架に乗せて運ぶこと。
たんそうこうりゅう
たんそうこうりゅう [5] 【単相交流】
位相の変化が単一に表される正弦波交流。家庭用の電灯線は単相交流。単相。
たんそうしゃ
たんそうしゃ [3] 【担送車】
⇒ストレッチャー
たんそうほう
たんそうほう タンサウハウ [3][0] 【単装砲】
大砲を一門だけ砲架・砲塔に装備するもの。
⇔連装砲
たんそうりん
たんそうりん [3] 【単層林】
⇒一斉林(イツセイリン)
たんそきん
たんそきん [0] 【炭疽菌】
バチルス科バチルス属の細菌。グラム陽性の大桿菌。炭疽病の病原菌。胞子は土壌中に存在する。
たんそく
たんそく【嘆息する】
(heave a) sigh;→英和
[嘆く]deplore;→英和
grieve.→英和
たんそく
たんそく [0] 【探測】
探りはかること。「―気球」「―機」
たんそく
たんそく [0] 【嘆息・歎息】 (名)スル
嘆いたり感心したりしてため息をつくこと。「天を仰いで―する」
たんそく
たんそく [0] 【短足】
足が短いこと。「胴長―」
たんそく
たんそく [0] 【短息】
〔「たんぞく」とも〕
(1)疲れて息切れがすること。疲れはてること。「呉山の長坂にあらずとも周行の―はたへず/海道記」
(2)熱心に探し求めること。「外聞・名誉のみだりなる―/こんてむつすむん地」
(3)金銭などを工面・調達すること。「この金の―する間も今四五日/浄瑠璃・双蝶蝶」
たんそこう
たんそこう [0][3] 【炭素鋼】
炭素を2パーセント以下含む鉄。その性質は炭素含有量による。加工が容易で廉価なので,種々の圧延鋼材・ボルト・ナットなどに広く利用。
たんそし
たんそし [3] 【炭素紙】
カーボン紙。炭酸紙。
たんそじゅうし
たんそじゅうし [1][3] 【炭素一四】
質量数が一四の炭素の放射性同位体。半減期5730年でベータ崩壊を行う。窒素と中性子との反応によって人工的につくられるほか,同様の反応によって天然にも微量存在する。生体内トレーサーとして,また考古学的な年代測定に用いる。記号¹�C
たんそせんい
たんそせんい [4] 【炭素繊維】
黒鉛から成る繊維。ポリアクリロニトリル繊維またはコールタールピッチを原料とする繊維を,窒素気流中で高温に加熱して炭化したもの。金属に比べて強度・弾性が大きく,耐熱性・耐薬品性に富み,軽量なため,航空機・自動車部品,ゴルフクラブ・テニスラケット・釣り竿(ザオ)などの材料にする。カーボン-ファイバー。
たんそぜい
たんそぜい [3] 【炭素税】
環境税の一。地球温暖化につながる二酸化炭素の排出抑制のため,石炭・石油・天然ガスなどに対して課される税。
たんそどうかさよう
たんそどうかさよう [7] 【炭素同化作用】
「炭酸同化作用」に同じ。
たんそびょう
たんそびょう [0] 【炭疽病】
(1)ウシ・ウマ・ヒツジなど草食獣に発生する伝染病。炭疽菌に感染して発病し,内臓特に脾臓がはれ,血管内に著しい菌の増殖がみられる。まれにヒトに感染することがある。炭疽。炭疽熱。脾脱疽(ヒダツソ)。
(2)植物の病害。果実・茎・葉に黄褐色の病斑を生じ,赤色の分生胞子のかたまりができる。病原菌は不完全菌類・子嚢菌類に属するものが多い。
たんぞう
たんぞう [0] 【鍛造】 (名)スル
金属をハンマーで打って形作ること。また,その加工法。「―機」
たんぞくこく
たんぞくこく [4] 【単族国】
国民が一つの民族によって構成されている国家。単一民族国家。
たんたい
たんたい [0] 【単体】
(1)単一の元素から成り,固有の化学的性質をもつ物質。水素(H�)・酸素(O�)・オゾン(O�)・銅(Cu)など。
⇔化合物
(2)文字を連綿(レンメン)せず,放ち書きすること。また,その文字。草書作品では独草(ドクソウ)ともいう。
たんたい
たんたい [0] 【担体】
〔carrier〕
(1)〔物〕 物質中で電荷を運ぶ粒子。電子・イオン,半導体中の正孔など。
(2)〔化〕
(ア)触媒の微粒子を支える多孔性の物質。触媒を広い面積に分布させるために用いる。アルミナ・ケイ藻土など。
(イ)微量の物質を分離抽出するために加える,類似の化学的性質をもつ物質。微量の放射性同位体を混合溶液から沈殿させるために加える安定同位体など。
(3)〔生〕
(ア)生体膜にあって物質の輸送を仲介するタンパク質。輸送体。
→担体輸送
(イ)免疫原性が弱いか,または単独ではそれがない物質(ハプテン)と結合し,免疫原性をもたらす物質(タンパク質など)。シュレッパー。
たんたいきてい
たんたいきてい [5] 【単体規定】
建築基準法に規定される各種の制限のうち,個々の建築物の構造,防災避難などに対する規定の通称。
→集団規定
たんたいぎ
たんたいぎ 【炭太祇】
(1709-1771) 江戸中期の俳人。号,不夜庵など。法号,道源。江戸の生まれ。慶紀逸らに俳諧を学び,人事句に巧み。島原遊郭に住み,蕪村と親交があった。編著「鬼貫句選」など。
たんたいゆそう
たんたいゆそう [5] 【担体輸送】
生体膜において担体が特定の物質と結合し,その物質を輸送すること。仲介輸送。
たんたん
たんたん [0][3] 【湛湛】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水などが深くたたえられているさま。「―たる禅心は清みて水に似たれども/南遊集」
(2)露の多いさま。「晞陽―として群黎せらる/凌雲集」
たんたん
たんたん [0][3] 【潭潭】 (ト|タル)[文]形動タリ
水が深くたたえられているさま。「深淵―として,巨海の波に浮かべるが如し/盛衰記 35」
たんたん
たんたん [0] 【坦坦】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)土地・道路などの平らなさま。「―とした道を歩く」
(2)大した波乱もなく物事の過ぎて行くさま。平凡なさま。「―たる生涯」
たんたん
たんたん [0] 【眈眈】 (ト|タル)[文]形動タリ
鋭い目つきで獲物をねらうさま。「虎視(コシ)―」「―として機の到るを待つて居る/此一戦(広徳)」
たんたん
たんたん [0] 【淡淡・澹澹】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ものの味わい・感じなどがあっさりと好ましいさま。また,人柄がさっぱりしているさま。「―と語る」「―としたつき合い」
(2)静かに水をたたえるさま。水が静かにたゆたうさま。「八徳―として自ら貯へたり/性霊集」
たんたん
たんたん【坦々たる】
[平らな]level;→英和
even;→英和
smooth;→英和
flat;→英和
[単調な]uneventful;→英和
peaceful;→英和
monotonous.→英和
たんたん
たんたん【淡々たる】
cool;→英和
<assume a> disinterested <attitude> ;→英和
indifferent (無関心な).→英和
たんだ
たんだ【短打】
《野》chopping.〜する chop <the ball> .→英和
たんだ
たんだ [1] 【単打】
⇒シングル-ヒット
たんだ
たんだ [1] 【短打】
(1)野球で,バットを短く持ち,小さく鋭く振って打つこと。「―戦法」
(2)「単打(タンダ)」に同じ。
たんだ
たんだ【単打】
《野》a single (hit).→英和
〜する single <to third> .
たんだ
たんだ 【唯】 (副)
〔「ただ」の撥音添加〕
「ただ」を強めていう語。「―弱りに弱り/謡曲・隅田川」
たんだい
たんだい [0] 【胆大】
胆力の大きいこと。大胆。
たんだい
たんだい [0] 【探題】
(1)詩歌の題詠の一。いくつかある題の中から,くじで探りとった題によって詠むこと。探り題。
(2)〔仏〕 竪義(リユウギ)と呼ばれる仏典の問答の際,出題および解答の判定を行い,全体を総括する僧。
(3)
(ア)鎌倉時代,執権・連署など政務の長官の別名。
(イ)中世,幕府から地方に派遣され,政務・訴訟の裁断・軍事をつかさどる地方長官。鎌倉時代には六波羅探題・鎮西(チンゼイ)探題など,室町時代には九州探題・奥州探題などが置かれた。
たんだい
たんだい【短大】
⇒短期(大学).
たんだい
たんだい [0] 【短大】
「短期大学」の略。
たんだいしょうしんろく
たんだいしょうしんろく タンダイセウシンロク 【胆大小心録】
随筆。三巻。上田秋成著。1808年成立。作者一生の回想録で,秋成の世界観・思想などの総決算というべき作品。
たんだいしんしょう
たんだいしんしょう [0] 【胆大心小】
〔旧唐書(孫思貌伝)「胆欲�大,心欲�小」〕
(1)大胆で事に動ぜず,しかも細心であるべきこと。
(2)文章を作るときには,大胆かつ細心であるべきこと。
たんだう
たんだ・う 【探題ふ】 (動ハ下二)
〔「探題」の動詞化〕
(1)探したずねる。探し求める。「この血を―・へ化生の者を退治仕らうずるにて候/謡曲・土蜘蛛」
(2)せんさくする。よくしらべてみる。「前代なき事と…かんぜさせられ,はじめを―・へさせ給ひ/浮世草子・武家義理物語 5」
たんだか
たんだか [1][3] 【段高】
江戸時代の徴税用語の一。新開地など一定量の収穫を期待できない耕地に石高を付けず,面積のみを表記する方法。段別あるいは町別に低率の年貢が課されるのを常とした。
たんち
たんち [1] 【探知】 (名)スル
(隠されているものや容易には知り得ないことを)探って知ること。「電波―機」「不穏な動きを―する」
たんち
たんち【探知する】
find out;detect.→英和
探知器 a detector.
たんちゃ
たんちゃ [0] 【磚茶】
〔「磚」は瓦の意。「だんちゃ」とも〕
茶の茎葉を蒸して,薄板状に圧し固めた下級品の茶。削って煮出して飲む。
たんちゃめぶし
たんちゃめぶし 【谷茶前節】
〔「谷茶前」は沖縄本島中部,恩納村(オンナソン)の海岸〕
沖縄県の民謡。毛遊(モウアシ)び(野外で行う酒盛り)や舞台で若い男女が唄い踊ってきたもの。男は櫂(カイ)を,女は笊(ザル)を持って踊る。
たんちょ
たんちょ【端緒を開く】
start;→英和
originate <in> .→英和
〜をつかむ find a clue[key] <to> .→英和
たんちょ
たんちょ [1] 【端緒】
「たんしょ(端緒)」の慣用読み。
たんちょう
たんちょう [0] 【丹頂】
ツル目ツル科の鳥。国産鳥類では最も大形の鳥で,全長140センチメートルほど。全体が白色で,喉から頸にかけてと,翼の内側の風切り羽の部分が黒色。頭頂は赤く裸出する。北海道東部の個体群は周年生息し,本州や九州ではまれに飛来する。姿が優美であり,長寿でめでたい鳥として,日本では古くから画題とされ,親しまれてきた。特別天然記念物。絶滅危惧種。丹頂づる。
丹頂[図]
たんちょう
たんちょう【丹頂鶴】
a sacred crane.
たんちょう
たんちょう【短調】
《楽》a minor key.ロ短調 <a sonata in> B minor.
たんちょう
たんちょう【単調な】
monotonous;→英和
dull.→英和
たんちょう
たんちょう [0] 【単調】 (名・形動)[文]ナリ
同じような状態が続いて変化が乏しい・こと(さま)。「―な生活」「―なリズム」
[派生] ――さ(名)
たんちょう
たんちょう [0] 【探鳥】
野外において,自然のままの鳥を観察したり観賞したりすること。バード-ウオッチング。
たんちょう
たんちょう [1] 【短調】
西洋音楽で,イ短調・ホ短調など。短音階の主音の高さが指定されたもの。漠然と短音階をさしていうこともある。
⇔長調
たんちょう
たんちょう [1] 【短長】
(1)短いことと長いこと。長短。
(2)短所と長所。
たんちょう
たんちょう [0] 【丹鳥】
ホタルの異名。
たんちょうかじょ
たんちょうかじょ タンチヤウクワジヨ [5] 【単頂花序】
有限花序の一。枝分かれしない茎の先端に一個だけ花をつけるもの。チューリップなど。
たんちょうし
たんちょうし [3] 【単調子】 (名・形動)
調子が単純で変化がない・こと(さま)。一本調子。「―な鉦(カネ),太鼓,鐃鈸(ニヨウバチ)の音/破戒(藤村)」
たんちょうづる
たんちょうづる [5] 【丹頂鶴】
「丹頂(タンチヨウ)」に同じ。[季]冬。
たんちょく
たんちょく [0] 【端直】
心や行いが正しくまっすぐなこと。
たんつば
たんつば [0][3] 【痰唾】
たんとつば。
たんつば
たんつば【痰唾】
spittle.→英和
〜を吐く spit.→英和
たんつぼ
たんつぼ [0][3] 【痰壺】
痰を吐き入れるのに用いるつぼ。
たんつぼ
たんつぼ【痰壷】
a spittoon;→英和
<米> a cuspidor.→英和
たんづつ
たんづつ [0] 【短筒】
丈の短い鉄砲。懐(フトコロ)鉄砲。ピストル。
たんてい
たんてい [0] 【探偵】 (名)スル
他人の動静や秘密をひそかに調べること。また,犯罪者の探索にあたることや,それを業とする人。「私立―」「彼の行衛(ユクエ)を―せよと命じたり/八十日間世界一周(忠之助)」
たんてい
たんてい [0] 【端艇・短艇】
小舟。ボート。
たんてい
たんてい【探偵】
a detective.〜する inquire into[investigate]secretly;spy <on a person,into a matter> .→英和
〜をつける set a detective <on> .‖探偵小説 a detective story.私立探偵(社) a private detective[eye](agency).
たんてい
たんてい【短艇】
a boat.→英和
たんていしょうせつ
たんていしょうせつ [5] 【探偵小説】
⇒推理小説(スイリシヨウセツ)
たんてき
たんてき [0] 【端的】
■一■ (形動)
(1)遠回しでなく,はっきりと表すさま。「―に言って…」「経営内容を―に表す数字」
(2)物事の結果が即座に表れるさま。たちどころに。「寒熱に強くおそはれて命を―に失ひ/洒落本・花街鑑」
■二■ (名)
〔仏〕 物の本質。真実。「―を知らんと欲せば/沙石 10」
たんてき
たんてき【端的な(に)】
direct(ly);→英和
frank(ly).→英和
〜に言うと to be frank with you;frankly (speaking).
たんてつ
たんてつ【鍛鉄】
wrought iron.
たんてつ
たんてつ [1] 【鍛鉄】
(1)鉄をきたえること。また,きたえた鉄。
(2)「錬鉄(レンテツ)」に同じ。
たんでき
たんでき [0] 【耽溺・酖溺】 (名)スル
一つのことに夢中になってほかを顧みないこと。多くよくないことに熱中することにいう。「酒色に―する」「放逸遊惰に―せる懦弱(ダジヤク)の輩(ヤカラ)では御座らぬか/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
たんでき
たんでき【耽溺する】
indulge (oneself) in;give oneself up to.
たんでき
たんでき 【耽溺】
小説。岩野泡鳴作。1909年(明治42)発表。作者が体験した田舎芸者との耽溺生活を主観的に描写。初期自然主義文学の代表作。
たんでん
たんでん [0] 【単伝】
〔仏〕
(1)教法をその人にだけ伝えること。
(2)仏の教えや悟りの境地を文字や言葉によらず,心から心へ直接伝えること。
たんでん
たんでん [0] 【炭田】
石炭が豊富に埋蔵されている地域。
たんでん
たんでん【炭田】
a coal field.
たんでん
たんでん [0] 【丹田】
東洋医学で,臍(ヘソ)の下のあたりをいう。全身の精気の集まる所とされる。「臍下(セイカ)―」
たんと
たんと [0] (副)
(1)数量が多いさま。たくさん。いっぱい。「―おあがり」「―ある」
(2)程度がはなはだしいさま。非常に。「―きのどくがる顔つき笑(オカ)し/浮世草子・一代男 8」
たんとう
たんとう [0] 【澹蕩】 (名・形動タリ)
ゆったりしてのどかな・こと(さま)。「冲融とか―とか云ふ詩人の語は/草枕(漱石)」「春風―として起こる/経国 11」
たんとう
たんとう【担当する】
take[be in]charge <of> .担当者 a person in charge <of> .
たんとう
たんとう [0] 【短頭】
頭を真上から見たとき,前後の長さが短く左右の幅が比較的長いもの。
→頭形
たんとう
たんとう [3][0] 【短刀】
短い刀。日本刀では刀身の長さ一尺以下あたりからいう。合口拵(アイクチゴシラエ)のものが多い。
たんとう
たんとう [0] 【探討】 (名)スル
奥深く隅々までさぐり調べること。調べ究めること。探究。「真理実事を―するを好むの心は,これと共に失はず/西国立志編(正直)」
たんとう
たんとう 【丹東】
中国,遼寧省の都市。紡織・製紙などの工業が発達。鴨緑江下流の西岸にあり,対岸の朝鮮半島の新義州との間に鉄橋がある。木材の集散も盛ん。旧称,安東。タントン。
たんとう
たんとう [0] 【単刀】
ただ一振りの刀。また,ただ一人で刀を振るうこと。
たんとう
たんとう [0] 【探湯】
(1)熱湯の中に手を入れて探ること。
(2)「くかたち(探湯)」の音読み。
たんとう
たんとう [0] 【反当・段当】
「反当(タンア)たり」に同じ。
たんとう
たんとう [0] 【担当】 (名)スル
受け持ってその事に当たること。引き受けること。「営業を―する」「―者」
たんとう
たんとう【短刀】
a dagger;→英和
a knife.→英和
たんとうちょくにゅう
たんとうちょくにゅう【単刀直入】
⇒端的.
たんとうちょくにゅう
たんとうちょくにゅう [0] 【単刀直入】 (名・形動)
(1)刀を一振り持って敵陣に切り込むこと。
(2)前置きなどを省いて,すぐ本題に入ること。遠回しな言い方をしないで,問題の核心をつくこと。また,そのさま。「―にたずねる」
たんとうるい
たんとうるい タンタウ― [3] 【単糖類】
糖類のうち,加水分解によってそれ以上低分子の糖を生じないもの。一般に C�H��O� と表される。ブドウ糖・果糖など。
たんとぶし
たんとぶし 【たんと節】
秋田県の民謡。郷土芸能の番楽の一部を独立させたもの。
〔「たんと」はわらを打つ音〕
たんと節
たんとぶし 【たんと節】
秋田県の民謡。郷土芸能の番楽の一部を独立させたもの。
〔「たんと」はわらを打つ音〕
たんどう
たんどう [0] 【坦道】
平らな道。坦途。
たんどうきかん
たんどうきかん [6][5] 【単動機関】
往復機関の一。ピストンの片面だけに圧力を作用させる機関。初期の蒸気機関に用いられた形式。
⇔複動機関
たんどく
たんどく【単独の】
single;→英和
sole;→英和
individual;→英和
separate;→英和
independent.→英和
〜で individually;→英和
separately;→英和
independently;alone;→英和
by[for]oneself.‖単独行動 <take> an independent action.単独審議 independent deliberations.単独内閣 a one-[single-]party cabinet.単独犯 a single-handed offense.
たんどく
たんどく【耽読する】
pore over <a book> ;be fond of (reading) <novels> .
たんどく
たんどく [0] 【単独】
ただ一人または一つであること。他とは無関係に存在・行動すること。「―登頂」「―飛行」
たんどく
たんどく [1] 【丹毒】
皮膚の外傷部分から主に連鎖球菌が侵入して起こる急性の炎症。皮膚に境界の鮮明な痛みの強い赤斑ができ,高熱を伴う。顔や手足に好発。
たんどく
たんどく [0] 【耽読】 (名)スル
書物を夢中になって読むこと。読みふけること。「推理小説を―する」
たんどく
たんどく【丹毒】
the rose;→英和
erysipelas.→英和
たんどくかいそん
たんどくかいそん [5] 【単独海損】
海損の一。損害を被った船主または荷主が単独で損害を負担するもの。特担分損。
⇔共同海損
たんどくがいねん
たんどくがいねん [5] 【単独概念】
〔論〕 一つの個体のみを指示する概念。固有名詞,あるいは普通名詞に限定を加えて,「東京」「この机」などと表される。個体概念。具体概念。単称名辞。
⇔一般概念
たんどくきかん
たんどくきかん [6][5] 【単独機関】
一人だけで構成する機関。各省大臣や地方公共団体の長など。
⇔合議機関
たんどくこう
たんどくこう [0][4] 【単独行】
登山などで,パーティーを組まずに一人で行くこと。
たんどくこうい
たんどくこうい [5] 【単独行為】
一方的に意思表示をするだけでその内容どおりの法律効果を生じる法律行為。取り消し・追認など相手方のあるものと,遺言・寄付行為など相手方のないものとがある。一方行為。
→合同行為
→双方行為
たんどくこうどう
たんどくこうどう [5] 【単独行動】
一人だけでする行動。
たんどくこうわ
たんどくこうわ [5] 【単独講和】
交戦中の同盟国のうちの一国が単独で相手国と結ぶ講和。また,複数の相手国のうちの一国とだけ単独に結ぶ講和。
→全面講和
たんどくじょうかそう
たんどくじょうかそう [7] 【単独浄化槽】
屎尿(シニヨウ)のみを処理する浄化槽。
→合併浄化槽
たんどくせいさいばんしょ
たんどくせいさいばんしょ [0][11] 【単独制裁判所】
一人の裁判官によって裁判がなされる裁判所。簡易裁判所は常に単独で,地方裁判所・家庭裁判所も原則として単独で裁判を行う。
たんどくせいはん
たんどくせいはん [5] 【単独正犯】
犯罪行為を単独で実行すること。単独犯。
⇔共同正犯
たんどくそうぞく
たんどくそうぞく [5] 【単独相続】
所領・財産を一人の相続人が相続すること。日本では,一三世紀末期にその端緒が認められる。
⇔共同相続
たんどくないかく
たんどくないかく [5] 【単独内閣】
議院内閣制のもとで,ただ一党で組織する内閣。単独政権。
⇔連立内閣
たんどくはん
たんどくはん [4][3] 【単独犯】
⇒単独正犯(セイハン)
たんどり
たんどり [0][4] 【反取・段取】
江戸時代の年貢徴収方式の一。生産性に応じて耕地を上・中・下・下々の等級に分け,それぞれ反ごとの収穫予想高を指定,年貢はこの数字を基準として決定される。特に中部以東の地方に多く用いられた。
→厘付取(リンヅケドリ)
たんな
たんな 【手綱】
〔「たづな」の転〕
(1)馬の手綱(タヅナ)。「よい乗り手といふものは―にあたらいで自由にするぞ/毛詩抄 6」
(2)下帯。褌(フンドシ)。「縮緬の―をして/仮名草子・仁勢物語」
たんなる
たんなる [1] 【単なる】 (連体)
それだけで,ほかに何もないさま。ただの。「―勘違いとは思えない」
たんなる
たんなる【単なる】
mere;→英和
simple.→英和
たんなんこう
たんなんこう [3] 【単軟膏】
蜜蝋(ミツロウ)・植物油を原料とした軟膏基剤。被覆性がよい。
たんなトンネル
たんなトンネル 【丹那―】
東海道本線の熱海・函南(カンナミ)間にあるトンネル。長さ7841メートル。1918年(大正7)着工,34年(昭和9)完成。北側に東海道新幹線用の新丹那トンネル7959メートルが64年に完成。
たんに
たんに [0] 【単二】
〔単二型乾電池の略〕
円筒形小型乾電池のうち,単一より小さく単三より大きいもの。
たんに
たんに [1] 【単に】 (副)
(下に「だけ」「のみ」などを伴って用いられることが多い)ただそれだけに限られているさま。「―事実を述べただけにすぎない」
たんに
たんに【単に】
only;→英和
merely;simply.→英和
〜…ばかりでなく not only…but (also).
たんにしょう
たんにしょう タンイセウ 【歎異抄】
一巻。唯円著とされる。親鸞の没後成立。親鸞の法語を記し,異端説を批判して,親鸞本来の信仰のあり方を説こうとしたもの。
たんにん
たんにん [0] 【担任】 (名)スル
(1)責任を持ってその仕事を引き受けること。また,受け持った仕事。担当。「日本の活社会と交渉のある教授を―すべき人物である/三四郎(漱石)」
(2)学校で,教師があるクラス・教科などを受け持つこと。また,その教師。「一年生を―する」
たんにん
たんにん【担任する】
take[be in]charge of;teach.→英和
〜の組 one's class.〜の先生 the teacher in charge <of Class B> .
たんぬ
たんぬ 【足んぬ】
〔動詞「たる(足)」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の付いた「足りぬ」の転〕
満足すること。十分なこと。「一男両女があるほどに―した者ぞ/蒙求抄 4」
たんねる
たん・ねる 【尋ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たん・ぬ
〔中世後期以降の語〕
「たずねる」の転。「供シタ女ニ―・ネテサテワコウデアッタヨト知ッタ/天草本平家 2」
たんねん
たんねん [0] 【端然】 (ト|タル)[文]形動タリ
「たんぜん(端然)」に同じ。「鬢の毛の一筋をだに動(ユル)がさず,―として坐りたるままなり/天うつ浪(露伴)」
たんねん
たんねん [0] 【堪念】
満足すること。得心がいくこと。「―がゆく」
たんねん
たんねん [1] 【丹念】 (名・形動)[文]ナリ
細かい点にまで心をくばること。真心をこめてすること。また,そのさま。入念。「―につくろう」「―な仕事ぶり」
たんねん
たんねん【丹念な(に)】
careful(ly);→英和
elaborate(ly).→英和
たんねん
たんねん 【湛然】
(711-782) 中国天台宗の第九祖(智顗(チギ)を初祖として六祖と通称)。天台中興の祖。荊渓尊者・妙楽大師と称される。智顗の著述の研究とその教学の宣揚につとめた。著「法華玄義釈籤」「摩訶止観輔行伝弘決」など。
たんねんど
たんねんど [3] 【単年度】
一年だけの会計年度。
たんの
たんの 【丹野】
姓氏の一。
たんのう
たんのう [0] 【堪能】
■一■ [0][3] (名)スル
〔「足んぬ」の転。「堪能」は当て字〕
(1)十分満足すること。「おいしい料理を心ゆくまで―した」
(2)気分を晴らすこと。納得させること。「せめてのことに様子をかたり,―させてたべかし/浄瑠璃・雪女」
■二■ [0][1] (名・形動)[文]ナリ
〔■一■に「堪能」の字が当てられたところから,「堪能(カンノウ)」と混同してできたもの〕
技芸・学問などに習熟している・こと(さま)。「語学に―な人」
たんのう
たんのう【胆嚢】
《解》the gall(bladder).→英和
たんのう
たんのう [0] 【端脳】
脊椎動物の前脳の前半部。高等動物では将来大脳半球へと分化する。終脳。
たんのう
たんのう【堪能な】
good <at> ;→英和
skillful[skilled] <in> ;proficient <in> .→英和
〜する be satisfied <with> .〜するまで to one's heart's content.
たんのう
たんのう [0] 【胆嚢】
肝臓の下側にある袋状の器官。胆汁を一時蓄え濃縮する。十二指腸内に食物が入ると収縮して胆汁を排出する。
たんのうえん
たんのうえん [3][0] 【胆嚢炎】
細菌感染・胆汁酸や膵液(スイエキ)の化学的刺激,アレルギー反応などによる胆嚢の炎症。多くは胆石症に併発。症状も胆石症に似るが,慢性胆嚢炎では右上腹部に持続的な疼痛(トウツウ)をきたすものがある。
たんのせつ
たんのせつ 【丹野セツ】
(1902-1987) 社会運動家。福島県生まれ。渡辺政之輔の妻。渡辺と共に労働運動を指導し,下獄。戦後は労働者の医療活動に専心。
たんはき
たんはき [4][3] 【痰吐き】
たんつぼ。
たんはんけい
たんはんけい [3] 【短半径】
⇒極半径(キヨクハンケイ)
たんば
たんば 【丹波】
姓氏の一。
たんば
たんば 【丹波】
旧国名の一。京都府中部と兵庫県中東部に相当。
たんばい
たんばい [0] 【探梅】 (名)スル
冬,早咲きの梅を求めて山野に出掛けること。「―行」[季]冬。《―やみさゝぎどころたもとほり/阿波野青畝》
たんばぐち
たんばぐち 【丹波口】
京七口の一。京都から老ノ坂を経て丹波に通じる街道の起点。島原遊郭への道でもあった。
たんばぐり
たんばぐり [3] 【丹波栗】
丹波地方から産する実の大きなクリ。古来,丹波の名産として知られた。おおぐり。[季]秋。
たんばこうち
たんばこうち 【丹波高地】
京都府から兵庫県にかけて広がる中国山地の東端部。山頂面はほぼ平坦で多くの盆地を有する。丹波高原。丹波山地。
たんばごえ
たんばごえ [0] 【丹波越え】
(1)京都から山を越えて,丹波に行くこと。
(2)〔近世,京で破産・勘当・駆け落ちなどをした者が丹波へ逃げることが多かったことから〕
逃亡すること。駆け落ち。「―の身となりて道なきかたの草分衣/浮世草子・五人女 3」
たんばたろう
たんばたろう [4] 【丹波太郎】
京阪地方で,陰暦六月頃,丹波の方角の山に立つ夕立ち雲をいう語。
たんばちゃ
たんばちゃ [3] 【丹波茶】
〔「たんばぢゃ」とも〕
丹波産の茶。宇治茶などの上等な茶に対し,粗茶の意でも用いた。
たんばのやすより
たんばのやすより 【丹波康頼】
(912-995) 平安中期の医師。医術にすぐれ丹波宿禰の姓を賜った。984年日本最初の医学書「医心方」を完成。
たんばのよさく
たんばのよさく 【丹波与作】
江戸初期の歌謡に関の小万との情事をうたわれた馬方。歌舞伎・浄瑠璃の主人公として脚色され,近松門左衛門の「丹波与作待夜の小室節」が有名。
たんばほおずき
たんばほおずき [4] 【丹波酸漿】
ホオズキの栽培品種の一。果実が大きい。
たんばやき
たんばやき [0] 【丹波焼】
兵庫県今田町に産する陶器の総称。日本最古の窯の一。桃山時代以後茶器を多く産した。江戸初期,小堀遠州の好みによるものを遠州丹波という。
たんばん
たんばん [0] 【胆礬】
〔「たんぱん」とも〕
銅の硫酸塩鉱物。三斜晶系に属し,青色,半透明。化学的には,結晶水を五分子もった硫酸銅の結晶。板状または塊状・葡萄(ブドウ)状などを呈する。銅鉱山などに産する。
たんばん
たんばん [0] 【単板】
ロータリー-レースなどで切削した木材の薄板。合板の構成材。ベニヤ。
⇔合板
たんぱ
たんぱ [1] 【短波】
慣用的な電波区分で,波長が10〜100メートル(周波数が3〜30メガヘルツ)の電波。また,一般に中波より波長の短い電波をいう。電離層の反射により,遠距離通信が行える。
たんぱ
たんぱ【短波】
a shortwave.→英和
‖短波受信機 a shortwave receiver.短波放送 <listen to> the shortwave broadcasting <from> .
たんぱい
たんぱい [0] 【炭肺】
塵肺の一。細かい炭塵が肺に付着して起こる病気。炭鉱労働者に多い。咳や呼吸困難などの症状が現れる。
たんぱく
たんぱく [1] 【蛋白】
(1)卵の白身。卵白(ランパク)。
(2)「蛋白質」の略。
たんぱく
たんぱく [1] 【淡白・淡泊・澹泊】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物の感じ・味などが,あっさりしている・こと(さま)。
⇔濃厚
「―な味を好む」
(2)物事にこだわらず,さっぱりしている・こと(さま)。「―な人柄」「金銭に―な人」「生来―にして心に思ふ所あれば之を言ざるを得ず/花柳春話(純一郎)」
[派生] ――さ(名)
たんぱく
たんぱく【淡白な】
frank;→英和
indifferent <to,about> ;→英和
[味・色の]light;→英和
plain;→英和
simple.→英和
たんぱく
たんぱく【蛋白】
albumin <in the urine> .→英和
‖蛋白質 protein.蛋白石 opal.
たんぱくしつ
たんぱくしつ [4][3] 【蛋白質】
〔protein〕
約二〇種類の L -α-アミノ酸からなるポリペプチドを主体とする高分子化合物の総称。組成の上から,アミノ酸だけからなる単純タンパク質と,核酸・リン酸・脂質・糖・金属などを含む複合タンパク質とに分けられる。また,分子の形状から,繊維状タンパク質と球状タンパク質とに分類される。種類・機能はきわめて多種多様で,生体内の化学反応の触媒となる各種の酵素,生物体を構成するもの(コラーゲンなど),運動をつかさどるもの(アクチン・ミオシンなど),各種のホルモンや抗体など,いずれも生命現象に本質的な役割を果たす。プロテイン。
〔自然科学ではタンパク質と書く〕
たんぱくしつこうがく
たんぱくしつこうがく [7] 【蛋白質工学】
遺伝子組み換えや化学的手法によってタンパク質の構造を変え,新たに優れた性質のタンパク質を創出して研究・利用するバイオテクノロジーの一手法。
たんぱくしつぶんかいこうそ
たんぱくしつぶんかいこうそ [11] 【蛋白質分解酵素】
⇒プロテアーゼ
たんぱくじんけん
たんぱくじんけん [5] 【蛋白人絹】
セルロースの代わりに牛乳のカゼインなど天然のタンパク質を原料とした人絹。
たんぱくせき
たんぱくせき [4][3] 【蛋白石】
⇒オパール
たんぱくにゅう
たんぱくにゅう [4] 【蛋白乳】
カゼインを添加してタンパク質含量を高めた牛乳。食餌(シヨクジ)療法に用いる。
たんぱくにょう
たんぱくにょう [4] 【蛋白尿】
尿中にタンパク質が一定量以上現れた状態。腎臓疾患などの際認められる病的なものと,過激な運動・長時間の起立などのあとみられる生理的なものとがある。
たんぱつ
たんぱつ [0] 【短髪】
短く切った髪。また,その髪形。
⇔長髪
たんぱつ
たんぱつ【単発の】
single-engined.単発銃 a single-loader.
たんぱつ
たんぱつ [0] 【単発】
(1)一発ずつ発射すること。また,単発銃のこと。
(2)エンジンが一つだけであること。また,単発機のこと。
(3)後続がなく,ただそれだけで終わるようなもの。「―のヒットに終わる」
たんぱつき
たんぱつき [4][3] 【単発機】
エンジンが一つの飛行機。
たんぱつじゅう
たんぱつじゅう [4] 【単発銃】
銃身が一つで,一発ごとに弾丸を装填(ソウテン)する方式の銃。単発。
⇔連発銃
たんぱほうそう
たんぱほうそう [4] 【短波放送】
短波帯を用いた放送。小電力で遠隔地に届くため,海外向け放送が多い。
たんぱんかん
たんぱんかん [3] 【担板漢】
〔板を肩に担ぐと左右の片方しか見えないことから〕
物の一面しか見えない者。
たんび
たんび [1] 【嘆美・歎美】 (名)スル
感心してほめること。嘆賞。「三蔵は面白い��と頻りに―する/俳諧師(虚子)」
たんび
たんび [1] 【耽美】
美を最も価値のあるものと考え,美を求め,熱中すること。
たんび
たんび [3] 【度】
「たび」を強めた俗な言い方。「来る―に思い出す」
たんび
たんび【耽美的】
aesthetic.→英和
耽美主義(者) aestheticism (an aesthete).
たんびしゅぎ
たんびしゅぎ [4] 【耽美主義】
〔aestheticism〕
美を唯一最高の理想とし,美の実現を人生の至上の目的とする生活および芸術上の立場。一九世紀末,フランス・イギリスを中心に起こった。唯美主義。
たんびは
たんびは [0] 【耽美派】
耽美主義を信奉する,芸術上の一派。ボードレール・ペーター・ワイルド・ポーなど。日本では明治末に森鴎外・上田敏らによって紹介され,雑誌「スバル」「三田文学」「新思潮」などで,永井荷風・谷崎潤一郎らによって醸成された。唯美派。新浪漫主義。
たんぴ
たんぴ [1] 【単肥】
成分が単一の肥料。単味肥料。
たんぴ
たんぴ【単比(例)】
simple ratio (proportion).
たんぴ
たんぴ [1] 【短臂】
(1)短いひじ。
(2)腕前のおとること。
たんぴ
たんぴ [1] 【単比】
一つの数どうしの比。
⇔複比
たんぴつ
たんぴつ [0] 【短筆】
つたない文章や筆跡。拙筆。
たんぴょう
たんぴょう【短評】
<make> a brief comment <on> .
たんぴょう
たんぴょう [0] 【短評】
短い批評。寸評。
たんぴょう
たんぴょう [0] 【単表・単票】
(1)単一の表。単一の帳票。
(2)出力装置のプリンター用紙のうち,一枚ずつ切り離されているもの。シート。
たんぴん
たんぴん [0] 【単品】
(1)一個あるいは一種類の品物・商品。「―生産」
(2)セットで構成している品物のうちの一つ。「―では販売しません」
たんふりこ
たんふりこ [3] 【単振(り)子】
一端を固定した軽くて伸びない糸に重くて小さいおもりをつけた振り子。特に,振動が鉛直面内で行われるものをいう。
たんぶ
たんぶ [1] 【反歩・段歩】
田畑の面積を反を単位として数えるのに用いる語。五反歩といえば五反のこと。
たんぶつ
たんぶつ [0] 【嘆仏・歎仏】
〔仏〕 仏の徳をほめ称えること。讃仏。
たんぶん
たんぶん [0] 【短文】
短い文章。短い文。
⇔長文
たんぶん
たんぶん【単文】
《文》a simple sentence.
たんぶん
たんぶん [0] 【単文】
構成上からみた文の種類の一。主語・述語の関係が一回だけで成り立っているもの。「日がのぼる」「学生が本を読む」の類。
→重文
→複文
たんぶん
たんぶん [0] 【探聞】 (名)スル
さぐりを入れて聞くこと。「不幸なる女の身上を―し/日乗(荷風)」
たんぶん
たんぶん【短文】
a short sentence.
たんぶんしまく
たんぶんしまく [5] 【単分子膜】
分子が一層に並んでできる膜。水面上に広がった脂肪酸の膜や,固体表面に吸着した気体分子など。
たんぷ
たんぷ [1] 【担夫】
荷物をかつぐ人夫。荷かつぎ。荷持ち。
たんぷく
たんぷく [1] 【単複】
(1)単純と複雑。簡単と複雑。
(2)単数と複数。「―同形」
(3)テニス・卓球などで,シングルスとダブルス。
(4)競馬などで,単勝と複勝。
たんぷく
たんぷく [0] 【嘆服・歎服】 (名)スル
感心して心から従うこと。感服。「初めて明す実(マコト)の計(タク)みに幸助は『あつ』と叫けびて―し/鉄仮面(涙香)」
たんべつ
たんべつ [0] 【反別・段別】
(1)田畑を一反ごとに区別して考えること。反当たり。
(2)町・反・畝(セ)・歩(ブ)などを単位として表した田の面積。
たんべん
たんべん【単弁の】
《動》univalve;→英和
《植》one-petaled.
たんべん
たんべん [0] 【単弁】
花弁の数がその種本来の数であること。花弁がひとえであること。ひとえ。
たんべんか
たんべんか [3] 【単弁花】
単弁の花。ひとえの花。
たんぺい
たんぺい [0] 【短兵】
相手に接近して使う,短い武器。(弓・長槍に対して)刀剣・手槍などを指す。
⇔長兵
「楚の―と戦つて干戈に貫かれて/太平記 20」
たんぺいきゅう
たんぺいきゅう [0][3] 【短兵急】 (形動)[文]ナリ
(刀剣などを手に)いきなり敵に攻撃をしかけるさま。また,だしぬけに行動を起こすさま。「―な結論」「―に攻め立てる」
たんぺいきゅう
たんぺいきゅう【短兵急な(に)】
abrupt(ly);→英和
precipitate(ly);→英和
impetuous(ly).→英和
たんぺき
たんぺき [1] 【丹碧】
赤色と青色。丹青。
たんぺん
たんぺん [0] 【短辺】
長方形の,短い方の辺。
たんぺん
たんぺん [0] 【短編・短篇】
詩歌・小説などの短いもの。
⇔長編
たんぺん
たんぺん【短編集】
a collection of short stories.短編小説 a short story.短編映画 a short film; <米俗> shorties.
たんぺん
たんぺん [0] 【単変】
ある物質が結晶構造の異なる二つの状態をもち,その一方から他方への転移は起こるが,その逆は起こらない現象。単変二形。隻変二形。モノトロピー。
⇔互変
たんぺんしょうせつ
たんぺんしょうせつ [5] 【短編小説】
長さの短い小説。内容的には主題が明確で,緊密な構成の作品が多い。近代日本の短編小説作家としては,国木田独歩・志賀直哉・芥川竜之介などが著名。
たんほんいせい
たんほんいせい【単本位制】
[通貨の]a single-standard system.
たんほんいせいど
たんほんいせいど [6] 【単本位制度】
単一の金属を本位貨幣とする貨幣制度。単一本位。
⇔複本位制度
たんぼ
たんぼ [1] 【旦暮】
(1)朝と晩。また,朝に晩に。旦夕(タンセキ)。「須磨の浦に―に釣を垂れ/謡曲・須磨源氏」
(2)朝から晩までの時間。また,わずかの時間。「万古を―にし,六合を咫尺するも/滑稽本・根南志具佐」
(3)時機の切迫していること。旦夕。「老病身を侵して余命―を待つ/盛衰記 20」
たんぼ
たんぼ【田圃(道)】
(a path through) a rice[paddy]field.
たんぼ
たんぼ [0] 【田んぼ・田圃】
〔「田圃」は当て字〕
□一□
(1)田。田地。
(2)どぶ。みぞ。
□二□江戸の新吉原周辺をいう。吉原田圃。
たんぼいん
たんぼいん [3] 【短母音】
⇒みじかぼいん(短母音)
たんぼう
たんぼう [0] 【探訪】 (名)スル
一般には知られていない社会の裏面や物事の実態などを,実際に訪ねて知ること。「レストラン―記」「古本街を―する」
たんぼう
たんぼう【探訪】
<make> a private inquiry <into> ; <have> an interview <with> .→英和
探訪記事(記者) a report (reporter).→英和
たんぼうしゃ
たんぼうしゃ [3] 【探訪者】
(警察や新聞社などで)真相などを探り出すために外回りの仕事をしている者。探訪員。明治期の語。
たんぼみち
たんぼみち [3] 【田圃道】
たんぼ{□一□(1)}の中の道。
たんぽ
たんぽ [1]
綿などを丸めて,皮や布に包んだもの。石摺りの墨をつけたり,稽古用の槍(ヤリ)の先につけたりする。
たんぽ
たんぽ【担保】
(a) security;→英和
(a) mortgage.→英和
〜に入れる give <a thing> as a security.〜にして <borrow money> on the security <of> .‖担保付(無担保)貸付 a secured (an unsecured) loan.
たんぽ
たんぽ [1] 【担保】
(1)〔法〕 債務不履行の際に債務の弁済を確保する手段として,あらかじめ債権者に提供しておくもの。質権・抵当権などの物的担保と保証人などの人的担保がある。
(2)抵当。かた。しちぐさ。「―に取る」
(3)保証すること。また,保証人。
〔明治時代につくられた語〕
たんぽ
たんぽ [1] 【湯婆】
〔唐音〕
(1)金属製・陶製などの容器の中に湯を入れて布で包み,寝床などに入れて暖をとるのに用いるもの。ゆたんぽ。[季]冬。《目さむるや―わづかに暖き/正岡子規》
(2)京阪地方で,「ちろり」のこと。
たんぽう
たんぽう [0] 【短鋒】
筆の穂の,根元の直径に比べて長さの短いもの。
たんぽかけめ
たんぽかけめ [4] 【担保掛け目】
(1)株式の信用取引などで,担保とする有価証券の時価を評価する際の比率。この比率を変更することで相場の変動を調整する。
(2)融資を受ける際に差し入れる担保(不動産,有価証券など)の評価率。
たんぽかしつけ
たんぽかしつけ [4] 【担保貸付】
銀行が,動産または不動産を担保として行う貸付。担保付き貸付。
たんぽせいきゅうけん
たんぽせいきゅうけん [6] 【担保請求権】
法律の規定または特約によって,担保の提供を請求しうる権利。
たんぽせきにん
たんぽせきにん [4] 【担保責任】
有償契約において一方の当事者が給付した目的物または権利に瑕疵(カシ)がある場合に相手方に対して負担する責任。
たんぽつきこうさい
たんぽつきこうさい [6] 【担保付公債】
元利金支払いを保証するために物的な担保が設定されている公債。
たんぽつきしゃさい
たんぽつきしゃさい [6] 【担保付社債】
不動産などの物的担保の付された社債。社債発行会社と信託契約を結んだ受託会社が,総社債権者のための担保権を取得する。
たんぽひん
たんぽひん [3][0] 【担保品】
担保として提供する物品。抵当の品・質種(シチグサ)など。担保物。
たんぽぶっけん
たんぽぶっけん [4] 【担保物権】
一定の物を債権の担保に供することを目的とする物権。民法上,留置権・先取特権・質権・抵当権の四種がある。
たんぽぽ
たんぽぽ【蒲公英】
a dandelion.→英和
たんぽぽ
たんぽぽ [1] 【蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草の総称。日当たりのよい草地に生える。葉はロゼット状に叢生し,倒披針形で切れ込みがある。春,中空の花茎を出し,舌状花のみから成る黄色または白色の頭花をつける。柄のある白色の冠毛がついた小さい実が,風に乗って飛び散る。若い葉は食用。カントウタンポポ・エゾタンポポ・セイヨウタンポポなど。[季]春。《―や長江にごるとこしなへ/山口青邨》
→蒲公英(ホコウエイ)
蒲公英[図]
たんぽぽいろ
たんぽぽいろ [0] 【蒲公英色】
タンポポの花のような鮮やかな黄色。
たんぽやり
たんぽやり [3] 【たんぽ槍】
先端に,たんぽをつけた練習用の槍。
たんぽ槍
たんぽやり [3] 【たんぽ槍】
先端に,たんぽをつけた練習用の槍。
たんま
たんま [1]
子供が,一時的に遊戯の進行などの中止を求めたり宣したりする語。タイム。「ちょっと―」
たんまい
たんまい [0] 【反米・段米】
中世,朝廷・幕府などが,即位・内裏造営・将軍宣下(センゲ)などの折に,正規の田租以外に反別に課した税米。
たんまつ
たんまつ【端末(機)】
《電算》a terminal.→英和
たんまつ
たんまつ [0] 【端末】
(1)はし。すえ。
(2)「端末装置」の略。
たんまつき
たんまつき [4] 【端末機】
「端末装置」に同じ。
たんまつそうち
たんまつそうち [5] 【端末装置】
コンピューターとデータのやりとりを行う装置。一般的には,入力用のキーボードと,出力用のディスプレー装置から成る。端末機。ターミナル。
たんまり
たんまり [3] (副)
(1)たくさん。どっさり。「―(と)もうける」「―(と)せしめる」
(2)十分満足なさま。ゆったりしたさま。「―と湯へもはいられません/滑稽本・浮世風呂 2」
たんみ
たんみ [1] 【淡味】
あっさりとした味わい。
たんみ
たんみ [1] 【単味】
成分が単一であること。「―肥料」
たんみん
たんみん [0] 【蛋民・蜑民】
中国南部の水上生活民。漁業・水運に従事。漢人による蔑称。
たんめい
たんめい [0][1] 【短命】 (名・形動)[文]ナリ
(1)短いいのち。また,命が長く続かないこと。また,そのさま。
⇔長命
「―な人」
(2)組織・人気などが長続きしないこと。「―内閣」
たんめい
たんめい [0] 【旦明】
あけがた。夜明け。
たんめい
たんめい【短命】
a short life;an early death.〜の short-lived.〜である die young.
たんめいてがた
たんめいてがた [5] 【単名手形】
手形上の債務者が一人である手形。振出人が単独の約束手形,および引受済自己宛為替手形が受取人(銀行)に交付されたにすぎない場合が,これにあたる。
⇔複名手形
たんめん
たんめん [0] 【耽湎】
酒色におぼれること。耽溺(タンデキ)。
たんもの
たんもの【反物】
cloth;→英和
<米> dry goods; <英> drapery.
たんもの
たんもの 【反物】
(1) [1][0]
和服・帯・夜具などの一枚分に仕上げた布。目的のものによって長さは異なる。
→疋物
(2) [0]
和服用の織物。呉服。
たんもん
たんもん [0] 【探問】 (名)スル
さぐりたずねること。「一使を遣り,これを―せしむるに/西国立志編(正直)」
たんや
たんや [1] 【短夜】
みじかい夜。夏の夜にいう。みじかよ。
⇔長夜
たんや
たんや 【鍛冶】 (名)スル
「かじ(鍛冶)」に同じ。
たんやく
たんやく [1] 【丹薬】
(1)練って作った薬。ねりぐすり。
(2)仙人や道士が作るという不老不死などの霊薬。仙丹。丹。
たんゆう
たんゆう タンイウ 【探幽】
⇒狩野(カノウ)探幽
たんゆう
たんゆう [0] 【胆勇】
大胆で勇気のあること。「―の士」
たんよう
たんよう [0] 【端陽】
「端午(タンゴ)」に同じ。
たんよう
たんよう [0] 【単葉】
(1)一枚のみの葉身よりなる葉。最も普通な葉の形。
(2)飛行機の主翼が一枚でできていること。また,その形式の飛行機。「―機」
⇔複葉
たんよう
たんよう【単葉飛行機】
a monoplane.→英和
たんよく
たんよく [0] 【貪欲】 (名・形動)[文]ナリ
〔「たん」は漢音〕
「どんよく(貪欲)」に同じ。「汝の―を遂んとするも/花柳春話(純一郎)」
たんよん
たんよん [0] 【単四】
〔単四型乾電池の略〕
円筒形の小型乾電池のうち最も小さいもの。
→単一
→単二
→単三
たんらく
たんらく [0] 【耽楽】 (名)スル
酒色などの快楽にふけること。楽しみにふけること。
たんらく
たんらく【短絡】
《電》a short circuit.短絡的(思考) simplistic (simplism).
たんらく
たんらく [0] 【短絡】 (名)スル
(1)「ショート{(2)}」に同じ。「回路が―する」
(2)途中の論理や筋道を無視して,本来関係のない原因と結果あるいは前提と結論を性急に結び付けてしまうこと。「―的思考」「―した論理」
たんらくしけん
たんらくしけん [6][5] 【短絡試験】
電気機器の諸特性を求めるために,短絡状態にして行う試験。
たんらくはんのう
たんらくはんのう [5] 【短絡反応】
⇒近道反応(チカミチハンノウ)
たんらん
たんらん [0] 【貪婪】 (名・形動)[文]ナリ
〔「たん」は漢音〕
「どんらん(貪婪)」に同じ。「百獣の中で尤も聡明なる大象と,尤も―なる小豚と結婚する様なものだ/吾輩は猫である(漱石)」
たんり
たんり [1] 【貪利】
⇒どんり(貪利)
たんり
たんり [1] 【単利】
元金だけを対象としてつける利子。
⇔複利
たんり
たんり [1] 【単離】 (名)スル
〔化〕 混合物中から目的物質だけを,純粋な物質として分離し,取り出すこと。
たんり
たんり【単利(で)】
(at) simple interest.
たんりつ
たんりつ [0] 【単立】
単独で設立されていること。「―宗教法人」
たんりほう
たんりほう [0] 【単利法】
利息計算の方法の一。前期間の利息を元金に加算しないやり方。したがって,次期の利息は元金のみに対して計算される。
⇔複利法
たんりゃく
たんりゃく [1] 【胆略】
大胆で知略に富んでいること。
たんりゅう
たんりゅう [0] 【湍流】
水勢が強くて速い流れ。急流。
たんりゅうこうぞう
たんりゅうこうぞう タンリフコウザウ [5] 【単粒構造】
各種の土粒がそれぞれ独立して集積し,土壌を構成している状態。ゆるい砂土や粘土質の土地,長く耕さない田畑などに多い。土壌の中の空気・水および有用微生物の関係が悪く,作物の生育にはあまり適さない。
⇔団粒構造
たんりゅうしゅ
たんりゅうしゅ タンリフ― [3] 【短粒種】
日本の米など比較的円形で長さの短い米。多くジャポニカ米をいう。
→長粒種
たんりょ
たんりょ【短慮】
[浅慮]indiscretion;rashness;→英和
[短気]⇒短気.
たんりょ
たんりょ [1] 【短慮】
(1)考えの浅いこと。また,浅はかな考え。
(2)気短なこと。せっかち。短気。「―を起こす」
たんりょうたい
たんりょうたい タンリヤウ― [0] 【単量体】
〔monomer〕
重合体を構成する基本単位物質。例えば,ポリエチレンにおけるエチレンなど。モノマー。
たんりょく
たんりょく [0] 【淡緑】
うすい緑色。うすみどり。
たんりょく
たんりょく【胆力】
<foster> courage.→英和
〜のある courageous;→英和
bold.→英和
たんりょく
たんりょく [1] 【胆力】
物事に簡単に驚いたり恐れたりしない気力。度胸。「―のある人」
たんりょくぼん
たんりょくぼん [0] 【丹緑本】
⇒たんろくぼん(丹緑本)
たんりん
たんりん [0] 【貪吝】
⇒どんりん(貪吝)
たんれい
たんれい【端麗な】
⇒容姿.
たんれい
たんれい [0] 【端麗】 (名・形動)[文]ナリ
きちんと整っていて美しい・こと(さま)。「容姿―」「―な天人を見ることを得て/婦系図(鏡花)」
たんれい
たんれい [0] 【貪戻】 (名・形動)[文]ナリ
欲が深くて,道理に背いている・こと(さま)。「一人―なれば一国乱を起すといへり/浄瑠璃・国性爺合戦」
たんれん
たんれん [1] 【鍛錬・鍛練】 (名)スル
(1)体力・精神力・能力などをきたえて強くすること。「若い時に―する」「日頃の―の成果」
(2)金属を打ってきたえること。「鋼を―する」
たんれん
たんれん【鍛練する】
temper;→英和
forge;→英和
[心身を]train;→英和
discipline;→英和
drill.→英和
たんれんが
たんれんが [3] 【短連歌】
二句のみからなる連歌。長句(五七五)に短句(七七)をつける場合と,その逆の場合とがある。当意即妙を特色とする。
→鎖(クサリ)連歌
たんろ
たんろ [1][0] 【坦路】
平らな道。
たんろくぼん
たんろくぼん [0] 【丹緑本】
江戸時代,寛永(1624-1644)から元禄(1688-1704)年間に刊行された仮名草子・舞の本・浄瑠璃本などのうち,彩色の挿絵のあるものの総称。板本に手描きで彩色してあり,丹(赤色)と緑の両色が最も多く用いられたのでこの名がある。たんりょくぼん。えどりぼん。
たんクローンせいこうたい
たんクローンせいこうたい 【単―性抗体】
⇒モノクローナル抗体
たんシロップ
たんシロップ [3] 【単―】
白糖の85パーセント水溶液。各種シロップ剤の製造・内用水剤の矯味に使用。単舎利別。単舎。
たんパン
たんパン [0] 【短―】
〔短いパンツの意〕
半ズボン。
たんプラ
たんプラ [0] 【短―】
「短期プライム-レート」の略。
たん瘤
たんこぶ [3][0][4] 【たん瘤】
こぶを俗にいう語。
たん瘤
たんこぶ【たん瘤】
⇒瘤.
たベ
たベ [1] 【田部】
大化前代,天皇領の屯倉(ミヤケ)で耕作に従事した部民。
た忘る
たわす・る 【た忘る】 (動ラ下二)
〔「た」は接頭語〕
忘れる。「ぬばたまのその夜の梅を―・れて/万葉 392」
た比ぶ
たくら・ぶ 【た比ぶ】 (動バ下二)
〔「た」は接頭語〕
くらべる。比較する。「祖師の恩愛は親子にも―・べざれ/正法眼蔵」
た空手
たむなで 【た空手】
〔「た」は接頭語〕
手に何も持たないこと。からて。むなで。「即ち剣(ツルギ)を解(ヌ)いて,宮簀媛(ミヤスヒメ)が家に置きて―に行(イ)でます/日本書紀(景行訓)」
た行
たぎょう [1] 【た行・タ行】
五十音図の第四行。タ・チ・ツ・テ・ト。
た走る
たばし・る 【た走る】 (動ラ四)
〔「た」は接頭語〕
勢い激しくとびはねる。「霜の上にあられ―・り/万葉 4298」
だ
だ [1] 【打】
野球やゴルフで,ボールを打つこと。打撃。「投―のバランス」「第一―」
だ
だ 【駄】
■一■ (名)
(1)荷物を運ぶ馬。「―一疋を賜はせよ。はひ乗りて参り侍らむ/大鏡(昔物語)」
(2)馬または牛一頭に背負わせるだけの分量。助数詞的に用いる。「此の菓子を一―奉らん/今昔 5」
■二■ (接頭)
名詞に付いて,つまらない・粗末な・でたらめの,などの意を表す。「―菓子」「―じゃれ」「―ぼら」
だ
だ (助動)(だろ・○・だ・だ・だら・○)
過去および完了の助動詞「た」がガ・ナ・バ・マの各行の五段活用の動詞の連用形(いずれも音便の形)に付く時,濁音化して「だ」となったもの。
→た(助動)
だ
だ (助動)(だろ・だつ(で)・だ・(な)・なら・○)
〔「にてあり」から出た「である」が「であ」を経て「だ」となったもの。中世末に東国方言として用いられるようになったという〕
名詞・副詞,ある種の助詞,および体言に準ずるものに接続する。また「だ」の未然形「だろ(う)」と仮定形「なら」とは,動詞・形容詞,助動詞「れる・られる」「せる・させる」「ない」「ぬ」「たい」「た」などの終止・連体形にも付く。さらに,仮定形「なら」だけは助動詞「ます」の終止形にも付く。
(1)断定または指定の意を表す。判断したり強く断定したりする。「彼は学生〈だ〉」「一足す二は三〈だ〉」
(2)事柄を提示するのに用いる。「それは去年の暮れのこと〈だ〉」「話はずっとさかのぼった昔の事〈だ〉が,…」
(3)(「活用語+のだ(んだ)」の形で)
(ア)原因・理由・根拠などの説明をする。「校内暴力は,教師と生徒との不信から起こるの〈だ〉」
(イ)決意を表す。「絶対ぼくはやめないん〈だ〉」
(ウ)相手の行動を指図することを表す。「さあ,早く歩くん〈だ〉」
(4)(終止形を用いて)強く感情をこめた文をつくる。「さあ,勉強〈だ〉」「酒〈だ〉,酒〈だ〉。じゃんじゃん飲もう」
(5)(「お+動詞の連用形+だ」の形で)軽い尊敬の意を表す。「よく聞いておくれ〈だ〉」「口ではそうお言い〈だ〉けれど,内心ではどう思っているか」
(6)終止形は間投助詞的にも用いられる。この場合,助詞「な」「ね」を伴って用いることもある。「われわれは〈だ〉,もっと慎重に〈だ〉,行動すべきなのだ」「この問題は〈だ〉な(=〈だ〉ね),こういうように解くんだ」
〔(1)連体形「な」は一部の形式名詞や「の(ん)」「ので(んで)」「のに」などに連なる時だけに用いられる。「これは悪い事〈な〉のだ」(2)仮定形「なら」は,接続助詞「ば」を伴わないでそれだけで用いられることがある。
(ア)文の題目を取り上げる。「山〈なら〉富士の山」「見るだけ〈なら〉かまわない」
(イ)仮定の条件を表す。「月曜が休日で連休〈なら〉,泊まりがけで旅行ができる」「君が行く〈なら〉僕も行く」〕
だ
だ
「た」の濁音の仮名。歯茎破裂音の有声子音と後舌の広母音から成る音節。
だ
だ [1] 【兌】
易の八卦(ハツケ)の一。算木で☱の形で表す。沢を表し,西の方角に配する。
だ
だ 【攤】
さいころを用いてする一種の勝負事。詳細は不明。「いで,今宵の―つかうまつらむ/大鏡(師輔)」
だ=打つ
――打・つ
攤をする。「殿上人集りて―・ち遊するに/宇津保(あて宮)」
だい
だい 【第】 (接頭)
数を示す語に付いて,物事の順序を表す。「―一二番目」「―五回」「―一陣」
だい
だい【代】
(1) ⇒代金,料金.
(2)[時代]an age;→英和
a period;→英和
a generation (世代);→英和
<in> the reign <of> (治世).→英和
1960年〜に in the 1960's.→英和
父の〜に in my father's (life)time.3〜目の大統領 the third President.10〜⇒十代.
だい
だい 【朶頤】 (名)スル
〔「易経(頤卦)」による。「朶」は垂らす意〕
(1)あごを垂らして,食べようとすること。また,欲しがること。「人々の―すべき珍羞(チンシユウ)であらう/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)強国が弱国を併呑しようとすること。
だい
だい【台】
a stand;→英和
a base;→英和
a rest;→英和
a support;→英和
a table (卓);→英和
a pedestal (胸像などの);→英和
a mount (宝石の).→英和
40〜(の人) (a person) in his forties.千円〜を越す(割る) pass (fall below) the 1,000 yen level[mark].
だい
だい【題】
[表題]a title;→英和
a heading;→英和
[主題]a theme;→英和
a subject;→英和
a topic (話題);→英和
<couldn't answer three> questions <in> .〜をつける entitle.→英和
だい
だい 【弟鷹】
めすのタカ。
⇔兄鷹(シヨウ)
[日葡]
だい
だい 【大】
■一■ [1] (名・形動)[文]ナリ
(1)数量や形・規模などが大きい・こと(さま)。
⇔小
「台風は上陸の公算が―だ」「声を―にする」
(2)物事の程度が大きいこと。はなはだしいこと。また,そのさま。
⇔小
「損害はきわめて―である」「責任は重く且つ―なり/花間鶯(鉄腸)」
(3)大小があるもののうち,大きいほうのもの。「生ビールの―」
(4)「大刀」の略。
(5)「大の月」の略。
⇔小
(6)「大便」の略。
(7)「大学」の略。「―卒」「女子―」
(8)地積の単位。一段三六〇歩の三分の二の,二四〇歩をいう。太閤検地以後は二〇〇歩。
(9)名詞の下に付いて,そのものぐらいの大きさである意を表す。「こぶし―の石」「等身―の人形」
→だいの(連語)
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)数量や形・規模が大きいことを表す。「―群集」「―豊作」
(2)偉大な,すぐれた,などの意を表す。「―日本」「―学者」
(3)状態や程度のはなはだしいさまを表す。「―サービス」「―混乱」
(4)地位,序列が上位であることを表す。「―僧正」「―宮司」
だい
だい 【代】
■一■ [1] (名)
(1)家や位などを継いで,その地位にいる間。「祖父の―からこの地に住んでいる」「―が替わる」
(2) [0]
物・サービスなどの対価として払う金。料金。「お―はいかほどでしょう」
(3)〔Era〕
地質時代の最も大きな区分の単位。生物界の変化に基づいて設定した時代区分で,時間の長さは一定でない。古生代・中生代・新生代に分ける。
(4) [0]
代わって仕事をする人。代理。代人。「おめへさんの―に通次さんをよこさつせへ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(5) [0]
代わりとなるもの。代用。「刀の―に秤を腰にさして商ひはやるべし/浮世草子・武道伝来記 4」
(6)人名や役職名の下に付けて,その人の代理であることを示す。「中村一郎―,鈴木太郎」「師範―」
■二■ (接尾)
(1)助数詞。家やその地位を継いだ順位を示すのに用いる。「第三〇―天皇」「第四九―横綱」
(2)年齢や年代のおおよその範囲を示すのに用いる。「一九五〇年―」「三〇―の半ば」
だい
だい (連語)
〔断定の助動詞「だ」に終助詞「い」の付いたもの〕
(1)疑問を表す語句に付いて,親しさをもこめてやや和らげていう。「いつまで寝ているん―」「じゃ,何をしに行くの―」
(2)(子供などが)断定の語気を強めていう。「うそ―」「ぼくはこれ―」
だい
−だい【実物(葉書)大の】
(of) natural[life,actual](postcard) size.3倍〜の enlarged to three times the actual size.卵〜の <a hailstone> as big as an egg.→英和
だい
だい 【代】
(1)中国,今の河北省北西部から山西省北東部にかけての地域に対する古称。
(2)中国,五胡十六国時代に鮮卑の拓跋(タクバツ)部が建てた王朝(315-376)。北魏(ホクギ)の前身。
だい
だい 【題】
■一■ [1] (名)
(1)文章・作品・書物・講演などの内容を簡略に表すためにつける名前。標題。「―をつける」
(2)それについて詩歌などを作るように出された事柄。「歌会始めの―」
(3)試験などの問題。「作図―」「文章―」
■二■ (接尾)
助数詞。試験などの問いの数を数えるのに用いる。「五―のうち三―解けた」
だい
だい【大の】
⇒非常(な).〜の(音楽)好き a passionate lover (of music).〜の月 a long(er) month.〜の男 <It's a shame> for a man <to cry> .→英和
〜なり小なり more or less.〜は小を兼ねる The greater serves for the lesser.→英和
だい
だい 【台】
■一■ [1] (名)
(1)物をのせるためのひらたいもの。また,人がのるために使うもの。「―にのせる」「箱を―にして本を取る」
(2)高く造った建築物。たかどの。「展望―」「楚王の―の上の夜の琴の声/源氏(東屋)」
(3)物の基礎・土台となるもの。
(ア)細工などをほどこす素材。「プラチナの―にダイヤをはめこむ」
(イ)接ぎ木の台木。
(ウ)物事のしたじ。「記して置て,…それを―にして尚ほ色々な原書を調べ/福翁自伝(諭吉)」
(4)「台の物{(2)}」に同じ。「三度の食の栄耀には,魚吉の―も飽たりし/人情本・梅児誉美 4」
(5)食物をのせる台。また,食物・食事。「大殿油など,いそぎ参らせて,御―など,こなたにてまゐらせ給ふ/源氏(夕霧)」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)車両や機械などを数えるのに用いる。「月産一万―」「ワープロ一―」
(2)数量の大体の範囲を示すのに用いる。例えば「千円台」は一〇〇〇円から一九九九円まで。「百番―の成績」「九時―の列車」
(3)印刷で,一度に印刷できるページ数を一単位として数えるのに用いる。また,製本の折り丁を数えるのにも用いる。普通,一六または三二ページを一台とする。
だい=なり小なり
――なり小なり
大きかろうが小さかろうが。程度の差はあっても。多かれ少なかれ。
だい=の虫を生かして小の虫を殺せ
――の虫を生かして小の虫を殺せ
重要なものを助けるためには,重要でないものを犠牲にすることになってもやむを得ない。小の虫を殺して大の虫を助ける。
だい=は小を兼ねる
――は小を兼ねる
大きいものは小さいものの効用をもあわせ持っている。
だい=を出す
――を出・す
注文をつける。あらかじめ要点をおさえる。「恨みにぞんぜぬと,―・しておくからは/浮世草子・禁短気」
だい−
だい−【第一(二,三,四).】
No.1 (2,3,4);the first (second,third,fourth).→英和
だいあく
だいあく [0] 【大悪】
大きな悪事。また,大悪人。極悪。大凶。
だいあじゃり
だいあじゃり [3] 【大阿闍梨】
〔仏〕
(1)三密に通じた偉大な阿闍梨。
(2)灌頂(カンジヨウ)の儀式で中心的役割を果たす阿闍梨。伝法灌頂の阿闍梨。
だいあみ
だいあみ [0] 【台網】
建て網の一。垣網と身網(ミアミ)から成り,網を魚道に定置して魚を身網部に誘導し捕獲する。マグロ・ブリ漁に使われる。
だいあらかん
だいあらかん 【大阿羅漢】
〔仏〕 阿羅漢の中で最も優れた者。また,阿羅漢を敬っていう称。
だいあん
だいあん [0] 【代案】
代わりの案。「―を示す」
だいあん
だいあん【代案】
an alternative (plan).→英和
だいあんじ
だいあんじ 【大安寺】
奈良市にある真言宗の寺。南都七大寺の一。617年聖徳太子が現在の大和郡山市に建立した熊凝(クマゴリ)精舎に始まるという。のち百済(クダラ)川のほとりに移り百済大寺,さらに高市(タケチ)郡に移り高市大寺(のちに大官大寺と改称)と称した。平城遷都後,左京六条四坊の現在地に移り,現名に改称。東大寺と並ぶ大寺で南大寺と呼ばれたが,その後衰微。天平後期の大安寺様式と称する仏像群を残す。
だいあんでん
だいあんでん [3] 【大安殿】
⇒おおやすみどの(大安殿)
だいい
だいい [0] 【代位】 (名)スル
(1)他人にかわってその地位につくこと。
(2)〔法〕 他人にかわってその法律上の地位につくこと。債権者が債務者の権利を取得し,行使する場合など。
だいい
だいい [1] 【題意】
詩歌の題の意味。また,出題の意味。
だいいし
だいいし [0] 【台石】
台にすえる石。土台石。礎石。
だいいし
だいいし【台石】
a pedestal (stone).→英和
だいいそうぞく
だいいそうぞく [4] 【代位相続】
⇒代襲(ダイシユウ)相続
だいいそけん
だいいそけん [4] 【代位訴権】
「債権者(サイケンシヤ)代位権」に同じ。
だいいち
だいいち [1] 【第一】
■一■ (名)
(1)順序の一番初め。一番先。最初。「就任後,―の仕事」「―に飛び起きる」
(2)一番大事なこと。最重要。「―の課題」「仕事が―だ」
(3)最もすぐれていること。最優秀。「世界―の彫刻家」
■二■ (副)
他のことはさておき。まずなによりも。「ここは―やる気がなければしかたがない」
だいいち
だいいち【第一】
the first;→英和
number one[No.1].〜の first;primary;→英和
the leading.→英和
〜に first (of all);firstly;in the first place;to begin with;above all.
だいいちい
だいいちい【第一位】
the first (rank).→英和
〜に位する rank[stand]first <among> .
だいいちいんしょう
だいいちいんしょう【第一印象】
one's first impression <of> .〜が良い(悪い) receive a good (bad) impression <of,on,from> .
だいいちいんしょう
だいいちいんしょう [5] 【第一印象】
物事や人物に接して最初に受ける印象。「―が悪い」
だいいちきょうわせい
だいいちきょうわせい 【第一共和制】
フランス革命のさ中の1792年,国民公会の王政廃止により成立したフランスの共和制。1804年ナポレオン一世の第一帝政により崩壊。
だいいちぎ
だいいちぎ [1][2] 【第一義】
(1)最も根本となる,いちばん大切なこと。
⇔第二義
(2)〔仏〕 絶対の真理。第一義諦。真諦。
だいいちぎたい
だいいちぎたい [5] 【第一義諦】
〔仏〕 最高の悟りの立場からみた絶対の真理。「真如実相」にあたる。勝義諦。真諦。
だいいちぎてき
だいいちぎてき [1] 【第一義的】 (形動)
まず第一に考えなければならないさま。根本的。
だいいちぎてん
だいいちぎてん [5] 【第一義天】
〔仏〕
〔第一義の理を天にたとえた語で,仏はそこに住することから〕
仏の別称。
だいいちぎんこう
だいいちぎんこう 【第一銀行】
1873年(明治6)設立の第一国立銀行が96年に改組したもの。1943年(昭和18)三井銀行と合同して帝国銀行となったが48年分離,再発足。71年日本勧業銀行と合併して第一勧業銀行となる。
だいいちけいざいだいがく
だいいちけいざいだいがく 【第一経済大学】
私立大学の一。1968年(昭和43)設立。本部は太宰府市。
だいいちけいようし
だいいちけいようし [7] 【第一形容詞】
ク活用形容詞の別名。
だいいちげんいん
だいいちげんいん [5] 【第一原因】
〔哲〕 アリストテレスの唱えた事物生成の根本原因。自らは不動にして他を動かす「不動の動者」で,これが神であるとする。
だいいちこうぎょうだいがく
だいいちこうぎょうだいがく 【第一工業大学】
私立大学の一。1966年(昭和41)設立の九州工業短期大学を母体とし,68年九州学院大学として設立。85年現名に改称。本部は国分市。
だいいちこくりつぎんこう
だいいちこくりつぎんこう 【第一国立銀行】
1873年(明治6)国立銀行条例によって日本で初めて設立された銀行。
だいいちざ
だいいちざ [1] 【第一座】
〔仏〕 禅宗で,首座(シユソ)の別名。
だいいちしゅだい
だいいちしゅだい [5] 【第一主題】
ソナタ形式の楽章の第一に提示され,その楽章の主想をなす主題。
だいいちじさんぎょう
だいいちじさんぎょう [6] 【第一次産業】
C =クラークによる産業分類の一。原材料・食糧など最も基礎的な生産物の生産にかかわる産業。農・林・水産業など。一次産業。
だいいちじしゅうだん
だいいちじしゅうだん [6] 【第一次集団】
日常的に直接接触し,相互に一体感と連帯感を共有している集団。家族・近隣集団・遊戯集団など。アメリカの社会学者クーリーが創出した集団の概念。
→第二次集団
だいいちじせかいたいせん
だいいちじせかいたいせん 【第一次世界大戦】
三国同盟(独・墺・伊)と三国協商(英・仏・露)との間の帝国主義的対立や民族的対立などを背景として,ヨーロッパを中心に起こった最初の世界戦争。1914年6月のサラエボ事件が発端となり,ドイツ・オーストリア・トルコ・ブルガリアなどの同盟国と,イギリス・フランス・ロシア・日本・アメリカおよび三国同盟を破棄したイタリアなどの連合国とが対戦。18年11月ドイツの降伏で同盟国側が敗北し,翌年パリ講和会議でベルサイユ条約が締結された。第一次大戦。
だいいちせいしつ
だいいちせいしつ [5] 【第一性質】
〔哲〕 ロックの認識論で説かれる,物そのものが恒常的に有する客観的性質。密度・延長・運動・数など。これに対し色・音・味などは主観的な感覚を引き起こす第二性質であるとする。
だいいちせっしょく
だいいちせっしょく [5] 【第一接触】
日食または月食で部分食の始まる瞬間。初虧(シヨキ)。
だいいちてつがく
だいいちてつがく [6][5] 【第一哲学】
〔哲〕 存在を限定なしに端的に存在として問う学問,すなわち存在論。アリストテレス以来用いられてきた名称。
だいいちにんしゃ
だいいちにんしゃ【第一人者】
one of the greatest[leading] <writers> ;an authority <on> .→英和
だいいちにんしゃ
だいいちにんしゃ [1][3][5] 【第一人者】
ある分野や団体の中で,最も優れた人。「この分野の―と言われる人」
だいいちにんしょう
だいいちにんしょう [5] 【第一人称】
⇒一人称(イチニンシヨウ)
だいいちふじん
だいいちふじん [5] 【第一夫人】
一夫多妻の場合に,正妻のこと。正室。嫡妻。
だいいちみぶん
だいいちみぶん [5] 【第一身分】
フランス革命以前の僧侶身分。第二身分の貴族とともに免税などの特権を得ていた。
だいいちやっかだいがく
だいいちやっかだいがく 【第一薬科大学】
私立大学の一。1960年(昭和35)設立。本部は福岡市南区。
だいいちりゅう
だいいちりゅう [1] 【第一流】
ある方面で最も優れていること。一流。第一級。「―の選手」
だいいちインターナショナル
だいいちインターナショナル 【第一―】
労働者階級の解放を目指した世界最初の国際組織。マルクスらの指導のもと1864年ロンドンで結成。次第にマルクス派とバクーニン派が対立,パリ-コミューン後は活動が停滞し,76年解散。国際労働者協会。
だいいちバイオリン
だいいちバイオリン [5] 【第一―】
(1)オーケストラの二つのバイオリン-パートのうち,しばしば旋律を担当する重要なパート。また,その奏者群。
(2)弦楽四重奏・五重奏など二個のバイオリンを含む編成において,主要なバイオリン-パート。また,その奏者。主奏者。
→第二バイオリン
だいいっかん
だいいっかん [1] 【第一感】
真っ先にひらめく感じ。直感。
だいいっき
だいいっき【第一期】
the first period[term,stage (病気など)].第一期生 a first-time graduate.
だいいっしゅうんてんめんきょ
だいいっしゅうんてんめんきょ [10] 【第一種運転免許】
道路交通法に基づく,一般自動車の運転免許。大型・普通・大型特殊・二輪・小型特殊・原付き・牽引(ケンイン)の七種がある。
だいいっしゅゆうびんぶつ
だいいっしゅゆうびんぶつ [8] 【第一種郵便物】
通常郵便物の一。封書および郵便書簡,その他第二・三・四種に該当しないもの。定形と定形外の二種に分けられる。
だいいっしん
だいいっしん [1] 【第一審】
⇒一審(イツシン)
だいいっしん
だいいっしん【第一審】
the first trial.
だいいっせい
だいいっせい [1] 【第一声】
その立場や状況で,最初に発する言葉。「立候補の―を放つ」「帰国―」
だいいっせい
だいいっせい【第一声】
the first public speech.
だいいっせん
だいいっせん [1] 【第一線】
(1)戦線で最も敵に近い所。最前線。
(2)その分野・団体などで,重要で最も活発な位置。「営業の―」「―を退く」
だいいっせん
だいいっせん【第一線の】
<soldiers> at the front;→英和
leading <diplomats> .→英和
〜に立つ stand in the forefront <of> .→英和
だいいっちゃく
だいいっちゃく【第一着】
[競走]⇒一着.
だいいっとう
だいいっとう【第一党】
the leading party.
だいいっぽ
だいいっぽ【第一歩】
the first step.〜を踏み出す make a start.→英和
だいいっぽ
だいいっぽ [1] 【第一歩】
物事を始める第一段階。「国土建設への―」「―からやり直す」
だいいっぽう
だいいっぽう [1] 【第一報】
最初の知らせ。最初の報道。
だいいとくみょうおう
だいいとくみょうおう ダイヰトクミヤウワウ 【大威徳明王】
〔仏〕 五大明王の一。阿弥陀を本地とし,西方を守るとされる。衆生(シユジヨウ)を害するいっさいの毒蛇・悪竜を征服するという大威徳ある明王として,戦勝祈願・怨敵調伏の修法の本尊として信仰された。手足を各六本有し,手には各種の武器を持つ。六面の顔には怒りの表情を浮かべ,白牛に乗る。降閻魔尊。六足尊。
大威徳明王[図]
だいいべんさい
だいいべんさい [4] 【代位弁済】
第三者が債務者に代わって弁済した場合,その弁済で消滅する債権・担保物権などが求償権の範囲で弁済者に移転すること。
だいいん
だいいん [0] 【代印】 (名)スル
本来印を押すべき人に代わって印を押すこと。また,その印。
だいいん
だいいん [0] 【代員】
他人に代わってその事務を行う人。代人。代理人。
だいいんしん
だいいんしん [3] 【大陰唇】
女性の外陰の一部。恥丘(チキユウ)から会陰(エイン)に至る左右の皮膚の隆起。大陰唇に囲まれた部分を陰裂といい,内側に小陰唇がある。
だいういきょう
だいういきょう [3] 【大茴香】
モクレン科の常緑樹。インドシナ・中国南部原産。シキミと同属。果実は袋果が星状に配列した集合果。粉末を中国料理用の香料や健胃剤とする。八角。八角茴香。スター-アニス。
だいうす
だいうす 【提宇子・大宇須】
〔キリシタン用語。デウス(Deus)の転〕
天主。天帝。
だいうちゅう
だいうちゅう [3] 【大宇宙】
(1)大きな宇宙。広大無辺の宇宙。
(2)〔macrocosm〕
人間の構造と,宇宙の構造との間に類比・照応を認め,人間を小宇宙とするのに対し,全体としての宇宙をいう。
だいうんいん
だいうんいん 【大雲院】
京都市東山区祇園町にある浄土宗の寺。山号,滝池山。1587年正親町(オオギマチ)天皇の勅を受けて貞安が織田信長らの追善のために二条御池の地に創建。三年後豊臣秀吉が寺町通に移し,さらに1973年(昭和48)現在地に移転。
だいうんが
だいうんが 【大運河】
中国東部を天津から杭州まで縦貫する水路。長さ1700キロメートル。その原形は,隋の煬帝(ヨウダイ)が洛陽を中心に天津と杭州とを連結した水路。元代に済州河(1283年開通)と会通河(1289年開通)が建設され,現在の東寄りのコースが完成。今も部分的に利用。
→永済渠
→通済渠
だいうんじ
だいうんじ 【大雲寺】
中国,690年,則天武后の勅願によって諸州に建立された寺。日本の国分寺はこれにならったものという。
だいえ
だいえ [1] 【大会】
(1)〔仏〕 大規模の法会。大法会。
(2)能の曲名。作者未詳。五番目物。
だいえ
だいえ [1] 【大衣】
〔仏〕
〔「三衣(サンエ)」の中の最も主なもの〕
九条ないし二五条の袈裟(ケサ)。僧の大礼服。僧伽梨(ソウカリ)。
だいえい
だいえい [0] 【代詠】
詩歌を人に代わってよむこと。また,その詩歌。
だいえい
だいえい [0] 【題詠】
題をきめて,それに即して詩歌や俳句を作ること。また,その作品。
⇔雑詠
だいえいだん
だいえいだん [3] 【大英断】
大事にあたって下す,すぐれた決断。すばらしい決断。「―を下す」
だいえいていこく
だいえいていこく 【大英帝国】
〔British Empire〕
一七世紀以降,イギリス本国および世界各地の植民地・保護領などを含めたイギリス帝国の称。その名称は1931年まで用いられた。
だいえいはくぶつかん
だいえいはくぶつかん 【大英博物館】
〔British Museum〕
ロンドンにある英国最大の国立博物館。1759年開館。ギリシャ・ローマ・エジプト・アジアなど,古今東西にわたる数多くの重要な資料・芸術品・書籍などを所蔵。1973年に大英図書館を分離。
大英博物館[カラー図版]
だいえつ
だいえつ ダイヱツ 【大越】
(1)ベトナムの李朝時代に始まる国号。一九世紀初め,阮朝(1802-1945)の時,越南と改められた。
(2)ベトナムに成立した独立国の総称。
だいえり
だいえり [0] 【台襟】
ワイシャツなどの襟の,折り返る部分の下にあるバンド状の部分。
だいえん
だいえん ダイヱン 【大宛】
中国漢代,中央アジアのシルダリア上流のフェルガナ地方の称。汗血馬(カンケツバ)の産地として有名。
だいえん
だいえん [0] 【代演】 (名)スル
(事故などのために出られなくなった)本人に代わって出演や演奏をすること。
だいえん
だいえん [0] 【大円】
(1)大きな円。
(2)〔数〕 球面をその中心を通る平面で切ったとき,切り口にあらわれる円。
だいえんきょうち
だいえんきょうち ダイヱンキヤウ― [5] 【大円鏡智】
〔仏〕 顕教では仏の四智,密教では五智の一。阿頼耶識(アラヤシキ)から転ずることによって生ずる仏の完全な智。優れた鏡のようにすべてを映しだすことからいう。
だいえんきん
だいえんきん ダイヱン― [0] 【大円筋】
肩甲骨の下角に始まり,上腕に付着する筋。上腕を内側に回す働きをする。
だいえんざん
だいえんざん [3] 【大円山】
兜(カブト)の一。鉢の部分が半球形のもの。
だいおう
だいおう [3][0] 【大黄】
タデ科の大形多年草。中国北西部原産。高さ2,3メートル。葉は大きく長柄があって掌状に浅裂する。初夏,淡黄色の小花を多数つける。根茎は黄色で肥厚し,緩下剤・抗菌剤として用いる。
だいおう
だいおう【大王】
<Frederick> the Great.
だいおう
だいおう [3] 【大王】
(1)王を敬っていう語。
(2)親王・諸王を敬っていう語。
(3)大和朝廷の首長のこと。「おおきみ」を表す用字に基づく語。
(4)「閻魔大王」の略。
だいおう
だいおう【大黄】
《植》rhubarb.→英和
だいおう
だいおう [3] 【乃翁】 (代)
〔「ないおう」とも。漢詩・漢文などで用いる〕
一人称。老年の男性が自分の子や目下の者に対していう。おれ。わし。
だいおういか
だいおういか [3] 【大王烏賊】
イカの一種。巨大な種で,胴長1.8メートル,触腕を含めた全長は6メートルを超えることがある。日本近海の深海にすむ。北大西洋にすむ同属のイカには全長15メートルを超えるものもある。
だいおうこくし
だいおうこくし 【大応国師】
⇒南浦紹明(ナンポシヨウミヨウ)
だいおうざき
だいおうざき ダイワウ― 【大王崎】
三重県東部,志摩半島南東端の岬。伊勢志摩国立公園の一中心。南端に白亜の大王埼灯台,背後の波切は密集する漁家・防風石垣がある。
だいおうしょう
だいおうしょう [3] 【大王松】
マツ科の常緑高木。北アメリカ南部原産。庭園などに植える。樹形は長楕円形。葉は太い枝に密生し,長さ20〜40センチメートルの針形で三本ずつ束生し,長く垂れ下がる。ダイオウマツ。
だいおうじょう
だいおうじょう [3] 【大往生】 (名)スル
(天命を全うして)安らかに死ぬこと。また,立派な死に方。「―を遂げる」
だいおうじょう
だいおうじょう【大往生を遂げる】
die a peaceful death.
だいおうやし
だいおうやし [5] 【大王椰子】
ヤシ科ダイオウヤシ属の常緑高木の総称。中央アメリカ原産。幹は直立して基部は太く,高さ40メートルに達する。葉は羽状複葉で大きい。熱帯で並木などにする。
だいおしょう
だいおしょう [3] 【大和尚】
(1)徳の高いすぐれた僧。大徳。
(2)「法印大和尚位」の略。だいかしょう。
だいおん
だいおん [0] 【大恩】
深い恩恵。大きな恩。たいおん。「―を受ける」
だいおん
だいおん [0][3] 【大音】
大きな音。大きな声。大音声。
だいおん
だいおん [0] 【大陰】
陰陽道(オンヨウドウ)の八将神の一。土曜星の精で,太歳神の皇妃とされ,その方角にかかわる嫁取り・出産を忌む。大陰神。
だいおん=は報ぜず
――は報ぜず
小さな恩義は負い目に感ずるが,あまりに大きな恩義はかえって気づかずに過ごされてしまう。
だいおんき
だいおんき [3] 【大遠忌】
仏教諸宗派で,宗祖などの没後数百年たって行う法要。
だいおんきょうしゅ
だいおんきょうしゅ 【大恩教主】
釈迦の尊称。
だいおんじょう
だいおんじょう [3] 【大音声】
大きな声。大声。大音。「―で呼ばわる」
だいおんじょう
だいおんじょう【大音声で】
in a loud voice.
だいか
だいか【代価】
⇒代金.
だいか
だいか [1] 【題下】
題目のもと。「『晩秋』の―に吟行する」
だいか
だいか [1] 【台下】
(1)台(ウテナ)の下。高楼下。
(2)相手を敬って手紙の脇付(ワキヅケ)に用いる語。貴下。
だいか
だいか [1][0] 【代価】
(1)商品の値段。代金。
(2)ある事を実現するために要した犠牲。
だいかいてん
だいかいてん [3] 【大回転】
(1)大きく回転すること。
(2)「大回転競技」の略。
だいかいてんきょうぎ
だいかいてんきょうぎ [7] 【大回転競技】
スキー競技のアルペン種目の一。滑降競技と回転競技の性格をあわせ持つ競技で,回転競技よりも旗門間の距離が大きめのコースを滑降し,タイムを競う。
だいかく
だいかく [0] 【大覚】
〔仏〕
(1)正覚(シヨウガク)を得ること。悟りを開くこと。大いなる悟り。大悟。
(2)正覚を得た人。仏。如来。
だいかく
だいかく [0] 【大角】
牛飼座α星アークトゥルスの中国名。
だいかくじ
だいかくじ 【大覚寺】
京都市右京区嵯峨大沢町にある真言宗大覚寺派の大本山。山号,嵯峨山。もと嵯峨天皇の離宮だったが,876年淳和天皇の皇后が寺とし,恒寂法親王を開山とした。一時衰退したが,1308年後宇多天皇が再興し,門跡寺院として栄えた。後嵯峨・亀山・後亀山天皇が出家入寺した。客殿・宸殿の襖絵は狩野山楽派の筆。後宇多天皇宸翰の御手印遺告などの国宝を蔵す。嵯峨御所。
だいかくじとう
だいかくじとう 【大覚寺統】
鎌倉末期,亀山天皇に始まる皇統。後宇多天皇が譲位後,嵯峨の大覚寺に仙洞を置いたのでいう。持明院統と皇位を争い,後醍醐天皇が建武中興ののち吉野に南朝を建てたが,1392年,北朝と合体。
だいかくじは
だいかくじは 【大覚寺派】
古義真言宗系の一派。大覚寺を本山とする。
だいかくせそん
だいかくせそん 【大覚世尊】
仏の尊称。
だいかぐら
だいかぐら [3] 【太神楽・代神楽】
(1)
⇒太太神楽(ダイダイカグラ)
(2)雑芸の一。{(1)}に発した獅子舞で,笛・太鼓のほか,簓(ササラ)ではやした。次第に,曲芸や滑稽なやりとりが加わり,のちには長柄のついた抜け籠を用いた曲毱(キヨクマリ)や桴(バチ)をもてあそぶ曲芸をも含んだ。
太神楽(2)[図]
だいかこ
だいかこ [3] 【大過去】
動詞時制の一。過去形で表される過去の一時点を基準にして,それよりも前に完了した,あるいはその時点まで継続していた動作・状態を表す。英語の過去完了形などがこれに当たる。
だいかし
だいかし [0] 【代貸し】
〔「だいがし」とも〕
貸し元の代理をつとめる人。
だいかしょう
だいかしょう [3] 【大和尚】
〔天台宗で用いる語〕
「だいおしょう(大和尚)」に同じ。
だいかぞく
だいかぞく [3] 【大家族】
(1)人数の多い家族。
(2)夫婦とその子供のほか,直系・傍系の親族やその配偶者をも含む家族。
だいかぞく
だいかぞく【大家族】
a large family.
だいかっこ
だいかっこ [3] 【大括弧】
[ ] 形の括弧。小括弧・中括弧に対していう。角(カク)括弧。ブラケット。
だいかつ
だいかつ [0] 【大喝】 (名)スル
大声でしかりつけること。また,その声。「―をくらわす」「―一声」「がや��と騒がしきを…―して/露団々(露伴)」
だいかべんさい
だいかべんさい [4] 【代価弁済】
抵当不動産またはその上の地上権を買い受けた者が,抵当権者の請求により買い受け代金をこれに支払い,抵当権を消滅させること。
だいからうす
だいからうす [3] 【台唐臼】
唐臼の一種で,足踏みの部分に台を付けた,据え置き用のもの。
台唐臼[図]
だいかん
だいかん【代官】
a magistrate.→英和
だいかん
だいかん [0] 【大巻】
ページ数・巻数の多い書物。
だいかん
だいかん [1][0] 【代官】
(1)中世以降,主君の官職を代行するものの総称。守護代・地頭代・目代など。
(2)江戸時代,天領の行政を管掌する地方官。勘定奉行に属し年貢収納や民政一般をつかさどった。多くは旗本から任ぜられた。
(3)江戸時代,諸藩の直轄地の行政にあたる役人。
だいかん
だいかん [0] 【大寒】
二十四節気の一。太陽の黄経が三〇〇度に達した時をいい,現行の太陽暦で一月二〇日頃に当たる。一年で最も寒い季節。一二月中気。[季]冬。
→小寒
だいかん
だいかん【大寒】
(the first day of) the coldest season.
だいかんこうくうきげきついじけん
だいかんこうくうきげきついじけん 【大韓航空機撃墜事件】
1983年9月1日,アラスカ発ソウル行きの大韓航空旅客機がソ連領を侵犯し,ソ連機に撃墜され,乗員・乗客二六九名全員が死亡した事件。
だいかんしょ
だいかんしょ [5] 【代官所】
(1)江戸時代,代官が政務を執り行なった役所。
(2)代官の支配する領地。
だいかんじん
だいかんじん [3] 【大勧進】
(1)大規模な勧進{(2)}にあたる僧。
(2)善光寺{(1)}の境内にある,天台宗の僧寺。大本願と共同で善光寺を管理する。
だいかんだいじ
だいかんだいじ ダイクワン― 【大官大寺】
大安寺(ダイアンジ)の旧名。
だいかんみたてしんでん
だいかんみたてしんでん 【代官見立新田】
江戸時代,代官が開墾に適する土地を見たて,農民に開発させた新田。
だいかんみんこく
だいかんみんこく 【大韓民国】
朝鮮半島の南半部を占める共和国。1948年独立。鉄鋼・繊維・造船・自動車・石油化学などの工業が発達。米の産出も多い。首都ソウル。面積9万9千平方キロメートル。人口四三六六万(1992)。韓国。
→朝鮮
だいかんみんこくりんじせいふ
だいかんみんこくりんじせいふ 【大韓民国臨時政府】
1919年4月,上海で朝鮮の独立運動家たちによって結成された臨時政府。李承晩を国務総理に,完全独立,民主共和制,集会・結社の自由などを掲げて活動した。
だいが
だいが [0] 【題画】
絵に詩文を書き添えたもの。
だいがいしゃ
だいがいしゃ [3] 【大会社】
(1)規模の大きい会社。
(2)〔法〕 資本額五億円以上あるいは負債総額二〇〇億円以上の株式会社。
だいがいねん
だいがいねん [3] 【大概念】
〔論〕 定言的三段論法において,大前提に含まれ,結論の述語となる概念。大名辞。大辞。
→三段論法
だいがえ
だいがえ [0] 【代替え】
「だいたい(代替)」の重箱読み。「―バス」
だいがく
だいがく [0] 【題額】
(1)額に詩や文章を書くこと。また,その額。
(2)氏名や寺号・庵号などを記して門に掲げる額。
だいがく
だいがく [0] 【大学】
(1)学術の中心として,広く知識を授け,深く専門の学芸を教授・研究するための学校。通常,基本となる組織として学部を置き,修業年限は四年を原則とする。修業年限が二,三年の短期大学もある。学部のほかに大学院が置かれることもある。日本では1877年(明治10)に旧幕府の開成所・医学所の系譜をひく東京大学が初めて設立され,のち86年の帝国大学令,1918年(大正7)の大学令,47年(昭和22)の学校教育法を経て漸次拡充・整備された。「―教育」「―教授」
(2)律令制下,地方の国学に対して,中央の官吏養成機関。式部省に属し,主に五位以上の貴族の子弟に明経(ミヨウギヨウ)・明法(ミヨウボウ)・文章(モンジヨウ)・算の四道を教授した。九年以内に卒業し国家試験に受かれば位階を授けられ,官途につくことができた。大学寮。ふみやのつかさ。おおつかさ。
だいがく
だいがく 【大学】
中国,儒教の経典(ケイテン)の一。一巻。もと「礼記」の中の一編であるが,宋代に四書の一つとされて重視された。身を修めることから天下を治めることに至る治世の根本原則を述べる。
→三綱領八条目(サンコウリヨウハチジヨウモク)
だいがく
だいがく【大学】
a university[ <俗> varsity](総合);→英和
multi-faculty university[ <俗> multiversity](巨大な総合);a college (単科,短期).→英和
‖大学生 a university[college]student.大学1年生 a first-year student;a freshman.大学2年生 a second-year student;a sophomore.大学3年生 a third-year student;a junior.大学4年生 a fourth-year student;a senior.大学出[卒業生]a university[college]graduate.大学病院 a university hospital.
だいがくいも
だいがくいも [4] 【大学芋】
サツマイモを乱切りにし,油で揚げて甘いたれをからめ,黒ゴマをふりかけた食品。
だいがくいん
だいがくいん [4] 【大学院】
大学に設置されている課程。学部の教育を基盤として,より高度な学術の理論および応用を教授・研究し,文化の進展に寄与することを目的とする。修士課程と博士課程がある。
だいがくいん
だいがくいん【大学院】
a graduate[postgraduate]school;a school of postgraduate studies.大学院生 a graduate[postgraduate]student.
だいがくいんだいがく
だいがくいんだいがく [7] 【大学院大学】
内部組織に学部をもたず,大学院や研究所からなる高等教育研究機関。総合研究大学院大学(横浜市)やアメリカのジョンズ-ホプキンス大学など。
だいがくきょうどうりようきかん
だいがくきょうどうりようきかん 【大学共同利用機関】
大学における学術研究の発展,学術情報の流通の促進などを目的として置かれた文部省所轄の機関。学術情報センターや学位授与機構などの組織,岡崎国立共同研究機構や国際日本文化研究センターなどの研究機関がある。
だいがくし
だいがくし [3] 【大学士】
中国の官名。唐・宋代では宮中の学問所に勤務して皇帝の諮問に答えた者。明では宰相廃止に伴い,皇帝の顧問として置かれた官。数名よりなり,次第に政務の中枢機関となった。
だいがくしゃ
だいがくしゃ [3] 【大学者】
非常に優れた学者。
だいがくしんぎかい
だいがくしんぎかい 【大学審議会】
1987年(昭和62)設置された文部大臣の諮問機関。大学・企業などの有識者で構成し,高等教育の在り方について答申する。
だいがくせい
だいがくせい [3][4] 【大学生】
大学の学生。
だいがくせっちきじゅん
だいがくせっちきじゅん [8] 【大学設置基準】
新設しようとする大学について,大学として必要な一定の要件を備えているかどうかを審査するための基準。学校教育法に基づき,1956年(昭和31)文部省令として制定。
だいがくぜんじ
だいがくぜんじ 【大覚禅師】
蘭渓道隆(ランケイドウリユウ)の諡号(シゴウ)。
だいがくとうこう
だいがくとうこう 【大学東校】
東京大学の前身。江戸幕府の医学所の後身の医学校が,1869年(明治2)に改称したもの。東校,東京医学校の名称を経て,77年東京大学医学部となる。
だいがくなんこう
だいがくなんこう 【大学南校】
東京大学の前身。旧幕府の開成所が1869年(明治2)に改称したもの。西欧文化の導入に努めた。77年東京医学校と統合され,東京大学となる。
だいがくにゅうがくしかくけんてい
だいがくにゅうがくしかくけんてい [12][0][4] 【大学入学資格検定】
大学入学に関し,高等学校を卒業したものと同等以上の学力があるかどうかを認定することを目的とした国の検定試験。通称,大検。
だいがくにゅうしセンターしけん
だいがくにゅうしセンターしけん [13][14] 【大学入試―試験】
大学入学者の選抜に関し,志望者の高等学校の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的として大学が共同して実施する試験。各大学ごとの学力検査に先立って行う。それまでの共通一次テストに代わるものとして1990年(平成2)から実施。
だいがくのかみ
だいがくのかみ 【大学頭】
(1)律令制で,大学寮の長官。従五位上に相当。
(2)江戸時代,幕府直轄の昌平坂学問所を管理した役職。1691年,林信篤が任ぜられて以後,林家の者が任ぜられた。
だいがくのじち
だいがくのじち 【大学の自治】
大学が学外の機関や政治勢力からの干渉を受けずに,教育・研究に関する事項を自主的に管理・運営するという原則。
→学問の自由
だいがくびょういん
だいがくびょういん [5] 【大学病院】
医科大学または大学の医学部に付設されている病院。大学付属病院。
だいがくべっそう
だいがくべっそう 【大学別曹】
平安時代の私立の教育施設。貴族が,その一族出身の大学寮学生のために設置した寄宿施設であったが,のちに大学寮付属機関として公認された。
→七大私学
だいがくよびもん
だいがくよびもん [6] 【大学予備門】
第一高等中学校(のちの旧制第一高等学校)の前身。法・理・医・文の四学部とともに東京大学(1877-1886)を構成した。
だいがくりょう
だいがくりょう [4] 【大学寮】
「大学{(2)}」に同じ。ふみやのつかさ。おおつかさ。
だいがくれい
だいがくれい 【大学令】
官・公・私立の大学について,その目的・組織・監督に関する規定を定めた勅令。1918年(大正7)公布。47年(昭和22)学校教育法により廃止。
だいがくノート
だいがくノート [5] 【大学―】
大判の筆記帳。普通は B 5 判で横書き。大学生の講義筆録用に作られたのでいう。
だいがさ
だいがさ [3] 【台笠】
かぶり笠を袋に入れて長い棒の先につけたもの。大名行列などのとき持たせた。
台笠[図]
だいがしら
だいがしら 【大頭】
幸若舞(コウワカマイ)の一派。山本四郎左衛門を流祖とする。室町末期から江戸初期に盛行。
だいがっこう
だいがっこう [3] 【大学校】
(1)省庁など国の行政機関の付属機関として置かれる文教施設。学校教育法の定める大学には含まれない。気象大学校・防衛大学校・海上保安大学校・自治大学校・税務大学校・航空大学校・警察大学校など。
(2)旧陸海軍の最高教育機関。陸軍大学校と海軍大学校。
(3)大学の俗称。「政さんの従弟に当る人が―を卒業して/三四郎(漱石)」
だいがらん
だいがらん [3] 【大伽藍】
寺院の大きな建物。大規模な寺院。大寺院。大寺。
だいがわり
だいがわり【代替りになる】
change hands (店などが).
だいがわり
だいがわり [3] 【台替(わ)り】
相場が変動して,一〇円単位でその上下の台に移ること。たとえば,三〇円台から四〇円台になるなど。
だいがわり
だいがわり [3] 【代変(わ)り・代替(わ)り】 (名)スル
君主・戸主・経営者などが次の代に替わること。
だいがん
だいがん [0] 【代願】
他人にかわって神仏などに祈願すること。また,その人。
だいがんな
だいがんな [3] 【台鉋】
木の台に刃を取り付けた鉋。現在普通に用いられるもので,古く用いられた鑓鉋(ヤリガンナ)などに対していう。
台鉋[図]
だいき
だいき [1] 【大毅】
律令制で,軍団の長官。
→軍毅(グンキ)
だいき
だいき [1] 【大機】
〔仏〕 大乗の教えをうけ,それを実践する能力・素質のある人。
⇔小機
だいきか
だいきか [3] 【大帰化】
日本に特別の功労のあった外国人について,法務大臣が国会の承認を得て帰化を許可する制度。
だいきぎょう
だいきぎょう【大企業】
a big business.
だいきこう
だいきこう [3] 【大気候】
大陸や地球全体など,広い地域の気候。
→小気候
だいきち
だいきち [0] 【大吉】
(占いで)非常に運勢のよいこと。
⇔大凶
「―のおみくじ」
だいきち
だいきち【大吉】
capital luck.
だいきち=は凶に還(カエ)る
――は凶に還(カエ)る
〔陽の卦が極点に達すると陰の卦になることから〕
吉もすぎると,かえって凶になる。
だいきちにち
だいきちにち [4] 【大吉日】
大吉である日。非常によい運に恵まれている日。
だいきぼ
だいきぼ【大規模】
⇒規模.
だいきぼ
だいきぼ [3] 【大規模】 (名・形動)[文]ナリ
仕組み・構想が大きい・こと(さま)。
⇔小規模
「―な工事」「商売を―に展開する」
だいきぼこうりてんぽほう
だいきぼこうりてんぽほう 【大規模小売店舗法】
⇒大店法(ダイテンホウ)
だいきぼしゅうせきかいろ
だいきぼしゅうせきかいろ [9] 【大規模集積回路】
⇒エル-エス-アイ( LSI )
だいきぼじしん
だいきぼじしん [5] 【大規模地震】
大規模地震対策特別措置法の対象となる地震。マグニチュード八程度の地震とされているので,ほぼ巨大地震にあたる。
だいきぼじしんたいさくとくべつほう
だいきぼじしんたいさくとくべつほう 【大規模地震対策特別法】
大規模地震発生のおそれがあり,それによって大きな被害が発生すると予想される地域を指定し,予知観測施設の強化など各種の防災措置を講じることを定めた法律。1978年(昭和53)制定。大震法。
だいきゅう
だいきゅう [0] 【大弓】
普通の弓。通常225センチメートルの長さを持つ。
→半弓
だいきゅう
だいきゅう [0] 【代休】
休日に勤めに出た者が,代わりにとる休暇。「―をとる」
だいきゅう
だいきゅう【代休】
a compensatory holiday[day off].
だいきゅうし
だいきゅうし [3] 【大臼歯】
小臼歯の奥にある永久歯。乳歯としては生えない。小臼歯側から第一・第二・第三大臼歯と呼び上下左右計一二本あるが,ヒトの第三大臼歯は「親知らず」ともいわれ,生えないこともある。後臼歯。
だいきゅうし
だいきゅうし [3] 【大休止】
軍隊で,行軍などの途中で長時間とる休憩。
⇔小休止
だいきゅうし
だいきゅうし【大臼歯】
a true molar (tooth).
だいきゅうしょうねん
だいきゅうしょうねん ダイキウシヤウネン 【大休正念】
(1215-1289) 鎌倉時代の臨済宗の中国僧。大休派の祖。浄智寺開山。1269年来日。北条時宗の要請で建長寺・円覚寺などに歴住した。諡(オクリナ)は仏源禅師。
だいきょう
だいきょう [0] 【大凶】
(1)非常に運勢が悪いこと。
⇔大吉
(2)(「大兇」とも書く)この上ない罪悪。また,大悪人。
だいきょう
だいきょう 【大経】
〔仏〕
(1)浄土宗・真宗で,「無量寿経」のこと。「阿弥陀経」を小経というのに対していう。
(2)天台宗で,「涅槃(ネハン)経」のこと。
だいきょういん
だいきょういん ダイケウヰン 【大教院】
1872年(明治5)教部省によって設置された大教宣布と教導職の指導のための中央機関。地方には中教院・小教院が設置された。75年神仏教導職の対立で解散。
だいきょうかん
だいきょうかん [3] 【大叫喚】
〔仏〕「大叫喚地獄」の略。
だいきょうかんじごく
だいきょうかんじごく [7] 【大叫喚地獄】
〔仏〕 八大地獄の第五。叫喚地獄の下にあり,五戒を全部破った者が落ち,苦痛の激しさに大声で泣き叫ぶという地獄。
だいきょうきん
だいきょうきん [3] 【大胸筋】
胸の上部を占める大きな筋肉。上腕骨に付いて,上腕の運動や呼吸運動に関係する。
だいきょうこう
だいきょうこう [3] 【大恐慌】
1929年(昭和4)のニューヨーク株式市場大暴落に端を発し33年まで続いて,ソ連を除く世界全体を巻き込んだ恐慌。
だいきょうこう
だいきょうこう【大恐慌】
the (Great) Depression.
だいきょうじ
だいきょうじ [3] 【大経師】
(1)経巻・仏画などを表装する職人の長。朝廷の用を受け,また奈良の幸徳氏・賀茂氏より翌年の新暦を受けて大経師暦を発行する権利を有した。
(2)経師屋。表具師。
だいきょうじ
だいきょうじ ダイキヤウ― 【題経寺】
柴又帝釈天の正式名。
だいきょうじごよみ
だいきょうじごよみ [6] 【大経師暦】
京暦の一つで,古く,大経師が毎年11月初めに発行した暦。
だいきょうじむかしごよみ
だいきょうじむかしごよみ ダイキヤウジ― 【大経師昔暦】
人形浄瑠璃,世話物の一。近松門左衛門作。1715年初演。京都四条烏丸(カラスマ)の大経師の妻おさんが手代の茂兵衛と不義に陥り,処刑された事件を脚色したもの。「堀川波鼓(ホリカワナミノツヅミ)」「鑓の権三重帷子(ヤリノゴンザカサネカタビラ)」とともに近松三姦通物の一。
だいきらい
だいきらい [1] 【大嫌い】 (形動)
非常にきらいなさま。「曲がったことは―です」「―な人」
だいきらい
だいきらい【大嫌いだ】
hate <a thing,to do,doing> .→英和
だいきん
だいきん [1][0] 【代金】
品物の買い手が売り手に支払う金。代銭。
だいきん
だいきん【代金】
a price.→英和
〜を払う pay for <a thing> .〜はいくらですか How much do you charge <for> ? ‖代金引換(で) <send a parcel> C.O.D. <cash[ <米> collect]on delivery> .
だいきんとりたててがた
だいきんとりたててがた [9] 【代金取立手形】
銀行が顧客や取引金融機関から取り立てを依頼された小切手・為替手形・約束手形など。コレクション-ビル。
だいきんばん
だいきんばん [3] 【大錦旛】
即位礼の日に,紫宸殿(シシンデン)の前庭に立てられる錦旗の一。八咫烏(ヤタガラス)形大錦旛・霊鵄(レイシ)形大錦旛の二種がある。
だいきんひきかえ
だいきんひきかえ [0] 【代金引換】
(1)代金と引き換えに品物などを渡すこと。
(2)郵便物特殊取り扱いの一。郵便物と引き換えに差出人が指定した金額を配達郵便局が受取人から取り立てて,差出人の指定した方法で差出人に送付するもの。
だいぎ
だいぎ [0] 【台木・砧木】
(1)接ぎ木の台にする木。つぎだい。だいき。
→接ぎ木
(2)物の台にする木。
だいぎ
だいぎ【台木(につぎ木する)】
(graft a tree on) a stock.→英和
だいぎ
だいぎ [1] 【代議】 (名)スル
(1)他人に代わって議すること。
(2)公選された議員が選出住民に代わって議すること。「各省の利害を―せしむべし/明六雑誌 29」
だいぎいん
だいぎいん [3] 【代議員】
(1)政党・労働組合などの大会に,ほかの人々の代表となって出席する人。
(2)米国で,大統領候補を指名するため各州から選ばれた人。
だいぎいん
だいぎいん【代議員】
a representative;→英和
a delegate.→英和
だいぎし
だいぎし [3] 【代議士】
直接選挙で選出され,国民を代表して国政を議する人。国会議員。一般には衆議院議員をさしていう。
だいぎし
だいぎし【代議士】
[日本の]a member of the Diet;a Dietman;[米の]a Congressman;→英和
[英の]a member of Parliament <an M.P.> .〜に立候補(当選)する run for (be returned to) the Diet.‖婦人代議士 a Dietwoman.
だいぎせい
だいぎせい [0] 【代議制】
国民が自己の意思の反映である代表者を選出し,その代表者に政治の運営をまかせる制度。議会を設けることが多い。
だいぎせいじ
だいぎせいじ [4] 【代議政治】
代議制によって行われる政治。
だいぎせいたい
だいぎせいたい【代議政体(制度)】
(a) representative government (system).
だいぎゃく
だいぎゃく【大逆罪】
(high) treason.→英和
大逆事件 a high treason case.
だいぎょうじ
だいぎょうじ [3] 【大行事】
(1)大きな行事。「国家的な―」
(2)〔仏〕 大法会の際の諸務をつかさどる僧。また,寺内の大事を執行するもの。
だいぎょくでん
だいぎょくでん [4] 【大極殿】
⇒だいごくでん(大極殿)
だいぎり
だいぎり [0] 【台切り】
立木を地面近くで切り,切り株からの萌芽(ホウガ)を新幹に仕立てる手法。「―仕立て」
だいぎんじょう
だいぎんじょう [3] 【大吟醸】
吟醸酒のうち,精米歩合が50パーセント以下の白米を原料に醸造した清酒。
だいく
だいく【大工】
a carpenter;→英和
carpentry (職).大工道具 a carpenter's tools[kit].
だいく
だいく [1] 【大区】
明治初期,地方行政区画を大区と小区に分けたもののうちの一。大区に区長を,小区に戸長を置いた。
だいく
だいく [0] 【題句】
題目として巻頭に掲げる句。
だいく
だいく [1] 【大工】
(1)木造建造物の建築・修理などを職業とする人。こだくみ。きのたくみ。番匠。「―仕事」「日曜―」
(2)律令制で,木工寮・大宰府などに属し,諸種の営作をする際の技術的指導をした役人の長。おおたくみ。おおきたくみ。
→少工(シヨウク)
(3)中世の建築工事組織で,木工・瓦葺工・鍛冶工などそれぞれの職種ごとの長。棟梁(トウリヨウ)。
だいく
だいく 【第九】
ベートーベンの交響曲第九番ニ短調の通称。1824年初演。第四楽章にシラーの詩「歓喜に寄す」によるコラールがあり,「合唱付き」とも呼ばれる。
だいくういじだい
だいくういじだい ダイクウヰ― 【大空位時代】
1256年(または1254)から73年の神聖ローマ皇帝が実質上空位だった時代。
だいくがしら
だいくがしら [4] 【大工頭】
江戸幕府における職名。作事奉行に属し,配下の大工を統轄した。
だいくげいじゅつ
だいくげいじゅつ [4] 【第九芸術】
(無声映画を第八芸術といったのに対し)トーキーのこと。
だいくしき
だいくしき [3] 【大工職】
中世の寺社で,建築や細工などの手工業に従事する技術者たちを指揮監督する地位・権限。
だいくんい
だいくんい [3] 【大勲位】
勲一等より上位の,日本最高位の勲等。大勲位菊花章(キクカシヨウ)頸飾(ケイシヨク)・大勲位菊花大綬章がある。
だいぐうじ
だいぐうじ [3] 【大宮司】
(1)伊勢神宮や熱田・香取・鹿島・宇佐などの神宮・神社の神官の長。おおみやづかさ。
(2)神宮司庁の職員の一。祭主の次位にある職。
→宮司
→神官
だいぐれんじごく
だいぐれんじごく [6] 【大紅蓮地獄】
〔「摩訶鉢特摩(マカハドマ)地獄」の意訳〕
〔仏〕 八寒地獄の第八。極寒のため,身体が裂け破れ,赤い蓮(ハス)の花弁のようになるという。
だいけい
だいけい [0] 【台形】
一組の対辺が平行な四辺形。梯形(テイケイ)。
だいけい
だいけい【台形】
《数》 <米> trapezoid;→英和
<英> a trapezium.→英和
だいけいし
だいけいし [3] 【大警視】
1872年(明治5)から81年まで警視庁に置かれた最上級の警視。
だいけいちょう
だいけいちょう [0] 【大計帳】
⇒計帳(ケイチヨウ)
だいけつ
だいけつ [0] 【代決】 (名)スル
代理で決裁をすること。
だいけん
だいけん [0] 【大検】
「大学入学資格検定」の略。
だいけんしょう
だいけんしょう【大憲章】
the Great Charter;Magna C(h)arta.
だいけんしょう
だいけんしょう 【大憲章】
⇒マグナ-カルタ
だいけんちゅうとう
だいけんちゅうとう [5] 【大建中湯】
漢方薬の一。人参・山椒・干姜(カンキヨウ)を一定の割合で混合して煎じ,水飴を加えたもの。冷えが原因である腹痛に用いる。
だいけんみ
だいけんみ [3] 【大検見】
⇒おおけみ(大検見)
だいげいこ
だいげいこ [3] 【代稽古】
芸能や武道で,師匠・師範に代わって教えること。また,その人。
だいげいこ
だいげいこ【代稽古をする】
teach[give a lesson]in place of <another> .
だいげき
だいげき [3] 【大外記】
外記の上位の官。
→外記
だいげっし
だいげっし 【大月氏】
⇒月氏(ゲツシ)
だいげん
だいげん [3][0] 【大元帥・大元】
〔「帥」の字は読まないのが通例〕
「大元帥明王」の略。
だいげん
だいげん [0] 【題言】
「題辞」に同じ。
だいげん
だいげん [0] 【代言】 (名)スル
(1)本人に代わって弁論すること。
(2)「代言人」の略。「三百―」
だいげんかい
だいげんかい 【大言海】
国語辞書。大槻文彦著。五冊。1932(昭和7)〜37年刊。同じ著者の「言海」を大幅に増補改訂したもの。大槻没後,大久保初男らが継承して完成。独特の語源記述と豊富な用例を特徴とする。
だいげんすい
だいげんすい [3] 【大元帥】
全軍を統率する大将。総大将。日本では,旧陸海軍を統帥した天皇の称。
だいげんにん
だいげんにん [0] 【代言人】
弁護士の旧称。
だいげんほう
だいげんほう [0] 【大元帥法】
大元帥明王を本尊として行われる真言宗の修法。国家鎮護のためのもので,宮中で1871年(明治4)まで毎年正月八日から七日間行われた。大元帥御修法。たいげんのほう。
だいげんみょうおう
だいげんみょうおう 【大元帥明王】
四天王・二十八部衆を従え,悪獣や兵火の災難を除き,国を守り人々を保護する明王。
だいこ
だいこ [0] 【大根】
「だいこん(大根)」の転。
だいこう
だいこう [1] 【乃公・迺公】 (代)
〔「なんじの君主」の意〕
一人称。男子が自分のことをいう語(尊大な言い方)。我が輩。おれさま。「天下の眠をさまさんもの―を除いてまた何処にかある/当世書生気質(逍遥)」
だいこう
だいこう [0] 【代行】 (名)スル
代わって事を行うこと。また,その人。「校長の事務を―する」「部長―」
だいこう
だいこう【代行する】
act for <another> .代行機関(者) an agency (agent).→英和
だいこう
だいこう [0] 【代講】 (名)スル
本来行うはずの人に代わって,講義・講演をすること。「教授に代わって―する」
だいこう
だいこう【代講する】
teach[give a lecture]in place of <another> .
だいこう
だいこう [0] 【代香】 (名)スル
代わりに焼香すること。また,その人。
だいこう=出(イ)でずんば
――出(イ)でずんば
このおれさまが出なければほかの者に何ができるものかの意。世に出ようとする者の自信を示す言葉。
だいこうあんれい
だいこうあんれい 【大興安嶺】
中国,内モンゴル自治区北東部を南北に走る山脈。長さ約1300キロメートル。大シンアンリン山脈。別名,西興安嶺。
だいこういん
だいこういん ダイクワウヰン 【大光院】
群馬県太田市にある浄土宗の寺。山号,義重山。1613年徳川家康が新田義重の追善のために創建。開山は呑竜(ドンリユウ)。関東十八檀林の一。新田寺。子育て呑竜。太田の呑竜。
だいこうかいじだい
だいこうかいじだい ダイカウカイ― [7] 【大航海時代】
一五世紀から一七世紀前半にかけて,ポルトガル・スペインなどのヨーロッパ諸国が,航海・探検により海外進出を行なった時代。ディアスの喜望峰回航,ガマのインド航路開拓,コロンブスのアメリカ到達,マゼランの世界周航などが行われ,商業革命・価格革命・封建貴族没落などの影響が生じ,ヨーロッパによる世界支配の契機となった。発見時代。
だいこうじょう
だいこうじょう 【大興城】
中国,隋朝の都。隋の初代皇帝の楊堅(文帝)が,583年に旧長安城の東南に築いた都。
だいこうぜんじ
だいこうぜんじ 【大興善寺】
中国,陝西省西安(もと長安)にある古刹。582年隋の文帝が創建。長安第一の大寺で,玄宗の時代,不空により密教道場とされ,日本の円仁・円珍らも修行した。会昌の法難(845年)で一時荒廃。復興後再び清代にイスラム教徒により破却された。今は興善寺と称する。
だいこうどう
だいこうどう [3] 【大講堂】
(1)大きな講堂。
(2)大きな寺院の講堂。
(3)比叡山延暦寺の殿堂の一。大日如来を本尊とし,諸仏・桓武天皇像などを安置する。824年座主義真の創建。
だいこうぶつ
だいこうぶつ【大好物】
one's favorite <dish> ; <I am> very fond <of this> .
だいこうり
だいこうり [3] 【大行李】
旧陸軍部隊の付随部隊。軍隊の宿営に必要な物資を補給するもの。
だいこおろし
だいこおろし [4] 【大根卸し】
⇒だいこんおろし(大根卸)
だいこく
だいこく【大黒】
the god of wealth.大黒柱 the central pillar;the prop <of a family> (一家の).→英和
だいこく
だいこく [0][4] 【大黒】
(1)「大黒天」の略。「―様」
(2)僧侶の妻の通称。梵妻。「此寺の―になりたくば,和尚のかへらるるまで待て/浮世草子・五人女 4」
(3)「大黒傘」の略。
(4)「大黒舞」の略。
だいこくがさ
だいこくがさ [5] 【大黒傘】
番傘の別名。
〔元来は江戸時代,大坂の大黒屋で作った番傘。轆轤(ロクロ)が太く,紙も厚く,丈夫なものだった〕
だいこくこう
だいこくこう [0] 【大黒講】
大黒天を信ずる者の講。「―を結び,当地の手前よろしき者ども集まり/浮世草子・胸算用 2」
だいこくこがね
だいこくこがね [5] 【大黒黄金】
コガネムシ科の甲虫。体長約25ミリメートル。体は楕円形で,全身黒色。雄の頭には長い角がある。牛などの糞(フン)の下に縦穴を掘り,糞を運んで食う。日本各地と東アジアに分布。
だいこくし
だいこくし [3] 【大国師】
平安時代,大国・上国の国分寺に配した上位の僧。
だいこくずきん
だいこくずきん [5][6] 【大黒頭巾】
〔画像や彫像の大黒天(2) がかぶっていることから〕
横にふくれ出た形の丸頭巾。
だいこくてん
だいこくてん 【大黒天】
〔梵 Mahākāla 摩訶迦羅と音訳〕
(1)〔仏〕 三宝を守護し戦闘をつかさどった神。普通三面六臂逆髪青黒の忿怒相につくる。中国・日本では食物の神として寺などの厨房にまつられた。大黒神。
(2)七福神の一。狩衣に似た服を着て大黒頭巾をかぶり,左肩に大袋を背負い,右手に打ち手の小槌(コヅチ)を持ち,米俵の上に座る像につくる。日本では大国主神(オオクニヌシノミコト)と習合し,福徳の神として民間の信仰を集める。
大黒天(1)[図]
だいこくねずみ
だいこくねずみ [5] 【大黒鼠】
⇒ラット
だいこくば
だいこくば [4] 【大黒歯】
人の前歯の上の二枚のうち,左の歯の俗称。右の歯は恵比須歯(エビスバ)という。
だいこくばしら
だいこくばしら [5] 【大黒柱】
(1)日本民家の中央部にあって,家を支えている柱。他の柱より太く,家格の象徴とされる。大極柱。
(2)ある集団の中心となり,それを支える働きをしている人。「一家の―となって家族を養う」
だいこくぼうし
だいこくぼうし [5] 【大黒帽子】
大黒頭巾に似た,縁なしの帽子。
だいこくまい
だいこくまい [0] 【大黒舞】
(1)門付(カドヅケ)の一種。室町時代から江戸時代にかけて,大黒天の姿で恵比須と連れ立ち,正月に祝言として身振りおかしく歌い舞ったもの。
(2)歌舞伎舞踊の一。常磐津。本名題「舞奏(モウテオリソエ)いろの種蒔(タネマキ)」。三世桜田治助作詞。1841年江戸市村座初演。浅草で当時評判の大黒舞を舞踊化したもの。
大黒舞(1)[図]
だいこくみん
だいこくみん [4][3] 【大国民】
大国の国民。立派な国民。
だいこくやこうだゆう
だいこくやこうだゆう 【大黒屋光太夫】
(1751-1828) 江戸中期の船頭。伊勢の人。幸太夫とも。1782年航海中台風に遭い,アリューシャン列島アムチトカ島に漂着。その後ロシアに在留,91年エカテリーナ二世に謁見した。翌年帰国,幕府の取り調べを受け,それを記録した桂川甫周の「北槎(ホクサ)聞略」がある。
だいこじ
だいこじ [3] 【大居士】
〔仏〕 成人男子の戒名の下部をなす部分の一つ。在俗者のものとしては最も格が高い。
だいこたき
だいこたき [0] 【大根焚き】
一二月九,一〇の二日間,京都鳴滝の了徳寺で行う行事。大根を煮て開山の親鸞(シンラン)上人に供え,参集した人々にも供する。[季]冬。
だいこひき
だいこひき [3] 【大根引(き)】
畑から大根を引き抜くこと。だいこんひき。[季]冬。《―大根で道を教へけり/一茶》
だいこん
だいこん【大根】
a radish.→英和
‖大根足 stubby[stumpy]legs.大根おろし grated radish;a radish grater (道具).
だいこん
だいこん [0] 【大根】
〔「おおね」の漢字表記「大根」を音読みした語〕
(1)アブラナ科の越年生植物。古く中国を経て渡来。根はまっすぐで太く白い。葉は羽状に分裂。春,淡紫色ないし白色の十字形花を総状につける。栽培品種が多い。生食し,また煮物・たくあん・切り干しなどにする。ダイコ。古名オオネ・スズシロ。[季]冬。
〔「大根の花」は [季]春〕
(2)「大根役者」の略。
だいこん=干す
――干す
たくあん漬けなどにするため,洗った大根を干す。干し大根を作る。[季]冬。
だいこんあし
だいこんあし [3] 【大根足】
女性の太い足をからかっていう語。
だいこんおろし
だいこんおろし [5] 【大根卸し】
(1)大根を卸し金で卸した食べ物。卸し大根。だいこおろし。
(2)大根卸しを作る道具。卸し金。だいこおろし。
だいこんじめ
だいこんじめ [0] 【大根注連】
大根のように一方が太く,他方が次第に細くなる注連縄(シメナワ)。だいこじめ。
→牛蒡(ゴボウ)注連
だいこんそう
だいこんそう [0] 【大根草】
バラ科の多年草。山野に自生。高さ40〜70センチメートル。根葉はダイコンの葉にやや似る。初夏,茎の上方が分枝して黄色の五弁花をつける。漢方で,特に根を利尿薬とする。
だいこんひき
だいこんひき [3] 【大根引(き)】
畑から大根を引きぬくこと。だいこひき。[季]冬。
だいこんやくしゃ
だいこんやくしゃ [5] 【大根役者】
演技のへたな役者。大根。へぼ役者。だいこやくしゃ。
〔語源未詳。大根の根の白いことを素人(シロウト)という語に通わせたとする説,大根はいくら食べても決して「当たらない」という洒落(シヤレ)とする説,大根の鈍重な形からの連想とする説などがある〕
だいこんやくしゃ
だいこんやくしゃ【大根役者】
a poor actor; <俗> a ham (actor).→英和
だいご
だいご 【醍醐】
京都市伏見区の地名。醍醐寺がある。
だいご
だいご [1] 【醍醐】
〔仏〕 五味の一。牛または羊の乳を精製した濃くて甘いといわれる液汁。味の最高のものとされる。「―の妙薬は重病を治するがごとく/沙石 2」
だいご
だいご 【大子】
茨城県北部,久慈(クジ)郡の町。奥久慈の中心で,袋田(フクロダ)の滝がある。
だいご
だいご【第五(列)】
the fifth (column).→英和
だいごう
だいごう [0] 【大剛】
〔「だいこう」「たいごう」とも〕
非常に強いこと。また,その人。「―の力士」
だいごう
だいごう [0] 【大豪】
(1)大富豪。
(2)大豪傑。
だいごう
だいごう [3] 【題号】
書物などの題目。見出し。表題。
だいごくじょうじょうきち
だいごくじょうじょうきち [7] 【大極上上吉】
この上もなくよいこと。江戸時代,役者評判記で最高位を示すのに用いられた語。「道ある事を知りて学問をはじめて―の人となりたる者その数を知らず/黄表紙・即席耳学問」
だいごくでん
だいごくでん [4] 【大極殿】
大内裏朝堂院の正殿。本来天皇が政務を執る所であったが,のち賀正・即位などの国家の大礼時に臨御するだけとなった。平安京のものは1177年焼失したまま再興されなかったが,1895年(明治28)平安神宮造営に際し,その様式が取り入れられた。大安殿(オオヤスミドノ)。だいぎょくでん。
→大内裏
だいごさん
だいごさん 【醍醐山】
京都市伏見区東部にある小高い山。山麓に醍醐寺がある。
だいごじ
だいごじ 【醍醐寺】
京都市伏見区醍醐伽藍町にある真言宗醍醐派の総本山。山号,深雪山。874年勅願により聖宝(シヨウボウ)が開山。907年醍醐天皇の勅願寺となり,次々に堂舎が建てられた。1470年応仁の乱で大部分の堂宇を焼失。慶長年間(1596-1615)豊臣秀吉の帰依をうけ,義演が再興。創建当時の遺構である五重塔をはじめ国宝多数。山上の醍醐の准胝(ジユンテイ)堂は西国第一一番札所。
だいごじさんぼういん
だいごじさんぼういん 【醍醐寺三宝院】
醍醐寺五門跡の一。満済以後,当院門跡が代々醍醐寺座主職を兼任。江戸時代には修験道当山派の本山。建物は代表的な書院造りの遺構として,その庭園とともに有名。三宝院。
だいごてんのう
だいごてんのう 【醍醐天皇】
(885-930) 第六〇代天皇(在位897-930)。名は敦仁(アツギミ)。宇多天皇の第一皇子。菅原道真を右大臣に登用,延喜の治と称される天皇親政を行なった。この間,「古今集」「延喜格式」が編纂(ヘンサン)された。
だいごのごもんぜき
だいごのごもんぜき 【醍醐の五門跡】
室町時代初めまで醍醐寺の座主を交代で出した三宝院・金剛王院・理性院・無量寿院・報恩院の総称。
だいごのさんりゅう
だいごのさんりゅう 【醍醐の三流】
真言宗の事相の流派の一。三宝院の開山勝覚の三人の弟子,定海・聖賢・賢覚をそれぞれ流祖とする。三宝院流・金剛王院流・理性院流の総称。小野三流とあわせて小野六流という。
だいごのはなみ
だいごのはなみ 【醍醐の花見】
1598年3月,醍醐寺三宝院で豊臣秀吉が催した豪華な花見の宴。
だいごは
だいごは 【醍醐派】
古義真言宗系の一派。醍醐寺を本山とする。派祖は聖宝(シヨウボウ)。
だいごふくりゅうまるじけん
だいごふくりゅうまるじけん 【第五福竜丸事件】
1954年(昭和29)ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験によって日本のマグロ延縄(ハエナワ)漁船第五福竜丸の乗組員が致死量に近い放射能を受けた事件。帰国後,乗組員の一人が死亡。原水爆禁止運動の発端となった。
だいごみ
だいごみ【醍醐味】
the real thrill <of life> ;the charm <of music> .→英和
だいごみ
だいごみ [3][0] 【醍醐味】
(1)醍醐の味。美味の最上のものとされ,仏の教法の形容とする。
(2)すばらしい味わいの食物。「粟(アワ)の飯とは日本一の―/浄瑠璃・最明寺殿」
(3)ほんとうの面白さ。深い味わい。神髄。「釣りの―を味わう」
だいごり
だいごり [0] 【代垢離】
江戸時代,伊勢参宮をする人の依頼を受けて,代わりに伊勢神宮の近くの宮川の水で垢離をすること。また,それを業とする者。
だいごれつ
だいごれつ [1][1] 【第五列】
〔スペイン内乱中,四個部隊を率いてマドリードに進攻するフランコに呼応した共和政府内のグループを,フランコ側が第五列と称したことに始まる〕
内部にあって,外部の敵勢力に呼応して,その方針のもとに活動しているグループ。
だいさい
だいさい 【大寨】
中国,山西省昔陽県の小さな山村。1964年毛沢東が「農業は大寨に学ぼう」と呼びかけ,自力更生による農村近代化のモデルにされたが,80年代に批判され,モデルを取り消された。ターチャイ。
だいさいいん
だいさいいん 【大斎院】
⇒選子内親王(センシナイシンノウ)
だいさいことう
だいさいことう [5] 【大柴胡湯】
漢方薬の一。柴胡を主材料とし,半夏(ハンゲ)・黄芩(オウゴン)・芍薬(シヤクヤク)・大棗(タイソウ)・枳実(キジツ)・生姜・大黄を一定の割合で混ぜて煎じたもの。体力の充実した人で胸脇苦満(キヨウキヨウクマン)が強く便秘する場合に用いる。高血圧・胆石症・肝機能障害などに適応する。
だいさぎ
だいさぎ [0] 【大鷺】
コウノトリ目サギ科の鳥。全長95センチメートルほどで,日本産のシラサギ類では最大。首・くちばし・脚が長い。日本には,夏鳥として渡来して繁殖する亜種コモモジロと,冬鳥として渡来する亜種モモジロとがある。
だいさく
だいさく【代作する】
write for <another> .代作者 a ghostwriter.
だいさく
だいさく [0] 【題作】
出された題によって,詩や文章などを作ること。
だいさく
だいさく [0] 【代作】 (名)スル
他人に代わって作ること。また,その作品。「恋文を―する」
だいさん
だいさん【第三】
the third;→英和
number three[No.3].〜の the third;→英和
a third (更に他の).〜に third(ly);in the third place.‖第三国(勢力) a third power (force).第三国人 a third national.第三者 a third party[person];an outsider (局外者).第三世界 the Third World.
だいさん
だいさん【代参する】
visit <a shrine> on[in]behalf of <another> .
だいさん
だいさん [0] 【代参】 (名)スル
ある人に代わって神仏へお参りすること。また,それをする人。
→総参り
だいさん
だいさん [0] 【大参】
禅宗で,住持が法堂(ハツトウ)において大衆(ダイシユ)に説法すること。
→小参
だいさん
だいさん [1] 【第三】
(1)三番目・三度目。
(2)連歌・俳諧で,発句・脇の次にくる三番目の句。発句・脇の世界を大きく転換させ,長(タケ)高く詠むべきものとされる。
だいさん=者
――者((ダイサンシヤ))のためにする契約
当事者の一方が,当事者以外の者(第三者)に対して直接債務を負担することを,契約の相手方に約束する契約。例えば,親が子を受取人として行う生命保険契約等。
→諾約者
→要約者
だいさんかいきゅう
だいさんかいきゅう [5] 【第三階級】
「第三身分」に同じ。
だいさんかくめい
だいさんかくめい 【第三革命】
1915年中国の袁世凱が帝政を復活したことに反対して前雲南省都督蔡鍔らが起こした武装蜂起。一〇省がこれに呼応し,16年袁世凱は悲憤のうちに病死した。
だいさんき
だいさんき [1][1] 【第三紀】
新生代を二分したときの古い方の紀。今から約六五〇〇万年前から約一七〇万年前まで。哺乳類と双子葉植物が栄え,世界的に造山運動が盛んで,アルプス・ヒマラヤなどの山脈ができた。
だいさんきょうわせい
だいさんきょうわせい 【第三共和制】
第二帝政に続くフランスの共和制。1870年普仏戦争におけるナポレオン三世の敗北直後に成立。1940年対ナチス-ドイツ降伏後のビシー政権成立により崩壊。
だいさんけい
だいさんけい [3] 【第三系】
第三紀にできた地層や岩体。
だいさんげん
だいさんげん [3] 【大三元】
麻雀の役満貫の名。三元牌(白板・緑発・紅中)を各三枚そろえた上がり手。
だいさんこう
だいさんこう [0][3] 【代参講】
講の一種。数名の代表者を選び遠隔地の寺社に参詣するもの。伊勢講・熊野講など。
だいさんごく
だいさんごく [1][3] 【第三国】
当事国以外の国。ある事件に直接関係をもたない国。
だいさんごくじん
だいさんごくじん [6] 【第三国人】
(1)当事国以外の国の人。
(2)第二次大戦前および大戦中,日本の統治下にあった諸国の国民のうち,日本国内に居住した人々の俗称。敗戦後の一時期,主として台湾出身の中国人や,朝鮮人をさしていった。三国人。
だいさんさい
だいさんさい [3] 【大三災】
⇒三災(サンサイ)
だいさんさいむしゃ
だいさんさいむしゃ [7] 【第三債務者】
債務者に対して,さらに債務を負う第三者。差し押さえられた債権の債務者がその例。
だいさんしじょう
だいさんしじょう [5] 【第三市場】
店頭市場のこと。証券取引所の第一部・第二部に対していう。
だいさんしゃ
だいさんしゃ [1] 【第三者】
当事者以外の者。
だいさんしゃしっこう
だいさんしゃしっこう [6] 【第三者執行】
強制執行を免れるため,債務者が第三者と共謀して債務関係を仮装的に成立させ,自己の財産を差し押さえさせること。三者執行。
だいさんしゃわりあて
だいさんしゃわりあて [6] 【第三者割当】
新株式発行の際,発行会社の役員・従業員や,取引先などの特定の第三者に新株引受権を与えること。
→縁故募集
だいさんしゅとくしゃ
だいさんしゅとくしゃ [7] 【第三取得者】
担保物権が設定されている物について,その所有権または用益物権を新たに取得した第三者。
だいさんしゅゆうびんぶつ
だいさんしゅゆうびんぶつ [8] 【第三種郵便物】
通常郵便物の一。毎月一回以上発行する定期刊行物で,郵政大臣が認可したもの。開封にする。
だいさんじさんぎょう
だいさんじさんぎょう [6] 【第三次産業】
C =クラークによる産業分類の一。商業・運輸・通信・金融・公務・サービス業などをいう。日本の統計では電気・ガス・水道業を含める。三次産業。
だいさんせいぼんち
だいさんせいぼんち 【大鑽井盆地】
オーストラリア大陸の中東部にある世界最大の鑽井盆地。降水量の不足を掘り抜き井戸によって補い,牧羊が行われている。
だいさんせいりょく
だいさんせいりょく [5] 【第三勢力】
対立する二大勢力に対して,別の勢力のこと。新興勢力や二大勢力を牽制(ケンセイ)する立場にある勢力。
だいさんせかい
だいさんせかい [5] 【第三世界】
先進資本主義諸国を第一世界,社会主義諸国を第二世界と呼ぶのに対し,アジア・アフリカ・ラテン-アメリカなどの発展途上にある国を指す呼称。
だいさんせかいネットワーク
だいさんせかいネットワーク 【第三世界―】
〔Third World Network〕
1984年に設立された発展途上国を中心とする市民運動の国際組織。環境・平和・人権などを広く扱う。事務局はマレーシア。
だいさんせっしょく
だいさんせっしょく [5] 【第三接触】
日食で皆既食や金環食が,また月食で皆既食がそれぞれ終わる瞬間のこと。
→生光(セイコウ)
だいさんていこく
だいさんていこく 【第三帝国】
〔(ドイツ) Das Dritte Reich〕
ナチス-ドイツの自称。神聖ローマ帝国を第一帝国,ビスマルクのドイツ帝国を第二帝国とし,それに続く第三の帝国,の意。
だいさんとう
だいさんとう [1][0] 【第三党】
議会の議席数が三番目の政党。二大政党の間にあって,キャスチング-ボートを握っている政党。
だいさんにんしょう
だいさんにんしょう [5] 【第三人称】
⇒三人称(サンニンシヨウ)
だいさんのうしつ
だいさんのうしつ [5] 【第三脳室】
主として間脳で囲まれた細い腔所。上は左右の側脳室に,下は第四脳室に続く。
だいさんのしんじん
だいさんのしんじん [1][0] 【第三の新人】
昭和20年代後半に登場した戦後派に続く世代の作家たちの総称。小島信夫・安岡章太郎・遠藤周作・吉行淳之介・三浦朱門・曾野綾子・庄野潤三ら。
→戦後派
だいさんのひ
だいさんのひ [1][1] 【第三の火】
原子力エネルギーのこと。
〔石炭・石油を第一,電気を第二,あるいは,原始人の発明した火を第一,ダイナマイトを第二というのに対していう〕
だいさんみぶん
だいさんみぶん [5] 【第三身分】
フランス革命前,聖職者・貴族以下の平民の身分。国民の大半を占める被支配階級で,革命の担い手となった。第三階級。
だいさんインターナショナル
だいさんインターナショナル 【第三―】
1919年レーニンらの指導の下,ソビエト共産党を中心としてモスクワに創設された国際共産主義運動の指導組織。43年解散。コミンテルン。国際共産党。共産主義インターナショナル。
だいさんセクター
だいさんセクター [5] 【第三―】
〔公企業,民間企業をそれぞれ第一,第二セクターと呼ぶことから〕
国や地方公共団体と民間の共同出資による事業体。地域開発・交通その他の分野で設立され,本来,国や地方公共団体が行うべき事業を,民間の資金と能力を導入して共同で行おうとするもの。三セク。
だいざ
だいざ【台座】
a plinth.→英和
だいざ
だいざ [0] 【台座】
(1)物をすえ置く台。
(2)仏像を安置する台。須弥(シユミ)座・蓮華座・岩座・禽獣(キンジユウ)座などがある。
だいざ=の別れ
――の別れ
首を斬られて死ぬこと。笠の台の生き別れ。
だいざい
だいざい [0] 【大罪】
〔「たいざい」とも〕
大きな罪。重い罪。
だいざい
だいざい【大罪を犯す】
commit a great crime[deadly sin (宗教上の)].大罪人 a great offender[criminal].
だいざい
だいざい【題材】
a subject (matter);→英和
a theme.→英和
だいざい
だいざい [0] 【題材】
芸術作品などの制作の対象としてとりあげ,その主題となる材料。「小説の―」
だいし
だいし [0] 【台紙】
写真・絵などを貼るのに土台とする紙。
だいし
だいし【第四(の)】
the fourth.→英和
〜に fourth(ly).
だいし
だいし [0] 【題詞】
(1)「題辞」に同じ。
(2)詩歌の初めに,それが作られた事情などを記した言葉。詞書。
だいし
だいし [1] 【大士】
〔仏〕
(1)菩薩の別名。
(2)道心堅固な僧を敬っていう語。
だいし
だいし【大師】
a saint.→英和
弘法大師 Saint Kobo.
だいし
だいし [1] 【大師】
□一□
(1)〔大導師の意〕
仏・菩薩を敬っていう語。
(2)徳の高い僧を敬っていう語。
(3)朝廷から徳の高い僧に与えられる号。多く死後に諡(オクリナ)として贈られる。日本では,最澄に「伝教大師」の称号を贈ったのが最初。
(4)仏・菩薩や高僧をまつってあるところ。大師様。
□二□弘法大師(空海)のこと。
だいし
だいし [1] 【大史】
律令制で,神祇(ジンギ)官・太政官の主典(サカン)のうち,少史の上の者。明治初年にもこの職が置かれた。
だいし
だいし【台紙】
a mount (写真の).→英和
〜に貼(は)る mount <a photograph> .
だいし
だいし [0] 【台詞】
せりふ。台辞。
だいし
だいし [0] 【題詩】
(1)ある事柄を題にして詩を作ること。また,その詩。
(2)書物の巻頭にしるす詩。
だいし
だいし [1] 【第四】
四番目。
→だいよん
だいし
だいし [1] 【大姉】
〔仏〕
(1)在俗の女性仏教徒。また,女性出家者を敬っていう語。
(2)女性の戒名の末尾に添える語の一。男性の居士(コジ)に相当する。
→居士
だいしいちばん
だいしいちばん [1][2] 【大死一番】
〔「一切の思慮分別をなげうって修行に徹すること」の仏語から〕
死ぬ覚悟で何かをしてみること。たいしいちばん。
だいしかい
だいしかい 【大師会】
1895年(明治28),益田鈍翁が弘法大師座右銘披露の茶会を行なったことに始まる茶会。京都の光悦会とともに二大茶会として知られる。
だいしかいきゅう
だいしかいきゅう [5] 【第四階級】
⇒だいよんかいきゅう(第四階級)
だいしがゆ
だいしがゆ [3] 【大師粥】
大師講の日に作って食べる小豆(アズキ)粥。知恵粥。[季]冬。
だいしきゅう
だいしきゅう [3] 【大至急】
非常に急を要すること。おおいそぎ。「―仕上げてくれ」
だいしきょう
だいしきょう【大司教】
an archbishop (カトリックの).→英和
だいしきょう
だいしきょう [3] 【大司教】
ローマ-カトリック教会の聖職の一。主に,いくつかの教区を包括する教会管区の長をいい,各司教の上に置かれる。正教会や聖公会の大主教にあたる。
だいしくう
だいしくう [3] 【大司空】
中国の官名。周代では六卿の一。前漢では監察をつかさどった御史大夫を大司空と改め,三公の一つとした。後漢では司空と称する。
だいしけん
だいしけん [4] 【大試験】
俳句で,入学試験・卒業試験など,特に春先に行われる節目の試験をいう語。[季]春。《―山の如くに控へたり/虚子》
だいしこう
だいしこう [0] 【大師講】
(1)陰暦一一月二三日夜から二四日にかけて行われる民俗行事。小豆粥などを作る。天台大師など,諸宗の祖師と付会する説も多い。[季]冬。
(2)弘法大師を奉賛する宗教講。
(3)「長講会(チヨウコウエ)」に同じ。
(4)天台宗の開祖,智者大師(智顗)の忌日(一一月二四日)に行われる仏事。
だいしごう
だいしごう [3] 【大師号】
「大師{(3)}」の尊号。
だいしさま
だいしさま [1] 【大師様】
大師を本尊としてまつってあるところ。また,その本尊を敬っていう語。特に,江戸上野の寛永寺にある開山堂(慈眼堂)や川崎大師をさしていう。お大師様。
だいしじょうこうほう
だいしじょうこうほう ダイシジヤウクワウホフ [6] 【大熾盛光法】
〔仏〕 密教で,熾盛光如来を本尊として行う修法。主として天皇・上皇のため,除災・招福を祈って行われる。熾盛光法。
だいしぜん
だいしぜん【大自然】
(Mother) Nature.
だいしぜん
だいしぜん [3] 【大自然】
偉大な自然。自然の雄大さをたたえていう語。「―の美しさ」「―の懐に抱かれる」
だいしぜんてん
だいしぜんてん [4] 【第四禅天】
〔仏〕 色界の四禅天の第四。思慮分別・喜楽の情などを捨てて,心が平静で正しい状態。第四静慮(ジヨウリヨ)。
だいしっこう
だいしっこう [3] 【代執行】
行政上の義務が履行されない場合,行政庁自らが義務者のなすべき行為を行い,また第三者に行わせ,その費用を義務者から徴収すること。行政上の強制執行の一。
だいしっこう
だいしっこう【代執行】
execution by proxy.
だいしどう
だいしどう [0] 【大師堂】
弘法大師の像をまつった堂。
だいしのう
だいしのう [3] 【大司農】
中国の官名。九卿の一。農政・造幣など国家財政をつかさどった。三国の魏(ギ)からは司農と称し,明代まであった。
だいしば
だいしば [3] 【大司馬】
中国の官名。周代では六卿の一。前漢では軍事を統轄した太尉を大司馬と改め,三公の一つとした。後漢では太尉に復する。
だいしみずトンネル
だいしみずトンネル ダイシミヅ― 【大清水―】
上越新幹線の上毛高原駅と越後湯沢駅間にある複線型鉄道トンネル。長さ22221メートル。1982年(昭和57)開通。
だいしめぐり
だいしめぐり [4] 【大師巡り】
真言宗の信者が,毎月二一日に各地の大師堂を参拝して回ること。江戸後期に盛行。
だいしゃ
だいしゃ [0][1] 【題者】
詩歌の会で,題を選定する人。
だいしゃ
だいしゃ [0] 【代車】
修理や車検中の車の代わりに使う車。
だいしゃ
だいしゃ [0] 【台車】
(1)鉄道車両などで,車体を支えて走行するための,車輪・台枠・ばねなどを含めた部分。
(2)物を運搬するための,手押し車。
だいしゃく
だいしゃく [0] 【大尺】
律令制における長さの単位の一。土地の測量に用いられた。大宝令では高麗尺(コマジヤク)に当たるといわれる。713年高麗尺が廃止され唐尺が採用されると,令小尺を大尺,唐小尺を小尺と認定し直した。のち,この大尺が一般化して和銅大尺と呼ばれ,曲尺(カネジヤク)の源流となったといわれる。
⇔小尺
だいしゃくしぎ
だいしゃくしぎ [5] 【大杓鷸・大尺鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長約60センチメートル。大形のシギで,下方に曲がった長いくちばしをもつ。全体が淡褐色で暗色の縞があり,腰は白色。干潟・海岸などで魚介類などを食べる。日本には春・秋に旅鳥として渡来。
だいしゃりん
だいしゃりん [3] 【大車輪】
(1)大きな車輪。
(2)体操の鉄棒競技で,体を伸ばして鉄棒を中心に大きく回転する技。順手車輪・逆手車輪など。
(3)一生懸命に奮闘すること。「―で仕事を片付ける」
だいしゃりん
だいしゃりん【大車輪】
a giant swing (鉄棒の).〜で働く work in full swing.
だいしゅ
だいしゅ [0][1] 【大衆】
〔仏〕
〔「しゅ」は呉音。「だいす」とも〕
多くの僧徒。衆僧(シユソウ)。また,僧兵の集団。「山門の―いかが思ひけん,先例を背(ソム)きて/平家 1」
だいしゅうそうぞく
だいしゅうそうぞく ダイシフサウゾク [5] 【代襲相続】
相続人が相続の開始以前に死亡・廃除・相続欠格により相続権を失った場合,その者の直系卑属が代わって相続すること。代位相続。承祖相続。
だいしゅきょう
だいしゅきょう [3] 【大主教】
ギリシャ正教会および英国教会の聖職の一。主教の上におかれる。
〔ローマ-カトリック教会の大司教にあたる〕
だいしゅひつ
だいしゅひつ [3] 【大手筆】
〔晋書(王珣伝)〕
すぐれた文章を書く能力。また,その能力のある人。
→椽大(テンダイ)の筆(フデ)
だいしゅぶ
だいしゅぶ [3] 【大衆部】
〔仏〕 紀元前三世紀頃,上座部と対立して生まれた一般の僧を中心とする一派。仏陀を歴史的存在ではない超人格的存在と捉え,進歩的傾向をもつ。
→部派仏教
だいしょ
だいしょ [0] 【代書】 (名)スル
(1)本人に代わって書類や契約書などを作成すること。代筆。「―を頼む」「手紙を―してやる」
(2)「代書人」の略。
だいしょ
だいしょ [0] 【題署】
額などに字句を書きしるすこと。
だいしょ
だいしょ [0] 【代署】 (名)スル
本人に代わって署名すること。また,その署名。「代理人が―する」
だいしょい
だいしょい [3] 【大初位】
律令制で,大小ある初位のうち上位のもの。
→初位
だいしょう
だいしょう [0] 【大聖】
〔仏〕 仏を敬っていう語。大聖主。
〔「たいせい」と読めば別語〕
だいしょう
だいしょう [0] 【大祥】
「大祥忌」の略。
だいしょう
だいしょう [0] 【大升】
律令制における容量の単位の一。銀・銅・穀の量をはかるのに用いた。大升は小升の三倍。
だいしょう
だいしょう [1] 【大小】
(1)大きいことと小さいこと。大きいものと小さいもの。「―とりまぜる」「―を問わない」
(2)大刀と小刀(脇差(ワキザシ))。「―をたばさむ」
(3)大鼓(オオツヅミ)と小鼓。
(4)大の月と小の月。「ツキノ―/ロドリゲス」
だいしょう
だいしょう [0] 【代将】
「准将(ジユンシヨウ)」に同じ。
だいしょう
だいしょう【代償として】
in return for (返礼に);in compensation for (償いに).
だいしょう
だいしょう【大小様々の】
large and small;of all[various]sizes.
だいしょう
だいしょう [0] 【代償】
(1)他人に与えた損害のつぐないとして,それに相応するものを出すこと。また,そのもの。「―として治療費を支払う」
(2)目標を達成するために払ったもの。失ったもの。代価。「高価な―」「戦勝の―は大きかった」
(3)心理的・生理的に欠けたものを補う働き。「―性出血」
だいしょう
だいしょう 【大証】
「大阪証券取引所」の略。
だいしょう=は武士の魂(タマシイ)
――は武士の魂(タマシイ)
大刀・小刀は武士にとって自分の魂と同様に大切なものである。
だいしょういり
だいしょういり [0] 【大小入り】
歌舞伎の下座音楽の一。三味線のほかに大鼓・小鼓の音を入れたもの。時代物の立ち回りなどに用いる。
だいしょうかんぎてん
だいしょうかんぎてん 【大聖歓喜天】
⇒歓喜天(カンギテン)
だいしょうき
だいしょうき [3] 【大祥忌】
〔「たいしょうき」とも〕
三周忌。大祥。
だいしょうこ
だいしょうこ [3] 【大鉦鼓】
⇒おおしょうこ
だいしょうこうどう
だいしょうこうどう [5] 【代償行動】
〔心〕 ある目標へ到達することが不可能になったとき,代わりの満足を得るためにもとの目標に類似した別の目標に向かって行われる行動。
だいしょうさよう
だいしょうさよう [5] 【代償作用】
生物体のある器官の一部が障害を受けたり失われたりしたとき,残りの部分が肥大するなどして不足を補ったり別の器官がその機能を代行すること。
だいしょうじ
だいしょうじ [3] 【大床子】
天皇がすわる,机の形をした四脚の腰掛け。食事・理髪などの際に用いる。「―に御ぐしあげておはしまし/栄花(日蔭のかづら)」
だいしょうじ
だいしょうじ ダイシヤウ― 【大聖寺】
石川県加賀市の中心市街。白山五院の一つ大聖寺の建立とともに興り,近世は前田氏支藩一〇万石の城下町。絹織物の町として有名。
だいしょうじ
だいしょうじ 【大小事】
大小のことがら。「天下の―を執行(トリオコナ)ひ/平治(上)」
だいしょうじのおもの
だいしょうじのおもの 【大床子の御物】
天皇が大床子に着座して召し上がる正式の食事。
だいしょうたいとう
だいしょうたいとう [1][5] 【大小対当】
〔論〕 対当関係の一。主語・述語を同じくする全称肯定判断と特称肯定判断,または全称否定判断と特称否定判断との論理的関係。
→対当関係
だいしょうねつじごく
だいしょうねつじごく ダイセウネツヂゴク [7] 【大焦熱地獄】
〔仏〕 八大地獄の第七。罪人は炎熱で焼かれるという。極熱地獄。
だいしょうのじんぎ
だいしょうのじんぎ 【大小の神祇】
大社・小社の神々。もろもろの神々。
だいしょうべん
だいしょうべん [3][5] 【大小便】
大便と小便。
だいしょうまえ
だいしょうまえ [3] 【大小前】
能舞台で,正面奥の大鼓方と小鼓方の前あたりの場所をいう。
→能舞台
だいしょうみょう
だいしょうみょう [3] 【大小名】
大名と小名。
だいしょうり
だいしょうり [3] 【大勝利】
圧倒的な勝ち。大勝。
だいしょにん
だいしょにん [0] 【代書人】
(1)代書することを業とする者。
(2)他人の嘱託を受け,官公署に提出する書類や権利関係・事実証明に関する書類作成を業とした人。
→行政書士
→司法書士
だいしらず
だいしらず [3] 【題知らず】
和歌で,特に題のないこと。また,その歌。詞書(コトバガキ)に用いる語。
だいしりゅう
だいしりゅう 【大師流】
和様書道の流派の一。空海の書風を受け継ぐ流派。中世末空海の装飾的な書風を,さらに誇張して創始された。大師様(ダイシヨウ)。
だいしん
だいしん [0] 【代診】 (名)スル
担当の医師に代わって患者を診察すること。また,その人。代脈。
だいしん
だいしん [0] 【代親】
カトリック教会やギリシャ正教会で,洗礼や堅信礼に立ち会い,受洗者(代子)が神に対してする約束の保証者となって,以後の宗教教育に責任をもつ者。代父母。
だいしん
だいしん【代診】
an assistant doctor.〜する examine <a patient> in place of <another doctor> .
だいしんいっとうし
だいしんいっとうし 【大清一統志】
清代の全境域と朝貢諸国の地理を詳述した勅撰の書。三五六巻本(徐乾学らの撰,1743年完成),四二四巻本(和珅(ワシン)らの撰,1784年完成),五六〇巻本(穆彰阿(ムチヤンア)らの撰,1842年完成)の三種がある。
だいしんいっとうよず
だいしんいっとうよず 【大清一統輿図】
清の版図を中心に,ほぼアジア全域を表した地図帳。清の胡林翼の撰。1863年刊。皇朝中外一統輿図。
だいしんかいてん
だいしんかいてん 【大清会典】
〔「だいしんえてん」とも〕
中国,清代の基本法の総合法典。各官庁ごとに関連する法律をまとめて編集。康煕(コウキ)(一六二巻)・雍正(ヨウセイ)(二五〇巻)・乾隆(一〇〇巻)・嘉慶(八〇巻)・光緒(一〇〇巻)の五種の会典が作られた。
だいしんさい
だいしんさい [3] 【大震災】
(1)大きな地震による災害。
(2)関東大震災のこと。
だいしんどちか
だいしんどちか [6] 【大深度地下】
地下50〜60メートル以下の地下空間のこと。土地所有権から切り離し,補償なしで公共事業に利用可能にする案が検討されている。
だいじ
だいじ [1] 【大慈】
〔仏〕 仏・菩薩が衆生(シユジヨウ)をいつくしみ,その苦しみ・悩みを救う大きな慈悲。
だいじ
だいじ 【大事】
■一■ [1][3] (名)
(1)物事の根本にかかわるような重要なこと。一大事。
⇔小事
「国家の―」「お家の―」
(2)大事業。また,大それたくわだて。「―を決行する」「―を企てる」
(3)大変な事件。深刻な出来事。「―を引き起こす」「―には至らなかった」
(4)〔仏〕 出家修行して悟りを開くこと。一大事。「―を思ひ立たん人は,去りがたく心にかからん事の本意を遂げずして,さながら捨つべきなり/徒然 59」
(5)技芸における真髄。秘伝。「さて囃子(ハヤシ)の―には/仮名草子・竹斎」
(6)病気や傷が重いこと。重態。「いと―にはあらねど/落窪 3」
(7)生死にかかわるような危険。「頼家公御―とならんとき/浄瑠璃・近江源氏」
(8)困難なこと。手ごわいこと。「修行といふはいか程の―やらん,ためいてみん/平家 5」
(9)不都合。さしさわり。「袴も着ずにこんな形(ナリ)で出るも…―あるまいか/歌舞伎・吾嬬鑑」
→だいじない
■二■ [0] (形動)[文]ナリ
(1)大切なさま。重要なさま。「命の次に―な指輪」「―な話」
(2) [3]
粗末に扱わないよう気をつけるさま。価値を認めて注意深く扱うさま。大切。「体を―にする」「部下を―にする」「お―に」
だいじ
だいじ [1] 【大辞】
⇒大概念(ダイガイネン)
だいじ
だいじ [1] 【大寺】
規模の大きな寺。おおでら。大刹(タイサツ)。
だいじ
だいじ [0] 【台辞】
せりふ。台詞。
だいじ
だいじ【題辞】
an epigraph.→英和
だいじ
だいじ【大事な】
important;→英和
[貴重な]precious;→英和
valuable;→英和
[大切にしている]treasured;prized;[いとしい]dear;→英和
beloved;→英和
[危急の]critical;→英和
serious.→英和
〜にする take (good) care of;be careful of;think[make]much of;treasure;→英和
prize;→英和
cherish.→英和
〜になる become[get]serious.→英和
〜をとる be careful[cautious];make sure (確かめる).
だいじ
だいじ ダイヂ 【大治】
年号(1126.1.22-1131.1.29)。天治の後,天承の前。崇徳(ストク)天皇の代。
だいじ
だいじ [0] 【題辞】
書物・絵画などの表題として書かれた言葉。題詞。題言。
だいじ
だいじ [0] 【大字】
(1)大きな字。おおもじ。
⇔小字
(2)「一・二・三」などの代わりに用いる「壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾・佰・阡」などの字。金銭証書などに用いる。
だいじ
だいじ [0] 【題字】
書物・絵画などの表題として書かれた文字。題辞の文字。
だいじ=にかける
――にか・ける
ていねいに扱う。大事にする。
だいじ=の中に小事なし
――の中に小事なし
大事の場合には小事にかまっていられない。
だいじ=の前の小事
――の前の小事
(1)大事を行う前は,ささいな事にはかまわない方がよい。
(2)大事を行う前には,ささいな事にも慎重に対処しなければならない。
だいじ=を取る
――を取・る
無理をしないで用心する。慎重に行動する。「―・って見合わせる」
だいじおんじ
だいじおんじ 【大慈恩寺】
⇒慈恩寺(ジオンジ)
だいじぎょう
だいじぎょう【大事業】
a great enterprise.
だいじけん
だいじけん [3] 【大事件】
重大な事件。
だいじざい
だいじざい [3] 【大自在】
(1)少しの束縛・障害もなく,全く自由なこと。「―の妙境に達してゐる/夢十夜(漱石)」
(2)思いのままに自利利他の行が行えること。また,その人。また,菩薩の異称。
(3)「大自在天」の略。
だいじざいてん
だいじざいてん [4] 【大自在天】
(1)インドのシバ神の別名。
(2){(1)}を起源とする,仏教の守護神の一。色究竟天を主宰する。その像の多くは三目八臂(ピ)で白牛に乗る。自在天。魔醯首羅(マケイシユラ)。
だいじしん
だいじしん [3] 【大地震】
大きな地震。マグニチュード七以上の地震をさす。
→巨大地震
だいじだいひ
だいじだいひ [1][1] 【大慈大悲】
仏の広大無辺の慈悲。大慈悲。
だいじっきょう
だいじっきょう [3] 【大集経】
〔仏〕 大乗経典の一。漢訳は部分訳のみであるが,多くは曇無讖(ドンムシン)訳の「大方等(ダイホウドウ)大集経」六〇巻をいう。
だいじない
だいじな・い 【大事無い】 (形)[文]ク だいじな・し
〔近世語〕
心配することはない。さしつかえない。大事もない。「羽織ぐらゐはひつさけても―・いといふ約束にて/黄表紙・艶気樺焼」
だいじない
だいじな・い 【大事ない】 (形)[文]ク だいじな・し
〔「ない」は接尾語で,程度がはなはだしい意。近世語〕
この上なく大切だ。「是は近頃―・いものといひ出してより,仲間一度にうなづき合ひ/浮世草子・風流曲三味線」
だいじひ
だいじひ [3] 【大慈悲】
「大慈大悲」に同じ。
だいじほう
だいじほう [3] 【大字報】
中国で,壁新聞のこと。
だいじゃ
だいじゃ [1] 【大蛇】
大きなヘビ。おろち。うわばみ。
だいじゃ
だいじゃ【大蛇】
a big snake;a large serpent.
だいじゃ=を見るとも女を見るな
――を見るとも女を見るな
女は人を惑わして修行の妨げとなるので大蛇よりも恐ろしいものだ,という戒め。
だいじゅ
だいじゅ [1] 【大綬】
〔「たいじゅ」とも〕
大勲位菊花章・勲一等宝冠章・勲一等旭日桐花章・勲一等旭日章・勲一等瑞宝章などをつけるのに用いる大きな綬。
→中綬
→小綬
だいじゅう
だいじゅう [3] 【台十】
「台十能(ダイジユウノウ)」の略。
だいじゅういんいしん
だいじゅういんいしん ダイヂユウヰン― 【大住院以信】
(1607-1696) 京都の本能寺の僧。二代池坊専好の門弟。僧名,日甫。師を超える立花(タテハナ)の名人と評され,江戸前期に江戸と京都で活躍。没後,立花は急速に衰退した。
だいじゅうのう
だいじゅうのう [3] 【台十能】
炭火を入れたまま床に置けるように台をつけた十能。台十。
だいじゅうはちがん
だいじゅうはちがん ダイジフハチグワン [1][4] 【第十八願】
〔仏〕 大無量寿経で,法蔵菩薩が阿弥陀仏となる際にあげた四十八願のうち一八番目のもの。信心を起こし,浄土へ生まれようとして念仏する者は,必ずそれを実現させようという願。念仏往生願。王本願。
だいじゅきんなら
だいじゅきんなら 【大樹緊那羅】
〔仏〕 緊那羅の一人。香酔山に住むという。
だいじゅしょう
だいじゅしょう [3] 【大綬章】
大綬のついている勲章。
だいじゅんかん
だいじゅんかん [3] 【大循環】
⇒体循環(タイジユンカン)
だいじょ
だいじょ [1] 【大序】
(1)歌舞伎で,最初の幕。序幕。
(2)時代物の浄瑠璃で,第一段の発端の小段をいう。また特に,「仮名手本忠臣蔵」の第一段「鶴岡の段」のこと。
だいじょう
だいじょう [0] 【大嘗】
大嘗祭。「即位―」
だいじょう
だいじょう [0] 【台上】
台の上。演壇の上。また,高殿の上。
だいじょう
だいじょう [1] 【大判官】
律令制で,三等官である判官(ジヨウ)のうち,上位者の称。官によって用字が異なる。
だいじょう
だいじょう【大乗】
《仏教》Mahayana.→英和
〜的見地から見て from a broader point of view.
だいじょう
だいじょう [0] 【台状】
台のように,盛り上がっていて上が平らな形。
だいじょう
だいじょう [0] 【大乗】
〔梵 mahāyāna「摩訶衍(マカエン)」と音訳。大きい乗り物の意〕
他者救済を大重視し,多くの人々を悟りに導くこと。大乗仏教が自派の教えを賛美して呼んだ語。
⇔小乗
だいじょういん
だいじょういん 【大乗院】
奈良興福寺の門跡。1087年隆禅が創始。代々摂関家の子弟が入寺して門跡と称され,一乗院とともに興福寺の別当を務めた。室町末期に衰え,明治維新の廃仏毀釈で解体。
だいじょういんじしゃぞうじき
だいじょういんじしゃぞうじき 【大乗院寺社雑事記】
大乗院門主の尋尊の日記。興福寺・春日社の関係を中心に,応仁の乱前後の中世社会動乱期の様相を活写する。当時の政治・社会研究の重要資料。
だいじょうえ
だいじょうえ [3] 【大嘗会】
大嘗祭の節会(セチエ)の宴。また大嘗祭のこと。
だいじょうえ
だいじょうえ [3] 【大乗会】
毎年10月に京都の法勝寺で大乗経を供養する法会(ホウエ)。
→三会(サンエ)
だいじょうかい
だいじょうかい [3] 【大乗戒】
〔仏〕「菩薩戒(ボサツカイ)」に同じ。
だいじょうかいだん
だいじょうかいだん [5] 【大乗戒壇】
〔仏〕 大乗戒を授けるための戒壇。
だいじょうかん
だいじょうかん ダイジヤウクワン [3] 【太政官】
(1)律令制における国政の最高機関。議政官としての左右大臣・大納言(のち令外官として中納言・参議・内大臣が加わる)のもとにその直属の事務部局たる少納言局と,太政官と八省以下の官司を結んでその指揮運営の実際をつかさどる左右弁官局の三局が置かれるという複合的構造をもつ。おおいまつりごとのつかさ。
(2)明治政府初期の最高官庁。1868年(慶応4)1月設置。初め議政以下七官を置き,69年(明治2)に二官六省制,71年に三院八省制と改革され,85年内閣制度発足とともに廃止された。一般に古代律令制のものと区別して,慣習的に「だじょうかん」と読まれる。
だいじょうかんさつ
だいじょうかんさつ ダイジヤウクワン― [5] 【太政官札】
⇒だじょうかんさつ(太政官札)
だいじょうかんちょう
だいじょうかんちょう ダイジヤウクワンテフ [5] 【太政官牒】
律令制で,太政官から管轄外の社寺などに出す公文書。官牒。
だいじょうかんちょう
だいじょうかんちょう ダイジヤウクワンチヤウ [5] 【太政官庁】
太政官の庁舎。大内裏の内,八省院の東にあった。官の庁。官府。
だいじょうかんにっし
だいじょうかんにっし ダイジヤウクワン― 【太政官日誌】
⇒だじょうかんにっし(太政官日誌)
だいじょうかんふこく
だいじょうかんふこく ダイジヤウクワン― [7][8] 【太政官布告】
⇒だじょうかんふこく(太政官布告)
だいじょうかんぷ
だいじょうかんぷ ダイジヤウクワン― [5] 【太政官符】
律令制で,太政官から管轄下の八省・台・寮・諸国などに下す公文書。官符。
だいじょうきしんろん
だいじょうきしんろん 【大乗起信論】
一巻または二巻。馬鳴(メミヨウ)著と伝えるが,中国撰述の疑いもある。五世紀頃の成立か。大乗仏教の代表的概説書。大乗に対する正しい信心を起こさせることを目的とし,心を本来の面(心真如門)と活動の面(心生滅門)の二面から考察する。起信論。
だいじょうきゅう
だいじょうきゅう [0] 【大嘗宮】
大嘗祭を行うために新設される宮殿。悠紀(ユキ)殿・主基(スキ)殿・回立(カイリユウ)殿などからなる。
だいじょうきょう
だいじょうきょう [0] 【大乗経】
〔仏〕 大乗の教法を説いた経典。
⇔小乗経
だいじょうぎしょう
だいじょうぎしょう ダイジヨウギシヤウ 【大乗義章】
中国,隋代の仏教辞典。二〇巻。浄影寺(ジヨウヨウジ)の慧遠(エオン)の著。仏教百科の概論ともいうべきもので,教・義・染・浄・雑に分類,さらに細分して大乗・小乗にわたり教義を説明する。
だいじょうさい
だいじょうさい [3] 【大嘗祭】
天皇の即位後最初の新嘗祭(シンジヨウサイ)。一代一度の祭事。おおなめまつり。おおにえのまつり。
だいじょうしょうごんきょうろん
だいじょうしょうごんきょうろん 【大乗荘厳経論】
大乗経典の一。一三巻。無着著。唐の波羅頗伽羅蜜多羅訳。菩薩の発心・修行について詳述したもの。
だいじょうじ
だいじょうじ 【大乗寺】
兵庫県香住町にある高野山真言宗の寺。山号,亀居山。745年行基の開創と伝えられる。天明年間(1781-1789)密英が再建。密英から援助を受けた円山応挙が謝恩のため襖絵(フスマエ)などを描いたことから応挙寺と俗称される。
だいじょうだいじん
だいじょうだいじん ダイジヤウ― [5] 【太政大臣】
(1)律令制で,太政官を総括する官職。左右大臣の上位に位置するが,適任者がなければ欠官とされた(則闕官(ソツケツノカン))。職掌も定められておらず名誉職としての色彩が濃く,関白・摂政・内覧などの宣旨を伴わないかぎり実権はないものとされた。おおいまつりごとのつかさ。おおきまつりごとのおおまちぎみ。おおまつりごとのおおまえつぎみ。おおきおおいもうちぎみ。おおきおおいどの。おおきおとど。大相国。
(2)明治政府の太政官の最高官職。天皇を助け,国政全般を統轄する。1871年(明治4)設置。85年廃止。一般に律令制におけるものと区別して,慣習的に「だじょうだいじん」と読まれる。
だいじょうだん
だいじょうだん [3] 【大上段】
(1)剣道で,頭上に刀を振りかざした構え。上段を強めていう語。「―に構える」
(2)威圧的な態度。高姿勢。
だいじょうてき
だいじょうてき [0] 【大乗的】 (形動)
(1)大乗仏教の教えにかなうさま。
(2)自己の立場や私情を捨てて,大きく物事をとらえ行動するさま。大局的。「―見地」
だいじょうてんのう
だいじょうてんのう ダイジヤウテンワウ 【太上天皇】
譲位後の天皇の称号。697年持統天皇が譲位して称したのが最初。太上皇。上皇。おおきすめらみこと。だじょうてんのう。
だいじょうにゅうどう
だいじょうにゅうどう ダイジヤウニフダウ [5] 【太政入道】
出家した太政大臣の称。
だいじょうぶ
だいじょうぶ [3] 【大丈夫】
■一■ (名)
〔「だいじょうふ」とも〕
立派な男子。「堂々たる―」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)危険や心配のないさま。まちがいがないさま。「彼に任せれば,もう―だ」「物を載せても―なようにしてくれ」
(2)きわめて丈夫であるさま。非常にしっかりしているさま。「もうもう気を―におもちよ/人情本・梅児誉美(初)」
■三■ (副)
まちがいなく。たしかに。きっと。「彼なら―成功する」
だいじょうぶ
だいじょうぶ【大丈夫】
[安全]safe;→英和
secure <against,from> ;→英和
all right;[きっと]I am sure.→英和
/I assure you./ <He is> sure <to succeed> ;surely;certainly;→英和
[問題ない]No problem.
だいじょうぶっきょう
だいじょうぶっきょう [5] 【大乗仏教】
紀元前一世紀以後インドに発生し,中国・日本・チベットなどに伝わった仏教の流れの通称。竜樹の中観派,無着・世親の瑜伽(ユガ)(唯識)派によって確立され,以後多様に展開した。一般的傾向としては,菩薩の修行,他者救済の重視,在家信仰の承認,空思想の深化などがあげられる。大乗。大乗教。
だいじょうほうおう
だいじょうほうおう ダイジヤウホフワウ [7] 【太上法皇】
出家入道した太上天皇の称。法皇。
だいじょうみゃく
だいじょうみゃく [3] 【大静脈】
毛細血管や中小の静脈にある血液を集めて右心房に入る,体循環系の静脈の本幹。頭部や上肢の静脈を集める上大静脈と,体幹・腹部・下肢の静脈を集める下大静脈とがある。
だいじょうみゃく
だいじょうみゃく【大静脈】
the main vein;《解》the vena cava.
だいじり
だいじり [0] 【台尻】
小銃の銃床の,肩に当たる部分。
だいじり
だいじり【台尻】
the butt (end) <of a gun> .→英和
だいじん
だいじん【大臣】
a minister (of state);→英和
[閣僚]a Cabinet minister; <米> a secretary.→英和
〜級の人 a man of Cabinet rank.
だいじん
だいじん【大尽(風を吹かす)】
(pose as) a millionaire.→英和
〜遊びをする have an extravagant spree.
だいじん
だいじん [0] 【大神】
尊い神。おおみかみ。
だいじん
だいじん [1] 【大臣】
(1)国務大臣のこと。「大蔵―」
(2)(律令制における)太政官の上官。太政大臣・左右大臣・内大臣の称。おとど。おおいもうちぎみ。
だいじん
だいじん [1] 【大尽・大臣】
(1)財産を多く持っている者。金持ち。富豪。資産家。素封家。
(2)特に遊里などで,金を多く使って遊ぶ客。「まだおれを―とおもつてゐる舟宿がある/洒落本・遊子方言」
だいじん
だいじん [0] 【大進】
律令制で,中宮職・皇太后宮職・春宮坊・京職・修理職・大膳職などの判官(ジヨウ)で,少進の上の位。たいしん。だいしん。
だいじん=風
――風((ダイジンカゼ))を吹か・す
大金持ちのようにいばったり,大金を使ったりする。
だいじんあそび
だいじんあそび [5] 【大尽遊び】
遊里で豪遊すること。
だいじんかぜ
だいじんかぜ [3] 【大尽風】
大金持ちのように自分をひけらかすこと。大尽のそぶり。
だいじんかんぼう
だいじんかんぼう [5] 【大臣官房】
各省に設置され,大臣{(1)}の秘書的事務や他の部局の事務との統合・調整などを行う部局。
だいじんがね
だいじんがね 【大尽銀】
金持ちの家の遊蕩息子などに高利で貸す金。「親の呑み込まぬ―/浮世草子・好色敗毒散」
だいじんぐう
だいじんぐう【伊勢大神宮】
the Grand Shrines of Ise.
だいじんぐう
だいじんぐう [5][3] 【大神宮・太神宮】
天照大神をまつる神宮,すなわち皇大神宮。また,皇大神宮と豊受大神宮とをまとめた,伊勢神宮の称。
だいじんけ
だいじんけ [3][0] 【大臣家】
鎌倉時代以後の公家の格式で,摂家・清華(セイガ)家に次ぐ家柄。大納言になる家柄で,席次があいていれば大臣{(2)}になることもできた。正親町(オオギマチ)三条・三条西・中院(ナカノイン)の三家がこれに当たる。
だいじんのたいきょう
だいじんのたいきょう 【大臣の大饗】
大饗の一。毎年正月,または大臣{(2)}に任ぜられたときに,大臣が他の大臣以下殿上人を招いて催した饗宴。おとどの大饗。
だいじんばしら
だいじんばしら [5] 【大臣柱】
(1)能舞台で,脇柱の別名。
(2)江戸時代の歌舞伎舞台で,上手のチョボ床を支える奥の方の柱。のちにはそれに対応する下手の柱も同様に呼ぶ。
だいじんぶつ
だいじんぶつ【大人物】
a great man.
だいじんぶつ
だいじんぶつ [3] 【大人物】
品性に優れ,度量が広い偉大な人物。
⇔小人物
だいじんまい
だいじんまい [0] 【大尽舞】
江戸中期頃から吉原遊郭の太鼓持ちによって歌われた囃子(ハヤシ)舞。紀伊国屋文左衛門の大尽ぶりなどを歌舞にしたもの。
だいじんめし
だいじんめし 【大臣召】
中古,大臣{(2)}に任命するための儀式。「祭過ぎて廿二日に―あるべし/宇津保(国譲上)」
だいす
だいす [0] 【台子】
茶の湯の棚物の一。南浦紹明(ナンポシヨウミヨウ)が宋から将来したと伝える。本来,書院広間で用い,風炉(フロ)・釜など一式をのせる。及台子(キユウダイス)・真台子(シンノダイス)・桑台子・竹台子など種々のものがある。
台子[図]
だいす
だいす [1] 【大衆】
〔仏〕「だいしゅ(大衆)」に同じ。
だいすう
だいすう【代数(学)】
algebra.→英和
〜の algebraic(al).
だいすう
だいすう [3] 【代数】
「代数学」の略。
だいすう
だいすう [3] 【台数】
車などの数。「乗用車の生産―」
だいすうかんすう
だいすうかんすう [5] 【代数関数】
�(�, �)を �,� についての整式とするとき,�(�, �)=0 で定められる � の関数 � を � の代数関数という。有理関数や無理関数は代数関数である。
だいすうがく
だいすうがく [3] 【代数学】
〔algebra〕
初等的には方程式の解法のように,個々の数字の代わりに文字を用いて一般的な数を代表させ,数の関係・数の性質・数の計算法則などを研究する数学。現在では,要素間の結合(例えば加法・乗法)が定義された集合(代数系)を抽象的に研究する学問(抽象代数学)となっている。
だいすうきかがく
だいすうきかがく [6] 【代数幾何学】
代数曲線・代数曲面など一般に代数的多様体を研究の対象とする数学の一部門。
だいすうきょくせん
だいすうきょくせん [5] 【代数曲線】
座標空間において,代数方程式で表される曲線。
だいすうきょくめん
だいすうきょくめん [5] 【代数曲面】
座標空間において,代数方程式で表される曲面。
だいすうしき
だいすうしき [3] 【代数式】
有限個の数と文字を,加・減・乗・除・冪(ベキ)・開方の演算の有限回の組み合わせで結びつけたもの。
だいすうてきすう
だいすうてきすう [7] 【代数的数】
有理数を係数とした代数方程式の根となりうるような数。
→超越数
だいすうほうていしき
だいすうほうていしき [7] 【代数方程式】
未知数に関する多項式のみからなる,一般には連立の方程式。
だいすうわ
だいすうわ [3] 【代数和】
加法・減法の記号のまじった式を,正数・負数の和と考える際の名称。
だいすき
だいすき【大好きな】
favorite;→英和
pet;→英和
dearest.〜である like <a thing> very much;be very fond <of> .
だいすき
だいすき [1] 【大好き】 (名・形動)
たいへん好きな・こと(さま)。「―な食べ物」「読書が―だ」
だいすけごう
だいすけごう [3] 【代助郷】
江戸時代,大人数の通行や災害などのために定助郷(ジヨウスケゴウ)だけでは人員をまかないきれないとき,臨時に指名される助郷。
→助郷
だいする
だいする【題する】
entitle.→英和
だいする
だい・する [3] 【題する】 (動サ変)[文]サ変 だい・す
(1)題をつける。「『現代人と健康』と―・する講演」
(2)ある物を題として詩などを作る。「花に―・する」
(3)表題・題字・題辞などを書く。
だいず
だいず【大豆】
a soybean.→英和
だいず
だいず [0] 【大豆】
マメ科の一年草。中国原産とされ,日本への渡来は古く,畑作物として栽培される。高さ約60センチメートル。全体に粗毛がある。葉は三小葉から成る複葉。夏,葉腋に淡紫色の蝶形花をつけ,豆果を結ぶ。種子は緑・淡黄・黒など。大豆油を絞るほか,味噌・醤油・豆腐の原料,また黄な粉などとする。若い豆果は枝豆(エダマメ)と称してゆでて食べる。[季]秋。
だいずかす
だいずかす [4] 【大豆粕】
大豆から油を絞りとったあとのかす。まめかす。飼料・肥料とする。
だいずゆ
だいずゆ [3][0] 【大豆油】
大豆の種子からとった脂肪油。リノール酸を多く含み,精製して食用とする。だいずあぶら。
だいせいがいおう
だいせいがいおう [0] 【内聖外王】
内に聖人,外に王者の徳を兼備した者。「―の儀に背き,有徳無為の道に違へり/太平記 24」
だいせいせん
だいせいせん [3] 【大西遷】
⇒長征(チヨウセイ)
だいせいもん
だいせいもん 【大誓文】
決して間違いのないことを誓う時の言葉。神かけて。「よろしく申してくんな。―,是ばかりは正直だ/滑稽本・浮世風呂 4」
だいせきはん
だいせきはん [3] 【大赤斑】
木星面の南緯二二度近辺にある楕円形の暗赤色大斑点。大気の巨大な渦とみられ,大きさは変化するが,おおよそ東西方向に地球が二つ半〜三つ並ぶほど。
だいせっせん
だいせっせん 【大雪山】
ヒマラヤ山脈の異称。雪山。
だいせつざん
だいせつざん 【大雪山】
(1)〔「たいせつざん」とも〕
北海道中央部にある火山群。北海道第一の高峰旭岳(海抜2290メートル)を主峰とし,2000メートル前後の山二〇座近くがある。
(2)中国,四川省の西部を南北に走る山脈。長さ約200キロメートル。最高峰ミニヤコンカ(海抜7556メートル)。
(3)台湾北部にある高峰。海抜3529メートル。
だいせつざんこくりつこうえん
だいせつざんこくりつこうえん 【大雪山国立公園】
北海道中央部にある国立公園。大雪山・十勝岳・石狩岳などの山岳を主体とした公園で,層雲峡・天人峡などの峡谷があり,また,高山植物・原生林・野生動物に恵まれる。
だいせん
だいせん [0] 【大仙】
(1)すぐれた尊い仙人。
(2)如来の別名。
だいせん
だいせん [0] 【代銭】
(1)年貢または公事(クジ)に代えて納めた銭。
(2)「代金」に同じ。「蕎麥の―三十六文/滑稽本・浮世床(初)」
だいせん
だいせん 【大山】
鳥取県西部にある火山。中国地方の最高峰。海抜1729メートル。山腹に大山寺がある。出雲富士。伯耆(ホウキ)富士。
だいせん
だいせん [0] 【大専・第専】
最も重要なこと。第一。「―に銭がなからう/西洋道中膝栗毛(魯文)」
だいせん
だいせん [0] 【題簽】
(1)和漢書の表紙に書名を記して貼りつける細長い小さな紙や布。外題紙(ゲダイガミ)。
(2)書物の表紙につけられた題名・題字。
だいせん
だいせん [0] 【台船】
箱型の浮き船。ポンツーン。
だいせんいん
だいせんいん 【大仙院】
京都大徳寺の塔頭(タツチユウ)の一。永正年間(1504-1521)に古岳宗亘(ソウコウ)を開基として創建。宗亘作の書院庭園は典型的な枯山水として有名。
だいせんおきこくりつこうえん
だいせんおきこくりつこうえん 【大山隠岐国立公園】
鳥取県の大山,岡山県の蒜山(ヒルゼン),島根県の三瓶(サンベ)山や島根半島の一部および隠岐にまたがる国立公園。
だいせんきょく
だいせんきょく【大選挙区(制)】
(a) major constituency (system).
だいせんきょくせい
だいせんきょくせい [0] 【大選挙区制】
一選挙区から二名以上の議員を選出する選挙制度。この選挙区制度では死票が少なく,少数代表も選出される利点がある。
→小選挙区制
→中選挙区制
だいせんじ
だいせんじ 【大山寺】
鳥取県大山町にある天台宗の寺。山号,角磐山。718年頃金蓮の開創という。円仁が中興。江戸初期に豪円が再興。本尊地蔵菩薩。
だいせんせかい
だいせんせかい [5] 【大千世界】
〔仏〕 三千大千世界の一。中千世界が千個集まったもの。大千界。大千。
だいぜん
だいぜん [0] 【大膳】
(1)チドリ目チドリ科の鳥。全長30センチメートル内外。夏羽の背面は灰白地に黒色の小斑があり,顔から腹にかけて黒色。冬羽では腹面の黒部が汚白色に変わる。干潟などに群れて生活する。日本には春・秋に旅鳥として渡来し,南日本では越冬するものも多い。
(2)「大膳職」の略。
だいぜんしき
だいぜんしき [3] 【大膳職】
律令制で,宮内省に属し,宮中の食膳のことをつかさどった役所。おおかしわでのつかさ。
だいぜんしょく
だいぜんしょく [3] 【大膳職】
1886年(明治19)宮内省に置かれた役所。天皇の食事および饗宴などをつかさどった。
→大膳寮
だいぜんてい
だいぜんてい【大前提】
a major premise.
だいぜんてい
だいぜんてい [3] 【大前提】
(1)〔論〕 三段論法で,大概念を有する前提。結論を導き出すための推論の根本となる条件。
(2)ある結論を出すための根本的な前提。
だいぜんていせん
だいぜんていせん [0] 【大前庭腺】
⇒バルトリン腺(セン)
だいぜんのだいぶ
だいぜんのだいぶ [6] 【大膳大夫】
大膳職の長官。だいぜんのかみ。
だいぜんりょう
だいぜんりょう [3] 【大膳寮】
旧宮内省の一局。1907年(明治40)に大膳職(ダイゼンシヨク)を改称したもの。
だいそ
だいそ [1] 【乃祖】
〔汝(ナンジ)の祖先の意〕
祖父。また,先祖。
だいそう
だいそう【代走する】
《野》run for <another> .代走者 a pinch runner.
だいそう
だいそう [0] 【代走】
野球で,出塁した走者の代わりに走ること。また,その人。ピンチ-ランナー。
だいそうじょう
だいそうじょう [3] 【大僧正】
僧綱の一。僧官の最高位。745年,行基が初めて任ぜられた。
だいそうじょう
だいそうじょう【大僧正】
an archbishop.→英和
だいそうず
だいそうず [3] 【大僧都】
僧綱の一。僧都の上位。698年,道昭が初めて任ぜられた。
だいそうとう
だいそうとう [3] 【大総統】
辛亥(シンガイ)革命後の1912年から24年まで,中華民国の元首の称。のち総統と改称。
だいそえい
だいそえい 【大祚栄】
(?-719) 渤海(ボツカイ)の建国者。王号は高王。旧高句麗人・靺鞨(マツカツ)族を糾合して698年震国を建てたが,のち唐に入朝し渤海郡王に封ぜられた。
だいそつ
だいそつ [0] 【大卒】
大学を卒業していること。
だいそれた
だいそれた [3] 【大それた】 (連体)
常識や道理からは考えられないほど大きくはずれているさまをいう語。とんでもない。全く非常識な。おおそれた。「―望みを抱く」
だいそれた
だいそれた
bold;→英和
impudent.→英和
〜真似(まね)をする be bold enough to do.
だいそん
だいそん [0] 【大損】
〔「たいそん」とも〕
大きな損害・損失。
だいぞうきょう
だいぞうきょう ダイザウキヤウ [0] 【大蔵経】
〔仏〕 経・律・論の三蔵を中心とした仏教聖典の叢書。梵語・パーリ語の原典のほか,チベット語・中国語・蒙古語・満州語の訳本がある。一切経。蔵経。
だいぞく
だいぞく [0] 【大俗】
(僧に対して)世俗の人。また,非常に俗なこと。「―の身でそのやうな事がなるものか/狂言・花子」
だいぞく
だいぞく [0] 【大賊】
非常な悪事をはたらく賊。
だいたい
だいたい【大隊(長)】
a battalion (commander).→英和
だいたい
だいたい [0] 【大隊】
軍隊の編制単位の一。連隊と中隊の中間の部隊。「―長」
だいたい
だいたい 【大体】
■一■ [0] (副)
(1)ほとんど全体に及んでいるさま。細部は別にして,主要な点に関してはそうであるさま。たいてい。「―できた」「―当たっている」
(2)ほぼ,その程度・見当であるさま。「―五百人くらい」
(3)大ざっぱに考えて。そもそも。一体。「―お前が悪い」「―この話は向こうから言い出したものだ」
■二■ [0][3] (名)
(1)事柄の本質。主要なところ。「物の―を見る事に於ては及ばぬ所があつて/阿部一族(鴎外)」
(2)物事のあらまし。また,全体のほとんど。大多数。たいてい。「―の者は賛成した」
だいたい
だいたい【大体】
(1)[あらすじ] <give> an outline[a summary] <of> ;→英和
the main point(s);the gist.→英和
(2) generally (speaking) (一般に);→英和
on the whole (概して);→英和
mainly (主として);→英和
[およそ]about;→英和
roughly.(3)[もともと]originally;→英和
primarily.〜の general;→英和
rough.→英和
だいたい
だいたい【代替】
substitution.代替物 a substitute;→英和
《法》a fungible.
だいたい
だいたい [0] 【大腿】
脚の付け根から膝までの部分。ふともも。上腿。「―部」
だいたい
だいたい [0] 【代替】 (名)スル
ほかのもので代えること。代わり。だいがえ。「別のもので―する」「―バス」「―品」
だいたいきん
だいたいきん [3][0] 【大腿筋】
大腿部を構成する筋群の総称。伸筋・屈筋・転筋の三筋群に分かつ。
だいたいこうか
だいたいこうか [5] 【代替効果】
所得は一定で価格が変化した場合,価格変化以前と同じ効用を保つためには,相対的に高くなった財を相対的に安くなった財に代える消費行動が必要となること。
だいたいこつ
だいたいこつ【大腿骨】
a thighbone;→英和
《解》a femur.→英和
だいたいこつ
だいたいこつ [3] 【大腿骨】
人体中最大の管状骨。股関節と膝関節の間の太い骨。
だいたいざい
だいたいざい [3] 【代替財】
ある財の与える価値と同様の価値を与える財。他の財の価格が下落するとそれに対する需要が減少する財。競争財。
⇔補完財
だいたいしっこう
だいたいしっこう [5] 【代替執行】
強制履行の一方法。債務者が債務を履行しない場合に,債権者が裁判に基づき債務の内容の実現を第三者に行わせ,その費用を債務者から強制的に徴収すること。
→直接強制
→間接強制
だいたいしとうきん
だいたいしとうきん [0] 【大腿四頭筋】
大腿の前面を占め,伸展運動にかかわる強大な四つの筋群。
だいたいち
だいたいち [3] 【代替地】
代わりの土地。
だいたいぶつ
だいたいぶつ [3] 【代替物】
取引上,同種類・同品質・同量の物をもって代えることのできるもの。貨幣・米穀・酒・塩など。
⇔不代替物
だいたいれい
だいたいれい 【大戴礼】
⇒だたいれい(大戴礼)
だいたいエネルギー
だいたいエネルギー [6][7] 【代替―】
化石燃料に代わる新しいエネルギー資源。
だいたいフロン
だいたいフロン [5] 【代替―】
分子中に塩素を含まず圧縮すると容易に気体になるフロン。オゾン層を破壊する特定フロンの代わりに用いられる。
だいたすう
だいたすう [3][4] 【大多数】
あるまとまりのうちの大部分の数。ある成員中のほぼ全員。「―が賛成した」
だいたすう
だいたすう【大多数】
a large majority;the greater part <of> .〜を占める(の賛成を得る) hold (be supported by) a large majority.
だいたん
だいたん [3] 【大胆】 (名・形動)[文]ナリ
度胸のすわっておおらかであること。物事に恐れたり臆したりしないこと。また,そのさま。豪胆。
⇔小胆
「―な筆致で描く」「―な発想」
だいたん
だいたん【大胆な(に)】
bold(ly);→英和
fearless(ly);→英和
daring(ly).→英和
〜にも…する be bold enough[have the nerve]to do.大胆不敵な fearless;audacious.→英和
だいたんふてき
だいたんふてき [3][0] 【大胆不敵】 (名・形動)[文]ナリ
大胆で何物をも恐れない・こと(さま)。「―な行動」
だいだ
だいだ【代打する】
pinch-hit <for> .代打者 a pinch hitter.
だいだ
だいだ [1][0] 【代打】
野球で,それまで出ていた選手に代わって打者になること。また,その人。ピンチ-ヒッター。
だいだい
だいだい [1] 【代代】
何代も続いていること。副詞的にも用いる。「―の天皇」「―養子をとる」
だいだい
だいだい [3] 【大大】 (副)
いかにも大きいさま。でっぷりと太っているさま。「妙子は,低くても―として豊満に見えるけれども/細雪(潤一郎)」
だいだい
だいだい【橙】
a bitter orange.→英和
橙色(の) orange(-colored).
だいだい
だいだい 【大内】
〔「たいだい」とも〕
「大内裏」の略。おおうち。「源氏には,―守護の源三位頼政卿/平家 1」
だいだい
だいだい【代々】
from generation to generation;from father to son;for generations.〜の successive.→英和
先祖〜の墓 a family tomb.
だいだい
だいだい [3] 【橙・臭橙】
ミカン科の常緑小高木。日本への渡来は非常に古い。初夏,葉腋に白色の小花をつけ,球形の液果を結ぶ。果実は冬に黄熟するが,そのまま木に置くと翌春再び緑色を帯びるので「回青橙」の名もある。。冬を経ても実が落ちないため「代代(ダイダイ)」に通じさせ,正月の飾りに用いる。また,健胃薬や料理に用いる。[季]秋。
だいだいいろ
だいだいいろ [0] 【橙色】
黄色と赤色との中間色。オレンジ色。
だいだいかぐら
だいだいかぐら [5] 【太太神楽】
伊勢の奉納神楽で奉賽の多寡によって定められた神楽の等級を表す名称。のち,奉納神楽の美称となった。
だいだいこう
だいだいこう [0] 【太太講】
⇒伊勢太太講(イセダイダイコウ)
だいだいず
だいだいず [3] 【橙酢】
ダイダイの実からしぼった汁。調味用。
だいだいてき
だいだいてき [0] 【大大的】 (形動)
大がかりに事を行うさま。「―な宣伝活動」「事件を―に報じた」
だいだいてき
だいだいてき【大々的に】
on a large scale.
だいだいり
だいだいり [3] 【大内裏】
〔「たいだいり」とも〕
天皇の居所である内裏を中心として朝堂院や諸官庁を配置した一郭。多く平城京・平安京についていう。都の中央北に位置し,大垣に囲まれる。平安京大内裏は南北四六〇丈(約1394メートル),東西三八四丈(約1164メートル)を占める。宮城。
大内裏=1[図]
大内裏=2[図]
大内裏=3[図]
大内裏=4[図]
だいだいりずこうしょう
だいだいりずこうしょう ダイダイリヅカウシヨウ 【大内裏図考証】
大内裏の位置・規模・構造・沿革などを考証した書。裏松光世著。三〇巻。1788年成立。
だいだくようし
だいだくようし [5] 【代諾養子】
養子となる者が一五歳未満であるときに,その法定代理人が代わって縁組の承諾をすることにより成立する養子縁組。または,その縁組によって養子となった者。
だいだくりえん
だいだくりえん [5] 【代諾離縁】
養子が一五歳未満であるときに,養子の離縁後にその法定代理人となるべき者が,養親との間で成立させる離縁。
だいだげき
だいだげき [3] 【大打撃】
大きな損害・痛手。「―を受ける」
だいだぼっち
だいだぼっち 【大太法師】
「だいだらぼうし」に同じ。
だいだらぼうし
だいだらぼうし 【大太法師】
伝説上の巨人の名。富士山を一夜で作ったとか,榛名(ハルナ)山に腰掛けて利根川で足を洗ったとか,また,足形をした沼や窪地をこの巨人の足形だとかいう話が多い。だいだぼうし。だいだらぼっち。だいだぼっち。だいだらぼう。
だいだんえん
だいだんえん [3] 【大団円】
〔「団円」は結末の意〕
最後の場面。小説・芝居などの最後の部分。「―を迎える」
だいち
だいち【台地】
a plateau;→英和
a tableland;→英和
heights.
だいち
だいち【大地】
the earth;→英和
the ground.→英和
だいち
だいち [0] 【代置】 (名)スル
あるものの代わりに置くこと。
だいち
だいち [0] 【代知】
江戸時代,大名や家臣の知行所を代えること。また,代えた知行所。かわりち。
だいち
だいち [1] 【大智】
大いなる智慧。仏智。
だいち
だいち 【大地】
〔原題 The Good Earth〕
パール=バックの長編小説。三部作「大地の家(The House of Earth)」の第一部。1931年作。第二部「息子たち」,第三部「分裂せる家」。波乱の中国を背景に,一貧農から大地主になった王竜とその一家の歴史を描く。
だいち
だいち [1] 【大地】
(天に対して)地上。人々が生活をいとなむ場としての地上。また,広くて大きな土地。「―を耕す」
だいち
だいち [1] 【駄市】
牛馬などの家畜を売買する市。
だいち
だいち [0] 【代地】
代わりの土地。かえち。代替地(ダイタイチ)。
だいち
だいち [0][1] 【台地】
表面が平坦で周囲より一段と高く,一方ないし四方を崖で縁(フチ)どられた台状の地域。ほぼ水平な地層からなる。
だいち=に槌(ツチ)
――に槌(ツチ)
〔大地を槌で打つ意〕
確実で少しも失敗しないことのたとえ。
だいちがし
だいちがし 【代地河岸】
東京都台東区柳橋の隅田川の河岸の通称。古く遊里の地として知られた。
だいちけい
だいちけい [3] 【大地形】
地殻変動によって形成された地球表面の大規模な地形。水陸の分布,陸地の形状,火山や山脈・盆地の配列などをいう。
だいちげんぶがん
だいちげんぶがん [6] 【台地玄武岩】
大量に噴出し,広大な台地をつくっている玄武岩。デカン高原や北アメリカのコロンビア台地など。高原玄武岩。
だいちどろん
だいちどろん 【大智度論】
「摩訶般若波羅蜜経」の注釈書。一〇〇巻。竜樹著。鳩摩羅什(クマラジユウ)訳。大乗諸経典の教説を般若波羅蜜に包摂する。四論の一。智論。大論。智度論。
だいちのうた
だいちのうた 【大地の歌】
〔原題 (ドイツ) Das Lied von der Erde〕
マーラー作曲の,二人の独唱者とオーケストラによる交響曲。H =ベートゲ編訳の詩集「中国の笛」から李白・孟浩然・王維・銭起の詩を選んでテキストにした全六楽章より成る。ヨーロッパ世紀末のペシミズムと耽美主義が東洋の幻想的な世界と融和した作品。1911年初演。
だいちょう
だいちょう [0][1] 【大帳】
(1)「計帳」に同じ。
(2)大福帳。「―雲を翻し,そろばん丸雪(アラレ)をはしらせ/浮世草子・永代蔵 1」
(3)「台帳{(3)}」に同じ。
だいちょう
だいちょう [1] 【台長】
天文台・気象台など,「台」のつく官庁やその部局などの長。
だいちょう
だいちょう【台帳】
a ledger (元帳);→英和
a register (登録簿).→英和
だいちょう
だいちょう [1][0] 【台帳】
(1)商家で,売買の金額を記す元帳。大福帳。「―と合わせる」
(2)ある事柄を記すときに,一番の元となる帳簿。原簿。「土地―」
(3)歌舞伎で,全体の進行に必要なすべてのことを書き込んである本。脚本。台本。根本。正本。大帳。
だいちょう
だいちょう [1] 【大腸】
小腸に続き肛門に終わる消化管。盲腸・結腸・直腸の三部分から成り,小腸よりも短く太い。水分を吸収し,糞を形成する。
だいちょう
だいちょう ダイテウ 【大潮】
(1676-1768) 江戸中期の禅僧・漢詩人。肥前の人。名は元皓,字(アザナ)は月枝,大潮は号。江戸で荻生徂徠らと交流し,詩文をもってきこえた。著「魯寮詩偈」「西溟余稿」など。
だいちょう
だいちょう【大腸(カタル)】
(catarrh of) the large intestine.大腸菌 a colon bacillus.
だいちょうえん
だいちょうえん [3] 【大腸炎】
大腸に起こる炎症。ウイルスや細菌などの感染によって起こるものと原因不明のものがある。腹痛・血便・下痢を伴う。大腸カタル。
だいちょうがん
だいちょうがん [3] 【大腸癌】
大腸に発生する悪性腫瘍。約半数が直腸癌で,S 状結腸癌がそれに続く。
だいちょうきん
だいちょうきん [0] 【大腸菌】
グラム陰性の桿菌(カンキン)で,哺乳類の腸管内に常在する腸内細菌群の一。腸内でも病原性のある大腸菌もある。飲料水や食品に大腸菌が検出される場合は糞便による汚染を意味するので,例えば,水道法の基準では検出されないこととされている。遺伝学・生化学・バイオ-テクノロジーの研究材料として使われることが多い。
だいちょうじ
だいちょうじ ダイチヤウ― 【大長寺】
大阪市都島区東野田町にある浄土宗の寺。浄瑠璃「心中天の網島」の主人公の小春と治兵衛が心中した所。
だいちょうちん
だいちょうちん [3] 【台提灯】
台付きの脚で立てる提灯。
だいちん
だいちん [0] 【大鎮】
大きな藩鎮(ハンチン)。また,大都市。
だいちん
だいちん [0] 【大椿】
〔荘子(逍遥遊)〕
中国,古伝説上の大木の名。八千年を春とし,八千年を秋とし,三万二千年が人間の一年に当たるという。転じて,長寿を祝って用いる語。
だいつう
だいつう [3][0] 【大通】
遊興の道に詳しいこと。また,その人。「世間の―と出合もできず/黄表紙・見徳一炊夢」
だいつき
だいつき [0] 【台付き】
台が付いていること。「―の鏡」
だいてつ
だいてつ [0] 【大哲】
偉大な哲学者。
だいてん
だいてん 【大典】
(1719-1801) 江戸中期の禅僧・漢学者。近江の人。法諱は顕常,字(アザナ)は梅荘,大典は号。宇野明霞や大潮について詩文を学び著述多数がある。木村蒹葭堂・売茶翁・伊藤若冲らと交遊。著「小雲棲稿」「北禅遺草」ほか。
だいてん
だいてん [0] 【大篆】
漢字の古書体の一。周の太史籀(タイシチユウ)が作ったと伝えられる。小篆より少し前の東周時代に使われていた。籀文(チユウブン)。籀書(チユウシヨ)。
大篆[図]
だいてんぐ
だいてんぐ [3] 【大天狗】
(1)大きな天狗。位の高い天狗。
→小(コ)天狗
(2)ひどく高慢なこと。また,その人。
だいてんし
だいてんし [3] 【大天使】
キリスト教で,九階級に分けられている天使の第八番目。ミカエル・ガブリエル・ラファエルなどが有名。
だいてんほう
だいてんほう 【大店法】
「大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律」の通称。デパートやスーパーなど一定規模以上の店舗面積を有する大型店が出店する場合に,事前に周辺の中小の小売商と調整することなどを定める。1973年(昭和48)制定。
だいてんもく
だいてんもく [3] 【台天目】
台に載せた天目茶碗。また,天目茶碗を台に載せたまま行う点前(テマエ)。
だいでんぽういん
だいでんぽういん ダイデンポフヰン 【大伝法院】
⇒根来寺(ネゴロジ)
だいと
だいと 【大都】
元の都。今の北京。
だいと
だいと [1] 【大斗】
社寺建築の斗栱(トキヨウ)における最も大きな斗。柱のすぐ上にあって,大斗肘木(ヒジキ)や三斗を受ける。
だいとう
だいとう [0] 【大東】
東のはて。極東。転じて,日本の異名。
だいとう
だいとう 【大東】
(1)大阪府東部,生駒山地西麓の市。近年宅地化が進み,電機・機械工業も立地。野崎参りで知られる野崎観音がある。
(2)岩手県南部,東磐井郡の町。砂鉄川上流域を占める。
(3)静岡県南部,小笠郡の町。菊川下流域にあり,千浜砂丘が広がる。スイカ・メロンなどを産出。
(4)島根県東部,大原郡の町。斐伊川支流の赤川上流域を占める。神代神楽で知られる海潮(ウシオ)温泉がある。
だいとう
だいとう [0] 【大塔】
(1)大きな塔。
(2)〔仏〕 密教寺院の建造物の一。規模の大きな多宝塔。上層の柱が下層まで達し,下層にも円形の平面を残している。高野山根来寺のものが代表例。
だいとう
だいとう 【大東】
「大東島」の略。
だいとう
だいとう [0] 【大刀】
(1)大きな刀。太刀(タチ)。
(2)大小二本の刀のうち,大きい方の刀。
⇔小刀
だいとう
だいとう [0] 【大盗】
〔「たいとう」とも〕
おおぬすびと。
だいとう
だいとう 【大唐】
〔古くは「たいとう」〕
唐土・唐朝の美称。
だいとうあ
だいとうあ [3] 【大東亜】
極東および東南アジアを,第二次大戦中に日本側が称した語。
だいとうあかいぎ
だいとうあかいぎ 【大東亜会議】
1943年(昭和18)11月,日本の占領地域の戦争協力体制を樹立する目的で,東京で開かれた会議。日本およびその勢力下にあった満州国・南京政府・タイ・フィリピン・ビルマ・インドの代表が集まり,大東亜宣言を採択した。
だいとうあきょうえいけん
だいとうあきょうえいけん [3][3] 【大東亜共栄圏】
第二次大戦中の,特に1940年(昭和15)頃から日本が唱えたスローガン。欧米の植民地支配に代わって共存共栄の新秩序をアジア地域に樹立すると主張して,日本の侵略政策を正当化しようとしたもの。
だいとうあしょう
だいとうあしょう [5] 【大東亜省】
1942年(昭和17)11月創設された行政機関。太平洋戦争による占領地域の拡大により,政治・経済・文化の施策の一元化を目指し,拓務省・対満事務局・外務省東亜局・南洋局などを統合して創立。45年8月廃止。
だいとうあせんそう
だいとうあせんそう 【大東亜戦争】
太平洋戦争をいう当時の日本側での呼称。
だいとういつりろん
だいとういつりろん [7] 【大統一理論】
⇒統一場理論(トウイツバリロン)
だいとうおおこうもり
だいとうおおこうもり [7] 【大東大蝙蝠】
クビワオオコウモリの一亜種。沖縄県の大東諸島に分布する。翼を広げると90センチメートルほどになる中形のオオコウモリ。果実を食害するので害獣とされ生息数が減少している。天然記念物。
だいとうこくし
だいとうこくし 【大灯国師】
宗峰妙超の諡号(シゴウ)。
だいとうごろく
だいとうごろく 【大灯語録】
大灯国師宗峰妙超の語録。三巻。1426年刊。
だいとうさいいきき
だいとうさいいきき ダイタウサイヰキキ 【大唐西域記】
中国,唐代の僧玄奘(ゲンジヨウ)の中央アジア・インド旅行記。一二巻。弟子の弁機の編により646年成立。仏教の経典を求めて629年から45年にインドへ旅した際の見聞録。諸国の仏教事情や仏跡のほか,気候・風俗・歴史・地理・物産・伝説などを詳細に記す。西域記。だいとうせいいきき。
だいとうじま
だいとうじま 【大東島】
沖縄島の東方にある島々。北大東島・南大東島・沖大東島から成る。沖縄県に所属。大島諸島。おおあがりじま。
だいとうのすり
だいとうのすり [5] 【大東鵟】
ノスリの亜種。ノスリよりやや小形で,頭から背面にかけて黄褐色,翼と尾は栗色。南・北大東島に留鳥として生息するが,個体数がきわめて少なく,生態や繁殖状況は不明。絶滅危惧種。
だいとうのみや
だいとうのみや ダイタフ― 【大塔宮】
護良(モリヨシ)親王の通称。おおとうのみや。
だいとうはしながうぐいす
だいとうはしながうぐいす [10] 【大東嘴長鶯】
ウグイスの亜種。ウグイスに比べ大形で,体色が濃く,くちばしが長い。1922年(大正11)南大東島で採集されたがその後絶滅。標本も45年(昭和20)に戦災により焼失。ダイトウウグイス。
だいとうぶんかだいがく
だいとうぶんかだいがく ダイトウブンクワ― 【大東文化大学】
私立大学の一。1923年(大正12)創立の大東文化学院を母体として49年(昭和24)東京文政大学として設立。53年現名に改称。本部は東京都板橋区。
だいとうみそさざい
だいとうみそさざい [7] 【大東鷦鷯】
ミソサザイの亜種。背面は濃い褐色で下面は淡色,くちばしは細く短い。南大東島で採集された基型標本が一体あるのみ。
だいとうやまがら
だいとうやまがら [5] 【大東山雀】
ヤマガラの亜種。1922年(大正11)に南・北大東島で採集されたが,30年代の森林伐採により絶滅したとされる。
だいとうりょう
だいとうりょう [3] 【大統領】
(1)〔president〕
共和制をとる国家の元首。一定の任期があり,直接選挙あるいは議会での選挙などによって選出される。形式的存在であるイタリアなどの場合と,行政権の首長として大きな権限をもつアメリカなどの場合とがある。
(2)際立った行動をした者,特に俳優などをほめ親しんで呼ぶ掛け声。「よう,―」
だいとうりょう
だいとうりょう【大統領】
a president;→英和
presidency (職).→英和
‖大統領官邸 <米> the White House.大統領選挙 (候補者) a presidential election (candidate).大統領夫人 the First Lady.
だいとうりょうけいざいしもんいいんかい
だいとうりょうけいざいしもんいいんかい 【大統領経済諮問委員会】
〔Council of Economic Advisers〕
アメリカ大統領直轄の政府機関の一。議会への経済報告の作成や経済動向の分析,経済政策の勧告などを行う。CEA 。
だいとうりょうふ
だいとうりょうふ [5] 【大統領府】
元首・行政首長・三軍の最高司令官を兼ね,巨大化したアメリカ合衆国大統領の職務を補佐する直属機関。1939年設置。
だいとうりょうほさかん
だいとうりょうほさかん [8] 【大統領補佐官】
アメリカのホワイト-ハウスで,大統領の政策立案・検討・決定などを直接助ける役職。
だいとうれき
だいとうれき [3] 【大統暦】
中国,明代に行われた暦。元統の編。1368年から明代を通じて用いられた。1684年,日本でも採用されたが,同年中に廃止。貞享暦がこれに代わった。
だいとかい
だいとかい [3] 【大都会】
大きな都会。大都市。
だいとが
だいとが 【大渡河】
中国,四川省の西部を南東に流れる川。岷江(ミンコウ)最大の支流。1935年長征の紅軍が強行渡河したことで知られる。長さ909キロメートル。タートゥーホー。
だいとく
だいとく [0] 【大徳】
〔「だいとこ」とも〕
(1)〔仏〕 仏のこと。
(2)長老など,徳行のある者を敬っていう語。高徳の僧。「惣持院の十禅師なる―のいふやう/宇津保(藤原君)」
(3)一般に,僧侶。法師。
だいとくじ
だいとくじ 【大徳寺】
京都市北区にある臨済宗大徳寺派の総本山。山号,竜宝山。後醍醐天皇の勅により,1324年宗峰妙超(シユウホウミヨウチヨウ)を開山として創建。真珠庵・聚光院・大仙院など多数の塔頭(タツチユウ)がある。
だいとくじがき
だいとくじがき [5] 【大徳寺垣】
〔誤って大徳寺に始まるといわれたことから〕
地面に生えた自然の竹を編んで作った垣。また穂のついた竹を縦にならべ押し縁で押さえた垣。
大徳寺垣[図]
だいとくじは
だいとくじは 【大徳寺派】
臨済宗の一派。本山は京都の大徳寺。派祖は宗峰妙超。
だいとこ
だいとこ 【大徳】
「だいとく(大徳)」に同じ。「―の声たふとくて経うち読みたるに/源氏(夕顔)」
だいとし
だいとし [3] 【大都市】
人口が多く,経済・文化・政治などの活動が活発な都市。
だいとひじき
だいとひじき [4] 【大斗肘木】
社寺建築の斗栱の一形式。大斗の上に肘木を置き,これで直接丸桁(ガギヨウ)を受けるもの。
大斗肘木[図]
だいどう
だいどう 【大同】
中国,山西省北部にある都市。河北省と内モンゴル自治区とを結ぶ交通の要衝。大同炭田を控え機械・セメントなどの工業が盛ん。西郊に雲崗(ウンコウ)の石窟がある。タートン。
だいどう
だいどう [0] 【大同】
(1)大筋において同じであること。「小異を捨てて―に就く」
(2)目的を同じくする者が一つにまとまること。
(3)〔礼記(礼運)〕
中国で,公平で平和な理想的社会を表す語。
だいどう
だいどう 【大同】
年号(806.5.18-810.9.19)。延暦の後,弘仁の前。平城(ヘイゼイ)・嵯峨(サガ)天皇の代。
だいどう
だいどう 【大道】
(1) [0][3]
大きな道路。幅の広い道。大通り。「天下の―」
(2) [0]
〔「たいどう」とも〕
人の守るべき正しい道。「政治の―」
(3)〔仏〕 すぐれた教え。仏道。
だいどう
だいどう【大道】
a street;→英和
a highway.→英和
‖大道芸(人) a street performance (performer).大道商人 a street vender;a stallkeeper.
だいどう=廃(スタ)れて仁義(ジンギ)あり
――廃(スタ)れて仁義(ジンギ)あり
〔老子〕
昔,大道が行われていた頃はことさら仁義を唱える必要はなかったが,後世大道が廃れてから仁義を説くことが必要になったのである。儒教の仁義説を非難した言葉。
だいどううす
だいどううす [3] 【大道臼】
〔もと米搗(ツ)きが,依頼された家の近くの路上で米を搗いたことから〕
大きな臼。また,大柄なからだのたとえ。
だいどうえきしゃ
だいどうえきしゃ [5] 【大道易者】
路傍で通行人を客とする易者。
だいどうげい
だいどうげい [3] 【大道芸】
大道で演ずる演芸。物売りの口上・猿まわしなど。
だいどうげいにん
だいどうげいにん [5] 【大道芸人】
大道芸をして生計を立てる人。
だいどうこう
だいどうこう 【大同江】
朝鮮民主主義人民共和国の中南部を流れる川。狼林山脈に源を発し,南西流してピョンヤンを経て黄海に注ぐ。長さ431キロメートル。テドン-ガン。
だいどうこうぎょうだいがく
だいどうこうぎょうだいがく 【大同工業大学】
私立大学の一。1939年(昭和14)創立の大同工業学校を源とし,64年設立。本部は名古屋市南区。
だいどうし
だいどうし [3] 【代動詞】
〔pro-verb〕
英語の do のように,同一動詞の反復を避けるために用いる動詞。
だいどうしそう
だいどうしそう [5] 【大同思想】
〔「大同」は「礼記(礼運)」に見える語〕
中国の理想郷を表す伝統思想。大同の世では人々は能力に応じて地位を得,相互に親睦しあっていると考えられている。太平天国や孫文・毛沢東にその影響が見られる。
だいどうしょうい
だいどうしょうい [5] 【大同小異】
〔荘子(天下)〕
だいたい同じで,少しだけ違うこと。大差ないこと。似たりよったり。「―で優劣つけがたい」
だいどうしょうい
だいどうしょうい【大同小異である】
be much[practically,nearly]the same;→英和
be much alike;There is little to choose <between> .
だいどうしょうにん
だいどうしょうにん [5] 【大道商人】
大道に露店を出して商売する商人。
だいどうじ
だいどうじ ダイダウジ 【大道寺】
姓氏の一。
だいどうじゆうざん
だいどうじゆうざん ダイダウジイウザン 【大道寺友山】
(1639-1730) 江戸前期の兵法家。名は重祐。別号,知足軒。越前藩士繁久の子。北条氏長に甲州流兵法を学び,浅野・越前松平家に寄遇して兵法を講じた。著「岩淵夜話」「落穂集」
だいどうだんけつ
だいどうだんけつ [0][5] 【大同団結】 (名)スル
いくつかの党派や団体が共通の目的のために,小さな意見の違いにこだわらずに一つにまとまること。
だいどうだんけつ
だいどうだんけつ【大同団結】
a union;→英和
a fusion;→英和
a federation.
だいどうだんけつうんどう
だいどうだんけつうんどう 【大同団結運動】
1886年(明治19)末から89年にかけての自由民権派の統一的反政府運動。三大事件建白運動の高揚に呼応して後藤象二郎が提唱,丁亥(テイガイ)倶楽部を結成して「大同団結」のスローガンを掲げ,統一的な反政府運動を展開したが,89年後藤の入閣により分裂した。
だいどうほう
だいどうほう 【大同法】
一七世紀初め,朝鮮李朝において実施された税法。従来の現物貢納を地税に一本化し,中間搾取をおさえ,国家財政の確保をはかったもの。
だいどうみせ
だいどうみせ [3] 【大道店】
路傍で物を売る店。露店。
だいどうみゃく
だいどうみゃく [3] 【大動脈】
(1)心臓から全身に血液を送り出す体循環系の動脈の本幹。心臓を出ていったん上行したのち脊椎に沿って下行する。
(2)転じて,重要な交通路。
だいどうみゃく
だいどうみゃく【大動脈】
the main artery;《解》the aorta.→英和
だいどうみゃくえんしょうこうぐん
だいどうみゃくえんしょうこうぐん [11][6][3] 【大動脈炎症候群】
⇒脈無(ミヤクナ)し病(ビヨウ)
だいどうむもん
だいどうむもん [5] 【大道無門】
〔仏〕 仏道には一定の入り方はないということ。
だいどく
だいどく [1] 【大毒】
〔「たいどく」とも〕
非常に有害な毒。また,きわめて体によくないこと。「冷い風に当つて居ては何にせよ―/いさなとり(露伴)」
だいどく
だいどく [0] 【代読】 (名)スル
他人に代わって読むこと。「祝辞を―する」
だいどく
だいどく【代読する】
read <a message> for[on behalf of] <another> .
だいどこ
だいどこ [0] 【台所】
「だいどころ」の略。
だいどころ
だいどころ [0] 【台所】
(1)食物を調理し,煮炊きする部屋。厨(クリヤ)。勝手。炊事場。だいどこ。キッチン。
(2)金銭上のやりくり。家計。「―は火の車だ」
〔「台盤所」の略とも,台を調える所,の意ともいう〕
だいどころ
だいどころ【台所】
a kitchen.→英和
台所仕事(道具) kitchen work (utensils).
だいどころぶぎょう
だいどころぶぎょう [6] 【台所奉行】
武家の職名。台所のことをつかさどる役。
だいどころぶね
だいどころぶね [6] 【台所船】
「厨船(クリヤブネ)」に同じ。
だいないき
だいないき [3] 【大内記】
内記の上位の官。
→内記
だいなごん
だいなごん [3] 【大納言】
(1)律令制で,左右大臣に次ぎ太政官の次官にあたった役職。大臣とともに政務を審議し,天皇への奏上や宣下をつかさどった。おおいものもうすつかさ。
(2)明治の太政官制の官職。1869年(明治2)設置,71年廃止。
(3)アズキの栽培品種。粒が暗赤色で大きい。大納言あずき。尾張あずき。
だいなし
だいなし【台無しにする】
spoil;→英和
ruin.→英和
〜になる be spoiled[ruined];be upset <by> (計画などが).
だいなし
だいなし [0] 【台無し】
■一■ (名・形動)
物事がすっかりだめになる・こと(さま)。「雨にぬれて着物が―になる」「せっかくの苦労が―だ」
■二■ (副)
(下に打ち消し表現を伴って)全然。すっかり。「―うごくこつちやない/咄本・鹿の子餅」
だいなる
だいなる 【大なる】
〔文語形容動詞「大なり」の連体形〕
大きな。「期待は―ものがある」
→大(ダイ)
だいなん
だいなん [0][3] 【大難】
非常な災難。大きな災難。
だいに
だいに [1][0] 【第二】
二番目。二度目。
だいに
だいに【第二】
the second;→英和
number two[No.2].〜の the second;→英和
secondary (次位の);→英和
another (他の).→英和
〜に secondly;→英和
in the second place.
だいに
だいに [1] 【大弐】
律令制で,大宰府の次官の上位。正五位上(のち従四位下)相当。権(ゴン)の帥(ソチ)を置かないときに,帥の下に置いた。大宰大弐。
だいにいんクラブ
だいにいんクラブ ダイニヰン― 【第二院―】
政治の浄化などを掲げて1962年(昭和37)に設立された参議院の小会派。二院クラブ。
だいにかいきゅう
だいにかいきゅう [4] 【第二階級】
⇒第二身分(ダイニミブン)
だいにかくめい
だいにかくめい 【第二革命】
中国,辛亥革命(第一革命)によって大総統の地位についた袁世凱の独裁化に反対して,黄興・李烈鈞らが1913年7月に起こした武装蜂起。九月に鎮圧された。
だいにがいしゃ
だいにがいしゃ [4] 【第二会社】
(1)事実上はある会社の営業を継承しながら,形式上は独立して設立される会社。経営が行き詰まった会社の更生・再建などのために設立される。
(2)第二次大戦の終了による軍需発注の停止,海外資産の消失や戦災によって危機に瀕した企業が,戦後,企業再建整備法に基づいて設立した新会社。
だいにきょうわせい
だいにきょうわせい [0] 【第二共和制】
1848年の二月革命によって成立し,52年第二帝政開始によって消滅したフランスの共和制。
だいにぎ
だいにぎ [1][1] 【第二義】
根本的でないこと。さして重要でないこと。
⇔第一義
「―的意義」
だいにくみあい
だいにくみあい [4] 【第二組合】
すでに労働組合が組織されている企業において,その労働組合の脱退者や未加盟従業員によってあとから結成された労働組合。一般に労資協調的傾向がある。二組。
だいにけいようし
だいにけいようし [6] 【第二形容詞】
シク活用の形容詞の別称。
だいにげいじゅつ
だいにげいじゅつ [4] 【第二芸術】
1946年に桑原武夫が現代俳句の前近代性・封鎖性を評した語。余技的・趣味的な芸術。
だいにしゅうんてんめんきょ
だいにしゅうんてんめんきょ [9] 【第二種運転免許】
道路交通法に基づき,営業用旅客自動車を運転するのに必要な免許。大型・普通・大型特殊・牽引(ケンイン)の四種がある。
だいにしゅゆうびんぶつ
だいにしゅゆうびんぶつ [7] 【第二種郵便物】
通常郵便物の一。通常葉書・往復葉書・小包葉書・お年玉つき年賀葉書など,郵便葉書を中心とするもの。私製葉書・絵葉書も含まれる。
だいにしん
だいにしん [1] 【第二審】
⇒二審(ニシン)
だいにしんごうけい
だいにしんごうけい [0] 【第二信号系】
パブロフの条件反射理論で,人間の言語がもつ「信号の信号」としての体系的性格をいう語。(梅干しを見ると唾液が分泌されるという)条件反射において,(梅干しを見るという感覚的な)条件刺激(第一信号系)は無条件刺激(梅干しの酸味)の信号と見なされるが,さらに「梅干し」という言葉は梅干しを見るという条件刺激を指示する信号であるとするもの。
→条件反射
だいにじさんぎょう
だいにじさんぎょう [5] 【第二次産業】
C =クラークによる産業分類の一。製造業・建築業・鉱工業・ガス・電気・水道業などをいう。日本の統計では,ガス・電気・水道業は第三次産業になっている。
だいにじしゅうだん
だいにじしゅうだん [5] 【第二次集団】
特定の利害や目的のため,人為的・意図的に組織された集団。学校・組合・企業・政党・国家など。構成員の間接的な接触,機能的な視点からの構成などを特色とする。
→第一次集団
だいにじせいちょう
だいにじせいちょう [5] 【第二次性徴】
生殖腺以外の雌雄の性徴。ニワトリのとさかや婚姻色など。ヒトでは男性の筋骨や体毛,女性の皮下脂肪や乳房など。
だいにじせかいたいせん
だいにじせかいたいせん 【第二次世界大戦】
世界恐慌後,世界再分割をめざす後進資本主義国である日・独・伊のファシズム枢軸国と,米・英・仏・ソ連・中国などの連合国との間に起こった全世界的規模の戦争。1939年ドイツのポーランド侵入が発端となって開始され,41年日本の対米開戦による太平洋戦争の勃発とドイツの独ソ不可侵条約破棄による独ソ戦争により戦乱は一挙に全世界に拡大した。当初は枢軸国が優勢であったが,42年後半から形勢は逆転し,43年スターリングラードの戦いでドイツが大敗して以後,43年9月イタリアが降伏,45年5月ドイツ,続いて八月日本が無条件降伏し,戦争は終結した。第二次大戦。
→太平洋戦争
→日中戦争
だいにせかいぎんこう
だいにせかいぎんこう 【第二世界銀行】
⇒国際開発協会(コクサイカイハツキヨウカイ)
だいにせっしょく
だいにせっしょく [4] 【第二接触】
日食や月食で皆既食または金環食の始まる瞬間のこと。食既。
だいにち
だいにち [0] 【大日】
〔「たいにち」とも〕
「大日如来」の略。
だいにちきょう
だいにちきょう 【大日経】
仏教経典。唐の善無畏訳。七巻。胎蔵法を説く密教の根本経典。正しくは「大毘盧遮那成仏神変加持経」。毘盧遮那経。
だいにちきょうしょ
だいにちきょうしょ 【大日経疏】
「大日経」の注釈書。二〇巻。善無畏述。一行記。東密で用いる。台密では改定本の「大日経義釈」一四巻を用いる。
だいにちぎん
だいにちぎん [4] 【第二地銀】
1989年(平成1)以降,相互銀行から普通銀行へ転換した銀行。第二地方銀行協会に加盟。第二地方銀行。第二地銀協銀行。
だいにちく
だいにちく [4] 【大日供】
大日如来を供養する法会(ホウエ)。
だいにちだけ
だいにちだけ 【大日岳】
(1)新潟県北東部,飯豊山地の最高峰。海抜2128メートル。
(2)岐阜県北西部,白山火山群の南端の山。海抜1709メートル。大日ヶ岳。
(3)富山県東部,立山連峰に続き,立山の西方にある山。海抜2501メートル。東に奥大日岳(2611メートル)がある。
(4)奈良県,大峰山脈南部の一峰。海抜1593メートル。
だいにちどう
だいにちどう [0] 【大日堂】
大日如来をまつった堂。
だいにちにょらい
だいにちにょらい [5] 【大日如来】
〔仏〕
〔梵 Mahāvairocana 摩訶毘盧遮那〕
密教の教主。宇宙の実相を体現する根本仏。図像には,智の働きを表す金剛界大日如来と,理を表す胎蔵界大日如来の二尊がある。大日。遍照如来。遮那教主。
大日如来[図]
だいにっぽん
だいにっぽん 【大日本】
日本国の美称。
だいにっぽんさんぎょうほうこくかい
だいにっぽんさんぎょうほうこくかい 【大日本産業報国会】
⇒産業報国会
だいにっぽんていこく
だいにっぽんていこく 【大日本帝国】
旧憲法下における日本の国号。
だいにっぽんていこくけんぽう
だいにっぽんていこくけんぽう 【大日本帝国憲法】
1889年(明治22)2月11日,明治天皇によって制定・公布された欽定憲法。90年11月29日施行。七章七六条から成り,天皇の大権,臣民の権利・義務,帝国議会の組織,輔弼(ホヒツ)機関,司法,会計などに関して規定する。天皇主権・統帥権の独立などを特色とする。1947年(昭和22)5月2日まで存続。帝国憲法。明治憲法。旧憲法。
だいにていせい
だいにていせい 【第二帝政】
第二共和制と第三共和制の間のフランスの帝政。1852年ナポレオン三世即位から,70年普仏戦争敗北後の退位まで。
だいにでんでん
だいにでんでん [4] 【第二電電】
1985年(昭和60)の通信自由化政策により設立された日本電信電話( NTT )以外の長距離系の国内通信事業者の総称。狭義には,同年に設立された同名の第一種通信事業者。
だいににんしょう
だいににんしょう [4] 【第二人称】
⇒二人称(ニニンシヨウ)
だいにのさんみ
だいにのさんみ 【大弐三位】
平安中期の女流歌人。本名,賢子。藤原宣孝女。母は紫式部。大宰大弐高階成章の妻。上東門院に仕え,越後弁と称される。後冷泉天皇の乳母で,天皇即位後は従三位典侍となる。勅撰集に三七首入集。家集「大弐三位集」。生没年未詳。
だいにのせい
だいにのせい 【第二の性】
〔原題 (フランス) Le Deuxième Sexe〕
ボーボワールの女性論。1949年刊。女性を男性に従属する第二の性として位置づけてきた従来の男性本位の女性観に反駁し,女性の解放と男女の平等を主張する。
だいにほん
だいにほん 【大日本】
日本国の美称。
だいにほんえんかいじっそくろく
だいにほんえんかいじっそくろく 【大日本沿海実測録】
地理書。一三巻。伊能忠敬著。忠敬没後,門弟の手によって1821年完成。各地間の距離・緯度などの実測の数値を記したもの。
だいにほんえんかいよちぜんず
だいにほんえんかいよちぜんず 【大日本沿海輿地全図】
日本最初の実測日本地図。伊能忠敬著。1800年の蝦夷南東沿岸の測量を手始めに,以後幕命を受けて日本全国の沿岸を測量,忠敬没後21年門弟高橋景保によって完成された。伊能図。日本輿地全図。
だいにほんこきろく
だいにほんこきろく 【大日本古記録】
東京大学史料編纂所編の史料集。主要な日記や古記録を翻刻,頭注・傍注を施し索引も添える。1952年(昭27)以降刊行中。
だいにほんこくごじてん
だいにほんこくごじてん 【大日本国語辞典】
国語辞典。上田万年・松井簡治共著。初版四冊。1915(大正4)〜19年刊。索引一冊は29年(昭和4)刊。古代から近代までの語彙二〇余万語を載せ,的確な語釈と,多くの典籍から引いた用例を載せる。熟語・成句も多い。
だいにほんこくすいかい
だいにほんこくすいかい 【大日本国粋会】
1919年(大正8)大正デモクラシーの高揚に対し,原内閣内相床次(トコナミ)竹二郎の斡旋により侠客を糾合して組織された右翼団体。社会主義運動・労農運動に攻撃を加え,しばしば流血事件も起こした。45年(昭和20)解散。
だいにほんこくぼうふじんかい
だいにほんこくぼうふじんかい 【大日本国防婦人会】
1932年(昭和7)に成立した女性の軍事援護団体。出征将兵の歓送迎,遺族の慰問,防空訓練など,戦時体制の協力に努めた。国防婦人会。
→大日本婦人会
だいにほんこもんじょ
だいにほんこもんじょ 【大日本古文書】
東京大学史料編纂所編の史料集。正倉院文書を中心とした奈良時代の文書,諸家諸寺社の家分け文書,幕末外国関係文書の三種を編集・収録する。1901年(明治34)以降刊行中。
だいにほんし
だいにほんし 【大日本史】
歴史書。1657年水戸藩主徳川光圀の命により着手,1906年(明治39)完成。三九七巻。神武天皇から後小松天皇までの歴史を漢文の紀伝体で編述。神功皇后を皇位から除き,大友皇子を弘文天皇とし,南朝を正統とした三点は三大特筆といわれ,その大義名分論史観は幕末の尊王思想に大きな影響を与えた。
だいにほんしりょう
だいにほんしりょう 【大日本史料】
東京大学史料編纂所編の史料集。六国史以後明治以前の日本史上の各事件を年月日順に配列し,各事件に関する古文書・記録を掲載する。1901年(明治34)以降刊行中。
だいにほんせいさんとう
だいにほんせいさんとう 【大日本生産党】
1931年(昭和6)黒竜会を中心に結成された右翼団体。小作争議に干渉,流血事件も起こした。
だいにほんちめいじしょ
だいにほんちめいじしょ 【大日本地名辞書】
歴史地理事典。六巻。吉田東伍著。1900(明治33)〜07年刊。国郡の区分に従って,地名の由来・史跡・事物・地形などを記す。
だいにほんちゃどうがっかい
だいにほんちゃどうがっかい 【大日本茶道学会】
茶道流派の一。田中仙樵により1898年(明治31)京都に創立。のち東京に移転。「秘伝開放」「茶道本来無流儀」のスローガンを掲げ,茶道の近代的復興を目指した。
だいにほんのうかい
だいにほんのうかい 【大日本農会】
1881年(明治14)全国農談会をもとに,篤農家・地主を中心として組織された農業団体。勧農政策の推進,農事改良の普及・指導などに当たった。機関紙「大日本農会報」を発行。
だいにほんのうみんくみあい
だいにほんのうみんくみあい 【大日本農民組合】
1938年(昭和13)杉山元治郎を中心に結成された,社会大衆党支持の農民組合中央組織。
だいにほんふじんかい
だいにほんふじんかい 【大日本婦人会】
1942年(昭和17)愛国婦人会・大日本国防婦人会・大日本連合婦人会を統合して組織された,戦争協力のための婦人団体。二〇歳以上の婦人は強制加入とされ,貯蓄増強・廃品回収・国防訓練など,国家奉仕に動員された。45年国民義勇隊に改編。
だいにほんぶとくかい
だいにほんぶとくかい 【大日本武徳会】
武道団体。1895年(明治28)設立された武道会を1942年(昭和17)改組したもの。武道の奨励を目的とした。戦後解散。
だいにほんやし
だいにほんやし 【大日本野史】
史書。二九一巻。飯田忠彦編。1852年成立。「大日本史」のあとをうけ,体裁もこれにならって,後小松天皇から仁孝天皇までの事績を紀伝体・漢文で記す。野史。
だいにみぶん
だいにみぶん [4] 【第二身分】
フランス革命前のアンシャン-レジームで,聖職者に次ぐ地位を占めていた貴族階級のこと。第二階級。
だいにゅう
だいにゅう【代入】
substitution.〜する substitute <A for B> .→英和
だいにゅう
だいにゅう [0] 【代入】 (名)スル
式や関数において,その中に含まれる文字または変数を,数または文字・式などで置き換えること。
だいにゅうほう
だいにゅうほう [0] 【代入法】
連立方程式において,一つの未知数を他の未知数で表し,それを他の式に代入して解く方程式の解法。
だいにん
だいにん [0] 【大人】
おとな。風呂屋などの料金の区別に用いる場合は,中学生以上をいう。たいじん。
→中人(チユウニン)
→小人(シヨウニン)
だいにん
だいにん【代任する】
⇒代理.
だいにん
だいにん [0] 【代人】
本人に代わって事をする人。代理人。名代(ミヨウダイ)。「―を出す」「―を務める」
だいにん
だいにん [0] 【代任】 (名)スル
本人に代わって任務に就くこと。
だいにん
だいにん【代人】
⇒代理.
だいにインターナショナル
だいにインターナショナル 【第二―】
1889年パリで創立された各国の社会主義政党や労働組合の国際的連合組織。非戦論を唱え無政府主義を排撃していたが,次第に修正主義・日和見主義が台頭し,第一次大戦で各国の社会主義政党が自国の戦争を支持するに至り事実上解体。1920年コミンテルンに対抗して,プロレタリア独裁に反対する各国の社会民主主義政党によって再建され,のち社会主義労働者インターナショナルとなったが,第二次大戦の開始に伴い消滅。
だいにシベリアてつどう
だいにシベリアてつどう 【第二―鉄道】
⇒バム
だいにバイオリン
だいにバイオリン [4] 【第二―】
管弦楽や室内楽における二つのバイオリン-パートのうちの第二パート。また,その奏者や奏者群。
→第一バイオリン
だいにバクーゆでん
だいにバクーゆでん 【第二―油田】
⇒ボルガウラル油田(ユデン)
だいにメッセンジャーせつ
だいにメッセンジャーせつ [8] 【第二―説】
ホルモンは,それ自体が細胞に直接作用するのではなく,細胞内で作用する物質(第二メッセンジャー)の生産を促す,という仮説。この物質としてサイクリック AMP などがあげられている。E = W =サザーランドが1960年代初めに提唱。
→サイクリック AMP
だいねいじ
だいねいじ 【大寧寺】
山口県長門市深川湯本にある曹洞宗の寺。応永年間(1394-1428)長門守護代鷲頭弘忠の開創。開山,石屋真梁。大内義隆父子が自刃した所。また,上杉憲実終焉の地。たいねいじ。
だいねつ
だいねつ [0] 【大熱】
(1)非常に高い体温。高熱。
(2)非常に暑いこと。炎熱。猛暑。
だいねんぶつ
だいねんぶつ [3] 【大念仏】
(1)大勢の人が集まって大声で念仏を唱えること。
(2)融通念仏を修する法会。
だいねんぶつしゅう
だいねんぶつしゅう [6] 【大念仏宗】
⇒融通念仏宗(ユウズウネンブツシユウ)
だいねんぶつじ
だいねんぶつじ 【大念仏寺】
大阪市平野区にある融通念仏宗の総本山。正式名,大源山諸仏護念院。1127年良忍の開創という。鎌倉末期に法明良尊が再興。江戸時代に一宗の檀林となった。
だいの
だいの 【大の】 (連語)
(1)大きな。「―男」
(2)成人した一人前の。「それが―大人のやることか」
(3)たいへんな。非常な。「―仲良し」「―苦手」
〔一語として,連体詞とする説もある〕
→だい(大)
だいのう
だいのう [0][1] 【大脳】
脊椎動物の脳の一部。終脳のこと。左右の半球からなり表面に複雑な溝がある。表層は神経細胞が集まる大脳皮質,内部は神経繊維から成る大脳髄質と呼ばれる。神経系全体の中枢的な働きをし,高等な動物ほどよく発達している。広義には間脳・中脳を含める。
だいのう
だいのう【大農法】
large-scale farming.
だいのう
だいのう【大脳】
《解》the cerebrum.→英和
大脳生理学 cerebrophysiology.大脳皮質 cerebral cortex.
だいのう
だいのう [0] 【大農】
(1)多くの土地を持つ百姓。大百姓。豪農。
(2)機械力をもって大規模に行われる農業。
だいのう
だいのう [0] 【代納】 (名)スル
(1)本人に代わって納めること。「捧げ物を神社に―する」
(2)納めるべきものの代わりに別のものを納めること。「租税を米で―する」
だいのうかい
だいのうかい [3] 【大納会】
取引所で,年末の最後の立ち会い。
⇔大発会
だいのうきていかく
だいのうきていかく [6] 【大脳基底核】
大脳の深部から脳幹に存在する一群の灰白質部。尾状核・被殻などの部分から成り,各部が相互に連絡しあい,身体の安定を保持していると考えられている。
だいのうけいえい
だいのうけいえい [5] 【大農経営】
⇒大農法(ダイノウホウ)
だいのうし
だいのうし [3] 【大脳死】
精神作用など高レベルの機能をつかさどる大脳の機能が停止すること。
→全脳死
→脳幹死
だいのうずいしつ
だいのうずいしつ [5] 【大脳髄質】
大脳半球の内部にある神経繊維の集まった白色の部分を指していう語。
だいのうはんきゅう
だいのうはんきゅう [5] 【大脳半球】
脳の一部。ほぼ半球形で,正中線に沿ってさらに左右の半分に分けられる。最高の精神機能を営むところであるが,生命維持には直接関与しない。
だいのうひしつ
だいのうひしつ [5] 【大脳皮質】
大脳半球の表面をおおう灰白質の層。神経細胞が集まり,知情意・言語・随意運動・感覚・本能行動・情動などの神経中枢がある。
だいのうへんえんけい
だいのうへんえんけい [0] 【大脳辺縁系】
大脳皮質のうち,旧皮質・古皮質からなる部分。本能的行動・情動・自律機能・嗅覚をつかさどる。
→旧皮質
→古皮質
だいのうほう
だいのうほう [3] 【大農法】
広大な土地を,大型機械やヘリコプターなどを用いて行う大規模農業。大農経営。
だいのおとこ
だいのおとこ [1] 【大の男】
成人した一人前の男。
だいのじ
だいのじ【大の字になる】
lie at full length;sprawl (だらしなく).→英和
だいのじ
だいのじ [3] 【大の字】
「大」の字の形。特に,人間が両手両足を大きく広げた姿をいう。「―になって寝る」
だいのつき
だいのつき [1] 【大の月】
太陽暦で三一日,陰暦では三〇日の日数がある月。すなわち,太陽暦で一・三・五・七・八・一〇・一二の各月。
⇔小の月
だいのまげあし
だいのまげあし [1] 【尢】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「尰」「尩」「尫」などの「尢」「�」「兀」の部分。あしなえなどの意を表す文字を作る。おうにょう。
だいのもの
だいのもの [1] 【台の物】
(1)台の上にのせた進物や料理。
(2)近世,台屋が大きな台に載せて遊女屋に運んでくる料理。松竹梅などの飾りがついている。
だいはい
だいはい [0] 【代拝】 (名)スル
本人に代わって参拝すること。また,その人。代参。
だいはかせ
だいはかせ [3] 【大博士】
(1)大学校の職員である博士の中で最上位の者。1869年(明治2)に置かれ,72年廃止。
(2)学問上功績のある者に与えられた上級の学位。1887年(明治20)制定。98年廃止。
だいはじめ
だいはじめ [3] 【代始め】
帝位や将軍職または家督を継いだ最初の年。また,そのときの儀式。
だいはち
だいはち [0] 【大八】
「大八車(グルマ)」の略。
だいはちぐるま
だいはちぐるま [5] 【大八車・代八車】
〔「八人の代わりをする車」の意〕
大きな二輪の荷車。江戸前期頃から主に関東地方で用いられた。大八。
大八車[図]
だいはちげいじゅつ
だいはちげいじゅつ [5] 【第八芸術】
〔「文芸・絵画・音楽・演劇・建築・彫刻・舞踊に次ぐ八番目の芸術」の意〕
映画。特に無声映画。トーキーは第九芸術という。
だいはちようのくるま
だいはちようのくるま ダイハチエフ― [0] 【大八葉の車】
八葉の車のうち,車箱に描いた八葉の文様が大きくて,高位の人の乗用に供するもの。おおはちようのくるま。
→八葉の車
だいはっかい
だいはっかい [3] 【大発会】
取引所で,新年最初の立ち会い。初立ち会い。
⇔大納会
だいはつ
だいはつ [0] 【大発】
旧軍隊で,大型の発動機がついた舟艇。
だいはつねはんぎょう
だいはつねはんぎょう 【大般涅槃経】
(1)いわゆる小乗の「涅槃経」。三巻。東晋の法顕訳。釈迦の入滅前後の状況が,事実に近い形で記される。
(2)大乗の「涅槃経」。
(ア)四〇巻。421年北涼の曇無讖(ドンムシン)訳。釈迦の入滅の意義を明らかにするもので,法身の常住や衆生(シユジヨウ)が仏性をそなえていることなどが説かれる。北本。
(イ)三六巻。南朝の宋の慧観・慧厳(エゴン)・謝霊運が,法顕が訳した「大般泥洹(ナイオン)経」を参照して,{(2)
(ア)}を再治したもの。南本。
だいはんじ
だいはんじ [3] 【大判事】
(1)律令制で,刑部省の上級の判事。
(2)1869年(明治2)に置かれた最上級の判事。75年廃止。
だいはんにゃ
だいはんにゃ [3] 【大般若】
(1)「大般若経」の略。
(2)「大般若経会」の略。
だいはんにゃえ
だいはんにゃえ [5] 【大般若会】
「大般若経会」の略。
だいはんにゃきょう
だいはんにゃきょう 【大般若経】
大乗仏教の経典。六〇〇巻。唐の玄奘(ゲンジヨウ)訳。別々に成立した般若経典類(「仁王経」と「般若心経」を除く)を集大成したもの。空の思想を説き,真実の智慧(般若)を明らかにする。大般若波羅蜜多経。
だいはんにゃきょうえ
だいはんにゃきょうえ [6] 【大般若経会】
大般若経を講読あるいは転読する法会。大般若会。
だいば
だいば [0] 【台場】
江戸末期,海防のため海岸付近に設けられた砲台。
→お台場
だいばかり
だいばかり [3] 【台秤】
秤の一。台の上に量る物を載せ,ばねの伸縮,あるいは分銅の移動や増減によって示される目盛りを読む。かんかんばかり。
だいばかり
だいばかり【台秤】
a platform scale.
だいばこ
だいばこ [0] 【台箱】
江戸時代,髪結いが結髪の道具を入れて持ち運んだ箱。
台箱[図]
だいばだった
だいばだった 【提婆達多】
〔梵 Devadatta〕
釈迦のいとこ。釈迦の太子時代の競争者で,釈迦が悟りを開いてからその弟子となったが,のちに離反。釈迦の殺害を企てたともいう。天授。
だいばだったぼん
だいばだったぼん 【提婆達多品】
法華経二十八品中の第一二品。悪人成仏・女人成仏などを説く。提婆品。
だいばつ
だいばつ [0] 【題跋】
(1)題と跋。題辞と跋文。
(2)跋文。
だいばん
だいばん [0] 【大盤】
〔「たいばん」とも〕
食物・水などを入れる大きな器。
だいばん
だいばん [0] 【台盤】
〔「だいはん」とも〕
食物を盛った皿を載せる台。長方形の机の形をした四脚の台で,高めの縁がついている。
台盤[図]
だいばんじゃく
だいばんじゃく [3] 【大盤石・大磐石】
(1)たいそう大きな岩。
(2)しっかりとしていて,少しぐらいのことではびくともしないこと。堅固な状態。「―の構え」「―の様な心を,少しは動して呉れまいか/魔風恋風(天外)」
だいばんどころ
だいばんどころ [5] 【台盤所】
(1)台盤を置いておく所。宮中では,清涼殿内の一室で,女房の詰め所。臣下の家では,台所。
→清涼殿
(2)〔食事のことを取りしきる意から〕
貴人の夫人。みだいどころ。奥方。
だいひ
だいひ [1] 【大悲】
〔仏〕
(1)衆生の苦しみを救おうとする仏・菩薩の広大な慈悲の心。
(2)観世音菩薩の別名。
だいひかく
だいひかく [3] 【大悲閣】
(1)観世音菩薩像をまつってある堂。観音堂。
(2)京都嵐山の千光寺にある観音堂。恵心僧都作といわれる千手観世音を安置。
だいひかんのん
だいひかんのん [4] 【大悲観音】
(1)六観音の一。千手観音の別名。
(2)観世音菩薩の総称。
だいひき
だいひき [0] 【代引き】
〔「代金引き換え」の略〕
代金と引き換えに品物を渡すこと。だいびき。
だいひきもの
だいひきもの [3] 【台引物】
膳部に添えて台に載せて出す肴(サカナ)・菓子の類。客への土産物とする。
だいひしゃ
だいひしゃ 【大悲者】
〔「だいひさ」とも〕
観世音菩薩の別名。
だいひじゅ
だいひじゅ [3] 【大悲呪】
「千手観音大悲陀羅尼経」に説かれている陀羅尼。千手陀羅尼。
だいひたもんてん
だいひたもんてん 【大悲多聞天】
大慈悲を示す多聞天。
だいひつ
だいひつ [1] 【大弼】
(1)孝謙天皇の時に置かれた紫微中台(シビチユウダイ)の次官の上位。
(2)律令制で,弾正台の次官の上位。
だいひつ
だいひつ【代筆する】
write <a letter> for <another> .
だいひつ
だいひつ [0] 【代筆】 (名)スル
本人に代わって字や手紙・書類などを書くこと。代書。
⇔自筆
「手紙を―する」
だいひぼさつ
だいひぼさつ 【大悲菩薩】
観世音菩薩の異名。
だいひょう
だいひょう [0] 【大兵】
(1)体の大きいこと。また,その人。
⇔小兵
「―肥満」「体(ナリ)は―で度胸も好い男/真景累ヶ淵(円朝)」
(2)弓を引く力が強いこと。また,その人。[日葡]
だいひょう
だいひょう【代表】
a representative (人);→英和
a delegate (派遣代表);→英和
a delegation (代表団).→英和
〜的 representative;typical (典型的).→英和
〜する represent;→英和
stand[act]for.→英和
〜して for;on behalf of.‖代表作 one's most important work;one's masterpiece.代表取締役 a representative director.代表番号 the key number (電話の).
だいひょう
だいひょう [0] 【代表】 (名)スル
(1)全体の状態や性質などを,そのもの一つだけでよく表すこと。また,そのもの。「世代を―する意見」「マラルメに―されるフランス象徴派」
(2)機関やグループに代わって,その意思を外部に表すこと。また,その人。「親族を―してあいさつする」
(3)全体の中から,すぐれたものまたは最適なものとして選ばれた人。「―選手」
(4)法人・団体に代わって意思を他に表示し,それを,法人・団体自身の行為として法律上の効果を発生させること。また,それをする人や機関。
だいひょうおっそ
だいひょうおっそ [5] 【代表越訴】
江戸時代,百姓一揆の一形。村役人などの有力な百姓が,村人たちの代表として,越訴を行い,村の要求を獲得しようとしたもの。一七世紀の後半から各地の一揆で多くとられた方式で,佐倉惣五郎を代表例とする。
だいひょうけん
だいひょうけん [3] 【代表権】
〔法〕 代表をなす権限。
だいひょうさく
だいひょうさく [3] 【代表作】
その作家の特色が最もよくあらわれ,芸術的価値を世に認められている作品。
だいひょうしゃいん
だいひょうしゃいん [5] 【代表社員】
〔法〕 合名会社・合資会社において,会社の代表権をもつ社員{(2)}。
だいひょうそしょう
だいひょうそしょう [5] 【代表訴訟】
会社が取締役の責任を追及する訴えを提起しないとき,個々の株主・社員{(2)}が会社に代わって自ら原告となって提起する訴訟。代位訴訟。
だいひょうち
だいひょうち [3] 【代表値】
資料の特徴や傾向を示す客観的な尺度となる数値。平均値・最大値・中央値・モードなど。
だいひょうてき
だいひょうてき [0] 【代表的】 (形動)
全体を代表するにふさわしいさま。「現代日本の―作家」
だいひょうでんわ
だいひょうでんわ [5] 【代表電話】
二回線以上の電話がある場合,あらかじめ決めておく一つの番号。その番号に電話すれば自動的に空いている電話につながる。
だいひょうとりしまりやく
だいひょうとりしまりやく [9] 【代表取締役】
取締役のうち,会社を代表し,業務執行を指揮する者。株式会社では必ず置くべき機関で,取締役会で選任される。有限会社でも置くことができる。
だいひょうみんしゅせい
だいひょうみんしゅせい [0] 【代表民主制】
⇒間接民主制(カンセツミンシユセイ)
だいひょうりじ
だいひょうりじ [5] 【代表理事】
理事を代表する者。
だいひん
だいひん [0] 【代品】
代わりの品物。代物。
だいびゃく
だいびゃく [0] 【大百】
「大百日(オオビヤクニチ)」に同じ。
だいびゃくえ
だいびゃくえ [3] 【大白衣】
(1)「大白衣法」の略。
(2)「白衣観音(ビヤクエカンノン)」に同じ。
だいびゃくえほう
だいびゃくえほう [5] 【大白衣法】
台密で,白衣観音を本尊として行う修法。大白衣。
だいびゃくごしゃ
だいびゃくごしゃ [5] 【大白牛車】
法華経の譬喩品に説く三車の一。菩薩乗にたとえられる。
だいびょうし
だいびょうし [3] 【大拍子】
(1)締め太鼓の一種。桶胴に皮を張ったもので,ふつう細桴(ホソバチ)で一方の皮を打つ。関東や奥羽地方の里神楽に用いる。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。{(1)}を中心に,大太鼓と篠笛(シノブエ)もしくは能管(ノウカン)を吹き合わせるもの。神社の境内や社頭の場面に用いる。
だいふ
だいふ [1] 【乃父】
(1)父が子に対して自分のことをいう語。
(2)他人の父。また,一般に父。
だいふ
だいふ [1] 【代父】
代親(ダイシン)のうちの男性。教父。
→ゴッドファーザー
だいふ
だいふ 【内府】
「ないふ(内府)」に同じ。「―が命をば重うして/平家 2」
だいふうし
だいふうし [3] 【大風子】
南アジア原産の数種のイイギリ科の高木の果実。径約10センチメートルの球形で,木化した褐色の外果皮があり,中に数十個の種子がある。
だいふうしゆ
だいふうしゆ [5] 【大風子油】
大風子の成熟種子からとった黄色の脂肪油。かつてハンセン病の治療に用いられた。
だいふく
だいふく【大福餅】
a rice cake stuffed with bean jam.
だいふく
だいふく [4] 【大福】
(1)「大福餅」の略。
(2)福の多いこと。大きな福運。
だいふくちゅう
だいふくちゅう [4] 【大腹中】 (名・形動)[文]ナリ
度量の大きい・こと(さま)。ふとっぱら。「―な人物」「扶桑第一の大商人の心も―にして/浮世草子・永代蔵 1」
だいふくちょう
だいふくちょう [0] 【大福帳】
〔福分を祝う意〕
商家で,売買の金額を書き入れる元帳。
だいふくちょうじゃ
だいふくちょうじゃ 【大福長者】
非常に富裕な人。大金持ち。「その頃三条に―あり/義経記 1」
だいふくもち
だいふくもち [4] 【大福餅】
中に餡(アン)を包み込んだ餅菓子。
だいふけい
だいふけい [4][3] 【大不敬】
(1)大きな不敬。特に,皇室に対する不敬。
(2)古代,律の八虐の一。皇室が崇敬する神社・皇室に対して盗みなどの非礼を行うこと。
だいふひょう
だいふひょう [3][4] 【大譜表】
上段にト音譜表,下段にヘ音譜表を組み合わせた二段構えの譜表。ピアノ・オルガン・ハープ・合唱などに用いられる。
だいぶ
だいぶ【大分】
[相当]very[pretty,rather] <cold> ;→英和
much <better> ;→英和
quite <a long time> ;→英和
badly <wounded> ;→英和
considerably;→英和
[数量]⇒沢山.
だいぶ
だいぶ [0] 【大分】 (副)
(1)数量が相当であるさま。たくさん。だいぶん。「小遣いを―もらった」
(2)物事の程度が相当であるさま。かなり。だいぶん。「―よくなる」「―寒くなった」「―人間らしい暮らしをして/雁(鴎外)」
だいぶ
だいぶ 【大歩】
地積の単位。一段の三分の二。古くは二四〇歩をいい,大閤検地以後は二〇〇歩をいう。
→小歩
だいぶ
だいぶ [1] 【大夫】
〔「大輔(タイフ)」と言い分けるための読み方という〕
律令制で,職・坊の長官。たいふ。
だいぶきん
だいぶきん [3] 【台布巾】
食卓をふくのに用いるふきん。
だいぶく
だいぶく [0] 【大服・大福】
⇒おおぶく(大服)
だいぶくちゃ
だいぶくちゃ [4][3] 【大服茶・大福茶】
⇒おおぶくちゃ(大服茶)
だいぶっし
だいぶっし [3] 【大仏師】
(1)仏師の尊称。
(2)奈良時代,国家的仏像製作事業の責任者。平安以降,私的仏師集団の指導者・棟梁の称となり,また有力寺院に所属する仏師の統率者の称ともなった。
だいぶつ
だいぶつ [0] 【代物】
代わりの物。代品。代用品。
だいぶつ
だいぶつ【大仏】
a great image of Buddha.
だいぶつ
だいぶつ [0] 【大仏】
巨大な仏像。丈六(像高約4.8メートル)以上のものをいう。奈良東大寺の盧遮那仏(ルシヤナブツ),鎌倉長谷高徳院の阿弥陀仏が特に有名。
だいぶつかいげんくよう
だいぶつかいげんくよう [9] 【大仏開眼供養】
大仏の開眼を供養すること。752年の東大寺盧遮那仏の場合が特に有名で,この際に使用された器物が正倉院に多く収められている。
だいぶつでん
だいぶつでん [4] 【大仏殿】
(1)大仏を安置した堂。
(2)奈良東大寺の大仏を奉安した堂。752年建立。現在の仏殿は1708年の再建。
だいぶつべんさい
だいぶつべんさい [5] 【代物弁済】
本来の債務の代わりに他の物品などによって債務を消滅させること。
だいぶつもち
だいぶつもち [4] 【大仏餅】
近世,京坂地方で流行した,大仏の像を焼き印で焼きつけた餅。
だいぶつよう
だいぶつよう [0] 【大仏様】
鎌倉初期に東大寺再建のため俊乗坊重源が宋の様式を取り入れて始めた寺院建築様式。指肘木(サシヒジキ)・貫(ヌキ)・化粧屋根裏・扇垂木などを主な特徴とする。兵庫県小野の浄土堂,東大寺南大門はその代表例。天竺様(テンジクヨウ)。
→寺院建築
だいぶぶん
だいぶぶん【大部分】
most (of);→英和
the greater part <of> ;the majority.→英和
〜は mostly;→英和
for the most part.
だいぶぶん
だいぶぶん [3] 【大部分】
全体のほとんどの部分。副詞的にも用いられる。おおかた。たいはん。「―の人は知っている」「―できた」
だいぶん
だいぶん【大分】
⇒大分(だいぶ).
だいぶん
だいぶん [0] 【大分】
■一■ (副)
(1)数量が相当であるさま。たくさん。だいぶ。「貯金が―たまった」
(2)物事の程度が相当であるさま。かなり。だいぶ。「―スズシクナッタ/ヘボン」
■二■ (名・形動)
(1)数量が多い・こと(さま)。たくさん。「手前も―の損銀/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(2)物事の程度が相当である・こと(さま)。かなり。「―の無沙汰をした/日本橋(鏡花)」
だいへいげん
だいへいげん 【大平原】
⇒グレート-プレーンズ
だいへき
だいへき [0] 【題壁】
詩や文を壁に書きしるすこと。
だいへん
だいへん【代返する】
answer the roll call for <another> .
だいへん
だいへん [0] 【代返】 (名)スル
学校で出欠をとる際,出席しない者に代わって出席をよそおって返事をすること。
だいべん
だいべん【代弁する】
speak[act]for <a person> ;represent.→英和
代弁者 a spokesman;→英和
an agent (代理人).→英和
だいべん
だいべん [3] 【大便】
人間が肛門から排泄する食物のかす。くそ。糞(フン)。便。うんこ。
だいべん
だいべん【大便】
feces;→英和
stool.→英和
〜をする go to stool;relieve nature[oneself].
だいべん
だいべん [1] 【大弁】
律令制で,太政官の弁官の上位。左大弁・右大弁の一名ずつが配される。おおともい。
だいべん
だいべん [0] 【代弁・代辯】 (名)スル
本人に代わって意見を述べること。「彼の気持ちを―する」
だいべん
だいべん [0] 【代弁・代辨】 (名)スル
(1)本人に代わって弁償すること。「治療費を―する」
(2)本人に代わって事務などを代行すること。「―業」
だいべんしゃ
だいべんしゃ [3] 【代弁者・代辯者】
本人に代わって話をする人。「社会的弱者の―」
だいべんじょ
だいべんじょ [3][0] 【大便所】
大便をする便所。
だいほう
だいほう [0] 【大法】
(1)〔仏〕 すぐれた教え。仏の教え。
(2)密教の修法のうち,最も重んじられる大規模なもの。
→たいほう(大法)
だいほうえ
だいほうえ [3] 【大法会】
〔仏〕 大規模の法会。大会。
だいほうおんじ
だいほうおんじ 【大報恩寺】
京都市上京区溝前町にある真言宗智山派の寺。山号,瑞応山。1221年義空の開創という。本堂は国宝。本尊は釈迦如来像。通称,千本釈迦堂。
だいほうし
だいほうし [3] 【大胞子】
胞子に大小の二型があるとき,大きい方の胞子。シダ植物のイワヒバ・ミズニラ・サンショウモなどに見られ,発芽して雌性前葉体をつくる。
だいほうてい
だいほうてい [3] 【大法廷】
最高裁判所の裁判官全員によって構成される合議体。法令などの憲法違反,判例の抵触などの重要事項が問題となる場合に審理・裁判に当たる。
→小法廷
だいほうどうだいじっきょう
だいほうどうだいじっきょう ダイハウドウダイジツキヤウ 【大方等大集経】
⇒大集経(ダイジツキヨウ)
だいほうへい
だいほうへい [3] 【大奉幣】
大嘗祭(ダイジヨウサイ)に伊勢大神宮以下,五畿・七道の神社に奉った幣帛(ヘイハク)。
だいほっさ
だいほっさ [3] 【大発作】
癲癇(テンカン)の代表的症状の一。突然意識を失って倒れ全身の筋肉が強直する強直痙攣(ケイレン)の後,筋肉の収縮・弛緩を反復する間代痙攣に移行する。強直間代発作。
→小発作
だいほん
だいほん【台本】
a playbook (劇の);a libretto (歌劇の);→英和
a script (放送の);→英和
a scenario (映画の).→英和
だいほん
だいほん [0] 【台本】
芝居・演劇・映画などで,すべての演出の基本となる本。脚本。シナリオ。「―どおりに運ぶ」
だいほんえい
だいほんえい 【大本営】
戦時の天皇直属の最高統帥機関。1893年(明治26)の戦時大本営条例で法制化され,日清・日露戦争時に設置された。1937年(昭和12)には大本営令により事変でも設置可能となり,以後敗戦まで存続。44年に最高戦争指導会議と改称。
だいほんがん
だいほんがん [3] 【大本願】
〔仏〕
(1)仏が一切衆生(シユジヨウ)を救済しようとする大きな願い。
(2)善光寺{(1)}の境内にある,浄土宗の尼寺。大勧進と共同で善光寺を管理する。
だいほんざん
だいほんざん [3] 【大本山】
(1)仏教の一宗派で最高位の寺院として,所属の末寺を統轄する寺。
(2)総本山の下にあって所属の末寺を統轄する寺。
だいほんざん
だいほんざん【大本山】
the chief temple <of a sect> .
だいぼ
だいぼ [0][1] 【代母】
代親(ダイシン)のうちの女性。
だいぼいんすいい
だいぼいんすいい [6] 【大母音推移】
〔Great Vowel Shift〕
英語において1350年頃から1600年頃にかけて起きた長母音の変化。最も舌の位置の高い/i:/ /u:/は/ei/ /ou/と二重母音化した。他はそれぞれ舌の位置が一段階高い位置に変化し,/e:/→/i:/, /ɛ:/→/e:/, /o:/→/u:/, /ɔ:/→/o:/, /a:/→/ɛ:/に変化した。
だいぼうあみ
だいぼうあみ [3] 【大謀網】
台網の一。垣網と袋網を組み合わせて定置するもの。袋網は楕円形または四角形で口が狭い。
→大敷網(オオシキアミ)
だいぼさつ
だいぼさつ [3] 【大菩薩】
〔仏〕
(1)不退の位に至った菩薩。また,偉大な僧の敬称。
(2)「八幡大菩薩」の略。
だいぼさつとうげ
だいぼさつとうげ 【大菩薩峠】
(1)山梨県北東部,塩山市の東にある峠。海抜1897メートル。かつて甲府盆地と多摩川上流域を結ぶ要所。
(2)小説。中里介山作。1913(大正2)〜41年(昭和16)諸紙に発表。未完。幕末の頃,虚無的な浪人机竜之助の遍歴を軸に数十人の人物が交錯する大ロマン。後の大衆小説に大きな影響を与えた。
だいぼんげじょう
だいぼんげじょう [5] 【退凡下乗】
〔仏〕 釈迦が霊鷲山(リヨウジユセン)で説法をした時,これを聞くために摩訶陀(マカダ)国王頻婆娑羅(ビンバシヤラ)が通路を開いて,その中間に建てたという二本の卒塔婆。一つは「下乗」といって王はここから歩き,一つは「退凡」といって凡人はここから内に入らせなかったという。
だいぼんてん
だいぼんてん 【大梵天】
⇒梵天(ボンテン)(1)
だいまいり
だいまいり [3] 【代参り】
(1)他人に代わって社寺に参詣すること。だいさん。
(2)「代待ち」に同じ。
だいまち
だいまち [0] 【代待ち】
日待ち・月待ち・庚申待ちなどに,米や銭をもらい,その人に代わって神仏に祈る行を勤める者。願人坊主の類。代参り。
代待ち[図]
だいまちく
だいまちく [3] 【大麻竹】
イネ科のタケササ類。南アジア原産。稈(カン)を密生して大株をつくる。高さ36メートル,径25センチメートル以上にも達し,タケの中で一番大きいといわれる。
だいまんだら
だいまんだら [3] 【大曼荼羅】
〔仏〕
(1)四種曼荼羅の一。諸尊の姿などを極彩色で描いた曼荼羅。
(2)日蓮宗で,法華経本門の諸尊の会座を文字で書き表したもの。
だいみゃく
だいみゃく [0] 【代脈】
担当の医師に代わって病人を診察すること。また,その人。代診。
だいみょう
だいみょう [3] 【大名】
(1)江戸時代,将軍直臣で知行一万石以上の武士。単に大名という場合はこれをさす。ほぼ二六〇〜二七〇家あり,その経歴により親藩・譜代・外様に,また所領の規模により国主(国持ち)・準国主・城主・城主格・無城などに区分された。国大名。
(2)平安末から鎌倉時代,多くの名田を持つ田堵(タト)・名主の称。
(3)鎌倉時代,大きな所領を有し,多くの家の子・郎党を従えた武士。
→小名
(4)室町時代,管国内の武士を家臣化し,領国支配を強化した守護。守護大名。
(5)戦国時代,守護大名を倒して強力な支配を行なった大領主。戦国大名。
だいみょう
だいみょう【大名】
a daimyo;a feudal lord.‖大名行列 a daimyo procession.大名旅行をする travel like a prince; <米> go on a junket.
だいみょうあずけ
だいみょうあずけ [5] 【大名預け】
江戸時代,幕府が罪人を大名に預けて監禁させた制度。
だいみょうおろし
だいみょうおろし [5] 【大名下ろし】
中骨に身を多く残すようにして魚を三枚におろすこと。ぜいたくなおろし方であることからいう。
だいみょうかぞく
だいみょうかぞく [5] 【大名華族】
江戸時代の大名で,明治維新後に華族になった者。
→公家(クゲ)華族
だいみょうがい
だいみょうがい [0] 【大名買い】
売り手の言うままの値段で品物を買うこと。
だいみょうがし
だいみょうがし [0] 【大名貸し】
江戸時代,藩財政の窮乏した大名に金融業者が蔵米などを担保に金を貸したこと。また,その人。
だいみょうぎょうれつ
だいみょうぎょうれつ [5] 【大名行列】
江戸時代,大名が参勤交代で江戸と国元とを往復する際の,規定の儀式・警備をもって行う行列。規模は時代や家格・石高などにより異なるが,出陣の隊形をとり,髭奴を筆頭に金紋先箱・槍持ち・徒士など前駆が続き,大名の駕籠を馬回り・近習などが固め,草履取り・傘持ち・茶坊主・騎馬などが続いた。
だいみょうけんどん
だいみょうけんどん [5] 【大名倹飩】
主に大名の紋や船などを描いた漆絵がある器に入れて出された倹飩。
だいみょうじま
だいみょうじま [0] 【大名縞】
細かい縦縞。多くは,縞糸二本に地糸六本の繰り返し。大名筋。
→縞
だいみょうじん
だいみょうじん [3] 【大明神】
(1)「明神」をさらに尊んだ言い方。「正一位稲荷(イナリ)―」
(2)名詞の下に付けて,敬意・尊崇・願望,ときにおどけた気持ちを表す。「かかあ―」
だいみょうせせり
だいみょうせせり [5] 【大名挵】
セセリチョウ科のチョウ。開張約35ミリメートル。黒色で前ばねに白斑があるが,近畿以西に産するものは後ろばね中央にも白斑を生ずる。幼虫はヤマノイモなどの葉を食う。
だいみょうちく
だいみょうちく [3] 【大名竹・大明竹・台明竹】
カンザンチクの異名。
だいみょうにち
だいみょうにち ダイミヤウ― [3] 【大明日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,すべての事に大吉であるという日。大明。
だいみょうひきゃく
だいみょうひきゃく [5] 【大名飛脚】
江戸時代,大名が国元と江戸藩邸との通信連絡のために設けた私設の飛脚。尾張・紀伊の両家は東海道七里ごとに人馬継ぎ立ての小屋を設けたので,七里飛脚とも呼ばれた。
→飛脚
だいみょうひけし
だいみょうひけし [5] 【大名火消し】
江戸時代,大名に対する課役として,出火の際江戸の藩邸から出動することを義務づけられた火消し。明暦の大火以後整備された。
→定(ジヨウ)火消し
→町(マチ)火消し
だいみょうぶしん
だいみょうぶしん [5] 【大名普請】
ぜいたくに金を使った建築や工事。
だいみょうやしき
だいみょうやしき [5] 【大名屋敷】
江戸時代,江戸に参勤する大名に与えられた宅地。普通,大名は江戸に二〜五か所屋敷を持ち,本邸を上(カミ)屋敷と呼んだ。
だいみょうりょうごくせい
だいみょうりょうごくせい [0] 【大名領国制】
室町後期,応仁の乱以後の約一世紀の間に形成された戦国大名の領国支配の体制。領国内のすべての統制権を掌握し,分国法を制定し,家臣団の城下町居住をはかり,荘園を否定して郷村の農民を支配した。
だいみょうりょこう
だいみょうりょこう [5] 【大名旅行】
費用をたっぷり使ったぜいたくな旅行。
だいみんいっとうし
だいみんいっとうし 【大明一統志】
明代の中国全土および属国を含めた地域の総合地理書。九〇巻。明の李賢らが勅命を奉じて編集。1461年完成。
だいみんかいてん
だいみんかいてん 【大明会典】
〔「だいみんえてん」とも〕
中国,明代の基本法の総合法典。各官庁ごとに関連する法律をまとめて編集。1509年に正徳会典一八〇巻が刊行され,次いでこれを増修した万暦会典二二八巻が1587年に刊行された。
だいむ
だいむ [1] 【代務】 (名)スル
本人に代わって事務をとること。代理。代行。「窓口業務を―する」「―人」
だいめ
だいめ 【代目】 (接尾)
助数詞。世代を数えるのに用いる。「七―菊五郎」
だいめ
だいめ [0] 【台目・大目】
(1)茶室の畳の一。一畳の約四分の三で,台子(ダイス)の寸法分の畳目を切り捨てた大きさといわれる。
(2)三分の二。半分以上。[日葡]
だいめい
だいめい [0] 【題名】
表題の名。
だいめい
だいめい【題名】
a title.→英和
だいめいし
だいめいし [3] 【代名詞】
(1)品詞の一。名詞とともに体言の一類。人・事物・方向・位置などを,そのものの名称を用いずに,直接に指し示すのに用いる語。「私・あなた・彼」(人代名詞),「これ・そちら・あそこ」(指示代名詞)の類。国文法では,名詞に含ませる説もある。
(2)あるものの性質・状態などを代表的に示す言葉としても用いられる。「兜町は日本の証券取引所の―となっている」
だいめいし
だいめいし【代名詞】
《文》a pronoun;→英和
a synonym <of,for> (同義語).→英和
関係(指示,人称,疑問)代名詞 a relative (demonstrative,personal,an interrogative) pronoun.
だいめいじ
だいめいじ [3] 【大名辞】
⇒大概念(ダイガイネン)
だいもう
だいもう [0] 【大網】
胃から腸管の前方に下垂した腹膜の部分。
だいもく
だいもく [0] 【題目】
(1)書籍や文章の表題。題号。
(2)討議・研究などの主旨。主題。
(3)〔仏〕 日蓮宗で,「南無妙法蓮華経」と「妙法蓮華経」のこと。単なる経の名や帰依の心を表すのではなく,法華経の真理を示すものとして特に重視される。
→お題目
だいもく
だいもく【題目】
<chant> the prayer <of the Nichiren sect> .→英和
⇒題.
だいもくおどり
だいもくおどり [5] 【題目踊り】
日蓮宗の行事。太鼓に合わせ,法華経の題目を唱えながら踊る。京都市左京区の湧泉寺で,八月一五,一六日に行われる盆踊りが有名。
だいもくこう
だいもくこう [0] 【題目講】
日蓮宗の信者の講。
だいもくしゅう
だいもくしゅう [3] 【題目宗】
〔題目を唱えることから〕
日蓮宗の俗称。
だいもくだいこ
だいもくだいこ [5] 【題目太鼓】
南無妙法蓮華経という題目を唱えながらたたく太鼓。
だいもつ
だいもつ [0] 【代物】
(1)代金。代価。ぜに。「―はいかほどでござる/狂言・張蛸」
(2)代わりとなる物。[日葡]
だいもつのうら
だいもつのうら 【大物浦】
摂津国,淀川旧河口にあった船着き場。今の兵庫県尼ヶ崎市大物町。
だいもん
だいもん [0] 【大問】
試験問題などで,まとまった大きな問い。
⇔小問(シヨウモン)
だいもん
だいもん [1] 【大紋】
(1)大形の紋様。
(2)大形の家紋を五か所に染めた直垂(ヒタタレ)。袴にも五か所に紋をつける。室町時代に始まり,江戸時代には五位以上の武家の通常の礼服となった。
大紋(2)[図]
だいもん
だいもん [1] 【大門】
大きな門。大内裏や寺などの,外構えの大きな門。正門。総門。おおもん。
→おおもん(大門)
だいもんじ
だいもんじ [3] 【大文字】
(1)大きい文字。大字。
(2) [0]
八月一六日の夜,京都東山の如意ヶ岳の山腹で「大」の字形に焚(タ)く送り火。同時に,左大文字・妙法・船形・鳥居形の合わせて五つの火も,周辺の山腹に点じられる。大文字送り火。大文字の火。[季]秋。《―を待ちつゝ歩く加茂堤/虚子》
(3)「大文字山」の略。
だいもんじそう
だいもんじそう [0] 【大文字草】
ユキノシタ科の多年草。山中の湿った岩などに生える。葉は掌状で根生し,柄が長く,円形。夏から秋にかけ,30センチメートルほどの花茎を立て白色の小花を円錐花序につける。花は五弁で,うち二個がほかよりも長く「大」の字に似る。[季]秋。
だいもんじやま
だいもんじやま 【大文字山】
京都市左京区,如意ヶ岳の西に連なる山。海抜466メートル。大文字の火で知られる。
だいもんのこうらい
だいもんのこうらい 【大紋の高麗】
大形の紋のついている高麗縁(ベリ)。
だいもんび
だいもんび [3] 【大紋日】
上方の遊郭で,一年中の紋日のうち特に大事とした日。おおもんび。「盆正月節句などいふ―のしてのない時は/浮世草子・禁短気」
だいや
だいや [0] 【台屋】
遊里で,仕出し屋。台肴屋(ダイザカナヤ)。
だいやがわ
だいやがわ 【大谷川】
栃木県日光市内を流れ,鬼怒川に注ぐ川。水源は中禅寺湖で華厳滝となって流出。
だいやく
だいやく【代役】
《映》a stand-in;《文》a dummy (element).→英和
〜を勤める fill[act in]a person's place;play the part of <another> .
だいやく
だいやく [0] 【代役】
芝居・映画などで,ある役を演ずる予定の人が出演できなくなったとき,代わりにその役を演ずること。また,その人。「―を立てる」
だいやくしん
だいやくしん [3] 【大躍進】
1958年から中国で毛沢東思想に基づいて始められた高度経済成長政策。「15年でイギリスに追いつく」を合言葉に鉄鋼大増産,人民公社化などが図られたが,経済均衡の失調,農村の荒廃,二千万人の餓死者を出し,59年毛沢東は国家主席を辞任。
だいやてつざん
だいやてつざん 【大冶鉄山】
中国,湖北省南東部にある鉄鉱石の産地。武漢鉄鋼コンビナートに原料を供給。
だいゆうでん
だいゆうでん [3] 【大雄殿】
仏教建築の一。中国および朝鮮の禅宗系寺院での本堂の呼称。
だいゆれい
だいゆれい 【大庾嶺】
中国を華南と華中に分ける南嶺山脈の東端にある山。江西省と広東省の境にあり,交通の要所。梅の名所で知られる。梅嶺。ターユイ-リン。
だいよう
だいよう [0] 【大用】
大便(ダイベン)。
→たいよう(大用)
だいよう
だいよう [0] 【代用】 (名)スル
その物の代わりに用いること。間に合わせて使うこと。「踏み台を箱で―する」
だいよう
だいよう【代用(品)】
a substitute <for> .→英和
〜する substitute <A for B> ;use <A> in place of <B> .〜になる serve for[as];be used as a substitute for.
だいようかんごく
だいようかんごく [5] 【代用監獄】
監獄法の規定により,監獄に代用することが認められている警察署に付属する留置場。
だいようかんじ
だいようかんじ [5] 【代用漢字】
常用漢字にない漢字を,同音でしかも字義の近い常用漢字で書き換えたその代用の漢字。例えば,「日蝕」→「日食」,「車輛」→「車両」における「食」「両」など。代用字。
だいようきょういん
だいようきょういん [5] 【代用教員】
旧制度で,免許状を持たないで小学校の教員をつとめた人。
だいようしょうけん
だいようしょうけん [5] 【代用証券】
「代用有価証券」に同じ。
だいようしょく
だいようしょく [3] 【代用食】
米の代わりに食べる主食。めん類やイモ・カボチャなど。第二次大戦の戦中・戦後に用いられた語。
だいようひん
だいようひん [0] 【代用品】
ある物の代わりに使う品。間に合わせ。
だいようゆうかしょうけん
だいようゆうかしょうけん [8] 【代用有価証券】
信用取引などにおいて,委託保証金の代わりに預託する国債証券・地方債証券・株式などの一定の有価証券。代用証券。
だいよん
だいよん [1] 【第四】
四番目。
→だいし
だいよんかいきゅう
だいよんかいきゅう [5] 【第四階級】
〔第一階級の王・諸侯,第二階級の貴族・僧侶,第三階級のブルジョアジーに対していう〕
無産階級。労働者階級。プロレタリアート。
だいよんき
だいよんき [1][1] 【第四紀】
新生代を二分したときの新しい方の紀。地質時代のうちで最も新しく,今から約一七〇万年前から現在までの時をいう。人類の発展の時代。氷期と間氷期との繰り返しが見られた。
だいよんけい
だいよんけい [1] 【第四系】
第四紀にできた地層や岩体。
だいよんけんりょく
だいよんけんりょく [5] 【第四権力】
立法・行政・司法の三権に次ぐ第四の権力。マスコミの力をいう。
だいよんしゅゆうびんぶつ
だいよんしゅゆうびんぶつ [8] 【第四種郵便物】
通常郵便物の一。通信教育用郵便物・盲人用郵便物・学術刊行物・農産種苗などを内容とするもの。開封にする。
だいよんせいびょう
だいよんせいびょう [5] 【第四性病】
「鼠蹊(ソケイ)リンパ肉芽腫症(ニクガシユシヨウ)」に同じ。
だいよんせっしょく
だいよんせっしょく [5] 【第四接触】
日食や月食において部分食が終わる瞬間。
→復円(フクエン)
だいよんのうしつ
だいよんのうしつ [5] 【第四脳室】
脳の下部,延髄の部分にある腔所。上は第三脳室に,下は脊髄の中心管に続く。
だいら
だいら ダヒラ 【平】
地名の下に付いて,山間の平地であることを表す。「善光寺―」
だいらく
だいらく 【大楽】
姓氏の一。
だいらくげんたろう
だいらくげんたろう 【大楽源太郎】
(1832-1871) 幕末・維新期の志士。周防の人。1869年(明治2)大村益次郎暗殺事件に連座して幽閉されるが脱走,久留米で暗殺された。
だいり
だいり【代理】
[代人]a representative;→英和
《法》a proxy.→英和
〜をする act for <another> ;act in[take]a person's place.〜を送る send a person in place of <another> ;send a proxy.〜で in place of <another> .‖代理店 an agency.校長(部長)代理 the acting principal (manager).
だいり
だいり 【大理】
(1)中国,雲南省北西部にある都市。チベットやミャンマーに通じる内陸交通の要地。唐代の南詔(ナンシヨウ)国,宋代の大理国などの都として繁栄。大理石の産地。ターリー。
(2)タイ族の段思平が南詔国に代わって雲南に建てた国(937-1254)。フビライ-ハンに滅ぼされた。
だいり
だいり [1] 【大理】
(1)大きな道理。
(2)古代中国の官名。追捕・糾弾・裁判・訴訟などをつかさどった。
(3)検非違使別当の唐名。
だいり
だいり [1][0] 【内裏】
(1)天皇の住居としての宮殿。大内裏の中にある。皇居。禁裏。禁中。御所。
(2)「内裏雛」の略。
内裏(1)=1[図]
内裏(1)=2[図]
内裏(1)=3[図]
内裏(1)=4[図]
だいり
だいり [0] 【代理】 (名)スル
(1)その人に代わって物事を処理すること。また,その人。代行。「部長―」「学長事務を―して行う」
(2)〔法〕 ある人が,本人のためであることを示して,第三者と法律行為をなすこと。法律効果は直接に本人と第三者との間に生ずる。「―記名」
だいりき
だいりき [0] 【大力】
(1)非常に強い力。また,その力をもつ人。強力(ゴウリキ)。「―の持ち主」「―無双」
(2)仏などの,大神通力。
だいりきしゃ
だいりきしゃ [4][3] 【大力者】
(1)大力をもつ仏・菩薩。
(2)大変な力持ち。だいりきもの。
だいりぎょう
だいりぎょう [3] 【代理業】
代理商の営業。「広告―」
だいりけん
だいりけん [3] 【代理権】
代理人の行為が本人に法律効果を発生させる根拠となる法律上の地位・資格。
だいりこうい
だいりこうい [4] 【代理行為】
代理人が,本人のためにすることを示してなす行為。
だいりこうかん
だいりこうかん [4] 【代理交換】
手形交換所に加盟している銀行などの金融機関が,加盟していない金融機関の代理人となって,手形・小切手の交換を行うこと。
だいりこうし
だいりこうし [4] 【代理公使】
特命全権公使に次ぐ,外交使節の第三階級。一国の外相から他国の外相に対して派遣される。
だいりさま
だいりさま [4][5] 【内裏様】
(1)天皇や内裏に住む人を敬っていう語。
(2)「内裏雛」に同じ。
だいりしき
だいりしき 【内裏式】
有職書。三巻。821年藤原冬嗣ら撰進,833年清原夏野ら修補。後世,宮中儀式の典範として尊重された。
だいりしゃ
だいりしゃ [3] 【代理者】
他人の代理をする人。
だいりしょう
だいりしょう [3] 【代理商】
特定の会社などの委託を受けて,その取引の代理・媒介を継続的に行う独立の商人。保険代理商など。
だいりせき
だいりせき [3] 【大理石】
方解石を主成分とする結晶質岩石。石灰岩が変成作用を受けたもので,白地に美しい斑紋がある。また,美麗な石灰岩の建築用石材をもいう。建築材・彫刻材などに用いられる。マーブル。
だいりせき
だいりせき【大理石】
marble.→英和
だいりせんそう
だいりせんそう [4] 【代理戦争】
戦争や内乱に際して,当事国以外の大国がいずれかの側を支援し,あたかも大国の代理によって当事国が戦っているかのように見える戦争。
だいりせんゆう
だいりせんゆう [4] 【代理占有】
賃貸人が賃借人に物を占有させている場合のように,他人(占有代理人)に物を所持させることにより本人がそのものを占有すること。
だいりてん
だいりてん [3][0] 【代理店】
(1)代理商の営業所。
(2)特定の会社の代理として商品の販売などの業務を行う店や会社。
だいりとうひょう
だいりとうひょう [4] 【代理投票】
身体の故障などのため,自書できない選挙人が投票管理者の選任する者に代筆してもらって投票すること。
だいりにん
だいりにん [0][3] 【代理人】
(1)他人の代理をする人。
(2)法律上の代理権を持ち,本人に代わって意思表示をしたり,意思表示を受けたりする権限のある人。
だいりはは
だいりはは [4] 【代理母】
〔「だいりぼ」とも〕
不妊の夫婦に代わって,その夫婦の受精卵もしくは精子により妊娠し出産をする女性。代理親。
だいりびな
だいりびな【内裏雛】
the doll Emperor and Empress.
だいりびな
だいりびな [4] 【内裏雛】
天皇・皇后の姿に似せた男女一対の雛人形。三月三日の雛祭りに最上段に飾る。内裏様。内裏。[季]春。
だいりゅうこう
だいりゅうこう [3] 【大流行】 (名)スル
大変に流行すること。大はやり。
だいりょう
だいりょう [0][3] 【代料】
(1)代金。代価。
(2)代わりの材料。
だいりょう
だいりょう [0] 【大領】
律令制で,郡の長官。こおりのみやつこ。
→郡司
だいりんしょうじゃ
だいりんしょうじゃ 【大林精舎】
中インドの毘舎離国の大林中にあった寺。仏陀がたびたび説法した場所。
だいれん
だいれん 【大連】
中国,遼東半島南端の,渤海(ボツカイ)に臨む港湾都市。製鉄・造船・車両などの工業が発達。1898年ロシアが清から租借したが,日露戦争後日本の租借地となり,満州進出の拠点として発展。第二次大戦後中国に返還され,1950年旅順と合して旅大となったが,81年大連と改称。ターリエン。
だいろく
だいろく [1] 【第六】
六番目。六回目。
だいろく
だいろく【第六(の)】
the sixth.→英和
〜感で by intuition[the sixth sense].
だいろくいしき
だいろくいしき [5] 【第六意識】
〔仏〕 目・耳・鼻などの六識の第六番目としての意識。感覚の結果を総合して分別判断する心の働き。第六識。六識。
だいろくてん
だいろくてん [1][2] 【第六天】
〔仏〕 欲界六天の第六で,欲界の最高所。他化自在天。魔天。
だいろっかん
だいろっかん ダイロク― [1] 【第六感】
五官以外にあるとされる感覚で,物事の本質を直観的に感じとる心の働き。勘やインスピレーションのようなもの。六感。「―を働かす」
だいわ
だいわ [0] 【台輪・大輪】
(1)上のものを支え下のものをおおう働きをする横木。社寺建築の柱上を結び,組物を支える平らな水平材や二階の管柱の下部を支える横木。
(2)鳥居の島木を受け支える円盤状の台木など。
台輪(1)[図]
だいわくせい
だいわくせい [3] 【大惑星】
⇒木星型惑星(モクセイガタワクセイ)
だいわじょう
だいわじょう [3] 【大和尚・大和上】
戒和上としての最高位を意味する尊称。真言・法相・律宗でいい,鑑真(ガンジン)に贈られたものを最初とする。
だいわたし
だいわたし [0] 【代渡し】
⇒仮渡(カリワタ)し(2)
だいわとりい
だいわとりい [4] 【台輪鳥居】
⇒稲荷鳥居(イナリドリイ)
だいわれ
だいわれ [0] 【台割れ】
株価が下落して,一〇円刻みで示される「台」が一つ下のものに変わること。例えば,八〇円台の株が七〇円台に下がるなど。
だいアジアしゅぎ
だいアジアしゅぎ [6] 【大―主義】
欧米列強のアジア侵略に対してアジアの一体性や解放を説く主張・理念。植木枝盛や大井憲太郎・岡倉天心・宮崎滔天らによって主張された。
→アジア主義
だいアンティルしょとう
だいアンティルしょとう 【大―諸島】
〔Greater Antilles〕
カリブ海,アンティル諸島の西半分の島々。キューバ・ジャマイカ・イスパニョーラ・プエルトリコなどの島から成る。
だいスンダれっとう
だいスンダれっとう 【大―列島】
スンダ列島の西半分を占めるスマトラ・ジャワ・カリマンタン・スラウェシの四大島,およびその属島の総称。
だいドイツしゅぎ
だいドイツしゅぎ [6] 【大―主義】
一九世紀,オーストリアを中心にドイツを統一しようとした運動。普墺(フオウ)戦争の結果,プロイセン中心の小ドイツ主義に敗れた。
だいブリテン
だいブリテン 【大―】
⇒グレート-ブリテン
だいリーガー
だいリーガー [3] 【大―】
大リーグに登録されている選手。
だいリーグ
だいリーグ [3] 【大―】
アメリカのプロ野球で,最上位の連盟。ナショナル-リーグとアメリカン-リーグの二つがある。メジャー-リーグ。ビッグ-リーグ。
だうま
だうま [0][1] 【駄馬】
(1)乗馬用には使えない下等の馬。
(2)荷を運ぶ馬。にうま。だば。
だうり
だうり [0] 【駄売り】
一駄の荷物をそのまま卸売にすること。だおろし。
だうん
だうん [0] 【朶雲】
〔唐の韋陟(イチヨク)が自分の書を五朶雲(五色の垂雲)のようだといった「唐書」の故事から〕
他人の手紙を敬っていう語。お手紙。「―辱拝見/芭蕉書簡」
だえき
だえき【唾液】
saliva.→英和
唾(液)腺 the salivary glands.
だえき
だえき [0] 【唾液】
唾液腺から分泌される,無色で粘りけのある液の混合物。消化酵素プチアリンを含み,デンプンを麦芽糖に分解する。一日の分泌量は1〜1.5リットルで,咀嚼(ソシヤク)を助け水分代謝にも関与。骨代謝に関与するホルモン(パロチン)も含む。つば。つばき。
だえきせん
だえきせん [0][3] 【唾液腺】
唾液を分泌する腺。口腔粘膜に開口している。哺乳類では耳下腺・顎下(ガツカ)腺・舌下腺の三つの大唾液腺と,多数の小唾液腺がある。唾腺。
だえきせんせんしょくたい
だえきせんせんしょくたい [0][0] 【唾液腺染色体】
双翅目に特徴的な唾液腺細胞の核にみられる巨大化した染色体。核分裂せず DNA 合成のみ繰り返された結果,多糸性染色体となったもの。全長にわたって顕著な横縞が見られ,染色体地図の作成などの細胞遺伝学的研究に利用される。唾腺染色体。
だえきせんホルモン
だえきせんホルモン [6] 【唾液腺―】
⇒パロチン
だえん
だえん [0] 【楕円・橢円】
二次曲線の一。平面上で,二定点(焦点)からの距離の和が一定な点の軌跡。長円。標準形の方程式は �²/�²+�²/�²=1
→円錐曲線
楕円[図]
だえん
だえん【楕円】
an ellipse;→英和
an oval.→英和
〜形の oval(-shaped).‖楕円軌道 an elliptical orbit.
だえんぎんが
だえんぎんが [4] 【楕円銀河】
銀河の見かけの形による分類の一。中心から周辺にかけゆるやかに暗くなる楕円形をしており,際だった内部構造を示さない。
→渦巻き銀河
だえんけい
だえんけい [0] 【楕円形】
楕円の形。小判形。長円形。
だえんたい
だえんたい [0] 【楕円体】
楕円面で囲まれた立体。どんな平面で切ってもその切り口は楕円になる。
だえんへんこう
だえんへんこう [4] 【楕円偏光】
⇒回転偏光(カイテンヘンコウ)
だえんめん
だえんめん [2] 【楕円面】
二次曲面の一。標準形の方程式は �²/�²+�²/�²+�²/�²=1
楕円面[図]
だおれ
だおれ ダフレ 【倒れ】
接尾語的に用いられる。
(1)(動詞連用形に付いて)その行為によって財産を失うこと。「食い―」「着(キ)―」「貸し―」
(2)見かけだけで実質がともなわないこと。「計画―」「看板―」
だかい
だかい [0] 【打開】 (名)スル
行き詰まった点を切り開くこと。解決の方法を見いだすこと。「局面の―をはかる」「膠着状態を―する」
だかい
だかい【打開する】
break <the deadlock> ;→英和
get out of <difficulty> .打開策(を講じる) (try to find) a way out <of> .
だかう
だか・う ダカフ 【抱ふ】 (動ハ下二)
だきかかえる。いだく。「手づから風呂敷づつみを―・へしが/浮世草子・一代女 6」
だかく
だかく [0] 【拿獲】 (名)スル
つかまえること。とらえること。捕獲。拿捕。
だかつ
だかつ [0] 【蛇蝎】
へびとさそり。人の恐れ嫌うもののたとえ。じゃかつ。「―の如く嫌われる」
だかつ
だかつ【蛇蝎のように嫌う】
hate <a person> like a viper;→英和
detest;→英和
abhor.→英和
だかつし
だかつし [3] 【蛇蝎視】 (名)スル
へびやさそりのごとく忌み嫌うこと。
だから
だから [1] (接続)
〔助動詞「だ」に助詞「から」が付いたもの〕
それゆえ。そんなわけで。「なに,壊した。―,注意したのに」「―言わないことじゃない」
だから
だから
(1)[それだから]so (that);→英和
therefore;→英和
accordingly.→英和
(2)[…だから]as;→英和
because <he is idle> ;→英和
because of <his idleness> ;since;→英和
now that.
だから=と言って
――と言って
あることがらを一応認めたあとで,全面的には賛成できないという意を表す。そうではあるが。「確かにいい意見だ。―採用はできない」
だかん
だかん【兌換できる(できぬ)】
(in)convertible.→英和
兌換紙幣 a convertible note.
だかん
だかん [0] 【兌換】 (名)スル
紙幣を正貨と引き換えること。
だかん
だかん [0] 【朶翰】
他人の手紙を敬っていう語。朶雲。
だかん
だかん [0] 【蛇管】
⇒じゃかん(蛇管)
だかんぎんこう
だかんぎんこう [4] 【兌換銀行】
兌換銀行券を発行する特権をもつ銀行。
だかんぎんこうけん
だかんぎんこうけん [6] 【兌換銀行券】
それを持参する者の要求があれば,同額の正貨と引き換えるという約束のもとにある銀行券。日本では1885年(明治18)に日本銀行兌換券を発行,1942年(昭和17)廃止。
だかんしへい
だかんしへい [4] 【兌換紙幣】
正貨を支払うことを約した紙幣。
⇔不換紙幣
だかんじゅんび
だかんじゅんび [4] 【兌換準備】
銀行券または政府紙幣を金銀貨幣または金銀地金と引き換えるために,発券銀行または政府が保有する準備資産。
だが
だが [1] (接続)
〔助動詞「だ」に接続助詞「が」の付いた語〕
そうではあるが。しかし。けれど。「危機は去った。―,安心はできない」
だが
だが
[しかし]but;→英和
however;→英和
(and) yet;→英和
[にもかかわらず]still;→英和
nevertheless.→英和
だがし
だがし【駄菓子】
cheap sweets[candy].
だがし
だがし [2][0] 【駄菓子】
粟(アワ)・麦などの雑穀や黒砂糖でつくった,素朴で安価な雑菓子。一文菓子。「―屋」
だがっき
だがっき【打楽器】
a percussion instrument.
だがっき
だがっき [2] 【打楽器】
打つ,あるいは振ることによって音を発する楽器の総称。一定の音律をもつものともたないものとがある。また,木・金属の物質が音を出す体鳴楽器と,張られた皮をたたいて音を出す膜鳴楽器とに分類する。
だき
だき [1] 【舵機】
船のかじを直接動かす機械。操舵機。
だき
だき [0] 【抱(き)】
〔動詞「抱く」の連用形から〕
民家で,屋根と屋根が直角に接した所にできる屋根の谷間。
だき
だき [1] 【惰気】
なまけ心。怠る心。「―を払う」
だき
だき [1] 【唾棄】 (名)スル
〔つばを吐き捨てる意〕
けがらわしいとして,嫌い軽蔑したりすること。「―すべき男」
だき
だき【唾棄すべき】
disgusting.→英和
だきあう
だきあ・う [3] 【抱(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに相手をだくようにする。「―・って泣く」
[可能] だきあえる
だきあう
だきあう【抱き合う】
embrace[hug]each other.
だきあげる
だきあ・げる [4] 【抱(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 だきあ・ぐ
抱いて上にもちあげる。「赤ん坊を―・げる」
だきあげる
だきあげる【抱き上げる】
take <a child> up in one's arms.
だきあわせ
だきあわせ【抱合せ売り】
a tie-in[combination]sale.
だきあわせ
だきあわせ [0] 【抱き合(わ)せ】
だきあわせること。
だきあわせぞうし
だきあわせぞうし [6] 【抱き合(わ)せ増資】
増資のために新株を発行する際,額面の一部を無償にして,有償分と無償分とを抱き合わせる形にしたもの。増資の目的を達しやすい。
だきあわせる
だきあわ・せる [5] 【抱き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 だきあは・す
(1)だきあうようにする。組み合わせる。
(2)よく売れるものとあまり売れないものとを組み合わせて売る。「見切り品を―・せて売る」
だきいしそう
だきいしそう [4] 【抱(き)石葬】
縄文時代の墓址にみられる,死体に石をだかせるようにした埋葬法。死霊を封じるためのものといわれる。
だきいれる
だきい・れる [4] 【抱(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 だきい・る
(1)だいて入れる。かかえて入れる。
(2)仲間に引き入れる。抱き込む。
だきうば
だきうば 【抱き乳母】
(乳をやる乳母に対して)守りを専門にする乳母。「本乳母・―とて二人まで,氏すじやうまでを吟味して/浮世草子・織留 6」
だきおこす
だきおこす【抱き起こす】
help <a person> to sit up.
だきおこす
だきおこ・す [4] 【抱き起(こ)す】 (動サ五[四])
倒れた人をかかえておこす。「幼児を―・す」
[可能] だきおこせる
だきおもだか
だきおもだか [3] 【抱沢瀉】
沢瀉紋の一。沢瀉の葉を向かい合わせにし,その間に花を入れたもの。
だきおもり
だきおもり [0] 【抱(き)重り】
赤ん坊などを抱くとずっしりと重みを感じること。「―のする子」
だきおろす
だきおろ・す [4] 【抱(き)下ろす】 (動サ五[四])
だいて下へおろす。かかえておろす。「病人を車から―・す」
[可能] だきおろせる
だきかかえる
だきかか・える [5] 【抱き抱える】 (動ア下一)[文]ハ下二 だきかか・ふ
腕をまわして,だくようにして支える。「―・えられて病院へ行く」
だきかかえる
だきかかえる【抱きかかえる】
hold[embrace,hug] <a person> in one's arms.
だきかご
だきかご [0] 【抱き籠】
「竹夫人(チクフジン)」に同じ。
だきがしわ
だきがしわ [3] 【抱柏】
柏紋の一。柏の葉を左右向かい合った形に描いたもの。
→柏
だきぐせ
だきぐせ [0] 【抱(き)癖】
赤ん坊をいつも抱いてかわいがっているため,抱かないと泣きやまなかったり,むずかったりすること。「―がつく」
だきこむ
だきこむ【抱き込む】
win <a person> over to one's side.
だきこむ
だきこ・む [3] 【抱(き)込む】 (動マ五[四])
(1)腕の中にかかえるようにしてだく。
(2)仲間に引き入れる。味方にする。「役人を―・む」
(3)巻き添えにする。「どいつもこいつも―・んで皆んな泣面(ホエヅラ)を見せてやるぞ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」
[可能] だきこめる
だきしめる
だきしめる【抱き締める】
embrace[hug] <a person> closely[tightly].
だきしめる
だきし・める [4] 【抱(き)締める】 (動マ下一)[文]マ下二 だきし・む
強くしっかりとだく。「いとし子を―・める」
だきすくめる
だきすく・める [5] 【抱き竦める】 (動マ下一)[文]マ下二 だきすく・む
だきしめて,相手が身動きのできないようにする。「後ろから―・める」
だきつく
だきつく【抱きつく】
cling to;throw oneself into another's arms;[首に]embrace <a person> around the neck.→英和
だきつく
だきつ・く [3] 【抱(き)付く】 (動カ五[四])
両腕でかかえるように相手に取りつく。「母親に―・く」
だきづの
だきづの [0] 【抱角】
鹿の枝角を左右抱き合わせた紋。
だきとめる
だきとめる【抱き止める】
hold <a person> back.
だきとめる
だきと・める [4] 【抱(き)留める】 (動マ下一)[文]マ下二 だきと・む
抱くようにして受けとめる。抱くようにして押しとどめる。「駆け出そうとする子を―・める」
だきとる
だきと・る [3] 【抱(き)取る】 (動ラ五[四])
(1)受けとって,自分の腕にだく。「赤ん坊を―・る」
(2)だきとめる。「あやまちすなと,―・り―・り制すれば/狂言記・老武者」
だきに
だきに 【荼枳尼】
「荼枳尼天」の略。
だきにてん
だきにてん 【荼枳尼天・荼吉尼天】
〔仏〕
〔梵 Ḍākinī〕
胎蔵界曼荼羅外金剛院に住する夜叉または羅刹(ラセツ)の類。インドの民間信仰から密教によって仏教に取り入れられた。人の死を六か月前に予知してその心臓を食うとされる。日本では,稲荷神・飯綱(イヅナ)権現と同一視されている。だきに。
だきにのほう
だきにのほう 【荼枳尼の法】
荼枳尼天の法。真言密教で行う呪法。修得すると諸願成就する力を得るという。
だきね
だきね【抱き寝する】
lie[sleep]with one's baby in one's arms.
だきね
だきね [0] 【抱(き)寝】 (名)スル
子供などを抱いてねること。
だきはば
だきはば [2][0] 【抱(き)幅】
和服長着で,男物は袖付止まりから,女物は身八つ口止まりから袵(オクミ)付けまでの前身頃の幅。
だきばしら
だきばしら [3] 【抱(き)柱】
板囲いの板などを間にはさむ二本の柱。特に,押さえのために添える方の柱。押さえ柱。
だきみ
だきみ [0] 【抱(き)身】
鳥の胸肉。特に,鴨(カモ)・あい鴨にいう。
だきみょうが
だきみょうが [3] 【抱茗荷】
茗荷紋の一。茗荷の花序を左右向かい合わせて丸形にしたもの。
抱茗荷[図]
だきもり
だきもり [0][2] 【抱守り】
幼児を抱いて守りをし,世話をすること。また,その役をする奉公人。
だきゅう
だきゅう [0] 【打球】
野球・ゴルフなどで,打った球。
だきゅう
だきゅう【打球】
《野》batting;→英和
a batted ball.
だきゅう
だきゅう [0] 【打毬】
二組みの騎馬に分かれ,馬上から毬杖(ギツチヨウ)で毬(マリ)をすくい取って自分の毬門に投げ込むのを競う古代の遊戯。大陸から伝わったもの。平安以降,庶民の間では徒歩で行われた。まりうち。
だきょう
だきょう [0] 【妥協】 (名)スル
対立していた者の一方が他方に,あるいは双方が譲ることで意見をまとめること。「適当なところで―する」
だきょう
だきょう【妥協】
(a) compromise.→英和
〜する (make a) compromise <with a person,on a term> .‖妥協案(を練る) (work out) a compromise.妥協点(を見出す) (find out) common ground.
だきょうてん
だきょうてん [3] 【妥協点】
両者のおりあいのつくところ。「―をさぐる」
だきよせる
だきよせる【抱き寄せる】
embrace[hug] <a person> closer to one's breast;give <a person> a squeeze.→英和
だきよせる
だきよ・せる [4][0] 【抱(き)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 だきよ・す
自分の方へ引き寄せて抱く。「子供を―・せる」
だぎょう
だぎょう [1] 【だ行・ダ行】
五十音図のた行の濁音。ダ・ヂ・ヅ・デ・ド。
だく
だく [1] 【諾】
応答または承諾すること。
だく
だ・く [0] 【抱く】 (動カ五[四])
〔「うだく」「いだく」の転〕
(1)両腕を回して物を中にかかえこむ。「赤ん坊を―・く」「恋人の肩を―・く」「二人して―・く計なる檜木の柱を/太平記 38」
(2)男が女と肉体関係を持つ。
(3)仲間に引き入れる。「手前が―・くか俺が―・くか/歌舞伎・小袖曾我」
[可能] だける
だく
だく【抱く】
embrace;→英和
hold[have,carry] <a baby> in one's arms;sit <on eggs> (卵を).→英和
だく
だく [1] 【跑】
「跑足(ダクアシ)」の略。「―を踏む」
だく
だく [1] 【駄句】
つまらない句。へたな俳句。
だく=を宿(シユク)すること無し
――を宿(シユク)すること無し
〔論語(顔淵)〕
承諾したことは放置しないですぐに実行する。
だくあし
だくあし [0][2] 【跑足】
馬術で,馬がやや足早に歩くこと。小走り状態。ししあし。だく。
だくい
だくい [1] 【諾唯】
他人の言葉に対する応答。返答。
だくい
だくい [1] 【諾意】
承諾の意志・意向。
だくおん
だくおん [0][2] 【濁音】
ガ・ザ・ダ・バ行音とそれらに対応する拗音。カ・サ・タ・ハ行の仮名の右肩に濁点「゛」をつけて表す。原則として,有声無声が音韻論的に対立する場合,有声子音の含まれる音節をいう。
→清音
→半濁音
だくおん
だくおん【濁音】
a voiced sound.
だくおんぷ
だくおんぷ [3] 【濁音符】
⇒濁点(ダクテン)
だくしゅ
だくしゅ [0][1] 【濁酒】
「どぶろく」に同じ。
⇔清酒
だくしょく
だくしょく [0] 【濁色】
濁った色。
だくすい
だくすい [0] 【濁水】
にごった水。「―が渦を巻く」
だくする
だく・する [3] 【諾する】 (動サ変)[文]サ変 だく・す
承諾する。承知する。「容易に―・しさうにも無い/蒲団(花袋)」
だくせ
だくせ [1] 【濁世】
「じょくせ(濁世)」に同じ。
だくせい
だくせい [0] 【濁世】
「じょくせ(濁世)」に同じ。
だくせい
だくせい [0] 【濁声】
にごった声。だみ声。
だくせいけいやく
だくせいけいやく [5] 【諾成契約】
売買・賃貸借など,当事者双方の合意のみで効力を生ずる契約。
⇔要物契約
だくだく
だくだく [0] 【諾諾】 (ト|タル)[文]形動タリ
他人の言うことに逆らわずに従うさま。「唯々(イイ)―」
だくだく
だくだく [1] (副)
(1)汗や血などが,盛んに流れ出て止まらないさまを表す語。「汗が―(と)流れる」
(2)胸などがどきどきするさまを表す語。「おなかのつかへ,―と胸に躍るをさすりさげ/浄瑠璃・淀鯉(下)」
(3)馬の駆ける足音などを表す語。「馬ノ足音ガ―ト致ス/ロドリゲス」
だくだく
だくだく
〜流れる flow[gush]out;stream down.
だくつく
だくつ・く (動カ四)
胸がどきどきする。「ぞつと身の毛もたちまちに胸も―・くばかりなり/浄瑠璃・日本西王母」
だくてん
だくてん [3][0] 【濁点】
清音の仮名の右肩につけて,それが濁音に発音されることを示す符号。「ざ」「ば」などの「゛」。声点(シヨウテン)から発展したもの。濁り点。濁音符。
だくどけい
だくどけい [0] 【濁度計】
液体の濁りの度合を測定する装置。比濁計。
だくのり
だくのり [0] 【跑乗り】
馬を跑足(ダクアシ)で駆けさせること。
だくひ
だくひ【諾否(をお知らせ下さい)】
(Please give us) a definite answer.
だくひ
だくひ [1] 【諾否】
承知と不承知。承知か不承知か,ということ。「―を問う」
だくぼく
だくぼく 【凸凹】
道などに高低のあること。でこぼこ。「胸はだく��―の,坂の下へと別れける/浄瑠璃・丹波与作(中)」
だくめく
だくめ・く (動カ四)
胸がどきどきする。「はあ,仕付けぬ事をすれば胸が―・く/狂言・連歌盗人(虎寛本)」
だくやくしゃ
だくやくしゃ [3] 【諾約者】
〔法〕 第三者のためにする契約において,第三者に対して債務を負担する者。
→要約者
だくらん
だくらん [0] 【濁乱】
にごり乱れること。
→じょくらん
だくりゅう
だくりゅう [0] 【濁流】
にごった水の流れ。雨の後などの,増水してにごった川の流れ。
⇔清流
「―が渦巻く」
だくりゅう
だくりゅう【濁流】
a muddy stream.
だくりょう
だくりょう [0] 【諾了】 (名)スル
承諾すること。了解すること。「申し出の旨を―する」
だくる
だく・る [2] 【駄句る】 (動ラ五)
〔名詞「駄句」を動詞化したもの〕
駄句を作る。下手な俳句をひねる。
だくろう
だくろう [0] 【濁浪】
にごった波。
だけ
だけ (副助)
〔名詞「たけ(丈)」からの転。江戸前期からの語〕
体言,活用語の連体形および一部の格助詞などに付く。また,形容詞・形容動詞の連用形にも付くことがある。その事柄に問題の範囲を限定して,特に取り上げるのに用いられる。
(1)それに限定する意を表す。「あなた―に話す」「二人―で話したい」「ちょっと庭へ出る―だ」「形式―整ってもだめだ」
(2)それが限界で,それ以上には及ばないという気持ちをこめて,程度を表す。「あれ―立派な人はいないね」「走れる―走りなさい」。特に,「…ば…だけ」「できるだけ」などの形で慣用的に用いる。「多ければ多い―いい」「できる―努力します」
(3)物事の状態がそれにふさわしいという気持ちを表す。「だけに」「だけあって」の形を取ることが多い。「さすが名医―に診察がうまい」「熱心な―あって,すばらしい進歩だ」
(4)近世には,清音の「たけ」の形でも用いられた。「生きらるる〈たけ〉,添はるる〈たけ〉/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」「わちきが身のおよぶ〈たけ〉は,おまはんに不自由はさせやあしませんから/人情本・梅児誉美(初)」
〔現代語でも,「なるたけ」「ありったけ」など,慣用的な言い方に「たけ」が用いられることがある。「なる〈たけ〉やってみましょう」「ありっ〈たけ〉の力を出す」〕
→だけに
だけかんば
だけかんば [3] 【岳樺】
カバノキ科の落葉高木。シラカバに似るが,シラカバより高所に分布。樹皮は淡褐色で紙状にはげる。葉は広卵三角形で先は短くとがる。五月頃開花。果穂は直立してつく。草紙樺(ソウシカンバ)。
だけつ
だけつ【(円満に)妥結する】
come to an agreement (a peaceful settlement).妥結条件 terms of agreement.
だけつ
だけつ [0] 【妥結】 (名)スル
利害関係で対立している者が折れ合って話をまとめること。「交渉が―する」
だけど
だけど [1] (接続)
〔助動詞「だ」に接続助詞「けど」の付いた語。「だけれど」のくだけた言い方〕
「だけれども」に同じ。
だけども
だけども [1] (接続)
〔助動詞「だ」に接続助詞「けども」の付いた語。「だけれども」のくだけた言い方〕
「だけれども」に同じ。
だけに
だけに (連語)
〔副助詞「だけ」に格助詞「に」の付いたもの〕
(1)物事の状態がそれにふさわしいという気持ちを表す。「苦労した―人間ができている」「大きい―人目につきやすい」
(2)それ相応の結果になるだろうという予測に反する結果が現れる場合に用いる。予期に反した分だけ,いっそうの意を表す。「予期していなかった―ショックは大きかった」「話し方が穏やかな―,かえって威圧感がある」
だけれど
だけれど [1] (接続)
〔助動詞「だ」に接続助詞「けれど」の付いた語〕
「だけれども」に同じ。
だけれども
だけれども [1] (接続)
〔助動詞「だ」に接続助詞「けれども」の付いた語〕
前文で述べた事柄に対し,それとは反対の事柄または前文から当然予想される結果に反する事柄を示す後文を導く。そうではあるが。だけれど。「彼の意見は取り上げられなかった。―,彼の意見は正しい」
だけん
だけん [0] 【駄犬】
雑種の犬。雑犬。
だけん
だけん [0] 【打鍵】
(ピアノなどの)鍵盤をたたくこと。
だげき
だげき [0] 【打撃】
(1)強く打つこと。「―を加える」
(2)相手の攻撃や思わぬ出来事によって受ける心の痛手や物質的な損害。「彼女の話に―を受ける」
(3)野球で,打者が投手の投げた球を打つこと。バッティング。
だげき
だげき【打撃】
a blow;→英和
a shock;→英和
《野》batting.→英和
〜である(を与える) be (give) a blow[shock] <to> .〜を受ける be <badly> hit <by> ;be shocked <at,by> .‖打(撃)率 a batting rate[average].
だげんがっき
だげんがっき [4] 【打弦楽器】
弦をハンマーや桴(バチ)などで打って音を発する楽器。ピアノ・洋琴など。
だこ
だこ [1] 【打鼓】
太鼓を打ち鳴らすこと。
だこ
だこ [1] 【唾壺】
(1)唾を吐き入れるつぼ。たんつぼ。
(2)タバコ盆の灰吹き。吐月峰(トゲツポウ)。
唾壺(1)[図]
だこう
だこう [0] 【蛇行】 (名)スル
(1)蛇の動くように曲がりくねって進むこと。「道路が―する」「―運転」
(2)川や気流が,曲がりくねって流れること。
だこう
だこう【蛇行する】
meander;→英和
wind.→英和
だこうしょう
だこうしょう ダカウシヤウ [0] 【蛇咬症】
毒蛇にかまれたために起こる中毒症状。
だこく
だこく [0] 【打刻】 (名)スル
(1)(硬いものに)数字や文字を打ち記すこと。「製造年月を―する」
(2)タイム-レコーダーなどで時刻を打ち記すこと。「九時ちょうどに―する」
だこつ
だこつ 【蛇笏】
⇒飯田(イイダ)蛇笏
だごく
だごく [0] 【堕獄】
地獄へ落ちること。「なんぢに利益(リヤク)せられん衆生は―の種類なるべし/正法眼蔵」
ださい
ださ・い [2] (形)
粋なところがなく野暮ったいことを俗にいう語。「―・い服」「―・い話」
ださく
ださく【駄作】
a poor work;poor stuff;trash;→英和
rubbish.→英和
ださく
ださく [0] 【駄作】
出来の悪い作品。つまらぬ作品。
ださん
ださん [0] 【打算】 (名)スル
計算してみること。損得を考えること。「卑しい―」「思索の労力を―して/三四郎(漱石)」
ださん
ださん【打算的な】
selfish;→英和
calculating;→英和
mercenary (金銭ずくの).→英和
ださんてき
ださんてき [0] 【打算的】 (形動)
自分の損得ばかりを考えて行動するさま。勘定高いさま。「―な人」
だざい
だざい [1] 【大宰・太宰】
〔「ださい」とも〕
「大宰府」の略。また,その職員。
だざい
だざい [0] 【堕在】 (名)スル
悪い世界や境遇に落ちて,そこにとどまること。「既に人界(ニンガイ)に―する/草枕(漱石)」
だざい
だざい [0] 【堕罪】 (名)スル
罪におちいること。罪人となること。「無間の底に―すべかつしを/謡曲・鵜飼」
だざい
だざい 【太宰】
姓氏の一。
だざいおさむ
だざいおさむ 【太宰治】
(1909-1948) 小説家。青森県生まれ。本名,津島修治。自虐的かつ道化的精神と絶妙の語りで人間の偽善を告発する作品を次々に発表。戦後は無頼派文学の旗手として活躍した。玉川上水で入水死。代表作「桜桃」「斜陽」「人間失格」
だざいしゅんだい
だざいしゅんだい 【太宰春台】
(1680-1747) 江戸中期の儒者。名は純。別号,紫芝園。信濃の人。初め出石藩に仕えたが,辞官して遊学。のち荻生徂徠の門に入り,経学の後継者として著述を多く残した。著「経済録」「聖学問答」など。
だざいのごんのそつ
だざいのごんのそつ 【大宰権帥】
〔「だざいのごんのそち」とも〕
令外(リヨウゲ)の官の一。大宰帥の権官(ゴンカン)。九世紀以後,実務を執る官として置かれた。また,中央の高官が左遷されて赴任した場合には,本人は実務を執らなかった。
だざいのしょうに
だざいのしょうに 【大宰少弐】
大宰府の次官で,大宰大弐に次ぐ官職。鎌倉幕府の御家人,武藤資頼が任ぜられて以後武藤氏の世襲となり,武藤氏は代々少弐氏を称するに至った。
だざいのそつ
だざいのそつ 【大宰帥】
〔「だざいのそち」とも〕
律令制で,大宰府の長官。九世紀以後は親王が任ぜられるのが通例となり,実務は権帥(ゴンノソツ)また大弐が執った。おおみこともちのかみ。
だざいのだいに
だざいのだいに 【大宰大弐】
大宰府の次官。親王が帥(ソツ)に任ぜられ,権帥(ゴンノソツ)がないときは,代わって府務を統率した。
だざいふ
だざいふ [2] 【大宰府】
〔通例,官庁は「大宰府」,地名は「太宰府」と書く〕
律令制で,筑前国に置かれた地方官庁。九州諸国の行政の統轄,外国使節の接待,海辺防備などに当たった。福岡県太宰府市にその遺跡がある。おおみこともちのつかさ。
だざいふ
だざいふ 【太宰府】
福岡県中西部の市。律令制下,大宰府が設置された。太宰府天満宮・観世音寺・大宰府跡・大野城跡・筑前国分寺跡など史跡が多い。
だざいふてんまんぐう
だざいふてんまんぐう 【太宰府天満宮】
福岡県太宰府市にある神社。祭神の菅原道真を葬った安楽寺の跡であるといわれ,京都北野神社と並び,学問の神として参詣者が多い。旧称,太宰府神社。
だざけ
だざけ [0] 【駄酒】
味や質の悪い酒。
だし
だし [2]
〔船を海上に出す意〕
陸から海に吹き出す風。主として日本海沿岸で発生する局地風の総称。
だし
だし [2] 【出し】
(1)「出し汁」のこと。「昆布で―をとる」
(2)出し汁をとるための昆布・鰹節(カツオブシ)・煮干しなど。
(3)利益を得るために利用するもの。口実。方便。
→だしにする
(4)晩春から夏にかけて,山越しに吹く暖かい風。山から吹き出す風の意とも,船出に有利な風の意ともいう。出し風。
(5)旗指物(ハタサシモノ)の竿の先端につける,飾り物や布切れ。
(6)城の出丸(デマル)。[日葡]
〔(1)(2)(3)は「出汁」とも書く〕
だし
だし [2] 【山車】
神社の祭礼のときに引く,種々の飾り物をつけた屋台。その中心の鉾(ホコ)の先につけた編み残しの竹を垂らした籠(カゴ)を「出し」といったのが名の由来。大阪を中心とした関西では,「壇尻(ダンジリ)」「山(ヤマ)」などという。[季]夏。
だし
だし【山車】
[祭の]a float;→英和
a pageant.→英和
だし
だし【出汁】
[煮出汁]broth;→英和
stock.→英和
〜がきいている be richly flavored.〜に使う[手先]use <a person> as a tool;→英和
make a cat's-paw <of> .〜にして[口実] ⇒口実.
だし=に∘する
――に∘する
自分の利益のために人や物を利用する。口実にする。だしに使う。「僕を―∘して帰途(カヘリ)に待合へしけ込むなんぞ/社会百面相(魯庵)」
だし=に使う
――に使・う
「だしにする」に同じ。「人を―・う」
だしあい
だしあい【出し合い(で)】
(by) a joint contribution <of> (寄付);(at) the joint expense <of> (負担).
だしあう
だしあ・う [3][0] 【出し合う】 (動ワ五[ハ四])
数人が集まって,あることのために金品などを出す。「お金を―・って記念品を贈る」
[可能] だしあえる
だしあう
だしあう【出し合う】
raise money <among> ;pool <a fund> ;→英和
chip in <1,000 yen to buy a thing> ;pay one's share <in the expenses> .
だしあみ
だしあみ [0] 【出し網】
建て網の一。帯状に張った垣網。これで魚を一定の場所に誘導し,巻き網・敷き網などで取る。
だしいれ
だしいれ [2][1] 【出し入れ】 (名)スル
物品などを出すことと入れること。出したり入れたりすること。
だしいれ
だしいれ【出し入れ】
depositing and drawing (貯金の);receipts and payments.
だしおき
だしおき [0] 【出し置き】
容器から出したまま長い間置くこと。また,そうしてあるもの。
だしおくれ
だしおくれ [0] 【出し遅れ】
出すのが遅くなること。多く,その結果が不利になることについていう。「証文の―」
だしおくれる
だしおく・れる [0][5] 【出し遅れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 だしおく・る
(1)出すのが遅くなる。また,出す機会を逃し,出せなくなる。「返信を―・れる」
(2)言い出すのをためらう。「―・れてゐる中に吉田方より申し出して/浮世草子・一代男 6」
だしおしみ
だしおしみ [0] 【出し惜しみ】 (名)スル
出し惜しむこと。「わずかな金を―する」
だしおしむ
だしおし・む [4][0] 【出し惜しむ】 (動マ五[四])
金・物・力などを出すことを惜しがる。出し渋る。「会費を―・む」
だしおしむ
だしおしむ【出し惜しむ】
be unwilling to give[pay];be stingy;grudge.→英和
だしかぜ
だしかぜ [2] 【出し風】
⇒だし(出)(4)
だしがい
だしがい [2] 【出し貝】
貝合わせの際,各自が持っていて,場に出し地貝(ジガイ)に合わせる貝。
⇔地貝
だしがら
だしがら [0] 【出し殻】
(1)出し汁をとったあとに残ったかす。
(2)茶を出したあとの葉。茶がら。
だしきって
だしきって 【出し切手】
江戸時代,大坂にあった諸藩の蔵屋敷が発行した,米などの保管物品との引換券。
だしきる
だしき・る [3][0] 【出し切る】 (動ラ五[四])
あるものすべてを出す。出し尽くす。「力を―・る」
[可能] だしきれる
だしぎぬ
だしぎぬ 【出し衣】
⇒いだしぎぬ(出衣)
だしげた
だしげた [2] 【出し桁】
建築で,腕木や梁(ハリ)の端に載せて柱より外方に出した桁。
だしこ
だしこ [0] 【出し子】
煮出して出しをとるのに用いる雑魚(ザコ)。煮干しなど。
だしこぶ
だしこぶ [3] 【出し昆布】
出し汁をとるのに使う昆布。だしこんぶ。
だしざめ
だしざめ [0] 【出し鮫】
刀の柄(ツカ)を鮫皮で巻いただけで,その上に糸を巻かないもの。近世の短刀に多い。
だししぶる
だししぶる【出し渋る】
⇒出し惜しむ.
だししぶる
だししぶ・る [4][0] 【出し渋る】 (動ラ五[四])
金品・労力などを,出すことをいやがる。出し惜しむ。「寄付金を―・る」
だしじゃこ
だしじゃこ [0][3] 【出し雑魚】
「煮干し{(2)}」に同じ。
だしじる
だしじる [0][3] 【出し汁】
鰹節(カツオブシ)・昆布などを煮出した,うまみのある汁。煮出し汁。だし。
だしちゃ
だしちゃ [2] 【出し茶】
煎(セン)じて用いる茶。煎じ茶。
だしっぱなし
だしっぱなし [0] 【出しっ放し】
出したままにすること。「水道の水を―にする」
だしっぱなし
だしっぱなし【出しっ放しにする】
[水・ガスを]leave <the water,gas> flowing[running];[物を]leave <a thing> lying about.
だしなげ
だしなげ [0] 【出し投げ】
相撲の決まり手の一。相手が寄ろうとしたとき,一方の足を大きく引いて体を開きながら,まわしを引きすえるようにして相手を投げ,はわせるように倒す。
だしぬき
だしぬき 【出し抜き】
「だしぬけ(出抜)」に同じ。「―にあはし給ふな/浮世草子・胸算用 2」
だしぬく
だしぬく【出し抜く】
(1)[機先を制する]anticipate <a person,a request> ;→英和
steal a march on <a person> ;scoop <its rivals on the story> (新聞が).→英和
(2) outwit (だます).→英和
だしぬく
だしぬ・く [0][3] 【出し抜く】 (動カ五[四])
他人の油断につけこんだり,相手をだましたりして,人より先に物事をする。「同業者に―・かれる」
[可能] だしぬける
だしぬけ
だしぬけ [0] 【出し抜け】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事が思いもかけずに起こる・こと(さま)。不意。いきなり。「―の質問」「物陰から―にあらわれる」「―になぐりかかる」
(2)他人のすきを見て先に物事をする・こと(さま)。「おれを―にして皆出たな/滑稽本・浮世風呂 2」
だしぬけ
だしぬけ【出し抜けに】
suddenly;unexpectedly;→英和
[予告なしに]without notice;by surprise.〜に訪問する pay a surprise visit.
だしばり
だしばり [0] 【出し梁】
先端を側柱より外方に長く突出させて取りつけた梁。軒桁(ノキゲタ)などを支える。
だしびん
だしびん 【出し鬢】
鬢を出っ張らして髪を結うこと。また,その髪形の鬢。「―少しつと有つて/浮世草子・猿源氏色芝居」
だしふづくえ
だしふづくえ 【出し文机】
⇒いだしふづくえ(出文机)
だしべい
だしべい [2] 【出し塀】
敵の監視や射撃のため,城の塀の一部を外側に突き出させたもの。
だしまえ
だしまえ [0] 【出し前】
何人かで費用を分担するとき,その人が負担すべき費用。
だしまきたまご
だしまきたまご [5] 【出し巻き卵】
だし汁を加えて柔らかく仕上げた卵焼き。
だしみせ
だしみせ [0] 【出し見世・出し店】
床店(トコミセ)。でみせ。
だしもの
だしもの【出し物】
a program.→英和
最初の(おもな)〜 the first (highlight) on the program.
だしもの
だしもの [3][2] 【出し物】
(1)芝居などで,上演される作品。演目。
(2)その俳優が得意とする役のある芝居。
(3)〔出す物の意から〕
料理。酒のさかな。「見せへ出る―はみんな切火にさつせえ/洒落本・福神粋語録」
(4)方便に使われる者。「どういふ訳合でおれを―にする/洒落本・辰巳婦言」
だしゃ
だしゃ [1] 【打者】
野球で,バッター。また,クリケットで,バッツマン。
だしゃ
だしゃ【打者】
《野》a batter.→英和
〜になる be at bat.‖強打者 a hard hitter;a slugger.指名打者 a designated hitter.
だしやぐら
だしやぐら [3] 【出し矢倉・出し櫓】
(1)城郭で,石垣の外に張り出して造られたやぐら。
(2)大型和船の外艫(ソトドモ)の上に突き出して設けたやぐら。出し屋根。
(3)四本の柱で支え,移動のできるやぐら。かきやぐら。
だしやま
だしやま [0] 【出し山】
山から伐採した木を搬出すること。引き山。
だしゅ
だしゅ [1] 【舵手】
船のかじをとる者。かじとり。操舵手。
だしゅ
だしゅ【舵手】
a steersman;→英和
a helmsman;→英和
a coxswain (ボートの).→英和
だしわり
だしわり [0] 【出し割り】
醤油・酢などを出し汁で薄めたもの。つけ汁・掛け汁などにする。
だしん
だしん [0] 【打診】 (名)スル
(1)医者が体表を指でたたき,その音で内臓の様子を知ること。
(2)交渉の際,前もって相手側の意向を知るためにその問題に触れて,相手の反応をみること。「相手の意向を―する」
だしん
だしん【打診】
《医》percussion.→英和
〜する examine <the chest> by tapping[percussion];[意向を]sound out <a person on[about,as to]a matter> .‖打診器[つち]《医》a plexor.
だしん
だしん [0] 【蛇心】
⇒じゃしん(蛇心)
だしん
だしん [0] 【打鍼】
鍼(ハリ)の頭部を小槌(コヅチ)で打ち,徐々に皮膚や筋肉にさし込む方法。うちばり。
だじごく
だじごく [2] 【堕地獄】
地獄に落ちること。
だじゃく
だじゃく [0] 【惰弱・懦弱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)積極的に物事をしようとする意気込みをもたないこと。意気地のないこと。気力に欠けること。また,そのさま。「―な心」「世の中が益々―に流れる/象(潤一郎)」
(2)体力の弱いこと。勢力の弱いこと。また,そのさま。「―な体を鍛えなおす」
だじゃれ
だじゃれ [0] 【駄洒落】
下手な洒落。つまらない洒落。「―を言う」「―を飛ばす」
だじゃれ
だじゃれ【駄洒落】
<make> a cheap joke[a poor pun (地口)].
だじゅん
だじゅん【打順】
《野》the batting order.
だじゅん
だじゅん [0] 【打順】
野球などで,打者の順番。打撃順。バッティング-オーダー。
だじょうかん
だじょうかん ダジヤウクワン [2] 【太政官】
「だいじょうかん(太政官){(2)}」に同じ。
だじょうかんさつ
だじょうかんさつ ダジヤウクワン― [4] 【太政官札】
1868年(慶応4)から約一年間,由利公正の建議により明治政府が最初に発行した不換紙幣。一〇両・五両・一両・一分・一朱の五種。金札。
だじょうかんにっし
だじょうかんにっし ダジヤウクワン― [6] 【太政官日誌】
1868年(慶応4)から77年(明治10)に公刊された政府の日誌。政令の布告などに用いられた。
だじょうかんふこく
だじょうかんふこく ダジヤウクワン― [6][7] 【太政官布告】
明治初期,太政官が公布した公文書。法令の形式として用いられ,1873年(明治6)以降は一般国民に対して発するものだけをいう。86年の公文式の制定により廃止。
だじょうだいじん
だじょうだいじん ダジヤウ― [4] 【太政大臣】
⇒だいじょうだいじん(太政大臣)
だじょうてんのう
だじょうてんのう ダジヤウテンワウ [6] 【太上天皇】
⇒だいじょうてんのう(太上天皇)
だす
だ・す [1] 【堕す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「堕する」の五段化〕
「堕する」に同じ。「通俗に―・す」
■二■ (動サ変)
⇒だする
だす
だす【出す】
(1)[声を]give[utter] <a cry> .→英和
(2)[力・勇気を]put forth <one's strength> ;pluck up <one's courage> .
(3)[差し出す・突き出す]hold[reach]out <one's hand> ;put[thrust]out <one's tongue> ;stick <one's head> out <of the window> .
(4)[露出]expose <one's knees> .→英和
(5)[取り出す]take out;produce <a ticket from one's pocket> .→英和
(6)[送る]send[post, <米> mail] <a letter> ;→英和
turn out <graduates> .
(7)[金を]pay;→英和
give;[寄付]contribute;→英和
donate;→英和
invest (投資).→英和
(8)[飲食物を]serve <lunch> .→英和
(9)[提出]hand in <one's paper> ;send in <an application> .
(10)[発行]publish[issue] <a magazine> .→英和
(11)[店を]open[start] <a shop> .→英和
(12)[運転]run[operate] <a special train> .→英和
(13)[ガス・水道を]turn on <gas,water> .
(14)[速力を]make[have]a speed <of> .→英和
(15)[死傷者を]cause[result in] <many casualties> .→英和
だす
だす (助動)(○・だし・だす・○・○・○)
〔「でやす」の転。近世上方語〕
軽い丁寧の意を持った断定を表す。です。「どいつも銭のねえふう〈だす〉/洒落本・中洲之華美」「夫だがいまつからあ半ん端〈だす〉/洒落本・真女意題」
〔現代では大阪その他の方言として用いられる〕
だす
だ・す [1] 【出す】 (動サ五[四])
〔「いだす」の転。中世頃から用いられた〕
(1)中にあったものを外へ,または,人に見える所に,移す。
⇔入れる
「冷蔵庫から牛乳を―・す」「かばんから書類を―・す」「ゴミを家の前に―・す」「うみを―・す」「銀行へ行ってお金を―・して来る」
(2)外の方へ出っぱらせる。突き出す。
⇔引っ込める
「脈をみますから左手を―・してください」「窓から顔を―・す」「庇(ヒサシ)を深く―・す」
(3)人に見える場所に設置・掲示・展示する。
⇔引っ込める
「へいに掲示を―・す」「見本をウインドーに―・す」「看板を表に―・す」
(4)おおわれていた物を露出させる。
⇔隠す
「白い歯を―・して笑う」「真相を明るみに―・す」「木が芽を―・す」
(5)世の中に広く発表する。「同人誌を―・す」「新製品を―・す」「広告を―・す」「一〇〇万円寄付しますが,私の名前は―・さないでください」
(6)乗り物を出発,または運行させる。「臨時列車を―・す」「迎えの車を―・す」「波が高いので船を―・すことができない」
(7)店舗をある場所に設ける。「駅前に店を―・す」
(8)人や動物を内側から外へ,またはよく見える所に,移す。
⇔入れる
「子供を外へ―・す」「犬を庭に―・す」
(9)人をいつもいる場所から,離れた所へ行かせる。「息子を東京へ―・してやる」
(10)自分の子供を,他の家族の一員となるよう家族から離れさせる。送り出す。「娘を嫁に―・す」「息子を奉公に―・す」
(11)学校を卒業させる。「大学まで―・した」
(12)人々を接待するところに仕事に行かせる。「娘を店に―・す」「若い子をお座敷に―・す」
(13)多くの人々が見たり聞いたりするものに登場させる。「子供をピアノの発表会に―・す」「社員をテレビに―・す」「絵を展覧会に―・す」
(14)人の前に連れて来る。「『社長を―・せ』とわめいている」「責任者を電話口に―・してください」
(15)客などに,飲食物や金品を供する。与える。「来客にお茶を―・す」「客におしぼりを―・す」「社員にボーナスを―・す」
(16)金を支払う。
(ア)代金を支払う。「一万円―・して買ったネクタイ」「学資を親に―・してもらう」
(イ)ある事業のための費用を負担する。出資する。拠出する。「会社設立の資金を―・す」「みんなで金を―・す」
(17)物をしかるべき所に渡す。差し出す。提出する。「スーツをクリーニングに―・す」「入学願書を―・す」「答案を―・す」
(18)手紙・小包などを発信・発送する。「恩師に手紙を―・す」
(19)活字になったものや話などの中に登場させる。「家庭内のことを職場で話題に―・す」
(20)ある集団が役員を選出する。また,ある場所が,結果として,世の中で活躍している人を生みだす。「本県からは総理大臣を二人―・している」「クラスごとに PTA の役員を―・してください」
(21)論理の結論や根拠を明らかにして提示する。「まだ結論を―・すには早すぎる」「この問題に明確な答えを―・すのはむずかしい」「各自,意見を―・してください」「そんなことを言うなら証拠を―・せ」
(22)感情を表面に表す。「彼女はすぐに感情を顔に―・す」「不満を口に―・す」
(23)内に秘められている能力を発揮する。「さあ,元気を―・して」「あまりスピードを―・すな」「もっと大きな声を―・しなさい」
(24)体内にある液体をそとにあふれ出させる。「涙を―・す」「汗を―・す」
(25)ある現象や事態を発生させる。結果としてそうなる場合にもいう。「火事を―・す」「熱を―・す」「赤字を―・す」「一〇人の怪我人を―・した事故」「余りを―・す」「新記録を―・した K 選手」「このピアノはいい音を―・す」
(26)それらしい雰囲気や特徴が表れるようにする。「もっと感じを―・して台詞(セリフ)を言ってください」
(27)命令・依頼などの指示・働きかけを行う。
⇔取り消す
「問屋に注文を―・す」「生徒に宿題を―・す」「部下に指示を―・す」「気象台が大雨警報を―・す」「部長がこの企画にゴー-サインを―・した」
(28)(動詞の連用形の下に付いて)
(ア)…し始める意を表す。「車が動き―・す」「雨が降り―・す」
(イ)外へ移動するよう,または外へ現れるようにする。「道路へとび―・す」「外へはみ―・す」「姿を照らし―・す」
〔「出る」に対する他動詞〕
[可能] だせる
[慣用] 顎を―・足を―・顔を―・口を―・地金を―・舌を―・尻尾を―・駄目を―・ちょっかいを―・角を―・手を―・暇を―・襤褸(ボロ)を―/噯(オクビ)にも出さない
だす
−だす【−出す】
[始める]begin[start] <to do,doing> .→英和
だすう
だすう【打数5】
《野》five times at bat <5 a.b.> .
だすう
だすう [2] 【打数】
野球で,打者が犠打・四死球と,打撃妨害・守備妨害によって一塁を得た場合を除いた打席の数。打撃数。アット-バット。
→打席数
だする
だ・する [2] 【堕する】 (動サ変)[文]サ変 だ・す
好ましくない傾向・状態になる。おちる。「マンネリに―・する」
だせい
だせい [0] 【打製】
打ったり打ち欠いたりして器具を作ること。
だせい
だせい [0] 【惰性】
(1)「慣性」に同じ。
(2)今まで続いてきた習慣や癖。
だせい
だせい【惰性で】
<run> by inertia (惰力);from[by]habit (習慣).
だせいけい
だせいけい [0] 【惰性系】
⇒慣性系(カンセイケイ)
だせいせっき
だせいせっき [4] 【打製石器】
大きな原石を打ち欠くだけで,研磨を施さずに作った石器。旧石器時代の石器の多くがこれ。新石器時代にも磨製石器と併用された。
だせいてき
だせいてき [0] 【惰性的】 (形動)
今までの習慣や癖だけでものごとに取り組むさま。
だせき
だせき【打席】
《野》at bat <a.b.> .
だせき
だせき [0] 【唾石】
唾液腺あるいはその排泄管に唾液中の石灰分が沈着して生じた結石。顎下腺に多くできる。
だせき
だせき [0] 【打席】
野球で,バッター-ボックスのこと。また,打者がそこに立つこと。アット-バット。
だせきすう
だせきすう [3] 【打席数】
野球で,打者がバッター-ボックスに入って打撃を完了した回数。
→打数
だせつ
だせつ [0] 【打設】 (名)スル
建設現場で,コンクリートを流し込むこと。
だせん
だせん [0] 【唾腺】
⇒唾液腺(ダエキセン)
だせん
だせん【打線】
《野》the batting lineup.
だせん
だせん [0] 【打線】
野球で,そのチームの打者の顔ぶれ。また,打撃のつながり。「―が火を噴く」「上位―」
だそう
だそう [0] 【惰走】 (名)スル
惰性で走り続けること。
だそく
だそく【蛇足の】
superfluous;→英和
redundant;→英和
unnecessary.→英和
だそく
だそく [0] 【蛇足】
(1)〔ヘビの絵を早く書き上げる競争で,早くできたものが蛇に足を描き加えて失敗したという「戦国策(斉策上)」の故事から〕
余分なもの。不要のもの。なくてもよいもの。
(2)自分の付け足しの言葉をへりくだっていう語。「―ですが,最後にひと言」
だたい
だたい【堕胎(する)】
(have) an abortion.→英和
だたい
だたい 【大体】 (副)
〔「だいたい(大体)」の転〕
もともと。そもそも。「おいらは―職人だからとんだ雑だによつて/洒落本・南閨雑話」
だたい
だたい [0] 【堕胎】 (名)スル
人工妊娠中絶。子おろし。
だたい
だたい [0] 【だ体】
口語文体の一。文末の指定表現として「だ」を用いることを基調とする常体の文章様式。「である体」に比べ,相手に話しかけるような感じがある。だ調。
だたいざい
だたいざい [2] 【堕胎罪】
妊婦自身,またその嘱託を受けた者,および医師・助産婦などが堕胎を実行したことにより成立する罪。優生保護法による人工妊娠中絶の場合はこれに該当しない。
だたいれい
だたいれい 【大戴礼】
儒家の礼に関する古い記録を整理し,その理論と解説を記したもの。前漢の戴徳編。八五編中,三九編が現存。「礼記(ライキ)」(小戴礼)はこれをさらに整理したものといわれる。だいたいれい。
だだ
だだ [1] 【駄駄】
〔「駄駄」は当て字〕
子供が甘えてわがままを言うこと。「―を言う」
だだ
だだ【駄々をこねる】
fret <about> ;→英和
insist <on doing> .→英和
駄々っ子 a spoilt child.
だだ=を捏(コ)ねる
――を捏(コ)・ねる
子供が自分の願望がかなえられないときに,親などにわがままを言い張ってすねる。だだを言う。
だだいこ
だだいこ [2] 【大太鼓】
舞楽で用いる大形の太鼓。鼓皮の直径約2メートルの締め太鼓。周囲に火炎の模様の装飾をつけ,頂に左方のものは日輪,右方のものは月輪をつける。二本の桴(バチ)で立って打つ。火焔太鼓。
大太鼓[図]
だだくさ
だだくさ (形動)
〔近世語〕
雑然として整理のゆきとどかないさま。ぞんざい。「―なやうでもただはころばない/柳多留 14」
だだける
だだ・ける 【駄駄ける】 (動カ下一)
だだをこねる。無理をいう。「こりや坊主が―・けて新家の昼食/浄瑠璃・夏祭」
だだっこ
だだっこ [2] 【駄駄っ児】
(1)甘えてわがままをいう子。
(2)ききわけのないこと。わがまま。
だだっぴろい
だだっぴろい【だだっ広い】
needlessly[much too]large[spacious,wide].
だだっぴろい
だだっぴろ・い [5] 【だだっ広い】 (形)
〔「だだびろい」の転〕
ばかに広い。やたらに広い。むやみに広い。「―・い屋敷」
[派生] ――さ(名)
だだっ広い
だだっぴろい【だだっ広い】
needlessly[much too]large[spacious,wide].
だだっ広い
だだっぴろ・い [5] 【だだっ広い】 (形)
〔「だだびろい」の転〕
ばかに広い。やたらに広い。むやみに広い。「―・い屋敷」
[派生] ――さ(名)
だだびろい
だだびろ・い [4] 【徒広い】 (形)[文]ク だだびろ・し
「だだっぴろい」に同じ。「―・い蚊屋に風雅な後家一人/柳多留 35」
だだらあそび
だだらあそび [4] 【駄駄羅遊び】
(1)遊里で金銭を浪費して遊ぶこと。
→駄駄羅大尽
(2)無意味なつまらない遊び。
だだらだいじん
だだらだいじん [4] 【駄駄羅大尽】
遊里などで,金銭を湯水のように使って豪遊する人。
だち
だち 【立ち】
名詞の下に付いて複合語をつくる。
(1)生い立ち・育ちの意を表す。「此馬は信濃国井上―にてありければ,井上黒とぞ申しける/平家 9」
(2)車をひく牛馬・船の櫓(ロ)などの数を表す。だて。「八挺―の船」
(3)そのつくりのさまを表す。「顔―」「目鼻―」
だちかん
だちかん (連語)
〔「埒(ラチ)明かん」から。主に中部地方で用いられる〕
だめだ。いけない。
だちびん
だちびん [0] 【抱瓶】
沖縄地方で用いられる携帯用の酒瓶。陶製で,腰に付けやすいように胴の横断面が三日月形をしている。
抱瓶[図]
だちょう
だちょう [0] 【駝鳥】
ダチョウ目ダチョウ科の鳥。現生の鳥類では最大で,体重150キログラム,頭高2.4メートル以上になる。頭頸部は半裸状で,体全面が黒色の羽毛に覆われ,尾と短い翼は白色。飛ぶことはできない。強大な脚を持ち,高速で走ることができる。一雄多雌。卵の重量は1キログラム以上。アフリカの草原などで生息。
だちょう
だちょう【駝鳥】
an ostrich.→英和
だちん
だちん【駄賃】
[報酬](a) reward;→英和
a tip.→英和
だちん
だちん [0] 【駄賃】
〔(3)が原義〕
(1)子供が使いをしたときなどに与えるお金や品物。おだちん。
(2)人にちょっとしたことを頼んだとき,その労力に対する報酬。
(3)駄馬による運賃。すなわち,運送賃。
→行(ユ)きがけの駄賃
だちんうま
だちんうま [2] 【駄賃馬】
運賃をとって荷物を運ぶ馬。帰途,料金をとって人を乗せることもしたので,ついでに事をする意にたとえていうこともある。「やい,―の様にしい��とは不調法な/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
だっか
だっか [0] 【脱化】 (名)スル
(1)昆虫などが殻を抜け出して形を変えること。
(2)新しい形式や状態に変わること。「後者は千載集中の…とあるより―したるものなり/獺祭書屋俳話(子規)」
だっかい
だっかい【脱会する】
leave[secede from] <a society> ;→英和
quit;→英和
drop out.
だっかい
だっかい [0] 【脱会】 (名)スル
属している会を抜けること。「―する者が続く」
だっかい
だっかい【奪回】
⇒奪還.
だっかい
だっかい [0] 【奪回】 (名)スル
奪われていたものを取り返すこと。奪還。「戦略上の要地を―する」
だっかく
だっかく [0] 【脱殻】 (名)スル
(1)鳥のひなが卵の殻から抜け出すこと。
(2)穀粒からもみがらを取り去ること。脱穀。
だっかく
だっかく [0] 【脱核】
(1)細胞核の移植に際して,人工的に核を抜き取ること。除核。
(2)赤芽球(赤血球の前段階をなす)が核を放出して網状の赤血球(赤血球の幼若型)になること。
だっかく
だっかく [0] 【奪格】
〔ablative case〕
言語の文法上の格の一。主に起点からの分離(…から)・原因(…のために)などの意味を表す。インド-ヨーロッパ語などにみられる。
だっかつかんしつ
だっかつかんしつ ダツクワツ― [5] 【脱活乾漆】
乾漆の一。土や石膏で原型をつくり,その上に麻布を数枚漆で塗り重ね,乾燥したのち,中の原型を抜く方法。奈良興福寺の十大弟子像や阿修羅像など天平時代の仏像に多い。脱乾漆。夾紵(キヨウチヨ)。
だっかん
だっかん [0] 【脱簡】
書物中に編や章の脱落や落丁があること。「此本は―が極て多かつた/渋江抽斎(鴎外)」
だっかん
だっかん [0] 【奪還】 (名)スル
奪われていたものを取り返すこと。奪回。「タイトルを―する」
だっかん
だっかん【奪還する】
recover;→英和
recapture.→英和
だっかんさ
だっかんさ [3] 【脱感作】
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量ずつ次第に増量しながら定期的に注射し過敏性を除去する療法。気管支喘息・蕁麻疹(ジンマシン)・アレルギー性鼻炎などに対して行う。除感作。減感作。
だっかんしつ
だっかんしつ [3] 【脱乾漆】
⇒脱活乾漆(ダツカツカンシツ)
だっき
だっき [0][1] 【脱気】 (名)スル
水溶液中に含まれている気体を取り除くこと。
だっき
だっき 【妲己】
中国,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の寵妃(チヨウヒ)。淫楽・残忍を極め,王ともども周の武王に誅された。亡国の悪女とされる。
だっきのおひゃく
だっきのおひゃく 【妲妃のお百】
講談・読み物などで希代の毒婦と喧伝された江戸中期の女性。中国の妲己にちなんでの称。河竹黙阿弥「善悪両面児手柏(ゼンアクリヨウメンコノテガシワ)」,二代目桃川如燕の講談などに登場する。
だっきゃく
だっきゃく [0] 【奪却】 (名)スル
うばい除くこと。「人民の気力を―したるの後/日本開化小史(卯吉)」
だっきゃく
だっきゃく【脱却する】
get rid of;get out of <difficulty> ;free oneself of.
だっきゃく
だっきゃく [0] 【脱却】 (名)スル
(1)捨て去ること。脱ぎ捨てること。「古い考えを―する」
(2)ぬけ出ること。「赤字財政からの―をはかる」
だっきゅう
だっきゅう【脱臼】
dislocation.〜する have <one's arm> dislocated.
だっきゅう
だっきゅう [0] 【脱臼】 (名)スル
骨の関節がはずれること。ほねちがい。「肩を―する」
だっきょ
だっきょ [1] 【脱去】 (名)スル
抜け出ること。逃れ去ること。
だっけ
だっけ (連語)
〔断定の助動詞「だ」に終助詞「け」が付いたもの。近世江戸語以降の語〕
(1)過ぎ去ったことを思い出して,軽い詠嘆の気持ちをこめて述べる。「あの頃はずいぶん暴れ回ったもの―」「ここにたしかにあったはず―が」
(2)聞き手の関心や返答を誘うような気持ちをこめて質問する場合に用いる。「出発は何時―」
→け(終助)
だっけん
だっけん [0] 【脱剣】 (名)スル
腰につけている刀剣をはずすこと。
だっこ
だっこ [1] 【抱っこ】 (名)スル
〔幼児語〕
だくこと。だかれること。「―してあげよう」
だっこ
だっこ
〜して! Carry me! 〜する ⇒抱く.
だっこう
だっこう [0] 【脱稿】 (名)スル
原稿を書き終えること。草稿ができ上がること。
⇔起稿
「博士論文を―する」
だっこう
だっこう [0] 【脱肛】
直腸の下端の粘膜が肛門の外へ出る症状。多くは痔核(ジカク)が原因となる。
だっこう
だっこう【脱稿する】
finish writing[complete] <a novel> .
だっこう
だっこう【脱肛】
《医》prolapse of the anus.→英和
だっこく
だっこく【脱穀する】
thresh.→英和
脱穀機(場) a threshing machine (floor).
だっこく
だっこく [0] 【脱穀】 (名)スル
穀粒を穂から取り離すこと。
だっこくき
だっこくき [3][4] 【脱穀機】
稲や麦・豆などの穀粒を穂・枝から取り離す機械。
だっこん
だっこん [0] 【奪魂】
エクスタシー{(2)}のこと。
だっこん
だっこん [0] 【脱魂】
霊魂が本来の場所から離れること。
→憑霊
だっさい
だっさい [0] 【獺祭】
「獺祭魚」の略。かわうその祭り。
だっさいき
だっさいき [3] 【獺祭忌】
〔正岡子規が獺祭書屋主人と号したことから〕
子規の忌日。九月一九日。[季]秋。
だっさいぎょ
だっさいぎょ [3] 【獺祭魚】
(1)〔礼記(王制・月令)「孟春之月…獺祭�魚」〕
獺(カワウソ)が捕らえた魚を川岸に並べること。人が祭りのときに物を供えることに見立てていう。獺祭。
(2)〔談苑「李商隠為�文,多検�閲書冊�,左右鱗次,号�獺祭魚�」より〕
詩文を作る時に座の左右に多くの参考書を並べ広げること。また,詩文に多くの故事を引くこと。
だっさく
だっさく [0] 【脱柵】 (名)スル
(1)家畜が,さくをぬけ出すこと。
(2)軍隊で,脱営のこと。
だっさん
だっさん [0] 【脱酸】
金属の製錬の仕上げ期に,混入した酸素を除去すること。鋼の場合は脱酸剤を加えて酸化物として分離する。脱酸剤として,アルミニウムやフェロシリコンなどが用いられる。
だっし
だっし【脱脂綿】
absorbent cotton.脱脂乳 skim(med) milk.脱脂粉乳 powdered skim milk.
だっし
だっし [0] 【脱脂】 (名)スル
脂肪分を抜き去ること。
だっし
だっし [0] 【脱屣】
(1)脱ぎすてたはきもの。
(2)〔孟子(尽心上)「舜視�棄�天下�,猶棄�敝屣�」より。やぶれぐつを脱ぐように執着のない意〕
天子の位を降りること。
だっしだいず
だっしだいず [4] 【脱脂大豆】
油を搾り取ったあとの大豆。タンパク質を多く含み,飼料のほか,醤油・味噌の原料や食品素材に用いる。大豆粕(カス)。
だっしにゅう
だっしにゅう [3] 【脱脂乳】
牛乳からクリームを分離したもの。脂肪分はほとんどないが,タンパク質・カルシウムなどはそのまま残り,カロリーが低い。種々の食品の加工原料となる。スキム-ミルク。
だっしふんにゅう
だっしふんにゅう [4] 【脱脂粉乳】
脱脂乳から作った粉乳。各種乳製品や菓子類の原料。
だっしめん
だっしめん [3] 【脱脂綿】
綿の種子の毛を脱脂・漂白したもの。医療用として用いる。精製綿。
だっしゅ
だっしゅ【奪取する】
capture;→英和
seize.→英和
だっしゅ
だっしゅ [1] 【奪取】 (名)スル
うばい取ること。「敵陣を―する」「三振―記録」
だっしゅう
だっしゅう【脱臭する】
deodorize.→英和
脱臭剤 a deodorizer;a deodorant.→英和
だっしゅう
だっしゅう [0] 【脱臭】 (名)スル
におい,特に悪臭を抜き去ること。臭気を消すこと。「いやなにおいを―する」
だっしゅうざい
だっしゅうざい [3][0] 【脱臭剤】
悪臭の原因となる物質を化学作用や吸着などによって除去する物質。さらし粉・フェノールや各種の活性炭,シリカゲルなどが使われる。
だっしゅつ
だっしゅつ【脱出する】
escape <from> .→英和
(ロケットの)脱出速度 escape velocity.
だっしゅつ
だっしゅつ [0] 【脱出】 (名)スル
抜け出ること。のがれ出ること。抜け出すこと。「危地を―する」「国外―をはかる」
だっしゅつそくど
だっしゅつそくど [5] 【脱出速度】
⇒宇宙速度(ウチユウソクド)
だっしょう
だっしょう [0] 【脱硝】
自動車・ボイラーなどの排ガス中から,光化学スモッグの原因となる窒素酸化物を除去すること。アンモニアなどを用いて還元し,窒素に変えるなどの方法がある。
だっしょく
だっしょく [0] 【脱色】 (名)スル
色を抜き去ること。色抜き。「一度―した布地」
だっしょく
だっしょく【脱色する】
bleach (漂白);→英和
decolorize.脱色剤 a decolorant.
だっしょくざい
だっしょくざい [4][0] 【脱色剤】
色の原因となっている有色物質を吸着・化学変化などによって除去する物質。各種の吸着剤・イオン交換樹脂や次亜塩素酸ナトリウム・ハイドロサルファイト(亜ジチオン酸ナトリウム)など,目的に応じて各種の脱色剤が用いられる。
だっすい
だっすい【脱水】
《化》dehydration.〜する dehydrate;→英和
dry.→英和
‖脱水機 a dehydrator;[洗濯機の]a spin-drier.脱水症状 dehydration.
だっすい
だっすい [0] 【脱水】 (名)スル
(1)水分を取り除くこと。「洗濯機で―する」
(2)結晶水をもつ結晶から結晶水を除くこと。また化合物を分解して,水分子を取り除いたり,同種または異種の二分子から,水素イオンと水酸化物イオンを水として取り除いて,二分子を縮合させること。
(3)体内の水分が欠乏すること。
だっすいき
だっすいき [3] 【脱水機】
水分を取り除く機械。真空式と遠心式とがあり,遠心力を利用したものに,家庭用電気洗濯機がある。
だっすいざい
だっすいざい [3][0] 【脱水剤】
相手物質から水を奪う物質。乾燥剤の意味を含めていうこともあるが,結晶水を除いたり,特に相手化合物から水素イオン・水酸化物イオンを脱離させて,水分子として除く物質をいう。濃硫酸・五酸化二リン・無水塩化亜鉛など。
だっすいしょう
だっすいしょう [3][0] 【脱水症】
嘔吐・下痢・高度発汗・多尿などにより,体内の水分や電解質が多量に失われた状態。
だっすいしょうじょう
だっすいしょうじょう [5] 【脱水症状】
「脱水症(シヨウ)」に同じ。
だっすいそ
だっすいそ [3] 【脱水素】
有機化合物の分子中から水素原子が脱離すること。酸化反応の一種である。
だっすいそこうそ
だっすいそこうそ [6] 【脱水素酵素】
⇒デヒドロゲナーゼ
だっする
だっする【脱する】
[脱出する]get out <of> ;escape <from> .→英和
だっする
だっ・する [0][3] 【脱する】 (動サ変)[文]サ変 だつ・す
□一□(自動詞)
(1)抜け出る。のがれでる。「会員から自発的に―・する」「敵地から―・する」
(2)抜ける。落ちる。「ホースが蛇口から―・する」
□二□(他動詞)
(1)抜け出す。「危機を―・する」「死地を―・する」
(2)仲間や集団から抜けて出る。「隊列を―・する」「党を―・する」
(3)身につけているものを取る。ぬぐ。「紳士は帽を―・して/義血侠血(鏡花)」
(4)原稿・草案などを書き上げる。脱稿する。「稿を―・する」
だっせき
だっせき [0] 【脱籍】 (名)スル
(1)戸籍から除くこと。また,戸籍から抜け落ちていること。
(2)籍から抜け出ること。「徳川―の賊徒等領内に侵入せし時/近世紀聞(延房)」
だっせん
だっせん [0] 【脱船】 (名)スル
乗組員が船長の許可を得ずその船から抜け出して帰船しないこと。
だっせん
だっせん【脱線する】
[列車が]be derailed;run off the track[rails];→英和
[話が]wander[digress] <from the subject> .→英和
脱線(事故) a derailment.→英和
だっせん
だっせん [0] 【脱線】 (名)スル
(1)汽車・電車などの車輪が軌道からはずれること。「電車が―する」
(2)話の途中で,横道にそれること。また,常軌を逸した行動をとること。「講義の途中ですぐに―する」
だっそ
だっそ [1] 【脱疽】
⇒壊疽(エソ)
だっそ
だっそ【脱疽】
《医》gangrene.→英和
だっそう
だっそう [0] 【脱走】 (名)スル
とらわれている所や居るべき所から抜け出して逃げること。逃走。「―兵」「収容所から―する」
だっそう
だっそう【脱走する】
run away[escape] <from> ;desert.→英和
脱走者 a deserter;→英和
a runaway.→英和
脱走兵 a deserter.
だっそちりめん
だっそちりめん [4] 【だっそ縮緬】
たて糸に木綿,よこ糸に絹を用いて織った縮緬。
だっそ縮緬
だっそちりめん [4] 【だっそ縮緬】
たて糸に木綿,よこ糸に絹を用いて織った縮緬。
だった
だった (連語)
〔助動詞「だ」の連用形「だっ」に助動詞「た」の付いたもの〕
過去の事柄に対する判断・確認を表す。「一九世紀の江戸の人口は約一〇〇万人―」「あっ,今日は母の誕生日―」
〔「である」に助動詞「た」の付いた「であった」よりもくだけた言い方〕
だったい
だったい【脱退する】
leave[withdraw from] <a society> ;→英和
drop out <of> .
だったい
だったい [0] 【脱退】 (名)スル
所属していた団体・会などから抜け出ること。「連盟を―する」
だったい
だったい [0] 【脱胎・奪胎】 (名)スル
(1)詩文を作るのに,先人の作の語句や形式を換えて,独自の意味内容を付与すること。換骨奪胎。「…といふ古句より―したるにや/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)磁器の一種。中国明代に作られた。ほとんど釉(ウワグスリ)だけのように見えるほど胎土が薄く精巧なもの。
だったいそうどう
だったいそうどう 【脱隊騒動】
1869年(明治2)から翌年にかけて,長州藩の諸隊脱隊兵が藩の常備軍編成に対する不満から反乱を起こした事件。武力により鎮圧された。
だったら
だったら [1] (接続)
〔助動詞「だ」の連用形に,助動詞「た」の仮定形のついたものから〕
だとしたら。そうであるなら。「『ああ疲れた』『―明日にしたら』」
だったん
だったん【韃靼】
Tartary.〜人 a Tartar.→英和
だったん
だったん 【韃靼】
八世紀にモンゴル高原にあらわれたモンゴル系の一部族。のちモンゴル族の総称となり,明代では北方に逃れたモンゴル帝国の子孫を呼んだ。タタール。
だったんかいきょう
だったんかいきょう 【韃靼海峡】
間宮海峡の旧称。
だっちつ
だっちつ [0] 【脱窒】
(1)一般に,硝酸イオンが生物の作用によって還元されて,窒素に変わること。通常,土壌中の硝酸イオンが土壌微生物によって還元されて窒素に変わり,土壌中から失われること。脱窒素作用。
(2)石油精製で留分から窒素分を除去すること。
だっちゃく
だっちゃく [0] 【脱着】 (名)スル
身に着けたりはずしたりすること。着脱。「チェーンを―する場所」
だっちょう
だっちょう [0] 【脱腸】
腹部の内臓が腹壁の裂け目から腹膜に包まれたまま外方にはみ出した状態。
→ヘルニア
だっちょう
だっちょう【脱腸(帯)】
(a) hernia (band).→英和
だっちょうたい
だっちょうたい [0] 【脱腸帯】
脱腸の脱出部を圧迫して治療するバンド。
だって
だって
〔断定の助動詞「だ」に助詞「とて」の付いた「だとて」の転。近世江戸語以降の語。くだけた話し言葉に用いる〕
■一■ (係助)
体言またはそれに助詞の付いたもの,副詞などに接続する。特にある事物をとりあげて示す。「も」にくらべて語調が強い。
(1)ある特別と思われる場合をあげて,それも他と同様であるということを表す。「…もやはり…だ」「…であっても…だ」の意を表す。…でも。「さる―木から落ちるさ」「ぼくに―チャンスはある」「今すぐ―いいよ」
(2)いくつかの物事を代表として例示し,他もそれと同様であるということを表す。「君―,ぼく―,みんな仲間だ」「新宿―,銀座―,君の好きな所でいいよ」
(3)
(ア)不定称の指示語に付き,肯定の語と呼応して,全面的な肯定を表す。「だれ―,行ける所だ」「いくら―あるさ」
(イ)不定称の指示語,数量・程度を表す語などに付いて,否定の語と呼応して,全面的な否定を表す。「だれ―死にたくない」「いっぺん―来たことがない」
■二■ (終助)
ある人の言葉を受けて,それが意外であると,驚きや非難の気持ちをこめて述べる場合に用いられる。「こんなに暖かいのに,寒いね―。この子,風邪でも引いたのかしら」「ぼくは全然気がつかなかった―。よく知っていたくせに」
だって
だって
[しかし]but;→英和
(and) yet;→英和
still (それでもやはり);→英和
because (なぜなら).→英和
だって
だって (接助)
⇒たって(接助)
だって
だって [1] (接続)
〔助詞「だって」が接続詞化したもの〕
相手の言葉に反対したり,相手の反対を予想したりして,そうなった事情を説明する時に用いる。そうではあるが。でも。「『なぜ遅れた』『―,電車が故障したんだもの』」「私は行けません。―,病気なんです」
だっても
だっても (連語)
〔係助詞「だって」に係助詞「も」の付いたもの〕
体言またはそれに助詞の付いたもの,副詞などに接続する。
(1)特別と思われる場合を取り立てて示し,他も同様であることを言外に言い表す場合に用いられる。「小さくたためば,ポケットに―入るよ」「日曜日―七時には起きる」
(2)不定称の代名詞に付いて,下の語と呼応し,全面的な肯定を表す。「どこに―あるさ」「なん―できます」
(3)不定称の代名詞または数量の最少単位を表す語に付いて,打ち消しの語と呼応して全面的否定を表す。「だれ―知らない」「彼はいつ―うちにいない」「一日―休んだことはありません」「一度―顔を出さない」
だってんもん
だってんもん 【談天門】
⇒だんてんもん(談天門)
だっと
だっと【脱兎のように】
as fast as one can.
だっと
だっと [0][1] 【脱兎】
逃げて行く兎。転じて,非常に速いもののたとえ。「―の如く飛び出す」「忽ち―の勢いを以て/吾輩は猫である(漱石)」
だっとう
だっとう [0] 【脱刀】 (名)スル
(1)腰にさげている刀をはずすこと。
(2)刀剣を身につけることをやめること。
だっとう
だっとう [0] 【脱党】 (名)スル
党員が所属する党から脱退すること。また,仲間から抜けること。「集団で―する」
だっとう
だっとう【脱党する】
leave[ <米> bolt]a party;→英和
withdraw from a party.
だっとん
だっとん [0] 【脱遁】 (名)スル
脱しのがれること。「営舎から―し行方をくらます」
だっぱん
だっぱん [0] 【脱藩】 (名)スル
藩籍を脱すること。江戸時代,武士が藩をぬけ出して浪人となること。
だっぴ
だっぴ [0] 【脱皮】 (名)スル
(1)甲殻類・昆虫類などの,堅いクチクラ層を体表にもった動物が成長につれて今までの表皮を脱ぎ捨てること。また,爬虫類などが皮膚を更新すること。「ヘビが―する」
(2)進歩・発展するために,旧習や古い考え方を捨てること。「精神的―をはかる」
だっぴ
だっぴ【脱皮】
《生》ecdysis.→英和
〜する cast off the skin;→英和
slough;→英和
[因習から]get rid of;do away with.
だっぴつ
だっぴつ [0] 【捺筆】
書道で,筆法の一。右に向かって斜めに下がる筆の動き。
だっぴホルモン
だっぴホルモン [4] 【脱皮―】
脱皮を促進するホルモン。昆虫類の前胸腺ホルモン,脊椎動物の甲状腺ホルモン,甲殻類の Y 器官(頭部の内分泌腺)のホルモンなど。
だっぷん
だっぷん [0] 【脱糞】 (名)スル
大便をすること。
だっぽう
だっぽう [0] 【脱法】 (名)スル
直接には違法でない方法で,悪い事をすること。法の網をくぐること。
だっぽうこうい
だっぽうこうい【脱法行為】
an evasion of the law.→英和
だっぽうこうい
だっぽうこうい [5] 【脱法行為】
形式的には強行法規に違反してはいないが,実質的にその法規の趣旨に反する行為。
だつ
だつ [1] 【獺】
カワウソの異名。
だつ
だ・つ (接尾)
〔動詞「立つ」の接尾語化したもの〕
(1)〔五[四]段型活用〕
名詞および形容詞・形容動詞の語幹に付いて,そのような様子を帯びる,そのような状態が現れる,などの意を表す。「体系―・った考え」「浮き足―・つ」「艶(エン)―・つ」「さかし―・つ人/源氏(夕霧)」
(2)〔下二段型活用〕
{(1)}に同じ。「くうすけといひて兵―・つる法師ありき/宇治拾遺 1」
だつ
だつ [1] 【駄津】
ダツ目の海魚。全長1メートルに及ぶ。体は側扁して細長い。吻(フン)は著しく長くてくちばし状となり,両顎に鋭い歯を持つ。体色は背側が青緑色,腹側は銀白色。食用。日本近海から南シナ海にかけて分布。
だつあにゅうおう
だつあにゅうおう [1] 【脱亜入欧】
アジアから脱して,欧米諸国の仲間入りをすること。日清戦争前後のアジア観の一つとしていわれた言葉。1885年(明治18)の福沢諭吉の「脱亜論」が代表的。
だつあろん
だつあろん [3] 【脱亜論】
福沢諭吉が1885年(明治18)に「時事新報」に発表した論説。アジアを脱して欧米にならうことを主張した。
だつい
だつい [1] 【脱遺】
抜け落ちていること。脱漏(ダツロウ)。
だつい
だつい【脱衣する】
take off one's clothes;undress oneself.脱衣所 a dressing room;a bathhouse (海水浴場の).
だつい
だつい [0][1] 【脱衣】 (名)スル
衣服を脱ぐこと。
⇔着衣
「―場」
だついじょ
だついじょ [0] 【脱衣所】
浴場・プールなどで,衣服を着脱する場所。
だつえ
だつえ [1] 【脱衣】
(1)江戸時代,僧・尼僧に科した刑の一。僧籍から除くこと。
(2)「だつい(脱衣)」に同じ。
だつえい
だつえい [0] 【脱営】 (名)スル
兵士が営舎を抜け出して逃げること。脱柵。「―兵」「集団で―する」
だつえば
だつえば 【奪衣婆】
三途(サンズ)の川の岸の衣領樹(エリヨウジユ)の下にいて,死者の衣服をはぎ取り,樹上の懸衣翁(ケンエオウ)に渡すという老女の鬼。
だつえん
だつえん [0] 【脱塩】
(1)海水や地下水などの塩分を含んだ水から塩分を除く操作。蒸発法・イオン交換法・逆浸透法などがある。淡水化。
(2)〔化〕 試料の水溶液などに含まれている塩類を限外濾過・透析などの操作により除くこと。
だつげんぱつ
だつげんぱつ [3] 【脱原発】
原子力発電は安全性・経済性などに問題があるとして廃止していこうという考え方。
だつこうぎょうか
だつこうぎょうか【脱工業化の】
post-industrial <society> .
だつこうぎょうかしゃかい
だつこうぎょうかしゃかい [8] 【脱工業化社会】
エネルギーを基礎とする工業に代わって,知識・情報・サービスなどにかかわる産業が重要な役割を果たす社会。D =ベルらによって提唱された語。
だつこうちく
だつこうちく [3] 【脱構築】
〔(フランス) déconstruction〕
フランスの哲学者デリダの用語。形而上学の仕組みを解体し,その可能性の要素を抽出して再構築を試みる哲学的思考の方法。デコンストラクション。
だつご
だつご [0] 【脱語】
脱落した語。抜け落ちた言葉。
だつご
だつご [1] 【脱誤】 (名)スル
文字などが抜けていたり誤ったりしていること。
だつごく
だつごく [0] 【脱獄】 (名)スル
囚人が刑務所・牢獄から逃げ出すこと。牢破り。破獄。脱監。「囚人が―する」
だつごく
だつごく【脱獄】
a jailbreak;→英和
prison breaking.〜する break[escape from]prison[jail].脱獄者[囚]a prison[jail]breaker.
だつごくしゅう
だつごくしゅう [4] 【脱獄囚】
脱獄した囚人。
だつさんぎょうしゃかい
だつさんぎょうしゃかい [7] 【脱産業社会】
〔postindustrial society〕
近代社会を特徴づける産業社会に対し,1960年代以降の欧米や日本社会の新しいありようについていう語。知識・情報・サービスを扱う第三次産業が重要な役割を果たすとみなされる。
だつさんそざい
だつさんそざい [5] 【脱酸素剤】
酸素を吸着する物質。酸化によって変質しやすい食品を長期間保存できるように,容器や包装の中に入れて用いる。
だつじ
だつじ【脱字】
the omission of a word;→英和
an omitted word (字).
だつじ
だつじ [0] 【脱字】
書き落とした文字。文の途中で抜けている文字。「誤字―」
だつじゅう
だつじゅう [0] 【脱渋】
柿の渋味が抜けること。また,渋味を抜くこと。
だつじょうじゅうしき
だつじょうじゅうしき ダツジヤウ― [0] 【奪情従職】
父母の喪にあっても,その人を欠けば国政に支障をきたすような者に対し,喪があけていなくてもそのまま公務に従わせること。奪情従公(ジユウク)。
だつじん
だつじん [0] 【脱塵】
世間の煩わしさからのがれること。俗塵から脱すること。脱俗。
だつずいしっかん
だつずいしっかん [5] 【脱髄疾患】
神経繊維を覆っている髄鞘,またそれを形成する細胞が脱落する疾患。脂質代謝異常・自己免疫・ウイルス感染などが原因となる。
だつぜい
だつぜい【脱税】
tax evasion.〜する evade a tax.→英和
‖脱税者 a tax evader.脱税品 smuggled[black market]goods.
だつぜい
だつぜい [0] 【脱税】 (名)スル
納税義務者が,納めなければならない税額の一部または全部をのがれること。「長年―していたことが発覚する」
だつぜいはん
だつぜいはん [3] 【脱税犯】
国または地方公共団体の租税債権を直接に侵害するものとして科刑の対象とされる行為。逋脱(ホダツ)犯・不納付犯などがある。
だつぜん
だつぜん [0] 【脱然】 (ト|タル)[文]形動タリ
超脱しているさま。「其心の底を叩けば,自から一片の儒魂を存して―たるを得ず/福翁百話(諭吉)」
だつぞく
だつぞく【脱俗】
unworldliness.→英和
〜的 unworldly.→英和
〜する rise above the world.→英和
だつぞく
だつぞく [0] 【脱俗】 (名)スル
世俗の名利を超越すること。俗気を離れること。出俗。「―の士」「―した生き方」
だつぞくのはん
だつぞくのはん [6] 【脱粟の飯】
〔史記(平津侯伝)〕
籾殻(モミガラ)をとっただけの米でつくった飯。玄米の飯。
だつちゅうしんか
だつちゅうしんか [0] 【脱中心化】
〔(フランス)décentralisation〕
〔哲〕 制度や秩序の中心から遠ざかり,逸脱すること。フランスの M =フーコーが現代社会と現代人の行動を特徴づけるために用いた語。
だつのう
だつのう [0] 【脱農】 (名)スル
農業をやめて他の職業に転じること。離農。
だつぶん
だつぶん [0] 【脱文】
脱落した文句・文章。
だつぶんか
だつぶんか [3] 【脱分化】
既に分化した細胞が,未分化の状態に変化すること。植物のカルス,動物の傷口近くの細胞など。
だつぼう
だつぼう [0] 【脱帽】 (名)スル
(1)帽子をぬぐこと。「―して礼をする」
(2)(帽子をぬいで)敬意を表すこと。また,降参の意を表すこと。シャッポをぬぐこと。「君のねばり強さには―する」「彼の博識には―だ」
だつぼう
だつぼう【脱帽】
<号令> Hats off! 〜する take off one's hat[cap].
だつま
だつま [1] 【達摩】
(1)数珠(ジユズ)に通してある玉の中で,とめにする大玉。おやだま。
(2)達磨(ダルマ)のこと。
だつもう
だつもう【脱毛】
loss of hair (自然の);depilation (故意の).〜する lose one's hair;depilate.→英和
脱毛剤 depilatory.→英和
脱毛症《医》alopecia.→英和
だつもう
だつもう [0] 【脱毛】 (名)スル
(1)毛が抜け落ちること。
(2)美容などのために毛を抜き取ること。除毛。
だつもうざい
だつもうざい [3][0] 【脱毛剤】
腋下や足にはえた毛を脱毛する薬剤。除毛剤。
だつもうしょう
だつもうしょう [0] 【脱毛症】
頭全体または一部分の毛髪が抜け落ちて,まばらに,あるいはなくなる状態。先天的なもののほか,老人性・結髪性・粃糠(ヒコウ)性・神経性・薬剤性のものや全身性疾患によるものがある。禿頭(トクトウ)病。
だつらく
だつらく [0] 【脱落】 (名)スル
(1)必要なものが抜け落ちること。
(2)書籍などの印刷物で,あるページや行,ある一節・語句が欠けること。「一行―している」
(3)仲間についていけなくなること。落伍。「―者」
だつらく
だつらく【脱落する】
be omitted[left out](漏れる);fall off (抜け落ちる);drop out (落伍する).脱落者 a dropout.→英和
だつり
だつり [1][0] 【脱離】 (名)スル
はなれること。はなれのがれること。離脱。「小我の煩熱を―せん/欺かざるの記(独歩)」
だつりはんのう
だつりはんのう [4] 【脱離反応】
一個の分子中から,二個の原子または原子団が分離する反応。特に有機化合物では,隣り合った炭素原子に結合する二個の原子または原子団が離れて,炭素間の二重結合または三重結合ができる反応。エタノールの脱水によるエチレンの生成は,その例。
だつりゃく
だつりゃく [0] 【奪略・奪掠】 (名)スル
無理やり奪い取ること。掠奪。「領内の民財を―し/日本開化小史(卯吉)」
だつりゃく
だつりゃく [0] 【脱略】 (名)スル
抜かしはぶくこと。また,抜け落ちること。「粗漏―なれば/西国立志編(正直)」
だつりゅう
だつりゅう [0] 【脱硫】
物質から硫黄原子または硫黄化合物を除去すること。特に,石油の各留分から大気汚染の一原因となる硫黄化合物を除去すること。「―装置」
だつりょく
だつりょく [2] 【脱力】 (名)スル
体の力がぬけること。
だつりょくかん
だつりょくかん [4] 【脱力感】
体の力がぬけた感覚。
だつりん
だつりん [0] 【脱輪】 (名)スル
(1)(走行中の自動車・飛行機などの)車輪が外れること。「―事故」
(2)走行中の自動車などが,路肩などから車輪を踏み外すこと。落輪。
(3)脱線の状況をいう語。「二軸―」
だつろう
だつろう [0] 【脱牢】 (名)スル
牢を抜け出すこと。脱獄。
だつろう
だつろう [0] 【脱漏】 (名)スル
もれ落ちること。あるべきものが抜けていること。「一部に―がある」「―せし所の一論を茲に補充し/民約論(徳)」
だつろう
だつろう [0] 【脱蝋】 (名)スル
低温で流動性に富む潤滑油を得るために,石油留分中から蝋分(パラフィン)を除去すること。
だつアミノはんのう
だつアミノはんのう [1][4] 【脱―反応】
生体内でアミノ酸からアミノ基がはずれる反応。各種のアミノ酸は各種の有機酸に変化し,またアンモニアができる。有機酸は TCA 回路にはいる。
→TCA 回路
だつサラ
だつサラ【脱サラ】
[人]a corporate dropout[refugee].〜する drop out of the corporate system.
だつサラ
だつサラ [0] 【脱―】 (名)スル
〔「脱サラリーマン」の略〕
サラリーマンをやめ,独立して店や会社を始めること。
だて
だて 【伊達】
北海道南西部,内浦湾に臨む市。水産業・野菜栽培・酪農のほか,製糖・農機具の製造が盛ん。観光地また,保養地・海水浴場としても知られる。
だて
だて 【建て】 (接尾)
〔「だて(立)」と同源〕
(1)建物の構造や階数を表す語について,そのような建て方のものであることを表す。「平屋―」「バラック―」「八階―のビル」「一戸―」
(2)通貨名について,その通貨で支払われることを表す。「ドル―の輸出契約」
だて
−だて【二階建の家】
a two-storied[-story]house.二本立興行 a double-feature show.
だて
だて [0] 【伊達】 (名・形動)[文]ナリ
〔「人目につく」の意の「立つ」からかという〕
(1)侠気(オトコギ)を見せること。また,そのために意気込むこと。また,そのさま。「おとこ―」
(2)人目にふれるような派手な行動をすること。また,派手なふるまいなどで外見を飾ること。「―や粋狂でいっているのではない」
(3)好みが粋であるさま。「さすが茶人の妻,物ずきもよく気も―に/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
だて
だて【伊達に】
<wear glasses> for show[appearance'[beauty's]sake](みえに); <I'm not working> for nothing (むだに).‖伊達巻 an under-sash[-belt](帯).伊達者 a dandy.
だて
だて 【伊達】
姓氏の一。鎌倉から江戸にかけての御家人,戦国大名。藤原北家流伊佐朝宗が頼朝の奥州征伐での戦功で陸奥国伊達郡を与えられたことに始まる。江戸期に入ると仙台に拠を移して六〇万石を領した。伊予国宇和島の伊達氏は政宗の長男秀宗が祖。
だて
だて (連語)
〔断定の助動詞「だ」に終助詞「て」の付いたもの〕
だよ。だわい。「王粛が逐鼠丸でも欲しいもの―/滑稽本・浮世床(初)」
だて
だて 【立て】 (接尾)
(1)名詞および形容詞の語幹,動詞の連用形に付いて,ことさらに,あるいは特にそうする意を表す。「忠義―」「かくし―」「かばい―」「頼もし―」
(2)牛馬の数や櫓の数に付けて,それだけの数で成り立っていることを表す。「四頭―の馬車」「八挺―」
(3)助数詞。
(ア)映画館・劇場などで,一回に見せる作品を数えるのに用いる。「三本―の映画館」
(イ)方法・方針などの種類を数えるのに用いる。「当面の政策はこの二本―でゆく」
だて=の薄着(ウスギ)
――の薄着(ウスギ)
厚着をすると不恰好になるので,寒い時にも無理に薄着をすること。
だてえり
だてえり [0] 【伊達襟】
和服で,長着の襟の裏にとめつけて,二枚重ねに見せる襟。略式礼装などに用いる。
だておとこ
だておとこ [3] 【伊達男】
(1)いきな男。派手好みな男。
(2)侠客(キヨウカク)。おとこだて。
だておんな
だておんな [3] 【伊達女】
いきな女。派手好みの女。
だてぎ
だてぎ [3][0] 【伊達着】
はでな着物。華美な服装。
だてくらべおくにかぶき
だてくらべおくにかぶき 【伊達競阿国戯場】
歌舞伎の一。時代物。初代桜田治助・笠縫専助作。1778年江戸中村座初演。応仁記の世界に伊達騒動をおき,それに累(カサネ)・与右衛門を取り合わせて脚色したもの。
だてこき
だてこき [3][0] 【伊達こき】
〔「こき」は動詞「こく」の連用形〕
はでな装いを好む人。洒落者。[ヘボン(三版)]
だてごころ
だてごころ [3] 【伊達心】
伊達を好む心。派手な気性。
だてごしらえ
だてごしらえ [3] 【伊達拵え】
華美に作ること。また,そのように作った物。
だてし
だてし [2] 【伊達師】
だてな演技を得意とする俳優。
だてしゃ
だてしゃ 【伊達者】
派手で粋な身なりの人。おしゃれな人。だてもの。「鑓の権三は―でござる/浄瑠璃・鑓の権三(下)」
だてしゅう
だてしゅう 【伊達衆・達衆】
〔「たてしゅ」「たてし」とも〕
(1)伊達(ダテ)を好む人々。
(2)男伊達(ダテ)。侠客。「そこをそのまま通さぬが白柄組の―の意地づく/歌舞伎・鞘当」
だてじめ
だてじめ [0] 【伊達締(め)】
和装小物の一。伊達巻の端を紐にして,締めて用いるもの。また,伊達巻をいうこともある。
だてすがた
だてすがた [3] 【伊達姿】
華やかに飾り立てた,粋な姿。
だてそうどう
だてそうどう 【伊達騒動】
江戸初期に起きた,仙台藩伊達氏の御家騒動。幼藩主亀千代(綱村)の後見役伊達兵部宗勝・家老原田甲斐宗輔と,伊達安芸宗重らとの対立が激化,1671年大老酒井忠清の介入によって伊達安芸派が勝利し,兵部は土佐に流され,綱村は藩領を安堵された。奈河亀輔作「伽羅(メイボク)先代萩」など,歌舞伎・浄瑠璃・講談に脚色された。
だてぞめ
だてぞめ [0] 【伊達染(め)】
派手な色や模様に染めること。また,その染めたもの。
だてちひろ
だてちひろ 【伊達千広】
(1803-1877) 幕末・維新期の志士・歌人。陸奥宗光の父。紀州藩で,藩財政の改革に従ったが失脚。のち公武合体を画策して禁錮に処せられた。著,史書「大勢三転考」のほか歌集などがある。
だてまき
だてまき [0] 【伊達巻(き)】
(1)婦人が和服の帯を締める下ごしらえとして,また,着崩れを防ぐために,帯の下に巻く幅の狭い帯。
(2)卵黄をすりつぶした魚肉に混ぜ,焼いてすだれ巻きにした食品。正月や祝い事によく用いられる。
だてまさむね
だてまさむね 【伊達政宗】
(1567-1636) 安土桃山・江戸初期の武将。仙台藩祖。輝宗の長男。幼名,梵天丸,長じて藤次郎。隻眼・果断の故をもって独眼竜と称される。出羽米沢を根拠に勢力を拡大したが,豊臣秀吉に帰服,文禄の役に出兵した。関ヶ原の戦いでは徳川方。戦後,仙台藩六二万石を領した。家臣支倉常長をローマに派遣。和歌・茶道に通じ,桃山文化を仙台に移した。
だてむねなり
だてむねなり 【伊達宗城】
(1818-1892) 江戸末期の宇和島藩主。洋学を重んじて藩政を刷新。将軍継嗣問題では一橋派。安政の大獄で隠居したのちも公武合体を推進。1871年(明治4)欽差大使として清に赴き,通商条約を締結した。
だてめがね
だてめがね [3] 【伊達眼鏡】
実際にはかける必要がないのにおしゃれのためにかける度のない眼鏡。
だてもの
だてもの [0] 【伊達者】
「だてしゃ(伊達者)」に同じ。
だてもよう
だてもよう [3] 【伊達模様】
大形の派手な模様。江戸初期から中期にかけて流行した。
〔伊達家の家臣の風に始まるという〕
だてもん
だてもん [0] 【伊達紋】
替え紋の一。花鳥山水などを派手に模様化した紋。
だてら
だてら (接尾)
(多く「に」を伴って)身分や立場を表す名詞に付いて,その人の行為がその身分や立場などに,不相応・不似合いである意を表す。「女―に」
だてん
だてん【打点】
《野》runs batted in <rbi> .
だてん
だてん [0] 【打点】
野球で,打者が安打・犠打・四死球などで走者をホーム-インさせてあげた得点の数。
だてんし
だてんし [2] 【堕天使】
キリスト教で,悪魔のこと。もとは天使であったが神とその座の高さを競い驕慢の故に天上を追われた。ルシフェル。
だでん
だでん [0] 【打電】 (名)スル
電報を打つこと。また,無電を打つこと。「特使に帰国を―する」
だでん
だでん【打電する】
⇒電報.
だとう
だとう【妥当な】
proper;→英和
right;→英和
fit;→英和
appropriate;→英和
adequate.→英和
妥当性 propriety;→英和
adequacy.→英和
だとう
だとう【打倒する】
overthrow.→英和
だとう
だとう [0] 【妥当】 (名・形動)スル[文]ナリ
物事の実情などによくあてはまっていること。考え方や処理の仕方に無理なところがなく適切であること。また,そのさま。「―な判断」「―な線」「それに―する例が思いつかない」
だとう
だとう [0] 【打倒】 (名)スル
打ち倒すこと。打ち負かすこと。「宿敵を―する」
だとうせい
だとうせい [0] 【妥当性】
(1)実情などによくあてはまり,適切である性質。「―を欠く」
(2)〔哲〕
〔英 validity; (ドイツ) Gültigkeit〕
ある判断の認識上の価値。ロッツェや新カント学派では,真なる命題が示す意味内容は判断主体の心理状態から独立で,普遍的承認を強いることができる。普遍妥当性。
だとつ
だとつ [0] 【打突】 (名)スル
剣道で,打ち込んだり,突いたりすること。
だに
だに (副助)
体言またはそれに準ずる語,およびそれらに助詞の付いたもの,副詞などに接続する。
(1)最小限の物事・状態を取りあげて,それが限度であることを示す。下に命令・希望・意志・打ち消し・仮定などを表す語を伴うことが多い。せめて…だけでも。だけでも。「言繁み君は来まさずほととぎす汝(ナレ)―来鳴け朝戸開かむ/万葉 1499」「人しれずたえなましかばわびつつもなきなぞと―いはましものを/古今(恋五)」
(2)軽重いずれかの方向について,その程度のはなはだしい事柄・状態を取りあげて,他を類推させる。「すら」と同じ用法で,中古以降のもの。さえ。でさえ。「白雲のたえずたなびく峰に―すめばすみぬる世にこそありけれ/古今(雑下)」「その後永く鏡を恐れて手に―取らず/徒然 134」
(3)事態がさらにその範囲・程度を増すということを表す。「さへ」と同じ用法で,中世前期以降のもの。までも。「後生(ゴシヨウ)で―悪道へおもむかんずる事の悲しさよ/平家 1」
〔上代では,「だに」は,「すら」「さへ」とそれぞれ意味を分担して並び行われ,(1) の意で多く用いられた。中古から中世前期にかけては(2) の用法が中心となり,「すら」に代わって用いられるようになる。中世後期になると,「だに」は勢力を失い,「さへ(さえ)」がこれに代わって用いられるようになる〕
→すら
→さえ
だに
だに (連語)
〔断定の助動詞「だ」に接続助詞「に」の付いたもの〕
(1)順接的な関係での接続を表す。だから。「久しぶり―,鳥渡(チヨツト)参らうかと思ひやす/洒落本・辰巳之園」
(2)逆接的な関係での接続を表す。なのに。「髪結床といふものは早く起きる筈(ハズ)―,馬鹿馬鹿しい/滑稽本・浮世床(初)」
だに
だに【壁蝨】
a (dog) tick (虫); <米話> a hoodlum[street vermin](町の).→英和
だに
だに [1] 【駄荷】
駄馬につけた荷物。
だに
だに [2] 【蜱・壁蝨】
(1)〔古くは「たに」とも〕
ダニ目に属する節足動物の総称。一対の鋏角(キヨウカク),一対の触肢と四対の脚を持つ。種類はきわめて多く,あらゆる環境にすむ。人畜に寄生して,吸血し,激しいかゆみを与えたり,伝染病を媒介する種類もある。
(2)社会に寄生し,市民に害を与えるきらわれもの。「町の―」
だにも
だにも (連語)
〔副助詞「だに」に係助詞「も」が付いたもの〕
体言またはこれに準ずるもの,副詞などに接続する。「だに」を強めた言い方。
(1)最小限の物事・状態を取りあげて,それが限度であることを示す。せめて…だけでも。「三輪山を然(シカ)も隠すか雲―心あらなも隠さふべしや/万葉 18」
(2)軽重いずれかの方向について,その程度のはなはだしい事柄を取りあげて,他を類推させる。でさえ。「春やとき花やおそきと聞きわかむ鶯―鳴かずもあるかな/古今(春上)」
だね
だね (連語)
〔助動詞「だ」に間投助詞「ね」が付いたもの〕
語句の切れ目に添えて念を押したり強調したりする。丁寧形は「ですね」。「僕は―,そうは考えないんだよ」
だの
だの (並立助)
〔断定の助動詞「だ」に助詞「の」が付いたものから。近世江戸語以降の語〕
体言または活用語の言い切りの形に付いて,物事を並列・列挙する。
(1)一般に「…だの…だの」の形で用いられる。「犬―猫―,いろんなものを飼っている」「お茶を持って来い―,机の上を片付けろ―,うるさくてしようがない」
(2)「…だの…など」の形で用いられることもある。「りんご―ぶどうなどを盛り合わせた皿」
だのう
だのう [0] 【惰農】
怠惰な農夫。
⇔精農
だのに
だのに [1] (接続)
にもかかわらず。それなのに。それだのに。「親切にしてやった。―裏切られた」
だは
だは【打破する】
break down;overthrow;→英和
abolish;→英和
do away with.
だは
だは [1] 【打破】 (名)スル
打ち破ること。障害をとりのぞくこと。「悪習を―する」
だば
だば [1] 【駝馬】
ラクダの異名。
だば
だば [1] 【駄馬】
(1)荷を運ばせる馬。
(2)下等な馬。だうま。
だば
だば【駄馬】
a pack[draft]horse;[下等の馬]a hack;→英和
a jade.→英和
だばん
だばん [0] 【打板】
禅寺などで魚板(ギヨバン)を打ち鳴らして時間の合図などをすること。
だひ
だひ [1] 【打碑】
碑面の文字を拓本に取ること。
だび
だび【荼毘】
⇒火葬.
だび
だび [1] 【荼毘・荼毗】
〔梵 jhāpeta〕
火葬のこと。
だび=に付す
――に付・す
死者を火葬にする。
だびしょ
だびしょ [3] 【荼毘所】
荼毘に付す所。火葬場。
だびそう
だびそう [0] 【荼毘葬】
荼毘にして葬ること。
だびらせば
だびらせば 【太平狭】
刀剣の刃の幅の狭いこと。「二寸より―に/御伽草子・鴉鷺合戦」
だびらひろ
だびらひろ 【太平広】
刀剣の刃の幅の広いこと。だんびら。「七尺三寸の太刀―に作りたるを/太平記 32」
だふ
だふ [1] 【懦夫】
おくびょうな男。意気地なし。「―といへども志を立て/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
だふや
だふや [2][0] 【だふ屋】
〔「だふ」は「ふだ(札)」を逆にした隠語〕
劇場・野球場などの入場券を買い込んでおいて,券を持っていない客に高く売って利をかせぐ者。
だふや
だふや【だふ屋】
<米> a (ticket) scalper[ <英> tout].
だふ屋
だふや【だふ屋】
<米> a (ticket) scalper[ <英> tout].
だふ屋
だふや [2][0] 【だふ屋】
〔「だふ」は「ふだ(札)」を逆にした隠語〕
劇場・野球場などの入場券を買い込んでおいて,券を持っていない客に高く売って利をかせぐ者。
だぶ
だぶ [1] 【打歩】
⇒うちぶ(打歩)
だぶ
だ・ぶ 【訛ぶ】 (動バ上二)
〔「だむ」の転〕
「だむ(訛)」に同じ。「鶯は…―・びたる音をば鳴かぬなりけり/山家(雑)」
だぶだぶ
だぶだぶ
〜の(する) (be) too big;(be) loose[baggy].→英和
だぶだぶ
だぶだぶ
■一■ [1] (副)スル
(1)容器などに豊富にある液体が揺れ動くさま。「かめの水が―する」
(2)衣服などが大きすぎて,身に合わないさま。「―した古洋服を着て/社会百面相(魯庵)」
(3)太って肉にしまりがないさま。「おなかの肉が―してきた」
(4)「南無阿弥陀仏,南無阿弥陀仏」と唱える読経の声を表した語。「ここに―といふ僧あれば/滑稽本・浮世風呂(前)」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―なズボン」
■三■ (名)
湯または水の幼児語。「手桶で―を汲んで/滑稽本・浮世風呂(前)」
だぶつ
だぶつ [0] 【駄物】
つまらぬもの。くずもの。だもの。
だぶつく
だぶつく
[過剰]lie idle;[ゆるい]⇒だぶだぶ.
だぶつく
だぶつ・く [0][3] (動カ五[四])
(1)水などがだぶだぶする。「水を飲みすぎて腹が―・く」
(2)着物が大きすぎて体に合わない。「この服は―・いて着づらい」
(3)金銭・商品などがあり余る。「資金が―・く」
だぶん
だぶん [0] 【駄文】
つまらない文。下手な文。また,自分の文をへりくだっていう語。
だべる
だべる【駄弁る】
have an idle talk <with> ;chatter <with> .→英和
だべる
だべ・る [2] 【駄弁る】 (動ラ五)
〔「だべん(駄弁)」の動詞化。俗な言い方〕
無駄話をする。くだらないおしゃべりをする。「昼休みは部室で―・っていることが多い」
だべん
だべん [0] 【駄弁】
くだらないおしゃべり。余計なおしゃべり。「―を弄する」
だほ
だほ [1] 【拿捕】 (名)スル
(1)とらえること。
(2)軍艦などが外国の一定の船舶を支配下におくこと。
だほ
だほ【拿捕する】
capture;→英和
seize.→英和
だほう
だほう [0] 【打法】
球技で,球の打ち方。「広角―」
だほん
だほん [0] 【駄本】
くだらない本。価値のない本。
だぼ
だぼ [1] 【太枘・駄枘】
木や石を接ぎ合わせる時,両材のずれを防ぐために埋め込む枘(ホゾ)。太さ3〜4センチメートル,長さ6〜9センチメートルほどの小片。だぼそ。
だぼう
だぼう [0] 【打棒】
野球で,打撃のこと。「―がふるう」
だぼう
だぼう【打棒を封じる】
《野》throttle the bats.
だぼく
だぼく [0] 【打撲】 (名)スル
打ったり,たたいたりすること。「全身―で重体」「―したあとが痛む」
だぼくしょう
だぼくしょう【打撲傷を受ける】
get a bruise[be bruised] <on the arm> .→英和
だぼくしょう
だぼくしょう [0][3] 【打撲傷】
物に打ちつけたり,たたかれたりしてできた傷。打ち身。
だぼだぼ
だぼだぼ
■一■ [1] (副)スル
(1)衣服などが大きすぎるさま。だぶだぶ。「―したシャツ」
(2)液体をたっぷり注ぐさま。だぶだぶ。「―とソースをかける」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「―なシャツ」
だぼはぜ
だぼはぜ [0] 【だぼ鯊】
小形のハゼ類の俗称。関東・東海地方では,河口付近にすむチチブをさすことが多いが,ドロメ・アゴハゼ・ヨシノボリなどをいうこともある。地方により,ゴリまたはドンコとも呼ぶ。簡単にいくらでも釣れる下らない小魚というほどの意で,軽んじて呼ばれる。佃煮(ツクダニ)にして食用とする。
だぼら
だぼら [0] 【駄法螺】
くだらない大げさな言葉。つまらないほら。「―を吹く」
だぼら
だぼら【駄法螺を吹く】
talk big;brag <of,about> .→英和
だぼシャツ
だぼシャツ [0]
〔だぼだぼなシャツの意〕
丸首で,長く太いそでのついたシャツ。
だぼ鯊
だぼはぜ [0] 【だぼ鯊】
小形のハゼ類の俗称。関東・東海地方では,河口付近にすむチチブをさすことが多いが,ドロメ・アゴハゼ・ヨシノボリなどをいうこともある。地方により,ゴリまたはドンコとも呼ぶ。簡単にいくらでも釣れる下らない小魚というほどの意で,軽んじて呼ばれる。佃煮(ツクダニ)にして食用とする。
だま
だま
凧(タコ)を上昇させる時,糸を繰り出すこと。[俚言集覧]
だま
だま [2][1]
小麦粉などを水に溶いた時,完全に溶けずにできるかたまり。
だま=を出す
――を出・す
心の底までさらけ出す。「…只男丈にそこ迄は―・さない/草枕(漱石)」
だま=を食う
――を食・う
人からだまされる。「―・つちやあ面が立たぬから/歌舞伎・八重霞曾我組糸」
だま=を食わす
――を食わ・す
人をだます。「此中の晩も―・した/滑稽本・浮世床(初)」
だまかす
だまか・す [3] 【騙かす】 (動サ五[四])
だます。だまくらかす。「追剥(オイハギ)に殺されたと空涙で人を―・し/怪談牡丹灯籠(円朝)」
[可能] だまかせる
だまくらかす
だまくらか・す [5] (動サ五[四])
だます。だまかす。俗な言い方。「かかあに好い加減な事を言つて,―・して出掛けるのだな/雁(鴎外)」
だまし
だまし [3] 【騙し】
(1)だますこと。欺くこと。「子供―」
(2)だます人。かたり。「みやこの―にだまされた/狂言記・粟田口」
だましうち
だましうち [0][3] 【騙し打ち】
人をだまして不意に討つこと。また,人をだましてひどい仕打ちをすること。「人を―にするようなやり方」
だましうち
だましうち【騙し討ち】
a surprise attack;a foul play.〜にする attack <a person> by surprise.
だましえ
だましえ [3] 【騙し絵】
見る人の錯覚によってさまざまに見える絵。図形が別の形に見えたり,よく見ると人の顔が書き込まれていたりするもの。
だましこむ
だましこ・む [4][0] 【騙し込む】 (動マ五[四])
すっかりだます。まんまとだます。
だましだまし
だましだまし 【騙し騙し】 (連語)
(1)だましながら。
(2)手加減しながら,また調子を見ながら。「オンボロ車を―運転する」
だます
だます【騙す】
deceive;→英和
cheat;→英和
take in;fool.→英和
騙して…させる trick[deceive] <a person> into doing;騙して物をとる cheat[deceive] <a person (out) of his money> .騙され易い人 a simple[credulous]person.
だます
だま・す [2] 【騙す】 (動サ五[四])
(1)巧みな言葉・仕掛けなどを用いて本当だと思わせる。あざむく。「まっすぐ帰るなんて,―・したな」「―・してもうけた金」
(2)なだめすかす。機嫌をとる。「人々にわびことして,やう��―・してつれかへりける/洒落本・通気粋語伝」
→だましだまし
[可能] だませる
だまりこくる
だまりこく・る [5] 【黙りこくる】 (動ラ五[四])
一言も話さず,黙ったままでいる。「何を聞いても―・っている」
だまりこむ
だまりこむ【黙り込む】
fall silent;clam up.
だまりこむ
だまりこ・む [4][0] 【黙り込む】 (動マ五[四])
一言も言わないでだまってしまう。「急に―・んで何も答えない」
だまりん
だまりん 【黙りん】
黙っていること。また,その人。「質(=人質)にとられたやうに―でいる/洒落本・繁千話」
だまる
だま・る 【騙る】 (動ラ四)
〔「黙る」と同源か〕〔「騙す」に対する自動詞〕
人を欺く。また,悪意や下心をいだく。[日葡]
だまる
だま・る [2] 【黙る】 (動ラ五[四])
(1)物を言うのをやめる。声を上げるのをやめる。「うるさい,―・れ」「ひとしきり泣くと,―・って寝た」
(2)考えを口に出さない。何も言わない。「守衛は私の顔を見ると―・って通してくれた」「それでは先方も―・っていないだろう」
[慣用] 泣く子も―
だまる
だまる【黙る】
become silent.黙らす silence.→英和
黙れ Shut up!/Hold your tongue!/Be[Keep]quiet!/Silence! 黙って silently; <listen> in silence; <go out> without a word[saying anything];→英和
[無断で]without leave; <absent oneself> without notice;[おとなしく]without grumbling;obediently.→英和
黙っている be[remain,keep]silent;keep silence;be silent[keep quiet] <about> (言及しない);keep <a matter> from <a person> (隠す).
だみ
だみ [2] 【彩・濃】
(1)金泥・銀泥で彩色すること。「―絵」
(2)「彩潰(ダミツブ)し」の略。
だみうるし
だみうるし [3] 【彩漆】
蒔絵(マキエ)で金粉・銀粉による彩色に用いる漆。
だみえ
だみえ [2] 【濃絵】
(1)桃山時代に隆盛をみた障壁画。地や画面内の雲形に金銀箔を用い,花鳥などを極彩色で描いた装飾性の強いもの。狩野派に代表される。金碧(コンペキ)障壁画。
(2)濃い彩色を施した絵。
だみごえ
だみごえ [0][3] 【濁声】
(1)低く不快な感じを与える声。にごった声。がらがら声。
(2)なまりのある声。
だみごえ
だみごえ【濁声】
<in> a thick voice.
だみそ
だみそ 【駄味噌】
つまらぬ自慢。愚にもつかない手前味噌。「うぬぼれの―は鼻にあらはれたり/浄瑠璃・神霊矢口渡」
だみつぶし
だみつぶし [3] 【彩潰し】
蒔絵(マキエ)の技法の一。漆器に蒔絵を施すとき,彩刷毛(ダミバケ)・地塗り筆で塗りつぶすこと。
だみばけ
だみばけ [2] 【彩刷毛】
蒔絵(マキエ)で彩潰(ダミツブ)しをする時に使う刷毛。
だみん
だみん【惰眠を貪(むさぼ)る】
idle away one's time.
だみん
だみん [0] 【惰眠】
(1)なまけて眠ること。
(2)何もせずのらくらと日を暮らすこと。
だみん
だみん [0] 【惰民】
貧困の原因をその者自身の怠惰心に求める考え方に基づき,貧困者をいった語。
だみん=を貪(ムサボ)る
――を貪(ムサボ)・る
(1)なまけて眠ってばかりいる。
(2)活気なくだらだらと日を送る。
だむ
だ・む 【彩む】 (動マ四)
〔古くは「たむ」と清音か〕
(1)いろどる。「赤木の柄の刀に―・みたる扇差し添へ/義経記 7」
(2)金銀の泥(デイ)や箔(ハク)で描く。「金銀ヲモッテ物ヲ―・ム/日葡」
だむ
だ・む 【訛む】 (動マ四)
〔古くは「たむ」とも〕
言葉がなまる。また,声がにごる。だぶ。「ものうち言ふ,少し―・みたるやうなり/源氏(東屋)」
だめ
だめ [2] 【駄目】
■一■ (名)
(1)囲碁で,双方の境にあってどちらの地にもならない所。「―を詰める」
→駄目を押す
(2)演劇で,演技などの悪い点について演出者が出す注意。
→駄目を出す
■二■ (名・形動)[文]ナリ
(1)しても甲斐のないこと。無益なこと。また,そのさま。むだ。「―かも知れないが頼んでみる」「それ以上やっても―だよ」
(2)してはいけないこと。相手に禁止の意を伝える語としても用いられる。「まだ起きては―だ」「芝生に入っては―」
(3)不可能なこと。できないこと。また,そのさま。「今日中に作れと言われても―なものは―だ」
(4)役にたたないこと。悪い状態であること。また,そのさま。「食物がすえて―になる」「壊れて―になる」「―なやつ」「時計を落として―にする」「今日の調子はてんで―だ」
だめ
だめ【駄目】
(1)[役にたたぬ]be useless;be (of) no use;be no good; <That> won't do.(2)[望みがない]be hopeless.(3)[失敗だ]be a failure;→英和
<It's> all over[up]with <me> .
〜にする spoil;→英和
ruin;→英和
waste.→英和
〜になる be spoilt[ruined];fail;→英和
go wrong;be upset (計画などが).
…しなければ(…しては)〜だ must[should](not) <do> .→英和
〜を押す make doubly sure (確かめる).
だめ=で元元(モトモト)
――で元元(モトモト)
試みて失敗しても,何もしない場合と結果は同じと考えて,失敗を恐れずにやってみろということ。だめもと。
だめ=を出す
――を出・す
演劇などで,演出上の注意を与える。
だめ=を押す
――を押・す
(1)囲碁で,どちらの地にもならない目に石を詰める。
(2)念のためにもう一度確かめる。
(3)スポーツなどの競技で,勝利が確実になったあとで,さらに得点して勝利を決定的にする。
→駄目押し
だめ=を踏む
――を踏・む
無駄なことをする。「―・んで夜なかに下宿へ帰る程馬鹿気た事はない/坊っちゃん(漱石)」
だめおし
だめおし [0] 【駄目押し】 (名)スル
〔囲碁で,駄目に石を入れて確かめることから〕
(1)確実とわかっていても,さらに念を入れて確かめること。「もう一度―(を)する」
(2)スポーツなどの競技で,勝利が確実になったあとで,さらに得点して勝利を決定的にすること。「―の満塁ホームラン」
だめおし
だめおし【駄目押し点】
《野》 <score> an insurance run.
だめづまり
だめづまり [3][0] 【駄目詰(ま)り】
囲碁で,一連の石を囲む駄目の数が少ないこと。また,攻め合いの場合,駄目の多少が死活に関わるため,着手が制限されている状態。
だめもと
だめもと [0] 【駄目元】
俗に,「駄目でもともと」を略していう語。「―で一回試してみよう」
だめん
だめん [0] 【打綿】
紡績で,開綿した綿の塊をさらによくほぐし,夾雑物(キヨウザツブツ)を取り除き筵状(ムシロジヨウ)に広げる工程。
だも
だも (連語)
〔副助詞「だに」に係助詞「も」の付いた「だにも」の転〕
接続・意味ともに「だにも」に大体同じ。「夢に―あふとみるこそ嬉しけれ残りの頼みすくなけれども/和泉式部集」
→だにも(連語)
だもの
だもの [0] 【駄物】
下等のもの。質の悪いもの。
だもんだから
だもんだから [2] (接続)
〔「だものだから」の転〕
であるから。だから。「ひどい渋滞だった。―遅れた」
だもんで
だもんで [2] (接続)
〔「だもので」の転〕
それで。だから。「きのうは徹夜だった。―今日は遅刻さ」
だら
だら (助動)
完了の助動詞「た」の仮定形。
→た(助動)
だらかん
だらかん [0] 【だら幹】
〔「堕落した幹部」あるいは,「だらけた幹部」の意か〕
組合・政党などの堕落した指導者。
だらく
だらく [0] 【堕落】 (名)スル
(1)品行が悪くなり,生活が乱れること。身をもちくずすこと。「―した生活」
(2)おちぶれること。零落。「この内侍のちにはいといみじう―せられにしも/大鏡(道隆)」
(3)〔仏〕 道心を失ってけがれた心をもつこと。「―僧」
だらく
だらく【堕落】
degeneration (退廃);degradation (低下);corruption (背徳);→英和
depravity (悪風);decadence <of art> .→英和
〜する degenerate <into> ;→英和
degrade;→英和
ruin oneself <by> ;be corrupted.〜した政治家(学生,女) a corrupt politician (a degenerate student;a fallen woman).
だらくもの
だらくもの [0] 【堕落者】
堕落した者。
だらけ
だらけ (接尾)
名詞に付く。
(1)そのものがいっぱいであるさまを表す。ばかり。「借金―の生活」「紙くず―の部屋」「欠点―の人間」
(2)そのものが一面に付いているさまを表す。まみれ。「どろ―の服」「血―になる」
だらける
だらける
[なまける]be lazy;→英和
dull (気分が).→英和
だらけた lazy;dull;slovenly.→英和
だらける
だら・ける [3][0] (動カ下一)
(1)気持ちがゆるんで体や心にしまりがなくなる。だれる。「夏休みで生活が―・ける」「今日ハ暑クテ体ガ―・ケタ/ヘボン」
(2)だらしなくなる。しどけなくなる。「―・けた服装」
(3)おこたる。なまける。「―・けていると仕事がたまるよ」
だらし
だらし [0]
〔「しだら」の「し」と「だら」を入れ変えたもの〕
物事のけじめのはっきりしていること。しまり。「―のない男」「―がない」
→だらしない
だらしない
だらしな・い [4] (形)[文]ク だらしな・し
〔「しだらない」の転。近世以降の語〕
(1)(外面的に)きちんとしていない。整っていない。「―・く口を開けて寝ている」「―・い服装」
(2)(内面的に)節度がない。毅然としていない。しっかりしていない。「金銭に―・い」「政府の顔色をうかがうマスコミの―・い姿勢が問題だ」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
だらしない
だらしない
untidy (服装・室が);→英和
slovenly <woman> (道徳的に);→英和
careless[loose] <about money matters> ;→英和
irregular <in attendance> (不規則);→英和
loose[slipshod] <style> .→英和
だらしなく untidily;slovenly;loosely;→英和
carelessly.→英和
だらしなくなる lose control of oneself <when drunk> .
だらすけ
だらすけ [2] 【陀羅助】
「陀羅尼助(ダラニスケ)」の略。「寺の門前に,洞呂川の―を請売る人がござりますれば/浄瑠璃・千本桜」
だらだら
だらだら
〜流れる drip;→英和
ooze out (血が);be (all) in a sweat.→英和
〜続く drag (on) <for two hours> (会・話が).→英和
〜と[ぐずぐず]slowly;lazily;slovenly.→英和
〜した話(文章) a tedious talk (a loose style).⇒だらしない.‖だらだら坂 a gentle slope.
だらだら
だらだら [1] (副)スル
(1)血や汗などが流れ出るさま。「―(と)血が出る」
(2)ゆるやかな傾斜のつづくさま。「―(と)した坂」
(3)きまりなく長々と続くさま。また,物事をのろのろとするさま。「工期が―(と)のびる」「―した態度」
だらだらおり
だらだらおり [0] 【だらだら降り】
坂などの傾斜がゆるやかなくだりであること。また,そのくだり。だらだら下がり。
だらだらきゅう
だらだらきゅう [0][4] 【だらだら急】
最初ゆるやかで,にわかに急になること。「先に大口の言込(イイコミ)有りし貸付の―に取引迫りて/金色夜叉(紅葉)」
だらだらざか
だらだらざか [4] 【だらだら坂】
長くゆるやかな坂。
だらだらのぼり
だらだらのぼり [5] 【だらだら上り】
坂などの傾斜がゆるやかな上りであること。また,その上り。
だらだら上り
だらだらのぼり [5] 【だらだら上り】
坂などの傾斜がゆるやかな上りであること。また,その上り。
だらだら坂
だらだらざか [4] 【だらだら坂】
長くゆるやかな坂。
だらだら急
だらだらきゅう [0][4] 【だらだら急】
最初ゆるやかで,にわかに急になること。「先に大口の言込(イイコミ)有りし貸付の―に取引迫りて/金色夜叉(紅葉)」
だらだら降り
だらだらおり [0] 【だらだら降り】
坂などの傾斜がゆるやかなくだりであること。また,そのくだり。だらだら下がり。
だらに
だらに [1][0] 【陀羅尼】
〔仏〕
〔梵 dhāraṇī 総持・能持と訳す〕
教えの精髄を凝縮させて含んでいるとされる言葉。教えの真理を記憶させる力,行者を守る力,神通力を与える力があるとされる呪文。訳経において意訳せず,梵語音写のまま唱える。主として長文のものをいう。大咒(ダイシユ)。
→真言
だらにがね
だらにがね [3] 【陀羅尼鐘】
〔仏〕 陀羅尼を唱えながら鐘をつくこと。また,その鐘ないし鐘の音。一般に建仁寺の東鐘楼の鐘をいう。
だらにじゅ
だらにじゅ [3] 【陀羅尼呪】
〔仏〕 陀羅尼の呪文。密教の呪文。
だらにすけ
だらにすけ [3] 【陀羅尼助】
〔僧が「陀羅尼」を唱える時,眠気を防ぐために口に含んだことによるという〕
キハダの皮やセンブリの根を煮つめてあめのように固めた,黒くてにがい薬。腹痛などに効く。奈良県の吉野大峯の洞川(ドロカワ)製を良薬とする。
だらり
だらり
〜と loosely;→英和
languidly.→英和
〜と垂(た)れる hang loose;dangle.→英和
だらり
だらり
■一■ [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)物がだらしなく,あるいは力なくたれ下がったさま。「よだれが―とこぼれる」「脱臼して手が―となる」
(2)しまりのないさま。「のんべん―と日を送る」
■二■ [0] (名)
だらりと結び下げる帯の結び方。江戸時代の婦人の間に流行し,現在は京都の舞妓(マイコ)などの結び方に残っている。だらりのおび。だらりむすび。
だらり■二■[図]
だらりのおび
だらりのおび [5] 【だらりの帯】
「だらり{■二■}」に同じ。
だらりの帯
だらりのおび [5] 【だらりの帯】
「だらり{■二■}」に同じ。
だら幹
だらかん [0] 【だら幹】
〔「堕落した幹部」あるいは,「だらけた幹部」の意か〕
組合・政党などの堕落した指導者。
だり
だり (並立助)
⇒たり(並立助)
だりつ
だりつ【打率】
《野》 <have> a batting average <of.350> .
だりつ
だりつ [0] 【打率】
野球で,打者の打撃成績を示すもの。安打数を打数で割る。打撃率。
→打数
だりむくり
だりむくり
(1)酔って正体をなくしくどくど言うこと。またその人。「生酔の蘭名らしい―/柳多留 151」
(2)失敗。
(3)「わからず屋」などの意で他人を罵倒する語。
だりむくる
だりむく・る (動ラ四)
(1)酒に酔って正体をなくしたり,くどくどと文句を言ったりする。「―・つたる馬方の,女馬が好きか後からほてらぱらめと抱ついて/歌舞伎・戻橋背御摂」
(2)破滅する。「殿様の屋敷が―・つてからこの様に歯磨売つて世を渡つて/歌舞伎・四谷怪談」
(3)失敗などして出奔する。「賽銭箱から段々と祠堂金まで盗み出し,たうたう寺を―・り/歌舞伎・三人吉三」
だりむくれ
だりむくれ
「だりむくり」に同じ。「とんちきこつぽう人―のよい��といふのだ/滑稽本・浮世床(初)」
だりょく
だりょく【惰力】
⇒惰性.
だりょく
だりょく [0] 【惰力】
(1)惰性の力。
(2)習慣による力。「まだ…江戸の町家の習慣律が―を持つてゐた/雁(鴎外)」
だりょく
だりょく [0] 【打力】
(1)打つ力。打撃力。
(2)野球で,打撃の能力。「―に勝る選手を選ぶ」
だりん
だりん [0] 【舵輪】
舵(カジ)をあやつる輪形の把手(トツテ)。
だる
だ・る (動ラ四)
疲れる。[日葡]
だるい
だる・い [2][0] 【怠い・懈い】 (形)[文]ク だる・し
〔近世「たるい」とも〕
(1)疲れていて,からだに力がない。動くのがおっくうである。「熱があるのか体が―・い」
(2)しまりがない。きちんとしない。「下げ髪の―・い姿をようは見てゐる事とそしりて/浮世草子・男色大鑑 7」「ナワガ―・イ/ヘボン」
(3)(「たるい」の形で)味が甘く感ずる。「甘っ―・い」「コノ酒ワ―・イ/ヘボン(三版)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
だるい
だるい [0] 【堕涙】
涙をこぼすこと。落涙。
だるい
だるい
feel heavy[languid];be dull;be tired.だるそうな(に) languid(ly).→英和
だるいのひ
だるいのひ 【堕涙の碑】
〔晋(シン)の羊祜の徳を慕い,その碑を見る者は皆感泣したことから〕
碑文を見たものは皆涙を流すといわれる碑。堕涙碑。
だるし
だる・し 【怠し】 (形ク)
⇒だるい
だるま
だるま [0] 【達磨】
(1)〔梵 Bodhi-dharma 菩提達磨と訳す〕
中国禅宗の祖。南インドの王子として生まれ,般若多羅から教えを受け,中国に渡って禅宗を伝えた。少林寺に九年面壁したといわれる。五世紀末から六世紀末の人とされる。なお,「達摩」と表記して,歴史上の人物として扱うことを示し,宗門上の伝説と区別することがある。円覚大師。達磨大師。生没年未詳。
(2){(1)}の座禅姿を模して作った張り子の玩具。赤く塗り,全体を丸くかたどり,底を重くして倒してもすぐ起き上がるようにしてある。開運の縁起物とされ,最初片目だけを書き,願いのかなった時にもう一方の目を書き込んで祝う。起き上がり小法師。不倒翁。
(3)形が丸いものや,全体の色が赤いものをいう。「―ストーブ」「血―」「火―」
(4)〔仏〕
〔梵 Dharma〕
「法{□二□}」に同じ。
(5)〔すぐにころぶことから〕
売春婦のこと。
だるま
だるま【達磨】
Dharma;a tumbler (おもちゃ).→英和
達磨船 a barge.→英和
だるまいち
だるまいち [3] 【達磨市】
神社や寺の縁日で開かれる縁起物の達磨を売る市。多く東日本で一月ないし年末に開かれる。
だるまいと
だるまいと [4] 【達磨糸】
足踏み式の製糸機械で作った生糸。自転車取糸。
だるまいんこ
だるまいんこ [4] 【達磨鸚哥】
オウム目インコ科の鳥。中形のインコで,翼長170ミリメートル内外。羽色は緑色を主調とし,胸は淡桃色など色彩に富む。尾が長い。雄の頬には太い黒線があり,達磨のひげに似るのでこの名がある。熱帯アジアに分布し,日本へは古くから飼鳥として輸入されている。
だるまうた
だるまうた [3] 【達磨歌】
歌論で意味の難解な歌のこと。特に定家らの象徴的幽玄の歌風を六条家側から揶揄(ヤユ)していった呼称。
だるまおとし
だるまおとし [4] 【達磨落(と)し】
(1)玩具の一。円筒形の木片を数個重ねた上に達磨人形を置き,それが落ちないようにして木槌(キヅチ)で木片を横からたたいてはずして遊ぶもの。
(2)台の上の達磨人形を,コルク玉の鉄砲やまりで落とす遊戯。
だるまかずき
だるまかずき [4] 【達磨被き】
達磨が緋の衣をかぶっているように着物を上からすっぽりとかぶること。
だるまがえし
だるまがえし [4] 【達磨返し】
江戸末期・明治時代の女性の髪形の一。髪をひねって頭上にあげ,髱(タボ)の中に押し込み簪(カンザシ)でとめたもの。伝法な年増が多く結った。
達磨返し[図]
だるまき
だるまき [3] 【達磨忌】
禅宗で,陰暦一〇月五日の達磨の忌日に行う法会(ホウエ)。少林忌。初祖忌。[季]冬。
だるまぎく
だるまぎく [3] 【達磨菊】
キク科の多年草。海岸の岩上に生え,また観賞用に栽培。茎は木質化しよく分枝する。葉は密に互生し,倒卵へら形で毛が多い。秋,枝先に頭花をつけ,舌状花は青紫色で美しい。
だるましゅう
だるましゅう [3] 【達磨宗】
(1)禅宗の異名。
(2)藤原定家などの和歌の新風を嘲っていう語。
→達磨歌
だるません
だるません [0] 【達磨船】
積み荷を運ぶための幅の広い大きな伝馬船。だるまぶね。
だるまそう
だるまそう [0] 【達磨草】
ザゼンソウの別名。
だるまだいし
だるまだいし 【達磨大師】
達磨の尊称。
だるまでら
だるまでら 【達磨寺】
群馬県高崎市にある黄檗(オウバク)宗の寺。山号は少林山。正月六・七日に開かれる達磨市が有名。
だるまはがし
だるまはがし [4] 【達磨剥がし】
人の着ている羽織をぬがせて奪うこと。また,その盗人。
だるまや
だるまや [0] 【達磨屋】
売春婦を置いている宿。
だるまストーブ
だるまストーブ [5] 【達磨―】
丸形の簡単な構造の石炭ストーブ。
だれ
だれ [2]
(1)気がだれること。また,その程度。「気持ちの―」
(2)相場などが下落する傾向にあること。低着。
だれ
だれ [1] 【誰】 (代)
〔古くは「たれ」。「だれ」は近世以降の語〕
不定称の人代名詞。名を知らない人や不定の人をさしていう語。「君は―か」「―がこんなことをしたのだろう」
だれ
だれ【誰が】
who <did this?> .→英和
〜の whose <book is this?> .→英和
〜に who[whom] <did you give it to?> .〜を who[whom] <did you take?> .〜でも[肯定]anyone[anybody] <can do it> ;→英和
[否定]no one[nobody] <can do it> .〜か someone[somebody] <must do it> .→英和
〜も皆 everyone[everybody,we all] <enjoyed it> .→英和
〜でも…する人は whoever <comes will be welcome> .→英和
‖誰それ[誰々]さん Mr.[Mrs.,Miss]So-and-so.
だれ=とはなしに
――とはなしに
それを言ったり行なったりした人がはっきりしないうちに。いつのまにか。
だれ=の目にも
――の目にも
だれが見ても。「―明らか」
だれ=言うとなく
――言うとなく
だれが言い出したかがはっきりしないまま。いつのまにか。
だれか
だれか 【誰か】 (連語)
不特定の人をさしていう語。たれか。「向こうに―いる」「―がやらなくては」
だれかれ
だれかれ [1] 【誰彼】 (代)
〔古くは「たれかれ」〕
不定称の人代名詞。不特定の複数の人をさす。あの人この人。「―の区別なしに愛嬌をふりまく」
だれかれなしに
だれかれなしに [5] 【誰彼無しに】
相手かまわず。だれにでも。「―署名を求める」
だれぎみ
だれぎみ [0] 【だれ気味】 (名・形動)
(1)だれている様子。緊張を欠いていること。また,そのさま。「乱打戦で試合は―になってきた」
(2)相場で,景気が下落する傾向にあること。「市場は―の様相を呈している」
だれしも
だれしも 【誰しも】 (連語)
〔「だれも」を強めた言い方〕
だれでも。「思いは―同じこと」
だれしらぬ
だれしらぬ 【誰知らぬ】 (連語)
〔あとに打ち消しの語を伴う〕
だれ一人として知らない。「―者とてない」
だれそれ
だれそれ [1] 【誰某】 (代)
〔古くは「たれそれ」〕
不定称の人代名詞。名前をはっきり示さずに人をさしたり,名がわからないままその人とさし示したりする語。たれがし。なにがし。
だれだれ
だれだれ [1] 【誰誰】 (代)
不定称の人代名詞。
(1)不特定の単数の人をさす。だれそれ。「―の言によると」
(2)〔古くは「たれたれ」〕
不特定の複数の人をさす。「東面のそばの方にひきいりてゐたるを,―など問ひ聞きて/寝覚 1」
だれば
だれば [0] 【だれ場】
演劇や講談などで客が飽きてしまうような場面。
だれひとり
だれひとり 【誰一人】 (連語)
(打ち消しの語を伴って)だれも一人として。「―知らぬこと」「―として同情しない」
だれも
だれも 【誰も】 (連語)
(1)どんな人でも。誰でも。「―が知っていること」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)どんな人も。「彼のその後については―知らない」
だれもかも
だれもかも 【誰も彼も】
だれでも。あの人もこの人も。だれもかれも。「―信じられない」
だれもかれも
だれもかれも 【誰も彼も】
「だれもかも(誰も彼も)」に同じ。
だれる
だ・れる [2] (動ラ下一)
(1)気持ちにはりやしまりがなくなる。気がゆるむ。だらける。「気分が―・れる」「生活が―・れる」
(2)取引で,相場に活気がなくなり,多少安くなる。
⇔締まる
(3)(芝居などで客が)退屈する。
(4)鮮度などがおちる。「サカナガ―・レタ/ヘボン(三版)」
だれる
だれる
[あきる]be bored <by> ;be[get]tired <of> ;drag (on) (長びく);→英和
get dull (話が);become dull (市場が).
だれ場
だれば [0] 【だれ場】
演劇や講談などで客が飽きてしまうような場面。
だれ気味
だれぎみ [0] 【だれ気味】 (名・形動)
(1)だれている様子。緊張を欠いていること。また,そのさま。「乱打戦で試合は―になってきた」
(2)相場で,景気が下落する傾向にあること。「市場は―の様相を呈している」
だろ∘う
だろ∘う (連語)
〔断定の助動詞「だ」の未然形「だろ」に推量の助動詞「う」の付いたもの〕
体言およびそれに準ずるもの,副詞,動詞・形容詞および一部の助動詞の終止形に接続する。
(1)話し手の推量や想像などを表す。「今夜は冷えこむ―∘う」「この痛みも今がとうげ―∘う」「みんな入学式に行くの―∘う」
(2)疑問詞や終助詞「か」を伴って,疑問や反語の意を表す。「到着するのは何時ごろ―∘う」「こんな調子で今月中に出来上がる―∘うか」「そんな話ってある―∘うか」
(3)仮想の事柄であることを表す。「彼のことだ。立派にやりとげる―∘うことはまちがいない」
(4)(「だろうに」の形で)事実に反する仮想を述べる。「もう少しがんばれば,何とかなった―∘うに」
(5)(多く上昇調のイントネーションを伴って)相手に対して,念を押したり同意を求めたりする気持ちを表す。「今になってそんな事を言ったら,僕が困る。君だって男―∘う」
〔(1)現代語では,助動詞「う・よう」がもっぱら意志を表す用法に限られてきているのに対して,「だろう」は推量を表す言い方として一般に用いられる。(2)助動詞「だ」は体言に接続するだけで,活用語に付かないのに対して,「だろう」は体言にも活用語にも接続する。(3)「だろう」は,右のように,独自の意味・用法をもつに至っているので,これを一語の助動詞として扱う立場もある。(4)「だろう」の成立は近世江戸語においてである〕
だろ∘う
だろ∘う (連語)
〔過去の助動詞「だ」の未然形に推量の助動詞「う」の付いたもの〕
⇒たろう(連語)
だろう
だろう [0] 【舵楼】
大形の和船で,舵を指揮する人たちがいる,少し高くなっている所。ともやぐら。
だろうか
だろうか (連語)
〔連語「だろう」に終助詞「か」がついたもの〕
未来のことや不確定なことについての疑問・質問の意を表す。「そんなことがある―」「みんな元気にしてる―」
だろく
だろく [0] 【駄六】
「駄六張り」の略。
だろくばり
だろくばり [0] 【駄六張(り)】
粗末なつくりのキセル。駄六。
だん
だん【断を下す】
decide;→英和
make a (final) decision.
だん
だん【暖をとる】
warm oneself <at the fire> .
だん
だん 【段】
■一■ [1] (名)
(1)地面・床面などで,平面の高さが連続していないこと。また,高さの違う平面が順に並んでいる所。また,その一つ一つ。「居間と食堂の境は―をつける」「ひな―」「一番上の―に内裏(ダイリ)様を並べる」「―をつけて髪をカットする」
(2)上下に,層をなして重なっているものの一つ一つ。「寝台車の上の―」「名簿の一番下の―」
(3)技量・品質などによる格付け。また,その格。「―が違う」「上の―に進む」「浄瑠璃も口跡もきこえぬ,役者も―が知れぬ/黄表紙・見徳一炊夢」
(4)全体を何らかの基準で小分けにした一つ一つ。
(ア)長い文の中の,まとまった内容をもった切れ目。段落。
(イ)歌舞伎・浄瑠璃などで,独立させて演じられる一部分。「菅原伝授手習鑑寺子屋の―」
(ウ)五十音図で,横の並び。「イ ―」
→行(ギヨウ)
(エ)掛け算の九九で,同一の被乗数をもつもの。「三の―」
(オ)文字組版で,版面を二つ以上に区分したときの一区分。「縦四―」
(5)変化・進行している物事の過程の一つ一つ。場面。局面。「いざという―になると尻込みする」「暑いの寒いのといってる―ではない」
(6)多く手紙・文書などで,上の語をうけて,その表す内容を統合し,体言化する。こと。「失礼の―お許し下さい」「この―お伺い致したく」「御健勝の―御慶申上候」
(7)「たん(反・段)」に同じ。
■二■ (接尾)
(1)助数詞。階段状または層をなして重なっているものを数えるのに用いる。「五―下りる」「三―重」「一〇―編む」
(2)囲碁・将棋・柔道・剣道などで,技量を表す程度・段階を表すのに用いる。数が多いほど上位になる。「柔道三―」
(3)文章や話の区切りの数を数えるのに用いる。
だん
だん【壇】
a platform;→英和
a rostrum (演壇);→英和
a pulpit (教会の).→英和
だん
だん [1] 【談】
話すこと。話。「―たまたま政治に及ぶ」「観戦記者の―によれば」「車中―」
だん
だん【段】
(1)[階段](a flight of) steps[stairs].(2)[新聞の]a column.→英和
(3)[等級]a grade;→英和
a rank;→英和
a class.→英和
⇒段違い.
(4)[場合]a case;→英和
an occasion.→英和
(5)[芝居の]an act;→英和
a scene.→英和
だん
だん 【檀】
姓氏の一。
だん
だん [1] 【壇】
(1)一段と高くこしらえた所や設備。「―に登る」「ひな―」
(2)土を盛ったりして高くした祭りや儀式を行う場所。
(3)〔梵 maṇḍala〕
土を盛ったり,木で囲ったりして作る修法や授戒などを行う特殊な場所。
→曼荼羅(マンダラ)
だん
だん【A氏談】
Mr.A says….‖車中談 an informal talk given in a train <by> .政談(旅行談)をする talk politics (about one's travel).冒険談 (a tale of) an adventure.
だん
だん [1] 【暖】
あたたかいこと。暖かみ。
だん
だん [1] 【緂】
(1)だんだらに染めた糸を用いて組んだり織ったりして白地に横の縞模様を表したもの。地色とのさかいはぼけて絣(カスリ)のようになる。平緒(ヒラオ),鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)の糸,馬の手綱などに用いられる。
(2)白から次第に濃い色になるようにした色の組み合わせ。
だん
だん [1] 【断】
物を決定すること。また,その決められたこと。「―を下す」「―を迫る」「―を仰ぐ」
だん
だん 【団】
姓氏の一。
だん
だん [1] 【団】
同じ目的をもって集まった人のかたまり。また,その組織。
だん
だん【団】
a group;→英和
a team;→英和
a party;→英和
a troupe (一座).→英和
⇒団体,群.
だん=を取る
――を取・る
暖まる。「たき火で―・る」
だんあく
だんあく [0] 【断悪】
〔仏〕
〔「だんなく」「だんまく」とも〕
悪いおこないを断つこと。
だんあくしゅぜん
だんあくしゅぜん [5] 【断悪修善】
〔仏〕 悪いおこないを断ち,善いおこないをすること。仏道に励むこと。
だんあげ
だんあげ [0] 【壇上げ】
忌み明けのしるしに酒宴を行うこと。また,その酒宴。
だんあつ
だんあつ [0] 【弾圧】 (名)スル
権力者が反対勢力を,警察,軍隊などを使って強制的に鎮圧または妨害すること。「反政府運動を―する」
だんあつ
だんあつ【弾圧】
suppression.〜する[を加える]suppress <a strike> ;→英和
bring pressure <upon a person> .〜的 oppressive.→英和
だんあわせ
だんあわせ [3] 【段合(わ)せ】
地歌・箏曲の合奏形式の一。段物二曲を合奏すること。のちには,歌曲の手事物二曲の合奏も行われ,これをもさすようになった。
だんあん
だんあん [0] 【断案】
最終的な考えを決めること。また,最終的な考え・案。「―を下す」
だんい
だんい [1] 【暖衣・煖衣】
服をたくさん着て,体を暖かくすること。また,暖かい衣服。
だんい
だんい [1] 【段位】
武術・碁・将棋などで,技能の程度を表す位。「級」の上に位する。初段・二段・三段など。
だんいき
だんいき [0] 【暖域】
低気圧に伴われた温暖前線と寒冷前線に挟まれ,暖かい南風が吹き込む領域。通常,低気圧の南側にある。
だんいた
だんいた [1] 【段板】
階段の踏み板。
だんいほうしょく
だんいほうしょく [1] 【暖衣飽食】
暖かい着物を着,飽きるほど食べること。何の不足もなく生活する意。飽食暖衣。
だんいん
だんいん【団員】
a member <of a party> .→英和
だんいん
だんいん [0] 【団員】
「…団」と称する団体に入っている人。「消防―」
だんう
だんう [1] 【暖雨】
暖かい雨。春の雨をいう。
だんう
だんう [1] 【弾雨】
雨のように盛んに飛んで来る弾丸。弾丸の雨。「砲煙―」
だんうん
だんうん [0] 【断雲】
きれぎれの雲。ちぎれ雲。
だんえつ
だんえつ 【檀越】
「だんおつ(檀越)」に同じ。
だんえん
だんえん [0] 【団円】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まるい・こと(さま)。「―なる地球,淼漫(ビヨウマン)たる洋海/西国立志編(正直)」
(2)円満である・こと(さま)。「之を分てば政府人民の別ありと雖ども原来―なる一物にして/明六雑誌 39」
(3)円満におさまること。終わり。「およそ十巻にして―をなせり/読本・弓張月(拾遺)」
→大団円
だんおち
だんおち [0] 【檀越】
「だんおつ(檀越)」に同じ。
だんおつ
だんおつ [0] 【檀越】
〔梵dāna-pati 与える人の意〕
〔仏〕 寺院や僧に金品を贈与する信者。施主。檀家。檀那(ダンナ)。だんおち。だんえつ。だんのつ。
だんおどし
だんおどし [3] 【段縅・緂縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一種。二色を一段ごとに互い違いに縅したもの。室町時代頃より流行して,桃山時代に盛行。
だんおり
だんおり [0] 【段織(り)】
色・太さ,撚(ヨ)りの強弱,原料などが違うよこ糸が交ぜて織ってあり,高低や色などがよこ方向に段になって表れている織物。
だんおんたい
だんおんたい [0] 【暖温帯】
暖帯のこと。冷温帯に対していう。
だんか
だんか【壇家】
a parishioner.→英和
だんか
だんか [0] 【檀家】
〔「だんけ」とも〕
ある寺の信徒となり,布施などの経済的援助を持続して行い,葬式・法事などを行なってもらう家。また,その家の人。檀方。
だんか
だんか [1] 【団歌】
その団の目的や結束などを示し,団員がうたう歌。
だんか
だんか [1] 【弾呵・弾訶】
〔仏〕 小乗の教えにとどまっているのを叱ること。
だんかい
だんかい [0] 【段階】
(1)能力などの差によって順々に設けた高低のくぎり。等級。「五―評価」
(2)物事の順序。「―をふんで意見を上申する」
(3)進んでいく,または変化する過程の一区切り。局面。状態。「現在の―では工業化は困難である」
(4)階段。きざはし。
だんかい
だんかい [0] 【団塊】
(1)かたまっているもの。かたまり。
(2)物質の分離・濃集により,堆積物中にできた結核体。
だんかい
だんかい【段階(に入る)】
(reach) a stage;→英和
[局面](enter,assume) a <new> phase.→英和
現〜において at this stage.〜的な phased <abolition> .〜的に拡大(縮小)する (de-)escalate.→英和
‖段階的拡大[発展]escalation.段階的縮小 de-escalation.
だんかい
だんかい【団塊の世代】
the baby-boom generation.
だんかい
だんかい [0] 【暖海】
水温の高い海。
だんかい=の世代
――の世代
第二次大戦直後数年間のベビー-ブーム時に生まれた世代。
だんかいせいぎょるい
だんかいせいぎょるい [7] 【暖海性魚類】
年間を通じて水温の高い水域にすむ魚の総称。マグロ・カツオ・サンマ・トビウオ・マイワシ・ブリなど。暖流性魚類。
だんかざり
だんかざり [3] 【段飾り】
雛人形などを階段状に飾ること。五段飾り・七段飾りなど。
だんかずお
だんかずお 【檀一雄】
(1912-1976) 小説家。山梨県生まれ。東大卒。佐藤春夫に師事。私生活の体験を清冽な魂の記録として描き,浪漫的な放浪精神を発揮して最後の無頼派と称された。代表作「花筐」「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「火宅の人」
だんかずら
だんかずら [3] 【段葛】
葛石(カズライシ)を積んで一段高く作った参詣道のこと。特に,鎌倉鶴岡八幡宮のものをさす。
だんかつ
だんかつ [0] 【断割】 (名)スル
たちわること。切り裂くこと。
だんかん
だんかん [0] 【弾冠】
〔今までつかわずにいた冠のちりをはじき落とす意〕
官途につく用意をすること。
だんかん
だんかん [0] 【断簡】
きれぎれになった書き物。文書の断片。
だんかんれいぼく
だんかんれいぼく [0] 【断簡零墨】
きれぎれになった文書・書状や筆跡など。
だんがい
だんがい [0] 【弾劾】 (名)スル
(1)不正や罪過をあばき,責任を追及すること。「腐敗した政治を―する」
(2)身分保障された官職にある者を,義務違反や非行などの事由で,国会の訴追によって罷免し,処罰する手続き。現行法では裁判官と人事官の弾劾制度がある。
→弾劾裁判所
だんがい
だんがい [0] 【断崖】
きりたった,けわしい崖(ガケ)。「―絶壁」
だんがい
だんがい【断崖(絶壁)】
a cliff;→英和
a precipice.→英和
だんがい
だんがい【弾劾する】
impeach;→英和
denounce;→英和
accuse.→英和
‖弾効案 an impeachment motion.弾劾裁判所 a Court of Impeachment.
だんがいさいばんしょ
だんがいさいばんしょ [0][9] 【弾劾裁判所】
裁判官訴追委員会により罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するために,国会内に設けられた裁判所。衆参両議院の各七名の裁判員により構成される。裁判官弾劾裁判所。
だんがいしゅぎ
だんがいしゅぎ [5] 【弾劾主義】
刑事訴訟手続き上の方式の一。職権によってではなく,原告など,裁判所以外の者の訴えをまって訴訟を開始する主義。
⇔糾問主義
だんがえし
だんがえし [3] 【段返し】
地歌・箏曲の合奏形式の一。手事が二段以上ある曲を合奏する時,一人は一段から二段へ,もう一人は逆に二段から一段へと奏して合奏するもの。
だんがさね
だんがさね [3] 【段重ね】
重箱のように,何段か重ねること。また,そういう食器。
だんがん
だんがん [0] 【弾丸】
(1)鉄砲・大砲などで打ち出すたま。
(2)古代中国で,小鳥などを捕らえるのに用いたはじき弓のたま。
(3)狭い土地のたとえ。
→弾丸黒子(コクシ)の地
(4)非常に速いもののたとえ。「褐色の―(=黒人ノ短距離走者ノコト)」
だんがん
だんがん【弾丸】
a bullet;→英和
a shell (砲弾).→英和
‖弾丸列車 a superexpress (train);a bullet train.
だんがんこくしのち
だんがんこくしのち 【弾丸黒子の地】
弾丸やほくろのようなきわめて狭い土地。弾丸黒子。弾丸。
だんがんどうろ
だんがんどうろ [5] 【弾丸道路】
高速自動車道の称。昭和20年代に用いられた語。
だんがんれっしゃ
だんがんれっしゃ [5] 【弾丸列車】
弾丸のように非常に速い列車。1938年(昭和13)東京・下関間を九時間で走る鉄道計画が唱えられた時に用いられた。
だんき
だんき [1] 【断機】
織りかけた機(ハタ)の糸を断ち切ること。
だんき
だんき【団旗】
a flag <of a party> .→英和
だんき
だんき [1] 【弾機】
ばね。また,ぜんまい。
だんき
だんき [1] 【暖気・煖気】
(1)暖かい気候。
(2)暖かい空気。また,あたたかみ。「部屋の―」
だんき=の=戒(イマシ)め
――の=戒(イマシ)め(=教え)
⇒孟母断機(モウボダンキ)の教え(「孟母」の句項目)
だんきうんてん
だんきうんてん [4] 【暖機運転】
⇒アイドリング
だんきずい
だんきずい 【段祺瑞】
(1865-1936) 中国の軍人・政治家。北洋軍閥安徽(アンキ)派の首領。袁世凱(エンセイガイ)の下で活躍。北京政府の陸軍総長・国務総理となり,日本と結んで反動政策をとった。1926年隠退。トアン=チーロイ。
だんきだん
だんきだん [3] 【暖気団】
低緯度の発源地から,低温の地域へ移動する気団。
だんきゅう
だんきゅう [0] 【段丘】
海岸や河岸にみられる階段状の地形。海岸段丘・河岸段丘など。
だんきゅう
だんきゅう [0] 【弾糾】 (名)スル
〔「たんきゅう」とも〕
くわしく調べ内容をただすこと。糾弾。「糞肥の元質を―し/新聞雑誌 45」
だんきゅう
だんきゅう [0] 【弾弓】
(1)「綿(ワタ)打ち弓」に同じ。
(2)「だんぐう(弾弓)」に同じ。
だんきょう
だんきょう [0] 【断橋】
壊れた橋。
だんきりゅう
だんきりゅう【暖気流】
a warm air current.
だんきん
だんきん [0] 【弾琴】
琴をかなでること。琴をひくこと。
だんきん
だんきん [0] 【断金】
〔易経(繋辞上)「二人同�心,其利断�金」〕
金をも断つようなきわめてかたい交友関係。「―の友を亡(ウシナ)ひて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
だんきん
だんきん [0] 【断琴】
琴の弦を断つこと。
だんきん=の交(マジ)わり
――の交(マジ)わり
〔「列子(湯問)」にある語。琴の名手伯牙が,自分の琴を唯ひとり解する鍾子期の死にあって,弦をみずから断ち,生涯奏することがなかったという故事から〕
きわめて親密な交友・友情。伯牙絶弦。断金の契(チギ)り。琴の緒絶ゆ。
→知音(チイン)
だんきんのちぎり
だんきんのちぎり 【断金の契り】
〔水経注(済水)〕
友情のきわめてかたいたとえ。
だんぎ
だんぎ [1] 【談義・談議】
(1)自由に考えを述べ合い議論すること。「世相―」「選挙―」「教育―」
(2)〔仏〕 経典や法義を説くこと。説法。また,問答。「建仁寺の本願の―の座にのぞみて/沙石(五・古活字本)」
(3)(「お談義」の形でも用いられる)堅苦しい,つまらない話。また,訓戒・小言。「へたの長(ナガ)―」
(4)相談してうまく処理すること。話し合いをすること。談合。「日比―申し侍りつる事,大将軍には一向に憑(タノ)み奉る/盛衰記 4」
だんぎく
だんぎく [1] 【段菊】
クマツヅラ科の多年草。九州の山地に自生し,切り花用に栽培もされる。全体に短軟毛があって灰色を帯びる。高さ50センチメートル内外。葉は対生し,卵形。夏,茎頂および葉腋ごとに紫色の小花を密生し,段をなすのでこの名がある。ランギク。
だんぎくさ
だんぎくさ 【団菊左】
明治期を代表する歌舞伎俳優九世市川団十郎・五世尾上菊五郎・初世市川左団次のこと。
だんぎそう
だんぎそう [3] 【談義僧】
仏教の教義をわかりやすく説く僧。おもしろおかしく説教をする僧。「―すわると顔を十しかめ/柳多留(初)」
だんぎぼう
だんぎぼう [3] 【談義坊】
(1)「談義僧(ダンギソウ)」に同じ。
(2)魚のメダカの異名。
だんぎぼん
だんぎぼん [0] 【談義本】
江戸時代,宝暦(1751-1764)から寛政(1789-1801)・享和(1801-1804)にかけて流行した滑稽な読み物。1752年刊の静観房好阿作「当世下手談義(イマヨウヘタダンギ)」に始まる。談義僧の口調をまね,滑稽味と教訓性とを合わせもち,社会を風刺した。滑稽本の先駆。談義物。
だんぎまいり
だんぎまいり 【談義参り】
談義を聴く目的で,寺社に参詣すること。「―にはかせます紫の革足袋一足あつらへて進ぜたい/浄瑠璃・持統天皇」
だんぎょ
だんぎょ [1] 【団魚】
スッポンの異名。[嬉遊笑覧]
だんぎょくさい
だんぎょくさい 【段玉裁】
(1735-1815) 中国,清代の考証学者。字は若膺(ジヤクヨウ)。号は懋堂(モドウ)。戴震(タイシン)に師事。言語学・音韻学をよくし,「説文」に詳細な注釈を加えた「説文解字注」は不朽の名著とされる。ほかに「古今尚書撰異」など。
だんぎょけい
だんぎょけい 【断魚渓】
島根県中央部,江の川(ゴウノガワ)支流の濁川(ニゴリガワ)にある渓谷。急崖・急流が続き,魚類が遡上できないのでこの名がある。
だんぎり
だんぎり [0] 【段切り】
日本の伝統音楽で,一曲の終わりの部分の称。義太夫などでは,各段の終わり。だんぎれ。
だんぎれ
だんぎれ [0][4] 【段切れ】
「だんぎり(段切)」に同じ。
だんくん
だんくん 【檀君】
朝鮮の伝説上の始祖。平壌に降臨して開国し,1500年間国を治めたのち,箕氏(キシ)朝鮮に国を譲ったという。
だんぐう
だんぐう [0] 【弾弓】
古代,矢のかわりに小石や粘土をはじいた弓。小鳥を撃つなど,猟具として使われた。だんぐ。だんきゅう。はじき弓。
だんぐるま
だんぐるま [3] 【段車】
ベルト伝導装置の一。直径の異なる調車を,数段一組にまとめたもの。二組を対にして用い,ベルトの掛け換えによって,伝達する速度や力を変えることができる。
だんけ
だんけ [0] 【檀家】
⇒だんか(檀家)
だんけい
だんけい【男系(相続)】
(succession in) the male line.
だんけい
だんけい [0] 【男系】
男子によって受け継がれる系統。また,父方の血統。
⇔女系
だんけいしん
だんけいしん [3] 【男系親】
男系の親族。
だんけち
だんけち [0] 【断結】
〔「結」は煩悩のこと〕
〔仏〕 煩悩をたちきること。「―成仏」
だんけつ
だんけつ [0] 【断決】 (名)スル
物事を判断し決定すること。裁断決定。決断。「吾が才智乏(トボシ)ふして一身の進退を―すること能(アタ)はざるを知るのみ/花柳春話(純一郎)」
だんけつ
だんけつ [0] 【団結】 (名)スル
心を同じくする多数の人々が目的を達成するため集団を結成すること。また,その結びつきの力。「全員が―して立ち上がる」「―をかためる」「一致―」「大同―」
だんけつ
だんけつ【団結】
union;→英和
cooperation (協力).〜する unite;→英和
get together.〜して in union;→英和
in a body.→英和
‖団結権 the right to organize;the right of organization.団結心 cooperative spirit.
だんけつけん
だんけつけん [4][3] 【団結権】
労働者が,労働条件の維持・改善その他経済的地位の向上を図り,使用者と対等な立場に立つために団体を結成し,これに加入する権利。憲法の保障する労働基本権の一。
だんけん
だんけん [0] 【断見】
〔仏〕 邪見の一。因果の道理を否定し,この世に存在する者はその死後はまったく無になってしまうのだとする考え。
→常見
だんげん
だんげん [3][0] 【断言】 (名)スル
はっきりと言い切ること。明言すること。「犯人は彼ではないと―してもよい」
だんげん
だんげん [0] 【断弦・断絃】
(1)楽器の弦を切ること。また,切れた弦。絶弦。
(2)〔詩経で「琴瑟」は夫婦の和をいうことから〕
妻の死。
だんげん
だんげん【断言】
(an) assertion.〜する assert;→英和
affirm;→英和
declare.→英和
だんげんてき
だんげんてき [0] 【断言的】 (形動)
⇒定言的(テイゲンテキ)
だんこ
だんこ [1] 【断固・断乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
物事を固い決意をもって行うさま。「―として行う」「―たる態度をとる」
だんこ
だんこ【断固たる】
firm <resolution> ;→英和
determined[resolute] <attitude> ;→英和
<take> drastic <measures> ;→英和
<give a> flat <refusal> .→英和
〜として firmly;resolutely.→英和
だんこう
だんこう【断交する】
break off relations <with> .経済断交 a break of economic relations.
だんこう
だんこう [0] 【暖光】
暖かくやわらかい日ざし。
だんこう
だんこう [0] 【断交】 (名)スル
交わりを絶つこと。特に,国と国とが交際をやめること。「通商を―する」
だんこう
だんこう [0] 【男工】
男性の工員。
⇔女工(ジヨコウ)
だんこう
だんこう [0] 【団鉱】
粉状鉱石に水分と結合剤を加え,加圧成形して小塊状にしたもの。ブリケット。
だんこう
だんこう [0] 【断郊】
郊外や野原を横切ること。
だんこう
だんこう [0] 【断口】
(1)きりくち。きれくち。
(2)〔fracture〕
鉱物に不規則に割れた面。打撃を加えた時にできる。鉱物の種類によってその形や状態が異なるので,鉱物鑑定の手がかりとなる。
だんこう
だんこう [0] 【団交】
「団体交渉(ダンタイコウシヨウ)」の略。
だんこう
だんこう【団交[団体交渉]】
⇒団体.
だんこう
だんこう【断行する】
carry out (resolutely);stick <to one's plan> ;→英和
act up to <one's resolution> .
だんこう
だんこう [0] 【檀香】
白檀(ビヤクダン)・栴檀(センダン)などの香木の総称。
だんこう
だんこう [0] 【断行】 (名)スル
無理や困難を押して物事を行うこと。「大改革を―する」
だんこうきょうそう
だんこうきょうそう [5] 【断郊競走】
⇒クロス-カントリー
だんこうきよほう
だんこうきよほう [6] 【暖候期予報】
毎年3月十日に発表される,春から初秋にかけての天候特性の予報。春の天候,遅霜の有無,初夏の天候,梅雨の走り,入梅・梅雨明けの時期,梅雨の性格,夏の暑さ,残暑の有無,秋の訪れ,台風の発生などを予想する。
だんこうばい
だんこうばい [3] 【檀香梅】
クスノキ科の落葉低木。関東以西の山地に自生。葉は卵円形で普通上半が浅く三裂し,裏面に淡褐色の長毛がある。雌雄異株。早春,葉より先に葉腋に黄色の小花を散形に密生する。液果は,秋に赤く熟す。鬱金花(ウコンバナ)。
だんこく
だんこく [0] 【断穀】
祈願などのため,穀物を断つこと。こくだち。
だんこん
だんこん [0] 【弾痕】
銃砲の弾丸の当たったあと。
だんこん
だんこん【男根】
the penis[phallus];→英和
<俗> the prick[cock].→英和
だんこん
だんこん【弾痕】
a bullet mark.
だんこん
だんこん [0] 【男根】
男子の外部生殖器。陰茎。ペニス。なんこん。
だんこんき
だんこんき [3] 【男根期】
精神分析で,肛門期に次ぐ小児性欲の発達段階。性器に心的エネルギーが向けられる三〜六歳頃までの時期。
だんこんすうはい
だんこんすうはい [5] 【男根崇拝】
男根そのもの,またはそれに似せて作ったものを崇拝すること。多くは多産や豊饒(ホウジヨウ)の観念と結びついている。日本の金精神(コンセイジン)もその例。
だんご
だんご【団子】
a dumpling.→英和
団子鼻 a snub nose.
だんご
だんご [0] 【段碁】
囲碁で有段の腕前。また,その腕前をもつ人。
だんご
だんご [0] 【団子】
(1)穀類の粉をこねてまるめ,蒸したり,ゆでたりした食品。あん・きなこなどをつけて食べる。「月見―」
(2)まるく固めたもの。「土―」「肉―」
(3)ごちゃごちゃとひとかたまりになっているさまをいう語。「スタート直後なので選手たちはまだ―になって走っている」「―レース」
(4)うまくまるめこむこと。丸くおさめること。「このさわぎに亭主出て…やうやうと―にして此なりをしづめる/洒落本・青楼松之裡」
(5)家紋の一。串刺しにした団子をかたどったもの。団子は三個が普通で三串団子・三通(ミツドオシ)ともいう。敵の首を団子に擬した武家の記念的な紋。串団子紋。
だんご=に目鼻
――に目鼻
丸顔のたとえ。
だんごいか
だんごいか [3] 【団子烏賊】
イカの一種。胴長2センチメートルほど。発光バクテリアのすむ発光器をもち,帯緑白色のリン光を発する。食用。富山湾に多産する。
だんごう
だんごう【談合】
(1) ⇒相談.
(2)[共謀・結託]collusion.
だんごう
だんごう [0] 【談合】 (名)スル
〔古くは「だんこう」〕
(1)話し合うこと。話し合い。相談。「集まって―する」
(2)競争入札の際に,複数の入札参加者が前もって相談し,入札価格や落札者などを協定しておくこと。
だんごうあいて
だんごうあいて [5] 【談合相手】
相談相手。話し相手。
だんごううけおい
だんごううけおい [5] 【談合請負】
多数の請負人があらかじめ談合して,入札価格や利益配分を定めておいて請負入札すること。
だんごうざい
だんごうざい [3] 【談合罪】
公正な価格を害し,または不正の利益を得る目的で,談合することにより成立する罪。
だんごうずく
だんごうずく [0][6] 【談合尽く】
当事者の話し合いの上ですること。相談ずく。「何事も―で解決する」
だんごおろし
だんごおろし [4] 【団子降ろし】
小正月の飾り団子を取り降ろすこと。一月二〇日に行う地方が多い。
だんごく
だんごく [0] 【断獄】
(1)罪をさばくこと。断罪。
(2)斬罪に処すること。うちくび。「―場」
だんごく
だんごく [0] 【暖国】
暖かい気候の国。だんこく。
⇔寒国
だんごく
だんごく【暖国】
a warm country.
だんごさし
だんごさし [3] 【団子挿(し)】
(1)小正月の作り物の一。ミズキなどの枝に小さな餅を多数つけたもの。まゆだま。
(2)八月十五夜に,子供たちが供物の団子を針でさしたりして盗む風習。
だんござか
だんござか 【団子坂】
東京都文京区駒込千駄木町にある坂道。明治時代,坂の両側に菊人形が展示され,東京名物の一つだった。別名,汐見坂。
だんごじょう
だんごじょう [0] 【団子状】
(1)団子のように丸く固まった形。
(2)ひとかたまりになった状態。「―になった先頭集団」
だんごばな
だんごばな [3][0] 【団子鼻】
先が団子のようにまるいはな。だんごっぱな。
だんごむし
だんごむし [3] 【団子虫】
甲殻綱等脚目の節足動物オカダンゴムシとハマダンゴムシの総称。体長1センチメートル内外。体は楕円形で,数個の環節から成り,背は丸味を帯び,灰黒色。触れると体を団子状に丸める。オカダンゴムシは枯れ葉や庭先の石の下などにすみ,作物などを食害する。ハマダンゴムシは海岸の砂中にすむ。
だんごめし
だんごめし [3] 【団子飯】
「土産団子(ミヤゲダンゴ)」に同じ。
だんさ
だんさ [0][1] 【段差】
(1)碁・将棋などで,段位の差。
(2)歩道と車道の間や,工事などで道路の高さのちがいなどによる高低の差。
だんさい
だんさい [0] 【段彩】 (名)スル
地図で,地形をわかりやすくするために,高度帯ごとに色分けすること。
だんさい
だんさい [0] 【断裁】 (名)スル
(紙を)たちきること。特に,製本する本のへりをきりおとすこと。「小口を―する」
だんさい
だんさい【断裁する】
cut.→英和
断裁機 a paper cutter (製本の).
だんさいき
だんさいき [3] 【断裁機】
紙を積み重ねたまま所要の寸法にたちきるための機械。
だんさんかじょ
だんさんかじょ [5] 【団散花序・団繖花序】
集散花序の一種。短い枝の周りに,柄のない花が密につき,球形あるいは長楕円形をなすもの。ワレモコウなど。団集花序。
だんざ
だんざ [1] 【団座・団坐】 (名)スル
多数の人が円形にすわること。まどい。車座(クルマザ)。「―して話に興じる」
だんざい
だんざい【断罪される】
be convicted <of a crime> ;be condemned <to death> ;be executed (死刑になる).
だんざい
だんざい [0] 【断罪】 (名)スル
(1)罪をさばくこと。罪を処断すること。「悪業の数々を―する」
(2)斬首の刑。
だんざえもん
だんざえもん ダンザヱモン 【弾左衛門】
江戸時代,江戸に居住して関八州および伊豆・甲斐・駿河・陸奥の一部に勢力を及ぼした,えた・非人の総取締。歴代この名を襲名した。
だんざん
だんざん 【談山】
〔「たんざん」とも〕
多武峰(トウノミネ)の別名。
だんざんじんじゃ
だんざんじんじゃ 【談山神社】
多武峰(トウノミネ)にある神社。祭神は藤原鎌足。鎌足の長子定慧が父の遺骸を阿威山より改葬し,妙楽寺を建立したのに始まる。日本唯一の木造十三重塔がある。
だんし
だんし [1] 【弾糸】
(1)琴・箏・三味線などの弦を弾じること。「よりて詩酒の宴を設け,―飲楽す/万葉(三九六一左注)」
(2)〔生〕 胞子を胞子嚢(ノウ)からはじき出す糸状構造。トクサ類では胞子に付着し,また苔類では胞子嚢(ノウ)内で胞子と遊離して混在。乾燥すると伸びて胞子をはじき飛ばし散布を助ける。
だんし
だんし [1] 【弾子】
榴散弾(リユウサンダン)などに充填(ジユウテン)する多数の小さい弾丸。炸裂と同時に飛散し,人員を殺傷する。
だんし
だんし【男子】
a boy;→英和
a man.→英和
男子服 men's wear[clothes].
だんし
だんし [1] 【弾指】 (名)スル
〔「たんじ」とも〕
(1)〔仏〕 親指と人差し指をはじいて,音を出すこと。インドの習俗に始まる。
(ア)許諾・歓喜・警告・告知などの場合に行う。「な泣きそ,とこしらへて―してのたまひける/著聞 13」
(イ)禅宗で,便所を出たあとなどに不浄を払うために指をはじくこと。不浄弾指。
(2)〔仏〕 きわめて短い時間。二十瞬に相当する。弾指頃(ダンシキヨウ)。
(3)非難・排斥すること。つまはじき。指弾。「彼が其浮薄遊惰を悪(ニク)んで以て之れを―せざる者なし/世路日記(香水)」
だんし
だんし [1] 【男子】
(1)男の子。男児。
(2)男性。おとこ。男児。また,男らしい男。「―の本懐」
⇔女子
だんし
だんし [1] 【檀紙】
(1)古くマユミの樹皮で漉(ス)いた和紙。真弓(マユミ)紙。
(2)コウゾで漉いた和紙の一。江戸時代以後ちりめん状のしわを特徴とした。紙の大きさとしわの大小によって大高(オオダカ)・中高・小高の別がある。包装・文書・表具などに用いられる。陸奥(ミチノク)紙。
だんし
だんし [0] 【断嘴】
ニワトリの雛を育てる際,尻つつき・食羽などの悪癖を防ぐために,五〜八週齢の雛のくちばしの一部を切り取ること。
だんし
だんし [0] 【弾詞】
中国で,明・清代以降江蘇・浙江(セツコウ)地方を中心に行われる語り物。三弦・琵琶の伴奏により,一〜三人で弾唱される。
だんし=の一言(イチゲン)金鉄(キンテツ)の如(ゴト)し
――の一言(イチゲン)金鉄(キンテツ)の如(ゴト)し
男子が一度口にした言葉は,いかなることがあっても絶対に破らない。
だんし=家を出(イズ)れば七人の敵(テキ)あり
――家を出(イズ)れば七人の敵(テキ)あり
男が社会に出て活動すれば,多くの敵があるものだ。
だんしきょう
だんしきょう [0] 【弾指頃】
指をはじく間。きわめて短い間。弾指の間。「三過門間の老病死,一―去来今とも,かやうの事をや申すべき/太平記 30」
だんしすいちく
だんしすいちく [1][0] 【弾糸吹竹】
琴などをひいたり,笛などをふいたりすること。音曲を楽しむこと。
だんしち
だんしち 【団七】
(1)浄瑠璃「夏祭浪花鑑(ナツマツリナニワカガミ)」の主人公。
(2)文楽人形の首(カシラ)の一。大団七と小団七の二種類があり,大団七は時代物の敵役や強豪な役に,小団七は世話物の端敵(ハガタキ)役に使用する。{(1)}に使ってからその名がある。
→頭(カシラ)
だんしちじま
だんしちじま 【団七縞】
柿色の太い格子縞。団七{(1)}の衣装から流行。
だんしつ
だんしつ [0] 【暖室・煖室】
あたたかい部屋。暖房設備であたためた部屋。温室。
だんしつろ
だんしつろ [4] 【暖室炉】
暖房のための炉。暖炉。
だんしのかん
だんしのかん 【弾指の間】
〔「弾指のあいだ」とも〕
「弾指頃(ダンシキヨウ)」に同じ。「一―坐禅して/沙石 10」
だんしゃく
だんしゃく [1][0] 【男爵】
(1)もと五等爵(公・侯・伯・子・男)の第五位。
(2)ジャガイモの栽培品種。1907年(明治40)北海道の川田男爵がアメリカから導入。芋の外皮は淡褐色,肉は白い。早作で収量が多い。男爵いも。
だんしゃく
だんしゃく【男爵(夫人)】
a baron (baroness).→英和
だんしゅ
だんしゅ【断種】
sterilization.〜する sterilize.→英和
だんしゅ
だんしゅ [1] 【檀主】
「檀越(ダンオツ)」に同じ。
だんしゅ
だんしゅ [0] 【断酒】 (名)スル
〔古くは「だんじゅ」〕
酒をやめて飲まないこと。酒をたつこと。禁酒。
だんしゅ
だんしゅ [0] 【断首】 (名)スル
首をきること。斬首(ザンシユ)。
だんしゅ
だんしゅ [0] 【断種】 (名)スル
手術などにより生殖能力をなくすこと。「おす猫を―する」
だんしゅう
だんしゅう [0] 【男囚】
男の囚人。
だんしゅう
だんしゅう [0] 【団集】 (名)スル
寄り集まること。「市民雲の如く―して/慨世士伝(逍遥)」
だんしゅん
だんしゅん [0] 【暖春】
あたたかい春。「―の候」
だんしょ
だんしょ [1] 【壇所】
〔仏〕 修法(シユホウ)のための壇を築いた所。
だんしょう
だんしょう [0] 【男娼】
男色を売るもの。陰間(カゲマ)。
だんしょう
だんしょう [0] 【男妾】
おとこめかけ。
だんしょう
だんしょう [0] 【談笑】 (名)スル
笑ったりしてうちとけて話しあうこと。「なごやかに―する」
だんしょう
だんしょう【談笑する】
(have a) chat <with a person> .→英和
〜のうちに解決する settle <a matter> by friendly talk.
だんしょう
だんしょう【男娼】
a male prostitute.
だんしょう
だんしょう [0] 【断章】
(1)詩や文章の断片。
(2)「断章取義(シユギ)」の略。
だんしょうしゅぎ
だんしょうしゅぎ [5] 【断章取義】
詩文の一部だけを切り離して,自分に都合よく解釈して使うこと。断章。
だんしょく
だんしょく [0] 【男色】
男性の同性愛。衆道(シユドウ)。なんしょく。
だんしょく
だんしょく【男色】
sodomy;→英和
a sodomite (人).
だんしょく
だんしょく【暖色】
a warm color.
だんしょく
だんしょく [0] 【暖色】
暖かい感じを与える色。赤・橙(ダイダイ)・黄など。温色。
⇔寒色
だんじ
だんじ [1] 【男児】
(1)男の子。男子。
⇔女児
(2)男性。男。男らしい男。「九州―」
だんじ
だんじ【男児】
a boy.→英和
だんじき
だんじき【断食】
a fast;→英和
fasting.→英和
〜する fast.‖断食療法 <try> a fast cure.
だんじき
だんじき [0][4] 【断食】 (名)スル
食べ物を断つこと。特に,祈願や修行,あるいは病気治療などのために,一定期間食べ物を断つこと。
→ハンガー-ストライキ
だんじこむ
だんじこむ【談じ込む】
protest <against> .→英和
だんじこむ
だんじこ・む [4] 【談じ込む】 (動マ五[四])
苦情・要求などを強い調子で言い入れる。談判する。「血相を変えて―・む」
だんじて
だんじて【断じて】
absolutely;→英和
decidedly;→英和
<swear> upon one's honor;[否定]never;→英和
by no means.
だんじて
だんじて [0][1] 【断じて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)けっして。「―そんなことはあり得ない」
(2)決意を固めて行うさま。どんな困難にも負けず。断固として。「―行う」「―勝つ」
→断ずる
だんじて=行(オコナ)えば鬼神(キシン)も之(コレ)を避(サ)く
――行(オコナ)えば鬼神(キシン)も之(コレ)を避(サ)く
〔史記(李斯伝)〕
つよく決心して断行すれば,鬼神も路を避け,意志どおりになることをいう。
だんじゅうろう
だんじゅうろう ダンジフラウ 【団十郎】
(1)市川団十郎(イチカワダンジユウロウ)のこと。
(2)〔(1) が荒事を得意としたことから〕
荒々しいこと。乱暴なこと。「―でひな助を踏たふし/柳多留 107」
だんじゅうろうちゃ
だんじゅうろうちゃ ダンジフラウ― [5] 【団十郎茶】
代々の市川団十郎が用いた染め色。やや赤みがかった薄茶色。
だんじょ
だんじょ [1] 【男女】
男と女。また,男であることと女であること。なんにょ。「一組の―」「―を問わない」
だんじょ
だんじょ【男女】
man and woman;both sexes.〜を問わず regardless of sex.‖男女同権 ⇒同権.男女雇用機会均等法 Equal Employment Opportunity Law.男女共学 ⇒共学.男女平等 equality between men and women.
だんじょ=七歳(シチサイ)にして席を同じゅうせず
――七歳(シチサイ)にして席を同じゅうせず
〔「礼記(内則)」より。「席」はむしろ・ござの意〕
男女は七歳ともなれば互いにけじめをつけて,みだりになれ親しんではいけない。
だんじょう
だんじょう [1] 【弾正】
(1)「弾正台」の略。
(2)弾正台の役人の総称。
だんじょう
だんじょう [0] 【壇上】
(教壇・演壇などの)壇の上。「―に立つ」
だんじょう
だんじょう【壇上】
on the platform.→英和
だんじょう
だんじょう [0] 【壇場】
〔仏〕 修法(シユホウ)のための壇や戒壇を設けてある場所。
だんじょうだい
だんじょうだい [0] 【弾正台】
(1)律令制で,京内の風俗粛正・犯罪取り締まりを行なった警察機関。九世紀初め検非違使(ケビイシ)の設置により形骸化した。ただすつかさ。
(2)1869年(明治2)に設置された警察機関。翌々年廃止。
だんじょきょうがく
だんじょきょうがく [1] 【男女共学】
男女が同一学校・同一学級で平等に教育を受けられる制度。共学。
だんじょぐんとう
だんじょぐんとう ダンヂヨグンタウ 【男女群島】
長崎県福江市,東シナ海に孤立する群島。男島(オシマ)・女島(メシマ)および三小島と岩礁群からなる。近海は好漁場。
だんじょこようきかいきんとうほう
だんじょこようきかいきんとうほう 【男女雇用機会均等法】
男女の雇用における均等な機会および待遇の確保を目的とする法律。1985年(昭和60)制定。募集・採用・配置・昇進については事業主に機会均等への努力義務を課し,定年・退職・解雇については差別的取り扱いを禁止する。
だんじょどういつちんぎん
だんじょどういつちんぎん [1][5] 【男女同一賃金】
同じ内容の労働に対しては,性別にかかわらず同じ額の賃金を支払わなければならないという原則。男女同一賃金の原則。
だんじょどうけん
だんじょどうけん [1] 【男女同権】
両性の法律的権利・社会的待遇が同等で,差別されないという理念。
だんじょほう
だんじょほう [0][3] 【断叙法】
修辞法の一。接続の語を省略し,句と句との関係を断って文章に力を付与し,想像の余地を多くする技法。「目には青葉/山ほととぎす/初がつお」の類。
⇔接叙法
だんじり
だんじり [0][4] 【檀尻・楽車】
関西で,祭礼の山車(ダシ)のこと。やま。やたい。[季]夏。
〔舟の屋台「檀尻舟」もある〕
壇尻[図]
だんじりばやし
だんじりばやし [5] 【檀尻囃子】
檀尻の上で行う,笛・鉦(カネ)・太鼓などを用いた囃子。また,それを模した歌舞伎の下座音楽。
だんじりまい
だんじりまい [0] 【檀尻舞】
檀尻の上で舞う舞。
だんじる
だんじる【断じる】
⇒断定.
だんじる
だん・じる [3][0] 【談じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「談ずる」の上一段化〕
「談ずる」に同じ。「政局を―・じる」
だんじる
だん・じる [3][0] 【弾じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「弾ずる」の上一段化〕
「弾ずる」に同じ。「琴を―・じる」
だんじる
だん・じる [0][3] 【断じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「断ずる」の上一段化〕
「断ずる」に同じ。「その男の犯行と―・じる」
だんじる
だんじる【談じる】
talk about[discuss].〜に足らない be not worth mentioning.
だんす
だん・す (動サ特活)
〔「ざんす」の転か。江戸の遊里語〕
形容詞の連用形(音便の形),形容動詞型活用の連用形「で」に付き,補助動詞として用いる。補助動詞「ある」の丁寧語。であります。でございます。「そんならわたくしがにくう―・せうね/洒落本・白狐通」「ねぶつたさうな眼(メメ)で―・す/洒落本・契情買心得」
〔活用は動詞「ざんす」(サ行特別活用)に同じ〕
→ざんす(動サ特活)
だんす
だんす (助動)
〔「ざんす」の転か。江戸の遊里語。活用は助動詞「ざんす」に同じ〕
体言およびそれに準ずる語に付く。「だ」の意の丁寧語。です。でございます。「なん〈だんす〉。はやくおきかせなんし/洒落本・傾城買二筋道」「いぢがきたねえからいいきび〈だんす〉/洒落本・傾城買談客物語」
→ざんす(助動)
だんすい
だんすい【断水】
(a) suspension of water supply.〜する The water supply is suspended[cut off].
だんすい
だんすい [0] 【暖翠】
春,暖かくなって草木がみどり色になること。春の山のみどり色。
だんすい
だんすい [0] 【断水】 (名)スル
水道の給水をとめること。また,水道の給水がとまること。「工事のため―する」
だんず
だん・ず 【啖ず】 (動サ変)
むさぼり食う。食らう。「此れ,鬼の人に変じて来りて―・ぜるか/今昔 20」
だんずる
だん・ずる [3][0] 【談ずる】 (動サ変)[文]サ変 だん・ず
(1)語る。話す。また論じ合う。談じる。「世相を―・ずる」
(2)要求を出して話し合う。かけ合う。談判する。「さつきでえぶ遣手に―・じられたな/洒落本・不粋照明房情記」
だんずる
だん・ずる [3][0] 【弾ずる】 (動サ変)[文]サ変 だん・ず
(1)弦をはじいて音を出す。弦楽器を演奏する。弾じる。「琵琶(ビワ)を―・ずる」
(2)人の不正や罪を責めただす。「不品行あれば,着々其罪を―・じて/当世書生気質(逍遥)」
だんずる
だん・ずる [3][0] 【断ずる】 (動サ変)[文]サ変 だん・ず
(1)判断を下す。断定する。断じる。「少年の一挙動は其智愚を―・ずるの測量器と為り/福翁百話(諭吉)」
(2)理非・善悪をきめる。裁断する。「法典を諳じて獄を―・ずる法律家/舞姫(鴎外)」
(3)切る。断(タ)つ。特に煩悩や迷いをたち切る。「永く煩悩を―・じて一切種智を成じ給ふ/今昔 1」
だんせ
だんせ [0] 【檀施】
〔仏〕 僧や仏に物品や金銭を与えること。布施。「身を与へて―の行を修し給ふ/太平記 33」
だんせい
だんせい【弾性ゴム】
elastic gum.⇒弾力.
だんせい
だんせい【男性】
the male (sex);→英和
《文》the masculine gender.〜的な manly;→英和
mannish (女が).→英和
‖男性語《文》a masculine word.男性上位社会 a male-dominated society.男性美 masculine beauty.男性ホルモン ⇒ホルモン.
だんせい
だんせい【男声】
a men's[male]voice.男声合唱 a men's[male]chorus.
だんせい
だんせい [0] 【男性】
(1)男。特に,女とは異なる性をもつものとしてとらえた男。
⇔女性
「―美」
(2)文法上の性(セイ)の一。女性・中性に対するもの。
→性(4)
だんせい
だんせい [0] 【男声】
男の声。特に,声楽の男の声。
⇔女声
「―合唱」
だんせい
だんせい [0] 【男生】
男の生徒。男生徒。
だんせい
だんせい [0] 【弾性】
物体に外から力を加えれば変形し,その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質。体積に関する体積弾性と,形に関する形状弾性とに区別される。
→塑性
だんせいがいこう
だんせいがいこう [5] 【弾性外交】
1980年代後半から台湾が推進している柔軟な外交戦略。台湾の承認,中国との国交断絶などを条件にすることなく,実質的な外交関係を強化しようとするもの。
だんせいげんかい
だんせいげんかい [5] 【弾性限界】
物体,特に,固体に力が加えられて変形する時,ある大きさより小さい力が加えられた場合には,力を除くともとに戻るが,それよりも大きい力の場合には,力を除いてももとに戻らなくなるその限界の力の大きさ。弾性限度。弾性極限。
だんせいげんど
だんせいげんど [5] 【弾性限度】
⇒弾性限界(ダンセイゲンカイ)
だんせいご
だんせいご [0] 【男性語】
男性特有の言葉,あるいは表現。「俺」「お前」「僕」「君」,終助詞の「ぜ」「ぞ」,感動詞「おい」「こら」などの類。
だんせいしき
だんせいしき 【段成式】
(803-863) 中国,唐代の小説家。駢文(ベンブン)家。字(アザナ)は柯古,臨淄(リンシ)の人。随筆文学「酉陽雑俎(ユウヨウザツソ)」全三〇巻を著す。
だんせいしょうとつ
だんせいしょうとつ [5] 【弾性衝突】
衝突の前後で物体の力学的エネルギーの和が変化しない衝突。
だんせいしんどう
だんせいしんどう [5] 【弾性振動】
弦・膜・棒・板などの弾性体に生ずる,応力を復元力とした振動。
だんせいせんい
だんせいせんい [5] 【弾性繊維】
動物の結合組織の基質に含まれるタンパク質性繊維の一。弾力に富み,酸・アルカリに抵抗が強い。肺に多くあってその伸縮に関与し,また動脈の血管壁や軟骨に多い。
だんせいそしき
だんせいそしき [5] 【弾性組織】
弾性繊維を多く含み弾力性に富む組織。動脈・弾性軟骨中に存在する。
だんせいたい
だんせいたい [0] 【弾性体】
弾性を示す物体。弾性限界内の力が及んでいる物体。特にゴムのように弾性限界の大きな物質から成る物体をいう場合もある。
だんせいてき
だんせいてき [0] 【男性的】 (形動)
たくましい・強い・荒々しいなど,男性が持つとされる特性をそなえているさま。
⇔女性的
「―な眉」
だんせいのほうそく
だんせいのほうそく 【弾性の法則】
⇒フックの法則(ホウソク)
だんせいは
だんせいは [3] 【弾性波】
弾性体中を伝わる弾性振動。音波・地震波など。体積変動の伝播する縦波とずれ変動の伝播する横波とが相伴って現れ,縦波のほうが約 3 の平方根倍速く伝わる。空気中や水中を伝わる音波は弾性波の縦波である。
だんせいび
だんせいび [3] 【男性美】
男性らしいたくましい美しさ。
だんせいへんけい
だんせいへんけい [5] 【弾性変形】
弾性限界内で起こる物質の変形。
だんせいりつ
だんせいりつ [3] 【弾性率】
弾性限界内で,応力をひずみで割った値。ヤング率・剛性率などがある。
だんせいりょく
だんせいりょく [3] 【弾性力】
〔物〕 弾性体が外力によって変形するとき,弾性に基づいて生ずる力。弾力。
だんせいエネルギー
だんせいエネルギー [6] 【弾性―】
変形した弾性体の中に蓄えられているエネルギー。
だんせいゴム
だんせいゴム [5] 【弾性―】
天然の生ゴムに加硫して,強度・弾性を補ったゴム。
だんせいホルモン
だんせいホルモン [5] 【男性―】
⇒雄性(ユウセイ)ホルモン
だんせつ
だんせつ [0] 【断截・断切】 (名)スル
断ちきること。断ち切れること。切断。「通信線が―される」
だんせつのおうぎ
だんせつのおうぎ 【団雪の扇】
〔漢の成帝の愛妃,班婕妤(ハンシヨウヨ)が寵を趙飛燕にうばわれ,自分を扇にたとえ,月のように円く,雪のように白い絹扇も,秋にはすてられると歌った「文選(怨歌行)」の詩から〕
円く,白い扇。転じて,寵愛を失った身のたとえ。秋の扇。秋扇(シユウセン)。
だんせつめん
だんせつめん [4] 【断截面・断切面】
切断した面。切断面。
だんせん
だんせん [0] 【団扇】
(1)うちわ。
(2)軍配うちわ。「千葉の介は鞭の役,土肥の遠平―持ち/浄瑠璃・五人兄弟」
だんせん
だんせん [0] 【断線】 (名)スル
線,特に電線が切れること。
だんせん
だんせん【断線する】
A wire breaks.〜のため on account of broken wires.
だんぜつ
だんぜつ [0] 【断絶】 (名)スル
(1)長く受け継がれてきた事が切れて続かなくなること。とだえること。「王朝が―する」
(2)子孫が絶えること。家が廃絶すること。「一家が―する」
(3)近世,主家が臣家との縁を切り所領を没収すること。とりつぶすこと。
(4)人と人,国と国との間でのつながりや結びつきが切れること。「国交が―する」「世代の―」
(5)執着している思いを断ちきること。「君は全く恋慕の念を―しましたか/露団々(露伴)」
だんぜつ
だんぜつ【断絶する】
[国交を]break off diplomatic relations <with> ;be broken off;cease to exist (絶滅する).‖断絶の時代 an age of discontinuity.国交断絶 a break[rupture]of diplomatic relations.
だんぜん
だんぜん [0] 【断然】
■一■ (副)
(1)態度をきっぱりとするさま。「私は―あの人に投票するわ」「何といわれようと―断る」
(2)程度の差が明らかであるさま。なみはずれて。「こっちの方が―得だ」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
きっぱりとした態度をとるさま。「―たる処置をとる」「―たる決心/家(藤村)」
だんぜん
だんぜん【断然】
[きっぱり]firmly;resolutely;→英和
<refuse> flatly;→英和
positively;→英和
[はっきり]decidedly;→英和
absolutely;→英和
altogether;→英和
by far <the better,the best> .
だんそ
だんそ [1] 【断礎】
こわれた礎石。
だんそう
だんそう [0] 【談叢・談藪】
たくさんの興味のある話。また,それらを集めた本。
だんそう
だんそう [0] 【弾奏】 (名)スル
(1)弦楽器を演奏すること。「琴を―する」
(2)弾劾して上奏すること。奏弾。
だんそう
だんそう【断層】
《地》a fault;→英和
a gap <between> (新旧世代の).→英和
〜の落差 the throw of a fault.‖断層地震 a dislocation earthquake.断層写真[胸部の]《医》a tomogram;tomography.
だんそう
だんそう【弾奏する】
play <the piano> .→英和
だんそう
だんそう [0] 【弾創】
銃弾またはその破片による傷。
だんそう
だんそう [0] 【男装】 (名)スル
女が男の服装や髪かたちをすること。
⇔女装
「―の麗人(レイジン)」「―して出演する」
だんそう
だんそう [0] 【断想】
折にふれて浮かんだ断片的な思い。
だんそう
だんそう [0] 【断層】
地殻変動の一。一続きの岩体や地層が断たれ,ずれを生ずる現象。また,それによってできた割れ目。
断層[図]
だんそう
だんそう【男装する】
wear men's clothes.〜の麗(れい)人 a belle in male attire.
だんそう
だんそう [0] 【弾倉】
機関銃・連発銃などで,補充用の弾丸をこめておく部分。
だんそうかいがん
だんそうかいがん [5] 【断層海岸】
断層崖から成る海岸。
だんそうかくれき
だんそうかくれき [5] 【断層角礫】
断層によって岩石が砕かれてできた角礫。
だんそうがい
だんそうがい [3] 【断層崖】
断層によって相対的に高くなった部分と低くなった部分との間の急崖。
だんそうこ
だんそうこ [3] 【断層湖】
周りを断層で囲まれた凹地が湖になったもの。バイカル湖・死海・諏訪湖など。
だんそうこく
だんそうこく [3] 【断層谷】
断層の直接の結果として生じた谷。
だんそうさつえい
だんそうさつえい [5] 【断層撮影】
目的とする断面のみを明瞭にし,他の面をぼかして写す撮影法。トモグラフィー。
→CT
だんそうさんち
だんそうさんち [5] 【断層山地】
断層で断ち切られて相対的に持ち上げられてできた山地。片側が断層によって相対的に持ち上げられてできる傾動山地と,両側が平行する断層によって相対的に階段状に落ち込んでできる地塁とがある。
だんそうせん
だんそうせん [0] 【断層線】
断層面が地表面と交わる線。
だんそうたい
だんそうたい [0] 【断層帯】
大小の断層が密集して発達している範囲。
だんそうねんど
だんそうねんど [5] 【断層粘土】
断層面に沿って岩石が粉砕されてできた粘土。断層に伴って地下水や熱水が作用してできたものもある。
だんそうぼんち
だんそうぼんち [5] 【断層盆地】
断層によって周囲より低くなり,断層崖に囲まれている盆地。諏訪盆地など。
だんそうめん
だんそうめん [3] 【断層面】
断層によって切断された岩体や地層の断面。
だんそうパラメーター
だんそうパラメーター [7] 【断層―】
断層,特に地震発生に伴う断層の特徴を表す各種の変数。断層の走向,傾斜角,断層のすべり方向,長さと幅(面積),食い違い量(すべり量),応力降下量など。
だんそんじょひ
だんそんじょひ【男尊女卑】
predominance of man over woman.
だんそんじょひ
だんそんじょひ [5] 【男尊女卑】
男を重視し優先させ女は男に従うものとすること。
⇔女尊男卑
だんぞう
だんぞう [0] 【檀像】
白檀(ビヤクダン)・栴檀(センダン)などの檀木を用いて作った彫像。
だんぞく
だんぞく【断続的に】
<rain> on and off;at intervals;intermittently.→英和
だんぞく
だんぞく [0] 【断続】 (名)スル
時々とだえながら続くこと。「―する痛み」
だんぞくき
だんぞくき [4][3] 【断続器】
電磁石などによって回路の通電を断続する装置。電鈴などはこの応用例。インタラプター。
だんぞくてき
だんぞくてき [0] 【断続的】 (形動)
切れたり続いたりするさま。「その間接衝が―に行われた」
だんぞめ
だんぞめ [0] 【段染(め)】
布や糸を種々の色で太い横縞に染めること。また,染めたもの。だんだら染め。
だんたい
だんたい [0] 【団体】
(1)人々の集まり。仲間。くみ。むれ。「―で行動する」「―旅行」
〔明治時代につくられた語〕
(2)同じ目的を達成するために意識的に結合した集団。法人・政党など。「―職員」「政治―」
だんたい
だんたい【暖帯】
the warm temperate zone(s).
だんたい
だんたい【団体】
<make up> a party;→英和
a group;→英和
<form> an organization.→英和
‖団体競技 a team sport.団体協約 a collective agreement[contract].団体交渉(権) (the right of) collective bargaining.団体生活 a group life.団体旅行(割引) a party trip (reduction).政治団体 a political organization.
だんたい
だんたい [0] 【暖帯】
(1)温帯のうち,亜熱帯に近い地帯。植物帯では山麓帯に相当し,照葉樹林が分布する。暖温帯。
(2)熱帯・亜熱帯など,暑い地域。「地球の図の中に―と書いてありやす国が/安愚楽鍋(魯文)」
〔(2)は幕末から明治初期にかけての用法〕
だんたい
だんたい [0] 【弾帯】
(1)弾丸の底部にはめ合わされた銅などの帯。銃腔に刻まれた旋条とかみ合い,弾丸に回転を与える。
(2)銃弾を一列に並べて装着してあるベルト。
だんたいいにんじむ
だんたいいにんじむ [8] 【団体委任事務】
法律または政令により,地方公共団体に委任される国または他の地方公共団体の事務。
⇔機関委任事務
だんたいきょうぎ
だんたいきょうぎ [5] 【団体競技】
団体同士が対抗して行う競技。
⇔個人競技
だんたいきょうやく
だんたいきょうやく [5] 【団体協約】
団体相互または団体と個人との間に交わされる契約。小作協約・労働協約など。
だんたいこうしょう
だんたいこうしょう [5] 【団体交渉】
労働組合と使用者との間で,労働条件などをめぐって行われる交渉。団体交渉権は憲法の保障する労働基本権の一つで,使用者が正当な理由なく拒否すると不当労働行為となる。団交。
だんたいこうどうけん
だんたいこうどうけん [7] 【団体行動権】
労働者の団体が,使用者に対し,労働条件の維持・改善を目的として団体で行動する権利。憲法の保障する労働基本権の一。
だんたいじち
だんたいじち [5] 【団体自治】
国の一定地域を基礎とする独立の団体(地方公共団体)が,自主的に団体の事務(地方の行政)を担当する権能を有すること。住民自治と並ぶ地方自治の基本。
だんたいそしょう
だんたいそしょう [5] 【団体訴訟】
多数の人の共通利益を法律上または事実上代表する団体が提起する訴訟。
だんたいとうきせいれい
だんたいとうきせいれい 【団体等規正令】
ポツダム政令の一。平和主義・民主主義に反する団体の結成および活動を禁止する。1949年(昭和24)制定。52年破壊活動防止法の制定により廃止。
だんたいほけん
だんたいほけん [5] 【団体保険】
企業などの団体の代表者を契約者とする一個の契約で,その団体に所属する従業員などを被保険者として一括加入させる生命保険。
だんたいりん
だんたいりん [3] 【暖帯林】
カシ・シイ・タブなど常緑広葉樹を主とする森林。日本では屋久島から本州中部まで分布。照葉樹林。
だんたくま
だんたくま 【団琢磨】
(1858-1932) 実業家。福岡県生まれ。三池炭鉱事務長を経て三井合名会社理事長に就任,財界の指導者となる。血盟団員菱沼五郎に暗殺された。
だんだら
だんだら【紅白だんだらの幕】
a curtain in red and white stripes.
だんだら
だんだら [0] 【段だら】
(1)太い横縞状にいくつかの色が染め出されたり織り出されたりしていること。また,そのような模様。段だら縞。「紅白の―の幕」
(2)いくつも段になっていること。だんだん。
だんだらざか
だんだらざか [4] 【段だら坂】
ゆるい傾斜の坂。また,段になっているゆるい坂とも。
だんだらじま
だんだらじま [0] 【段だら縞】
「段だら」に同じ。「―のセーター」
だんだらぞめ
だんだらぞめ [0] 【段だら染(め)】
⇒段染(ダンゾ)め
だんだん
だんだん 【段段】
■一■ [1] (名)
(1)段がいくつかあること。また,階段。「―を下りる」「―になった道」
(2)(「…の段段」の形で)事柄や行為の一つ一つ。箇条箇条。一くだり一くだり。「御教示の―身に泌みております」
(3)切れて離れていること。いくつにも小さく切れていること。「王難の災に逢ふといふともその剣―に折れ/謡曲・盛久」
■二■ [3][0] (副)
(1)(「と」「に」を伴っても用いる)物事が順を追って変化するさま。順を追って進むさま。「新しい仕事にも―(と・に)慣れた」「―(と・に)明るくなる」
(2)次々に続くさま。あれこれ。かさねがさね。「なう是には言訳―有/浄瑠璃・堀川波鼓(中)」
■三■ [3] (感)
〔「だんだんありがとう」の略。近世後期から京の遊里で用いられた挨拶語〕
いろいろありがとう。「先夜は―,生憎(アイニク)銭入を忘れたから/思出の記(蘆花)」
だんだん
だんだん【段々】
(1)[徐々に]gradually;step by step;by degrees.(2)[階段の]⇒段.
‖段々畑 terraced fields.
だんだん
だんだん [0][3] 【団団】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)まるいさま。まどかなさま。「―たる明月東山の一端より昇る/日光山の奥(花袋)」
(2)露などが多くつくさま。「露―」「水の…滴露となりて―たるを知り/明六雑誌 22」
だんだん=よくなる法華(ホツケ)の太鼓(タイコ)
――よくなる法華(ホツケ)の太鼓(タイコ)
物事が徐々に「よくなる」ことを「よく鳴る」太鼓の音になぞらえていう語。
だんだんおどし
だんだんおどし [5] 【段段縅】
「色色縅(イロイロオドシ)」に同じ。
だんだんこ
だんだんこ [3] 【断断固・断断乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
きわめて堅い決意で物事をするさま。「断固」を強めていう語。「―として戦う」「―たる態度」
だんだんぜん
だんだんぜん [5] 【断断然】 (ト|タル)[文]形動タリ
「断然」を強めていう語。非常にきっぱりした態度をとるさま。
だんだんばたけ
だんだんばたけ [5] 【段段畑】
山や丘の斜面を切り開いた,階段状の畑。だんばた。
だんち
だんち [1] (形動)
「段違い」を略した俗な言い方。「他とは―なうまさ」
だんち
だんち【団地】
a housing development[complex]; <米> a housing project (低所得者用); <英> a housing estate.‖団地サイズの small-sized.団地族 dwellers in housing developments;estate-dwellers.
だんち
だんち [1] 【暖地】
暖かい気候の土地。
⇔寒地
だんち
だんち [0] 【団地】
一か所にまとめて建設するために計画的に開発した住宅や工場。住宅団地・流通団地・工業団地など。特に住宅団地をいう。「―族」
だんちかんりくみあい
だんちかんりくみあい [7] 【団地管理組合】
団地内の土地,附属施設および建物の管理を行うために,団地内の建物の所有者(区分所有権を有する者を含む)により設立される団体。
だんちがい
だんちがい [3] 【段違い】 (名・形動)
(1)格段の差があること。比べものにならないほどの違いがあること。また,そのさま。「―な強さ」「品質は―だ」
(2)水平面の高さが違うこと。「―の棚」
だんちがい
だんちがい【段違いである】
be not in a class <with> ;→英和
be no match <for a person> .‖段違い平行棒 uneven parallel bars.
だんちがいへいこうぼう
だんちがいへいこうぼう [8] 【段違い平行棒】
女子体操競技の種目の一。高さの違う二本の平行なバーを使って,振り上げ・倒立・回転などの演技を行う。
だんちく
だんちく [0] 【葮竹・暖竹】
イネ科の大形多年草。暖地の海岸に群生し,稈(カン)は高さ3メートル内外で太く節がある。葉は広線形で長さ70センチメートルに達し,白緑色。秋,大形の花穂に白色または帯紫色の小穂を多数密生する。葭竹(ヨシタケ)。
だんちゃ
だんちゃ [0] 【団茶】
茶の葉を蒸し,臼でついて団子にしたもの。中国唐代の製法によるもので,削って,ほかの香味食品とともに煮出した汁を飲む。淹茶(ダシチヤ)。
だんちゃく
だんちゃく [0] 【弾着】
発射した禅丸が落下到達すること。着弾。
だんちゃくきょり
だんちゃくきょり [5] 【弾着距離】
(1)弾丸の発射地点から到着地点までの距離。
(2)銃砲の最大到達距離。着弾距離。
だんちゃくてん
だんちゃくてん [4] 【弾着点】
発射した弾丸が落下する地点。
だんちょう
だんちょう【断腸の思いがする】
feel as if one's heart would break.
だんちょう
だんちょう【団長】
the leader[head] <of a party> .→英和
だんちょう
だんちょう [0] 【断腸】 (名)スル
〔はらわたがちぎれるの意〕
はなはだしく悲しみ苦しむこと。また,そのような悲しみや苦しみ。「―の思い」「母と妹とを思ひては―せり/欺かざるの記(独歩)」
〔中国,晋(シン)の武将桓温(カンオン)が舟で三峡を渡ったとき,従者が猿の子を捕らえて舟にのせた。母猿が悲しい泣き声をたてながら岸沿いにどこまでも追ってきて,ついに舟に跳び移ることができたが悶死した。その腹をさいてみると腸がずたずたであったという世説新語「黜免(チユツメン)」の故事が知られる〕
だんちょう
だんちょう [0] 【団長】
団と名乗る集まりの長。団体を統率し,代表する人。
だんちょうか
だんちょうか [3] 【断腸花】
シュウカイドウの異名。
だんちょねぶし
だんちょねぶし 【だんちょね節】
大正から昭和にかけて酒席で流行した唄。源流は不明。三浦市三崎を中心に広まり,今では神奈川県民謡の扱いをされている。
だんちょね節
だんちょねぶし 【だんちょね節】
大正から昭和にかけて酒席で流行した唄。源流は不明。三浦市三崎を中心に広まり,今では神奈川県民謡の扱いをされている。
だんちりめん
だんちりめん [3][0] 【段縮緬】
よこ糸に強い撚(ヨ)りをかけた糸と,撚りをかけない糸を交互に用い,皺(シボ)のある部分とない部分を段々に表した縮緬。段織り縮緬。
だんちサイズ
だんちサイズ [4] 【団地―】
公団住宅などの狭い室内に合わせた,一般よりもやや小さめの畳や家具などの寸法。
だんつう
だんつう [3][0] 【緞通・段通】
〔中国語「毯子(タンツ)」から〕
敷物の一。地よこ糸のほかに,たて糸に結び付けたパイル糸で厚みと模様を出したもの。中近東から中国を経て室町時代に伝来,長崎・堺などで織られた。
だんつく
だんつく [1] 【旦つく】
旦那(ダンナ)をあなどっていう語。
だんてい
だんてい【断定する】
decide;→英和
judge;→英和
conclude;→英和
draw[come to]a conclusion.→英和
だんてい
だんてい [0] 【断定】 (名)スル
(1)はっきりと判断を下すこと。また,その判断。「―を下す」「 A を犯人と―した」「―的な言い方」
(2)文法で,ある物事を,そうだ,そうであるというように確定判断することを表す言い方。口語では助動詞「だ」「です」連語「である」「であります」,文語では助動詞「なり」「たり」などを付けて言い表す。指定。
だんてんちょうりゅう
だんてんちょうりゅう [0] 【談天彫竜】
〔史記(荀卿伝)〕
天を談じたり竜を彫ったりすること。話・文章が遠大高尚なことのたとえ。
だんてんもん
だんてんもん 【談天門】
〔「だってんもん」とも〕
平安京大内裏外郭十二門の一。西側南端にあり,大炊御門(オオイミカド)大路に面する。
→大内裏
だんと
だんと [1][0] 【檀徒】
檀家(ダンカ)の人々。檀方(ダンポウ)。
だんとう
だんとう [0] 【断頭】
首を斬り落とすこと。首斬り。
だんとう
だんとう [0] 【弾頭】
砲弾・ミサイルの先端の部分。「核―」
だんとう
だんとう【暖冬】
a mild winter.暖冬異変 an abnormally warm winter.
だんとう
だんとう [0] 【暖冬】
平均気温が平年より高い冬。
だんとう
だんとう【弾頭】
a warhead.→英和
核弾頭 an atomic[a nuclear]warhead.
だんとうだい
だんとうだい [0] 【断頭台】
首斬り台。ギロチン。「―の露と消える」
だんとうだい
だんとうだい【断頭台(の露と消える)】
(die on) the scaffold.→英和
だんど
だんど [1] 【檀度】
⇒檀波羅蜜(ダンハラミツ)
だんどう
だんどう【弾道】
a trajectory;→英和
a line of fire.大陸間(中距離)弾道弾 an intercontinental (intermediate-range) ballistic missile <ICBM,(IRBM)> .
だんどう
だんどう [0] 【弾道】
発射された弾丸が空中に描く曲線。
だんどうがく
だんどうがく [3] 【弾道学】
弾丸の飛行曲線,射程などを研究する学問。
だんどうだん
だんどうだん [3][0] 【弾道弾】
ロケットで高高度に打ち上げ,目標に落下させるミサイル。飛翔(ヒシヨウ)経路が,大砲の弾道曲線に近いのでいう。飛翔距離により,ICBM ・ IRBM ・ MRBM などに分類される。弾道型ミサイル。
→巡航(ジユンコウ)ミサイル
だんどうトランジスタ
だんどうトランジスタ [8] 【弾道―】
トランジスタの一種。コレクター部分を特殊な多層構造とすることにより高速化をはかったもので,常温でも超伝導応用のジョセフソン素子なみの高速化が実現できるほか,100ギガヘルツを超す高周波の増幅が可能。バリスティック-トランジスタ。弾道電子トランジスタ。
だんどく
だんどく [0] 【檀特】
カンナ科の多年草。インド原産。カンナの原種の一。江戸時代に渡来。丈が高く,花は紅色,まれに黄色で小さい。漢名,曇華(ドンゲ)。
だんどくせん
だんどくせん 【檀特山】
インド半島北部のガンダーラにあり,昔,釈迦の前身,須大拏(シユタヌ)太子が菩薩の行を修したとされる山。弾多落迦(ダンダラカ)山ともいう。日本では古くから悉達(シツタ)太子が苦行した山とされてきた。
だんどり
だんどり [0][4] 【段取り】 (名)スル
(1)〔(2)の意から〕
事を運ぶための順序。事がうまく運ぶように,前もって手順をととのえること。手はず。「―をつける」「うまく―する」
(2)芝居・小説などで,筋の運び。
だんどり
だんどり【段取り】
a plan;→英和
a program;→英和
arrangements.〜を決める arrange[make arrangements] <for> .→英和
だんどる
だんど・る [3] 【段取る】 (動ラ五[四])
〔名詞「段取り」の動詞化〕
手順をととのえる。「決して前々から―・つてあつた訳ぢやあないんですよ/多情仏心(弴)」
だんな
だんな [0] 【檀那・旦那】
〔梵 dāna〕
(1)〔仏〕
(ア)布施。与えること。
(イ)
〔梵 dāna-pati 檀那波底の略〕
檀越,即ち布施をする人を寺や僧の側からいう語。《檀那》
(2)家人・奉公人などが主人を敬っていう語。特に商家で使用人が主人を呼ぶ語。
(3)妻が夫をいう語。現代では,主に他人に対して自分の夫をいう。また,他人の夫をいう語。
〔「だんな様」の形はきわめて敬意の高い言い方。「だんな」単独では敬意を伴わず,むしろぞんざいな言い方〕
(4)女性と特別の関係をもち,生活の面倒をみている男。パトロン。「―持ち」
(5)商人などがひいきにしてくれる男の客を呼ぶ語。また,俗に目上の男性を呼ぶ語。「―,もう一杯いかがですか」
(6)「檀那流」の略。
だんな
だんな【旦那】
a master (主人);→英和
one's husband (夫);sir (敬称).→英和
旦那芸 amateurism.→英和
だんなあしらい
だんなあしらい 【檀那あしらひ】
(1)僧の檀家に対する応対。「出家といふ物は朝夕の勤行の―のといふて/狂言・惣八(虎寛本)」
(2)主人に対するように丁重に応対すること。「当座の―に物買ひをまねき/浮世草子・永代蔵 4」
だんない
だんな・い (形)
〔「だいじない」の転か〕
構わない。差し支えない。「死んでも―・い大事ない/新浦島(露伴)」
だんなげい
だんなげい [3] 【旦那芸】
(1)商家の旦那などが慰みに修めた芸事。
(2)〔常磐津と清元節を職人芸と称したのに対し,商家の主人などが習うことが多かったことから〕
一中節・河東節をいう称。
だんなしゅう
だんなしゅう [3] 【旦那衆】
〔「だんなしゅ」とも〕
旦那であるかたがた。旦那がた。
だんなでら
だんなでら【檀那寺】
⇒菩提(寺).
だんなでら
だんなでら [0] 【檀那寺】
その家が檀家となっている寺。菩提(ボダイ)寺。
だんなどり
だんなどり 【旦那取り】
主人をもって仕えること。特に,妾(メカケ)奉公をすること。
だんなば
だんなば [0] 【旦那場】
商人・職人などが得意先をいう語。旦那筋。得意場。
だんなりゅう
だんなりゅう 【檀那流】
日本天台宗の二流の一。一一世紀後半に分かれ,檀那院覚運を祖と仰ぐ。
→恵心流
だんにゅう
だんにゅう [0] 【断乳】
乳児に母乳を与えるのを断つこと。
だんねつ
だんねつ [0] 【断熱】 (名)スル
外部との間に熱のやりとりがないこと。また,やりとりをなくすこと。
だんねつげんりつ
だんねつげんりつ [5] 【断熱減率】
空気塊が断熱的に上昇する場合の,その空気塊の温度が減少する割合(下降する場合は,増加する割合)。普通,乾燥空気の場合は100メートルについて摂氏約一度(乾燥断熱減率),湿潤空気の場合は約〇・五度(湿潤断熱減率)。
→気温減率
だんねつざい
だんねつざい【断熱材】
an adiabator.
だんねつざい
だんねつざい [4][0] 【断熱材】
保温・遮熱のために用いる材料。熱を伝えにくいガラス繊維・フェルト・発泡プラスチックなどを用いる。
だんねつしょうじほう
だんねつしょうじほう [0] 【断熱消磁法】
クロムミョウバンなどの常磁性体を等温的に磁化したのち,断熱的に磁場を消すことによって絶対温度一度以下の超低温を実現する方法。
だんねつへんか
だんねつへんか [5] 【断熱変化】
熱力学で,熱が出入りすることなく行われる状態変化。
だんねつぼうちょう
だんねつぼうちょう [5] 【断熱膨張】
気体が熱の出入りなしにその体積を増大する現象。外部へ仕事をすることになるので内部エネルギーが減少し,気体の温度は下がる。
だんねん
だんねん【断念する】
⇒締(あきら)める.
だんねん
だんねん [3] 【断念】 (名)スル
思い切ること。きっぱりあきらめること。「登頂を―する」「―のやむなきに至る」
だんのうら
だんのうら 【壇ノ浦】
山口県下関市,早鞆(ハヤトモ)瀬戸の海岸一帯の地。源平最後の合戦場。安徳帝を祀(マツ)る赤間神宮がある。
だんのうらかぶとぐんき
だんのうらかぶとぐんき 【壇浦兜軍記】
人形浄瑠璃。時代物。文耕堂・長谷川千四作。1732年初演。近松門左衛門作「出世景清」の改作。現在は三段目の阿古屋の「琴責め」の段が上演される。
だんのうらのかっせん
だんのうらのかっせん 【壇ノ浦の合戦】
1185年の長門壇ノ浦における源平最後の合戦。平宗盛の率いる平家は源義経を総大将とする源氏の軍勢に敗北。安徳天皇は二位尼とともに入水,宗盛らは捕らえられて,平家一門は滅亡した。
だんのつ
だんのつ [0] 【檀越】
「だんおつ(檀越)」の連声。
だんは
だんは [1] 【談欛】
〔僧が談話の際にもつ払子(ホツス)のことから〕
話のたね。話柄(ワヘイ)。
だんはらみつ
だんはらみつ [3] 【檀波羅蜜】
〔仏〕
〔「檀」は「檀那(ダンナ)」の略。布施の意〕
六波羅蜜の一。他人に金品や教えを与えることによって,悟りに達する修行。檀那波羅蜜。布施波羅蜜。檀度(ダンド)。だんばらみつ。だんぱらみち。
→六波羅蜜
だんばこ
だんばこ [1][0] 【段箱】
箱状にした上がり段。
だんばしご
だんばしご【段梯子】
a staircase.→英和
だんばしご
だんばしご [3] 【段梯子】
蹴込(ケコ)みのない階段。
段梯子[図]
だんばな
だんばな [1][0] 【段鼻】
鼻筋に段のある鼻。
だんぱ
だんぱ [1] 【暖波】
高緯度地方に高温の気団が流れ込んで,その季節にそぐわないほど気温を上昇させる現象。日本海を発達した低気圧が通る時などに起こる。
だんぱつ
だんぱつ【断髪(している)】
(have) bobbed hair.〜する bob one's hair;have one's hair bobbed.
だんぱつ
だんぱつ [0] 【断髪】 (名)スル
(1)髪を短く切ること。髷(マゲ)に結っていた髪を切ること。斬髪。
(2)女性の髪形。首筋の辺りで切りそろえ,そのまま下げたもの。昭和初期に流行。
だんぱつしき
だんぱつしき [4][3] 【断髪式】
引退する相撲力士の髷を切る儀式。土俵上で行われる。
だんぱん
だんぱん [1] 【談判】 (名)スル
物事の決着を付けるために,相手方と議論し渡り合うこと。交渉。かけあい。「ひざづめ―」「―が決裂する」「値引きを―する」
だんぱん
だんぱん【談判】
(a) negotiation;a parley (敵との).→英和
〜する negotiate <with a person for a matter> ;→英和
talk over <a matter> ;parley <with> .
だんび
だんび [1] 【断尾】
動物の尾の一部または全部を切り落とすこと。
だんびら
だんびら [4][0] 【段平】
〔「だびらひろ」の略「だびら」の転という〕
幅の広い刀。また,刀。
だんぴ
だんぴ [1] 【断臂】
ひじをたち切ること。
→慧可断臂(エカダンピ)
だんぴ
だんぴ [1] 【断碑】
欠けた石碑。こわれた碑。「宇治橋―」
だんぴ
だんぴ [1] 【団匪】
(1)集団をなしている匪賊。
(2)「義和団」のこと。
だんぴじけん
だんぴじけん 【団匪事件】
⇒義和団事件(ギワダンジケン)
だんぶくろ
だんぶくろ [3][0] 【段袋】
〔「だにぶくろ(駄荷袋)」の転〕
(1)布製の大きな荷物袋。
(2)江戸末期から明治に用いられた,幕府兵士調練用の下部を筒形にした袴。
だんぶり
だんぶり
トンボの異名。主に東北地方でいう。
だんぶりちょうじゃ
だんぶりちょうじゃ 【蜻蛉長者】
昔話の一。夢に現れたトンボ・ハチなどの昆虫に導かれて,酒や黄金の在処(アリカ)を知り,長者になるという型の話。東北地方に伝わる。
だんぷう
だんぷう 【檀風】
能の一。作者未詳。四番目・五番目物。日野資朝の子梅若は,父の敵(カタキ)本間三郎を,山伏帥阿闍梨(ソツノアジヤリ)の助力で討ち,熊野権現の加護で無事に都に帰る。
だんべい
だんべい (連語)
〔「であるべし」の転。「だんべえ」とも〕
「だろう」の意の近世東国語。…であろう。だんべ。「えいえいやつといふて曳くには,夢―の/松の葉」
〔現代でも北関東地方の方言として用いられる〕
だんべいきさご
だんべいきさご [5] 【団平細螺】
海産の巻貝キサゴの一種。殻径45ミリメートルほど。厚いレンズ形で,殻表は滑らか。灰色を帯びるものが多い。肉は「ながらみ」と呼ばれ食用。殻は酸で表面を溶かして真珠層を露出させ,玩具とする。房総半島以南の外洋に面した浅海の砂底に分布。
だんべいぶね
だんべいぶね [5] 【団平船】
和船の一。川や運河などで雑荷・肥料・石などを運ぶ平底の荷船。だんべぶね。だんぺい。
だんぺい
だんぺい [0] 【談柄】
〔僧侶などが,談話の時に手に取る払子(ホツス)の意から〕
話題。話の種。話柄。
だんぺい
だんぺい [0] 【団平】
⇒団平船(ダンベイブネ)
だんぺん
だんぺん【断片】
a fragment.→英和
〜的 fragmentary.→英和
〜的に読む skim over[through] <a book> .
だんぺん
だんぺん [0][3] 【断編・断篇】
きれぎれの文章。文章の断片。
だんぺん
だんぺん [0][3] 【談片】
話の断片。談話の一部。
だんぺん
だんぺん [3][0] 【断片】
細かくちぎれた,一片。また,まとまったものの,わずかな一部分。
だんぺんてき
だんぺんてき [0] 【断片的】 (形動)
きれぎれであるさま。一部分だけで,全体にわたらないさま。「―な知識」「―にしか思い出せない」
だんぼう
だんぼう【暖房】
heating.〜がきいている(いない) be comfortably heated (be not warm enough).‖(冷)暖房完備 <掲示> Air-conditioned.暖房装置 a (central) heating system;a heater (器具).
だんぼう
だんぼう [0] 【男房】
⇒なんぼう(男房)
だんぼう
だんぼう [0] 【暖房・煖房】 (名)スル
屋内を暖めること。
⇔冷房
[季]冬。「室内を―する」
だんぼうそうち
だんぼうそうち [5] 【暖房装置】
屋内を暖めるために備え付けた器具。火鉢・炉・ストーブなどの直接暖房装置と蒸気・温水などを各室の放熱器に送って暖める間接暖房装置とがある。
だんぽう
だんぽう [0] 【壇法】
〔仏〕 密教で修法(シユホウ)・儀式を行う際に壇を構える方法。その種類や宗派によって様式が異なる。
だんぽう
だんぽう [0] 【暖飽】
「暖衣飽食」の略。
だんまく
だんまく【弾幕】
<put up> a barrage.→英和
だんまく
だんまく [0][1] 【弾幕】
多くの弾丸が幕のようにすき間なく飛んでくること。「―をぬって走る」「―射撃」
だんまく
だんまく [0] 【断悪】
「だんあく(断悪)」の連声。
だんまく
だんまく [1][0] 【段幕】
紅白や五色の布を横に何段も縫い合わせた幕。
だんまつま
だんまつま [3][4] 【断末魔・断末摩】
〔仏〕
〔「末魔」は梵 marman の音訳で,これを傷つけると激痛をともなって死ぬとされる身体の極小の部位〕
死ぬとき。死ぬ間際の苦痛。また,それに相当する苦しみ。「―の苦しみ」「―の叫び」
だんまつま
だんまつま【断末魔】
one's last moments.〜の苦しみ the agonies of death.
だんまり
だんまり
silence;→英和
[劇]a dumb show;a pantomime.→英和
だんまり屋 a person of few words.
だんまり
だんまり [0] 【黙り】
〔「だまり」の転〕
(1)黙って何も言わないこと。また,その人。「―屋」「―をきめこむ」
(2)(「暗闘」とも書く)歌舞伎で,暗やみの中で,登場人物が無言でさぐりあいをするさまを様式化したもの。また,その場面。
だんまりぼう
だんまりぼう 【黙り坊】
無口な人。口数の少ない人。だまりん坊。だんまり屋。「苦虫を食潰した様な貌をして―だに/滑稽本・浮世風呂 3」
だんめつ
だんめつ [0] 【断滅】 (名)スル
たえほろびること。また,たやしほろぼすこと。滅亡。「之を―するのは,取りも直さず世界を―することである/神秘的半獣主義(泡鳴)」
だんめん
だんめん【断面】
a section;→英和
a phase <of social life> .→英和
断面図 a sectional plan <of a building> .
だんめん
だんめん [3][0] 【断面】
(1)切り口の面。切断面。「レールの―」
(2)普段は隠されていて,ある視点から見た時に表れる姿・形。「現代社会の一―」
(3)〔数〕 立体と平面との交わりの面。
だんめんず
だんめんず [3] 【断面図】
製図で,物体を一つの平面で切断したと仮定して,その内部構造をかき表した図。
だんめんせき
だんめんせき [3] 【断面積】
物体を一平面で断ち切った時にできる断面の切り口の面積。
だんもの
だんもの [0][4] 【段物】
(1)能の一曲中の聞かせ所・見せ所とされる部分で,類型的形式に該当せず,「何々の段」と呼ばれるもの。「熊野(ユヤ)」の「文(フミ)の段」,「小督(コゴウ)」の「駒の段」など。
(2)箏曲の曲種の一。歌のない器楽曲で,拍子数が一定(五二拍子)した数段よりなる曲。「六段」「八段」など。調物(シラベモノ)。
(3)豊後節系統の浄瑠璃(特に新内節)の曲種分類の一。義太夫節の曲を摂取した,劇的性格の強い曲。
⇔端物(ハモノ)(3)
(4)日本舞踊で,長唄・常磐津・清元などによる本格的な舞踊。
⇔端物(4)
だんものしゅう
だんものしゅう [4] 【段物集】
浄瑠璃本(ジヨウルリボン)の一種。各曲各段のうち人気の高い段だけを抜き出して集めた板本。
⇔丸本(マルホン)
だんやく
だんやく【弾薬(一発)】
(a round of) ammunition.→英和
弾薬庫 a (powder) magazine.
だんやく
だんやく [0] 【弾薬】
弾丸と火薬。また,弾丸と発射薬。「―庫」
だんやくごう
だんやくごう [4] 【弾薬盒】
携帯弾薬を入れて腰につける皮製の箱。
だんゆう
だんゆう【男優】
an actor.→英和
だんゆう
だんゆう [0] 【男優】
男の俳優。
⇔女優
だんよ
だんよ [1] 【談余】
話のついで。
だんらく
だんらく【段落】
a paragraph;→英和
a section;→英和
[結末]⇒一段落.
だんらく
だんらく [0] 【段落】
(1)長い文章の中の,一つの主題をもってまとまった部分。また,その切れ目。段。節。
(2)物事の区切り。「一―」「陰と日向(ヒナタ)の―が確然(カツキリ)して/三四郎(漱石)」
だんらん
だんらん [0] 【団欒】 (名)スル
〔「まるいこと」の意〕
(1)人々が集まって楽しく語り合うこと。「一家水いらずで―する」「楽しい―の一時を過ごす」
(2)集まって車座にすわること。円居(マドイ)。「サルンに集まる時などは―が大抵三つ位に分れて出来た/或る女(武郎)」
だんらん
だんらん【団欒する】
(get together and) have a good time.一家団欒の楽しみ the pleasure of a happy home.
だんりゅう
だんりゅう【暖流】
a warm current.
だんりゅう
だんりゅう [0] 【暖流】
周りの海水よりも高温の海流。普通,熱帯または亜熱帯の海域から発し,比較的高温・高塩分のためプランクトンは少なく,透明度が高い。黒潮はその代表。
⇔寒流(カンリユウ)
だんりゅうこうぞう
だんりゅうこうぞう ダンリフコウザウ [5] 【団粒構造】
各種の土粒が,いくつか相結集して一団をつくり,それが多数集積して土壌を構成している状態。土壌が軟らかく通気・排水がよく,有用微生物も多く繁殖し,作物の生育に適する。
⇔単粒構造
だんりょく
だんりょく【弾力(性)】
elasticity;flexibility;spring.→英和
〜のある elastic;→英和
flexible <rules> ;→英和
springy.→英和
〜がなくなる lose <its> spring.→英和
だんりょく
だんりょく [0][1] 【弾力】
(1)外力を加えられ変形した物体が,外力に抗して元の形に戻ろうとする力。はねかえす力。はずむ力。
(2)融通のきくこと。受容力。「―をもたせて計画を練る」
だんりょくせい
だんりょくせい [0] 【弾力性】
(1)物体のもつ弾力の性質。「―に富む」
(2)変化に適応できる性質。融通に富む性質。「―のある政策」
(3)価格や所得の変化に対して需要量や供給量がどれだけ変化するかを測る指標。
だんりょくてき
だんりょくてき [0] 【弾力的】 (形動)
状況に応じて柔軟に対応するさま。「規則を―に運用する」
だんりん
だんりん [0] 【檀林・談林】
(1)〔仏〕「栴檀林(センダンリン)」の略。栴檀は仏や仏弟子のたとえ。
(ア)僧徒が学問・修行をする所。学寮。
(イ)寺院のこと。
(2)「談林派」の略。
だんりんこうごう
だんりんこうごう 【檀林皇后】
⇒橘嘉智子(タチバナノカチコ)
だんりんじ
だんりんじ 【檀林寺】
現在の,京都市右京区嵯峨にあった寺。京都尼五山(アマゴサン)の一。承和年間(834-848)檀林皇后の発願により,唐僧義空を請じて創建。廃絶後,跡地に天竜寺が建てられた。
だんりんとっぴゃくいん
だんりんとっぴゃくいん 【談林十百韻】
俳諧集。二冊。田代松意編。1675年刊。九吟百韻一〇巻。俳諧に新風を送り,談林派の名称の基となった。
だんりんは
だんりんは [0] 【談林派・檀林派】
俳諧の一派。西山宗因を中心に,井原西鶴・岡西惟中らが集まり,延宝年間(1673-1681)に隆盛をみた。言語遊戯を主とする貞門の古風を嫌い,式目の簡略化をはかり,奇抜な着想・見立てと軽妙な言い回しを特色とする。蕉風(シヨウフウ)の発生とともに衰退。宗因流。飛体(トビテイ)。阿蘭陀(オランダ)流。
だんれつ
だんれつ [0] 【断裂】 (名)スル
断ち裂かれること。「アキレス腱―」「首(ハジメ)幾行かが―せられてゐる/北条霞亭(鴎外)」
だんれん
だんれん [0] 【団練】
中国で,郷村の武装自衛集団。古くから存在したが,特に清代に盛行。団防。
だんろ
だんろ [1] 【暖炉・煖炉】
火を燃やして室内を暖める,壁に設けた炉。[季]冬。
だんろ
だんろ【暖炉】
a fireplace (壁に取り付けた);→英和
a stove.→英和
だんろん
だんろん [0] 【談論】 (名)スル
談話と議論。談話し議論すること。「賓客(ヒンカク)を集めて世事を―することを好む/花間鶯(鉄腸)」
だんろんふうはつ
だんろんふうはつ [0] 【談論風発】 (名)スル
はなしや議論を活発に行うこと。「―して時の過ぎるのを忘れる」
だんわ
だんわ [0] 【談話】 (名)スル
(1)はなしをすること。くつろいで会話を交わすこと。「友人と―する」
(2)ある事柄についての非公式な意見。「首相の―」
(3)〔言〕
〔discourse〕
文より大きい言語単位で,あるまとまりをもって展開した文の集合。話されたもの,書かれたものの両者を含む。テクスト。
だんわ
だんわ [0] 【暖和】 (名・形動)[文]ナリ
気候が暖かで穏やかな・こと(さま)。「北方は寒烈の気にて水までも堅く南方は―の気にて/日本風景論(重昂)」
だんわ
だんわ【談話】
<have> a conversation[talk] <with> ;→英和
<give> an informal talk <on> .談話室 a lounge <of a hotel> .→英和
だんわく
だんわく [0] 【断惑】
〔「だんなく」とも〕
〔仏〕 修行や真理の力によって煩悩(ボンノウ)を断ち切ること。
だんわくしょうり
だんわくしょうり [5] 【断惑証理】
〔仏〕 煩悩を捨て去り,涅槃(ネハン)の真理を悟ること。
だんわご
だんわご [0] 【談話語】
日常話される言葉。話し言葉。
だんわしつ
だんわしつ [3] 【談話室】
家庭・職場などで,歓談のために設けた部屋。
だんわたい
だんわたい [0] 【談話体】
日常語や日常の談話に近い言い回しを使った,文章の様式。福沢諭吉の「福翁自伝」など。
だんカット
だんカット [3] 【段―】
長さに段差をつけて頭髪をカットすること。また,その髪形。レイヤード-カット。
だんトツ
だんトツ [0]
〔「断然トップ」の略。「断トツ」とも書く〕
二位以下を圧倒的に引き離してトップの座にあることを俗にいう語。
だんボール
だんボール【段ボール】
corrugated paper[cardboard].〜箱 a cardboard box.
だんボール
だんボール [3] 【段―】
波状にしたボール紙の両面または片面に平らなボール紙を貼(ハ)った紙。箱などにする。
だ体
だたい [0] 【だ体】
口語文体の一。文末の指定表現として「だ」を用いることを基調とする常体の文章様式。「である体」に比べ,相手に話しかけるような感じがある。だ調。
だ行
だぎょう [1] 【だ行・ダ行】
五十音図のた行の濁音。ダ・ヂ・ヅ・デ・ド。
ち
ち 【個・箇】 (接尾)
和語の数詞に付いて,物を数えるのに用いる。連濁によって「ぢ」となることもある。「鮑玉五百(イオ)―もがも/万葉 4101」
→じ(接尾)
→つ(接尾)
ち
ち (接尾)
指示代名詞に付いて,方角・場所を示す。「いず―」「こ―」
ち
ち 【路・道】
みち。地名の下に付くときには,そこへ行く道,その地域内を通じている道の意を表す。「しなだゆふ楽浪(ササナミ)―をすくすくと我が行ませばや/古事記(中)」
ち
ち [1]
(1)五十音図タ行第二段の仮名。硬口蓋破擦音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ち」は「知」の草体。片仮名「チ」は「千」の全画。
ち
ち【地】
the earth;→英和
the ground.→英和
〜の利を得る gain the advantage of position.
ち
ち 【霊】
霊的な力を持つものを表す語。複合して用いられる。「いかず―」「かぐつ―」「みず―」「おろ―」
ち
ち [1] 【地】
(1)天に対して,地上。海に対して,陸上。おか。大地。地面。「―の果て」「足が―につかない」
(2)特定の土地。場所。地域。地方。「安住の―」「曾遊の―」「極寒の―」
(3)位置。立場。「―の利を占める」
(4)所有する土地。領土。「―を接する国々」
(5)荷物・掛軸など,上下の定まっているものの下の方。
⇔天
「天―無用」
(6)本の部分の名。製本で,本の三方の断ち口のうち下にあたる部分。
→製本
(7)(天地または天地人と)二段階または三段階に分けたときの,第二位のもの。
→ち〔地〕[漢]
ち
ち 【家】
〔「うち(家)」に助詞「の」が付いた「のうち」の転「んち」から〕
家。うち。「ぼくん―」「君ん―」
ち
ち 【父】
〔「ちち」「おぢ」などの「ち」〕
男子を敬っていう語。「醸(カ)みし大御酒(オオミキ)甘(ウマ)らに聞こしもちをせ我(マロ)が―/古事記(中)」
ち
ち 【茅】
チガヤの異名。[和名抄]
ち
ち [1] 【乳】
(1)乳汁。ちち。「―飲み児」「お―の人(=乳母)」「―飲めや君が乳母(オモ)求むらむ/万葉 2925」
(2)乳房(チブサ)。また,乳首。「両の―」「いとけなき子の,なほ―を吸ひつつ臥せる/方丈記」
(3)旗・幕・羽織・草鞋(ワラジ)などの縁に,竿・ひもなどを通すためにつけた小さな輪。みみ。
(4)釣り鐘の表面に多数並んだ小さな疣(イボ)状の突起。
→梵鐘(ボンシヨウ)
ち
ち [0] 【血】
(1)動物の体内を循環して流れる液体。脊椎動物ではヘモグロビンを含むため赤く見える。血液。血潮(チシオ)。「―が出る」「―がにじむ」
(2)人の体内をめぐって,その活力の源となるもの。「―がたぎる」「―の気が多い」「―のめぐり」
(3)親から受け継ぎ,同じ父祖につながる血族の関係。血筋。血統。「―は争えない」
ち
ち [1] 【千】
千(セン)。また,他の語と複合して数の多いことを表す。「―歳(チトセ)」「―尋(チヒロ)」など。「百(モモ)に―に人は言ふとも月草のうつろふ心我持ためやも/万葉 3059」
ち
ち [1] 【知・智】
(1)物の道理を知り,正しい判断を下す能力。儒教における五常の一。
(2)〔哲〕
(ア)「知識{(5)}」に同じ。
(イ)知識を獲得するはたらき。
(3)〔仏〕
〔梵 jñāna〕
慧(エ)の一。真理に従って判断し,煩悩(ボンノウ)を打ち消す精神のはたらき。《智》
ち
ち 【日】
⇒にち(日)■二■
ち
ち [1] 【痴】
(1)愚かなこと。また,その人。
(2)〔仏〕
〔梵 moha; mūḍha〕
貪(トン)・瞋(シン)とともに根本煩悩(ボンノウ)の一。物事を正しく認識・判断できない心のはたらき。
ち
ち [1] 【治】
よい政治が行われ,世の中がよくおさまっていること。また,政治。「名君の―」「乱を鎮(シズ)め―を致す/太平記 13」
ち
ち 【鉤・鈎】
つりばり。「其の口を探れば,果して失せたる―を得/日本書紀(神代下訓)」
ち
ち [1] 【徴】
中国・日本の音楽理論でいう五音(ゴイン)のうち,低い方から数えて四番目の音。
→五音
ち
ち【知】
wisdom;→英和
intellect;→英和
intelligence.→英和
ち
ち【血】
blood.→英和
〜が出ている <His nose> is bleeding; <He> is bleeding <at the nose> .
〜がつながっている be related <to a person> by blood.→英和
〜に飢えた bloodthirsty.→英和
〜の気のない pale;→英和
white.→英和
〜の海 a pool of blood.→英和
〜の出るような金 money earned by the sweat of one's brow.〜のめぐりの良い(悪い) quick-(dull-)witted.〜も涙もある(ない) sympathetic (coldhearted).→英和
〜を採る draw[let]blood.→英和
〜を吐く vomit blood (胃から).
〜を引いている be descended <from> .
〜を見る result[end]in bloodshed.〜を沸かせるような thrilling.→英和
〜を分けた兄弟 one's blood brother.
ち
ち [1] 【笞】
律の五刑の一。笞(ムチ)で尻をたたく刑。最も軽い。回数は一〇回から五〇回まで五段階あった。
ち=から湧(ワ)く
――から湧(ワ)・く
突然現れる。「天から降ったか,―・いたか」
ち=が上(ノボ)る
――が上(ノボ)・る
かっとなる。逆上する。のぼせる。上気する。血があがる。「頭に―・る」
ち=が引く
――が引・く
恐怖や驚きで顔が青ざめる。血の気が引く。
ち=が繋(ツナ)がる
――が繋(ツナ)が・る
血縁の関係である。血縁関係になっている。血を引く。
ち=が通う
――が通・う
人間的な温かい気持ちがある。「―・った政治」
ち=が騒ぐ
――が騒・ぐ
興奮して,落ち着いていられなくなる。感情がたかぶる。「若い―・ぐ」
ち=で血を洗う
――で血を洗・う
〔旧唐書(源休伝)〕
(1)悪事に対処するために,悪事を以てする。殺傷に対して殺傷で報復する。「―・う縄張り争い」
(2)血族あるいは同胞どうしが相争う。
ち=となり肉となる
――となり肉となる
(1)よく吸収されて栄養となる。
(2)知識や技能が完全に身につく。将来意義ある行動をするための活力源となる。
ち=と汗(アセ)
――と汗(アセ)
非常な熱意と努力のたとえ。「―の結晶」「―で築いた地位」
ち=に啼(ナ)く
――に啼(ナ)・く
血を吐くほど激しく悲しみ鳴くこと。ホトトギスなどの痛切な鳴き声にいう。
ち=に塗(マミ)れる
――に塗(マミ)・れる
〔史記(高祖本紀)〕
戦いに負けて立ち上がれなくなる。敗北する。
→一敗地に塗れる
ち=に居て乱(ラン)を忘れず
――に居て乱(ラン)を忘れず
〔易経(繋辞下)〕
平和の世にいても,戦乱の時に備えて準備を怠らない。
ち=に落(オ)ちる
――に落(オ)・ちる
盛んであった権威・名声がすたれる。おとろえる。「彼の信望も―・ちた」
ち=に飢える
――に飢・える
人を殺傷したいような,荒々しくすさんだ気分になっている。「―・えた狼の群れ」
ち=の出るよう
――の出るよう
努力・辛苦がひととおりでないさま。血の滲(ニジ)むよう。「―な努力」
ち=の滲(ニジ)むよう
――の滲(ニジ)むよう
「血の出るよう」に同じ。
ち=は水よりも濃(コ)い
――は水よりも濃(コ)い
親子・兄弟など血筋を引いたつながりは他人との関係より緊密である,ということ。
ち=も涙もない
――も涙もな・い
冷たくて人情がない。冷酷で少しも思いやりがない。「―・い仕打ち」
ち=を∘見る
――を∘見る
争いで血が流れる。争いで死傷者が出る。
ち=を分ける
――を分・ける
血縁の関係にある。「―・けた兄弟」
ち=を受ける
――を受・ける
親・祖先から,その気質や体質を受け継ぐ。血を引く。
ち=を吐(ハ)く思い
――を吐(ハ)く思い
非常につらい思い。
ち=を引く
――を引・く
親や祖先の血筋を受け継ぐ。
ち=を掃(ハラ)う
――を掃(ハラ)・う
〔漢書(魏豹伝賛)〕
何も残らないですっかりなくなってしまう。
ち=を易(カ)うれば皆然(シカ)り
――を易(カ)うれば皆然(シカ)り
〔孟子(離婁下)〕
人の言動に違いがあるのは立場に違いがあるからで,立場を変えれば同じになる。
ち=を歃(スス)る
――を歃(スス)・る
〔「礼記(曲礼下,疏)」古代中国で盟約の時,いけにえの血をすすったことから〕
固く誓う。心から誓う。
ち=湧(ワ)き肉躍(オド)る
――湧(ワ)き肉躍(オド)る
感情がたかぶり,全身に活力がみなぎる。非常に興奮する。「―大活劇」
ちあい
ちあい [0] 【血合(い)】
魚の肉で,黒ずんだ赤みを帯びた部分。カツオ・マグロなどは体側および背骨の周辺に多い。
ちあえのまつり
ちあえのまつり チアヘ― 【道饗祭】
⇒みちあえのまつり(道饗祭)
ちあつ
ちあつ [0][1] 【地圧】
地殻を構成する物体が,その内部またはこれに接する物体に及ぼす力。トンネルの壁面に加わる圧力や造山運動の際の圧力など。
ちあゆ
ちあゆ [0] 【稚鮎】
孵化(フカ)してまもないアユ。アユの稚魚。
ちあれ
ちあれ 【血荒れ】
流産の古い言い方。[ヘボン(三版)]
ちあわせ
ちあわせ [2] 【血合(わ)せ】
血縁関係の有無を調べる古い風習の一。水の中にそれぞれの血をたらし,そのまじり方によって判定した。
ちあん
ちあん【治安を維持する(乱す)】
maintain (disturb) public peace.治安条令 the Peace Regulations.
ちあん
ちあん [0][1] 【治安】
〔古くは「じあん」とも〕
国家・社会の秩序や安全がよく保たれていること。
ちあんいじほう
ちあんいじほう 【治安維持法】
国体の変革,私有財産制度の否定を目的とする結社の組織者と参加者を処罰する内容の法律。1925年(大正14)制定。当初の目的は,普通選挙法と日ソ国交樹立に対応して共産主義者の活動を取り締まることにあったが,次第に反政府・反国策的な思想や言論の自由の抑圧の手段として利用された。45年廃止。
ちあんけいさつほう
ちあんけいさつほう 【治安警察法】
集会・結社および労働運動や大衆運動の取り締まりについて規定した法律。1900年(明治33)制定。のち,治安維持法で補完。45年(昭和20)廃止。
ちあんしゅつどう
ちあんしゅつどう [4] 【治安出動】
内閣総理大臣の命令により,治安維持のために自衛隊が出動すること。一般の警察力では対処できないことが認められる場合と,都道府県知事の要請に基づく場合とに限られる。
ちあんりっぽう
ちあんりっぽう [4] 【治安立法】
支配体制を維持・強化するために,思想・表現・集会・結社などを権力的に抑圧することを目的とした立法。
ちい
ちい [1] 【地維】
〔「維」は大地をつないでいると考えられている綱〕
大地。「天柱摧(クダ)け―折るるかと怪まるばかり/社会百面相(魯庵)」
→天柱
ちい
ちい【地位】
[身分]one's (social) position[standing,station,status];→英和
rank (階級);→英和
[職] <get,hold,lose> a position;a post.→英和
教授の〜 a position as professor;professorship.
ちい
ちい [1] 【地衣】
地衣植物のこと。
ちい
ちい【地衣】
《植》lichen.→英和
ちい
ちい [1] 【地異】
地震・噴火・洪水など,地上に起こる異変。地変。「天変―」
ちい
ちい [1] 【地位】
(1)社会集団における立場。身分。くらい。「会社での―」
(2)役割上の位置。「幼児教育の占める―」
ちいお
ちいお 【千五百】
数のきわめて多いこと。無数。ちいほ。「―の黄泉軍(ヨモツイクサ)を副へて追はしめき/古事記(上訓)」
ちいき
ちいき【地域】
an area;→英和
a region;→英和
a zone.→英和
〜的 local;→英和
regional.→英和
‖地域研究 an area study.地域差 regional differences.地域社会 local community.地域手当 a regional[an area]allowance.
ちいき
ちいき [1] 【値域】
ある関数で,変数のとりうるすべての値に対して,関数のとりうるすべての値の集合。
⇔定義域
ちいき
ちいき [1] 【地域】
(1)区切られたある範囲の土地。
(2)政治・経済・文化の上で,一定の特徴をもった空間の領域。全体社会の一部を構成する。
(3)国際関係において一定の独立した地位を持つ存在。台湾・香港など。
ちいきかいはつ
ちいきかいはつ [4] 【地域開発】
特定地域の社会生活の向上を目的として,政府や地方公共団体が実施する総合的な開発。
ちいきかくさ
ちいきかくさ [4] 【地域格差】
一国を構成する諸地域の間に存在する,一人当たりの所得額や住宅面積,上下水道の普及率,個人貯蓄額などの経済・福祉に関する差異。
ちいきしゃかい
ちいきしゃかい [4] 【地域社会】
ある一定の地域に住む人々から成る社会。地縁社会。
→コミュニティー
ちいきしゃかいがっこう
ちいきしゃかいがっこう [7] 【地域社会学校】
⇒コミュニティー-スクール
ちいきしゅぎ
ちいきしゅぎ [4] 【地域主義】
⇒リージョナリズム
ちいきだいひょうせい
ちいきだいひょうせい [0] 【地域代表制】
地域を単位とした選挙区から代表を選出し,議会に送り出す制度。
→職能代表制
ちいきだんたい
ちいきだんたい [4] 【地域団体】
(1)一定の地域の住民に対して,法の定める範囲で支配権をもつ団体。都道府県や市町村などの地方公共団体。
(2)一定の地域に居住している人々の団体。
ちいきてあて
ちいきてあて [4] 【地域手当】
地域によって生ずる生活費の差を調整するために支給される手当。寒冷地手当など。地域給。
ちいきてきしゅうだんあんぜんほしょう
ちいきてきしゅうだんあんぜんほしょう [14][0][9] 【地域的集団安全保障】
地域的協定によって,その地域の平和と安全を維持し確保すること。国連や国際連盟など世界的規模での一般的集団安全保障に対する用語。
ちいきとうそう
ちいきとうそう [4] 【地域闘争】
地域に共通の要求のために,その地域の労働者・市民などが結束して行う闘争。労働運動の一形態。
ちいきふんそう
ちいきふんそう [4] 【地域紛争】
比較的せまい地域内の複数国で起こる紛争。局地紛争。
ちいきれいだんぼう
ちいきれいだんぼう [6] 【地域冷暖房】
ある地域内の多くの建物に対し,中央冷暖房機関から,冷水または蒸気などの冷熱源を供給して行う冷暖房方式。
ちいく
ちいく【知育】
intellectual training.
ちいく
ちいく [1] 【知育・智育】
知識を広め知能を高めるための教育。体育・徳育と並んで教育の重要な一側面をなす。
ちいさ
ちいさ チヒサ [1] 【小さ】
〔形容詞「小さい」の語幹から〕
■一■ (名)
幼児。「どれ��―よ,小さ刀伯父におこせ/浄瑠璃・いろは蔵三組盃」
■二■ (形動ナリ)
小さいさま。「につこりと笑ひ―なる声にて…といひながら/人情本・恵の花」
ちいさい
ちいさ・い チヒサイ [3] 【小さい】 (形)[文]ク ちひさ・し
(1)容積・面積・身長などの占める場所・空間が少ない。「―・い入れ物」「―・い円」「―・い順に並ぶ」「―・きものはみなうつくし/枕草子 151」
(2)規模がわずかである。勢力が弱い。「―・い会社」「―・い派閥」
(3)数量が少ない。「一は二より―・い」
(4)年齢が少ない。幼い。「―・い頃の話」「―・い弟妹たち」
(5)音量が少ない。「声が―・い」
(6)度量が乏しい。包容力に欠ける。「人物が―・い」「気が―・い」
(7)重大でない。重要でない。「―・いことにくよくよするな」「―・いミスまで指摘する」
⇔大きい
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちいさい
ちいさい【小さい】
small;→英和
little;→英和
[微細な]minute;→英和
fine;→英和
[幼い]little;→英和
young;→英和
[つまらぬ]trifling;→英和
petty;→英和
insignificant.→英和
小さくなる[着物が]become too small <for one> ;outgrow one's clothes;[卑下する]humble oneself;be humble.
ちいさがたな
ちいさがたな チヒサ― [4] 【小さ刀】
短い刀。鞘巻(サヤマキ)や大小拵(ゴシラ)えの小刀などに広くいう。
ちいさこべのすがる
ちいさこべのすがる チヒサコベ― 【少子部蜾蠃】
雄略天皇に近侍したと伝えられる人物。小子部栖軽とも記す。少子部連(ムラジ)の祖先。雄略天皇が養蚕振興のため,蚕(コ)を集めるよう命じたところ,意味を取り違えて嬰児を集めてしまい,その養育を命ぜられ,少子部連の姓を賜ったという説話(「日本書紀」「新撰姓氏録」)や,雷を捕らえたという説話(「日本書紀」「日本霊異記」)で知られる。
ちいさし
ちいさ・し チヒサシ 【小さし】 (形ク)
⇒ちいさい
ちいさな
ちいさな チヒサ― [1] 【小さな】 (形動)
〔形容動詞「ちひさなり」の連体形から〕
現代語では,連体形「ちいさな」の形だけが用いられる。小さいさま。
⇔大きな
「―箱」「規模の―会社」
〔「ちいさな」を連体詞とする説もあるが,この語は「手の小さな人」などのように,述語としてのはたらきをもっている点が,一般の連体詞とは異なっている〕
ちいさめ
ちいさめ チヒサ― [0] 【小さめ】 (名・形動)
物がいくぶん小さいこと。また,小さいと思われるさま。
⇔大きめ
ちいさやか
ちいさやか チヒサ― 【小さやか】 (形動ナリ)
いかにも小さいさま。「いと―なれば,かき抱きて/源氏(帚木)」
ちいさわらわ
ちいさわらわ チヒサワラハ 【小童】
(1)小さい子供。
(2)平安時代,宮中で走り使いの用を足した子供。内豎(ナイジユ)。
ちいしょくぶつ
ちいしょくぶつ [4] 【地衣植物】
藻類と菌類との共生体で,菌類によって大部分が構成される地衣体を形成し,岩石や樹上に生育する植物群。地衣体が未分化で基物に固着するチズゴゲ,枝状のサルオガセ・リトマスゴケ,葉状のイワタケ・カブトゴケなど。地衣類。地衣。
ちいたい
ちいたい [0][2] 【地衣帯】
垂直分布による植物帯の一。高山帯の上部に位置し,主に地衣植物が生育する。
ちいちい
ちいちい
〔幼児語〕
虫。特に,虱(シラミ)や蚤(ノミ)をいう。「ひとつ身の着物をひろげ,―をひろつて/滑稽本・浮世風呂 2」
ちいちゃい
ちいちゃ・い チヒチヤイ [3] 【小ちゃい】 (形)
「小さい」の転。
ちいと
ちいと [0][1] (副)
〔「ちと」の転〕
少し。ちょっと。「―相談がある」
ちいほ
ちいほ 【千五百】
⇒ちいお(千五百)
ちいほぜん
ちいほぜん チヰ― [3] 【地位保全】
争訟中の権利関係について,仮処分により暫定的に定めること。
ちいみ
ちいみ [0] 【血忌み】
(1)出産の忌み。
(2)「血忌み日」の略。
ちいみび
ちいみび [3] 【血忌み日】
暦注の一。婚姻,奉公人の雇い入れ,漁業などを凶として避ける日。ちいみ。ちいみにち。
ちいるい
ちいるい [2] 【地衣類】
⇒地衣植物(チイシヨクブツ)
ちいん
ちいん [0] 【遅引】 (名)スル
おくれること。ながびくこと。
ちいん
ちいん [0] 【知音】
(1)〔琴の名人伯牙は,自分の弾く琴をよく理解していた友人の鍾子期の死後,琴の弦を切ってしまったという「列子(湯問)」の故事から〕
心の底まで理解しあった友人。親友。
(2)知り合い。知人。「親類―の人々/遠野物語(国男)」
(3)愛人。恋人。また,情を交わすこと。「小まんの―の与作/浄瑠璃・丹波与作(中)」
ちいん
ちいん [0] 【智印】
〔仏〕 仏・菩薩が内にもっている悟りの智慧(チエ)を象徴的に示す,手指による印や器物。
ちいんにょうぼう
ちいんにょうぼう 【知音女房】
恋女房。「そりやわしが―ぢやわいな/滑稽本・膝栗毛 8」
ちうば
ちうば 【乳母・乳媼】
うば。めのと。「娘一人まうけて,―をとりてそだてしに/浮世草子・諸国はなし 3」
ちうみ
ちうみ [0] 【血膿】
血のまじったうみ。
ちうん
ちうん 【智蘊】
(?-1448) 室町中期の武将・連歌作者。本名,蜷川新右衛門親当(チカマサ)。和歌を正徹に学ぶ。連歌七賢の一人。句集「親当句集」
ちぇすと
ちぇすと [1] (感)
試合・演説・詩吟などで,激励する時に発する掛け声。それいけ。
〔江戸末期,鹿児島地方から流行したといわれる〕
ちぇっ
ちぇっ [1] (感)
残念に思ったり,くやしがったりする時などに発する語。舌打ちの音を表す語。ちぇ。「―,いまいましいなあ」「―,しまった」
ちえ
ちえ 【千枝】
たくさんに枝分かれした枝。「楠の木は…―にわかれて/枕草子 40」
ちえ
ちえ [2] 【知恵・智慧・智恵】
(1)〔仏〕 空など仏教の真理に即して,正しく物事を認識し判断する能力。これによって執着や愛憎などの煩悩(ボンノウ)を消滅させることができる。六波羅蜜の一つ。般若(ハンニヤ)。《智慧》
(2)事の道理や筋道をわきまえ,正しく判断する心のはたらき。事に当たって適切に判断し,処置する能力。「―が付く」「よい―が浮かばない」「―をはたらかせる」「―を貸してくれ」
(3)〔哲〕 単なる学問的知識や頭の良さではなく,人生経験や人格の完成を俟(マ)って初めて得られる,人生の目的・物事の根本の相にかかわる深い知識。叡智(エイチ)。ソフィア。
ちえ
ちえ【知恵】
wisdom;→英和
wit(s);→英和
intelligence.→英和
〜のある wise;→英和
intelligent;→英和
witty (機知);→英和
resourceful (知謀).→英和
〜のない unwise;→英和
stupid.→英和
〜遅れの retarded.→英和
〜がつく grow wise[intelligent].〜をつける give <a person> a hint[suggestion];→英和
put an idea into a person's head;advise;→英和
instigate (そそのかす).→英和
〜をしぼる cudgel[rack,beat]one's brains.‖知恵くらべ a contest of wits.知恵者 a man of wisdom.知恵の輪 a puzzle ring.
ちえ
ちえ 【千重】
数多く重なっていること。「名ぐはしき印南の海の沖つ波―に隠りぬ大和島根は/万葉 303」
ちえ=が回(マワ)る
――が回(マワ)・る
よく気がつく。頭の回転がはやい。
ちえ=が無い
――が無・い
工夫が足りない。
ちえ=の持ち腐(グサ)れ
――の持ち腐(グサ)れ
すぐれた知恵を持っていながら,実際には活用できないこと。
ちえ=は小出しにせよ
――は小出しにせよ
知恵は一度に出し尽くしてしまわず,少しずつ時に応じて出すのがよい。
ちえ=を付ける
――を付・ける
入れ知恵をする。そそのかす。
ちえ=を借りる
――を借・りる
よい考えや方法を教えてもらう。
ちえ=を絞(シボ)る
――を絞(シボ)・る
懸命に考えてよい意見を出そうとする。「ない―・って考える」
ちえ=出(イ)でて大偽(タイギ)あり
――出(イ)でて大偽(タイギ)あり
〔老子「慧智出有�大偽�」〕
人間の知恵が進むに従って素朴な心が失われ,大きな偽りが行われるようになったということ。
ちえい
ちえい 【智永】
六世紀の中国の僧・書家。王羲之(オウギシ)の七世の孫といわれる。羲之風の書をよくし,「真草千字文」が伝わる。生没年未詳。
ちえいず
ちえいず チヱイヅ 【知恵伊豆】
松平伊豆守信綱(ノブツナ)の異名。
ちえおくれ
ちえおくれ チヱ― [3] 【知恵遅れ】
知能の発育がおくれていること。知的障害があること。
ちえき
ちえき [0] 【地役】
(1)他人の土地を自分の土地の便益に供すること。
(2)「地役権」の略。
ちえきけん
ちえきけん [3][2] 【地役権】
他人の土地を自分の土地の便益のために利用する権利。物権の一つで,契約により設定。他人の土地を通行する権利など。地役。
ちえくらべ
ちえくらべ チヱ― [3] 【知恵競べ】
知恵の優劣を争うこと。
ちえこう
ちえこう チヱクワウ [2] 【智慧光】
〔仏〕 阿弥陀仏の十二光の一。衆生(シユジヨウ)の迷いの闇を照らし導く光明。
ちえこしょう
ちえこしょう チヱコセウ 【智恵子抄】
詩集。高村光太郎作。1941年(昭和16)刊。妻智恵子との出会いから死別までを,真実な愛の姿として抒情的に歌い上げた詩歌文集。
ちえしゃ
ちえしゃ チヱ― [2] 【知恵者】
知恵のある人。「業界一の―」
ちえっ
ちえっ
phew!/tut!/ <米話> shucks!
ちえづく
ちえづ・く チヱ― [3] 【知恵付く】 (動カ五[四])
子供の知能が発達する。「段々―・イテオトナニナル/ヘボン(三版)」
ちえなみ
ちえなみ チヘ― 【千重波】
幾重にも重なり合って寄せる波。「朝なぎに―寄せ夕なぎに五百重(イオエ)波寄す/万葉 931」
ちえなみしきに
ちえなみしきに チヘ― 【千重波頻に】 (副)
波が次々に寄せるようにしきりに。「一日(ヒトヒ)には―思へども/万葉 409」
ちえねつ
ちえねつ チヱ― [2] 【知恵熱】
生後六,七か月頃から満一歳前後の乳児にみられる発熱。ちょうど歯の生える頃にあたるが,原因は明らかでない。ちえぼとり。
ちえのいた
ちえのいた チヱ― [3] 【知恵の板】
江戸時代の玩具の一。種々の形の小さな板を組み合わせ,並べて遊ぶもの。
ちえのうみ
ちえのうみ チヱ― 【智慧の海】
智慧の深く広いことを海にたとえていう語。
ちえのかがみ
ちえのかがみ チヱ― 【智慧の鏡】
智慧が真実を認識したり,欲望などに曇らされることを鏡にたとえていう語。
ちえのけん
ちえのけん チヱ― 【智慧の剣】
智慧の力が煩悩(ボンノウ)を断ち切ることを剣にたとえていう語。智慧の利剣。
ちえのこま
ちえのこま チヱ― [0][4] 【知恵の駒】
玩具の一種。縦横四列に駒の入る浅い正方形の箱枠の中に番号を打った一五個の駒を順不同に置き,空いた一駒分の所に駒を順に移動させ,番号順に並べ替えて遊ぶもの。
ちえのわ
ちえのわ チヱ― [4][0] 【知恵の輪】
(1)種々の形をした金属製の輪をつなぎ合わせたり,はずしたりして遊ぶ玩具。九連環。
(2)家紋の一。枠に輪がからんだもの。
(3)文殊菩薩(モンジユボサツ)をまつる寺院にある石の輪。これをくぐると知恵が授かるといわれる。
ちえば
ちえば チヱ― [2] 【知恵歯】
「親知らず{(2)}」の異名。
ちえぶくろ
ちえぶくろ チヱ― [3] 【知恵袋】
(1)〔知恵が袋に入っているものと考えて〕
ありったけの知恵。「―をしぼる」
(2)仲間のうちで一番知恵のある人。
ちえぶんがく
ちえぶんがく チヱ― [3] 【知恵文学】
古代オリエントで,人間一般や宇宙の秩序について教える格言や寓話などの総称。旧約聖書では歴史書(「創世記」「出エジプト記」ほか)や預言書(「イザヤ書」「エレミヤ書」ほか)などに対して,「ヨブ記」「箴言」「伝道の書」などの文書をいう。
ちえぼとり
ちえぼとり チヱ― 【知恵熱】
⇒ちえねつ(知恵熱)
ちえまけ
ちえまけ チヱ― [0] 【知恵負け】
知恵があるため考えをめぐらしすぎて,かえって失敗すること。
ちえもんじゅ
ちえもんじゅ チヱ― 【智慧文殊】
〔智慧第一の菩薩とされるところから〕
文殊菩薩(モンジユボサツ)の称。
ちえん
ちえん [0] 【遅延】 (名)スル
物事が予定より長びくこと。遅れること。「雪のため列車は三時間―した」
ちえん
ちえん【遅延】
(a) delay.→英和
〜する be delayed.
ちえん
ちえん [0] 【地縁】
同じ地域に住むことによってできた縁故関係。地域を基礎とする社会的関係。「―社会」
→血縁
ちえんしゅうだん
ちえんしゅうだん [4] 【地縁集団】
一定地域に居住し社会生活をともに営むことによって成立する社会集団。地域集団。地縁団体。
→血縁集団
ちえんばいしょう
ちえんばいしょう [4] 【遅延賠償】
債務の履行が遅れたことによって生じた損害に対する賠償。
ちえんりそく
ちえんりそく [4] 【遅延利息】
金銭債務の返済を期日までに履行しなかった場合,損害賠償として支払われるべき金銭。金額は債務額に対する法定利率を原則とする。延滞利息。
ちおも
ちおも 【乳母】
うば。めのと。ちも。「婦人(オミナ)を取りて,―・湯母・及び飯嚼(イイガミ),湯坐(ユエビト)としたまふ/日本書紀(神代下訓)」
ちおや
ちおや [0] 【乳親】
(1)母親の代わりに赤子に乳を飲ませて育てる女。うば。めのと。
(2)生まれた子供に,実母より先に儀礼的に乳を与える女性。乳付け親。乳飲み親。乳代(チシロ)。
ちおろし
ちおろし 【血下ろし】
胎児をおろすこと。堕胎。「さては昔―をせし親なし子かと悲し/浮世草子・一代女 6」
ちおん
ちおん [0] 【地温】
地表または地中の温度。
ちおんいん
ちおんいん 【知恩院】
京都市東山区林下町にある浄土宗総本山。正しくは華頂山智恩教院大谷寺。比叡山を下った法然が専修念仏を唱えて庵を結んだのに始まる。その死後,弟子の源智が堂宇を建立。徳川家康が生母の菩提のため,壮大な伽藍(ガラン)を建立。「法然上人絵伝」などを所蔵。
ちおんこうばい
ちおんこうばい [4] 【地温勾配】
地球内部に近づくにつれ温度が上昇する割合。
ちおんじ
ちおんじ 【知恩寺】
京都市左京区田中門前町にある浄土宗の大本山。山号,長徳山。円仁の草創。1331年疫病の流行を,八世空円が念仏百万遍を唱え祈願したところ治まったので,後醍醐天皇から百万遍の寺号を賜ったという。
ちおんじ
ちおんじ 【智恩寺】
京都府宮津市文殊(モンジユ)にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,天橋山。通称,切戸文殊。808年平城天皇の勅願により創建されたと伝える。寛永年間(1624-1644)別源が中興。
ちか
ちか【地価】
the price[value]of land.
ちか
ちか [1][2] 【治下】
ある政権・国家の支配下にあること。統治下。「占領軍―」
ちか
ちか [1][2] 【地価】
(1)土地を売買するときの価格。土地の売買価格。「―が高騰する」
(2)〔法〕 土地の単位面積あたりの価格。時価のほかに,公示価格・基準地価・路線価などの公的な評価額がある。
ちか
ちか [0] 【�】
サケ目の海魚。全長20センチメートルになる。体形・体色ともワカサギに似るが腹面は銀白色。四,五月頃,群れとなって海岸近くの海藻・小石に卵を産みつける。食用。本州北部からカムチャツカ半島にかけて分布。
ちか
ちか [1][2] 【地下】
(1)地面の下。土の下。
⇔地上
「―の貯蔵庫」
(2)死後の世界。あの世。冥土。
⇔地上
「―に眠る」
(3)政治運動・社会運動などの,ひそかに行われる活動の場。非合法であることをいうことが多い。「―活動」
ちか
ちか [1] 【地火】
⇒じか(地火)
ちか
ちか【地下の[に,で]】
under the ground;→英和
underground;→英和
in the grave (墓中に).→英和
〜にもぐる go underground.‖地下運動 an underground movement.地下街 an underground shopping center.地下茎 a subterranean stem.地下資源(が豊富) (be abundant in) underground resources.地下室 a basement.地下水 underground water.地下組織 an underground organization.地下鉄 <米> a subway; <英> an underground;the tube (ロンドンの).地下道 <米> an underpass; <英> a subway.地下二階 the second basement.
ちか=に潜(モグ)る
――に潜(モグ)・る
官憲当局の目を逃れて,非合法な政治運動・社会運動に従う。
ちかい
ちか・い [2] 【近い】 (形)[文]ク ちか・し
(1)空間的に,隔たりが小さい。あまり遠くない。「駅に―・い場所」「目的地は―・いぞ」
(2)時間的に,隔たりが少ない。「―・い将来,この計画は必ず実現します」「―・いうちに伺います」
(3)もう少しでそうなる。ほどなくその段階に達する。「完成が―・い」「米寿に―・い高齢」
(4)
(ア)密接な関係にある。「政府に―・い筋からの情報」
(イ)血縁関係が密接である。「―・い親戚」
(ウ)親密である。親しい。「社長とごく―・い関係にある人」「心を―・く思ほせ我妹/万葉 3764」
(5)性質や内容がよく似ている。ほとんど同じである。「朱に―・い赤」「酒に―・い飲み物」「不可能に―・い」
(6)(「目がちかい」の形で)近視である。
⇔遠い
→近く
[派生] ――さ(名)
ちかい
ちかい [0] 【知解・智解】
知識によって悟ること。ちげ。
ちかい
ちかい [0] 【地塊】
周囲を断裂によって限られた地殻の一部。断層で画された地塊を,特に断層地塊という。
ちかい
ちかい【地階】
the basement.→英和
ちかい
ちかい【近い】
(1)[場所]near;→英和
near[close]by;close <to> .→英和
(2)[時間]near <10 o'clock> .
(3)[関係]close;closely related (to).(4)[ほとんど]nearly;→英和
almost.→英和
〜うちに before long;shortly;→英和
soon;→英和
one of these days.
ちかい
ちかい [0] 【地階】
建物で,地盤面より下に設けられた階。地下の階。「―を駐車場にする」
ちかい
ちかい チカヒ [0] 【誓い】
(1)(神仏にかけて)固く誓うこと。また,その言葉。「―を述べる」「―を立てる」
(2)神仏が衆生(シユジヨウ)を救おうと立てた決心。衆生済度の誓願。「弥陀の―ぞ頼もしき/梁塵秘抄」
ちかい
ちかい [0] 【地界】
(1)土地の境界。
(2)地上の世界。
ちかい
ちかい【誓いを立てる】
make a vow[an oath,a pledge,a promise];→英和
swear.→英和
〜を守る(破る) keep (break) one's vow[oath,pledge,promise].
ちかいうんどう
ちかいうんどう [4] 【地塊運動】
(1)地塊が断層面に沿ってずれ動くこと。
(2)断裂によって細分化された地殻が相対的に変位する現象。
ちかいえか
ちかいえか [3] 【地下家蚊】
カの一種。体長約5.5ミリメートル。赤褐色。都会の汚水漕などから発生する。アカイエカに似るが,冬でも人から吸血する。
ちかいごと
ちかいごと チカヒ― [0] 【誓い言】
誓いのことば。誓詞(セイシ)。誓言。
ちかいだて
ちかいだて チカヒ― [0] 【誓い立て】
誓いを立てること。誓文(セイモン)立て。
ちかいのあみ
ちかいのあみ チカヒ― 【誓いの網】
衆生を救おうとする仏の誓願を,網にたとえていう語。弘誓(グゼイ)の網。
ちかいのうみ
ちかいのうみ チカヒ― 【誓いの海】
衆生を救おうとする仏の誓願の広大なことを,海にたとえていう語。弘誓の海。
ちかいのふね
ちかいのふね チカヒ― 【誓いの船】
衆生を彼岸へ渡そうという仏の誓願を,舟にたとえていう語。弘誓(グゼイ)の船。
ちかいぶみ
ちかいぶみ チカヒ― [0][3][2] 【誓い文】
誓いの言葉を書き記した文書。せいもん。
ちかう
ちか・う チカフ [0][2] 【誓う】 (動ワ五[ハ四])
(1)固く約束する。違反すれば罰が下ることを条件に,約束をする。「神に―・う」「心に―・う」「大友皇子…先づ起ちて―・ひて曰く/古事記(天智訓)」
(2)神仏が,国の守護または衆生済度(シユジヨウサイド)を誓願する。「限りなき天つ日つぎを―・ひてし神もろともに守れとて/増鏡(おどろの下)」
[可能] ちかえる
ちかう
ちかう【誓う】
swear;→英和
vow;→英和
pledge;→英和
take an oath.→英和
誓って upon my word[honor];I swear <that…,to do> .
ちかうんどう
ちかうんどう [3] 【地下運動】
革命運動やレジスタンスのような政治運動・社会運動において,非合法かつ非公然に行われる活動。地下活動。
ちかおとり
ちかおとり 【近劣り】
近寄って見ると,遠くで見るより,悪く見えること。
⇔近優(マサ)り
「人しれず―しては,思はずやあらむと,たのもしくうれしくて/源氏(総角)」
ちかがい
ちかがい [2] 【地下街】
都市の駅周辺や繁華街などの地下に設けられた商店街。地下商店街。
ちかがくたんさ
ちかがくたんさ チクワガク― [5] 【地化学探査】
⇒化学探査(カガクタンサ)
ちかがつえ
ちかがつえ 【近餓ゑ】
(1)食事のあと,すぐにまた物を食べたがること。また,そのような人。「愚僧は生まれついたる―/浄瑠璃・太功記」
(2)性欲が抑えがたいほど激しいこと。また,そういう人。「この長蔵は―,手付けにちよつと口々と/浄瑠璃・神霊矢口渡」
ちかきまもり
ちかきまもり 【近衛】
「このえ(近衛)」に同じ。「かういときびしき―こそむつかしけれ/源氏(真木柱)」
ちかきまもりのつかさ
ちかきまもりのつかさ 【近衛府】
⇒このえふ(近衛府)
ちかく
ちかく【知覚】
perception;→英和
consciousness.→英和
〜する perceive;→英和
be conscious <of> .‖知覚神経 sensory nerves.
ちかく
ちかく [2][1] 【近く】
■一■ (名)
(1)近い所。近所。「この―に越して来た」「駅の―」
(2)数詞の下に付いて,ほぼその程度・分量という意を表す。「百キロ―の道のり」
■二■ (副)
ちかいうちに。もうすぐ。近々。「―再開する予定だ」
ちかく
ちかく [0] 【地殻】
地表からモホロビチッチ不連続面までの部分。固体地球の表層を形づくる。その厚さは,大陸では厚く(平均30〜40キロメートル),海洋底では薄い(約6キロメートル)。大陸の地殻は上・下に分けられ,上部地殻は花崗(カコウ)岩質岩石,下部地殻は斑糲(ハンレイ)岩質岩石から成り,また海洋底地殻は斑糲岩質岩石から成ると考えられている。
ちかく
ちかく【地殻】
the earth's crust.地殻変動 crustal movements.
ちかく
ちかく【近く】
(1)[距離]near <the station> ;→英和
in the neighborhood <of> ;close to;[この近くに]close[near]by;around here.〜の家 a nearby[neighboring]house.(2)[時間]shortly;→英和
shortly before <nine> ;toward <evening> .→英和
(3)[ほとんど]nearly;→英和
almost.→英和
ちかく
ちかく [0] 【知覚・智覚】 (名)スル
(1)知性によって知り悟ること。
(2)〔心・哲〕
〔perception〕
感覚器官に与えられた刺激作用を通して,外界の事物・事象を,ひとまとまりの有意味な対象としてつかむはたらき。知覚を構成する基本的要素が感覚で,こちらは物理的属性との関係で部分的なものとして捉えられることが多い。
ちかく
ちかく [0] 【地核】
⇒核(カク)(7)
ちかく
ちかく [0] 【地角】
(1)大地の果て。僻遠(ヘキエン)の地。
(2)みさき。
ちかくきんこうせつ
ちかくきんこうせつ [6] 【地殻均衡説】
⇒アイソスタシー
ちかくしゅうしゅくせつ
ちかくしゅうしゅくせつ [7] 【地殻収縮説】
地球の冷却・収縮に伴って地殻変動が起こったとする説。現在は支持されていない。
ちかくしんけい
ちかくしんけい [4] 【知覚神経】
⇒感覚神経(カンカクシンケイ)
ちかくねつりゅうりょう
ちかくねつりゅうりょう [6] 【地殻熱流量】
地球内部から地表へ流れ出る熱量。地温の深さに対する温度勾配と,その場の地殻物質の熱伝導率とをそれぞれ実測し,その積を求める。全地球の平均値は1平方センチメートル当たり毎秒1.5マイクロカロリー程度。一般に,古い地殻では低く,新しい地殻では高い。
ちかくへんどう
ちかくへんどう [4] 【地殻変動】
(1)地殻に生ずる動き。また,それによって起こる種々の変形・変位。隆起・沈降,断層や褶曲,造山運動など。
(2)比喩的に,ある社会や組織の中で,深部から生ずる力による変化をいう。「政界の―」
ちかくまひ
ちかくまひ [4] 【知覚麻痺】
神経系の障害のために,一部またはすべての感覚がなくなること。感覚麻痺。
ちかけい
ちかけい [2] 【地下茎】
地中にある茎。その形によって根茎・塊茎・球茎・鱗茎(リンケイ)などに区別される。
→地上茎
地下茎[図]
ちかけいざい
ちかけいざい [3] 【地下経済】
納税申告がなされないなどのため,公式の統計に現れない経済活動。アンダーグラウンド-エコノミー。アングラ経済。
ちかけつじつ
ちかけつじつ [3][4] 【地下結実】
地上で咲いた花が受精後,花柄や子房柄を伸ばして地中にもぐり結実すること。ラッカセイなどに見られる。
ちかけん
ちかけん [2] 【地下権】
地下鉄・地下街などの工作物を所有するため,他人の土地の地下を使用する権利。法律的には地上権の一種。
→地上権
→空中権
ちかげりゅう
ちかげりゅう 【千蔭流】
和様書道の流派の一。加藤千蔭を流祖とする。
ちかこうさく
ちかこうさく [3] 【地下工作】
(1)非合法の組織活動を秘密に行うこと。
(2)裏面での運動や活動。裏面工作。
ちかこうじせいど
ちかこうじせいど [6] 【地価公示制度】
地価公示法(1969年制定)に基づき,土地価格の指標を示し,適正な地価の形成を図ることを目的に,国土庁が,毎年,全国の都市とその周辺部の地点について,単位面積あたりの価額を官報に公示する制度(通常は一月一日)。1970年(昭和45)発足。公示される地価は公示地価とよばれる。
ちかごと
ちかごと 【誓言】
誓いの言葉。せいごん。
ちかごとぶみ
ちかごとぶみ 【誓言文】
誓いの言葉を書いた文。誓詞。「左大将朝光が―かきてかはりおこせよとせめ侍りければ/千載(恋五詞)」
ちかごろ
ちかごろ【近頃】
recently;lately;→英和
now;→英和
nowadays;→英和
these days.〜の recent;→英和
present-day;modern.→英和
〜まで until recently.〜にない(大雨) (the heaviest rain) we have had for some time.
ちかごろ
ちかごろ [2] 【近頃・近比】
■一■ (名)
ちょっと前から現在までを漠然とさす。最近。近来。副詞的にも用いる。「―の若い者」「―珍しい美談だ」
■二■ (副)
〔最近,類を見ない,の意〕
はなはだ。非常に。大変。「―迷惑千万な話だ」「心安う思し召せ,―めでたう候/狂言・賽の目」
■三■ (形動ナリ)
(1)大変結構なさま。「そなたもそれほどにおもやれば―ぢや/狂言・薬水(虎清本)」
(2)はなはだ不都合なさま。「やい石見守,―なる雑言/浄瑠璃・本朝用文章」
ちかごろかわらのたてひき
ちかごろかわらのたてひき 【近頃河原達引】
人形浄瑠璃の一。世話物。作者は諸説あって確定できない。1782年初演か。お俊伝兵衛の心中事件を脚色したもの。お俊の兄,猿まわし与次郎をからませた「堀川の段」が名高い。
ちかし
ちかし 【千樫】
⇒古泉(コイズミ)千樫
ちかし
ちか・し 【近し・親し】 (形シク)
⇒ちかしい
ちかし
ちか・し 【近し】 (形ク)
⇒ちかい
ちかしい
ちかしい【近しい】
be a very good friend <of mine> ;be on good[friendly]terms <with> .
ちかしい
ちかし・い [3] 【近しい・親しい】 (形)[文]シク ちか・し
したしい。親密だ。「二人は―・い関係だ」「是が始りで新吉は―・く来ます/真景累ヶ淵(円朝)」
[派生] ――さ(名)
ちかしきこう
ちかしきこう [4] 【地下式壙】
古墳時代後期の墓の一形態。地面に竪穴(タテアナ)を掘り,さらにそこから横穴を作って玄室としたもの。南九州に多く分布する。地下式横穴。
ちかしげん
ちかしげん [3] 【地下資源】
地中に埋蔵されている鉱物などで,採掘されて人間生活に役立つもの。鉄鉱・ウラン鉱・石炭・石油など。
ちかしつ
ちかしつ [2] 【地下室】
地盤面よりも下に作られた部屋。地階の部屋。
ちかしつのしゅき
ちかしつのしゅき 【地下室の手記】
〔原題 (ロシア) Zapiski iz podpol'ya〕
ドストエフスキーの独白体中編小説。1864年刊。進歩的思想批判と娼婦の物語の二部構成で,近代人の意識の問題を追求。作者の思想的・方法的転機となった作品。地下生活者の手記。
ちかじ
ちかじ 【知家事】
⇒ちけじ(知家事)
ちかすい
ちかすい [2] 【地下水】
地下の岩石の割れ目や,地層中の間隙を満たしている水。雨水が地中に浸透して蓄えられたもの。飲用・灌漑・工業用水などに利用される。
⇔地表水
ちかせいふ
ちかせいふ [3] 【地下政府】
非合法の組織・団体が,自分たちだけで作った政府。
ちかぜい
ちかぜい [2] 【地価税】
地価税法(1991年制定)により,個人・法人の所有する一定の土地や借地権・地上権等についてその価額を基に課される国税。
ちかそしき
ちかそしき [3] 【地下組織】
地下運動を行う非公然の組織。
ちかた
ちかた 【血方】
血筋を引く者。血縁の者。
ちかたび
ちかたび [0] 【地下足袋】
⇒じかたび(地下足袋)
ちかちか
ちかちか
〜する twinkle (星が).→英和
ちかちか
ちかちか [1][2] (副)スル
(1)強い光線などが目を刺激するさま。また,小さな光が明滅するさま。「目が―(と)する」「一番星が―(と)輝き始めた」
(2)鋭いもので弱く突かれるような痛みが,小刻みに続くさま。ちくちく。
ちかぢか
ちかぢか [2][0] 【近近】 (副)
(1)ごく近い将来。もうすぐ。遠からず。きんきん。「―の予定」「―伺うつもりでした」
(2)(「ちかぢかと」の形で)すぐそばに。「―と相手の気配を感じる」「山並みが―と見える」
(3)しばしば。頻繁に。「惣右衛門が留守だと―しけ込みます/真景累ヶ淵(円朝)」
ちかって
ちかって [0][2] 【誓って】 (副)
〔「神仏に誓って」の意〕
必ず。きっと。決して。「―約束を守る」「―他言はいたしません」
ちかつおうみ
ちかつおうみ チカツアフミ 【近つ淡海・近江】
〔浜名湖を「遠淡海(トオツオウミ)」というのに対して,都から近い湖の意〕
琵琶湖。また,近江国(オウミノクニ)。
ちかつよ
ちかつよ 【近つ代】
いまの代。近代。
ちかづき
ちかづき【近付きになる】
become[get]acquainted with; <make> a person's acquaintance.
ちかづき
ちかづき [0] 【近付き】
交際のあること。また,その人。知り合い。面識。「お―になれてうれしい」
ちかづく
ちかづく【近付く】
approach;→英和
draw[get,come]near;make friends[associate]with.近付き易い(難い)人 a man easy (difficult) of approach.
ちかづく
ちかづ・く [3][0] 【近付く】
■一■ (動カ五[四])
(1)ある場所の近くへ寄る。「列車が駅に―・く」
(2)ある期日・刻限などが近くなる。「入学式が―・く」
(3)意図的に人と親しくする。親しい間柄となる。近付きになる。「下心を持って―・く」
(4)似てくる。似るようになる。「だんだん本物に―・いてきた」
[可能] ちかづける
■二■ (動カ下二)
⇒ちかづける
ちかづける
ちかづける【近付ける】
bring <a thing> close <to> ;associate with;keep company with.近付けない〔動〕avoid[keep out of] <bad company> .→英和
ちかづける
ちかづ・ける [4][0] 【近付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ちかづ・く
(1)近くに寄せる。
⇔遠ざける
「目を本に―・ける」
(2)親しくする。「悪い友人を―・けるな」
ちかてつ
ちかてつ [0] 【地下鉄】
〔「地下鉄道」の略〕
主として都市の市街部の地下に構築されたトンネル内を走る鉄道。メトロ。サブウエー。
ちかてつどう
ちかてつどう [3] 【地下鉄道】
「地下鉄」に同じ。
ちかどう
ちかどう [2] 【地下道】
地下に設けた道路・通路。
ちかどなり
ちかどなり 【近隣】
ごく近いおとなり。近所。きんりん。「―の御心よせになに事も聞え通ひ/源氏(澪標)」
ちかながら
ちかながら 【近ながら】 (副)
近くにもかかわらず。近いのに。「みちのくのちかのしほがま―からきは人にあはぬなりけり/続後撰(恋二)」
ちかなもの
ちかなもの [2] 【乳金物】
扉などの釘隠しのために打ちつける,乳房状の金物。饅頭(マンジユウ)金物。ちちかなもの。
乳金物[図]
ちかのしま
ちかのしま 【値嘉島】
長崎県五島列島と平戸島の総称。((歌枕))「名をたのみ―へとこぎくれば今日もふなぢにくれぬべきかな/重之集」
ちかば
ちかば [0][3] 【近場】
近い場所。近所。近間(チカマ)。「旅行は―で間に合わせた」
ちかび
ちかび [2] 【近火】
(1)近くにある火。火に近づけた状態。
⇔遠火(トオビ)
(2)近所の火事。きんか。
ちかび=で手をあぶる
――で手をあぶる
目前の小利を求めるたとえ。
ちかぼし
ちかぼし [2] 【近星】
月の近くに出る星。死・火事など凶事の前兆とされた。
ちかぼれ
ちかぼれ [0] 【近惚れ】
すぐにほれること。ほれっぽいこと。また,そういう性格。「―の早飽き」
ちかま
ちかま [2] 【近間】
近い所。近く。「―の店で間に合わせる」
ちかまさり
ちかまさり 【近優り】 (名)スル
近づいて見ると,遠くで見るより,すぐれて見えること。
⇔近劣り
「御心ざしの,―するなるべし/源氏(明石)」
ちかまつ
ちかまつ 【近松】
姓氏の一。
ちかまつき
ちかまつき [4] 【近松忌】
近松門左衛門の忌日。一一月二二日。巣林子忌(ソウリンシキ)。巣林忌。[季]冬。
ちかまつしゅうこう
ちかまつしゅうこう 【近松秋江】
(1876-1944) 小説家。岡山県生まれ。本名,徳田浩司。東京専門学校卒。印象批評の先駆的名著「文壇無駄話」を出す。「別れたる妻に送る手紙」で文壇的地位を得,人間の情痴面を描いた。後年には,歴史小説も試みた。他に「疑惑」「黒髪」など。
ちかまつとくぞう
ちかまつとくぞう 【近松徳三】
(1751-1810) 江戸後期の狂言作者。大坂の人。前名,徳叟(トクソウ)。近松半二の門人。作「伊勢音頭恋寝刃(イセオンドコイノネタバ)」
ちかまつはんじ
ちかまつはんじ 【近松半二】
(1725-1783) 江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。本名,穂積成章。以貫(コレツラ)の子。二世竹田出雲に師事。雄大な構想,複雑な趣向を好み,歌舞伎的な手法を多用。竹本座の立作者として衰退期の浄瑠璃界の最後を飾った。作「奥州安達原」「本朝廿四孝」「妹背山婦女庭訓(イモセヤマオンナテイキン)」など。
ちかまつもんざえもん
ちかまつもんざえもん 【近松門左衛門】
(1653-1724) 江戸前期の浄瑠璃・歌舞伎作者。本名,杉森信盛。別号,平安堂・巣林子。越前の人。浄瑠璃で竹本義太夫と,歌舞伎で坂田藤十郎と協力,数々の傑作を生んだ。最新の事件を劇化した際物(キワモノ)「曾根崎心中」の成功で世話浄瑠璃をもっぱらとし,義理人情の葛藤(カツトウ)により生じる悲劇を多く著した。浄瑠璃「出世景清」「国性爺(コクセンヤ)合戦」「心中天網島」「女殺油地獄」,歌舞伎「けいせい仏の原」など。
ちかまる
ちかま・る [3] 【近まる】 (動ラ五)
近づいてくる。近づく。近くなる。「国会の開設も―・ったれば/思出の記(蘆花)」
ちかまわり
ちかまわり [3] 【近回り】 (名)スル
(1)近道をとること。
⇔遠回り
(2)近所。ちかま。
ちかみち
ちかみち【近道】
<take> a short cut;a royal road <to learning> .
ちかみち
ちかみち [2] 【近道】 (名)スル
(1)距離が短く,早く行ける道。また,抜け道。「駅への―」「―して行く」
(2)物事をてっとりばやくなしとげる方法。速成の方法。はやみち。「語学を習うのに―はない」
ちかみちはんのう
ちかみちはんのう [5] 【近道反応】
〔心〕 目標に向かって,回り道せずに,直接的・衝動的に行動すること。近道行動。短絡反応。
ちかめ
ちかめ [2] 【近目・近眼】
(1)近視。近視眼。きんがん。
(2)浅い考え。軽率な判断。浅見。
ちかめ
ちかめ [0] 【近め】 (名・形動)
位置が基準よりやや近い・こと(さま)。
⇔遠め
「もう少し―に投げる」「―のカーブ」
ちかめきんとき
ちかめきんとき [4] 【近眼金時】
スズキ目キントキダイ科の海魚。体長40センチメートル程度。体は卵円形で側扁する。眼は大きい。腹びれが著しく大きい。体は朱紅色。食用。南日本,全世界の熱帯・亜熱帯域に分布。
ちかやか
ちかやか 【近やか】 (形動ナリ)
(1)いかにも近いさま。「―に臥し給へば/源氏(胡蝶)」
(2)親しいさま。「―なる御有様も,もてなし聞え給はざりけり/源氏(初音)」
ちかよせる
ちかよせる【近寄せる】
⇒近付ける.
ちかよせる
ちかよ・せる [4][0] 【近寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ちかよ・す
(1)近寄らせる。近づける。「顔を―・せる」
(2)親しくなるようにさせる。「容易に人を―・せない人」
ちかよりしゅう
ちかよりしゅう 【近寄衆】
「近習(キンジユ)」に同じ。
ちかよる
ちかよ・る [3][0] 【近寄る】 (動ラ五[四])
(1)あるものの近くに寄る。そばに寄る。「―・って見る」
(2)ある事柄に関係したり,ある人物と親しくなったりする。「君子危(アヤウ)きに―・らず」「―・りがたい存在」
[可能] ちかよれる
ちかよる
ちかよる【近寄る】
⇒近付く.
ちから
ちから 【主税】
「しゅぜいりょう(主税寮)」に同じ。
ちから
ちから 【税】
〔民の力によって生み出されるものの意〕
上代,民から上納される貢物(ミツギモノ)。租・庸・調などの総称。ぜい。「おお―」「かけ―」
ちから
ちから【力】
(1)[体力](physical) strength;→英和
force.→英和
(2)[物理的力] <electric> power;→英和
energy <of heat> .→英和
(3)[能力]ability;→英和
power;competence.(4)[助力]help;→英和
assistance.〜がある be strong;be powerful;have a good command <of English> .
〜が足りない be poor[weak] <in English> .
〜がつく make progress <in English> .
〜がつきる be exhausted.〜になる help;assist.→英和
〜にする rely on.〜のある(ない) able;→英和
(in)capable;→英和
(in)competent.→英和
〜の及ぶかぎり as far[much]as one can.の〜で with the aid of;by the force of;by dint of.〜を合わせて in cooperation <with> ;with united efforts.〜を入れて <speak> with emphasis.〜を落とす be discouraged;lose heart.〜をつける improve <in English> .→英和
〜を尽す make an effort;→英和
endeavor.→英和
ちから
ちから [3] 【力】
(1)人や動物の体内に備わっていて,自ら動いたりほかの物を動かしたりする作用のもととなるもの。具体的には,筋肉の収縮によって現れる。「拳(コブシ)に―を込める」「―を出す」「子熊でも―は強い」
(2)そのものに本来備わっていて,発揮されることが期待できる働き。また,その程度。効力。「風の―を利用する」「運命の不思議な―」「この車のエンジンは―がある」「薬の―で助かる」
(3)ほかに働きかけて影響を与えるもの。
(ア)ほかの人を支配し,自分の思うとおりに動かすことのできる勢い。権力。勢力。「君主の強大な―を物語る遺跡」「大国間の―の均衡」
(イ)ほかの人が目的を達成しようとするのを助ける働き。骨折り。尽力。「彼の―で八方まるく納まった」「会の発展のために皆様のお―を拝借したい」
(ウ)人の心を動かす力強い勢い。迫力。「―のある文体」
(4)何かをしようとする時に役に立つもの。
(ア)行動のもとになる心身の勢い。気力・体力。精気。「目的達成に向けて―をふるいおこす」「さぞお―を落とされたことでしょう」
(イ)修得・取得した,物事をなしとげるのに役立つ働きをするもの。能力。「国語の―が弱い」「対戦相手の―を分析する」
(ウ)支え。よりどころ。「子供の成長を―にして生きる」「不幸な子供たちの―になる」
(5)〔物〕 物体を変形させたり,動いている物体の速度を変化させる原因となる作用。巨視的な力としては,物体表面に働く圧力や物体内部に生ずる応力などのほか,力の場を形成する重力と電磁気力がある。微視的には,原子核の核子間に働く核力と,原子核・電子間および電子相互間の電磁気力が基本的な力である。さらに,一般的には素粒子の相互作用のことを力とよぶこともある。
→素粒子の相互作用
ちから=になる
――にな・る
(1)助力する。助ける。「困った時はいつでも―・りましょう」
(2)頼りにできる。頼れる。「もうあの子が―・るので楽になります」
ちから=に余る
――に余・る
与えられた問題や仕事が自分の能力以上で,処理できない。
ちから=の限り
――の限り
最大限の努力をするさま。できることはすべて。可能な限り。
ちから=を∘得る
――を∘得る
助けを得て活気づく。何かに励まされて力づく。「声援に―∘得てがんばる」
ちから=を付ける
――を付・ける
(1)実力をつける。「この一年でだいぶ―・けてきた」
(2)力づける。
ちから=を入れる
――を入・れる
(1)力を込める。
(2)骨を折る。努力する。「自然環境の保護に―・れる」
(3)後援する。ひいきにする。肩入れする。
ちから=を合わせる
――を合わ・せる
助け合って物事をする。協力する。力を合わす。
ちから=を落とす
――を落と・す
がっかりする。元気をなくす。落胆する。「落選の通知に―・す」
ちから=を貸す
――を貸・す
助力する。手伝う。
ちから=及ばず
――及ばず
力が足りない。「―一敗地にまみれる」
ちから=尽きる
――尽・きる
持っている力をすべて出し尽くし,それ以上の力が出なくなる。「―・きて倒れる」
ちから=山を抜き気は世(ヨ)を蓋(オオ)う
――山を抜き気は世(ヨ)を蓋(オオ)う
〔「史記(項羽本紀)」から出た語。項羽が垓下(ガイカ)で漢軍に包囲され,四面楚歌(シメンソカ)の声を聞いてうたった詩の一節〕
力は山を引き抜くほど強く,意気は世をおおい尽くすほど盛んである。英雄の勇壮な気概をいったもの。抜山蓋世(バツザンガイセイ)。
ちからあし
ちからあし [3] 【力足】
(1)力を入れた足。足に力を込めること。「―を踏んでつい立ちあがり/平家 9」
(2)相撲で,四股(シコ)のこと。「―を踏む」
ちからあわせ
ちからあわせ 【力合(わ)せ】
〔互いの力の強さを競い合う意から〕
相撲。「ながつきの―に勝ちにけり/山家(百首)」
ちからいし
ちからいし [3] 【力石】
力くらべに持ち上げる石。神社や村の辻に置いたりした。
ちからいっぱい
ちからいっぱい [4] 【力一杯】 (副)
できる限りの力を出すさま。全力をあげるさま。力の限り。「―頑張った」
ちからいっぱい
ちからいっぱい【力一杯に】
with all one's might.〜やる do one's best.
ちからうどん
ちからうどん [4] 【力饂飩】
かけうどんに餅(モチ)を入れたもの。
ちからえだ
ちからえだ [3] 【力枝】
最も大きく発育した枝。
ちからおとし
ちからおとし [4] 【力落(と)し】
落胆して元気がなくなること。がっかりすること。「御主人を亡くされて,さぞお―のことでしょう」
ちからおとり
ちからおとり [4] 【力劣り】
人よりも力が弱いこと。実力が劣ること。また,その人。
ちからおび
ちからおび [4] 【力帯】
腹に力が入るように強く引きしめて帯を結ぶこと。
ちからがみ
ちからがみ [3][0] 【力紙】
(1)相撲で,力士が身体をぬぐう白紙。化粧紙。
(2)力が授かるように祈念する時,かんで丸め,仁王像に投げつける紙。
(3)芸能で,力の象徴あるいは呪力をもつものとして使用される白紙。歌舞伎の荒事の鬘(カツラ)に付ける紙,山伏神楽で荒舞の舞い手の指に結ぶ紙など。
(4)綴(ト)じ目の補強のために当てる紙。
力紙(3)[図]
ちからがわ
ちからがわ [3] 【力革】
馬具の,鞍橋(クラボネ)の居木(イギ)と,鐙(アブミ)の鉸具頭(カコガシラ)とをつなぐ革。
ちからぎ
ちからぎ [3] 【力木】
〔建〕 他の部材を補強するためにいる用木。
ちからくらべ
ちからくらべ [4] 【力競べ】
(1)力の強さをくらべること。
(2)技量の優劣をきそうこと。
ちからくらべ
ちからくらべ【力比べをする】
try[measure]one's strength <with> .
ちからぐさ
ちからぐさ [3] 【力草】
(1)オヒシバの異名。
(2)タカが,捕らえた鳥の逃れようとするのに抗するため,獲物をつかんでいない方の足でつかむ地面の草。「やう��引き下して―を取り,鶴を引伏せたる所へ/仮名草子・浮世物語」
(3)(「力種」とも書く)力と頼むもの。頼りにするもの。「私は緑さんの詞(コトバ)を―に生て居るのです/谷間の姫百合(謙澄)」
ちからぐら
ちからぐら 【税倉】
上代,稲米など貢物を収めておく倉。「悉(フツク)に―を焚(ヤ)きて皆散(アラ)け亡せぬ/日本書紀(天武上訓)」
ちからげ
ちからげ [3] 【力毛】
(1)強壮な人の,胸・腕・脛(スネ)などの毛。
(2)筆の穂先に用いる主要な毛。命毛。
ちからこぶ
ちからこぶ [3] 【力瘤】
(1)腕に力を入れてひじを曲げたとき,二の腕に盛り上がる筋肉のかたまり。
(2)(多く「力こぶを入れる」の形で)熱意を込めて行うこと。熱心に尽力すること。「受験指導に―を入れる」
ちからこぶ
ちからこぶ【力瘤を入れる】
take great interest in;encourage;→英和
back up.
ちからこぶし
ちからこぶし [4] 【力拳】
力を込めたこぶし。げんこつ。にぎりこぶし。
ちからご
ちからご [3] 【力碁】
囲碁で,激しく戦う棋風。乱戦を好む棋風。
ちからしごと
ちからしごと【力仕事】
heavy labor.
ちからしごと
ちからしごと [4] 【力仕事】
強い力を必要とする仕事。肉体労働。
ちからしば
ちからしば [3] 【力柴】
ナギの異名。
ちからしば
ちからしば [3] 【力芝】
イネ科の多年草。道端や畑に多い。大きな株を作り,抜きにくいのでこの名がある。高さ約50センチメートルで,葉は根生し線形。夏から秋にかけ,茎頂に濃紫色の小花がふさふさした尾のように密生する。道芝。狼尾草。
ちからしょうぎ
ちからしょうぎ [4] 【力将棋】
「手(テ)将棋」に同じ。
ちからしろ
ちからしろ 【力代・庸】
律令制で,一年に一〇日間の力役の代わりに納める代納物。
→庸(ヨウ)
ちからじまん
ちからじまん【力自慢する】
be proud[boast]of one's strength.
ちからじまん
ちからじまん [4] 【力自慢】
力の強さを誇ること。また,その人。
ちからずく
ちからずく【力ずくで】
by (sheer) force.
ちからずく
ちからずく [0] 【力尽く】
(1)ありったけの力を出して事にあたること。「―で押し倒す」
(2)道理を無視して無理やりにすること。暴力や権力による強引なやり方。「―でも奪い取ってみせる」
ちからずもう
ちからずもう [4] 【力相撲】
技よりも力でとる相撲。
ちからぜめ
ちからぜめ 【力攻め】
計略を用いず,武力だけに頼って真っ向から攻めること。「シロヲ―ニスル/日葡」
ちからぞえ
ちからぞえ [0] 【力添え】 (名)スル
助けること。援助。助力。「及ばずながらお―しましょう」「お―を願いたい」
ちからぞえ
ちからぞえ【力添え】
help;→英和
aid.→英和
〜する help;→英和
aid;give assistance to.…の〜で with the help[aid]of.
ちからだけ
ちからだけ [3] 【力竹】
数寄屋(スキヤ)造りで,軒の出桁(デゲタ)の端を支えるために立てる竹の柱。
ちからだのみ
ちからだのみ [4] 【力頼み】
力と頼むこと。たのもしく思うこと。
ちからだめし
ちからだめし [4] 【力試し】
体力や能力の程度をためしてみること。「―に受験する」
ちからだるき
ちからだるき [4] 【力垂木】
軒の補強のために配置する,普通より丈(タケ)を高くするなどして丈夫に作った垂木。
ちからぢからし
ちからぢから・し 【力力し】 (形シク)
いかにも力強いさまである。「爪弾(ツマハジキ)をいと―・しうし給ひて/落窪 1」
ちからづく
ちからづ・く [4] 【力付く】
■一■ (動カ五[四])
勇気が出る。勢いづく。元気になる。「励ましの言葉に―・いて再び立ち上がる」
■二■ (動カ下二)
⇒ちからづける
ちからづける
ちからづ・ける [5] 【力付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ちからづ・く
元気を出すように励ます。「あの一言で―・けられた」
ちからづける
ちからづける【力付ける】
cheer up <a person> ;encourage.→英和
ちからづな
ちからづな [3] 【力綱】
(1)出産の際,産婦がいきむ力を出すために握る綱。「鍋松様御誕生の時,御座の―を懸け/一話一言」
(2)頼って力とするもの。
ちからづよい
ちからづよ・い [5] 【力強い】 (形)[文]ク ちからづよ・し
(1)心強い。「友人が応援してくれるので―・い」
(2)力にあふれていてたのもしい。「―・い演技」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちからづよい
ちからづよい【力強い】
powerful (強力);→英和
reassuring (頼もしい).力強く思う feel reassured.
ちからない
ちからな・い [4] 【力無い】 (形)[文]ク ちからな・し
(1)元気がない。気力が抜けている。「―・い足取りで歩く」「―・く笑う」
(2)仕方がない。どうにもならない。「さらんには―・し/平家 4」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちからぬけ
ちからぬけ [0] 【力抜け】 (名)スル
張りつめていた心がゆるんで力が抜けること。「安心したら―がした」
ちからぬの
ちからぬの [3] 【力布】
ボタンを付ける所・ひだの縫い止まりなど,力のかかる箇所の補強のために裏から当てる布。当て布。
ちからぬの
ちからぬの 【税布・庸布】
上代,夫役の代わりに納める布。ようぶ。「―四百常,鉄一万斤/日本書紀(天武訓)」
ちからのかみ
ちからのかみ 【主税頭】
主税寮の長官。
ちからのつかさ
ちからのつかさ 【主税寮】
⇒しゅぜいりょう(主税寮)
ちからのへいこうしへんけい
ちからのへいこうしへんけい 【力の平行四辺形】
二つの力の合力を求める際に描かれる平行四辺形。力を表す二つのベクトルを隣り合う二辺とする平行四辺形の対角線が合力のベクトルとなる。
ちからのモーメント
ちからのモーメント 【力の―】
力が物体をある基準点のまわりを回転させる効果を表す量。その大きさは基準点から力の作用線に下した垂線の長さと力の大きさとの積で表される。
ちからばめ
ちからばめ [0] 【力嵌め】
「締(シ)まり嵌め」に同じ。
ちからびと
ちからびと 【力人・力士・健児】
力の強い人。強健な者。また,勇猛な兵士。「軍士(イクサビト)の中の―軽く捷(ハヤ)きを選り聚めて/古事記(中訓)」
→健児(コンデイ)
ちからぼね
ちからぼね [3] 【力骨】
襖(フスマ)などで,補強のため取りつける他より太い材。力子(チカラコ)。
ちからまかせ
ちからまかせ【力任せに】
⇒力一杯.
ちからまかせ
ちからまかせ [4] 【力任せ】 (名・形動)
あるかぎりの力で事をなす・こと(さま)。「―に殴る」「―に引っ張る」
ちからまけ
ちからまけ [0] 【力負け】 (名)スル
(1)地力(ジリキ)が弱くて負けること。「真っ向から挑んで―する」
(2)力を入れすぎてかえって負けること。
ちからまけ
ちからまけ【力負けする】
[自我]overshoot oneself;[段違いの力量]be inferior <to> .
ちからまさり
ちからまさり [4] 【力優り】
力が他にすぐれて強いこと。また,その人。
ちからみず
ちからみず [3] 【力水】
相撲で,土俵下に置いて,力士が口をすすいだりする水。化粧水(ミズ)。「―をつける」
ちからもち
ちからもち【力持】
a strong man.
ちからもち
ちからもち [3] 【力餅】
(1)食べると力がつくといわれる餅。山越えの時や,気力をつける時などに用いた。
(2)「汁の餅」に同じ。
(3)「餅負(モチオ)い」に同じ。
ちからもち
ちからもち [3] 【力持(ち)】
(1)強い力を持っていること。また,その人。「町一番の―」
(2)重い物を持ち上げる武芸,また見世物。また,その人。
ちからわざ
ちからわざ【力業】
a feat of strength.
ちからわざ
ちからわざ [0][5] 【力業】
(1)力のいる仕事。力仕事。重労働。
(2)強い力を頼みに行うわざ。「―で相手をねじふせる」
ちかりちかり
ちかりちかり (副)
〔「ちがりちがり」とも〕
片足を引きずって歩くさま。「腰の骨が違うたやら,方屋(カタヤ)へ―としてお退きやつた/狂言・飛越」
ちかろ
ちかろ 【地火炉】
⇒じかろ(地火炉)
ちかん
ちかん【弛緩】
relaxation;→英和
(a) laxity <of morals> ;→英和
《医》atony.
ちかん
ちかん【置換】
substitution;replacement.→英和
ちかん
ちかん【痴漢】
a sexual molester; <米俗> a wolf;→英和
a masher.→英和
ちかん
ちかん [0] 【弛緩】 (名)スル
「しかん(弛緩)」の慣用読み。
ちかん
ちかん [0] 【痴漢】
(1)電車の中や夜道などで,女性にみだらないたずらをする男。
(2)愚か者。ばかな男。
ちかん
ちかん [0] 【遅緩】 (名・形動)[文]ナリ
おそいこと。のろいこと。ゆっくりしていること。また,そのさま。「我書の成る其の―なる此の如し/花間鶯(鉄腸)」
ちかん
ちかん [0] 【置換】 (名)スル
(1)置き換えること。
(2)〔数〕 相異なる � 個のものの順列を,他の順列に移す操作。また,一般に一つの集合 � から � 自身の上への一対一の写像のこと。
(3)〔化〕 ある化合物の原子または原子団を,他の原子または原子団で置き換えること。また,その反応。置換反応。
ちかガスか
ちかガスか [0] 【地下―化】
炭層内にガス化剤(空気)を送り込んで,石炭を炭層のままの状態で不完全燃焼させ,可燃ガスを生じさせること。このガスを取り出して利用する。小規模の炭層の開発に用いられる方法。
ちかケーブル
ちかケーブル [3] 【地下―】
地下に埋設したケーブル。
ちがい
ちがい [1] 【地外】
ある地域のそと。地域外。
ちがい
ちがい [0][1] 【稚貝】
貝類で,幼生の時期を経て,貝の形態を備えて間もないもの。
ちがい
ちがい チガヒ [0] 【違い】
(1)相違。また,その差。「性格の―」「両者にはそれほどの―はない」
(2)誤り。まちがい。「計算に―がある」
(3)交差すること。「―沢瀉(オモダカ)」
ちがい
ちがい【違い】
(a) difference;→英和
(a) distinction (区別).→英和
AとBの〜がわかる(わからない) can(not) tell the difference between A and B;can(not) tell A from B.
ちがい
ちがい [0] 【痴騃】 (名・形動)[文]ナリ
おろかな・こと(さま)。「われら二人の間にはまだ―なる歓楽のみ存したりしを/舞姫(鴎外)」
ちがいそ
ちがいそ [0]
褐藻植物コンブ目の海藻。宮城県から北海道の太平洋沿岸の干潮線付近に生える。葉は暗褐色で長さ1〜2メートルの広線形。ワカメの代用にする。エゾワカメ。
ちがいたかのは
ちがいたかのは チガヒ― [6] 【違い鷹の羽】
鷹の羽紋の一。鷹の羽を交差させたもの。ちがいだか。
→鷹の羽
ちがいだか
ちがいだか チガヒ― [2] 【違い鷹】
「違い鷹の羽(ハ)」に同じ。
ちがいだな
ちがいだな チガヒ― [2][0] 【違い棚】
隣り合う棚板を段違いに取り付けた棚。普通,床の間の脇に設けられる。ちがえだな。
→床脇(トコワキ)棚
ちがいだな
ちがいだな【違い棚】
(fancy) alcove shelves.
ちがいづけ
ちがいづけ チガヒ― [0] 【違い付け】
俳諧の付合(ツケアイ)方法の一。「月」に「雨」,「花」に「風」など,前句に対し逆の構想に立った付け句をすること。連歌では「引き違え」という。
ちがいない
ちがいな・い チガヒ― 【違いない】 (連語)
(1)(「に違いない」の形で)確実にそうであると推量される意を表す。…に決まっている。…でないはずはない。たしかに…だ。「この試合は勝つに―・い」
(2)(相手の言葉を受けて)その内容が正しい意を表す。そのとおりである。「『嵐になりそうだ』『―・い,雲行きが怪しい』」
ちがいない
ちがいない【…に違いない】
must be <honest> ;must have <done it> ;I am sure <that…> ;certainly;→英和
surely.
ちがいはぎ
ちがいはぎ チガヒ― [0] 【違い矧ぎ・違い接ぎ】
「合い決(ジヤク)り」に同じ。
ちがいほうけん
ちがいほうけん チグワイハフケン [4] 【治外法権】
国際法上,外国元首・外交官・外交使節など特定の外国人が滞在国の管轄権に服することを免れる権利。特に,裁判権から免れる特権。
→領事裁判
ちがいほうけん
ちがいほうけん【治外法権】
《法》extraterritorial rights;ex(tra)territoriality.
ちがいめ
ちがいめ チガヒ― [0] 【違い目】
(1)違っているところ。
(2)筋交いに組んだところ。
ちがう
ちがう【違う】
(1)[相違する]differ[be different]from;vary;→英和
[似ない]be not like;be unlike.(2)[一致しない]disagree[do not agree] <with> ;→英和
do not correspond <with the original> .
(3)[まちがう]be wrong;be mistaken.
ちがう
ちが・う チガフ [0] 【違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)二つの事物が一致しない。異なる。差がある。「色の―・う二枚の折り紙」「英語と日本語では語順が―・う」「年が―・いすぎます」
(2)それとは別のものである。異なったものである。「いつもと―・う背広」「注文と―・う品が届く」「昨日と―・って今日はいい天気だ」
(3)正常な状態からずれる。「首の筋が―・った」「気が―・う」
(4)正しいとされるものと合っていない。「答えが―・っている」「字が―・う」
(5)約束などが守られない。「それでは話が―・うじゃないか」「筈ガ―・ウ/日葡」
(6)反対方向から来たものが,ぶつからないで交差する。「行き―・う」「すれ―・う」「足の下に鵜飼ひ―・ふ/蜻蛉(中)」
(7)入れ違いになるようにする。「とかく―・ひて能登殿にはくまれず/平家 11」
〔「たがう」の転か。「違える」に対する自動詞〕
■二■ (動ハ下二)
⇒ちがえる
ちがえ
ちがえ チガヘ 【違え】
〔動詞「ちがえる」の連用形から〕
交差させること。「二番めに持つた者,其の上に―に置く/狂言・三本柱」
ちがえだな
ちがえだな チガヘ― [3] 【違え棚】
「違い棚」に同じ。
ちがえやりど
ちがえやりど チガヘ― [4] 【違え遣り戸】
二筋の溝で入れ違えにして開閉する遣り戸。
ちがえる
ちがえる【違える】
(1)[変更する]change;→英和
alter.→英和
(2)[まちがえる]make a mistake;→英和
(mis)take <one thing> for <another> .
(3)[約束を]break <one's promise> .→英和
(4)[骨・筋を]sprain <one's knee,ankle> .→英和
列車を乗り(薬を飲み)〜 take the wrong train (medicine).
ちがえる
ちが・える チガヘル [0] 【違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ちが・ふ
(1)一致しないようにする。変える。「クラスごとに帽子の色を―・える」
(2)判断や行動を誤る。まちがえる。「どうも日を―・えたようだ」「道を―・えたらしい」「見通しを―・えてしまった」
(3)筋肉をねじるなどして痛める。「足の筋を―・える」
(4)交わらせる。交差させる。「上下よりたすきに―・へて/徒然 208」
(5)夢違えをする。「(夢ヲ)―・ふるわざもがなとて/蜻蛉(上)」
〔「たがえる」の転か。「違う」に対する他動詞〕
ちがき
ちがき [0] 【血書き】 (名)スル
誓言などを,自分の血で書くこと。けっしょ。
ちがく
ちがく【地学】
physical geography.
ちがく
ちがく [1] 【地学】
(1)地球を研究対象とする自然科学の総称。地質学・地球物理学・鉱物学・岩石学・気象学・海洋学・古生物学などを含む。地球科学。
(2)高等学校の理科の科目の一。{(1)}のほか,天文・宇宙・環境などを含む。
(3)地質学・鉱物学・地理学の総称。
ちがさき
ちがさき 【茅ヶ崎】
神奈川県中南部,相模湾に臨む市。住宅地・保養地として発展。工業も立地。
ちがたな
ちがたな [2][3] 【血刀】
人などを斬って血にまみれた刀。
ちがのうら
ちがのうら 【千賀浦】
宮城県松島湾の南西部の浜。塩釜(シオガマ)の浦。千賀の塩釜。((歌枕))「陸奥(ミチノク)の―にて見ましかばいかにつつじのをかしからまし/道綱母集」
ちがや
ちがや [1] 【茅・茅萱・白茅】
イネ科の多年草。荒れ地などに群生。高さ30〜60センチメートル。春,白い毛のある小さい花を穂のように多数付ける。葉は長い広線形で,粽(チマキ)は,昔この葉で巻いた。穂は「つばな」「ちばな」といい,火口(ホクチ)に用いた。根茎は漢方で白茅根(ハクボウコン)といい,消炎・利尿・浄血剤などとする。古名,チ。
茅[図]
ちき
ちき【知己】
⇒知人.
ちき
ちき [2][1] 【地気】
(1)動植物をはぐくむ大地の精気。
(2)地から立ち上る気。水蒸気。
(3)土壌中の空気。
(4)風土。気候。
ちき
ちき [1][2] 【知己】
(1)〔史記(刺客列伝)〕
自分のことをよくわかっていてくれる人。親友。知音。「―を見いだす」
(2)知り合い。知人。「十年の―のごとくうちとける」
ちき
ちき [1][2] 【稚気】
子供っぽいようす。子供のような気分。「―愛すべし」
ちき
ちき (接尾)
〔「てき(的)」の転か〕
人の状態を表す語に付いて,そのような奴(ヤツ)の意を表す。からかいやあざけりの気持ちを込めていう語。「高慢―」「とん―」
ちき
ちき【稚気】
childishness.→英和
〜を帯びた childish.→英和
ちきしょう
ちきしょう [3] 【畜生】
「ちくしょう(畜生)」の転。
ちきなん
ちきなん [2] 【知己難】
知己にはなかなかめぐり会いがたいことをいう語。
ちきゅう
ちきゅう [0] 【地久】
(1)〔老子「天長地久」〕
大地がいつまでも変わらずにあること。
(2)舞楽の一。右方に属する新楽で,双調(ソウヂヨウ)の準大曲。六人舞で,常装束(ツネソウゾク)に,鼻高の朱面,鳳凰(ホウオウ)をのせた甲(カブト)をつける。地久楽。
ちきゅう
ちきゅう【地球】
the earth;→英和
the globe.→英和
‖地球儀 a (terrestrial) globe.地球物理学 geophysics.
ちきゅう
ちきゅう [0] 【恥丘】
⇒陰阜(インプ)
ちきゅう
ちきゅう [0] 【地球】
〔earth〕
人類の住む天体。太陽系に属する惑星の一で,一個の衛星(月)を持つ。表面に多量の水と,窒素と酸素を主成分とする大気を持ち,種々の生命体が存在する。自転周期は約二四時間,公転周期は約三六五日。大きさは極半径が約6357キロメートル,赤道半径が約6378キロメートルの楕円体で,地殻・マントル・核(コア)から成る。誕生からおよそ四六億年を経ていると推定される。
地球[図]
ちきゅうおんだんか
ちきゅうおんだんか [0] 【地球温暖化】
二酸化炭素などの温室効果をもたらすガスの蓄積という人為的な要因が主因となって気候が急速に温暖化すること。
ちきゅうおんだんかぼうしじょうやく
ちきゅうおんだんかぼうしじょうやく 【地球温暖化防止条約】
⇒気候変動枠組み条約(キコウヘンドウワクグミジヨウヤク)
ちきゅうかがく
ちきゅうかがく [4] 【地球化学】
地球における元素や化合物の分布,その変化・循環の様子を化学の手法を用いて研究する科学。
ちきゅうかんきょう
ちきゅうかんきょう [4] 【地球環境】
地球規模の環境。オゾン層破壊・地球温暖化・酸性雨・砂漠化・熱帯雨林の破壊・有害廃棄物の越境移動などのように環境問題が単に一国内にとどまらず国境を超えて広がっていることをいう語。
ちきゅうかんきょうききん
ちきゅうかんきょうききん [8] 【地球環境基金】
〔Global Environment Facility〕
発展途上国の環境保護のために,贈与や低利の融資を行う資金。世界銀行・国連環境計画・国連開発計画の三機関によって共同で運用されている。GEF 。
ちきゅうかんそくえいせい
ちきゅうかんそくえいせい [8] 【地球観測衛星】
気象調査や資源調査,環境保存など地球上の観察を目的とした人工衛星。目的によって,気象衛星・海洋観測衛星・地球資源探査衛星・地球観測技術衛星・測地衛星・航行援助衛星・放送衛星・軍事衛星などがある。
ちきゅうがたわくせい
ちきゅうがたわくせい [6] 【地球型惑星】
太陽系内の,水星・金星・地球・火星のこと。木星型惑星と比べて,半径も質量もはるかに小さく,密度が大きく,岩石・金属を主成分とし,ゆっくり自転するなどの共通した性質を持つ。小惑星。
→木星型惑星
ちきゅうきょく
ちきゅうきょく [2] 【地球局】
宇宙との通信または通信衛星を介した通信を行うために設置された地上・空中・海上の無線局。
ちきゅうぎ
ちきゅうぎ [2] 【地球儀】
地球の模型。球の上に海陸・山川の分布,経線・緯線などを描き,南北を軸として自由に回転できるようにしたもの。
ちきゅうしゅぎ
ちきゅうしゅぎ [4] 【地球主義】
⇒グローバリズム
ちきゅうしょう
ちきゅうしょう [0] 【地球照】
地球から反射された太陽光によって,月の欠けた部分が薄く光って見える現象。特に,新月の前後に顕著。
ちきゅうじき
ちきゅうじき [4] 【地球磁気】
⇒地磁気(チジキ)
ちきゅうじば
ちきゅうじば [4] 【地球磁場】
磁石としての地球のつくる磁場。
→地磁気
ちきゅうせつ
ちきゅうせつ [2] 【地久節】
皇后の誕生日の旧称。
→天長節
ちきゅうだえんたい
ちきゅうだえんたい [0] 【地球楕円体】
地球の形をジオイドによって定めた回転楕円体。
→ジオイド
ちきゅうちょうせき
ちきゅうちょうせき [4] 【地球潮汐】
地球の固体部分が,月および太陽の引力によってゆがむ現象。地球の中心に対して平均位置から最大で20センチメートル程度表面が上下する。
ちきゅうのひ
ちきゅうのひ [0] 【地球の日】
〔Earth Day〕
1970年アメリカで始まった,環境汚染から地球を守るための市民運動の統一行動の日。四月二二日。
ちきゅうぶつりがく
ちきゅうぶつりがく [6] 【地球物理学】
物理学の立場から地球を研究する科学。測地学・地震学・火山学・地球熱学・地球電磁気学・海洋学・陸水学・気象学・超高層物理学などの分野がある。
ちきゅうほうしゃ
ちきゅうほうしゃ [4] 【地球放射】
地球が太陽から受けた放射エネルギーを,地表や大気から赤外線として宇宙空間に放出すること。地表面からの放射の多くは大気にいったん吸収され,大気が吸収したエネルギーは複雑な過程を経て最終的には宇宙空間に放出される。
ちきゅうサミット
ちきゅうサミット 【地球―】
〔United Nations Conference on Environment and Development〕
国連環境開発会議。1992年ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議。各国の政府代表と NGO が環境問題と南北問題を論じ,リオデジャネイロ宣言・気候変動枠組み条約・生物の多様性に関する条約・森林原則宣言・アジェンダ二一などが採択された。略称,UNCED 。
ちきょう
ちきょう [0] 【地境】
土地の境界。じざかい。
ちきょう
ちきょう [0] 【地峡】
両側から海が迫り,大陸の一部が極端に狭まった地形。パナマ地峡・スエズ地峡など。地頸。
ちきょう
ちきょう【地峡】
an isthmus.→英和
ちきょうだい
ちきょうだい【乳兄弟(姉妹)】
a foster brother (sister).
ちきょうだい
ちきょうだい [2] 【乳兄弟】
血のつながりはないが,同じ女性の乳で育てられた人。めのとご。ちおととい。
ちきり
ちきり 【血切り】
「血鰤(チブリ)」に同じ。
ちきり
ちきり 【巾】
頭にかぶるもの。頭巾の類という。「其鐘を撃(ツ)かば,吏者(ツカイ)赤の―を前に垂れよ/日本書紀(孝徳訓)」
ちきり
ちきり [0][3] 【榺・千切り】
(1)織機の部品の一。たて糸を巻いておく,中央がくびれた形の棒。緒巻き。
(2)「榺締め」の略。
(3)家紋の一。{(1)}をかたどったもの。中世の衣服の文様にも多い。
榺(1)[図]
榺(3)[図]
ちきりこうぶり
ちきりこうぶり 【幗】
老婦人が喪に際して用いたかぶり物。ちきりかんむり。
ちきりじめ
ちきりじめ [0] 【榺締め】
木や石をはぎ合わせる時に用いる,{(1)}の形をした小片。継ぎ目に埋めこんでずれを防ぐ。
ちぎ
ちぎ [1] 【痴戯】
色情におぼれてする行為。
ちぎ
ちぎ [1] 【地祇】
地の神。国土の神。くにつかみ。
⇔天神
→天神地祇
ちぎ
ちぎ 【智顗】
(538-597) 中国隋代の僧。天台宗第三祖。慧思に師事。575年天台山にこもり,天台教学を確立。陳および隋の皇帝の帰依を受けた。荊州玉泉寺の開基。弟子の章安灌頂による講述記録として「法華文句」「法華玄義」「摩訶止観」の三大部がある。天台大師。智者大師。
ちぎ
ちぎ [1] 【千木・知木・鎮木】
神社本殿の屋根で,両妻の破風板が屋根の上に突き出て交差した装飾材。本来は垂木(タルキ)の端が棟より長く突き出たもの。のちには破風から離されて棟の上に置かれるようになった。氷木(ヒギ)。
ちぎ
ちぎ [1] 【乳木】
護摩にたく木。にゅうぼく。
ちぎ
ちぎ [1] 【杠秤・扛秤】
重い物をはかる大型の桿秤(サオバカリ)。ちぎばかり。ちき。ちぎり。
ちぎ
ちぎ [1] 【遅疑】 (名)スル
疑い迷ってためらうこと。「少しも―せず,直ぐさま前へ進んだ/夢かたり(四迷)」
ちぎばかり
ちぎばかり 【杠秤・扛秤】
「杠秤(チギ)」に同じ。
ちぎばこ
ちぎばこ [2] 【千木箱・千木笥】
江戸の芝神明(飯倉神社,今の芝大神宮)で九月の祭礼に売った,経木製の絵箱。婦人が箪笥(タンス)に入れて,衣服が増えるまじないとした。ちぎびつ。おだいびつ。
千木箱[図]
ちぎびつ
ちぎびつ [2] 【千木櫃】
「ちぎばこ(千木箱)」に同じ。
ちぎも
ちぎも [0] 【血肝】
ニワトリの肝臓。
ちぎょ
ちぎょ [1] 【稚魚】
卵からかえったのち,種の特徴を明確に示すまでに育った魚。
→成魚
ちぎょ
ちぎょ【稚魚】
a fry;→英和
fry (集合的).
ちぎょ
ちぎょ [1] 【池魚】
池の魚。
ちぎょ=の殃(ワザワイ)
――の殃(ワザワイ)
〔「呂氏春秋(孝行覧)」池に投げ込まれた宝珠を捜すため池の水が汲み干されて,池の魚が死んだという故事から。また,一説に,城の門が火事になった時,消火のために池の水を汲み干したので,池の魚が死んだという故事から〕
意外な災難にあうこと。まきぞえにあうこと。特に,火事で類焼すること。
ちぎょう
ちぎょう [0] 【知暁】 (名)スル
すっかり知り尽くすこと。
ちぎょう
ちぎょう [0][1] 【知行】 (名)スル
(1)事務をとること。職務を行うこと。
(2)平安時代,知行国を与えられ,国務を執り行うこと。
(3)中世,土地・財産を直接支配し,その用益権を行使すること。
(4)近世,将軍・大名が家臣に俸給として土地の支配権を与えること。また,その土地。
ちぎょう
ちぎょう 【地形】
高低など,土地のありさま。ちけい。「堀川院は―のいといみじき也/大鏡(基経)」
→じぎょう
ちぎょう
ちぎょう [1][0] 【智行】
智恵と徳行。「―兼備の誉れ/太平記 2」
ちぎょうあらそい
ちぎょうあらそい [4] 【知行争い】
土地の所有権をめぐる争い。領地争い。
ちぎょうがえ
ちぎょうがえ [0] 【知行替】
近世,知行の地をかえること。支配地域の変更。
ちぎょうこく
ちぎょうこく [2] 【知行国】
古代・中世,皇族・公家(クゲ)・寺社などに,特定の国を定めて国司任免権やその国からの収益を与える制度。また,その国。平安中期に慣例化し,院政期以降盛んに行われた。
ちぎょうしょ
ちぎょうしょ [4][0] 【知行所】
知行として給与された土地。領地。特に江戸時代,一万石以下の武士(旗本など)の領地をいう。
ちぎょうせい
ちぎょうせい [0] 【知行制】
武家社会において,家臣に一定の土地の支配権を与える制度。主従関係の基礎。
ちぎょうだか
ちぎょうだか [2] 【知行高】
近世,知行の石高(コクダカ)。
ちぎょうづけ
ちぎょうづけ 【知行付け】
知行所の地名,またはその石高(コクダカ)などを書き記した文書。「先祖の由緒,所々の軍功,―の一巻有り/浄瑠璃・丹波与作(下)」
ちぎょうでら
ちぎょうでら 【知行寺】
江戸時代,幕府から寺領として知行を与えられている寺院。寺領のある寺。由緒ある寺が多い。
ちぎょうとり
ちぎょうとり 【地形取り】
築城の際,天然の地形を利用して防御物とすること。
ちぎょうとり
ちぎょうとり [2] 【知行取り】
(1)江戸時代,封禄を知行でもらう者。知行所を与えられ,その土地の年貢を俸禄として受ける武士。蔵米取りよりも格が高い。
(2)一般に,主君から俸禄を受ける者。
ちぎょうぬすびと
ちぎょうぬすびと 【知行盗人】
知行に値するだけの価値・能力などない者をののしる語。禄(ロク)盗人。
ちぎょうやく
ちぎょうやく 【知行役】
武士がその主君(将軍・大名)に対して,それぞれの知行する石高に即して負担する種々の課役。戦国大名が被官の知行の多寡に応じて軍役を割り当てたことに始まる。所領役。
ちぎょうわり
ちぎょうわり [0] 【知行割(り)】
(1)知行を割り当てること。
(2)江戸時代,知行額の増減,知行所の交代などをすること。また,それをつかさどる職。
ちぎょろうちょう
ちぎょろうちょう [1] 【池魚籠鳥】
〔潘岳「秋興賦」〕
池の中の魚と籠(カゴ)の鳥。自由にならない身の上のたとえ。
ちぎり
ちぎり 【乳切り・千切り】
(1)棒などを,人の足裏から乳までの長さに切ること。「刀の長さはつか共に―なるがよし/耳塵集」
(2)「ちぎりき(乳切り木){(1)}」に同じ。
ちぎり
ちぎり [3][0] 【契り】
〔動詞「ちぎる」の連用形から〕
(1)固く約束すること。約束。「義兄弟の―」
(2)男女が肉体関係をもつこと。「一夜の―」
(3)前世から定まっている運命。因縁。宿命。「こうなるのも前世の―」
ちぎり
ちぎり【契りを結ぶ】
plight one's troth <with> (夫婦の).
ちぎり
ちぎり 【杠秤・扛秤】
〔「ちきり」とも〕
「杠秤(チギ)」に同じ。「上方ははかり江戸では―也/柳多留 15」
ちぎり=を交(カ)わす
――を交(カ)わ・す
互いに約束する。特に,夫婦になる約束をする。契る。「さるべき筋に―・し/源氏(若菜上)」
ちぎり=を結ぶ
――を結・ぶ
(1)約束を取り交わす。つながりを持つ。「この日の本の国に契むすべる因縁あるによりて/宇津保(俊蔭)」
(2)夫婦の縁を結ぶ。また,義兄弟の関係を結ぶ。
ちぎりき
ちぎりき [0][3] 【乳切り木】
(1)〔「ちぎりぎ」とも〕
真ん中を細く,両端をやや太く削った棒。ちぎり。
(2)棒切れ。
(3)1.5メートルほどの棒の先端に鉄鎖をつけ,これに分銅や熊手(クマデ)状の鉄鈎(テツカギ)をつけた武器。
乳切り木(3)[図]
ちぎる
ちぎ・る (接尾)
〔動詞五[四]段型活用〕
動詞の連用形に付いて,盛んに…する,はなはだしく…する,の意を表す。「ほめ―・る」「もみ―・る」
ちぎる
ちぎ・る [2] 【千切る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)指先で細かく切ってばらばらにする。「手紙を―・って捨てる」
(2)むりにねじって切り取る。もぎ取る。「ボタンを―・ってとる」
[可能] ちぎれる
■二■ (動ラ下二)
⇒ちぎれる
ちぎる
ちぎ・る [2] 【契る】 (動ラ五[四])
(1)固く約束する。「相談一決し,翌朝を―・つて/戸隠山紀行(美妙)」
(2)将来を誓う。特に,夫婦の約束をする。「固く―・った二人」「我が君―・る千世の若松/増鏡(おどろの下)」
(3)男女が肉体関係をもつ。夫婦の交わりをする。「一夜を―・る」
ちぎる
ちぎる【千切る】
tear[pluck]off (もぎとる);tear <a thing> (to pieces) (寸断する).→英和
ちぎる
ちぎる【契る】
pledge;→英和
vow;→英和
promise.→英和
ちぎれ
ちぎれ [0] 【千切れ】
ちぎれた切れはし。「雲の―」
ちぎれぐも
ちぎれぐも【千切れ雲】
scattered clouds.
ちぎれぐも
ちぎれぐも [4] 【千切れ雲】
ちぎれ離れた雲。片々とした雲。
ちぎれちぎれ
ちぎれちぎれ
〜になる be torn to pieces.
ちぎれちぎれ
ちぎれちぎれ [4] 【千切れ千切れ】 (形動)[文]ナリ
小さく,いくつにも切れているさま。きれぎれ。「―になる」「―の布」
ちぎれふで
ちぎれふで [3] 【千切れ筆】
穂先のすりへった筆。禿筆(トクヒツ)。
ちぎれる
ちぎれる
be torn[cut]off;come off.
ちぎれる
ちぎ・れる [3] 【千切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ちぎ・る
ちぎったように切れる。「袖が―・れる」「―・れるほどにハンカチを振る」
ちぎん
ちぎん [0] 【地銀】
「地方銀行(チホウギンコウ)」の略。
⇔都銀
ちく
ちく [1][0] 【築】
(1)年数を表す語を下に伴って「建築してから」の意を表す。「―五年のマンション」
(2)年月などを表す語の下について「建築した」の意を表す。「昭和初年―の日本家屋」
ちく
ちく【地区】
a district;→英和
a section;→英和
an area.→英和
ちく
ちく [1][2] 【地区】
一定の区域の土地。一区画の土地。「―ごとに委員を選ぶ」「風致―」
ちく
ちく [1] 【筑】
中国古代の弦楽器。琴に似た形で一三弦。竹で弦を打って鳴らす。
ちく
ちく 【知工】
近世の廻船乗りの職制の一。船頭を補佐して積み荷の出入りや帳簿づけなど,船内会計を担当する役職。日本海地域でいった。岡廻り。岡使い。
ちく
ちく [2][1] 【馳駆】 (名)スル
(1)馬を走らせること。「戦場を―する」
(2)奔走すること。かけまわること。「終歳―して金円を逐ひ/文明論之概略(諭吉)」
(3)競争すること。「欧州各国と―を争ふべけんや/明六雑誌 5」
ちくあん
ちくあん [2] 【竹庵】
⇒藪井竹庵(ヤブイチクアン)
ちくい
ちくい [1] 【竹葦】
竹と葦(アシ)。転じて,多くのものが入り乱れて混雑していること。
→稲麻竹葦(トウマチクイ)
ちくい
ちく・い (形)
〔近世語〕
「小さい」の卑俗な言い方。ちっこい。「この向こうの―・いうちへ行つて/滑稽本・続膝栗毛」
ちくいち
ちくいち [2][0] 【逐一】 (副)
〔「ちくいつ」とも〕
(1)抜かしたりせず,一つ一つ順を追って。一つ一つ全部。「―審議する」
(2)くわしく。「―報告する」
ちくいち
ちくいち【逐一】
<explain> in detail.
ちくいん
ちくいん [0] 【竹印】
竹に彫った印判。
ちくいん
ちくいん [0] 【竹院】
竹林の中にある寺院。
ちくいん
ちくいん [0] 【竹陰】
茂った竹の陰。
ちくえん
ちくえん [0] 【竹園・竹苑】
(1)竹を植えた所。たけやぶ。
(2)〔「史記(梁孝王世家)」漢の文帝の子の梁の孝王が庭園に竹を多く植えたという故事から〕
天子の子孫。皇族。竹の園(ソノ)。「文武百司の官ならびに―門徒の大衆(ダイシユ)/太平記 9」
ちくえん
ちくえん [0] 【竹縁】
竹を張った縁側。たけえん。
ちくおんき
ちくおんき [3] 【蓄音機・蓄音器】
レコードに吹き込んだ音を再生する装置。1877年アメリカのエジソンが発明。針がレコード(初期には蝋管(ロウカン),のちには円盤レコード)の音溝をたどって起こす振動を,機械的に増幅して金属の振動板に伝え再生する。のち,針の振動を電気信号に変換する方式になった。フォノグラフ。
ちくおんき
ちくおんき【蓄音機】
a gramophone;→英和
<米> a phonograph.→英和
ちくかん
ちくかん [0] 【竹簡】
⇒ちっかん(竹簡)
ちくかん
ちくかん [0] 【竹竿】
⇒ちっかん(竹竿)
ちくかんもん
ちくかんもん チククワン― [3][0] 【竹管文】
⇒ちっかんもん(竹管文)
ちくきん
ちくきん [0] 【竹琴】
⇒ちっきん(竹琴)
ちくけい
ちくけい 【竹渓】
中国,山東省泰安県の東南,徂来山下の地名。
ちくけいかく
ちくけいかく [3] 【地区計画】
良好な環境の地区の形成を図るため,建築物の形態や用途,公共施設の配置などを詳細に定める計画。都市計画法と建築基準法に基づく地区計画制度がある。
ちくけいのりくいつ
ちくけいのりくいつ 【竹渓の六逸】
〔旧唐書(李白伝)〕
唐の天宝年間(742-756)に,竹渓に隠棲した六人の賢人の称。李白・孔巣父・韓準・裴政・張叔明・陶沔(トウベン)の六人。
ちくけん
ちくけん [0] 【畜犬】
犬を飼うこと。また,飼い犬。「―条例」
ちくこう
ちくこう [0] 【築港】
⇒ちっこう(築港)
ちくこう
ちくこう [0] 【竹工】
⇒ちっこう(竹工)
ちくご
ちくご [0] 【逐語】
原文の一語一語の意義を忠実にたどって行くこと。逐字。「―的に解釈する」
ちくご
ちくご 【筑後】
(1)旧国名の一。福岡県の南部に当たる。
(2)福岡県南部の市。筑後平野に位置し,稲作や茶・果樹を栽培。花むしろ・畳表を産する。
ちくご
ちくご【逐語的に】
word for word;literally.→英和
逐語訳 (a) word-for-word[verbatim]translation.
ちくごがわ
ちくごがわ 【筑後川】
熊本・大分・佐賀・福岡四県を流れる九州第一の大河。大分県九重山と熊本県阿蘇外輪山を主水源とし,筑紫(ツクシ)平野をうるおして有明海に注ぐ。長さ約143キロメートル。筑紫(ツクシ)次郎。
ちくごぶし
ちくごぶし [0] 【筑後節】
〔竹本義太夫が筑後掾(ジヨウ)を受領したことから〕
義太夫節の異名。
ちくごやく
ちくごやく [3][0] 【逐語訳】 (名)スル
原文に従って一語一語忠実に翻訳すること。逐字訳。
→直訳
→意訳
ちくごれいかんせつ
ちくごれいかんせつ [6] 【逐語霊感説】
聖書の一字一句が神の霊感によって書かれたとする説。
ちくさ
ちくさ 【千種】 (名・形動ナリ)
〔「ちぐさ」とも〕
種類が多い・こと(さま)。いろいろ。種々。「秋の野にみだれて咲ける花の色の―にものを思ふころかな/古今(恋二)」
ちくさい
ちくさい 【竹斎】
仮名草子。二巻。磯田道治作。元和(1615-1624)末年頃成立。藪医者竹斎が従僕にらみの介とともに京から名古屋を経て江戸に下る道中の見聞や失敗談を,狂歌などを交えて滑稽に描いたもの。広く読まれ,模倣作が続出した。
ちくさい
ちくさ・い 【血臭い】 (形)[文]ク ちくさ・し
〔近世語〕
血のにおいがする。ちなまぐさい。「―・い軍(イクサ)は我にさせ/浮世草子・国姓爺明朝太平記」
ちくさく
ちくさく [0] 【竹冊】
文字を記した竹の札。竹簡(チツカン)。
ちくさく
ちくさく [0] 【竹柵】
竹で作った囲い。竹矢来(タケヤライ)。
ちくさつ
ちくさつ [0] 【畜殺】 (名)スル
家畜類を殺すこと。屠畜。
ちくさん
ちくさん [0] 【畜産】
(1)家畜・家禽を飼って,乳・肉・卵・毛皮など生活に必要な物資を得る産業。「―業」
(2)人家で飼う牛・豚・馬・鶏など。家畜。
ちくさん
ちくさん【畜産(業)】
stockbreeding.
ちくさんしけんじょう
ちくさんしけんじょう [0] 【畜産試験場】
品種改良や畜産技術の向上などのための,試験・研究・調査,あるいは鑑定などを行う機関。地方自治体設置のものと,農林水産省付属のものとある。
ちくさんぶつ
ちくさんぶつ [3] 【畜産物】
畜産による産物。
ちくざい
ちくざい【蓄財する】
save[make]money.
ちくざい
ちくざい [0] 【蓄財】 (名)スル
財産をたくわえること。「―家」「―の才にたける」「ひたすら―して資産家となる」
ちくし
ちくし [2][0] 【竹紙】
(1)竹の繊維を材料として作った紙。主に中国で作られた。薄く破れやすい。書画に用いる。
(2)竹の幹の中にある薄皮。明笛(ミンテキ)などの歌口に使う。
(3)料理で,材料を紙のように薄く切ったもの。「―栗」「―昆布」
ちくし
ちくし [2][0] 【竹枝】
(1)竹の枝。
(2)楽府(ガフ)の一体。もと四川省の東部一帯でうたわれた民歌。唐の詩人,劉禹錫(リユウウシヤク)がこれをもとに新しく作詞し,三峡の風景や男女相思の情を述べて流行させたのに始まる。七言絶句の形式をとり,通俗的な言葉でリズミカルにうたう。
(3)その土地の民謡。
ちくしじょがくえんだいがく
ちくしじょがくえんだいがく 【筑紫女学園大学】
私立大学の一。1907年(明治40)創立の筑紫高等女学校を源に,87年(昭和62)設立。本部は太宰府市。
ちくしの
ちくしの 【筑紫野】
福岡県中西部の市。もと旧宿場・市場町。果樹・野菜・茶を栽培。近年,住宅が増え工場も進出。史跡・名所に富む。
ちくしゃ
ちくしゃ [2][1] 【畜舎】
家畜を飼う建物。家畜小屋。
ちくしゅ
ちくしゅ [1] 【畜種】
家畜の種類。
ちくしゅう
ちくしゅう 【筑州】
筑前国・筑後国の総称。
ちくしょう
ちくしょう【畜生】
a beast;→英和
a brute (人).→英和
〜のような brutal;→英和
beastly.→英和
‖畜生! Damn[Hang]it!
ちくしょう
ちくしょう [0] 【蓄妾】 (名)スル
めかけを持つこと。
ちくしょう
ちくしょう [3] 【畜生】
■一■ (名)
(1)〔仏〕
〔梵 tiryañc〕
鳥獣虫魚の総称。前世の悪業の報いとして受ける生の形の一つ。愚かで,肉親をも傷つけ,苦しみが多い。
→畜生道
(2)人間に価しないものの意で,卑劣な人や不道徳な人をいう。ちきしょう。
■二■ (感)
人をののしったり,ねたんだり,自分の失敗をくやんだりする時などに発する語。ちきしょう。「―,やりやがったな」
ちくしょう=の浅ましさ
――の浅ましさ
畜類の愚かさ。転じて,人間の心の卑しさ・醜さ・低劣さをいう語。
ちくしょうざんがい
ちくしょうざんがい 【畜生残害】
畜生が互いにかみ合って傷つけ合うこと。「生ける物を殺し,痛め闘はしめて遊びたのしまん人は―の類なり/徒然 128」
ちくしょうづか
ちくしょうづか 【畜生塚】
豊臣秀吉の養子秀次が乱行のかどで1595年に切腹させられた際,京都三条河原で処刑された妻妾子女三十余人の死屍(シシ)を秀次の首とともに埋めた塚。初め三条河原に作られ,のち中京区木屋町の瑞泉寺に移されて,現在に伝わる。
ちくしょうづら
ちくしょうづら 【畜生面】
畜生のような顔つき。義理や人情を知らない人をののしっていう。「ようも云ふた―,生けておくも腹立や/浄瑠璃・堀川波鼓(中)」
ちくしょうどう
ちくしょうどう [3] 【畜生道】
(1)〔仏〕 六道・三悪道・十界の一。畜生の世界。悪行の結果,死後生まれ変わる畜生の世界。畜生趣。
(2)人間として許し難い行為や生き方。「―に堕(オ)ちる」
ちくしょうばら
ちくしょうばら [0] 【畜生腹】
(1)女性が,一度に二人以上の子を産むこと。また,その女性や多産の女性をののしっていった語。畜生孕(バラ)み。
(2)男女一人ずつの双生児。かつては,前世に情死した男女の生まれ変わりと忌まれた。
ちくしょうばらみ
ちくしょうばらみ [5] 【畜生孕み】
「畜生腹{(1)}」に同じ。
ちくしょきねん
ちくしょきねん 【竹書紀年】
中国で西晋の頃,汲郡(河南省)の古墓から発見された,戦国時代の魏(ギ)の編年史。二巻一三編。竹簡に古体文字で書かれる。唐以後に散佚(サンイツ)したが清になり佚文が集められた。中国古代史研究の基本資料。
ちくじ
ちくじ [0] 【逐字】
原文の文字を,一字一字追っていくこと。逐語。
ちくじ
ちくじ [2][1] 【逐次】 (副)
順を追ってつぎつぎに。順次。「―発表する」
ちくじ
ちくじ【逐次】
one after another;in order.
ちくじかんこうぶつ
ちくじかんこうぶつ [6] 【逐次刊行物】
新聞・雑誌・年報など,号数を重ねて発行される刊行物の総称。
ちくじつ
ちくじつ [0] 【逐日】 (副)
日がたつにつれて。日を追って。日ましに。
ちくじはんのう
ちくじはんのう [4] 【逐次反応】
前段階の反応生成物が次の段階の反応物となって,いくつかの反応がつぎつぎに起こり,最終生成物に至る反応。通常一つの化学反応式で表される反応も,そのほとんどは,いくつかの素反応から成る逐次反応である。
→連鎖反応
ちくじやく
ちくじやく [0][3] 【逐字訳】
「逐語訳」に同じ。
ちくじょう
ちくじょう【逐条審議する】
discuss <a bill> article by article.
ちくじょう
ちくじょう【築城する】
build a castle.→英和
築城(学) fortification.→英和
ちくじょう
ちくじょう [0] 【竹杖】
竹のつえ。
ちくじょう
ちくじょう [0] 【築城】 (名)スル
城をきずくこと。陣地を作ること。「安土に―する」
ちくじょう
ちくじょう [0] 【逐条】
一条一条箇条の順に従うこと。条を追うこと。「―解釈」「―的に解説する」
ちくじょうげどう
ちくじょうげどう 【竹杖外道】
釈迦の十大弟子のうちで神通第一といわれた目犍連(モクケンレン)を,竹杖で打ち殺した外道の行者。執杖梵士。
ちくじょうしんぎ
ちくじょうしんぎ [5] 【逐条審議】 (名)スル
原案などを,順番に従って箇条ごとに審議すること。一つ一つ順番に細かく審議すること。
ちくすいじつ
ちくすいじつ [3] 【竹酔日】
〔「ちくすいにち」とも〕
陰暦五月一三日の称。中国の俗説で,この日に竹を植えると,よく茂るという。竹植える日。竹植え日。竹迷日(チクメイジツ)。
ちくせい
ちくせい [0] 【竹声】
(1)竹笛を吹く音。笛の音。
(2)竹が風に吹かれて鳴る音。竹のそよぎ。
ちくせき
ちくせき【蓄積】
accumulation.〜する accumulate <wealth> ;→英和
store up <energy> .
ちくせき
ちくせき [0] 【蓄積】 (名)スル
たくわえること。たくわえ。「資本の―」「知識を―する」
ちくせきかん
ちくせきかん [0] 【蓄積管】
電子管の一。信号を管内に一時記録・蓄積し,必要に応じ再生できるもの。特殊なオシロ-スコープなどに用いられる。
ちくせきさよう
ちくせきさよう [5] 【蓄積作用】
吸収に比べて排泄や分解の遅い薬を連用したとき,体内に薬が蓄積されること。中毒症状を起こすことが多い。
ちくせつにんじん
ちくせつにんじん [5] 【竹節人参】
トチバニンジンの別名。また,トチバニンジンの根茎の生薬名。
ちくせん
ちくせん [0] 【蓄銭】 (名)スル
金銭をためること。また,たくわえた金銭。
ちくせんじょいのほう
ちくせんじょいのほう 【蓄銭叙位法】
和銅開珎鋳造後,銭貨普及のため,711年発布した法令。たくわえた銭貨を政府に納めさせ,その額に応じて位を昇進させることにしたもの。蓄銭叙位令。
ちくぜん
ちくぜん [0] 【矗然】 (ト|タル)[文]形動タリ
まっすぐなさま。
ちくぜん
ちくぜん 【筑前】
旧国名の一。福岡県の北部・西部に相当。
ちくぜん
ちくぜん [0] 【蓄髯】 (名)スル
ひげをはやしていること。
ちくぜんに
ちくぜんに [0] 【筑前煮】
鶏肉をサトイモ・ニンジン・ゴボウ・こんにゃくなどと油で炒(イタ)め,濃い味に煮たもの。
ちくぜんびわ
ちくぜんびわ [5] 【筑前琵琶】
明治20年代,博多で橘智定(タチバナチジヨウ)(号,旭翁)らによって創始された琵琶,また,それを伴奏とした語り物。筑前の盲僧(モウソウ)琵琶をもととし,薩摩琵琶と三味線音楽を参考にしてつくられたもの。楽器は薩摩琵琶より小さく,四弦または五弦で五柱(ゴジユウ)。筑紫琵琶。
ちくそ
ちくそ 【血屎】
赤痢(セキリ)の古名。[和名抄]
ちくそ
ちくそ [2] 【竹素】
〔「竹」は竹のふだ,「素」は絹。昔,中国で竹簡や布に記したことから〕
書籍。また,歴史。竹帛(チクハク)。
ちくそう
ちくそう [0] 【竹槍】
たけやり。
ちくそう
ちくそう [0] 【竹窓】
(1)竹で格子を組んだ窓。
(2)前庭に竹の植えてある窓。
ちくそう
ちくそう [0] 【竹叢】
たけやぶ。たかむら。
ちくそうせっき
ちくそうせっき [5] 【竹槍蓆旗】
たけやりと,むしろばた。百姓一揆(イツキ)をいう。
ちくぞう
ちくぞう [0] 【蓄蔵】 (名)スル
たくわえておくこと。「薬酒を用ゐて腐朽を防ぎ,極て能く之を―し/西洋聞見録(文夫)」
ちくぞう
ちくぞう [0] 【築造】 (名)スル
城・堤防などをきずきつくること。「ダムを―する」
ちくぞうかへい
ちくぞうかへい [5] 【蓄蔵貨幣】
⇒退蔵貨幣(タイゾウカヘイ)
ちくちく
ちくちく [0] 【矗矗】 (ト|タル)[文]形動タリ
直立して伸びるさま。そびえ立つさま。「―として大魔王の如く并び立てる杉檜/囚はれたる文芸(抱月)」
ちくちく
ちくちく [2][1] (副)スル
(1)針など先のとがったもので続けて刺すさま。また,そのような痛みを感じるさま。「針で―(と)刺す」「―(と)縫う」「背中が―(と)する」「良心が―(と)痛む」
(2)すこしずつ。だんだん。「楠の木分限といふ物に―延びて朽つることなく/浮世草子・織留 2」
(3)切れ切れに少しずつ続いているさま。「道風・行成などの仮名が世間に今も少々侍るは,―として候へば/正徹物語」
ちくちく
ちくちく
〜刺す prick <with a needle> .→英和
〜する[痛む]sting;→英和
have a prick;prickle;→英和
tingle (寒さ・打撃などで).→英和
ちくちつ
ちくちつ [0] 【竹帙】
細い竹で編んだ帙(チツ)。
ちくっと
ちくっと [2] (副)
「ちくと」に同じ。
ちくてい
ちくてい [0] 【竹亭】
竹を植えた庭にある,あずまや。
ちくてい
ちくてい [0] 【築堤】 (名)スル
堤をきずくこと。また,その堤。「―工事」
ちくてい
ちくてい [0] 【築庭】 (名)スル
庭園をつくること。造園。
ちくてん
ちくてん 【逐電】 (名)スル
〔「てん」は漢音〕
「ちくでん(逐電)」に同じ。「早先立て―しければ/太平記 27」
ちくでん
ちくでん [0] 【蓄電】 (名)スル
電気をたくわえること。
ちくでん
ちくでん [0] 【逐電】 (名)スル
〔古くは「ちくてん」。稲妻(イナズマ)を追う,の意〕
(1)逃げて姿をかくすこと。「百金を盗み取つて―いたしましたが/真景累ヶ淵(円朝)」
(2)行動がきわめて速いこと。急ぐこと。
ちくでん
ちくでん 【竹田】
⇒田能村(タノムラ)竹田
ちくでん
ちくでん【蓄電する】
store.→英和
‖蓄電器 a condenser.蓄電池 a storage battery.
ちくでんき
ちくでんき [3] 【蓄電器】
⇒コンデンサー(1)
ちくでんち
ちくでんち [3] 【蓄電池】
電気エネルギーを化学エネルギーに変えてたくわえ,必要に応じて電気エネルギーとして取り出せるような電池。充電によって,繰り返し使える。バッテリー。
ちくと
ちくと [2][1] (副)
(1)針などで刺すさま。また,そのような痛みを感じるさま。ちくっと。ちくりと。「―刺す」「―痛む」
(2)すこしばかり。ちょっと。「よい酒があらば―出しなさろ/滑稽本・膝栗毛 2」
ちくとう
ちくとう [0] 【竹刀】
(1)竹製の刀。竹光(タケミツ)。
(2)(剣道で用いる)しない。
ちくとうぼくせつ
ちくとうぼくせつ [0] 【竹頭木屑】
〔「晋書(陶侃伝)」にある語。竹の切れ端と木のくずとを捨てないで後日に役立てた故事から〕
一見,役に立たないもの。また,些細なことをもゆるがせにしないたとえ。
ちくどん
ちくどん 【筑登之】
琉球王国の士族の位階で最下位のもの。里之子(サトヌシ)の下。また,筑登之親雲上(ペエチン)の位にのぼりうる家筋。ちくどの。ちくどし。
ちくにかいどう
ちくにかいどう 【千国街道】
信濃の松本から大町を経て越後の糸魚川に通じる街道。近世までの重要路で,千国に番所が置かれたことからこの名がある。糸魚川街道。
ちくにく
ちくにく [0] 【畜肉】
家畜の肉。牛肉・豚肉など。
ちくねつき
ちくねつき [4][3] 【蓄熱器】
熱機関の効率を上げるために,加熱器と冷却器の間に置く熱容量の大きな物質を含む装置。
ちくねん
ちくねん [0] 【蓄念】
かねてからの念願。宿念。
ちくねん
ちくねん [0] 【逐年】
(副) 年がたつにつれて。年を追うごとに。年々。「―増加する」
ちくのうしょう
ちくのうしょう [0][3] 【蓄膿症】
化膿性炎症によって生じた膿汁がたまった状態。普通,副鼻腔に膿のたまるものをさすが,胆嚢・子宮・虫垂・肋膜腔・関節腔,脳室などに膿のたまるものもいう。蓄膿。
ちくのうしょう
ちくのうしょう【蓄膿症】
《医》empyema.
ちくはく
ちくはく [0] 【竹帛】
〔昔,中国で,竹簡や帛(キヌ)に記したことから〕
書物。また,歴史。竹素(チクソ)。「名を―に残す」
ちくはく
ちくはく [0] 【竹柏】
ナギ(梛)の漢名。
ちくはく=に垂(タ)る
――に垂(タ)・る
歴史に名を残す。
→名(ナ)を竹帛に垂る
ちくはく=に著(アラワ)す
――に著(アラワ)・す
書物にあらわす。歴史に名を残す。
ちくはくかい
ちくはくかい 【竹柏会】
短歌結社。佐佐木信綱を中心に結成され,機関誌「心の華」(1898年創刊,のち「心の花」)を発行し,今日に至る。「ひろく,ふかく,おのがじしに」をモットーとし,清新穏健な歌風が特色。会員に,石榑千亦(イシクレチマタ)・川田順・木下利玄・大塚楠緒子・九条武子・柳原白蓮らがいる。
ちくはつ
ちくはつ [0] 【蓄髪】 (名)スル
僧が還俗(ゲンゾク)して再び髪を伸ばすこと。
ちくば
ちくば [2][1] 【竹馬】
(1)たけうま。
(2)たけうまで遊ぶような幼い頃。幼時。「―の時に御友達と有し和羅多には非ずや/今昔 1」
ちくば
ちくば【竹馬の友】
an old friend[playmate].
ちくばきょうぎんしゅう
ちくばきょうぎんしゅう 【竹馬狂吟集】
俳諧撰集。一〇巻。1499年序。編著者不詳。四季発句二〇句,四季・恋・雑の付合二一七組から成る。日本で最初の俳諧撰集で,縁語・掛け詞を駆使して,滑稽・通俗な世界を描き出す。
ちくばのとも
ちくばのとも 【竹馬の友】
〔晋書(殷浩伝)〕
幼い時,共にたけうまにのって遊んだ友。幼なじみ。
ちくひせん
ちくひせん 【筑肥線】
JR 九州の鉄道線。佐賀県伊万里と福岡県姪浜(メイノハマ)間,75.7キロメートル。姪浜で福岡市営地下鉄に接続。山本と唐津間は唐津線と重複。
ちくひつ
ちくひつ [0] 【竹筆】
竹をたたいてつぶし,穂とした筆。
ちくひょう
ちくひょう [0] 【竹豹】
豹の毛皮の斑点の大きなもの。
ちくび
ちくび【乳首】
a nipple;→英和
a teat.→英和
ちくび
ちくび [2][1] 【乳首】
(1)乳房の先の突き出した部分。乳頭。
(2)育児用に,ゴムなどで{(1)}に似せて作ったもの。
ちくふじん
ちくふじん [3] 【竹夫人】
夏,寝る時に,抱いたり足をのせたりして涼をとる竹のかご。だきかご。竹奴(チクド)。[季]夏。《天にあらば比翼の籠や―/蕪村》
ちくぶしま
ちくぶしま 【竹生島】
(1)琵琶湖の北部に浮かぶ島。周囲約2キロメートルの小島。竹・古杉・老松が繁茂する。宝厳寺・都久夫須麻神社がある。
(2)能の一。脇能物。作者未詳。醍醐天皇の御代,竹生島参詣の帝の臣下が,女を伴った老翁に舟で迎えられ,衆生済度を旨とする竜神と弁才天女の奇特にあう。
(3)長唄の一。本名題「今様竹生島」。一一世杵屋六左衛門作曲。1862年8月江戸中村座初演。
(4)一中節の一。初世宇治倭文(ワブン)作曲。謡曲「竹生島」の歌詞に作曲したもの。河東節(山彦河良作曲)と掛け合い。
(5)箏曲の一。山田流のものは,千代田検校作曲で,歌詞は謡曲の抜粋。生田流のものは,菊岡検校作曲で,歌詞は謡曲と無関係。
ちくほう
ちくほう 【筑豊】
筑前と豊前(ブゼン)。
ちくほうたんでん
ちくほうたんでん 【筑豊炭田】
福岡県北部,遠賀川流域に広がる炭田。1955年(昭和30)頃までは産炭量は日本一であったが,現在はほぼ全炭鉱が閉山した。
ちくほうほんせん
ちくほうほんせん 【筑豊本線】
JR 九州の鉄道線。福岡県若松・直方・原田間,66.1キロメートル。かつては石炭輸送線として繁栄した。
ちくぼく
ちくぼく [0] 【竹木】
樹木と竹。樹木だけでなく竹も含まれることを明らかにしようとする場合に用いられる語。
ちくま
ちくま 【筑摩】
長野県西部の旧県名。また旧郡名。
ちくまがわ
ちくまがわ 【千曲川】
信濃川上・中流部,長野県下を流れる部分の名称。秩父山地の甲武信(コブシ)岳に源を発し,佐久・上田盆地を経て長野盆地で犀川(サイガワ)と合流し,県境で信濃川となって新潟県に入る。長野県内の長さ214キロメートル。
ちくまがわのスケッチ
ちくまがわのスケッチ チクマガハ― 【千曲川の―】
随筆・小品集。島崎藤村作。1912年(大正1)刊。信州小諸の千曲川流域の自然と農村生活の断面を記録したもの。詩人藤村から小説家への転換を示す時期の執筆。
ちくめいじつ
ちくめいじつ [3] 【竹迷日】
⇒竹酔日(チクスイジツ)
ちくよう
ちくよう [0] 【竹葉】
(1)竹の葉。
(2)生薬の一。ハチクの葉で,消炎・解熱薬に用いる。
(3)酒の異名。「菊を湛へ―の,世は皆酔(エ)へり/謡曲・松虫」
(4)(旅などの時に酒を入れて持ち歩いた)竹の筒。
(5)弁当。「胡籙(エビラ)に差したる―取出して/太平記 26」
ちくよう
ちくよう [0] 【畜養】 (名)スル
(1)家畜などを飼い養うこと。
(2)漁獲された魚介類を短時日生け簀(ス)などで飼育し,魚価の高くなるのを待って販売し収益を上げる方法。
ちくようし
ちくようし [3] 【竹葉紙】
⇒薄様(ウスヨウ)
ちくようせき
ちくようせき [3] 【竹葉石】
蛇紋岩の石材名。竹の葉を散らしたような斑紋があり,装飾石材にする。斑石(マダライシ)。
ちくら
ちくら 【筑羅】
〔朝鮮半島と日本との間にある巨済島の古名「瀆盧(トクラ)」の転という。それが二国の間に位置するところから〕
日本とも中国ともつかないこと。どっちつかずのこと。筑羅が沖。「―手くらの一夜検校/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
ちくら
ちくら 【千座】
多くの台。
ちくら
ちくら 【千倉】
千葉県南部,安房(アワ)郡の町。太平洋に臨む漁業の町。冬も温暖で,花卉(カキ)の露地栽培も盛ん。
ちくらがおき
ちくらがおき 【筑羅が沖】
(1)対馬の沖合。朝鮮海峡のあたり。「唐と日本の潮ざかひ,―に陣をとる/幸若・大臣」
(2)「筑羅」に同じ。「和漢まぜこぜ―だ/洒落本・辰巳婦言」
(3)中途半端なこと。あいまいなこと。また,その人。「どちら着ずの―/浮雲(四迷)」
ちくらのおきど
ちくらのおきど 【千座の置き戸】
上代,祓(ハラエ)のとき,罪の償いとして出した多くの品物。「速須佐之男命に―を負ほせ/古事記(上訓)」
ちくらもの
ちくらもの 【筑羅者】
日本人とも中国人ともつかぬ者。どこの者とも分からぬ者。「唐と日本の潮ざかひ,―かと疑へり/浄瑠璃・国性爺合戦」
ちくり
ちくり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)針など先のとがったもので皮膚を刺すさま。また,そのような痛みを感じるさま。「蜂に―と刺された」「胸が―とする」
(2)効果的な短い言葉で人を刺激するさま。「―と皮肉を言う」
(3)程度がわずかなさま。「月は―と萩に移ろふ/犬子集」
ちくりちくり
ちくりちくり [2][4] (副)
針などで,連続して軽く刺すさま。「―(と)つっ突く」「―(と)皮肉を言う」
ちくりゅう
ちくりゅう [0] 【矗立】 (名)スル
まっすぐに立つこと。そびえ立つこと。「我等は―せる岩壁の天に聳ゆるを見る/即興詩人(鴎外)」
ちくりょく
ちくりょく [2] 【畜力】
馬・牛など,家畜の労働力。「―機」
ちくりん
ちくりん [0] 【竹林】
竹が群がって生えている所。竹やぶ。たけばやし。
ちくりんさんすい
ちくりんさんすい [5] 【竹林山水】
竹林を主とした山水画。
ちくりんしょう
ちくりんしょう 【竹林抄】
〔竹林の七賢にちなむ名〕
連歌撰集。一〇巻。宗祇撰。一条兼良序。1476年成立。宗祇が連歌復興期の先達と仰ぐ,宗砌(ソウゼイ)・賢盛(宗伊)・智蘊(チウン)・心敬(シンケイ)・専順・能阿・行助の七人の付句・発句を収録。
ちくりんしょうじゃ
ちくりんしょうじゃ 【竹林精舎】
インドのマガダ国にあった最初の仏教寺院。カランダカ長者の竹林にビンビサーラ王が建立したもの。
ちくりんのしちけん
ちくりんのしちけん 【竹林の七賢】
〔晋書(嵆康伝)〕
中国晋代に,世俗を避け,竹林で琴と酒を楽しみ,清談にふけったとされる七人。阮籍(ゲンセキ)・嵆康(ケイコウ)・山濤(サントウ)・向秀(シヨウシユウ)・劉伶(リユウレイ)・阮咸(ゲンカン)・王戎(オウジユウ)をいう。
ちくる
ちく・る [2] (動ラ五)
俗に,告げ口する意。
ちくるい
ちくるい [2] 【畜類】
家畜。また,けだもの。獣類。
ちくるいめ
ちくるいめ 【畜類め】
(1)自分の心を迷わす女性についていう語。畜生め。こいつめ。「こんやあちつとうけにくかろう。―,こたへられぬ/滑稽本・膝栗毛(初)」
(2)仲のよい男女をやきもち半分にけなしていう語。「―ら,しげりくされ��/洒落本・南閨雑話」
ちくれい
ちくれい [0] 【蓄冷】
冷たい温度のままであること。「―剤」
ちくれき
ちくれき [0] 【竹瀝】
節を抜いた生の淡竹(ハチク)を火であぶり,切り口から出た液を集めたもの。生のショウガとともに喘息・肺炎などの民間薬として用いられる。
ちくれん
ちくれん [0] 【竹簾】
竹で作った,すだれ。たけすだれ。
ちくろう
ちくろう [2] 【地区労】
〔「地区労働組合協議会」の略〕
市や区など一定地域内の労働組合が結集して作る組織。
ちくろく
ちくろく [0] 【逐鹿】 (名)スル
〔史記(淮陰侯伝)「秦失�其鹿�天下共逐�之」〕
(1)(「鹿」の音が「禄」に通ずるところから鹿を帝位にたとえて)帝位を争うこと。
(2)政権または地位を得ようとして競争すること。
(3)議員選挙に立候補して争うこと。「―場裡」
→中原(チユウゲン)に鹿を逐(オ)う
ちくわ
ちくわ【竹輪】
a kind of fish sausage.
ちくわ
ちくわ [0] 【竹輪】
〔切り口が竹の輪に似ていることから〕
すりつぶした魚肉を竹や金属の棒に巻きつけ,焼いたり蒸したりして製した食品。
ちくわぶ
ちくわぶ [3][0] 【竹輪麩】
小麦粉をこねて竹や金属の棒に巻きつけて蒸し,竹輪に似せて製した食品。おでんに入れる。
ちぐ
ちぐ [1] 【痴愚】
(1)おろか。ばか。
(2)精神遅滞の中等度のものをいった語。
ちぐ
ちぐ 【値遇】 (名)スル
〔仏〕 前世の宿縁によって現世で出会うこと。ちぐう。「―の縁」「大慈大悲の薩埵に―し奉らば/太平記 20」
ちぐ
ちぐ [1] 【知愚・智愚】
賢いことと愚かなこと。知者と愚者。
ちぐう
ちぐう [0] 【知遇】
人格・才能を認められ,手厚くもてなされること。値遇。「―を得る」
ちぐう
ちぐう [0] 【値遇】 (名)スル
(1)出会うこと。めぐり会うこと。「まばゆき服を召されたるに―せられける/風流仏(露伴)」
→ちぐ(値遇)
(2)親しくすること。「人ト―スル/日葡」
(3)「知遇(チグウ)」に同じ。「―を得た君臣の間に/阿部一族(鴎外)」
ちぐう
ちぐう【知遇を受ける】
enjoy another's favor.
ちぐさ
ちぐさ [1] 【千草・千種】
〔「ちくさ」とも〕
(1)いろいろな秋の草。やちぐさ。[季]秋。「庭の―も虫の音も」
(2)「千草色(イロ)」の略。
ちぐさ
ちぐさ 【千種】
室町初期の能面作者。世阿弥と同時代の名工。生没年未詳。
ちぐさ
ちぐさ 【千種】
姓氏の一。
ちぐさ
ちぐさ [1] 【乳草】
⇒ちちくさ(乳草)
ちぐさありこと
ちぐさありこと 【千種有功】
(1797-1854) 江戸末期の歌人。本姓は源。号は千々迺舎(チヂノヤ)。堂上家に生まれ,正三位権中将。香川景樹らと交わり,堂上派を脱した歌風を示した。歌集「千々迺舎集」「ふるかゞみ」など。
ちぐさいろ
ちぐさいろ [0] 【千草色】
わずかに緑色がかった,薄い青色。
ちぐさがい
ちぐさがい [3] 【千種貝】
海産の巻貝。貝殻は円錐形で,殻高約2センチメートル。殻表は滑らかで,赤橙色・黄褐色など色彩に変異が多い。北海道南部以南の潮間帯の海藻上に着生する。
ちぐさただあき
ちぐさただあき 【千種忠顕】
(?-1336) 南北朝時代の公家(クゲ)。後醍醐天皇の側近。元弘の乱で天皇とともに隠岐(オキ)に流され,脱出後,伯耆(ホウキ)船上山(センジヨウセン)に挙兵。六波羅を陥れ建武政権で参議となるが,近江西坂本で足利直義軍と戦って戦死。
ちぐさもめん
ちぐさもめん [4] 【千草木綿】
千草色で先染めした木綿織物。
ちぐしんらいさん
ちぐしんらいさん 【痴愚神礼讃】
〔原題 (ラテン) Moriae encomium〕
エラスムスの風刺の書。1511年刊。宗教改革の時代の王侯貴族・司祭・教皇に対する,さらには人間全般に対する痛烈な批判と諷刺を人文主義の立場から試みたもの。愚神礼讃。
ちぐはぐ
ちぐはぐ [1][0] (名・形動)[文]ナリ
対になるべきものがそろっていないこと。物事がくいちがって調和がとれないこと。また,そのさま。「―の靴下」「話が―になる」
ちぐはぐ
ちぐはぐ
〜な <an> odd <pair of shoes> ;→英和
incoherent (筋の通らぬ).→英和
〜になる be confused;go wrong.
ちけい
ちけい 【知契】
深いちぎり。主に男色でいう語。「執権粟津の六郎とは―の事なれば/歌舞伎・傾城角田川」
ちけい
ちけい [0] 【知計・智計】
賢明な計略。知謀。知略。
ちけい
ちけい [0] 【笞刑】
五刑の一。笞(ムチ)で罪人の尻を打つ刑。笞罪。
→笞(チ)
ちけい
ちけい【地形】
geographical features.‖地形学 topography.地形図 a topographical map.
ちけい
ちけい [0] 【地景】
(1)土地の景色。土地の様子。
(2)刀の刃文の一。金筋のように見えるもの。
ちけい
ちけい [0] 【致景】
よい景色。美景。「さて難波の浦の―の数々/謡曲・弱法師」
ちけい
ちけい [0] 【地形】
地表の形態。高低・起伏などのありさま。海水面上の陸上地形,海水面下の海底地形に大別する。地貌。「築城に適した―」「複雑な―を示す」
ちけいがく
ちけいがく [2] 【地形学】
地表の形態・特徴・成因・発達史などを研究する自然科学の一分野。
ちけいく
ちけいく [2] 【地形区】
地表を,地形の特徴によって区分したもの。
ちけいず
ちけいず [2] 【地形図】
地形の状態を示す図。土地の高低を等高線・毳(ケバ)・陰影などによって示し,地名・集落・河川・湖・道路などが記入してある。陸図。
ちけいせいこうう
ちけいせいこうう [6] 【地形性降雨】
湿潤な大気が山地をはい上がることによって冷却,凝結して降る雨。冬期,日本海側に見られる降雪もこの一種。
ちけいりんね
ちけいりんね [4] 【地形輪廻】
地表面(原(ゲン)地形)が浸食を受けて幼年期の地形となり,壮年期を経て,さらに老年期へと変化し,準平原に至る地形変化の過程。浸食輪廻。
ちけじ
ちけじ 【知家事】
〔「ちけいじ」とも〕
(1)平安中期以後,親王家・摂関家・有力社寺等の政所(マンドコロ)に置かれた職員。家務の処理にあたった。ちかじ。
(2)鎌倉幕府の政所の職名。案主とともに事務を分掌した。
(3)中世,伊勢神宮の職員の一。
ちけむり
ちけむり [2] 【血煙】
傷口などから飛び散る血を煙にたとえた語。ちけぶり。「―を上げて倒れる」
ちけん
ちけん [2] 【知県】
(1)中国,明・清の官名。県の長官。
(2)県知事。
ちけん
ちけん [0] 【知見・智見】 (名)スル
(1)実際に見て知ること。特に,神仏が衆生(シユジヨウ)の願いを知ること。
(2)知識。見識。「―を広める」
(3)〔仏〕 智慧(チエ)に基づく認識。
ちけん
ちけん [0] 【治験】
治療のききめ。
ちけん
ちけん [2] 【治権】
国を治める権利。
ちけん
ちけん [0] 【智剣】
〔仏〕 智慧(チエ)の剣。迷いを断ち切る智慧の力を剣にたとえていう語。
ちけん
ちけん [0] 【地券】
(1)官発給の,土地所有に関する証書。
(2)明治政府が地租改正の前段として1871年(明治4)から72年に,土地所有者に交付した証書。89年廃止。
ちけん
ちけん [0] 【地検】
(1)「地方検察庁(チホウケンサツチヨウ)」の略。
(2)「検地」に同じ。
ちけんいん
ちけんいん [2] 【智拳印】
金剛界の大日如来の印相。左右それぞれ親指を中にして拳を結び,左手の人差し指を伸ばして右手の掌中に入れる。仏の智慧(チエ)の境地に入ることを表す。
→印
ちけんしゃ
ちけんしゃ [2] 【地権者】
土地を所有している権利者。
ちけんやく
ちけんやく [2] 【治験薬】
厚生省の製造承認を得るための臨床試験に用いられる薬剤。
ちげ
ちげ [1] 【鉤笥】
漁師が漁に出る時に携行する手箱。海ちげ。沖箱。海箱。つげ。
ちげつに
ちげつに 【智月尼】
江戸前期の俳人。山城の生まれ。大津の伝馬役・問屋役の河合佐右衛門の妻。乙州(オトクニ)の姉・養母。芭蕉に師事し,形見として「幻住庵記」を贈られた。
ちげん
ちげん [0] 【痴言】
いいかげんな言葉。たわごと。
ちこ
ちこ 【知己】
「ちき(知己)」に同じ。[日葡]
ちこう
ちこう [0] 【地窖】
地面に掘った穴。また,穴ぐら。
ちこう
ちこう 【地皇】
中国の伝説上の帝王。三皇の一。
ちこう
ちこう [0] 【遅効】
しばらく時間がたってから効き目が表れること。
⇔速効
ちこう
ちこう [0] 【恥垢】
外部生殖器のひだの部分にたまる,あかのようなもの。スメグマ。
ちこう
ちこう [0] 【地溝】
平行した断層群によって断ち切られ,溝状に落ち込んだ凹地。アフリカの大地溝帯やライン川の地溝帯などはその大規模な例。
ちこう
ちこう [0] 【知巧・智巧】
物事を運ぶ才知にすぐれていること。「欧洲人を以て―に偏すとなしたのは,固より錯(アヤマ)つてゐた/伊沢蘭軒(鴎外)」
ちこう
ちこう [2] 【知行】
(1)知ることと行うこと。知識と行為。
(2)儒教で,物事の道理や是非を認識判断し,道理に従って実践すること。
→ちぎょう
ちこう
ちこう [0] 【治効】
治療のききめ。治療した効果。
ちこうごういつせつ
ちこうごういつせつ [2][4] 【知行合一説】
陽明学の実践重視の立場を示す説。朱子学の先知後行説が認識を実践よりも優先重視するのに対して,真の認識は実践を通じて獲得されるという見地から認識と実践を一致させる必要を説く。
ちこうしひょう
ちこうしひょう チカウシヘウ [4] 【遅行指標】
景気の変動に遅れて動く傾向のある指標。雇用指数など。
⇔先行指標
ちこうしゃ
ちこうしゃ [2] 【地向斜】
地殻上に生じた帯状の沈降地域。地質時代の長い期間にわたって沈降を続け,厚い地層を堆積し続けた所で,その後,造山帯を形成したと考えられた。
⇔地背斜
ちこうせいひりょう
ちこうせいひりょう [6] 【遅効性肥料】
作物に施してから,効果がでるまでに時間のかかる肥料。微生物に分解されて吸収される有機質のものが多い。油粕(アブラカス)・骨粉・緑肥など。
→速効性肥料
→緩効性肥料
ちこうふう
ちこうふう チカウ― [2] 【地衡風】
気圧傾度による力と,地球の自転によるコリオリの力とが釣り合って吹く風。等圧線に平行に,気圧の低い方を左側に見て吹く。
ちこうまんだら
ちこうまんだら チクワウ― 【智光曼荼羅】
天平時代,元興寺の智光が感得して画工に描かせたと伝えられる阿弥陀浄土変相図。および,それを模して作られた変相図。原本は1451年に焼失したといわれる。元興寺の本尊阿弥陀如来像厨子の裏板に描かれているのはその一つ。
ちこうりゅう
ちこうりゅう チカウリウ [0][2] 【地衡流】
水面の高さの差によって生じる圧力傾度と,地球の自転によるコリオリの力がつり合った海流。
ちこく
ちこく [0] 【遅刻】 (名)スル
決められた時刻に遅れること。「―届け」「会議に―する」
ちこく
ちこく [0][2] 【治国】
(1)国を治めること。
(2)よく治まっている国。
ちこく
ちこく【遅刻する】
be late <for school> .遅刻者 a late comer.
ちこくへいてんか
ちこくへいてんか [6][2][3] 【治国平天下】
〔大学〕
国を治め天下を平和に保つこと。
ちこつ
ちこつ [0][2] 【地骨】
石の異名。転じて,物事の重要部。「日本本州中部の―たる大花崗岩帯を/日本風景論(重昂)」
ちこつ
ちこつ [2][0] 【恥骨】
骨盤を形成する寛骨の前方下部を占める骨。左右の恥骨が会合する部分を恥骨結合という。
ちこつ
ちこつ【恥骨】
《解》the pubis.→英和
ちご
ちご【稚児】
a baby;→英和
a child;→英和
children in a festival procession (祭時の).
ちご
ちご [1] 【稚児・児】
〔乳子の意〕
(1)神社・寺院の祭礼・法会(ホウエ)などで,天童に扮して行列に出る男女児。「―行道(ギヨウドウ)」
(2)男色の相手となる少年。
(3)赤ん坊。「―亡くなりたる産屋(ウブヤ)/枕草子 25」
(4)幼児。子供。「この―,養ふ程に,すくすくと大きになりまさる/竹取」
(5)公家・神社・寺院などに召し使われた少年。「養ひ君の,比叡山(ヒエノヤマ)に―にておはしますが/徒然 47」
ちごえ
ちごえ [0] 【血声】
血を絞るような声。必死の声。「『人殺,人殺だ!』と―を絞りぬ/義血侠血(鏡花)」
ちごえんねん
ちごえんねん [3] 【稚児延年】
稚児が演ずる延年の舞。
ちごかい
ちごかい 【稚児買ひ・乳児買ひ】
江戸中期,町中を「ちご買おう」と呼び歩いて里子に出す子をさがし,里親との間をとりもった人。
ちごかっしき
ちごかっしき 【稚児喝食】
男の子の髪の結い方の一。髪を結んで後ろに長く垂らしたもの。平元結(ヒラモトユイ)を飾りとしてもとどりの上に結ぶ。
ちごがたき
ちごがたき 【稚児滝】
和歌山県高野山の不動坂を上りつめた所にある滝。稚児が投身したという伝説がある。
ちごがふち
ちごがふち 【稚児ヶ淵】
神奈川県江ノ島の奥津宮から南に下った所にある淵。相承院の稚児白菊が投身したという。
ちごぎょうどう
ちごぎょうどう [3] 【稚児行道】
寺院・神社の祭礼・法会・繞堂(ニヨウドウ)などの時,天童に扮した男女児が練り歩くこと。稚児行列。
ちござさ
ちござさ [2] 【稚児笹】
イネ科の多年草。湿地に群生。茎は細く高さ約40センチメートル。葉は小さく,互生。夏から秋にかけ,茎頂に円錐花序を立て,淡緑色,ときに帯紫色の小穂をまばらにつける。
稚児笹[図]
ちごすがた
ちごすがた [3] 【稚児姿】
(1)子供のときの姿。
(2)昔,童児が髪の先を切りそろえずに,婦人のように下げ髪にした姿。
ちごだら
ちごだら [3] 【稚児鱈】
(1)タラ目チゴダラ科の海魚の総称。全長30〜100センチメートル。五〇種以上が知られ,大半が深海にすむ。
(2){(1)}の一種。全長約40センチメートル。腹部に発光器を備える。練り製品の材料とする。
ちごびな
ちごびな [3] 【稚児雛】
雛人形の一。稚児の形に作ったもので,江戸時代,文政年間(1818-1830)に流行した。
ちごまい
ちごまい [0] 【稚児舞】
稚児が演ずる舞。社寺での稚児延年・稚児舞楽などのほか,種々の民俗芸能に見られる。
ちごまげ
ちごまげ [2] 【稚児髷】
少女の髪形。
(1)〔もと,寺の稚児が結っていたところから〕
振り分け髪を二分し,頭上に左右に二つの輪を作るもの。ちごわ。ちごわげ。
(2)吹く髷(ワゲ)を真ん中で二分したもの。京坂で流行。
稚児髷(2)[図]
ちごむね
ちごむね [2] 【稚児棟】
屋根の隅棟を先端より少し上で留め,その先に設ける短い降り棟。
稚児棟[図]
ちごものがたり
ちごものがたり [5] 【稚児物語】
寺院の稚児と僧侶との愛欲を題材とした物語草子。室町時代に一群の作品があり,「秋夜長物語」「松帆浦物語」「幻夢物語」などが有名。
ちごもんじゅ
ちごもんじゅ [3] 【稚児文殊】
童形の文殊菩薩(ボサツ)像。
ちごゆり
ちごゆり [2] 【稚児百合】
ユリ科の多年草。山林に自生。茎は高さ30センチメートル内外,卵状長楕円形の葉を互生。初夏,茎頂に白色で広漏斗状の小花を一,二個下向きにつける。
稚児百合[図]
ちごわ
ちごわ [0] 【稚児輪】
「稚児髷(チゴマゲ){(1)}」に同じ。
ちごわかしゅ
ちごわかしゅ [4] 【稚児若衆】
公家(クゲ)・武家・社寺などで召し使われた少年。多く男色の対象であった。稚児童(チゴワラワ)。「叡山の―/浮世草子・男色大鑑 3」
ちごわげ
ちごわげ [2] 【稚児髷】
⇒ちごまげ(稚児髷)
ちさ
ちさ [0][2] 【萵苣】
(1)チシャの別名。[季]春。
(2)チシャノキの別名。
ちさい
ちさい [0] 【致斎】
律令制で,散斎(荒忌)の後に行う最も厳重な物忌み。令の規定では三日間。真忌(マイミ)。
ちさい
ちさい [0] 【地裁】
「地方裁判所(チホウサイバンシヨ)」の略。
ちさい
ちさ・い [2] 【小さい】 (形)[文]ク ちさ・し
「ちいさい(小)」の転。
ちさがり
ちさがり [2] 【乳下(が)り】
(1)羽織の肩山から乳の付け位置までの寸法。
(2)洋裁で,ネックポイントから胸の最も高い位置までの寸法。
ちさき
ちさき [0] 【地先】
その場所の近く。村落や住居などの近く。じさき。
ちさきりょう
ちさきりょう [3] 【地先漁】
海岸から見える程度の沖での漁。
ちさと
ちさと 【千里】
(1)多くの村里。「―は同じ霧の内にて/秋篠月清集」
(2)非常に長い距離。また,非常に遠い所。せんり。「はるばると―の程を隔てては/古今六帖 5」
ちさのき
ちさのき [3] 【萵苣の木】
⇒ちしゃのき(萵苣木)
ちさん
ちさん [0] 【稚蚕】
卵からかえった蚕の,第一齢から第三齢までをいう。
→壮蚕(ソウサン)
ちさん
ちさん [0] 【治産】
(1)生計を立てること。
(2)財産の管理・処分。「禁―」
ちさん
ちさん [0] 【遅参】 (名)スル
決められた刻限に遅れて来ること。遅刻。「会合に―する」
ちさん
ちさん [0] 【治山】
植林などにより山を整備し,山から災害の原因をのぞくこと。「―治水」
ちざい
ちざい [0] 【笞罪】
五罪の一。「笞刑(チケイ)」に同じ。
ちざい
ちざい [0] 【治罪】
犯罪の有無を調べたり,刑を定めたりすること。
ちざいほう
ちざいほう 【治罪法】
1880年(明治13)に公布,82年施行された刑事訴訟について定めた法律。ボアソナードが起草。90年,刑事訴訟法施行により廃止。
ちざけ
ちざけ [0] 【血酒】
(1)かたい約束であるという誓いのしるしに,互いに杯の中に血をたらして飲むこと。「承り及ぶ長崎には物の堅めに―飲むとや/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(2)動物の生血(イキチ)をしぼって酒のように飲むこと。
ちざんは
ちざんは 【智山派】
新義真言宗の一派。京都の智積(チシヤク)院が総本山。一六世紀末から一七世紀初頭にかけて,玄宥(ゲンユウ)によって成立した。
ちし
ちし【致死の】
fatal;→英和
lethal.→英和
‖致死量 a fatal[lethal]dose.
ちし
ちし [1] 【地子】
⇒じし(地子)
ちし
ちし [1] 【地誌】
ある特定の地域の地理的特質についての研究。また,それを記した書物。
ちし
ちし [1] 【知歯・智歯】
いちばん奥にある大臼歯。第三大臼歯。知恵歯(チエバ)。親知らず。
→大臼歯
ちし
ちし [1] 【地嘴】
みさき(岬)。地角(チカク)。
ちし
ちし [1] 【致死】
死にいたること。死なせること。「毒薬の―量」「過失―」
ちし
ちし [1] 【稚子】
おさなご。幼児。稚児(チジ)。[ヘボン]
ちし
ちし【地誌】
a (local) topography.
ちし
ちし [1] 【地史】
(1)地球の発達・変遷の歴史。
(2)ある特定の地域の地殻と生物との生成・変化の歴史。層位・古生物・地質構造などから組み立てる。
ちし
ちし [1] 【致仕・致事】 (名)スル
〔「ちじ」とも〕
(1)〔禄位を君主に返還する意から〕
官職を退くこと。致禄。退官。「父允成が―して,家督相続をしてから/渋江抽斎(鴎外)」
(2)〔「礼記(曲礼上)」による。昔,中国の官吏が七〇歳で退官を許されたので〕
七〇歳の称。致事。
ちしいでんし
ちしいでんし [4] 【致死遺伝子】
個体発生のある時期に死を引き起こす遺伝子。優性のものと劣性のものとがある。ハツカネズミの黄色,トウモロコシで葉緑素を欠くものなどは劣性致死遺伝子の支配を受けている。致死因子。
ちしお
ちしお 【千入】
〔「しお」は接尾語〕
幾度も染料に浸して染めること。「くれなゐの―のまふり山のはに/金槐(雑)」
ちしお
ちしお [0][1] 【血潮・血汐】
(1)流れ出る血。「―に染まる」
(2)身体をめぐる血。激しい情熱や感情のたとえにもいう。「燃える―」「たぎる―」
ちしき
ちしき [1] 【知識・智識】
(1)ある物事について知っていることがら。「そのことについては何の―もない」「茶器についての―が豊富だ」「予備―」
(2)ある事について理解すること。認識すること。「幸福とは何かと云ふ事を明細に―して了つてゐるんです/竹沢先生と云ふ人(善郎)」
(3)知恵と見識。
(4)知っている人。知人。友人。「貧は今生の―なり/海道記」
(5)〔哲〕
〔英 knowledge; (ドイツ) Wissen〕
認識によって得られた内容。厳密には,独断・空想などと区別される真なる認識によって得られた客観的に妥当な命題ないしは命題の体系をいう。あやふやな信念と区別され,一般に「正当化された真なる信念」として定義される。
(6)〔仏〕(普通「智識」と書く)
(ア)仏道に教え導く指導者。導師。善知識。
(イ)善業(ゼンゴウ)を積むため,寺院や公共物の建設に金品を寄付すること。
(ウ)心が,その対象物を,心の外にある実在物とみなす働き。
ちしき
ちしき【知識】
knowledge;→英和
information.→英和
〜が多少(十分)ある have some (a good) knowledge <of> .〜を得る(広める) acquire (enrich) one's knowledge.‖知識階級 the educated classes;the intellectuals.知識人 an intellectual;a highbrow.知識欲 a desire to learn;a thirst for knowledge.
ちしきかいきゅう
ちしきかいきゅう [4] 【知識階級】
高等教育を受けて知的あるいは精神的労働に携わる人々を,階級としてとらえた語。知識層。インテリゲンチャ。インテリ。
ちしきがく
ちしきがく [3] 【知識学】
〔(ドイツ) Wissenschaftslehre〕
人間の知識および学問一般の基礎・目的・方法などを研究する哲学の一部門。通常,認識論と論理学を含む。フィヒテにおいては,これが学一般の学としての哲学と同義とされる。
ちしきこうがく
ちしきこうがく [4] 【知識工学】
専門的な知識と推論機能をコンピューターに組み入れ,高度な問題を解決させる研究を行う工学的学問分野。
ちしきさんぎょう
ちしきさんぎょう [4] 【知識産業】
知識の普及・伝達にかかわる産業。情報産業・教育産業・出版印刷業・通信放送業など。
ちしきしゃかいがく
ちしきしゃかいがく [5] 【知識社会学】
〔(ドイツ) Wissenssoziologie〕
知識や認識活動と社会との関係を研究しようとする社会学の一領域。知識や認識などの社会的被制約性,存在被拘束性を主張することにより,マルクス主義イデオロギーの絶対化を避けようとした。第一次大戦後,シェーラー・マンハイムらによって樹立され,主としてドイツで発展した。
ちしきじょうほうしょり
ちしきじょうほうしょり [8] 【知識情報処理】
知識の組織化により実現される,知的かつ高度な情報処理。
ちしきじん
ちしきじん [3] 【知識人】
知的あるいは精神的労働に携わっている人。インテリ。
ちしきそう
ちしきそう [3] 【知識層】
知的あるいは精神的労働に携わっている社会的階層。知識階級。
ちしきよく
ちしきよく [3] 【知識欲】
知識を得たいという欲望。知りたいという気持ち。
ちしきベース
ちしきベース [4] 【知識―】
知識を特定の表現形式に基づいて記述したデータ-ベース。
ちしご
ちしご [2] 【知死期】
(1)陰陽道で,人の生年月から考えて,その死期を知るという法。
(2)俗信で,人が死ぬとされる時刻。一・二・九・一〇の日は子・午・卯・酉の刻,三・四・五の日は寅・巳・申・亥の刻とされる。
(3)死にぎわ。臨終。末期(マツゴ)。「きやつと―の悲鳴を最後に/少年(潤一郎)」
ちしつ
ちしつ [0] 【知悉】 (名)スル
知り尽くすこと。詳しく知ること。「お互いに手の内は―している」
ちしつ
ちしつ [0] 【地質】
(1)地殻を構成する岩石や地層の種類・性質,またはそれらの状態。
(2)土地の性質。
ちしつ
ちしつ【地質】
the nature of the soil.→英和
〜学 geology.→英和
〜(学)上の geological.‖地質学者 a geologist.
ちしつ
ちしつ【知悉する】
know well;be well versed <in> (造詣の深い).
ちしつがく
ちしつがく [3] 【地質学】
地殻の構造・性質・成因・歴史を研究する地球科学の一分野。岩石学・鉱物学・構造地質学・層位学・堆積学・古生物学・鉱床学などがある。
ちしつけいとう
ちしつけいとう [4] 【地質系統】
地質時代の,代・紀・世・期のそれぞれの時代区分に対応した地層の区分。すなわち,界・系・統・階。
ちしつこうぞう
ちしつこうぞう [4] 【地質構造】
地殻変動によって生じた地層・岩石・岩体の変形や変位・褶曲や断層のこと。
ちしつじだい
ちしつじだい [4] 【地質時代】
地球の歴史で,地質学的に設定できる過去の時代。主に海生動物の進化に基づき,先カンブリア時代・古生代・中生代・新生代に大別。各代はさらに紀・世・期の順に細分される。
→地質時代[表]
ちしつず
ちしつず [3] 【地質図】
ある地域を構成している各種の岩石や地層の分布,層序・地質構造などを表示した地図。
ちしつちょうさ
ちしつちょうさ [4] 【地質調査】
ある地域の地質の状態を明らかにするために行われる調査。肉眼による地表の観察・各種の計測・ボーリングなど。
ちしとつぜんへんい
ちしとつぜんへんい [7] 【致死突然変異】
個体が性的に成熟する前に死に至る突然変異。
ちしぶ
ちしぶ [0] 【地渋】
田やたまり水などの表面に浮かぶ,鉄さびや油のようなもの。きら。
ちしぶき
ちしぶき [2] 【血飛沫】
刃物で切られたときなどに飛び散る血。
ちしま
ちしま【千島列島】
the Kuril(e) Islands.
ちしま
ちしま 【千島】
「千島列島」のこと。
ちしまうがらす
ちしまうがらす [5] 【千島鵜烏】
ペリカン目ウ科の海鳥。全長85センチメートル程度の中型のウ。羽毛は緑色や青色の光沢のある黒色。繁殖期には顔・額・くちばしの基部が赤色になる。アラスカ南部沿岸から千島列島を経て,北海道東部沿岸にかけて繁殖。北海道東部は繁殖分布域の南限。1980年代に激減し,絶滅寸前。
ちしまかいきょう
ちしまかいきょう 【千島海峡】
⇒占守(シムシユ)海峡
ちしまかいりゅう
ちしまかいりゅう 【千島海流】
⇒親潮(オヤシオ)
ちしまかざんたい
ちしまかざんたい 【千島火山帯】
北海道中央部から知床(シレトコ)半島を経て千島列島に続く火山帯。
ちしまぎきょう
ちしまぎきょう [4] 【千島桔梗】
キキョウ科の多年草。本州中部以北,北海道の高山の岩礫地に生える。根葉は長楕円形。夏,高さ5〜15センチメートルの茎の先に紫色の鐘状花を横向きにつける。花冠の内面に長い白毛がある。
ちしまざさ
ちしまざさ [3] 【千島笹】
ネマガリダケの別名。
ちしまれっとう
ちしまれっとう 【千島列島】
北海道東端とカムチャツカ半島南端との間に,北東方向に弧状に連なる列島。活火山が多い。主な島は国後(クナシリ)・択捉(エトロフ)・得撫(ウルツプ)・幌筵(パラムシル)・占守(シムシユ)など。1854年日露和親条約により択捉島以南を日本領と定めたが,75年(明治8)樺太(カラフト)千島交換条約により全島が日本領となった。第二次大戦後はロシア連邦の占領下にあり,日ロ間で領土問題になっている。ロシア名,クリル列島。
ちしゃ
ちしゃ [1][2] 【知者・智者】
(1)物事の本質を知る人。道理をわきまえた人。「―の教え」
(2)〔仏〕
(ア)仏・菩薩・高僧など,真理を知ったもの。
(イ)教義や経典などの知識に通じた僧。
ちしゃ
ちしゃ [1][2] 【治者】
一国を治める者。統治者。
ちしゃ
ちしゃ [2][1] 【痴者】
おろかもの。ばかもの。痴人。
ちしゃ
ちしゃ【知者】
a wise man;a sage.→英和
ちしゃ
ちしゃ [0] 【萵苣】
キク科の一年草または二年草。地中海沿岸地方原産。葉はやや苦味と甘味があり,野菜として栽培される。葉は根生し,幅が広く,結球するものとしないものがある。日本で古くから栽培されたのはカキヂシャという結球しない種類で,下の方から葉をかき取って用いる。結球性のタマヂシャは明治以後輸入されてレタスと呼ばれ,普及した。ほかにタチヂシャ・サラダナなどがある。チサ。[季]春。
ちしゃ=の一失(イツシツ)愚者(グシヤ)の一得(イツトク)
――の一失(イツシツ)愚者(グシヤ)の一得(イツトク)
知者といわれる人でも,多くの考えの中には一つぐらいの誤りはある。また,おろか者も時にはすぐれた考えを出すことがある。
ちしゃ=は惑(マド)わず、勇者は懼(オソ)れず
――は惑(マド)わず、勇者は懼(オソ)れず
〔論語(子罕)「知者不�惑,仁者不�憂,勇者不�懼」〕
知者は道理に明るいから事に当たっても迷わず,勇者は勇気があるから事変に際しても恐れることがない。
ちしゃ=は水を楽しむ
――は水を楽しむ
〔論語(雍也)「知者楽�水,仁者楽�山」〕
知者が物事に固着しないで順応し,円滑自在に事を処理するさまを,水が一か所にとどまらずに流れ去るさまにたとえていう語。
ちしゃ=も千慮(センリヨ)に一失(イツシツ)有り
――も千慮(センリヨ)に一失(イツシツ)有り
〔史記(淮陰侯伝)〕
⇒千慮の一失
ちしゃくいん
ちしゃくいん 【智積院】
京都市東山区にある真言宗智山派の総本山。山号は仏頭山。もと紀伊(和歌山県)根来寺大伝法院の一院であったが,1585年豊臣秀吉に焼かれて京都に移り,1600年徳川家康によって秀吉建立の祥雲寺を下付され,再興された。大書院や庭園,長谷川等伯とその子久蔵の筆になる豪華な障壁画は,桃山文化の代表的なもの。
ちしゃだいし
ちしゃだいし 【智者大師】
智顗(チギ)の尊称。
ちしゃのき
ちしゃのき [3] 【萵苣の木】
(1)ムラサキ科の落葉高木。暖地の山中に自生し,また庭木とされる。葉は互生し,長楕円形で,ややカキの葉に似る。夏,枝端に円錐花序を出して白色小花を密生し,黄熟する小核果を結ぶ。材は黄白色で建築・器具・家具材とする。カキノキダマシ。チサノキ。
(2)エゴノキの別名。チサノキ。
ちしゅ
ちしゅ [1] 【置酒】 (名)スル
酒宴を開くこと。さかもり。「火炉を擁して而して―する者あり/世路日記(香水)」
ちしゅ
ちしゅ [1] 【蜘蛛】
⇒ちちゅ(蜘蛛)
ちしゅ
ちしゅ [1] 【螭首】
石碑や柱の頭部に彫った螭(ミズチ)の形。
ちしゅう
ちしゅう [0] 【馳驟】
(馬や馬車で)駆け回ること。
ちしゅこうかい
ちしゅこうかい [1] 【置酒高会】
盛大な酒宴。
ちしゅまく
ちしゅまく [2] 【蜘蛛膜】
⇒くもまく(蜘蛛膜)
ちしょ
ちしょ [1] 【治所】
政庁のある所。政務を行う場所。
ちしょ
ちしょ [2][1] 【地所】
⇒じしょ(地所)
ちしょう
ちしょう 【治承】
⇒じしょう(治承)
ちしょう
ちしょう [0] 【致傷】
犯罪行為の結果として傷害にいたらしめること。
ちしょう
ちしょう [0] 【知将・智将】
知略にたけた大将。
ちしょう
ちしょう [0] 【池沼】
池と沼。
ちしょう
ちしょう [0] 【地象】
地震など,大地に起こる現象。
ちしょうだいし
ちしょうだいし 【智証大師】
⇒円珍(エンチン)
ちしりつ
ちしりつ [2] 【致死率】
「致命率(チメイリツ)」に同じ。
ちしりょう
ちしりょう [2] 【致死量】
生体を死にいたらせるに足りる薬物の量。
ちしる
ちしる [0] 【乳汁】
乳から出る汁。ちち。
ちしる
ちしる [0] 【血汁】
血。血液。
ちしん
ちしん [0] 【池心】
池の中央。池の中心。
ちしん
ちしん [0] 【地心】
地球の中心。
ちしん
ちしん 【智真】
⇒一遍(イツペン)
ちしんこうけい
ちしんこうけい [4] 【地心黄経】
地球の中心から見た黄道座標による黄経。太陽の中心から見た日心黄経に対する語。
ちしんじ
ちしんじ [2] 【遅進児】
知能が遅れているために,学力の進み方の遅れている児童。学業遅進児。
ちじ
ちじ [1] 【知事】
(1)都道府県の長。当該の都道府県を統轄・代表し,都道府県の事務およびその権限に属する国や他の公共団体の事務を管理・執行する。任期四年,公選による。明治以降,官選による地方官として設けられていたが,1947年(昭和22)地方自治法の制定により現行のものとなる。
→県令
(2)〔仏〕 寺で,僧の雑事や庶務をつかさどる僧。
→頭首(チヨウシユ)
ちじ
ちじ【知事】
a (prefectural) governor.
ちじき
ちじき【地磁気】
terrestrial magnetism.
ちじき
ちじき [2] 【地磁気】
地球が大きな磁石としての性質をもつこと。また,それによって生ずる磁場。磁針が地球の南北を指すのは地磁気の存在による。偏角・伏角・水平分力の三要素がある。一定不変ではなく,周期的にまた不規則に変化している。地球磁気。
ちじききょく
ちじききょく [3] 【地磁気極】
地球内部に想定した棒磁石の軸の延長方向が地球表面と交わる点。この軸は,地球の回転軸から一一度ほど傾いている。南北両半球について,それぞれ地磁気南極・地磁気北極という。
ちじく
ちじく [0][1] 【地軸】
(1)地球の自転軸。公転面に対して六六・六度ほど傾斜している。この軸は空間に対しても,地球自身に対しても変位し,前者を歳差・章動,後者を極運動という。
(2)大地の中心。大地の支え。「―を揺るがす大行進」
ちじく
ちじく【地軸】
the earth's axis.
ちじつ
ちじつ [0] 【遅日】
容易に暮れない春の日。日永。[季]春。
ちじゅ
ちじゅ [1] 【稚樹】
若木(ワカギ)。
ちじゅつ
ちじゅつ [1] 【治術】
〔「じじゅつ」とも〕
(1)国を治める方法。
(2)病気を治療する方法。
ちじゅつ
ちじゅつ [1] 【知術・智術】
よく考えたはかりごと。巧妙な計略。
ちじゅんほう
ちじゅんほう [0] 【置閏法】
暦法で,閏(ウルウ)月・閏日(現代では閏秒も)を置く決まりのこと。太陰太陽暦で19年に七回の閏月を置く19年七閏法その他,各種の暦によって独特の方法がある。
ちじょう
ちじょう [0] 【痴情】
理性を失って,男女間の色情に迷う心。「―のもつれ」「―の争い」
ちじょう
ちじょう [0] 【地上】
〔古くは「ちしょう」〕
(1)地面のうえ。土のうえ。「―に降り立つ」
(2)この世。「―の楽園」
⇔地下
ちじょう
ちじょう [0] 【池上】
(1)池の上。池の水面。
(2)池のほとり。池のみぎわ。
ちじょう
ちじょう【地上】
the ground.→英和
〜の earthly;→英和
ground.‖地上勤務員 a ground crew.地上権 surface rights.地上の楽園 an earthly paradise.地上部隊 ground forces.
ちじょう
ちじょう【痴情】
blind love;jealousy (しっと);→英和
an infatuation (のぼせること).
ちじょう
ちじょう [0] 【知情】
事情を知っていること。
ちじょう
ちじょう 【治定】
⇒じじょう(治定)
ちじょう
ちじょう [0] 【笞杖】
(1)刑具としての笞(ムチ)と杖(ツエ)。
(2)笞刑と杖刑。
ちじょうい
ちじょうい【知情意】
intellect,emotion and volition.
ちじょうい
ちじょうい [2] 【知情意】
人間の精神活動の中に含まれている,知性・感情・意志の三つの要素。
ちじょうけい
ちじょうけい [2] 【地上茎】
地上に出ている普通の茎。
→地下茎
ちじょうけん
ちじょうけん [2] 【地上権】
他人の土地を借りて,建物などの工作物や樹木その他を所有するために,その土地を使用することができる権利。また,工作物などを所有するために,他人の土地・地下・空間の使用について設定される物権。
→地下権
→空中権
ちじょうしょくぶつ
ちじょうしょくぶつ [5] 【地上植物】
植物の生活形の一つで,冬芽(トウガ)の位置が地表面から30センチメートル以上にあるもの。高木・低木・着生植物がこれに属する。挺空(テイクウ)植物。
→地表植物
→地中植物
ちじょく
ちじょく【恥辱】
(a) shame;→英和
(a) disgrace;→英和
(a) dishonor.→英和
〜と思う be ashamed <of> .〜を与える(受ける) insult (be insulted).→英和
ちじょく
ちじょく [0] 【恥辱】
はじ。はずかしめ。「―を受ける」
ちじん
ちじん [1] 【地神】
〔「じじん」とも〕
(1)地の神。国つ神。地祇(チギ)。
(2)「じがみ(地神){(1)}」に同じ。
(3)その土地の神。
(4)「地天(ジテン)」に同じ。
ちじん
ちじん [0] 【知人】
知っている人。知り合い。
ちじん
ちじん [0] 【痴人】
おろかな人。ばかな人。
ちじん
ちじん【痴人】
a fool;→英和
an idiot.→英和
ちじん
ちじん【知人】
a friend;→英和
an acquaintance.→英和
ちじん=の前に夢を説(ト)く
――の前に夢を説(ト)く
〔黄庭堅の文から〕
無益でばかばかしいことのたとえ。痴人に対して夢を説く。
ちじん=夢を説(ト)く
――夢を説(ト)く
おろか者が自分の見た夢の話をするように,要領をえない話をすることのたとえ。痴人の夢。
ちじんごだい
ちじんごだい [1][1] 【地神五代】
神武天皇の前に我が国を統御した五柱の神。すなわち,天照大神(アマテラスオオミカミ)・天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)・瓊々杵尊(ニニギノミコト)・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)・鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)。
→天神(テンジン)七代
ちじんのあい
ちじんのあい 【痴人の愛】
長編小説。谷崎潤一郎作。1925年(大正14)刊。驕慢(キヨウマン)で嗜虐(シギヤク)的なナオミに拝跪(ハイキ)する譲治の恋愛を通して,永遠に女性的なものを描く。
ちす
ちす [1] 【帙簀】
〔「じす」とも〕
経巻などを包む帙(チツ)。竹のすだれを芯(シン)にして,縁を錦(ニシキ)で包み裏に綾(アヤ)を貼って組み緒を付けたもの。
帙簀[図]
ちすい
ちすい [0][1] 【地水】
地中の水。地下水。
ちすい
ちすい【治水】
river improvement;flood control.〜工事 embankment works.
ちすい
ちすい [0] 【池水】
いけ。また,いけの水。
ちすい
ちすい [0] 【治水】 (名)スル
河川の氾濫(ハンラン)を防いだり,水運・灌漑(カンガイ)の便をよくしたりすること。「治山―」「―事業」
ちすい
ちすい [0] 【智水】
(1)如来の智慧(チエ)を清浄な水にたとえていう語。「―流清く,法灯光明かなり/太平記 8」
(2)灌頂(カンジヨウ)に用いる水。「亀井の水を五瓶の―として/平家 2」
ちすいかふう
ちすいかふう [4] 【地水火風】
〔仏〕 地と水と火と風。万物を構成する四つの元素。四大(シダイ)。四大種。
ちすいかふうくう
ちすいかふうくう [5] 【地水火風空】
〔仏〕 地と水と火と風と空。万物を構成する五つの元素。五大。五輪。
ちすいこうもり
ちすいこうもり チスヒカウモリ [4] 【血吸蝙蝠】
翼手目チスイコウモリ科の哺乳類。前腕長6センチメートル内外,頭胴長8センチメートルほどで,尾はない。上顎の大きくて鋭い門歯・犬歯で動物の皮膚に傷をつけ,流れ出る血をなめる。狂犬病を媒介することがある。洞窟や樹洞などにすみ,夜行性。メキシコから南米中部にかけて分布。吸血コウモリ。バンパイア。
ちすいびる
ちすいびる チスヒ― [2] 【血吸蛭】
ヒルの一種。体は扁平な円柱状。体長3〜4センチメートル。背面は黄褐色または緑灰色で数本の縦縞があり,腹面は緑灰色。雌雄同体。池沼・水田などにすむ。人畜の血を多量に吸うので,昔から医療に用いられた。医用蛭。水蛭(スイテツ)。
ちすじ
ちすじ [1][2] 【千筋】
(1)細長い糸状のものがたくさんあることをいう語。「―の涙」
(2)髪の毛のこと。「きよらかなるみどりの―/洒落本・契情買虎之巻」
ちすじ
ちすじ【血筋】
[家系]lineage;→英和
descent.→英和
〜をひく[子孫である]be descended <from> ;[病気などの] <Madness> runs in one's blood.〜のよい人 a man of noble descent[blood].
ちすじ
ちすじ [0] 【血筋】
(1)先祖から子孫への血のつながり。血統。「平家の―をひく」
(2)血が循環する道。血管。
(3)血のつながった者。血縁。「遠い―をたずねる」
ちすじのり
ちすじのり チスヂ― [3] 【血条苔】
紅藻類ウミゾウメン目の淡水藻。暗紫色で,多くの糸状の枝を出す。河川に生育し,生育地は天然記念物に指定されている。
ちする
ち・する [2] 【治する】 (動サ変)[文]サ変 ち・す
⇒じする(治)
ちず
ちず【地図】
a map;→英和
an atlas (地図書);→英和
<draw> a plan (道順案内の).→英和
〜で捜す look up <a place> on a map.〜を頼りに with the aid of a map.
ちず
ちず [1] 【地図】
地球表面の一部または全部の状態を,一定の割合で縮め,文字・記号を用いて平面上に表したもの。マップ。チャート。「―帳」
ちずじょうほう
ちずじょうほう チヅジヤウホウ [3] 【地図情報】
地図から読み取れる情報。また,地図の情報をデジタイザーなどを用いてコンピューターに記憶させデータベースにしたもの。
ちずとうえいほう
ちずとうえいほう チヅトウエイハフ [1] 【地図投影法】
球面である地球表面を,平面上に書き表す方法。透視する視点の位置によって心射図法・平射図法・正射図法,投影面によって方位図法(平面図法)・円錐図法・円筒図法,描かれた地図の性能によって正角図法・正距図法・正積図法などに分類する。
ちせい
ちせい [0] 【地勢】
(1)土地のありさま。山・川・平野・海など地理的事象の配置のありさま。地貌(チボウ)。
(2)地形と同じ。特に,それを大観する場合に用いることが多い。
(3)人の地位・立場。よって立つ所。「―大いなりといへども,賢慮足らざればその仁に当ることなし/盛衰記 1」
ちせい
ちせい [0] 【地精】
チョウセンニンジンの異名。
ちせい
ちせい [1][2] 【知性】
(1)物事を考え,理解し,判断する能力。人間の知的能力。「豊かな―の持ち主」「現代を代表する―」
(2)感覚によって得られた素材を整理・統一して,新しい認識を形成する精神のはたらき。
ちせい
ちせい [0] 【池井】
池と井戸。
ちせい
ちせい【治世に】
in the reign <of> .→英和
ちせい
ちせい【知性】
intellect;→英和
intelligence.→英和
ちせい
ちせい【地勢】
⇒地形.
ちせい
ちせい [0] 【致誠】
誠をいたすこと。誠意を表すこと。
ちせい
ちせい [0] 【治政】
世を治めるまつりごと。政治。
ちせい
ちせい [1][2] 【治世】
〔「じせい」とも〕
(1)政治が行き届いた穏やかな世の中。太平の世。
⇔乱世
(2)国を治めること。統治。また,治めた期間。「名君の―の下」
ちせいか
ちせいか [0] 【知性化】
自我の防衛機制の一。知的な言葉を用いて説明したり議論したりすることで強い感情に直面することを避け衝動{(2)}を統制すること。
ちせいがく
ちせいがく [2] 【地政学】
〔(ドイツ) Geopolitik〕
国家を有機体としてとらえ,その政治的発展を地理的条件から合理化しようとする理論。スウェーデンのチェーレン(Rudolf Kjellén 1864-1922)が提唱し,ドイツのハウスホーファーが大成。ナチスにより領土拡張の戦略論として利用された。
ちせいじん
ちせいじん [2] 【知性人】
⇒ホモ-サピエンス(2)
ちせいてき
ちせいてき [0] 【知性的】 (形動)
知性が強く感じられるさま。「―な顔立ち」
ちせき
ちせき [0] 【地籍】
土地の位置や形状およびその所有関係。
ちせき
ちせき [0] 【地積】
土地の面積。土地の広さ。「―の測量」
ちせき
ちせき [0] 【治績】
国をよく治めたという功績。政治上のすぐれた業績。「首相としてすぐれた―をあげる」
ちせきせん
ちせきせん [0] 【置籍船】
⇒便宜置籍船(ベンギチセキセン)
ちせきだいちょう
ちせきだいちょう [4] 【地籍台帳】
⇒土地台帳(トチダイチヨウ)
ちせつ
ちせつ [0] 【稚拙】 (名・形動)[文]ナリ
幼稚で未熟な・こと(さま)。へた。「―な絵」「―な文章」
[派生] ――さ(名)
ちせつ
ちせつ【稚拙な】
childish <idea> .→英和
ちせん
ちせん [0] 【地仙】
地上にいる仙人。
⇔天仙
ちせん
ちせん [0] 【池泉】
庭園に設けられた池。
ちせん
ちせん [0] 【地銭】
ゼニゴケの別名。
ちせんかいゆうしき
ちせんかいゆうしき [0] 【池泉回遊式】
日本庭園の形式の一。中心に池を設け,その周囲を巡りながら観賞する。江戸時代の代表的庭園形式。桂離宮・金沢兼六園・岡山後楽園など。
ちぜい
ちぜい [1] 【地税】
土地に課する税。地租。
ちそ
ちそ [2][1] 【地租】
土地に対して課す租税。1873年(明治6)の地租改正条例で課せられ,当初,国税収入の主要部分を占めたが,第一次大戦後所得税に首位を譲った。第二次大戦後府県税となり,1950年(昭和25)固定資産税に編入された。
→地租改正
ちそ
ちそ [0] 【紫蘇】
⇒しそ(紫蘇)
ちそう
ちそう [0] 【地層】
平板状にひろがっている岩体。土砂などが堆積してできた層。化石を含むことがある。「古代の―」
ちそう
ちそう [0] 【馳走】 (名)スル
(1)〔その用意に奔走する意から〕
食事などでもてなしをすること。饗応(キヨウオウ)すること。また,そのための立派な料理。「―にあずかる」「とてもの―に,酒のあいてをと/浮世草子・諸国はなし 2」
→ごちそう
(2)走りまわること。奔走すること。「これがために―す,所得(シヨドク)いくばくの利ぞや/謡曲・歌占」
(3)世話をすること。面倒をみること。「都まで―して連れ上らんと思ひしに/浄瑠璃・念仏往生記」
ちそう
ちそう【地層】
a stratum;→英和
a layer.→英和
ちそう
ちそう [0][2] 【地相】
(1)土地の様子。
(2)家などを建てる際に考慮されるその地の吉凶の相。
ちそうたっぱい
ちそうたっぱい 【馳走答拝】
客などにていねいなもてなしをすること。「―ヲツクス/日葡」
ちそうにん
ちそうにん 【馳走人】
世話をしてくれる人。また,接待の係の人。[日葡]
ちそうめん
ちそうめん [2] 【地層面】
⇒層理面(ソウリメン)
ちそうるいじゅうのほうそく
ちそうるいじゅうのほうそく 【地層累重の法則】
互いに重なり合う二つの地層のうち,本来下にあったものは上のものより古い,という原則。
ちそかいせい
ちそかいせい [3] 【地租改正】
明治政府による土地・租税制度の改革。1872年(明治5)田畑売買禁止令を解き地券を発行,翌年地租改正条例を定めて土地所有権確定,土地丈量・地価算定・新地券交付を行い,税率を地価の3パーセントの金納とした。これによって政府の財政的基礎が確立した一方,地主・小作の関係は強化された。
ちそかいせいはんたいいっき
ちそかいせいはんたいいっき 【地租改正反対一揆】
地租改正に反対した農民一揆。地価算定・米価基準などをめぐって各地で一揆が起こり,特に,1876年(明治9)の三重・愛知・茨城などの一揆は大規模なもので,翌年地租率は0.5パーセント軽減された。
ちそく
ちそく [2] 【知足】
(1)〔老子「自勝者強,知�足者富」から〕
足るを知ること。身の程をわきまえて,むやみに不満をもたないこと。「―守分」
(2)〔仏〕「知足天」の略。
ちそく
ちそく [0] 【遅速】
遅いことと速いこと。遅いか速いか。「分秒の―を争う」
ちそくてん
ちそくてん [3][2] 【知足天】
「兜率天(トソツテン)」に同じ。
ちぞめ
ちぞめ [0] 【血染め】
血がしみついていること。血がついて赤くなること。
ちぞめ
ちぞめ【血染めの】
bloodstained.
ちた
ちた 【知多】
愛知県西部,伊勢湾に面する市。臨海部の埋め立て地には製油所・火力発電所が群立。東部は宅地化が著しい。
ちたい
ちたい [0] 【痴態】
おろかな振る舞いや態度。ばかげた振る舞い。「人前で―を演ずる」「―を示す」
ちたい
ちたい【地帯】
a zone;→英和
a region;→英和
an area.→英和
ちたい
ちたい [0] 【遅怠】 (名)スル
すべき事を怠ったために,遅れをきたすこと。
ちたい
ちたい [1] 【地帯】
ある特色,あるいは一定の目的・規準で区切られた地域。「工業―」「安全―」「砂漠―」
ちたい
ちたい【遅滞】
(a) delay.→英和
〜する delay;be delayed;be in arrears (支払などが).〜なく without delay;promptly.→英和
ちたい
ちたい【痴態を演じる】
make a fool of oneself.
ちたい
ちたい [0] 【遅滞】 (名)スル
(1)物事が予定どおり進まず遅れること。「工事が―する」「―なく進む」
(2)〔法〕 債務者が履行期になっても債務を履行せず(履行遅滞),または債権者が弁済を受領すべきであるのに受領しないこと(受領遅滞)。
ちたつ
ちたつ [0] 【遅達】 (名)スル
遅れて配達・通達すること。
ちたつ
ちたつ [0] 【笞撻】
むちで打つこと。鞭撻(ベンタツ)。
ちたはんとう
ちたはんとう 【知多半島】
愛知県南西部,伊勢湾に突き出す半島。1961年(昭和36)愛知用水が通水し,園芸・酪農が発達。
ちたび
ちたび 【千度】
回数の非常に多いこと。千回。「底清み沈ける玉を見まくほり―そ告(ノ)りし潜(カヅ)きする海人は/万葉 1318」
ちたびのはらえ
ちたびのはらえ 【千度の祓】
⇒千度(センド)の祓(ハライ)
ちたもめん
ちたもめん [3] 【知多木綿】
愛知県知多半島産の晒(サラシ)木綿。手ぬぐいや絞り染めの地に用いられる。知多晒。
ちたる
ちた・る 【千足る】 (動ラ四)
十分満ち足りている。「日本(ヤマト)は浦安の国細戈(クワシホコ)の―・る国/日本書紀(神武訓)」
ちだい
ちだい [1][0] 【地代】
「じだい(地代)」に同じ。
ちだい
ちだい 【地大】
⇒じだい(地大)
ちだい
ちだい [1][0] 【血鯛】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。タイの一種で,体形はマダイに似るが小形で,尾びれの縁が黒くない。体色は赤色で腹方は淡く,体側上半にコバルト色の小斑点が散在する。食用。釣りの対象魚。北海道南部から東シナ海にかけて分布。ハナダイ。
ちだいぎん
ちだいぎん [2] 【地代銀】
(1)江戸時代,公用のために収用した土地の所持者に与えた補償金。
(2)江戸時代,大坂の堂島・堀江などの新開地に課した地子銭(ジシセン)。
ちだいじょうかんじ
ちだいじょうかんじ 【知太政官事】
奈良時代の令外の官。太政大臣・左右大臣に準ずるとされたが,実際には刑部(オサカベ)親王ら四人の皇族が任ぜられただけであった。
ちだいぞうげんせいきゅうけん
ちだいぞうげんせいきゅうけん [1][7] 【地代増減請求権】
約定の地代が不相当になった場合,地主または借地人が地代の増額または減額を請求する権利。
ちだいろん
ちだいろん [2] 【地代論】
地代の性格・根拠についての学説。リカードの差額地代論,マルクスの絶対地代論などがその代表。
ちだつ
ちだつ [0][1] 【褫奪】 (名)スル
官位・職権などをとりあげること。「艦長…は,其の官職を―せられ/此一戦(広徳)」
ちだま
ちだま [0] 【血珠】
赤色の珊瑚珠(サンゴジユ)。
ちだらけ
ちだらけ【血だらけの】
bloody.→英和
ちだらけ
ちだらけ [0][4] 【血だらけ】 (名・形動)
一面に血がつく・こと(さま)。血まみれ。「―の布」「顔面が―になる」
ちだるま
ちだるま【血達磨になる】
be covered with blood all over (the body).
ちだるま
ちだるま [2][0] 【血達磨】
(1)全身が血だらけで,達磨人形のように真っ赤になること。また,そのもの。「―になる」
(2)歌舞伎作品の一系列。お家の重宝の達磨の掛け軸を,自分の腹を切ってその内に入れて火災から守った忠臣の話を脚色したもの。「加州桜谷血達磨(カシユウサクラガヤツチノダルマ)」以下,「蔦模様血染御書(ツタモヨウチゾメノゴシユイン)」に至る作品の通称。
ちだん
ちだん [0] 【地壇】
中国で,天子が地祇(チギ)をまつる方形の祭壇。明代築の北京の安定門外のものが著名。
→天壇
ちち
ちち【乳】
milk;→英和
mother's milk (母乳);the breast(s) (乳房).→英和
〜をしぼる milk <a cow> .〜を飲む drink[suck (母乳を)]milk.〜を飲ませる give milk[the breast] <to> .
ちち
ちち [1][2] 【遅遅】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)物事がすらすらと進まず,時間がかかるさま。「―として進まず」「―たる歩み」
(2)日が長くのどかなさま。「春日―たり」
■二■ (名)スル
おくれること。予定の時を過ぎること。「水に倒れ入り,装束をぬらし御神楽に―したりけるに/平家 6」
ちち
ちち [1][2] 【致知】
(1)朱子学で,事物の道理をきわめ知ること。
(2)陽明学で,本然の良知を明らかにして完全なものとすること。
→格物(カクブツ)致知
ちち
ちち【遅々とした(して)】
slow(ly).→英和
〜として進まない make but slow progress.
ちち
ちち【父】
a father.→英和
〜の(ような) fatherly;→英和
fatherlike;paternal.→英和
〜方の(親類) (a relative) on one's father's side.
ちち
ちち [2][1] 【乳】
(1)哺乳動物が分娩後に,乳腺から分泌する白色不透明の液。脂肪・タンパク質・乳糖・無機物を含み,これによって子を養う。ち。ちしる。乳汁。「―を吸う」
(2)ちぶさ。にゅうぼう。「―が張る」
(3)植物の葉や茎を傷つけた時に出る,乳汁に似た白色液。
ちち
ちち [2][1] 【父】
(1)親のうちの,男の方。実父・継父・養父の総称。
⇔母
「二児の―となる」
(2)新しい物事の開拓者。先駆者。また,偉大な貢献をした人。「近代経済学の―」「独立の―」
(3)キリスト教で,神の呼称。三位一体内の子キリストに対して父。
ちち=の恩は山より高し
――の恩は山より高し
〔童子教〕
父親の恩の高大であることのたとえ。
ちち=父たれば子も子たり
――父たれば子も子たり
〔論語(顔淵)〕
父が父としての道を尽くせば子も子としての道を尽くすこと。
ちちいちょう
ちちいちょう [3] 【乳銀杏】
〔気根が女性の乳房の形に似ていることから〕
乳の出ない婦人の信仰を集めている銀杏の老木。
ちちいろ
ちちいろ [0] 【乳色】
不透明な白色。乳白色。
ちちうえ
ちちうえ [2] 【父上】
父を敬っていう語。
⇔母上
ちちうし
ちちうし [2] 【乳牛】
乳をしぼるために飼う牝牛。ちうし。にゅうぎゅう。
ちちおさえ
ちちおさえ [3] 【乳押(さ)え】
ブラジャー。
ちちおとど
ちちおとど 【父大臣】
父である大臣。「―の御筋さへ加はればにや品高く美しげなり/源氏(玉鬘)」
ちちおや
ちちおや [0] 【父親】
男である親。男親。父。
⇔母親
ちちかえる
ちちかえる 【父帰る】
戯曲。一幕。菊池寛作。1917年(大正6)発表。20年前妻子を捨て愛人と出奔した父が零落して帰ってくる。母と弟妹は喜んで迎えようとするが長男だけは父を許さない。家族一人一人の複雑な心情と,憎しみを超えた肉親の愛情を描く。
ちちかた
ちちかた [0] 【父方】
父の血筋に属すること。また,その親族。
⇔母方
「―のいとこ」
ちちかなもの
ちちかなもの [3] 【乳金物】
⇒ちかなもの(乳金物)
ちちぎみ
ちちぎみ [2] 【父君】
父を敬っていう語。父上。
ちちくさ
ちちくさ [2] 【乳草】
つるや茎・葉などを切ると,乳汁のような白い汁が出る植物の通称。ノゲシ・ガガイモ・ノウルシなど。ちくさ。ちぐさ。
ちちくさい
ちちくさい【乳臭い】
babyish (子供っぽい);green (未熟な).→英和
ちちくさい
ちちくさ・い [4] 【乳臭い】 (形)[文]ク ちちくさ・し
(1)乳のにおいがする。「―・い赤ん坊」
(2)子供っぽい。幼稚だ。未熟だ。「―・い考え」「まだ―・い青年」
[派生] ――さ(名)
ちちくび
ちちくび [2] 【乳首】
「ちくび(乳首)」に同じ。
ちちくりあう
ちちくりあう【乳繰り合う】
flirt <with> .→英和
ちちくりあう
ちちくりあ・う [5] 【乳繰り合う】 (動ワ五[ハ四])
〔「乳」は当て字〕
男女がひそかに情を交わしあう。密会してたわむれあう。
ちちくる
ちちく・る [3] 【乳繰る】 (動ラ五[四])
〔「乳」は当て字〕
男女が密会してたわむれる。ちゃちゃくる。ててくる。「となりのなすび売と―・り/浮世草子・好色床談義」
[可能] ちちくれる
ちちこぐさ
ちちこぐさ [3] 【父子草】
キク科の多年草。山野に自生。茎は高さ20センチメートル内外で,線形の葉を互生。茎・葉裏とも白色の綿毛が密生。春,茎頂に茶褐色の小頭花を数個つける。ハハコグサに似るが,頭花の総苞片が褐色。
ちちご
ちちご [0] 【父御】
他人の父を敬っていう語。ててご。
⇔母御
ちちしぼり
ちちしぼり [3] 【乳搾り】
乳をしぼること。搾乳(サクニユウ)。
ちちしぼり
ちちしぼり【乳搾り】
milking;[人]a milkman;→英和
a milkmaid.→英和
ちちしる
ちちしる [3] 【乳汁】
(1)「ちち(乳){(1)}」に同じ。
(2)「ちち(乳){(3)}」に同じ。
ちちじま
ちちじま 【父島】
小笠原諸島の主島。東京都小笠原村に属し,面積24.5平方キロメートル。小笠原の主な官公署が置かれている。
ちちじゃひと
ちちじゃひと チチヂヤ― 【父者人】
〔「父である人」の意。「者」は当て字〕
父を敬っていう語。
ちちとこ
ちちとこ 【父と子】
〔原題 (ロシア) Ottsy i deti〕
ツルゲーネフの長編小説。1862年刊。自然科学以外のあらゆる既成の権威を否定するニヒリストのバザーロフとロマンチックな旧世代との対立を通して,農奴解放前後のロシアの変動する姿を描く。「ニヒリスト」という言葉を流布させた。
ちちなしご
ちちなしご [4] 【父無し子】
(1)父と死別して,母の手一つで育った子。ててなしご。
(2)父親がだれともわからない子。私生児。ててなしご。
ちちぬし
ちちぬし 【父主】
父を敬っていう語。父上。父君。「二人見る程に,―ふと寄り来たり/源氏(乙女)」
ちちのき
ちちのき [3] 【乳の木】
イチョウの異名。雌株の老樹に,乳房形の気根ができるのでいう。
ちちのこ
ちちのこ [3] 【乳の粉】
寒晒(カンザラ)しにした米の粉。水にといて煮立て,砂糖を加えて母乳の代用とした。
ちちのし
ちちのし 【乳の師】
平安時代,供御(クゴ)の牛乳をしぼることを任として,典薬寮に置かれた令外の官。はじめ「乳の長上(チヨウジヨウ)」,のち「乳の師」と改められた。
ちちのしゅうえんにっき
ちちのしゅうえんにっき 【父の終焉日記】
日記。一冊。小林一茶著。1801年,一茶三九歳の夏,父の発病から死去に至るまで約一か月間の看護日記。みとり日記。
ちちのじょう
ちちのじょう [2][1] 【父の尉】
能の「翁」の古い形に登場する役。世阿弥の頃には省略されるようになったが,現在も「父尉延命冠者(エンメイカジヤ)」という特殊演出の場合には登場する。また,その役に用いる面。
父の尉[図]
ちちのちょうじょう
ちちのちょうじょう 【乳の長上】
「乳の師(シ)」に同じ。
ちちのひ
ちちのひ [2][1] 【父の日】
父に感謝をささげる日。六月の第三日曜日。アメリカの J = B =ドッド夫人の提唱により1910年に始まった。
⇔母の日
ちちのみ
ちちのみ [3] 【乳の実】
イチョウの実。ぎんなん。
ちちのみの
ちちのみの 【乳の実の】 (枕詞)
同音の「父」にかかる。「―父の命(ミコト)ははそ葉の母の命/万葉 4164」
〔「ちちのみ」はイチョウの実とも,イチジク・イヌビワともいうが確かでない〕
ちちはは
ちちはは [2][1] 【父母】
父親と母親。ふぼ。
ちちばなれ
ちちばなれ [3] 【乳離れ】 (名)スル
「ちばなれ(乳離)」に同じ。
ちちばなれ
ちちばなれ【乳離れ】
⇒乳離れ(ちばなれ).
ちちぶ
ちちぶ [0] 【知知武】
スズキ目の魚。全長約12センチメートル。ハゼの一種。いわゆるダボハゼは本種をさす場合が多い。佃煮にする。日本各地と朝鮮半島に分布し,汽水域や淡水域にもすむ。
ちちぶ
ちちぶ 【秩父】
(1)埼玉県西部,秩父盆地の市。石灰石を産出しセメント工業が発達。ブドウなどの観光農園も多い。近年まで絹織物を産した。
(2)「秩父絹」「秩父縞(ジマ)」などの略。「―の絣(カスリ)」
ちちぶあおいし
ちちぶあおいし [4] 【秩父青石】
埼玉県秩父地方に産する青色の結晶片岩。主に緑泥片岩から成り,庭石として珍重される。
ちちぶぎぬ
ちちぶぎぬ [4] 【秩父絹】
秩父地方に産した絹織物。主に衣服の裏地用。ちちぶうら。
ちちぶこせいそう
ちちぶこせいそう [5] 【秩父古生層】
埼玉県秩父地方に分布する古い地層群。そのかなりの部分が中生代のものと判明。
ちちぶこんみんとう
ちちぶこんみんとう 【秩父困民党】
⇒困民党(コンミントウ)
ちちぶさんじゅうさんしょ
ちちぶさんじゅうさんしょ [2][1][1] 【秩父三十三所】
秩父地方にある三十三か所の観音の霊場。実際は,三十四か所あるが,西国(サイゴク)三十三所・坂東(バンドウ)三十三所にならってこのようにいい,合わせて日本百観音とした。
ちちぶさんち
ちちぶさんち 【秩父山地】
埼玉・群馬・長野・山梨・東京の一都四県にまたがる山地。金峰山・甲武信(コブシ)岳・雲取山など2000メートルを超す山々が連なり,森林・水資源に恵まれる。
ちちぶじけん
ちちぶじけん 【秩父事件】
1884年(明治17)秩父地方の数万の農民の武装蜂起事件。松方財政による不況に苦しんだ農民は,旧自由党左派の指導の下に井上伝蔵らを幹部として困民党を結成し田代栄助を総理として蜂起。負債の減免や地租軽減などを要求して郡役所・警察・高利貸しなどを襲撃。一〇日にわたる抵抗ののち,警官隊と軍隊により鎮圧された。秩父騒動。
ちちぶじま
ちちぶじま [0] 【秩父縞】
縞柄(シマガラ)の秩父銘仙。
ちちぶじんじゃ
ちちぶじんじゃ 【秩父神社】
埼玉県秩父市にある旧国幣小社。祭神は八意思兼命・知々夫彦(チチブヒコノ)命。境内に「柞の森」がある。妙見社。柞社。
ちちぶたまこくりつこうえん
ちちぶたまこくりつこうえん 【秩父多摩国立公園】
東京・埼玉・山梨・長野の一都三県にまたがり,秩父山地と多摩川上流域(奥多摩)を占める山岳公園。森林と渓谷の美しさを特徴とする。
ちちぶのみや
ちちぶのみや 【秩父宮】
現存の宮家。1922年(大正11)大正天皇の第二皇子雍仁(ヤスヒト)親王が創立した。
ちちぶぼんち
ちちぶぼんち 【秩父盆地】
秩父山地東部にあるほぼ方形の盆地。荒川・赤平川の河岸段丘が発達する。中心都市は秩父市。
ちちぶめいせん
ちちぶめいせん [4] 【秩父銘仙】
秩父地方から産した銘仙。玉糸を用いた地合いが緻密で,丈夫で実用的なもの。
ちちぶよまつり
ちちぶよまつり 【秩父夜祭】
秩父市の秩父神社の祭り。特に,一二月三日の夜祭り。提灯や雪洞(ボンボリ)で飾った笠鉾(カサボコ)や屋台が出て,屋台囃子(バヤシ)や屋台芝居・花火などの行事で知られる。
ちちもみ
ちちもみ [2][3] 【乳揉み】
母乳が出るように乳をもむこと。また,それを業とする人。
ちちもらい
ちちもらい [3] 【乳貰い】
(1)乳児を養うために,他人の乳をもらうこと。ちもらい。
(2)乳をほしがって泣く赤子をだいてさまよう男が,別れた女にめぐり会うという趣向の歌舞伎脚本の総称。
ちちゅ
ちちゅ [0] 【蜘蛛】
〔「ちちゅう」「ちしゅ」とも〕
(動物の)クモ。
ちちゅう
ちちゅう [0] 【踟蹰】 (名)スル
ぐずぐずすること。ためらうこと。躊躇(チユウチヨ)。「彼れの―する間だに,予これを撃ち敗ることを得たりしなり/西国立志編(正直)」
ちちゅう
ちちゅう 【蜘蛛】
「ちちゅ(蜘蛛)」に同じ。「―が網をはりて,鳳凰をまつ風情也/曾我 8」
ちちゅう
ちちゅう [0] 【池中】
いけの中。
ちちゅう
ちちゅう [0] 【地中】
土の中。地面の下。「―に埋める」
ちちゅう
ちちゅう【地中に[の]】
in the earth;→英和
under the ground;→英和
underground.→英和
〜から out of the ground.
ちちゅうかい
ちちゅうかい 【地中海】
(1)周囲を大陸で囲まれた付属海。大洋とは海峡で通じる。ヨーロッパ地中海・アメリカ地中海・北極海などがある。
(2)〔Mediterranean Sea〕
ヨーロッパ・アジア・アフリカの三大陸に囲まれた,東西に細長い内海。ジブラルタル海峡で大西洋に,ダーダネルス・ボスポラス両海峡で黒海に,スエズ運河でインド洋に通じる公海。ヨーロッパとアジアとを結ぶ重要な航路。沿岸はエジプト・フェニキア・ギリシャ・ローマなど古代文化の発祥地。別称,ヨーロッパ地中海。
ちちゅうかい
ちちゅうかい【地中海】
the Mediterranean (Sea).→英和
ちちゅうかいきこう
ちちゅうかいきこう [6] 【地中海気候】
温帯気候のうち,降水が冬に集中し,夏の高温期に乾燥する気候。地中海地方の気候がその典型で,他にアメリカのカリフォルニア州,南アフリカ南端部,チリ中部,オーストラリア南部などにもみられる。
ちちゅうかいしきのうぎょう
ちちゅうかいしきのうぎょう [8] 【地中海式農業】
冬作の小麦・大麦や乾燥に耐えるオリーブ・ブドウなどの果樹を栽培する農業。地中海気候の地域にみられる。
ちちゅうかいみばえ
ちちゅうかいみばえ [6] 【地中海実蠅】
双翅目ミバエ科の昆虫。体長5ミリメートルほど。体は主に黄褐色で,胸部背面は光沢のある黒色で灰白色の斑紋がある。幼虫はパイナップル・ココヤシを除くあらゆる果実を食害する。地中海沿岸・アフリカ・オーストラリア・南アメリカに分布。日本には未侵入。
ちちゅうしょくぶつ
ちちゅうしょくぶつ [5] 【地中植物】
植物の生活形の一で,冬芽(トウガ)の位置が地中または水中にあるもの。ジャガイモ・ユリやハス・タヌキモなど。
→地上植物
→地表植物
ちちゅうのあみ
ちちゅうのあみ 【蜘蛛の網】
クモの網。いくら願っても,とうてい望みがかなわないことのたとえ。「我も又蟷螂(トウロウ)が斧―雲にかけはしといへども/浮世草子・文反古 3」
ちちょう
ちちょう [0] 【弛張】 (名)スル
⇒しちょう(弛張)
ちちょう
ちちょう [0] 【痴重】 (名・形動ナリ)
おろかでのろまな・こと(さま)。「―なるかの曲はつひに地に墜ちたり/即興詩人(鴎外)」
ちちょうねつ
ちちょうねつ [2] 【弛張熱】
⇒しちょうねつ(弛張熱)
ちちよちちよ
ちちよちちよ (副)
ミノムシの鳴き声を表す語。平安時代,ミノムシは鳴くと考えられていた。「みのむし,いとあはれなり。…八月ばかりになれば『―』とはかなげに鳴く/枕草子 43」
ちちり
ちちり 【松毬】
松かさ。ちちりん。「松の葉の散り失せぬ,―を拾ひ集め/浮世草子・新可笑記 4」
ちちりぼし
ちちりぼし 【ちちり星・井宿】
二十八宿の,井(セイ)宿の和名。双子(フタゴ)座の西部に相当。
ちちり星
ちちりぼし 【ちちり星・井宿】
二十八宿の,井(セイ)宿の和名。双子(フタゴ)座の西部に相当。
ちちろ
ちちろ [0]
コオロギの異名。
ちちろむし
ちちろむし [3] 【ちちろ虫】
コオロギの異名。ちちろ。[季]秋。《―二つと思ふ一つとも/上林煤六》
ちちろ虫
ちちろむし [3] 【ちちろ虫】
コオロギの異名。ちちろ。[季]秋。《―二つと思ふ一つとも/上林煤六》
ちちんぷいぷい
ちちんぷいぷい [2]
〔「ちちんぷいぷい御代(ゴヨ)の御宝(オンタカラ)」の略〕
子供が手足などを痛めたとき,なでさすって痛みを和らげるときの呪文。
ちちんぷいぷい=御代(ゴヨ)の御宝(オンタカラ)
――御代(ゴヨ)の御宝(オンタカラ)
「ちちんぷいぷい」に同じ。一説に「智仁武勇御代の御宝」の意ともいう。
ちぢ
ちぢ [1] 【千千】 (名・形動)[文]ナリ
(1)数の多い・こと(さま)。たくさん。「珠が―に砕ける」「和歌の浦に―の玉藻をかきつめて/玉葉(賀)」
(2)変化に富んでいるさま。さまざま。「心が―に乱れる」「秋の木の葉を―に染むらむ/古今(秋下)」
ちぢかまる
ちぢかま・る [0] 【縮かまる】 (動ラ五[四])
「ちぢこまる」に同じ。「背中を円(マル)くして,膝を合せて―・ると/高野聖(鏡花)」
ちぢかむ
ちぢか・む [0] 【縮かむ】 (動マ五[四])
寒さなどのために,手足などがちぢんで,動きが不活発になる。「指先が―・む」
ちぢく
ちぢ・く 【縮く】 (動カ下二)
⇒ちぢける
ちぢくれる
ちぢく・れる [0] 【縮くれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ちぢく・る
ちぢれている。「―・れた髪の毛」
ちぢける
ちぢ・ける [0] 【縮ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ちぢ・く
ちぢまる。ちぢこまる。「この寒さにすっかり―・ける」
ちぢこまる
ちぢこまる【縮こまる】
curl[huddle]oneself up;be benumbed <with cold> .
ちぢこまる
ちぢこま・る [0][4] 【縮こまる】 (動ラ五[四])
体をまるめて小さくなる。ちぢまる。「寒さでからだが―・る」
ちぢこめる
ちぢこ・める [0] 【縮こめる】 (動マ下一)
ちぢめた状態にする。ちぢめる。「思わず首を―・める」
ちぢまる
ちぢまる【縮まる】
⇒縮む.
ちぢまる
ちぢま・る [0] 【縮まる】 (動ラ五[四])
ちぢんだ状態になる。間隔などが短くなる。「寿命が―・る」「差が―・った」
ちぢみ
ちぢみ [0] 【縮み】
(1)ちぢむこと。「伸び―」「―具合」
(2)「縮織り」の略。
ちぢみ
ちぢみ【縮み】
shrinkage;→英和
[生地]cotton crepe.縮みのシャツ a crepe (under)shirt.
ちぢみあがる
ちぢみあが・る [5] 【縮み上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)ひどくちぢむ。「霜にあたって植木の葉が―・る」
(2)寒さや恐ろしさで,体をすくめて小さくなる。「おどされて―・る」
ちぢみうり
ちぢみうり [3] 【縮売り】
縮織りを売って歩いた行商。近世,越後からのものが多かった。「江戸へ出てのばして帰る―/柳多留 157」
ちぢみおり
ちぢみおり [0] 【縮織(り)】
布面に細かい皺(シボ)を表した織物の総称。特に,緯(ヨコ)糸に強撚糸を用いて織り上げたのち,湯に浸してもみ,皺を表したもの。綿・麻・絹などを材料とする。夏用。越後縮・明石縮など
→縬(シジラ)
ちぢみかたびら
ちぢみかたびら [4] 【縮帷子】
縮織りで作った帷子。
ちぢみこぶ
ちぢみこぶ [4] 【縮み昆布】
トロロコンブ{(2)}の別名。ちぢみこんぶ。
ちぢみこむ
ちぢみこ・む [4] 【縮み込む】 (動マ五[四])
ちぢんで中に入りこむ。はなはだしくちぢむ。「―・む程蹴つけられ/浄瑠璃・油地獄(上)」
ちぢみざさ
ちぢみざさ [3] 【縮笹】
イネ科の多年草。各地の山野の木陰に生える。高さ10〜30センチメートル。茎は細く,節が多い。葉は互生し,ササに似た披針形で縁が波状に縮む。
ちぢみやしんすけ
ちぢみやしんすけ 【縮屋新助】
歌舞伎「八幡祭小望月賑(ハチマンマツリヨミヤノニギワイ)」の通称。世話物。河竹黙阿弥作。1860年江戸市村座初演。深川八幡祭の混雑で永代橋が落ちた事件と,呉服屋甚之助が深川芸者おみのを殺した事件を脚色。
ちぢむ
ちぢむ【縮む】
shrink <in the wash> ;→英和
wrinkle;→英和
shrivel;→英和
be shortened (短くなる);contract (収縮する).→英和
縮み上がる be scared <of> .
ちぢむ
ちぢ・む [0] 【縮む】
■一■ (動マ五[四])
〔「しじむ」の転か〕
(1)すきまが詰まったり,中身が少なくなったりして,面積や体積が小さくなる。「ウールは水で洗うと―・む」
(2)長さが短くなる。「バネが伸びたり―・んだりする」「ズボンの丈が―・む」
(3)のびやかでなくなる。畏縮する。「恐ろしさに身の―・む思いをした」「おかげで命が十年も―・んだよ」
(4)収縮する。「尾髪あくまで―・みたるに/曾我 1」
〔「縮める」に対する自動詞〕
■二■ (動マ下二)
⇒ちぢめる
ちぢめる
ちぢ・める [0] 【縮める】 (動マ下一)[文]マ下二 ちぢ・む
(1)しわを寄せたり,すきまを詰めたりして,面積や体積を小さくする。「ひだをとって幅を―・める」
(2)一部を切り取ったりして,全体の長さを短くする。「端の方を切って長さを―・める」
(3)長さ・期間・所要時間などを短くする。「文章を半分に―・める」「むりが続いて寿命を―・める」「会期を二日―・める」「湯みるといふのは…を―・めた言葉で/滑稽本・七偏人」
(4)体を小さくする。すくめる。「首を―・める」「恐れに身を―・める」
〔「縮む」に対する他動詞〕
ちぢめる
ちぢめる【縮める】
(1) shorten;→英和
cut down;abridge.→英和
(2) duck <one's head> ;→英和
draw in <one's legs> ;squeeze <oneself into a car> ;→英和
take in <one's sleeves> .
ちぢらす
ちぢら・す [0] 【縮らす】 (動サ五[四])
ちぢれるようにする。ちぢらせる。「髪を―・した人」
ちぢらす
ちぢらす【縮らす】
curl[wave (波形に),frizzle (細かく)] <one's hair> .→英和
ちぢらせる
ちぢら・せる [0] 【縮らせる】 (動サ下一)
「ちぢらす(縮)」に同じ。
ちぢる
ちぢ・る 【縮る】 (動ラ下二)
⇒ちぢれる
ちぢれ
ちぢれ [0] 【縮れ】
ちぢれること。ちぢれていること。「―髪」
ちぢれげ
ちぢれげ [0] 【縮れ毛】
ちぢれた毛。
ちぢれげ
ちぢれげ【縮れ毛】
curly[frizzled (細かく縮れた)]hair.
ちぢれる
ちぢれる【縮れる】
[髪が]be curled;have curly[frizzled]hair;[しわがよる]wrinkle;→英和
be wrinkled.
ちぢれる
ちぢ・れる [0] 【縮れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ちぢ・る
うねったり巻いたりする。「髪の毛が―・れる」「葉が―・れる」
ちぢわ
ちぢわ チヂハ 【千々石】
姓氏の一。
ちぢわミゲル
ちぢわミゲル チヂハ― 【千々石―】
安土桃山時代,天正遣欧使節の正使。肥前の人。本名,清左衛門,ミゲルは洗礼名。1582年渡欧,翌年ローマ教皇に謁見した。生没年未詳。
ちっか
ちっか [0] 【窒化】
(1)窒素と,窒素より陽性の元素とが化合すること。
(2)鋼をアンモニアまたは窒素で処理し,鋼の表面を硬化させる方法。鋼にわずかに含まれるアルミニウムやクロムが,窒化物になることによる。
ちっかい
ちっかい [0] 【蟄懐】
心中に不平不満の念を抱くこと。「平家九代の繁昌一時に滅亡して,源氏多年の―一朝に開くる事を得たり/太平記 10」
ちっかこう
ちっかこう [3] 【窒化鋼】
耐摩耗性・耐食性を大きくするため,窒素をしみ込ませ,窒化物の硬い層を表面に形成した鋼。高速内燃機関のシリンダーやゲージ類に用いる。
ちっかぶつ
ちっかぶつ [3] 【窒化物】
窒素と,窒素より陽性の元素とから成る化合物。窒化ナトリウムや窒化銅などのイオン性窒化物,アンモニア・窒化ホウ素などの共有結合性窒化物,重金属類の侵入型窒化物などがある。
ちっかん
ちっかん チク― [0] 【竹簡】
古代中国で,紙が使用される以前,文字を書くために用いられた竹の札。また,書かれたもの。ちくかん。
ちっかん
ちっかん チク― [0] 【竹竿】
たけざお。ちくかん。
ちっかんもん
ちっかんもん チククワン― [0] 【竹管文】
縄文土器の文様の一種で,篠竹の先で,爪形,円形,平行沈線文をつけたもの。縄文前期後半の土器に多く施される。
ちっきょ
ちっきょ [1] 【蟄居】 (名)スル
(1)家の中にとじこもっていること。「朝からの降りで一日―して/続風流懺法(虚子)」
(2)江戸時代,士分以上の者に科した刑罰の一。閉門の上,一室に謹慎させたもの。
(3)虫などが地中にこもっていること。「竜は…陰の時に至りては―を閉づ/太平記 20」
ちっきょ
ちっきょ【蟄居する】
keep indoors[the house].
ちっきん
ちっきん チク― [0] 【竹琴】
(1)弦楽器の一。竹を縦に二つに割り,上面に桐板を張って胴とし,その上に三弦を張ったもの。八雲琴に似る。1886年(明治19)田村与三郎の発明。現在は廃絶。
(2)竹を並べた木琴状の楽器。歌舞伎囃子(バヤシ)に用いる。
ちっくり
ちっくり (副)
わずかに。ちょっと。ちっくと。「のう色男,―茶づつて行こぢやないか/洒落本・遊子方言」
ちっけん
ちっけん チク― [0] 【畜犬】
⇒ちくけん(畜犬)
ちっこ
ちっこ (副)
(多く「と」を伴って)
(1)小さいさま。わずかなさま。「壁の下道の傍に―とたたずみ/咄本・醒睡笑」
(2)小さくきびきびしているさま。「―トシタルワランベ/日葡」
ちっこい
ちっこ・い [3] (形)
「ちいさい」の転。
[派生] ――さ(名)
ちっこう
ちっこう チク― [0] 【竹工】
竹を使って工芸品を作る技術。また,その職人。ちくこう。
ちっこう
ちっこう チクカウ [0] 【築港】 (名)スル
船舶を停泊させ,貨客の輸送の便のために港を築くこと。また,その港。ちくこう。
ちっし
ちっし [0] 【窒死】 (名)スル
息がつまって死ぬこと。窒息死。
ちっする
ちっ・する [0][3] 【蟄する】 (動サ変)[文]サ変 ちつ・す
(1)虫や獣が冬になって穴に隠れる。「朔風木葉を払ひ,熊穴に―・し/日本風景論(重昂)」
(2)隠れ住む。隠退する。こもる。「余り家(ウチ)に許(バカ)り―・してをりますから/真景累ヶ淵(円朝)」
ちっそ
ちっそ [1] 【窒素】
〔nitrogen〕
窒素族元素の一。元素記号 N 原子番号七。原子量一四・〇一。体積で空気の約五分の四を占める。無色・無味・無臭で,水に溶けにくく,常温では不活性。高温で多くの元素と反応するのでアンモニア合成などの原料とする。また,液体窒素は沸点マイナス一九六度なので,冷却剤として用いられる。天然にはアンモニウム塩・硝酸塩として広く存在し,有機化合物,特にタンパク質の重要な成分。
ちっそ
ちっそ【窒素】
nitrogen.→英和
窒素酸化物 nitrogen oxide <NOx> .窒素肥料 (a) nitrogenous fertilizer.
ちっそく
ちっそく【窒息】
suffocation.〜(死)する be suffocated[choked,smothered](to death).
ちっそく
ちっそく [0] 【窒息】 (名)スル
呼吸ができなくなること。また,血液中の酸素が減少し二酸化炭素が過剰になる状態。気道の閉塞,呼吸筋の麻痺,呼吸中枢の障害,気胸,外気の酸素欠乏などが原因。
ちっそくせいガス
ちっそくせいガス [7] 【窒息性―】
それ自体有毒ではないが,酸素供給を妨害したりして,呼吸する動物を窒息させ死に至らせるガス。窒素・二酸化炭素・不活性ガス,低分子の炭化水素など。ホスゲン・塩素など動物に中毒を起こさせる有毒ガスを含める場合もある。
ちっそこうぎょう
ちっそこうぎょう [4] 【窒素工業】
アンモニア・硝酸・尿素・窒素肥料・ニトロ化合物などの窒素化合物を,空気中の窒素を原料として合成する工業。
ちっそこてい
ちっそこてい [4] 【窒素固定】
(1)生物が空気中の遊離窒素を取り込んで,窒素化合物を作る現象。土壌細菌アゾトバクターやマメ科植物に共生する根粒菌などにみられる。
(2)工業的に空気中の窒素から窒素化合物をつくること。大部分はアンモニア合成。
ちっそさんかぶつ
ちっそさんかぶつ [6] 【窒素酸化物】
⇒エヌ-オー-エックス(NO�)
ちっそじゅんかん
ちっそじゅんかん [4] 【窒素循環】
窒素が自然界において,細菌・植物・動物の物質代謝によって,大気中の分子状窒素から硝酸・アンモニアなどの無機化合物,タンパク質などの有機化合物へと変遷し,再び遊離の窒素にもどって無生物界と生物界をめぐっている現象。
ちっそぞくげんそ
ちっそぞくげんそ [6] 【窒素族元素】
周期表 15 族の窒素・リン・ヒ素・アンチモン・ビスマスの五元素をいう。窒素は代表的な非金属元素であるが,それ以下は次第に金属的性質をもつようになり,ビスマスは典型的な半金属元素。
ちっそたいしゃ
ちっそたいしゃ [4] 【窒素代謝】
生体における窒素およびその化合物の同化・異化および排出の過程。ある種の細菌は遊離窒素を取り入れて無機化合物に変え,植物は一般に無機窒素化合物を吸収してアミノ酸・タンパク質に合成して用い,動物はこれらの有機窒素化合物を窒素源として利用している。
ちっそどうかさよう
ちっそどうかさよう [7] 【窒素同化作用】
生物が外界から取り入れた窒素成分を,タンパク質・核酸など生体を構成する窒素化合物に変える過程。窒素同化。
ちっそひりょう
ちっそひりょう [4] 【窒素肥料】
窒素を主成分とする肥料。植物の茎葉の発育を促進する。硫安・尿素・堆肥(タイヒ)・魚肥など。
ちっちぜみ
ちっちぜみ [3] 【ちっち蝉】
セミの一種。小形で,頭からはねの先まで3センチメートル内外。体は黒色で頭・胸部に褐色の小斑紋がある。はねは細長く透明。チッチッチッと小さく鳴く。日本特産種で,主に山地に分布。
ちっちゃい
ちっちゃ・い [3] (形)
「ちいさい」の転。「―・い子」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちっちゅう
ちっちゅう [0] 【蟄虫】
地中で,越冬する虫。
ちっちょく
ちっちょく [0] 【黜陟】 (名)スル
「ちゅっちょく(黜陟)」に同じ。「官吏ヲ―スル/ヘボン(三版)」
ちっち蝉
ちっちぜみ [3] 【ちっち蝉】
セミの一種。小形で,頭からはねの先まで3センチメートル内外。体は黒色で頭・胸部に褐色の小斑紋がある。はねは細長く透明。チッチッチッと小さく鳴く。日本特産種で,主に山地に分布。
ちっと
ちっと [3][0] 【些と】 (副)
〔「ちと」の促音添加〕
ちょっと。すこし。「―は真剣に考えろ」「―の間」
ちっと=そうもござるまい
――そうもござるまい
〔江戸時代,安永(1772-1781)・天明(1781-1789)頃の流行語。「ござるまい」の代わりに「あるまい」「ござんすまい」「おじゃるまい」ともいう〕
(1)思い通りにはならないだろう。ちょっとそうはなりますまい。「さむらひまでに蓮(ハス)つ葉とれとは,たわい助六さん,ちつとさうもござんすまい/歌舞伎・助六」
(2)〔得意な気持ちを表す〕
なあにそれほどでもありませんよ。「魂うしろに,ひげなでている。『ちつとそうもござるめえ』/黄表紙・心学早染草」
ちっと=やそっと
――やそっと
少しばかり。少々。ちょっとやそっと。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「―の努力では,とても成功しない」「―残してもしょうがない」
ちっとも
ちっとも [3] 【些とも】 (副)
(1)(下に打ち消しを伴って)少しも。全然。「―知らなかった」
(2)少しでも。ちっとでも。「こつちは昼の労れで―早く寝てえ/滑稽本・浮世風呂 3」
ちっとも
ちっとも
<not> at all; <not> a bit;→英和
<not> in the least.→英和
ちっぷく
ちっぷく [0] 【蟄伏】 (名)スル
(1)ヘビ・カエル・虫などが,冬に地中にこもっていること。
(2)隠れひそむこと。とじこもっていること。「人に蔑視せられて暗処に―するの事例少なからず/福翁百話(諭吉)」
ちっぽけ
ちっぽけ [3] (形動)
小さく,とるにたらないさま。「―な家」
ちっぽけ
ちっぽけ
〜な very small;tiny;→英和
petty.→英和
ちつ
ちつ [2][1] 【膣・腟】
哺乳類の雌性性器の一部。子宮と外陰部を連絡する管状の器官。交接器や産道となる。
ちつ
ちつ【膣】
《解》the vagina.→英和
ちつ
ちつ 【帙】
■一■ [2][1] (名)
和本などの書物を保存するために包む覆い。厚紙を芯(シン)にして,丈夫な布や紙を貼りつけたもの。
■二■ (接尾)
助数詞。書物を{■一■}に入れ,それを単位として数えるのに用いる。「五巻ずつ二―に収める」
帙■一■[図]
ちつ
ちつ [2] 【秩】
(1)官位。俸禄。「其諸陵の司を改めて寮と為し,員を増し―を加へよ/続紀(天平一)」
(2)官職の任期。「官(ツカサ)に在ること一―に及ばむ/菅家文草」
ちつ=を繙(ヒモト)く
――を繙(ヒモト)・く
書物を開いて読む。「秋の夜長に―・く」
ちついり
ちついり [0] 【帙入り】
書物が帙に入っていること。また,帙に入っている書物。
ちつえん
ちつえん [2] 【膣炎】
細菌・真菌・原虫などの感染,薬剤・異物・温熱の刺激,自浄作用の低下などによる膣の炎症。
→膣トリコモナス症
ちつけ
ちつけ 【乳付け】
はじめて乳を飲ませること。また,その役の婦人。「左大弁殿の北の方御―/宇津保(あて宮)」
ちつけいれん
ちつけいれん [3] 【膣痙攣】
性交時,膣およびその周囲の筋肉が,疼痛を伴って痙攣・収縮する症状。膣痙。
ちつけおや
ちつけおや 【乳付け親】
「乳親(チオヤ){(2)}」に同じ。
ちつじょ
ちつじょ [2][1] 【秩序】
〔order〕
(1)物事の正しい順序。「―正しく行動する」
(2)社会の諸要素が相互に一定の関係・規則によって結びつき,調和を保っている状態。「社会の―を乱す」「―を維持する」
ちつじょ
ちつじょ【秩序】
order;→英和
discipline (規律);→英和
system (体系).→英和
〜のある(ない) (dis)orderly;→英和
(un)systematic.〜を維持する(乱す) maintain (disturb) public order.
ちつじょだつ
ちつじょだ・つ [4] 【秩序立つ】 (動タ五[四])
ものごとの順序が整然とする。「―・った考え」
ちつじょだてる
ちつじょだ・てる [5] 【秩序立てる】 (動タ下一)
筋道が通るように,順序よく整理する。「―・てて考える」
ちつじょばつ
ちつじょばつ [3] 【秩序罰】
行政上の義務違反に対する制裁として科す過料の総称。非訟事件手続法の定める手続きによって科す。
ちつぜん
ちつぜん [0] 【秩然】 (ト|タル)[文]形動タリ
物事が秩序正しくあるさま。「自(オノズカ)ら―と取旁付(トリカタヅイ)てゐる/浮雲(四迷)」
ちつぜんてい
ちつぜんてい [3] 【膣前庭】
女性の外部生殖器の一部。左右の小陰唇に囲まれた部分で,上方に陰核があり,尿道・膣・大前庭腺(バルトリン腺)の導管が開口する。
ちつづき
ちつづき [2] 【血続き】
血縁関係のあること。血筋のつながっていること。親類。「―の間柄」
ちつづき
ちつづき【血続き】
blood-relationship;a blood relation (人).
ちつまん
ちつまん 【秩満】
官の任期の終わること。「―の後,都へ帰り給ひて/著聞 1」
ちつまんちょう
ちつまんちょう 【秩満帳】
平安時代,毎年正月一日に式部省から太政官(ダイジヨウカン)へ提出された,秩満の国司の名簿。
ちつりょう
ちつりょう [0][2] 【蟄竜】
蟄伏(チツプク)している竜。時期を得ないでひそんでいる英雄のたとえにいう。
ちつろく
ちつろく [0] 【秩禄】
(1)官位によって賜る俸禄。食禄。扶持。知行。
(2)明治時代に行われた,家禄・賞典禄の称。
ちつろくこうさい
ちつろくこうさい [5] 【秩禄公債】
1873年(明治6)から75年まで,家禄を奉還した士族に交付された公債。
ちつろくしょぶん
ちつろくしょぶん [5] 【秩禄処分】
明治政府による封建的秩禄制度廃止政策。1873年(明治6)から家禄奉還者に一時賜金・秩禄公債の交付を始め,76年にはすべての秩禄を廃止して金禄公債証書を交付した。
ちつトリコモナスしょう
ちつトリコモナスしょう [8][0] 【膣―症】
膣トリコモナスの感染によって起こる膣炎。黄色の帯下(タイゲ)があり外陰部に掻痒感がある。トリコモナス膣炎。
ちづか
ちづか 【遅塚】
姓氏の一。
ちづか
ちづか 【千束】
〔「ちつか」とも〕
(1)千たば。幾つものたば。多数。「思ひかね今日たてそむる錦木の―も待たで逢ふよしもがな/詞花(恋上)」
(2)〔「束」は四本の指をそろえて置いた幅〕
きわめて長いこと。「―の橋を独梁にさしこえて/海道記」
ちづかれいすい
ちづかれいすい 【遅塚麗水】
(1866-1942) 紀行文家。静岡県生まれ。本名,金太郎。山岳文学の先駆とされる「不二の高根」や,紀行文「日本名勝記」を著した。
ちてい
ちてい [0] 【池亭】
池のほとりのあずまや。
ちてい
ちてい [0] 【治定】 (名)スル
⇒じてい(治定)
ちてい
ちてい [0] 【地底】
大地のそこ。地下深いところ。
ちてい
ちてい [0] 【池汀】
池のみぎわ。池のほとり。
ちていき
ちていき 【池亭記】
漢文随筆。慶滋保胤(ヨシシゲノヤスタネ)著。一編。982年成立。平安京に設けた小宅における悠々自適の生活を叙したもの。京内の荒廃ぶりを述べた記事で有名。「方丈記」に影響を与えている。「本朝文粋(モンズイ)」所収。
ちていぎん
ちていぎん [2] 【地丁銀】
中国,清代の税制。地賦(土地税)の中に丁賦(人頭税)を繰り込み,一つの税目として銀で納めさせる制度。
ちてき
ちてき [0] 【知的】 (形動)
(1)知識・知性に富んでいるさま。「―な会話」
(2)知識・知性など頭脳の働きに関するさま。「―労働」
ちてき
ちてき【知的】
intellectual;→英和
mental (精神的).→英和
‖知的職業 a profession.知的生活 intellectual life.知的能力 intellectual capability.知的労働(者) (a) brain work(er).
ちてきざいさんけん
ちてきざいさんけん [6] 【知的財産権】
人の知的・精神的活動の所産としての創作物を支配する権利。工業所有権と著作権を含む。知的所有権。
→無体財産権
ちてきしょうがい
ちてきしょうがい [4] 【知的障害】
知的発達が遅れ社会生活上の適応行動に障害を伴う状態。心身の発達期(一八歳未満)に現れるものをさす。精神薄弱・精神遅滞に代わる名称。知的発達障害とも。痴呆(チホウ)を含む場合もある。
ちてきしょゆうけん
ちてきしょゆうけん [5] 【知的所有権】
⇒知的財産権
ちてきちょっかん
ちてきちょっかん [0][4] 【知的直観】
現象を超えた根本的実在を,理性・観想など知性的働きによって直観すること。
ちてきはったつしょうがい
ちてきはったつしょうがい [8] 【知的発達障害】
⇒知的障害
ちてん
ちてん [0] 【治天】
⇒じてん(治天)
ちてん
ちてん【地点】
a point;→英和
a spot;→英和
a place.→英和
ちてん
ちてん [1][0] 【地点】
ある場所。ある位置。「山頂まであと百メートルの―に達する」
ちでん
ちでん [0] 【治田】
⇒墾田(ハリタ)
ちでんりゅう
ちでんりゅう [2] 【地電流】
地中を流れている微弱な電流。地磁気変動・落雷・漏電などに起因する。
ちと
ちと [2][1] 【雉兎】
(1)キジとウサギ。
(2)キジやウサギを捕らえる人。猟師。「―芻蕘(スウジヨウ)」
→雉兎の者
ちと
ちと [1][0] 【些と】 (副)
(1)少し。いささか。「―まずいことになった」
(2)少しの間。ちょっと。「―お寄りなさい」
ちとう
ちとう [0] 【池塘】
(1)池のつつみ。「―の草の露にしほれたるも/太平記 37」
(2)泥炭地の中にある小湖沼。
ちとう
ちとう [0] 【池頭】
池のほとり。池の端。池畔。
ちとう=春草(シユンソウ)の夢
――春草(シユンソウ)の夢
〔朱熹「偶成」〕
青春時代の楽しみ。若い時のはかない夢。
ちとかん
ちとかん 【些勧】 (連語)
〔「ちと」は少しの意,「勧」は勧進の略〕
熊野比丘尼(ビクニ)が勧進のために喜捨を乞うときにいう語。「―,観ずれば夢の世や/浄瑠璃・五十年忌(下)」
ちとく
ちとく [0] 【地徳】
地に備わった徳。地のめぐみ。
ちとく
ちとく [0] 【知得】 (名)スル
知りうること。知ること。「其の言の妄誕(モウタン)なるを―する/緑簑談(南翠)」
ちとく
ちとく [0][2] 【知徳・智徳】
(1)知識と道徳。学識と人格。「―合一」
(2)〔仏〕
(ア)三徳の一。何ものにも妨げられない,すべてを知る仏の力。
→三徳(2)
(イ)
(イ)智慧(チエ)と徳。また,それをそなえた僧。
ちとすうじょう
ちとすうじょう [1] 【雉兎芻蕘】
猟師や木こり・草刈りなどの人々。
→雉兎
→芻蕘
ちとせ
ちとせ [0][2] 【千歳】
千年。また,長い年月。
ちとせ
ちとせ 【千歳】
北海道西部,札幌市の南東にある市。新千歳空港は北海道の空の玄関口。食品工業などが立地。
ちとせあめ
ちとせあめ [3] 【千歳飴】
細長い紅白のさらし飴を,松竹梅などを色刷りにした化粧袋に詰めたもの。七五三の祝いなどに縁起物として売られる。[季]冬。
ちとせせん
ちとせせん 【千歳線】
JR 北海道の鉄道線。北海道白石と沼ノ端(56.6キロメートル),南千歳と新千歳空港(2.6キロメートル)間。函館本線と室蘭本線を結び,新千歳空港とも結ぶ。
ちとせどり
ちとせどり 【千歳鳥】
鶴の異名。
ちとせのこえ
ちとせのこえ 【千歳の声】
太平や長寿を祈る声。千秋楽・万歳楽などを頌(シヨウ)する声。
ちとせのさか
ちとせのさか 【千歳の坂】
千年の歳月をこえ過ぎるのを坂にたとえていう語。
ちとせやま
ちとせやま 【千歳山】
〔千年の緑をたたえている山の意から〕
松の生えている山をいう。
ちとせらん
ちとせらん [3] 【千歳蘭】
ユリ科の多年草。熱帯アフリカ原産。観葉植物として栽培。葉は根茎から直立し,剣状で質厚く高さ1メートルに達し,しばしば斑紋や縞(シマ)がある。花は白色の筒状花で香りが高く,まばらな穂状花序につく。サンセベリア。
ちとつ
ちとつ [0] 【馳突】
勢いよく突進すること。「騎射―の兵ども三千余騎にてひかへたり/太平記 39」
ちとのもの
ちとのもの 【雉兎の者】
猟師。雉兎。
ちど
ちど [1] 【智度】
〔仏〕 六度の一。智慧(チエ)のこと。
→六波羅密
ちどう
ちどう [1][0] 【治道】
(1)国を治める方法。政治の道。
(2)伎楽面の一。鼻の極めて高い男の面。
ちどう
ちどう [0][1] 【地道】
■一■ (名)
(1)大地に備わった道理。大地の法則。
⇔天道
(2)地下道。トンネル。
■二■ (形動ナリ)
手堅くまじめなさま。じみち。「人は―なるこそよけれ/浮世草子・武道伝来記 8」
ちどう
ちどう [0] 【馳道】
天子や貴人の通る道。輦路(レンロ)。
ちどう
ちどう [0] 【地動】
(1)大地が動くこと。地震。
(2)地球の運動。すなわち,地球の自転と公転。
ちどうせつ
ちどうせつ [2] 【地動説】
天動説に対し,地球が太陽の周りを回転しているとする説。太陽信仰を背景に古くからあり,古代ギリシャではアリスタルコスのものが知られる。ただ,地球の運動が実感されないなど多くの難点が存在し,それらが数学的・力学的に解消されるにはコペルニクスからニュートンまで約150年を要した。なお,天球という殻が破られ,無限の宇宙に無数の恒星が存在するという宇宙像は,クザーヌスやブルーノら思想家に負うところが大きい。
→天動説
ちどうせつ
ちどうせつ【地動説】
the Copernican theory.
ちどめ
ちどめ【血止め(薬)】
a styptic.→英和
ちどめ
ちどめ [0] 【血止め】
傷口の出血をとめること。また,その薬。止血(シケツ)。
ちどめぐさ
ちどめぐさ [3] 【血止め草】
セリ科の常緑多年草。茎は細くよく分枝して地をはい,節から根を出す。葉は浅い切れ込みのある腎心形。七〜九月,短い花柄に淡緑色の小花を球状につける。葉を傷口にはり血を止めるのでこの名がある。[季]秋。
血止め草[図]
ちどり
ちどり [1] 【千鳥・鵆】
(1)チドリ目チドリ科の鳥の総称。全長15〜40センチメートル。ほとんどの種が足の指は三本で後ろ指を欠く。海岸や平野の水辺にすみ,親鳥は外敵が近づくと擬傷動作をする。北方で繁殖し,日本では春秋に通過する旅鳥が多いが,周年とどまるものもある。[季]冬。
(2)多くの鳥。「朝狩に五百つ鳥立て夕狩に―踏み立て/万葉 4011」
ちどり
ちどり 【千鳥】
狂言の一。金なしで酒を求めるよう主人に命ぜられた太郎冠者は,すでに借りのある酒屋へ行き,千鳥を捕らえるまねや津島祭の話などをしてまんまと酒をせしめる。津島祭。
ちどり
ちどり【千鳥】
a plover.→英和
千鳥掛け a cross-stitch.
ちどりあし
ちどりあし [3] 【千鳥足】
(1)〔チドリの足運びに似ているところから〕
左右の足の踏み所がジグザクになるような歩き方。特に,酔った人のよろめきながら歩くさまにいう。
(2)馬の足並みが乱れること。また,足音がチドリの羽音を思わせるようであることともいう。
ちどりあし
ちどりあし【千鳥足で歩く】
walk zigzag;reel along.
ちどりかがり
ちどりかがり [4] 【千鳥縢り】
糸を斜めに交差させる縢り方。布端のほつれ止めなどに用いる。千鳥掛け。
ちどりがけ
ちどりがけ [0] 【千鳥掛(け)】
(1)〔チドリがつらなって飛ぶさまに似ているところから〕
紐・糸などを稲妻形に掛けること。「紅の調べ緒―に掛けさせ/浄瑠璃・雪女」
(2)「千鳥縢(カガ)り」に同じ。
ちどりがふち
ちどりがふち 【千鳥ヶ淵】
東京都千代田区にある,旧江戸城の内堀の一部。無名戦没者をまつる千鳥ヶ淵戦没者墓苑がある。桜の名所。
ちどりごうし
ちどりごうし [4] 【千鳥格子】
同数のたて糸とよこ糸で織り出した格子縞(ジマ)。地と模様が同形の,犬の牙(キバ)のようなとがった形で構成される。染め模様についてもいう。ハウンド-ツース-チェック。
千鳥格子[図]
ちどりそう
ちどりそう [0] 【千鳥草】
(1)ラン科の多年草。深山の草地に自生。主根は肥厚し手形状に切れ込んでいる。茎は高さ約40センチメートルで,下半に線状披針形の葉を少数互生。夏,茎頂に淡紅色の小花を総状につけ,花の基部に線形の蹴爪(ケヅメ)がある。テガタチドリ。
(2)ヒエンソウの別名。
千鳥草(1)[図]
ちどりのき
ちどりのき [1] 【千鳥の木】
カエデ科の落葉高木。山中に自生。葉は対生し,狭倒卵形で先がとがり重鋸歯がある。雌雄異株。翼果の翼は鈍角に開く。ヤマシバカエデ。
ちどりのきょく
ちどりのきょく 【千鳥の曲】
箏曲(ソウキヨク)の一。
(1)吉沢検校(ケンギヨウ)作曲。純箏曲で「六段」と並ぶ代表曲。古今組の一。「古今集」「金葉集」から千鳥に関する和歌を一首ずつ選んで前唄・後唄とし,前弾きと手事をつけたもの。
(2)「梅枝(ウメガエ)」に同じ。
ちどりのこうろ
ちどりのこうろ 【千鳥の香炉】
砧(キヌタ)青磁の三脚の聞香炉。宗祇・織田信長・豊臣秀吉らが所持したという。底の中央に高台があって脚が宙に浮くのを千鳥に見立てて名付けられたという。また,この形の香炉。
ちどりはふ
ちどりはふ [4] 【千鳥破風】
屋根の斜面の中程に装飾あるいは換気・採光のために設ける三角形の破風。障泥(アオリ)破風。据え破風。
千鳥破風[図]
ちどん
ちどん [0] 【遅鈍】 (名・形動)[文]ナリ
動作がおそく,頭の働きもにぶいこと。のろまであること。また,そのさま。「決断力の上に―なる影響を与へるのが原則だ/琴のそら音(漱石)」
[派生] ――さ(名)
ちどん
ちどん [0] 【痴鈍】 (名・形動)[文]ナリ
愚かで,頭の働きがにぶい・こと(さま)。「いかに―な僕と雖も/明暗(漱石)」
ちな
ちな 【千名】
いろいろの評判。さまざまのうわさ。「我が名はも―の五百名(イオナ)に立ちぬとも/万葉 731」
ちない
ちない [1] 【地内】
⇒じない(地内)
ちながし
ちながし [2] 【血流し】
刀身についている細長いみぞ。樋(ヒ)の異名。
ちなまぐさい
ちなまぐさい【血腥い】
bloody.→英和
ちなまぐさい
ちなまぐさ・い [5] 【血腥い】 (形)[文]ク ちなまぐさ・し
(1)血が多く流れて,なまぐさいにおいがする。血のにおいがする。「―・い戦場の風」
(2)流血を目前にするような残酷なようすであるさま。「―・い話」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちなみ
ちなみ [3] 【因】
〔動詞「ちなむ(因)」の連用形から〕
(1)関係。縁。つながり。因縁。「悪の基(モトイ)とその―を何とふせぐべきぞ/どちりなきりしたん」
(2)堅いちぎりを結ぶこと。縁を結ぶこと。ちぎり。「先づは―の盃せん/浄瑠璃・布引滝」
(3)つき合うこと。親しくすること。「田舎へ通ふ商人と親類にて互に―せられしに/都鄙問答」
ちなみ
ちなみ【因に】
incidentally;→英和
by the way;→英和
in this connection.
ちなみに
ちなみに [0][1] 【因に】 (接続)
それまで述べてきた事柄に関連して,本筋から離れた事柄を言い添えるときにいう語。関連して。ついでにいえば。「以上で報告を終わりますが,―,このことについての感想を申し述べますと」
ちなむ
ちな・む [2] 【因む】 (動マ五[四])
(1)ある事が何かをよりどころとして成り立っている。関係がある。関連する。「出身地に―・んだ芸名」「伝説に―・む祭」
(2)縁を結ぶ。ちぎりを結ぶ。つながる。「家系(スジメ)も正しければ,君が家に―・み給ふは果吉祥なるべし/読本・雨月(吉備津の釜)」
(3)親しくつき合う。交わる。「朝日の如く出頭の果報人,向後―・み申さるべし/浄瑠璃・信田小太郎」
ちなむ
ちなむ【因む】
be connected[associated] <with> .…に因んで名づける call[name] <a person> after[ <米> for] <his uncle> .
ちにく
ちにく [0] 【血肉】
「けつにく(血肉)」に同じ。
ちにち
ちにち [0] 【知日】
外国人でありながら,日本についてよく知っていること。
ちにちか
ちにちか [0] 【知日家】
日本についてよく知っている外国人。
ちぬ
ちぬ 【茅渟】
和泉国沿岸の古名。現在の大阪湾の東部,堺市から岸和田市,泉南郡にかけての湾岸。
ちぬ
ちぬ [1] 【茅渟・海鯽】
クロダイの異名。チヌダイ。主に関西以西でいう。[季]夏。
ちぬき
ちぬき [0] 【血抜き】 (名)スル
臭みを取るため,水にさらすなどして,食用にする肉や内臓の血を抜くこと。
ちぬし
ちぬし 【乳主】
〔乳の本来のあるじ,の意〕
主人側の子供から見て,乳兄弟に当たる人。「めのとご」が乳母(ウバ)の子供全体をさすのに対する。「かのおとどの御―の娘,あやきとて/宇津保(忠こそ)」
ちぬだい
ちぬだい [2] 【茅渟鯛】
クロダイの異名。チヌ。
ちぬのあがた
ちぬのあがた 【茅渟の県】
崇神天皇のときにおかれた県。和泉(イズミ)国に相当。
ちぬのうみ
ちぬのうみ 【茅渟の海】
和泉・淡路の両国の間の海の古名。現在の大阪湾一帯。「―に到りて/古事記(中)」
ちぬる
ちぬ・る [2][0] 【血塗る・釁る】 (動ラ五[四])
〔古代中国で,いけにえや,殺した敵の血を器に塗って神に捧(ササ)げたことから〕
刀剣などの器物に血を塗りつける。また,人を殺傷する。「―・られた一族の歴史」
ちねずみ
ちねずみ [2] 【地鼠】
⇒赤鼠(アカネズミ)
ちねつ
ちねつ [0] 【地熱】
地球内部の熱。また,岩盤中に保存されている熱。じねつ。
ちねつ
ちねつ【地熱】
the terrestrial heat[temperature].地熱発電 geothermal power generation.
ちねつはつでん
ちねつはつでん [4] 【地熱発電】
地中から噴出する蒸気,または熱水から分離した蒸気によって,タービンを回して行う発電。
ちの
ちの 【茅野】
長野県中東部,諏訪盆地の南東端にある市。八ヶ岳・蓼科高原への入り口。精密機械工業が盛ん。また,寒天を産する。
ちのあせ
ちのあせ [3] 【血の汗】
たいそう努力をし,非常な苦しみをした時に出る汗のたとえ。「―を流して完成させる」
ちのあまり
ちのあまり 【血の余り】
末の子。末子。「子におろかはなけれどもわけて御身は―/浄瑠璃・用明天皇」
ちのあめ
ちのあめ [3] 【血の雨】
争いなどのために多くの血が流されることのたとえ。「―が降る」「―を降らす」
ちのいけ
ちのいけ [0][4] 【血の池】
地獄にあり,血をたたえているという池。「―地獄」
ちのう
ちのう [1] 【知能・智能】
(1)知識と才能。知恵のはたらき。
(2)〔心〕 学習し,抽象的な思考をし,環境に適応する知的機能のもとになっている能力。
ちのう
ちのう [1][0] 【知嚢・智嚢】
ちえぶくろ。また,すぐれた知恵の持ち主。
ちのう
ちのう【知能】
intellect;→英和
intelligence.→英和
‖知能検査 an intelligence test.知能指数 intelligence quotient <I.Q.> .知能犯(人) an intellectual crime[offense](criminal).
ちのうけんさ
ちのうけんさ [4] 【知能検査】
知的能力を測定する検査。知能指数ないしは知能偏差値で表される。1905年フランスのビネーがシモンの協力を得て初めて考案。
ちのうしすう
ちのうしすう [5][4] 【知能指数】
〔intelligence quotient〕
知能の尺度の一。知能検査で測定した精神年齢を暦年齢で割って一〇〇を掛けた数で表す。平均値を一〇〇とし,九〇〜一一〇は普通,それ以上は知的発達の進んでいること,それ以下は遅れていることを示す。IQ 。
ちのうしょうがい
ちのうしょうがい [4] 【知能障害】
知能が低下した状態にあること。精神遅滞と痴呆の二つに大別される。
→精神遅滞
→痴呆
ちのうねんれい
ちのうねんれい [4] 【知能年齢】
⇒精神年齢(セイシンネンレイ)
ちのうはん
ちのうはん [2] 【知能犯】
詐欺罪・背任罪のように,暴行・脅迫によらずに,知能によってなされる犯罪。
→強力(ゴウリキ)犯
ちのうへんさち
ちのうへんさち [6] 【知能偏差値】
知能の尺度の一。知能を偏差値で表したもので,平均値は五〇。
ちのうみ
ちのうみ [3] 【血の海】
多くの血が流れ出ているさまを,海にたとえた語。「事故現場は―だった」
ちのうロボット
ちのうロボット [4] 【知能―】
視覚・聴覚・触覚など感覚機能から得られた情報を認識し,ある程度の判断能力をもったロボット。
ちのおや
ちのおや 【乳の親】
乳母(ウバ)。ちおや。「御―には中納言行平卿の北の方/浄瑠璃・松風村雨」
ちのけ
ちのけ [0] 【血の気】
(1)血の通っているようす。血色(ケツシヨク)。「―が失せる」「―のない顔」「―が戻る」
(2)物事に激しやすい気質。興奮しやすい心意気。血気(ケツキ)。「―の多い若者」
ちのこうこがく
ちのこうこがく 【知の考古学】
〔原題 (フランス) L'archéologie du savoir〕
思想書。ミシェル=フーコー著。1969年刊。「エピステーメー(知の台座)」と名付ける西洋の各時代ごとの知の枠組のありようと,その非連続的な交代の様相を明らかにするための手法を解説する。
ちのしお
ちのしお [1][2] 【地の塩】
〔マタイ福音書五章「汝らは地の塩なり。…汝らは世の光なり」から〕
塩が食物の腐るのを防ぐことから,少数派であっても批判的精神をもって生きる人をたとえていう語。
ちのなみだ
ちのなみだ [3] 【血の涙】
非常につらかったり悲しかったりする時に出る涙のたとえ。血涙(ケツルイ)。「―を流す思い」
ちのにちようび
ちのにちようび 【血の日曜日】
1905年1月22日(ロシア暦九日)日曜日,ペテルブルクで皇帝への請願のため行進していた労働者とその家族に対して,軍隊が発砲した事件。死傷者は二千名にのぼり,民衆の不満は高まり,ロシア革命の発端となる。
ちのね
ちのね [1] 【茅の根】
チガヤの根茎。漢方で,利尿・止血剤とする。
ちのひと
ちのひと 【乳の人】
乳母。めのと。「御―などが心おさなう具したてまつて失せけるにや/平家 4」
ちのぼせ
ちのぼせ [2] 【血逆せ】
のぼせること。逆上。特に,女性が血の道のために逆上すること。
ちのま
ちのま [0] 【乳の間】
梵鐘(ボンシヨウ)の表面で,乳(チ){(4)}の並んでいる部分。ちちのま。
→梵鐘
ちのみおや
ちのみおや [3] 【乳飲み親】
⇒乳親(チオヤ)(2)
ちのみご
ちのみご【乳飲み子】
a baby;→英和
a suckling.
ちのみご
ちのみご [3] 【乳飲み児】
まだ乳を飲んでいる幼児。乳児。赤ん坊。
ちのみち
ちのみち [0] 【血の道】
(1)女性が,思春期・生理時・産褥(サンジヨク)時・更年期などに訴える,めまい・のぼせ・肩こり・頭痛・疲労感などの諸症状をいう語。自律神経の失調とされる。血の病。ちみち。
(2)血管のこと。血脈。ちみち。
ちのみちもち
ちのみちもち 【血の道持ち】
血の道{(1)}の持病があること。また,その人。
ちのめ
ちのめ 【乳の目】
乳首にある,乳汁のでる小さい穴。
ちのめぐり
ちのめぐり [0] 【血の巡り】
(1)血液の循環。血行。
(2)頭のはたらき。「―が悪い」
ちのやまい
ちのやまい [3] 【血の病】
「血の道{(1)}」に同じ。
ちのり
ちのり 【千入り・千箭】
〔「ちのいり(千篦入)」の転か〕
千本の矢が納められていること。また,たくさんの矢が差し入れてあること。
ちのり
ちのり【血糊】
gore.→英和
ちのり
ちのり [0] 【血糊】
〔粘り気のあるところから〕
血を糊にたとえていう語。「―の付いたナイフ」
ちのり
ちのり [1] 【地の利】
有利な地理的条件。「―を得て発展する」「天の時・―・人の和」
ちのり=は人の和(ワ)に如(シ)かず
――は人の和(ワ)に如(シ)かず
〔孟子(公孫丑下)〕
どのように土地の形勢が有利であっても,人心の和合団結の堅固なのには及ばない。
ちのりのゆき
ちのりのゆき 【千入の靫】
多くの矢が入る靫。「そびらには―を負ひ/古事記(上訓)」
ちのわ
ちのわ [0] 【茅の輪】
茅(チガヤ)を束ねて大きな輪としたもの。六月三〇日の夏越(ナゴ)しの祓(ハラエ)の際に作られ,これをくぐることによって罪・穢(ケガ)れが祓われるという。小さく作って首にも掛けた。菅貫(スガヌキ)。[季]夏。
→夏越(ナゴ)しの祓(ハラエ)
茅の輪[図]
ちはい
ちはい【遅配になる】
be delayed <for ten days> .
ちはい
ちはい [0] 【遅配】 (名)スル
支給・配達・配給などが期日よりも遅れること。「給料が―する」
ちはいしゃ
ちはいしゃ [3] 【地背斜】
地殻上に生じた幅広い隆起地帯。
⇔地向斜
ちはう
ちは・う 【幸ふ・護ふ】 (動ハ四)
⇒ちわう
ちはつ
ちはつ [0] 【薙髪】 (名)スル
髪をそり仏門に入ること。剃髪(テイハツ)。「通称は文五郎,―して文阿弥と云つた/渋江抽斎(鴎外)」
ちはつ
ちはつ [0] 【遅発】 (名)スル
(1)定刻よりおくれて出発・発車すること。「雪のため―する列車」
(2)遅れて発現すること。
⇔早発
「―月経」
(3)おくれて作動すること。「―信管」
ちはや
ちはや 【襅・千早】
(1)神事に奉仕する女性の用いた,たすき状の布。
(2)女官などが着た貫頭衣形の上衣。のち,小忌(オミ)の肩衣として前が明き,細い襟が付いた。白絹で,身二幅(フタノ)で脇は縫わず水草・蝶(チヨウ)・鳥などの模様を山藍(ヤマアイ)ですりつける。
ちはや
ちはや 【千早】
「千早の歌」に同じ。
ちはやあかさか
ちはやあかさか 【千早赤阪】
大阪府南東部,南河内郡の村。金剛山の西斜面に広がる。楠木氏ゆかりの地で,千早城・赤坂城の跡がある。
ちはやじょう
ちはやじょう 【千早城】
河内国金剛山の西側(現,大阪府南河内郡千早赤阪村)にあった山城。1322年赤坂城の支城として楠木正成が築城。翌年赤坂城が陥(オチ)ると楠木氏の本拠となり,鎌倉幕府の大軍の攻撃によく耐えた。92年廃城。
ちはやのうた
ちはやのうた 【千早の歌】
「千早振る卯月(ウヅキ)八日は吉日よ,かみさけ虫をせいばいぞする」という歌。これを書いた紙を虫除けに厠(カワヤ)や台所に貼った。「屎(クソ)の側―で虫を除け/柳多留 114」
ちはやひと
ちはやひと 【千早人】 (枕詞)
〔強暴な人の意か〕
「宇治」にかかる。「―宇治の渡りに渡り瀬に/古事記(中)」
ちはやぶ
ちはや・ぶ 【千早ぶ】 (動バ上二)
〔「いちはやぶ」の転〕
あらあらしく振る舞う。たけだけしい態度をとる。「―・ぶる人を和(ヤワ)せとまつろはぬ国を治めと/万葉 199」
ちはやぶる
ちはやぶる 【千早振る】
■一■ (枕詞)
〔動詞「ちはやぶ」の連体形に基づく。後世「ちはやふる」とも〕
「神」「宇治」などにかかる。「―宇治の渡りに棹とりに/古事記(中)」「―神代も聞かず竜田川から紅に水くくるとは/古今(秋下)」
■二■ (名)
「千早の歌」に同じ。「遣り手知恵格子のすみへ―/柳多留 144」
ちはやぶる
ちはやぶる 【千早振る】
落語の一。在原業平の「千早振る神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」の歌の意味を聞かれた隠居が,苦しまぎれにこじつけの解釈をする滑稽。
ちはらい
ちはらい [2] 【遅払い】
支払いが期日に遅れること。
ちはん
ちはん [0] 【池畔】
池のほとり。
ちはんじ
ちはんじ [2] 【知藩事】
1869年(明治2)6月版籍奉還ののち,各藩の旧藩主を政府の地方長官として任命した際の官名。七月に藩知事と改称。71年廃止。
ちば
ちば 【千葉】
姓氏の一。中世の下総国の豪族。桓武平氏良文流。下総国千葉郡に住した。房総へ敗走した頼朝を助け,後に下総国守護となる。戦国時代,後北条氏に従ったが,豊臣氏に滅ぼされた。
ちば
ちば 【千葉】
(1)関東地方南東部の県。かつての安房(アワ)・上総(カズサ)二国と下総(シモウサ)国の大部分を占める。房総半島の全域を占め,南部に房総丘陵,北部に下総台地,太平洋岸に九十九里平野が広がる。北の県境を利根川が流れる。県庁所在地,千葉市。
(2)千葉県中部,東京湾に面する市。県庁所在地。指定都市。近世は宿場町。商工業・住宅地として発達。
ちばかめお
ちばかめお 【千葉亀雄】
(1878-1935) 評論家・ジャーナリスト。山形県生まれ。「国民新聞」「読売新聞」などに勤め,文芸時評の筆をとる。新感覚派の命名者として知られ,大衆文学の発展にも寄与。著「ペン縦横」
ちばけいざいだいがく
ちばけいざいだいがく 【千葉経済大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は千葉市稲毛区。
ちばこうぎょうだいがく
ちばこうぎょうだいがく 【千葉工業大学】
私立大学の一。1942年(昭和17)東京都町田市に創立の興亜工業大学を前身に,46年千葉県に移転し,現名に改称。50年新制大学となる。本部は習志野市。
ちばしゅうさく
ちばしゅうさく 【千葉周作】
(1794-1855) 江戸末期の剣客。北辰一刀流の祖。名は成政。陸奥(ムツ)の人。神田お玉が池に,斎藤弥九郎の練兵館,桃井(モモノイ)春蔵の士学館とともに幕末三大道場である玄武館を開く。のち,水戸藩校弘道館の剣撃師範。幕末三剣士の一人。
ちばしょうかだいがく
ちばしょうかだいがく 【千葉商科大学】
私立大学の一。1928年(昭和3)創立の巣鴨高等商業を母体とし,移転・改称を経て,50年新制大学となる。本部は千葉県市川市。
ちばしら
ちばしら [2] 【乳柱】
〔「ちはしら」とも〕
離乳するころに少しずつ御飯の量をふやしていくこと。離乳期の食事。
ちばしる
ちばし・る [3] 【血走る】 (動ラ五[四])
眼球が充血して赤くなる。物事に熱中したり,興奮したりしたさまを表すことが多い。「―・った目」「目を―・らせる」
ちばしる
ちばしる【血走った】
bloodshot <eyes> .→英和
ちばだいがく
ちばだいがく 【千葉大学】
国立大学の一。千葉医科大学を中心に,付属医専・付属薬専・千葉農専・東京工専・師範系学校などが合併し,1949年(昭和24)新制大学となる。翌年,東京医科歯科大学予科を吸収。本部は千葉市稲毛区。
ちばつねたね
ちばつねたね 【千葉常胤】
(1118-1201) 鎌倉初期の武将。常重の子。下総守護。千葉介と称す。源頼朝の挙兵に一族を率いて参加,幕府創設に功を成した。東国御家人の重鎮。
ちばな
ちばな [1] 【茅花】
チガヤの花。つばな。
ちばなる
ちばな・る 【乳離る】 (動ラ下二)
乳児が成長して他の食べ物を食べるようになり,乳を飲まなくなる。「まだ―・れぬすて子也/浄瑠璃・蝉丸」
ちばなれ
ちばなれ [2][0] 【乳離れ】 (名)スル
(1)乳児が成長して乳を飲まなくなること。離乳。ちちばなれ。「―がおそい」
(2)自立した,一人前の大人になること。親離れ。「まだ―してもいない青二才」
ちばなれ
ちばなれ【乳離れする】
be weaned <from its mother> .
ちばの
ちばの 【千葉の】 (枕詞)
〔「ちば」は多くの葉の意〕
「葛」に葉の多いことから「葛野(カズノ)」にかかる。「―葛野を見れば/古事記(中)」
ちばひろつね
ちばひろつね 【千葉広常】
(?-1183) 平安末期の武将。平忠常の子孫。上総国権介(ゴンノスケ)。安房国に逃れた源頼朝の下に二万騎を率いて参陣。佐竹氏追討などにも功があったが,謀反を疑われ梶原景時に誅殺された。
ちばわらい
ちばわらい [3] 【千葉笑い】
江戸時代,下総(シモウサ)国千葉の千葉(センヨウ)寺で毎年大晦日(オオミソカ)の晩に行われた行事。だれとも分からぬように顔をおおうなどして集まった人々が,代官や村役人たちの悪行・不正を非難して笑った。
ちばん
ちばん [0] 【地番】
土地の位置がわかりやすいように,土地一区画(一筆)ごとにつけられる番号。
ちひ
ちひ [1] 【地被】
地面をおおっている雑草やコケ類など。
ちひしょくぶつ
ちひしょくぶつ [4] 【地被植物】
地表を低くおおう植物の総称。ササ類・シバ・クローバーなどの草本やコケなど。裸地の緑化や庭園の下草とされる。
ちひつ
ちひつ [0] 【遅筆】
文章などを書くのが遅いこと。
⇔速筆
ちひょう
ちひょう [0] 【地表】
地球あるいは土地の表面。
ちひょう
ちひょう【地表】
the surface of the earth.→英和
ちひょうしょくぶつ
ちひょうしょくぶつ [5] 【地表植物】
植物の生活形の一つで,冬芽(トウガ)の位置が地表と地上30センチメートルの間にあるもの。小低木や,茎の一部を地上に残すクローバーのような草本。
→地上植物
→地中植物
ちひょうすい
ちひょうすい [2] 【地表水】
陸地の表面にある水のうち,河川・湿地・湖沼などの水。
⇔地下水
ちひょうふう
ちひょうふう [0] 【地表風】
地表面近くを吹く風。
ちひろ
ちひろ [1] 【千尋】
〔「尋」は,両手を左右に広げた長さ。中世には「ちいろ」〕
非常な深さ・長さにいう語。「―の海底」
ちび
ちび
a kid (子供);→英和
a dwarf.→英和
〜である be very short.
ちび
ちび [1]
〔動詞「ちびる(禿)」の連用形から〕
(1)背の低いこと。また,その人。身体の小さい動物などにもいう。「―犬」
(2)年少者。子供。軽んじたり,かわいらしいという気持ちをこめて用いる。「生意気な―め」
(3)名詞の上に付いて,すりへっていることを表す。「―下駄」「―筆」
ちびき
ちびき [0] 【血引】
(1)スズキ目の海魚。全長約60センチメートル。体はやや細長くて側扁する。体色は紅色で腹部は銀白色。暖海のやや深海にすむ。肉は白身で,美味。南日本以南に広く分布。ハチビキ。マーマチ。
(2)ヒメダイの異名。
ちびき
ちびき 【千引き】
〔「ちひき」とも〕
千人もの大勢の力で引かなければならないほどの重さの物をいう語。「をしからで投げもやられぬ我が身こそ―の石のたぐひなりけれ/永久百首」
ちびた
ちびた【禿びた】
worn(-out) <shoes> .→英和
ちびちび
ちびちび [1] (副)
一度に少しずつするさま。わずかずつ。少量ずつ。「―(と)酒を飲む」「―(と)金を使う」
ちびちび
ちびちび
⇒ちびりちびり.
ちびっこ
ちびっこ [2][0]
幼い子供。「―のつどい」
ちびふで
ちびふで [2] 【禿筆】
毛の先がすりきれた筆。とくひつ。
ちびょう
ちびょう [0] 【乳鋲】
門の扉などに飾りとして打ちつけてある,丸くふくらんだ金具。
ちびょう
ちびょう [0] 【稚苗】
本葉が二,三枚のイネの苗。中苗とともに機械移植される苗。手植え用の成苗に対していう。
ちびり
ちびり [2][3] (副)
少し。ちびちび。「―と飲む」
ちびりちびり
ちびりちびり
little by little.〜飲む sip <sake> .→英和
ちびりちびり
ちびりちびり [2][1] (副)
少しずつ。ちびちび。「―(と)一人で酒を楽しむ」
ちびる
ち・びる [2][0] 【禿びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ち・ぶ
先がすれてへる。すり切れる。「―・びた鉛筆」「鋤鍬の―・びる程はたらくが故ぞかし/浮世草子・永代蔵 5」
ちびる
ちび・る 【禿る】 (動ラ四)
〔上一段動詞「禿びる」の四段化〕
「ちびる」に同じ。「筆は―・つて動かぬを/人情本・花筐」
ちびる
ちび・る [2] (動ラ五[四])
(1)少し漏らす。「小便を―・る」
(2)出し惜しむ。「出費を―・る」
(3)少しずつ飲む。「十二時近くまで―・るから一升余も入る/二人女房(紅葉)」
ちふ
ちふ [1] 【地府】
(1)〔地上の府庫,の意〕
豊かな土地。大地。「車馬門前に群集して,―に雲をしき青紫堂上に陰映して/太平記 11」
(2)〔「じふ」とも〕
冥途(メイド)。冥界。「我死して―の官人となれり/仮名草子・御伽婢子」
ちふ
ちふ [1] 【知府】
(1)中国,宋代から清代にかけておかれた官名。府の長官。知府事。
(2)府の知事のこと。
ちふ
ちふ 【茅生】
チガヤの生えている所。「浅茅原―に足踏み心ぐみ/万葉 3057」
ちふじ
ちふじ [2] 【知府事】
(1)府知事の前名。
(2)「知府{(1)}」に同じ。
ちふじょう
ちふじょう [2] 【血不浄】
出産のけがれ。また,それに対する忌み。
ちふりのかみ
ちふりのかみ 【道触の神】
〔「ちぶりのかみ」とも〕
旅行の道中の安全を守る神。旅をする時,たむけして守護を祈った。「わたつみの―にたむけする/土左」
ちふれん
ちふれん 【地婦連】
〔「全国地域婦人団体連絡協議会」の略〕
1952年(昭和27)都道府県を単位とする地域婦人団体の連絡協議機関として結成。婦人の地位の向上,青少年教育の推進,消費者運動などの活動を行う。
ちぶ
ち・ぶ 【禿ぶ】 (動バ上二)
⇒ちびる
ちぶ
ちぶ [1] 【恥部】
(1)「陰部(インブ)」に同じ。
(2)恥ずべき部分。また,そのものごと。「―をさらす」
ちぶ
ちぶ【恥部】
the private parts;[恥,面汚し]a shame;→英和
a disgrace.→英和
ちぶくら
ちぶくら [2] 【乳脹】
(1)三味線の部分の名。棹(サオ)の上部で,糸座(イトグラ)の下の左右へ丸くふくれた所の称。乳袋(チブクロ)。
→三味線
(2)鼓の胴で,両端のふくらんだ所の称。乳袋。
ちぶくろ
ちぶくろ 【乳袋】
(1)乳房。「こなたは―もよいによつて/浮世草子・胸算用 3」
(2)「乳脹(チブクラ)」に同じ。
ちぶさ
ちぶさ [1] 【乳房】
外分泌腺の一。哺乳類の胸・腹部の左右に対をなしてある。雌では乳腺や皮下組織が発達して隆起し,哺乳期には乳汁を分泌する。おっぱい。にゅうぼう。
ちぶさ
ちぶさ【乳房】
the breast(s);→英和
an udder (牛などの).→英和
ちぶさぐも
ちぶさぐも [4] 【乳房雲】
雲底から乳房がたくさん垂れているように見える雲。積乱雲に多いが,巻雲・高積雲・層積雲にも見られる。にゅうぼううん。
ちぶつ
ちぶつ [1] 【地物】
天然と人工にかかわらず,地上にあるすべての物。河・山・植物・橋・鉄道・建築物など。特に軍隊で,戦闘にかかわる物体についていう。
ちぶとり
ちぶとり [2] 【血太り】 (名・形動)スル
血色よく太っている・こと(さま)。「顔の色赤々として,―して/破戒(藤村)」
ちぶみ
ちぶみ 【血文】
血でしたためた文。起請文などで行われる血書。「―は消えず今更に/浮世草子・諸艶大鑑 2」
ちぶり
ちぶり 【血鰤】
防腐のために内臓を抜き,その血を魚体に塗ったブリ。血切り。
ちぶるい
ちぶるい [2] 【血振るい】 (名)スル
(1)猛獣が他の動物を食ったあと,毛についた血を身ぶるいして振り落とすこと。
(2)人などを斬ったあと,刀についた血を振るい落とすこと。
(3)産後に血の道でからだが震える病。「涙を絞り気をもみ上げ,―しきりに息弱り/浄瑠璃・浦島年代記」
ちぶん
ちぶん [0] 【地文】
⇒ちもん(地文)(1)
ちぶん
ちぶん [0] 【知分】
知恵のはたらき。知力。「―ある弟子これを案じて/名語記 10」
ちへい
ちへい [0] 【治平】
世の中がよく治まって何事もないこと。太平。
ちへい
ちへい [0] 【地平】
(1)平らな大地。大地の平面。
(2)「地平線」に同じ。
(3)(比喩的に)ある観点をとったときに視野に入れることのできる範囲。「相対性理論の登場は物理学の新しい―を開いた」
ちへい
ちへい [0] 【馳騁】 (名)スル
奔放に活動すること。ちてい。「究想は縦横に―して/雁(鴎外)」
ちへいきょり
ちへいきょり [4] 【地平距離】
地表のある高さのところから見通すことのできる最大距離。
ちへいざひょう
ちへいざひょう [4] 【地平座標】
天球座標の一種。高度と方位角で天球上の天体などの位置を表す。高度は地平面からの角距離で示し,天頂へ九〇度天底へマイナス九〇度まで目盛る。方位角は天頂と真南(真北の場合もある)を通る垂直圏を基準とし,天頂と天体を通る垂直圏との角を西回りに三六〇度まで測る。
ちへいしさ
ちへいしさ [4] 【地平視差】
天体が地平にあるとき,地上の観測者から見た場合と,地球の中心から見た場合の方向差。この値は天体上から地球を見たときの視半径に相当する。
ちへいせん
ちへいせん [0] 【地平線】
(1)天と地との境界として眺望できる線。自然地平線。地平。
(2)〔天〕 観測者を通る鉛直線に垂直な平面が天球と交わる大円。
ちへいせん
ちへいせん【地平線上に】
above[on]the horizon.→英和
ちへいふかく
ちへいふかく [5] 【地平俯角】
観測者の地点で,実視できる水平線と天文学的に定まる地平線との間の角。
ちへいめん
ちへいめん [2] 【地平面】
ある地点における鉛直線に垂直な平面。
ちへど
ちへど [0] 【血反吐】
胃からはきだす血。また,血のまじったへど。「―をはいて苦しむ」
ちへん
ちへん [0] 【池辺】
池のほとり。池のはた。
ちへん
ちへん [0] 【地変】
土地の変動。土地の陥没・隆起,噴火・地震など,地上に現れる変動。
ちべり
ちべり [0] 【乳縁】
(幕・蚊帳などの)乳(チ)をつけるへり。
ちべん
ちべん [0] 【知弁・智辯】
才知と弁舌。才知ある弁舌。
ちべん
ちべん [0] 【知弁・智辨】
理をわきまえ,さといこと。物の道理を明らかに知ること。
ちほ
ちほ [1][2] 【地歩】
自分の地位。立場。立脚点。
ちほ
ちほ【地歩を占める】
take one's stand;hold one's ground;establish a footing.→英和
ちほ=を占める
――を占・める
自分の地位・立場などを定める。「確固たる―・める」
ちほ=を固める
――を固・める
自分の地位・立場を確かなものにする。
ちほう
ちほう [0] 【治法】
(1)国を治める方法。
(2)〔「じほう」とも〕
治療の方法。療法。
ちほう
ちほう [2][1] 【地方】
(1)全体社会の一部を構成する地域。「九州―」
(2)首都以外の地域。
⇔中央
「―に転任する」
〔(2)は local の訳語〕
ちほう
ちほう [0] 【痴呆】
(1)愚かなこと。
(2)〔医〕 一度獲得された知能が,後天的な大脳の器質的障害のため進行的に低下する状態。老年痴呆・進行麻痺・アルコール精神病・頭部外傷・癲癇(テンカン)・分裂病などでみられる。痴呆症。
ちほう
ちほう【(老人性)痴呆症】
(senile) dementia.→英和
ちほう
ちほう【地方】
[地区]a locality;→英和
a district;→英和
a region;→英和
an area;→英和
the country.→英和
〜の local;→英和
regional;→英和
provincial.→英和
‖地方官庁 a local government.地方議会 a local assembly.地方機関 an organ of local government.地方行政 local administration.地方銀行 a local bank.地方公共団体 local public bodies.地方公務員 a local public service worker.地方裁判所 a district court.地方自治(体) local autonomy (a local autonomous body).地方巡業する make a provincial tour; <米> go on the road.地方色 local color.地方新聞(版) a local paper (edition).地方税 <米> local taxes[ <英> rates].地方なまり a local accent.地方分権 decentralization (of power).
ちほうかんちょう
ちほうかんちょう [4] 【地方官庁】
中央官庁の下で,一地方内にその権限が限定された行政官庁。陸運局・税務署など。地方行政官庁。
ちほうきかん
ちほうきかん [5][4] 【地方機関】
地方行政をつかさどる機関。地方官庁など。
ちほうきしょうだい
ちほうきしょうだい [0] 【地方気象台】
主に各府県の県庁所在地に置かれ,その府県の天気予報・警報を担当する気象台。管区気象台や海洋気象台のあるところには置かれない。
ちほうぎかい
ちほうぎかい [4] 【地方議会】
地方公共団体の議決機関。都道府県議会・市町村議会など。
ちほうぎょうせい
ちほうぎょうせい [4] 【地方行政】
都道府県・市町村などの各行政区画ごとに行われる行政。
ちほうぎょうせいかんちょう
ちほうぎょうせいかんちょう [8] 【地方行政官庁】
「地方官庁」に同じ。
ちほうぎょうせいきかん
ちほうぎょうせいきかん [9][8] 【地方行政機関】
国の行政機関の地方支分局および試験所・研究所などの付属機関で,地方に設置されたもの。
ちほうぎんこう
ちほうぎんこう [4] 【地方銀行】
普通銀行のうち,首都以外の一定地域を営業地盤とする銀行。全国的規模で営業する都市銀行に対していう。地銀。
ちほうく
ちほうく [2] 【地方区】
比例代表制導入以前の参議院議員の選挙で,都道府県をそれぞれ一つの単位とした選挙区とするもの。今,「選挙区」という。
⇔全国区
ちほうけい
ちほうけい [0] 【地方型】
⇒地理的品種
ちほうけいさつしょくいん
ちほうけいさつしょくいん [9] 【地方警察職員】
都道府県警察の職員のうち,警視正以上の階級の警察官である地方警務官以外の職員。身分は地方公務員。
ちほうけいば
ちほうけいば [4] 【地方競馬】
都道府県,および指定市町村(特別区を含む)が施行者となって開催する競馬。公営競馬。
→中央競馬
ちほうけいむかん
ちほうけいむかん [6] 【地方警務官】
都道府県警察の職員のうち,警視正以上の階級の警察官。身分は一般職の国家公務員。
ちほうけんさつちょう
ちほうけんさつちょう [7][6] 【地方検察庁】
各地方裁判所および家庭裁判所に対応して置かれる検察庁。検事正を長とする。地検。
ちほうこうえいきぎょう
ちほうこうえいきぎょう [8] 【地方公営企業】
地方公共団体が経営する企業のうち,水道・軌道・自動車運送・地方鉄道・電気・ガスなどの公共性の高い各事業で,地方公営企業法の適用される事業。
ちほうこうきょうだんたい
ちほうこうきょうだんたい [8] 【地方公共団体】
一定の地域およびそこに住む住民を存立の基礎とし,その地域における行政事務を住民の自治によって行う団体。都道府県・市町村などの普通地方公共団体と,特別区,地方公共団体の財産区などの特別地方公共団体とがある。地方自治体。地方団体。
ちほうこうせいほごいいんかい
ちほうこうせいほごいいんかい 【地方更生保護委員会】
犯罪者の改善および更生にあたる法務省の機関。仮出獄の許可・取り消し,少年院からの仮退院・退院の許可,保護観察所の監督などにあたる。
ちほうこうふぜい
ちほうこうふぜい [6] 【地方交付税】
地方公共団体の財源不足や団体間の財政不均衡を是正し,その事務を遂行できるよう国から地方公共団体へ交付される資金。国税収入のうちから一定の比率で交付。1954年(昭和29)地方財政平衡交付金に代わって設けられた。地方交付税交付金。
ちほうこうふぜいこうふきん
ちほうこうふぜいこうふきん [6][0] 【地方交付税交付金】
「地方交付税」に同じ。
ちほうこうむいん
ちほうこうむいん [6] 【地方公務員】
地方公共団体の公務に従事する職員。
ちほうさい
ちほうさい [2] 【地方債】
地方公共団体が債券の発行を通じて行う借金により負う債務。また,その発行された債券。
→公債
ちほうさいばんしょ
ちほうさいばんしょ [8][0] 【地方裁判所】
下級裁判所の一。判事と判事補によって構成され,原則として第一審を担当する。全国の各都府県に一か所,北海道に四か所設置されている。地裁。
ちほうざいせい
ちほうざいせい [4] 【地方財政】
地方公共団体の財政活動。
→国家財政
ちほうざいせいほう
ちほうざいせいほう 【地方財政法】
地方財政について,その運営や国の財政との関係などに関する基本原則を定めた法律。1948年(昭和23)公布。
ちほうし
ちほうし [2] 【地方史】
ある地域社会の歴史。
ちほうし
ちほうし [2] 【地方紙】
「地方新聞(シンブン)」に同じ。
⇔全国紙
ちほうしょうひぜい
ちほうしょうひぜい [6] 【地方消費税】
地方税の一。課税資産の譲渡等と外国貨物に対して,消費税額を課税標準として課する道府県税。賦課徴収は消費税と併せて国が行う。1997年(平成9)より実施。
ちほうしょく
ちほうしょく [2] 【地方色】
その地方の自然・風俗・習慣・人情などが生み出す独特の感じ。ローカル-カラー。「―豊かなお祭り」
ちほうしんぶん
ちほうしんぶん [4] 【地方新聞】
ある地域の読者を対象として発行される新聞。地方紙。
ちほうじ
ちほうじ [2] 【地方時】
ある地点を通る子午線を基準として定めた時刻。
→標準時
ちほうじち
ちほうじち [4] 【地方自治】
地方の行政について国家とは別の人格を有する地方公共団体の存立を認め(団体自治),行政事務をその地方の住民が自らの責任と意思に基づき処理する(住民自治)こと。民主政治の基礎とされる。
ちほうじちたい
ちほうじちたい [0][5] 【地方自治体】
「地方公共団体」の通称。
ちほうじちほう
ちほうじちほう 【地方自治法】
地方自治の基本法。地方公共団体の区分・組織・運営などを定め,国と地方公共団体との間の基本的関係を確立することにより,民主的・能率的な地方行政を確保し,地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とする。1947年(昭和22)制定。
ちほうじむかん
ちほうじむかん [5] 【地方事務官】
政令により定められた特定の仕事に従事し,都道府県庁に勤務する国家公務員。健康保険法・職業安定法・道路運送法などの施行に関する事務に従事する。
ちほうじむしょ
ちほうじむしょ [5] 【地方事務所】
都道府県知事が,事務を分掌させるため,必要に応じ,条例によって管内各地に設置する事務所。
ちほうじゅうたくきょうきゅうこうしゃ
ちほうじゅうたくきょうきゅうこうしゃ 【地方住宅供給公社】
積み立て分譲方式で,住宅および宅地また賃貸住宅を勤労者に供給するため,住宅不足の著しい地域に設立される法人。各都道府県および政令で指定する市が設立することができる。
ちほうじゅんぎょう
ちほうじゅんぎょう [4] 【地方巡業】
各地を興行してまわること。ツアー。「―に出る」
ちほうじょうよぜい
ちほうじょうよぜい [6] 【地方譲与税】
⇒譲与税(ジヨウヨゼイ)
ちほうじょうれい
ちほうじょうれい [4] 【地方条例】
⇒条例(ジヨウレイ)(1)
ちほうせいろうじん
ちほうせいろうじん [6] 【痴呆性老人】
老年痴呆の状態の高齢者。
→老年痴呆
ちほうせんきょ
ちほうせんきょ [4] 【地方選挙】
地方自治体の長や議員を選ぶ選挙。知事・市町村長,都道府県・市区町村議員の選挙。
ちほうぜい
ちほうぜい [2] 【地方税】
地方公共団体が賦課・徴収する租税の総称。道府県税(および都税)と市町村税(および特別区税)とがあり,地方税法が一般的準則を定める。
→国税
ちほうたい
ちほうたい [0] 【地方隊】
海上自衛隊の地域防衛部隊。地方総監部・護衛隊・掃海隊・基地隊・航空隊その他の直轄部隊から成り,横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊に置かれる。
ちほうだんたい
ちほうだんたい [4] 【地方団体】
「地方公共団体」に同じ。
ちほうちょうかん
ちほうちょうかん [4] 【地方長官】
旧制における地方官庁の長。府県知事および東京府長官・北海道庁長官の総称。
ちほうちょきんきょく
ちほうちょきんきょく [5] 【地方貯金局】
郵便貯金の原簿管理,利子の計算および郵便振替の口座管理業務を行う郵政省の機関。
ちほうどう
ちほうどう [2] 【地方道】
道路のうちの地方公共団体の営造物。道路法上の都道府県道と市町村道。
ちほうどうろぜい
ちほうどうろぜい [6] 【地方道路税】
地方道路税法(1955年制定)に基づき揮発油に課せられる国税。揮発油税とあわせて申告・納付され,道路整備の財源にあてられる。
ちほうばん
ちほうばん [0] 【地方版】
(1)新聞で,ある地方の読者のためにその地方に関する記事を掲載する紙面。
(2)地方へ発送するために,締め切りを早くして印刷した新聞。
ちほうびょう
ちほうびょう [0] 【地方病】
⇒風土病(フウドビヨウ)
ちほうふう
ちほうふう [2] 【地方風】
⇒局地風(キヨクチフウ)
ちほうぶんけん
ちほうぶんけん [4] 【地方分権】
権力を中央統治機関に集中させずに,地方の自治団体に広く分散させること。
⇔中央集権
ちほうぶんたんのうふきん
ちほうぶんたんのうふきん [0][2] 【地方分担納付金】
地方公共団体が行うべき事業を国が直接行う場合に,地方公共団体がその費用の一部を負担して国に納める金。
ちほうみんかい
ちほうみんかい [4] 【地方民会】
明治初期の,府県会・大小区会・町村会の総称。
ちほうれんらくぶ
ちほうれんらくぶ [7] 【地方連絡部】
防衛庁の機関の一。都道府県庁所在地に置かれ,方面総監の指揮監督のもとで,隊員募集などの事務を行う。
ちほうろうどういいんかい
ちほうろうどういいんかい [9] 【地方労働委員会】
各都道府県に設置される労働委員会。使用者,労働者および公益を代表する委員から成り,争議行為の範囲が一都道府県内のものについて,労働関係の調整を行う。知事が任命。地労委。
→労働委員会
ちほうろくだんたい
ちほうろくだんたい [6] 【地方六団体】
全国知事会・全国都道府県議会議長会・全国市長会・全国市議会議長会・全国町村会・全国町村議会議長会の総称。
ちぼ
ちぼ
すり。巾着(キンチヤク)切り。「侍に合ふて物いふ間に―引いた/浄瑠璃・新版歌祭文」
ちぼう
ちぼう【知謀に富んだ】
resourceful;→英和
tactful.→英和
ちぼう
ちぼう [0] 【地望】
門地と名望。高貴な家柄と声望。
ちぼう
ちぼう [0] 【地貌】
⇒地勢(チセイ)
ちぼう
ちぼう [0] 【知謀・智謀】
知恵のある,すぐれたはかりごと。巧みなはかりごと。「―をめぐらす」
ちぼしん
ちぼしん [2] 【地母神】
⇒じぼしん(地母神)
ちまう
ちま・う チマフ (連語)
〔助詞「て」に動詞「しまう」の付いた「てしまう」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
補助動詞的に用いられ,動作が完了し実現する意を表す。てしまう。「すっかり話し―・おう」「かぜをひい―・う」「くたばっ―・え」
〔助詞「て」が撥音便の関係で「で」になる場合には「じまう」となる。「すっかり読んじまう」〕
ちまき
ちまき【粽】
a rice dumpling wrapped in bamboo leaves.
ちまき
ちまき [0] 【粽】
(1)〔もと茅(チガヤ)の葉で包んだことから〕
米や米の粉などを笹の葉・竹の皮などで包み,藺草(イグサ)で三角形に巻き上げて蒸したもの。中国で汨羅(ベキラ)に身を投じた屈原を弔うために五月五日に餅を投じたという故事から,端午の節句に食べる習慣がある。[季]夏。
(2)〔建〕 柱の上下端が細まり丸められたもの。また,その部分。鎌倉時代に禅宗建築とともに入り,寺院建築に用いられた。粽形(ガタ)。
粽(1)[図]
粽(2)[図]
ちまき
ちまき [1] 【千巻(き)】
織機の部品の一。織られた織物を巻き取り,経(タテ)糸を緊張するための棒。布巻き。
ちまきうま
ちまきうま [3] 【粽馬】
茅または真菰(マコモ)などで作った馬の玩具。昔,端午の節句に子供が遊んだ。
ちまきがた
ちまきがた [0] 【粽形】
「粽(チマキ){(2)}」に同じ。
ちまきざさ
ちまきざさ [3] 【粽笹】
ササの一種。山中に生える。稈(カン)は高さ約1.5メートル。葉は狭長楕円形で長さ30センチメートルに達し,粽を包むのに用いる。クマイザサ。
ちまた
ちまた【巷】
a street;→英和
quarters (場所);a scene (場面).→英和
ちまた
ちまた [0] 【巷・岐・衢】
〔「道股(チマタ)」の意〕
(1)道の分かれる所。分かれ道。辻(ツジ)。
(2)物事の境目。分かれ目。「生死の―をさまよう」
(3)町の中の道路。また,町中(マチナカ)。「紅灯の―」
(4)世間。世の中。「―の声」「不況の風が―に吹く」
(5)物事の行われる場所。「戦いの―」
ちまたのかみ
ちまたのかみ 【衢の神】
(1)「ちまた{(1)}」にあって邪神・悪霊の侵入をさえぎる神。また,旅人を守る神。塞(サエ)の神。
(2)〔天孫降臨の際,天(アマ)の八衢(ヤチマタ)に迎え出て先導役を務めたことから〕
猿田彦(サルタヒコ)神。
ちまちま
ちまちま [1] (副)スル
小さいさま。小さくまとまっているさま。「―(と)した顔だち」
ちまつり
ちまつり【血祭りにする】
make a scapegoat of a person <for> .→英和
ちまつり
ちまつり [2] 【血祭(り)】
〔昔,中国で,出陣に際し,いけにえを殺して軍神をまつったことから〕
出陣に際して,敵の者などを殺して士気を奮い立たせること。手始めとして敵をほふって気勢を揚げること。
ちまつり=に上げる
――に上・げる
(1)戦いの手始めとして敵を殺して気勢を揚げる。
(2)相手をひどい目にあわせることのたとえ。
ちまどう
ちまど・う 【血惑ふ】 (動ハ四)
「血迷(チマヨ)う」に同じ。「具足を着,東西に走り,―・ふてござつた/天草本平家 3」
ちまなこ
ちまなこ【血眼になって(捜す)】
(look for a thing) desperately.→英和
ちまなこ
ちまなこ [0][2] 【血眼】
(1)逆上して血走った目。ちめ。
(2)あることに狂奔すること。「―で探す」「金策に―になる」
ちまぶれ
ちまぶれ [0] 【血塗れ】
⇒ちまみれ(血塗)
ちまみれ
ちまみれ [0] 【血塗れ】
一面に血がつくこと。血だらけ。血みどろ。血まぶれ。「―の体」
ちまみれ
ちまみれ【血塗れの】
bloody;→英和
bloodstained.〜になって smeared[covered]with blood.
ちまめ
ちまめ [0] 【血豆】
強く挟んだり打ったりしたとき,皮下に出血して生じる赤黒い豆状のもの。「―ができる」
ちまめ
ちまめ【血豆】
<get> a blood blister.
ちまよう
ちまよ・う [3] 【血迷う】 (動ワ五[ハ四])
恐れや怒りなどのため,のぼせて正しい判断や行動などができなくなる。逆上して心が乱れる。「何を―・っているのだ」
ちまよう
ちまよう【血迷う】
go mad;lose one's mind.
ちまん
ちまん [0] 【遅慢】 (名・形動)[文]ナリ
おそいこと。のろいこと。また,そのさま。「米国の運輸(ウンシユ)は決して―なりとは評すべからず/八十日間世界一周(忠之助)」
ちみ
ちみ [1] 【魑魅】
〔「魑」も「魅」も化け物の意〕
山林の精気から生じ,人を迷わすというばけもの。すだま。「―魍魎(モウリヨウ)」
ちみ
ちみ [1] 【地味】
地質のよしあし。土地の農作物を生産しうる力。じみ。「―に恵まれる」「―がよい」
ちみ
ちみ【地味が肥えて(やせて)いる】
The soil is fertile[rich](sterile,poor).
ちみち
ちみち [0] 【血道】
「血の道」に同じ。
ちみち
ちみち【血道を上げる】
be madly in love <with a person> ;give oneself up to.
ちみち=を上げる
――を上・げる
異性や道楽などに熱中する。のぼせあがる。「若い女に―・げる」
ちみつ
ちみつ [0] 【緻密】 (名・形動)[文]ナリ
(1)きめの細かい・こと(さま)。「磁器の―な肌」
(2)細かくくわしいこと。細かい所まで行き届いていること。また,そのさま。「―な研究」「―な頭脳の持ち主」
(3)細工が細かくこみ入っている・こと(さま)。「其製法甚だ拙くして―ならざるゆへ/新聞雑誌 5」
[派生] ――さ(名)
ちみつ
ちみつ【緻密な】
minute;→英和
fine;→英和
close;→英和
elaborate;→英和
precise.→英和
〜に(調べる) (examine) minutely[closely].→英和
ちみどろ
ちみどろ [0] 【血塗ろ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一面に血がついている・こと(さま)。血まみれ。血だらけ。「―の手」
(2)(血にまみれるような)大変に苦しい状態にあること。死に物狂いであること。また,そのさま。「―の苦闘を続ける」
ちみどろ
ちみどろ【血みどろの努力を重ねる】
make desperate[strenuous]efforts <to do> .
ちみどろちんがい
ちみどろちんがい 【血塗ろちんがい】
〔「ちんがい」は血滴(チアエ)の意〕
「ちみどろ」を強めていう語。血だらけの状態。「耳そぐ鼻そぐ―追払ふ/浄瑠璃・博多小女郎(下)」
ちみもうりょう
ちみもうりょう [1] 【魑魅魍魎】
いろいろの化け物。さまざまの怪物。
→魑魅
→魍魎
ちみゃく
ちみゃく [0] 【血脈】
血すじ。血統。
ちみゃく
ちみゃく [0] 【遅脈】
平常より遅い脈搏。
ちみん
ちみん [1] 【治民】
人民を治めること。
ちむ
ちむ [1] 【痴夢】
おろかな夢。夢のような話。
ちめ
ちめ [2] 【血目】
病気・のぼせで,充血した目。ちまなこ。
ちめい
ちめい [0] 【遅明】
〔「明(メイ)を遅(マ)つ」の意〕
夜がまさに明けようとする頃。明け方。
ちめい
ちめい [0] 【致命】
生命にかかわること。生命を失うこと。
ちめい
ちめい [0] 【地名】
ある土地の名前。
ちめい
ちめい [0] 【地鳴】
⇒地鳴(ジナ)り
ちめい
ちめい【地名】
the name of a place;→英和
a place name.地名辞典 a geographical dictionary.
ちめい
ちめい [0] 【知命】
〔論語(為政)「五十而知�天命�」から〕
(1)天命を知ること。
(2)五〇歳のこと。
ちめい
ちめい【知名人】
a well-known[noted]person.知名度 celebrity.→英和
ちめい
ちめい [0] 【知名】 (名・形動)[文]ナリ
名前が世間によく知られている・こと(さま)。「現今―な文学博士/吾輩は猫である(漱石)」
ちめいしょう
ちめいしょう【致命傷】
a mortal[fatal]wound;a fatal blow (打撃).〜を受ける be mortally[fatally]wounded.
ちめいしょう
ちめいしょう [0][2] 【致命傷】
(1)死ぬ原因となった傷。命とりの傷。「―を負う」
(2)再起できないほどの痛手。「大暴落が―となって破産した」
ちめいじおんてんようれい
ちめいじおんてんようれい 【地名字音転用例】
語学書。本居宣長著。1800年刊。日本の地名にあてた漢字のうち,普通の字音と異なるものを「風土記」「和名抄」などから集めて分類し,転用の法則を明らかにした。
ちめいてき
ちめいてき [0] 【致命的】 (形動)
(1)生命の断たれる原因となるようなさま。「―な傷」
(2)取り返しのつかないさま。失脚・破滅・失敗の原因となるような重大なさま。「―なミス」「―打撃」
ちめいてき
ちめいてき【致命的打撃(を与える)】
(deal a person) a fatal[mortal,deadly]blow.
ちめいでんせつ
ちめいでんせつ [4] 【地名伝説】
地名の由来について述べる伝説。神々や天皇・英雄・高僧などに結びつけて説くものが多い。
ちめいど
ちめいど [2] 【知名度】
その人の名前が世間に知られている度合。「―が高い」
ちめいりつ
ちめいりつ [2] 【致命率】
ある病気にかかった患者のうち,その病気で死亡した患者の割合。百分率または千分率で示す。致死率。
ちめどり
ちめどり [2] 【知目鳥】
スズメ目チメドリ科の鳥。全長12センチメートル内外。羽色は暗褐色で,胸や腹部は灰白色。眼の上に黒斑がある。ミャンマーから中国南部・台湾に分布。台湾では高地に生息。
ちも
ちも [1] 【知母】
(1)ハナスゲの漢名。
(2)解熱剤としてのハナスゲの根。
ちもう
ちもう [0] 【蜘網】
クモの巣。
ちもう
ちもう [0] 【稚蒙】
幼い者。童蒙。
ちもう
ちもう【恥毛】
pubic hair.
ちもう
ちもう [0] 【恥毛】
恥部にはえている毛。陰毛(インモウ)。
ちもく
ちもく [1] 【地目】
土地の主たる用途による区分。不動産登記法では次の二一種類が定められている。田・畑・宅地・塩田・鉱泉地・池沼・山林・牧場・原野・墓地・境内地・運河用地・水道用地・用水路・ため池・堤・井溝・保安林・公衆用道路・公園・雑種地。
ちもと
ちもと [0] 【鉤元】
釣り針の鉤素(ハリス)を結ぶ部分。
→釣り針
ちもと
ちもと [1] 【千本】
(1)せんぼん。多くの本数。「我が宿に―の桜花咲かば/玉葉(神祇)」
(2)わけぎ。ふゆねぎ。
ちもらい
ちもらい [2] 【乳貰い】
「ちちもらい(乳貰){(1)}」に同じ。
ちもらん
ちもらん [2] 【知母蘭】
ユリ科の常緑低木。中米原産のユッカの一種で,観賞用に栽植される。高さ4〜6メートル。葉は大形の広線形で,厚く硬い。葉心から出た円錐花序に,白色で紫色を帯びた壺(ツボ)形の花を下向きにつける。
ちもり
ちもり 【道守】
(1)道を守る者。みちもり。
(2)諸道を巡回して民情の視察や非法行為の取り締まりにあたった法官。ていら。[和名抄]
ちもり
ちもり 【地守】
江戸時代,町の世話役。町内各戸をまわって小紛争を仲介調停し,もめごとを処理した。
ちもん
ちもん [0] 【地文】
(1)平野・山地・河川・湖沼など,大地の状態・模様。ちぶん。
(2)「地文学」の略。
ちもん
ちもん [0][1] 【智門】
〔仏〕 仏・菩薩の備えるべき能力を二分したうちの,真理を知る力である自利の側面のこと。
⇔悲門(ヒモン)
ちもんがく
ちもんがく [2] 【地文学】
地球と地表近くの自然現象を研究する学問。地球の形状,地形・気候などを扱う。自然地理学。
ちもんこうほう
ちもんこうほう [4] 【地文航法】
地形や地上物体の観測によって行う航法。
ちゃ
ちゃ (連語)
〔接続助詞「て」に係助詞「は」の付いた「ては」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
ては。ちゃあ。「あんな所で待たせ―悪い」「もう帰らなくっ―」
→ては(連語)
ちゃ
ちゃ [0] 【茶】
■一■ (名)
(1)ツバキ科の常緑低木。中国原産といわれる。若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るためアジア一帯で広く栽植する。よく分枝し,狭卵形で光沢のある濃緑色の葉を互生。葉腋に白色五弁花を少数つけ,平球形の蒴果(サクカ)を結ぶ。日本には,805年に最澄が種子を持ち帰って比叡山に植えたのが最初という。茶の木。
〔「茶の花」は [季]冬〕
(2){(1)}の芽・葉を用いて製した,飲み物の原料。また,それに湯を注いだ飲料。カフェイン・タンニン・アミノ酸・精油・ビタミン C 等を含む。古くから中国で薬用・飲用とされた。摘んだ葉を発酵させるもの(紅茶など),発酵させないもの(緑茶の類),半発酵させるもの(ウーロン茶など)など各種ある。日本では,種子を栄西が持ち帰って筑前背振山に植え,それを高山寺明恵上人に贈ったものが栂尾(トガノオ)で栽培され,のち宇治・駿河などに分けられて喫茶の風が広まったという。「―をいれる」「―を飲む」
→緑茶
→紅茶
(3)抹茶。「―をたてる」
(4)茶道。茶の湯。
(5)茶色。「―の帯」
■二■ (名・形動)
ちゃかすこと。ひやかすこと。また,そのさま。そのような言動をもいう。「いよいよ―な挨拶/滑稽本・古朽木」
→お茶
→茶(2)[表]
ちゃ
ちゃ【茶】
tea;→英和
green tea (緑茶);black tea (紅茶);[茶会](afternoon) tea;→英和
a tea party;the tea ceremony[cult](茶の湯);[茶の木]a tea plant.〜をいれる(いれかえる) make (fresh) tea.〜を出す serve[offer] <a person> tea.〜を飲みながら話す talk over tea.〜の稽古をする take lessons in the tea ceremony.‖濃い(薄い)茶 strong (weak) tea.お茶を濁す,お茶の子 ⇒お茶.
ちゃ=に∘する
――に∘する
(1)仕事の途中で休憩して茶を飲む。一休みする。
(2)はぐらかして,相手にしない。まじめな受け答えをしない。「人の話を―∘しやあがる/当世書生気質(逍遥)」
ちゃ=を挽(ヒ)く
――を挽(ヒ)・く
(1)茶臼で茶の葉をひいて抹茶を作る。
(2)〔昔,遊里で,暇な遊女などに茶の葉をひかせたところから〕
(遊里・水商売などで)客がなくて暇である。仕事をせずに,ぶらぶらしている。お茶を挽く。
ちゃ=を濁(ニゴ)す
――を濁(ニゴ)・す
⇒お茶(チヤ)を濁(ニゴ)す(「御茶(オチヤ)」の句項目)
ちゃ=を言う
――を言・う
からかう。ひやかす。「相応に―・ふておきけるゆへ/黄表紙・御存商売物」
ちゃあ
ちゃあ (連語)
〔接続助詞「て」に係助詞「は」の付いた「ては」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
ては。ちゃ。「これがなく―困るんだ」「ここに書い―いけないかな」
ちゃいれ
ちゃいれ [0][3] 【茶入れ】
茶を入れておく容器。茶道では,抹茶(マツチヤ)用の小壺(コツボ)をいう。濃茶(コイチヤ)用は陶製で蓋は象牙とし仕服(シフク)に入れる。薄茶用は漆器・木地物・焼き物などがあり,薄茶器あるいは略して薄器と称する。葉茶用はスズまたはブリキの筒を用いる。
茶入れ[図]
ちゃいれぶくろ
ちゃいれぶくろ [4] 【茶入れ袋】
「仕服(シフク)」に同じ。
ちゃいろ
ちゃいろ [0] 【茶色】
黒色を帯びた赤黄色。また,黄赤系統の色の総称。
ちゃいろ
ちゃいろ【茶色(の)】
light brown.
ちゃいろい
ちゃいろ・い [0] 【茶色い】 (形)
茶色の色である。茶色である。
ちゃう
ちゃう [1] 【茶宇】
「茶宇縞(ジマ)」の略。「二十余りの若侍―の袴に綟肩衣(モジカタギヌ)/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」
ちゃう
ちゃ・う チヤフ (連語)
〔助詞「て」に動詞「しまう」の付いた「てしまう」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
補助動詞的に用いられ,動作が完了し実現する意を表す。…てしまう。「もう書い―・った」「お金がなくなっ―・う」
〔接続助詞「て」が撥音便の関係で「で(でしまう)」になる場合には「じゃう」となる。「みんな読んじゃう」〕
ちゃうけ
ちゃうけ【茶請け】
refreshments.
ちゃうけ
ちゃうけ [0] 【茶請け】
茶を飲むときに食べる菓子や漬物。
ちゃうじま
ちゃうじま [0] 【茶宇縞】
〔インドのチャウル地方から産出,ポルトガル人によって伝来したのでいう〕
琥珀(コハク)織りに似て,軽く薄い絹織物。日本では天和年間(1681-1684)に京都で製出。主に袴地(ハカマジ)。茶宇。
ちゃうす
ちゃうす [0] 【茶臼】
(1)碾茶(テンチヤ)をひいて抹茶にするためのひき臼。古来,山城国宇治朝日山の石製を良とする。穀物用より小ぶりで,丈が比較的高い。
(2)上下逆にすること。また,上下逆になること。特に,男女交合の体位で女性が上になること。
ちゃうすげい
ちゃうすげい [3] 【茶臼芸】
(1)〔一般の石臼と異なり茶臼は茶しかひけないところから〕
一芸に秀でること。「一色に勝れるを―,と云ひ/浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙」
(2)〔(1)の誤解から〕
「石臼(イシウス)芸」に同じ。「万能に達したとはいふものの,近くいはば―で/滑稽本・浮世床(初)」
ちゃうすだけ
ちゃうすだけ 【茶臼岳】
栃木県北部にある那須岳の主峰。海抜1915メートル。那須岳。
ちゃうすやま
ちゃうすやま 【茶臼山】
大阪市天王寺区の天王寺公園内にある墳丘。1614年,大坂冬の陣に徳川家康が本陣を置き,翌年の夏の陣に真田幸村が敗死した地。
ちゃえん
ちゃえん [0] 【茶園】
(1)茶の木を栽培している農園。茶畑。
(2)茶を売る店。茶舗。
ちゃおけ
ちゃおけ [0] 【茶桶】
茶道で,薄茶器の一。合い口が上にあるので蓋が浅い。多くは漆塗り。さつう。
ちゃおんど
ちゃおんど 【茶音頭】
地歌の一。京都の菊岡検校(ケンギヨウ)作曲の三味線曲。歌詞は横井也有(ヤユウ)作詞の「女手前」を簡略にしたもの。茶の湯に関する語句を縁語でつづり,男女の縁の末長いことを歌う。八重崎検校が箏曲(ソウキヨク)に編曲したものもある。茶の湯音頭。
ちゃか
ちゃか [1] 【茶菓】
⇒さか(茶菓)
ちゃか
ちゃか【茶菓(の接待をする)】
(entertain a person with) refreshments.
ちゃかい
ちゃかい【茶会】
⇒茶.
ちゃかい
ちゃかい [0] 【茶会】
客を招き,抹茶(マツチヤ)または煎茶(センチヤ)をたててもてなす会。さかい。
ちゃかいき
ちゃかいき [2] 【茶会記】
茶会の日時・場所・道具建て・会席膳の献立などを記したもの。茶会に参加した人名を記す場合もある。特に,古い茶会記は文献資料として貴重。
ちゃかいせき
ちゃかいせき [2] 【茶懐石】
⇒懐石(カイセキ)
ちゃかご
ちゃかご [0] 【茶籠・茶籃】
茶器を入れるかご。運搬または野点(ノダテ)に用いる。
ちゃかす
ちゃかす【茶化す】
make fun of.
ちゃかす
ちゃか・す [2] (動サ五[四])
(1)話にまじめに取り合わず,冗談にしてしまう。茶にする。
(2)ごまかす。「十貫目といふ敷銀をあの女めに―・さりよかと/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」
〔「茶化す」とも当てる〕
[可能] ちゃかせる
ちゃかす
ちゃかす [0] 【茶滓】
「茶殻(チヤガラ)」に同じ。
ちゃかた
ちゃかた [0] 【茶方】
茶の湯の方面。茶道。また,茶道に携わる人。
ちゃかちゃか
ちゃかちゃか [1] (副)スル
落ち着きのないさま。せわしないさま。「―した男」
ちゃかっしょく
ちゃかっしょく【茶褐色(の)】
brown.→英和
ちゃかっしょく
ちゃかっしょく [2] 【茶褐色】
赤みのかった茶色。
ちゃかつやく
ちゃかつやく [3] 【茶褐薬】
トリニトロトルエンのこと。
ちゃかぶき
ちゃかぶき [2] 【茶歌舞伎・茶香服】
茶道の七事式の一。銘を明らかにした二種の試し茶を飲み,のち,一種を加えて三種を飲んできき分けるもの。
〔多く「茶かぶき」と書く〕
ちゃがけ
ちゃがけ [0] 【茶掛(け)】
茶席に掛ける書画の掛物。茶席掛け。茶掛物。
ちゃがし
ちゃがし [2] 【茶菓子】
茶を飲むときに食べる菓子。茶うけの菓子。
ちゃがし
ちゃがし【茶菓子(を出す)】
(serve) refreshments.
ちゃがま
ちゃがま【茶釜】
a teakettle.→英和
ちゃがま
ちゃがま [0][3] 【茶釜】
茶をたてる湯をわかす釜。多く鉄製で,上部がすぼまり,口が小さい。
ちゃがゆ
ちゃがゆ [0] 【茶粥】
茶の煎(セン)じ汁を入れて煮た粥。奈良地方で始められたので,奈良茶・奈良茶粥などと呼ばれる。
ちゃがら
ちゃがら [0] 【茶殻】
茶を煎(セン)じたあとの残りかす。茶滓(チヤカス)。
ちゃがら
ちゃがら【茶殻】
used tea leaves.
ちゃき
ちゃき [1] 【茶器】
茶道具の総称。狭義には,薄茶を入れておく容器の称。
ちゃき
ちゃき [1] 【茶気】
(1)茶道の心得。
(2)風流を好む気質。浮世ばなれのした気質。
(3)いたずらっぽい気質。ちゃめけ。
ちゃき
ちゃき【茶器】
⇒茶道具.
ちゃきちゃき
ちゃきちゃき
〜の out-and-out;genuine;→英和
regular;→英和
leading (有数の).→英和
ちゃきちゃき
ちゃきちゃき [0]
〔「嫡嫡(チヤクチヤク)」の転という〕
(1)正統であること。生粋(キツスイ)。まざりけなし。「―の江戸っ子」
(2)仲間うちで羽振りのよい者。また有望なもの。きけ者。
ちゃきょう
ちゃきょう チヤキヤウ 【茶経】
茶に関する最古の書。三巻。唐の陸羽の撰。団茶の歴史や製法・器具などについて述べる。
ちゃきん
ちゃきん [0] 【茶巾】
茶の湯で,茶碗をふく布。奈良晒(ナラザラシ)など麻布を多く用い,両端の切り口を裏表反対にかがってある。茶布巾。
ちゃきんいも
ちゃきんいも [2] 【茶巾薯】
蒸したサツマイモをつぶして砂糖・塩などで味付けし,茶巾絞りにした食品。
ちゃきんさばき
ちゃきんさばき [4] 【茶巾捌き】
茶の湯で,茶巾の扱い方。
ちゃきんしぼり
ちゃきんしぼり [4] 【茶巾絞り】
煮た芋や百合根(ユリネ)などをつぶして布巾に包んで絞り,絞り目をつけた食品。
ちゃきんずし
ちゃきんずし [2] 【茶巾鮨】
五目鮨を薄焼きの卵で包んだもの。
ちゃきんづつ
ちゃきんづつ [2] 【茶巾筒】
茶道具の一。茶巾を入れておく筒。巾筒。
ちゃきんづつみ
ちゃきんづつみ [4] 【茶巾包み】
「砂金(サキン)包み」の転。
ちゃきんぶくろ
ちゃきんぶくろ [4] 【茶巾袋】
茶道具の一。茶巾を入れる袋。湿した茶巾を持参するときなどに用いる。
ちゃきんゆり
ちゃきんゆり [2] 【茶巾百合】
蒸した百合根をつぶして味をつけ,茶巾絞りにした食品。
ちゃぎ
ちゃぎ [1] 【茶技】
茶の湯のわざ。
ちゃく
−ちゃく【6時京都着の列車】
the train due at Kyoto at 6.2(3)〜になる come in[finish]second (third).洋服(ズボン)一〜 a suit of clothes (a pair of trousers).
ちゃく
ちゃく 【着】
■一■ [1] (名)
行きつくこと。到着。
⇔発
「八時―」「東京―」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)衣服を数えるのに用いる。「夏服五―」
(2)競技で,到着の順序を数えるのに用いる。「一―でゴールイン」
(3)囲碁で,石を打つ回数を数えるのに用いる。「第一―をおろす」
ちゃく
ちゃく [1] 【笛】
〔呉音〕
ふえ。「簫(シヨウ)・―・琴(キン)・箜篌(クゴ),孤雲の外(ホカ)に満ち満ちて/謡曲・羽衣」
ちゃくい
ちゃくい [1][2] 【着衣】 (名)スル
(1)衣服を着ること。
⇔脱衣
(2)身につけている衣服。着ている着物。ちゃくえ。
ちゃくい
ちゃくい【着衣】
one's clothes.
ちゃくい
ちゃくい [1][2] 【着意】 (名)スル
(1)気をつけること。気をとめること。注意すること。「然るにこれに―するもの,甚だ少なし/西国立志編(正直)」
(2)思いつき。着想。
ちゃくい
ちゃく・い [2] (形)
ずるい。こすい。「―・い野郎だ」
ちゃくいのいわい
ちゃくいのいわい 【着衣の祝(い)】
生まれた子に初めて着物を着せる祝い。産衣(ウブギ)の祝い。ちゃくえ。
ちゃくえ
ちゃくえ [1] 【着衣】 (名)スル
〔「え」は「衣」の呉音〕
(1)「ちゃくい(着衣)」に同じ。
(2)「着衣(チヤクイ)の祝い」に同じ。
ちゃくえき
ちゃくえき [0][2] 【着駅】
鉄道で,到着先の駅。到着駅。
⇔発駅
ちゃくか
ちゃくか [1] 【嫡家】
⇒ちゃっけ(嫡家)
ちゃくがん
ちゃくがん [0] 【着岸】 (名)スル
船が岸や岸壁に着くこと。「豪華な客船が―する」
ちゃくがん
ちゃくがん [0] 【着眼】 (名)スル
(1)有望・有利あるいは重要なことと考えて注意してみること。目をつけること。着目。「―のよい研究」「いいところに―する」
(2)目のつけどころ。気の配り方。
ちゃくがん
ちゃくがん【着眼する】
aim <at> ;→英和
pay attention <to> ;notice;→英和
take notice <of> .〜が良い(悪い) be to the point;→英和
<A person> is right (wrong).‖着眼点 the point aimed at;a point of view;one's viewpoint.
ちゃくがんてん
ちゃくがんてん [3] 【着眼点】
注意や関心を向ける事柄。目のつけどころ。「―がよい」
ちゃくぎょ
ちゃくぎょ [1] 【着御】
天子が座におつきになること。「先帝已に船上に―成つて/太平記 8」
ちゃくさい
ちゃくさい [0] 【嫡妻】
本妻。正妻。嫡室。てきさい。
ちゃくさい
ちゃくさい [0] 【着彩】 (名)スル
下絵に,絵の具などで色をつけること。
ちゃくざ
ちゃくざ [0][1] 【着座】 (名)スル
(1)座につくこと。席につくこと。「定められた席に―する」
(2)任官して,太政官庁・外記(ゲキ)庁の座につく儀式。「ながき物忌みにうちつづき―といふわざしては/蜻蛉(下)」
ちゃくし
ちゃくし【嫡子】
one's heir.⇒嫡出子.
ちゃくし
ちゃくし [1][0] 【嫡嗣】
家を継ぐべき,本妻の子。世継ぎ。跡取り。てきし。
ちゃくし
ちゃくし [1] 【嫡子】
(1)家督を相続する者。古代以来,原則として嫡出の長男であるが,中世には嫡出・庶出の別なく器量により選ばれることもあった。世継ぎ。跡取り。てきし。
→庶子(シヨシ)
(2)正妻が生んだ子。嫡出子。
ちゃくしつ
ちゃくしつ [0] 【嫡室】
嫡妻。本妻。正室。てきしつ。
⇔側室
ちゃくしゅ
ちゃくしゅ [1] 【�手・搩手】
〔仏〕 長さの単位で,親指と中指を広げた間隔をいう。仏像の高さなどを測る。
ちゃくしゅ
ちゃくしゅ【着手する】
start <the work> ;→英和
get started <on the work> ;begin;→英和
set to work.
ちゃくしゅ
ちゃくしゅ [1] 【着手】 (名)スル
(1)手をつけること。とりかかること。「論文執筆に―する」「―が遅れる」
(2)(「著手」とも書く)刑法で,犯罪の実行を開始すること。犯意をもって犯罪を構成する要件にあたる行為もしくはそれに密接した行為を開始すること。実行の着手。
(3)囲碁・将棋で,一手,一手。「交互に―する」
ちゃくしゅう
ちゃくしゅう [0] 【着臭】 (名)スル
においをつけること。無臭のガスなどに刺激のあるにおいをつけること。「―剤」「事故防止のためガスに―する」
ちゃくしゅつ
ちゃくしゅつ [0] 【嫡出】
法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれること。正出。てきしゅつ。
⇔庶出
ちゃくしゅつ=でない子
――でない子
法律上の婚姻関係にない男女の間から生まれた子。非嫡出子。婚外子。
ちゃくしゅつし
ちゃくしゅつし【嫡出子】
a legitimate child.
ちゃくしゅつし
ちゃくしゅつし [4] 【嫡出子】
法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれた子。
ちゃくしゅみすい
ちゃくしゅみすい [4] 【着手未遂】
未遂{(2)}のうち,実行行為そのものが終了していないもの。
⇔実行未遂
ちゃくしょ
ちゃくしょ [1] 【嫡庶】
(1)嫡出と庶出。本腹と妾腹(シヨウフク)。
(2)嫡出子と庶子。正妻の生んだ子と正妻以外の女性の生んだ子。
ちゃくしょう
ちゃくしょう [0] 【着床】 (名)スル
哺乳類の胎盤形成初期に胚(ハイ)が母体の子宮壁に付着し,子宮壁上皮との間に連絡を生じる現象。卵着生。
ちゃくしょく
ちゃくしょく【着色(法)】
coloring.→英和
〜する color.→英和
〜した colored.→英和
‖着色剤 a coloring agent.人工着色 artificial coloring.
ちゃくしょく
ちゃくしょく [0] 【着色】 (名)スル
物に色をつけること。彩色。「淡彩で―してある」「―剤」
ちゃくしょくりょう
ちゃくしょくりょう [4] 【着色料】
食品添加物の一。食品の色をととのえるため用いる。カラメルなどの天然色素とタール系色素などの合成着色料がある。
→タール系色素
ちゃくしょくガラス
ちゃくしょくガラス [5] 【着色―】
色(イロ)ガラス。
ちゃくしん
ちゃくしん 【着心・著心】
〔「じゃくしん」とも〕
執着心。執念。「人間に―の深かりし咎(トガ)/太平記 35」
ちゃくしん
ちゃくしん [0] 【着信】 (名)スル
(1)電信など,通信がつくこと。また,その通信。「夜間に―したニュース」
(2)到着したという知らせ。
ちゃくじ
ちゃくじ [1] 【着時】
(1)到着する時。また,到着の時刻。
(2)(多く「着時に」の形で)すぐ。即時。「―ニスル/日葡」
ちゃくじつ
ちゃくじつ【着実な】
steady;→英和
sound;→英和
faithful.→英和
〜に steadily;faithfully.→英和
ちゃくじつ
ちゃくじつ [0] 【着実】 (名・形動)[文]ナリ
軽率なところがなく地道であぶなげがない・こと(さま)。「―な努力」「一歩一歩―に進める」
[派生] ――さ(名)
ちゃくじゅん
ちゃくじゅん [0] 【着順】
到着した順序。到着順。
ちゃくじょ
ちゃくじょ [1] 【嫡女】
正妻が生んだ長女。
ちゃくじん
ちゃくじん [0] 【着陣】 (名)スル
(1)陣営に到着すること。「根部多村に―せしかば/近世紀聞(延房)」
(2)公卿(クギヨウ)が内裏の陣の座に着くこと。「近衛殿―し給ける時/徒然 102」
ちゃくすい
ちゃくすい【着水する】
《空》land on the water;→英和
make a splashdown;→英和
splash down (宇宙カプセルが).
ちゃくすい
ちゃくすい [0] 【着水】 (名)スル
鳥や飛行機などが,空中から水面に降りること。
⇔離水
「飛行艇が―する」
ちゃくする
ちゃく・する [3] 【着する】 (動サ変)[文]サ変 ちやく・す
(1)着る。身につける。「礼服を―・する」「折烏帽子―・したるに似させ給ひたる/著聞 15」
(2)到着する。つく。「半夜に及んで一旅舎に―・す/花柳春話(純一郎)」
(3)視線や注意を向ける。「識者の眼(マナコ)を―・する由縁(ユエン)も/文明論之概略(諭吉)」
→じゃくす(着)
ちゃくせい
ちゃくせい [0] 【着生】 (名)スル
他のものにくっついて生活すること。「ヤドリギが―している」
ちゃくせいしょくぶつ
ちゃくせいしょくぶつ [6] 【着生植物】
樹上や岩石上などに,特別に分化した器官(気根など)で固着して生活している植物。ラン科植物・シダ植物・地衣類・蘚類に多い。
ちゃくせき
ちゃくせき【着席する】
sit down;be seated;take a[one's]seat.→英和
‖着席券 a seat ticket.着席順(に) (in) the order of seats.
ちゃくせき
ちゃくせき [0] 【着席】 (名)スル
座席につくこと。「全員―」
ちゃくせつ
ちゃくせつ [0] 【着雪】 (名)スル
雪が電線や枝などにくっつくこと。
ちゃくせん
ちゃくせん [0] 【着船】 (名)スル
船が港に着くこと。また,着いた船。「二三日を経て同港へ滞(トドコオリ)なく―せしかば/鳥追阿松海上新話(彦作)」
ちゃくそう
ちゃくそう [0] 【着想】 (名)スル
思いつき。アイデア。「―がよい」「―がわく」「―を得る」
〔明治期につくられた語〕
ちゃくそう
ちゃくそう [0] 【着相】
ものごとに執着している状態。「迷ひの前の―を哀れむ/太平記 37」
ちゃくそう
ちゃくそう [0] 【嫡宗】
(1)総本家。宗家。
(2)正系。正統。てきそう。
ちゃくそう
ちゃくそう【着想】
a <good> idea.→英和
ちゃくそう
ちゃくそう [0] 【着装】 (名)スル
(1)衣服を身につけること。
(2)装備をとりつけること。装着。
ちゃくそうそん
ちゃくそうそん [3] 【嫡曾孫】
嫡孫の嫡子。
ちゃくそん
ちゃくそん [0] 【嫡孫】
嫡子の嫡子。跡取りの孫。てきそん。
ちゃくそんしょうそ
ちゃくそんしょうそ [5] 【嫡孫承祖】
嫡孫が直接に祖父から家督を受け継ぐこと。
ちゃくたい
ちゃくたい 【着釱】
⇒ちゃくだ(着釱)
ちゃくたい
ちゃくたい [0] 【着帯】 (名)スル
妊婦が,妊娠五か月目の吉日に腹帯を締めること。また,その祝い。「―の儀」「戌(イヌ)の日に―する」
ちゃくだ
ちゃくだ 【着釱】
〔「釱」は鉄製の足枷(アシカセ)〕
律令制で,徒罪(ズザイ)人の足に足枷をつけ,三,四人をつないで労役させること。ちゃくたい。
ちゃくだつ
ちゃくだつ [0] 【着脱】 (名)スル
取り付けたりはずしたりすること。着たり脱いだりすること。「装備を―する」
ちゃくだのまつりごと
ちゃくだのまつりごと 【着釱の政】
平安時代,五月と一二月に日を定めて,犯罪者に枷(カセ)をつけて苦役に服させた行事。のち年中行事化し,囚人に擬した者の首に白布を束ねたものをつけ,検非違使が笞(ムチ)で打つまねをした。
ちゃくだん
ちゃくだん【着弾距離】
the range <of a gun> .→英和
着弾地点 an impact area.
ちゃくだん
ちゃくだん [0] 【着弾】 (名)スル
発射された弾丸がある地点に達すること。また,その弾丸。「正確に―する」
ちゃくち
ちゃくち【着地】
landing.→英和
〜する land.→英和
ちゃくち
ちゃくち [0] 【着地】 (名)スル
(1)飛行機などが地上に降りること。着陸。
(2)到着した場所。「―払い」
(3)スキー競技・体操競技などで,地面・床面に飛んで降り立つこと。
ちゃくちゃく
ちゃくちゃく【着々と】
steadily.〜(と)進行する make steady progress;be well under way.
ちゃくちゃく
ちゃくちゃく [0] 【着着】 (副)
物事が予定や順序どおりにはかどるさま。一歩一歩。「―(と)準備が進む」
ちゃくちゃく
ちゃくちゃく 【嫡嫡】
(1)嫡子から嫡子へと家を継ぐこと。正統の家系。嫡流。「此頼政卿は,六孫王より以降,源氏―の正棟/平家 1」
(2)本物であること。正真正銘であること。ちゃきちゃき。「一銭持たねど侍の―/浄瑠璃・薩摩歌」
ちゃくてい
ちゃくてい [0] 【嫡弟】
(1)嫡出の弟。
(2)師の正統を継いでいる弟子。
ちゃくでん
ちゃくでん [0] 【着電】 (名)スル
電信が到着すること。また,到着した電信。「ローマから―する」
ちゃくと
ちゃくと (副)
(1)すぐに。ただちに。「斯うすれば,すぐもう―出来るのぢやが/桐一葉(逍遥)」
(2)ちょっと。すこし。また,手軽に。「忠常―思案を出し/浄瑠璃・百日曾我」
ちゃくとう
ちゃくとう [0] 【嫡統】
「嫡流(チヤクリユウ)」に同じ。
ちゃくとう
ちゃくとう [0] 【着到】
(1)いたり着くこと。到着。
(2)役所に備え付けておいて,出勤する官吏の姓名を記入する帳簿。出勤簿。「日給の御ふだ・―など見て,主殿司(トノモヅカサ)にものいひ/弁内侍日記」
(3)「着到状」「着到帳」「着到和歌」などの略。
(4)(集会などに)参加すること。「今宵の―誰々なるぞ/読本・弓張月(残)」
ちゃくとうじょう
ちゃくとうじょう [0] 【着到状】
中世,出陣した諸将が戦場に到達した旨を上申する書状。後日恩賞請求の証拠とした。着到。
ちゃくとうちょう
ちゃくとうちょう [0] 【着到帳】
中世,急事に出陣した諸将の名とその手勢を記入した,奉行所側の帳簿。
ちゃくとうやぐら
ちゃくとうやぐら [5] 【着到櫓】
城内に参集した味方の軍勢や馬揃えなどを,大将が点検観察するための櫓。
ちゃくとうわか
ちゃくとうわか [5] 【着到和歌】
和歌詠進の方法の一。百日の間,定められた数人の人が毎日定められた場所に集まり,定められた題で一首ずつ詠む方式。日次(ヒナミ)和歌。日次百首。
ちゃくなん
ちゃくなん [2] 【嫡男】
嫡出の長男。嫡子。
ちゃくに
ちゃくに [0] 【着荷】 (名)スル
荷物がつくこと。また,その荷物。ちゃっか。「昨日中に―したもの」
ちゃくに
ちゃくに【着荷】
arrival of goods.
ちゃくにん
ちゃくにん【着任(する)】
arrival (arrive) at one's post.
ちゃくにん
ちゃくにん [0] 【着任】 (名)スル
任地につくこと。任じられた職務につくこと。
⇔離任
「新支店長が―する」
ちゃくはつ
ちゃくはつ [0] 【着発】
(1)到着と出発。発着。
(2)当たった瞬間に爆発すること。「―信管」
ちゃくばらい
ちゃくばらい【着払い】
<米> collect[ <英> cash]on delivery <C.O.D.> .
ちゃくばらい
ちゃくばらい [3] 【着払い】
配達物の運賃や代金を,到着地で受取人が払うこと。「―の荷物」
ちゃくひつ
ちゃくひつ [0] 【着筆】 (名)スル
(1)筆をつけること。書き始めること。「続編に―する」
(2)筆のおろし方。書き方。
ちゃくひょう
ちゃくひょう [0] 【着氷】 (名)スル
(1)水蒸気や水しぶきなどが,機体や船体に凍りつくこと。また,その氷。アイシング。「翼の表面に―する」
(2)スケートで,ジャンプをした後に氷面に降り立つこと。
ちゃくふ
ちゃくふ [1] 【着府】 (名)スル
首府や国府に到着すること。「両卿―せられて/近世紀聞(延房)」
ちゃくふく
ちゃくふく [0] 【着服】 (名)スル
〔「ちゃくぶく」とも〕
(1)衣服を着ること。
(2)他人の物をこっそりと自分の物にしてしまうこと。「公金を―する」
ちゃくふく
ちゃくふく【着服する】
pocket;→英和
embezzle.→英和
ちゃくぶん
ちゃくぶん [2] 【着分】
衣服一着分として必要な布の量。また一着分として裁断された布。
ちゃくぼ
ちゃくぼ [1] 【嫡母】
民法旧規定で,認知を受けて父の家に入った庶子から,父の正妻をいう称。てきぼ。
ちゃくぼう
ちゃくぼう [0] 【着帽】 (名)スル
帽子をかぶること。
ちゃくみ
ちゃくみ [3][0] 【茶汲み】
茶をつぐこと。茶をいれて人にすすめること。また,その人。
ちゃくみおんな
ちゃくみおんな [4] 【茶汲み女】
(1)茶店で,茶をいれて客に給仕する女。
(2)「茶立て女」に同じ。
ちゃくもく
ちゃくもく【着目】
⇒着眼.
ちゃくもく
ちゃくもく [0] 【着目】 (名)スル
重要なこと,有望なこととして注意すること。目をつけること。着眼。「早くから将来性に―する」「この案は―に値しよう」
ちゃくよう
ちゃくよう【着用する】
wear;→英和
be in <uniform> ;have <a coat> on.
ちゃくよう
ちゃくよう [0] 【着用】 (名)スル
(1)衣服を身につけること。「信長が―した鎧」
(2)衣服につけること。「腕章―のこと」
ちゃくらべ
ちゃくらべ [2] 【茶較べ・茶比べ】
茶を飲みくらべてその品質の優劣を競ったり,銘柄を当てたりする遊び。
ちゃくりく
ちゃくりく [0] 【着陸】 (名)スル
飛行機などが地上に降りること。
⇔離陸
「無事―した」「胴体―」
ちゃくりく
ちゃくりく【着陸】
landing.→英和
〜する land <at,on> ;→英和
make a landing.→英和
‖着陸場[地]a landing ground[field,strip].軟着陸 <make> a soft landing <on> .
ちゃくりくたい
ちゃくりくたい [0] 【着陸帯】
空港の滑走路とその前後左右を含む地帯。
ちゃくりゅう
ちゃくりゅう [0] 【嫡流】
本家の血筋。正統の家系。
⇔庶流
「源氏の―」
ちゃくりょう
ちゃくりょう [2] 【着料】
(1)着るもの。また,その材料とするもの。
(2)着る着物の費用。また,衣服を支給する代わりに与える金銭。
ちゃぐ
ちゃぐ [1] 【茶具】
茶の湯の道具。茶器。
ちゃけ
ちゃけ [1] 【茶家】
茶人。また,茶道を教えることを業とする人。
ちゃこく
ちゃこく 【茶国】
(遊女を傾国というのに対して)茶屋女のこと。「馴染(ナジミ)の仲も…のかねばならぬ―のよね(=女郎)衆/浮世草子・好色敗毒散」
ちゃこし
ちゃこし [0][3] 【茶漉し】
煎茶(センチヤ)を茶碗に注ぐ時,茶がらをこす器具。
ちゃこし
ちゃこし【茶漉し】
a tea strainer.
ちゃこぼし
ちゃこぼし [2] 【茶翻・茶零し】
「湯こぼし」に同じ。
ちゃごう
ちゃごう [0] 【茶合】
茶入れに茶を入れる時,茶の分量を量る一種のます。抹茶用には桜の木でわん形に作り,煎茶(センチヤ)では二つ割りにした竹を使う。
ちゃごと
ちゃごと [0] 【茶事】
(1)寄り合って茶を飲むこと。また,茶菓を飲み食いしながら興ずること。
(2)祖先・父母などの忌日に,茶菓を用意して親戚・知人を招くこと。また,法事のあとの酒盛り。
ちゃさかもり
ちゃさかもり 【茶酒盛(り)】
酒の代わりに茶を飲む宴会。「石居(スエ)て土竈をかけ―をはじめ/浮世草子・男色大鑑 2」
ちゃさじ
ちゃさじ【茶匙】
a teaspoon.〜一杯の a teaspoonful of <sugar> .
ちゃさじ
ちゃさじ [0] 【茶匙】
(1)小さいさじ。ティー-スプーン。
(2)茶をすくうさじ。茶杓(チヤシヤク)。
ちゃさんばい
ちゃさんばい 【茶子味梅】
狂言の一。日本人の妻をもつ唐人が,唐土に残してきた妻を恋しがる。夫の寂しさを慰めようと,日本人の妻は酒をすすめ舞を舞うが,それでも恋しがって泣く。
ちゃざい
ちゃざい [0] 【茶剤】
数種の生薬を混ぜて乾燥させた薬剤。熱湯に浸出したり,煎(セン)じたりして服用する。
ちゃざしき
ちゃざしき [2] 【茶座敷】
茶をたてる座敷。茶席。茶室。
ちゃし
ちゃし [1] 【茶肆】
(1)茶を販売する店。茶舗。
(2)客に茶や軽食を提供する店。茶店。
ちゃしき
ちゃしき [0] 【茶式】
茶の湯の法式。千利休により大成。
ちゃしつ
ちゃしつ【茶室】
a tea-ceremony room.
ちゃしつ
ちゃしつ [0] 【茶室】
茶の湯のための室。また,その室に付属する建築を含めてもいう。四畳半を標準とし,それより狭いものは小間(コマ),広いものは広間。数寄屋(スキヤ)。囲(カコイ)。茶席。
ちゃしぶ
ちゃしぶ [0] 【茶渋】
茶碗などについた,茶のあく。
ちゃしぶ
ちゃしぶ【茶渋】
tea incrustations.〜のついた茶碗 a tea-stained cup.
ちゃしゃく
ちゃしゃく【茶杓】
a teaspoon.
ちゃしゃく
ちゃしゃく [0] 【茶杓】
(1)抹茶をすくうさじ。竹製のものが多く用いられるが,象牙・金属製のもの,塗り物・木地のものもある。長さは畳目十二半を標準とする。ちゃさじ。さしゃく。
(2)「茶柄杓(チヤビシヤク)」に同じ。
茶杓(1)[図]
ちゃしょく
ちゃしょく [0] 【茶食】
「茶飯(チヤメシ)」に同じ。
ちゃしん
ちゃしん [0] 【茶神】
茶を売る者が神としてまつる,中国の陸羽の像。
ちゃじ
ちゃじ [1] 【茶事】
茶の湯に関する事柄。また,茶会。
ちゃじしちしき
ちゃじしちしき 【茶事七式】
催される時刻によって分けた,茶会の七種の形式。暁・朝・正午・夜咄(ヨバナシ)・跡見(アトミ)・飯後(ハンゴ)・不時の七種をいう。
ちゃじゅ
ちゃじゅ [1] 【茶寿】
〔「茶」の字が「艹(二十)」と「八十八」に分解できるところから〕
数え年一〇八歳。また,その祝い。
ちゃじゅう
ちゃじゅう 【茶頭】
⇒さじゅう(茶頭)
ちゃじょうれい
ちゃじょうれい 【茶条例】
⇒茶法(チヤホウ)(2)
ちゃじん
ちゃじん【茶人】
a master of the tea ceremony;a person of refined taste (風流な人).
ちゃじん
ちゃじん [0] 【茶人】
〔「さじん」とも〕
(1)茶の湯にたずさわる人。茶道に明るい人。
(2)風流な人。また,浮き世ばなれのした,一風変わった人。ものずき。
ちゃじんぼう
ちゃじんぼう [2] 【茶人帽】
「宗匠(ソウシヨウ)頭巾」に同じ。
ちゃずる
ちゃず・る 【茶づる】 (動ラ四)
〔「茶漬け」の動詞化〕
茶漬け飯を食う。「これやい,―・るから茶をもつて来い/洒落本・多佳余宇辞」
ちゃせき
ちゃせき【茶席】
a tea-ceremony room;tea ceremony.
ちゃせき
ちゃせき [0] 【茶席】
茶の湯を行う席。茶室。また,茶会。
ちゃせきがけ
ちゃせきがけ [0] 【茶席掛け】
「茶掛け」に同じ。
ちゃせん
ちゃせん [0] 【茶筅・茶筌】
(1)抹茶をたてる時,泡をたてたり,練ったりするのに用いる竹製の具。10センチメートルほどの竹筒の半分以上を細く割って穂にしたもの。白竹・青竹・煤竹(ススダケ)などを用い,種類が多い。
(2)〔茶筅を売り歩いたからという〕
江戸時代,竹細工などをした人々の称。賤民視されていた。
(3)「茶筅髪(ガミ)」の略。
茶筅(1)[図]
ちゃせん
ちゃせん【茶筅】
a (bamboo) tea whisk.
ちゃせんかざり
ちゃせんかざり [4] 【茶筅飾り】
茶の湯の点前(テマエ)の一。茶巾(チヤキン)・茶筅・茶杓(チヤシヤク)を水指(ミズサシ)のふたの上にのせ,前に茶入れを入れた茶碗を置く。名物の茶碗や新茶碗や拝領の水指を用いるときに行う。
ちゃせんがみ
ちゃせんがみ [0][2] 【茶筅髪】
〔髷(マゲ)が茶筅に似るところから〕
(1)男子の髪形の一。室町末頃に始まる。髪を頭頂で束ね,根元から組み緒などで巻き立て,先を巻き残したもの。巻いた部分が柄で,先が穂である茶筅に見える。
(2)女子の髪形の一。切り髪{(1)}に似て,髷が茶筅状であるもの。江戸時代,京坂の未亡人が結った。
茶筅髪(1)[図]
ちゃせんぎり
ちゃせんぎり [0] 【茶筅切り】
野菜の飾り切りの一。両端または一端を残して縦に細かく包丁を入れる切り方。ナス・ゴボウなどに用いる。
ちゃせんし
ちゃせんし [2] 【茶筅師】
茶筅の製造を業とする人。
ちゃせんしだ
ちゃせんしだ [4] 【茶筅羊歯】
チャセンシダ科の常緑性シダ植物。多く山地の岩上または樹幹上に生える。葉は根茎から叢生(ソウセイ)し,長さ約20センチメートル。葉柄は細く暗褐色。胞子嚢(ホウシノウ)群は広線形で裏面の脈上につく。
ちゃせんずれ
ちゃせんずれ [0] 【茶筅擦れ】
茶碗の部分の名。茶をたてるとき茶筅が当たる部分。見所の一つ。また,茶筅が当たって生じたきずをいう場合もある。
ちゃせんそでがき
ちゃせんそでがき [4] 【茶筅袖垣】
竹を筋違いに組み,その上部を縦に編んだ袖垣。
ちゃせんたて
ちゃせんたて [2] 【茶筅立て】
茶筅を立てておく器具。金属・陶製の印章状のもの。野点(ノダテ)に用いる。
ちゃせんとおし
ちゃせんとおし [4] 【茶筅通し】
茶の湯の作法の一。茶をたてるに先立ち,茶筅を一応あらため,茶碗の中の湯に浸して穂先をならし,穂先に折れがないかどうかを確かめること。茶筅投じ。茶筅調べ。
ちゃせんぼう
ちゃせんぼう 【茶筅坊】
男子の茶筅髪(ガミ)。「髪は本多にあらず,―にあらず/洒落本・辰巳之園」
ちゃぜん
ちゃぜん [1] 【茶禅】
茶道と禅。
ちゃぜんいちみ
ちゃぜんいちみ [1] 【茶禅一味】
茶道は禅から起こったものであるから,求めるところは禅と同一であるべきである,の意。茶禅一致。
ちゃそ
ちゃそ [1] 【茶素】
⇒カフェイン
ちゃそば
ちゃそば [0][2] 【茶蕎麦】
抹茶を混ぜて打った蕎麦切り。
ちゃぞめ
ちゃぞめ [0] 【茶染(め)】
茶色に染めること。また,茶色に染めた布。
ちゃぞめし
ちゃぞめし [3] 【茶染(め)師】
茶染めを業とする人。特に,宮中や貴人の用に応じた上級の染め物師。
ちゃたく
ちゃたく【茶托】
a saucer.→英和
ちゃたく
ちゃたく [0] 【茶托】
客に茶を出す時に,湯飲み茶碗を載せる小さな台。
→茶台
ちゃたて
ちゃたて [0] 【茶立て】
(1)茶をたてること。また,その人。「―坊主/日葡」
(2)「茶立て女(オンナ)」に同じ。「せめては―のみめがよいか/狂言・今神明」
ちゃたておんな
ちゃたておんな [4] 【茶立て女】
(1)茶店で茶をいれて客に出す女。茶汲(ク)み女。茶立て。「そなたは―になつて,身共を連合ひのやうにおしやるな/狂言・今神明(三百番集本)」
(2)江戸時代,上方の遊女の一。茶汲みを名目にして,茶屋や風呂屋が抱えていた。茶立て。「垢掻き女・―といふを抱へ置く/洒落本・煙華漫筆」
ちゃたてぐち
ちゃたてぐち [3] 【茶立て口】
⇒茶道口(サドウグチ)
ちゃたてむし
ちゃたてむし [3] 【茶立て虫・茶柱虫】
噛虫(ゴウチユウ)目に属する昆虫の総称。微小軟弱で体長数ミリメートル。多くは有翅。樹幹・葉上・岩上・室内などにいて藻類・菌類を食べる。紙類・動植物標本・乾燥食品などを食害する種類もある。障子などに止まって出す微音が茶をたてる音に似るのでこの名がある。日本には約五〇種が知られる。アズキアライ。ナキザミ。[季]秋。《此部屋に幾年ぶりぞ―/中村草田男》
ちゃたん
ちゃたん 【北谷】
沖縄県中頭(ナカガミ)郡の町。沖縄本島中部西岸にあり,町域の五割以上がアメリカ軍基地。
ちゃだい
ちゃだい【茶代】
a tip (心付).→英和
ちゃだい
ちゃだい [0] 【茶代】
(1)茶店などで休んだ時に飲んだ茶の代金。
(2)宿屋・料理屋などの心づけ。祝儀。チップ。
ちゃだい
ちゃだい [0] 【茶台】
茶を客にすすめる時に,茶碗を載せる台。丸い台に脚のついているもの,鍔(ツバ)のあるものなどがある。漆器が多い。のちに「茶托(チヤタク)」と呼ぶようになった。
ちゃだいがえし
ちゃだいがえし [4] 【茶代返し】
茶代のお返しとして客に渡す品物。
ちゃだし
ちゃだし [0] 【茶出し】
急須(キユウス)。
ちゃだち
ちゃだち [0] 【茶断ち】 (名)スル
神仏へ祈願した時などに,ある期間お茶を断つこと。「満願の日まで―する」
ちゃだな
ちゃだな [0] 【茶棚】
茶道具などを載せておく棚。
ちゃだまり
ちゃだまり [2] 【茶溜り】
茶碗内部の底(見込み)にある,浅く丸いくぼみ。楽茶碗や国焼き茶碗に見られる。茶が溜るところからいう。
ちゃだんす
ちゃだんす [0] 【茶箪笥】
茶道具やその他の食器などを入れておく家具。
ちゃだんす
ちゃだんす【茶箪笥】
a cupboard.→英和
ちゃち
ちゃち [1] (形動)
安っぽいさま。粗末で貧弱なさま。「―な作り」「―な考え」「―に見える」
[派生] ――さ(名)
ちゃち
ちゃち
〜な cheap;→英和
mean.→英和
ちゃちゃ
ちゃちゃ【茶々を入れる】
interrupt a person;→英和
throw cold water <on> (水をさす).
ちゃちゃ
ちゃちゃ [1] 【茶茶】
(1)じゃま。妨害。他人の話の途中で,横から入れるひやかし気味の冗談をいう。
(2)飲み物としてのお茶。近世上方で女性が用いた語。「―ひとつくれなんせ/洒落本・月花余情」
ちゃちゃ=が入(ハイ)る
――が入(ハイ)・る
じゃまが入る。「とんだ―・った」
ちゃちゃ=を入れる
――を入・れる
じゃまをする。水をさす。茶々を付ける。「話の途中で―・れる」
ちゃちゃくる
ちゃちゃく・る (動ラ四)
(1)男女がたわむれ合う。いちゃつく。ちちくる。[俚言集覧]
(2)(動詞の連用形に付いて)散々にする。台無しにする。めちゃくちゃにする。「さても切つたは��,あらがみそりの刃はつるぎ,頭うちを切り―・つた/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」
ちゃちゃと
ちゃちゃと (副)
速やかに。手早く。さっさと。「憂き事はいく度も我心に―帰るものなり/正徹物語」
ちゃちゃほうちゃ
ちゃちゃほうちゃ [3] 【茶茶ほうちゃ】 (形動)
(1)無分別なさま。むちゃなさま。むちゃくちゃ。
(2)だいなしにするさま。さんざん。
ちゃちゃむちゃ
ちゃちゃむちゃ [0] 【茶茶無茶】 (形動)
むちゃくちゃなさま。また,だいなしにするさま。茶々無茶苦茶。茶々無茶苦。「身代を―にした挙句の果てに/滑稽本・大師めぐり」
ちゃっか
ちゃっか チヤククワ [0] 【着果】 (名)スル
果樹や野菜が実をつけること。
ちゃっか
ちゃっか【着火】
ignition.〜する ignite.→英和
ちゃっか
ちゃっか チヤク― [0] 【着荷】 (名)スル
「ちゃくに(着荷)」に同じ。「不日―する事と思つてゐます/或る女(武郎)」
ちゃっか
ちゃっか チヤククワ [0] 【着火】 (名)スル
火がつくこと。また,火をつけること。「容易に―する」
ちゃっかてん
ちゃっかてん チヤククワ― [3] 【着火点】
着火温度。
→発火点
ちゃっかり
ちゃっかり [3] (副)スル
自分が得するよう,抜け目なく振る舞うさま。「一人だけ―と食べてしまう」「―(と)したやつ」
ちゃっかり
ちゃっかり
〜した shrewd;→英和
cunning;→英和
smart.→英和
ちゃっかりや
ちゃっかりや [0] 【ちゃっかり屋】
ちゃっかりした人。抜け目がなくて,ずうずうしい人。
ちゃっかり屋
ちゃっかりや [0] 【ちゃっかり屋】
ちゃっかりした人。抜け目がなくて,ずうずうしい人。
ちゃっかん
ちゃっかん チヤク― [0] 【着艦】 (名)スル
(1)飛行機が航空母艦の甲板におりること。「相次いで―する」
(2)軍艦に到着すること。また,軍艦が港に到着すること。
⇔発艦
ちゃっきょう
ちゃっきょう チヤクキヤウ [0] 【着京】 (名)スル
京に着くこと。東京または京都に着くこと。「御親父(オヤジ)さまが,只今御―になりました/当世書生気質(逍遥)」
ちゃっきりぶし
ちゃっきりぶし 【ちゃっきり節】
静岡県の新民謡で,静岡市の花柳界のお座敷唄。1927年(昭和2)静岡電鉄経営の狐ヶ崎遊園の唄として作られた。作詞は北原白秋,作曲は町田佳声。
ちゃっきり節
ちゃっきりぶし 【ちゃっきり節】
静岡県の新民謡で,静岡市の花柳界のお座敷唄。1927年(昭和2)静岡電鉄経営の狐ヶ崎遊園の唄として作られた。作詞は北原白秋,作曲は町田佳声。
ちゃっきん
ちゃっきん チヤク― [0] 【着金】 (名)スル
金が到着すること。
ちゃっけ
ちゃっけ チヤク― [1] 【嫡家】
正統の血筋の家。本家。ちゃくか。
⇔庶家
ちゃっけん
ちゃっけん チヤク― [0] 【着剣】 (名)スル
小銃の先に銃剣をつけること。「―して突撃する」
ちゃっこ
ちゃっこ チヤク― [1] 【着袴】 (名)スル
(1)袴を着けること。
(2)「袴着(ハカマギ)」に同じ。「―の儀」
ちゃっこう
ちゃっこう チヤク― [0] 【着工】 (名)スル
工事に着手すること。「―式」「吉日を選んで―する」
ちゃっこう
ちゃっこう【着港する】
arrive in port.
ちゃっこう
ちゃっこう【着工する】
start (construction) work.着工式 a ground-breaking ceremony.
ちゃっこう
ちゃっこう チヤクカウ [0] 【着港】 (名)スル
船が港に着くこと。入港。「母港に―する」
ちゃっこうりょう
ちゃっこうりょう チヤクカウレウ [3] 【着香料】
食品添加物の一。食品に匂いをつける。香料。
ちゃっと
ちゃっと (副)
(1)すばやく。敏捷に。「いつも一人使にやれば,道寄をして,遊山をしをつて,―帰らぬ/狂言・文荷」
(2)すこし。ちょっと。「まあこれ―拝まつしやれ/浄瑠璃・夏祭」
ちゃっぽい
ちゃっぽ・い [3] 【茶っぽい】 (形)
茶色がかっている。茶色っぽい。「―・いセーター」
ちゃつ
ちゃつ [0] 【楪子】
菓子などを盛る端反りの木皿。根来(ネゴロ)塗の朱漆が多い。懐石にも用いられ,銘々盆(メイメイボン)ともいう。
ちゃつう
ちゃつう [0][2] 【茶通・楪津宇】
小麦粉に砂糖とひき茶を混ぜてこね,あんを包んで上面にごまをふって鉄板上で焼いた菓子。ちゃつやき。さつう。
ちゃつき
ちゃつき [0] 【茶坏】
昔,茶を飲むのに用いた陶製の器。後世の,湯のみ茶碗。
ちゃつぼ
ちゃつぼ [1][0] 【茶壺】
葉茶をたくわえておく壺。東南アジア産を最上とした。日本でも信楽(シガラキ)・丹波・京都などでつくられた。葉茶壺。大壺。
ちゃつぼ
ちゃつぼ【茶壷】
a tea jar.
ちゃつぼ
ちゃつぼ 【茶壺】
狂言の一。酔って寝ていた男の茶壺を悪者が盗もうとして争いになる。目代がこれを裁こうとするが,うまくゆかず,自分が持って逃げる。
ちゃつみ
ちゃつみ【茶摘み】
tea picking;a tea picker (人).
ちゃつみ
ちゃつみ [0][3] 【茶摘み】
茶に加工するため,チャノキの若葉を摘みとること。また,その人。[季]春。
ちゃつみうた
ちゃつみうた [3] 【茶摘み唄】
民謡。茶摘みをしながら唄う仕事唄。[季]春。
ちゃづけ
ちゃづけ【茶漬】
rice and tea.
ちゃづけ
ちゃづけ [0] 【茶漬(け)】
(1)飯に茶または薄味のだし汁をかけて食べること,また,その飯。茶漬け飯。お茶漬け。
(2)粗末な食事。簡単な食事。
ちゃづけぢゃわん
ちゃづけぢゃわん [4] 【茶漬(け)茶碗】
飯を盛る陶製の茶碗。
ちゃづけめし
ちゃづけめし [3] 【茶漬(け)飯】
(1)「茶漬け」に同じ。
(2)手軽であること。お茶の子。「女房約束も―のように思つて居られちやあ/人情本・恩愛二葉草」
ちゃづけや
ちゃづけや [0] 【茶漬(け)屋】
(1)茶漬け飯を食べさせる店。
(2)手軽な料理屋。
ちゃづつ
ちゃづつ [0] 【茶筒】
茶の葉を入れる,円筒形の容器。
ちゃづつ
ちゃづつ【茶筒】
a tea canister.
ちゃづる
ちゃづ・る 【茶づる】 (動ラ四)
⇒ちゃずる
ちゃてい
ちゃてい [0] 【茶庭】
(1)茶室の露地の手法・装置などを取り入れた庭園。ちゃにわ。
(2)「露地{(3)}」に同じ。
ちゃてい
ちゃてい [0] 【茶亭】
茶店(チヤミセ)。掛け茶屋。さてい。
ちゃてん
ちゃてん [0] 【茶店】
(1)茶を売る店。茶舗(チヤホ)。
(2)「ちゃみせ(茶店)」に同じ。
ちゃと
ちゃと (副)
「ちゃっと」に同じ。「―早く止むべし/申楽談儀」
ちゃとう
ちゃとう [0] 【茶湯】
(1)仏前・霊前に供える湯茶。また,湯茶を供えること。おちゃとう。「是なる茶屋をみれば,よしありげに―を手向おかれて候/狂言・通円」
(2)茶を煎じ出した飲み物。また,抹茶(マツチヤ)をたてた飲み物。「―一埦逍遥に也(マタ)足むぬ/性霊集」
ちゃとう
ちゃとう [0] 【茶鐺】
(1)茶釜(チヤガマ)。
(2)鑵子(カンス)。
ちゃとうてんもく
ちゃとうてんもく [4] 【茶湯天目】
仏前に供える茶を入れる茶碗(チヤワン)。茶頭茶碗。
ちゃとうび
ちゃとうび [2] 【茶湯日】
寺院で,茶湯を仏前に供え特に供養をすると定めた日。この日に参詣すると,特別の御利益があるといわれる。
ちゃどう
ちゃどう [1] 【茶道】
茶の湯の道。鎌倉時代,禅宗の寺院において定めた喫茶の礼に始まり,民間に広まって,茶室や道具類が整うとともに精神面が強調されるようになった。村田珠光・武野紹鴎らを経て,千利休が侘茶(ワビチヤ)として大成。利休以後,表千家・裏千家・武者小路千家に分かれた。他にも多くの流派がある。茶の湯。さどう。
ちゃどう
ちゃどう【茶道】
the tea ceremony.
ちゃどうぐ
ちゃどうぐ [2] 【茶道具】
茶の湯に用いる道具。点茶用具・装飾用具・懐石用具・水屋用具・待合用具の五種類に大別される。「―屋」
ちゃどうぐ
ちゃどうぐ【茶道具】
tea-things;a tea set.
ちゃどうぼうず
ちゃどうぼうず [4] 【茶道坊主】
「茶坊主(チヤボウズ){(1)}」に同じ。
ちゃどき
ちゃどき [0] 【茶時】
(1)茶を摘む季節。茶摘み時。
(2)茶を飲んで一服する時刻。
ちゃどくが
ちゃどくが [2] 【茶毒蛾】
ドクガ科のガ。開張約30ミリメートル。はねは橙黄色。幼虫はツバキ科の葉を食べ,年二回羽化する。幼虫・成虫とも毒針毛をもち,触れると激しいかゆみと発疹ができる。本州以南と朝鮮・中国に分布。
ちゃどころ
ちゃどころ【茶所である】
be famous for its tea.
ちゃどころ
ちゃどころ [2][0] 【茶所】
(1)良質の茶の産地。「宇治は―」
(2)茶の接待をする所。
ちゃにわ
ちゃにわ [0] 【茶庭】
⇒ちゃてい(茶庭)(1)
ちゃねずみ
ちゃねずみ [2] 【茶鼠】
茶色を帯びた鼠色。ちゃねず。
ちゃねんぐ
ちゃねんぐ [2] 【茶年貢】
江戸時代,茶畑に課した税。
ちゃのき
ちゃのき [0] 【茶の木】
「茶{(1)}」に同じ。
ちゃのきにんぎょう
ちゃのきにんぎょう [4] 【茶の木人形】
⇒宇治人形(ウジニンギヨウ)
ちゃのきばら
ちゃのきばら [3] 【茶の木原】
広大な茶畑。「明月や処は寺の―(昌房)/猿蓑」
ちゃのこ
ちゃのこ [0] 【茶の子】
(1)茶菓子。茶うけ。点心(テンシン)。「薩摩いりといふ―を拵(コシラエ)るばかり/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)仏事の際の供物や配り物。「本の母御の十三年忌,―ひとつ配ることか/浄瑠璃・薩摩歌」
(3)彼岸会(ヒガンエ)の供物(クモツ)。
(4)農家などで,朝食前に仕事をする時にとる簡単な食べ物。
(5)〔(1)は腹にたまらないことから〕
物事の容易なこと。お茶の子。お茶の子さいさい。「常住,きつてのはつての是程の喧嘩は,おちやこの��―ぞや/浄瑠璃・反魂香」
ちゃのほん
ちゃのほん 【茶の本】
〔原題 The Book of Tea〕
近代の茶道論の書。岡倉天心著。1906年(明治39)ニューヨークで刊行。茶の湯のもつ意味と歴史を体系的に論じた最初のもの。
ちゃのま
ちゃのま [0] 【茶の間】
(1)住宅の中の,家族が食事をしたり談笑したりする部屋。
(2)茶室のこと。
(3)「茶の間女(オンナ)」の略。
ちゃのま
ちゃのま【茶の間】
a living room; <英> a sitting-room.
ちゃのまおんな
ちゃのまおんな [4] 【茶の間女】
武家で,腰元と下女の中間に位置し,主に茶の間で働いた女中。お茶の間。「―となり一年切に勤めける/浮世草子・一代女 4」
ちゃのみ
ちゃのみ【茶飲み友達】
a companion in one's old age.茶飲み話 <have> an idle talk[a chat](over tea).
ちゃのみ
ちゃのみ [3] 【茶飲み】
(1)茶をたくさん飲むこと。また,茶の好きな人。
(2)茶人。茶の宗匠。
(3)「茶飲み茶碗(ヂヤワン)」の略。
ちゃのみ
ちゃのみ [0] 【茶の実】
家紋の一。二枚の葉の上に茶の実のあるもの。橘紋に酷似する。各氏共用。
ちゃのみぐさ
ちゃのみぐさ [3] 【茶飲み種】
茶飲み話のたね。世間話。
ちゃのみぢゃわん
ちゃのみぢゃわん [4] 【茶飲み茶碗】
煎茶(センチヤ)を飲むのに用いる茶碗。煎茶茶碗。湯飲み茶碗。
ちゃのみともだち
ちゃのみともだち [4] 【茶飲み友達】
(1)常に寄り合って茶飲み話などする親しい友達。いつも心やすく往来する友達。多く老人の場合にいう。
(2)年老いてから後に得たつれあい。茶飲み仲間。
ちゃのみなかま
ちゃのみなかま [4] 【茶飲み仲間】
「茶飲み友達」に同じ。
ちゃのみばなし
ちゃのみばなし [4] 【茶飲み話】
茶を飲みながらする世間話。茶話(チヤバナシ)。
ちゃのゆ
ちゃのゆ [0] 【茶の湯】
(1)客を招き,茶をたてて楽しむ会。茶会。
(2)「茶道(チヤドウ)」に同じ。
ちゃのゆいちえしゅう
ちゃのゆいちえしゅう 【茶湯一会集】
江戸時代の茶書。井伊直弼著。茶事における主客の所作を順次記したもの。一期一会の理念を説いて近世茶道の一到達点を示す。
ちゃのゆおんど
ちゃのゆおんど 【茶の湯音頭】
⇒茶音頭(チヤオンド)
ちゃのゆしゃ
ちゃのゆしゃ 【茶の湯者】
茶の湯に熟達している人。茶道の専門家。茶人。また,料理などをよく心得ている人。「兵法使ひ・座頭・―・古道具屋/浄瑠璃・淀鯉(上)」
ちゃのゆふくさ
ちゃのゆふくさ [4] 【茶の湯帛紗】
⇒茶帛紗(チヤブクサ)
ちゃはかせ
ちゃはかせ [2] 【茶博士】
茶の湯の名人。茶博(サハク)。茶伯。
ちゃはきば
ちゃはきば [2] 【茶掃き羽】
⇒茶箒(チヤボウキ)
ちゃはきばこ
ちゃはきばこ [3] 【茶掃(き)箱】
茶道具の一。抹茶(マツチヤ)を茶入や薄茶器に入れるのに用いる道具を入れた箱。
ちゃはく
ちゃはく [0] 【茶伯】
茶道の宗匠。
ちゃばい
ちゃばい [0] 【茶梅】
サザンカの漢名。
ちゃばおり
ちゃばおり [2] 【茶羽織】
(1)茶人が着た短い羽織。
(2)腰までの丈の短い羽織。襠(マチ)を付けず,半反で作る。共布の紐(ヒモ)を用いる。婦人が普段に着る。
ちゃばこ
ちゃばこ【茶箱】
a tea box[chest].
ちゃばこ
ちゃばこ [0] 【茶箱】
(1)葉茶を製造元から問屋・小売店などに送るための木製の大箱。防湿のため,内外を紙ばりにして柿渋(カキシブ)をひいたり,内側に錫箔(スズハク)をはったりする。
(2)旅持ちまたは野点(ノダテ)などの際,茶道具を入れて持ち運ぶ箱。
ちゃばこだて
ちゃばこだて [0] 【茶箱点て】
茶の湯の形式の一。茶箱{(2)}を用いて点茶をするもの。主に野外で行う。
ちゃばしら
ちゃばしら [2][0] 【茶柱】
番茶などをいれた時,茶碗の中に縦に浮かぶ茶の茎。俗に,吉事の前兆という。「―が立つ」
ちゃばたけ
ちゃばたけ【茶畑】
a tea garden.
ちゃばたけ
ちゃばたけ [2] 【茶畑】
チャノキを植えた畑。茶園。
ちゃばな
ちゃばな [0] 【茶花】
茶席の床に生ける花。また,それに用いるにふさわしい花。四季の花を用いるが,香りの強いものは嫌う。新鮮で佗(ワビ)のあるものをよしとする。
ちゃばなし
ちゃばなし【茶話】
⇒茶飲み.
ちゃばなし
ちゃばなし [2] 【茶話】
茶飲み話。さわ。
ちゃばねごきぶり
ちゃばねごきぶり [4] 【茶翅蜚蠊】
ゴキブリの一種。体長12ミリメートルほど。雌は卵の入った卵鞘(ランシヨウ)を,孵化するまで腹端につけたまま生活する。人家内にすみ,あらゆる有機物を食害し,病原微生物を媒介する。日本には江戸末期,外国船から上陸したものとみられている。
ちゃばら
ちゃばら [0] 【茶腹】
茶をたくさん飲んでいっぱいになった腹具合。また,そうして空腹をしのぐこと。
ちゃばら=も一時(イツトキ)
――も一時(イツトキ)
茶を飲んでも一時空腹をしのぐことはできる。本来の目的を達することはできなくても,急場をしのぐことはできる。湯腹も一時。
ちゃばん
ちゃばん [0] 【茶盤】
⇒茶盆(チヤボン)
ちゃばん
ちゃばん【茶番(狂言)】
a farce;→英和
a burlesque.→英和
ちゃばん
ちゃばん [0] 【茶番】
(1)茶の接待をする人。
(2)〔江戸時代,芝居の楽屋で茶番の下回りなどが始めたからという〕
手近な物などを用いて行う滑稽な寸劇や話芸。
→立茶番
→口上(コウジヨウ)茶番
→俄(ニワカ)
(3)底の割れたばかばかしい行為や物事。茶番劇。「とんだ―だ」
ちゃばんきょうげん
ちゃばんきょうげん [4] 【茶番狂言】
「立(タチ)茶番」に同じ。
ちゃばんげき
ちゃばんげき [2] 【茶番劇】
「茶番{(3)}」に同じ。
ちゃばんし
ちゃばんし [2] 【茶番師】
(1)茶番狂言を演ずる芸人。
(2)すぐにばれるようなうそをつき,他人をだまそうとする人。
ちゃひき
ちゃひき [3][0] 【茶挽き・茶碾き】
(1)葉茶を茶臼でひくこと。
(2)芸者や遊女が,客が来なくて暇なこと。また,その芸者や遊女。おちゃひき。
ちゃひきぐさ
ちゃひきぐさ [3] 【茶挽き草】
カラスムギの別名。
ちゃびしゃく
ちゃびしゃく [2][4] 【茶柄杓】
茶の湯の点前(テマエ)で,湯を釜から汲み出すのに用いる柄杓。茶杓。
茶柄杓[図]
ちゃびょうし
ちゃびょうし [2] 【茶表紙】
(1)茶色の表紙。
(2)〔表紙が茶色の唐本仕立てであったところから〕
洒落本の別名。
ちゃびん
ちゃびん【茶瓶】
a teapot.→英和
ちゃびん
ちゃびん [0] 【茶瓶】
(1)茶を煎(セン)じるための土瓶や薬缶(ヤカン)。
(2)江戸時代,遊山の際に茶道具を入れて持ち運んだ道具。また,それを持った小者。
(3)「茶瓶頭(アタマ)」の略。
(4)「茶瓶前髪(マエガミ)」の略。
ちゃびんあたま
ちゃびんあたま [4] 【茶瓶頭】
はげ頭。薬缶(ヤカン)頭。きんかん頭。
ちゃびんしき
ちゃびんしき [2] 【茶瓶敷】
茶瓶{(1)}の下に敷く台または敷物。
ちゃびんまえがみ
ちゃびんまえがみ 【茶瓶前髪】
前髪を高くし,髷(マゲ)と合わせて茶瓶の手のような形にした髪形。文化・文政(1804-1830)頃,上方で中流以上の少年の間で流行。
ちゃふきん
ちゃふきん [3][2] 【茶布巾】
⇒茶巾(チヤキン)
ちゃぶ
ちゃぶ [1] 【卓袱】
〔「卓袱(テーブル掛け)」の中国音の転〕
食事。
ちゃぶくさ
ちゃぶくさ [2] 【茶帛紗】
茶の湯で使う帛紗。茶器をぬぐったり,茶碗(チヤワン)などを鑑賞するとき下に敷く。茶の湯帛紗。
ちゃぶくろ
ちゃぶくろ [2][0] 【茶袋】
(1)葉茶を入れておく紙の袋。
(2)葉茶を入れて,煎(セン)じるのに用いる布袋。
ちゃぶだい
ちゃぶだい [0] 【卓袱台】
折り畳みのできる短い脚のついた食卓。
ちゃぶだい
ちゃぶだい【ちゃぶ台】
a (low) dining table.
ちゃぶね
ちゃぶね 【茶船】
(1)江戸時代の川船の一。江戸・大坂などに入港した大型廻船の貨物を河岸に積み送るのに用いた船。瀬取り船。「上荷・―,かぎりもなく川浪に浮びしは/浮世草子・永代蔵 1」
→上荷(ウワニ)船
(2)船に飲食物を売る小舟。うろうろ船。「側に―を漕ぎ連れて,うどん・そば切きりり��と押廻し/浄瑠璃・鑓の権三(下)」
ちゃぶや
ちゃぶや [2] 【卓袱屋】
横浜・神戸などの開港場の,船員や外国人相手の小料理屋。売春婦を置くことが多かった。
ちゃぶるい
ちゃぶるい [2] 【茶篩】
茶臼(チヤウス)でひいた茶をふるうのに用いる,目の細かい篩。
ちゃぶるまい
ちゃぶるまい [2] 【茶振(る)舞い】
(酒を出さずに)茶と簡単なごちそうをふるまうこと。多く女の集まりに行われた。「―皆一人づつ抱いて来る/柳多留 2」
ちゃぶろ
ちゃぶろ [0] 【茶風炉】
茶の湯の風炉。
ちゃぶ台
ちゃぶだい【ちゃぶ台】
a (low) dining table.
ちゃべんとう
ちゃべんとう [2] 【茶弁当】
物見遊山など,野外で用いる携帯用の風炉(フロ)を入れる箱。茶道具類も入れるが,茶碗(チヤワン)などを入れる茶箱とは別のもの。
ちゃほ
ちゃほ [1] 【茶舗】
茶を売る店。茶商。茶店。
ちゃほう
ちゃほう [0] 【茶法】
(1)茶の湯の作法。
(2)植民地アメリカへの茶の専売権を東インド会社に与えた,1773年制定のイギリスの法律。ボストン茶会事件の要因となった。茶条例。
ちゃほうじ
ちゃほうじ [2][4] 【茶焙じ・茶焙子】
茶を焙じるのに用いる道具。紙または金網を底にはった曲げ物。
ちゃぼうき
ちゃぼうき [2] 【茶箒】
茶席で,席や炉・風炉,釜のふたなどを掃くための小さい羽根箒。羽箒(ハボウキ)。茶掃き羽(バ)。
ちゃぼうず
ちゃぼうず [2] 【茶坊主】
(1)室町・江戸幕府の職名。武家の城中・邸内で,茶の湯や給仕などをつとめたもの。剃髪(テイハツ)し,法体であったので坊主という。茶職。茶道坊主。茶屋坊主。数寄屋(スキヤ)坊主。
(2)〔(1) が権力者の威を借りることが多かったことから〕
権力者におもねるものをののしっていう語。
(3)「御茶(オチヤ)坊主」に同じ。
ちゃぼん
ちゃぼん [0] 【茶盆】
茶器をのせる盆。茶盤。
ちゃま
ちゃま 【様】 (接尾)
〔「さま」の転。幼児語〕
人名または人を表す名詞に付いて,敬い親しむ気持ちを表す。甘えを込めていう場合にも用いる。「おにい―」「おじい―」
ちゃまくら
ちゃまくら [2] 【茶枕】
茶殻を入れた,くくり枕。
ちゃみ
ちゃみ [1] 【茶味】
(1)茶の湯のあじわい。
(2)風流なおもむき。
(3)茶色を帯びていること。
ちゃみじん
ちゃみじん [2] 【茶微塵】
茶色の微塵縞。
ちゃみせ
ちゃみせ【茶店】
a tea house[stall].
ちゃみせ
ちゃみせ [0] 【茶店】
(1)茶を飲んだり菓子を食べたりして休む店。掛け茶屋。茶屋。茶屋店。
(2)茶を売る店。
ちゃめ
ちゃめ [1] 【茶目】 (名・形動)
子供っぽい,愛敬のあるいたずらをする・こと(さま)。また,それの好きな人やそうした性質。「―をやる」「お―な人」
ちゃめ
ちゃめ【茶目】
mischief;→英和
[人]an urchin;→英和
an imp.→英和
〜な playful;→英和
mischievous.→英和
ちゃめい
ちゃめい [0] 【茶銘】
茶の湯に用いる葉茶に付けられた銘。初め宇治の茶師が茶袋に自園の名を記したものを銘として転用していたが,のちには各流宗家の好みによって銘が付けられるようになった。初昔(ハツムカシ)・後昔(ノチムカシ)の類。
ちゃめい
ちゃめい [0] 【茶名】
極意を皆伝された茶人に付ける名前。古くは師匠の一字名を与えられたが,村田宗珠が参禅の師である大徳寺の名禅から「宗」の一字を授けられて以来,それを上に用い,下の一字を師匠からもらうのが習いとなった。
ちゃめし
ちゃめし [0] 【茶飯】
(1)茶を煮出し,その汁で炊き上げた飯。
(2)醤油で味をつけて炊いた飯。醤油飯。桜飯(サクラメシ)。黄辛茶飯(キガラチヤメシ)。
ちゃめっけ
ちゃめっけ [0][4] 【茶目っ気】
無邪気ないたずらをして人を笑わそうとする気持ち。ちゃめけ。「―のある人」「―たっぷり」
ちゃや
ちゃや [0] 【茶屋】
(1)製茶を売る店。葉茶屋。茶舗。
(2)旅人が立ち寄って休息する店。掛け茶屋。茶屋小屋。茶店(チヤミセ)。「峠の―」
(3)客に遊興・飲食をさせる店。水茶屋・引き手茶屋・色茶屋・芝居茶屋・相撲茶屋など。
(4)庭園内に設けられた,掛け茶屋風の小さい建物。
(5)「茶屋女」の略。「其あとは間(アイ)の女とて,―にもあらず,けいせいにでもなし/浮世草子・一代男 4」
(6)染め物屋。江戸初期,茶染めが主流だった頃の称。
→紺屋
ちゃや
ちゃや【茶屋】
(1) a restaurant.→英和
(2)[茶商]a tea dealer (人);a tea shop (店).
ちゃやあそび
ちゃやあそび [3] 【茶屋遊び】
遊郭や料理屋で酒色の遊びをすること。
ちゃやおんな
ちゃやおんな [3] 【茶屋女】
料理屋や色茶屋などで客の接待をする女。茶屋者。多く色茶屋の者をいう。
ちゃやがよい
ちゃやがよい [3] 【茶屋通い】
色茶屋に通い,酒色にふけること。茶屋小屋通い。
ちゃやく
ちゃやく 【茶役】
江戸時代の小物成りの一。検地を受けていない所に植えられた茶に課した税。栽培者から取り立てた。
→茶年貢
ちゃやぐるい
ちゃやぐるい [3] 【茶屋狂い】
茶屋遊びにふけること。「けいせい買は申すにおよばず,―・小宿狂ひもせぬやうに/浮世草子・色三味線」
ちゃやこや
ちゃやこや [0] 【茶屋小屋】
客に酒色の遊興をさせる家。引き手茶屋,色茶屋の類。「―の女中衆ではなし,商人家(アキンドヤ)のお飯焚(マンマタキ)が,それでは済みません/滑稽本・浮世風呂 3」
ちゃやこやばいり
ちゃやこやばいり [5] 【茶屋小屋這入り】
「茶屋通い」に同じ。
ちゃやざけ
ちゃやざけ [2][0] 【茶屋酒】
遊郭や料理屋などで飲む酒。
ちゃやしろじろう
ちゃやしろじろう 【茶屋四郎次郎】
江戸時代の京都の豪商。徳川家の呉服師。本姓は中島。代々四郎次郎を称す。初代清延(1545-1596)の時,南海貿易に従事,五代延定まで朱印船貿易と糸割符(イトワツプ)の特権で栄えた。
ちゃやぞめ
ちゃやぞめ [0] 【茶屋染(め)】
近世の模様染めの一。上質の麻に藍で山水模様を染めたもの。わずかに薄黄色や繍(ヌ)いを加えたものもある。大名以上の武家・公家の婦人の夏の帷子(カタビラ)に用いた。
ちゃやつじ
ちゃやつじ [2] 【茶屋辻】
茶屋染めの帷子(カタビラ)。
ちゃやば
ちゃやば [0] 【茶屋場】
歌舞伎で,茶屋遊びの場面。
ちゃやぼうこう
ちゃやぼうこう [3] 【茶屋奉公】
女中などになって茶屋に勤めること。また,遊女などになること。「内々国の親ごぜへ―は隠して/浄瑠璃・氷の朔日(上)」
ちゃやぼうず
ちゃやぼうず [3] 【茶屋坊主】
「茶坊主(チヤボウズ){(1)}」に同じ。
ちゃやま
ちゃやま [0] 【茶山】
(1)茶の木を植えてある山。
(2)山に茶を摘みに行くこと。茶摘み。[季]春。《しがらきや―しに行く夫婦づれ/正秀》
ちゃやまち
ちゃやまち [0] 【茶屋町】
(1)茶屋が軒を並べている所。
(2)遊里。色町。
ちゃやみせ
ちゃやみせ [2] 【茶屋店】
「茶店(チヤミセ)」に同じ。
ちゃやもの
ちゃやもの [0] 【茶屋者】
(1)色茶屋など,茶屋の営業をする者。茶屋衆(チヤヤシ)。
(2)「茶屋女」に同じ。
ちゃゆ
ちゃゆ [1] 【茶油】
茶の種子からとる油。特異なにおいがする。中国などに産し,ツバキ油に混ぜて髪油用とする。
ちゃら
ちゃら [1]
(1)でたらめ。でまかせ。ちゃらぽこ。「ええ,そんな―は聞たうない/洒落本・うかれ草紙」
(2)差し引きゼロにすること。貸し借りなし。「―にする」
ちゃらかす
ちゃらか・す (動サ四)
ふざけからかう。冗談を言う。「とんだお客だよ,きついしやれさ,などと―・しても/洒落本・辰巳婦言」
ちゃらきん
ちゃらきん 【ちゃら金】
江戸末期,筑前・薩摩・長州などの藩で贋造(ガンゾウ)された二分金の通称。劣悪な金を使用したため金の響きを発せず,ちゃらちゃらと音がしたという。国金(クニキン)。
ちゃらくら
ちゃらくら
(1)口からでまかせに,その場かぎりのいいかげんなことを言うこと。でまかせ。出放題。ちゃら。「―者」「その―おかつしやれ/滑稽本・膝栗毛 3」
(2)異性に媚(コ)びて言い寄るさま。「男と見りや,―いふてほたへまはり/滑稽本・大師めぐり」
ちゃらける
ちゃら・ける [3] (動カ下一)
ちゃらを言う。また,冗談を言ってふざける。
ちゃらちゃら
ちゃらちゃら [1] (副)スル
(1)小さな,薄い金属性のものが互いに触れ合ったり,固いものに触れたりして鳴るさま。「小銭を―いわせる」「雪駄(セツタ)を―(と)させて歩いてくる」
(2)よどみなく話すさま。べらべら。「よくまあ―(と)しゃべる人だ」
(3)媚(コビ)を振りまくさま。また,安手で派手な服装をしているさまや,浮ついた振る舞いをするさま。「―(と)していけすかないやつだ」
ちゃらっぽこ
ちゃらっぽこ [0]
でたらめ。また,でたらめを言う人。ちゃら。「好加減(イイカゲン)な―を真に受けて/平凡(四迷)」
ちゃらつかす
ちゃらつか・す [4] (動サ五[四])
(1)ちゃらちゃらいわせる。ちゃらつかせる。「鎖を―・す」
(2)でまかせを言ってごまかす。「皆寄つて―・しておいてくれい/歌舞伎・韓人漢文」
ちゃらぽこ
ちゃらぽこ
「ちゃらっぽこ」に同じ。「古着屋を―ではぐらかして/滑稽本・膝栗毛 7」
ちゃらめかす
ちゃらめか・す (動サ四)
うまくごまかす。ちょろまかす。「かごかきどもが銭を一本―・し/新内・道中膝栗毛」
ちゃらん
ちゃらん [0] 【茶蘭】
センリョウ科の常緑小低木。中国原産。高さ50センチメートル内外。茎は緑色で節は太く肥厚する。葉は対生し,楕円形で,チャの葉に似る。初夏,香りのある黄色の小花を穂状につけ,小核果を結ぶ。
ちゃらんぽらん
ちゃらんぽらん
〜を言う speak irresponsibly.
ちゃらんぽらん
ちゃらんぽらん [0] (名・形動)
いいかげんで無責任な・こと(さま)。「―な奴(ヤツ)」
ちゃら金
ちゃらきん 【ちゃら金】
江戸末期,筑前・薩摩・長州などの藩で贋造(ガンゾウ)された二分金の通称。劣悪な金を使用したため金の響きを発せず,ちゃらちゃらと音がしたという。国金(クニキン)。
ちゃり
ちゃり [1] 【茶利】
〔動詞「ちゃる(茶)」の連用形から〕
(1)滑稽な文句や身振り。滑稽。おどけ。冗談。「―ばかり言はで少し真実の処を聞かしてくれ/にごりえ(一葉)」
(2)人形浄瑠璃で,笑劇的な滑稽な演技・演出。主に男女間の卑猥(ヒワイ)な文句が多い。
(3)文楽人形の首(カシラ)名の一。三枚目の首。リチャ。
(4)「茶利場(チヤリバ)」の略。
ちゃりがたき
ちゃりがたき [3] 【茶利敵】
歌舞伎の役柄の一。滑稽な敵役。忠臣蔵の,鷺坂伴内など。
ちゃりがたり
ちゃりがたり [3] 【茶利語り】
茶利場を得意とする義太夫節の太夫。
ちゃりば
ちゃりば [0] 【茶利場】
浄瑠璃・歌舞伎で,滑稽を主とする場面。
ちゃりょう
ちゃりょう [0][1] 【茶寮】
⇒さりょう(茶寮)
ちゃりん
ちゃりん
〜と音をたてる clink.→英和
ちゃりん
ちゃりん [2] (副)
金属類が触れ合って立てる澄んだ音を形容する語。ちゃらん。「硬貨が落ちて―と鳴った」
ちゃりんこ
ちゃりんこ [0]
(1)子供のすりをいう隠語。
(2)自転車・小型オートバイ。子供の俗語。
ちゃる
ちゃ・る 【茶る】 (動ラ四)
〔「茶」の動詞化〕
ふざける。おどける。「与八様とした事が,余り―・つて下さんすな/浄瑠璃・難波丸金鶏」
→ちゃり
ちゃろ
ちゃろ [1] 【茶炉】
茶の湯で使う炉。
ちゃわ
ちゃわ [1] 【茶話】
(1)茶飲み話。さわ。
(2)滑稽な話。軽い話。
ちゃわかい
ちゃわかい [2][0] 【茶話会】
⇒さわかい(茶話会)
ちゃわん
ちゃわん【茶碗】
a teacup (茶の);→英和
a rice-bowl (飯の).茶碗蒸し a pot-steamed hotchpotch.
ちゃわん
ちゃわん [0] 【茶碗】
(1)飯を盛り,また湯茶を飲むための陶磁器の器。飯茶碗・茶飲み茶碗など。
(2)古く,陶磁器の総称。
(3)「茶碗盛り」の略。
ちゃわんざけ
ちゃわんざけ [2] 【茶碗酒】
茶飲み茶碗で酒を飲むこと。また,その酒。
ちゃわんたけ
ちゃわんたけ [2] 【茶碗茸】
子嚢菌(シノウキン)類チャワンタケ目のきのこ。子実体は皿形ないし浅い椀形。内面の底に円筒形または棍棒形の子嚢を密生,成熟時,中に八個の子嚢胞子を形成する。大形のものにオオチャワンタケ,小形のものにコベニチャワンタケなどがあり,種類に富む。
茶碗茸[図]
ちゃわんむし
ちゃわんむし [0][2] 【茶碗蒸(し)】
日本料理の一。鶏卵を,味をつけた出し汁でとき,鶏肉・かまぼこ・ギンナン・シイタケ・ミツバなどを加え,茶碗に入れて蒸したもの。
ちゃわんもり
ちゃわんもり [0] 【茶碗盛り】
淡泊な材料を使って,ごく薄味に仕立てたすまし汁。ふた付きの茶碗に盛り,料理の最初に出す。
ちゃん
ちゃん (接尾)
〔「さん」の転〕
人名または人を表す名詞に付いて,親しみをこめて人を呼ぶ時などに用いる。「太郎―」「お花―」「おばあ―」
ちゃん
ちゃん 【銭】
〔唐音「ちぇん」の転という〕
銭(ゼニ)のこと。かね。ちゃんころ。「―が一文なくて/浮世草子・永代蔵 5」
ちゃん
ちゃん [1] 【父】
〔近世江戸語以後,庶民の用いた語〕
父親を呼ぶ語。
ちゃんぎり
ちゃんぎり [0]
「当たり鉦(ガネ)」に同じ。
ちゃんこ
ちゃんこ [1]
「ちゃんこ鍋」「ちゃんこ料理」の略。
ちゃんこ
ちゃんこ(料理)
a sumo wrestler's meal.
ちゃんこなべ
ちゃんこなべ [4] 【ちゃんこ鍋】
「ちゃんこ料理」に同じ。
ちゃんこりょうり
ちゃんこりょうり [4] 【ちゃんこ料理】
相撲社会独特の料理。大量の魚・肉・野菜などを大切りにし,水たきのようにしてポン酢などで食べる鍋料理。ちゃんこ鍋。ちゃんこ。
ちゃんころ
ちゃんころ
銭(ゼニ)のこと。ちゃん。ちゃんから。「喰ひてえにも飲みてえにも,―は一文もなし/歌舞伎・敵討噂古市」
ちゃんこ料理
ちゃんこりょうり [4] 【ちゃんこ料理】
相撲社会独特の料理。大量の魚・肉・野菜などを大切りにし,水たきのようにしてポン酢などで食べる鍋料理。ちゃんこ鍋。ちゃんこ。
ちゃんこ鍋
ちゃんこなべ [4] 【ちゃんこ鍋】
「ちゃんこ料理」に同じ。
ちゃんちき
ちゃんちき (副)
鉦(カネ)などを打ち鳴らす音を表す語。「― ―といふとぜぜくんな/柳多留 13」
ちゃんちゃら
ちゃんちゃら
〜おかしい ridiculous.→英和
ちゃんちゃらおかしい
ちゃんちゃらおかし・い [7] (形)
身のほど知らずで,噴き出したくなるほどおかしい。笑止千万だ。まったく滑稽だ。「身のほども知らない大言壮語を吐いて―・い」
ちゃんちゃん
ちゃんちゃん [1] (副)
(1)物事をてきぱきと順序よくするさま。きちんきちん。「月々のものも―と送つて来たから好かつたが/三四郎(漱石)」
(2)刀で斬り合う音を表す語。「―(と)斬り合う」
ちゃんちゃん
ちゃんちゃん [3]
(1)「ちゃんちゃんこ」に同じ。
(2)「唐子(カラコ){(2)}」に同じ。
ちゃんちゃんこ
ちゃんちゃんこ
a (padded) sleeveless coat.
ちゃんちゃんこ
ちゃんちゃんこ [3]
袖なしの羽織。多くは綿を入れたもの。ちゃんちゃん。[季]冬。「還暦祝いに赤い―を着る」
ちゃんちゃんばらばら
ちゃんちゃんばらばら [5][3]
■一■ (副)
刀で切り合いをする音や状態を表す語。
■二■ (名)
演劇などで,刀で斬り合うこと。ちゃんばら。
ちゃんと
ちゃんと [0] (副)スル
完全できちんとしているさま。
(1)まじめなさま。りっぱなさま。「―した人」「―した商売」
(2)秩序正しく。まちがいなく。規則どおり。「―書ける」
(3)十分。「朝食は―食べた」「―間に合わせた」
(4)危なげなく堅固なさま。しっかりと。「―立ちなさい」
(5)すばやく。さっと。ちゃっと。「凭(モタ)れ給へば―退き/浄瑠璃・無間鐘」
ちゃんと
ちゃんと
[整然と]neatly;in (good) order;ready;→英和
[正しく]properly;→英和
punctually (時刻正しく);→英和
regularly (規則正しく);→英和
[十分に]perfectly;quite;→英和
well.→英和
〜した neat;→英和
tidy;→英和
proper;→英和
respectable;→英和
regular;→英和
definite.→英和
ちゃんばら
ちゃんばら [0]
〔「ちゃんちゃんばらばら」の略〕
映画・演劇などで,刀で斬り合うこと。また,立ち回り。剣劇。
ちゃんばら
ちゃんばら
a sword fight.ちゃんばら劇(映画) a sword(-rattling) play (picture).
ちゃんぷるう
ちゃんぷるう
琉球料理の一。豆腐と野菜を炒(イタ)めた代表的家庭料理。野菜には,モヤシ・ニガウリ・キャベツ・ヘチマなどを用い,使う野菜の名を冠して「ごおやあ(ニガウリ)ちゃんぷるう」などのように呼ぶ。
ちゃんぽん
ちゃんぽん
〜に by turns (交互に);together (いっしょに).→英和
ちゃんぽん
ちゃんぽん [1]
(1)別種のものを交互に,または同時に用いること。「日本酒とビールを―に飲む」
(2)長崎料理の一種。肉・野菜・麺(メン)などを一緒に煮たもの。
ちやほや
ちやほや [1] (副)スル
相手の機嫌をとったり,甘やかしたりするさま。「―(と)されていい気持ちになる」「和尚さんはビールなどを出して―した/田舎教師(花袋)」
ちやほや
ちやほや
〜する make much of;flatter (へつらう);→英和
[子供に]indulge;→英和
spoil.→英和
ちやり
ちやり [0] 【血槍】
血だらけになった槍。血に染まった槍。
ちゅう
ちゅう [1]
■一■ (副)
(1)ネズミの鳴き声を表す語。
(2)水などをすすりこむ音を表す語。
■二■ (名)
俗に,接吻(セツプン)をいう語。
ちゅう
ちゅう チウ 【紂】
中国,殷(イン)王朝最後の王。名は辛(シン)・受。紂は諡(オクリナ)。妲己(ダツキ)を愛し,酒色にふけるなど乱行が多かったため,周の武王に討たれ,殷は滅亡した。夏の桀王(ケツオウ)とともに暴虐非道な帝王の代表とされる。殷紂。紂王。帝辛。生没年未詳。
ちゅう
ちゅう [1] 【忠】
(1)真心をこめて物事をすること。まごころ。
(2)真心をこめて国家や主君に仕えること。臣下としての本分を全うすること。忠義。忠誠。忠節。
(3)律令制で,弾正台の判官(ジヨウ)。大少の区別がある。
ちゅう
ちゅう [0] 【注・註】
本文中の語句や事項などについて,補足したり詳しく説明したりすること。また,その説明。「難解な語句に―をつける」
ちゅう
ちゅう【注】
⇒注解.
ちゅう
ちゅう [1] 【柱】
(1)琴柱(コトジ)。
(2)柱体(チユウタイ)。はしら。
ちゅう
ちゅう チウ [1] 【酎】
「焼酎(シヨウチユウ)」の略。「―ハイ」
ちゅう
ちゅう【中】
(1)[中位] <above,below> the average.→英和
(2)[間]during <one's stay> ;→英和
in the course of <this month> ;in[all through] <the morning> .→英和
(3)[進行]be doing; <the work> in progress[now going on]; <a house> under construction; <a bill> under discussion.
ちゅう
ちゅう【宙に浮く】
float in the air;→英和
be unpractical (実際的でない).〜に迷う remain unsettled (未解決).〜ぶらりんになる hang in the air.
ちゅう
ちゅう [1] 【中】
(1)程度・度合が普通であること。なみ。中ぐらい。「成績は―の少し上」「―のサイズ」「上・―・下」「大・―・小」
(2)どちらにも片寄らないこと。過不足のないこと。中庸。「―を取る」
(3)「中学校」の略。「一―」「付属―」
(4)「中国」の略。「日―」「訪―」
(5)名詞の下に用いる。
(ア)その中に含まれることを表す。「空気―」
(イ)その範囲内であること,また,その範囲全部であることを表す。「今週―」「来月―」
(ウ)ちょうどそれをしている時であること,その状態にあることを表す。「仕事―」
(6)(「…中の…」の形で)その中で最もそれらしいことを表す。「秀才―の秀才」
(7)物のまんなか。中央。「橋桁四五間―より折れて/太平記 14」
(8)物事を行なっている最中(サイチユウ)。また,途中。「すでに討たんとしたりしが,―にて心をひき返し/御伽草子・猿源氏」
(9)仲立ちすること。また,その人。「江戸へは―にて間似合の返事/浮世草子・沖津白波」
(10)仲立ちの手数料。「私が―でも取つたかと,毎日毎夜の使ひ立て/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」
(11)そら。空中。「―を飛ぶ鳥も地に落つ/蒙求抄 3」
ちゅう
ちゅう チウ [1] 【宙】
(1)大空。天。また,地面から離れた所。空中。空間。「―に舞う」
(2)そらで覚えていること。暗記していること。「長い詩を―で言う」
ちゅう
ちゅう チウ [1] 【鈕】
(1)印章・鏡などのつまみ。取っ手。
(2)こはぜ。ボタン。
ちゅう
ちゅう [1] 【誅】
罪あるものを討つこと。罪あるものを殺すこと。「―に伏する」
ちゅう
ちゅう チフ (連語)
〔助詞「と」に動詞「いふ」の付いた「といふ」の転〕
…という。「楽浪(ササナミ)の連庫(ナミクラ)山に雲居れば雨そ降る―帰り来(コ)我が背/万葉 1170」
〔現代語でも方言的な言い方として用いられることがある。「なん―ことだ」〕
ちゅう
ちゅう チウ [1] 【籌】
昔,数を数えるのに用いた木の串(クシ)。かずさし。かずとり。籌木(チユウギ)。
ちゅう=に浮く
――に浮・く
(1)空間・空中に,支えなしで浮かぶ。
(2)中途半端の状態で止まったままになる。「計画は―・いたままだ」
ちゅう=に膠(ニカワ)して瑟(シツ)を鼓(コ)す
――に膠(ニカワ)して瑟(シツ)を鼓(コ)す
〔史記(藺相如伝)〕
琴柱(コトジ)に膠をつけて瑟を弾(ヒ)く。規則にこだわって融通のきかないことのたとえ。
ちゅう=に舞う
――に舞・う
空中で舞うような動きをする。「胴上げで体が―・う」「風で札束が―・う」
ちゅう=に迷う
――に迷・う
中途半端の状態で落ち着く所がない。宙に浮く。
ちゅう=を飛ぶ
――を飛・ぶ
(1)空中を飛ぶ。
(2)足が地につかないように速く走る。宙をかける。
ちゅう−
ちゅう−【駐米日本大使】
the Japanese Ambassador to the United States <at Washington> .
ちゅうあい
ちゅうあい [0] 【忠愛】 (名・形動)[文]ナリ
(1)忠実で仁愛のある・こと(さま)。「此の―なる良民の誠意の/良人の自白(尚江)」
(2)まごころをこめて愛する・こと(さま)。「―に厚く,仁恵を好む人は/西国立志編(正直)」
ちゅうあい
ちゅうあい [0] 【中合(い)】
将棋で,飛車・角行・香車(キヨウシヤ)の王手に対し,その筋を断つため中間に合い駒を打つこと。
ちゅうあいてんのう
ちゅうあいてんのう 【仲哀天皇】
記紀の所伝で,第一四代天皇。足仲彦尊(タラシナカツヒコノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の第二王子。皇后は気長足姫(オキナガタラシヒメ)(神功(ジングウ)皇后)。熊襲(クマソ)征討におもむき筑前橿日宮(カシヒノミヤ)で没したという。
ちゅうあし
ちゅうあし [0] 【中足】
大道具の一。二重舞台の,高さ二尺一寸(約64センチメートル)のもの。常足(ツネアシ)と高足(タカアシ)の中間。
ちゅうい
ちゅうい【注意する】
pay attention <to> ;take care <of,that…> ;be careful <about,of> ;→英和
[用心する]beware <of> [look out <for> ] <the train> ;→英和
watch <your step> ;→英和
[忠告する]advise <a person (not) to do> ;→英和
warn <a person against doing,not to do> .→英和
〜深い(の足りぬ) careful (careless);(in)attentive;→英和
cautious.→英和
〜すべき <an important thing> to remember;[注目すべき]⇒注目.〜して carefully;with care;attentively;→英和
cautiously.→英和
‖注意事項[書き]notes;instructions (指示);N.B.(備考).注意人物 a man on the blacklist.注意報 a <storm> warning.注意力が足りない be careless[not attentive].
ちゅうい
ちゅうい [1] 【中位】
(1)中程度の位置・等級。
(2)〔太夫(タユウ)と囲(カコイ)との中間であるところから〕
遊女の位の一。「天神」の別称。
ちゅうい
ちゅうい [1] 【誅夷】 (名)スル
討ち平らげること。皆殺しにすること。「盗跖は―せられ/福翁百話(諭吉)」
ちゅうい
ちゅうい [1] 【注意】 (名)スル
(1)心を集中させて気をつけること。気を配ること。留意。「細心の―を払う」「健康に―する」
(2)警戒すること。用心すること。「横断の際は車に―しなさい」
(3)傍らから気をつけるよう教えること。忠告。「―を与える」「服装を―される」
(4)〔心〕 精神のはたらきを高めるため,一つの観念やものに意識を集めて他のものを抑制する選択的集中の状態。
(5)柔道で,選手が禁止事項を犯したとき,審判員から受ける宣告の一。禁止事項を犯した度合が,さらに犯せば「警告」となるとき,あるいは二回目の「指導」を受けたときに宣告される。相手に有効を取られたのと同じになる。
ちゅうい
ちゅうい [1] 【中尉】
軍隊の階級で,尉官の第二位。大尉の下,少尉の上。
ちゅうい
ちゅうい【中尉】
[陸軍] <米> a first lieutenant;→英和
<英> a lieutenant;[海軍] <米> a lieutenant junior grade; <英> a sublieutenant;→英和
[空軍] <米> a first lieutenant; <英> a flying officer.
ちゅうい=を引く
――を引・く
人々の関心・注意を引きつける。
ちゅういがき
ちゅういがき [0] 【注意書き】
注意すべき事柄を書いたもの。また,その文章。「―をよく読むこと」
ちゅういがく
ちゅういがく [3] 【中医学】
現代の中国で行われている中国伝統医学。西洋医学をさす「西医学」に対応して使われるようになった。
ちゅういぎむ
ちゅういぎむ [4] 【注意義務】
ある行為をするにあたって一定の注意をしなければならない義務。違反すると,民法上,損害賠償責任など種々の責任が生じ,また刑法上,犯罪(過失犯)を構成することもある。
ちゅういじんぶつ
ちゅういじんぶつ [4] 【注意人物】
警察などから常に行動を注意されている危険な人物。
ちゅういすう
ちゅういすう [3] 【中位数】
⇒中央値(チユウオウチ)
ちゅういどこうあつたい
ちゅういどこうあつたい [0] 【中緯度高圧帯】
⇒亜熱帯高圧帯
ちゅういぶかい
ちゅういぶか・い [5] 【注意深い】 (形)
注意する度合が深いさま。「―・く点検する」
ちゅういほう
ちゅういほう [3] 【注意報】
大雨・強風・高潮・洪水などによる災害の起こるおそれがある場合,注意を促すため,気象官署から発表される知らせ。警報よりは警戒度が低い。
ちゅういめいがら
ちゅういめいがら [4] 【注意銘柄】
特定の銘柄の相場が過熱してきたと判断される場合に,証券取引所が投資家に注意を換起するために指定する銘柄。
→規制銘柄
ちゅういりょく
ちゅういりょく [3] 【注意力】
一つの事に心を集中させる力。「―散漫」
ちゅういん
ちゅういん [0] 【中院】
(1)上皇が同時に三人以上いる時,本院の次の上皇をさす称。なかのいん。
(2)斎宮寮の頭以下の役人の詰め所。
→内院
→外院
(3)弓の的で,三重に書いた黒い輪のうち,二番目のもの。
(4)「中和院(チユウカイン)」の略。
ちゅういん
ちゅういん [0] 【中陰】
⇒中有(チユウウ)
ちゅういんこっきょうふんそう
ちゅういんこっきょうふんそう 【中印国境紛争】
1950年以来,中国・インド間の未確定の国境線をめぐって両国により引き起こされている国境紛争。62年には大規模な軍事衝突へ発展。
ちゅういんじぼ
ちゅういんじぼ [5] 【注音字母】
「注音符号」に同じ。
ちゅういんふごう
ちゅういんふごう [5] 【注音符号】
中国語の発音記号。1918年公布。北京官話音を標準とし,漢字の古形に基づいて作られた声符(子音)二一と韻符(母音)一六から成る。現在は台湾で使用。注音字母。ちゅうおんふごう。
ちゅうう
ちゅうう [1] 【中有】
〔仏〕 四有(シウ)の一。人の死後,次の生を受けるまでの間の状態。また,その期間。日本では四九日とする。中陰。
ちゅううき
ちゅううき 【中右記】
⇒ちゅうゆうき(中右記)
ちゅううけ
ちゅううけ [0] 【中浮け】
扇の一種。畳んだ時に先端が中啓よりは狭く開いているもの。
ちゅううのたび
ちゅううのたび 【中有の旅】
中有に迷っていること。冥途(メイド)の旅。「―の有様,心ぼそきやうなと云て/十訓 1」
ちゅううのみち
ちゅううのみち 【中有の道】
中有の旅でたどる道。「相伴ふ者無て―に迷ふ覧/太平記 6」
ちゅうえい
ちゅうえい【中衛】
《球技》a halfback.→英和
ちゅうえい
ちゅうえい [0] 【駐英】
英国に駐在していること。「―大使」
ちゅうえい
ちゅうえい [0] 【中衛】
九人制バレーボールで,前衛と後衛との中間に位置する競技者。また,サッカー・ハンドボールなどの,ハーフバック。ハーフ。
ちゅうえい
ちゅうえい [0] 【虫癭】
昆虫・ダニなどの寄生や産卵による刺激によって,植物の組織が異常に発育したもの。形は球状・耳たぶ状など。クリタマバチによる虫癭のように樹木に有害なものもあるが,没食子(モツシヨクシ)・五倍子(付子(フシ))のようにタンニンの原料となるものもある。虫こぶ。
ちゅうえつせんそう
ちゅうえつせんそう チユウヱツセンサウ 【中越戦争】
1979年二〜三月,国境問題やカンボジアのポル-ポト政権へのベトナム軍の攻撃を理由に中国によって起こされたベトナムに対する侵略戦争。中国軍の撤収により終結。
ちゅうえふ
ちゅうえふ 【中衛府】
奈良時代の令外の官の一。天皇の警衛に当たる。728年設置。807年右近衛府と改称。
ちゅうおう
ちゅうおう [3][0] 【中央】
(1)まんなかの位置。「市の―に宮殿がある」
(2)組織などを動かす上での中心となる重要な位置。また,その位置にある人。「―に陳情に行く」
(3)政府のある土地。首府。首都。
⇔地方
「―に進出する」
(4)地名(別項参照)。
ちゅうおう
ちゅうおう チウワウ 【紂王】
⇒紂(チユウ)
ちゅうおう
ちゅうおう [0] 【中欧】
中部ヨーロッパ。中部欧州。
ちゅうおう
ちゅうおう チユウアウ 【中央】
東京都二三区の一。銀座・日本橋・築地地区を含み,東京の都心の一部を形成。商業・ビジネス地区。旧京橋区・日本橋区が合併。
ちゅうおう
ちゅうおう【中欧】
Central Europe.
ちゅうおう
ちゅうおう【中央】
the center.→英和
〜の central.→英和
〜に in the center[middle] <of> .‖中央アジア Central Asia.中央気象台 the Central Meteorological Observatory.中央政府 the central government.中央部 the central part.中央分離帯 <米> a median (strip); <英> a central reservation.
ちゅうおういいんかい
ちゅうおういいんかい [6] 【中央委員会】
労働組合・政党などの組織上の機関。最高の議決機関である大会から次の大会までの間の最高議決機関。大会で選任された委員によって構成される。
ちゅうおうおろしうりしじょう
ちゅうおうおろしうりしじょう [10] 【中央卸売市場】
大都市で消費される生鮮食料品の売買を公正かつ迅速に行うために設けられる卸売市場。卸売市場法に基づき,地方公共団体が開設する。
ちゅうおうかいれい
ちゅうおうかいれい [5] 【中央海嶺】
太平洋,大西洋,インド湾などの大洋のほぼ中央部を走る巨大な海底山脈。マントル対流の盛り上がり部分にあたる。幅1千〜4千キロメートル,海底からの高さ2〜4キロメートル。多くの断裂帯で切られて大きな食い違いを示し,この食い違いがトランスフォーム断層をなす。
→マントル対流説
→トランスフォーム断層
→プレート-テクトニクス
ちゅうおうかこうきゅう
ちゅうおうかこうきゅう [6] 【中央火口丘】
カルデラまたは大きな火口の内部に生じた,新しい小さな火山体。箱根火山の駒ヶ岳や阿蘇山の中岳など。火口丘。
→複成火山
ちゅうおうかんせい
ちゅうおうかんせい [5] 【中央官制】
第二次大戦前の中央官庁の組織に関する諸規定。内閣官制・各省官制などがあり,勅令によって定められた。戦後の国家行政組織法・各省設置法に当たる。
ちゅうおうかんちょう
ちゅうおうかんちょう [5] 【中央官庁】
国家行政の中心に位置し,権限の範囲が全国に及ぶ官庁。内閣・各省庁や行政委員会など。中央行政官庁。
ちゅうおうかんりしつ
ちゅうおうかんりしつ [7] 【中央管理室】
〔central control room〕
大規模な施設の保守・保安を集中的に効率よく管理・指令を行うための室。
ちゅうおうがくいんだいがく
ちゅうおうがくいんだいがく 【中央学院大学】
私立大学の一。1902年(明治35)創立の中央商業学校を源とし,66年(昭和41)設立。本部は我孫子市。
ちゅうおうきかん
ちゅうおうきかん [6][5] 【中央機関】
(1)組織の中心にあって,指導・決定の中心となる機関。
(2)中央行政をつかさどる機関。中央官庁など。
ちゅうおうきしょうだい
ちゅうおうきしょうだい [0] 【中央気象台】
気象庁の前身。1875年(明治8)東京気象台として発足。87年中央気象台と改称。1956年(昭和31)気象庁となる。
ちゅうおうきょういくしんぎかい
ちゅうおうきょういくしんぎかい 【中央教育審議会】
文部省に置かれている審議会の一。文部大臣の諮問に応じて,教育の制度あるいは教育・学術・文化に関する基本的な重要事項について調査審議し,またこれらに関して大臣に建議する。中教審。
ちゅうおうぎんこう
ちゅうおうぎんこう [5] 【中央銀行】
一国の金融機構の中核となる銀行。銀行券を発行し,銀行の銀行として市中銀行に資金を供給し,また政府の銀行として財政資金の収支にかかわるという金融機関としての機能と,最後の貸手としての金融統制機関としての機能をもつ。またこれらの機能を通じて金融政策を行う。日本の日本銀行,アメリカの連邦準備銀行,イギリスのイングランド銀行など。
⇔市中銀行
ちゅうおうぎんこうけん
ちゅうおうぎんこうけん [7] 【中央銀行券】
一国の中央銀行が発行する銀行券。法定通貨の地位が与えられている。
ちゅうおうけいば
ちゅうおうけいば [5] 【中央競馬】
日本中央競馬会が施行者となって開催する競馬。現在,札幌・函館・福島・新潟・中山・東京・中京・京都・阪神・小倉の一〇競馬場で開催される。
ちゅうおうこうせいほごしんさかい
ちゅうおうこうせいほごしんさかい 【中央更生保護審査会】
犯罪者予防更生法に基づき,法務大臣の任命により設置される更生保護機関。五名で組織。特赦・減刑・復権の実施などを法務大臣に申し出,地方更生保護委員会の決定につき審査する。
ちゅうおうこうぞうせん
ちゅうおうこうぞうせん [0] 【中央構造線】
西南日本を内帯と外帯とに分ける大規模な断層帯。諏訪湖の西から天竜川の東を通り,豊川の谷に沿って紀伊半島に入り,四国を経て九州に至る。
ちゅうおうこうろん
ちゅうおうこうろん チユウアウコウロン 【中央公論】
中央公論社発行の総合雑誌。浄土真宗の「反省会雑誌」を1899年(明治32)に改題して発足。滝田樗陰(チヨイン)が主幹となった大正期には総合雑誌の代表に成長。第二次大戦中一時休刊し,戦後復刊。
ちゅうおうし
ちゅうおうし [3] 【中央紙】
「全国紙(ゼンコクシ)」に同じ。
ちゅうおうしゅうけん
ちゅうおうしゅうけん【中央集権(制)】
centralization (centralism).〜化する centralize.→英和
ちゅうおうしゅうけん
ちゅうおうしゅうけん [5] 【中央集権】
政治権力が一元的に国家などの中央の機関に統合・集中していること。
⇔地方分権
ちゅうおうしょりそうち
ちゅうおうしょりそうち [7] 【中央処理装置】
⇒シー-ピー-ユー( CPU )
ちゅうおうじどうしゃどう
ちゅうおうじどうしゃどう 【中央自動車道】
東京都杉並区から本州中央部を縦断して愛知県小牧(コマキ)市と結ぶ路線と,大月から分岐して河口湖に至る路線よりなる高速道路。延長366.8キロメートル。1982年(昭和57)全線開通。杉並区で首都高速道路,小牧で東名高速道路と接続。
ちゅうおうせいふ
ちゅうおうせいふ [5] 【中央政府】
国家行政の中心機関。内閣の行政官庁や,連邦制国家における連邦政府をさす。
ちゅうおうせん
ちゅうおうせん 【中央線】
(1)JR 東日本の中央本線のうち,東京・高尾間の東京近郊区間の通称。
(2)大阪市営の地下鉄道線。大阪府大阪港・本町・長田間,15.5キロメートル。大阪市東西横断地下鉄の一つ。
ちゅうおうだいがく
ちゅうおうだいがく 【中央大学】
私立大学の一。1885年(明治18)英吉利(イギリス)法律学校として創立。数度の名称変更を経て1905年現名に改称。20年(大正9)大学令による大学になる。49年(昭和24)新制大学。本部は78年に,東京都千代田区神田駿河台から東京都八王子市に移転。中大。
ちゅうおうち
ちゅうおうち [3] 【中央値】
資料のすべてをその値の大きさの順に並べたとき,中央にくる数値。資料の個数が偶数なら,中央の順位に隣り合う二数の平均値。中位数。メジアン。メディアン。
ちゅうおうひょうじゅんじ
ちゅうおうひょうじゅんじ [7] 【中央標準時】
⇒日本標準時(ニホンヒヨウジユンジ)
ちゅうおうぶんりたい
ちゅうおうぶんりたい [0] 【中央分離帯】
高速道路などで,往路と復路の間に設けられる帯状地帯。正面衝突よけのためで,道路面より高くし,植木などを植える。
ちゅうおうほんせん
ちゅうおうほんせん 【中央本線】
中央高地を縦断し,東京と名古屋を結ぶ鉄道線。東京・甲府・諏訪・塩尻間(222.1キロメートル)および岡谷・辰野・塩尻間(27.7キロメートル)の JR 東日本,塩尻・名古屋間(174.8キロメートル)の JR 東海からなる。
ちゅうおうろうどういいんかい
ちゅうおうろうどういいんかい 【中央労働委員会】
労働省の外局の一。労働大臣の任命する,使用者・労働者・公益を代表する各九人の委員により構成される。二つ以上の都道府県にまたがる労働争議,または全国的に重要な事件について労働関係の調整を行う。中労委。
→労働委員会
ちゅうおうアジア
ちゅうおうアジア 【中央―】
ユーラシア大陸の中央部にある乾燥地帯。カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・トルクメニスタン・タジキスタンの五共和国に当たる。古来,遊牧・オアシス農業・中継貿易が行われ,多くの国家が興亡した。広義には,新疆ウイグル自治区・モンゴル・チベットも含める。西トルキスタン。
ちゅうおうアフリカきょうわこく
ちゅうおうアフリカきょうわこく 【中央―共和国】
アフリカ大陸の中央部にある内陸国。共和制。綿花・コーヒー・落花生を栽培し,金・ダイヤモンドを産出する。1960年フランスから独立。住民はバンツー系黒人。主要言語はフランス語・ザンデ語。首都バンギ。面積62万平方キロメートル。人口三一七万(1992)。
ちゅうおうアメリカ
ちゅうおうアメリカ 【中央―】
北アメリカ大陸の南部を占める狭長な地域。メキシコのテワンテペック地峡からパナマ地峡の間をさすが,広義にはメキシコ全土と西インド諸島を含める。中米。
ちゅうおうアルプス
ちゅうおうアルプス 【中央―】
木曾山脈の別名。
ちゅうおし
ちゅうおし [0] 【中押し】
囲碁で,勝負の途中で勝ち負けがはっきりし,一方が負けを認めること。また,一方的に勝つこと。なかおし。
ちゅうおん
ちゅうおん【中音(部)】
《楽》baritone (男声);→英和
mezzo soprano (女声).
ちゅうおん
ちゅうおん [0] 【中音】
高くもなく,低くもない音。また,強くも弱くもない音。「―に誦(シヨウ)する/片恋(四迷)」
ちゅうおんじぼ
ちゅうおんじぼ [5] 【注音字母】
⇒注音符号(チユウインフゴウ)
ちゅうおんな
ちゅうおんな 【中女】
〔年輩が中ぐらいな女の意〕
二〇歳前後の女。「―を置けば寝道具のあげおろし・乗物の前後につれても見よげなるとて,十八九より二十四五迄なるをつかへり/浮世草子・一代女 3」
ちゅうおんふごう
ちゅうおんふごう [5] 【注音符号】
⇒ちゅういんふごう(注音符号)
ちゅうおんぶきごう
ちゅうおんぶきごう [6] 【中音部記号】
⇒ハ音記号(オンキゴウ)
ちゅうか
ちゅうか [1] 【中夏】
(1)夏の半ば。盛夏。
(2)「中華」に同じ。
(3)都(ミヤコ)。国の中央。京師。
ちゅうか
ちゅうか [1] 【中華】
(1)中国,漢民族が,自己の文化・国土を理想的なものとして自国をいった美称。それに対し,周辺諸民族を東夷(トウイ)・西戎(セイジユウ)・南蛮・北狄(ホクテキ)などと蔑称した。中夏。「―思想」
(2)「中華料理」の略。「夕食は―にする」
ちゅうか
ちゅうか [1] 【仲夏】
夏三か月の中の月。陰暦五月の異名。
ちゅうか
ちゅうか [1] 【厨下】
台所。くりや。
ちゅうか
ちゅうか チウクワ [1] 【鋳貨】
鋳造された金属貨幣。鋳造貨幣。
ちゅうか
ちゅうか【中華人民共和国】
the People's Republic of China.中華民国 the Republic of China.‖中華街 the Chinese quarter;Chinatown.中華料理(そば) Chinese food (noodle).中華料理店 a Chinese restaurant.⇒中国.
ちゅうかい
ちゅうかい チウクワイ [0] 【鋳塊】
⇒インゴット
ちゅうかい
ちゅうかい【注解】
notes;(an) annotation;a commentary.→英和
〜する write notes <on> ;annotate;→英和
comment <on> .→英和
〜のついた annotated;with notes.‖注解者 an annotator.
ちゅうかい
ちゅうかい【仲介】
(inter)mediation.〜する (inter)mediate <between> .→英和
〜の労をとる act as a go-between.〜で through the agency[good offices (好意)] <of> .→英和
‖仲介者 a mediator;a go-between;an agent (周旋人).
ちゅうかい
ちゅうかい [0] 【衷懐】
(1)心のうち。思い。「―を述べる」
(2)誠実な心。まごころ。まこと。「―を吐露する」
ちゅうかい
ちゅうかい [0] 【注解・註解】 (名)スル
注を加え,本文の意味を解説すること。また,それをした書。注釈。「―を加える」「源氏物語―」「初学者のために丁寧に―する」
ちゅうかい
ちゅうかい チウ― [0] 【杻械】
手かせと足かせ。転じて,自由を奪われること。
ちゅうかい
ちゅうかい [0] 【仲介】 (名)スル
直接話し合うことの困難な両者の間に入って話をまとめること。また,その役。仲立ち。「売買を―する」「―を買って出る」「―者」
ちゅうかい
ちゅうかい [0] 【中海】
⇒内海(ナイカイ)
ちゅうかい
ちゅうかい [0] 【厨芥】
炊事場から出る,食べ物のくず。
ちゅうかいぼうえき
ちゅうかいぼうえき [5] 【仲介貿易】
外国間の貿易を第三国が取り次ぐ貿易。商品は外国間で移動するが,代金の決済は第三国が行う。三国間貿易。
→中継(ナカツギ)貿易
→加工貿易
ちゅうかいん
ちゅうかいん チユウクワヰン 【中和院】
平安京大内裏の殿舎の一。朝堂院の北にあった建物。天皇が天神地祇(チギ)をまつる所。新嘗祭(シンジヨウサイ)・神今食(ジンコンジキ)の式などが行われた。その正殿を神嘉殿(シンカデン)という。中院。ちゅうわいん。
→大内裏
ちゅうかく
ちゅうかく【中核】
the kernel;→英和
the core.→英和
ちゅうかく
ちゅうかく チウクワク [0] 【籌画】
〔「籌」ははかる意〕
計画すること。計画。計略。
ちゅうかく
ちゅうかく [0] 【中核】
物事の中心となる重要な部分。核心。「組織の―」
ちゅうかくし
ちゅうかくし [4][3] 【中核市】
指定都市に準じた事務や権限が都道府県から委譲されることが認められている市。1994年(平成6)改正の地方自治法により,人口・面積などの要件が定められている。
ちゅうかくのうか
ちゅうかくのうか [5] 【中核農家】
六〇歳未満で年間一五〇日以上農業に従事する男子農業専従者がいる農家。
ちゅうかじゃくぼくししょう
ちゅうかじゃくぼくししょう チユウクワジヤクボクシセウ 【中華若木詩抄】
抄物の一。如月寿印著。一七世紀中期の成立。唐宋の詩人と日本の禅僧の漢詩二百数十編に注釈を加えたもの。文章語的性格の濃厚な文体の仮名抄。
ちゅうかじんみんきょうわこく
ちゅうかじんみんきょうわこく 【中華人民共和国】
アジア大陸の東部を占める国。中国革命の成功により1949年10月1日,毛沢東を主席として成立。中国共産党の指導の下で,土地改革,農業の集団化,数次の五か年計画などを遂行し,文化大革命による混乱を克服して「四つの近代化」を掲げ,社会主義国家建設を目指している。国家の最高機関は全国人民代表大会。首都,北京。面積960万平方キロメートル。人口一一億九千万(1992)。
→中国
→中華人民共和国[表]
ちゅうかぜんこくそうこうかい
ちゅうかぜんこくそうこうかい 【中華全国総工会】
中国における労働組合の最高指導機関。1925年,第二回全国労働大会で成立。29年以後,非合法下で活動,48年復活。総工会。
ちゅうかそば
ちゅうかそば [4] 【中華蕎麦】
中国風のそばの総称。特に,ラーメンのこと。シナそば。
ちゅうかっこ
ちゅうかっこ [3] 【中括弧】
文章や数式を表記するために用いる括弧の一種。{ }の形のもの。
ちゅうかどんぶり
ちゅうかどんぶり [4] 【中華丼】
料理の一。炒(イタ)めた豚肉と野菜などの入った餡(アン)をかけた飯。
ちゅうかなべ
ちゅうかなべ [4] 【中華鍋】
中国料理に用いる底の丸い浅い鉄鍋。
ちゅうかひ
ちゅうかひ [3] 【中果皮】
果皮の中層。モモなど核果の場合は水分に富み,厚い層をなして果肉となる。
ちゅうかまんじゅう
ちゅうかまんじゅう [4] 【中華饅頭】
中国風の饅頭。イーストで発酵させた皮で,挽(ヒ)き肉と微塵(ミジン)切りの野菜や,胡麻(ゴマ)油を加えて練った小豆餡を包みふかした饅頭。
ちゅうかみんこく
ちゅうかみんこく 【中華民国】
辛亥(シンガイ)革命の結果,中国に誕生した共和制の国。1912年孫文を臨時大総統として南京(ナンキン)に政府が樹立されたが,袁世凱(エンセイガイ)が政権を奪って政府を北京に移した。のち,中国国民党は国民政府を樹立し,北伐をおこない全国を統一したが,日中戦争・内戦を経て,49年中国共産党の中華人民共和国が成立。台湾に移った国民党政府は,現在も中華民国の国号を使用。
ちゅうかりょうり
ちゅうかりょうり [4] 【中華料理】
「中国料理」に同じ。また,特に大衆的な,中国風の調理をした料理をさす場合もある。
ちゅうかん
ちゅうかん【中間の】
middle;→英和
intermediate.→英和
〜に (halfway) between;→英和
in the middle of.‖中間駅 a way[an intermediate]station.中間管理職 middle management.中間搾取 intermediary exploitation.中間試験 a midterm examination.中間色 neutral tints.中間選挙(米国の) an off-year election.中間報告 an interim report.
ちゅうかん
ちゅうかん チウ― [0] 【昼間】
太陽の出ているあいだ。ひるま。日中。
⇔夜間
ちゅうかん
ちゅうかん [0] 【忠諫】 (名)スル
忠義の心から主君をいさめること。「鎖港攘夷の建白を捧げ専(オサオサ)―せられしかど/近世紀聞(採菊)」
ちゅうかん
ちゅうかん【昼間】
<during> the day.→英和
〜は by day; <in> the daytime.→英和
ちゅうかん
ちゅうかん [0] 【中浣・中澣】
一か月を三分した,中の一〇日。中旬。
→上浣
→下浣(ゲカン)
ちゅうかん
ちゅうかん [0] 【忠肝】
強固な忠義の心。忠魂。
ちゅうかん
ちゅうかん [0] 【中間】
(1)二つの物のほぼまんなか。また,二つの物の間。「 A 駅と B 駅の―に新駅を設ける」「生産者と消費者の―にある流通機構」
(2)物事の程度・性質などが極端でないこと。どちらにも片寄らないこと。「―をとる」「―派」
(3)物事が進行している途中。「―発表」
ちゅうかんいでん
ちゅうかんいでん [5] 【中間遺伝】
対立形質間の優劣関係が不完全で,雑種第一代で両親の中間の形質が現れる遺伝。融合遺伝。
ちゅうかんえんげき
ちゅうかんえんげき [5] 【中間演劇】
井上正夫が提唱した,新派と新劇との中間に位置する演劇。新派の大衆性と新劇の芸術性を兼ね備えた劇。現在では,普通,新劇と大衆演劇との中間をゆく劇をさす。
ちゅうかんかいきゅう
ちゅうかんかいきゅう [5] 【中間階級】
資本主義社会で,有産階級(資本家など)と無産階級(労働者など)との中間に位置する階級。自営農民・中小企業主・商店主(旧中間層),および管理的・技術的職業に従事するホワイト-カラー(新中間層)をいう。中間層。
→中産階級
ちゅうかんかくにんのうったえ
ちゅうかんかくにんのうったえ 【中間確認の訴え】
〔法〕 訴訟の目的である権利関係の先決問題となる権利関係の存否の確認を,原告または被告が同じ訴訟手続の中で求める訴え。付随的確認の訴え。
ちゅうかんかんりしょく
ちゅうかんかんりしょく [7] 【中間管理職】
トップ-マネージメントの下にあって部門を管理する責任者。一般の会社の部長・課長クラス。
ちゅうかんき
ちゅうかんき [3] 【中間期】
⇒間期
ちゅうかんぎじゅつ
ちゅうかんぎじゅつ [5] 【中間技術】
地域性に適合した,より人間的な,適正規模の技術。先進国の資本集約的な巨大技術が環境破壊をもたらすなど人間の意に服さないものになってゆく中で,シューマッハー(E. Schumacher 1911-1977)がその必要性を唱えた。
ちゅうかんぎたん
ちゅうかんぎたん [5] 【忠肝義胆】
忠義いちずに凝り固まった心。
ちゅうかんけん
ちゅうかんけん [3] 【中間圏】
大気圏のうち,成層圏と熱圏との中間に位置し,高度約50〜90キロメートルにわたる領域。気温は,高度50キロメートルでの摂氏約〇度から,高度90キロメートルでの氷点下約八〇度へと低下する。
ちゅうかんげんりょう
ちゅうかんげんりょう [5] 【中間原料】
合成化学工業において,原料物質から目的物質を得るのに複数の反応を段階的に組み合わせなければならない場合に,前の段階の反応で作られ次の段階の反応の原料となる物質。
ちゅうかんさいこうかかく
ちゅうかんさいこうかかく [9] 【中間最高価格】
損害賠償を生じさせる事実があった時から,賠償を請求し,判決にいたる時までの間に損害賠償の対象である財産権の目的物の価格が変動した場合における,その目的物の最高値の価格。
ちゅうかんさくしゅ
ちゅうかんさくしゅ [5] 【中間搾取】
資本家や地主などの有産階級と直接生産者または賃金労働者との間に介在し,その労働の成果の一部を横取りすること。
ちゅうかんざい
ちゅうかんざい [3] 【中間財】
他の生産物の原材料とされる生産物。中間生産物。
ちゅうかんざっしゅ
ちゅうかんざっしゅ [5] 【中間雑種】
中間遺伝を示す雑種。オシロイバナの白色花と赤色花との雑種第一代が淡紅色となる類。間性雑種。
ちゅうかんし
ちゅうかんし【中間子】
《理》a mesotron;→英和
a meson.→英和
ちゅうかんし
ちゅうかんし [3] 【中間子】
〔meson〕
整数スピンをもつ素粒子のうち,ハドロンに属するものの総称。π中間子,K 中間子など二〇種以上ある。メソン。
ちゅうかんしせつ
ちゅうかんしせつ [5] 【中間施設】
老人医療や精神医療で,退院が可能になった患者を過渡的に受け入れ,家庭や社会に復帰・適応するための身体的機能の回復訓練や,精神的援助を与えるための施設。
ちゅうかんしつこむぎ
ちゅうかんしつこむぎ [7] 【中間質小麦】
中力粉の原料となる小麦。粒質は硬質小麦と軟質小麦の中間の硬さで,国内産小麦の大部分を占める。
ちゅうかんしゅくしゅ
ちゅうかんしゅくしゅ [6] 【中間宿主】
寄生虫が幼生と成体とで宿主を変える場合,幼生時の宿主をいう。例えば,肝蛭(カンテツ)はヒメモノアラガイが中間宿主で,ウシ・ヒツジなどが最終宿主。ちゅうかんやどぬし。
ちゅうかんしょうせつ
ちゅうかんしょうせつ [5] 【中間小説】
〔純文学と大衆文学の中間に位置する小説,の意〕
世相や風俗に題材を取り,広い読者層を対象として書かれた小説。第二次大戦後盛んになった。
ちゅうかんしょく
ちゅうかんしょく [3] 【中間色】
(1)純色に灰色を混ぜた柔らかみのある色。濁色。
(2)色相環で,主要原色の中間にある色相。橙(ダイダイ)・黄緑・紫など。
ちゅうかんしんこく
ちゅうかんしんこく [5] 【中間申告】
課税期間の中途で行う法人税または消費税の申告。
ちゅうかんじんこう
ちゅうかんじんこう チウ― [5] 【昼間人口】
一定地域内の夜間人口である常住人口から地域外へ通勤・通学する人口を除き,地域外から通勤・通学してくる人口を加えた人口。大都市のオフィス街や工業地帯は,昼間人口は増大するが夜間人口は減少する傾向がみられる。
ちゅうかんせいさんぶつ
ちゅうかんせいさんぶつ [7] 【中間生産物】
⇒中間財(チユウカンザイ)
ちゅうかんせいせいぶつ
ちゅうかんせいせいぶつ [7] 【中間生成物】
化学反応の過程において,出発物質から,最終的な生成物質に至る間,途中で生成する物質。時として非常に不安定で,その段階で分離することが不可能な場合もある。中間体。
ちゅうかんせんきょ
ちゅうかんせんきょ [5] 【中間選挙】
四年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる,アメリカ議会議員の選挙。上院議員の三分の一,下院議員の全員を改選する。
ちゅうかんそう
ちゅうかんそう [3] 【中間層】
「中間階級」に同じ。
ちゅうかんたい
ちゅうかんたい [0] 【中間態】
〔middle voice〕
ギリシャ語などにある,能動と受動の中間の機能をもつ動詞の態。主語の行う動作が主語に対して,何らかの影響,ないしは利害関係をもつことを表す。中動態。能動受動態。
ちゅうかんたい
ちゅうかんたい チウ― [0] 【昼間帯】
昼間の時間帯。
ちゅうかんたい
ちゅうかんたい [0] 【中間体】
「中間生成物」に同じ。
ちゅうかんてき
ちゅうかんてき [0] 【中間的】 (形動)
どちらにも片寄っていないさま。間にあるさま。「―な立場を守る」
ちゅうかんのうふ
ちゅうかんのうふ [5] 【中間納付】
中間申告した租税についてその税額を納付すること。
ちゅうかんはいとう
ちゅうかんはいとう [0] 【中間配当】
決算期にではなく,営業年度の途中で行う配当。一年決算の会社が定款に規定し,取締役会の決議によって行うことができる。
ちゅうかんはんけつ
ちゅうかんはんけつ [5] 【中間判決】
民事訴訟において,訴訟中に問題となった個々の争点を解決するための判決。争点となった事項について確認し,終局判決の準備として行われる。
ちゅうかんぱん
ちゅうかんぱん [3] 【中甲板】
複数の甲板をもつ船舶で,上甲板と下甲板の間に設けられた甲板。
ちゅうかんぶ
ちゅうかんぶ [3] 【中間部】
音楽で,三部形式の楽曲のまんなかの部分。トリオ。
ちゅうかんほうこく
ちゅうかんほうこく [5] 【中間報告】
研究・調査などの,途中の状況を発表すること。
ちゅうかんほうじん
ちゅうかんほうじん [5] 【中間法人】
構成員の共同利益を目的とする法人。公益法人でも営利法人でもないもの。農業協同組合・消費生活協同組合・労働組合・証券取引所など。
ちゅうかんよみもの
ちゅうかんよみもの [6][5] 【中間読(み)物】
総合雑誌などで,論文と小説との中間に位置するような随筆ふうの読み物。
ちゅうかソビエトきょうわこく
ちゅうかソビエトきょうわこく 【中華―共和国】
中国共産党が1931年,江西省瑞金に樹立した政府名。34年長征の開始により実質上解体。
ちゅうが
ちゅうが [1] 【駐駕】
高貴な人が乗り物をとどめること。また,高貴な人が滞在すること。駐輦(チユウレン)。
ちゅうがい
ちゅうがい [1] 【中外】
うちとそと。また,国内と国外。
ちゅうがい
ちゅうがい【虫害を受ける】
be damaged by insects.
ちゅうがい
ちゅうがい [0] 【虫害】
農林業・園芸などで,虫のために受ける被害。
ちゅうがいしんぶん
ちゅうがいしんぶん チユウグワイ― 【中外新聞】
1868年(慶応4),幕臣柳河春三により発行された日本最初の邦字新聞。四五号で発禁。69年(明治2)再刊されたが,翌年柳河の死により廃刊。
ちゅうがいねん
ちゅうがいねん [3] 【中概念】
〔論〕 定言的三段論法において,大前提・小前提の両方に含まれ,両者を関係づける概念。媒概念。媒名辞。中名辞。
ちゅうがえり
ちゅうがえり【宙返りする】
turn[make]a somersault;→英和
loop the loop (飛行機が).→英和
ちゅうがえり
ちゅうがえり チウガヘリ [3] 【宙返り】 (名)スル
(1)空中に飛び上がって体を一回転させること。とんぼがえり。「最後に二回―して着地する」
(2)飛行中の飛行機が垂直方向に輪を描いて飛ぶこと。「―して敵機の追撃をかわす」
ちゅうがく
ちゅうがく 【中岳】
⇒嵩山(スウザン)
ちゅうがく
ちゅうがく [1] 【中学】
「中学校」の略。
ちゅうがくせい
ちゅうがくせい【中学生】
a lower secondary[ <米> junior high]school student[boy,girl].
ちゅうがくせい
ちゅうがくせい [3][4] 【中学生】
中学校の生徒。
ちゅうがくねん
ちゅうがくねん [3][4] 【中学年】
学校の構成からみて,中程度の年齢の学年。普通,小学校三,四年生をいう。
ちゅうがた
ちゅうがた【中型(の)】
(of) medium size.
ちゅうがた
ちゅうがた [0] 【中形・中型】
(1)形や規格が中ぐらいであること。「―のかばん」
(2)染め模様で,大紋(ダイモン)と小紋との中間の大きさの柄。多く,浴衣(ユカタ)に用いられたことから,浴衣地をもいう。
ちゅうがたかぶ
ちゅうがたかぶ [4] 【中型株】
会社の発行株数の大きさで,大型株と小型株の中間に位する株式。東証株価指数では,上場株式数六千万以上二億未満としている。
→大型株
→小型株
ちゅうがたぼん
ちゅうがたぼん [0] 【中型本】
⇒中本(チユウボン)(1)
ちゅうがっく
ちゅうがっく [3] 【中学区】
(1)大学区と小学区との中間の規模の学区。
→小学区
(2)1872年(明治5)の学制に定められた中学校および教育行政の基準となる区画。全国を二五六中学区とした。
ちゅうがっこう
ちゅうがっこう【中学校】
a lower secondary;[ <米> junior high]school.→英和
ちゅうがっこう
ちゅうがっこう [3] 【中学校】
(1)小学校を修了した者に,義務教育の後期段階として三年間の中等普通教育を施す学校。1947年(昭和22)制定の学校教育法により発足。
(2)旧制で,男子の高等普通教育が行われた学校。修業年限五年。旧制中学。
ちゅうがん
ちゅうがん [0] 【中観】
〔仏〕
(1)天台宗の三観の一。あらゆる事物が固定した本質をもっておらず,しかも現象としてあるがままに存在していることを観ずることにおいて,同時に絶対的な真理を観ずること。中道観。
(2)三論宗で,八不中道を観ずること。
ちゅうがんえんげつ
ちゅうがんえんげつ 【中巌円月】
(1300-1375) 鎌倉・南北朝時代の臨済宗の僧。中巌派の祖。相模の人。初め律を修したがのちに禅宗に移り,1324年元に渡って東陽徳輝の法を嗣いだ。帰国後,建仁寺・建長寺などに歴住。五山文学の代表者の一人で,朱子学の第一人者として知られた。著「東海一漚集」など。
ちゅうがんは
ちゅうがんは 【中観派】
インド大乗仏教の二大学派の一。竜樹の「中論」に基づき,空の思想・中道の実践を宣揚する。三論宗はこの流れを汲(ク)むもの。
ちゅうがんろん
ちゅうがんろん 【中観論】
⇒中論(チユウロン)
ちゅうき
ちゅうき [1][0] 【注記・註記】 (名)スル
(1)注を書きしるすこと。また,その書きしるしたもの。「本文の脇に―する」
(2)書きしるすこと。また,記録。
ちゅうき
ちゅうき【中気】
⇒中風.
ちゅうき
ちゅうき [0] 【駐機】 (名)スル
飛行機をとめておくこと。
ちゅうき
ちゅうき [0] 【中黄】
黄色。
ちゅうき
ちゅうき [1] 【中機】
〔仏〕「中根(チユウコン)」に同じ。
ちゅうき
ちゅうき【中期】
the middle <of an era> .→英和
ちゅうき
ちゅうき【注記】
an annotation.〜を付ける annotate.→英和
ちゅうき
ちゅうき [1] 【中期】
(1)一区切りの時期の中ごろ。中間の時期。「平安時代の―」
(2)長期と短期との中ほどの長さの期間。
(3)「中限(ナカギリ)」に同じ。
ちゅうき
ちゅうき 【中気】
(1) [0]
脳卒中の通称。中風(チユウフウ)。
(2) [1]
二十四節気のうち,第二,第四,第六,……,第二四番目という各月の後半にくる節気。すなわち,大寒・雨水・春分・穀雨・小満・夏至・大暑・処暑・秋分・霜降・小雪・冬至の称。中ともいう。
→二十四節気
→節(6)
ちゅうきこくさい
ちゅうきこくさい [4] 【中期国債】
償還期間一年以上の長期国債のうち,償還期間が五年以内のもの。割引債(五年物)と利付債(四年・三年・二年物)がある。
ちゅうきこくさいファンド
ちゅうきこくさいファンド [1][5] 【中期国債―】
中期国債を中心に運用される公社債投資信託。短期資金の運用に適している。中国(チユウコク)ファンド。
ちゅうきさい
ちゅうきさい [3] 【中期債】
一般に償還期限が二〜五年程度の債券。利付金融債・中期国債など。
→短期債
→長期債
ちゅうきじゅんかん
ちゅうきじゅんかん [4] 【中期循環】
⇒ジュグラー循環
ちゅうきじょう
ちゅうきじょう [0] 【駐機場】
「スポット{(4)}」に同じ。
ちゅうきゃく
ちゅうきゃく [0] 【柱脚】
柱の脚元の部分。
ちゅうきゃく
ちゅうきゃく [0] 【注脚・註脚】
本文の間に小さく二行に分けて入れた注釈。割り注。
ちゅうきやみ
ちゅうきやみ [0] 【中気病み】
中風にかかって身体の不自由な人。
ちゅうきゅう
ちゅうきゅう [0] 【中級】
上級・初級に対して,中程度の等級。
ちゅうきゅう
ちゅうきゅう 【仲弓】
孔門十哲の一人,冉雍(ゼンヨウ)の字(アザナ)。
ちゅうきゅう
ちゅうきゅう【中級の】
intermediate.→英和
ちゅうきゅう
ちゅうきゅう [0] 【誅求】 (名)スル
きびしくせめて取り立てること。特に,租税などをきびしく取り立てること。「苛斂(カレン)―」「書估(シヨコ)の―に応じて筆を走らせたものである/渋江抽斎(鴎外)」
ちゅうきょ
ちゅうきょ [1] 【沖虚】
(1)中がからであること。空虚。
(2)大空。「―の外に飛び/霊異記(上)」
ちゅうきょう
ちゅうきょう 【中京】
〔東京と京都(西京)の中間にあることから〕
名古屋市の別名。
ちゅうきょう
ちゅうきょう【中共(貿易)】
(trade with) Communist China.
ちゅうきょう
ちゅうきょう 【中共】
「中国共産党」の略。
ちゅうきょうがくいんだいがく
ちゅうきょうがくいんだいがく 【中京学院大学】
私立大学の一。1992年(平成4)設立。本部は瑞浪市。
ちゅうきょうこうぎょうちたい
ちゅうきょうこうぎょうちたい 【中京工業地帯】
名古屋市を中心とし,愛知・岐阜・三重の三県にまたがる日本有数の工業地帯。豊田・刈谷の自動車工業,四日市の石油化学工業,一宮・尾西・津島などの毛織物工業,瀬戸・多治見・常滑(トコナメ)の窯業など。名古屋工業地帯。
ちゅうきょうしん
ちゅうきょうしん 【中教審】
「中央教育審議会」の略。
ちゅうきょうじょしだいがく
ちゅうきょうじょしだいがく 【中京女子大学】
私立大学の一。1905年(明治38)創立の中京裁縫女学校を源とし,63年(昭和38)設立。本部は大府市。
ちゅうきょうだいがく
ちゅうきょうだいがく 【中京大学】
私立大学の一。1954年(昭和29)設立の中京短期大学を母体に,56年設立。本部は名古屋市。
ちゅうきょうてんのう
ちゅうきょうてんのう 【仲恭天皇】
(1218-1234) 第八五代天皇。名は懐成(カネナリ)。順徳天皇の第四皇子。1221年四歳で即位,承久の乱勃発により七〇日余で退位。1870年(明治3)在位を認めて諡(オクリナ)された。半帝。九条廃帝。
ちゅうきょうま
ちゅうきょうま [3] 【中京間】
名古屋を中心とする地域で使われ,畳割りを六尺,三尺とする基準寸法。中間(チユウマ)。
→田舎間
→京間
ちゅうきょり
ちゅうきょり【中距離競走(選手)】
a middle-distance race (runner).中距離弾道弾 ⇒弾道.
ちゅうきょり
ちゅうきょり [3] 【中距離】
(1)長距離・短距離に対し,中間の距離。「―ミサイル」
(2)「中距離競走」の略。
ちゅうきょりかくせんりょく
ちゅうきょりかくせんりょく [7] 【中距離核戦力】
〔intermediate-range nuclear forces〕
戦略核と戦術核の中間に位置する核兵器。戦域核ともいう。
→短距離核戦力
ちゅうきょりかくせんりょくぜんぱいじょうやく
ちゅうきょりかくせんりょくぜんぱいじょうやく 【中距離核戦力全廃条約】
⇒アイ-エヌ-エフ( INF )全廃条約
ちゅうきょりきょうそう
ちゅうきょりきょうそう [5] 【中距離競走】
陸上競技の競走種目で,短距離競走と長距離競走の中間のもの。普通800メートルと1500メートルをいう。中距離。
→短距離競走
→長距離競走
ちゅうきん
ちゅうきん [0] 【忠勤】
忠義を尽くしてつとめること。忠実につとめること。「―を励む」
ちゅうきん
ちゅうきん チウ― [0] 【鋳金】
溶かした金属を鋳型に入れて成形し,器物・彫刻などを作ること。鋳造。
ちゅうきんとう
ちゅうきんとう【中近東】
the Middle East.
ちゅうきんとう
ちゅうきんとう [3] 【中近東】
中東の別名。
ちゅうぎ
ちゅうぎ チウ― 【籌木】
(1)「籌(チユウ)」に同じ。
(2)用便のあと,しりをぬぐう木片。かきぎ。
ちゅうぎ
ちゅうぎ【忠義】
loyalty.→英和
〜な(を尽す) (be) loyal[faithful] <to> .→英和
ちゅうぎ
ちゅうぎ [1] 【忠義】 (名・形動)[文]ナリ
主君や国家に対して真心をもって仕える・こと(さま)。忠節。忠誠。「―を尽くす」「―な家臣」「―者」
ちゅうぎ
ちゅうぎ [1] 【中儀】
朝廷の中規模の儀式。元日節会・白馬(アオウマ)節会・射礼(ジヤライ)・豊明(トヨノアカリ)節会・外国使節に賜う宴など。
→大儀
→小儀
ちゅうぎがお
ちゅうぎがお [0] 【忠義顔】
忠義を装った顔つきやふるまい。
ちゅうぎく
ちゅうぎく [0] 【中菊】
キクの園芸品種のうち,中輪のもの。江戸菊・丁字菊・肥後菊・伊勢菊・嵯峨菊などがある。古くは江戸菊のみをさした。
ちゅうぎだて
ちゅうぎだて [0] 【忠義立て】
忠義を立て通すこと。また,忠義らしく振る舞うこと。「いらざる―」
ちゅうぎょ
ちゅうぎょ [1] 【虫魚】
むしとさかな。「鳥獣―」
ちゅうぎり
ちゅうぎり [0] 【中限】
⇒なかぎり
ちゅうくう
ちゅうくう チウ― [0] 【宙空】
何もない空間。「―に浮かぶ」
ちゅうくう
ちゅうくう【中空に】
in the air.→英和
〜の[うつろの]hollow;→英和
empty.→英和
ちゅうくう
ちゅうくう [0] 【中空】
(1)空(ソラ)のなかほど。中天。なかぞら。「―にかかる月」
(2)なかがからっぽなこと。「―の鋳物」
ちゅうくうし
ちゅうくうし [3] 【中空糸】
中心部が空洞の繊維。衣服の素材のほか,中に液体を通し,不純物の濾過にも用いられる。
ちゅうくらい
ちゅうくらい [0] 【中位】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ちゅうぐらい」とも〕
程度が中間である・こと(さま)。なかほど。平均的。「―の背丈」
ちゅうくらい
ちゅうくらい【中位の】
medium;→英和
average.→英和
ちゅうくん
ちゅうくん [0][1] 【忠君】
君主に忠義を尽くすこと。
ちゅうくんあいこく
ちゅうくんあいこく [5] 【忠君愛国】
君主に忠義を尽くし,祖国を愛すること。
ちゅうぐう
ちゅうぐう [3] 【中宮】
(1)皇后・皇太后・太皇太后の三宮の総称。なかのみや。
(2)平安中期以降,皇后より後から入内(ジユダイ)した,天皇の妃。身分は皇后と同じ。
(3)皇后,また皇后御所の別名。
(4)一つの神社の複数の社殿が異なる高さの土地に設けられているとき,中ほどに建てられている社殿。
→上宮(ジヨウグウ)
→下宮(ゲグウ)
ちゅうぐうしき
ちゅうぐうしき [3] 【中宮職】
律令制で,中務(ナカツカサ)省に属し,皇后・皇太后・太皇太后の三宮の行啓・令旨・行事などをつかさどった役所。なかのみやのつかさ。
ちゅうぐうじ
ちゅうぐうじ 【中宮寺】
奈良県斑鳩(イカルガ)町にある聖徳宗の尼寺。聖徳太子が母后穴穂部間人皇女(アナホベノハシヒトノヒメミコ)の御所を寺としたのに始まるという。国宝の弥勒菩薩半跏(ハンカ)像(伝如意輪観音像)・天寿国曼荼羅(マンダラ)繍帳(シユウチヨウ)を所蔵する。斑鳩尼寺。斑鳩御所。
ちゅうぐくり
ちゅうぐくり [3] 【中括り】
(1)固くもゆるくもなく,くくること。なかぐくり。
(2)大まかな見積もりをすること。ざっとした計算をすること。「気のどくがるを,―に割り付けて/浮世草子・好色産毛」
(3)大ざっぱに考えること。適当にあしらうこと。「高が知れてあると―にくくつて/浮世草子・禁短気」
ちゅうぐん
ちゅうぐん 【中郡】
古代,郡制の等級の一。大化の制では三〇里以下四里以上の郡,大宝の制では一一里以下八里以上の郡の称。
ちゅうぐん
ちゅうぐん [0] 【中軍】
中央に位置する軍隊。多くは,大将の率いる軍隊。
ちゅうけ
ちゅうけ 【中家】
平安時代の明経(ミヨウギヨウ)の儒家である中原家の称。清家(清原家)と並称された。
ちゅうけい
ちゅうけい [0] 【中経】
経書を巻数の多少によって大・中・小に分けた,中間のもの。詩経・儀礼(ギライ)・周礼(シユライ)をさす。
→大経
→小経
ちゅうけい
ちゅうけい [0] 【仲兄】
二番目の兄。次兄。
ちゅうけい
ちゅうけい【中継する】
relay;→英和
[全国に]broadcast on[over]a nation-wide hookup.‖中継局 a relay station.中継貿易 transit[intermediate]trade.中継放送 a relay.
ちゅうけい
ちゅうけい [0] 【中継】 (名)スル
(1)中間で受け継ぐこと。なかつぎ。「駅伝の―点」
(2)「中継放送」の略。「プロ野球を―する」「―車」「生(ナマ)―」
ちゅうけい
ちゅうけい [0] 【中啓】
儀式の際に用いる扇。親骨の先を外側に曲げ,閉じた扇の先が中びらきになっているもの。
中啓[図]
ちゅうけいきょく
ちゅうけいきょく [3] 【中継局】
通信のなかつぎをする局。親局からの信号を受け,増幅して送り出す。
→基地局
ちゅうけいこう
ちゅうけいこう [3] 【中継港】
商品輸送のなかつぎを主として行う商港。
ちゅうけいほうそう
ちゅうけいほうそう [5] 【中継放送】 (名)スル
(1)ある放送局の放送を,他の放送局で中継して放送すること。中継。
(2)劇場・競技場・国会・事件現場など放送局外からの実況を,放送局がなかつぎして放送すること。中継。
ちゅうけいぼうえき
ちゅうけいぼうえき [5] 【中継貿易】
⇒中継(ナカツギ)貿易
ちゅうけん
ちゅうけん [0] 【中堅】
(1)ある集団の中心となって活動する人。また,地位や規模などはそれほど上位ではないが,中心となって働いたり,確実な業績を上げたりしている人や団体。「―の社員」「―幹部」「業界では―の会社」
(2)大将に直属する,精鋭で守りの堅い中心部隊。中軍。「敵の―をつく」
(3)野球で,右翼と左翼の中間。また,そこを守る選手。センター。
(4)剣道・柔道の団体戦で,先鋒(センポウ)から大将までの間の中央に位する選手の称。
ちゅうけん
ちゅうけん [0] 【忠犬】
飼い主に忠実な犬。「―ハチ公」
ちゅうけん
ちゅうけん【中堅(である)】
(form) the backbone <of> .→英和
‖中堅作家 one of the leading writers.中堅手《野》a center (fielder).
ちゅうけんきぎょう
ちゅうけんきぎょう [5] 【中堅企業】
規模的に中小企業と大企業の間にあり,証券市場を通じて資本調達を行うことができ,独自の技術力と高い開発意欲を持つ独立企業。
ちゅうけんしゅ
ちゅうけんしゅ [3] 【中堅手】
野球で,外野の中央を守る野手。センター。
ちゅうげん
ちゅうげん [0] 【中間】
■一■ (名)
(1)二つの物事のあいだ。あいだ。ちゅうかん。「彼の両国の―に舎衛国有り/今昔 5」
(2)〔仏〕 二つのものの間。有と無の間,前仏と後仏の間など。
→中間禅
→二仏(ニブツ)中間
(3)(「仲間」とも書く)武家の奉公人の一部をさす呼称。その起源は鎌倉時代にさかのぼるが,近世に入ると足軽・小者の中間に位置する雑卒として幕府・諸藩の職制に組み込まれ,城門の警固や行列の供回りなどに使役された。中間男。
■二■ (形動ナリ)
中途半端なさま。どっちつかず。「いと事の外なることどもの,もし聞えあらば―になりぬべき身なめり/源氏(真木柱)」
ちゅうげん
ちゅうげん [0] 【中原】
〔広い野原の中央,の意〕
(1)中国の黄河中流域を中心とした地域。殷(イン)・周など中国古代文明の発祥地。のち,漢民族の発展に伴い,華北一帯をさすようになる。
(2)(辺境や蛮国に対して)天下の中央の地。
(3)覇権を争う場。また,競争の場。
(4)碁盤の,隅・辺を除いた天元周辺の広いところ。
ちゅうげん
ちゅうげん 【中言】
(1)両者の中間にあって,両方に相手を悪く言うこと。なかごと。なかぐち。「このこと誰か―したりけむ/十訓 4」
(2)人の談話に割り込むこと。「御―ではござりやすが…/滑稽本・続々膝栗毛」
ちゅうげん
ちゅうげん [0] 【中元】
〔道教で,人間贖罪(シヨクザイ)の日として神をまつった日。上元・下元とともに三元の一〕
(1)旧暦七月一五日のこと。元来,道教の習俗であったが,のちに仏教の盂蘭盆会(ウラボンエ)と混同され,死者の霊を供養する。
(2){(1)}の時期の贈り物。七月の初めから一五日にかけて,世話になった人などに贈る。「―大売り出し」[季]秋。《―のきまり扇や左阿弥より/山口誓子》
ちゅうげん
ちゅうげん【中元】
a midyear present[gift].中元売出し a midyear sale.
ちゅうげん
ちゅうげん [0] 【忠言】
まごころをこめていさめること。忠告の言葉。「臣下の―に従う」
ちゅうげん=に鹿(シカ)を逐(オ)う
――に鹿(シカ)を逐(オ)う
〔魏徴の詩「述懐」による。「鹿」は帝位の意〕
(1)天下の中央で帝王の位を得ようと争う。逐鹿(チクロク)。
(2)多くの人が地位や政権を争う。
ちゅうげん=耳に逆(サカ)らう
――耳に逆(サカ)らう
〔史記(淮南王伝)〕
忠告の言葉は,とかく聞く人の感情を害して受け入れられにくい。
ちゅうげんおとこ
ちゅうげんおとこ 【中間男】
「中間{■一■(3)}」に同じ。「―の首に掛けさせたる皮袋より取出して/平家(一四・長門本)」
ちゅうげんぜん
ちゅうげんぜん [3] 【中間禅】
〔仏〕 四禅の初禅と第二禅の中間にある禅。中間定。
→四禅天(シゼンテン)
ちゅうげんのしか
ちゅうげんのしか 【中原の鹿】
(1)互いに争って得ようとしている地位や目的。
(2)帝王の位。
→中原に鹿を逐(オ)う
ちゅうげんほうし
ちゅうげんほうし 【中間法師】
雑用に使われる,身分の低い法師。「―ばらにてありけるが/平家 2」
ちゅうこ
ちゅうこ 【中古】
(1) [0]
少し古いこと。また,そのもの。ちゅうぶる。セコハン。「―を買う」
(2) [1]
日本の歴史上の,特に文学史における時代区分の一。上古と近古の間の時代。平安時代にあたる。「―の女流文学」
(3)その時から見てかなりの隔たりを感じる昔。なかむかし。中世。「神武は―となりて/正統記(神武)」
ちゅうこ
ちゅうこ【中古の】
used <cars> ;→英和
old;→英和
secondhand.→英和
〜で買う buy <a thing> secondhand.→英和
⇒中世.
ちゅうこ
ちゅうこ [1] 【中戸】
(1)律令制で,四等戸(大戸・上戸・中戸・下戸)の第三。一戸に正丁(セイテイ)が四人または五人いる戸。
(2)〔「ちゅうご」とも〕
中ぐらいに酒を飲める人。「推した推した。―といふらん/咄本・醒睡笑」
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【中興】 (名)スル
いったん衰えたものを再び盛んにすること。
ちゅうこう
ちゅうこう【中興】
restoration.→英和
〜の祖 the restorer <of> .
ちゅうこう
ちゅうこう チウカウ [0] 【鋳鋼】
鋳物として用いるために融解した鋼。所定の形に鋳込み,適当な熱処理をする。複雑な形状で,しかも強度を要求される機械部品などの製造に用いる。はがねいもの。
ちゅうこう
ちゅうこう チウクワウ [0] 【昼光】
太陽光による昼間の明るさ。自然光。
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【注口】
土瓶形の器の,液体を注ぐための筒状の部分。つぎぐち。
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【中冓】
寝室の中。ねや。閨中(ケイチユウ)。「―の言」
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【忠厚】 (名・形動)[文]ナリ
忠実で人情に厚い・こと(さま)。「―なる我邦人民を規諭(キユ)せんとする/天賦人権論(辰猪)」
ちゅうこう
ちゅうこう [0][1] 【忠孝】
主君への忠義と,親への孝行。
ちゅうこう
ちゅうこう [1][0] 【中高】
(1)中学校と高等学校。「―生」「―一貫教育」
(2)中程度と高程度。
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【中項】
(1)〔数〕 数列をなす三つの項における真ん中の項。
(2)〔論〕 定言的三段論法において,大前提・小前提の両方に含まれ,両者を関係づける概念。中概念。媒概念。媒名辞。媒介項。
ちゅうこう
ちゅうこう【忠孝】
loyalty and filial piety.
ちゅうこう
ちゅうこう [0] 【中耕】 (名)スル
作物の生育の途中で,畝を浅く耕すこと。空気の通りを良くし,地温を高め,根の呼吸や吸収を促すために行う。中打ち。
ちゅうこういっぽん
ちゅうこういっぽん [0][1] 【忠孝一本】
君主への忠と親への孝とは,対象が異なるだけで,本来同じ真心から出たものである,という水戸学派が唱えた考え方。
ちゅうこうおん
ちゅうこうおん [3] 【中高音】
中音と高音。
ちゅうこうしょく
ちゅうこうしょく チウクワウ― [3] 【昼光色】
昼光に似せた人工光の色。
ちゅうこうせい
ちゅうこうせい チウカウ― [0] 【昼行性】
主に昼間に摂食・生殖などの活動をする動物の性質。
⇔夜行性
ちゅうこうそう
ちゅうこうそう [3] 【中高層】
(建物で)中層と高層。「―ビル」
ちゅうこうとう
ちゅうこうとう チウクワウ― [0] 【昼光灯】
日光に近い色合いの光を出す電灯。
ちゅうこうどき
ちゅうこうどき [5] 【注口土器】
急須や土瓶の形に似て,水を注ぎ出す口の付いた土器。縄文後期・晩期に多く見られる。
注口土器[図]
ちゅうこうねん
ちゅうこうねん [3] 【中高年】
中年と高年。普通,四五歳以上六五歳程度の人をいう。
ちゅうこうのそ
ちゅうこうのそ 【中興の祖】
中興を成しとげた祖先。中興開山。
ちゅうこうりつ
ちゅうこうりつ チウクワウ― [3] 【昼光率】
昼光での室内の明るさの,屋外の明るさに対する比。採光の基準に用いる。
ちゅうこうりょうぜん
ちゅうこうりょうぜん [0][1] 【忠孝両全】
〔李商隠「為濮陽公陳許謝上表」から〕
忠義・孝行ともに立派で完全であること。
ちゅうこく
ちゅうこく [0] 【忠告】 (名)スル
心をこめて,過ちや欠点などを直すように言うこと。また,その言葉。いさめ。「―に従う」「友人として―する」
ちゅうこく
ちゅうこく【忠告】
<a piece of> advice;→英和
a warning (警告).→英和
〜する advise <a person (not) to do> ;→英和
warn.→英和
〜に従って(そむいて) on (against) a person's advice.‖忠告者 an adviser.
ちゅうこく
ちゅうこく [0] 【中刻】
江戸時代,一刻(二時間)を三分した時の中間の時刻。
→上刻
→下刻(ゲコク)
ちゅうこくファンド
ちゅうこくファンド [5] 【中国―】
「中期国債ファンド」の略。
ちゅうこご
ちゅうこご [0] 【中古語】
国語史の上での中古,すなわち平安時代の言語。京都地方の貴族や僧侶の言葉が多く知られる。平安初期に音便が発生し,中期にはハ行転呼音も現れ,ア・ヤ・ワ行音でも混同が起こった。平仮名・片仮名が作り出され,漢語が日常的に使用されるに及んで,様々な文体が用いられるようになった。優れた古典作品が輩出し,後世,文語の規範とされた。
〔院政時代の言語はその言語的性格から中世語に含めることもある〕
ちゅうこさんじゅうろっかせん
ちゅうこさんじゅうろっかせん [1][1][3] 【中古三十六歌仙】
藤原範兼が撰した「後六々撰」に名をあげられた三十六人の歌人。すなわち,和泉式部・相模・恵慶・赤染衛門・能因・伊勢大輔・曾禰好忠・道命・藤原実方・藤原道信・平貞文・清原深養父・大江嘉言・源道済・藤原道雅・増基・藤原公任・大江千里・在原元方・大中臣輔親・藤原高遠・馬内侍・藤原義孝・紫式部・藤原道綱母・藤原長能・藤原定頼・上東門院中将・兼覧王・在原棟梁・文屋康秀・藤原忠房・菅原輔昭・大江匡衡・安法・清少納言をいう。
ちゅうこしゃ
ちゅうこしゃ [3] 【中古車】
中古の自動車,特に乗用車。
ちゅうこしゃ
ちゅうこしゃ【中古車】
a used car.
ちゅうこぞう
ちゅうこぞう [4] 【中小僧】
(商店などの)年かさになった小僧や,もう少しで一人前になる小僧。中僧。
ちゅうこひん
ちゅうこひん [0] 【中古品】
使用してやや古くなった品物。ちゅうぶる。セコハン。中古。
ちゅうこぶん
ちゅうこぶん [0][3] 【中古文】
平安時代の仮名文。
ちゅうこぶんがく
ちゅうこぶんがく [4] 【中古文学】
平安時代の文学とほぼ同じ。上限は平安遷都,下限は普通,鎌倉開幕または保元・平治の乱とする。「もののあわれ」を中心理念とする。女房階層が中心となったので,宮廷文学・女房文学とも規定される。「古今和歌集」以下の勅撰和歌集や私家集,「竹取物語」以下の物語文学,「土左日記」以下の日記文学などがあり,「枕草子」などの随筆や「今昔物語集」などの説話集も出た。
→中世文学
ちゅうこん
ちゅうこん [0] 【柱根】
⇒支柱根(シチユウコン)
ちゅうこん
ちゅうこん [0] 【中根】
〔仏〕 仏道修行の素質・能力が,中ぐらいのもの。中機根。中機。
→上根
→下根
ちゅうこん
ちゅうこん [0] 【忠魂】
(1)忠義ひとすじの心。忠心。
(2)忠義を尽くして死んだ人の霊魂。
ちゅうこんひ
ちゅうこんひ [3] 【忠魂碑】
戦死者を記念する石碑。日露戦争後,全国に広がった。
ちゅうごく
ちゅうごく 【中国】
〔中華思想に基づき,漢民族が世界の中心にあることを自負して名づけた名称〕
アジア東部にある国。紀元前1500年頃,有史時代最初の殷(イン)王朝がおこり,以来,周・春秋戦国時代・秦・漢・魏(ギ)・晋(シン)・南北朝・隋・唐・宋・元・明・清などの時代を経て,1912年,共和政体の中華民国が成立。その後,軍閥戦争・日中戦争・国共内戦を経て,49年中華人民共和国が成立。
〔狭義には,漢民族の主な居住地である華北・華中・華南の称として用いられることもある〕
→中華人民共和国
ちゅうごく
ちゅうごく【中国】
China.→英和
〜の[語]Chinese.→英和
〜人 a Chinese.‖中国地方 Western Honshu (日本の).⇒中華.
ちゅうごく
ちゅうごく 【中国】
(1) [0]
国の中央。王城付近の地。歴代の皇居が置かれた地。畿内。
(2)「中国地方」に同じ。
(3)古くは山陽道の称。後世は山陰道・山陽道の総称。
(4) [0]
〔「ちゅうこく」とも〕
律令制で,国を面積や人口などで四等に分けたうち第三等の国。延喜式では,安房・若狭など十余か国。
→大国
→上国
→下国
ちゅうごくかいどう
ちゅうごくかいどう 【中国街道】
大坂と下関を結ぶ街道。中国路。西国路。
ちゅうごくかくめいどうめいかい
ちゅうごくかくめいどうめいかい 【中国革命同盟会】
辛亥(シンガイ)革命を指導した革命的政治団体。1905年,孫文が中心となり,東京で興中会・華興会・光復会を合同して結成。三民主義を基本綱領とし,機関紙「民報」を発行。12年,国民党に改組。中国同盟会。
ちゅうごくきょうさんとう
ちゅうごくきょうさんとう 【中国共産党】
中華人民共和国の主導的な政党。1921年,陳独秀・李大釗(リタイシヨウ)らが上海で創立。国共分裂後,江西省瑞金に中華ソビエト政府を樹立。長征をへて根拠地を陝西省延安に移す。西安事件後,第二次国共合作による抗日民族統一戦線を結成。毛沢東の新民主主義論を採択して思想統一と党勢拡大に努め,八路軍・新四軍として抗日戦を戦った。第二次大戦後,内戦に勝ち,49年,中華人民共和国を樹立させた。中共。
ちゅうごくこくみんとう
ちゅうごくこくみんとう 【中国国民党】
1919年,孫文が中華革命党を改組改称して組織した中国の政党。三民主義を綱領とした。孫文没後,蒋介石が擡頭(タイトウ)し,北伐を遂行,反共に転じて南京に国民政府を樹立した。第二次大戦後,中国共産党との内戦に敗れ台湾に逃れた。国民党。
ちゅうごくご
ちゅうごくご [0] 【中国語】
シナ-チベット諸語に属する言語の一。中国の公用語。また,香港・マカオをはじめとする海外在住の華僑の間で話される。主に単音節からなる単語に意味の弁別機能をもつ声調が伴っていること,単語の文法関係が語順や形式的補助語によって表示される孤立語であることなどが特徴。発音の上で方言差が非常に大きく,北京語の他に粤(エツ)語・呉語・客家(ハツカ)語・閩(ビン)語などがある。現在の共通語(普通話)は北方語彙を中心に北京音で発音する。シナ語。
→中国語(広東語)[音声]
→中国語(普通話)[音声]
→中国語(台湾語)[音声]
→中国語(客家語)[音声]
→中国語(潮州語)[音声]
ちゅうごくさよくさっかれんめい
ちゅうごくさよくさっかれんめい 【中国左翼作家連盟】
1930年,革命文学の諸派が国民党の弾圧に抗して結成した左翼文化運動の組織。30年代の中国文学の主流を形成。魯迅も常務委員の一人として参加。35年末解散。略称,左連。
ちゅうごくさんち
ちゅうごくさんち 【中国山地】
中国地方を東西に走る脊梁(セキリヨウ)山地。広義には,吉備(キビ)・石見(イワミ)高原を含める。
ちゅうごくざんりゅうこじ
ちゅうごくざんりゅうこじ [1][5] 【中国残留孤児】
第二次大戦直後,中国大陸における敗戦の壊滅的混乱の中で肉親とはなればなれとなり,そのまま中国に残留を余儀なくされた日本人の子供たち。特に,一三歳以上で自らの意思で残ったとされる女性たちを残留婦人という場合がある。
ちゅうごくしきていえん
ちゅうごくしきていえん [7][0] 【中国式庭園】
明,清時代の中国の庭園様式。池泉の周辺に建物・回廊を設け,逍遥あるいは休憩しながら楽しむ。太湖石などの奇岩怪石,原色で彩られた木橋,反りの強い亭舎などがある。
ちゅうごくしゅ
ちゅうごくしゅ [4] 【中国酒】
中国特産の酒。醸造酒・蒸留酒,また混成酒があり,醸造酒では紹興酒,蒸留酒では茅台(マオタイ)酒などが有名。シナ酒。
ちゅうごくしゅんらん
ちゅうごくしゅんらん [5] 【中国春蘭】
東洋ランの一。中国特産。シュンランに近縁。花は径3〜5センチメートルで,香気が高い。多くの園芸品種がある。
ちゅうごくしょうぎ
ちゅうごくしょうぎ [5] 【中国将棋】
中国で行われる,将棋やチェスの系統のゲーム。中央に河界がある盤上に縦・横九路の平行線があり,その交点に円盤形の駒を配し,将(一方は帥)を詰めた方を勝ちとする。駒は三二個を用い,取った駒は再使用しない。象棋(シアンチー)。
ちゅうごくじ
ちゅうごくじ [0][4] 【中国路】
(1)中国地方のみち。また,西国路。
(2)中国地方。
ちゅうごくじどうしゃどう
ちゅうごくじどうしゃどう 【中国自動車道】
大阪府吹田(スイタ)市と山口県下関市を結び,中国地方中央部を縦断する高速道路。延長543.1キロメートル。1983年(昭和58)全線開通。吹田で名神高速道路などと,下関で関門橋と接続。
ちゅうごくじんみんせいじきょうしょうかいぎ
ちゅうごくじんみんせいじきょうしょうかいぎ 【中国人民政治協商会議】
中国の人民民主統一戦線組織。1949年9月,第一回全体会議が開かれ,中華人民共和国の建国方針である共同綱領が採択された。中国共産党,民主諸党派,各界の功労者などによって構成され,共産党支配を補完している。
ちゅうごくせいばつ
ちゅうごくせいばつ 【中国征伐】
1577年以後,織田信長が羽柴秀吉を派遣して,宇喜多・毛利氏らの勢力圏である中国地方を服属させようとした戦い。宇喜多氏は降伏,毛利氏は本能寺の変の直後に秀吉と和議を結んだ。
ちゅうごくたんだい
ちゅうごくたんだい [5] 【中国探題】
蒙古襲来に備えて長門(ナガト)に置かれた鎌倉幕府の地方行政機関。1276年北条宗頼の派遣に始まり,代々北条氏が任命された。長門探題。長門周防探題。
ちゅうごくちほう
ちゅうごくちほう 【中国地方】
本州西部,岡山・広島・山口・島根・鳥取の五県が占める地域。中国。
ちゅうごくちゃ
ちゅうごくちゃ [4] 【中国茶】
中国産の茶の総称。ウーロン茶など。
ちゅうごくてつがく
ちゅうごくてつがく [6][5] 【中国哲学】
中国の社会と文化が生み出した哲学思想。また,それを研究する学問。先秦時代から現代に至るまでの儒教・道教・仏教・民間宗教・外来思想など,すべての中国思想を包括した呼称。支那哲学。
ちゅうごくやさい
ちゅうごくやさい [5] 【中国野菜】
中国原産,または中国で改良された野菜の総称。特に,昭和50年代以降に中国から導入された種類をいう。チンゲンサイ・パクチョイ・タアサイ・ハナニラ・コウサイタイ・豆苗(トウミヨウ)・コウサイなど。
ちゅうごくりょうり
ちゅうごくりょうり [5] 【中国料理】
中国で発達した料理。北京(ペキン)料理・上海(シヤンハイ)料理・広東(カントン)料理・四川(シセン)料理に大別される。材料の種類が非常に多く,油脂の使い方が巧み。中華料理。支那料理。
ちゅうごし
ちゅうごし【中腰で】
in a half-sitting posture[manner].
ちゅうごし
ちゅうごし [0] 【中腰】
腰が半ばおりた,すわりかけたり立ちかけたりした姿勢。「―になる」「―の姿勢」
ちゅうごしょう
ちゅうごしょう [3] 【中小姓】
江戸時代,侍と足軽の中間に位置する下級武士について用いられた呼称。身分的には侍の最下層に属し,幕府軍制においては,徒歩で将軍に従う歩行(カチ)小姓組の主だった者をいった。
ちゅうさ
ちゅうさ [0] 【中佐】
軍隊の階級で,佐官の第二位。大佐の下,少佐の上。
ちゅうさ
ちゅうさ【中佐】
[陸軍] <米・英> a lieutenant colonel;[海軍] <米・英> a commander;→英和
[空軍] <米> a lieutenant colonel; <英> a wing commander.
ちゅうさい
ちゅうさい [0] 【中祭】
旧祭祀(サイシ)令により神宮・神社で行われた祭り。大祭に次ぐ格。歳旦祭・元始祭・天長節祭など。
ちゅうさい
ちゅうさい【仲裁】
mediation;arbitration.〜する mediate <between> ;→英和
arbitrate <in,between> .→英和
‖仲裁裁定 an arbitration award.仲裁裁判所 an arbitration tribunal[court].仲裁人 a mediator;an arbitrator.
ちゅうさい
ちゅうさい [0] 【仲裁】 (名)スル
(1)争いの間に入って両者を和解させること。「紛争を―する」「―を買って出る」「―に入る」
(2)〔法〕 紛争当事者の合意に基づいて,第三者(仲裁人)の判断によって紛争の解決を図ること。その判断は当事者を拘束する。
(3)労働争議が当事者間で解決困難となった時,仲裁委員会が調査を行い,仲裁裁定を下すこと。
→斡旋
→調停
〔明治期に reconciliation の訳語としてつくられた語〕
ちゅうさい=は時の氏神
――は時の氏神
けんかの仲裁は折よく現れた氏神のようなものだから,その調停に従うのがよいということ。
ちゅうさいいいんかい
ちゅうさいいいんかい [6] 【仲裁委員会】
労働委員会が,その管轄に属する労働争議の仲裁のために設ける委員会。
ちゅうさいけいやく
ちゅうさいけいやく [5] 【仲裁契約】
(1)民事訴訟法上,当事者双方が第三者を仲裁人に選定して仲裁させ,その判断に従うことを約束する契約。
(2)国際法上,国際紛争を,国際裁判に付託することを約束する当事国家間の合意。特別協定。付託合意。コンプロミー。
ちゅうさいさいてい
ちゅうさいさいてい [5] 【仲裁裁定】
仲裁委員会が労働争議の解決のため実情を調査し,示す裁断。労働協約と同一の効果をもつ。
ちゅうさいさいばん
ちゅうさいさいばん [5] 【仲裁裁判】
国際紛争当事国が選任した裁判官の判断により,紛争を解決すること。
ちゅうさいしき
ちゅうさいしき [3] 【中彩色】
極彩色と淡彩色との中間の彩色。
ちゅうさいにん
ちゅうさいにん [0][3] 【仲裁人】
(1)争いの間に入って和解させる人。
(2)〔法〕 仲裁判断を行う第三者。
ちゅうさいはんだん
ちゅうさいはんだん [5] 【仲裁判断】
仲裁契約に基づき,仲裁人が紛争を解決するために行う判断。確定判決と同一の効力をもつ。
ちゅうさぎ
ちゅうさぎ [0] 【中鷺】
コウノトリ目サギ科の鳥。全長70センチメートルほど。全身白色で脚とくちばしは黒色。繁殖期には背と胸に長い飾り羽が生じる。アジア東部・南部,アフリカ・オーストラリアに分布。日本には夏鳥として本州以南に渡来し,集団繁殖する。
ちゅうさく
ちゅうさく チウ― [0] 【籌策】
はかりごと。計略。策略。「―を帷帳のうちにめぐらし/曾我 2」
ちゅうさつ
ちゅうさつ【駐剳する】
be resident <in> .
ちゅうさつ
ちゅうさつ [0] 【駐箚】 (名)スル
役人が他国に派遣されて滞在すること。駐在。「モンテーギュ侯の書記生となり侯と共に威内斯(ヴエニーズ)(意太利(イタリー))に―せし/民約論(徳)」
ちゅうさつ
ちゅうさつ [0] 【誅殺】 (名)スル
罪をとがめて殺すこと。「天に代わって―する」
ちゅうさん
ちゅうさん チウ― 【昼三】
〔昼夜ともで揚げ代が三分であったところからいう。「中三」とも書く〕
大夫・格子女郎のなくなった宝暦(1751-1764)以後,江戸吉原で最高位の遊女。散茶女郎の変化したもの。「たどんを名玉とあざむき夜鷹を―と偽るもの少なからず/天狗髑髏鑒定縁起」
ちゅうさん
ちゅうさん [0] 【中産】
金持ちでもなく,貧乏人でもない,中程度の財産。また,その持ち主。
ちゅうさん
ちゅうさん チウ― [0] 【籌算】
(1)かずとり。また,それを用いて計算すること。
(2)はかりごと。籌策。
ちゅうさん
ちゅうさん チウ― [0] 【昼餐】
昼食。午餐。「―会」
ちゅうさんかいきゅう
ちゅうさんかいきゅう【中産階級】
the middle classes;middle-class people.
ちゅうさんかいきゅう
ちゅうさんかいきゅう [5] 【中産階級】
有産階級(資本家など)と無産階級(労働者など)との中間の社会層。中間階級にほぼ同義。
ちゅうさんかんちいき
ちゅうさんかんちいき [5] 【中山間地域】
農林統計の地域区分の一。都市や平地以外の,中間農業地域と山間農業地域の総称。その農林業振興のため,特定農山村地域活性化法が1993年(平成5)に制定された。
ちゅうさんたいふ
ちゅうさんたいふ 【中散大夫】
正五位上の唐名。
ちゅうざ
ちゅうざ【中座する】
leave <the room> in the middle of <dinner> .
ちゅうざ
ちゅうざ [0] 【中座】 (名)スル
(1)途中で座をはずすこと。「会議を―する」
(2)江戸時代京都で,鉄棒(カナボウ)引きや囚人の縄取りなどを勤めた町(チヨウ)役人。
ちゅうざい
ちゅうざい【駐在の(する)】
(be) stationed[resident] <at,in> .駐在所 ⇒派出所.
ちゅうざい
ちゅうざい [0] 【駐在】 (名)スル
(1)一定の場所にとどまっていること。特に,他の地に行き,任務のためにそこにとどまっていること。「日本に―する各国大使」「―国」
(2)「駐在所」また,「駐在巡査」の略。「村の―さん」
ちゅうざいいん
ちゅうざいいん [3] 【駐在員】
ある土地に一定期間滞在して業務に従う職員。
ちゅうざいしょ
ちゅうざいしょ [0][5] 【駐在所】
(1)警察署の下部機構の一。警察官が駐在して,受け持ち区域内の警察事務をとる事務所。巡査駐在所。駐在。
(2)係の者が駐在している所。また,その事務所。
ちゅうざいじゅんさ
ちゅうざいじゅんさ [5] 【駐在巡査】
駐在所に勤務する巡査。駐在。
ちゅうざいぶかん
ちゅうざいぶかん [5] 【駐在武官】
公務で外国に駐在している武官。普通,大公使館付武官をさし,駐在国の軍事研究・情報収集にあたる。
ちゅうざお
ちゅうざお [0] 【中棹】
三味線で,棹の太さと胴の大きさが中程度のもの。種類が多く,義太夫節を除く各種浄瑠璃や地歌などで各様のものを用いる。
→太棹(フトザオ)
→細棹
ちゅうざんおう
ちゅうざんおう 【中山王】
琉球王の呼称。一四世紀中頃沖縄諸島に分立した中山・北山・南山を,一五世紀初めに中山王尚氏が統一して琉球王国が建設されてからの称。
ちゅうざんせいかん
ちゅうざんせいかん 【中山世鑑】
琉球王国,最初の正史。1650年国王の命で向象賢(シヨウシヨウケン)が編述。全六巻。和文体。のち増補訂正を加え,漢訳化し「中山世譜」とした。
ちゅうざんでんしんろく
ちゅうざんでんしんろく 【中山伝信録】
中国,清の徐葆光(ジヨホウコウ)の撰。六巻。1721年成立。冊封副使として琉球に派遣された際に見聞した,琉球国の地理・制度・風俗・中国との外交関係などを記す。
ちゅうざんりょう
ちゅうざんりょう [3] 【中山陵】
〔「中山」は孫文の号〕
中国の南京市の東,紫金山の中腹にある,孫文の陵墓。
ちゅうし
ちゅうし チウ― [1] 【胄子】
跡継ぎの子。長子。総領。
ちゅうし
ちゅうし [1][0] 【注視】 (名)スル
注意してよく見ること。注目。「群衆の動きを―する」「―を浴びる」
ちゅうし
ちゅうし【中止する】
stop <doing> ;→英和
give up <doing,one's attempt> .〜になる be called off (試合・争議・会合などが);be rained out (雨で);be canceled;be broken off (契約などが);be suspended (行事などが).
ちゅうし
ちゅうし 【中使】
禁中からの使い。勅使。「―頻(シキリ)に到て松風の夢を破り/太平記 39」
ちゅうし
ちゅうし【注視する】
watch closely;look closely at;fix one's eye <on> .
ちゅうし
ちゅうし [1] 【中支】
中国大陸の中部地方。華中。
ちゅうし
ちゅうし [1] 【中子】
二番目の子。第二子。
ちゅうし
ちゅうし [0] 【中止】 (名)スル
物事を途中で止めること。「会議を―する」「予定が―になる」
ちゅうし
ちゅうし [1] 【忠士】
忠義の士。
ちゅうし
ちゅうし [1] 【中指】
なかゆび。
ちゅうし
ちゅうし [1] 【中肢】
昆虫の中胸部の付属肢。
ちゅうし
ちゅうし 【中祀】
律令制で,国家の祭祀のうちまつりの前三日間の潔斎の必要なもの。延喜式では,祈年(トシゴイ)祭・月次(ツキナミ)祭・神嘗祭・新嘗祭・賀茂祭など。
→小祀
→大祀
ちゅうし
ちゅうし [0] 【忠死】 (名)スル
忠義を尽くして死ぬこと。死んで忠誠を示すこと。「主君のために―する」
ちゅうし
ちゅうし [0] 【注思】 (名)スル
そのことに心を注ぐこと。「―再考」「福利便益に―するに在て/民約論(徳)」
ちゅうしき
ちゅうしき [0] 【柱式】
⇒オーダー(3)
ちゅうしけい
ちゅうしけい [0] 【中止形】
用言の連用形で,中止法として用いられる形。
ちゅうしけん
ちゅうしけん [3] 【中止権】
内閣総理大臣が行政各部の処分や命令を中止させる権限。
ちゅうしこ
ちゅうしこ [0] 【中仕子・中鉋】
荒仕子(アラシコ)でけずった面をなめらかにするために用いる鉋(カンナ)。なかしこ。なかがんな。
→荒仕子
→上仕子(ジヨウシコ)
ちゅうしち
ちゅうしち 【忠七】
大坂で,軽口物真似を演ずる者の称。もと,その一座の座元の名であった。
→豆蔵(マメゾウ)
ちゅうしつ
ちゅうしつ [0] 【中執】
「中央執行委員(会)」の略。
ちゅうしつし
ちゅうしつし [4] 【中質紙】
上質紙とざら紙との中間にあたる品質の印刷用紙。機械パルプは30パーセント以内で,残りは化学パルプを用いて抄造する。雑誌などに使用。
ちゅうしはん
ちゅうしはん [3] 【中止犯】
未遂犯の一形態。犯罪を実行に移した者が,結果が発生する前に,自分の意思でその行為を止め,または結果の発生を防止すること。
ちゅうしほう
ちゅうしほう [0] 【中止法】
用言の連用形の用法の一。文をいったん中止し,また次に続ける言い方。「日が沈み,月が昇る」「空は青く,水は清い」などの「沈み」「青く」の類。
ちゅうしみすい
ちゅうしみすい [4] 【中止未遂】
犯人が自己の意思により犯罪の完成をやめ,犯罪が未遂に終わること。
→障害未遂
ちゅうしもうそう
ちゅうしもうそう [4] 【注視妄想】
周囲の人々から注意・注目されていると感じる妄想。主に分裂病の初期症状として見られる。
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ【注射】
(an) injection;(an) inoculation; <米話> a shot.→英和
〜してもらう have[get]an injection[a shot] <of> ;be inoculated <against> .‖注射器 a syringe.注射薬[液]an injection.
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ [0] 【駐車】 (名)スル
自動車などをとめておくこと。道路交通法では,車両等が継続的に停止することや運転者が車両等を離れてただちに運転できない状態をいう(人の乗り降りや,五分以内の貨物の積卸しのための停止は除く)。「―違反」
→停車
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ【駐車する】
park <a car> .→英和
‖駐車違反 a parking violation.駐車禁止 <掲示> No Parking.駐車場 <米> a parking lot; <英> a car park.
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ [1][0] 【注瀉】 (名)スル
水を流しそそぐこと。
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ [0] 【注射】 (名)スル
(1)注射器で薬液を体内に注入すること。「―液」
(2)注意や視線を一心に向けること。「数百人の眼睛(マナコ)は,皆少年の面上に―す/雪中梅(鉄腸)」
ちゅうしゃ
ちゅうしゃ [1] 【中社】
(1)古く,神社の社格を大・中・小に分けたうちの第二位。賀茂神社・住吉神社などがこれにあたるといわれた。
(2)旧社格の一。官国幣社を大・中・小に分けたうちの第二位。官幣中社・国幣中社をいう。
→社格
(3)奥の社(ヤシロ)と里の宮の中間にある社殿。なかのやしろ。
ちゅうしゃき
ちゅうしゃき [3] 【注射器】
体内に薬液を注入する器具。体内に刺し込む針と,薬液を押し込む注射筒(シリンジ)から成る。
ちゅうしゃく
ちゅうしゃく [0] 【駐錫】
〔仏〕
〔錫杖(シヤクジヨウ)をとどめる意〕
行脚(アンギヤ)の僧が他の寺院に滞在すること。挂錫(カシヤク)。
ちゅうしゃく
ちゅうしゃく【注釈】
⇒注解.
ちゅうしゃく
ちゅうしゃく [0] 【注釈・註釈】 (名)スル
(1)語句や文章の意味をわかりやすく解説すること。また,それをした文。「古典を―する」「―を加える」
(2)補足的な説明。
ちゅうしゃくしぎ
ちゅうしゃくしぎ [5] 【中杓鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長40センチメートルほど。体全体が暗色の縞(シマ)のある茶色。くちばしは長く,弓なりに下方へ曲がる。北アメリカ・ユーラシアで繁殖。日本には春秋に旅鳥として渡来。
→鴫(シギ)
ちゅうしゃじょう
ちゅうしゃじょう [0] 【駐車場】
自動車をとめておく場所。パーキング-エリア。パーキング。
ちゅうしゃブレーキ
ちゅうしゃブレーキ [5] 【駐車―】
サイド-ブレーキに同じ。
ちゅうしゅ
ちゅうしゅ [0] 【中酒】
(1)食事の時飲む酒。「さて―には古酒を,いやと言ふほど盛るならば/狂言・福の神」
(2)茶の湯の会席で,二献目に出す酒。
ちゅうしゅう
ちゅうしゅう [0] 【中秋】
(1)〔「ちゅうじゅう」とも〕
陰暦八月一五日の称。月見をする。「―の名月」
(2)「ちゅうしゅう(仲秋)」に同じ。「真金葉は深き秋の紅葉の如し,虎魄葉は―黄葉の如し/栄花(音楽)」
ちゅうしゅう
ちゅうしゅう [0] 【仲秋】
〔「ちゅうじゅう」とも〕
秋の半ば。秋三か月の中の月。陰暦八月の異名。仲商。中秋。「―の紅葉」[季]秋。《―や花園のものみな高し/山口青邨》
ちゅうしゅう
ちゅうしゅう【仲秋】
midautumn.仲秋の名月 the harvest moon.
ちゅうしゅう
ちゅうしゅう [0] 【中州】
(1)中央の地。「此今大倭国は日本の―なり/釈日本紀」
(2)世界の中央に位置する国。特に,中国の自称。また,古代中国の中心であったことから,中国河南省(中原)のこと。
ちゅうしゅうさい
ちゅうしゅうさい [3] 【仲秋祭】
八幡宮の大祭日に行われる放生(ホウジヨウ)の行事。古くは陰暦八月一五日を祭日としたが,太陽暦採用後は九月一五日を祭日とする。八幡放生会。[季]秋。
ちゅうしゅこつ
ちゅうしゅこつ [3] 【中手骨】
手根骨と指骨との間にある五本の管状骨。てのひらの指の骨根を構成する。
ちゅうしゅつ
ちゅうしゅつ チウ― [0] 【抽出】 (名)スル
(1)全体の中から,ある物を抜き出すこと。「リストから条件を満たす物を―する」
(2)固体または液体の混合物に溶媒を加え,混合物中の特定の成分を溶媒中へ分離する操作。この操作後に得られる溶媒部分を抽出液という。溶媒抽出。
ちゅうしゅつ
ちゅうしゅつ【抽出する】
extract.→英和
‖抽出物 an extract.任意抽出 random sampling (統計の).
ちゅうしゅつほう
ちゅうしゅつほう チウ―ハフ [0] 【抽出法】
⇒サンプリング
ちゅうしゅん
ちゅうしゅん [0] 【仲春】
春三か月の中の月。陰暦二月の異名。仲陽。
ちゅうしょ
ちゅうしょ 【中書】
(1)中国の漢代の官名。宮廷の文書・詔勅などをつかさどる。
(2)中務(ナカツカサ)省の唐名。
ちゅうしょ
ちゅうしょ [1] 【中暑】
あつさあたり。暑気あたり。[季]夏。
ちゅうしょ
ちゅうしょ チウ― [1] 【籀書】
「大篆(ダイテン)」に同じ。
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【中霄】
なかぞら。中天。
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【中称】
指示代名詞の「こ・そ・あ」の三区分のうち,「そ」に当たるさし方。聞き手の側の事物・場所・方角などをさす。「それ」「そこ」「そちら」など。
→近称
→遠称
ちゅうしょう
ちゅうしょう チウシヤウ [0] 【抽象】 (名)スル
〔abstraction〕
事物や表象を,ある性質・共通性・本質に着目し,それを抽(ヒ)き出して把握すること。その際,他の不要な性質を排除する作用(=捨象)をも伴うので,抽象と捨象とは同一作用の二側面を形づくる。
⇔具象(グシヨウ)
⇔具体
「意味或は判断の中に現はれたる者は原経験より―せられたるその一部であつて/善の研究(幾多郎)」
→捨象
ちゅうしょう
ちゅうしょう チウシヤウ 【抽賞】 (名)スル
多くの人の中から,特に選び出して賞すること。「もつとも―せらるべき者は勇敢の輩なり/平治(上)」
ちゅうしょう
ちゅうしょう【中小企業】
small and medium-scale enterprises;smaller enterprises.
ちゅうしょう
ちゅうしょう【中傷】
(a) slander.→英和
〜する speak ill of;slander;malign.→英和
〜的 slanderous.→英和
‖中傷者 a slanderer.
ちゅうしょう
ちゅうしょう [1] 【中小】
中ぐらいのものと小さいもの。「―の河川」
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【中傷】 (名)スル
根拠のない悪口を言い,他人の名誉を傷つけること。「―によって失脚する」
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【仲商】
陰暦八月の異名。仲秋。
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【中生】
〔仏〕 極楽往生の等級の名。上品(ジヨウボン)・中品・下品に分け,さらにそれぞれを上中下の三生に分けたものの中位。
→九品(クホン)
ちゅうしょう
ちゅうしょう [0] 【中宵】
よなか。夜半。中夜。
ちゅうしょう
ちゅうしょう【抽象】
abstraction.→英和
〜的(に) abstract(ly).→英和
‖抽象芸術 abstract art.抽象名詞《文》an abstract noun.抽象論(に陥る) (fall into) an abstract argument.
ちゅうしょうか
ちゅうしょうか チウシヤウクワ [0] 【抽象化】 (名)スル
抽象的にすること。
⇔具体化
「女性の姿を―した図案」
ちゅうしょうがいねん
ちゅうしょうがいねん チウシヤウ― [5] 【抽象概念】
〔哲〕 ある性質や関係を,その基体である個々の事物から離れてそれ自体として指示する概念。例えば,人間性・大・正直など。抽象名辞。
⇔具体概念
ちゅうしょうきぎょう
ちゅうしょうきぎょう [5] 【中小企業】
中規模または小規模の企業。中小企業基本法によれば,鉱工業・運送業などでは資本金一億円以下または従業員数が三〇〇人以下,小売り業・サービス業などでは資本金一〇〇〇万円以下または従業員数五〇人以下,卸売業では資本金三〇〇〇万円以下または従業員一〇〇人以下の企業をいう。
ちゅうしょうきぎょうきほんほう
ちゅうしょうきぎょうきほんほう 【中小企業基本法】
中小企業の経済的・社会的不利を是正し,その発展を図るため,中小企業に関する政策の目標を示した法律。1963年(昭和38)制定。設備の近代化,技術の向上,経営の合理化,過当競争の防止と下請け取引の適正化,労働力の確保などを主な内容とする。
ちゅうしょうきぎょうきんゆうこうこ
ちゅうしょうきぎょうきんゆうこうこ 【中小企業金融公庫】
中小企業者の行う事業の振興に必要な長期資金の融資を目的とする公庫。1953年(昭和28)設立。
ちゅうしょうきぎょうしんだんし
ちゅうしょうきぎょうしんだんし [10] 【中小企業診断士】
中小企業指導法(1963年制定)に基づき,企業経営の分析・勧告・助言を行う者。
ちゅうしょうきぎょうちょう
ちゅうしょうきぎょうちょう [6] 【中小企業庁】
通商産業省の外局の一。中小企業振興対策などを扱う。
ちゅうしょうきぎょうとうきょうどうくみあい
ちゅうしょうきぎょうとうきょうどうくみあい 【中小企業等協同組合】
中小企業等協同組合法に基づき,中小規模の事業者や勤労者が組織する協同組合。相互扶助の精神にのっとり,公正な経済活動を行う機会を確保し,その経済的地位の向上を図る。事業協同組合・信用協同組合など六種ある。
ちゅうしょうぎ
ちゅうしょうぎ [3] 【中将棋】
将棋の一種。盤は縦横各一二目,駒数は両方で九二枚あり,取り捨てにする。室町時代から行われた。
ちゅうしょうげいじゅつ
ちゅうしょうげいじゅつ チウシヤウ― [5] 【抽象芸術】
⇒アブストラクト-アート
ちゅうしょうせい
ちゅうしょうせい チウシヤウ― [0] 【抽象性】
〔哲〕 ありのままの事物を抽象することによって得られる一般的・観念的な性質。
⇔具体性
ちゅうしょうだいすうがく
ちゅうしょうだいすうがく チウシヤウ― [7] 【抽象代数学】
古典的な代数学を抽象化し,代数系,すなわち要素間の結合が定義された集合を研究する学問。例えば群・環・体などの理論。
ちゅうしょうてき
ちゅうしょうてき チウシヤウ― [0] 【抽象的】 (形動)
〔abstract〕
(1)概念的で一般的なさま。「現象を―にとらえる」
(2)事物を観念によって一面的にとらえ,実際の有り様から遠ざかっているさま。「―な説明に終始する」
⇔具象的
⇔具体的
ちゅうしょうひょうげんしゅぎ
ちゅうしょうひょうげんしゅぎ チウシヤウヘウゲン― [9] 【抽象表現主義】
あらゆる定形を否定し力動感を表現する非幾何学的な抽象絵画。第二次大戦後,アメリカにおこったアクション-ペインティング,フランスのアンフォルメルなどの総称。
ちゅうしょうめいし
ちゅうしょうめいし チウシヤウ― [5] 【抽象名詞】
名詞の一類。抽象概念を表す名詞。「平和」「思考」「娯楽」など。
ちゅうしょうろん
ちゅうしょうろん チウシヤウ― [3] 【抽象論】
具体的な手段や方法の裏付けのない理論。
ちゅうしょおう
ちゅうしょおう 【中書王】
中務卿(中務省の長官)に任ぜられた親王の称。前中書王(兼明親王)・後中書王(具平親王)が有名。
ちゅうしょかく
ちゅうしょかく 【中書格】
詔勅や宮殿の扁額などに用いられた楷書の書体。
ちゅうしょく
ちゅうしょく【昼食】
lunch;→英和
luncheon.→英和
昼食会 a luncheon (party).
ちゅうしょく
ちゅうしょく チウ― [0] 【昼食】
昼にとる食事。ひるめし。ちゅうじき。
ちゅうしょく
ちゅうしょく [0] 【中食】
外食に対し,惣菜(ソウザイ)・弁当などを買って帰り,家でする食事。また,その食品。なかしょく。
ちゅうしょくかい
ちゅうしょくかい チウ―クワイ [4][3] 【昼食会】
昼食をとりながら行われる会合。午餐(ゴサン)会。
ちゅうしょくき
ちゅうしょくき チウシヨク― [4][3] 【鋳植機】
活字組版で,活字の文選・鋳造・植字を一貫して行う機械。一行分を一つの活字群として鋳造・植字するライノタイプと,活字一本ずつを鋳造したあとで植字をするモノタイプがある。
ちゅうしょしょう
ちゅうしょしょう [3] 【中書省】
(1)中国の中央官庁名。三国時代の魏(ギ)に始まり,唐代に三省の一として制度的に確立。詔勅の立案起草をつかさどった。元では最高行政機関。明初に廃された。
(2)中務省の唐名。
ちゅうしょれい
ちゅうしょれい 【中書令】
中務省の長官の唐名。
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【中身】
身分・禄高などが中位であること。また,その人。「大身・―・小身によらず/甲陽軍鑑(品一二)」
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【柱心】
柱の中心。
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【衷心】
心の奥底。まごころ。「―から哀悼の意を表します」
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【中心】
(1)まんなか。中央。「町の―」「市の―部」「先生を―に記念写真を撮る」
(2)物事が集中する所。また,物事の主要なところ・もの・人。「政治・文化の―」「話題の―」「文人を―とする会」
(3)〔数〕
(ア)円周上・球面上のすべての点から等しい距離にある点。
(イ)点対称図形の中心点。
(4)こころの内。心中(シンチユウ)。「―これを苦に病まぬ訳には行かなかつた/蒲団(花袋)」
(5)重心のこと。「―をとる」「―を失ってたおれる」
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【注進】 (名)スル
(1)事件を記して急ぎ上申すること。
(2)事件を急いで目上の人に報告すること。「御―に及ぶ」「其兄なる執事を取次とし早くも此事を―しけり/経国美談(竜渓)」
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【忠心】
忠義の心。
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【忠臣】
(1)忠義な家来。忠義な臣下。
⇔逆臣
(2)准(ジユン)大臣の異名。
ちゅうしん
ちゅうしん [0][1] 【忠信】
真心を尽くし,偽りのないこと。忠と信。「人能(ヨク)―ならば亦(マタ)善からずや/明六雑誌 12」
ちゅうしん
ちゅうしん【衷心から】
from the bottom of one's heart;heartily;deeply.→英和
〜からの歓迎(同情) <offer> a hearty welcome (one's deep sympathy).
ちゅうしん
ちゅうしん [0] 【中震】
震度 4 に当たる地震。家屋の動揺が激しく,すわりの悪い花瓶などが倒れる。
ちゅうしん
ちゅうしん【忠臣】
a loyal subject.
ちゅうしん
ちゅうしん【中心】
the center;→英和
the core.→英和
…を〜として centering around <a thing> ;with <a person> as leader.〜をとる(失う) keep (lose) one's balance.‖中心街 downtown.中心気圧 the central pressure.中心人物 the leader;a central figure.中心地 the center.
ちゅうしん=は二君(ニクン)に事(ツカ)えず
――は二君(ニクン)に事(ツカ)えず
〔史記(田単伝)〕
忠臣は,いったん主君を決めて仕えたら,再び他の主君に仕えたりはしない。
ちゅうしん=を孝子(コウシ)の門に求む
――を孝子(コウシ)の門に求む
〔後漢書(韋彪伝)「求�忠臣�必於�孝子之門�」による〕
親に孝養を尽くしている者は必ず君主にも忠であるから,忠臣を求めるならば孝子の家に求めるのがよい。
ちゅうしんかく
ちゅうしんかく [3] 【中心角】
円の弧の両端と中心を結ぶ二本の半径がつくる角。
ちゅうしんがい
ちゅうしんがい [3] 【中心街】
商店などが集まってにぎわい,その町の中心となっているところ。
ちゅうしんぐら
ちゅうしんぐら 【忠臣蔵】
赤穂浪士の敵討ちを主題とした,浄瑠璃・歌舞伎・実録本などの総称。普通は「仮名手本(カナデホン)忠臣蔵」をいう。
ちゅうしんさ
ちゅうしんさ [3] 【中心差】
ある天体の周りを楕円軌道運動をしている天体の軌道経度と,同じ軌道を等角速度で公転するとした天体の軌道経度との差。月・太陽の運動にも含まれ,月の場合は振幅六・二九度,周期は一近点月(二七・五五四五五日)で,月の黄経運動の不等(遅速)のうち最大のもの。
ちゅうしんしど
ちゅうしんしど [5] 【中心示度】
低気圧・高気圧の,中心における気圧の値。この値が,低気圧では低くなるほど,高気圧では高くなるほど,それぞれ発達していることになる。
ちゅうしんしょく
ちゅうしんしょく [3] 【中心食】
日食で,太陽の中心と月の中心がちょうど重なり合うこと。観測者が本影の中心にいる場合の,皆既食と金環食の称。
ちゅうしんじょう
ちゅうしんじょう [0][3] 【注進状】
平安時代後期から室町時代にかけて,事物の明細(土地の状況などであることが多い)を細かく記し,上部機関に差し出す文書。注文。勘録状。
ちゅうしんじょうみゃくえいようほう
ちゅうしんじょうみゃくえいようほう [5][0] 【中心静脈栄養法】
鎖骨下や大腿部などの太い静脈に直接カテーテルを挿入し,栄養液を注入する方法。長期間腸から栄養が摂取できない時に用いる。高カロリー輸液法。
ちゅうしんじんぶつ
ちゅうしんじんぶつ [5] 【中心人物】
ある事件や集団で,最も重要な位置にある人。
ちゅうしんせい
ちゅうしんせい [3] 【中新世】
地質時代の新生代新第三紀を二分した時の古い方の時代。今から約二四〇〇万年前から五一〇万年前までの期間。
ちゅうしんせん
ちゅうしんせん [0][3] 【中心線】
(1)二つの円または球の中心を通る直線。
(2)ある物の中心部(中央)を通る線。「身体の―」「道路の―」
ちゅうしんたい
ちゅうしんたい [0] 【中心体】
有糸分裂の時,染色体の極移動機能に関係する細胞質構造。動物細胞,あるいはコケ植物や藻類の一部に見られる。互いに直交する二本の円筒状の細胞小器官である中心小体と,その周囲の比較的透明な部分とから成る。
ちゅうしんち
ちゅうしんち [3] 【中心地】
(1)ある範囲の場所のまんなか。
(2)最も大きな影響力をもつ所。一番重要な場所。「おしゃれの―パリ」
ちゅうしんちゅう
ちゅうしんちゅう [0][3] 【中心柱】
シダ植物および種子植物の,茎や根の内皮よりも内側の組織系。維管束とその間を埋める髄とから成る。維管束の配列により,真正中心柱・不斉中心柱などに分類される。
ちゅうしんてき
ちゅうしんてき [0] 【中心的】 (形動)
物事の中心であるさま。中心にいるさま。「金融界の―な人物」
ちゅうしんてん
ちゅうしんてん [3] 【中心点】
(1)図形または物体の中心にあたる点。中心。
(2)物事の最も重要な箇所。「問題の―をはっきりさせる」
ちゅうしんとしゅうへん
ちゅうしんとしゅうへん [0][0] 【中心と周辺】
〔center and periphery〕
社会発展において全体を支配的に先導していく部分(中心)と,その逆の部分(周辺)のこと。周辺部の発展の遅れは,中心部による周辺部の収奪・支配によるものととらえられる。従属論や世界システム論で用いられる。
ちゅうしんふんか
ちゅうしんふんか [5] 【中心噴火】
火山体の中央にある火口からの噴火。また,火口を中心にして対称的な火山体をつくる噴火。
⇔割れ目噴火
ちゅうしんりょく
ちゅうしんりょく [3] 【中心力】
質点に働く力の方向が常に一定点を通り,かつその一定点からの距離のみにより大きさが定まる力。また万有引力やクーロン力のように,二つの質点を結ぶ直線に沿って働く力をもいう。
ちゅうじ
ちゅうじ チユウヂ 【仲尼】
孔子(コウシ)の字(アザナ)。
ちゅうじ
ちゅうじ【中耳】
the middle ear;《解》the tympanum.→英和
中耳炎 tympanitis.
ちゅうじ
ちゅうじ [1] 【中耳】
脊椎動物の耳の一部。両生類以上に発達し,哺乳類では外耳と内耳との中間にあり,鼓膜・鼓室・耳小骨・エウスタキオ管からなる。外耳を通って入ってきた音が鼓膜を振動させ,この振動が鼓室内にある三つの耳小骨(つち・きぬた・あぶみ)の連結を介して内耳に伝えられる。一方,咽頭腔に開口するエウスタキオ管は,外気を通じて鼓室内の気圧を調節する。
ちゅうじえん
ちゅうじえん [3] 【中耳炎】
細菌の感染により起こる中耳の炎症。耳閉塞感・耳痛・耳鳴り・発熱などの症状を呈する。
ちゅうじき
ちゅうじき [0] 【中食】
(1)一日二食の頃,朝食と夕食との間にとった軽い食事。後には昼食をさす。「御ちごさまの―を膳棚に上げおき/咄本・昨日は今日」
(2)茶会で出す食事。
(3)〔仏〕 日中に食する食事。
ちゅうじき
ちゅうじき チウ― [0] 【昼食】
「ちゅうしょく(昼食)」に同じ。
ちゅうじく
ちゅうじく [0] 【中軸】
(1)物の中心を貫く軸。
(2)活動の中心。また,中心となる人。中核。「―打者」
→なかじく
ちゅうじく
ちゅうじく【中軸】
the axis[pivot];→英和
the central figure (中心人物).
ちゅうじしん
ちゅうじしん [3] 【中地震】
中程度の大きさの地震。マグニチュード五以上七未満の地震をいう。
ちゅうじつ
ちゅうじつ [0] 【忠実】 (名・形動)[文]ナリ
(1)真心をもって仕えること。真心をもってつとめること。また,そのさま。「職務に―な人」
(2)少しの誤りやいつわりもなく正確である・こと(さま)。「事実に最も―な小説」「―に再現する」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ちゅうじつ
ちゅうじつ【忠実な】
faithful <to one's master> ;→英和
true <to one's principle> .→英和
《電》高忠実度(の) high-fidelity
ちゅうじゃく
ちゅうじゃく 【鍮石】
真鍮(シンチユウ)の異名。
ちゅうじゃくもん
ちゅうじゃくもん [4] 【鍮石門】
〔「中雀門」とも書く〕
扉に真鍮の金具を打った門。
ちゅうじゃくもん
ちゅうじゃくもん [4] 【中雀門】
(1)〔「中柵(チユウザク)門」の転か〕
城内または武家屋敷の内部に設けた門。
(2)(「中雀門」は当て字)「鍮石(チユウジヤク)門」に同じ。
ちゅうじゅ
ちゅうじゅ [1] 【中寿】
長寿を三段階にわけた中位。八〇歳。一説に,百歳。
→上寿
→下寿(カジユ)
ちゅうじゅ
ちゅうじゅ [1] 【中綬】
勲三等の旭日章・瑞宝(ズイホウ)章などの勲章を帯びるのに用いる中位の綬。
ちゅうじゅん
ちゅうじゅん [0] 【中旬】
月の中の一〇日間。一一日から二〇日まで。
→上旬
→下旬
ちゅうじゅん
ちゅうじゅん [0] 【忠順】 (名・形動)[文]ナリ
忠実で従順である・こと(さま)。「―なる言語,―なる顔容は,大いに徳行の価をして高からしむるなり/西国立志編(正直)」
ちゅうじゅん
ちゅうじゅん【中旬(に)】
(in,about) the middle <of January> .→英和
ちゅうじょ
ちゅうじょ [1] 【忠恕】
誠実で,思いやりのあること。
ちゅうじょ
ちゅうじょ [1] 【誅鋤】 (名)スル
(1)鋤(スキ)で耕し,草木を根元から取って絶やすこと。
(2)悪人を根絶やしにすること。「梗命の者のみ―せらるる御旨意なれば/近世紀聞(延房)」
ちゅうじょう
ちゅうじょう 【中丞】
(1)中国の官名。漢代には宮中の文書をつかさどり刺史を監督する官を,明・清代には巡撫(ジユンブ)をいう。
(2)中弁(チユウベン)の唐名。
ちゅうじょう
ちゅうじょう [0] 【柱状】
柱のような形状。
ちゅうじょう
ちゅうじょう [0] 【中情】
心のうち。心中。内心。
ちゅうじょう
ちゅうじょう チユウデウ 【中条】
「中条流{(1)}」の略。また中条流の医者。「―はむごつたらしい蔵をたて/柳多留 3」
ちゅうじょう
ちゅうじょう [1] 【中将】
(1)軍隊の階級で,将官の第二位。大将の下,少将の上。
(2)奈良時代,三衛(近衛府・中衛府・外衛府)における三将官制官職の第二位。平安初期の衛府制改革で,三衛が左右近衛府に整理統合されて以降は,左右近衛中将をさす。少将とともに,四等官制の次官にあたる。
(3)能面の一。色白の憂いを含む貴公子の面。「清経」「忠度」の後ジテなどに用いる。
中将(3)[図]
ちゅうじょう
ちゅうじょう【中将】
[陸軍] <米・英> a lieutenant general;[海軍] <米・英> a vice-admiral;[空軍] <米> a lieutenant general; <英> an air marshal.
ちゅうじょう
ちゅうじょう【柱状の】
pillar-shaped;columnar.→英和
ちゅうじょう
ちゅうじょう [0] 【拄杖】
⇒しゅじょう(拄杖)
ちゅうじょう
ちゅうじょう [0] 【衷情】
うそいつわりのない心。まごころ。誠意。「悶々の―を訴へたく/羹(潤一郎)」
ちゅうじょうせつり
ちゅうじょうせつり [5] 【柱状節理】
岩石中に発達した,五角形ないし六角形の柱状の割れ目。玄武岩や安山岩に形成される。兵庫県豊岡市の玄武洞や福井県九頭竜川河口の東尋坊は,その奇勝地として名高い。
ちゅうじょうひめ
ちゅうじょうひめ チユウジヤウ― 【中将姫】
伝説上の人物。継母に憎まれて大和雲雀(ヒバリ)山に捨てられ,当麻(タイマ)寺に入ってハスの糸で曼荼羅(マンダラ)を織り成仏したという。能・浄瑠璃・歌舞伎に脚色。
ちゅうじょうりゅう
ちゅうじょうりゅう チユウデウリウ 【中条流】
(1)豊臣秀吉の家臣中条帯刀(タテワキ)を祖とする産科・小児科の医術の流派。江戸時代に至り,堕胎を業とする者が中条流の看板を掲げ,堕胎医の別名ともなった。
(2)鎌倉末期から室町時代にかけての兵法家,中条兵庫助長秀を祖とする剣術の一派。
ちゅうじょうグラフ
ちゅうじょうグラフ [5] 【柱状―】
⇒ヒストグラム
ちゅうじろ
ちゅうじろ [0] 【中白】
(1)「中白糖(チユウハクトウ)」に同じ。
(2)味噌の一種。白味噌と赤味噌との中間の色をしたもの。「―とは四方の味噌(オムシ)でございますよ/滑稽本・浮世風呂 3」
(3)上白(ジヨウハク)に次ぐ,精白度のやや低い米。ちゅうはく。
ちゅうじん
ちゅうじん チウ― [0] 【稠人】
多くの人。衆人。「政治家は―の前にありて/即興詩人(鴎外)」
ちゅうじん
ちゅうじん [0] 【中人】
(1)才能・能力などが,中位の人。並みの人。普通の人。「―以下の愚民にても/文明論之概略(諭吉)」
(2)中程度の身分の人。中流の生活をしている人。「此の国に在ては―以上の地位にある者なり/学問ノススメ(諭吉)」
(3)「ちゅうにん(仲人)」に同じ。
ちゅうじん
ちゅうじん [0] 【厨人】
台所のことをつかさどる人。料理人。まかないかた。
ちゅうじん
ちゅうじん [0] 【中腎】
脊椎動物の排出器官。個体発生時に,前腎に次いで現れ,その後方に位置する器官。魚類・両生類では腎臓として働くが,爬虫類・鳥類・哺乳類では退化し,後腎がこれに代わる。ウォルフ体。原腎。
ちゅうじん
ちゅうじん [0] 【中陣】
(1)社寺で,内陣と外陣の間にある間(マ)。
(2)合戦の陣立てで,先陣と後陣の間にあたる陣。
ちゅうじんゆかん
ちゅうじんゆかん [5] 【中腎輸管】
⇒ウォルフ管(カン)
ちゅうすい
ちゅうすい [0] 【注水】 (名)スル
(1)水を注ぎ入れること。「タンクに―する」
(2)水をそそぎかけること。放水。「消防隊が―する」
ちゅうすい
ちゅうすい [0] 【虫垂】
盲腸の左後壁の下部から出ている細い管状の突起。虫様垂。虫様突起。
ちゅうすい
ちゅうすい チウ― [0] 【宙水】
⇒ちゅうみず(宙水)
ちゅうすい
ちゅうすい【虫垂】
《解》the vermiform appendix.虫垂炎《医》appendicitis.→英和
ちゅうすい
ちゅうすい【注水する】
pour water <into> .
ちゅうすいえん
ちゅうすいえん [3] 【虫垂炎】
虫垂の急性炎症。右下腹部の疼痛(トウツウ)・発熱・悪心(オシン)・嘔吐などの症状が見られる。俗に盲腸炎という。虫様突起炎。
ちゅうすいしょくぶつ
ちゅうすいしょくぶつ チウスイ― [6] 【抽水植物】
根は水底の土壌に固着するが,葉や茎の一部は水面から出て生育する植物。アシ・コウホネ・ガマなど。挺水(テイスイ)植物。水沢植物。
ちゅうすいどう
ちゅうすいどう [3] 【中水道】
雨水や炊事・風呂の排水を浄化処理し,別の管で水洗便所・散水などの雑用に再利用する水道。上水道・工業用水道・下水道に対していう。雑用水道。
ちゅうすう
ちゅうすう【中枢】
the center.→英和
〜的 central;→英和
leading.→英和
‖中枢神経 the central nerves.
ちゅうすう
ちゅうすう [0] 【中枢】
〔「枢」は「くるる」のこと。戸の開閉に重要なところ〕
(1)中心となる重要な所。「政治の―」
(2)「中枢神経系」に同じ。「運動―をやられる」
ちゅうすういん
ちゅうすういん [3] 【中枢院】
(1)朝鮮,李朝時代の官庁名。出納・軍制・警備などのことをつかさどった。高麗(コウライ)の制度を踏襲したもの。
(2)旧朝鮮総督府の官制で,総督の諮詢(シジユン)機関。
ちゅうすうしんけいけい
ちゅうすうしんけいけい [0] 【中枢神経系】
神経系の形態上・機能上の中心部。ニューロンが密集し,身体各部の機能を統率している。脊椎動物では脳と脊髄,無脊椎動物では神経節がこれにあたる。神経中枢。
⇔末梢(マツシヨウ)神経系
ちゅうすうせい
ちゅうすうせい [0] 【中枢性】
末梢性に対する語。神経系では脳や脊髄,循環器系では心臓に関連することがらをいう。「―麻痺(マヒ)」
ちゅうすぎはら
ちゅうすぎはら [3] 【中杉原】
杉原紙の中判のもの。中杉。なかすぎはら。
ちゅうする
ちゅう・する [3] 【注する・註する】 (動サ変)[文]サ変 ちゆう・す
(1)本文の語句に意味・典拠などの説明を加える。注釈を加える。「難語を―・する」
(2)書き記す。「下に仕立物師と―・したり/舞姫(鴎外)」
ちゅうする
ちゅう・する [3] 【中する】 (動サ変)[文]サ変 ちゆう・す
(1)まんなかに来る。まっ盛りになる。「日の天に―・するが如き位にありて/即興詩人(鴎外)」
(2)中道をとる。片寄らぬ姿勢をとる。「君子時に―・すと申します/続続鳩翁道話」
ちゅうする
ちゅう・する [3] 【誅する】 (動サ変)[文]サ変 ちゆう・す
(1)罪のある者を殺す。死刑に処する。「逆賊を―・する」
(2)攻めほろぼす。「遍ねく諸夷を―・すること有らず/陸奥話記」
ちゅうする
ちゅう・する [3] 【沖する・冲する】 (動サ変)[文]サ変 ちゆう・す
高くのぼる。「天に―・する火柱」
ちゅうせい
ちゅうせい [0] 【中性】
(1)中間の性質。
(2)性的特徴の現れ方が弱い男性あるいは女性。
(3)〔化〕 酸性も塩基性も示さないこと。水溶液では水素イオンと水酸化物イオンが等しい濃度で存在し,pH は七となる。
(4)全体として正の電荷も負の電荷も帯びていないこと。
(5)文法上の性の一。男性・女性に対するもの。
→性(4)
(6)「間性(カンセイ)」に同じ。
ちゅうせい
ちゅうせい [0] 【中正】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
特定の考え・立場に偏ることなく正しい・こと(さま)。「―を欠く」「―な意見」
■二■ (名)
「中正官」に同じ。
[派生] ――さ(名)
ちゅうせい
ちゅうせい【中性(の)】
《文》the neuter gender (neuter);《化》neutrality (neutral).中性洗剤 ⇒洗剤.
ちゅうせい
ちゅうせい【中正な】
fair;→英和
impartial;→英和
unbiased.
ちゅうせい
ちゅうせい【中世】
the medieval times;the Middle Ages.〜の medieval.→英和
‖中世英語 Middle English.
ちゅうせい
ちゅうせい [0] 【忠誠】
まごころ。また,まごころをもって尽くすこと。「祖国への―を示す」「―心」
ちゅうせい
ちゅうせい [1] 【中世】
(1)歴史の時代区分の一。古代に続き,近代に先行する時期で,封建制を基礎とする。西洋史では,五世紀の西ローマ帝国滅亡から,一四〜一六世紀のルネサンス・宗教改革までの時期をさす。かつては暗黒時代とも呼ばれた。日本史では封建制の時期を前期と後期に分け,後期は近世と呼び,前期のみを中世と呼んで,鎌倉・室町時代をこれに当てる。
(2)なかむかし。中古。
ちゅうせい
ちゅうせい【忠誠】
loyalty;→英和
allegiance.→英和
〜を誓う pledge one's loyalty.
ちゅうせいえん
ちゅうせいえん [3] 【中性塩】
(1)その水溶液が酸性でも塩基性でもない塩。塩化ナトリウムや硝酸カリウムなど,強酸と強アルカリとの中和によってできた塩は,一般に中性塩。
(2)正塩(セイエン)。
ちゅうせいか
ちゅうせいか [3] 【中性花】
雄しべ・雌しべが退化し,種子を生じなくなっている花。ガクアジサイの装飾花など。不実花。無性花。
ちゅうせいかい
ちゅうせいかい [3] 【中生界】
中生代にできた地層・岩体。
ちゅうせいかん
ちゅうせいかん [3] 【中正官】
中国,魏に始まった九品(キユウヒン)中正法により,人物の推薦のために地方の郡ごとに設けた官職。中正。
ちゅうせいがん
ちゅうせいがん [3] 【中性岩】
火成岩のうち,酸性岩と塩基性岩との中間的な岩石の総称。二酸化ケイ素を52〜66パーセント含む。安山岩・閃緑(センリヨク)岩など。
ちゅうせいご
ちゅうせいご [0] 【中世語】
国語史の上での中世,すなわち鎌倉・室町時代の言語をいう。院政時代の言語をこれに含めることもある。貴族や僧侶のほか,武士や庶民の言葉も知られる。前期の鎌倉時代は前代の言語の影響が強いが,連体形で文を終止することが一般的になり,係り結びも次第に乱れた。南北朝時代以降の後期の室町時代には,口語と文語とがはっきり別れ,敬語法も次第に複雑化した。ジとヂ,ズとヅやオ段長音の開合も一部で混同が始まり,また連声もかなり行われた。
ちゅうせいし
ちゅうせいし [3] 【中性紙】
インクのにじみ防止に炭酸カルシウムなど中性の材料を用いた洋紙。長期の保存が可能。
→酸性紙
ちゅうせいし
ちゅうせいし【中性子】
《理》a neutron.→英和
中性子爆弾 a neutron bomb.
ちゅうせいし
ちゅうせいし [3] 【中性子】
〔neutron〕
素粒子の一。記号 n ,中性,スピン 1/2,質量は陽子の質量より0.1パーセントほど大きく,平均寿命八八九秒でベータ崩壊する。バリオンに属し,陽子とともに原子核を構成して,核子と呼ばれる。ニュートロン。
ちゅうせいしかいせつ
ちゅうせいしかいせつ [6] 【中性子回折】
〔neutron diffraction〕
中性子線が結晶によって回折を起こす現象。原子炉から発生する熱中性子などが用いられ,X 線回折では観測しにくい結晶中の水素原子の位置の確認や,結晶の磁気的構造を調べるのに用いる。
ちゅうせいしせい
ちゅうせいしせい [5] 【中性子星】
ほとんど中性子からなる星。直径は10キロメートル程度,1立方センチメートルの質量は一千万トン以上になる。超新星の爆発により大質量星の中心が圧縮されて生じたと考えられる。
→パルサー
ちゅうせいしばくだん
ちゅうせいしばくだん [6] 【中性子爆弾】
中性子線の放射を強くして人間・生物の殺傷のみを目的とする小型の水素爆弾。
ちゅうせいしぼう
ちゅうせいしぼう [5] 【中性脂肪】
加水分解するとグリセリン一分子と脂肪酸一〜三分子を生じる脂質。動物では脂肪組織として皮下や臓器の表面などに存在し,植物では主として種子に蓄積する。生体のエネルギーの貯蔵源。単純脂質に属する。
ちゅうせいしょくぶつ
ちゅうせいしょくぶつ [6] 【中生植物】
乾燥地でも湿潤地でもない,通常の環境に生育する植物。適度な気温と降水に恵まれた山野に生育する植物。日本の野生植物はほとんどこれに属する。
ちゅうせいせんざい
ちゅうせいせんざい [5] 【中性洗剤】
塩基性を示す通常の石鹸に対して,水中で加水分解せず中性を示す洗剤。普通は,合成洗剤をいう。ソープレス-ソープ。
→合成洗剤
ちゅうせいだい
ちゅうせいだい [3] 【中生代】
地質時代の区分のうち,古生代と新生代との間の時代。今から約二億四七〇〇万年前から約六五〇〇万年前までの間。古い方から三畳紀・ジュラ紀・白亜紀に三分される。海生動物では頭足類のアンモナイト類が,陸上動物では巨大な爬虫類(恐竜など)が,出現した。
ちゅうせいだい
ちゅうせいだい【中生代(層)】
《地》the Mesozoic era (formation).
ちゅうせいとし
ちゅうせいとし [5] 【中世都市】
西洋の中世に成立した軍事都市・宗教都市・自由都市など。特に自治権を有して交易で発達した自由都市が代表的。
ちゅうせいどうぶつ
ちゅうせいどうぶつ [5] 【中生動物】
動物分類上,原生動物と後生動物との中間に位置する動物。寄生性の微小な動物で,二胚虫が代表的。扁形動物の吸虫類が寄生により退化したもの,という説もある。
ちゅうせいどじょう
ちゅうせいどじょう [5] 【中性土壌】
水素イオン濃度 pH が七である土壌。
ちゅうせいなんどう
ちゅうせいなんどう 【忠清南道】
韓国中西部,黄海に面する道。道庁所在地は大田(タイデン)。チュンチョン-ナム-ド。
ちゅうせいひりょう
ちゅうせいひりょう [5] 【中性肥料】
肥料が吸収されたのち,土壌に化学的な影響が残らない肥料。硝安・尿素など。
ちゅうせいびし
ちゅうせいびし [5] 【中性微子】
⇒ニュートリノ
ちゅうせいぶ
ちゅうせいぶ【中西部】
[米国の]the Middle West;the Midwest.→英和
〜の Middle Western.
ちゅうせいぶんがく
ちゅうせいぶんがく [5] 【中世文学】
鎌倉・室町時代の文学とほぼ同じ。普通,上限は鎌倉開幕または保元・平治の乱,下限は足利幕府滅亡または江戸開幕とする。鎌倉末期を境に前期・後期に分けることもある。軍記・随筆・御伽草子(オトギゾウシ)・謡曲・狂言・和歌・連歌・漢詩文など,多様な作品が見られる。幽玄・有心(ウシン)・無心などの文芸理念を構成。
→中古文学
→近世文学
ちゅうせいほくどう
ちゅうせいほくどう 【忠清北道】
韓国の中央部,内陸にある道。道庁所在地は清州。チュンチョン-ブク-ト。
ちゅうせき
ちゅうせき【沖積土】
alluvial soil.沖積世(層) the alluvial epoch (an alluvium).
ちゅうせき
ちゅうせき [0] 【柱石】
(1)建物の柱と土台石。
(2)柱とも礎(イシズエ)とも頼むもの。国家などを支える重要な人。「国の―となる」
(3)ナトリウム・カルシウム・アルミニウムを含むケイ酸塩鉱物。正方晶系に属し,無色・灰色・紫色・黒色などを呈し,ガラス光沢がある。スカポライト。
ちゅうせき
ちゅうせき [0] 【沖積】
河川によって運ばれてきた土砂が堆積すること。
ちゅうせき
ちゅうせき チウ― [0][1] 【疇昔】
〔「疇」は以前,先に,の意〕
過去のある日。昔。また,昨日。
ちゅうせきすい
ちゅうせきすい [4][3] 【沖積錐】
やや傾斜が急な扇状地。
ちゅうせきせい
ちゅうせきせい [4] 【沖積世】
⇒完新世(カンシンセイ)
ちゅうせきそう
ちゅうせきそう [4][3] 【沖積層】
(1)河川による,低地の堆積物。礫(レキ)・砂・泥など。河床・氾濫原・低湿地・自然堤防・扇状地・三角州などの地形をつくる。河成堆積物。
(2)更新世末以降の堆積物の総称。日本では{(1)}のほか,最終氷期の最大海面低下期以後,海進に伴って海や谷を埋め立てた礫・砂・粒土・貝化石などからなる堆積物もいう。
ちゅうせきとう
ちゅうせきとう [4][3] 【沖積統】
⇒完新統(カンシントウ)
ちゅうせきど
ちゅうせきど [4][3] 【沖積土】
流水に運ばれて低地に堆積した土砂が土壌化したもの。沖積平野の表層を構成する。低地土。
ちゅうせきへいや
ちゅうせきへいや [5] 【沖積平野】
(1)河川の堆積作用によってできた平野。
(2)日本では,完新世にできた平野の総称。{(1)}のほか,海の堆積作用によってできた海岸平野も含める。
ちゅうせっきじだい
ちゅうせっきじだい チユウセキキ― [6] 【中石器時代】
旧石器時代と新石器時代の中間の時代。
→石器時代
ちゅうせつ
ちゅうせつ [0] 【忠節】
変わりなく尽くす忠義。「二代の主君に―を尽くす」
ちゅうせつ
ちゅうせつ [0] 【注説・註説】 (名)スル
注記して説明すること。「天文博士―す/太平記 27」
ちゅうせつ
ちゅうせつ【忠節】
⇒忠誠.
ちゅうせつ
ちゅうせつ 【中説】
⇒文中子(ブンチユウシ)
ちゅうせん
ちゅうせん [0] 【注染】
防染糊(ノリ)で型付けした布を重ね,上から染料を注ぎ下から吸引して染める技法。浴衣や手ぬぐいなどを大量に染める時使用する。
ちゅうせん
ちゅうせん チウ― [0] 【抽籤】 (名)スル
〔「抽選」とも書く〕
くじを引くこと。くじびき。「―して決める」「―が行われる」
ちゅうせん
ちゅうせん [0][1] 【中線】
三角形のおのおのの頂点と,対辺の中点とを結んだ線分。
ちゅうせん
ちゅうせん チウ― [0] 【鋳銭】
銭を鋳造すること。また,その銭。じゅせん。
ちゅうせん
ちゅうせん【抽籤】
lottery.→英和
〜する draw lots <for> .〜に当たる(はずれる) draw a winning (losing) number.〜で <choose,settle> by lot[drawing lots].‖抽籤券(器) a lottery ticket (wheel).
ちゅうせんきょく
ちゅうせんきょく【中選挙区】
a medium(sized) electoral district.
ちゅうせんきょくせい
ちゅうせんきょくせい [0] 【中選挙区制】
日本で,各都道府県を数区に分け,一選挙区の議員定数を三〜五人程度とする選挙区制。大選挙区制の一種であるが,特に中選挙区制と称される。
ちゅうせんし
ちゅうせんし チウ― [3] 【鋳銭司】
⇒じゅせんし(鋳銭司)
ちゅうせんせかい
ちゅうせんせかい [5] 【中千世界】
〔仏〕 小千世界を千個合わせたもの。
→世界(9)
ちゅうぜい
ちゅうぜい【中背の】
<a man> of normal[average]height.
ちゅうぜい
ちゅうぜい [0] 【中背】
身長が平均的な高さであること。ちゅうぜ。「中肉―」
ちゅうぜつ
ちゅうぜつ [0] 【中絶】 (名)スル
(1)途中で打ち切って,やめること。また,途中で絶えること。「音信が―する」「仕事が―する」
(2)「人工妊娠中絶」のこと。
ちゅうぜつ
ちゅうぜつ【中絶する】
[事が主語]be interrupted[suspended].⇒中止.妊娠中絶をする have an abortion.→英和
ちゅうぜつぼいん
ちゅうぜつぼいん [5] 【中舌母音】
⇒なかじたぼいん(中舌母音)
ちゅうぜんじ
ちゅうぜんじ 【中禅寺】
栃木県日光市中禅寺湖畔にある天台宗の寺。山号,日光山。784年勝道が二荒山(フタラサン)中宮祠の西隣に建立したのに始まる。輪王寺に属する。坂東三十三所第一八番札所。通称,立木観音。
ちゅうぜんじこ
ちゅうぜんじこ 【中禅寺湖】
栃木県日光市,男体山の麓にある湖。男体山の噴火によって生じた堰止め湖。湖水は大尻川となって流出し,華厳滝(ケゴンノタキ)で大谷(ダイヤ)川に落ち込む。海抜1269メートル。面積11.6平方キロメートル。最大深度163メートル。
ちゅうそ
ちゅうそ [1] 【注疏・註疏】
〔「疏」は注をさらに詳しく解説したもの〕
注と疏。詳しい説明。詳しい注解・注釈。
ちゅうそ
ちゅうそ [1] 【柱礎】
建物の柱と土台の石と。また,柱の下に置くいしずえ。
ちゅうそう
ちゅうそう [0] 【中宗】
中興の君主。
ちゅうそう
ちゅうそう [0] 【中層】
(1)上層と下層の間の層。
(2)建物で,三〜五階ぐらいの高さ。
ちゅうそううん
ちゅうそううん [3] 【中層雲】
中緯度地方において,ほぼ2〜7キロメートルの高さに現れる雲。主要なものは高積雲。
ちゅうそうじゅうたく
ちゅうそうじゅうたく [5] 【中層住宅】
(一般に,エレベーターを必要としない)三〜五階建ての集合住宅。
ちゅうそっこつ
ちゅうそっこつ チユウソク― [3] 【中足骨】
足根骨と趾骨(シコツ)の間にある五本の管状骨。蹠骨(シヨコツ)。
ちゅうそつ
ちゅうそつ [0] 【中卒】
中学校を卒業していること。
ちゅうそん
ちゅうそん [0] 【中尊】
〔「ちゅうぞん」とも〕
〔仏〕 一群の仏像のうち中心をなすもの。脇侍などと区別していう語。阿弥陀三尊の阿弥陀如来,密教五仏の大日如来,五大明王の不動明王など。中台の尊。「―の御手には五色の糸をかけられたり/平家(灌頂)」
ちゅうそんじ
ちゅうそんじ 【中尊寺】
岩手県平泉町にある天台宗の東北大本山。山号,関山(カンザン)。850年,円仁が建てた弘台寿院に始まると伝える。1105年,藤原清衡が建立,平泉文化の中心として栄えた。奥州藤原氏の滅亡と火災により金色堂と経蔵のみを残して多くの堂塔を焼失したが,のち再建。
ちゅうそんじぎょう
ちゅうそんじぎょう 【中尊寺経】
中尊寺に伝わる,藤原氏三代による供養経。三種あり,いずれも紺紙に金字・銀字で書かれる。国宝。
ちゅうぞう
ちゅうぞう [3] 【中僧】
「中小僧(チユウコゾウ)」に同じ。
ちゅうぞう
ちゅうぞう チウザウ [3] 【鋳像】
金属を鋳造してつくった像。
ちゅうぞう
ちゅうぞう【鋳造する】
[像などを]cast;→英和
found;→英和
[貨幣を]mint[coin] <money> ;→英和
strike <a coin> .→英和
‖鋳造語 a coined word.鋳造所 a foundry;a mint (造幣局).
ちゅうぞう
ちゅうぞう チウザウ [0] 【鋳造】 (名)スル
金属を溶かし,鋳型に注ぎ込んで,目的の形にすること。造鋳。「活字を―する」
ちゅうぞうかへい
ちゅうぞうかへい チウザウクワ― [5] 【鋳造貨幣】
鋳造した貨幣。金属貨幣。
ちゅうぞり
ちゅうぞり 【中剃り】
「なかぞり(中剃)」に同じ。「自(ミズカラ)よき程に切て―して/浮世草子・五人女 5」
ちゅうたい
ちゅうたい [0] 【中隊】
軍隊の編成単位の一。大隊と小隊の中間の部隊。
ちゅうたい
ちゅうたい [0] 【中退】 (名)スル
「中途退学」の略。「大学を―する」
ちゅうたい
ちゅうたい [0] 【中諦】
〔仏〕 天台宗でいう三諦の一。すべての存在は空・仮を超えた絶対であるという真理。
ちゅうたい
ちゅうたい【中隊】
a company;→英和
a battery (砲兵).→英和
中隊長 a captain.→英和
ちゅうたい
ちゅうたい【中退する】
drop out <of college> ;leave[quit] <school> .→英和
中退者 a <college> dropout.→英和
ちゅうたい
ちゅうたい チウ― [0] 【紐帯】
〔「じゅうたい」とも〕
(1)ひもとおび。転じて,物と物,人と人とを結びつける役割を果たす大事なもの。
(2)特に,社会の構成員を結びつけている,血縁・地縁・利害などのさまざまな条件。
ちゅうたい
ちゅうたい [0] 【柱体】
円柱や角柱の総称。
ちゅうたいせいようろん
ちゅうたいせいようろん [7] 【中体西用論】
清末の洋務運動の基本的思想。中国の伝統思想を本体とし,西欧の科学・技術を導入しようとする考え方。
ちゅうたつ
ちゅうたつ 【仲達】
司馬懿(シバイ)の字(アザナ)。
ちゅうたん
ちゅうたん チウ― [0] 【鋳鍛】
鋳造と鍛造。「―工業」
ちゅうたん
ちゅうたん [0] 【忠胆】
忠義の心。忠肝。
ちゅうだい
ちゅうだい [0] 【中台】
(1)〔仏〕 胎蔵界曼荼羅(マンダラ)の中央にある中台八葉院の中心部。
(2)石灯籠(イシドウロウ)の支柱の上にあり,火をともす部分をのせている台。
→石灯籠
ちゅうだい
ちゅうだい チウ― [0] 【抽薹】
植物の花茎が急速な節間伸長をすること。とう立ち。
ちゅうだいさぎ
ちゅうだいさぎ [3] 【中大鷺】
ダイサギのアジア産亜種。全長90センチメートル内外で,日本で普通に見られるシラサギの中では最大。四月頃渡来して樹上に営巣し,秋に南方へ去る。朝鮮からアジア東部・南部からオーストラリアに分布。コモモジロ。
ちゅうだいのそん
ちゅうだいのそん 【中台の尊】
〔仏〕「中尊」に同じ。
ちゅうだいはちよういん
ちゅうだいはちよういん [7] 【中台八葉院】
〔仏〕 胎蔵界曼荼羅の中央部。中心の花台上の大日如来と,その周囲に配された八つの仏から構成される。
ちゅうだいみょう
ちゅうだいみょう [3] 【中大名】
江戸時代,四位以下の外様(トザマ)国持ち大名の称。江戸城内の柳の間に詰めた。
ちゅうだち
ちゅうだち [0] 【中裁ち】
和裁で,四,五歳から一二歳ぐらいまでの子供の着物の裁ち方。また,その着物。四つ身裁ち。
→大裁ち
→小裁ち
ちゅうだめ
ちゅうだめ チウ― 【宙溜】 ・ チユウ― 【中溜】
(1)宙にささえとどめること。宙ぶらりんにすること。「銀きせる―にしてはなしかけ/柳多留 11」
(2)そらでおぼえていること。そらおぼえ。「―に年々の勘定高をいうて見すべし/浮世草子・色三味線」
ちゅうだん
ちゅうだん【中断】
(an) interruption.〜させる interrupt;→英和
discontinue.→英和
ちゅうだん
ちゅうだん [0] 【中段】
(1)いくつかの段に分かれているもののまんなかの段。また,中ほどの段。
(2)初めと終わりの中間の段階。
(3)階段の中ごろ。
(4)剣道などで,上段・下段の構えに対し,刀の切っ先を相手の目に向けて構える構え方。正眼。
(5)旧暦の暦の,三段に分かれた中の段に書かれている十二直(ジユウニチヨク)をいう。毎日の干支(エト)の下に記し,その吉凶を定めた。
→十二直
(6)〔「中段の間(マ)」の略〕
書院造りで,上段の間より一段低く造った間。
ちゅうだん
ちゅうだん【中段】
the landing (階段の);→英和
a middle berth (寝台車の).
ちゅうだん
ちゅうだん [0] 【中断】 (名)スル
(1)続いている物を,途中で(一時)たちきること。また,一時とだえること。「審議を―する」
(2)〔法〕 一定の事由が生じたため,それまでの効力が失われること。「時効の―」
(3)まんなかで切ること。また,まんなかで切れること。「九州を―して其北部から工業を除けば/野分(漱石)」
ちゅうだん
ちゅうだん [0] 【中壇】
〔仏〕 五壇の御修法(ミズホウ)の中央の壇。すなわち,不動明王の壇。
ちゅうちゅう
ちゅうちゅう [0] 【忡忡】 (ト|タル)[文]形動タリ
憂いなやむさま。「心事匇忙(ソウボウ)―として安んぜず/佳人之奇遇(散士)」
ちゅうちゅう
ちゅうちゅう
〜鳴く[ねずみが]squeak;→英和
[小鳥・虫が]chirp;→英和
twitter.→英和
ちゅうちゅう
ちゅうちゅう [1]
■一■ (副)
(1)ネズミ・スズメなどの鳴き声を表す語。
(2)液体のものを吸う音を表す語。「ストローで―(と)吸う」
■二■ (名)
ネズミ・スズメをいう幼児語。
ちゅうちゅうたこかいな
ちゅうちゅうたこかいな (連語)
〔「ちゅうちゅう」は,双六(スゴロク)の用語「重二(ジユウニ)」の転「ちゅう」を重ねた語か〕
おはじき遊びなどで数を数えるときに,二,四,六,八,一〇の代わりに唱える言葉。
ちゅうちょ
ちゅうちょ【躊躇】
hesitation.〜する hesitate <to do,about doing> ;→英和
waver.→英和
〜せずに without hesitation.〜しながら hesitatingly;→英和
falteringly (口ごもって).→英和
ちゅうちょ
ちゅうちょ チウ― [1] 【躊躇】 (名)スル
ためらうこと。ぐずぐずすること。「―なく事を行う」「土壇場に来て―する」
ちゅうちょう
ちゅうちょう [0] 【中朝】
(1)〔「中」は禁中の意〕
朝廷。
(2)〔世界の中央に位置する朝廷の意〕
日本の朝廷の美称。
(3)中世。中古。
ちゅうちょう
ちゅうちょう チウチヤウ [0] 【惆悵】 (ト|タル)[文]形動タリ
恨み嘆くこと。いたみ悲しむこと。また,そのさま。「―去るに忍びざるの思あり/日乗(荷風)」「―と独り帰つて来ました/秋山図(竜之介)」
ちゅうちょう
ちゅうちょう [0] 【注腸】
(1)薬液や滋養液・造影剤などを,肛門から腸内に注入すること。
(2)「注腸造影 X 線検査法」の略。
ちゅうちょう
ちゅうちょう [1] 【中腸】
消化管のうち,内胚葉(ナイハイヨウ)起源の部分。脊椎動物では,ほぼ小腸にあたる。昆虫では消化管の中心部で胃とも呼ばれ,消化が行われる部位。
ちゅうちょうきよきん
ちゅうちょうきよきん チユウチヤウキ― [6] 【中長期預金】
期間が四年の定期預金。金融自由化に伴い1993年(平成5)から登場。
ちゅうちょうじじつ
ちゅうちょうじじつ チユウテウ― 【中朝事実】
歴史書。二巻。山鹿素行著。1669年成立。素行が赤穂配流中の著作。古学の立場から皇統を論じ,政治の理想が古代において実現されていたことを漢文体で述べたもの。
ちゅうちょうせん
ちゅうちょうせん [0] 【中腸腺】
甲殻類や軟体動物に見られる,中腸に付属する消化腺。
ちゅうちょく
ちゅうちょく [0] 【忠直】 (名・形動)[文]ナリ
忠義で正直な・こと(さま)。律義。「其性―にして頗る義気あり/近世紀聞(採菊)」
ちゅうっぱら
ちゅうっぱら [0] 【中っ腹】 (名・形動)
(1)心中で不愉快に思っているさま。むかむかしているさま。「―で家を飛び出す」「―な口のきき方」
(2)気みじかで威勢のよいこと。短気なさま。「―を云あがつたとつて/黄表紙・人間万事塞翁馬」
ちゅうついほう
ちゅうついほう [3] 【中追放】
江戸時代の重中軽三等の追放刑のうち中位のもの。
→追放(3)
ちゅうづもり
ちゅうづもり 【中積(も)り】
〔「つもり」は計算すること〕
おおよその見当をつけること。中ぐくり。「ことさら成人の子供達大方―にも違ふまじ/浮世草子・永代蔵 3」
ちゅうづり
ちゅうづり【宙釣りになる】
be left (dangling) in mid-air.
ちゅうづり
ちゅうづり チウ― [0] 【宙釣(り)】
(1)空中にぶら下がった状態。
(2)「宙乗(チユウノ)り」に同じ。
ちゅうてい
ちゅうてい [0] 【厨丁】
台所の事をつかさどる男。料理人。
ちゅうてい
ちゅうてい [0] 【忠貞】
忠義と貞節。まじめで,おこないが立派なこと。
ちゅうてい
ちゅうてい [0] 【駐艇】 (名)スル
ヨットや大型のボートなどをとめておくこと。「―場」「違法―」
ちゅうてつ
ちゅうてつ チウ― [1][0] 【鋳鉄】
2.1〜3.6パーセント程度の炭素と,ケイ素・マンガンなど若干を含む鉄合金。また,その製品。ねずみ鋳鉄・球状黒鉛鋳鉄・可鍛鋳鉄などがある。一般に,溶融点が低く,鋼よりももろい。
ちゅうてつ
ちゅうてつ【鋳鉄】
cast iron.
ちゅうてん
ちゅうてん【中天】
the middle of the sky;→英和
<hang in> midair.→英和
ちゅうてん
ちゅうてん [1] 【中点】
一つの線分上にあって,その両端から等しい距離にある点。二等分点。
ちゅうてん
ちゅうてん [0] 【中天】
(1)天のまんなか。天の中心。
(2)なかぞら。空中。中空(チユウクウ)。
(3)「中天竺(チユウテンジク)」に同じ。
ちゅうてん
ちゅうてん【中点】
《数》the middle point.
ちゅうてん
ちゅうてん [0] 【沖天・冲天】
天にのぼること。空高くあがること。多く,人の勢いなどが非常に強いことにいう。「―の勢い」「―の猛志を懐ゐて/思出の記(蘆花)」
ちゅうてんじく
ちゅうてんじく [3] 【中天竺】
五天竺の一。古代インドの中央にあたる地域。中天。
ちゅうてんれんけつていり
ちゅうてんれんけつていり [9] 【中点連結定理】
三角形の任意の二辺の中点を結ぶ線分は,もう一辺に平行であり,長さはその半分であるという定理。
ちゅうでん
ちゅうでん [0] 【中伝】
初伝・奥伝などに対して,修業の半ばで授けられる伝授をいう。中ゆるし。
ちゅうでん
ちゅうでん 【中田】
田租を定めるため,田を等級分けしたうちの,中程度に肥えている田のこと。
→上田
→下田
ちゅうでん
ちゅうでん [0] 【中殿】
(1)清涼殿の別名。
(2)神社建築において,拝殿と本殿との間にある社殿。相(アイ)の間。
ちゅうと
ちゅうと【中途に[で]】
halfway;→英和
midway;→英和
in the middle <of> .→英和
〜半端なことをする do <a thing> by halves.〜で退学する quit[give up]school.‖中途退学者 a dropout.
ちゅうと
ちゅうと [1] 【中図】 (名)スル
図にあたること。おもわく通りになること。「此方(コナタ)は計略―せりと独ひそかに打笑むのみ/小説神髄(逍遥)」
ちゅうと
ちゅうと [0] 【中途】
(1)行く道のなかほど。途中。「坂の―」
(2)物事の進行している,なかごろ。なかば。途中。「話の―から脇道にそれる」
ちゅうとう
ちゅうとう 【中東】
〔Middle East〕
西アジアとアフリカ北東部の地域の総称。イラン・イラク・サウジアラビア・トルコ・イスラエル・エジプトなどが含まれる。ヨーロッパから見た名称で,極東と近東の間の地域。二〇世紀初めまではインド半島・イラン・アフガニスタンなどの総称として用いられた。中近東。
→極東
→近東
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【仲冬】
冬三か月の中の月。陰暦一一月の異名。
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【柱棟】
(1)柱とむなぎ。
(2)一国あるいは一家を支える重要な人物。大黒柱。柱石。
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【中等】
(1)中ぐらいの程度。上等と下等,また高等と初等との中間。中級。「―の品」
(2)乗り物や劇場などで,切符の値段が上等の次に高いもの。明治時代に用いられた。「―の切符を買う」
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【柱頭】
(1)柱の頭部。西洋建築では各時代・各様式ごとに特色ある意匠の彫刻が施されている。キャピタル。
→オーダー
(2)〔植〕 雌しべの先端。粘液を分泌し,花粉の付着する部分。
→花式図
柱頭(1)[図]
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【中闘】
中央闘争委員会または委員の略。労働組合などの闘争指導機関の一つ。
ちゅうとう
ちゅうとう【中等の】
middle(-class);→英和
medium;→英和
average (並の).→英和
‖中等教育 secondary education.中等品 an article of medium[average]quality.
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【中唐】
中国文学史上,唐代を四分した第三期。代宗の大暦から敬宗の宝暦までの約60年間(766-826)。白居易・元稹(ゲンシン)・李賀・韓愈・柳宗元らが活躍。
→初唐
→盛唐
→晩唐
ちゅうとう
ちゅうとう【中東】
the Mid(dle) East.
ちゅうとう
ちゅうとう [0] 【偸盗】 (名)スル
〔「ちゅう」は「偸(トウ)」の慣用音〕
人の物を盗むこと。また,盗人。とうとう。「或る所に―入りたりけり/著聞 12」「―すべからず/どちりなきりしたん」
ちゅうとう
ちゅうとう【柱頭】
a capital.→英和
ちゅうとうがっこう
ちゅうとうがっこう [5] 【中等学校】
旧制で,中等教育を施した中学校・実業学校・高等女学校の総称。
ちゅうとうきょういく
ちゅうとうきょういく [5] 【中等教育】
初等教育と高等教育との中間の教育。旧制では中学校・高等女学校・実業学校で行なった教育をいい,現在では中学校・高等学校で行う教育をいう。
ちゅうとうせんそう
ちゅうとうせんそう 【中東戦争】
1948年のイスラエル建国を契機とする,イスラエルとアラブ諸国との一連の戦争。大規模戦闘は第一次(48年),第二次(56年),第三次(67年),第四次(73年)がある。
ちゅうとうふつうきょういく
ちゅうとうふつうきょういく [8] 【中等普通教育】
中等教育のうち,前期中等教育に相当する普通教育。中学校段階の教育。
ちゅうとさいよう
ちゅうとさいよう [4] 【中途採用】
定期採用時以外に年度の途中に行う社員などの採用。また,それによって採用された者。
ちゅうとはんぱ
ちゅうとはんぱ【中途半端】
⇒中途.
ちゅうとはんぱ
ちゅうとはんぱ [4] 【中途半端】 (名・形動)[文]ナリ
物事が完成していないこと。また,徹底していないで,どっちつかずなさま。「―な態度」
ちゅうとろ
ちゅうとろ [0]
マグロの肉の,脂肪分のやや多めのもの。腹に近いところの肉。刺身・すし種にする。
ちゅうとん
ちゅうとん【駐屯している】
be stationed <at> ;occupy (占領).→英和
‖駐屯軍 occupation forces;a garrison (守備の).駐屯地 a post.
ちゅうとん
ちゅうとん [0] 【駐屯】 (名)スル
軍隊がある地にとどまっていること。「―部隊」「―地」「一個師団が―する」
ちゅうど
ちゅうど [0] 【中砥】
⇒なかと(中砥)
ちゅうどう
ちゅうどう [0] 【中道】
(1)一方に偏らず,穏やかなこと。中正の道。「―を歩む」
(2)目的を達しないうち。中途。半途。途中。なかば。「其業―にして敗ぶれたり/日本開化小史(卯吉)」
(3)富士参詣の登山者が,富士山の中腹をめぐること。「―めぐり」
(4)〔仏〕 仏教の基本的教義の一。両極端に偏らないこと。対立する見解や態度を克服した立場。対立の内容については,快楽主義と苦行主義,自己を永遠とみる常見と死後はないとする断見,有と空,空と仮など,教派によって諸説がある。
ちゅうどう
ちゅうどう【中道を行く】
take the golden mean[a moderate course].中道派 a centrist.→英和
中道政党 a middle-of-the-road party.
ちゅうどう
ちゅうどう [0] 【中堂】
(1)中央に位置する堂。天台宗で,本堂のこと。
(2)特に,比叡山延暦寺の根本中堂のこと。「おほくは―にのぼらせたまはむとなり/大鏡(三条)」
(3)昔,中国で宰相が政治を執った所。また,宰相のこと。
ちゅうどうかん
ちゅうどうかん [3] 【中道観】
〔仏〕
⇒中観(チユウガン)(1)
ちゅうどうじ
ちゅうどうじ 【中童子】
寺で召し使う少年で,一二,三歳ぐらいの者。法会(ホウエ)の手伝いや高僧が外出する時の供をしたりする。
→上童子
ちゅうどうせいじ
ちゅうどうせいじ [5] 【中道政治】
左右あるいは保守・革新のどちらにも偏らないことを旨とする政治。
ちゅうどおり
ちゅうどおり 【中通り】
(1)「なかどおり(中通){(2)}」に同じ。「―のすい也/洒落本・間似合早粋」
(2)江戸で,歌舞伎役者の名題下(ナダイシタ)の三階級の中位のもの。相中(アイチユウ)。板の間。
ちゅうどく
ちゅうどく [1] 【中毒】 (名)スル
(1)物質の毒性により機能障害を起こすこと。食中毒・薬物中毒・細菌中毒などがある。
(2)周囲の状況などになれて,感覚などが麻痺(マヒ)してしまうこと。「君がウエルテルは散三(サンザ)聞かされて―しておる/社会百面相(魯庵)」
ちゅうどく
ちゅうどく【中毒】
poisoning;→英和
<話> <work-> aholic (人).〜する[人が主語]be poisoned <by> ;[物が主語]disagree <with one> .→英和
‖中毒者 an addict.中毒症状 toxic symptoms.アルコール中毒 ⇒アルコール.食(ガス)中毒 food (gas) poisoning.
ちゅうどくしん
ちゅうどくしん [4][3] 【中毒疹】
体外性の物質あるいは体内で産生された中毒物質が原因となって現れる発疹。薬剤や食物によるものが多く,また代謝異常や妊娠・感染症・腫瘍などによっても現れる。
→薬疹
ちゅうどくりょう
ちゅうどくりょう [4] 【中毒量】
中毒症状を起こす薬物の最少量。
ちゅうどしま
ちゅうどしま【中年増】
a middle-aged woman.
ちゅうどしま
ちゅうどしま [3] 【中年増】
中ぐらいの年増。二〇歳過ぎから二八,九歳頃までの女性。時代などによって,年齢帯は若干前後する。
ちゅうどしより
ちゅうどしより [3] 【中年寄】
江戸城大奥の女中職の一。
ちゅうないしょう
ちゅうないしょう チウナイシヤウ [3] 【肘内障】
橈骨(トウコツ)小頭が環状靭帯(ジンタイ)から亜脱臼を起こしたものをいう。幼児の手や手首を急に強く引っ張った時に起こる。
ちゅうなごん
ちゅうなごん [3] 【中納言】
太政官職の一。令外(リヨウゲ)の官。職掌は大納言とほぼ同様で,天皇に近侍し,奏上・宣下をつかさどったが,大納言のように大臣の職務を代行することはできなかった。従三位相当。なかのものもうすつかさ。すけのものもうすつかさ。
ちゅうなん
ちゅうなん 【中男】
(1)二番目の息子。次男。
(2)養老令制で,一七歳以上,二〇歳以下の男子をいう。正丁(セイテイ)の四分の一の調・雑徭(ゾウヨウ)が課せられていたが,のち郷土の産物を納める中男作物に改められた。大宝令では少丁(シヨウテイ)という。
ちゅうなんかい
ちゅうなんかい 【中南海】
中国,北京の故宮博物院の西側にある地区。清代の皇宮庭園の一部で,現在は政府の最高機関の所在地であり,要人の居住地。チョンナンハイ。
中南海[カラー図版]
ちゅうなんさくもつ
ちゅうなんさくもつ 【中男作物】
律令制下の租税の一。中男に郷土の産物を納めさせるもの。
ちゅうなんべい
ちゅうなんべい [3] 【中南米】
中部アメリカと南アメリカの総称。ラテン-アメリカ。
ちゅうなんべい
ちゅうなんべい【中南米】
Latin America.
ちゅうにかい
ちゅうにかい [3] 【中二階】
(1)普通の二階よりも低く,一階と二階の中間の高さに造った二階。
(2)〔中二階になっている所から〕
女形の部屋にあてられた楽屋。また,女形の役者のこと。
ちゅうにかい
ちゅうにかい【中二階】
a mezzanine.→英和
ちゅうにく
ちゅうにく [0] 【中肉】
(1)太りすぎず,やせすぎず,ほどほどの肉づきであること。
(2)上肉と並肉との中間の品質・値段の肉。
ちゅうにく
ちゅうにく【中肉中背の】
<a person> of normal[medium]height and build.
ちゅうにくちゅうぜい
ちゅうにくちゅうぜい [0] 【中肉中背】
身長も体重も普通であること。標準的な体格。
ちゅうにち
ちゅうにち [0] 【駐日】
日本に駐在していること。「―アメリカ大使」
ちゅうにち
ちゅうにち【中日】
(1) the day of the equinox (彼岸の).→英和
(2) Sino-Japanese <relations> .
ちゅうにち
ちゅうにち [1] 【中日】
□一□
(1)一定の期間のまんなかの日。
(2)〔仏〕 彼岸七日間のまんなかの日。すなわち,春分・秋分の日。「お彼岸の―」
□二□中国と日本。「―貿易」
ちゅうにちしんぶん
ちゅうにちしんぶん 【中日新聞】
中部地方の日刊新聞。1942年(昭和17),名古屋の二大新聞が合併し「中部日本新聞」として発足。65年から現紙名。
→東京新聞
ちゅうにゅう
ちゅうにゅう [0] 【注入】 (名)スル
(1)そそぎ入れること。つぎこむこと。「薬液を体内に―する」
(2)物事をあるところにどんどん送り込むこと。「新しいエネルギーを―する」
(3)知識をつめ込むこと。
→開発
ちゅうにゅう
ちゅうにゅう【注入する】
pour[put] <into> ;→英和
infuse <into> (思想などを).→英和
ちゅうにゅうきょういく
ちゅうにゅうきょういく [5] 【注入教育】
教師が一方的に知識・技術を与え,生徒に記憶させる教育。詰め込み教育。
ちゅうにん
ちゅうにん [0] 【仲人・中人】
(1)相対立している両者の間に入って仲裁する人。仲裁人。
(2)なこうど。媒酌人。
ちゅうにん
ちゅうにん [0] 【中人】
大人(ダイニン)と小人(シヨウニン)の間の年齢層。現在は入場料・乗車賃などを示す場合に,小・中学生などをさしていう。ちゅうじん。
ちゅうねん
ちゅうねん【中年】
middle age.〜の middle-aged.〜を過ぎた elderly.‖中年太り middle-age(d) spread.
ちゅうねん
ちゅうねん [0] 【中年】
青年と老年の間の年頃。四〇歳前後から五〇歳代後半あたりまで。壮年。「―太り」
ちゅうねんそう
ちゅうねんそう [3] 【中年層】
青年と老年との中間の年頃の階層。壮年層。
ちゅうのう
ちゅうのう [0] 【中脳】
脊椎動物の脳の一部。間脳の後方,小脳や橋の前方に位置する。哺乳類では背面の上下左右に丸みのある高まりがあり,上は視覚に,下は聴覚に関係する。
ちゅうのう
ちゅうのう [0] 【中農】
中規模の農業を営む農家。
ちゅうのう
ちゅうのう【中脳】
《解》mesencephalon;the midbrain.
ちゅうのまい
ちゅうのまい [0] 【中の舞】
(1)能の舞の一。中庸のテンポの舞。さまざまな役(人物)に用いられる。伴奏の囃子(ハヤシ)には,笛・小鼓・大鼓によるものと,それに太鼓を加えるものの二通りがある。
(2)下座(ゲザ)音楽の一。{(1)}の編曲で,能管・小鼓・大鼓・太鼓で奏するが,通例は三味線の合方も入る。上使の出入りなどに用いる。
ちゅうのり
ちゅうのり [0] 【中乗】
能楽で,謡のリズムのとり方。一六音節を八拍にあてはめて謡う。勇壮活発な気分に適し,戦闘や地獄の描写などに用いる。半乗・修羅乗。
〔普通「中ノリ」と書く〕
→大(オオ)乗
→平(ヒラ)乗
ちゅうのり
ちゅうのり チウ― [0] 【宙乗り】
歌舞伎の演出の一。妖怪や怨霊役の俳優を,綱・滑車などで釣り上げ,舞台や観客席の上を移動させること。宙釣り。
ちゅうは
ちゅうは【中波】
[無線の]a medium wave.
ちゅうは
ちゅうは [1] 【中破】 (名)スル
(大破・小破に対して)中程度の破損。かなりの破損だが修理すれば使えるようになる程度の破損。「衝突事故で―する」
ちゅうは
ちゅうは [1] 【中波】
慣用的な電波区分で,波長100〜1000メートル(周波数300〜3000キロヘルツ)の電波。AM ラジオ放送や海上業務に用いる。
ちゅうはい
ちゅうはい [0] 【中廃】 (名)スル
途中でやめること。「決して―すべからず/西国立志編(正直)」
ちゅうはい
ちゅうはい [0] 【中輩】
(1)身分が中程度の人。[日葡]
(2)〔仏〕 三輩の一。出家するが,多くの善を積むことのできない者。
→上輩
→下輩(ゲハイ)
ちゅうはいよう
ちゅうはいよう [3] 【中胚葉】
後生動物の発生過程の嚢胚(ノウハイ)期の終わりに完成する胚葉の一。外胚葉と内胚葉の間に現れ,このうちのいずれかからつくられる。将来,筋肉系・骨格系・循環系・排出系・生殖系に発達する。
ちゅうはく
ちゅうはく [0] 【中白】
「中白糖(チユウハクトウ)」の略。
ちゅうはくとう
ちゅうはくとう [3] 【中白糖】
車糖(クルマトウ)の一。上白糖よりやや精製度が低く,色はやや黄色味を帯びる。ちゅうじろ。ちゅうはく。
ちゅうはくろう
ちゅうはくろう [4] 【虫白蝋】
⇒いぼたろう(水蝋樹蝋)
ちゅうはば
ちゅうはば [0] 【中幅】
(1)大幅と小幅の中間の幅の布地。約45センチメートル。
(2)「中幅帯」の略。
ちゅうはば
ちゅうはば【中幅の】
of medium width.
ちゅうはばおび
ちゅうはばおび [5] 【中幅帯】
中幅の布で仕立てた帯。女性用。
ちゅうはん
ちゅうはん [0] チユウ― 【中飯】 ・ チウ― 【昼飯】
ひるめし。昼食。
ちゅうばあさん
ちゅうばあさん [3] 【中婆さん】
中婆(チユウババ)を親しんでいう語。
→ちゅうばば
ちゅうばい
ちゅうばい [0] 【虫媒】
昆虫によって花粉が運ばれ,受粉が媒介されること。
ちゅうばい
ちゅうばい [0] 【仲媒・中媒】
なかだち。媒介。
ちゅうばいか
ちゅうばいか [3] 【虫媒花】
虫媒によって受粉が行われる花。一般に花弁が美しく,花粉に粘性があり,時に特有の香を放つ。
→水媒花
→風媒花
ちゅうばいか
ちゅうばいか【虫媒花】
an entomophilous flower.
ちゅうばつ
ちゅうばつ [0] 【誅罰】 (名)スル
罪を責めて罰すること。「―を加える」「平家を―して/盛衰記 46」
ちゅうばつ
ちゅうばつ [0] 【誅伐】 (名)スル
罪のある者を討つこと。「対馬守源義親―せられしよりこのかた/平治(中・古活字本)」
ちゅうばば
ちゅうばば [0][3] 【中婆】
中年の婦人。中年女。明治期に用いられた語。「四十位の―と結婚する/生(花袋)」
ちゅうばらえ
ちゅうばらえ [3] 【中祓】
神事に関する罪を犯した罪人に科する祓の料物(リヨウモツ)を,大・上・中・下の四等に分けたときの第三等。
ちゅうばん
ちゅうばん【中判の】
medium-sized.
ちゅうばん
ちゅうばん [0] 【中盤】
(1)囲碁・将棋などで,序盤の布石や駒組みが終わり,本格的な戦いに入った段階。
(2)勝負事などの中ほどまで進んだ時期。「選挙戦も―に入る」
→序盤
→終盤
ちゅうばん
ちゅうばん [0] 【中判】
(1)紙などの判の大きさが中くらいのもの。
(2)辻番付(ツジバンヅケ)の中位のもの。
ちゅうばんせん
ちゅうばんせん [0] 【中盤戦】
中盤の戦い。
ちゅうばんせん
ちゅうばんせん【中盤戦に入る】
be in the middle stage <of the game> .
ちゅうひ
ちゅうひ [0][1] 【中飛】
野球で,センター-フライのこと。
ちゅうひ
ちゅうひ [1] 【沢鵟】
タカ目タカ科の鳥。全長55センチメートル内外。雄の成鳥は全体に黒褐色で翼と尾に灰色の部分があり,雌・幼鳥は暗褐色。海岸・沼沢の葦原などに生息し,小動物を捕食する。ユーラシアに分布。日本では北海道・秋田県・石川県などで少数が繁殖するほかは冬鳥として渡来。近年個体数が激減した。
ちゅうひ
ちゅうひ [1] 【厨婢】
台所の事をする下女。くりやおんな。
ちゅうひつ
ちゅうひつ [0] 【駐蹕】
〔蹕(サキバライ)を駐(トド)める意〕
天子の行幸の途中,一時のりものを止めること。また,その地に滞在すること。駐駕(チユウガ)。駐輦(チユウレン)。
ちゅうひょう
ちゅうひょう チウヘウ [0] 【昼標】
航路標識の一。昼間の航路の水路とその状態を示す標識。立標・陸標・浮標などがある。
ちゅうび
ちゅうび [0] 【中火】
煮炊きの火で,火力が中程度の火。「―で煮る」
→強火
→弱火
ちゅうび
ちゅうび【中火】
a medium flame.
ちゅうびねり
ちゅうびねり 【中捻り】
婦人が腰を少しひねるようにして,しなをつくって歩くこと。遊女の歩き方。「ぬき足―の歩き姿/浮世草子・五人女 3」
ちゅうびゅう
ちゅうびゅう チウビウ [0] 【綢繆】 (名)スル
(1)まといつくこと。からみもつれること。また,むすびつけること。「市街に面せる窓をすら一々―したりしかば/緑簑談(南翠)」
(2)むつみ合うこと。なれ親しむこと。
ちゅうびょう
ちゅうびょう [0] 【中苗】
本葉が三,四枚のイネの苗。稚苗とともに機械移植される。手植え用の成苗に対していう。
ちゅうびらき
ちゅうびらき [0][3] 【中開き】
半ば開くこと。半開き。
ちゅうふ
ちゅうふ [1] 【厨夫】
調理場で働く男。料理人。
ちゅうふう
ちゅうふう [0] 【中風】
〔「ちゅうぶう」「ちゅうぶ」とも〕
(1)脳出血・脳梗塞や脳軟化により,運動機能障害ことに痙性(ケイセイ)片麻痺や言語機能障害をきたした状態。中気。風疾。
(2)〔風(カゼ)に中(アタ)る意〕
古く,かぜを引くこと。
ちゅうふく
ちゅうふく [0] 【中腹】
山のふもとと頂上との中間。山腹。
ちゅうふく
ちゅうふく [0] 【中伏】
三伏の一。夏至のあとの第四の庚(カノエ)の日。
→初伏
→末伏
ちゅうふく
ちゅうふく【中腹に[で]】
halfway up[down] <a mountain> .
ちゅうふつ
ちゅうふつ [0] 【駐仏】
フランスに駐在すること。「―大使」
ちゅうふりそで
ちゅうふりそで [3] 【中振袖】
約75センチメートルから1メートルほどの袖丈の振袖。ちゅうふり。
→大振袖
ちゅうふん
ちゅうふん [0] 【忠憤】
忠誠心から起こるいきどおり。
ちゅうぶ
ちゅうぶ [0] 【中風】
「ちゅうふう(中風)」に同じ。
ちゅうぶ
ちゅうぶ【中部】
the central[middle]part.中部地方 Central Japan.
ちゅうぶ
ちゅうぶ [1] 【中部】
(1)中央に位置する部分。
(2)「中部地方」に同じ。
ちゅうぶ
ちゅうぶ(う)【中風】
palsy;→英和
paralysis.→英和
ちゅうぶき
ちゅうぶき チウ― [0] 【宙吹き】
ガラス器物の成形法の一。型を用いず,吹き竿に巻き取った熔(ト)けたガラス種を宙空で吹いて成形する基本的な技法。
→吹きガラス
ちゅうぶく
ちゅうぶく [0] 【誅伏・誅服】 (名)スル
罪を責めてしたがわせること。
ちゅうぶさんがくこくりつこうえん
ちゅうぶさんがくこくりつこうえん 【中部山岳国立公園】
長野・岐阜・富山・新潟県にまたがる国立公園。飛騨山脈を含む地域で,3000メートル内外の山々が連なる。
ちゅうぶだいがく
ちゅうぶだいがく 【中部大学】
私立大学の一。1938年(昭和13)創立の名古屋第一工学校を源とし,64年中部工業大学として開設。84年現名に改称。本部は春日井市。
ちゅうぶちほう
ちゅうぶちほう [4] 【中部地方】
本州中央部を占める地方。愛知・岐阜・静岡・山梨・長野・福井・石川・富山・新潟の九県。中部日本。
ちゅうぶとり
ちゅうぶとり [3] 【中太り】 (名・形動)
普通よりやや太っていること。やや肥満していること。「―な身体」
ちゅうぶにっぽんほうそう
ちゅうぶにっぽんほうそう 【中部日本放送】
中部地方のラジオ・テレビ兼営の民間放送局。1951年(昭和26),新日本放送(現毎日放送)と並んで日本初の民放ラジオ局として開局。56年にテレビ放送も開始。
ちゅうぶにほん
ちゅうぶにほん [5] 【中部日本】
「中部地方」に同じ。
ちゅうぶらりん
ちゅうぶらりん【宙ぶらりんの】
hanging;[未解決]pending.→英和
ちゅうぶらりん
ちゅうぶらりん [0] チユウ― 【中ぶらりん】 ・ チウ― 【宙ぶらりん】 (名・形動)
(1)空中にぶらさがっている・こと(さま)。「たこが電線にひっかかって―になっている」
(2)いずれともつかず,中途半端なさま。「計画は―なまま頓挫(トンザ)した」「―な状態」
ちゅうぶる
ちゅうぶる【中古の】
⇒中古(ちゆうこ).
ちゅうぶる
ちゅうぶる [0] 【中古】
少し使って古くなっているが,まだ使える物。セコハン。ちゅうこ。「―の自動車」「―品」
ちゅうぶん
ちゅうぶん [0] 【中文】
(1)中国語で書かれた文章。
(2)「中国文学」「中国文学科」の略。
ちゅうぶん
ちゅうぶん チウ― [0] 【籀文】
「大篆(ダイテン)」に同じ。
ちゅうぶん
ちゅうぶん チウ― [0] 【抽分】
商品の一部を税として抽出・徴収したこと。転じて,税。
ちゅうぶん
ちゅうぶん [0] 【中分】 (名)スル
(1)半分に分けること。真二つにすること。「下地(シタジ)―」「今日より後は天下を―して/太平記 28」
(2)同等に扱うこと。「工藤左衛門祐経と匹夫下郎の本多と―の扱ひとはお恨めしい/浄瑠璃・会稽山」
(3)争いなどの和解のために,中間をとって妥協し合うこと。またそのような方法で第三者が仲裁すること。特に,中世の所領争いの解決法として多く行われた。「―ニイル/日葡」
(4)中ぐらい。中等。中流階級。「乞食するほどの身体にもならぬもの―より下の渡世をするものなり/浮世草子・胸算用 5」
ちゅうぶんせん
ちゅうぶんせん チウ― 【抽分銭】
室町時代,幕府や大名などが勘合貿易船に便乗した貿易商人から徴収した税。
ちゅうぶアメリカ
ちゅうぶアメリカ 【中部―】
北アメリカのうち,メキシコ・中央アメリカ・西インド諸島の総称。
ちゅうへい
ちゅうへい [0] 【駐兵】 (名)スル
兵隊をある地点にとどめておくこと。また,その兵隊。
ちゅうへい
ちゅうへい【駐兵する】
keep[station,dispatch]troops.
ちゅうへん
ちゅうへん【中編小説】
a novelette.→英和
ちゅうへん
ちゅうへん [0] 【中編・中篇】
(1)三編からなる書物・作品などのうち,中間の一編。
(2)「中編小説」の略。
ちゅうへんしょうせつ
ちゅうへんしょうせつ [5] 【中編小説】
中くらいの長さの小説。長編小説と短編小説との中間の長さの小説。
ちゅうべい
ちゅうべい [0] 【駐米】
米国に駐在していること。「―大使」
ちゅうべい
ちゅうべい【中米】
Central America.
ちゅうべい
ちゅうべい [0] 【中米】
中央アメリカのこと。
ちゅうべいきょうどうしじょう
ちゅうべいきょうどうしじょう 【中米共同市場】
〔Central American Common Market〕
自由貿易地域の形成と対外共通関税の設定を主たる目的とする地域的経済協力機構。グアテマラ・ホンジュラス・エルサルバドル・ニカラグア・コスタリカの中米五か国で構成。1961年発足。事務局はグアテマラ-シティ。CACM 。
ちゅうべいふんそう
ちゅうべいふんそう 【中米紛争】
1979年ニカラグアにおけるサンディニスタ政権の誕生を機に隣国のエルサルバドルを巻き込んで生じた紛争。米ソの代理戦争として80年代にエスカレートしたが,冷戦の終結や90年のサンディニスタの選挙敗北などにより終焉。
ちゅうべん
ちゅうべん 【中弁】
律令制で,太政官(ダイジヨウカン)に属する弁官の一。大弁の次に位し,少弁の上位にあるもの。左右弁官局に各一名ずつ属す。なかのおおともい。
ちゅうほしゃ
ちゅうほしゃ [3] 【仲保者】
〔mediator〕
キリスト教で,神と人との間を仲裁・和解・媒介する者。イエス-キリストをさす。
ちゅうぼう
ちゅうぼう [0] 【厨房】
食物を調理する所。くりや。台所。調理場。
ちゅうぼう
ちゅうぼう【厨房】
a kitchen;→英和
a galley (船の).→英和
ちゅうぼうし
ちゅうぼうし チウバウ― [3] 【紬紡糸】
絹糸紡績の工程で生ずる屑を原料として紡績した糸。紡績紬(ツムギ)などの緯(ヨコ)糸に用いる。紡績紬糸。絹紡紬糸。
ちゅうぼうしょ
ちゅうぼうしょ [3] 【中奉書】
〔「ちゅうほうしょ」とも〕
中判の奉書紙。縦36センチメートルほど,横48センチメートルほど。
ちゅうぼく
ちゅうぼく [0] 【忠僕】
忠実な下男。忠義な下僕。
ちゅうぼそ
ちゅうぼそ [0] 【中細】
中くらいの細さであること。また,そのもの。「―の毛糸」
→極細(ゴクボソ)
ちゅうぼそ
ちゅうぼそ【中細】
medium-fine.
ちゅうぼん
ちゅうぼん [0] 【中品】
(1)〔仏〕 極楽往生を九段階に分けた九品(クホン)の中間の三段階。中品上生・中品中生・中品下生の三。
(2)中位のもの。並のもの。「―にして多くは地句也/三冊子」
ちゅうぼん
ちゅうぼん [0] 【中本】
〔「ちゅうほん」とも〕
(1)和本の大きさの一。美濃判の半分,すなわち美濃紙四つ折りの大きさの本。半紙本と小本の中間の大きさ。
(2)〔その判型から〕
滑稽本・人情本のこと。
ちゅうぼん
ちゅうぼん [0] 【注本・註本】
〔「ちゅうほん」とも〕
注釈つきの書物。
ちゅうま
ちゅうま [1][0] 【中馬】
江戸時代中頃から明治初年にかけて,信州で物資輸送のために用いられた馬。また,その馬を用いて行われた輸送のこと。伊那地方の農民が副業として始め,信州全域に及んだもので,宿馬などとたびたび抗争した。
ちゅうま
ちゅうま [0] 【中間】
「中京間(チユウキヨウマ)」の略。
ちゅうまど
ちゅうまど [0] 【中窓】
中くらいの高さにある窓。
ちゅうまわし
ちゅうまわし [3] 【中回し】
表装で,本紙を取り囲む部分。中縁(チユウベリ)。
ちゅうみず
ちゅうみず チウミヅ [0] 【宙水】
局部的に介在する難透水層の上に滞留する地下水。ちゅうすい。ローム層におおわれた関東地方の台地に見られる。
ちゅうみせ
ちゅうみせ [0] 【中店】
(1)中くらいの店。
(2)遊里における中等の妓楼。
ちゅうみつ
ちゅうみつ【人口稠密である】
[場所が主語]be densely populated;have a dense population.
ちゅうみつ
ちゅうみつ チウ― [0] 【稠密】 (名・形動)スル[文]ナリ
多くの人家・人間などがある地域に密集している・こと(さま)。「人口が―な地域」「人家の―する日本橋区の中央(マンナカ)へ/花間鶯(鉄腸)」
[派生] ――さ(名)
ちゅうむ
ちゅうむ チウ― [1] 【昼夢】
「白昼夢(ハクチユウム)」に同じ。
ちゅうむかし
ちゅうむかし [3] 【中昔】
「なかむかし(中昔)」に同じ。
ちゅうむしょう
ちゅうむしょう [3] 【中務省】
⇒なかつかさしょう(中務省)
ちゅうめつ
ちゅうめつ [0] 【誅滅】 (名)スル
罪のある者を攻め滅ぼすこと。「謀反人を―する」
ちゅうもう
ちゅうもう チウマウ [0] 【昼盲】
明るい所における視力が暗い所における視力より劣る症状。視神経炎など網膜錐状体の機能障害の際にみられる。
ちゅうもく
ちゅうもく [0] 【注目】 (名)スル
(1)ある物に視線をそそぐこと。よく見ること。「黒板に―する」
(2)大事なこと,興味あることとして,意識を集中すること。注意。関心。「世の―をあびる」
(3)旧軍隊で,指揮官に注意を向けさせる号令の言葉。
ちゅうもく
ちゅうもく【注目】
notice;→英和
attention.→英和
〜する pay attention to;take notice of;watch.→英和
〜をひく attract a person's attention.→英和
〜に値する be worthy of note.〜すべき noteworthy;→英和
remarkable.→英和
ちゅうもくのまと
ちゅうもくのまと 【注目の的】
多くの人が関心をもち注目する事柄・出来事。
ちゅうもとゆい
ちゅうもとゆい [3] 【中元結】
⇒平元結(ヒラモトユイ)
ちゅうもん
ちゅうもん【注文】
(1)[あつらえ]an order.→英和
〜する order <a thing from a firm> .
(2)[希望]a request.→英和
〜する wish;→英和
make a request;ask <a person> a favor.→英和
〜がたくさんある have lots of orders <for goods> .
‖注文先 the orderer (注文主);the receiver of an order (引受人).注文書 an order form[sheet].注文品 the goods ordered.注文服 a suit made to order;a custom(made) suit.
ちゅうもん
ちゅうもん [0] 【中門】
(1)寺院建築で,南大門と主要建物との間にある門。
→伽藍(ガラン)配置
(2)寝殿造りで,東西の対屋と釣殿とを結ぶ廊(中門廊)の中ほどにある門。
→寝殿造り
(3)主殿造りの主殿で,広縁の端の短く突き出た部分。寝殿造りの中門廊の名残。
→主殿造り
(4)茶室の内露地と外露地との境に設けられる門のうち,立って通れるように作られたもの。
→中潜(ナカクグ)り
ちゅうもん
ちゅうもん [0] 【注文・註文】 (名)スル
(1)品質・数量・形式・価格などを指定して,品物の製作・配達・送付などを依頼すること。また,その依頼。あつらえること。「寿司を二人前―する」「洋服を―する」「―の品を届ける」
(2)依頼したり選んだりする時,先方にこちらの希望を示すこと。また,その条件。「むずかしい―を出す」
(3)書き付け。書状。
(4)「注進状」に同じ。
ちゅうもん=を付ける
――を付・ける
(1)相手に自分のしてほしいことを言う。「あれこれと―・ける」
(2)相撲で,打つ手を工夫して自分の有利な体勢にもち込む。「立ち合いに―・ける」
ちゅうもんしょ
ちゅうもんしょ [0][5] 【注文書】
注文の内容を記載した書面。注文状。ちゅうもんがき。
ちゅうもんせいさん
ちゅうもんせいさん [5] 【注文生産】
あらかじめ作っておいて販売するのではなく,注文に応じて生産すること。
ちゅうもんちょう
ちゅうもんちょう [0] 【注文帳】
注文先の氏名・住所,注文品の名称・数量,注文の年月日など,必要事項を書きしるしておく帳面。
ちゅうもんづくり
ちゅうもんづくり [5] 【中門造り】
秋田・山形・福島県地方に見られる民家の形式の一。主屋の一部に中門と呼ばれる突出部をもつもの。突出部には主屋への通路・厩(ウマヤ)などが設けられる。
中門造り[図]
ちゅうもんとり
ちゅうもんとり [3] 【注文取り】
得意先をたずね回り,注文を聞くこと。また,その人。注文聞き。御用聞き。
ちゅうもんながれ
ちゅうもんながれ [5] 【注文流れ】
注文によって整えた品物が,注文主の都合で引き取られないままになること。また,その品物。
ちゅうもんひん
ちゅうもんひん [0] 【注文品】
注文した品物。注文された品。
ちゅうもんろう
ちゅうもんろう [3] 【中門廊】
寝殿造りで,対屋から釣殿に通う細長い廊。途中に中門が設けてある。
→寝殿造り
ちゅうや
ちゅうや [1] 【中夜】
(1)よなか。夜半。
(2)六時{(1)}の一。夜を三分した真ん中の時間。ほぼ現在の午後一〇時から午前二時頃。また,その間に行う勤行。
→初夜
→後夜(ゴヤ)
(3)冬至(トウジ)の別名。
ちゅうや
ちゅうや チウ― [1] 【昼夜】
(1)昼と夜。
(2)昼も夜も。たえず。常に。日夜。副詞的に用いる。「―きびしく監視する」
(3)昼から夜まで通しで遊女を買い切ること。
(4)「昼夜帯」の略。
ちゅうや
ちゅうや チウ― [1] 【鋳冶】 (名)スル
金属を精錬すること。転じて,教育によって人格をきたえること。
ちゅうや
ちゅうや【昼夜兼行(交代で)】
<work> day and night (in day and night shifts).
ちゅうや=を分かたず
――を分かたず
昼夜の区別なく。昼も夜も。
ちゅうや=を舎(オ)かず
――を舎(オ)かず
〔論語(子罕)「子在�川上�曰,逝者如�斯夫,不�舎�昼夜�」〕
昼となく夜となく。昼も夜も休まないで。昼夜を捨てず。昼夜を分かたず。
ちゅうやおび
ちゅうやおび チウ― [4] 【昼夜帯】
表裏を別の布地で仕立てた女帯。もと,黒繻子(ジユス)に白の裏を付けたことから昼夜に見立てたもの。腹合わせ帯。鯨(クジラ)帯。
ちゅうやけんこう
ちゅうやけんこう チウ―カウ [1] 【昼夜兼行】
昼も夜も休まず仕事を急ぐこと。「―で工事を急ぐ」
ちゅうやそしき
ちゅうやそしき チウ― [4] 【昼夜組織】
綾(アヤ)織・繻子(シユス)織で,表と裏の組織を交互に市松状に配置したもの。八橋織など。
ちゅうゆ
ちゅうゆ [0] 【注油】 (名)スル
機械などに油をさすこと。「軸受けに―する」
ちゅうゆ
ちゅうゆ [0] 【中油】
コールタールの分留成分。沸点摂氏一七〇〜二四〇度。原料のコールタールの約10パーセントを占める。ナフタレン・フェノール・クレゾールなどを含む。
ちゅうゆ
ちゅうゆ【注油】
oiling;lubrication.〜する oil <an engine> .→英和
‖注油器 a lubricator.
ちゅうゆう
ちゅうゆう [0] 【沖融・冲融】 (名・形動タリ)
とけやわらいだ気分が満ちあふれている・こと(さま)。「―とか澹蕩とか云ふ詩人の語は/草枕(漱石)」
ちゅうゆう
ちゅうゆう [0][1] 【忠勇】 (名・形動)[文]ナリ
忠義と勇気。また,忠義であって勇気がある・こと(さま)。「―無比」
ちゅうゆうき
ちゅうゆうき チユウイウ― 【中右記】
中御門右大臣藤原宗忠の日記。1087年から1138年に至る朝儀や政務の記録のほか,日々の見聞・人物評などを記す。院政期の重要史料。宗忠公記。愚林。ちゅううき。なかうき。
ちゅうよう
ちゅうよう [0] 【中庸】 (名・形動)[文]ナリ
考え方・行動などが一つの立場に偏らず中正であること。過不足がなく,極端に走らないこと。また,そのさま。古来,洋の東西を問わず,重要な人間の徳目の一とされた。中道。「―を得る」「―にして過甚ならず/西国立志編(正直)」
ちゅうよう
ちゅうよう 【中庸】
中国の哲学書。一巻。孔子の孫の子思の作と伝えられる。元来「礼記」の中の一編であるが,南宋の朱熹(シユキ)が取り出して四書の一つに加え,「中庸章句」という注釈書を作った。天と人間を結ぶ深奥な原理を説いたものとして,特に宋以後重視された。
ちゅうよう
ちゅうよう [0] 【仲陽】
陰暦二月の別名。仲春。
ちゅうよう
ちゅうよう [0] 【中葉】
(1)ある時代・時期の中頃。「平安時代―」「一九世紀―」
(2)脳下垂体の中間部。
→脳下垂体
ちゅうよう
ちゅうよう [0] 【中夭】
(1)若くして死ぬこと。若死に。
(2)重大な災難。「珍事―に逢ふ事,常の事なり/義経記 2」
ちゅうよう
ちゅうよう【中庸(の徳)】
moderation.→英和
〜を得た moderate;→英和
reasonable.→英和
〜を守る be moderate <in everything> ;take the golden mean.
ちゅうようとっき
ちゅうようとっき チユウヤウ― [5] 【虫様突起】
虫垂(チユウスイ)の旧称。
ちゅうようとっき
ちゅうようとっき【虫様突起】
⇒虫垂.
ちゅうらん
ちゅうらん [0] 【虫卵】
寄生虫{(1)}の卵。
ちゅうりきこ
ちゅうりきこ [4] 【中力粉】
主にめん類に使われる小麦粉。中間質小麦から作られ,強力粉と薄力粉の中間の性質。
ちゅうりく
ちゅうりく [0] 【誅戮】 (名)スル
罪ある者を殺すこと。「賊徒夫々―する隙(ヒマ)もなく/新聞雑誌 27」
ちゅうりつ
ちゅうりつ [0] 【中立】
(1)ある特定の立場・意見にかたよらず,中正の位置にあること。
(2)戦争に参加していない国家に生ずる国際法上の地位。交戦当事国に対して公平と無援助の立場をとること。局外中立。
ちゅうりつ
ちゅうりつ [0] 【仲立】
(1)二者の間にあること。なかに立つこと。
(2)なかだち。仲介。媒介。
ちゅうりつ
ちゅうりつ【中立】
<declare> neutrality.(厳正)〜を守る observe[keep](a strict) neutrality.‖中立地帯(派,議員,国) a neutral zone (party,member,power).武装中立 armed neutrality.
ちゅうりつこく
ちゅうりつこく [4][3] 【中立国】
中立主義の立場をとる国。局外中立国または永世中立国をさす。
ちゅうりつしゅぎ
ちゅうりつしゅぎ [5] 【中立主義】
他国家間の紛争や戦争に参加せず,その局外に立ち公平の立場を維持する政策。
ちゅうりつせつ
ちゅうりつせつ [4] 【中立説】
進化機構についての理論的仮説。進化をもたらすのは,機会的な遺伝子頻度の変動の結果集団に固定される生存に有利でも不利でもない(中立な)突然変異遺伝子群であり,自然淘汰は関与していないとする説。1968年(昭和43)木村資生(モトオ)が理論的根拠とともに提唱した。
→分子進化
ちゅうりつちたい
ちゅうりつちたい [5][6] 【中立地帯】
(1)平時において,要塞の建造や兵力の駐留が禁止されている地域。条約により,将来締約国間に戦争が生じた場合にも交戦区域にしないことが定められている地域。
(2)戦時において,交戦国の軍隊の中間に設けられ,相互に兵力を入れないことを協定した地帯。
ちゅうりつは
ちゅうりつは [0] 【中立派】
いずれの党派にも属さない一派。中立の党派。
ちゅうりつほうき
ちゅうりつほうき [5] 【中立法規】
中立について規定した国際法規の総称。自国領土を交戦国に利用させないこと,交戦国に対し援助を与えないこと,交戦国を利する通商活動を行わないことなど,戦時における中立国の義務を主な内容とする。
ちゅうりゃく
ちゅうりゃく チウ― [0] 【籌略】
はかりごと。策略。
ちゅうりゃく
ちゅうりゃく [0][1] 【中略】 (名)スル
中間の語句を省略すること。
→前略
→後略
→上略
→下略
ちゅうりゃく
ちゅうりゃく【数行中略】
Some lines omitted.
ちゅうりゅう
ちゅうりゅう [0] 【駐留】 (名)スル
軍隊が一時ある土地に滞在すること。「有事―」「外国の軍隊が―する」
ちゅうりゅう
ちゅうりゅう [0] 【中流】
(1)川の源と川口との中間の流れ。
(2)中位の程度。よくも悪くもない程度。
(3)特に豊かでも貧しくもない生活程度の社会層。「―意識」「―家庭」
ちゅうりゅう
ちゅうりゅう【中流】
(1) the middle <of a river> ;→英和
midstream;→英和
halfway up[down]the river.→英和
(2) the middle classes (階級の).
‖中流家庭 a middle-class family.
ちゅうりゅう=に船を失えば一壺(イツコ)も千金
――に船を失えば一壺(イツコ)も千金
〔「鶡冠子(学問)」による。流れの真ん中で船を失えば,ひょうたん一つも浮き袋の代わりとして無上の価値がある意〕
時と場合によって,つまらぬものでも価値がある。
ちゅうりゅう=の砥柱(シチユウ)
――の砥柱(シチユウ)
〔「砥柱」は中国河南省陝州(センシユウ)の黄河の中にある砥(ト)のように平らな石。激流の中に直立して動かないことから〕
移り変わる乱世にあって,毅然として節度・主張を守るさま。また,その人のたとえ。
ちゅうりゅうぐん
ちゅうりゅうぐん [3] 【駐留軍】
国家間の合意により他国に継続して滞在する軍隊。被駐留国の同意がある点で占領と区別される。
ちゅうりゅうぐん
ちゅうりゅうぐん【駐留軍】
an occupation army.在日アメリカ駐留軍 the U.→英和
S.→英和
forces (stationed) in Japan.
ちゅうりょ
ちゅうりょ [1] 【仲呂・中呂】
(1)中国十二律の一。黄鐘(コウシヨウ)から六番目の音。日本の双調(ソウジヨウ)に当たる。
(2)陰暦四月の異名。
ちゅうりょう
ちゅうりょう [0] 【柱梁】
(1)はしらとはり。
(2)転じて,柱ともはりとも頼まれること。また,その人。大黒柱。
ちゅうりょう
ちゅうりょう [0] 【忠良】 (名・形動)[文]ナリ
忠義で善良な・こと(さま)。そういう人をもいう。「―なる臣民」
ちゅうりょう
ちゅうりょう [3] 【中量】
中規模の量。「―軌道システム」
ちゅうりん
ちゅうりん [0] 【駐輪】 (名)スル
自転車をとめておくこと。「―禁止」
ちゅうりん
ちゅうりん チウ― [0] 【稠林】
〔繁った林の意〕
〔仏〕 煩悩(ボンノウ)が多いことのたとえ。「生死(シヨウジ)の―を出づるには/沙石 9」
ちゅうりんじょう
ちゅうりんじょう [0] 【駐輪場】
(駅や商店街などの近くの公共の)自転車置き場。
ちゅうる
ちゅうる [1] 【中流】
律令制の三流(サンル)の一。中程度の重さの流罪。延喜式では,信濃や伊予などへの配流。
→遠流(オンル)
→近流(コンル)
ちゅうれい
ちゅうれい [0] 【忠霊】
忠義のために死んだ人の霊魂。忠魂。
ちゅうれいとう
ちゅうれいとう [0] 【忠霊塔】
忠義のために死んだ人の霊をまつる塔。
ちゅうれつ
ちゅうれつ [0] 【忠烈】
忠義心が非常に厚いこと。「―の臣」
ちゅうれん
ちゅうれん [0] 【柱聯】
柱にかける聯。柱かけ。
ちゅうれん
ちゅうれん [0] 【駐輦】
〔「輦」は天子の乗り物〕
天子が行幸の途中で車を止めること。駐蹕(チユウヒツ)。
ちゅうれん
ちゅうれん [0] 【注連】
しめかざり。しめ。
ちゅうろ
ちゅうろ [1] 【仲呂・中呂】
⇒ちゅうりょ(仲呂)
ちゅうろう
ちゅうろう [0] 【中老】
(1)初老よりも年齢の上の人。五〇歳過ぎほどの人。「―の婦人」
(2)中世後期,農村で指導的な地位にあった農民層の一部をさす。年寄などに次ぐ年長者として,惣の経営・維持に当たった。
(3)近世武家政権において用いられた呼称。豊臣政権末期には五大老・五奉行間を周旋・調停する三人の大名をいい,江戸時代の諸藩では家老とともに政務を統轄する執政官をさす場合がある。
(4)武家の奥女中のうち,老女の次席に当たる者。
ちゅうろう
ちゅうろう [0] 【虫蝋】
⇒いぼたろう(水蝋樹蝋)
ちゅうろう
ちゅうろう [0] 【中臈】
(1)出家後の安居(アンゴ)の年数によって僧の席次を決めるとき,上中下に分けた場合の中位に位する者。
(2)後宮などに仕えた女官で,小上臈と下臈の中間に位する中級の者。
(3)武家の女中。御中(オナカ)。
(4)江戸幕府大奥の女官。上臈年寄の下に位するもの。大名の奥女中にもいう。
ちゅうろう
ちゅうろう [0] 【柱廊】
柱と屋根だけの,壁のない吹き放し廊下。コロネード。
ちゅうろう
ちゅうろう【中老の人】
an elderly person.
ちゅうろうい
ちゅうろうい 【中労委】
中央労働委員会の略称。
ちゅうろうしょう
ちゅうろうしょう チユウラウシヤウ 【中郎将】
(1)中国の官名。五官署・左署・右署を宰領し,将軍に次ぐ。秦より置かれ元代に廃止。
(2)近衛中将の唐名。
ちゅうろく
ちゅうろく [0] 【中肋】
葉の中央を走る太い葉脈。主脈。
ちゅうろくてん
ちゅうろくてん チウ― 【宙六天】
(1)そら。中空(チユウクウ)。宙。
(2)おおざっぱなこと。うわのそら。ちゅうぐくり。
ちゅうろくてん=に括(クク)る
――に括(クク)・る
おおざっぱに扱う。いいかげんに推量する。「諸分(シヨワケ)―・り,あまりさきぐりを仕掛けしに/浮世草子・置土産 1」
ちゅうろん
ちゅうろん 【中論】
仏教書。竜樹の「中頌(根本中頌)」に青目(シヨウモク)が注釈したもの。四巻。409年鳩摩羅什(クマラジユウ)訳。あらゆる見解に対するとらわれを否定し,徹底した中道を説く。三論の一。中観論。正観論。
ちゅうわ
ちゅうわ【中和】
《化》neutralization.〜する neutralize;→英和
counteract (毒を).→英和
ちゅうわ
ちゅうわ [0] 【中和】 (名)スル
(1)かたよらないこと。中正であること。調和がとれていること。
(2)異なった性質の物がまざり合い,各々の性質があらわれなくなること。「ちょっとしたジョークが緊迫した空気を―する」
(3)酸と塩基が反応して,互いの性質を打ち消しあうこと。また,その反応。通常,水溶液中で酸と塩基が中和すると,水と塩(エン)を生じる。「酸とアルカリが―する」
(4)毒あるいは毒素を,適当な抗毒素を用いて無毒化すること。
(5)等しい量の正電荷と負電荷が一つになって,全体として電荷をもたなくなること。
(6)〔言〕
〔neutralization〕
音韻論や歴史言語学で音素の対立が解消する現象。英語の t と d は有気音であるかないかという点で対立しているが,s のあとではいずれも無気音になってしまい,気息音の有無という対立は解消してしまう。
ちゅうわいん
ちゅうわいん 【中和院】
⇒ちゅうかいん(中和院)
ちゅうわきざし
ちゅうわきざし [3] 【中脇差】
中くらいの長さの脇差。町人が旅行の護身用にさすことが許されていた。
ちゅうわこうたい
ちゅうわこうたい [4] 【中和抗体】
抗原が生体に対して毒性や感染力などの活性をもつとき,その抗原に結合して活性を減退または消失させる抗体。
ちゅうわしじやく
ちゅうわしじやく [5] 【中和指示薬】
中和滴定の際に試料溶液に少量加え,溶液の pH によってその色が変化することを利用して,中和点に達したことを知るのに用いる試薬。フェノール-フタレインやメチル-オレンジなど。酸塩基指示薬。pH 指示薬。
ちゅうわたり
ちゅうわたり [3] 【中渡り】
永正(1504-1521)・大永(1521-1528)の頃に渡来したもの。織物・陶磁器などにいう。なかわたり。
→古(コ)渡り
→今(イマ)渡り
ちゅうわてきてい
ちゅうわてきてい [4] 【中和滴定】
酸または塩基の溶液の濃度を知るために行う滴定。濃度未知の酸(塩基)の溶液に濃度既知の塩基(酸)の溶液を加えてゆき,加えられた中和指示薬の変色あるいは溶液の電導度の最小点などにより中和点を知り,それから未知の酸(塩基)の濃度を計算する。酸塩基滴定。
ちゅうわてん
ちゅうわてん [3] 【中和点】
酸と塩基がちょうど過不足なく反応し終えた状態。酸と塩基の H� と OH� が等モルずつ完全に反応し終えた状態。中和の当量点。
ちゅうわねつ
ちゅうわねつ [3] 【中和熱】
酸と塩基とが中和する時に発生する熱量。希薄水溶液中での強酸と強塩基との中和熱はそれらの種類にかかわらず一定で,水素イオン1モルと水酸化物イオン1モルから水1モルが生成する時の反応熱(1モル当たり13.5キロカロリー=56.5キロジュール)に等しい。
ちゅうソ
ちゅうソ [1] 【中ソ】
中国とソ連。
ちゅうソ
ちゅうソ【中ソ】
Sino-Soviet <relations> .
ちゅうソゆうこうどうめいじょうやく
ちゅうソゆうこうどうめいじょうやく 【中ソ友好同盟条約】
1945年8月,中国(国民政府)とソ連との間で締結された条約。対日戦遂行,単独不講和,長春鉄道共同経営,旅順港の共同使用などが主な内容。
ちゅうソゆうこうどうめいそうごえんじょじょうやく
ちゅうソゆうこうどうめいそうごえんじょじょうやく 【中ソ友好同盟相互援助条約】
1950年2月,中国とソ連との間で締結された条約。日本およびこれと結びついた諸外国の侵略行為に対する共同防衛をうたった。その後中ソ対立の中で,80年中国側の通告により失効。
ちゅうソろんそう
ちゅうソろんそう [4] 【中ソ論争】
中国とソ連の両共産党間での,国際共産主義運動の原則についての論争。1956年のフルシチョフによるスターリン批判を発端に60年頃より公然化。その後,両国の政治的対立に及んだ。
ちゅうハイ
ちゅうハイ チウ― [0] 【酎―】
〔「焼酎ハイボール」の略〕
焼酎を炭酸水で割った飲み物。
ちゅけいるい
ちゅけいるい [2] 【蛛形類】
⇒蜘蛛形類(クモガタルイ)
ちゅっちょく
ちゅっちょく [0] 【黜陟】 (名)スル
〔「黜」は退ける意,「陟」はすすめる意〕
官位を下げることと上げること。ちっちょく。「諸宰相を―して可なるの全権を許すの建議書を出せり/新聞雑誌 17」
ちゅもう
ちゅもう [0] 【蛛網】
蜘蛛(クモ)の巣。
ちゅんちゅん
ちゅんちゅん
〜鳴く ⇒ちゅうちゅう.
ちゅんてん
ちゅんてん [0] 【屯邅・迍邅】 (名)スル
〔易経〕
行きつもどりつして悩むこと。悩み苦しむこと。「逆境に―するを/佳人之奇遇(散士)」
ちゅんもう
ちゅんもう [0] 【屯蒙】
〔「屯」は創生の困難,「蒙」はまだ幼いこと〕
物のはじめと幼さ。物の生ずるはじめ。「其時猶文学―の時なれば/明六雑誌 1」
ちゆ
ちゆ [1] 【治癒】 (名)スル
病気・けがなどが治ること。「完全に―する」
ちゆ
ちゆ【治癒する】
get well;recover;→英和
heal.→英和
ちゆ
ちゆ [1] 【地楡】
植物ワレモコウの漢名。
ちゆう
ちゆう [0] 【知友】
互いに心の底まで理解しあった友人。気心の知れた友達。
ちゆう
ちゆう [1][0] 【知勇・智勇】
知恵と勇気。「―兼備の名将」
ちょ
ちょ [1] 【著】
(1)書物を書くこと。また,書物。著作。「森鴎外の―」
(2)明らかであること。顕著。
ちょ
ちょ【著】
<a book> (written) by….→英和
ちょ
ちょ【緒につく】
be started;be under way.
ちょ
ちょ (接尾)
名詞や形容詞の語幹に付いて,…である者,…のものなどの意を表す。「太っ―」「横っ―」
ちょ
ちょ [1] 【緒】
〔「ちょ」は「緒(シヨ)」の慣用音〕
物事のはじめ。いとぐち。端緒(タンチヨ)。しょ。
ちょ=に就(ツ)く
――に就(ツ)・く
物事・事業が実際に始まる。しょにつく。「事業はようやく―・いたばかりだ」
ちょい
ちょい [1] 【儲位】
世継ぎの位。皇太子の位。
ちょい
ちょい [1] (副)
ちょいと。ちょっと。
ちょいがり
ちょいがり [0] 【ちょい借り】
ほんの少しの間だけ借りること。
ちょいちょい
ちょいちょい
⇒ちょくちょく.
ちょいちょい
ちょいちょい [1] (副)
(1)少し間を置いて同じことが繰り返されるさま。たびたび。ちょくちょく。「母が―やってくる」「―学校を休む」
(2)物事の程度や動きなどがわずかであるさま。ちょいと。「―と突っつく」
ちょいちょいぎ
ちょいちょいぎ [0] 【ちょいちょい着】
ちょっとした外出に着る着物。
ちょいちょい着
ちょいちょいぎ [0] 【ちょいちょい着】
ちょっとした外出に着る着物。
ちょいと
ちょいと
■一■ [0][1] (副)
物事の程度や動きがわずかであるさま。ちょっと。「―寄ってみる」
■二■ [1] (感)
人に呼び掛けるのに用いる言葉。多く女性が用いる。「―そこの兄さん」
ちょいとみ
ちょいとみ [0] 【ちょいと見】
ちょっと見ること。一見。「―にはなかなかの美人」
ちょいと見
ちょいとみ [0] 【ちょいと見】
ちょっと見ること。一見。「―にはなかなかの美人」
ちょいまち
ちょいまち 【ちょい待ち】 (連語)
「ちょっと待ってくれ」の意で気軽く目下の者に呼びかける語。「―,これも一緒にたのむ」
ちょいやく
ちょいやく [0] 【ちょい役】
映画・演劇などで,ほんの少ししか出演機会のない役。
ちょい借り
ちょいがり [0] 【ちょい借り】
ほんの少しの間だけ借りること。
ちょい役
ちょいやく [0] 【ちょい役】
映画・演劇などで,ほんの少ししか出演機会のない役。
ちょい待ち
ちょいまち 【ちょい待ち】 (連語)
「ちょっと待ってくれ」の意で気軽く目下の者に呼びかける語。「―,これも一緒にたのむ」
ちょう
ちょう テウ 【趙】
中国,戦国七雄の一((前403-前222))。晋の有力世族趙氏が韓氏・魏氏とともに晋の領地を三分して諸侯となり成立。山西省北半から河北省東南部を領有,武霊王の時最盛期を迎えたが,秦に滅ぼされた。
ちょう
−ちょう【−丁】
a piece <of> ;→英和
a pair of <scissors> .
ちょう
ちょう チヤウ 【挺・梃・丁】 (接尾)
助数詞。
(1)鋤(スキ)・鍬(クワ)・墨・銃・艪(ロ)・三味線など細長いものを数えるのに用いる。
(2)駕籠(カゴ)・人力車など,乗り物を数えるのに用いる。
〔「丁」は代用字〕
ちょう
ちょう【朝】
the <Ming> dynasty;→英和
the reign;→英和
the <Heian> period.→英和
ちょう
ちょう【疔】
《医》a carbuncle.→英和
ちょう
−ちょう【ロ長(短)調】
《楽》B major (minor).七五調の詩 a poem in the seven-and-five syllable meter.
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【疔】
癤(セツ)の俗称。顔面にできたものを面疔(メンチヨウ)という。
→癤
ちょう
ちょう テフ (連語)
〔助詞「と」に動詞「いふ」の付いた「といふ」の転〕
…という。「しのぶれば苦しきものを人知れず思ふ―ことたれにかたらむ/古今(恋一)」
〔中古の和歌に多く用いられ,終止形・連体形の用法がある。さらに,已然形・命令形としてのものに「てへ」があり,その連語形には「てへり」「てへれば」「ていれば」がある〕
→てえ
→てえり
→てえれば
→ていれば
ちょう
ちょう【腸】
the intestines;the bowels.〜が悪い have a trouble in the intestines.‖腸潰瘍(よう) an intestinal ulcer.腸チフス ⇒チフス.腸閉塞(そく)(カタル,結核) intestinal obstruction (catarrh,tuberculosis).大(小)腸 the large (small) intestines.
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【長】
(1)集団の最高の地位にある人。かしら。「一家の―」「人の―たる器(ウツワ)」
(2)すぐれていること。
⇔短
「一日(イチジツ)の―がある」
ちょう
ちょう【蝶】
a butterfly.→英和
ちょう
ちょう テウ 【超】
■一■ (名)
数字の下に付いて,ある数値を超える意を表す。「一万円―(一万円ヨリ多イ)」「60キログラム―」
■二■ (接頭)
□一□名詞に付く。
(1)程度が特に極端なものである意を表す。「―満員」「―高層ビル」「―弩級(ドキユウ)」
(2)あるものから極端に逸脱している意を表す。「―現実主義」「―心理学」
□二□動詞・形容詞・形容動詞などにつけて,程度がはなはだしいさまを強調する現代の若者言葉。すごく。とても。「―むかつく」「―うまい」
ちょう
ちょう テウ [1] 【朝】
(1)あさ。あした。
(2)天子が政治を行う所。朝廷。
(3)天子が統治していること。また,その国。「―の政をつかさどり給ひしより/平家 2」
(4)にぎやかな所。市中。「かだましきもの―にあつて罪ををかす/平家 6」
ちょう
ちょう チヤウ 【張】
■一■ [1] (名)
二十八宿の一。南方の星宿。張星。ちりこぼし。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)弓や琴など,弦・絃を張ったものを数えるのに用いる。「弓二―」
(2)幕・蚊帳(カヤ)など,張りめぐらすものを数えるのに用いる。「蚊帳一―」
(3)紙や皮などを数えるのに用いる。
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【帳】
(1)布帛(フハク)をはりめぐらしたもの。帳台・几帳(キチヨウ)などの類。とばり。たれぎぬ。カーテン。
(2)帳面。帳簿。「―付け」
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【町】
(1)(「丁」とも書く)距離の単位。条里制では,一町は六尺を一歩とする六〇歩であったが,太閤検地の際六尺三寸を一間とする六〇間となり,その後六尺を一間とする六〇間となった。メートル条約加入後,1891年(明治24)1.2キロメートルを一一町と定め,一町は約109.09メートルとなった。
(2)土地面積の単位。条里制では一辺の長さが一町の正方形の面積。中世,一町は三六〇〇歩であったが,太閤検地の際,三〇〇〇歩となった。メートル条約加入後,1891年に,120ヘクタールを一二一町と定め,一町は約0.99ヘクタールとなった。一町は一〇段,三〇〇〇坪。町歩。
→坪
(3)地方公共団体の一。市と村の中間に位し,都道府県に属する。まち。
(4)平城京・平安京における街区一辺の長さおよびその一区画の面積。四〇〇尺,および四〇〇尺平方。
(5)「御町(オチヨウ)」に同じ。江戸吉原のこと。
ちょう
ちょう テウ [1] 【兆】
(1)〔古代,占いの時に亀甲を焼いてできる裂け目の形をいったことから〕
物事の起こる前ぶれ。きざし。兆候。「不穏の―」
(2)数の単位。一億の一万倍の数。
〔古く中国で「億」の十倍を「兆」としたこともあった〕
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【庁】
(1)内閣総理府または各省の外局として設置される行政機関の一。防衛庁・経済企画庁・文化庁など。
(2)一般に,行政事務を扱う役所・行政機関。都道府県庁・警視庁・東京消防庁など。
(3)「検非違使庁(ケビイシチヨウ)」の略。「―の前に(罪人ヲ)引き出して,衣裳をはぎとり/保元(中)」
(4)院の政所。「院の下部ども,―の召次所,なにかの隈まで/源氏(柏木)」
ちょう
ちょう テフ [1] 【牒】
(1)文書を書きしるした薄い木の札。簡札。
(2)律令制の公文書の一様式。主典(サカン)以上の官人から官司に上申する文書。また,寺社など官司でない所と官司との間の文書や直属関係にない官司の間の文書などにも広く用いられた。
ちょう
ちょう [1] 【金魚蝨・魚蝨】
甲殻綱鰓尾(サイビ)目チョウ科に属する節足動物の総称。淡水魚の寄生虫。体長5ミリメートル内外で楕円形。吸盤で魚の体表に付着し,刺針を刺して毒液を注入し,吻(フン)で体液を吸う。
ちょう
ちょう チヤウ [1] 【腸】
消化器官の一。胃の幽門に続き,腹腔内を屈曲して肛門に至る。小腸と大腸から成り,小腸は十二指腸・空腸・回腸に,大腸は盲腸・結腸・直腸に区分される。食物の消化・吸収・排泄を行う。腸管。
腸[図]
ちょう
ちょう テフ [1] 【蝶】
(1)鱗翅目アゲハチョウ上科とセセリチョウ上科に属する昆虫の総称。体は細長く,はねは葉状で二対あり鱗粉(リンプン)と鱗毛で美しく彩られる。頭部には棍棒状の触角,一対の複眼と単眼,花の蜜を吸うに適したぜんまい状の口器がある。多くは昼間活動し,ものに止まるときは垂直にはねを立てる。幼虫は芋虫・青虫・毛虫と呼ばれ草木を食うが,やがて蛹(サナギ)となりさらに成虫になる。多くは繭を作らない。日本には約二六〇種が知られる。蝶類。胡蝶。蝶々。ちょうちょ。[季]春。《山国の―を荒しと思はずや/虚子》
(2)家紋の一。蝶を種々にかたどったもの。古くは蚕の蛾をいう。
ちょう
ちょう テウ [1] 【調】
(1)律令制の租税の一。大化の改新の際,田の調と戸ごとの調を定めたが,大宝令・養老令では唐制にならって男子のみに負担を限り,絹・絁(アシギヌ)・糸・綿・鉄・魚介類など諸国の産物を中央に納めさせた。九〜一〇世紀に崩壊。みつぎ。
(2)
(ア)絶対音高をもつ主音を中心として一定の機能を備えた諸音の体系を指す用語。代表的なものとしては西洋音楽の調体系や,中国音楽の宮・商・角・徴・羽などの五声や七声を主音とする体系がある。しばしば旋法と混同して用いられる。
(イ)音階の主音の高さを指定する用語。「ハ―からト―へ転調する」
(3)名詞の下に付いて,そのようなリズム・スタイル・雰囲気であることを表す。「七五―」「万葉―」「ロック―の音楽」
ちょう
ちょう [1] 【寵】
特別にかわいがられること。気に入られること。めぐみ。いつくしみ。「―を得る」「天子の―を一身に集める」
ちょう
ちょう テウ [1] 【鵰】
おおわし。
ちょう
ちょう チヤウ 【丁】
■一■ [1] (名)
(1)ばくちで,さいころの目の偶数。また,一般に偶数。
⇔半
(2)書籍の表裏二ページ分の紙葉。また,折り丁の一折分をもいう。
(3)「てい(丁){(3)}」に同じ。
(4)(「長」とも書く)まるまる。ちょうど。「わしは戌で―六十/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
→町(チョウ)
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)和綴(ト)じの書物の枚葉を数えるのに用いる。表裏合わせて一丁という。
(2)豆腐を数えるのに用いる。
(3)料理・飲食物の一人前を単位として数えるのに用いる。「もり一―」「カレーライス三―」
(4)相撲・将棋など,勝負の取組,手合わせなどの回数を数えるのに用いる。
ちょう
ちょう テフ 【貼】 (接尾)
助数詞。調合して包んだ薬などを数えるのに用いる。「当帰連翹飲(トウキレンギヨウイン)(=薬名)などを,二三―進じましたいと/浮世草子・色三味線」
ちょう
ちょう【兆】
[数] <米> a trillion;→英和
<英> a thousand billion.
ちょう
ちょう【町】
a town;→英和
a street (街).→英和
ちょう
ちょう【長】
(1)[首領]the head;→英和
the chief;→英和
the leader.→英和
(2)[長所]⇒長所.
‖一長一短がある have both advantages and disadvantages.
ちょう
ちょう [1] 【徴】
(1)よびだすこと。召し出すこと。「―に応ずる」
(2)事のおこる前触れ。きざし。「天候激変の―」
(3)供出させること。とりたて。
ちょう=よ花よ
――よ花よ
子を非常に愛しかわいがるさま。「―と育てられる」
ちょう−
ちょう−【超−】
super-;→英和
ultra-.→英和
ちょうあ
ちょうあ チヤウ― [1] 【聴唖】
聴力や知能に重度の障害がないのにほとんど話すことができず,言語の発達のみ著しく遅れている状態。特発性言語発達遅滞。
ちょうあい
ちょうあい チヤウアヒ [0] 【丁合(い)】
書籍などの製本で,折り丁をページの順に手や機械によって集める作業。
ちょうあい
ちょうあい [0] 【寵愛】 (名)スル
上の人が下の者を非常にかわいがること。「―を受ける」「深く―する」
ちょうあい
ちょうあい【寵愛】
favor;→英和
love;→英和
patronage.→英和
〜する favor;→英和
love;→英和
patronize.→英和
〜を受ける(失う) win (lose) a person's favor.
ちょうあい
ちょうあい チヤウアヒ [3][0] 【帳合(い)】
(1)現金や在庫商品と帳簿を照らし合わせ,計算を確かめること。「―をとる」
(2)収支を帳簿に記入すること。
(3)計算すること。「五十年の月日を寝て消すさかひ,―して見ると二十五年にはかならんはい/滑稽本・浮世風呂 4」
(4)(「帖合」とも)帳簿による取引。また,その取引先。
ちょうあい=こうじて尼(アマ)にする
――こうじて尼(アマ)にする
かわいい一念から,来世の幸福まで願って娘を尼にする。かわいがるのも度を過ぎると,本人のためにならないたとえ。
ちょうあいまい
ちょうあいまい チヤウアヒ― 【帳合(い)米】
江戸時代,大坂堂島の米市場で行われた米売買の方法。売買と同時に米の受け渡しをすることなく帳面の上だけで売買する。
ちょうあく
ちょうあく [0] 【懲悪】
悪をこらすこと。「勧善―」
ちょうあし
ちょうあし テフ― [1][0] 【蝶足】
(1)膳などの足の一種。蝶の羽を広げた形をしたもの。
(2)「蝶足膳」の略。
ちょうあしぜん
ちょうあしぜん テフ― [4] 【蝶足膳】
蝶足の付いた膳。蝶足。
蝶足膳[図]
ちょうあん
ちょうあん チヤウアン 【長安】
(1)中国,陝西省西安市の古名。漢以来,唐まで多くの王朝の都となった。特に漢・唐代に最も繁栄。西都。
(2)平安京の称。または,平安京の西半分,右京の称。
ちょうあん
ちょうあん テウアン 【潮安】
(1)中国,もと広東省の県。現在は潮州市に合併。
(2)潮州市の旧称。チャオアン。
ちょうい
ちょうい テウヰ [1] 【潮位】
基準面から測った海面の高さ。潮の満ち引きによって変化する。潮高。
ちょうい
ちょうい【弔意を表する】
express[offer]one's deep sorrow[sympathy,condolences] <to> .
ちょうい
ちょうい チヤウヰ [1] 【腸胃】
腸と胃。胃腸。
ちょうい
ちょうい テウヰ [1] 【朝威】
朝廷の威光。
ちょうい
ちょうい テウ― [1] 【朝衣】
「朝服」に同じ。
ちょうい
ちょうい テウヰ [1] 【凋萎】 (名)スル
なえしおれること。
ちょうい
ちょうい チヤウヰ [1] 【長囲】 (名)スル
(1)長い間とりかこむこと。「多く糧食を用意し此孤城を―せば/経国美談(竜渓)」
(2)(城などをとりまく)長く連なったかこい,または堤防。
ちょうい
ちょうい テウヰ [1] 【弔慰】 (名)スル
死者をとむらい,遺族を慰めること。
ちょうい
ちょうい テウ― [1] 【弔意】
人の死を悲しみとむらう気持ち。
ちょうい
ちょうい【弔慰する】
⇒弔意.弔慰金 condolence money.
ちょうい
ちょうい [1] 【重囲】
幾重にもとりかこむこと。じゅうい。
ちょういき
ちょういき テウヰキ [0] 【兆域】
墓のある区域。墓地。墓所。
ちょういきん
ちょういきん テウヰ― [0] 【弔慰金】
死者をとむらい,遺族を慰めるために贈る金銭。
ちょういく
ちょういく チヤウ― [0] 【長育】 (名)スル
大きくそだてること。また,そだつこと。「名を長と云ふ。…長が独り―することを得た/伊沢蘭軒(鴎外)」
ちょういし
ちょういし チヤウ― [1] 【町石・丁石】
一丁ごとに路傍に立てて,道のりをしるした石。
ちょういつ
ちょういつ チヤウ― [0] 【漲溢】 (名)スル
みなぎりあふれること。
ちょういれ
ちょういれ チヤウ― [0][4] 【帳入れ】
(1)取引所で行われた売買取引を帳簿に記入すること。
(2)「帳入れ値段」の略。
ちょういれねだん
ちょういれねだん チヤウ― [5] 【帳入れ値段】
清算取引において,帳簿整理と計算の便宜のため,取引所が一定の算法によって銘柄ごとに定めたその日の値段。
ちょういわい
ちょういわい チヤウイハヒ [3] 【帳祝(い)】
正月四日か一一日に,商人が帳簿を新しく綴(ト)じて祝うこと。帳綴じ。帳始め。
ちょういん
ちょういん テウ― [0] 【調印】 (名)スル
条約や協定などの公文書などにそれぞれの代表者が署名・捺印(ナツイン)すること。署名。記名。「休戦協定に―する」
ちょういん
ちょういん【調印】
signing;signature.→英和
〜する sign <a treaty> ;→英和
put one's name on <a document> .‖調印国 a signatory (power).調印式 the signing ceremony.
ちょううち
ちょううち チヤウ― [0] 【町打ち】
距離を定めて的を置き,鉄砲の射撃の練習をすること。
ちょううん
ちょううん テウ― [0] 【鳥雲】
小鳥が群れ飛んで,遠くから見ると雲のように見えるもの。
ちょううんのじん
ちょううんのじん テウ―ヂン 【鳥雲の陣】
鳥や雲の集散の様子が変化きわまりないように,展開・密集が自在で変化のある陣立て。士卒を分散させておき,機に臨んで集合できるようにするもの。「小勢を以て大敵に戦ふは,―にしくはなし/太平記 31」
ちょううんぼう
ちょううんぼう テウウン― [5] 【朝雲暮雨】
〔中国,楚の襄王が夢の中で巫山(フザン)の神女と契ったという故事をうたった宋玉の「高唐賦」による〕
男女の契り。巫山の雲雨。雲雨。
ちょうえい
ちょうえい チヤウ― [0] 【町営】
町の経営であること。「―水道」
ちょうえい
ちょうえい [0] 【寵栄】
君主からの寵愛をうけて栄えること。栄寵。
ちょうえいぼらく
ちょうえいぼらく テウエイ― [0] 【朝栄暮落】
朝に栄え夕べに滅びること。人生のはかないことのたとえ。朝栄夕滅(セキメツ)。
ちょうえき
ちょうえき【懲役】
penal servitude;imprisonment.→英和
〜に行く be sent to[put in]prison.〜に処せられる be sentenced to <two years'> imprisonment with hard labor.
ちょうえき
ちょうえき [0] 【懲役】
監獄に拘置して所定の作業を科す刑罰。自由刑の一種で,無期と有期とがある。
ちょうえき
ちょうえき チヤウ― [1] 【腸液】
腸腺・腸粘膜上皮より分泌される消化液。普通は空腸・回腸からのものをさす。アルカリ性のやや黄色の透明な液で,ペプチダーゼ・インベルターゼ・マルターゼ・ラクターゼなど各種の酵素を含み,食物を完全に消化する。
ちょうえきかん
ちょうえきかん [4] 【懲役監】
懲役刑に処せられた者を収容する監獄。施設の名称は刑務所。
ちょうえきしゅう
ちょうえきしゅう [4] 【懲役囚】
懲役に服している囚人。
→禁固
ちょうえつ
ちょうえつ【超越する】
rise above[stand aloof from] <the world> ;be disinterested;disregard <the peril of one's life> .→英和
ちょうえつ
ちょうえつ テウヱツ [0] 【超越】 (名)スル
(1)普通の程度をこえ,すぐれていること。とびぬけてすぐれていること。「一人だけ―した力を持つ」
(2)俗事にこだわらないこと。「世俗を―している」
(3)順序などをとび越えること。とび越えて高い位などにつくこと。ちょうおつ。「あまつさへ又数のほかの四宮に―せられ/保元(上)」
(4)〔哲〕
〔(ドイツ) Transzendenz〕
(ア)何ものかを超え,その外または上に位置すること。世界の創造主として世界を超えている神,意識によって定立されるのではなくそれから独立する存在など。
(イ)カントでは,感性的直観により経験することができない超感性的なもの,現象に対する物自体をいい,超越についての認識を「超越的」と呼んで「超越論的(先験的)」とは別のものとする。
(ウ)ハイデッガーでは,現存在(人間)が,諸々の存在者を超えて存在そのものに開かれてあること。{
(ア)}〜{
(ウ)}
⇔内在
ちょうえつかんすう
ちょうえつかんすう テウヱツクワン― [5] 【超越関数】
代数関数でない関数。三角関数・対数関数・指数関数など。
ちょうえつしゅぎ
ちょうえつしゅぎ テウヱツ― [5] 【超越主義】
〔transcendentalism〕
一九世紀前半,アメリカ,ニュー-イングランド地方のユニテリアン派の中よりエマーソンを中心として始まるロマン主義運動。有限な存在のうちに神的なものの内在を認め,神秘的汎神論に傾くが,倫理的には理想主義,個人主義の立場にある。超絶主義。
ちょうえつすう
ちょうえつすう テウヱツ― [4][3] 【超越数】
代数的数でない数。すなわち有理数を係数とする代数方程式の解とはなりえない数。例えば,自然対数の底 �,円周率πなど。
→代数的数
ちょうえつろん
ちょうえつろん テウヱツ― [4] 【超越論】
〔哲〕
(1)〔(ドイツ) Transzendentalismus〕
カントおよび新カント派の批判主義の立場。認識を事実の生起からではなく,それが可能となる権利根拠から問題とする。
(2)
⇒超越主義
ちょうえつろんてき
ちょうえつろんてき テウヱツ― [0] 【超越論的】 (形動)
〔哲〕
〔(ドイツ) transzendental〕
(1)カントの批判主義における根本概念。様様な経験が可能となり構成される根拠・条件にかかわるさま。「先天的」とは異なり,先天的認識がいかに可能かを問題とする認識についていう。先験的。
(2)フッサールの現象学では,超越的に与えられる実在の本質を判断中止したのちの純粋意識の領域に関するさまをいう。
ちょうえつろんてきいしき
ちょうえつろんてきいしき テウヱツ― [9] 【超越論的意識】
〔(ドイツ) transzendentales Bewußtsein〕
(1)カントでは「意識一般」に同じ。先験的意識。
(2)フッサールでは自然的態度に現象学的還元を施したあとに残余として残る純粋意識。
ちょうえつろんてきかんねんろん
ちょうえつろんてきかんねんろん テウヱツ―クワンネン― [11] 【超越論的観念論】
〔(ドイツ) transzendentaler Idealismus〕
認識をなりたたしめるもののうち,質料は対象的なものがもたらすが,それを認識へと加工整理するのは主観の側にある先天的形式であるとする立場。カントがこれを唱えた。フィヒテ・シェリングにも見られるが,その場合には実在論的性格が払拭されている。先験的観念論。
ちょうえん
ちょうえん チヤウ― [1] 【腸炎】
細菌感染や暴飲暴食などによって腹痛・下痢・嘔吐・腹鳴・発熱などがみられる状態に対する臨床上の診断名。急性と慢性があり,多くは急性。腸カタル。
ちょうえん
ちょうえん【腸炎】
《医》enteritis.→英和
ちょうえん
ちょうえん チヤウヱン [0] 【長円】
「楕円(ダエン)」に同じ。
ちょうえんきせいがん
ちょうえんきせいがん テウ― [6] 【超塩基性岩】
二酸化ケイ素の含有量が四五重量パーセント以下の火成岩の総称。橄欖岩(カンランガン)など。過塩基性岩。
ちょうえんしんき
ちょうえんしんき テウヱンシンキ [5] 【超遠心機】
毎分数万回以上の高速で回転させ,重力の数十万倍に達する遠心力を与えて,溶液中で高分子物質を沈降させる遠心分離機。単に溶質を沈降させるだけの分離用超遠心機と,溶液の濃度分布を測定するための光学系を備え,高分子物質の分子量の測定などに用いる分析用超遠心機がある。タンパク質・核酸などの生化学的な研究に不可欠の機器。
ちょうえんビブリオ
ちょうえんビブリオ チヤウ― [6][0] 【腸炎―】
グラム陰性桿菌の一。一本の鞭毛をもつ。3パーセントの食塩の存在下で最もよく発育する好塩菌。一般に,海水中に生育する。魚介類を介してヒトに感染し,細菌性食中毒を起こす。
ちょうおくり
ちょうおくり チヤウ― 【町送り】
江戸時代,病気・貧困などで旅に難渋している者を,町内の自身番などが世話をして町から町へ送ってやること。まちおくり。
ちょうおつ
ちょうおつ テウヲツ 【超越】
「ちょうえつ(超越){(3)}」に同じ。「数輩の上臈を―して/平家 1」
ちょうおん
ちょうおん チヤウ― [1] 【長音】
ある音節の母音を長くのばして発音するもの。「おばあさん」「ゲーム」の「ばあ」「ゲー」の類。
⇔短音
ちょうおん
ちょうおん チヤウ― [1][0] 【聴音】
音を聞きとること。音を聞き分けること。
ちょうおん
ちょうおん チヤウヲン 【長遠】 (名・形動ナリ)
いつまでも続く・こと(さま)。「寿命―そくさい延命の,おせんじ物/狂言・煎物」
ちょうおん
ちょうおん テウ― [1] 【調音】 (名)スル
(1)声帯から唇に至る音声器官の形状を変えて個々の言語音を作り出すこと。構音。
(2)「調律」に同じ。
ちょうおん
ちょうおん [0] 【寵恩】
主君などからの寵愛の恩。
ちょうおん
ちょうおん【調音】
articulation;→英和
[楽器の]⇒調律.
ちょうおん
ちょうおん【長音】
《音声》a long vowel.‖長音階《楽》the major (scale).長音符《音声》a macron.
ちょうおん
ちょうおん テウ― [0][1] 【潮音】
海の波の音。潮声。海潮音。
ちょうおん
ちょうおん [0] 【重恩】
深い恩。厚い恵み。じゅうおん。
ちょうおん
ちょうおん テウ― [0] 【朝恩】
朝廷の恩。天子の恵み。
ちょうおんおんせいがく
ちょうおんおんせいがく テウ― [7] 【調音音声学】
言語音を,その産出過程に注目して,口・鼻・喉などの諸器官が繰り返す一定の運動パターンと関連づけて分類・分析する音声学の一分野。
ちょうおんかい
ちょうおんかい チヤウ― [3] 【長音階】
西洋音楽で常用される二種の七音音階の一。階名でドを主音とし,ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと並ぶ音階。
⇔短音階
→長調
ちょうおんき
ちょうおんき チヤウ― [3] 【聴音機】
あるものから発する音を聞き分けて,その位置・種類などを探知する機器。対潜水艦用の水中聴音機(ソナー)など。
ちょうおんきかん
ちょうおんきかん テウ―クワン [6][5] 【調音器官】
声帯を除いてそれより上のすべての音声器官。唇・歯・歯茎・口蓋(コウガイ)・口蓋垂・舌・咽頭など。
ちょうおんそく
ちょうおんそく テウ― [3] 【超音速】
音の速さよりも速い速度。スーパーソニック。
ちょうおんそく
ちょうおんそく【超音速】
《理》supersonic speed.超音速輸送機 a supersonic transport;an SST.→英和
ちょうおんそくき
ちょうおんそくき テウ― [5][6] 【超音速機】
音速よりも速い速度で飛行する飛行機。普通,マッハ数で速度を表す。
ちょうおんそくりゅう
ちょうおんそくりゅう テウ―リウ [6] 【超音速流】
気流の速さが,いたるところでその気体中の音速より速い流れ。
→亜音速流
→遷音速流
ちょうおんそくりょかくき
ちょうおんそくりょかくき テウ― [9] 【超音速旅客機】
〔supersonic transport〕
音の速さの二倍以上の速度で飛行する旅客機。マッハ数で速度を表す。SST 。
ちょうおんたい
ちょうおんたい テウ― [0] 【調音体】
ある音を発音する際,積極的にその音の調音活動に関与する音声器官。[s][k]の調音における舌など。調音者。
ちょうおんてい
ちょうおんてい チヤウ― [3] 【長音程】
全音階中の二,三,六,七度の音程には半音の大きさの差を持つ二種があり,そのうちの長い方をいう。
⇔短音程
長音程[図]
ちょうおんてん
ちょうおんてん テウ― [3] 【調音点】
発音に際して,声道に閉鎖やせばめの作られる箇所。その位置の違いで異なった言語音が生まれる。[s]の調音における歯茎,[k]の調音における軟口蓋など。
ちょうおんぱ
ちょうおんぱ【超音波】
《理》a supersonic wave.
ちょうおんぱ
ちょうおんぱ テウ― [3] 【超音波】
振動数が1万6千ヘルツ以上で,人間の耳に感じない音波。現在では高い周波数をもつ各種の弾性波をいう。その発生と検出には,水晶振動子・電歪振動子・磁歪振動子を用いる。波長が小さく指向性が強いので,そのパルスを発振させて海の深さを測るソナーや魚群探知機に利用される。同様の原理で固体材料の内部の欠陥を検査したり,宝石・ガラスなどの切断や加工,乳濁液生成,洗浄,殺菌などにも利用される。
ちょうおんぱしんだん
ちょうおんぱしんだん テウ― [6] 【超音波診断】
超音波を利用して人体内部を調べる医学診断法。無苦痛で X 線被曝がないので,産科・内科を中心に広く用いられる。
ちょうおんぱせんじょう
ちょうおんぱせんじょう テウ―ジヤウ [6] 【超音波洗浄】
超音波により液体中の物体を振動させ,時計などの精密機械や貴金属・眼鏡などを洗浄すること。
ちょうおんぱそくしんき
ちょうおんぱそくしんき テウ― [8] 【超音波測深機】
超音波を用いて,水深をはかる装置。
ちょうおんぱたんしょうき
ちょうおんぱたんしょうき テウ―タンシヤウ― [8] 【超音波探傷器】
材料内部の傷の有無やその存在位置を超音波により確認する機器。
ちょうおんぱないしきょう
ちょうおんぱないしきょう テウ―キヤウ [8][0] 【超音波内視鏡】
内視鏡の先端に超音波振動子を付けたもの。内臓や腹腔内から臓器深部の断層画像を得るために用いる。
ちょうおんぱふうそくけい
ちょうおんぱふうそくけい テウ― [0] 【超音波風速計】
空気中を伝わる超音波の速度が風速によって左右されることを利用した気象測器。微風の測定もできる。
ちょうおんふごう
ちょうおんふごう チヤウ―ガウ [5] 【長音符号】
「長音符」に同じ。
ちょうおんぷ
ちょうおんぷ チヤウ― [3] 【長音符】
(1)音符のうち,比較的長くのばす音を表すもの。二分音符・全音符など。
(2)文字につけて,その直前の母音を長くのばすことを示す記号。「モーター」の「ー」。また,「Tôkyô」「Ōsaka」の「^」「�」や[bɔːl]の[ː]など。長音符号。
〔「ー」の符号が一般化したのは江戸時代からであり,「引」の旁(ツクリ)より出たともいう〕
ちょうか
ちょうか テウクワ [0] 【超過】 (名)スル
(1)一定の限度を超えること。きめられた枠をこえること。「制限時間を―する」
(2)ある数,ある量より多いこと。その数,その量は含まれない。
⇔未満
(3)他をこえて先に行くこと。「同輩多人を―して首位に近づくことを得/西国立志編(正直)」
(4)他よりもすぐれてまさること。「花厳宗と真言宗は,法相・三論にはにるべくもなき―の宗なり/開目抄」
ちょうか
ちょうか チヤウクワ 【張果】
中国,唐代の仙人。恒州中条山に隠棲し,自ら尭(ギヨウ)の世に生まれたと称し,一時玄宗の信任を得て都に招かれ,玄宗はその死後棲霞観を建立しまつったという。白驢に乗った図は画題とされる。
ちょうか
ちょうか チヤウクワ [1] 【頂花】
茎の先端部に咲く花。
⇔腋花
ちょうか
ちょうか チヤウ― [1] 【町家】
(1)町なかの家。
(2)商売をしている家。町人の家。商家。「―の娘」
ちょうか
ちょうか テウクワ [1] 【彫花】
陶磁器に,毛彫り・片切り彫り・透かし彫りなどの方法で彫刻した文様。また,その技術。
ちょうか
ちょうか チヤウ― [1] 【長歌】
(1)和歌の歌体の一。五音と七音の二句を三回以上続けて最後を七音で止めるのを原則とする。反歌として一ないし数首の短歌を添えることが多い。ながうた。
(2)中世歌学で,短歌のこと。「古今和歌集」巻一九の最初に長歌{(1)}を「短歌」としてあり,これに従って短歌を「長歌」といったもの。
→短歌
ちょうか
ちょうか テウ― [1] 【弔歌】
人の死を悲しむ歌。
ちょうか
ちょうか【超過】
(an) excess.→英和
〜する exceed;→英和
be over[more than] <1,000 yen> .‖超過勤務する(手当) work overtime (overtime allowance).
ちょうか
ちょうか【弔歌】
⇒挽歌(ばんか).
ちょうか
ちょうか チヤウ― [1] 【長夏】
(1)夏の盛りの日の長い頃。
(2)陰暦六月の異名。
ちょうか
ちょうか テウクワ [1] 【釣果】
魚釣りの成果。釣り上げた魚の量。
ちょうか
ちょうか テウクワ [1] 【弔花】
葬儀などの時に供える生花や花輪。
ちょうか
ちょうか チヤウクワ [1] 【長靴】
革製のながぐつ。ふくらはぎの上まであるものをいうのが普通。旧軍隊用語。
ちょうか
ちょうか チヤウ― [1] 【帳下】
(1)とばりのもと。
(2)大将軍の居所。幕下。
ちょうかい
ちょうかい [0] 【懲戒】 (名)スル
(1)こらしいましめること。「悪人を―することにはならずして/明六雑誌 15」
(2)不正・不当な行為に対して,制裁を与えること。
(ア)公職にある者の義務違反に対し,国家または公共団体の与える制裁。一般職の公務員には,免職・停職・減給・戒告があり,裁判官や国立大学教員にも裁判や審査の手続きがある。懲戒罰。懲罰。
(イ)弁護士会が会員である弁護士に対して与える制裁。
ちょうかい
ちょうかい テウクワイ [0] 【朝会】
朝礼。
ちょうかい
ちょうかい【潮解】
《化》deliquescence.〜する deliquesce.→英和
ちょうかい
ちょうかい【懲戒(免職される)】
(be dismissed by way of) disciplinary punishment.懲戒処分(を受ける) (be submitted to) disciplinary action.‖懲戒免職 a disciplinary dismissal.
ちょうかい
ちょうかい【町会(議員)】
(a member of) a town assembly.
ちょうかい
ちょうかい テウ― [0] 【潮解】 (名)スル
空気中に放置された結晶が,空気中の水分を吸収して溶解すること。塩化マグネシウム・塩化カルシウムなどがこの性質を示す。
ちょうかい
ちょうかい チヤウクワイ [0] 【町会】
(1)地方公共団体としての町(チヨウ)の議決機関。町議会。「―議員」
(2)町民の自治組織。町内に住む人々の親睦をはかり,また町内の問題を協議・実行する会。町内会。
ちょうかい
ちょうかい テウカイ 【鳥海】
姓氏の一。
ちょうかいかいこ
ちょうかいかいこ [5] 【懲戒解雇】
懲戒処分として行われる解雇。
ちょうかいかざんたい
ちょうかいかざんたい テウカイクワザンタイ 【鳥海火山帯】
北海道南西海上の渡島大島(オシマオオシマ)を北端として,青森県の岩木山・山形県の鳥海山を通って,新潟県北東部に至る火山帯。
ちょうかいきょう
ちょうかいきょう テウカイケウ [0] 【跳開橋】
大きな船を通すため,上にはねあがる構造の橋。両側にはねあがる二葉式と片側のみの一葉式のものがあり,東京隅田川の勝鬨橋(カチドキバシ)は前者。はねばし。
ちょうかいけん
ちょうかいけん [3] 【懲戒権】
懲戒を行う権限。「―の濫用」
ちょうかいこくていこうえん
ちょうかいこくていこうえん テウカイコクテイコウヱン 【鳥海国定公園】
鳥海山を中心とする国定公園。象潟(キサカタ)や庄内海岸の一部を含む。
ちょうかいさいばんしょ
ちょうかいさいばんしょ [0][9] 【懲戒裁判所】
旧憲法下で,判事・会計検査官・行政裁判所長官・評定官・弁護士に対する懲戒のために設けられた裁判所。
ちょうかいさん
ちょうかいさん テウカイ― 【鳥海山】
秋田県と山形県の境,日本海に近接してそびえ立つ火山。海抜2236メートル。新旧二つの二重式火山が複合したもので,旧火山には鳥ノ海と呼ばれる火口湖がある。出羽富士。
ちょうかいしょぶん
ちょうかいしょぶん [5] 【懲戒処分】
懲戒として科される行政処分。公務員の服務上の義務違反に対しては,免職・停職・減給・戒告の四種がある。
ちょうかいせいじ
ちょうかいせいじ テウカイ― 【鳥海青児】
(1902-1972) 洋画家。神奈川県生まれ。本名,正夫。関西大学在学中に春陽会に入選。春陽会,のち独立美術協会に所属。単純な構成の中に重厚な味わいと気品を湛える画風をうむ。日本の油絵の一典型とみなされる。
ちょうかいふく
ちょうかいふく テウクワイフク [3] 【超回復】
強い運動後疲労がたまった筋肉が,休養により運動前より高い筋力を得ること。
ちょうかいぼへん
ちょうかいぼへん テウカイ― [0] 【朝改暮変】
「朝令暮改(チヨウレイボカイ)」に同じ。
ちょうかいぼらく
ちょうかいぼらく テウカイ― [0] 【朝開暮落】
朝開いた花が夕べに散ること。人生のはかないことのたとえ。朝栄暮落。
ちょうかいめんしょく
ちょうかいめんしょく [5] 【懲戒免職】
懲戒処分として行われる免職。
ちょうかいよう
ちょうかいよう チヤウクワイヤウ [3] 【腸潰瘍】
小腸または大腸に生じた潰瘍。腸結核・赤痢・腸チフス・ベーチェット病・潰瘍性大腸炎などの際にみられる。
ちょうかきんむ
ちょうかきんむ テウクワ― [4] 【超過勤務】
定まった勤務時間をこえて,勤務すること。超勤。
ちょうかきんむてあて
ちょうかきんむてあて テウクワ― [7] 【超過勤務手当】
⇒時間外手当(ジカンガイテアテ)
ちょうかく
ちょうかく チヤウ― [1][0] 【聴覚】
音を感じる感覚。昆虫類と脊椎動物にみられ,後者のうち鳥類・哺乳類では,音波が鼓膜を振動させることに始まり,内耳の渦巻管に達することで生じる。
ちょうかく
ちょうかく【聴覚】
(the sense of) hearing;→英和
the auditory sense.聴覚神経 the auditory nerve.
ちょうかく
ちょうかく テウ― [0] 【弔客】
⇒ちょうきゃく(弔客)
ちょうかく
ちょうかく チヤウ― [1] 【頂角】
三角形の底辺に対する角。二等辺三角形では,等辺でない辺に対する角。
⇔底角
ちょうかく
ちょうかく チヤウ― 【張角】
(?-184) 中国,後漢末,黄巾の乱の指導者。太平道を創始し農民層に信徒を集め,後漢末の混乱に乗じて184年に反乱をおこしたが,敗れて病死。
ちょうかく
ちょうかく【頂角】
《数》a vertical angle.
ちょうかくか
ちょうかくか チヤウカククワ [4] 【長角果】
二心皮・二室からなる細長い果実。成熟すると下方から縦に二つに割れ,種子を散布する。アブラナの果実など。
ちょうかくき
ちょうかくき チヤウ― [4][3] 【聴覚器】
音の刺激を受ける感覚器官。昆虫類の聴毛・鼓膜器・弦音器や脊椎動物の耳など。聴器。聴官。音受容器。
ちょうかくしょうがい
ちょうかくしょうがい チヤウ―シヤウ― [5] 【聴覚障害】
聴機能が永続的に低下している状態。
→聾(ロウ)
→難聴
ちょうかくしょうがいしゃ
ちょうかくしょうがいしゃ チヤウ―シヤウガイ― [7] 【聴覚障害者】
聴覚に障害をもつ人。
ちょうかくせいげんごちゅうすう
ちょうかくせいげんごちゅうすう チヤウ― [10] 【聴覚性言語中枢】
⇒ウェルニッケ領(リヨウ)
ちょうかくちゅうすう
ちょうかくちゅうすう チヤウ― [5] 【聴覚中枢】
聴覚をつかさどる神経中枢。大脳半球の皮質,側頭葉の上面にある。
ちょうかこう
ちょうかこう チヤウ―カウ [3] 【長歌行】
連句の一体。表八句,裏十六句,名残(ナゴリ)の表十六句,名残の裏八句の四十八句をもって一巻とするもの。各務(カガミ)支考の創出。
⇔短歌行
ちょうかこう
ちょうかこう チヤウカコウ 【張家口】
中国,河北省北部にある都市。農耕・遊牧両地帯の接触地で馬・羊毛・毛皮の集散が盛ん。万里の長城の出入り口。チャンチアコウ。
ちょうかじゅよう
ちょうかじゅよう テウクワ―エウ [4] 【超過需要】
需要量が供給量を超えているとき,その超過分。また単に,需要が供給を上回っている状態。
ちょうかほけん
ちょうかほけん テウクワ― [4] 【超過保険】
保険会社が支払うべき保険金額が,保険の目的物の評価額を超過する保険。商法はその超過部分を無効とする。
ちょうかりじゅん
ちょうかりじゅん テウクワ― [4] 【超過利潤】
正常利潤を上回る利潤。新技術の採用や新商品の開発,独占による価格のつり上げなど,競争相手の参入が制限されている場合に生じる。
ちょうかん
ちょうかん チヤウクワン [0] 【長官】
(1)官庁を統率する最高の地位。また,その人。「防衛庁―」
(2)「司令長官」の略。
ちょうかん
ちょうかん チヤウクワン [0][1] 【聴官】
⇒聴覚器(チヨウカクキ)
ちょうかん
ちょうかん【朝刊】
a morning paper;the morning edition <of the Asahi> .
ちょうかん
ちょうかん チヤウクワン 【長寛】
年号(1163.3.29-1165.6.5)。応保の後,永万の前。二条天皇の代。
ちょうかん
ちょうかん チヨウクワン 【澄観】
(738-839) 中国,唐代の華厳宗の第四祖。天台・禅などを広く学び,杜順・法蔵の華厳教学を展開させて,その正統の復興につとめた。著「華厳経疏」「随疏演義鈔」など。清涼大師。華厳菩薩。
ちょうかん
ちょうかん チヤウクワン [0] 【腸管】
(1)動物で口腔から肛門に至る管状の器官の総称。食物の摂取・消化・排泄を行う。動物の種類により,区分や名称が異なる。消化管。
(2)「腸」に同じ。
ちょうかん
ちょうかん テウ― [0] 【朝刊】
朝,発行される日刊新聞。
⇔夕刊
ちょうかん
ちょうかん テウ― [0] 【鳥瞰】 (名)スル
〔「瞰」は見おろす意〕
高い所から見おろすこと。また,全体を見渡すこと。俯瞰(フカン)。「世界情勢全体を―する」
ちょうかん
ちょうかん テウ― [0] 【釣竿】
つりざお。
ちょうかん
ちょうかん【官房長官】
the Chief Secretary of the Cabinet.国務長官 <米> the Secretary of State.地方長官[知事]a governor.→英和
ちょうかんすう
ちょうかんすう テウクワンスウ [3] 【超関数】
〔数〕 関数概念を拡張したもの。物理学や偏微分方程式論で用いられていた方法の数学的基礎を与えた。ディラックのデルタ(δ)関数はこの概念により,数学的に意味づけられる。
ちょうかんず
ちょうかんず テウ―ヅ [3] 【鳥瞰図】
空中から地上を見おろしたように描いた図。鳥目絵(トリメエ)。俯瞰図(フカンズ)。
ちょうかんず
ちょうかんず【鳥瞰図】
a bird's-eye view.
ちょうかんたい
ちょうかんたい テウカン― [0] 【潮間帯】
高潮線と低潮線との間の海岸。波と砂・礫(レキ)がつくった微地形や,波食棚が見られる。満潮時は海水に浸され,干潮時は空気にさらされるなど,生物にとっては厳しい環境となる。
ちょうかんてき
ちょうかんてき テウ― [0] 【鳥瞰的】 (形動)
鳥が上空から見おろすように全体を広く見渡すさま。「学界の現況を―に論ずる」
ちょうかんどく
ちょうかんどく チヤウカン― [3] 【腸間毒】
ブドウ球菌・コレラ菌・大腸菌などが生産して食中毒の原因物質となる,タンパク質性の菌体外毒素。エンテロトキシン。
ちょうかんまく
ちょうかんまく チヤウカン― [3] 【腸間膜】
腹膜の一部で,二枚合わさって腹腔内の腸管を保持している膜。空腸・回腸・十二指腸上部・横行結腸・ S 字結腸・虫垂などにみられ,空腸と回腸の腸間膜が最も長い。腸管に血管と神経を導く。
ちょうが
ちょうが チヤウ― [1] 【頂芽】
茎の先端につく芽。
⇔腋芽
ちょうが
ちょうが テウ― [1] 【朝賀】
(1)諸臣が参内して寿詞を述べること。
(2)古代,一月一日に天皇が大極殿で臣下から祝賀を受ける儀式。律令制下における天皇の重要な儀式であったが,平安中期以降は略式化され,小朝拝のみが元日に行われるようになった。朝拝。拝賀。
ちょうがい
ちょうがい チヤウグワイ [0] 【帳外】
(1)とばりの外。幕の外。
(2)帳面にしるしてないこと。
(3)「ちょうはずれ(帳外)」に同じ。
ちょうがい
ちょうがい テフガヒ [1] 【蝶貝】
シロチョウガイの別名。
ちょうがい
ちょうがい テウ― 【超涯】
分をこえていること。過分。「これ当家―の面目なり/太平記 20」
ちょうがい
ちょうがい テウ― [0] 【鳥害】
農林業などで,野鳥のために受ける被害。鳥の害。
ちょうがい
ちょうがい テウ― [0] 【潮害】
⇒塩害(エンガイ)(1)
ちょうがいふじ
ちょうがいふじ テウ― 【超涯不次】
分不相応なこと。特別の抜擢(バツテキ)。「多年の労功ありとて,―の賞を行なはれける/太平記 30」
ちょうがく
ちょうがく テウ― [0] 【調楽】
舞楽のための試楽・予習。賀茂・石清水の臨時祭の調楽が有名。
ちょうがく
ちょうがく [0][1] 【重学】
「力学(リキガク)」に同じ。明治期に用いられた語。[ヘボン(三版)]
ちょうがくりょう
ちょうがくりょう チヤウガクリヤウ 【張学良】
(1898- ) 中国の軍人・政治家。張作霖(チヨウサクリン)の長男。父の爆死後蒋介石と結び,華北の軍政を掌握。のち内戦停止と抗日を主張して蒋と対立,1936年,西安事件を起こした。第二次国共合作後蒋介石によって監禁された。チャン=シュエリアン。
ちょうがた
ちょうがた テフ― [0] 【蝶形】
(1)蝶の羽をひろげた形。
(2)「蝶花形(チヨウハナガタ)」に同じ。
ちょうがたべん
ちょうがたべん テフ― [4] 【蝶形弁】
円板をその中心を通る軸の周囲で傾斜させて管路を開閉する弁。
ちょうがん
ちょうがん チヤウ― [1] 【腸癌】
腸粘膜に生じる悪性腫瘍。直腸・結腸に多く発生する。便通異常・出血などの症状がある。
ちょうき
ちょうき [1] 【寵姫】
君主の寵愛深い女性。愛妾。
ちょうき
ちょうき テウ― [1] 【弔旗】
とむらいの気持ちをあらわして掲げる旗。黒布をつけたり,半旗にしたりする。
ちょうき
ちょうき【弔旗を掲げる】
hang[hoist,put]a flag draped in black;hang a flag at halfmast (船が).
ちょうき
ちょうき テウ― [1] 【朝暉】
あさひ。また,その光。
ちょうき
ちょうき チヤウ― [1] 【長期】
ながい期間。
⇔短期
ちょうき
ちょうき テウ― [1] 【彫器】
「刻器(コツキ)」に同じ。
ちょうき
ちょうき チヤウ― [1] 【長跪】
古い礼法の一つ。両ひざを地につけて,上半身を直立させてする礼。
ちょうき
ちょうき【長期にわたる】
extend over a long (period of) time.‖長期貸付(取引) a long-term loan (transaction).長期計画(予報) a long-range plan (forecast).長期欠席 prolonged absence.長期戦 a long war.
ちょうき
ちょうき テウ― [1] 【挑起】 (名)スル
そそのかすこと。「私闘に於ては之れを―せし者を以て負者とす/民約論(徳)」
ちょうき
ちょうき チヤウ― [1] 【聴器】
「聴覚器(チヨウカクキ)」に同じ。
ちょうきかん
ちょうきかん チヤウ― [3] 【長期間】
ながい期間。長期。
⇔短期間
ちょうききおく
ちょうききおく チヤウ― [4] 【長期記憶】
ほぼ恒久的な記憶。リハーサルによって短期記憶から移行し定着する。
ちょうききんゆうしじょう
ちょうききんゆうしじょう チヤウ―シヂヤウ [8][1][5] 【長期金融市場】
⇒資本市場(シホンシジヨウ)
ちょうききんり
ちょうききんり チヤウ― [4] 【長期金利】
一般に,期間が一年以上の金融取引を行う際に適用される金利。
→短期金利
ちょうきけっせき
ちょうきけっせき チヤウ― [4] 【長期欠席】
小・中・高等学校の児童・生徒が,授業日数の三分の一以上を連続または断続して欠席すること。長欠。
ちょうきこくさい
ちょうきこくさい チヤウ― [4] 【長期国債】
償還期間が一年を超える国債。このうち二〜五年物を中期国債という。
ちょうきさい
ちょうきさい チヤウ― [3] 【長期債】
償還期限が一年以上の債券。
→短期債
→中期債
ちょうきしきん
ちょうきしきん チヤウ― [4][5] 【長期資金】
回収までに普通一年以上を要する資金。主に企業の設備資金や長期運転資金などに充てられる。
⇔短期資金
ちょうきしんようぎんこう
ちょうきしんようぎんこう チヤウ―ギンカウ [8] 【長期信用銀行】
1952年(昭和27)の長期信用銀行法によって設立された民間銀行。利付債・割引債などの債券発行を主な資金源として長期資金の供給を行う。日本興業銀行・日本長期信用銀行・日本債券信用銀行がある。
ちょうきせいさんとりひき
ちょうきせいさんとりひき チヤウ― [8][9] 【長期清算取引】
清算取引の一。長期の受け渡し期限を有する。1943年(昭和18)廃止。定期取引。
⇔短期清算取引
ちょうきせん
ちょうきせん チヤウ― [0] 【長期戦】
長期間続く戦い。「―の様相を呈する」
ちょうきてがた
ちょうきてがた チヤウ― [4] 【長期手形】
振出日から支払日まで六か月以上というような長い期間のある手形。
ちょうきはどう
ちょうきはどう チヤウ― [4] 【長期波動】
⇒コンドラチェフ循環(ジユンカン)
ちょうきぼさい
ちょうきぼさい テウキ― [1] 【朝祈暮賽】
朝夕,神仏に参詣して祈願すること。
ちょうきゃく
ちょうきゃく テウ― [0] 【弔客】
とむらい客。ちょうかく。
ちょうきゅう
ちょうきゅう チヤウキウ [0] 【長球】
楕円を長軸を中心に一回転させたときに生じる立体。
→回転楕円体
ちょうきゅう
ちょうきゅう チヤウキウ 【長久】
年号(1040.11.10-1044.11.24)。長暦の後,寛徳の前。後朱雀天皇の代。
ちょうきゅう
ちょうきゅう チヤウキウ [0] 【長久】
ながくつづくこと。ながくひさしいこと。永久。「武運―を祈る」
ちょうきゅう
ちょうきゅう [0] 【重九】
〔「九」を二つ重ねる意〕
九月九日の節句。重陽。ちょうく。
ちょうきゅう
ちょうきゅう [0] 【徴求】 (名)スル
(1)要求すること。とりたてること。「夥多の軍費を―せず/経国美談(竜渓)」
(2)金融機関などが担保・保証などを請求し,とること。
ちょうきゅうれい
ちょうきゅうれい チヤウキウレイ 【張九齢】
(673-740) 中国,唐代の政治家・詩人。字(アザナ)は子寿。玄宗の宰相となるが,李林甫と対立して左遷。詩の復古運動に尽くしたことで知られる。文集に「曲江集」がある。
ちょうきょ
ちょうきょ チヤウ― [1] 【聴許】 (名)スル
聞き入れて許すこと。ききとどけること。ていきょ。「其の身体を償還するを―せり/経国美談(竜渓)」
ちょうきょう
ちょうきょう【調教】
training;→英和
breaking.〜する train[break (in)] <a horse> .→英和
‖調教師 a horse trainer[breaker].
ちょうきょう
ちょうきょう テウキヤウ [0] 【潮況】
潮流の状況。
ちょうきょう
ちょうきょう チヤウキヤウ 【長享】
年号(1487.7.20-1489.8.21)。文明の後,延徳の前。後土御門天皇の代。
ちょうきょう
ちょうきょう テウケウ [0] 【調教】 (名)スル
馬・犬・猛獣などを訓練すること。「ライオンを―する」
ちょうきょういん
ちょうきょういん テウキヤウイン 【趙匡胤】
(927-976) 中国,宋の初代皇帝(在位 960-976)。廟号は太祖。後周の武将であったが,幼主恭帝の禅譲をうけて即位,国号を宋と改めた。呉越・北漢を除いて中国を統一。文治主義による君主独裁につとめた。
ちょうきょうさく
ちょうきょうさく チヤウケフサク [3] 【腸狭窄】
腸管内腔が狭まった状態。腸管の悪性腫瘍・腸結核・腸癒着などで起こり,鼓腸・嘔吐・腹痛などの症状を呈する。
ちょうきょうし
ちょうきょうし テウケウ― [3] 【調教師】
調教師免許を受け,競走馬の調教管理を行う者。
ちょうきょく
ちょうきょく チヤウ― 【張旭】
中国,唐中期の書家。伝統的書法に対し極端に書きくずした狂草といわれる書体を創始。生没年未詳。
ちょうきょせい
ちょうきょせい テウ― [3] 【超巨星】
巨大な質量と半径をもち,絶対等級も明るい恒星。北極星・リゲル・ベテルギウス・デネブ・アンタレスなど。
ちょうきょせい
ちょうきょせい チヤウ― 【張居正】
(1525-1582) 中国,明代の政治家。湖北の人。字は叔大,号は太岳。万暦帝初期の首輔(宰相)。北虜対策・行政整理・治水・財政再建に尽くし,明中興の実をあげた。
ちょうきょり
ちょうきょり チヤウ― [3] 【長距離】
(1)距離のながいこと。「―列車」「―輸送」
(2)「長距離競走」「長距離電話」などの略。
ちょうきょり
ちょうきょり【長距離】
a long[great]distance.‖長距離競走(選手) a long-distance race (runner);a marathon race (marathoner).長距離電話 <have> a long-distance call <from> .長距離バス a long-way bus.長距離飛行 a long-distance flight.長距離砲(弾道弾,爆撃機) a long-range gun (ballistic missile,bomber).長距離列車 a long-distance train.
ちょうきょりきょうそう
ちょうきょりきょうそう チヤウ―キヤウ― [5] 【長距離競走】
陸上競技のトラック-レースのうち,3000.5000.10000メートルの競走。
→短距離競走
→中距離競走
ちょうきょりでんわ
ちょうきょりでんわ チヤウ― [5] 【長距離電話】
遠距離間の通話。
ちょうきよほう
ちょうきよほう チヤウ― [4] 【長期予報】
週間天気予報の期間をこえて,その先の概括的な天候の傾向や特性を予報すること。また,その予報。一か月予報・三か月予報・暖候期予報・寒候期予報がある。
ちょうきん
ちょうきん テウ― [0] 【朝菌】
朝生えて晩に枯れるというキノコ。はかないものにたとえられる。
ちょうきん
ちょうきん テウ― [0] 【彫金】 (名)スル
鏨(タガネ)を使って金属を彫ったり打ったりして模様を現す技法。毛彫り・透かし彫り・象眼・打ち出し・片切り彫りなどがある。
ちょうきん
ちょうきん テウ― [0] 【朝覲】
(1)天皇が太上天皇や皇太后の御所に行幸し,恭敬の礼をつくすこと。年頭に行われる恒例の儀と,践祚・即位・元服の後に行われる臨時の儀とがある。
(2)諸侯や属国の主が天子に拝謁すること。
ちょうきん
ちょうきん【超勤】
overtime work.⇒超過(勤務).
ちょうきん
ちょうきん【彫金】
chasing.彫金師 a chaser.→英和
ちょうきん
ちょうきん テウ― [0] 【超勤】
「超過勤務」の略。「―手当」
ちょうきん=は晦朔(カイサク)を知らず
――は晦朔(カイサク)を知らず
〔「荘子(逍遥遊)」にある言葉。「晦朔」は月の晦日(ミソカ)・朔日(ツイタチ)の意〕
限られた境遇にあるものは,広い世界があることを知らない。短命のたとえ。
ちょうきプライムレート
ちょうきプライムレート チヤウ― [8][1][5] 【長期―】
金融機関の取引先に対する長期貸付(一年超)の最優遇金利。長プラ。
→短期プライムレート
ちょうぎ
ちょうぎ テウ― [1] 【嘲戯・調戯】 (名)スル
あざけりたわむれること。からかいなぶること。嘲謔(チヨウギヤク)。
ちょうぎ
ちょうぎ チヤウ― 【張儀】
(?-前310) 中国,戦国時代の縦横家。秦の宰相となり,韓・魏(ギ)・趙(チヨウ)などの大国の王に連衡策を説いて蘇秦(ソシン)の合従(ガツシヨウ)策を破った。
ちょうぎ
ちょうぎ テウ― 【調義】
(1)策略をめぐらすこと。工夫すること。またその才知。才覚。算段。「次第に家栄えけるは,諸事につきて其の身―のよきゆゑぞかし/浮世草子・永代蔵 1」
(2)攻撃すること。「長沼の皆川山城守が城を御―のため/北条記」
ちょうぎ
ちょうぎ テウ― [1] 【朝議】
朝廷の会議。朝廷の評議。廟議。
ちょうぎ
ちょうぎ テウ― [1] 【朝儀】
朝廷の行う儀式。
ちょうぎ
ちょうぎ チヤウ― [1] 【町議】
「町議会議員」の略。
ちょうぎ
ちょうぎ チヤウ― [1] 【長技】
すぐれた技能。「諸遊芸にも勘能にて音曲唱歌は最も其の―なりけり/経国美談(竜渓)」
ちょうぎかい
ちょうぎかい チヤウギクワイ [3] 【町議会】
地方公共団体たる町の議決機関。町民から公選された議員で構成。
ちょうぎかい
ちょうぎかい【町議会】
a town council.
ちょうぎかいぎいん
ちょうぎかいぎいん チヤウギクワイ―ヰン [6] 【町議会議員】
町議会を構成する議員。町会議員。町議。
ちょうぎゃく
ちょうぎゃく テウ― [0] 【嘲謔】 (名)スル
あざけりからかうこと。「此詞の―の意あるが如く聞えて/即興詩人(鴎外)」
ちょうぎょ
ちょうぎょ テウ― [1] 【釣魚】
魚をつること。魚つり。
ちょうぎょう
ちょうぎょう チヤウギヤウ 【張行】 (名)スル
(1)容赦なく事を行うこと。強行すること。「国務を行ふ間非法非例を―し/平家 1」
(2)(連歌の会や相撲などを)興行すること。「一座を―せんと思はば/連理秘抄」
ちょうぎょく
ちょうぎょく テウ― [0] 【彫玉】
彫刻を施した宝石・貴石。
ちょうぎょたいぜん
ちょうぎょたいぜん テウギヨ― 【釣魚大全】
〔原題 The Compleat Angler〕
I =ウォルトンの随筆。1653年刊。釣り師・猟師やその他の人物の対話形式で,釣りの醍醐味を説きつつ自然を描写し,詩歌をまじえて古き良き時代のイギリスをたたえる。
ちょうぎん
ちょうぎん チヤウ― [0] 【丁銀・挺銀】
江戸時代の海鼠(ナマコ)の形をした銀貨。銀座で鋳造され「常是(ジヨウゼ)」など鋳造者の名や「宝」の字および大黒像の極印がある。秤量(ヒヨウリヨウ)をもって通用した。江戸時代を通じて一一種類発行され,銀の含有率に違いがある。銀子(ギンス)。
丁銀[図]
ちょうぎん
ちょうぎん チヤウ― [0] 【長吟】 (名)スル
声を長く引き,または続けて吟ずること。
ちょうく
ちょうく チヤウ― [1] 【長駆】 (名)スル
〔(3)が原義〕
(1)長い距離を走ること。「一塁から―ホームインする」「汽車は幾里を―したるか/緑簑談(南翠)」
(2)遠くまで敵を追い続けること。「―して敵の都に迫る」
(3)遠い道のりを馬で走ること。とおがけ。
ちょうく
ちょうく チヤウ― [1] 【長吁】 (名)スル
深いため息をつくこと。「天を仰いで―し/運命(露伴)」
ちょうく
ちょうく [0] 【重九】
「ちょうきゅう(重九)」に同じ。[季]秋。
ちょうく
ちょうく チヤウ― [1] 【長句】
(1)普通より字数の多い句。
(2)連歌・俳諧で五七五の句。上句。
⇔短句
ちょうく
ちょうく チヤウ― [1] 【長躯】
身長の高いこと。また,そうした体。
⇔短躯
「痩身(ソウシン)―」
ちょうくん
ちょうくん チヤウ― 【張勲】
(1854-1923) 中国の軍人。袁世凱(エンセイガイ)の援助を受け,辛亥(シンガイ)革命・第二革命で革命軍と闘う。北京で清朝宣統帝を再び位につけようとしたが,敗れて失脚した。チャン=シュン。
ちょうぐ
ちょうぐ テウ― [1] 【釣具】
釣り道具。
ちょうぐう
ちょうぐう [0] 【重遇】 (名)スル
手厚く待遇すること。
ちょうぐう
ちょうぐう [0] 【寵遇】 (名)スル
寵愛して特別に待遇すること。
ちょうけい
ちょうけい チヤウ― [0] 【長計】
(1)遠い将来までのはかりごと。「国家百年の―」
(2)すぐれた計画。良策。
ちょうけい
ちょうけい テフ― [0] 【蝶形】
蝶のような形。ちょうがた。
ちょうけい
ちょうけい チヤウ― [0] 【長兄】
一番年上の兄。
ちょうけい
ちょうけい【長兄】
one's eldest[oldest]brother.
ちょうけい
ちょうけい チヤウ― 【張継】
中国,盛唐の詩人。字(アザナ)は懿孫(イソン)。753年の進士。その詩「楓橋夜泊(フウキヨウヤハク)」は「唐詩選」に収められ,日本でも愛吟された。生没年未詳。
ちょうけい
ちょうけい チヤウ― [0] 【長径】
「長軸(チヨウジク)」に同じ。
⇔短径
ちょうけいうかい
ちょうけいうかい チヤウケイ― [5] 【長頸烏喙】
〔史記(越世家)〕
范蠡(ハンレイ)が越王勾践を評した語。首が長く,とがった口先をした人相。才知があって忍耐強く,艱難(カンナン)をともにすることができるが,残忍・貪欲(ドンヨク)で安楽をともにすることはできない性質という。
ちょうけいか
ちょうけいか テフ―クワ [3] 【蝶形花】
左右相称で蝶に似た形の花。離弁花冠の一種で五弁からなる。マメ科植物に多く見られる。
蝶形花[図]
ちょうけいこつ
ちょうけいこつ テフ― [3] 【蝶形骨】
頭蓋骨の一。頭蓋底の中央部に位置する骨で,その中央に脳下垂体を入れる体と,これから出る左右各一対の大翼・小翼および翼状突起から成る。蝶が羽を広げた形に似ている。楔状骨(ケツジヨウコツ)。胡蝶骨(コチヨウコツ)。
ちょうけいしゅう
ちょうけいしゅう チヤウケイシフ 【長慶集】
「白氏長慶集」の略称。
→白氏文集
ちょうけいてんのう
ちょうけいてんのう チヤウケイテンワウ 【長慶天皇】
(1343-1394) 南北朝末期の第九八代・南朝第三代天皇(在位 1368-1383)。名は寛成。後村上天皇第一皇子。南朝不振の時期にあり,住吉・吉野・金剛寺・栄山寺など,皇居を転々とした。著に源氏物語の注釈書「仙源抄」がある。
ちょうけし
ちょうけし チヤウ― [0] 【帳消し】 (名)スル
(1)勘定が済んで帳面の記事を消すこと。
(2)貸借関係をなくしたり,義務・報酬などを済ましたりして,互いの損得をなくすること。「―にする」
(3)差し引いて残りがなくなること。相殺されて価値・意味などがなくなること。「去年の成功も今年の失敗で全部―だ」
ちょうけし
ちょうけし【帳消しにする】
cancel[write off] <a debt> (帳簿から消す);→英和
Let's call[Now we are]quits (貸借なし);offset (相殺する).→英和
ちょうけしほう
ちょうけしほう チヤウ―ハフ [0] 【帳消し法】
信用取引の一。互いに取引する者どうしが,取引のたびに代金決済をせずに,各自の帳簿に記入し,一定期間後清算するもの。
ちょうけっかく
ちょうけっかく チヤウ― [3] 【腸結核】
腸管の結核症。多くは肺結核からの二次感染で,下痢・発熱・腹痛・腸狭窄などの症状を呈する。
ちょうけつ
ちょうけつ チヤウ― [0] 【長欠】 (名)スル
長期欠席すること。「病気で―する」「―児童」
ちょうける
ちょう・ける (動カ下一)
人をからかう。また,ばかにしてなぶる。「売られて絹のべべ著いと,―・ける詞聞きかねて/浄瑠璃・生写朝顔話」
〔歴史的仮名遣い未詳。「てうける」また「ちやうける」とも〕
ちょうけん
ちょうけん チヤウ― [0] 【長剣】
(1)長い剣。
(2)時計の長針。
⇔短剣
ちょうけん
ちょうけん テウ― [0] 【朝見】 (名)スル
臣下が参内して,天子に拝謁すること。
ちょうけん
ちょうけん 【澄憲】
(1126-1203) 平安末・鎌倉前期の天台宗の僧。藤原通憲の子。京の安居院にあって,唱導に努めた。
ちょうけん
ちょうけん テウ― [0] 【朝憲】
(1)国家を治める根本の法規。国憲。
(2)朝廷で定めたおきて。
ちょうけん
ちょうけん テウ― [0] 【朝権】
朝廷の権威・権力。
ちょうけん
ちょうけん チヤウ― [0] 【町間・町見】
和算用語。遠近・高低の町・間・尺を測量すること。
ちょうけん
ちょうけん 【寵眷】 (名)スル
寵愛して特別に目をかけること。寵遇。
ちょうけん
ちょうけん チヤウ― 【張萱】
中国,唐代中期の宮廷画家。宮廷風俗や仕女などの美人画を描く。宋の徽宗が模写した「搗練(トウレン)図巻」が伝わる。
ちょうけん
ちょうけん チヤウ― [0] 【長絹】
(1)糊(ノリ)で張った仕上げの絹布。
(2){(1)}で作った狩衣。のちには白の紗・生絹などでも作り,直垂(ヒタタレ)仕立てもできた。もと下級官吏が着たが,近世には公家・武家の元服前の男子が用いた。
(3)能装束の一。直垂に似た型の単衣(ヒトエ)で,白・水色などの地に金糸で模様をおく。公達や女舞の衣装。
長絹(2)[図]
ちょうけん
ちょうけん チヤウ― 【張騫】
(?-前114) 中国,前漢の旅行家。匈奴(キヨウド)挟撃のため武帝により大月氏国に派遣されたが,途中匈奴に抑留されること十有余年,目的は達せられなかったが,その見聞により西域経営への関心を誘発。のちイリ盆地の烏孫(ウソン)との同盟のため再び西域に使した。
ちょうけんじゅつ
ちょうけんじゅつ チヤウ― [3] 【町間術】
近世,測量術をいう語。
ちょうけんびんらん
ちょうけんびんらん テウ― [0] 【朝憲紊乱】
〔「びんらん」は「ぶんらん(紊乱)」の慣用読み〕
国家の存立基盤を不法に乱すこと。
→内乱罪
ちょうげいし
ちょうげいし チヤウゲイシ 【長慶子】
〔「ちょうげし」とも〕
雅楽の一。左方の新楽で,太食(タイシキ)調の小曲。舞はない。源博雅の作と伝える。舞楽の番組の最終曲,あるいは儀式の際の退場音楽として奏される。
ちょうげつ
ちょうげつ チヤウ― [1] 【暢月】
陰暦一一月の異名。
ちょうげん
ちょうげん 【重源】
(1121-1206) 鎌倉初期の浄土宗の僧。俊乗房(シユンジヨウボウ)・南無阿弥陀仏と号す。密教を学んだのち,法然から浄土教を学び諸国を遊行。三度入宋したといわれる。東大寺再建のための大勧進職に任じられ,天竺様式をとり入れた大仏殿を完成。民衆の教化・救済,また架橋・築池などの土木事業にも尽くした。
ちょうげん
ちょうげん チヤウゲン 【長元】
年号(1028.7.25-1037.4.21)。万寿の後,長暦の前。後一条・後朱雀(ゴスザク)天皇の代。
ちょうげん
ちょうげん テウ― [0] 【調弦】 (名)スル
弦楽器で,演奏のたびごとに,演奏者が各弦の音高を調えること。また,その調え方。調子。調弦法。
ちょうげんじつしゅぎ
ちょうげんじつしゅぎ テウ― [7] 【超現実主義】
⇒シュールレアリスム
ちょうげんじつしゅぎ
ちょうげんじつしゅぎ【超現実主義】
surrealism.→英和
ちょうげんじつてき
ちょうげんじつてき テウ― [0][1] 【超現実的】 (形動)
現実からかけ離れているさま。実際にはあり得ないさま。非現実的。
ちょうげんぼう
ちょうげんぼう チヤウゲンバウ [3] 【長元坊】
タカ目ハヤブサ科の鳥。全長約35センチメートル。雄は頭と尾が青灰色で背面は栗色,腹面は淡黄色で,いずれも黒斑がある。雌は全体が赤褐色で黒斑がある。ネズミなど獲物を見付けると停止飛行を行い,急降下して捕らえる。日本では全国的に見られ,断崖などに集団営巣する。近年,都市のビルなどにも営巣。マグソダカ。
長元坊[図]
ちょうげんりろん
ちょうげんりろん テウゲン― [5] 【超弦理論】
⇒超紐理論(チヨウヒモリロン)
ちょうこ
ちょうこ チヤウ― [1] 【長呼】
(1)一つの音の母音を伸ばして発音すること。近畿地方の「蚊 [kaː]」,「手 [teː]」などがその例。
(2)「長音」に同じ。
ちょうこ
ちょうこ チヤウ― [1] 【長袴】
⇒ながばかま(長袴)
ちょうこ
ちょうこ テウ― [1] 【凋枯】 (名)スル
草木が枯れてしぼむこと。枯凋。
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [0] 【長講】
(1)普通より長い時間を費やす講演,または講釈。「―一席」
(2)〔「ちょうごう」「ぢょうごう」とも〕
〔仏〕
(ア)長い時日の間,不断に法華経などを講読して功徳をおさめること。
(イ)「長講会」の略。
ちょうこう
ちょうこう テウ― [0] 【朝貢】 (名)スル
外国の使いが来て,貢物をさし出すこと。来貢。「―船」
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [0] 【聴香】
香をかぎ分けること。聞香(モンコウ)。
ちょうこう
ちょうこう テウ― [0] 【調貢】
みつぎもの。貢調。
ちょうこう
ちょうこう テウカウ [0] 【朝沆】
朝つゆ。「―を吸う/虞美人草(漱石)」
ちょうこう
ちょうこう テウカウ [0] 【調香】 (名)スル
香水などで特定の香りを作り出すため,何種類かの香料を調合すること。「―師」
ちょうこう
ちょうこう【徴候がある】
show signs <of> ;There is every indication <that…> ;have symptoms <of> (病気の).
ちょうこう
ちょうこう【長講】
a long lecture;a long(winded) speech[talk].
ちょうこう
ちょうこう【聴講する】
attend <a lecture> ;→英和
<米> audit <a course> .→英和
〜者が多い(少ない) There is a large (small) audience[attendance].‖聴講生 an auditor.聴講無料 <掲示> Attendance Free.
ちょうこう
ちょうこう テウ― [0] 【彫工】
彫刻を職業とする人。ほりものし。彫刻師。
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ 【張衡】
(78-139) 中国,後漢代の文人・天文学者。文才にたけ,詞賦をよくした。天文においては渾天(コンテン)説を明確に論じ,渾天儀(天球儀)や候風地動儀(地震計)などの機器を考案。円周率の近似計算でも知られる。
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [0] 【聴講】 (名)スル
講義を聴くこと。「一回も休まず―する」
ちょうこう
ちょうこう [0] 【寵幸】
特別にかわいがられること。寵愛をうけること。「―をほしいままにする」
ちょうこう
ちょうこう チヤウクワウ [0] 【張皇】 (名)スル
勢いを張り盛んにすること。「余(アマリ)に―し過(スグ)るに由りて/自由之理(正直)」
ちょうこう
ちょうこう [0] テウ― 【兆候】 ・ チヨウ― 【徴候】
物事の起こる前触れ。きざし。しるし。「インフレの―がみられる」
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [1] 【長江】
流れが長い大きな川。
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ 【長江】
中国最長の河川。青海省に源を発し,四川盆地を経て華中の平野を東流,東シナ海に注ぐ。内陸交通の大動脈。流域は米の世界的な産地であり,重慶・武漢・南京・上海などの都市が発達。長さ6300キロメートル。揚子江。チャン-チアン。
長江(沿岸風景)[カラー図版]
ちょうこう
ちょうこう テウカウ 【趙高】
(?-前207) 秦の宦官(カンガン)。始皇帝の死にあたり丞相李斯(リシ)とはかって遺言を改竄(カイザン)し,長子扶蘇(フソ)と将軍蒙恬(モウテン)を死罪とし,末子胡亥(コガイ)を二世皇帝に立て,酷法による政治を行なった。ついで胡亥をも自殺に追いやったが,次に擁立した子嬰に殺された。
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [0] 【長考】 (名)スル
長い時間考えること。「むずかしい局面で―する」
ちょうこう
ちょうこう チヤウカウ [0] 【長庚】
宵の明星。ゆうずつ。
ちょうこう
ちょうこう [0] 【重厚】 (名・形動)[文]ナリ
「じゅうこう(重厚)」に同じ。「君のやうな―な人間から見たら/行人(漱石)」
ちょうこう
ちょうこう テウカウ [0] 【潮高】
⇒潮位(チヨウイ)
ちょうこう
ちょうこう テウクワウ [0] 【調光】 (名)スル
照明の明るさを連続的に増減調節すること。「―器」「―装置」
ちょうこうあつかこうしょくひん
ちょうこうあつかこうしょくひん テウカウアツ― [10] 【超高圧加工食品】
熱の代わりに数千気圧の高圧をかけて殺菌し,生の食品の風味をそこなわず,栄養素を保った食品のこと。
ちょうこうあつそうでん
ちょうこうあつそうでん テウカウアツ― [7] 【超高圧送電】
送電方式の一。187キロボルト以上の電圧で行う送電方式。
→ユー-エッチ-ブイ( UHV )送電(ソウデン)
ちょうこうえ
ちょうこうえ チヤウカウヱ [3] 【長講会】
〔仏〕 期間を限らず,長くある経典を講義する法会。延暦寺では,六月四日の伝教大師の忌日に法華経の講論を行う。
ちょうこうごうきん
ちょうこうごうきん テウカウガフキン [5] 【超硬合金】
金属炭化物粉末と金属粉末を焼結して作った高硬度の合金。タングステン・チタン・コバルトなどを含む。切削工具などに使われる。
→タンガロイ
ちょうこうし
ちょうこうし テウカウシ [3] 【超格子】
二種の原子からできている結晶で,それぞれの原子が結晶格子をつくると同時に全体でもそれらを重ね合わせた結晶格子をつくっているもの。超格子構造をもつ高性能半導体などの結晶が人工的に作られている。重格子。
ちょうこうしんくう
ちょうこうしんくう テウカウシンクウ [5] 【超高真空】
10��〜10�¹ºpa(パスカル)以下の圧力をもつ空間の状態。
ちょうこうせい
ちょうこうせい チヤウカウ― [3] 【聴講生】
大学などで,学生としての籍はないが,特に聴講の資格を与えられた者。
ちょうこうぜつ
ちょうこうぜつ チヤウクワウ― [3] 【長広舌】
〔「広長舌」から生じた語〕
ながながとしゃべりたてること。「―をふるう」
ちょうこうぜつ
ちょうこうぜつ【長広舌を振るう】
make a long(winded) speech.
ちょうこうそう
ちょうこうそう テウカウソウ [3] 【超高層】
きわめて高層であること。「―ビル」
ちょうこうそう
ちょうこうそう【超高層ビル】
a skyscraper.→英和
ちょうこうそうけんちくぶつ
ちょうこうそうけんちくぶつ テウカウソウ― [10] 【超高層建築物】
高層の建物のなかでも特に高い建物。建物の高さの制限(31メートル)が1963年(昭和38)に撤廃されて以後,耐震構造理論の発達を背景に出現。霞ヶ関ビル(1968年竣工,地上三六階,147メートル)はその最初の例。
ちょうこうそうたいき
ちょうこうそうたいき テウカウソウ― [7] 【超高層大気】
普通,中間圏より上方のきわめて希薄な大気。
ちょうこうそくど
ちょうこうそくど テウカウソクド [5] 【超高速度】
速度がきわめて速いこと。超高速。
ちょうこうそくど
ちょうこうそくど【超高速度(カメラ)】
(an) ultrahigh-speed (camera).
ちょうこうそくどさつえい
ちょうこうそくどさつえい テウカウソクド― [8] 【超高速度撮影】
高速度撮影よりさらに高速で撮影すること。主に回転鏡を急速回転するフィルムの走行に同期させ,鏡から被写体の像をフィルムに送りつけて撮影を行う。一秒に数千齣(コマ)から数十万齣まで撮影可能で,プラズマ放電などの超短時間現象の観察に用いる。
ちょうこうどう
ちょうこうどう チヤウカウダウ 【長講堂】
京都市下京区にある西山浄土宗の寺。もと後白河法皇の仙洞六条御所内の持仏堂として建立。
ちょうこうどうりょう
ちょうこうどうりょう チヤウカウダウリヤウ 【長講堂領】
後白河法皇の持仏堂長講堂の所領。その領百余所に及び,法皇の皇女宣陽門院勤子内親王から後深草上皇に伝領され,その後長く持明院統の経済的基礎となった。
ちょうこうぼうえき
ちょうこうぼうえき テウ― [5] 【朝貢貿易】
中国が中華思想に基づいて他国と行なってきた貿易形態。明代に確立。他国は明に対し朝貢の形をとり,年度・数量・人数・経路・入国地点・取引商人・貿易品目・日数などを厳重に規定された。
ちょうこきゅう
ちょうこきゅう チヤウコキフ [3] 【腸呼吸】
ドジョウ・ナマズなどの水生動物が,腸においてガス交換を行うこと。
ちょうこく
ちょうこく テウ― [0] 【彫刻】 (名)スル
(1)ほりきざむこと。
(2)石や木などをほりきざんだり,または粘土や蝋(ロウ)などを肉付けしたりしてものの像を立体的にかたちづくる芸術。彫像と塑像。彫塑。「象牙に―する」
(3)板木に文字・絵をほること。
ちょうこく
ちょうこく テウ― [0] 【超克】 (名)スル
困難を乗り越え,それに打ち克つこと。「苦悩を―する」
ちょうこく
ちょうこく テウ― [0] 【肇国】 (名)スル
はじめて国を建てること。建国。
ちょうこく
ちょうこく【彫刻】
(a) sculpture;→英和
(a) carving;(an) engraving;a statue (彫像).→英和
〜する sculpture;carve;→英和
chisel.→英和
‖彫刻家 a sculptor;a carver;an engraver.彫刻術 engraving;sculpture.彫刻刀 a graver;a burin;a chisel.
ちょうこくおうはん
ちょうこくおうはん テウ―アフ― [5] 【彫刻凹版】
写真凹版に対し,彫刻刀や彫刻機械を用い,版材に直接彫刻して製する凹版。エッチングなどの美術印刷物,有価証券などの印刷に用いる。
ちょうこくか
ちょうこくか テウ― [0] 【彫刻家】
彫刻を専門とする美術家。
ちょうこくぐざ
ちょうこくぐざ テウ― [0] 【彫刻具座】
〔(ラテン) Caelum〕
一月下旬の宵に南中する小さな星座。日本ではオリオン座の南西の方に,低く見える。
ちょうこくし
ちょうこくし テウ― [3][4] 【彫刻師】
彫刻を業とする人。彫(ホ)り物師。
ちょうこくしつざ
ちょうこくしつざ テウ― [0] 【彫刻室座】
〔(ラテン) Sculptor〕
南天の星座。一一月下旬の宵に南中する。あまり目立たないが,銀河座標の南極にあたり,銀河群が観測される。
ちょうこくじ
ちょうこくじ チヤウコク― 【長谷寺】
⇒はせでら(長谷寺)
ちょうこくとう
ちょうこくとう テウ―タウ [0] 【彫刻刀】
彫刻に用いる小刀。そのほり方に合わせ,種々の刃形のものがある。
ちょうこくとう
ちょうこくとう チヤウコクタウ 【張国燾】
(1898-1979) 中国共産党創立者の一人。1931年中華ソビエト共和国臨時政府副主席。長征中,毛沢東と対立し,38年党籍を剥奪されて香港に亡命。チャン=クオタオ。
ちょうこっか
ちょうこっか【超国家主義(者)】
ultranationalism (an ultranationalist).→英和
ちょうこっかきこう
ちょうこっかきこう テウコクカキコウ [7][6] 【超国家機構】
国際組織と異なり,加盟国とその国民を直接拘束する決定を行い,決定を実施するための直接の司法・執行権能を広範に有する内部機関をもつ,複数国家の連合組織。通常はヨーロッパ連合( EU )をさす。
→国際組織
ちょうこっかしゅぎ
ちょうこっかしゅぎ テウコクカシユギ [6] 【超国家主義】
極端な国家主義。
ちょうこつ
ちょうこつ チヤウ― [1] 【腸骨】
寛骨(カンコツ)の上部をしめている扁平骨。上方に向かって広がる部分を腸骨翼,翼の内面のくぼみを腸骨窩(カ)といい,後半は仙骨と癒合する。第五腰椎・仙骨・座骨・恥骨とともに骨盤を形成する。
ちょうこつ
ちょうこつ チヤウ― [1] 【長骨】
上腕骨・肋骨・大腿骨のような長い形態をもつ骨。骨幹と骨端に区別され,骨幹は硬い骨質からなり,中に腔所がある。幼小期には骨端と骨幹の間に軟骨組織がありこの部分で骨の成長が行われる。管状骨。
ちょうこほうじけん
ちょうこほうじけん チヤウコホウ― 【張鼓峰事件】
1938年(昭和13)7月,満州国の東部国境をなす豆満江下流付近の張鼓峰における国境紛争により,日・ソ両軍が大規模に衝突した事件。日本軍はソ連軍の機械化部隊によって大打撃を受けた。
ちょうこん
ちょうこん チヤウ― [0] 【長恨】
長く忘れることのできない恨み。終生の恨み。一生の恨み。
ちょうこん
ちょうこん チヤウ― [0] 【悵恨】
〔「悵」は,うれえなげく意〕
なげきうらむこと。
ちょうご
ちょうご [1] 【重五】
〔「五」を二つ重ねる意〕
五月五日の節句。端午(タンゴ)。[季]夏。
ちょうご
ちょうご テウ― [0] 【鳥語】
鳥の鳴き声。鳥の声。
ちょうご
ちょうご テウ― [0] 【釣語】
「索話(サクワ)」に同じ。
ちょうごう
ちょうごう【調合する】
prepare[make up,compound];→英和
mix;→英和
concoct (飲物など).→英和
ちょうごう
ちょうごう テウガフ [0] 【調合】 (名)スル
(1)幾種類かの薬品をきめられた分量でまぜ合わせること。「薬を―する」
(2)香料・調味料などをまぜて,一定の香りや味を作り出すこと。
ちょうごう
ちょうごう テウガウ [0] 【調号】
五線譜で,初めの音部記号の次に,その曲の調を示すために記す嬰記号や変記号。調記号。
ちょうごうきん
ちょうごうきん【超合金】
a super alloy.
ちょうごうきん
ちょうごうきん テウガフキン [3] 【超合金】
摂氏一〇〇〇度近くの高温でも強度・耐食性を保つ合金。鉄・ニッケル・コバルトを主成分とする。航空機のエンジンなどに使われる。スーパーアロイ。
ちょうごそんしじ
ちょうごそんしじ テウゴソンシ― 【朝護孫子寺】
⇒信貴山寺(シギサンジ)
ちょうごんか
ちょうごんか チヤウゴンカ 【長恨歌】
(1)中国,唐代の長編叙事詩。白居易作。806年完成。唐の玄宗皇帝と楊貴妃の恋愛を描く。日本でも古くから愛誦(アイシヨウ)され,源氏物語を初め日本文学に大きな影響を与えた。
(2)箏曲(ソウキヨク)の一。山田検校作曲,高井薄阿作詞。歌詞は{(1)}よりとる。山田流四つ物の一。
ちょうさ
ちょうさ テウ― [1] 【調査】 (名)スル
事を明らかにするために調べること。また,その内容。「災害地の実情を―する」「―団」「―官」「国勢―」
ちょうさ
ちょうさ チヤウサ 【長沙】
中国,湖南省の省都。洞庭湖の南,湘江下流の東岸に位置する。水陸交通の要地で,米・茶などの農産物の集散地。機械・化学などの工業が発達。名勝・遺跡に富み,1972年馬王堆の漢代の古墓が発掘された。チャンシャー。
ちょうさ
ちょうさ【調査】
(an) examination;→英和
(an) investigation;an inquiry.→英和
〜する examine[investigate](into);→英和
inquire into;check (up) (照合する);→英和
take a census <of the population> .→英和
‖調査委員会 an investigation committee.調査課 an inquiry section.調査官 an examiner;an investigator.調査団 a study group.調査用紙 a questionnaire (世論などの).
ちょうさ
ちょうさ テウ― [1] 【潮差】
ある地点における満潮と干潮との海面の高さの差。
ちょうさい
ちょうさい チヤウ― 【張載】
(1020-1077) 北宋の儒学者。号は横渠。気一元論的太虚説を唱えて,二程・朱熹(シユキ)に影響を与えた。著書「易説」「正蒙」など。
ちょうさい
ちょうさい テウ― [0] 【弔祭】 (名)スル
とむらいまつること。
ちょうさい
ちょうさい [0] 【冢宰】
中国の官名。周代,六卿(リクケイ)の一。天官の長。天子を補佐して,百官を統率した。宰相。大宰(タイサイ)。
ちょうさいぼう
ちょうさいぼう テウサイバウ 【嘲斎坊】
人を嘲弄する語。とんま。おっちょこちょい。多く「嘲斎坊にする」の形で,人を愚弄する,なぶりものにする意で用いる。「きさまたちやあ,おれをいい―にする/滑稽本・膝栗毛 5」
ちょうさいるい
ちょうさいるい チヤウサイ― [3] 【腸鰓類】
半索動物の一綱。消化管のはじめの部分の咽頭が数対の鰓孔でつらぬかれている動物群。ギボシムシなど。
ちょうさく
ちょうさく チヤウ― 【張鷟】
中国,唐の文人。字(アザナ)は文成。号は浮休子。高宗の調露年間(679-680)の進士。文章にすぐれ,「遊仙窟」の作者として日本でも早くから知られた。他に「朝野僉載(チヨウヤケンサイ)」などの著書がある。生没年未詳。
ちょうさくりん
ちょうさくりん チヤウ― 【張作霖】
(1875-1928) 中国の軍閥。馬賊から北洋軍閥奉天派の首領となり,中国東北地方を支配。一時,日本軍と結び北京政府の実権を握ったが,国民党軍の北伐にあい,奉天へ逃れる途中,1928年関東軍の謀略による列車爆破で死亡。チャン=ツオリン。
ちょうさくりんばくさつじけん
ちょうさくりんばくさつじけん チヤウ― 【張作霖爆殺事件】
1928年(昭和3)6月4日,張作霖が関東軍の謀略により奉天駅の近くで列車を爆破され,死亡した事件。国民党軍の北伐開始により,張は北京から奉天に撤退しようとしたが,関東軍は満州占領をねらって彼を爆殺した。日本政府はこれを「満州某重大事件」と称して真相を秘匿しようとしたが,この事件により田中義一内閣は総辞職した。奉天事件。
ちょうさしょ
ちょうさしょ テウ― [0] 【調査書】
学校において指導要録の記載を元にして作成され,入学や就職の選抜資料として受験先の学校または企業に提出される文書。内申書。
ちょうさほうどう
ちょうさほうどう テウ―ダウ [4] 【調査報道】
ジャーナリズムが,公的機関の調査を待たずに,汚職や企業犯罪などを独自に取材・調査し,報道すること。
ちょうさほげい
ちょうさほげい テウ― [4] 【調査捕鯨】
商業用でなく,生息数・分布状態などを調査し科学的研究に役立てるための捕鯨。
ちょうさやようさ
ちょうさやようさ チヤウサ―
山車(ダシ)などの重い物を引く時の掛け声。ちょうさ。ちょうさようさ。ちょうさやようさや。「『山鉾を引く体を咄しませう。急で囃させられい』『心得た。―』/狂言・千鳥(虎寛本)」
ちょうさん
ちょうさん [0] 【重三】
(1)三月三日の節句。上巳(ジヨウシ)。
(2)「じゅうさん(重三)」に同じ。
ちょうさん
ちょうさん テウ― [0] 【朝参】 (名)スル
(1)在京の官吏が朝廷に参内すること。
(2)〔仏〕
(ア)早朝,師より指導を受けること。
(イ)早朝,師に挨拶(アイサツ)すること。
ちょうさん
ちょうさん テウ― [0] 【朝餐】
あさめし。あさげ。
ちょうさん
ちょうさん テウ― [0] 【逃散】
中世・近世,農民が耕作を放棄して他領へ移ること。多く領主に対する示威的な闘争手段として行われた。とうさん。じょうさん。
ちょうさんしゅう
ちょうさんしゅう チヤウサンシウ 【長三洲】
(1833-1895) 幕末・明治期の漢詩人・書家。豊後の人。名は炗(ヒカル),字(アザナ)は世章。尊王運動に奔走。奇兵隊に入り北越各地を転戦。維新後,文部大丞・東宮侍書などを歴任。書は顔真卿の風を慕う。著「新封建論」「復古原論」など。
ちょうさんだいぶ
ちょうさんだいぶ テウサン― 【朝散大夫】
(1)中国,隋・唐代の従五品下の雅称。
(2)従五位下の唐名。
ちょうさんぼし
ちょうさんぼし テウサン― [5] 【朝三暮四】
〔「列子(黄帝)」などに見える故事。狙(ソ)公(=猿回し)が猿にトチの実を朝に三つ,暮れに四つ与えると言ったら猿が怒り出したので,朝に四つ暮れに三つやると言ったところ猿が喜んだというもの。狙公橡(トチ)を賦(クバ)る〕
(1)表面的な相違や利害にとらわれて結果が同じになることに気づかぬこと。
(2)うまい言葉で人をだますこと。
(3)命をつなぐだけの生活。生計。
ちょうさんりし
ちょうさんりし チヤウサン― [5] 【張三李四】
〔張氏の三男,李氏の四男の意。中国では張氏・李氏はありふれた姓であるところから〕
市井の一般人。熊さん八っつあん。
ちょうざ
ちょうざ チヤウ― [0] 【長座・長坐】 (名)スル
人の家をたずねて長くいること。長居(ナガイ)。「親類の家を訪問して,思の外―して了つたので/うづまき(敏)」
ちょうざ
ちょうざ テウ― 【朝座】
(1)天皇が政治について報告を聞き,群臣に謁見する場所。朝堂。また,その場における臣下の定められた席。
(2)転じて,朝廷。
ちょうざい
ちょうざい テウ― [0] 【調剤】 (名)スル
医師の処方箋に従って薬剤を調合すること。「―室」
ちょうざい
ちょうざい チヤウ― [0] 【聴罪】 (名)スル
カトリック教会の用語。司祭が信者の罪の告白をきき指導を与えること。
→ゆるしの秘跡
ちょうざい
ちょうざい【調剤する】
prepare <a medicine> ;→英和
fill[make up] <a prescription> .→英和
‖調剤師 a pharmacist.調剤室 a dispensary.処方調剤いたします <掲示> Prescriptions Filled.
ちょうざいやっきょく
ちょうざいやっきょく テウ―ヤク― [5] 【調剤薬局】
医師の処方箋により,調剤を行う薬局。
ちょうざめ
ちょうざめ テフ― [1][0] 【蝶鮫・鱘魚】
(1)チョウザメ目チョウザメ科に属する魚の総称。海産または淡水産。硬骨魚類の中では原始的な形質を備え,体には菱(ヒシ)形をした板状の硬鱗(コウリン)が縦に五列並ぶ。肉は美味。卵の塩漬けはキャビアと呼ばれ珍味。ヨーロッパ・アジア・北アメリカのそれぞれ北部に分布。
(2){(1)}の一種。全長約1.5メートル。体はほぼ円筒形で吻(フン)が突出する。体は灰青色で腹部は白い。五列の鱗は菱形で硬く大きい。春に産卵のため海から河川を上り,秋に下る。本州北部からサハリンにかけて分布。
蝶鮫(2)[図]
ちょうざめ
ちょうざめ【鰈鮫】
a sturgeon.→英和
ちょうざん
ちょうざん テウ― [0] 【凋残】 (名)スル
しぼみそこなわれること。衰残。「国破れ家亡び,親戚―す/佳人之奇遇(散士)」
ちょうざん
ちょうざん [1] 【重山】
幾重にも重なった山。[日葡]
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【長詩】
長編の詩。物語的・叙事的なものが多い。落合直文の「孝女白菊の歌」,北村透谷の「楚囚之詩」など。
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【長指】
長い指。すなわち,なかゆび。
ちょうし
ちょうし【銚子】
a sake holder[bottle].
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【長枝】
節間が長く伸び,葉が散在してついている通常に見られる枝。
⇔短枝
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【長姉】
一番上の姉。
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【長子】
(1)最初に生まれた子。長男または長女。
⇔末子
(2)最初に生まれた男の子。長男。
ちょうし
ちょうし テウシ 【銚子】
千葉県北東端の市。利根川河口南岸に位置する日本有数の漁業基地。水産加工と醤油の醸造が盛ん。犬吠埼や屏風ヶ浦などの景勝地がある。
ちょうし
ちょうし【調子】
[音調]a tune;→英和
a note;→英和
a key;→英和
a pitch (高低);→英和
[拍子]time;→英和
rhythm.→英和
〜づく[に乗る]be elated <by success> ;let oneself go;talk without reserve.〜が合っている(いない) be in (out of) tune.〜が良い feel well (からだの);work well (機械の).〜が悪い Something is wrong <with> .〜がでる get into (the swing of) one's work.(人が)〜が過ぎる get carried away.〜の良い melodious;→英和
rhythmical.〜を合わせる tune <a piano> ;get on well <with> ;chime in <with> .〜を上げる(下げる) raise (lower) the pitch[voice].〜を変える modulate;→英和
change one's tone (話の).〜をとる beat time.‖調子者 a person easily elated[flattered].
ちょうし
ちょうし【聴視者】
a (TV) viewer;a televiewer.→英和
ちょうし
ちょうし【長子】
one's eldest child.
ちょうし
ちょうし テウ― [1] 【調使】
「貢調使(コウチヨウシ)」に同じ。
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【町史】
町の歴史。また,それを書物にまとめたもの。
ちょうし
ちょうし テウ― [0] 【弔詞】
「弔辞」に同じ。
ちょうし
ちょうし 【重四】
⇒じゅうし(重四)
ちょうし
ちょうし テウ― [1] 【朝市】
(1)朝廷・政府・官庁などのあるところと市場。人の多く集まる所。市中。
(2)あさいち。
ちょうし
ちょうし テウ― [1] 【鳥使】
〔鳥が飛ぶように早い使者の意で〕
急使。鳥の使い。
ちょうし
ちょうし テウ― [0] 【調子】
(1)動いたり働いたりする具合。かげん。「機械の―が悪い」
(2)その場の成り行き。状況。「行ってみての―次第」
(3)態度や口調にあらわれる気持ちや身体の具合。「いらいらした―で話す」「けだるそうな―で立ち上がる」
(4)はずみ。いきおい。「勉強にも―が出てきた」「―に乗る」
(5)音律の高低。
(ア)調または旋法。雅楽の六調子など。
(イ)調弦法。三味線の本調子・二上(アガ)り・三下(サガ)り,箏(ソウ)の平調子・雲井調子など。
(6)雅楽で,一種の前奏曲。舞楽で用いられ,壱越(イチコツ)調など各調に調子があり,雰囲気をだすために奏される。
(7)文の表現の仕方。言葉のもつ感じ。格調。「雄壮な―の詩」「志を高い―で述べた文」
(8)つりあい。バランス。「―を乱す」
ちょうし
ちょうし テフ― [1] 【鑷子】
毛抜き。
ちょうし
ちょうし テウ― [1] 【朝使】
朝廷からの使者。
ちょうし
ちょうし [1] 【徴士】
(1)朝廷または政府に召し出された人士。
(2)1868年(慶応4)1月から69年(明治2)6月まで,政府に召し出された議事官。諸藩士・庶民から有能な者が選ばれ,議事所で国政の審議にあたった。
ちょうし
ちょうし チヤウ― 【張芝】
中国,後漢の書家。草書に巧みで,草聖と称された。生没年未詳。
ちょうし
ちょうし テウ― [1] 【弔詩】
人の死をいたみ悲しむ気持ちをよんだ詩。
ちょうし
ちょうし チヤウ― [1] 【聴視】 (名)スル
聞いたり見たりすること。視聴。「―者」
ちょうし
ちょうし テウ― [0] 【銚子】
(1)「徳利(トクリ){(1)}」に同じ。「一合入りの―」「お―をつける」
(2)長い柄のついた金属製または木製の酒を杯につぐ器。
銚子(2)[図]
ちょうし=がいい
――がい・い
(1)ちゃっかりしている。要領がよすぎる。
(2)身体の状態や,仕事のはかどりがよい。
ちょうし=に乗る
――に乗・る
(1)仕事などが順調に進む。
(2)おだてられたりもちあげられたりして,いい気になって物事を行う。
ちょうし=を取る
――を取・る
(1)音の高低・強弱,リズムなどを整える。
(2)物事のつりあいを保つようにする。つりあいを取る。
ちょうし=を合わせる
――を合わ・せる
(1)相手と話を合わせてさからわない。「適当に―・せて聞いておいた」
(2)楽器の音の高低などを調節する。「三味線の―・せる」
ちょうしかく
ちょうしかく チヤウ― [3] 【聴視覚】
聴覚と視覚。視聴覚。
ちょうしがみ
ちょうしがみ テウ― [3] 【調子紙】
鼓の音調を調節するために貼りつける小さな紙片。「打て見て狸は腹へ―/柳多留 145」
ちょうしけん
ちょうしけん テウ― 【趙之謙】
(1829-1884) 中国,清の文人。字(アザナ)は撝叔(キシユク)。号は冷君・悲盦・无悶。金石学,書・画・篆刻にすぐれた業績を残した。
ちょうしこじ
ちょうしこじ テウシ― 【趙氏孤児】
中国,元代の戯曲。紀君祥(キクンシヨウ)作。晋(シン)の家老趙朔(チヨウサク)の遺児が,皆殺しにされた一族の仇を討つ。一八世紀には英訳・仏訳。ボルテールの翻案「中国孤児」がある。
ちょうしぜん
ちょうしぜん テウ― [3] 【超自然】
現在知られている自然の理法・法則では説明のつかない,不思議なこと。神秘的なこと。「―的現象」
ちょうしぜんしゅぎ
ちょうしぜんしゅぎ テウ― [6] 【超自然主義】
〔supernaturalism〕
感覚的および知性的認識でとらえられる自然的存在を超えた,何らかの存在を想定し,その認識は信仰・啓示・直覚などにより得られるとする哲学上および信仰上の態度。
ちょうしぜんてき
ちょうしぜんてき【超自然的】
supernatural.→英和
ちょうしそうぞく
ちょうしそうぞく チヤウ―サウ― [4] 【長子相続】
長男が財産・家督を一括して相続する方式。
ちょうしたいりょうぶし
ちょうしたいりょうぶし テウシタイレフ― 【銚子大漁節】
千葉県銚子市の民謡で,大漁祝い唄。源流は「一つとせ」「心中節」。歌詞は1864年(元治1)に鰯(イワシ)の大漁を祝して作られた。
ちょうしちぢみ
ちょうしちぢみ テウシ― [4] 【銚子縮】
〔千葉県銚子市から諸方に送り出すところから〕
銚子の対岸,茨城県鹿島郡波崎地方より産出する縮。
ちょうしつ
ちょうしつ テウ― [0] 【調湿】 (名)スル
空気中の湿度を調整すること。「―装置」
ちょうしつ
ちょうしつ テウ― [0] 【彫漆】
陶器・金属または木地に厚く漆を塗り重ねて,その上に彫刻を施す技法。堆朱(ツイシユ)・堆黒(ツイコク)などがある。
ちょうしづく
ちょうしづ・く テウシ― [4] 【調子付く】 (動カ五[四])
(1)勢いがついて動きがなめらかになる。調子が出る。「初回に得点できて―・いてきた」
(2)得意になってうわつく。調子に乗る。「おだてるとすぐ―・く人」
ちょうしどう
ちょうしどう チヤウ― 【張之洞】
(1837-1909) 中国,清末の政治家・思想家。対露・対仏・対日強硬外交を主張する一方,洋務運動を推進し,軍備拡張・近代工場の設立につとめた。また古典の保存,儒教護持にも努めた。著「勧学篇」など。
ちょうしなべ
ちょうしなべ テウ― [4] 【銚子鍋】
酒の燗(カン)をする時に用いる鍋。燗鍋。
ちょうしはずれ
ちょうしはずれ テウ―ハヅレ [4] 【調子外れ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)正しい音律・音階と合わないこと。調子が合わないこと。また,そのさま。「―な声で歌い出す」
(2)普通のやり方とかなりちがっていて奇妙な・こと(さま)。調子っぱずれ。「―なことばかり言う」
ちょうしぶえ
ちょうしぶえ テウ― [4] 【調子笛】
基準の高さの音を鳴らす小さな笛。弦楽器の調弦や,無伴奏の合唱の歌い出しの音を決めるのに用いる。
→律管
ちょうしぼさん
ちょうしぼさん テウシ― [1] 【朝四暮三】
「朝三暮四」に同じ。
ちょうしもく
ちょうしもく チヤウシ― [3] 【長翅目】
昆虫の分類の一目。日本には約三〇種が生息。体長10〜40ミリメートルで,黒色・褐色・黄緑色など。はねは四枚,透明で斑紋がある。雄の尾端に,はさみ状の把握器があり,これを持ち上げた姿勢で静止する。シリアゲムシ目。
ちょうしもの
ちょうしもの テウ― [0] 【調子者】
(普通「お調子者」の形で)
(1)調子にのって軽はずみなことを言ったりしたりする人。おだてられるとすぐ得意になって勢いづく人。おっちょこちょい。
(2)その場に合わせていい加減なことを言う人。無責任に迎合する人。
ちょうしゃ
ちょうしゃ チヤウ― [1] 【聴者】
聞く人。聞きて。
ちょうしゃ
ちょうしゃ テフ― [1] 【諜者】
〔「ちょうじゃ」とも〕
ひそかに敵中に忍びこみ,敵情をさぐる者。間者。間諜。スパイ。
ちょうしゃ
ちょうしゃ テウ― [1][0] 【調車】
⇒ベルト車(グルマ)
ちょうしゃ
ちょうしゃ【庁舎】
a government office building.
ちょうしゃ
ちょうしゃ テウ― [1] 【鳥舎】
動物園などで,鳥を入れておく囲い。
ちょうしゃ
ちょうしゃ チヤウ― [1] 【庁舎】
官庁の建物。役所の建物。
ちょうしゅ
ちょうしゅ チヤウ― [1] 【聴取】 (名)スル
(1)事情や状況などをききとること。「被害者から事情を―する」
(2)ラジオなどをきくこと。
ちょうしゅ
ちょうしゅ【聴取する】
listen to <the radio> ;hear <a speech on[over]the radio> .→英和
‖ラジオ聴取者 a (radio) listener.聴取率 an audience rating.
ちょうしゅ
ちょうしゅ テウ― [1] 【頭首】
〔仏〕 禅宗寺院で住持の下位にあって,寺院の運営を分担する僧の役職。法堂(ハツトウ)で右側に並ぶ知事に対して,左側に並ぶ。
→知事
ちょうしゅう
ちょうしゅう【徴集する】
levy;→英和
recruit[ <米> draft].→英和
ちょうしゅう
ちょうしゅう【聴衆】
an audience;→英和
an attendance.→英和
〜は少な(多)かった There was a small (large) audience[attendance].
ちょうしゅう
ちょうしゅう【徴収する】
collect[levy] <taxes> ;→英和
charge <a fee> .→英和
ちょうしゅう
ちょうしゅう チヤウシウ 【張州】
尾張(オワリ)国の別名。
ちょうしゅう
ちょうしゅう [0] 【徴集】 (名)スル
(1)人や物を召し集めること。「租税を―する時に/花間鶯(鉄腸)」
(2)兵役制度で,強制的に現役または補充兵として人を呼び集めること。
ちょうしゅう
ちょうしゅう チヤウシウ [0] 【長袖】
(1)長いそで。また,長そでの着物。
(2)長そでを着た人。舞妓など。
(3)〔長そでの着物を着た人の意で〕
公卿や僧侶をあざけっていう語。
ちょうしゅう
ちょうしゅう テウシウ [0] 【釣舟】
つりぶね。
ちょうしゅう
ちょうしゅう [0] 【重修】 (名)スル
(1)重ねて修理すること。
(2)重ねて編修すること。「寛政―諸家譜」
ちょうしゅう
ちょうしゅう チヤウシウ 【長州】
長門(ナガト)国の別名。
ちょうしゅう
ちょうしゅう テウシウ 【潮州】
中国,広東省東部の都市。古くは潮安といわれた。韓江デルタの北端に位置し,夏布・彫刻・竹細工などの工芸品を産する。チャオチョウ。
ちょうしゅう
ちょうしゅう チヤウ― [0] 【聴衆】
講演・音楽などを聞いている人人。ききて。
→ちょうじゅ(聴衆)
ちょうしゅう
ちょうしゅう テウシフ [0] 【朝集】
地方官が都に集まること。
ちょうしゅう
ちょうしゅう [0] 【徴収】 (名)スル
(1)金をとりたてること。「会費を―する」「臨時―」
(2)行政機関が法に従って租税・手数料などを国民からとりたてること。「住民税を―する」
ちょうしゅう
ちょうしゅう チヤウシウ 【長周】
長門(ナガト)と周防(スオウ)。防長。
ちょうしゅう=善(ヨ)く舞い多銭(タセン)善く賈(アキナ)う
――善(ヨ)く舞い多銭(タセン)善く賈(アキナ)う
〔「韓非子(五蠹)」にある語。袖が長いと舞もうまく見え,銭が多いと商売が自由にできる意〕
資力の豊かなものは,何事にも成功しやすいたとえ。
ちょうしゅうえいそう
ちょうしゅうえいそう チヤウシウエイサウ 【長秋詠藻】
〔「長秋」は長秋宮の略。俊成が皇后宮大夫であったところから〕
歌集。三巻。藤原俊成作,自撰。1178年夏,守覚法親王の召で編纂(ヘンサン),のち増補。六家集の一。
ちょうしゅうき
ちょうしゅうき チヤウシウ― 【長秋記】
権中納言源師時の日記。1105年から36年までの記録で,朝廷の儀式についての詳しい記事が多い。水日記。権大夫記。
ちょうしゅうきゅう
ちょうしゅうきゅう チヤウシウ― [3] 【長秋宮】
中国漢代,皇后の宮殿の名。また,皇后の異名。あきのみや。長秋。秋宮。
ちょうしゅうし
ちょうしゅうし テウシフ― 【朝集使】
古代,国司が国・郡の官人の勤務評定など政務の報告のために,毎年太政官(ダイジヨウカン)に送った使。
ちょうしゅうしゃりゅう
ちょうしゅうしゃりゅう チヤウシウ―リウ [0] 【長袖者流】
(1)公卿・僧侶などのたぐい。
(2)いざという時に役に立たない人のたとえ。
ちょうしゅうせいばつ
ちょうしゅうせいばつ チヤウシウ― 【長州征伐】
幕末期,徳川幕府の長州藩征討戦争。1864年7月,蛤御門の変での皇居への発砲を理由に幕府は出兵。四国艦隊下関砲撃事件により保守派に実権が移っていた長州藩は,抗戦せずに幕府に降伏(第一次)。その後,長州藩では高杉晋作らの討幕派が反乱により実権を握り,幕府と対立。幕府は66年6月再征を開始するが,諸藩の反対などで士気あがらず,挙藩体制の長州軍に各地で敗れ,再征は失敗,幕府の権威は急速に衰えた(第二次)。
ちょうしゅうちょう
ちょうしゅうちょう テウシフチヤウ 【朝集帳】
律令制で,国司が毎年朝集使に付して太政官(ダイジヨウカン)に提出した国内の政務報告書類。国・郡の官人の勤務評定書・兵士歴名簿・計会帳など多くの雑公文の総称。
ちょうしゅうどう
ちょうしゅうどう テウシフダウ 【朝集堂】
大内裏の朝堂院の南域に東西相対してあった建物。大礼の際に百官の待機した所。
ちょうしゅうぶろ
ちょうしゅうぶろ チヤウシウ― [0][5] 【長州風呂】
かまどの上に鋳鉄製の桶を据えた風呂。浮かせたすのこの蓋(フタ)を踏み沈めて入る。
ちょうしゅしゃ
ちょうしゅしゃ チヤウ― [3] 【聴取者】
ラジオを聞く人。
ちょうしゅしょ
ちょうしゅしょ チヤウ― [0][3] 【聴取書】
犯罪の捜査に当たり,検察官または司法警察職員が,被疑者その他の関係者の述べることをききとり記録した書類。
ちょうしゅっけつ
ちょうしゅっけつ チヤウ― [3] 【腸出血】
腸管から起こる出血。血便,下血として認められる場合と便の潜血反応でみつかる場合がある。潰瘍・悪性腫瘍などの際にみられる。
ちょうしゅつ
ちょうしゅつ テウ― [0] 【超出】 (名)スル
ぬけ出ていること。ぬきんでること。「流俗の外(ホカ)に―すること/伊沢蘭軒(鴎外)」
ちょうしゅつ
ちょうしゅつ [0] 【重出】 (名)スル
⇒じゅうしゅつ(重出)
ちょうしゅつ
ちょうしゅつ テウ― [0] 【跳出】 (名)スル
とび出ること。「我々はこの外に―することはできぬ/善の研究(幾多郎)」
ちょうしゅりつ
ちょうしゅりつ チヤウ― [3] 【聴取率】
あるラジオ番組がどのくらい聞かれているかを示す割合。
ちょうしゅん
ちょうしゅん チヤウ― [0] 【長春】
(1)永久に春であること。四季を通じて花があること。
(2)「長春花」の略。
ちょうしゅん
ちょうしゅん チヤウシユン 【長春】
中国,吉林省の省都。鉄道交通の要衝。自動車・車両・食品などの工業が発達。満州国時代には首都が置かれ新京とよばれた。チャンチュン。
ちょうしゅんか
ちょうしゅんか チヤウ―クワ [3] 【長春花】
(1)コウシンバラの漢名。
(2)キンセンカの別名。
ちょうしょ
ちょうしょ【調書】
a record;→英和
《法》a protocol.→英和
〜を取る put <a deposition> on record.
ちょうしょ
ちょうしょ テウ― [1] 【弔書】
人の死をいたむ書状。くやみ状。
ちょうしょ
ちょうしょ テウ― [1] 【調書】
(1)特定の事柄について調べた事実を記載した文書。
(2)訴訟法に基づいて,裁判所や捜査機関が事件の経過・内容を公証するために作成する公文書。
ちょうしょ
ちょうしょ【長所】
a strong[good]point;a merit;→英和
a virtue;→英和
an advantage (利点).→英和
長所短所 ⇒長短.
ちょうしょ
ちょうしょ チヤウ― [1] 【長所】
すぐれている点。よいところ。とりえ。美点。
⇔短所
「どんな人にも何か―がある」
ちょうしょ
ちょうしょ テウ― 【調所】
平安時代,国司の役所で貢ぎ物を取り扱う所。
ちょうしょ=は短所
――は短所
長所に頼りすぎて,かえって失敗することがあるから,長所も別の見方をするとその人の短所である。
ちょうしょう
ちょうしょう チヤウセウ [0] 【長簫】
中国の管楽器。明楽に用いる横笛。六孔。形は清笛に似ているが響孔がない。
ちょうしょう
ちょうしょう テウシヤウ [0] 【調声】
〔仏〕 法会(ホウエ)で参加者が声をあげて読誦(ドクジユ)などを行う際,指導の僧がまず声を出して一同の音声をそろえること。また,その指導の僧。
ちょうしょう
ちょうしょう テウ― [0] 【弔鐘】
死者をとむらう気持ちをこめて打ち鳴らす鐘。
ちょうしょう
ちょうしょう テウシヤウ [0] 【彫匠】
彫刻を業とする人。ほりものし。
ちょうしょう
ちょうしょう チヤウシヨウ 【長承】
年号(1132.8.11-1135.4.27)。天承の後,保延の前。崇徳(ストク)天皇の代。
ちょうしょう
ちょうしょう [0] 【寵妾】
気に入りのめかけ。愛妾。
ちょうしょう
ちょうしょう チヤウセウ [0] 【長嘯】 (名)スル
声を長くひいて詩歌を吟じること。「太気の清新洗ふが如き処に―し/日本風景論(重昂)」
ちょうしょう
ちょうしょう [0] 【徴証】 (名)スル
(1)めじるしになるものや,あかしとなるもの。証拠。
(2)証拠をあげてあきらかにすること。「之を以て開花の進不進を―するに足るものなり/日本開化小史(卯吉)」
ちょうしょう
ちょうしょう テウセウ [0] 【嘲笑】 (名)スル
あざわらうこと。「世間の―を浴びる」「―を買う」「あからさまに―する」
ちょうしょう
ちょうしょう【嘲笑】
ridicule;→英和
a sneer.→英和
〜する laugh[mock,sneer]at;ridicule.〜の的になる be laughed at <by> ;be a laughingstock <of> .→英和
ちょうしょうし
ちょうしょうし チヤウセウシ 【長嘯子】
⇒木下(キノシタ)長嘯子
ちょうしょうたっく
ちょうしょうたっく テウシヤウタクク [5] 【彫章琢句】
文章を念入りに飾りととのえること。また,その文章。
ちょうしょく
ちょうしょく テウ― [0] 【朝食】
朝の食事。あさめし。
ちょうしょく
ちょうしょく テウ― [0] 【調色】
(1)絵の具を調合して,望みの色を作ること。
(2)写真で,印画紙またはポジ-フィルムの画像の色調を,金属塩などを用いて他の色に変える技法。
ちょうしょく
ちょうしょく【朝食】
<have> breakfast.→英和
ちょうしょくばん
ちょうしょくばん テウ― [0] 【調色板】
パレット。
ちょうしわ
ちょうしわ チヤウ― 【張志和】
唐代の仙人。粛宗の時に出仕したが,のち隠居して,みずから煙波釣徒と称し,また玄真子と号す。水波の上に筵(ムシロ)を敷いて座し,頭上に鶴の舞う図が,画題として描かれる。
ちょうしん
ちょうしん チヤウ― [0] 【聴診】 (名)スル
体内に発する音を聴きとり診断をすること。心音・呼吸音・胸膜音・腸音などが対象となる。「胎児の心音を―する」
ちょうしん
ちょうしん テウ― [0] 【朝臣】
朝廷に仕える臣。
ちょうしん
ちょうしん テウ― [0] 【彫心】
心に彫りつけること。心にしみこむほど苦心すること。
ちょうしん
ちょうしん [0] 【寵臣】
気に入りの家来。寵愛の深い家臣。
ちょうしん
ちょうしん チヤウ― [0] 【長針】
時計の長い方の,分(フン)を示す針。分針。
⇔短針
ちょうしん
ちょうしん【長針】
the long[minute]hand.
ちょうしん
ちょうしん テウ― [0] 【調進】 (名)スル
注文品をととのえ届けること。調達。「取敢(トリア)へず草根木皮の煎薬を―したるは/福翁百話(諭吉)」
ちょうしん
ちょうしん チヤウ― [0] 【長身】
背丈の高いこと。長躯。
⇔短身
ちょうしん
ちょうしん【聴診】
《医》auscultation.→英和
聴診器 <examine with> a stethoscope.→英和
ちょうしん
ちょうしん【長身の】
tall;→英和
high in stature.
ちょうしんかふう
ちょうしんかふう 【寵深花風】
世阿弥の能楽用語。九位(キユウイ)の上三位の第二。幽玄で深く自由自在な芸。
→九位
ちょうしんき
ちょうしんき チヤウ― [3] 【聴診器】
聴診するための器具。1816年フランスのラエネクが発明。現在では集音部から音をゴム管で導き両耳で聴く双耳型が多く用いられるが,他に胎児の心音を聴く木製管状のもの,集音部にマイクロホンをつけて電気的に増幅して聞くものなどある。
ちょうしんけい
ちょうしんけい【聴神経】
the auditory nerve.
ちょうしんけい
ちょうしんけい チヤウ― [3] 【聴神経】
内耳より聴覚と平衡覚を脳に伝える感覚神経。内耳の聴器より発する蝸牛(カギユウ)神経と前庭や半規管より発する前庭神経とからなる。第八脳神経。内耳神経。
ちょうしんし
ちょうしんし テウ― [3] 【調進使】
⇒貢調使(コウチヨウシ)
ちょうしんせい
ちょうしんせい テウ― [3] 【超新星】
恒星進化の最終段階で起こる爆発により,恒星が急激に新星の数千倍も輝き,その後ゆっくりと滅光していく現象。あとにブラック-ホールか中性子星が残ることがある。スーパーノバ。
ちょうしんそうく
ちょうしんそうく チヤウ― [5] 【長身痩躯】
背丈が高く,細くやせているからだ。
ちょうしんりがく
ちょうしんりがく テウ― [5] 【超心理学】
現在の科学的常識を超えた,透視・念力・テレパシー・予知などのサイ現象を,実証的・実験的に研究しようとする心理学の一分野。パラサイコロジー。
→ESP
ちょうしんるこつ
ちょうしんるこつ テウ― [0][5] 【彫心鏤骨】
〔心に彫りつけ骨に刻みこむ意〕
苦心して作り上げること。苦心して詩文を練ること。ちょうしんろうこつ。
ちょうじ
ちょうじ チヤウ― [1] 【長時】
(1)長い時間。長時間。
(2)いつでも。常時。副詞的に用いる。「天子の御傍には大史の官とて八人の臣下,―に伺候して/太平記 35」
ちょうじ
ちょうじ チヤウ― 【停止】 (名)スル
〔「ちょう」は呉音〕
さしとめること。ていし。「天台座主明雲大僧上公請(クジヨウ)を―せらるるうへ/平家 2」
ちょうじ
ちょうじ【寵児】
a popular writer (文壇の);a fortune's favorite (運命の).
ちょうじ
ちょうじ [1] 【懲治】
こらしめて悪心・悪癖をなおすこと。
ちょうじ
ちょうじ テフ― [1][0] 【貼示】 (名)スル
はりつけて示すこと。
ちょうじ
ちょうじ【弔辞】
<read> a message of condolence; <make> a memorial address.⇒悔(くや)み.
ちょうじ
ちょうじ テウ― [0] 【弔辞】
人の死をいたみ悲しむ気持ちをあらわした言葉や文。弔詞。
ちょうじ
ちょうじ チヤウ― [1] 【丁子・丁字】
(1)フトモモ科の常緑高木。マルク諸島の原産。アフリカ・東南アジアで栽培される。葉は油点が多く芳香がある。花は筒状の白色四弁で香りが強く,枝頂に多数つく。蕾(ツボミ)を干したものを丁子・丁香あるいはクローブといい,香料として珍重される。また蕾・花柄・葉などから丁子油をとり,香料・薬用とする。
(2)家紋の一。丁子の実をかたどったもの。
(3)ジンチョウゲの俗称。[季]春。
(4)「丁子油」「丁子頭(ガシラ)」の略。
(5)刃文の一。丁子菊に似たにぎやかな乱れ刃。
丁子(2)[図]
ちょうじ
ちょうじ [1] 【寵児】
(1)特別にかわいがられている子供。
(2)世間でもてはやされている人物。人気者。流行児。「一躍文壇の―となる」「時代の―」
ちょうじ
ちょうじ テウ― [1] 【弔事】
(死去・葬儀などの)おくやみごと。不幸。
⇔慶事
ちょうじ
ちょうじ チヤウヂ 【長治】
年号(1104.2.10-1106.4.9)。康和の後,嘉承の前。堀河天皇の代。
ちょうじあぶら
ちょうじあぶら チヤウ― [4] 【丁子油】
⇒ちょうじゆ(丁子油)
ちょうじいろ
ちょうじいろ チヤウ― [0] 【丁子色】
丁子の蕾(ツボミ)の煎汁で染め出した色。黄みの強い茶色。
ちょうじからくさ
ちょうじからくさ チヤウ― [5] 【丁子唐草】
文様の一。丁子の実と唐草とを組み合わせた図柄。
ちょうじかん
ちょうじかん チヤウ― [3] 【長時間】
長い時間。長いあいだ。
⇔短時間
「―にわたる討論」
ちょうじかん
ちょうじかん【長時間】
for (many) hours.
ちょうじかん
ちょうじかん [3] 【懲治監】
旧刑法で,刑事責任のない幼者または瘖唖者(インアシヤ)を懲治するために留置した監獄。懲治場。
ちょうじが
ちょうじが テウ― [3] 【超自我】
〔(ドイツ) Über-Ich; 英 superego〕
精神分析学で,イドや自我とともに精神を構成するとされる,良心の機能を営むもの。イドからくる衝動や自我の働きを,道徳・良心などによって抑制し,道徳的なものに向けさせる。
ちょうじがしら
ちょうじがしら チヤウ― 【丁子頭】
〔丁子の実に似ているところから〕
灯心のもえさしの先がかたまりになったもの。俗にこれが油の中に入ると財貨を得る吉兆であるといわれた。ちょうじあたま。丁子花。「昨夜の―を喜び,今朝の愁鵲(カラスナキ)を気にやむたぐひ/滑稽本・浮世床 2」
ちょうじがすみ
ちょうじがすみ チヤウ― [4] 【丁子霞】
日本画で,絵の主要部分をひき立てるために,金箔(キンパク),砂子(スナゴ)などを用いて,画面の上下・中途に描いた,たなびくかすみの形。
ちょうじぎく
ちょうじぎく チヤウ― [3] 【丁子菊】
キク科の多年草。深山の湿地に自生。茎高約35センチメートル。葉は対生し,広披針形。八,九月,長い柄の先に黄色の頭花を数個散房状につける。クマギク。
ちょうじく
ちょうじく チヤウヂク [0][1] 【長軸】
楕円の二つの軸のうち長い方の軸。楕円で二つの焦点を通る直線から楕円が切り取る線分。長径。
⇔短軸
ちょうじこう
ちょうじこう チヤウ―カウ [3] 【丁子香】
丁子の蕾(ツボミ)で作った香料。丁香。
ちょうじざくら
ちょうじざくら チヤウ― [4] 【丁子桜】
バラ科の落葉小高木。山中に自生。四,五月,葉に先立って花弁の小さい淡紅色の五弁花を下垂してつける。花形が丁字形に見えるのでこの名がある。メジロザクラ。
ちょうじそう
ちょうじそう チヤウ―サウ [0] 【丁子草】
キョウチクトウ科の多年草。河岸や原野に自生。高さ50〜60センチメートル。葉は披針形。春,茎の上方に高坏(タカツキ)形の空色の花を集散状につける。果実は角状の袋果。
丁子草[図]
ちょうじぞめ
ちょうじぞめ チヤウ― [0] 【丁子染(め)】
丁子の蕾(ツボミ)の乾燥したものを濃く煮出した汁で染めること。また,それで染めたもの。香染めよりやや色が濃い。
ちょうじたで
ちょうじたで チヤウ― [3] 【丁子蓼】
アカバナ科の一年草。田などの湿地に自生。茎は高さ約50センチメートルで,赤味がある。葉は披針形。八,九月,葉腋に黄色の小花をつける。タゴボウ。
ちょうじちゃ
ちょうじちゃ チヤウ― [3] 【丁子茶】
丁字の鉄媒染による濃い茶色。江戸時代初期に流行。
ちょうじつ
ちょうじつ チヤウ― [0] 【長日】
(1)晩春から夏にかけての,昼の時間の長い日。
(2)多くの日数。長時日。「―の御修法始めさせ給ふ/栄花(日蔭のかづら)」
ちょうじつ
ちょうじつ テウ― [0] 【朝日】
あさひ。朝陽。
ちょうじつげつ
ちょうじつげつ チヤウ― [3][4] 【長日月】
長い月日。長年月。
ちょうじつしょくぶつ
ちょうじつしょくぶつ チヤウ― [6] 【長日植物】
日照時間が長くなり夜が短くなると花をつける植物。ダイコン・ホウレンソウ・ネギなど。
→短日植物
ちょうじつしょり
ちょうじつしょり チヤウ― [5] 【長日処理】
照明により,一日の暗期を少なくすることにより,開花を促すこと。長日植物に対して行われる。
ちょうじびき
ちょうじびき チヤウ― [0] 【丁子引(き)】
襖(フスマ)紙などで,白地に茶色の細い横線を引いたもの。
ちょうじぶくろ
ちょうじぶくろ チヤウ― [4] 【丁子袋】
丁子などの香料をたきこめたにおい袋。
ちょうじぶろ
ちょうじぶろ チヤウ― [4] 【丁子風炉】
室内によいかおりをこめるために,丁子を入れて煎(セン)じる釜をかける風炉。
ちょうじめ
ちょうじめ チヤウ― [0][4] 【帳締め】
ある期間内の帳簿に記された収入・支出などを合計すること。
ちょうじゃ
ちょうじゃ チヤウ― [0][1] 【長者】
(1)〔「ちょうしゃ」とも〕
年上の人。目上の人。年長者。
(2)〔「ちょうしゃ」とも〕
徳のすぐれた人。おだやかな人柄の人。「彼を敬愛に価する―として認めてゐた/硝子戸の中(漱石)」
(3)金持ち。富豪。「億万―」
(4)長老。芸道などの最高の地位を示す称号として用いた。「五条の三位入道は此道の―にています/無名抄」
(5)氏(ウジ)の長として一族を統率する人。氏の長者。うじのかみ。「南京(=奈良)は例なくて罪なき―を配流せらる/平家 4」
(6)宿場の遊女宿の女主人。「彼宿の―ゆやがむすめ,侍従がもとに其夜は宿せられけり/平家 10」
(7)宿駅の長。うまやのおさ。「これは青墓の―にて候/謡曲・朝長」
(8)教王護国寺の最高位の僧。勅任で定められた。
ちょうじゃ
ちょうじゃ チヤウ― 【長蛇】
⇒ちょうだ(長蛇)
ちょうじゃ
ちょうじゃ【長者】
[金持]a rich[wealthy]man;a millionaire (百万長者);→英和
a billionaire (億万長者).→英和
長者番付 a ranking list of millionaires.
ちょうじゃ=の万灯(マントウ)より貧者の一灯
――の万灯(マントウ)より貧者の一灯
〔阿闍世(アジヤセ)王が釈迦を請じて供養をし,宮殿から祇園精舎への釈迦の帰り道に万灯をともした時,貧乏な一老女も灯明をかかげようと思い,わずかの銭を都合して一灯をともしたところ,王のあげた灯明は消えたり油が尽きたりしたが,老女の灯明は終夜消えなかったという,「阿闍世王授決経」の故事から〕
貧しい人の誠意のこもったわずかなささげ物は,金持ちの世間体を飾った多くのささげ物よりまさっている。真心の尊さをいうたとえ。貧者の一灯。
ちょうじゃ=の脛(ハギ)に味噌(ミソ)を塗る
――の脛(ハギ)に味噌(ミソ)を塗る
あり余ったところに,さらに付け加えるたとえ。
ちょうじゃかがみ
ちょうじゃかがみ チヤウ― [4] 【長者鑑】
富豪の氏名・財産などを列記したもの。
ちょうじゃがい
ちょうじゃがい チヤウ―ガヒ [3] 【長者貝】
オキナエビスの異名。
ちょうじゃがん
ちょうじゃがん チヤウ―グワン 【長者丸】
富豪となるための心得を,丸薬の処方に似せて説いたもの。「―といへる妙薬の方組/浮世草子・永代蔵 3」
ちょうじゃき
ちょうじゃき チヤウ― 【長者記】
富豪の伝記。「今の小商人よく心得て,やがての―にのり給へ/浮世草子・新永代蔵」
ちょうじゃく
ちょうじゃく テウ― 【朝夕】
(1)朝と夕。ちょうせき。
(2)「朝夕雑色(ゾウシキ)」「朝夕人(ニン)」の略。
ちょうじゃく
ちょうじゃく テウ― [0] 【鳥雀】
スズメなどの小さな鳥。「晴を喜ぶ―の声耳に溢る/自然と人生(蘆花)」
ちょうじゃく
ちょうじゃく チヤウ― [0] 【長尺】
映画のフィルムの長いこと。また,そのフィルム。「―物」
ちょうじゃくぞうしき
ちょうじゃくぞうしき テウ―ザフ― 【朝夕雑色】
鎌倉時代,役所で雑用をした下級役人。
ちょうじゃくにん
ちょうじゃくにん テウ― 【朝夕人】
(1)「朝夕雑色」に同じ。
(2)江戸時代,将軍外出の際,便器を持って随行した者。
ちょうじゃさんだい
ちょうじゃさんだい チヤウ― [4] 【長者三代】
苦労して財産を蓄えても,子は遺風を受けてよく守るが,孫はぜいたくになり浪費して家を傾けるから,長者の家も三代までしか続かない,ということ。
ちょうじゃせん
ちょうじゃせん チヤウ― 【長者宣】
氏長者(ウジノチヨウジヤ)の発する文書。普通は藤原氏のものをいい,御教書(ミギヨウシヨ)の形式をとる。
ちょうじゃでんせつ
ちょうじゃでんせつ チヤウ― [4] 【長者伝説】
富豪の栄枯盛衰を語る伝説。全国的に分布し,その長者の屋敷跡と称する遺跡を伴うことが多い。「炭焼小五郎」など。
ちょうじゃばしら
ちょうじゃばしら チヤウ― [4] 【長者柱】
四間取りの住宅で,四室の接合する中心に立てる柱。地方によっては位置に相違があるが,重要な柱の一つとされている。都柱(ミヤコバシラ)。
ちょうじゃばんづけ
ちょうじゃばんづけ チヤウ― [4] 【長者番付】
長者の名を順に記したもの。特に,国税庁が毎年発表する高額納税者名簿の俗称。
ちょうじゃりょう
ちょうじゃりょう チヤウ―リヤウ [3] 【長者領】
氏長者が相伝する所領。藤原氏の場合は,殿下渡領(デンカノワタリリヨウ)ともいう。
ちょうじゅ
ちょうじゅ【長寿】
a long life;longevity.→英和
〜を保つ live long[to a great age].長寿法 the secret of longevity.→英和
ちょうじゅ
ちょうじゅ チヤウ― 【聴衆】
〔「ちょうしゅ」とも〕
〔仏〕
(1)説法や講説を聞く人々。「ある時には又行幸もあり―法用寺々に分かち召し/三宝絵詞(下)」
(2)法華八講などの講会(コウエ)に参列する僧衆の中で,講師と,講師に質問する問者以外の者。「―二十人講師三十人召し集めて/栄花(疑)」
ちょうじゅ
ちょうじゅ チヤウ― [1] 【長寿】
(1)ながく生きること。長生き。長命。「―を保つ」「―の秘訣」
(2)普通よりも長く続くもののたとえ。「―番組」
ちょうじゅう
ちょうじゅう チヤウ― [0] 【聴従】 (名)スル
他人の意見を聞き入れて従うこと。「命令に雷同―するのみ/新聞雑誌 60」
ちょうじゅう
ちょうじゅう テウ― [0] 【弔銃】
軍人などの死をとむらうため,一斉に小銃をうつこと。
ちょうじゅう
ちょうじゅう テウ― [0] 【鳥銃】
小銃のこと。
ちょうじゅう
ちょうじゅう【鳥獣】
birds and beasts.
ちょうじゅう
ちょうじゅう テウジウ [0] 【鳥獣】
とりやけもの。禽獣。
ちょうじゅうぎが
ちょうじゅうぎが テウジウギグワ 【鳥獣戯画】
絵巻。四巻。京都高山寺蔵。蛙・兎・猿を描く甲巻,鳥獣や空想の生物を描く乙巻は平安末期の作,両巻ともに描写力にすぐれるがことに甲巻は秀逸。風俗や動物の戯態を描く丙巻・丁巻は鎌倉期の作。筆致は丙巻は緻密,丁巻は粗い。各巻筆を異にする詞書のない戯画。全巻生き生きとした白描に徹した優品。筆者を鳥羽僧正覚猷(カクユウ)とする説に確証はない。鳥獣人物戯画。
ちょうじゅうせきしょう
ちょうじゅうせきしょう チヤウヂユウセキシヤウ [6] 【腸重積症】
腸管の一部がそれと続く腸管腔内へ入り込んで,腸管が閉塞され血行が妨げられた状態。乳幼児に多くみられ,発作性の嘔吐と腹痛・粘血便がみられる。
ちょうじゅうほごく
ちょうじゅうほごく テウジウ― [6] 【鳥獣保護区】
鳥獣の保護・繁殖のため,環境庁長官または都道府県知事が設ける区域。鳥獣の捕獲は,特に許可を受けた場合を除き禁止される。かつての禁猟区に代わるもの。
ちょうじゅうろう
ちょうじゅうろう チヤウジフラウ [0] 【長十郎】
ナシの栽培品種。明治中期,当麻長十郎が実生から発見したのでこの名がある。果肉は白色・多汁で,甘味が強く芳香がある。
ちょうじゅく
ちょうじゅく テウ― [0] 【調熟】 (名)スル
物事を行うのによい状態・時期になること。
ちょうじゅしゃかい
ちょうじゅしゃかい チヤウ―クワイ [4] 【長寿社会】
高齢社会の別称。高齢化の原因が平均寿命の延長などの長寿によるところが大きい場合をいう。
ちょうじゅり
ちょうじゅり テウ― 【趙樹理】
(1906-1970) 中国,現代の小説家。山西省出身。「小二黒の結婚」で作家として認められ,以後,「李有才板話」「李家荘の変遷」「三里湾」などを発表。新しい農民像を描き,毛沢東の「文芸講話」を実践して文芸の大衆化を推進。チャオ=シューリー。
ちょうじゅんすい
ちょうじゅんすい テウ― [3] 【超純水】
純水から,さらに不純物を除いた水。通常抵抗率が 18MΩ・cm 程度のもの。
ちょうじゆ
ちょうじゆ チヤウ― [3] 【丁子油】
丁子の蕾(ツボミ)・花茎から得た精油。主成分としてオイゲノールを含む。弱い局所麻酔鎮痛作用があり,歯科医療で用いるほか,殺菌・防腐薬や香料としても広く使用される。丁香油。ちょうじあぶら。
ちょうじょ
ちょうじょ【長女】
one's eldest[oldest]daughter.
ちょうじょ
ちょうじょ チヤウヂヨ [1] 【長女】
最初に生まれた女の子。
ちょうじょう
ちょうじょう テフジヤウ [0] 【牒状】
(1)まわしぶみ。回状。「一味同心に僉議して,山へも奈良へも―をこそおくりけれ/平家 4」
(2)訴訟の内容を書いた書状。訴状。
ちょうじょう
ちょうじょう テウジヤウ [0] 【超常】
常態を超えていること。「―的」
ちょうじょう
ちょうじょう テウ― [0] 【超乗】 (名)スル
(1)車に飛び乗ること。転じて,時流に乗ること。「開化―したる人物/偽悪醜日本人(雪嶺)」
(2)のりこえること。「遥方の石室を望みて走る,…―して走りて/不二の高根(麗水)」
ちょうじょう
ちょうじょう [0] 【重畳】 (ト|タル)スル[文]形動タリ
(1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「―たる山脈」「中央に―せる山系/日本風景論(重昂)」
(2)この上もなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。感動詞的にも用いる。「―の至り」「それはでかした,―,―」「御無事でお帰りなさるは何より―/色懺悔(紅葉)」
ちょうじょう
ちょうじょう【頂上】
the top[summit];→英和
the climax[peak](極点).→英和
頂上会談 a summit (conference).→英和
ちょうじょう
ちょうじょう チヤウジヤウ [3] 【頂上】
(1)山などの,もっとも高い所。てっぺん。いただき。絶頂。
(2)それより上に行きようのない状態。「この好景気もここらが―だ」
(3)もっとも高い地位にある人。
(4)頭のてっぺん。「文覚が―より手足のつまさきたなうらに至るまで/平家 5」
(5)「重畳(チヨウジヨウ){(2)}」に同じ。「お互ひに無事で―/いさなとり(露伴)」
ちょうじょう
ちょうじょう チヤウジヤウ [0] 【長上】
(1)年上の人。また,目上の人。目上。「―の教えに従う」
(2)長官。上役。
(3)律令制で,毎日出仕しなければならない官職の総称。
ちょうじょう
ちょうじょう チヤウジヤウ [0] 【長城】
(1)国または領地の境に長距離にわたって設けられた城壁。
(2)万里の長城のこと。
ちょうじょうかいだん
ちょうじょうかいだん チヤウジヤウクワイ― [5] 【頂上会談】
巨頭会談。サミット。
ちょうじょうげんしょう
ちょうじょうげんしょう テウジヤウ―シヤウ [5] 【超常現象】
自然界の法則を超越していて合理的な説明が不可能であるような現象。
ちょうじょうさんすい
ちょうじょうさんすい [5] 【重畳山水】
画題の一。幾重にも重なった山なみを描いたもの。
ちょうじょうてき
ちょうじょうてき [0] 【重畳的】 (形動)
幾重にもかさなっているさま。
ちょうじょく
ちょうじょく [0] 【寵辱】
(1)寵愛されることと恥辱を受けること。
(2)栄えることと落ちぶれること。栄辱。
ちょうじり
ちょうじり チヤウ― [0] 【帳尻】
(1)帳簿の最後の部分。
(2)収支決算の結果。「どうやっても―が合わない」
ちょうじり
ちょうじり【帳尻】
the balance of accounts.〜が合う <The accounts> balance.→英和
〜をごまかす cook the accounts.
ちょうじり=を合わせる
――を合わ・せる
(1)収支決算が合うようにする。
(2)話のつじつまを合わせる。物事の結末をつける。
ちょうじる
ちょうじる【長じる】
grow (up) <to be a great man> (成長する);→英和
[ひいでる]be good <at> ;excel <in> ;→英和
be skilled[proficient] <in> .
ちょうじる
ちょう・じる チヤウ― [0][3] 【長じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「長ずる」の上一段化〕
「長(チヨウ)ずる」に同じ。「―・じるに及んでその才能を発揮する」
ちょうじろう
ちょうじろう チヤウジラウ 【長次郎】
(1516-1589) 安土桃山時代の陶工。楽長次郎。楽焼の祖。千利休の指導のもとに侘茶(ワビチヤ)にふさわしい今焼茶碗を製作。代表作は,利休が選んだといわれる長次郎七種茶碗。
ちょうじろうしちしゅ
ちょうじろうしちしゅ チヤウジラウ― 【長次郎七種】
初代楽長次郎作の茶碗のうち,千利休が名作として選んだと伝えられる七種。黒楽(クロラク)の大黒(オオグロ)・鉢開(ハチビラキ)・東陽坊,赤楽の早船・検校・臨済・木守の七碗をいう。利休七種。
ちょうじん
ちょうじん テウ― [0] 【釣人】
釣り人。太公望(タイコウボウ)。
ちょうじん
ちょうじん【超人】
a superman.→英和
〜的 superhuman.→英和
ちょうじん
ちょうじん テウ― [0] 【鳥人】
飛行家やスキーの跳躍選手を鳥にたとえていう語。
ちょうじん
ちょうじん テウ― [0] 【超人】
(1)人なみはずれてすぐれた能力の持ち主。スーパーマン。
(2)〔(ドイツ) Übermensch〕
〔哲〕 ニーチェ哲学の中心概念。人間を超克されるべき中間者と考え,その超克の極限に立てられる概念。権力意志により積極的に生を肯定し,キリスト教にかわり善悪の彼岸にあって民衆に命令を下す。その具体像はツァラツストラとされる。
→権力意志
→君主道徳
ちょうじんてき
ちょうじんてき テウ― [0] 【超人的】 (形動)
普通の人のもつ能力をはるかに超えているさま。人間業とは思われないさま。「―なスタミナ」
ちょうす
ちょう・す 【寵す】 (動サ変)
⇒ちょうする
ちょうす
ちょう・す テウ― 【嘲す】
■一■ (動サ変)
あざける。嘲弄する。「新造とりまきむだを言って―・す/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
■二■ (動サ四)
〔■一■ の四段化〕
{■一■}に同じ。「―・すやうにうれしがらせる/洒落本・通言総籬」
ちょうす
ちょう・す テフ― [1] 【諜す】 (動サ変)
相手の様子を秘かに探る。スパイする。「直弼―・して之を知り,乃ち一網に打尽したりしかば/日本開化小史(卯吉)」
ちょうすい
ちょうすい テウ― [0] 【潮水】
海の水。しおみず。うしお。
ちょうすい
ちょうすい テウ― [0] 【凋衰】 (名)スル
やつれ衰えること。凋残。「隆冬を経て―せざるのみならず/日本風景論(重昂)」
ちょうすいろ
ちょうすいろ チヤウ― [3] 【長水路】
競泳用プールで,長さが50メートル以上のもの。
⇔短水路
〔短水路はターンの回数が多くなり好記録が生まれるので,長水路で出された記録のみが公認記録とされる〕
ちょうすいろ
ちょうすいろ【長水路】
《水泳》a 50-meter course.
ちょうすごう
ちょうすごう テウスガウ 【趙子昂】
⇒趙孟頫(チヨウモウフ)
ちょうする
ちょう・する テウ― [3] 【朝する】 (動サ変)[文]サ変 てう・す
(1)参内して天子にまみえる。主君に謁見する。「北に恐山一群の山,みな遥に我に―・するが如し/十和田湖(桂月)」
(2)朝廷にみつぎ物をする。朝貢する。「斉・楚・秦・趙も悉く―・せずと三事有べからず/太平記 4」
(3)川の水が海に注ぐ。「河水の海に―・するに似たり/滑稽本・根無草後編」
(4)向かう。「大声天に―・する」
ちょうする
ちょう・する [3] 【寵する】 (動サ変)[文]サ変 ちよう・す
特別にかわいがる。君主などが特別に目をかけてかわいがる。
ちょうする
ちょう・する テウ― [3] 【弔する】 (動サ変)[文]サ変 てう・す
人の死を悲しみとむらう。「衷心より―・する」
ちょうする
ちょう・する テフ― [0][3] 【貼する】 (動サ変)[文]サ変 てふ・す
のりではりつける。「一紙片が―・してある/北条霞亭(鴎外)」
ちょうする
ちょう・する [3] 【徴する】 (動サ変)[文]サ変 ちよう・す
(1)証拠を求める。照らし合わせる。「歴史に―・しても明らかである」
(2)求める。要求する。「意見を―・する」
(3)とりたてる。「租税を―・する」
(4)呼び出す。召す。「兵を―・する」
ちょうする
ちょう・する テウ― [3] 【潮する】 (動サ変)[文]サ変 てう・す
おもてに表す。多く,「紅を潮する」の形で,顔が赤らむの意に用いる。「満面に紅(コウ)を―・す/花柳春話(純一郎)」
ちょうする
ちょうする【徴する】
[意見を]call[ask]for <a person's opinion> ;consult <a lawyer> .→英和
ちょうず
ちょうず【手水】
washing-water;⇒便所.手水鉢 <米> a washbowl[ <英> washbasin].→英和
ちょうず
ちょう・ず テフ― 【牒ず】 (動サ変)
回状をまわす。「東坂本の敵を一人も余さず湖水に追つぱめて滅ぼし候ふべしとぞ―・ぜられける/太平記 17」
ちょうず
ちょう・ず チヤウ― 【打ず】 (動サ変)
〔「ちょう」は打の呉音〕
打ちたたく。なぐる。「見るに,―・ぜんこといとほしく/宇治拾遺 9」
ちょうず
ちょうず テウヅ [1] 【手水】
〔「てみず」の転〕
(1)手や顔を洗うための水。「―を使う」
(2)用便に行くこと。また,大小便を婉曲にいう語。「―に立つ」
(3)便所。手洗い。ちょうずば。「お―はどちらですか」
ちょうず
ちょう・ず テウ― [0][1] 【調ず】 (動サ変)
(1)こしらえる。整える。調達する。「遽に煖炉を―・ぜしめて,彼は西洋間に徙(ウツ)りぬ/金色夜叉(紅葉)」
(2)料理する。調理する。「御前にて―・じて/増鏡(おどろの下)」
(3)調伏(チヨウブク)する。「験者の物の怪―・ずとて/枕草子 25」
(4)こらしめる。痛い目にあわせる。「この翁丸,打ち―・じて犬島へ遣はせ/枕草子 9」
ちょうず=を使う
――を使・う
(1)手や顔を洗う。社寺などで,参拝前に手や口を洗いきよめる。
(2)用便を済ませる。
ちょうずいと
ちょうずいと チヤウ― 【張瑞図】
(1570-1641) 中国,清の文人・書家。字(アザナ)は長公,号は二水。詩文書画をよくし,書は独創的な行草を得意とした。書に「西園雅集図記」「後赤壁賦」など。
ちょうずおけ
ちょうずおけ テウヅヲ― [4] 【手水桶】
茶道で,蹲踞(ツクバイ)のない露地の時や,または雨や風雪が強く露地入りのできない時に,臨時に手水を盛って置く桶。赤味の杉または椹(サワラ)製で径一尺ほど。松か杉の蓋(フタ)が付いている。
ちょうずかけ
ちょうずかけ チヤウヅ― [3] 【頂頭懸(け)】
侍烏帽子(サムライエボシ)の上にかけ,あごで結び止めるようにした紐(ヒモ)。晴れの儀式に用いた。調度懸け。
頂頭懸け[図]
ちょうずだらい
ちょうずだらい テウヅダラヒ [4] 【手水盥】
手水を入れるたらい。
ちょうずてぬぐい
ちょうずてぬぐい テウヅ―ヌグヒ [4] 【手水手拭い】
手や顔を洗い清める時に使う手拭い。
ちょうずどころ
ちょうずどころ テウヅ― [4] 【手水所】
神仏を拝む前に手水を使う所。みたらし。
ちょうずのま
ちょうずのま テウヅ― 【手水の間】
内裏,清涼殿内朝餉(アサガレイ)の間の北にある部屋。天皇が毎朝洗面をする所。御手水の間。
ちょうずば
ちょうずば テウヅ― [0] 【手水場】
(1)便所のそばの手を洗う所。
(2)便所。かわや。ちょうず。
ちょうずばち
ちょうずばち テウヅ― [3] 【手水鉢】
手水を入れておく鉢。茶室の露地や,庭園の飾りにも用いられる。手洗い。
→蹲(ツクバイ)
ちょうずひしゃく
ちょうずひしゃく テウヅ― [4] 【手水柄杓】
手水に用いる柄杓。
ちょうずや
ちょうずや テウヅ― [0] 【手水舎】
神社・寺院の前に設けられた手水所の建物。四方を吹き抜けにして,四本の隅柱の上に軒深い屋根をかけ,内に水盤・水槽を備える。てみずや。
ちょうずゆ
ちょうずゆ テウヅ― [3] 【手水湯】
手や顔を洗い清めるための湯。
ちょうずる
ちょう・ずる チヤウ― [0][3] 【長ずる】 (動サ変)[文]サ変 ちやう・ず
(1)成長する。「―・ずるにしたがってますます父に似てきた」
(2)年長である。「二歳―・じている」
(3)すぐれる。秀でる。「武芸に―・ずる」
(4)程度を一段と増す。次第にはなはだしくなる。「時間が延びて行くに連れて,この感じが段々―・じて来た/青年(鴎外)」
(5)はなはだしく好む。耽(フケ)る。「酒に―・じたる男にて/義経記 5」
ちょうせ
ちょうせ テウ― [1] 【超世】
〔仏〕 世に超えすぐれていること。特に,阿弥陀仏が三世の諸仏より超えすぐれていること。ちょうせい。
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【潮勢】
(1)潮流の勢い。
(2)時勢のなりゆき。風潮。潮流。
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【調整】 (名)スル
(1)調子をととのえること。「開幕に向けて,チームを―する」
(2)ある基準に合わせてととのえること。過不足なくすること。「給料の不均衡を―する」「年末―」
(3)つり合いのとれた状態にすること。折り合いをつけること。「関係各国の意見を―する」「日程を―する」
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【頂生】
茎や枝の先端に花などをつけること。
⇔側生
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【鳥声】
鳥の鳴き声。
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【朝政】
朝廷の行う政治。
ちょうせい
ちょうせい テウ― 【超世】
⇒ちょうせ(超世)
ちょうせい
ちょうせい [0] 【澄清】
(1)すんで清いこと。
(2)世の中が清らかで平穏に治まっていること。
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【長征】 (名)スル
(1)長い道のりにわたって征伐すること。
(2)1934年から36年にかけて,国民党の包囲攻撃をのがれ北上抗日を行うため,中国紅軍が行なった華中・華南の革命根拠地から陝西・甘粛一帯への大規模な戦略的移動。国民党軍と戦いながら,およそ1万2千5百キロメートルを歩いて移動した。西遷。大西遷。
ちょうせい
ちょうせい テウ― 【調声】
⇒ちょうしょう(調声)
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【長逝】 (名)スル
死ぬこと。永眠。逝去。「卒然として―する」
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【長生】 (名)スル
ながいきすること。ながいき。「不老―の妙薬」
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【町勢】
町の人口・産業・行政・財政などのありさま。「―一覧」
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【町政】
地方公共団体としての町の政治。
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【調製】 (名)スル
ととのえ作ること。注文通りに作ること。「洋服を―する」
ちょうせい
ちょうせい チヤウ― [0] 【町制】
地方公共団体としての町の構成・権限などに関する制度。
ちょうせい
ちょうせい チヤウセイ 【長勢】
(1010-1091) 平安中期の仏師。定朝の弟子。法勝寺造仏の功により法印にまですすむ。広隆寺の日光・月光菩薩・十二神将像を製作。
ちょうせい
ちょうせい【町政】
town administration.
ちょうせい
ちょうせい【調製】
manufacture;→英和
preparation (薬・食品など).→英和
〜する prepare;→英和
make;→英和
make <a thing> to order (注文によって).
ちょうせい
ちょうせい【調整】
regulation;adjustment;tuning (楽器の).→英和
〜する regulate;→英和
adjust;→英和
tune.→英和
‖調整器 a regulator;a governor.
ちょうせい
ちょうせい テウ― [0] 【調性】
広義には,音楽において,あるひとつの音(主音)を中心に他の音が秩序づけられ従属的な関係をもつこと。狭義には,西洋近代音楽の長・短二種の調からなる和声的な調体系をいう。
ちょうせいきゅうし
ちょうせいきゅうし チヤウ―キウ― [5] 【長生久視】
〔老子〕
長く寿命を保つこと。長命。長生。
ちょうせいち
ちょうせいち チヤウ― [3] 【長生地】
殺生禁断の土地。禁猟地。
ちょうせいち
ちょうせいち テウ― [3] 【調整池】
水力発電所において,負荷変動に対応して出力を調整できるよう河川の水をたくわえた池。
ちょうせいでん
ちょうせいでん チヤウセイデン 【長生殿】
中国,清代の戯曲。五〇齣(セキ)(幕)。洪昇作。1688年完成。唐の玄宗皇帝と楊貴妃の恋愛を描く。「桃花扇」と並ぶ清代の代表的戯曲。長生殿伝奇。
ちょうせいねんきん
ちょうせいねんきん テウ― [5] 【調整年金】
厚生年金基金の通称。また,それが支給する年金。
ちょうせいふんにゅう
ちょうせいふんにゅう テウ― [5] 【調製粉乳】
乳幼児の哺育(ホイク)のために,各種の栄養成分を配合して人乳の組成に近づけた粉乳。
ちょうせいらん
ちょうせいらん テウ― [3] 【調整卵】
⇒調節卵(チヨウセツラン)
ちょうせいインフレ
ちょうせいインフレ テウ― [5] 【調整―】
国際収支の黒字超過を解消するために意図的に実施されるインフレ政策。
ちょうせき
ちょうせき チヤウ― [1] 【長石】
ナトリウム・カルシウム・カリウムなどのアルミノケイ酸塩鉱物。造岩鉱物としてたいていの岩石に含まれ,ガラス光沢があり,ほぼ白色。三斜晶系に属するものと単斜晶系に属するものとがある。成分元素によって,斜長石・カリ長石などに分ける。
ちょうせき
ちょうせき チヤウ― 【張籍】
(768-830頃) 中国,中唐の詩人。字(アザナ)は文昌。張水部・張司業とも呼ばれる。楽府(ガフ)体の詩を得意とし,政治を批判し,民衆の苦しみを歌った。
ちょうせき
ちょうせき テウ― [0] 【潮汐】
海面が周期的に昇降する現象。主に月および太陽の引力の作用による。特に,月の作用による太陰潮が大きな部分を占め,新月または満月の頃太陰潮と太陽潮が重なりあって大潮となり,上弦または下弦の頃小潮となる。ある地点での一日の干満は普通二回あり,平均一二時間二五分で次の干または満を迎え,毎日平均約五〇分の遅れを生じて現れる。
ちょうせき
ちょうせき チヤウ― [1] 【腸石】
⇒糞石(フンセキ)
ちょうせき
ちょうせき テウ― [1] 【朝夕】
(1)あさとゆうがた。あさゆう。
(2)いつも。あけくれ。日常。毎日。副詞的に用いる。「―その重恩を思う」
(3)あさばんの食事。「―に食ひ余して/浮世草子・永代蔵 1」
(4)その日。一日。「万事当座買ひにして―を送れば/浮世草子・胸算用 1」
ちょうせき
ちょうせき テウ― [0] 【鳥跡】
(1)鳥の足あと。
(2)〔中国で黄帝の時代,蒼頡(ソウケツ)が鳥の足あとを見て,文字を造ったという故事から〕
漢字のこと。
ちょうせき
ちょうせき テウ― [1] 【彫石】
彫刻に用いる石。大理石・花崗岩(カコウガン)・雪花石膏(セツカセツコウ)など。
ちょうせき
ちょうせき【長石】
《鉱》feldspar.→英和
ちょうせきそとば
ちょうせきそとば チヤウセキ― [5] 【町石卒塔婆】
鎌倉中期,高野山金剛峰寺の金堂の壇場より奥の院および慈尊院に通ずる道(町石道)の一町ごとに立てた一八〇本の道標。高さ3メートルほどの石柱で,上部が五輪の形をなす。町石(チヨウイシ)。町卒塔婆。
町石卒塔婆[図]
ちょうせきのけむり
ちょうせきのけむり テウ― 【朝夕の煙】
(1)朝夕の炊事の煙。
(2)その日その日の生計。「家職して―立てける/浮世草子・二十不孝 1」
ちょうせきはつでん
ちょうせきはつでん テウ― [5] 【潮汐発電】
「潮力(チヨウリヨク)発電」に同じ。
ちょうせきひょう
ちょうせきひょう テウ―ヘウ [0] 【潮汐表】
各地の潮汐の予報数値を記載した表。
ちょうせきまさつ
ちょうせきまさつ テウ― [5] 【潮汐摩擦】
潮流と海底との摩擦。これにより地球の自転速度が遅くなる。
ちょうせつ
ちょうせつ【調節】
regulation;adjustment;control;→英和
modulation (音声の).〜する regulate;→英和
adjust;→英和
control <birth> ;modulate;→英和
tune in <the radio> .
ちょうせつ
ちょうせつ テウ― [0] 【調節】 (名)スル
物事の具合がよいようにととのえること。ほどよく釣り合いがとれるようにすること。「産児―」「テレビの音量を―する」
ちょうせつ
ちょうせつ テウ― [0] 【調摂】 (名)スル
(1)健康保持に心を配ること。摂生。養生。「一日の―を求めざるべからざる微恙(ビヨウ)を得ることあり/金色夜叉(紅葉)」
(2)「調節(チヨウセツ)」に同じ。「諸種の感情が都合よく緩和し―せられて/一隅より(晶子)」
ちょうせついでんし
ちょうせついでんし テウ―ヰデン― [6] 【調節遺伝子】
構造遺伝子の働きを調節する遺伝子。構造遺伝子の働きを抑制するリプレッサーなどの制御性物質を生産する遺伝子や,リプレッサーが結合するオペレーター遺伝子など。制御遺伝子。
→構造遺伝子
ちょうせつこうそ
ちょうせつこうそ テウ―カウ― [5] 【調節酵素】
生体内で一連の物質交代の反応速度を調節する酵素。アロステリック効果を示す酵素と,化学反応によって改質・調節される酵素とに大別される。
ちょうせつらん
ちょうせつらん テウ― [4] 【調節卵】
卵割初期の割球の配置を変えたり,分離したり,細胞質の一部を切りとっても完全な胚(ハイ)になる卵。ウニ・ヒトデなどの卵。調整卵。
→モザイク卵
ちょうせのひがん
ちょうせのひがん テウ―ヒグワン 【超世の悲願】
〔仏〕
〔他の諸仏・諸菩薩の悲願に比べて超絶している意で〕
阿弥陀仏の四十八願。または,その中心である第十八願。超世の本願。
ちょうせん
ちょうせん テウセン 【朝鮮】
アジア大陸の東部に突き出た半島と,周辺の島々からなる地域。北はロシア連邦・中国と国境を接し,南は朝鮮海峡を隔てて,日本に対している。朝鮮民族の居住地であり,古くから大陸文化の日本への伝来に密接な関係をもってきた。紀元前二世紀初め,伝説的王朝箕氏(キシ)朝鮮を滅ぼして衛氏朝鮮が成立したが,前108年漢の武帝が侵入してこれを滅ぼし,楽浪・真番・玄菟(ゲント)・臨屯の四郡を設置した。中国の支配に対抗して,四世紀初めには高句麗(コウクリ)・百済(クダラ)・新羅(シラギ)など朝鮮の諸族が台頭してきたが,七世紀後半新羅が三国を統一。936年高麗がこれに代わり,1392年には李氏朝鮮が興って社会・文化は発展をとげた。日清戦争以降は日本が進出し,1910年韓国併合がなされた。45年日本の敗戦により解放されたが,米ソ両大国の分割占領により,北緯三八度線を境に48年朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の二つの国が成立。50〜53年の朝鮮戦争ののち,三八度線の付近に軍事境界線が引かれて,現在も,二つの国として相対峙(タイジ)している。面積22万平方キロメートル。
ちょうせん
ちょうせん チヤウ― [0] 【腸線】
羊・豚の腸でつくった糸・ひも。外科手術の縫合糸や,弦楽器の弦,ラケットの網に利用される。ガット。
ちょうせん
ちょうせん チヤウ― 【丁銭】
銭九六枚を百文として通用させる九六銭(クロクゼニ)に対し,銭百枚を百文として通用させること。丁百。満百銭。丁百の銭。調銭。
ちょうせん
ちょうせん【朝鮮】
Korea.→英和
〜の[語]Korean.〜人 a Korean.‖朝鮮朝顔 a Jimson weed.朝鮮人蔘(じん) a ginseng.朝鮮民主主義人民共和国 the Democratic People's Republic of Korea.⇒韓国.
ちょうせん
ちょうせん テウ― 【調銭】
(1)調として国家に納める銭。
(2)「丁銭」に同じ。
ちょうせん
ちょうせん テウ― [0] 【挑戦】 (名)スル
戦いをいどむこと。「チャンピオンに―する」「―的な態度」
ちょうせん
ちょうせん チヤウ― 【庁宣】
(1)遥任の国司が国衙(コクガ)の留守所に対して出した文書。
(2)検非違使(ケビイシ)別当の出した宣のこと。
(3)院庁下文(インノチヨウクダシブミ)のこと。
ちょうせん
ちょうせん チヤウ― [0][1] 【腸腺】
小腸の粘膜にある微小管状の腺。消化酵素を含む腸液を分泌。リーベルキューン氏腺。
ちょうせん
ちょうせん【挑戦】
a challenge;→英和
defiance.→英和
〜する challenge <a person,a mountain> .〜に応じる accept a challenge.‖挑戦者 a challenger.
ちょうせんあさがお
ちょうせんあさがお テウセン―ガホ [6] 【朝鮮朝顔】
ナス科の大形一年草。熱帯アジア原産。高さ約1メートル。葉は広卵形。夏から秋に,葉腋に大形漏斗状の白花を開き,表面に多数のとげのある球形の蒴果(サクカ)を結ぶ。有毒植物で,江戸時代には葉・種子を麻酔薬や喘息(ゼンソク)の薬に用いた。現在薬用には洋種朝鮮朝顔が用いられ,本種の栽培はまれ。キチガイナスビ。曼陀羅華(マンダラゲ)。
ちょうせんあざみ
ちょうせんあざみ テウセン― [5] 【朝鮮薊】
アーティチョークの別名。
ちょうせんあめ
ちょうせんあめ テウセン― [3] 【朝鮮飴】
〔加藤清正が慶長の役の際,その製法を伝えたものという〕
熊本県名産の飴。水に漬けたもち米をくだいて加熱し,水飴・砂糖を混ぜて固まらせ,短冊形に切って片栗粉をまぶしたもの。
ちょうせんうぐいす
ちょうせんうぐいす テウセンウグヒス [6] 【朝鮮鶯】
⇒高麗鶯(コウライウグイス)
ちょうせんうし
ちょうせんうし テウセン― [3] 【朝鮮牛】
ウシの一品種。雄は体重370キログラム,肩高1.3メートルほどで,雌はやや小さい。体は普通,黄褐色。柔順で耐久力に富み,役用に適し,食肉用ともする。朝鮮原産で日本にも導入された。ちょうせんぎゅう。韓牛。
ちょうせんかいきょう
ちょうせんかいきょう テウセン―ケフ 【朝鮮海峡】
朝鮮半島と日本の対馬(ツシマ)との間にある海峡。日本海と東シナ海を結ぶ。対馬海流が北東に流れ好漁場をなす。対馬海峡西水道。
ちょうせんからつ
ちょうせんからつ テウセン― [5] 【朝鮮唐津】
唐津焼の一種。慶長(1596-1615)から寛永(1624-1644)の作という。主として黒釉(コクユウ)と海鼠釉(ナマコグスリ)とを掛け分けた徳利や水指などが焼かれた。朝鮮焼に似るところからの名。
ちょうせんがね
ちょうせんがね テウセン― [3] 【朝鮮鐘】
もと朝鮮で鋳造された銅製の鐘。竜頭(リユウズ)に管があり,肩と口辺に唐草模様の帯をめぐらし,袈裟襷(ケサダスキ)がなく,飛天などの陽鋳を胴部に表したもの。朝鮮にはあまりなく,日本に多く伝わる。
ちょうせんがらす
ちょうせんがらす テウセン― [5] 【朝鮮烏】
〔朝鮮に多くすむところから〕
カササギの異名。
ちょうせんきんぎょ
ちょうせんきんぎょ テウセン― [5] 【朝鮮金魚】
チョウセンブナの異名。
ちょうせんぎんこう
ちょうせんぎんこう テウセン―カウ 【朝鮮銀行】
日本統治下の朝鮮の中央銀行。1911年(明治44)設立。普通銀行としての任務のほか,銀行券発行の特権を有し,朝鮮・満州方面における金融活動の中心となった。1945年(昭和20)10月閉鎖。
ちょうせんこう
ちょうせんこう チヤウ― [3] 【腸穿孔】
腸壁の全層を貫通する孔を生ずること。潰瘍のほか,外傷・悪性腫瘍・腸重積・腸捻転などに伴って起こり,腸内容物が流出してしばしば腹膜炎を併発する。
ちょうせんご
ちょうせんご テウセン― [0] 【朝鮮語】
朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の公用語。一般に,前者を朝鮮語,後者を韓国語という。アルタイ諸語に属する可能性もあるが,未証明。文字はもともと漢字を借用していたが,一五世紀に世宗によってハングルが制定されて以後,両者を併用。今日では学術書などを除きハングルのみで書かれる傾向がある。文法的には語順が日本語に似ており,日本語における助詞のハとガの区別に相当する助詞が存在するなどが注目される。また,極めて複雑な敬語法が発達している。
→ハングル
→朝鮮語[音声]
ちょうせんごみし
ちょうせんごみし テウセン― [6] 【朝鮮五味子】
マツブサ科の落葉つる性低木。山地に自生。葉は楕円形。雌雄異株。初夏,淡黄色広鐘形の花が下垂してつく。花後,紅色の小液果を多数穂状につける。果実は五味子といい,漢方で鎮咳(チンガイ)・強壮薬などとする。
朝鮮五味子[図]
ちょうせんごよう
ちょうせんごよう テウセン―エフ [5] 【朝鮮五葉】
マツ科の常緑高木。朝鮮,中国東北部,本州中部・四国の深山に自生。樹皮は灰褐色で鱗片となってはげ落ちる。葉は長さ約12センチメートルで,五個ずつ束生。秋,大形の松かさがつき,種子は翼がなく食用とする。材は建築・器具・彫刻などに用いる。朝鮮松。
ちょうせんしきやまじろ
ちょうせんしきやまじろ テウセン― [7] 【朝鮮式山城】
七世紀後半,白村江の戦いののち,九州・瀬戸内海沿岸の山上に築いた山城。百済人の指導で,山全体を土塁・石塁で囲んだ。
ちょうせんしぐん
ちょうせんしぐん テウセン― 【朝鮮四郡】
中国,漢の武帝が前108年に衛氏朝鮮を滅ぼし,その地に設置した四つの郡。楽浪・真番・臨屯・玄菟。漢の朝鮮支配の拠点となった。
ちょうせんしせつ
ちょうせんしせつ テウセン― [5][6] 【朝鮮使節】
⇒朝鮮通信使(チヨウセンツウシンシ)
ちょうせんしば
ちょうせんしば テウセン― [3] 【朝鮮芝】
⇒高麗芝(コウライシバ)
ちょうせんしゃ
ちょうせんしゃ テウ― [3] 【挑戦者】
挑戦する人。
ちょうせんしゅ
ちょうせんしゅ テウセン― [3] 【朝鮮酒】
朝鮮で造る酒類。米または高粱(コーリヤン)を蒸して,これに麯子(チヤウズ)を加え発酵させて造る。濁酒(マッコリ)とそれを濾過した清酒である薬酒,または蒸留酒などが知られる。
ちょうせんしゅっぺい
ちょうせんしゅっぺい テウセン― 【朝鮮出兵】
⇒文禄(ブンロク)慶長(ケイチヨウ)の役(エキ)
ちょうせんじゅつ
ちょうせんじゅつ テウセン― [3] 【鳥占術】
鳥の動作・鳴き声などによって,吉凶・異変・気象などを判断する術。鳥卜(チヨウボク)。
ちょうせんじょう
ちょうせんじょう テウ―ジヤウ [0] 【挑戦状】
挑戦する旨を記し,相手に送る書状。「―をつきつける」
ちょうせんじんきょうせいれんこう
ちょうせんじんきょうせいれんこう テウセン―キヤウセイレンカウ 【朝鮮人強制連行】
日中全面戦争以降,とりわけ太平洋戦争中にかけて,日本が多数の朝鮮人を日本その他に強制的に連行し,重労働を課したり,慰安婦あるいは兵隊として動員したこと。
ちょうせんじんぎゃくさつじけん
ちょうせんじんぎゃくさつじけん テウセン― 【朝鮮人虐殺事件】
1923年(大正12)関東大震災の直後,多数の在日朝鮮人が虐殺された事件。戒厳令下朝鮮人暴動の流言に,動揺した民衆や自警団により全国で数千人の朝鮮人が虐殺された。
ちょうせんせんそう
ちょうせんせんそう テウセン―サウ 【朝鮮戦争】
大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国との間で行われた戦争。朝鮮の独立・統一問題が米・ソの対立とからんで,1950年6月武力衝突に発展したもの。両国ともそれぞれアメリカ軍を主体とする国連軍と中国人民義勇軍の支援を受けて一進一退を繰り返したが,北緯三八度線付近で膠着状態となり,53年7月休戦となった。朝鮮動乱。
ちょうせんそうとく
ちょうせんそうとく テウセン― [5] 【朝鮮総督】
朝鮮総督府の長官。天皇に直属し,司法権を除く朝鮮支配の全実権を有した。
ちょうせんそうとくふ
ちょうせんそうとくふ テウセン― [8][7] 【朝鮮総督府】
1910年(明治43)韓国併合により,従来の韓国統監府に代わって設置された朝鮮支配の最高機関。
ちょうせんそうとくふぎごく
ちょうせんそうとくふぎごく テウセン― 【朝鮮総督府疑獄】
朝鮮総督山梨半造が,京城に取引所を設置するにあたり,米穀商から賄賂を受け取った事件。1929年(昭和4)発覚。